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クリス( wkdU )
07/04/12 17:52(更新日時)

ジャンルは未来形戦闘物。スターウォーズみたいな。

ルール
キャラは15人限定!!主人公クリス(主)とそれぞれ医師、メカ強さん、魔女、パイロット、宇宙人、なんでもOK♪♪15人でお話を作っていきましょう。上に番号と役名、名前 性別を書くことが条件。それでは

① 剣士 クリス 女
 
ここは戦地ダテスティン王国。私、クリスは王女の用心棒として王宮にいた。

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No.405545 06/10/22 23:09(スレ作成日時)

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No.500 07/04/12 17:52
高校生389 

>> 499 ⑭「むっ…」

キックは竜剣に手をかける。

③「キック!」

セレナは首を横に振る。

カリーナ「おっかないねぇ。竜人ちゃん(笑)」

ローナ「カリーナ止めなよ」

小学生ぐらいの女の子が言う。

ザック「コイツ…見たことあるぜ…セレナ姫だ」

大柄の機械男が不気味に身体を震わせながら言う。

デビル「もぐもぐ…」

カリーナ「セレナ姫?あのセレナ姫か?ザック本当なんか?」

ザック「そうだ。俺の記憶は絶対だ。なんせ9割はロボットだ」

ローナ「残り一割が信用出来ないのが一番問題」

ローナはザックの頭を指さしながら言う。

カリーナ「ついとるわぁ~これで、うちらも金持ちやんかぁ~!!」

カリーナは大人びた外見では想像出来ない子供染みた動きで嬉しさを表現する。

ローナ「また飛び跳ねて…止めなよカリーナ」

カリーナ「ローナちゃん!そんなん言っても、うれしいやんか!!小娘捕まえただけで一生遊べる金貰えるやで!」

外見が子供のローナの方がよっぽど大人に見える。

⑭「姫どうやら余り友好的ではないようです」

キックは剣を抜く。

③「ナナさんのお仲間のようですから!話せば分かってもらえます!乱暴は駄目!」

No.499 07/04/11 05:23
アル中35 ( 30代 ♂ )

>> 498 デビルを追いかけキック少し後ろからセレナがさっき通った道を走って行く。

⑭「追いつかない…デビルは、食い物になると本領を発揮するな…」
③「ハアハア…本当だわ…」

商店街の方に着くと、既にデビルは食料を買って店前の道端で食べていた。

デビル「はぐはぐ…うめっ…くちゃくちゃもぐもぐ…」
通行人は邪魔そうに通っている。

⑭「あいつは、まったく…」
手のひらで顔を覆った。
③「ハアハア…流石はデビルってことかしら。でも、通行人の邪魔だからどかしましょう。」
セレナは呪文を唱えるとデビルに小さい杖を向けた。

デビル「ん!?」
ふわふわっ
「うわーーっ!!」
食料とデビルは宙に浮き広場へと飛んでいった。
ドスン
デビル「いてて…がつがつ…」
③「もう、食べてるわ…」
⑭「…。」

「あんたら、うちの工場の一本道から来たみたいやね?」
ナイスボディで髪は肩までパーマがかかっており体から色気ムンムンの女性が言う。
「お客様?」
金髪で子供ぐらいの女の子は尋ねる。
「おかしな、黒いやつがいるぜ。売ったら幾らかな。」
頭以外体が機械の男が言う。
セレナたちに近づいて来た。

No.498 07/04/09 18:38
高校生389 

>> 497 ナナ「皆さん…盛り上がってるとこ悪いんだが」

両手に工具を持ちながら言う。

ナナ「俺たちは船を改造するからよ」

ヤン「ガハハハハ」

ヤンは重機を操作し、凱の船を持ち上げる。

隼「じゃま…ってことだ」

隼は目にも止まらない早さで資材を運んでいく。

③「あ…」

早々と進められていく改造作業。

隼「邪魔だ」

⑭「すっすまん」

セレナたちは邪魔にならないようにすればする程、邪魔になっているようである。

タカの子「使えない」

⑤「悪かったな!」

セロ・リオはナナたちを手伝っているだ。

ナナ「中々筋がいい」

⑪「えっへん」

機械の知識がないセレナとキック(+デビル)は邪魔にならないように隅で見守る。

⑦「ナナ!そこはシルバー素材の強化シルバーで頼む!あとそこは…」

セレナたちは蚊帳の外状態だ。

⑭「姫…我らは終わるまで町見学でもしましょうか。ここにいても仕方ない」

③「えぇ。そうですね。私もそう言おうとしていたところです」

デビル「そうと決まれば!」

デビルは一目散に走っていく。

③「デビルったら」

⑭「こら!勝手にいくな!」

No.497 07/04/09 17:00
アル中35 ( 30代 ♂ )

>> 496 一方、赤色小惑星…

アイシス「ふうっ…」
汗を拭いながらクリスの気功手術を五時間続けていた。

「このクリスと言う女性は外傷はかすり傷だけど、内部から雷と闇を纏った変わったオーラ(気)でやられている…」
両手を白く光らせながらダメージの大きい腹部をさする。

助手1「確か、この技の使い手を他の星雲で聞きました。」
アイシスと同じように手をかざしている。
助手2「私も噂では…連合軍総将軍"雷"と名を聞きました。」

アイシス「雷と闇の二つの性質のオーラを合わせるとは、凄い奴がいたものね。」
三人は違う気をクリスに送り治療を続けた。

アイシス「凱が戦っている相手は化け物クラスだわ。あいつ戦い好きの負けず嫌いだから修行しまくりだろうな…」
一人小声でぶつぶつ言っている。

助手2「何か、言いましたか?」

アイシス「いいや、それより後半日かかりそうだ…二人とも気合いを入れるわよ。」

助手1・2「はい!」

クリスの顔にだんだん血の気が戻ってきていた。

No.496 07/04/06 02:06
アル中35 ( 30代 ♂ )

>> 495 ⑦「よし、決めたぜ!装甲をまず厚くして耐久性をアップさせる。重くなるから、ハイパーブースターをもう一つ付けてスピードをアップ!後は四連レーザーキャノン砲を両サイドに付けて貰う。」
「ナナ、全部で幾らだ!!」

ナナは、電卓をはじく。
ナナ「500万サーナからちょいと足が出るが…俺とお前の仲だ。500万サーナでいいぜ。」

⑦「ありがてえ。恩に着るぜ!どれくらい掛かりそうだ?」

ナナ「総掛かりでやって丸一日はかかるな。」

⑦「分かった。まずさっきの賞金から300万サーナ払う。後は船が仕上がったら俺様の宇宙バンクから200万サーナを支払う。」
ドサッ
凱はアタッシュケースから現金を出してナナに渡す。
⑦「残りの金はみんなで分けてくれ。」
ポンとケースをセロに投げる。
⑤「まずは、自分から。」
セロは40万サーナずつ渡していく。
⑪「やった~っ!何に使おうかな…」
デビル「ジュルジュル…さっきの市場で食いもんを買わなくちゃ」
③「私も良いの!うふっ、新しい洋服買うわ。」
⑭「……貯金する。」みんなはキックの予想外の言葉に笑った。

No.495 07/04/04 12:38
アル中35 ( 30代 ♂ )

>> 494 中に入ると、尾翼の部分やブースターやレーザーキャノン砲など船の色々なパーツが所狭しと並べられている。
然も、最新型が多い。

⑤「わ~凄いよ。また、自分の船が欲しくなってきた。」
セロは、目を輝かせばながらゆっくり見て行く。

ナナ「はっはっは!どうだ、気に入ったか。凱の知り合いだから値引きするぜ!」

⑦「あるある。お宝の山だぜ!船の装甲頑丈にして、ハイパーブースターも新型にかえて…あっ、これもいいぜ。」
凱も、子供のようにパーツを食い入って見ている。

ヤン「決めたら、俺に言ってくれ、運んでやるからよ!」

③「私にも、手伝わせてね。」

ヤン「ガハハハッ。頼もしい姉ちゃんだ。気に入った!」

ナナ「然し、いねぇなあ…あいつ等は何処ほっつき歩いてるんだ。」
キョロキョロと辺りを見回す。

隼「みんな、気ままだからな…。」
尻尾を揺らしながら腕組みをして、鉄柱にもたれかかっている。

No.494 07/04/03 21:49
高校生389 

>> 493 ナナがアジトと言う建物の前にはゴミと見分けがつかない機械の部品が山のように積まれている。

ナナ「足元には気をつけなよ」

セスナたちはゴミの上を進んでいく。

アジトの入口は分厚そうな鉄扉でできており、前に一人のエルフが立っている。顔は長い髪で隠れていて見ることが出来ない。

「遅かった…お前ら…」

エルフはそう呟く重たそうな扉を開け、中に消えた。

⑦「ありゃ?タカの子じゃねぇかぁ…お前と一緒に船に乗ってたんじゃねぇのかよ!ってきり船から降りてきないから船で留守番してると…思ったぜ」

ナナ「ふっ。アイツは緑の惑星でタコを倒したら、とっと帰ったんだ…移動能力でな。だがそれぐらいで驚くな。アイツは特別だ…なんせ…歴代の中のエルフ最強王と同じエルフの加護を身につけてるんだ…」

⑦「エルフの加護?…だが惑星の間をワープするなんて可能なのか…人間(エルフ)に…魔法使いでも限られた者しか出来ないぞ」

「アイツに不可能はない…アイツはやる気がない以外は完璧な存在だ…神の子…さぁ早く入りな」

ナナは悲しそうに言う。

⑦「神?」

「さぁ…この話は終わりだ…早く入ってくれ!残りの中も紹介する!」

No.493 07/04/03 17:01
アル中35 ( 30代 ♂ )

>> 492 賑やかな商店街を通り抜け住宅街に差し掛かると一つの脇道に入って行く。

ナナ「後に着いてきなっ!」

⑤「何処まで連れて行くんだ?」

ヤン「もうすぐだ。然し、この道は狭くていつも苦労する。」
体を横にしながら蟹のように歩いて行く。 その両肩にはデビルとリオが痴話ゲンカをしている。

デビル「さっきの通りの物全部食べたい!!」
⑪「むちゃくちゃ言うなよ全然役に立たないくせに。」

デビル「タコはちゃんと手伝ったぞ!」
⑪「それは、お前が食べたいからだろ。」
その様子を見てセレナと凱はため息をつく。

⑭「…。」
隼「…。」
二人は皆の後から無言でついて行く。

やっと抜け道を出ると、一つの工場みたいな建物が見えてきた。

ナナ「あそこが、我らのアジト兼パーツや武器なんかを売っているんだ。」

⑦「よし、これで俺様の船がパワーアップ出来るぜ!」
そう言うと凱はナナたちのアジトへ小走りになった。

No.492 07/03/31 14:51
高校生389 

>> 491 「はっ…皆さん!ようこそ!青の惑星第三水の都へ!」

警備兵らしき男が此方に気づき話しかけてきた。

ナナ「お勤めご苦労さん。はいよ!許可書!後ろの奴らは俺の連れだ」

警備兵は許可書を受け取ると隅々まで目を通す。

「確かに宇宙海賊.船長.キャプテン・ドグロ様の印…お入り下さいませ」

ナナ「許可がおりた。皆ついてきなぁ!」

⑦「あぁ」

セレナたちはナナの後に続く。

奥に勧むと人も徐々に増えてきて、賑やかになってきた。

ナナ「はぐれるなよ!」

⑦「分かってる。皆ついて来てるかぁ?」

⑭「何とかな」

③「えぇ。凄い人」

ヤン「ちっこいのは俺様に任せてな!」

ヤンの肩にはリオとデビルが乗っている。

⑤「はぁ~人混みって嫌いなんだよなぁ」

どうやら、市に来たようで、両脇には店が並んでいる。肉・魚・野菜、水中の都市と言うのになんでもある。

デビル「お…美味しそう…」

⑪「駄目~!あっ!こらっ!」

デビル「ぎゃぁ!はなしてぇ~」

今にも店の商品に飛びかかろうとするデビルをリオは必死に止めている。

ヤン「ガハハハハ!」

隼「……ふん」

No.491 07/03/31 01:49
アル中35 ( 30代 ♂ )

>> 490 ピピッ ピピッ
『凱、誘導するから自動操縦に切り替えてくれ!』

カシャカシャ
「OKやったぜ!ナナ。」

徐々に透明のドームが近くに見えてくるとハッチが開きその中に入って行った。
部屋みたいな所に入ると後方のハッチが閉まり、海水を抜いて前方のハッチが開いた。凱はシャドーmkⅡを飛行モードに戻す。
そのまま巨大な通路を船は走る。そこを抜けると、船を泊めるドッグにでた。

賞金稼ぎ7の隣りに船をつけると皆、船から降りた。

⑪「すげーな…馬鹿っ広いし。」
キョロキョロと辺りを見回す。

⑤「あっ、あそこに人が立ってる行ってみよう。」

No.490 07/03/30 22:09
アル中35 ( 30代 ♂ )

>> 489 ゴボゴボゴボッ

澄み切った青海に入ると、凱はスクリーンパネルに外の映像を映し出した。

③「うわあ~っ!!」
シートから立ち上がりスクリーンをマジマジとセレナは見た。
太陽の光が差し何か神々(こうごう)しい感じさえする。

⑪「魚の群れが綺麗だ…」
リオもうっとりと赤や黄・青など色とりどりの魚を眺めている。


ゴボゴボゴボッ
PPP
「スイシン 1000メートル」

⑤「まだ、着かないのかなあ…段々真っ暗になって、この船のライト分しか見えないよ。」
⑭「…。」
キックは壁にもたれかかって、腕を組んだまま目を瞑(つぶ)っている。

ゴボゴボゴボ
「スイシン 2000メートル」

⑦「ふう~っ!ようやく下に灯りが見えてきたぜ。」

そこは、大きな透明のドームに包まれており、中には巨大なビルや工場が建ち並んでいた。ちょっとした街になっているように見えた。

No.489 07/03/30 21:39
アル中35 ( 30代 ♂ )

>> 488 ③「私は、行きます。色々な惑星を見て自分の糧にしたいの。」

⑭「姫が行くなら、護衛がいるな俺も行く。」

⑪「ぼくは、ナナって奴の大錬金術師が気になるから行くよ!」

⑤「俺は、奴ら嫌いだけどメカニックとしては、どんな新型パーツがあるか見てみたくはある。」

⑦「決まりだな!!」
「んっ、デビルはどうした!?」
辺りを見回しても、いない。

⑪「ほら、そこに居るよ。」
凱の背中を指差すと黒いマリモみたいな毛玉がくっついていた。

皆、それぞれの思いを乗せてシャドーmkⅡは発進した。


賞金稼ぎ7の後を追いかけ青の惑星の大気圏を突破すると、その景色を見て皆は驚いた。

⑤「なんだ…この星は…」

⑪「どこ見ても、青い海しか無いじゃん。」

ピピッ ピピッ
『はっははは!どうだ、ビックリしたか!そのまま、潜水モードにして海に突っ込め凱!!』

カシャ カシャ
⑦「ナナ、了解!!シャドーmkⅡ、潜水モードON」

ガシャガシャン
翼が引っ込み後ろのブースター部分が閉じ両サイドにスクリューを出し海に突っ込んだ。

No.488 07/03/30 20:58
アル中35 ( 30代 ♂ )

>> 487 ナナ「はっははは!悪いな。そう言うことなんで…」

⑭「貴様っ!!」

⑦「まあまあ、昔からああいう奴なんだ。」
竜剣で斬りかかろうとするキックを凱はなだめる。

③「私は大丈夫だから…だから、やめて!!」
セレナは涙を目に溜めて叫んだ。

⑭「今は、セレナ姫に免じて引くが、もう一度こんな事があったら容赦しないぞ。」
⑤「俺も…」
⑪「ぼくもだよ!」

三人はまだ睨んだままだ。

ヤン「ガハハハ、逃げも隠れもせんわい。」
巨大なハンマーを軽々と右肩にのせ船に歩いて行く。

隼「・・・・。」

ナナ「新型パーツが欲しいなら青の惑星に来ることだな。待ってるぜ。」
そう言うと、賞金稼ぎ7に乗り行ってしまった。

まだ、三人の興奮は治まらない。

⑦「すまねぇな、あいつらは各種族の集まりでな、こういう仕事をしてると気を抜けないからな、身を持って教えてくれたのさ。」
「俺様も、お前らと会わなかったら、あんな感じのままだったかもな…」

⑭⑤⑪「…。」

「俺様は、青の惑星に行くがお前等どうする?」

No.487 07/03/24 15:16
高校生389 

>> 486 ⑦「…」

凱たちはいつでも動けるように武器に手をかける。

ナナ「なぁ…凱」

お互い見つめ合い緊張が走る。

⑪「ゴクッ……」

ナナ「…」

そして、沈黙になる。

⑦「…」

凱が動こうとした時、ナナが両手を上げる。

ナナ「はっははは」

ヤンと隼も同じく両手を上げる。セレナは直ぐに逃げる。

ヤン「ガハハハハ!!」

隼「ふ…」

三人はいきなり笑い始めた。

ナナ「冗談だ…冗談…はっはははは」

⑦「ったく…びびらせやがってよ」

凱は剣から手を離す。

ナナ「ただ姫様たちに分かって貰いたかっただけさ…このピンタゴ星雲には賞金稼ぎが山ほどいる。既にセレナ姫がここに来てるって情報が出回ってるぐらいだ…セレナ姫を狙ってくる輩も出てくるはずだぜ」

⑭「わざわざ…教えてくれたのは有難いが…貴様らがセレナ姫を狙ってないとは言いきれん」

キックは剣を抜き、構える。

⑤「初対面に…あの冗談は…きついと思うよ」

セロは銃を抜く。

⑪「笑えないしね」

リオは鉄球を握る。

③「皆!落ち着いて!争っても得にならないわ!」

⑦「コイツは冗談好きでな。そこが玉に傷なんだが…ゆすしてやってくれ」

No.486 07/03/24 14:41
高校生389 

>> 484 ナナ「いや…俺たちもタコ狩り中だったんだ。で偶然お前らを見つけたわけよ」 ナナはセレナたちの方を見る。 ナナ「一匹狼だったお前が仲間を連… ヤン「頭…切り上げるのは…ちと早えぇよ!」

隼「そうだ…」

③「!!」

突然現れた狐人の男がセレナに剣を向ける。

隼「俺は隼(はやぶさ)…よろしくな」

隼はセレナの喉に剣を突きつける。

③「っ…」

⑭「貴様!」

キックは剣を抜こうとするが

隼「動くな…大事な姫様が死ぬことになる」

⑭「ちっ…卑怯な」

⑤「おい!凱!お前の知り合いじゃないのかよ!」

⑪「えっ…何…」

デビル「アイツら(協会員)にタコ全部燃やされた(泣)」

皆、いきなりの裏切りに困惑している。

⑦「ナナ…どういうつもりだ?」

ナナ「……」

ヤン「動くんじゃねぇぞ!!」

ヤンは巨体に相応しい、巨大なハンマーを構え、キック・セロ・リオ・デビルを牽制する。

ナナ「まぁ…賞金稼ぎの俺たちがセレナ姫に気づかないと思ってるのかな?」

ナナはセレナに近づき、吐息がかかるほど近かくで顔を見る。

③「ゃぁ…」

ナナ「連合軍が出してる賞金は…ケタ違いの額だ…こんなか弱い姫に…なんでそんな賞金かけてるのやら…けっ」

セレナの顔を見るのを止め、凱の方に向き直る。

No.485 07/03/24 14:14
高校生389 

>> 484 ⑭「アレは…」

協会の船は次々に島に着陸していく。

③「なんなんですか…あの人たちは」

⑤「謎多き…財団協会だよ。本部はおろか…協員すら誰一人謎の団体だよ。一部の説では魔法協会に関連してるとかなんやら」

協会の船からは次々、近代的な服装の人たちが降りてくる。顔は鎧のような物で覆われいる。

「これより…死骸回収・処分をさせて頂きます。」

協会員たちは手慣れた動きで大ダコの死骸を火炎放射器で焼いていく。

「凱様…ナナ様…此方に」

協会員の一人がケースを手渡す。

⑦「おっサンキュー!」

ナナ「毎度」

「私は仕事がありますのでこれで」

ナナ「凱。船のパーツがいるんだろ?」

ナナはケースに入っている現金を確認しながら言う。

⑦「あぁ。よく分かったな」

ナナ「あの傷だらけの船を見れば誰だってわかるぜ。パーツなら俺の基地に来な!安くしといてやるよ~なんたって、本業は商人だからな(笑)」

⑦「確かお前の基地は青の惑星だったっけか?」

ナナ「そうだ…俺の船について来たらいい。俺たちも今日はこれで切り上げるからな」

No.484 07/03/23 22:05
高校生389 

>> 483 ナナ「いや…俺たちもタコ狩り中だったんだ。で偶然お前らを見つけたわけよ」

ナナはセレナたちの方を見る。

ナナ「一匹狼だったお前が仲間を連れてて、びっくりしたぜ」

⑦「色々あってな。おっ…皆お前のことが気になるようだな」

セレナたちが近づいてくる。

ナナ「皆さん。私は【賞金稼ぎ7】というチームの頭…ナナです。よろしく。あっちのでかいのはヤンです。気は荒いんですが、根はいい奴です」

ヤン「ガハハハハ!うめぇ」

ヤンはデビルと一緒にタコを食っている。

③「ナナさんですか…私はセレナです。」

⑤「俺、セロ」

⑪「僕リオで~す」

⑭「…キックだ」

⑦「皆!紹介遅れたな!コイツはリオと同じく錬金術師で…まぁ俺の友だ。う?」

ゴオオオオオ

ナナ「おっ…協会の奴らが来たようだ」

数隻の船が此方に向かってきている。船体には赤い十字架のマークが入っている。協会の印だ。

⑦「おっ!来たか!金!」

  • << 486 ヤン「頭…切り上げるのは…ちと早えぇよ!」 隼「そうだ…」 ③「!!」 突然現れた狐人の男がセレナに剣を向ける。 隼「俺は隼(はやぶさ)…よろしくな」 隼はセレナの喉に剣を突きつける。 ③「っ…」 ⑭「貴様!」 キックは剣を抜こうとするが 隼「動くな…大事な姫様が死ぬことになる」 ⑭「ちっ…卑怯な」 ⑤「おい!凱!お前の知り合いじゃないのかよ!」 ⑪「えっ…何…」 デビル「アイツら(協会員)にタコ全部燃やされた(泣)」 皆、いきなりの裏切りに困惑している。 ⑦「ナナ…どういうつもりだ?」 ナナ「……」 ヤン「動くんじゃねぇぞ!!」 ヤンは巨体に相応しい、巨大なハンマーを構え、キック・セロ・リオ・デビルを牽制する。 ナナ「まぁ…賞金稼ぎの俺たちがセレナ姫に気づかないと思ってるのかな?」 ナナはセレナに近づき、吐息がかかるほど近かくで顔を見る。 ③「ゃぁ…」 ナナ「連合軍が出してる賞金は…ケタ違いの額だ…こんなか弱い姫に…なんでそんな賞金かけてるのやら…けっ」 セレナの顔を見るのを止め、凱の方に向き直る。

No.483 07/03/23 21:31
高校生389 

>> 482 ⑦「ふっ…小さな脳を撃ち抜くなんて芸当…お前たちぐらいしか出来ねぇよ…大錬金術師さんよ」

凱は立ち上がる。タコたちが死んだことにより、超音波も消えたのだろう。

「懐かしい呼び名だ」

⑦「久しぶりだな!ナナ!」

凱と男は抱き合う。

⑤「なんだ…知り合いか」

⑭「そのようだ」

セレナたちは突然現れたナナを少し離れた所から見ている。

ナナ「お~い!降りてこいよぉ!」

彼が乗っていた船はゆっくり、島に降りてくる。

⑦「で…7人の内、何人来てるんだ?さっきの精密射撃からして【タカの子】はきてるようだが…」

ナナは着陸した船の入口を見ながら言う。

ナナ「あぁ。タカの子はきてるぜ。あとは…」

ドン…

船から勢いよく巨人族の男が出てきた。背丈は5mゆうに超えている。

ヤン「ガハハハハ!!ぎょさん…タコが死んどるわい!」

巨人の男は転がっている大ダコの死骸を蹴る。何百キロはあろうかと言う死骸は数m先に飛んでいく。凄まじいパワーの持ち主だ。

ナナ「お前は知らんだろうが…つい最近チームに入った【ヤン】だ。」

⑦「でも…助かっぜ。お前ら来てくれてよ」

No.482 07/03/23 19:33
高校生389 

>> 481 ⑪「かちょいぃ」

上空で、しかも、高速で移動していた船から落下して、登場した男にリオは興奮している。

③「貴方は」

「始めまして…」

男は紳士的にお辞儀すると頭を抱えて倒れている凱に近づいていく。

「凱…情報収集しないのは相変わらずだな」

凱は微かに笑う。

「あの大ダコは…政府軍が投入した生物兵器でな。」

彼が乗っていた船は旋回して、此方に再び、飛んでくる。

「銀狼に大影響を与える超音波を放つ化物だ。その超音波のせいで宇宙海賊も手を出せずにいるってわけよ。まぁハーフのお前がここまで苦しそうにするんだから、銀狼が手を出せないのは当たり前だがな」

彼の船はその最新レーザー砲で次々にタコの頭を撃ち抜いていく。

「でだ…俺たち【賞金稼ぎ7】が雇われたってわけよ。俺たちはもうあのタコ者を数十匹は倒してるんだが…全滅させるのには後少し時間がかかるなぁ…なんせこの緑の惑星中にいるからな」

男は自分の乗っていた船を見る。セレナたちを襲っていたタコの群れも全て、頭を撃ち抜かれ、倒れている。どうやら頭が弱点だったようだ。

「まぁ…あのでかい頭にある小さな脳を撃ち抜けばこの通りよ」

No.481 07/03/23 19:15
高校生389 

>> 480 「アイツは…凱か?」

大ダコの群れに気をとられ、セレナたちは気づいていないが、上空から、見ている者がいた。

「間違いない!あの倒れているのは…凱!」

最新型の宇宙船(戦闘機)に乗っている。船には【賞金稼ぎ7】と書かれている。




一方、セレナたちは大ダコの群れにかかんに挑んでいる。

セレナが痺れの魔法をかけ、デビルは体毛を数百m伸ばし、大ダコたちの動きを止めている。だが、タコの数が多すぎて、全てのタコの動きは止めることが出来ずにいる。

⑭「ちっ!流石にきついな!」

キック・セロ・リオたちは各々の武器で攻撃しているが、数が多いため、苦戦している。

⑭「くっ…」

船で逃げるか…と考えている時、頭上から豪快なエンジン音が聞こえてきた。

ドゴドゴドゴドゴ

⑤「なんだ?このエンジン音は?」

「ヤッホー!凱久しだぜぇ!」

一隻の宇宙船が荒運転で、通り過ぎていく。通り過ぎ際に船から一人の男が飛び降りる。

ドシャァァ

男は地面に着地する時、鈍い金属音を上げ、数百mから落下したにも関わらず、擦り傷一つ負っていない。

No.480 07/03/23 18:41
高校生389 

>> 479 ⑭「そうか…なら」

キックは再び、剣を構える。

⑭「待つ間…タコ退治といこうか」

キックは海の方を指差す。

⑤「なっ……」

⑪「マジ…」

③「やっぱり…簡単には終われませんね」

デビル「むしゃ…むしゃ…あっおかわり来た…」

海からは数匹の大ダコの頭が見える。どうやら、仲間を呼んだようだ。

⑦「一匹じゃないのかよ…くっ…頭が…」

凱は膝をつく。

③「凱!!」

大ダコ数匹がどんどん近づいてくる。

⑭「これは…厄介な事になってきた」

キックは後ろを指差す。後ろからも大ダコ数匹が近づいてきている。いや周り全ての海に大ダコの姿を確認出来る。

③「数匹なら未だしも、これだけいたら…」

⑭「とにかく、姫は出来るだけ多くのタコを足止めしてください!セロ!リオ!援護を頼む!」

三人は頷く。

⑭「デビル!食べばかりいないで戦え!!」

キックは足にかじりついているデビルを掴むと上陸してきている大ダコの群れに投げる。

デビル「えぇ~うわぁぁ」

キックも空を飛び、デビルの後に続く。

No.479 07/03/23 18:24
高校生389 

>> 478 ③「痺れの魔法!!」

セレナは必死に足掻いている大ダコに杖を向ける。

暴れていた大ダコの動きが止まる。

どうやら、足を失う度に超音波も弱くなるようで、凱も元気を取り戻している。

⑦「やっと耳鳴りがきえたぜ…!!」

⑦「ガイブレイド!!」

凱はオーラに包まれ、己自身が剣となり、残りの足を軽々と切り落とす。

デビル「むしゃ…むしゃ」

デビルは切り落とした足を美味しいに食べている。

⑤「さぁ~このタコどうする」

大ダコは全ての足を失い、動くことすら困難のようだ。

⑦「あぁ。今、協会(賞金協会)に連絡するから…待ってくれ」

凱はブレスレットでシャドーと交信する。

⑭「案外簡単に倒せたな。」

⑤「だね。これで500万サーチなんだからなぁ…俺も賞金稼ぎになろっかなぁ」

本気で考えているセロであった。

⑪「いえぃ!!大ダコ!撃破!!経験値ゲット!」

③「リオったら…ゲームじゃないんだから(笑)」

⑦「今、連絡したからよ。直ぐに協会の奴が来ると思うから、それまで待ってくれ」

No.478 07/03/23 18:01
高校生389 

>> 477 ⑭「ちっ!」

大ダコは8本の足を鞭のように動かし、中々、近づけさせない。

⑪「僕に任せて!!」

リオは腰につけたポーチから、小さな鉄球を一握り、掴む(数十個)と頭上に投げる。

⑪「鉄鉄砲!!」

投げられた鉄球は銃弾のように大ダコの足を蜂の巣にする。並みの散乱銃より、威力があるようだ。

⑤「おっ!やるねぇ!」

ドカァ~ン

セロは蜂の巣になって、耐久性が落ちた足を小型バズーカーで撃つ、足は軽々と吹き飛んだ。これで足は7本になった。

⑭「ほら!もう一本!」

痛みで疼いている大ダコの隙をつき、キックは間合いを縮める。

⑭「竜刀の力!!受けてみろ!!」

竜刀が雷に似たオーラに包まれる。

⑭「はぁぁぁ!!」

キックは巧みに空を飛びながら、剣振り、足を次々切り落としていく。竜刀は振る度、力を増し、剣音は竜の雄叫びに似ている。

⑦「お~すげぇな!あの剣…」

大ダコの足はキックに切り落とされ、3本に減っている。だが、大ダコもこのまま易々とやられるわけにはいくまいと残っている足を動かし、キック牽制し、足を守る。

No.477 07/03/23 10:55
アル中35 ( 30代 ♂ )

>> 476 キュィーーーン
大ダコから耳を切り裂くような、超音波が聞こえる。

⑦「がああーっ!!」
皆、耳を押さえた。凱だけが地面に転がりまくる。

③「どうしたの!?大丈夫!!」
セレナは、凱に駆け寄った。

リオとセロも後に続く。

⑦「ぐお~っ!!」
なおも、強烈な超音波が続く。

⑭「恐らく、凱にだけダメージを与える何か特殊な音を発しているんだ。早く倒さなければ、凱が危険だ。」

⑤「多分、海賊たちもそれで近寄れないんじゃ…」

ミシミシッ
大ダコは暴れ8本の触手でリオの作った檻が壊されそうになる。

⑪「早くやっつけちゃおうよ。」

③「そうね!早くしないと凱が死んじゃう。」

デビル「ほんとだよ。壊されて逃げちゃうよ。」

皆は、一斉に大ダコに向かった。

No.476 07/03/22 23:50
アル中35 ( 30代 ♂ )

>> 475 ⑦「然し、デカいな!」

ドゴオ~ン
ドゴオ~ン
凱の船の5倍はありそうな巨大タコは、暴れまくっている。
③「足がうねうね動いて気持ち悪い。」
顔をしかめながらセレナは言った。

デビル「え~っ、美味しそうだよ。」
それとは、反対にヨダレを垂らして言う。

⑤「取り敢えず、やっつけなくちゃ。」
銃を構えると発砲した。
ドギューン ドギューン
⑪「全然効いてないみたいだよ。」
⑤「あれっ、おかしいな強力な麻酔入りなんだけど…」

バキバキバキバキ
木をなぎ払い大ダコは暴れ出す。

⑦「どうやって、倒すんだ。」

⑭「俺に良い考えがある。」
「リオ、檻を作れるか?」
⑪「あんなの囲うのは初めてだけどやってみる。」
ビューン
腰の鉄球を全て取り出すと投げつけた。
⑪「ふんっ!!」
大ダコを鉄の檻でなんとか囲む。
⑭「凱、目を潰してくれ。」
⑦「了解!!」
シャキーン
凱は両目を斬り裂いた。
⑭「セレナ、火炎魔法の最大級で焼くんだ。」
③「分かったわ。」

ゴオッ

大ダコは、8本の足をばたつかせ暴れまくる。

No.475 07/03/20 11:39
高校生3 ( 10代 ♀ )

>> 474 凱の船から降りて道のない道を歩いて行く。

島の人々はほとんど逃げ切ったようで静かだった。

音と言えば激しい炎の音しか聞こえない。

⑤「結構歩いてるけど…怪物はまだなの?」

⑦「まぁ…もうちょっとだ」

そんなやりとりをして数分後だろうか
やけに炎が森を燃やす音が激しくなった。

⑦「ここだ」

⑪「デカ…」

③⑤⑪「………」

あまりの大きさに皆は言葉を失った。

デビル「うひゃーデカイ!おいしそー」

デビルはやけに興奮していた。

⑤「イカ…?」

⑪「いやっ、タコでしょっ」

セロのボケに逸速くリオが突っ込んだ。

③「巨大タコ…」

デビル「うまそー」

そう。目の前の巨大怪物はタコ…そのものだった…(笑)

No.474 07/03/20 10:01
高校生389 

>> 473 シャドー「タイキケン トツニュウ」

⑦「耐熱シールドオン!!」

もはや、惑星突入の時の決め台詞になっている凱とシャドーのやりとりだ。

⑭「ほぅ。赤い海の次は緑の海か…」

凱が言う緑の惑星は濃い緑色の海に覆われ、点々と緑豊かな島が存在する惑星だった。

⑪「わぁ~!なんか映画の世界みたい」

⑤「凱…」

⑦「どうした??」

セロは一つの島を指差す。

⑤「あの島燃えてなぃ??」

確かに島の木々が燃えている。人々は船で逃げ出している。

⑦「おっ…燃えてるな…彼処に降りるぜ!」

⑤「えっ!!なんでそうなるの!!」

⑦「8本足の化物退治」

凱は船を燃えている島に着陸させる。

シャドー「ガイ ヒノテガ フネニクルマデニ オワラシテヨ」

⑦「分かってる。速攻倒して…金にする…ふふ」

凱の目は金になっている。

⑭「さぁ。仕事だ」

デビル「わぁい!!化物!!」

意気揚々と凱・デビル・キックが船から降りて行く。

③「私たちも行きましょう」

⑤「了解であります。姫(笑)」

⑨「え~僕は火が怖いのでいるであります。姫(笑)」

リオはセロに耳を引っ張られながら、船から降りて行く。

No.473 07/03/20 09:28
アル中35 ( 30代 ♂ )

>> 472 ⑦「みんな乗ったか?」
⑭「ああ、俺で最後だ。」
⑦「じゃあ、出発!!」凱は、左右のレバーを引き発進させた。 ブオーーッ
赤い水しぶきが上がる。



PPP
「タイキケン トッパ」

⑦「あっ、そうそう情報屋の話しじゃパーツ売ってる緑の惑星に最近、巨大な八本足の怪物が海で暴れてるって言ってたぜ。」
「然も、海賊たちの間で500万サーナの懸賞金が賭けられてるみてえだな。」

⑤「500万サーナ!!普通パン一つ100サーナだから…沢山食べれるじゃないか。」

デビル「早く、食べたい。怪物やっつけるぞ~」
食い物にはすぐ反応するデビルであった。

⑦「そこで、みんなに相談なんだがよ!最近、賞金稼ぎしてねぇから俺様の懐寂しくてな…だから本格的パーツを買うのに、後300万サーナ足りねぇんだ。残りは、みんなで使っていいからよ。頼む!」
凱は手を拝むように擦りながら皆に頭を下げる。

⑪「面白そうじゃん!」
③「凱も困ってるし…船にも乗せて貰ってるしね。」
⑭「俺は、構わんぞ!」
⑤「そうだ。倒して美味いもんたべるぞ~っ!」
デビル「セロとおなじ。」

⑦「よし、決まりだな。先ずは、怪物退治だ!」

緑の惑星はもう目の前まで近づいていた。

No.472 07/03/16 20:24
高校生389 

>> 469 チンッ 砦「ふん、これで俺様に勝ったと思うなよ!また、来るからな!」 三人は小型船に乗り込むと、水しぶきをあげ飛び立って行った。 ⑭「凱、… ⑤「よし!リオ!俺たちも凱を手伝うぞ!」

⑪「了解ぃ!デビルも行こうよ!」

デビル「え~働くのは……」

セロたちは凱に続き、船に入っていく。デビルはリオに引きずられながらだ。

③「キック…私たちも手伝いましょう…機械音痴の私は役には立たないと思いますが…キック??」

キックは無表情のまま、少し離れた船を見ている。手は剣の鞘に触れている。

③「キック…どうしたんですか?」

⑭「ぁっ…あぁ」

やっと話かけているセレナに気づく。

⑭「すいません…姫…一瞬ですが狐人らしき気を感じたので…凄まじい力でした」

③「えっ…大変!直ぐに凱たちに伝えて来ます」

⑭「いや…大丈夫です。強い気は既に消えました…」

③「そうですか…ならいいのですが」

キックは凱の船を見る。

⑭「では…我らも船に…」

③「えぇ」

セレナたちも船へと入っていく。

No.471 07/03/16 20:09
アル中35 ( 30代 ♂ )

>> 469 チンッ 砦「ふん、これで俺様に勝ったと思うなよ!また、来るからな!」 三人は小型船に乗り込むと、水しぶきをあげ飛び立って行った。 ⑭「凱、… ⑦「おっと、それからまだクリスの治療には時間がかかるだろうから、隣りの緑色小惑星に行って、この船のパーツを買いにいくぜ!みんな、乗りな。」
入り口のハッチから顔を覗かせて話すと凱は、また引っ込んでいった。

⑭「皆、行くか!このまま、いても邪魔になるだけだ。」
⑤「クリスが気になるけど…パーツには興味があるしな。」

③「少しは、気が紛れるかも…」
⑪「そうだね、乗ろう。」

デビル「腹減ったから小さくなる。食い物にあり着いたら起こしてね。」

シュルシュルシュル
手のひらサイズの黒いまりもみたいになると、リオの肩にへばりついた。

⑤「珍獣王は、気楽でいいねぇ~」

皆は、凱の船に乗り込んだ。

No.470 07/03/16 20:08
高校生389 

>> 469 宇宙海賊の船の片隅から、凱と砦の戦いを影で見守っていた男がいた。

「流石は…混血…と言うわけか…まだまだ底が知れん…」

男は気配を消している。敏感な竜人キックすら、男に気づいていない。

「凱…」

男は狐人のようだ。尻尾が生えている。数は…1本だ。だが、凄まじい力を感じる。

狐人「鬼様…報告はどのようにいたしましょうか?」

鬼と呼ばれた男は少し考え、言う。

鬼「ふぅ…尻尾三本の砦と闘ったと言い…奴は砦を圧倒していた…フォックス様には凱は貴方の望む通りに育っていますと伝えておけ」

狐人「はっ…」

狐人は軽く礼をすると消えた。

鬼「凱。上がって来い…俺のところまでな……だが、その前に尻尾5本の砦を倒さんとな…ふ」

鬼の尻尾は七本になっている。どうやら、狐人は尻尾の数を自在に変化出来るようだ。そして、尻尾の数を増やせば増やすほど力も上がるようである。鬼からは一本の時とは比べようのないほどの力を感じる。どうやら砦も力(尻尾)を押さえていたようである。

鬼「……」

鬼は破壊人とも言われ、凱が寺にいた時、よく指導してくれた狐人でもある。

船の中に入っていく凱を見て、鬼には煙になって消えた。

No.469 07/03/16 18:38
アル中35 ( 30代 ♂ )

>> 468 チンッ
砦「ふん、これで俺様に勝ったと思うなよ!また、来るからな!」
三人は小型船に乗り込むと、水しぶきをあげ飛び立って行った。

⑭「凱、知り合いみたいだが…」

カシャン
⑦「…。」
凱は、背中の鞘に納めるとセレナたちに言った。

⑦「砦は、ウマンダ星の修行した寺院の同期でな…腕は互角だった。然も、アイシスが俺様のせいで自分になびかないって、勝手に思い込んで逆恨みしてるのさ。」

⑤「愛って、怖いねぇ~っ!」
③「そんなことないわ!」
デビル「あいって喰えるの?」
⑪「凱は、アイシスをどう思ってるの?」
皆の視線が凱に注がれる。
⑦「べっ別に俺様は…ただの幼なじみ…だぜ。」

⑤「ふ~ん。目が泳いでるよ。」
⑦「よし、この話しは終わりだぜ。船を改造しなくちゃいけねぇからな…」

そう言うと凱はシャドーmkⅡに乗り込んだ。

  • << 471 ⑦「おっと、それからまだクリスの治療には時間がかかるだろうから、隣りの緑色小惑星に行って、この船のパーツを買いにいくぜ!みんな、乗りな。」 入り口のハッチから顔を覗かせて話すと凱は、また引っ込んでいった。 ⑭「皆、行くか!このまま、いても邪魔になるだけだ。」 ⑤「クリスが気になるけど…パーツには興味があるしな。」 ③「少しは、気が紛れるかも…」 ⑪「そうだね、乗ろう。」 デビル「腹減ったから小さくなる。食い物にあり着いたら起こしてね。」 シュルシュルシュル 手のひらサイズの黒いまりもみたいになると、リオの肩にへばりついた。 ⑤「珍獣王は、気楽でいいねぇ~」 皆は、凱の船に乗り込んだ。
  • << 472 ⑤「よし!リオ!俺たちも凱を手伝うぞ!」 ⑪「了解ぃ!デビルも行こうよ!」 デビル「え~働くのは……」 セロたちは凱に続き、船に入っていく。デビルはリオに引きずられながらだ。 ③「キック…私たちも手伝いましょう…機械音痴の私は役には立たないと思いますが…キック??」 キックは無表情のまま、少し離れた船を見ている。手は剣の鞘に触れている。 ③「キック…どうしたんですか?」 ⑭「ぁっ…あぁ」 やっと話かけているセレナに気づく。 ⑭「すいません…姫…一瞬ですが狐人らしき気を感じたので…凄まじい力でした」 ③「えっ…大変!直ぐに凱たちに伝えて来ます」 ⑭「いや…大丈夫です。強い気は既に消えました…」 ③「そうですか…ならいいのですが」 キックは凱の船を見る。 ⑭「では…我らも船に…」 ③「えぇ」 セレナたちも船へと入っていく。

No.468 07/03/16 17:42
アル中35 ( 30代 ♂ )

>> 467 ⑦「勝負あったな。」
ニヤリと凱は微笑んだ。

「砦様っ!!加勢します。」
二人の狐人が、助けに来ようとする。

砦「来るな!!」
「いいだろう。今日のところは、様子見だからな…」
スーッ
凱は、喉にあてていた黒魔剣を降ろす。

③「ほっ…」
セレナは胸を撫で下ろした。
⑤「三本尻尾の奴、負け惜しみ言ってら。」
⑪「ほんとほんと。」

⑭「お前たち、気づかぬかもしれんが、砦とかいう奴もまだ力を隠しているぞ。」

⑤⑪「えっ!!」

⑤「はははっ…キックいやだなあ、冗談だよ、冗談。分かってたよ、それくらい。」
⑪「ぼくも分かってたよ!」

デビル「そんなことより、腹減った…」

No.467 07/03/16 17:17
アル中35 ( 30代 ♂ )

>> 466 砦「ほうっ、三人に分かれるとは、珍しい技だな…しかし、甘い!!」

フッ
セレナたちからは、今の場所には砦の残像しか残っておらず、気が付くと三人に分身した凱に次々と攻撃していた。

⑦「何だと!!」

砦「スピードが上がったようだが、俺には通じん!」

うなだれて、凱は言った。
⑦「はあ~っ!仕方ねぇ!やっぱ、なめすぎたか…」
砦「何の事だ!!」

凱はため息をつくと黒装束を両スネまでめくると何やら呪文が施してある。

⑦「開」
両スネの呪文が消えた。
「雷と闘って以来、自分を半分の能力になるよう封印をエルフの長老に頼んでおいたんだぜ。まだ両腕と胆田にも封印してあるが、今は、これで充分だろ。」

砦「凱、ふざけるな~っ!!」
フッ
砦は凱の後ろをとると斬り裂いた。

「何っ…」
斬ったと思っていたのは凱の残像だった。
後ろに気配を感じた時には、喉元に黒魔剣があたっていた。

No.466 07/03/16 16:21
アル中35 ( 30代 ♂ )

>> 465 皆が見守る中…

スチャ
凱は、腰を低くし黒魔剣を前に付きだし、その中間を左手で添え構えなおす。

砦「相変わらず、フォックス様から教わったわりには、型は我流だな。」
チャキ
対して砦は仁王立ちし下段の構えをとる。会話をしながらでも二人の睨みあいは続く。

⑦「ふんっ!このスタイルが俺様なんでね。師を倒すには、型にはとらわれないぜ。」

砦「はっはっはっ!三年前に狐人の尻尾二本にてこずっていた、貴様が三本の俺に勝てるとでも…ましてや九本のフォックス様に勝とうなど片腹痛いわっ!!」

⑦「へっ!やってみなくちゃわからねぇだろがよ!!」
オーラを漆黒の鎧に溜める。
「いくぜ!砦!!お前の知らない技をくらいやがれっ」

凱は構えはそのままで、右足で思いっ切り地面を蹴った。

ブーン
「三重残像おぉぉ…」

No.465 07/03/15 16:51
高校生389 

>> 464 三人の狐人は近づいてくる。

⑭「加勢するなと言われたからには…加勢はせんがいいのか」

⑦「あぁ…修行だからな」

⑭「修行??」

狐人はある程度、凱に近づくと足を止めた。

砦「凱…久し振りだな…三年振りかなぁ…アイシスとはもう会ったのか?」

尻尾が3本の狐人が言う。

⑦「会った。砦…お前がわざわざ迎えに来てくれるとは嬉しいぜ。」

砦は笑う。

砦「あぁ。お前を殺すのは俺様だと言っただろう?」

砦は剣を抜く。

⑦「ふっ…まだ覚えてたのか?」

砦「さぁ話は終わりだ。族長からの命により、凱お前をウマンダ星に連れていく。多少抵抗はしていいぞ…無駄だがな」

⑦「さぁ!きやがれ!」

砦「覚悟!!」

凱と砦の戦いが始まった。見ているセレナたちは訳もわからないまま、見つめている。

No.464 07/03/15 16:37
高校生389 

>> 463 ⑭「どうしたぁ?凱?」

突然、剣に手をかける凱にセレナたちは困惑している。

⑦「あの狐(フォックス)…俺が来たのをもう気づきやがったのか…」

凱は剣を抜く。

③「凱!どうしたの!船を見るなり…」

⑤「説明してよ!たっく」

凱の危機迫った顔を見て、キック・セロも各々の武器を手に取る。

⑤「説明…あぁ説明する…あの船は…まぁ俺の船もなんだが…ウマンダ星の船だ。しかも、あの型は狐人の船……」

凱は剣を構えたまま、船を睨む。

⑭「狐人の船がそんなにヤバイのか?狐人は中立の立場だろ?」

キックも竜王から授かった【竜剣】を構え言う。

⑦「あぁ。ヤバイ…俺にとったらな……言っとくがお前らには一切害はねぇから…心配するな」

⑤「え?そうなの…」

セロは自分が安全と分かるやいなやすんなり、銃をしまう。

⑦「手は出さないでくれ…これはアイツ(フォックス)と俺との勝負だ…」

狐人の船の入口がゆっくり、開き、三人の狐人が出て来る。

⑦「さぁ…誰が来た…せめて、二本(尻尾)までにしろよ」

三人内一人は尻尾が三本だ。残り二人は一本。

⑦「ちっ…3本…砦かよ…マジで殺しにきやがったのかあの狐(フォックス)」

No.463 07/03/15 16:16
高校生389 

>> 462 船置き場までは迷わずにいけた何せ一本道だ。途中、何人もの銀狼に出会ったが、皆白衣を着ているか怪我をしているかだった。おそらくこの島は医療目的の島なのだろう。

⑦「おっ…見えた見えた」

船置き場に置かれている船は凱の船以外は黒い帆船型で、直ぐに見つけることが出来た。

⑭「にして…」

キックやセレナたちは周りを見渡す。

⑭「凄い数だな…」

宇宙海賊の旗を掲げた船が数千隻はある。殆どが小型艇である。

⑦「あぁ…だが…ここはまだ少ない方だぜ。軍事目的の惑星なら、ここの十倍は固い」

⑭「流石は…宇宙海賊と言うわけか」

⑪「ここにある黒い船の方がかっこいい!凱の船は…ださいしね」

デビル「しししし」

⑦「何を!俺様の船は最新型なんだぞ!ここにあるボロ船より百倍すげぇ!」

⑤「喧嘩するなよ。凱…相手は子供だよ」

⑦「う……」

⑭「凱…一つ聞いていいか??」

キックが突然きりだす。

⑦「あ…あぁ。何だ?」

⑭「いや…あの船なんだが…凱の船に似ているな。」

キックは少し離れた船を指差す。その船は周りの宇宙海賊の船とは異なり、銀色で凱の船に似たところがある。

⑦「アレは…」

凱は腰の剣に手をかける。

No.462 07/03/15 15:53
高校生389 

>> 461 病院の中は酷い状況であった。病室は満員になり、廊下まで、ベッドが置かれ、怪我人で溢れ返っていた。

⑮「どいて!どいて!」

⑮「あんたたちが病院にいても邪魔になるだけ!船置き場にいて!」

⑤「でも…心配な」

⑮「大丈夫!治してあげるから!船置き場にいて!後で使いを送るから!」

アイシスと数人の医師たちが【手術室】と書かれた部屋に入っていく。セロも入ろうとしたが止められる。

⑤「ぁ…」

③「セロ…心配なのはわかるけど」

医師「どいて!邪魔だよ!」

⑭「すっすまん」

③「ほら…ここにいては邪魔になります。船まで戻りましょう」

⑦「大丈夫、アイツは天才医師だ。まぁ性格はアレだがな…」

⑭「さぁ、行こう」

⑤「わかった…船に戻ろう」

デビル「え~」

⑪「また戻るのかよ…歩くのしんどいぃ」

⑭「文句を言うな!歩くのが嫌なら!走らんか!」

クリスの事は皆心配だが、怪我人で溢れた病院にいるわけにも行かず、セレナたちは来た道を戻っていく。

⑦「しゃねぇ…クリスの手術が終わるまでにシャドーmkⅡの改造でもすっか…」

No.461 07/03/15 13:27
アル中35 ( 30代 ♂ )

>> 460 …いっぽう

救護車に揺られて、五分の所にアイシスの病院はあった。

プシューッ
⑤「クリス、着いたよ!
③「クリス…」
何も呼びかけに反応せずクリスは眠ったままだ。
救護隊二人は担架でゆっくり降ろすと、ベッドに移し替え病院の中へ連れて行った。

皆もその後に続き、降りると一人の可愛い女性が立っていた。容姿は髪がショートでぴょこんと狼の耳と尻尾が付いている意外、人間と変わりないように見える。
⑦「ようっ、久しぶり!!」
バシッ!!
「ぐっ!」
⑮「三年も、置いてきぼりを喰らわせやがって!」
「まあ、いいわ!中に入って…治療するから。」
⑦「おお痛てっ…手が早いのは相変わらずだな。」
凱は、左の頬をさすりながらアイシスの後を追って病院の中へ入って行った。
皆も、後へ続く。

No.460 07/03/14 21:00
高校生389 

>> 459 ⑰フォックス「凱の奴…帰ってきたか」

白い色が鮮やかな着物をきている。尻尾は九本。凱の師匠でもある狐人の族長フォックスだ。

⑰「凱よ…私の目からは逃れられんぞ…ふふ」

小さな泉には凱の姿が映し出されている。

⑰「誰か!誰かおらんか!」

フォックスは九本の尻尾を動かしながら言う。

「はっ…こちらに…なんでしょうか?」

フォックス意外誰もいなかった和風の部屋に三人の狐人が現れた。

⑰「砦。直ぐに凱のもとに行け!連れて来るのだ…また凱を虐めたくなったでな」

三人のうちの砦と呼ばれた狐人が頷く。尻尾の数は三本だ。

砦「お任せを…私も凱と会いたいと思っていました…ふっ」

砦の顔は殺意に満ちている。

砦「では…」

三人の狐人は来た時と同じように音もなく消えた。

⑰「ふ…さて…次はお前じゃ?なんじゃ?蟷螂(カマキリ)?」

フォックスは上を見やげる。天井には重力を無視して、狐人が天井に足をつけ立っている。

蟷螂「族長…砦の奴を凱の所に行かすのは…」

蟷螂の尻尾の数は八本だ。

⑰「何…凱が死体でここに来たなら…奴もそれまでの男だったと言うことよ…ふふ」

扇子で口を隠し、不適に笑う。

No.459 07/03/14 17:56
高校生389 

>> 458 「わかった…そうしよう」

「我らはルーブルさんに付いて行きますよ」

他の議員たちも同じく杖を捨てる。

⑯「拘束しろ…地下牢に入れろ」

連合兵「はっ!」

連合兵「拘束しろ!」

百名近い反対派の議員は連合兵に連れて行かれる。


⑩「ふっ…これで議会は我ら(連合軍)の思うがまま…ピンタゴ星雲を乗っ取るのも時間の問題だ…」

キメラは反対派議員たちが連れて行かれるのを見終わると議長の耳元で囁く。

⑩「議長…早く議決を…反対はおりません」

「うむ……」

議長の目は虚ろだ。

⑩「議長」

「戦争は続行する。明日改めて援軍を送ることをここに決定する!!以上解散…」

議員たちは拍手する。

⑩「ふふ…宇宙海賊を始末したら…つぎはここ(政府軍)だ…」

⑯「えぇ…」

No.458 07/03/14 17:32
高校生389 

>> 457 入口からはリードを先頭に連合軍兵が入ってくる。その兵数は反対派議員より多い。

⑯「大人しくして貰おうか…議員方」

連合軍兵たちは一斉に銃を構える。

ルーブル「馬鹿な…これだけの兵がこんなに早く…来るなんて」

「まさか…計られていたのか…」

ルーブル「我らはまんまと…操られていたと言うことか」

⑩「さぁ…杖を捨てたまえ」

連合軍兵は銃を構えたまま、議員たちを取り囲む。

「くっ…ここで諦めては!連合軍の思うがままになる!それだけは絶対にさせん!」

何人かの魔法使いは呪文を唱え始める。

⑯「殺るか…」

リードは杖を交差させて持ち、魔法を放つ体勢をとる。

ルーブル「止めておけ!!勝目はない」

ルーブル議員の一言で魔法を放とうとしていた議員の手が止まる。

「だが…」

ルーブルは声を細め、連合軍には聞こえないように言う。

ルーブル「状況を見ろ…銃を構えた兵百数名…キメラを含め、強力な魔力を持った魔法使いが二人もいる…ここで戦っても勝てんよ…期を待つんじゃ…生きておればいつかチャンスは来る…ここは大人しく投降しようぞ」

ルーブルは杖を捨てる。

No.457 07/03/14 17:15
高校生389 

>> 456 ルーブル「キメラ将軍!止めておけ!貴様の魔法など我らにはくらわんぞ!」

ルーブルは白い杖を取り出すとキメラに向ける。白い杖は光魔法士と言う証だ。

⑩「光魔法士かぁ…ふん!だからどうした!」

キメラの杖からは凄まじい闇の力を感じる。

「一人ではないぞ。」

反対派の議員の多くが白い杖を取り出す。

ルーブル「我らの多くは賢者の称号を得た魔法使いじゃ!いくら貴様が昔は大賢者だったとしても…我らには勝てん」

反対派の議員たちが持つ、杖から眩い光が放たれる。合わせた魔力量ではキメラに引きをとらないほどだ。

⑩「くっ…なんと言う魔力…」

キメラはマントで顔を隠す。

ルーブル「今こそ!悪をうつ時じゃ!皆!行くぞ!」

『おぉ~!!』

「おい…我ら(賛成派)も!手助けを!」

賛成派の議員の中の魔法使いたちも杖を取り出し、キメラに加勢するが、低級魔法使いが大半だ。

⑩「これ程…だったとは…私の予想を以上だ。保険には入っておいて良かったよ…リード将軍」

議会の扉が開く。

ルーブル「う?」

反対派の議員たちは入口の方に目を向ける。

No.456 07/03/14 16:56
高校生389 

>> 455 ⑩「その行為は…」

キメラは議会の中央で陣を組む反対派議員たちに杖を向ける。黒い杖、先端にマグマのような赤い水晶がついている。

⑩「議長!この行為を許されるおつもりかなぁ?」

「う…許されん…反対派の議員全員を国家反逆罪にとう。拘束せよ……」

警備のために議会にいた兵士全員が動き出す。

「議長!よくお考えを!間違っています!」

兵士「投降して下さい。議員…」

だが、警備兵より、反対派の議員の方が圧倒的に多く兵士たちは議員の周りを囲むだけしか出来ずにいる。

「我らは!戦争中止を要求する!!」

ルーブル「戦争反対!!」

『戦争反対!!戦争反対!!』

反対派の議員たち各々に『戦争反対』と繰り返し言う。もう警備兵にはどうすることも出来ない。

⑩「議長…拘束は我ら(連合軍)に任せてくれないかの??」

「我ら(警備兵)では手に負えません…お願いします。キメラ将軍…」

議長は警備兵に下がるように指示すると警兵たちはもとの壁際に戻っていく。

⑩「ルーブル議員始め、反対派の議員方……悪いが牢獄に入ってもらうぞ」

キメラの杖が光り出す。

No.455 07/03/14 16:37
高校生389 

>> 454 ⑩「議長!今の発言は問題ですぞ!今は仮にも戦争中です!敵を認めるなんぞの発言が許されますか?銀狼には多くの同士が殺されているんですぞ?」

「確かに…ルーブル議員を裏切り者とし!牢獄へ!」

壁に並ぶように立っていた兵士たちがルーブル議員を拘束しようと近づく。

⑩「ふっ…」

だが、反対派の議員たちが許す訳がなかった。

「誘導だぁ!議長!これは誘導尋問だぁ!こんなこと認められないぞ!」

反対派の議員たちが次々席を立ち上がる。拘束しようとしていた兵士に掴みかかる議員もいる。

「そうだ!連合軍の好き勝手にされてたまるか!!」

「静粛に静粛に!」

議長が場を収めようとすが止まらない。

「連合軍!即刻全軍退去しろ!」

「戦争反対!!」

ルーブル「我らは平和を求める!銀狼との和解じゃ!即刻戦争中止を要求する!」

全議員の約半分の反対派の議員たちがルーブル議員を囲うように陣を組む。

「キメラ将軍…どうすれば…」

賛成派の議員が言う。賛成派の議員は皆、連合軍(レイカ星)に何らかの賄賂を受け取っている言わば連合軍言いなり議員だ。賛成派の議員にはレイカ星出身も多くいる。

No.454 07/03/14 16:11
高校生389 

>> 453 ⑩「銀狼は…怪物です。殺して何が悪い??それともわざわざ来た我ら(キメラ率いる大艦隊)に戦争は止めます。帰って下さいと言うつもりか?議員方?」

反対派は黙り込んでしまうが、直ぐに反対派の中から声が上がった。反対派のリーダー的な存在の議員だ。

「我ら(反対派)は連合軍(キメラ率いる大艦隊)を呼んだ覚えはござらん。そちら側(賛成派)が勝手にしたこと……連合軍側が何を言おうと反対だ!!」

この年輩の議員は昔(銀狼との戦争を始める前)凱の父の考え(銀狼と和解)に賛同した議員の一人でもある。だが、凱父が失脚後は凱父派の意見は無視され、戦争に陥ってしまったのだが、まだ凱父派の意思を持った議員は多くいる。

「それに怪物だと言って、殺していいことにはならん。キメラ将軍よ!!」

連合軍とは同盟関係にあるとはいい、いつ戦争が起こっても可笑しくない。政府軍でこれだけ連合軍に言える人は彼ぐらいのものだ。

⑩「ほぅ。ルーブル議員…なら貴方は銀狼を認めるのか??あの狼のなりそこないを」

ルーブル「私は銀狼族を認めておる。」

キメラは笑う。

No.453 07/03/14 15:50
高校生389 

>> 452 政府軍は連合軍と同盟関係にあり、ウマンダ星を始め、政府軍の領地(中惑星7つ)には多くの連合軍艦隊が停泊している。最近では、戦争協力のため、ウマンダ星にキメラ将軍率いる大艦隊も来ていた。

政府軍は帝国制の連合軍とは違い、民主主義国家だ。何事も議会で決める。

ザワザワ

「静粛に!静粛に!」

今ウマンダ星では数百人にのぼる議員による議会が行われていた。内容は戦争続行かいなか……

「議長!我らは断固反対です!このまま戦争を続けても…なんの得にもならない」

「そうだ!そうだ!」

反対派の議員たちから共感の声が上がる。

「ふっ…戦争を始めた当初の目的は銀狼の殲滅…お忘れになったか?それとも怖じけづいたかのぅ?」

賛成派の議員は笑う。

「今ですら、虐殺行為のようなものになっているんですぞ!これ以上続けるのは人道に反する!!」

連合軍席の一人が手を上げる。

⑩「発言させて貰っていいかの?議長?」

「どうぞ…」

ザワザワ

反対派の議員はざわつく。

No.452 07/03/13 22:24
アル中35 ( 30代 ♂ )

>> 451 大型鑑が一隻通れる洞窟に入っていくとみんな驚いた。
なんと、島全体が空洞化しており、小回りのききそうな黒い帆船型の宇宙船が何十隻も泊まっていた。然も、海賊旗が全部に掲げてありドクロが赤い一本の薔薇をくわえている。

⑦「かあ~っ、何だあの旗は、趣味わり~なっ!!」
右手で顔を覆いながら凱が言う。

『ふん、聞こえてるわよ!悪かったね!寝小便の凱…』

ジ-ーッ
みんなの視線が凱に突き刺さる

⑪「へ~っ。凱が寝小便…」
リオが下から覗き込む。

⑦「うっ、馬鹿野郎…アイシスそれは言わねぇ約束だろ。」
真っ赤な顔をしながら慌ててマイクに叫ぶ。

『まあ、昔話しは後回し、重病人がいるんだろっ!16番の防波堤につけて。そして直ぐ救護車に乗せてくれる。』

⑦「ああ、分かったぜ!…しかし、男言葉は治らねえなぁ。」

シュウッ
船が着くと、アイシスに言われるままに救護車(バスぐらいの大きさ)にクリスを乗せ、みんな一緒に乗っていった。

No.451 07/03/13 21:55
アル中35 ( 30代 ♂ )

>> 450 PPP
「タイキケン トッパ」

⑦「よし、みんな、ベルト外していいぜ!!」
カチッ
ブーン
パネルに外の風景を映す。

③「綺麗…まるでルビーみたい。」
⑤「こんな色の海初めて見たよ!」
⑪「うわ~っ!ぼくも、初めてだよ!」

スクリーンには、赤い海が一面に映り三人は感嘆の声を上げた。

デビル「食欲をそそる色だなあ。ぐふふっ」

③⑤⑪「…。」

その内に、段々と一つの島に近づいていく。大型鑑が一隻通れる岸壁を凱の小型船は通って行く。

⑭「して、凱の幼なじみは何処にいるんだ。」

⑦「まあ、慌てるなよ!」

ピピッ ピピッ
『凱、シャドーmkⅡを確認した。今からハッチを開くぞ。』
⑦「了解!!ほらなっ。」

目の前の大きな滝が左右に開くと、大きな洞窟が見えた。

⑭「こんな所に、船置き場があるとは…」

⑦「へへん!驚いたか!!」

No.450 07/03/13 16:26
アル中35 ( 30代 ♂ )

>> 449 ⑭「だが、クリスの容態が悪いのは確かだ。間に合うのか?」

⑦「大丈夫だ。あいつ(アイシス)にしか受信出来ない、通信をしたからな。誰かに傍受されることもない。着いたら、直ぐ治療出来るようスタンバってるぜ。」

みんな、ホッと胸を撫でおろした。

PPP
「ガイ タイキケントツニュウ マデ アト1プン」

⑦「おっと、俺様がお喋りしている内に着いたみてぇだな!」
「みんな、シートに座って備えてくれ!」
ガチャ
「耐熱シールドON」

ゴゴゴゴゴゴゴゴ

もう目の前には、赤い惑星が直ぐそこに近づいてきていた。

No.449 07/03/13 16:16
アル中35 ( 30代 ♂ )

>> 448 ようやく流星群を抜け、汗を拭う凱!

PPP
「ウマンダセイ アステロイドツウカ ゼンシステムイジョウナシ!」

⑦「ふ~っ!やっと突破したぜ…楽しかったろみんな!」

後ろを振り返ると、デビルとキック以外は失神していた。

⑦「ありっ!?」
そう言うと、頭をボリボリ掻いた。

⑭「ムチャクチャな運転をするな…命がいくつあっても足りないぞ。」

デビル「楽しかった!もっと良かったのに」

…ようやく、みんなが目を覚ますと、凱は簡単な説明をしだした。

⑦「あの一番デカい惑星がウマンダ星ってのは、さっき言ったが他に7つの中惑星までが人間の政府軍の勢力下、残り108つの小惑星が銀狼の宇宙海賊の勢力下になっている。」
⑪「何か、スケールが大きいね!」
リオの話しをよそになおも、凱は喋り続ける。
⑦「俺様が出たあとに連合軍が入ってきて3勢力になったが、最近得た情報じゃ、政府軍の一派と連合軍が水面下で手を組んできているみたいだぜ。」
「これから、向かう場所のアイシスはウマンダ星の脇の小惑星にいるぜ。なんせ、あいつは優秀な医者といっても海賊だからよ!」
⑤「そんなんで、大丈夫なのかい?」
③「クリスの命がかかっているのよ!」
⑦「心配するな、腕は確かだ。ガッハッハッ」

No.448 07/03/13 00:46
高校生389 

>> 447 小一時間、経ったころだろうか、光りの線にしか見えなかった外の景色が徐々に鮮明に見えてきた。

「ガイ トウチャクマデ 10ビョウマエダヨ」

「わかった。よし…手動に切り替えてくれ!!」

「リョウカイ イットクケド アラウンテンハヤメテヨ」

「わかってるわかってる」

凱はハンドルを握る。

寝ていたキックも目を開ける。

⑭「おっ…もう着くころか…」

③「ピンタゴ星雲って…どんなとこなんだろう」

セレナは星雲のような惑星が集まったところは初めてのようで、窓に吐息がかかるぐらい顔を近づけて、外を見ている。

⑪「Zzz」

デビル「ぐぅ…腹ペコ…」

リオとデビルはまだ寝ている。

⑤「…」

セロはと言うと寝ているクリスの横に付き添いながら、【タカ伝】を呼んでいる。

「ワープリダツ」

機体が少し揺れる。

「よし!着いたぜ!」

ワープから抜けると前方に彩りどりの惑星の集まりが見えた。ピンタゴ星雲だ。

③「凄ぃ…綺麗…」

⑭「おぉ」

黄の惑星、緑の惑星、赤の惑星、青の惑星、いくら見ても飽きがこないぐらい美しい。

⑦「久し振りだぜぇ」

大小様々な惑星の中心に一際大きな惑星がある。そうウマンダ星だ。

⑪「わぁ!すげぇ!」

デビル「美味しそう!」

リオとデビルも起きたようだ。窓からピンタゴ星雲に見入っいる。

⑦「さぁさぁ!皆さん!ちょっと揺れるが…勘弁してくれよ!」

凱は船を急加速させる。

⑪「うわぁぁ」

ガダガガガタ

③「きゃぁ」

ガダガガガタ

⑭「おいおい」

船は流星群の中を紙一重で進んでいく。いつ岩にぶっかって可笑しくない運転だ。

ガダガガガタ

⑦「お~!!やっほぉ~!!」

⑤「当たる当たる!もっとスピード落とせぇ!岩が!うわぁぁぁ」

ガダガガガタ

⑦「遊園地のアトラクションと思って楽しんでくれ!」

ガダガガガタ

⑭「こんな…うわぁぁ」

セレナたちは船が動く度に左右に振られる。

ガダガガガタ

⑦「もっと!くっ!安全な道があるんだが…くっ!安全ルートは戦争地域でな!くっ!流星群を行くしかないんだ!」

凱は巧みにハンドルを動かし言う。

No.447 07/03/10 20:48
高校生389 

>> 446 続きです。

⑦「コスモワープ!!!!」

船は光りに包まれていく。

ピカッ

⑭「おおっ」

⑤「うわぁ」

⑪「やっほぉ~」

③「凄い」

窓の外の星は光りの線となっていて、自分たちがいかに早く移動しているかが分かる。

「ミナサン ワープハハジメテデスカ」

シャドーの声が船内スピーカー聞こえる。

⑭「誰だ!!」

⑪「プログラムだよ…キック(笑)」

「ショウカイガ オクレマシタ シャドーデス ガイトハクサレエンデシテネ」


③「腐れ縁ですか(笑)」

⑦「ったく…余計なことを」

⑤「でも…ワープって聞いたから一瞬で着くと思ってたんだけどなぁ」

⑦「あぁ…コスモワープって言っても…流石に1・2・3で着くのは無理だぜ」

「ワープジタイモ タイヘンキケンナコトデシテ イドウジカンガハヤイホド キケンデス デスノデ アルテイドジカンヲカケナイト」

⑦「まぁ時間がかかるっ~ても…一時間もかかんねぇけどな」

デビル「一時間ならクリスも大丈夫そうだしね」

デビルはクリスの額に手を当て、言う。

⑭「ほぅ…気を読めるのか…デビル」

デビル「まぁ~ね」

⑤「…」

セロは出航の時サマーが手渡してくれた【タカ伝】を読み始める。

⑭「だが…凱はピンタ星雲出の者なのか?やけに詳しい口ぶりだったが…」

⑦「あぁ…ピンタ星雲ウマンダ星生まれだぜ…ウマンダ星には…俺の師匠(フォックス)もいるしな」

⑭「そうか……なら一つ聞くが…ピンタ星雲は今…戦争中なのではないのか?」

⑦「そうだ……戦争中だ…【政府軍】と【宇宙海賊】の争いがもう三年も続いてる…しかも最近ではこの2勢力に【連合軍】まで参加しえらいことになってるらしいな」

⑭「そんな中に入れるのか?」

⑦「あぁ。抜け道を知ってるからな」

⑦「それに…ウマンダ星はまだ戦争地区にはなってねぇよ。なってるのは周辺惑星だ。宇宙海賊の占領地のな」

⑦「この戦争は…はっきり言って…【政府軍】が【宇宙海賊】を虐殺しているようなもんだしな…」

凱は少し寂しそうに見える。

⑭「そうか…ならいいが…」

凱が言うようにピンタ星雲で起こっいる争いは銀狼を認めない【政府軍(人間)】が起こし戦争だ。今は戦争というより、【政府軍】の一方的な虐殺行為になっている。

No.446 07/03/10 19:55
高校生389 

>> 445 444,445のスレは重複です。すいません⤵

(o_ _)o

え…読書の皆さんには444,445のスレを上手く読み取って頂き…合体させて頂いたら幸いです。すいませんでした。

後訂正です。凱はデビルのことを知らない設定で書きましたが…地下迷宮の話で会ってました…すいません

No.445 07/03/10 18:48
アル中35 ( 30代 ♂ )

>> 443 ⑬「…」 竜王は黙って、キックを見つめる。 ⑭「分かりました…どうか、ご無理はなされませんよう」 竜王の命令は絶対だ。キックは心配だが… ⑤「うわぁ。凄いシステムだ!」

目を輝かせ興味津々にデッキを見回すセロ。

⑦「このシャドーmkⅡは、最新型の設備をしているからな。」
「それより、キック!クリスの容態はどうだ?」

壁にもたれかかっているキックに話した。

⑭「ああ、セレナ姫が横について治癒魔法を施しはいるが、取りあえず現状を維持している状態だ…寝室でぐったりなったままだ。」

⑤「クリス…」
それを聞くとセロは、うなだれてしまった。

⑦「シャドー、コスモワープの出力はOKか?」
PPP
「ガイ OKダ シーラセイデ ダイブンシュウリ デキタカラ」

⑦「分かった!」

「しかし戻ったら、この船もガタがきてるし、敵さんも強くなってるからな…パワーアップさせないといけねぇな…」

「ダレノセイデ コウナッタト…」
⑦「何か言ったか?」
「イヤベツニ」

凱は、ため息をつくとマイクを手に取り叫んだ。

⑦『セレナ・リオ!!』
『これから、コスモワープするから寝室のシートに座ってベルトを締めな!!ぶっ飛ぶぜ!!』

⑪『分かったよ』
③『分かったわ』

⑦「お前等もシートに座ってベルトを締めてくれ。」

⑭「分かった。」
⑤「了解!!」

スチャ
パチパチパチパチ
カシャカシャカシャ

⑦「座標PU7110341…」
素早くボタンを押すと、左右のレバーを思いっ切り引いた。
⑦「いくぜ、コスモワープ!!!」
ギュオン
ビューーーッ

ブーン

No.444 07/03/10 18:35
高校生389 

>> 443 凱の船は大気圏も無事に抜け。ピンタ星雲ウマンダ星を目指していた。

⑦「シャドー!コスモワープの調子はどうだ?」

コックピットには凱が座っている。

「シュツリョク 30% マダスコシジカンガカカルヨ アワテルナヨ ガイ」

⑦「出来るだけ早くしてくれよ…命が懸かってるんだからな」

凱は後ろを振り返り、クリスの様子をうかがうと再び、モニターに目を向ける。

⑪「凱~!こんなの見つけたんだけど何??」

リオが船の倉庫から、黒い毛玉を持ってきた。

⑦「うっ?なんだそりゃ…」

凱も手にとって調べてみるが、見覚えはない。エルフが食料を積んでくれた時に紛れこんだのだろうか。

⑦「暖かいなぁ」

⑪「でしょ?なんか生きてるみたいなんだぁ~耳当てて見て、呼吸の音が聞こえるよ」

凱は言われた通りに耳を当ててみる。

スゥー

スゥー

確かに生き物のようだ呼吸している。

⑦「シーラ星の生物かなんかか」

⑪「わかんない…凱…叩いて起こして見てよ…ほら、早く!」

リオは少し距離をとる。

⑦「なんで俺が…うわぁ!!」

黒い毛玉が急に動きだす、凱は驚き、毛玉は手から転がる。

ゴロゴロ

⑪「わぁ!!」

⑦「なっ!」

毛玉がむずむず動く。

そして毛玉から手足が出て、ついには頭も出た。

デビル「いやぁ~寝ちゃったよ~!あれれ?皆さん!始めましてぇですね」

黒い体毛に被われた可愛い子供だ。

⑪「ぎゃあぁぁ~」

リオはデビルの姿を見るやいなやコックピットから飛び逃げていく。

⑦「あわわわ…」

凱は今にも倒れそうだ。

デビル「あらら?言っとくけど僕は悪魔じゃないよ。珍獣族ね」

どうやら、凱たちは悪魔と勘違いしているようだ。無理もない外見はどっから見ても小悪魔だ。

⑦「…」

デビル「あれ?どうしたの?お兄さんや~い?」

⑦「…」

凱は気絶したようだ。

デビル「あらら…困った困った」

カチャ

⑭「動くな!少しでも動こうものなら!首が飛ぶぞ!」

キックはデビルの首に剣を当てる。リオが呼んできたようだ。リオはその後ろから様子をうかがっている。

デビル「あ…あんたは竜王の説明を長々と聞かせてきた竜人!キック!」

キック「なっ…デビルではないか…なぜ貴殿がここに」

⑪「えっ?キック?知り合いなの?その毛玉と…」

No.443 07/03/08 20:26
高校生389 

>> 442 ⑬「…」

竜王は黙って、キックを見つめる。

⑭「分かりました…どうか、ご無理はなされませんよう」

竜王の命令は絶対だ。キックは心配だが、首を横に振るわけにはいかない。

③「竜王様!有り難うございます!」

⑬「なに…使えん奴だ。好きに使ってくれ」

そうこうしていると部屋に長老・ナタレー・秋国隊長が入ってきた。

長老「セレナ様!この星をお立ちになると聞きましたので、慌てて、駆けつけてきましたじゃ」

秋国隊長「どうか、おきおつけて…凱の船はもう中庭に着いたようですよ。セレナ姫は【まだかぁ~】って叫んでましたよ」

③「えぇ。直ぐに行きます。皆さん有り難うございました。」

③「ナタレー様。もう身体はいいんですか?そう言えばハークをしりませんか?」

⑧「はい。もう大分と魔力も戻ってきています。ハーク殿は…魔法界に行かれました」

③「魔法界ですか…」

セレナとナタレーが話している間に竜王はキックに剣を渡していた。

⑬「キックよ。この【竜刀】を持っていけ。」

⑭「えっ!!その剣は竜王様の…」

⑬「命令だ。受けとれ…」

⑭「はぁ…」

命令には逆らえない。キックは仕方なく竜王の愛剣を受け取ることにした。剣からは魔力に似た力を感じる。

セレナとキックはライオネルや竜王たちに分かれをつげ、中庭に走っていく。

中庭には大勢の人々に囲まれ、凱の船があった。

⑦「遅いぜ!早くしろよ!!」

⑭「悪い待たせたな!」

船の入口にはサマーがいた。どうやら見送りに来てくれたようだ。

⑤「サマー。タカ伝いつ教えてくれるんだい?」

サマー「ふふ。まだ覚えてたのですか…ではコレを…」

サマーは一冊の本をセロに渡す。

サマー「【タカ伝】です。読んで見て下さい。」

そんなこんなで、セレナたちも船に乗り込み、船はゆっくり動き始めた。

ドラー「ガハハハハ!またなぁ~!」

周りのエルフ・珍獣族・竜人・竜などから各々声が上がる。

⑦「よし!出発するぜ!」

船はどんどん上昇していき、ついには見えなくなった。

⑬「これも…また…運命か…」

竜王は蒼き青空を見つめ、そう言った。彼はまるで、今から起こることが分かっているようだ。

  • << 445 ⑤「うわぁ。凄いシステムだ!」 目を輝かせ興味津々にデッキを見回すセロ。 ⑦「このシャドーmkⅡは、最新型の設備をしているからな。」 「それより、キック!クリスの容態はどうだ?」 壁にもたれかかっているキックに話した。 ⑭「ああ、セレナ姫が横について治癒魔法を施しはいるが、取りあえず現状を維持している状態だ…寝室でぐったりなったままだ。」 ⑤「クリス…」 それを聞くとセロは、うなだれてしまった。 ⑦「シャドー、コスモワープの出力はOKか?」 PPP 「ガイ OKダ シーラセイデ ダイブンシュウリ デキタカラ」 ⑦「分かった!」 「しかし戻ったら、この船もガタがきてるし、敵さんも強くなってるからな…パワーアップさせないといけねぇな…」 「ダレノセイデ コウナッタト…」 ⑦「何か言ったか?」 「イヤベツニ」 凱は、ため息をつくとマイクを手に取り叫んだ。 ⑦『セレナ・リオ!!』 『これから、コスモワープするから寝室のシートに座ってベルトを締めな!!ぶっ飛ぶぜ!!』 ⑪『分かったよ』 ③『分かったわ』 ⑦「お前等もシートに座ってベルトを締めてくれ。」 ⑭「分かった。」 ⑤「了解!!」 スチャ パチパチパチパチ カシャカシャカシャ ⑦「座標PU7110341…」 素早くボタンを押すと、左右のレバーを思いっ切り引いた。 ⑦「いくぜ、コスモワープ!!!」 ギュオン ビューーーッ ブーン

No.442 07/03/08 18:37
高校生389 

>> 441 ⑦「ピンタ星雲のウマンダ星だ。俺の生まれ故郷だ。そこにいる俺の主治医っていうか知り合いなら治せると思うぜ」

⑤「ピンタ星雲??」

⑭「ピンタ星雲か…確か…銀狼・狐人・人間の3種族の星だな」

⑦「そうだ。あの星雲は科学も医学も世界一クラスだぜ」

サマー「凱…ピンタ星雲となると距離が大分あるが…間に合うのか」

⑦「その点は問題ねぇ。俺の船のコスモワープを使えば一時間で着く」

⑨「コスモワープ??」

コスモワープ自体はウマンダ星とレイカ星でしか確立されていない技術で、他の星の人はほとんど知らない。

⑦「コスモワープってのは…ん~…まぁ早く行けるってこった」

凱も余り理解していないようだ。

③「なら!今直ぐにでも!」

凱はなにやらブレスレットに呟くと

⑦「今船呼んだから!中庭に行こうぜ!」

③「えぇ」

⑤「俺が連れていくよ」

セロがクリスを抱え上げる。クリスはまるで眠っているようだ。

③「さぁ!行きましょ!!」

凱・セロ・リオは早々と中庭を目指し、部屋を出ていった。

③「ライオネル?キック?」

当然来てくれると思っていたのに二人は動こうとしない。

⑨「セレナ…すまない私はこの星に残ってすることがあるんだ。軍備を整え、後を追うから待っててくれ」

⑭「竜王様は主力部隊(雷部隊)が負け、浮き足だっている今ならライジング星・ムーク星の連合軍を倒し…ライジング星・ムーク星の人々を解放出来ると…直ぐに竜族部隊を率い、ライジング星に立つ気でして…私は竜王様の護衛として一緒に行こうと…終わったら私も直ぐにピンタ星雲に行くから」

③「そうな…の」

寂しいが仕方ない。二人にはすることがあるんだから。

③「じゃぁ…」

セレナが部屋から出ようとした時、入口に竜王がいることに気づいた。

⑬「キック…お前はついて行ってやら、命令だ。」

⑭「しかし…竜王様…」

No.441 07/03/08 17:31
高校生389 

>> 440 部屋を出ていく兄の背を見る目も段々うつろになってきた。

①「…」

セレナ…いつも笑顔でいてくれて何度その笑顔に励まされたかわからない。本当は一番辛いだろうに…いつも笑っていた。

ライオネル…セロ…キック…ハーク…リオ…

クリスは仲間の事を思いながら、ゆっくり目を瞑っていく。

シーラ星は穏やかな空だった。










それから少しして、剣と剣との噛み合いの衝撃音を聞きつけ、ライオネルたちがやって来た。

⑨「クリ…ス」

⑭「…」

クリスの姿を見るやいなや声を失う。

サマー「早く!手当てを!!」

⑨「あっ…あぁ」

⑭「とにかく!下まで運ぶぞ!!」

急いで、クリスを下まで運んだライオネルたちは直ぐに救護兵の所に連れていったが、思いもよらない言葉が返って来た。

救護兵「手の施しようがありません…」

知らせを聞き、セレナたちも合流していたが一同は黙り込んでしまう。

⑤「何…言ってんだぁ!!もっとよく見ろよ!傷はかすり傷ぐらいじゃないか!!」

セロは救護兵に掴みかかり、泣き始めた。そして、膝を落とし泣き崩れる。

救護兵「お気持ちはさっします」

救護兵「確かに外傷はかすり傷程度です。ですが…クリスさんは起きられない。恐らくですが、頭を強く打たれたのか…敵の技の影響かのどちらかと思われます。」

③「本当にどうにもならないんですか?」

救護兵は泣いているセロをチラッと見ると

救護兵「えぇ。なにぶん戦いで医療器具はほとんど失いましたし…我々(エルフ)の医療術では…直せません」

サマー「エルフの医療術では無理と言うなら…治せる星があるのか??」

救護兵「わかりましたが…医学の発達した星ならなんとかなるやもしれません」

⑨「なら…話しは早い!医学の発達した星を探そう!!」

一同はまた黙り込む。

⑭「ライオネル…そう簡単に見つかるとは思えないぞ」

サマー「しかも…一刻を争います」

③「別の方法を探すしか…そうハークは何処にいったの!!ハークならきっと…」

⑦「星は探す必要もないぜ」

凱がそう発した瞬間、セレナたちの視線は凱に向けられた。

No.440 07/03/07 02:12
高校生389 

>> 439 ①「…」

クリスは深く頭を下げる。

大賢者の中の大賢者ハーク様。とても寛大な人だ。力も凄い。だが高齢の身体だけあって心配だ。なにせ、魔法界は常人では耐えれない異次元の世界なのだから…

クリスは顔を上げ、下に降りようと後ろの扉の方を振り返る。

①「なっ…」

扉の前に男がいる。

①「…」

気配は一切感じなかったのに

『…』

男はじっとこっちを見ている。

①「あっ…」

この男には言いたいことが山ほどあるはずなのに言葉が出てこない。

男はゆっくり口を開く。

『クリス…私が何しに来たか分かるか?』

①「…(汗)」

数年前に分かれてから必死にこの男の後を追ってきたと言うのに実際目の前にすると迷いが出てくる。

①「…」

私はこの男を殺されねばならないのに手がふるえ、剣にすら手をかけられない。

『クリス…お前は生かしてはおけん…今までなら放って置いても、害はなかったが…今回のこの戦いで…お前の力を幾分か侮っていたのに気づいた。出ている杭は早めに叩かんとならん』

男は背中に背負っている長剣を抜く。懐かしい剣だ。

①「私は…」

クリスも剣を抜く。男と同じ紋章が入った剣を…

『いざ…』

①「…ゴク」

勝てないと分かっている。だが、ここで逃げるわけにはいかない。あの時のようにこの男いや兄に目を背けてはいけないのだ。

①「はぁあああ!!!」

セロとの約束は破ることになるが、あの技を使うしかない。ただでさえ負担が大きい技なのに今日は二発目。腕どころか命の保障もない。

①「はあぁぁぁ!」

⑫「ふっ…」

命をかけて突っ込んでくるクリスを見て雷は笑った。いや笑ったように見えた。泣いているようにも見えた。

クリスの剣。

雷の剣。

父の形見である両者の剣。

お互いの気持・剣が激しくぶつかり、冬国中に聞こえるほどの凄まじい音がなった。音と共に眩い光りも生まれ、光りは部屋を包みやがて消えた。












①「…」

⑫「…」

雷はクリスを見つめる。









⑫「これで…何もかもが終わった…これでいいんだ…」

雷は部屋を出ていく。

⑫「運命だ…妹よ」

バタン

No.439 07/03/06 23:47
アル中35 ( 30代 ♂ )

>> 438 ボーッ

ハークは、魔法陣を描きクリスの肩を掴んだ。

②「クリス、気付いとったのか…いくら風の大賢者で治癒魔法が凄かろうとも、年には勝てん。遅かれ早かれ人には寿命というものがあるからの。だが、姫が本当の女王になるまでは、このハーク死にはせぬわ!姫には、内緒じゃよ。」

①「ハーク…」

クリスはそれ以上言おうとしたが、言葉に詰まった。

②「そろそろ魔法界の魔法老に会いにいかんとの…その間、姫をたのんだぞ!」

①「分かった!セレナは、まかしときな。」

クリスの両肩を掴んでいた手を離すとハークは、呪文を唱え魔法陣の中に消えた。

No.438 07/03/06 22:06
R ( 10代 ♂ hpnU )

>> 437 ①「セレナが聞いたら…。何て言うか…。」

②「セレナ殿ももう立派な魔法使いで王女じゃ。平気でしょう。それに、魔法界には長居はせん。マリーン殿のことが終わればすぐに帰ってきます。」

①「セレナにとって…。ハーク殿、あなたは、精神安定剤のようなものなんです。あなたにもしものことがあれば…。ハーク殿…私は…知っています…。あなたの体調が…いま…あまり良くないことを…。」

No.437 07/03/06 03:00
高校生389 

>> 436 こうして、連合軍の兵どんどん星を離れていき、ついには完全に連合軍はシーラ星からいなくなっていた。

冬国隊長「終わったのか」

エルフ兵「…」

兵士たちは連合軍の艦隊が空高く飛んでいくところを見つめるていた。

空長老「終わったよ…」

兵士たちがざわめき出す。

サマー「やった…」

⑨「あぁ」

エルフ兵「やった!」

『おおぉぉぉ!!!』

エルフ族・珍獣族・竜族から一斉に歓喜の声が上がる。

兵士のほとんどが泣きながら、叫んでいる。

そう。ついに連合軍に勝利したのだ。

だが、この嬉しさも一瞬だけだ。多くの仲間を失って勝っても誰も心から喜べないだろう。それに連合軍には大半に逃げられている。

長老「しかし…王子。連合軍はなぜああも簡単に撤退したのですかのぅ…まともに戦えはいくら崩れているからと言って、簡単には負けんものを」

⑨「そうですね。こちらに運があったとしかいいようがない」

司令塔が先に逃げ出したとは夢にも思わないだろう。

デビル「あんたさ?変わってるよね?外見人間なのに…羽生えてるし~」

デビルは始めてみる竜人を興味深々に見ている。しかも、竜王を

⑬「お前も変わってるな…」

竜王は迷惑そうにデビルをあしらっている。

⑭「こら!ちっこいの!竜王様だぞ!失礼な!」

デビル「竜王?竜王って何ぃ?」

⑭「なっ…竜王を知らんだと(汗)」

この後、キックはデビルに竜王の説明を2時間したのであった。

王宮・塔にも勝利の知らせが届き、騒がしくなっていた。塔の中に避難していた女性たちは戦いから帰ってくる兵士たちのために祝いの準備をしている。勝ち戦のあと祝いの食事をするのはエルフ族の慣わしだ。リオとセロも手伝っている。

傷つき、王宮に運ばれたセレナと凱はハークの回復魔法で傷はいえたが、安静が必要と言うことで2・3日はベッド生活ようだ。

せっせと女性は料理を作っているのだがクリスは塔の最上階にいた。(決して、料理が出来ないから上に逃げてきたのではなく…マリーンが心配だからだ)

①「そうですか…」

②「一刻を争うでな。今すぐ行かねばならん」

マリーンはどうなったかの説明が遅れたがなんとか命は助かった。だが、流石のハークでも完全に直すことが出来ず、魔法老に力を借りねばならないらしい。そして、ハークは直ぐに魔法界に立たないといけないらしいのだ。

No.436 07/03/06 02:15
高校生389 

>> 435 魔法使い「キキ様…助けに参りました。」

魔法使い数人は深々と頭を下げる。どうやらキキの部下らしい。

キキ「ふっ…部下に助けられるとは情けない」

キキ「帰るぞ…っ」

キキは腕が痛むのか辛そうだ。

サマー「逃がさんぞ!お前たちには多くの同胞が殺されたからな!」

サマーは密かに合図を送っていたようでエルフ兵数十名が瓦礫から姿をあらわし、銃を向ける。キキたち完全囲まれている。

エルフ兵「動くな!!」

エルフ兵「杖を捨てろ!!」

エルフ兵がそう言っても魔法使いたちは杖を一向に捨てようとしない。

それどころか、魔法使いの杖が光り出す。

エルフ兵「撃てぇ!!」

魔法を阻止しようと一斉に発泡するが、魔法の方が一瞬だが早かった。魔法使いたちは消えていた。

⑤「あっ!杖!いつのまに…」

セロが持っていた杖も消えている。

サマー「くそ…」

⑬「キック!我らは戦場に行くぞ!」

⑭「はっ!!」

竜王は逃げられて困惑しているクリスたちをしりめに早々と戦場に飛んでいく。切り替えが早い人だ。

②「クリス…腕を見せてみなさい。もっとしっかり回復魔法を使わんと…」

①「!!」

回復魔法と聞いて、思いだした。マリーン

①「ハーク様!!直ぐに塔に来て下さい!!」

②「おっ?お?」

早くしないとマリーンの命が危ない。クリスはハークの腕を引っ張り、走っていく。ハークは今にも転けそうだ。

⑤「俺らも行くぞ!リオ!」

⑪「うん!!」

⑨「私たちは竜王様の後を追いましょう。」

サマー「はい!!行きましょう!」

ライオネルが帰ってきたことにより、エルフ兵の士気も上がり、竜王が来た事により、竜族の士気も上がった。

連合軍はと言うと風向きが少し悪くなっただけで、司令塔である司令官が星を離れたため、連合軍の指揮は停止。連合軍隊は司令塔の戦艦に続き、撤退していく。

竜人部隊も逃げていく艦隊は追撃することもなく(追撃する力がないと言ってもいいが)戦ってくる連合軍だけを相手していた。

軍の中から逃亡者が出ると次々に出るのが当たり前のことで連合軍のほとんどが星を離れていった。

No.435 07/03/06 01:25
高校生389 

>> 434 ⑭「今なら…降伏し我らの仲間になるなら助けてやるぞ」

二人は笑う。

ベネズエラ「降伏かぁ…やだね」

キキ「竜王…大賢者ハーク…お前らはいつか必ず殺してやるからな」

⑭「貴様ぁ!竜王様に向かって!!」

①「落ちついて!キック!」

⑨「お前らここから逃げれるような口ぶりだな」

⑨「前みたいに移動魔法で逃げれると思うなよ。今は竜王様もハーク様もいる。」

⑤「杖はこっちにあるしぃね」

セロは二人の杖を持ち、見せびらかしている。

⑭「仲間にならんか…なら死ぬしかないな…残念だ…キック」

竜王は最初から殺すつもりだったのだろう。クリスたちのように目には迷いはない。

⑭「では…」

キックは膝をついている魔法使いに剣を向ける。

⑭「苦しい思いはさせない…二人同時に切ってやる」

クリス・ライオネル・セロ・リオ・ハーク・サマーは目を背けている。

ベネズエラ「やれやれ…」

キキ「…」

⑬「早くせんか」

⑭「さらば」

キックは剣を振り下ろす。

カシャン

⑭「なっ…」

剣は地面に刺さり、虚しい音を上げる。

二人の姿はない。

⑬「移動魔法か…」

⑭「馬鹿な!使えないはず!」

目を背けていたクリスたちも、キックが叫んだため、こちらを見ている。

①「どうしたの!」

⑨「死体…いや…二人は何処だ?」

もし、魔法に長けたハークが見ていたなら阻止出来ただろうがハークは目を背けていた。

⑬「移動魔法だ…逃げられた。」

竜王ももしベネズエラ・キキが杖なしでも移動魔法を使え、使ったなら、近くにいたので魔法発動までに止めれただろう。

⑨「どうやって…杖なしで」

⑬「彼処だ…」

竜王は指さす。

が、移動魔法を使ったのはキキでもベネズエラでもなかった。

サマー「新手か…」

瓦礫の上にベネズエラ・キキそして、数人の別の魔法使いもいる。

②「仲間がおったとは…油断したのぅ」

⑤「えっ~また逃げられたの?」


⑪「僕の特製手枷もはずれてるぅ!!」

逃げられたことに頭が一杯で他は気づいていなかったが確かに手枷も外れている。

⑨「どうでもいいだろそこは!!」

⑪「うげぇ」

ライオネルはリオの頭を叩く。

確かにライオネルの言う通りである。(汗)

No.434 07/03/06 00:51
高校生389 

>> 433 キキ『お前らぁ!!逃がさんぞ…ぐっぐぐ』

魔法でも使っているのか、凄まじい大声だ。クリスたちも思わず耳を塞ぐ。

⑬竜王「片腕を失ってまで…まだ…やるきか?」

辺りでは近くまで迫ってきていた連合軍も竜人主力部隊(竜)の猛攻撃により、どんどん後退していく。なにせ空から巨大な竜たちが襲ってきて、珍獣族やエルフ族、竜人族がお互い力を合わせ戦われてはいくら連合軍雷部隊と言っても手におえなくなっている。

キキ「ぐっ…竜王ともあろう者が…不意打ちとは…竜族も地に落ちたな…っ」

キキはベネズエラに支えられながら、立っている。ベネズエラは回復の魔法を使っている様子だが、キキから出る血を止めるので必死のようだ。

⑬「不意打ちか…」

竜王は笑う。

⑭「戦いの中で不意打ちなどと言う言葉は…ない!!」

突然、隙を見計らい空高く飛び上がっていたキックが急落下してキキたちに斬りかかっていく。

ベネズエラ「ちっ!!」

ベネズエラはとっさに杖でガードしたため、キキは支えを失い倒れる。

キキ「っ…」

キキは倒れた衝撃で一瞬目をつぶった。

キキ「なっ…」

⑨「残念だな」

目を開けた時には剣を喉元に突きつけられていた。

⑭「さぁ…仲間を死なせたくないなら杖を捨てろ」

ベネズエラ「参ったよ…」

ベネズエラが杖を捨てると喉元に剣を突きつけられながらも捨てなかったキキも杖を投げた。

⑨「リオ!頼む」

⑪「よし!出番だぁ!」

リオが杖を持たない魔法使い二人に手を向けると二人の手は金属の手枷に縛られる。

サマー「素晴らしい。その年で錬金術を」

⑤「あんまり誉めないほうがいいよ。調子に乗るから(笑)」

縛られた二人はキックとライオネルに引きずられ、竜王とハークの前まで運ばれる。

⑭「竜王…ハーク様…この二人どうしますか」

②「うむ…無力な者を殺すのはのぅ」

⑭「ですが…生かしておいては危険です。」

⑭「幼き魔法使いよ。見てみろ」

竜王は後ろを振り返り、指さす。

⑭「我が同胞たちは強い…時期に勝負はつくだろう」

連合軍はどんどん後退していき、星から撤退する戦艦も出始めている。理由はもちろん主力部隊到着により、流れがエルフたちに傾いたこともあるが、新しい司令官に変わったことで指揮系統が混乱したのも大きかった。戦いで混乱した軍を潰すのは容易いことだ。

No.433 07/03/05 23:46
アル中35 ( 30代 ♂ )

>> 432 ⑨「自分も、冬の国の王子!改めてみんなに、お礼を言いたい。本当に有り難う。」

ライオネルも深々と頭を下げた。

①「みんな、仲間だろ。」

⑭「その通りだ。それに、そのセリフはこの連合軍を倒してからだな。」
キックは、にやっと笑うと肩をポンッと叩いた。

⑤「そうだ、まだ、戦いは終わってない。」

①「セ~ロっ!さっきまで死ぬ殺さないでとか言ってたくせに。」

⑤「クリス、それは言いっこ無しだよ。」
セロはガクッと肩を落とした。
みんな、その光景を見て笑った。




581連合鑑「えぇい怯むなっ!」

102連合艦「何だ、今までの竜どもと違うぞ…」

121連合鑑「うわ~っ!炎が襲ってくる…」
366連合鑑「馬鹿な!主砲が当たらないだと、全砲門発射!!」

チュドン パリン パリン
ドゴーーン!!

その近くの空中では竜人と竜の主力部隊が、圧倒的力で次々と雷率いる連合軍艦隊を破壊していた。
もうもうと爆炎をあげながら、地上に落ちていく…その下には沢山の雷地上部隊がいる。
地上の連合軍の大半は自らの艦隊が次々と落ちていき自滅していった。

⑬「ふっ!我が主力部隊に手も足も出ないみたいだの。」

②「クリス、姫はどうした?」

①「手傷を負って王宮に運ばれた…すまない、ハーク、用心棒の私がついていながら…」
クリスは、うつむいた。

②「気に病むことはないクリスよ、戦場は何があるか分からないのじゃから。」

①「ありがとう。そう言って貰えると気が楽になるよ。」

②「では、王宮に向かいますかな。」
そう言うとハークは歩きだした。

①「私も、セレナと凱が気になるのでついて行きます。」
⑪「じゃあ、ぼくも…」
さっと手を挙げると後ろから、小走りにリオも二人の後をついていった。

No.432 07/03/05 22:57
アル中35 ( 30代 ♂ )

>> 431 その時だった。

バサ-ーッ

ごおぉぉぅっ!!

雄叫びと共に、キキの頭上から急降下して来る者がいた。

「何っ!?」

目の前に攻撃するのに集中してキキは一瞬気づくのが遅かった。

「貴様は…」

ズバッ

「ぐあああぁぁぁっ!!」

見上げた時には既に後の祭りであった。杖を握っていた右腕、いや正確には右肩から無くなっていた。

「ぬぐうぅぅうっ…」

キキは、女みたいなあどけない顔を激痛で歪ませながら、地上に落ちて行った。
ベネズエラ「キキっキキーっ!!」

慌てて、ベネズエラはキキの落下地点に急ぐ…




⑭「りゅ、竜王様…。」

バサッ バサッ

⑬「皆の者、すまん待たせたな。」
「戦闘準備している顔見知りの奴を見つけたもんでな。お前たちのいる所までの道案内をして貰ったのだ。」

⑪「へへ~ぇ。」

ドラーの背中から、ひょっこりリオが顔を覗かせる。

ドラー「キック、竜王の子でありながら何やってるんだ。ガハハハハッ」

その後ろからはハークの姿も見えた。

②「皆、大丈夫かの…今、かかっている痺れ魔法を解除するからの。それから、回復魔法もじゃ。」

ハークは、杖に力を込め倒れているみんなに魔法をかけた。
①「ハーク無事で、良かった…」
⑤「本当に死ぬかと思ったよ。」

サマー「竜王殿、ハーク殿、噂はかねがね聞いております。よくぞ、このシーラ星に参られた。エルフの夏の国王、いや、この星の皆の代わりにお礼を言わさせて貰います。」
そう言うとサマーは深々と頭を下げた。

No.431 07/03/04 02:10
高校生389 

>> 430 ⑭「なっ!!」

⑨「お前は!!」

頭上には浮遊魔法で飛んでいる凄まじい魔力を持った魔法使いがいた。

キキ「はっははは!!ざま~ねぇな!ベネズエラ!はははは!!」

ベネズエラ「うるさい…ちょっとミスっただけだよ」

キキ「貸しだぜ」

ベネズエラの身体が鈍く黒い光りに包まれていく。

⑭「さすか!!」

キックは飛び上がり、キキに斬りかかる。だが、キキの杖から放たれた炎のような魔法を直撃し、地面に叩きつけられた。

⑭「ぐっ…」

⑨「キック!!ちっ!」

ベネズエラの身体はどんどん回復していく。

⑤「ライオネル!!サマー!!」

セロが投げた銃を二人は素早く手に取る。

セロたちを含め、周りの兵士たちも一斉にキキに発泡しようとするが、急に身体が動かなくなる。

⑭「っ…」

⑨「これは…さっきの魔法か…くっ」

⑤「お早い回復で…くそ」

倒れたままベネズエラを見つめる。

ベネズエラ「ふぅ…助かった」

ベネズエラの杖は前と同じく強い光りを放っている。

キキ「おい!ベネズエラ!余計なことはするな!銃ぐらい俺はなんともない!」

ベネズエラ「まぁまぁ起こるなよ…」

キキはゆっくり降りてくると周りを見渡す。

キキ「セレナ姫がいないぞ…どうした」

ベネズエラ「王宮にいったよ」

キキ「ちっ…めんどくせぇな」

⑤「また…ピンチかよ…」

①「ついてないわね」

⑭「まったくだ」

⑨「どうするかなぁ」

サマー「一度ならず二度までも…」

クリスたちは痺れの魔法で動けず、ただただキキたちを見ていることしか出来ずにいた。

ベネズエラ「んじゃ…そろそろ」

キキ「俺にやらせろ…コイツらには借りがある…餓鬼(リオ)がいねぇのが残念だがな。まとめて、殺してやる!」

キキの杖から放たれる光りが更に強くなる。

No.430 07/03/04 01:46
高校生389 

>> 429 ベネズエラ「っ…」

ベネズエラは仰向けに倒れたままで動かない。多分、動けないのだろう。

⑭「おっ」

⑨「痺れの魔法とやらが切れたようだな」

サマー「ふぅ…」

ベネズエラが倒れたことにより皆にかかっていた魔法も解けたようだ。

①「さぁ。セレナを早く治療しないと」

サマー「なら…王宮へ!!」

サマーは周りから駆けつけてくるエルフ兵たちに指示する。

兵士「お乗り下さい」

③「すいません…っ」

セレナは凱に続き、兵士に担がれ、王宮に向かっていく。

クリスも後を追おうとしたが

⑤「クリス!!」

セロにいきなり、腕を掴まれた。セロの顔は今までになく真剣だ。

①「何?セロ?」

クリスは笑ってみせる。

⑤「クリス…さっきの技は…使うなって言っただろう。約束だったさはずだ」

剣を握っている腕を上げさす。

①「ぁ…っ」

力なく、クリスの手から剣がこぼれた。

⑤「…」

クリスの腕は赤く腫れ上がっているではないか。

⑨「クリス…その腕は…さっきの技で」

ライオネルたちも心配そうに見つめている。

⑭「当然だろうな…あの人間の限界を超えた速さで技を繰り出すんだ。腕が潰れても可笑しくない。」

①「セロ…ごめんなさい…でも…私は」

⑤「いいよ…言わなくても…ただ俺はクリスにもっと自分を大切にしてほしいんだ。」

クリスの腕に自分の服の切れはしを巻き、荒いが簡単な措置をとる。

⑤「あくまでも…応急的な治療だよ…クリスも王宮で治療して貰ったほうがいい」

サマー「そうですよ。クリスさん。その腫れ方を見るかぎり折れてるかもしれません」

①「分かったわ…っ」

クリスが王宮に向かおうとした時、ベネズエラが動いた。

⑭「うっ!」

⑨「まだ動けるのか!」

サマー「ちっ!」

⑤「はぁ…」

ベネズエラはゆっくり立ち上がる。だが、今にも倒れそうだ。

ベネズエラ「いやぁ…油断したなぁ凄い技だったよ…防御魔法で精一杯だった…ふぅ」

手に握られている杖は鈍く光っいる。

⑭「少年を殺すのは気が引けるが…」

キックは剣をかまえる。

ベネズエラ「惜しかったね…後少しで…僕を…倒せたのにさ…ぐっ」

ベネズエラは頭上を指さす。

①「!?」

No.429 07/03/04 00:03
R ( 10代 ♂ hpnU )

>> 428 一瞬の出来事だったようなので、ほとんどの人が何が起こったのかわからなかったようだ。

①「この技は強すぎる故、父から使用を禁じられているのに…。怒りすぎて忘れてしまった…。」
⑭「剣に風を巻き付けて奴を斬ったように見えたな。」痺れの魔法から解かれたキックが言った。
①「まあ、そんなようなものかな。少し違うけど…。あ!セレナは!?」
⑤「俺のことは無視かよ…。」気絶から覚めたセロが言った。

ベネズエラ(…今のはヤバかったな…。全魔力をこめた防御魔法使わなきゃ死んでたかな…。もう魔力残ってねーな…。どうしよう…。)

No.428 07/03/03 23:02
R ( 10代 ♂ hpnU )

>> 427 セロは…ショックのあまり気絶したようだ。
ベネズエラ「なんだよ…。あの時の姉ちゃんかよ。あんたとはあんまり戦いたくないんだよね…」
①「あんたは、あたしを怒らせた。」
ベネズエラ「へぇ~。怒らせたらどうな…」
ベネズエラはセリフを言い終わる前に、血を出して吹き飛んだ。
⑨「ええ…。えええ~!?」
⑭「なんだ。今のは…。」

No.427 07/03/02 02:33
高校生389 

>> 426 ⑤「止めろぉ!!」

⑭「女だぞ!卑怯な!蹴るなら我にしろ!」

サマー「くそ…セレナ姫」

止めたくても身体が言うことを聞かない。

ベネズエラ「何?喚くなよ~…直ぐにお前らも殺してやるよ」

③「…」

セレナは既に気を失っている。

ベネズエラ「さぁ~最初に殺すのは誰がいい?」

ベネズエラはセレナが気を失ったのを確認するとセロたちを見渡す。

⑨「ふっ…エルフの恥じが殺せるもんなら殺してみろ!」

⑭「殺せるかな?餓鬼の君に私を」

⑤「俺は最後にしてね…っか殺さないで(泣)」

痺れて身動きすらろくにとれない状態にもかかわらず、この男たちはなぜ強くいられるのだろうか。その精神は関心を通り越して、呆れるほどだ。

ベネズエラ「言いたいことはそれだけ??」

ベネズエラも流石の変わり者だ。何を言われても冷静さは失わない。

ベネズエラ「お前からだ」

セロに歩みよる。

⑤「えっ!ちょい待て!俺の意見聞いてた?最後に…っか殺すな!わわわあ」

ベネズエラ「聞こえなぁ~い」

杖の刃をセロの喉元につきつける。

⑭「セロ…残念だったな(笑)」

⑨「はっは。あの顔見ろよ」

⑤「ちょ!キック!ライオネル!どうにかしてぇ!」

セロは最後の力と言うか必死の力で身体を転がし、ベネズエラの杖から逃げる。が直ぐにベネズエラが刃を喉元につきつけ直す。

ベネズエラ「逃げるなよ!ったく」

⑤「わあわあ!一分一分でいいから時間くれぇ~!!」

暴れまくるセロ。

⑭「人間誰もがいつかは死ぬのだよ。セロ…」

⑨「短い間だったが楽しかったよ。セロ…」

⑤「ぎゃあぁ!かってに殺すなぁ!誰か助けてぇ!!」

ベネズエラ「うるさいなぁ!死ね!」

セロの首を斬り裂こうとした時

①「前に出すぎて…戻ってくるのが遅れたわ」

風のごとくにクリスがやってきた。

ベネズエラ「なっ!!」

クリスは杖でガードしようとするベネズエラの杖を剣で弾くと顔面に思いっきり、蹴りを入れた。

ベネズエラ「ぐけぇ」

ベネズエラは投げられた人形のように力なく飛んで行く。

①「セレナのお礼だ!」

そして、クリスは直ぐにセレナに駆けよる。

①「良かった。息はある」

③「っ…」


①「待ってて!直ぐにコイツを倒して、手当てしてあげるから…」

ベネズエラ「ぐっ…うぅ」

ベネズエラは鼻血を出しながら、疼くまっている。

No.426 07/03/02 01:55
高校生389 

>> 425 ⑭キック「そうですか…」

戦場の中、一同は瓦礫の盾に隠れながら、会話している。

サマー「私たちも…き…」

サマーの動きが止まる。

竜人「キック様!この少年はどうすれば?」

ベネズエラ「…」

護衛の竜人たちの後ろからベネズエラが顔を出す。

⑭「ん…忘れてた…すまん…誰かベネズエラ君を」

王宮まで連れて行ってくれないかと言いかけた時

サマー「貴様は!!あの時の!」

サマーはいきなり、剣を抜き、ベネズエラに斬りかかっていく。

⑨「なっ!!」

③「サマーさん!!」

ベネズエラの事を知らないセレナやライオネルはサマーを止める。

サマー「はなして下さい!この少年は…敵なんです!!」

サマーがそう言った瞬間、ベネズエラはローブの下に隠し持っていた杖を取り出す。

⑭「きっ…」

⑨「なっ!!」

⑤「!!」

瞬時にキックやライオネルも動いたが、ベネズエラの魔法は早かった。杖が光ったと思った時にはその場にいたセレナたちは皆倒れ込んでいた。

③「うっ…」

倒れたまま辺りを見渡す。

何が起こったのか理解出来なかったが、直ぐに自分たちがまんまと敵を連れて来てしまったのを認識する。

ベネズエラ「はっはは!!馬鹿だね!お前ら!」

ベネズエラは倒れているセレナたちを見下して見ている。

③「連合軍…だったなんて…」

身体を起こそうとするが起き上がることが出来ない。

⑭「不覚…っ」

⑨「くっそ」

⑤「くっ…」

他の皆も起き上がれないようだ。

ベネズエラ「無駄無駄!当分は起き上がれないよ!痺れの魔法かけたからね!」

③「痺れの魔法…」

セレナは自分の杖を探す。

③「あっ」

あった。セレナの直ぐ横に杖が落ちている。

魔法さえ使えれば痺れの魔法ぐらい解くことが出来る。頭を上げるのすら厳しい身体で、必死に杖に手を伸ばすが

カッ

③「うっ…うう」

ベネズエラ「させないよ~姫様!」

後少しのと言ったところで、手を踏みつけられ、失敗に終わった。

ベネズエラ「僕さ~偉い人って嫌いなんだよねぇ」

ぐっぐぐ

③「あっあぁ」

踏みつける力を更に強くする。

ベネズエラ「馬鹿~!!」

③「きゃあ」

踏みつけていた足を上げるとセレナの顔面を勢いよく蹴る。

ベネズエラ「はっはは!!」

腹部・頭部・腕・足などうずくまっているセレナを蹴りまくる。とても見てられない。

No.425 07/02/24 18:40
高校生389 

>> 424 ⑨「皆!!」

竜人「ちょ…暴れないで…」

ライオネルは手を大きく振っている。抱えている竜人は大変そうだ。

③「キック!彼処にクリスとセロが…近くに降ろして!」

⑭「了解した」

キックは目で合図を送るとライオネル・ベネズエラを運んでいる竜人や護衛の竜人たちは頷く。

⑤「お!こっち来る!お~い!セレナ!」

セロが身を乗りだすのでサマーが頭を押さえる。

サマー「仲間が来て嬉しいのは分かりますが!戦場です(汗)!頭が吹き飛びますよ!」

⑤「つい興奮して」

慌てて頭を下げる。

③「セロ!!」

キックはセロの真後ろに降り立った。

⑤「セレナ!」

身を低くし、二人は勢いよく抱き合う。

③「間に合って良かった!」

⑭「君は?」

サマー「私はサマーと言います!クリスさんやセロさん・凱とこの戦いで一緒に戦ってきたものです。」

⑭「そうか…私はキックだ!よろしくな!」

戦場だけあって軽く挨拶をかわす、セレナたち。

No.424 07/02/24 18:24
高校生389 

>> 423 ①「はっ!!」

連合兵「ぐはぁ」

クリスは大混乱となっている戦場で戦っていた。

サマー「無理なさらないで下さい!」

前にですぎているクリスをサマーが止めるがクリスは更に前に出て敵と戦う。

サマー「全く…凱といい…困った人たちだ」

⑤「同感!」

サマー・セロは同じ動きで銃をかまえると的確に敵を撃ち抜いていく。

秋国隊長「撃てぇ!一発も無駄にするな!一発でしとめろ!」

エルフ兵たちも同様に瓦礫に身を隠し、銃を撃つ。

幸いな事に隠れる瓦礫(盾)は山ほどある。

連合軍は自らの爆撃によって、エルフたちに隠れみのを作り、進路に多数の障害(瓦礫の山)を作って、中々前に進めない。

デビル「ややや!!」

珍獣族はエルフの援護射撃の助けもあって、少しずつだが連合軍を押し返していく。

長老はと言うと

長老「やぁあああ!!」

クリスと同じく剣一つで連合軍と戦っていた。クリスに負けないほどの素早い動きだ。

長老「儂も!昔は大剣豪と呼ばれとってな!まだまだ若い者には負けん!」

長老は老人とは思えない力で敵を斬り倒していく。

①「凄い…」

クリスも呆気にとられている。

凱・クリスよりも強いのではないかと思える強さだ。剣技から熟年の力が感じられる。

⑤「長老…すげぇ」

長老はクリスより更に前に出て、大軍の中に進んで行き、もう姿が見えない。

サマー「あの剣の動きは…エルフの英雄【タカ】…冬国の長老殿が…あの有名な大剣豪だったとは…」

カチャ

⑤「タカ?大剣豪?英雄?」

銃に玉を込める。

カチャ

サマー「エルフ族では有名だ…さぁ!タカ伝は戦いの後ゆっくり話します!」

⑤「タカ伝…(笑)」

二人は再び、銃を撃つ。

秋国隊長「竜人が来たぞ!2時の方角!上空!」

サマー「竜人部隊からの伝令か!」

2時の方角から確かに連合軍の上空を数人の竜人たちが飛んで来ているのか確認出来る。

⑤「人を抱えてる!」

銃弾を巧みにかわし、向かってくる。

サマー「そのようですね…」

竜人が誰かを運んでいるようだ。

⑤「アレは!」

運んでいる誰かを確認出来る距離まで、竜人が飛んでくるとエルフたち叫び出した。

『ライオネル王子だ!』

⑤「セレナ!ライオネル!キック!」

No.423 07/02/24 01:33
アル中35 ( 30代 ♂ )

>> 422 プスプス

ネオ・ガイブレードの威力は凄まじく、一筋の道が出来ていて地面は抉(えぐ)れ、その場にいた連合軍はまさしく消滅していた。
だが、圧倒的人数の為、少しはたじろいだものの、周りの兵士たちは又攻めだしてきた。

ドドドドドドドドドド

冬国兵「どうしますか?サマー殿!」

サマー「せっかく、凱が道を開いてくれたんだっ。皆いくぞ!」

冬国兵『はい。』

サマー「それから、救護班は凱を王宮で休ませてやってくれ。」

冬国の救護班は、気をうしなっている凱を担ぎ王宮へと歩きだした。

No.422 07/02/24 00:26
アル中35 ( 30代 ♂ )

>> 421 ⑦「くっ、こうなったら…サマー、援護を頼む。」

そう言うと、凱は妖刀「覇王」を抜いた。
サマー「分かった。だが、凱むちゃはするなよ!」

⑦「ああっ、だがやるしかねぇ!」

ゴゴゴゴゴゴゴゴッ
凱は、全身全霊のオーラを漆黒の鎧に溜めだした。

⑦「うおぉぉぉぉっ!!!」

辺りの地面に地割れが起きる。

⑦「まだだ、こんなもんじゃ足りねぇ!」
ズゴゴゴゴゴゴッ

この世界で最強と詠われる妖刀「覇王」にもオーラが伝わっていく。

ピカーーッ

覇王が金色に輝き光のオーラが包み込む。
バリバリ バリバリ
⑦「いくぜ!おらーっ!!全てを蹴散らせ!」
「ネオッ・ガイブレードオオォォォッ!!!」

ドゴオオオオォン!!

凄まじいオーラが、一直線に連合軍の大軍に襲いかかり、辺りは、爆煙がもうもうと立ちこめる。

⑦「こいつで、どうだ…。」
ガクッ

サマー「がっ凱!」

ありったけの気を使った凱は、膝間付いた。

ゴゴゴゴゴゴッ

土煙りが風で消えた風景は、木も雪も連合軍も姿がなくなっていた。

サマー「凱、大丈夫か?」

⑦「ああ、これで少しは道が開けたろ…。」
バタンッ

凱は、気を失いその場に倒れてしまった。

サマー「…よくやった凱…。」
「みんな、今だ!このチャンスを逃がすなっ!」

エルフ兵『おおーっ!!』

No.421 07/02/19 21:10
高校生389 

>> 420 艦隊同士の空中戦は押しつ押されつの戦いだが

秋国隊長「下がれ!下がれ!」

地上ではエルフ軍はどんどん押され、連合軍は王宮の直ぐ近くまで迫ってきていた。

竜人「はっ!戦えぇ!」

地上の竜人部隊はそんな連合軍を横から攻めてはいるが連合軍を止めることが出来ない。

やはり、竜人部隊が間に合ったと言っても、不利な状況は変わらなかった。

主力部隊(竜部隊)がいればもう少しましな戦いが出来ただろうが、主力部隊は今だに姿を見せない。

クリスたちは何とか国境(塀)から、逃れ、今は王宮の近くで戦っていた。

①「はっ!!」

連合軍も竜人艦隊に全攻撃力を注いでいるので、王宮や町の爆撃は止んでいる。

連合兵「なんだ!あの女は!ぐわぁ!」

クリスは銃を持った大勢の連合兵に剣一つで挑んでいく。爆撃で破壊された建物(瓦礫)を上手く使い銃弾を防ぎ、間合いをつめて連合兵たちを斬り倒していく。

サマー「クリスさんを!」

⑤「わかってる!援護するよ!」

⑦「はあぁぁ!!ガイブレイド!!」

デビル「やっほぉ~」

その近くではデビル・セロ・凱・サマーたちも戦っている。

サマー「アレを!!」

⑤「う?」

クリスたちの後方(王宮)から、エルフ兵・珍獣族のグウタラどもがやってくる。

サマー「援軍だ!!」

サマーはエルフ兵たちに合図を送る。

エルフ兵「援護!援護しろ!」

エルフ兵たちは援護射撃し、援軍の道を切り開く。

デビル「やっと来たか…遅いんだから」

数百、数千の珍獣族は銃弾ももろともせずに真っ直ぐ向かってくる。

「腹もはったし…」

「ゲラゲラ…」

「暴れてやろう!ガハハハハ!」

『があぁぁぁ』

奇妙な生き物たちは連合兵をまるで、小さな虫でも相手にするかのように薙ぎ倒していく。

珍獣族の活躍は素晴らしいものだったが、膨大な兵力の連合軍を押さえるので精一杯だ。

サマー「撃て…撃つんだ!」

いくら珍獣たちでも連合兵に倒さていく。

⑦「ちっ!いくらなんでも多すぎるぜ!!」

No.420 07/02/19 16:28
高校生389 

>> 419 ⑨「そういうことなら…一緒に行こう」

⑭「しかし…ライオネル殿…エルフと言えど連合軍でないとは…いいきれない」

⑨「キック殿…エルフは連合軍には荷担しない」

③「それに…こんな子を置いてはいけませんよ」

⑨「だね~痛てぇ」

ライオネルはリオの頭を叩く。

⑨「年下のお前が言うな」

⑭「皆さんがそこまでいうなら…」

③「君…名前はなんというの?私はセレナ!よろしくね!」

セレナは少年に近づく。

『セレナ…僕は…ベネズエラ…ベネズエラだよ』

⑨「よし…ベネズエラ!我々と一緒に冬国に連れててやるよ!行こう!」

セレナたちは洞窟を出て、再び、戦場に戻る。

⑭「気をつけて下さい!行きましょう!」

凄まじい、爆発や銃弾の嵐だ。

危険を冒してまで冬国を目指すのはベネズエラを冬国まで連れていかなくてはならないし、なにより、クリスたちと合流するため、冬国を目指さなければならない。

ベネズエラ「馬鹿なやつら…」

セレナたちの後を走っているベネズエラは笑みを浮かべる。

ベネズエラ「ふふ」

なんて…お人好しの馬鹿どもだ(笑)しかし…ラッキーだったな。アームのおっさんの戦車に乗るのが疲れて、偶然見つけた洞窟で休んでたら、ドイス閣下からの最優先命令のターゲットのセレナ姫が現れるとは(笑)なんせ幻惑の耳だけで、僕を仲間と信じ込むなんて(笑)笑いが止まらないや…エルフって本当馬鹿…このまま、こいつらについて行って、セレナ姫を…ふふ…

ベネズエラ「…」

セレナたちは戦場を駆け抜けていく。

だが、キキの奴がこの星に来てるのはおどろいたな。少し前の魔力のぶつかり合い(セレナ・キキ)で、キキの魔力を感じた。

ベネズエラ「あいつも馬鹿だな…マジでセレナ姫を殺そうとしてたし…」

もっと効率のいいやり方を見せてやるよ。キキ。手柄は僕が貰う(笑)

ベネズエラ「ハハハ!!あっ!」

こんなことを考えているベネズエラは地面の石に気づかなかった。

そして…転けた。

ベネズエラ「ぐげぇ」

③「大丈夫?」

セレナが駆けよってくる。

ベネズエラ「はい…大丈夫です…ぅ」

直ぐに起き上がり、再び、走りだす。

セレナ「さぁ」

ベネズエラ「ぐ…」

本当についてるのか…僕は…不安になってきた。

No.419 07/02/19 15:56
高校生389 

>> 417 何とか、キキの腐食魔法をかわした四人は、体制を整える為その場を離れた。 キックはライオネルとリオを地上に下ろした。 後からセレナも降り… ライオネルは寝ているリオに気づく。

⑨「こいつ…寝てやがる」

③「駄目!疲れてるんだから!少し休ませてあげて!」

起こそうとするライオネルの手を叩く。

⑨「ぅ…すまない(汗)」

⑭「しかし…こんな隠れたところに洞窟があるとは」

キックは洞窟を見渡している。

⑨「俺も冬国の近くにこんな洞窟があったなんて知らなかった…何処まで続いてるんだろう」

ライオネルは暗い洞窟の奥を見つめる。

ガサガサ

⑨「!?」

奥で何かが動いた。

ライオネルは腰の剣に手をかける。

⑭「先客が…いたようだな」

キックも気づいていたらしく、既に剣を抜いている。

⑨「あぁ…」

ライオネルも慌てて、剣を抜く。

ガサガサ

⑭「セレナ姫…明かりを頼みます」

③「え?…えぇ!ちょっと待って!」

⑪「うぅ…う?」

慌てて、杖を洞窟の奥に向け、寝ているリオを起こす。

杖から出た光りは徐々に洞窟を照らしていく。

奥の何者かの姿が徐々に見えてくる。

⑭「誰だ?」

キック、ライオネルは剣をかまえ、警戒する。

『やぁ…始めまして』

何者かの姿が完全に照らされた。

⑭「君は…何してるこんなところで」

まだ、十代半ばの少年だ。

『え…えっと…』

少年は槍のような杖をローブの下に隠す、セレナたちは杖には気づかなかったようだ。

⑨「ローブを着てると言うことは…魔法使いか」

『え?…いや…あの魔法使いではなく…魔法見習いで』

少年はローブの下から魔法書を取り出す。

③「連合軍?…」

少年は苦笑する。

『いいえ…僕は』

少年は被っていたフードを取って見せる。

⑨「エルフ族!」

少年の耳はとがっている。エルフ族の典型的な耳の特長だ。

⑨「連合軍でないのはわかったが…」

エルフで連合軍に味方する者はいない。

⑨「君みたいな子が…なぜ一人で…しかも、戦場のど真ん中と言わんでも…戦場のすぐ近くで」

『それは…』

少年が言うに自分は春国から来たらしく、命からがら、生きのび、逃げてきたのはいいものの既に戦いが始まっていて冬国には入れず、偶然に洞窟を見つけ、隠れていたと言う。

No.418 07/02/19 15:15
アル中35 ( 30代 ♂ )

>> 417 m(_ _)m【415と416の間のレス抜けてたので補足です…💧アル】

竜人兵はセレナを抱き抱え走った。

竜人「うっ!」

背中に激痛が走る

キキ「逃がすものか、セ・レ・ナ!」

杖に魔力を溜めている、もう片方の手から煙りが上がっていた。

セレナ「ううっ…」

ライオネルはエルフの補助魔法で素早くセレナを抱き抱えながら、少しだけ魔力が回復するエルフの水を飲ませた。

③「ありがとう…ライオネル…少しずつ魔力が戻ってくるみたい。」

⑭「セレナには、安全な場所にと思ったが…しかたない。」
⑪「セレナ、大丈夫?」
③「何とか大丈夫よ。リオ」
⑪「へへっ」
リオは、恥ずかしそうに人差し指で鼻をこすった。

キキの光りは段々黒くなっていく…そして、

No.417 07/02/19 14:41
アル中35 ( 30代 ♂ )

>> 416 何とか、キキの腐食魔法をかわした四人は、体制を整える為その場を離れた。


キックはライオネルとリオを地上に下ろした。
後からセレナも降り立った。

その近くに洞窟が見え歩きだす。(初めて凱が休んでいた洞窟)


パチパチッ
パキッ
パチパチ

⑭「イース星の友よ、すまん…」
キックは、うつむき涙をぐっと堪えた。
③「キック…。」

⑨「わがシーラ星の為に仲間を…すまない…」

ジジッ
焚き火に群がった虫が、燃えてゆらゆら落ちてゆく。

⑭「いや、いいんだ…遅かれ早かれ何時かは連合軍と戦わなくてはいけなかったんだ。」

⑨「…。」

⑭「気にするな、ライオネル。」

ライオネル肩をポンと叩くとキックは、立ち上がった。

③「みなさん、必ず連合軍を倒して、世界を平和にしましょう。そうしないと、いままで戦死していった方々が浮かばれません。」

⑨「うん、そうだね。」
⑭「ああ、仲間の弔い合戦も含め世界平和の為に、命ある限り俺は戦う。」


その傍らでリオはすうすうと寝息を立てていた。

  • << 419 ライオネルは寝ているリオに気づく。 ⑨「こいつ…寝てやがる」 ③「駄目!疲れてるんだから!少し休ませてあげて!」 起こそうとするライオネルの手を叩く。 ⑨「ぅ…すまない(汗)」 ⑭「しかし…こんな隠れたところに洞窟があるとは」 キックは洞窟を見渡している。 ⑨「俺も冬国の近くにこんな洞窟があったなんて知らなかった…何処まで続いてるんだろう」 ライオネルは暗い洞窟の奥を見つめる。 ガサガサ ⑨「!?」 奥で何かが動いた。 ライオネルは腰の剣に手をかける。 ⑭「先客が…いたようだな」 キックも気づいていたらしく、既に剣を抜いている。 ⑨「あぁ…」 ライオネルも慌てて、剣を抜く。 ガサガサ ⑭「セレナ姫…明かりを頼みます」 ③「え?…えぇ!ちょっと待って!」 ⑪「うぅ…う?」 慌てて、杖を洞窟の奥に向け、寝ているリオを起こす。 杖から出た光りは徐々に洞窟を照らしていく。 奥の何者かの姿が徐々に見えてくる。 ⑭「誰だ?」 キック、ライオネルは剣をかまえ、警戒する。 『やぁ…始めまして』 何者かの姿が完全に照らされた。 ⑭「君は…何してるこんなところで」 まだ、十代半ばの少年だ。 『え…えっと…』 少年は槍のような杖をローブの下に隠す、セレナたちは杖には気づかなかったようだ。 ⑨「ローブを着てると言うことは…魔法使いか」 『え?…いや…あの魔法使いではなく…魔法見習いで』 少年はローブの下から魔法書を取り出す。 ③「連合軍?…」 少年は苦笑する。 『いいえ…僕は』 少年は被っていたフードを取って見せる。 ⑨「エルフ族!」 少年の耳はとがっている。エルフ族の典型的な耳の特長だ。 ⑨「連合軍でないのはわかったが…」 エルフで連合軍に味方する者はいない。 ⑨「君みたいな子が…なぜ一人で…しかも、戦場のど真ん中と言わんでも…戦場のすぐ近くで」 『それは…』 少年が言うに自分は春国から来たらしく、命からがら、生きのび、逃げてきたのはいいものの既に戦いが始まっていて冬国には入れず、偶然に洞窟を見つけ、隠れていたと言う。

No.416 07/02/19 13:55
アル中35 ( 30代 ♂ )

>> 415 手に持っている杖の水晶が眩く輝き出す。

⑭「くっ!」
③「眩しい…。」
⑪「なんだよ、この黒い光りは!?」
⑨「強い、魔力が杖に集まっているみたいだ!!」

みんなが目を手で覆っている間に、キキはハイエント魔法を唱えだした。

キキ「ザードザードエウルム…古により伝わる地獄の亡者よ!全てを腐敗させてしまえ…。」

ギュウオォォン

水晶に凄まじい魔力が凝縮されていく。


⑨「何か、やばい…。」
⑭「ライオネル!リオ!俺につかまれっ早く!」
⑪「分かった。早くセレナも逃げて!」
③「…分かったわ。」

その時、キキの光りを見た竜人と竜たちがセレナたちを助けに来た。

竜人「キック大丈夫か?」
竜人「助太刀に来たぜ!」
竜「ごおあぁぁっ」


⑭「お前たち、来るなーっ」

キキ「貴様等、みんな死んでしまえーっ!!!」

ピカーーーッ










竜人「かっ体か腐って…」
竜人「ドロドロに体がとけ…」
竜たち「グア~ン!!」
「ガガッ」
「うおぉ~ゎん!」

次々と助けに来た竜人と竜たちは、元の形が分からないヘドロのようになって落ちていった…。

No.415 07/02/18 21:53
高校生389 

>> 414 キックはキキが放った複数の電気か炎かよく分からない魔法を軽々と避け、森の焼け後に降り立つ。周りでは竜人と連合軍が激しい戦いをしている。

キキ「こんな戦場のど真ん中に降り立つとは…何を考えてるのか」

キキは浮遊魔法で飛んでいる。

⑭「さぁ!相手になってやる!」

キックはセレナを竜人兵に託す。

竜人兵はセレナを抱え、飛んでいく。

キキ「逃がすか!」

キキはセレナに杖を向ける。

⑨「久々!」

ライオネルが低所に浮遊しているキキの背後から斬りかかる。

キキ「貴様は!」

セレナに杖を向けるのを止め、ライオネルの剣を杖で受け止める。

⑨「久々と言っても…数時間ぶりだけどな!ぐっぐ」

⑭「加勢するぞ!!」

ライオネル、キック二人がかりで、キキに斬りかかる。

キキ「ちっ!」

キキは移動魔法を使い、二人の剣から逃れる。

⑭「移動魔法か…やっかいだ」

⑨「一番得意らしいぞ…逃げるのがな」

キキ「ふっ…今のうちにいいたい事を言っておけ!今、殺してやる」

キキの杖が光った。

黒い光りは天高く上がる。

兵士たち「なんだ?」

⑭「やばいな…」

⑨「同感…」

キキ「俺は機嫌が悪いんだ」

杖の光りが消えた瞬間、地中から光りが出てきて、地割を起こし、地面を持ち上げ、凄まじい爆発が起きる。

ドオオオオオォォ

辺り、一面が吹き飛んでいく。

兵士たちは爆炎に飲み込まれといく。燃えた木、落ちてきた戦艦、戦車なども軽々と爆風で吹き飛んでいく。

なんという威力だ。キキがいた周り数kmが吹き飛んでしまった。

キキ「ハハハ!!」

兵器の残骸や、倒れた兵士たちしか見えない。

キキ「う?」

瓦礫の一部に目をやる。

ガラガラ

瓦礫の中から、ライオネル・キックが出てきた。

⑭「凄い魔法だ」

⑨「あぁ…味方も関係なしに吹き飛ばすとは…」

キキ「貴様ら…なんで生きてる」

キキは杖を二人に向ける。

ガラガラ

瓦礫の中から、もう一人出てきた。

⑪「えっへん!僕の力でした(笑)」

⑨「調子に乗るな!」

キキ「その餓鬼は…」

⑪「ほら」

リオは鉄で出来た大きな瓦礫を動かして見せる。

キキ「ふっ…鉄を集め楯を作ったわけか…」

キキの杖がまた光だす。

キキ「二度目は無いぞ」

No.414 07/02/18 21:09
高校生389 

>> 413 『何処え…行くきだ』

③「え?」

キキ「俺を…倒したつもりか…ぐっ」

③「生きていたの…」

キキはダメージは深そうなものの強力な魔力は健在のようだ。彼からは凄まじい魔力を感じる。

キキ「貴様にしては…よくやった…」

キキはボロボロになったローブを脱ぎ捨てる。

キキ「移動魔法が…使えたとは…油断した…ハァ」

キキはローブの下の服も脱ぎすて、上半身裸になっている。結構筋肉質だ。

③「くっ…」

セレナは杖をキキに向ける。杖の光りは弱々しい。

キキ「ふっ…」

キキの杖からは凄まじい光りが放たれる。

キキ「直ぐには…」

消えた。

キキ「殺さん」

キキはセレナの後ろに移動する。

③「!!」

セレナも瞬間に移動魔法を使うが、更にキキも移動魔法を使いセレナの後ろをとる。

③「ハァ…」

キキ「無駄だ!」

キキは杖の刃のついていない方でセレナを殴る。

③「きゃぁ」

殴られた衝撃で浮遊魔法が解け、落下していく。

キキ「ふん」

キキはこのまま落下し、死んでもらっては面白くないらしくセレナを空中に縛り上げる。

③「うっぅ」

セレナは大の字で空中に捕らわれる。

キキ「ふっ…浮遊魔法を使う魔力すら残ってないとはな」

キキ「ほらよ!」

③「あぁぁぁ」

見えない力がセレナを締めつける。手足は今にも折れそうだ。

キキ「そうだ…苦しめ…そして死ね!…この俺様を怒らせるからだ」

③「あぁあ…」

セレナの意識が薄れていく。

キキ「ふっ…もういいだろう…死ね」

⑭「間に合ったな」

風のように空中を飛んでくる一人の竜人。

キキ「!!」

セレナを抱き上げ、魔法から解放すると急落下していく。

キキ「なんだ!あの竜人は!くそ!」

キキもキックの後を追い、急落下していく。

No.413 07/02/18 20:24
高校生389 

>> 412 地上での竜人と連合軍の戦いを見ているものがいた。

キキだ。浮遊魔法で空を飛んでいる。

キキ「ほぅ…ここまで頑張るとはな」

竜人たちは各々、大軍の中で戦っている。

キキ「俺がわざわざ知らせてやったのに…この様とは」

艦隊同士の空中戦は今だ激しい戦いが繰り広げられている。

キキ「まぁ…いい」

槍のような杖を高く上げる。

キキ「地上の竜人から殲滅してやるか…」

杖が光り始める。光は黒く何もかもを飲み込みそうだ。

キキ「ふふ…」

大魔法を放とうとしているキキには誰も気づいていない。

『させない!』

ゴオオオオオ

キキ「!!」

炎の玉がキキを襲う。

だが、移動魔法でキキは難を逃れた。炎の玉は遠くに飛んでいく。

キキ「貴様は…」

キキは炎の玉を放った主に杖を向ける。

キキ「ふっ…浮遊魔法を使えたとはな(笑)いつも大賢者様がいないと何も出来ないのにな!」

「浮遊魔法ぐらい…使えるわ」

銀色の杖からは眩しい光が放たれている。

キキ「助けてくれる人はまだ宇宙だぞ?貴様一人で何が出来ると言うんだ?姫様?ハハハ」

キキは腹を抱え、笑っている。

③セレナ「笑ってる余裕はあるのかしら?」

セレナはキキの頭上を指さす。

キキ「っ!!」

巨大な炎の玉が落下してきている。

キキ「ふっ…」

キキは瞬時に移動魔法を使い、炎の玉を回避する。

キキ「わざわざ教えてくれるとは…つくづく世間知らずの姫様だ。ハハハ!」

キキ「なっ!」

セレナの姿がない。

③セレナ「こっちよ」

キキ「貴様!!移動魔法も使えたのか!」

慌てて、後ろを振り返る。

セレナ「遅いわ!!!」

キキ「ぐっ!!」

セレナは杖を大きく振りかぶる、杖はキキの腹に深く食い込み、激しい光を放つ。

③セレナ「貴方の敗因は私を舐めたことです。」

杖は光を増す。

キキ「ぐっぐぐ…き」

③「やぁあぁ!!」

セレナは杖を振りきった。

キキ「ぐっはぁ」

キキは勢いよく飛ばされ、杖が離れても、腹部は光を放っている。

ドガァアァ

光が消えた瞬間、爆発した。

③「終わった…」

セレナの杖の光りは急に小さくなる。

どうやら、魔力を使い過ぎたようだ。浮遊魔法もおぼつかなくなっている。

③「ハァ…まだ頑張らなきゃ…クリスのところへ」

セレナは左右に大きく揺れながら、飛んでいく。

No.412 07/02/18 15:53
高校生389 

>> 411 ⑭キック「はっ!」

連合兵「ぐっが」

竜人たちは空を自在に飛び回り、連携して連合兵を斬り倒していく。

竜人「はっ!」

竜人「やっ!」

大きな掛け声で一人一人が力を合わし、数が多い連合軍を押さえこむ。洗練された動きだ。

竜人「キック殿!西から連合軍です!」

どうやら伏兵がいたらしい。

⑭キック「向かえうて!!」

竜人「東からもです!」

⑭「左右から…伏兵だと…」

準備が良すぎる。

⑭キック「連合軍め!我らが来るのを知っていたか!くそ」

連合兵は竜人隊を取り囲み、徐々に一ヶ所に集められていく。

竜人「このまま!囲まれたら!数が少ない我らの方が不利です!」

⑭キック「仕方ない…」

キックはライオネルとリオを見る。

⑨ライオネル「うっ?」

⑪リオ「え?」

キックは二人を抱え、空高く飛び上がる。

⑭「作戦変更だ!個人戦でいく!」

⑨「うわぁぁ」

⑪「わぁ!高い!高い!」

竜人「我らもいくぞ!」

他の竜人たちはキックに続く。

連合兵「逃がすな!撃ち落とせ!」

ババババババババ

ドドドドドドド

⑭「竜人の力をみせつけよ!」

『おおぉぉ~!!!』

竜人たちは銃弾を華麗にかわし、急落下してくる。

連合兵「撃て!撃て!」

竜人は先ほどの連携攻撃を止め、一人一人が大軍に向かっていく。

竜人たち『おおぉぉぉ!!』

高所から落下していく勢いで、連合兵を吹き飛ばす。しかし、いくら丈夫な竜人たちでもただでは済まない。もれはの剣だ。

連合兵「我らは!連合軍の中の連合軍!雷部隊だ!竜人どもに怯むなぁ!」

連合兵『おおぉぉ~!!』

地上戦や空中戦を含め、竜人と連合軍の戦いはどちらも一歩も引かない。

No.411 07/02/18 13:59
高校生389 

>> 410 儚く散っていく勇敢なエルフたち。

秋国隊長「怯むな!撃てぇ!撃てぇ!」

どんなに味方がやられようとエルフたちの目は死んではいない。


シーラ星の住民、エルフは誇り高い種族だ。だが、彼らは誇りが高いだけではない。彼は勇気も力も持っている。

サマー「撃てぇ!撃てぇ!」

連合軍の兵士たちは列を作り、進行してくる。

⑦「くっ」

これまでか…と誰もが思った。

「うっ?」

「なんだ?」

「アレは!!」

エルフたちから次々に声が上っていく。

⑤『竜人艦隊だぁ~!味方!味方が来たぞぉ!』

歓喜の声が上がる。

歓喜の声は徐々に大きくなっていく。

連合兵「後方から!大軍です!!」

アーム「主砲を!180度回転!!」

連合軍の兵士たちも後方から来る竜人部隊に気づき、直ぐに向かえうつ準備をし始める。

竜人艦隊は地上部隊を投下しながら、真っ直ぐこっちに向かってくる。

連合兵「攻撃用意!!放て!!」

連合艦隊は爆撃を止め、向かってくる竜人艦隊に総攻撃をしかける。

竜人艦隊も負けじと攻撃をしかける。

凄まじい空中戦が始まった。

サマー「凱!頭上でこんな空中戦をされたら!」

⑦「あぁ!やべぇな!」

⑤「おい!アレ!」

ゴオオオオオ

大型戦艦が炎を上げ、落ちてくる。

連合兵「下がれ!」

連合兵「うわぁぁあ」

ドガァアァ

一隻だけではない、竜人艦隊、連合艦隊の何隻もの戦艦が落ちてくるではないか。

サマー「逃げろ!!」

地上では戦いどころではなくなった。エルフ兵はもちろん、連合兵も落ちてくる戦艦に飲み込まれていく。

連合兵「に…ぐわぁあぁ」

連合軍の大軍は落ちてくる戦艦から逃げようにもの大軍過ぎて、直ぐに移動出来ない。

連合艦隊と竜人艦隊の戦いの方はと言うと流石に数が多い、連合艦隊の方が優勢のようだが、竜人艦隊も負けてはいない。

①「セレナ!間に合ったのね!」

クリスは飛び跳ねて喜んでいる。

デビル「クリス!喜んでる暇ないよ!」

デビルは落ちてくる戦艦を指さす。確かにいつまでもここにはいられない。

①「えぇ!」










ドガァアァ

⑭キック「まともに戦っては勝目はない!混乱している今がチャンスだ」

艦隊から投下された竜人地上部隊は逃げるのに必死な連合軍に攻撃をしかけている。

竜人「エルフを助けろ!!行け行け!!」

No.410 07/02/18 13:13
高校生389 

>> 409 ①「王宮が」

艦隊の爆撃は既に王宮いたっていた。

デビル「これじゃ逃げるところもないよ」

艦隊は冬国の上空を埋めつくしている。

冬国の王宮や町は轟音と共に崩れていく。

崩れゆく、王宮で唯一、秋国の塔だけが無傷で立っている。マリーンが生きているかぎりは安泰だろう。

①「とにかく…塔が無事なら」

凄まじい爆撃の中、立っている塔を見て、クリスは頼もしい物を感じた。

デビル「塔の中の人は無事でも…」

周りを見る。

デビル「ここにいる兵士たちは…全滅だよ」

こうしているうちにも、兵士たちは次々に倒れていく。

①「セレナ…早く来て…」

クリスは遠くの空を見つめる。










ババババババババ

⑦「ちっ!銃弾がねぇ!」

後ろには爆撃の雨、前からは砲弾・銃弾の嵐で、凱たちを含め、エルフたちは身動きがとれずにいた。しかし、このままここにいても押し寄せてくる連合軍兵に殺られるだけだろう。

ドガァアァ

サマー「こっちも!玉切れだ!」

⑦「ちっ!こうなりゃ」

凱は剣に手をかける。

サマー「待て!」

凱の肩を押さえる。

サマー「この銃弾が飛びかう戦場に飛びだして行ったらお前でも死ぬぞ!」

ドドドドドドド

⑦「だが…」

⑤「凱!サマー!」

ドガッアァァ

凱とサマーの頭上に爆弾が落ちてきた…が寸前でかわせたようだ。二人は無事だ。

⑦「ふぅ…ここで何回死にかけたか」

サマー「三回目だ」

カチャ

セロが持ってきた銃弾を銃に込める。

⑤「暴れますか(笑)」

セロはロケットランチャーをかまえる。

サマー「ふっ」

⑦「おぉ~!」

向かってくる連合兵に三人はかかんに挑んでいった。

No.409 07/02/16 21:18
高校生389 

>> 408 ガガガガガガ

⑤「ぅ…来た」

ゴク

セロはつばを飲み込む。

⑦「しゃあ!」

ほを叩き、気合いを入れる。

兵士「…」

兵士たちに緊張が走る。

サマー「かまえ!」

合図と共に一斉に銃をかまえる。

秋国隊長「絶対にぃ!通すなよ!」

「おおぉ~!!!」

兵士たちの士気が高まる。

①「ついに…始まるのね」

デビル「…」

絶望な状況の中、クリスたちを始め、兵士たちの中には諦めているものは誰一人いない。

カチャ

クリスも普段は使わない銃をかまえ、塀に身をかくす。

長老「見えた…」

『行け行け行けぇ!!』

連合軍の大軍が波となって、押し寄せてくる。

サマー『撃てぇ!!!』

バババババ

ドカァ~ン

ドドドドドドド

連合軍の戦車からは雨のような数の砲弾が放たれる。

ドカァ~ン

⑦「ちっ…なんて火力だ」

凱も普段使わない銃を使っている。いつものように一人で突っ込んで勝てる数ではないのは凱も承知しているのだろう。

ババババババババ

味方の兵士が次々に倒れていく。

ドカァ~ン

サマー「くっ…敵兵(歩兵)を近づけるなぁ!!」

エルフ兵「アレを!!」

サマーは上空を見る。

ゴオオオオオ

太陽の光を全て、隠すような連合軍の艦隊が頭上に飛んでいる。

サマー「なっ…避難だ!退却!」

遅かった。サマーは思った。地上部隊に気をとられすぎて艦隊に気づかなかったなんて

ヒュヒュ

大艦隊から、大量の爆弾が投下される。

ドカァ~ン

ドガァアァ

エルフたちは大した防御力もない塀ごと吹き飛ばされていく。

秋国隊長「撤退ぃ!!」

サマー「撤退!!」

戦車から砲撃、戦艦からの爆撃でエルフ兵たちは大勢の仲間を失いながら、後退していく。

ドカァ~ン

⑦「大丈夫か!」

⑤「あぁ…なんとか」

凱は爆風で飛ばされたセロに手を貸す。

⑦「このままじゃ!爆弾の餌食だ!俺たちも退くぞ!」

⑤「あぁ」

ドカァ~ン

連合軍の兵士たちは撤退していくエルフたちに迫っていく。

連合軍兵「このまま一気に落とせぇ!!」

エルフ兵「俺たちが足止めする!他のものたちは逃げろ!」

ババババババババ

ドカァ~ン

①「きゃあ」

クリスの前に爆弾が落ちる。

デビル「クリス!」

①「はぁはぁ…危なかった…」

デビル「見て!」

デビルは王宮を指さす。

ドガァアァ

No.408 07/02/15 23:22
高校生389 

>> 407 連合軍の全部隊が冬国を目指している一方で一隻の大型戦艦は他の艦隊とは離れた位置にいた。

補佐官「雷様…」

⑫「…」

補佐官「森も焼き払い終わり…部隊もようやく進行を開始しました。」

⑫「進めんのか…」

補佐官「え?」

⑫「この艦は冬国にまだ行けないのか!と聞いているんだ!」

補佐官「はい!進もうとしましても何かの力で押し戻されてしまい…」

⑫「ふっ…もういい!とっとと出て行け!」

補佐官「はっ!」

雷は机の上に置いてある紅茶を一口飲む。

⑫「キルト…貴様が失敗とは…久々だな」

キルトは床から徐々に出てくる。

キルト「兄貴すいませんでした。なんせ、クリ…」

⑫「クリスか…」

キルト「はっ!」

⑫「…」

己の魂の長剣を見つめる。何時もなら、剣は背中にあるのだが、どうやら食事中だったようで、机の上に置いてある。

キルト「兄貴…クリスを…」

キルトはそれ以上何も言えなかった。雷の冷たい目を見ると何時も何も言えなくなってしまうのだ。

⑫「そんなことより…」

キルトが頷く。

素早い動きで、円剣を投げる。

カシ~ン

キキ「おっと…恐い恐い(笑)」

突然現れた魔法使いはその槍のような杖で円剣を弾く。

キルト「誰だ!お前は!死にてぇか!」

⑫「…」

雷は机の長剣を手に取る。

キキ「戦いにきたんじゃないんだ。」

キルト「なら!何しに来た!」

キキ「あんたらに…いい情報だ」

⑫「言ってみろ」

キキ「もうすぐ、竜人部隊がくる。早いとこけりをつけた方がいい」

キルト「竜人部隊?」

⑫「…」

ついに始めろうとしているシーラ星最後の決戦。エルフと連合軍の戦いの結果は目に見えている。果たして、セレナたちは間に合うのだろうか。

続く

No.407 07/02/15 22:41
高校生389 

>> 406 ボン

①「あっ…」

黒い煙が彼の身体から大量に出たと思ったら、元のデビルに戻っていた。

デビル「あっ…戻っちゃったみたい(笑)」

①「貴方は…いったい」

デビル「驚かせちゃったかな?アレが僕の本来の姿なんだ。今は地上に出てきたばかりであの体に維持出来ないけど…数日もあれば完全に…」

①「驚いたけど…最近は色々あったから慣れたわ(笑)」

デビル「それは良かった。(笑)」

クリスはベッドに寝ているマリーンの顔を覗く。

①「マリーン様…」

デビル「僕が横にいた時に何度も揺すったけど起きなかったよ」

①「まるで…死んだように眠ってるわ」

デビル「僕が見るに…魔力の弱り方が尋常ではないよ…今もどんどん減っていってる」

①「早くどうにかしてあげたいけど…」

①「マリーン様以上の魔法使いなんて…あっ」

デビル「?」

①「そうよ!ハークがいるじゃない!そうハークなら!」

デビル「ハークって誰?」

①「風の大賢者よ!今、竜人部隊と一緒にここに向かっている途中なの」

デビル「ふ~ん。なら早い方がいいよ」

①「えっ?」

デビル「この人の魔力は後わずかだし…減りようからみて…あと二時間ももたないよ」

クリス「二時間…」

クリス「とにかく…今は…セレナたちが来るのを待つしかないわ…行きましょう!凱やセロたちのところへ」

デビル「え~何か食べたい(泣)」

クリスはデビルを抱き抱える。

クリス「まずは…塀に行く前に塔の兵士さんたちにここの状況を知らとかないと…また襲われでもしたら大変だし」









バラバラ

「痛てぇ…」

瓦礫の中から、這うようにして古ぼけたローブを着た男が出てきた。

キルト「もう少しで死ぬとこだった…ハァ」

傷ついた体を必死に動かし、やっと瓦礫から出ることが出来た。

キルト「くっ…ダメージが大きい…ここは一旦退くか…」

キルト闇に消えていった。










連合軍の大部隊はもう直ぐ冬国といったところまで進行していた。

ガガガガガガ

アーム「さぁ!イベントが初まるぜ!ガハハハハ!!」

そんな大部隊の中にもちろんアームたちもいた。

ベネズエラ「イベントねぇ…」

福隊長「隊長…今度こそは勝手な行動をとらないで下さいよ!」

アーム「わかっとる。ガハハハハ」

ベネズエラ「はぁ~…」

ミスター「私も頑張ります…」

No.406 07/02/15 21:35
高校生389 

>> 405 キルト「どうやって?殺ったかてっか?」

キルト「簡単さ…ハハハ!その馬鹿な餓鬼を円剣で切っただけ」

キルト「俺は自在に円剣を操ることができるが更に壁抜けの能力を応用させた」

①「壁抜け…」

キルト「壁抜けは俺自身だけではなく。その気になれば物(円剣)だって、壁を抜けらすことが出来るのさ!例えば円剣を操り、床の下を通し、その餓鬼を斬りつけることもな!ハハハ!」

①「油断した…」

キルト「クリス…お前は今日は殺らねぇが…大賢者さんは別だ。あとその餓鬼も…まぁ、そいつはもうじき死ぬがな!ハハハ!」

キルト「見ろ!」

マリーンを指さす。

①「な!」

円剣がマリーンの周りを回っている。(風の力で感じることが出来る)

キルト「さぁ…大賢者さんにも死んでもらうかな」

①「止めて!!」

キルト「これも雷さんの命令だ。悪く思うな!」

デビル「餓鬼…餓鬼ねぇ」

ゴオオオオオ

①・キルト「!!」

デビルの傷口はみるみる治っていく。

①「デビル?」

ゴオオオオオ

部屋が小刻みに揺れている。

デビル「餓鬼餓鬼餓鬼…」

キルト「なんだぁ!この餓鬼は!」

慌てて、ポーチから円剣を手に取る。

デビルの身体からは黒い煙が出ている。

キルト「なんだ!」

煙はデビルの全身を覆うと更に広がっていく。

クリス「デビル…」

近くにいたクリスは煙に飲み込まれないように少し離れ、様子をうかがっている。

煙が消えた時にそこに立っていたのはデビルとは言い難い、長身の若い男だった。

凛々しい顔の男。

彼からは凄まじい力を感じる。

キルト「だれだ…餓鬼は何処いった!」

デビル『その餓鬼だ。小僧。ふっふふ』

彼の声は低く、魔法使いが呪文を唱える声に似ている。

キルト「…ぅ」

キルトは彼の力を感じ取ったのか、近づいてくる彼から後退りしている。

デビル『殺り合わんのか?さっきまでの威勢はどうした?』

キルト「な…な…」

デビル『かまえろ。いくぞ』

キルトは彼の言葉に反応し、円剣ならではのかまえをする。

デビル『運がよかったら…死なんかもな』

彼は右手の拳を広げ、キルトに向ける。

キルト「ぁぁ…」

キルトは動けない。

彼の手が光ったと思った時にはキルトと部屋半分は吹き飛んで消えていた。

デビル『終わったな』

クリス「え…ぇ」

デビルの余りの変わりように動揺を隠せない。

No.405 07/02/15 20:49
高校生389 

>> 404 デビル「痛かったぁかぃ?」

デビルはベッドでぴょんぴょん飛び跳ねている。

キルトは突然の不意打ちで腹が立ったのかデビルを睨みつけながら、ゆっくり身体を起こす。

キルト「なんだぁ!てめぇは!いきなり…ただの餓鬼じゃないな!」

デビル「ん~」

話しを聞いていないのか背筋を伸ばして欠伸をしている。

キルト「く…馬鹿にしやがって!」

デビル「ケラケラ。一人で怒ってやんの~」

キルト「ななめやがって!…」

キルトは勢いよく手に持っているだろう円剣を投げるような仕草をする。

デビルは円剣が見えているかのように、動きを捉え体毛を伸ばし床に叩き落とす。鈍い金属音がなった。

キルト「ちっ」

キルトは左右につけたポーチから、円剣を再び手とる。

どうやら極薄の円剣を複数個持っているようだ。

キルト「くらいやがれ!!」

手慣れた動きで円剣を大量に投げるキルトに対し、デビルは体毛を自在に操り、軽々と弾いていく。

円剣はブーメランのように円を描き、前後左右からデビルを襲うが当たらない。

キルト「これならどうかな…はぁ!!」

キルトの体からオーラが出るのを感じる。

デビル「!」

投げられた円剣はまるで生きているかのように体毛をかわし、デビルを襲う。

デビル「わぁ」

小柄をいかして、どうにか上手くかわしたが、無数の円剣が再び、戻ってきて、デビルを襲う。

クリス「させないよ!!」

円剣とデビルの間にクリスが入り、生きているように動く無数の円剣を全て捉え、弾く。

キルト「くそ…見えてやがるのか」

クリス「たとえ…目に見えなくても、風は私に教えてくれる」

デビル「クリス~」

キルト「ふぅ…止めだ止め」

無数の円剣がキルトのポーチに戻っていく音が聞こえる。

クリス「逃げるきか!」

キルト「…っと」

キルト「その前に…」

デビル「あっ…」

クリス「!!」

クリスの後ろにいたデビルが血を吹き出し、倒れる。

クリス「デビル!」

クリスは直ぐに、デビルを抱き上げ、傷口を手で押さえるが血は止まらない。

キルト「ハハハ!油断してるからだ!餓鬼が!ハハハ!」

クリス「なんて…ことを…しっかりして!デビル!」

デビル「ぅぅ…」

クリス「いったい…どうやって…何も感じなかったのに」

キルト「ハハハ」

No.404 07/02/15 16:41
高校生389 

>> 403 キルト「悲しいよな…クリス」

キルトは肩を押さえ膝をついているクリスの周りを歩きだす。

クリス「っ…」

キルト「昔…あんなに仲がよかった…雷さんとお前は…今じゃ殺し合う仲になっちまった…その点なら俺たちもそうだが」

キルトは手に持っているであろう円剣を回している。

キルト「どうだ。クリス!今ならまだこっちにこれるぜ?」

キルトは無言のクリスに向かって淡々と話し続ける。

キルト「俺もお前には借りがある…出来たら殺したくない…」

クリス「…」

クリスはゆっくり立ち上がる。

キルト「一緒に来い!クリス!俺がどうにかしてやるから!」

クリス「あんたは…」

キルト「??」

クリス「なんにもわかってない…あの時から」

クリス「あんたと…兄も…私の敵…何度言ったらわかるの」

クリスは再び剣をかまえる。

キルト「ふぅ…」

キルトは深くかぶっていたフードを外し、クリスを見つめる。

キルト「死ぬぞ…」

キルトもかまえる。

クリス「私は死なない!兄を止めるまで…」

クリスは胸に剣を当てる。

クリス「風よ」

部屋に風が吹いた。風がクリスを覆う。

キルト「十八番か…スピードだけでは俺は斬れない!」

クリス「はっ!!」

クリスは風のように軽やかに剣をふる。

キルトはクリスの剣を寸前のところでかわし、消えた。

クリス「やっかいな技だ」

自分の影に注意しながらクリスは剣をかまえる。

クリス「!!」

不意を突かれた。

キルト「壁抜け」

キルトが現れたのはマリーンが寝ている上。天井だった。

キルト「クリス!やっぱりお前とは戦えないぜ…用事済ませて帰るぜ!!」

キルトは天井裏の影に移動し、天井を【壁抜け】で抜けたようだ。そのままマリーンに落下していく。

クリス「ちっ…」

クリスは精一杯のスピードでキルトを止めようとするが間に合う距離じゃない。

見えないはずの円剣が鈍く光ったように見えた。

キルト「もらったぁ!」

マリーンの喉に狙い定める。

クリス「マリーン様ぁ~」

クリスがもう駄目だと思った時

キルト「なっ」

ベッドから出てきた黒い毛に叩かれ、キルトは勢いよく床に叩きつけられた。

デビル「忘れてもらったら困るよ」

デビルはマリーンが寝ている横からひょっこと顔を出す。

クリス「デビル!!」

ナイスデビル!後かってにベッドに潜り込むなよ…とクリスは思った。

No.403 07/02/15 01:25
高校生389 

>> 402 クリスとキルトの戦いは目にも止まらぬ、攻撃の応酬だ。

①「はっ!」

キルト「くっ」

キルトの研ぎ澄まされた極薄の特殊素材で作られた透明の円形の刃をを巧みにつかいクリスの剣を受けている。

クリスはキルトに剣をふるいながら、昔を思い出していた。あのころ…あの平和だったあのころを

私はダンテスティン星の母、父、兄の四人家族に生まれた。

母、父が生きていた時は本当に楽しかった。いつも笑顔が絶えない家族。

母はとても料理上手で食事の時が一番家族が笑っていたのが記憶に残っている。

父は剣術の道場をやっていて私の剣技、兄もそうだが父に教わったものだ。

父はダンテスティン星一、いや世界一の剣豪だった。父の剣術は自然の力を自在に使う剣術で、【神剣】と言われていた。父は自分の子以外、つまり私と兄だが、子以外には誰一人として【神剣】を教えなかった。何人の弟子希望者を断っているところを見たことか、しかし、それが私たちの幸せを壊す原因になったのだけど。

だが、父を恨んだことは無い。【神剣】を教えなかったのも、正しいと思う。

恨むのは母・父を殺した。ドイスだ。

【あの事件】が兄を変えた。いや兄だけではないかもしれない私も変わった。

ダンテスティン星での【あの事件】で両親を失った私と兄は国の施設に預けられた。【あの事件】で亡くなったのは私の両親だけではない多くの人が亡くなり、私のような孤児になってしまった子供も多い。【あの事件】で死亡者はダンテスティン星の約半分の人達がなくなったらしい。【あの事件】があったせいで国力が強かったダンテスティン国も連合軍に簡単に占領された原因だろう。

キルト「クリス!腕が鈍ったか!」

キルト。そう、セロやキルトは国の施設で一緒に暮らした。

①「よくも、そんな口がたたけたもんだね!キルト!」

キルト「昔の俺じゃねぇぜ!」

キルト「この透明の円剣は…手の内は全部知られてるが…これは知らないはずだ」

消えた。

クリス「なっ!」

クリスの剣が宙を斬る。

キルト「影隠れ…」

キルトはクリスの後ろから、そうクリスの影から現れ、斬りかかる。

クリス「ちっ…」

さすがにクリスの反応も早かったが、キルトの円剣を肩にかすめ、傷を負う。

キルト「さすが…これをかわしたのはクリス…お前が初めてだぜ」

クリス「っ…」

No.402 07/02/15 00:25
高校生389 

>> 401 部屋にいる魔法使いたちはキルトに向けて縛りの呪文を唱える。

キルト「…」

兵士「大人しくしろよ!まぁ動けんだろうがな!」

キルト「影の中からやってくる…」

兵士たち「??」

キルト「ふふ…」

キルトの古ぼけたローブのしたからアンチマジック製の鎧が鈍く光る。

魔法使い「!!」

兵士「!!」

消えた。

キルトが消えた。

キルトが再び、姿を見せた時には部屋は血の海とかしていた。

キルト「ふぅ…」

キルトはゆっくりベッドに近づいていく。

キルト「…美人だな」

ベッドの前までいっても、寝ている美女は起きない。

キルト「この騒ぎで起きなかったなんて…ねぼすけな大賢者様だ」

キルトは何かを動かす仕草をするが手には何も持っていない。

キルト「さぁ…雷兄の為に死んで貰うぜ」

カシ~ン!

キルトの手に握られていた物が後ろから投げられた短剣に当たり弾き飛ばされる。

キルト「おいおい…なんで俺の武器のことを知ってる…このことを知ってて生きてるやつはそうはいないはずなんだが…」

キルトはゆっくり後ろを振り返る。

キルト「なっ…」

キルトは動揺の色を隠せないようだ顔がひきっている。

①「久々だね…キルト」

クリスは剣を抜く。

キルト「クリス…」


デビル「え?知り合いなの?」

クリスはゆっくりキルトに近づいていく。

キルト「待て…待てよ…クリス」

クリスの動きが止まる。

キルト「俺とお前の仲だろう…殺り合うなんて…しねぇだろ?」

クリス再び歩き初める。

クリス「キルト…あんたが…兄(雷)についた時点で敵なんだよ…私の敵なんだよ!昔も言っただろう!今度、敵として現れたら…殺すって」

キルト「だが…な…俺は雷さんには逆らえない…兄貴ぶんの雷さんにはな…」

クリス「あんたは変わったよ。逆らえないからって…昔なら殺しなんてしなかった」

キルト「…」

クリス「キルト…兄が変わったのが分からないの!昔の!昔のあなたの兄貴ぶんだったころの兄ではなくなったのよ!!」

キルト「知ってるよ…変わった…でもな…俺は一生雷さんについて行くと誓ったんだよ」

クリスはキルトの目の前に来た。

クリス「なら…ここで…一生…終えていきな!」

クリスは思いとは反対にキルトに斬りかかった。

No.401 07/02/14 23:32
高校生389 

>> 400 兵士「ぐっ…」

兵士「貴様は…何者なん…だ…ぐっ…」

ドテ

キルト「何者か…闇の暗殺者とでも言っておこうかな…」

キルトは塔を見やげる。

キルト「高いな…」

そう言うと軽い身のこなしで塔の壁を登っていく。









クリスは塔の前まで来た。

兵士「…」

兵士が倒れている。

①「大丈夫ですか!」

兵士に駆け寄る。

兵士「…ぐっ…う…う」

①「なんです?」

兵士「う…え」

クリスは塔をみやげる。

①「アレは…」

古ぼけたフードを被った怪しい奴が塔の壁を登っている。あと少し頂上といったところまで来ているではないか。

デビル「結構高いところまで登ってるね」

①「大変!アイツ!きっとマリーン様の命を狙ってるのよ」

デビル「ふ~ん」

①「どうしよう!中から近道の階段を登って行っても間に合わない…」

デビル「クリス~任せなさい」

①「え?」

サッサササササ

クリスが驚いたのもつかの間、クリスは壁を登っていた。

①「え?え?」

クリスはまだ状況を飲み込めていない。

デビル「やっほぉぉ」

デビルは体毛を長く伸ばして蜘蛛・毛虫の足のように体毛を動かし、クリスを体毛で掴み塔の壁を登っていく。

怪しい奴が最上階の部屋の窓を壊し、中に入っていくが見える。

①「デビル!もっとスピード上げて!間に合わないわ!」

クリスもやっと状況を飲み込めたようだ。

デビル「ラジャー!」

デビルの足(体毛)の動きが更に早くなる。









キルト「ふぅ~着いたか」

壁登りで疲れた腕をぐるぐる回しながら、部屋を見渡す。

キルト「隠密にやりたかったんだが…」

部屋はとても綺麗で床はガラスのようだ。中央には泉がある。

そして、部屋にはベッドに寝た美しい美女と護衛の兵士に魔法使いたち。

兵士「なっ…」

魔法使い「窓から…」

兵士「侵入者ぁ!」

キルト「ふぅ…やになるな」

兵士の叫び声により、部屋の扉が勢いよく開き、部屋の外の警備兵たちが続々入ってくる。

キルト「やれやれ…」

キルトは不自然なかまえをするが武器は何も持っていない。

兵士「とりおさえろ!」

兵士たちはキルトの周りを取り囲み、じりじりと近寄ってくる。

魔法使い「気をつけろよ」

No.400 07/02/14 22:43
高校生389 

>> 399 ドゴォオオオ

長老「森が…」

⑦「あいつら…なんで森を…」

窓から見えるのは連合軍の艦隊が森を爆撃しているところだった。

シャドー「ガイ レンゴウグンハ サッキノヨウナキシュウヲウケナイタメニ モリヲヤイテイルヨウダヨ」

⑦「ちっ」

兵士「連合軍めぇ…我らの森を…くっ」

サマー「なんて酷いことを」

森は火の海になっている。

デビル「まぁ、いいじゃん!森なんてまた生えてくっ…むぐぐ」

デビルはクリスの膝に座っていて、口を塞がれた。

①「《小声》デビル…黙ってて、ややこしくなるから」

デビル「わかったよぉ」

①「皆さん。森が燃えて悲しいのはわかりますが…」

サマー「そうですよ…続きを」

秋国隊長「ふっ…連合軍をどうやって倒すかの話しあいねぇ…戦いにもならんのにか?」

兵士「地上部隊はまだしも艦隊が来たら…対空砲が前の戦いで全滅した今、対空攻撃力はゼロです」

兵士「対空砲どころか大砲も爆薬も銃弾もほとんどない。」

長老「なにより…兵士が少ない」

部屋が静かになった。









沈黙を破ったのは場の空気を読めないセロだった。

⑤「じゃあさ…どうやって戦うのさ?」

秋国隊長「…」

サマー「…」

長老「…」

⑦「…」

①「…」

デビル「《口を塞がれている》むぐぐ」

秋国隊長「私は秋国の兵士の誇りにかけて…最後の一人まで戦う」

サマー「私もそのつもりです。亡くなった兵士たちのために」

長老「この老いぼれも戦うつもりじゃ」

⑦「んじゃ!早いとこ塀んとこまで戻ろうぜ」

サマー「あぁ」

⑤「あっ…俺もいく」

長老・凱・サマー・秋国隊長・セロたちは意気揚々と部屋を出ていく。

兵士「貴方はどうなされますか?」

①「私も戦いますが…マリーン様のことが心配で」

兵士「では案内しましょうか?」

①「いえ、一人で大丈夫です。塔の最上階にいらっしゃるんでしょう?」

兵士「はい。そう聞いています。では私はこれで…」

兵士は長老たちの後を追っていった。

①「行こうか、デビル?」

デビル「え~え!俺も仲間(珍獣族)と一緒に食べたいのにぃ」

①「食べてばっかりだと体に悪いわ」

クリスはデビルを抱えると部屋を出ていった。

No.399 07/02/14 20:52
高校生389 

>> 398 デビル「そうそう!悪気はないよ!忘れてただけ」

秋国隊長「貴様ぁ!仲間が何人死んだと思ってるんだ!もう許せん!」

秋国隊長は長老とサマーをふりほとぎ、デビルに斬りかかる。

カシ~ン

秋国隊長「ぐっぐ…」

デビル「そう、かっかしないでさ」

デビルは黒い体毛を伸ばし、秋国隊長の剣を止めると更に体毛を巻きつけ、簡単に剣を隊長からとりあげてしまった。

秋国隊長「化物が…」

デビル「こんなんじゃ…殺せなぁい」

デビルは剣を手にとるとかぶりつく。

バリバリ

秋国隊長「なっ…なっ」

デビルはあっという間に剣を食べてしまった。

デビル「まだ殺るかい?」

秋国隊長「っ」

①「争いは連合軍だけで結構ですよ隊長…」

秋国隊長「すまん」

デビル「こちらこそ…ごちそうさまです(笑)」

長老「ささぁ…会議室へいきましょうか(汗)」

サマー「えぇ。珍獣王殿もご一緒に」

デビル「あっ…うん」

デビル「皆ちょっと行ってくるね!大人しくしとけよ」

「へ~い。いっらっしゃいチビ王~」

「ゲラゲラ」

「チビ王!迷子になるなよ!ガハハハ」

⑦「こんな変わった奴ら初めてだぜ。斬り気もうせた」

⑤「ユニークはいいことだよ(笑)俺らも行こう。」










会議室

兵士「お集まりのようですね」

兵士はあらためて部屋を見渡す。

兵士「まず連合軍の動きを話したいと思います。」

①「私たちが撤退してから連合軍はすぐに攻めこで、来なかったようですね。もう、あれから一時間たちますし」

兵士「はい。そのようです。情報では連合軍は中衛部隊と後衛部隊と合流してから、進行してくるようです」

⑦「だが…中衛部隊と後衛部隊はどっから現れやがったんだ?あの部隊が全部じゃなかとたのかよ…それが作戦失敗の原因だぜ…ったく」

兵士「それは…中衛部隊と後衛部隊は我らにさとられぬように森の中を移動していたようです。詳しく情報は入ってきていませんが何らかの新機器かと」

秋国隊長「で…連合軍は後どれぐらいで…ここに来る」

兵士「残念ながら後一時間無いかと」

ドゴォオオオ

バガァアアア

⑤「なんだ?」

ドカァアアア

サマー「皆さん!外を見て下さい!」

ドゴォオオオ

No.398 07/02/14 20:21
高校生389 

>> 397 長老は先に帰ってきたサマーと凱に駆け寄る。

長老「お疲れでしょう」

サマー「長老…すいません」

サマー「我らに力が無いばっかりに」

長老「いや…サマー殿。貴方方は頑張られた…なんせ、この人数で前衛部隊をあと少しのところまで追い詰めたのだからのう。」

①「凱!」

⑤「ハァ…やっと着いたよ」

クリスやセロ、兵士たちも続々やって来る。

⑦「クリス、セロ!無事だったか!よかったぜ」

サマー「おぉ、クリスさんにセロさん!よくぞご無事で!」

⑤「いやぁ凄い火だったよ。もう少しで逃げ遅れるところだったし」

①「逃げ遅れそうになったのは…セロ!あんたが遅いからだよ!」

クリスはセロの頭を勢いよく叩く。

⑤「ぐげぇ」

秋国隊長「さぁ、こんな所で立ち話しもなんだ。行こう」

長老「じゃな」

クリスたちは王宮へと足を進める。

今いる国を囲う塀から王宮までは国土の狭い冬国だけあって、十数分でつく。

途中、いたる所で兵士たちを見かけたが皆疲れきった顔をしながらも、強大な敵を向かえうつ準備をしている。

民間人の人たちは王宮の中庭の秋国の塔にいるため国土の狭い冬国でも、各国から来た多くの難民を受けいれることが出来た。

前にもあったが塔は高く立派だが、多くの人達が入るには無理あるように見えるが、魔法の力で中の空間は広げられ、総面積は国一つ分は軽いだろう。


王宮につくとまず目に目に入ってきたものは珍獣族たちの凄まじい食べっぷりだ。

「うめぇ」

「ゲラゲラ!土以外食べてなかったからなぁうめぇのは当たり前だぜ」

⑤「なんだぁ」

⑦「こいつら!闘いもしないで!こんなとこにいやがったのか!」

⑤「まぁまぁ、落ち着いて」

珍獣族が食べている周りは食べかすで一杯だ。

デビル「あっ」

クリスたちに気づいて珍獣族の中からデビルが出てきた。

デビル「やぁやぁ!!元気してたかい?」

①「デビル!!」

デビル「ごめんねぇ…艦隊攻撃しろって言われてたけどさ…今思ったら空飛べる奴あんまりいなかったんだよね。」

秋国隊長「貴様!そんなことは最初に言え!」

秋国隊長は剣を抜こうとしたが隣にいた長老とサマーに止められた。

サマー「隊長!止めて下さい!悪気があったわけでは…」

No.397 07/02/14 16:40
高校生389 

>> 396 雷は船の甲板に立っていた。

⑫「虫ども…が」

ゆっくりと剣を抜く。

こうしている間にも連合軍の大艦隊は珍獣族の攻撃を受け、何隻も撃墜されていく。

⑫「我が剣よ見切れ…流れを死にゆく流れを」

⑫「雷鳴…」

一瞬、空気が変わったと思った時、空を飛んでいた珍獣族、船内に入り暴れていた珍獣が倒れていく。


船外

連合軍兵士「見ろ!化物どもが落ちていくぞ!」

兵士「おぉぉ」

船内

兵士「おい!こいつ…動かなくなったぞ!」

兵士「死んでるぞ!」








兵士「補佐官殿!!報告です!!」

補佐官は今まで将校たちが座っていた椅子に腰をかけている。満足気な表情だ。

補佐官「なんだ…いいことか?悪いことか?」

兵士は補佐官の前で完璧な敬礼をすると

兵士「はっ!いいことであります!!艦を襲っていた化物は突然絶命した模様です。後、地上部隊からの報告ですが、前衛部隊は半滅状態になりましたが、エルフどもが撤退を初めた模様…」

補佐官「そうかそうか!ふふ!いい事は重なるものだな!全部隊に報告しろ!このまま待機し、中衛部隊と後衛部隊が合流次第、前進せよと」

兵士「はっ!!」










空を飛べない珍獣族は冬の国に集まっていた。

デビル「あぁ」

「ゲラゲラ」

「ひっひひ」

珍獣族たちは仲間が落ちていくところを笑いながらみている。

エルフたちはそんな珍獣族を見て、呆れた顔をしている。

「見ろよ~レィクの奴間抜けな顔して落ちてやがる。ガハハハ」

「おいおい!レィクよりガガサハの方が間抜け顔だぜよ!ギヒヒヒ」

デビル「あいつら油断し過ぎ~調子乗りすぎ~かってに行くからこうなるのぉ」

デビルは大柄な珍獣族の肩に乗っている。

「チビ王よぉ。どうすけぇ?」

デビル「まぁ。今は腹を満たさないとねぇ。さぁ中に行こう…」

珍獣族はお互いの顔を見合って

「そうだなぁ」

「食おう食おう!」

「ゲラゲラ」

そんな様子を見ていた一人のエルフは

長老「なんなんじゃ、あいつらは…見た目もかわっとるが…中身も変わっとる」

エルフ兵「長老。奇襲作戦の実行部隊の皆さんが帰ってこられたようです!」

長老「わかった。行こう」

エルフ兵「こちらです」

長老は一度、列を作り笑いながら王宮の中に入っていく珍獣族を見て、肩を落とすと兵士の後についていった。

No.396 07/02/14 02:15
アル中35 ( 30代 ♂ )

>> 395 将校1「どうなっている…。」

将校2「フッ…貴君の采配が悪いのでは。」

将校1「何を言うか!貴君こそ、地上部隊の教育がなっていない。」

シュイーン

カツコツ カツコツ

将校1・2「…。」

⑫「…。」

ズバッ

将校1「ぐはっ!」
将校2「らっ雷…」
チンッ
ドサッドサッ

⑫「口だけの者は、我が隊にいらぬ。」

他の兵士たちは、震え上がっている。


雷は、将校補佐官に近づいた。
「よし、これからは、お前が指揮を取れ。」
補佐官「はっ!」


雷はマントを翻すと歩きだした。

⑫「おい、いるか。」
?「はっ、ここに!」

どこからともなく声が聞こえる。

⑫「お前は、あの女の幻惑魔法を破ってこい。」
?「御意に…」
フッ

⑫「…。」

カツコツ カツコツ

シュイーン


雷が去った後も重苦しい沈黙が続いた…。

No.395 07/02/13 15:35
アル中35 ( 30代 ♂ )

>> 394 雷連合艦隊のあちこちの船で、けたたましく警報音が鳴り響く!!

ビー ビー ビー
『「鑑内部に侵入者発見…繰り返す、鑑内部に侵入者発見!!」』
ビー ビー ビー
『「見つけ次第、抹殺せよ!」』


バババババ
連兵「ばっ、化け物!!」
バババババ
「うわ~っ!撃っても効かない…」
バババババ
「ひぃ~っ!こっちへ来るなっ!」
バババババ
「ロボット兵士が、いとも簡単に引き裂かれていく…まだ、死にたくない…」
バババババ




将校「どうした?他の鑑が乱れておるぞ!」
通信兵「はっ!お待ちを!」

『こちら、雷鑑司令部そっちの状況は…』ガッ

13鑑通信兵『うわ~っ!助けて…』ガッ
19鑑通信兵『悪魔が…』ガッ
29鑑通信兵『銃が効きません!ぐはっ…』ガッ

……
通信兵「将校、13艦、19鑑、29鑑…次々と被害報告が…。」

将校「うぬぬっ!一体どうなっているのだ!!」

ドガッ!!!

将校は、怒りに任せ台を叩いた。




?「いや~っ、楽しい!」
?「久しぶりに、遊べる、ぐははっ。」
?「エルフから、食べ物いっぱいくれたからな。」
?「飯分ぐらい、お礼しなくちゃ、ぎゃはは!」

No.394 07/02/08 21:50
高校生389 

>> 393 連合軍は煙に覆われ、前後左右から奇襲をかけてくるエルフ軍に四苦八苦していた。

連合軍兵「通信は!」

通信兵「各通信部隊からの通信で、回線が混乱しています!通信不可です!」

エルフたちは通信兵の通信機器を奪い通信を混乱させている。

連合軍は煙の中、通信も不可、エルフの奇襲で立往生していた。

サマー「はっ!」

連合軍兵「ぐわぁ」

⑦「おりゃぁ!!」

煙の中から突然現れるエルフたちに連合軍は次々に倒されていく。

エルフ「サマー殿!通信です!」

エルフ兵は敵と戦っているサマーに無線機を投げる。

サマー「よっ」

サマーは華麗に剣をふり、敵を斬り倒すと無線機をキャッチする。

サマー「こちら!サマー!ぞうぞ!」

『《秋国隊長》:サマー殿…問題が生じた。』

サマー「なんですか?」

サマーは無線機、片手に敵を斬る。

『火がやばくなってきた!これ以上深追いすると我々は火に囲まれるぞ!』

確かに秋国隊長の言う通り、連合軍とエルフ軍との戦火で森に火が燃えうっている。

サマー「しかし…ここで引けば…」

『まだ…悪いことはあるんだ…今戦っている連合軍は…前衛部隊…なんだ』

サマー「なっ…」

サマーの手が止まる。

連合軍兵「はっ!」

連合軍兵もサマーの隙をつき、斬りかかってくる。

カシ~ン

⑦「サマー!何ぼけっとしてんだ!」

凱はサマーに斬りかかってきた兵を薙ぎ倒す。

サマー「あぁ…すまん」

無線機を切る。

⑦「で…なんて?」

サマー「この大部隊は…全部じゃなかった…前衛部隊だ…まだ中衛部隊に後衛部隊が残っているようだ…あと数分もあれば中衛部隊が来るらしい…」

⑦「なっ…この数で三分の一なのか!」

サマー「まだ悪いことはあるぞ!はっ!珍獣族が…今だ来ていない…あと火だ」

サマーは敵を斬り倒す。

⑦「ちっ!」

サマーと凱は大声でエルフ兵に指示を出し、森の中に走っていく。
⑦「ついてねぇ」

サマー「こう簡単に連合軍に勝てたら、今まで苦労してないよ」

サマーは鼻で笑う。

⑦「だな…」

二人は煙の中、一切躊躇せずにすすんでいく。これも魔法使いたちが、かけてくれた帰還の呪文のお陰だ。

迷うことは無い。

No.393 07/02/08 01:02
アル中35 ( 30代 ♂ )

>> 392 ガキーン
ズバズバ
ドシュドシュ

①「セロ、大丈夫か!」
キイィーン
⑤「あぁ、何とかね!」

二人は、連合軍ね真っ只中にいた。

①「しかしよく凱は、こんな作戦思いついたな!」
ドシュドシュ
⑤「シャドーのおかげだろ!」
①「なる程、納得だ!」
ガキッ ズバン

……


ズバズバズバズバ
⑦「へくしょい!」
サマー「凱、風邪か?雪で寒いからな。」
⑦「いや、誰かが俺様の噂をしてやがる…。」
ババババババババッ
⑦「こいつは、セロかな!」
ズシャ

連兵士「ぐぎっ!」

「ぎゃあっ」

サマー「大分、連合軍の部隊がバラバラになってきたな!」

⑦「だが、敵さんはまだまだ戦うつもりだぜ。」

サマー「流石は、雷が率いる部隊ということか…。」

ババババババババ

「なるべくなら、早く撤退してくれれば、これ以上無駄な血を流さなくていいのだが…。」

⑦「あぁ、そうだな!」

No.392 07/02/08 00:39
アル中35 ( 30代 ♂ )

>> 391 各隊『全ての隊は避難しました!』

秋国隊長「遠隔爆弾用~意!!カウント!!」

「3」

「2」

「1」

「爆破!!」

ドゴオオォォッ

森のあちこちで、凄まじい爆音が鳴り響く。

連合軍兵士「うわぁ~っ」

「地面がっ…」

「何だ…」

「ひぃ~っ」

次々と連合軍の兵士が、吹き飛んで行く。

連兵士「エルフ達が罠を…。」

ドゴオオォォッ

秋国隊長「よし、次!ライフル隊と魔法隊攻撃開始!!」

ズキューン
ズキューン

バリバリバリバリ

ズキューン
ズキューン

ゴオォォォッ

連隊長「ええい、怯むな!我々は、これだけの人数がいるんだ!ぐわっ…」

連兵士「ひぃ~っ!」

バリバリバリバリ
「助け…しびれ…」
「ぎゃっ!」
ゴオォォォッ
「…」
「体が凍っ…」


その様子を見ていたデビルも動いた。

デビル「野郎ども、あの船で遊ぶよ!」

「ヘイ!」
「面白そう!」
「うへへっ!」

そう言うと、何百匹もの珍獣達は羽根みたいなものを広げ飛び立った。

No.391 07/02/08 00:02
アル中35 ( 30代 ♂ )

>> 390 ⑦「ようやく、俺様の出番だな!く~っ、ワクワクしてきたぜ!」

サマー「凱、そう慌てるな!お前の作戦だぞ!最も、ブレスレットの声主の作戦だが。」

サマーは、ニヤリと笑った。

⑦「ったくよぉ!その事は、勘弁してくれ!」

凱は、頭を掻きながら呟いた。

サマー「よし、まず地面に仕掛けてある爆弾を全て爆破させ、ライフル隊と魔法隊が遠距離から攻撃!
「その後は、各隊接近戦で頼む!」

全隊『了解!!』

サマー「珍獣王とその仲間の人達は、連合軍の艦隊に乗り移って、船の内部から制圧していただきたい。」

デビル「んっ、これは…どうやって使…うをだ?」

サマー「…。」

デビル「あぁ、分かった。空中の船か、お茶のこさいさいだ!」

サマー「はぁ~っ!」

サマーは、大きくため息をついた。
(珍獣王達は大丈夫か…。)

サマー「凱、用意はいいな!」

⑦「おぅ!お茶のこさいさいだぜ!」

サマーは、また大きくため息をつき頭を抱えた…。

No.390 07/02/07 23:31
アル中35 ( 30代 ♂ )

>> 389 冬国のあちこちで煙りが上がり段々と視界が悪くなっていく。

連合軍艦隊のスクリーンの映像には、煙りしか映らなくなっていた。

将校「ええい、どうなっている!何も、見えぬではないか!」
兵士「はっ!エルフ達が、木に火を放った模様です。」

将校「ふん!エルフめ、こざかしい真似を…。」
「我が、無線連絡隊は何をしておる。」

兵士「それが…何故か10分程前から連絡が取れずにいます。」

将校「く~っ!この役立たずどもめ!ロボット兵士を送り込め!」

兵士「はっ!」



その頃、煙りに便乗し冬国の連合軍に変装した兵士達は、無線を持っている連合軍の兵士に成り代わっていた。


冬国兵「よし、ほぼ連合軍の連絡隊は制圧した。」

秋国隊長「こちらも、いいぞ!」

春国代表「そろそろ、作戦に移ろう!」

サマー「了解!」

クリス「分かった!」

皆が、戦闘体制に入った。

No.389 07/02/05 21:18
高校生389 

>> 388 新カズ

連合軍兵「進めぇ~!!」

「もたもたするなぁ!!」

連合軍の兵士たちは森の中を真っ直ぐに進んで行く。

ゴオオオオオ

地上部隊の上には星の数ほどの艦隊が飛んでいる。

ガガガガガガ

戦車などの重機は吹雪が止んだと言っても、積もっている雪に足を奪われ中々早くは進めていないようだ。

そんな連合軍の大軍が通り過ぎていくのを木の上から、冬の国の兵士たちが見ていた。

冬兵「なんて…数だ…予想以上の兵だ」

冬国の兵士たちは無線を使いやり取りしている。

冬兵「今更何を驚いてるんだ…さぁ…仕事だ」

冬兵「あ~あ、すまん」

冬国の兵士たちは敵の中から何かを探しているようだ。

冬兵「おい!見つけた見つけたぞ!」

冬兵「こっちも一人見つけた…」

冬兵「こっちもだ…よし…作戦実行まで、五分切ったぞ」

冬兵「了解…こちらも見つけた」

冬国の兵士たちは各々見つけた連合軍の通信兵を見つめる。

彼らの装備は冬国兵士の物では無い。敵の装備…そう連合軍の鎧を身につけている。

そんな前線担当の冬国兵士たちより、少し離れた森の中に春・夏国の兵士たちがいた。

「よし…火をつけろ」

「はっ!!」

兵士たちは集めた木材・油に一斉に火を付ける。

「こちら…A班!!作戦実行開始…」

『《サマー》:了解…煙を確認した!C班と合流してくれ』

「了解」

「撤収!撤収!」

兵士たちは火をつけ終わると早々と森の中に消えていく。





サマー「よし…B班から連絡がありしだい…行くか」

⑦「おう…しゃあ!久々に暴れるか!」

サマー「ふっ…久々ねぇ…」










森のいたるところから煙が上がっている。

①「煙が大きくなってきたな…」

⑤「そろそろ…って、訳ね」

ガッガ

クリスが持つ無線から声が聞こえる。

①「さぁ!行くよ!」

⑤「へ~い」

No.388 07/02/03 12:47
匿名1 ( 10代 ♂ )

>> 387 冬の国では連合軍の攻撃に備え、兵士たちが慌ただしく動いている。

兵士「隊長~!非戦闘員(民間人)は塔(秋の国の)に避難完了しました!」

秋国隊長「よし!お前たちも持ち場につけ!」

兵士「はっ!!」

冬の国の周りを囲っている防御壁に兵士たちが武器をかまえ、待機する。

秋国隊長「長老…配備完了しました」

長老「うむ…」

長老、秋国隊長や兵士たちは敵が向かってきている方を見つめる。

秋国隊長「もし…作戦が失敗し…竜人部隊が間に合わず、連合軍がここまで来たら…闘いにもならないでしょう…」

秋国隊長は数も減り、疲れきっている兵士たちを見渡す。

長老「隊長殿…作戦は…きっとうまくいくだろう…わしらは皆を信じて待つだけじゃ」

秋国隊長「…」







そのころ、冬の国から数十km離れた森の中にクリスたちはいた。

サマー「兵は全員集まったか?」

兵士「はっ」

⑤「んじゃ~作戦開始といこうよ」

⑦「そうだな」

クリスは集まっている兵士たちを見渡し

①「少なくないか…これでは作戦に支障が出ると思うけど」

サマー「すまん…これが集められる限界だ。国の防衛にも兵士がいる…」

①「…」

⑦「大丈夫だって…シャドーもなんとか…あっ…俺が考えるにこの人数でもどうにかなるぜ」

①「それならいいが」

サマー「よし!では…」

サマーが合図を送ると兵士たちは予め聞いていた指示通りに動き始めた。ちりじりに森の中に消えていく。

⑤「俺らもいこうよ」

サマー「あぁ」

⑦「じゃあ…二人一組で行動しよう」

①「ええ」

サマー「では…」

簡単なくじを作り、全員がひいた結果

サマー「では…私と凱が一緒に行動する」

⑤「俺とクリスね」

①「行くぞ!セロ!」

クリスは早々と歩いていく。

⑤「まってぇ」

セロも慌てて、後を追う。

⑦「俺らも行くか!」

サマー「あぁ!だが…一つ言っておくが、へまはするなよ」

⑦「馬鹿。するわけねぇじゃねぇか!俺がこの作戦を考え…」

サマーは凱の腕を指さす。

サマー「そのブレスレットの指示を聞くのに必死になって周りが見えなくならないようにな…と言いいたいんだよ…さぁ行こうか」

サマーは走りだす。

⑦「なっ…気づいてたの…」

凱は顔を赤くし、サマーの後に続く。

No.387 07/01/31 20:57
匿名1 ( 10代 ♂ )

>> 386 シーラ星から、遠く離れた。

宇宙の彼方…

そこにピンタ星雲がある。

ピンタ星雲は108つの小惑星(この場合の小惑星は人・生物が住めるもの)、7つ中惑星、シーラ星やイース星、ダンテスティン星とほぼ同サイズのウマンダ星からなる星雲。

ピンタ星雲はウマンダ星と中惑星を勢力下におく【政府軍】と小惑星を領星とおく【宇宙海賊】の2大勢力の争いが絶えない。

この2大勢力の争いは永きに渡る。だが最近は【連合軍】という世界征服を企む、フラク星雲の巨大勢力が両者の中にわって入ってきたため、もともと混乱(戦争絶えない世)していたピンタ星雲はさらなる混乱下に陥っていた。

実質的には今は【政府軍】【宇宙海賊】【連合軍】の三大勢力の争いになっていた。

そんな戦乱の世のピンタ星雲。







ピンタ星雲ウマンダ星。

政府軍の領星であるウマンダ星はどの町にも政府軍の戦艦がいたるところに見ることが出来る。基地の数も半端がないほど多い。

常に戦争をしていた惑星だけあって兵器も他の惑星とは比べものにならないぐらい発展している。町は近代的だ。そんな近代的なウマンダ星の首都に大きな寺がある。

その寺こそ絶種族に登録されている。狐人の寺。ウマンダ星の人々から狐人は神様のようにたたえられている。

寺は立派な作りで、金・銀で装飾され、この世のものとは思えないほど美しい建物だ。

寺の奥の奥の部屋。豪華な部屋で一面は金で出来ている。

そんな寺の一番奥の金の部屋に一人の着物をきた狐人がいた。

その狐人は尻尾が9本生えている。

⑰「ふぁあ」

この狐人こそ、狐族の長フォックス。彼は世界が生まれる以前に生まれ、世界を見守る男。どちらかと言えば神に近いのかもしれない。

⑰フォックス:「お前は…いつも嵐の前にくるのぅ」

フォックスは金の部屋の中央にある泉に話しかける。


ゴボゴボ

「今度は世界を揺らすだけではすまんでしょう…」

泉の中から男が出てくる。

⑰「そうかぁ…はぁあ」

大きな欠伸をしながら、フォックスは手に持っている扇子を開いたり、閉じたりしている。

覇「私と一緒に魔法老のところにいかれるか??」

⑰「遠慮じゃ!わしゃ眠いんじゃ…はぁあ」

覇「そうですか…狐人の長…」

覇は軽く頭を下げると泉の中に戻っていった。

⑰「わからん男だ…異次元の魔物よ…貴様はいったい誰の味方なんじゃろうな…」

⑰「はぁあ」

No.386 07/01/31 19:22
匿名1 ( 10代 ♂ )

>> 384 暗い地下迷宮を歩いて行く。クリスたち。 歩く度に段々明るくなっていく。 デビル「もうすぐだ…」 ⑦「ふぅ。暗い所は苦手だぜ(汗)」 … デビルは兵士が持ってきた料理を食べながら、話す。口からは食べかすが飛んでいる。

デビル「あ?仲間の数?わかんないなぁ…あいつらかってにどっかいくし、分裂して増える奴もいるしね」

デビルは凄まじい早さで出された料理を食べほすと兵士におかわりを要求する。

デビル「あっ大盛りでね」

兵士「はぁ」

長老「うっ…」

秋国隊長「珍獣族をあてにしてては我らは死ぬだけですぞ」

春国代表「そうですよ」

サマー「確かに…私も珍獣族を馬鹿にするつもりはないが…珍獣族の力を借りようが連合軍は圧倒的な数だ。我々もなんらかの策を練らねば」

⑤「いい策あるの?」

サマー「…」

①「竜人艦隊が間に合えばよいのですが」

⑦「あのよ!連合軍は圧倒的な有利な立場で油断している。だから、なんの警戒もせずに全軍真っ直ぐ向かってきている。そこを突くべきだぜ」

おかわりしているデビル以外の一同は凱を見る。

⑦「ここにいる兵力は連合軍の10分の1もいない…勝つことは無理だろうけど…竜人部隊が来るまでの半日たらず…耐えれば勝機はある!」

⑤「どうやって?」

⑦「敵をかく乱させる。幸い魔法使いは多い…そして、いたるところに伏兵を隠す。また幸い国の周りは森、伏兵を隠すところは山ほどあるぜ」

サマー「う~…伏兵と魔法使いの力で連合軍の進行をかく乱さすることは多少は出来るかもしれないが、何時間も持たないぞ…なんせ、あの数だ」

⑦「それは俺に任せてくれいいかく乱作戦がある」

凱は作戦を話す

⑤「凱!いつから、そんなに偉くなったの!凄いじゃん!」

⑦「まぁな!実力よ!」

シャドー「ジブンノ テガラニシテサ オレガイッタノニ」

⑦「黙っとけ…今度新しいバッテリー買ってやるから(小声)」

シャドー「ナンカ キニクワナイィ」

サマー「それならいけそうだ!直ぐに兵(伏兵)の準備をしよう」

長老「わしはかりだせる魔法使いを出来るだけ集めようぞ」

秋国隊長「私も」

①「セロ!私たちも皆さんのお手伝いを」

⑤「了解ぃ~」

一同は部屋を出ていく。

ひたすら食べているデビルを残して

デビル「おかわりね!」

兵士「はぁ」

兵士とデビルのやり取りは無限ループのようだ。

No.385 07/01/31 18:54
匿名1 ( 10代 ♂ )

>> 384 クリスたちは慌ただしい会議室にいた。会議室は人の出入りが激しい。

長老「…なんじゃ」

①「そうですか…」

⑦「また…雷かよ」

⑤「今は雷の事より、連合軍だろう問題は」

⑦「確かにな」

凱はブレスレットに何か言う。

凱は頷いたり、怒ったりしている。はたから見れば変人だ。

①「ななにしてるの?凱?」

クリスは少し、ひきぎみで凱に尋ねる

⑦「おっと…すまんすまん…このブレスレットは俺様の船のAIと繋がっててな!今、連合軍の位置を聞いてたとこよ」

①「なんだ~そうなの《てっきり…》」

サマー「私はてっきり頭がおかしくなったと思った」

⑤「同感」

⑦「なんだと!!」

凱は暴れだす。

サマー「待て待て!見ろこの腕!私は怪我人だぞ!痛て」

⑤「痛い痛い!参った参ったって!」

⑦「許さん!ガァ!」

長老「やれやれ…こんな一大事に…」

①「すいません」

クリスは三人を睨む。

⑤⑦サマー「うっ」

三人はクリスに気づくと静かになった。



デビル「おかわりくんない?」

兵士「はぁ」

デビル「次はアップルジュースね」

デビルはジュースをもう15杯もおかわりしている。ジュースを持ってくる兵士もいい加減嫌そうだ。

①「凱?AIに聞いたんでしょ?連合軍の位置?」

⑦「あぁ。連合軍は冬の国に真っ直ぐ進んできているってよ!あと2時間もかからないだろうってよ」

シャドー「ダカラ 1:52.35ダヨ」

⑦「うるせぇ」

シャドーの声はブレスレットをつけている凱以外には聞こえない。

⑤「やっぱ…」

やっぱ変人だと思うセロであった。

秋国隊長「しかし…どうします」

長老「うむ…」

春国代表「大賢者様もお力を使い果され、冬国隊長まで亡くなられた今…」

サマー「しかし、私たちには新たな力(仲間)を得た」

一同はひたすら、ジュースを飲んでいるデビルを見る。

デビル「そうそう!俺らがいれば百人力さ!うめぇ!地下じゃ泥水しかなかったもんでね」

デビルはまたおかわりする。

長老「見たところ…珍獣族の王…いや珍獣王と言わせてもらってよろしいか?」

デビル「いいよ!珍獣王でさ」

デビルは何か食い物はないかと兵士に尋ねている。

長老「珍獣王。見たところお一人のようだが…お仲間は何人ぐらいいらっしゃるのですか?敵は星の数ほどいますぞ」

No.384 07/01/31 18:26
匿名1 ( 10代 ♂ )

>> 383 暗い地下迷宮を歩いて行く。クリスたち。

歩く度に段々明るくなっていく。

デビル「もうすぐだ…」

⑦「ふぅ。暗い所は苦手だぜ(汗)」

凱は額を拭う。

⑤「あっ!出口が見えてきた!」

セロが指さす先には強い光が見える。

デビル「外に出るなんて…11103年ぶりだ」

①「さぁ早く行きましょう!」

三人は地下迷宮を無事出る。出口には長老と兵士が数人いた。

長老「おぉ~来たぞ」

クリスは外の光の眩しさに、手で目をかばいながら

①「長老…お待たせしました」

⑦「眩しいぜ…くっ」

「ガイ ツウシン セイジョウニナッタヨ」

⑤「っ…」

デビルはと言うと出口の前から中々出てこない。

長老「して。何があった?」

①「わかりません」

長老「なっ…持ってきたのではないのか?」

兵士たちもどよめく。

①「そのかわりと言うのもなんですが…彼らが力を貸してくださるようです」

クリスは暗闇に隠れて出て来ないデビルの方を見る。

⑤「デビル??どうしたの?」

⑦「早く出て来いよ!何してんだ?」

長老「誰じゃ?」

兵士「??」

①「どうかしたの?」

デビル「いや…え~と…なんせ…11103年ぶりだからさ…光が」

凱とセロは中々出てこないデビルに痺れを切らし、無理矢理引っ張り出す。

デビル「なっ」

デビルは勢いよく暗闇から光の世界に11103年ぶりに出てきた。

長老「な…な…」

兵士「うわぁ」

長老や兵士たちはデビルの奇妙な体に驚きを隠せない。

デビル「ぎゃあぁぁ~死ぬ死ぬ」

デビルは床を転がり回っている。

⑦「何してんだ?こいつは?」

⑤「大丈夫!大丈夫!」

セロは小さな体のデビルを抱え上げる。

デビル「う?俺の体溶けてないかい?」

⑤「溶けてない。溶けてない(笑)」

デビル「よかったぁ(泣)」

①「デビルたら」

⑦「ハッハハ」




ぽか~んとしている長老たちに気づいたクリスは長老に近づいていく。

長老「話してくれるかのう」

①「ええ」

クリスは自分たちが地下で見つけた扉や珍獣族などの話を一部始終話した。

長老「ふむ…わしも知らんだのう…珍獣族が地下にいたとは」

長老「で!珍獣族、王がその人と言うわけか」

クリスは頷く。

長老「わしも話さねばならんことがある…ここでいつまで立っているのもなんじゃ、皆、こちらへ…」

①「はい」

  • << 386 デビルは兵士が持ってきた料理を食べながら、話す。口からは食べかすが飛んでいる。 デビル「あ?仲間の数?わかんないなぁ…あいつらかってにどっかいくし、分裂して増える奴もいるしね」 デビルは凄まじい早さで出された料理を食べほすと兵士におかわりを要求する。 デビル「あっ大盛りでね」 兵士「はぁ」 長老「うっ…」 秋国隊長「珍獣族をあてにしてては我らは死ぬだけですぞ」 春国代表「そうですよ」 サマー「確かに…私も珍獣族を馬鹿にするつもりはないが…珍獣族の力を借りようが連合軍は圧倒的な数だ。我々もなんらかの策を練らねば」 ⑤「いい策あるの?」 サマー「…」 ①「竜人艦隊が間に合えばよいのですが」 ⑦「あのよ!連合軍は圧倒的な有利な立場で油断している。だから、なんの警戒もせずに全軍真っ直ぐ向かってきている。そこを突くべきだぜ」 おかわりしているデビル以外の一同は凱を見る。 ⑦「ここにいる兵力は連合軍の10分の1もいない…勝つことは無理だろうけど…竜人部隊が来るまでの半日たらず…耐えれば勝機はある!」 ⑤「どうやって?」 ⑦「敵をかく乱させる。幸い魔法使いは多い…そして、いたるところに伏兵を隠す。また幸い国の周りは森、伏兵を隠すところは山ほどあるぜ」 サマー「う~…伏兵と魔法使いの力で連合軍の進行をかく乱さすることは多少は出来るかもしれないが、何時間も持たないぞ…なんせ、あの数だ」 ⑦「それは俺に任せてくれいいかく乱作戦がある」 凱は作戦を話す ⑤「凱!いつから、そんなに偉くなったの!凄いじゃん!」 ⑦「まぁな!実力よ!」 シャドー「ジブンノ テガラニシテサ オレガイッタノニ」 ⑦「黙っとけ…今度新しいバッテリー買ってやるから(小声)」 シャドー「ナンカ キニクワナイィ」 サマー「それならいけそうだ!直ぐに兵(伏兵)の準備をしよう」 長老「わしはかりだせる魔法使いを出来るだけ集めようぞ」 秋国隊長「私も」 ①「セロ!私たちも皆さんのお手伝いを」 ⑤「了解ぃ~」 一同は部屋を出ていく。 ひたすら食べているデビルを残して デビル「おかわりね!」 兵士「はぁ」 兵士とデビルのやり取りは無限ループのようだ。

No.383 07/01/31 17:48
匿名1 ( 10代 ♂ )

>> 382 そのころ、セレナたちは全速力でシーラ星を目指していた。そして、その後ろから、少し遅れ、竜王やハーク率いる主力竜人艦隊が追いかけている。

そんな、シーラ星の人々を助けようと必死になっているセレナたちの思いを砕くように連合軍の本地(シーラ星での連合軍停泊地)に動きがみえ始める。

連合軍兵士「将校殿…雪が止みました」

二人の将校はゆっくり椅子から立ち上がる。

将校「そうか全軍…」

兵士「…」

将校「冬の国に出撃!!」

兵士「はっ!!」

兵士は命令を受けると慌てて部屋を出ていく。

将校二人は大きなガラスごしに見える景色を見ながら

将校「ふふ…私たちにも運が向いてきたな」

将校「うむ…エルフどもは冬の国に集まっている…わざわざ探して殺す手間が省けたな」

将校「雪が止み…艦隊を送ることが出来るようになった今…冬の国のエルフ、残党など殲滅するのに半日もいらんわ」

将校「いざ」

ゴッオオオオ

将校が乗っている戦艦も、ゆっくり動き始めた。

連合軍の停泊していた多くの戦艦は冬国を目指し、飛び立ち、おびただしい地上部隊も進行しはじめる。

連合軍の艦隊は地上部隊の進行に合わせてた速度で飛んでいる。空を埋め尽くす大艦隊、進行するだけで大地を揺らす大地上部隊。

世界最大の連合軍、その主力部隊の雷部隊の全隊が今、冬の国に向かうとしていた。

No.382 07/01/31 04:38
匿名1 ( 10代 ♂ )

>> 381 長老「すまんのぅ…私の魔力では…完全に治せんだ」

サマー「十分ですよ。長老殿…有難うございます。」

長老「雷の剣は魔力に似た力があるようじゃ…その傷はただの切り傷ではなかった…じゃが心配するな傷と同じく、時間が癒してくれようぞ」

サマー「…」

サマーは改めて、二人に頭を下げた。

サマー「大賢者様…少し顔色が悪いように見えますが…もしや私のようなものを助けるのにお力を…」

マリーン「いえ…心配しなさらないで下さい…」

マリーンはそう言うと逃げるように部屋を出ていく。

サマー「大賢者様…」

長老「マリーン殿は…もともと塔の移動で大半の力を使っていたのに…雷を国に近づけまいと強力な幻惑魔法をお使いになられた…」

サマー「…」

長老「正面から対決したから、よくお分かりでしょうが…雷は強い…彼に魔法をかけようとおもえば…並大抵のことではありません…」

サマー「大賢者様はどうなるのですか!」

サマーの質問に長老は直ぐに答えない

長老「貴方たちが戦っいるのは…雷だと…直ぐに分かりました。国にいる魔法使い全員を集め、雷に魔法をかけようとしましたが…彼は我々の魔法を簡単に…」

サマー「どうなるのですか?長老!」

長老「…」

長老「マリーン殿は…魔力を使い果してしまわれた…魔法使いにとって…魔力は命…それを使い果たしてしまったとなれば…そう長くは…」

サマー「魔力は…回復しないのですか」

長老「普通は休めば魔力は回復するものじゃが…底の底まで、使われてしまった…我々(エルフの魔法使いたち)の力では助けることは出来ん」

サマー「我々?なら!助ける方法はあるんですか!」

長老「ないこともないが…無理じゃよ…マリーン殿と同じぐらい…いや以上の力を持った魔法使いなら助けることは出来る。」

サマー「大賢者様以上の魔法使いなど…」

長老「…」

サマー「う?」

何かそとで兵士たちが叫んでいるのが聞こえる。

長老「何ごとじゃ?」

サマー「外へ」

二人は部屋を出る。

兵士の声はまだはっきり聞こえないが、何を叫んでいるのかは廊下の窓を見ればわかった。

サマー「雪が…」

兵士『雪が止んだぞ!連合軍が来るぞ!』

長老「うむ…」

サマー「…悪いことは続くな」

兵士「戦闘態勢をとれ!いつ来るかわからんぞ!」

兵士「寝てる奴も起きろ!」

兵士「準備だ準備しろ!」

No.381 07/01/31 04:00
匿名1 ( 10代 ♂ )

>> 380 サマー「あぁぁ!!」

無謀にも武器も持たぬ、持てないのだが、サマーは雷に向かっていく。

⑫「お前のその強さ(意思)…」

雷は剣をかまえる。凄まじいオーラが雷を包む。

⑫「私も最高の技で答えよう…」

サマー「あぁぁ!!」

サマーは全く怯むこと無く、走ってくる。

⑫「星剣突き…雷星」

雷の剣が光る。

サマーは思っていた。世界最強の男を本気にさせたのだから、私の死も無駄ではないのかもしれないと。











雷の正面の森・雪は吹き飛んで、地面が剥き出しになっている。

⑫「魔法か…」

サマーの姿は無い。

⑫「…」

ドドドド

兵士「行け行けぇ!!」

兵士「こっちだ!早くしろぉ!」

大勢の兵士たちの声が聞こえてくる。



カチャ

剣を鞘に戻す。

⑫「…大事になってきたか」

雷はマントをひるがえし、吹雪の中に消えていった。






マリーン「気がつきましたか?王?」

サマー「はっ!」

サマーはベッドから飛び起きる。

マリーン「あら?驚いているようね(笑)…ふふ。無理もないわ。」

周りを見渡す。どうやら、冬国の王宮のようだ。

サマー「私は…死んだんですか?」

マリーン「ふふ…面白いお人」

マリーンは何も答えてくれない。

サマー「う…」

長老「起きられたか!サマー殿!」

サマー「長老殿…」

長老「いやぁ良かった良かった…隊長に続けて、サマー殿まで失ってはのう。だが…もう少し、遅ければ死んでいましたぞ…」

サマー「長老殿が?助けて下さったんですか?」

長老は手に持っている杖の頭をさする。

長老「いやいや…わしも魔法使いは、魔法使いじゃが…あれほど遠い位置にいる貴方を移動魔法で助けるなんぞ…神業的なことは…わしの力(魔力)では無理じゃよ(笑)」

サマーはマリーンの方を見る。

サマー「大賢者様…感謝いたします」

マリーンは部屋の花瓶の水をいれかえながら

マリーン「ふふ…いいのよ」

はっ!サマーは思いだした…

サマー「雷…雷は!どうしたのですか!」

長老「心配いらんよ…奴はマリーン様の幻惑の魔法で、この国には来れまいて…いや森を抜けるのも厳しいかものう」

サマー「…そそうですか」

サマーは包帯が巻かれた腕を見る。あの傷からしては余り痛くないし、少しは動く。

サマー「?」

サマーが腕を回したりしているのを見て長老が

No.380 07/01/31 02:41
匿名1 ( 10代 ♂ )

>> 379 サマー「っ…(汗)」

これぼどまでの男だとは

サマーと冬国隊長は全く動けない。もし、少しでも動こうものなら、自分たちはそこらのハエのように簡単に殺されるだろう。そんな考えが頭から離れない。

冬国隊長「ぅ…(汗)」

二人の汗は尋常ではない。

⑫「…」

雷は二人を見下しながら、近づいてくる。

ザッ

サマー「…」

殺される…これは予想ではなく…必然…こうも力が違うもの同士の上ではやりあうと言う言葉は成り立たない。殺られるのみ…殺られるのみなのだ。

ザッザ

雷は近づいてくる。

逃げだしたい。ここから早く…だが、動けば死が待っているだろう。

ザッザッザ

サマーと冬国隊長、先に恐怖に飲まれたのは冬国隊長だった。

冬国隊長「ひっ…ひぃぃぃ」

冬国隊長は悲鳴を上げ、逃げていく。

サマー「た…」

呼び止めようとしたが遅かった。

⑫「ふっ」

一筋の光が放たれる。

冬国隊長は白い雪を赤く染めながら、倒れていく。

サマー「…」

⑫「お前も逃げるがいい…」

一瞬の沈黙の後

サマー「!!」

サマーはマシンガンの引金を引く。








⑫「終わりか?」

サマー「化物め…人間なのか…本当に…」

サマーは撃ち切った。マシンガンを捨て、剣をかまえる。

サマー「私は!夏の国、国王サマー!!いざ!」

サマーは雷に斬りかかる。

サマー「はっぁ!!」

サマーの剣は雷をとらえることは出来ずに宙を斬る。

ブシュ

⑫「…」

雷の長剣はサマーの腕を貫く。

サマー「ぐわぁあ…」

サマーは腕を押さえ、倒れ込んでしまう。

⑫「この…シーラ星は変わった奴が多いな…」

サマー「っ…??」

腕を押さえながらも、雷を睨んでいる。

⑫「その目だ…死(雷)を目の前にして…戦おうとする…昨日のあの男(凱)もそうだった…長くそんな奴らとは出会わなかったが…」

サマー「長話は嫌いだ…」

サマーは太股の短剣(ナイフ)を素早く手に取り、雷の足を

ブシュ

サマー「がぁ…」

⑫「おっと…危ない…」

無事だった腕も刺さされ、短剣を落とす。

サマー「ぐっ…」

両腕を刺された激痛に耐えながら、体を起こす。

サマー「はぁはぁ…」

⑫「まだ…立つか」

両腕から血を流しながらも、まだ目は死んではいない。

⑫「次は…足だな」

サマー「ふっ。まだ二本もあるぜ」

⑫「…」

No.379 07/01/31 01:29
アル中35 ( 30代 ♂ )

>> 378 サマー「秋の国の塔で、大賢者マリーン様から聞いてはいたが…。」
「お前が、雷だな!」

⑫「フッ、だからどうした。」

サマー「秋王、そして同士のかたきを取らせて貰う。」

冬国隊長「自分も、死んでいった同士の為に戦う。」

チャキ
チャキ
二人は、雷に向かってマシンガンと剣を構えた。

⑫「…。」

ビュー-ッ

荒れ狂う吹雪の中、二人に違う汗がしたたる。

冬国隊長「くっ!」

雷との圧倒的力の差に、蛇に睨まれた蛙のように動けずにいた…。

No.378 07/01/30 00:12
アル中35 

>> 377 サマーは、じっと前を見据え、耳に神経を集中させる。

ザクッ シュン

サマー「こっちだ!」

サマーは音が聞こえる方に振り向き構えた。しかし、雷のスピードは早く、円陣を組んでいる兵士は音もなく崩れ去っていく…

バババババババ…

雷「お前らの力はそんなものか!」

兵士「がはっ!」

バババババババ…

兵士「ぐっ!」
兵士「ぎっ…!」

辺りは雪で白いはずなのに、赤く染まっていく。

ビュ~~ッ

猛吹雪の中、残ったのは、いつの間にかサマーと冬国隊長のみとなっていた。

冬国隊長「そんな、馬鹿なっ!」

サマー「これほどまでの剣の使い手とは!」

雷「…。」

赤く染まった地面は、もう銀世界へとかわっていた。

No.377 07/01/29 04:30
匿名1 

>> 376 吹雪の中、サマーはじっと敵を待つ。

十数分たった頃だろうか、木の上に登っている兵士が手で合図を送っている。

サマー「来たか」

どうやら、前方に敵を確認したようだ。サマーはマシンガンを持つ手に力を入れる。

カチャ

サマー「…」

吹雪のせいで、視界が悪い。

兵士たちも、戦闘態勢に入っている。

サマーの視界にも、敵の姿が見えてきた。

サマー「…一人じゃないか…」

サマーは小声でつぶやくと照準を向かってくる男に合わせる。

兵士たちも同じ動きをする。

どうやら、男には気づかれていないようだ。真っ直ぐ向かってくる。

冬国隊長が腕を上げる。

サマー「…」

彼が手を下ろした時が男の最後となろう…

サマーはマシンガンの安全装置を外す。








⑫「…」

男が丁度、部隊の中心まで、来た時、冬国隊長は腕を下ろす。

ババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババ


冬国隊長「撃ちかた止めぇ!」

隊長が腕を上げる。

サマー「見えないな…」

男は倒れたのか…視界が悪いせいで、男の姿を確認出来ない。

サマー「おい!」

サマーは兵士に合図を送る。

数人の兵士が男がいた方へ向かっていく。

冬国隊長「やったのか…?」

確認しに行った兵士が

「隊長!いません!何処にも…」

兵士がそう言ったのを聞き、脳で認識して、反応を出すより、早く確認に行った兵士が血を吹き出し、倒れる。

サマー「なっ!」

サマーはマシンガンを再び、かまえる。

兵士「ぎゃあぁぁ」

吹雪の音以外は静かだった森に兵士の悲鳴が響く。

冬国隊長「どうしたぁ」

サマーや冬国隊長は勿論のこと周りにいた兵士たちも状況を飲み込めない。

サマー「!!」

木が次々に大きな音をたて、倒れていく。

ドシャンァァ

冬国隊長「なっなんだ…」

兵士「ぐわぁ」

兵士「ぐっは」

兵士「てっ…」

兵士たちも次に次にと倒れていく。

サマー「隊列を組め!隊列だぁ!全滅するぞ!」

冬国隊長「来い!」

多くの兵士たちが倒れていく中、サマーたちは円陣を組む。

サマー「来い…」

No.376 07/01/27 17:55
匿名1 

>> 375 「まだ息はあります!」

兵士はそう言うと倒れている兵士を担ぎ上げる。

「お前は負傷者を連れていけ!」

「了解!」

兵士を担ぎ、その場を離れていく。



残った四人は、事態の報告をするため、三人が周りを警戒し、一人が無線で連絡をとる。

「隊長!応答を」

冬国隊長『どうだった?ムッサ?』

「一人負傷!木ごと斬られたもよう!敵の姿は確認出来ていませが、恐らく少数かと」

冬国隊長『了解した。直ぐに国から増援を要求する』

『お前たちは!そのまま、待機していろ!』

「了解…ガッ」

兵士は無線を切る。






冬国隊長は数名の部下と共に国から1km離れた地点で要求した援軍を待っていた。

冬国隊長「援軍は!まだか!」

兵士「もう直ぐかと…」

兵士「あっ!来たようです!」

20~30人の援軍部隊が走ってくるのが見える。

冬国隊長「来たか!」

ザッザッザ

援軍部隊は冬国隊長たちの前で止まる。

援軍部隊の中の一人の男が

サマー「冬国隊長殿!何があったのです!」

冬国隊長「サマー殿!!!貴方が来て下さるとは…王であられる身、危険を冒すべきでは…」

サマー「いや…国が連合軍に支配されている今、私はいち兵士にすぎません…」

冬国隊長「だが…貴方は…」

兵士「隊長!失礼ですが…お話はこれぐらいで…敵は近づいきています」

冬国隊長「おっ…すまん…つい…サマー殿!行きましょう!」


サマー「承知した…行くぞ!!隊列は崩すな!」

サマーは兵士たちに合図する。

再び兵士たちは走り始める。

ザッザッ

冬国隊長とサマーは走りながら、話す。

サマー「状況は」

ザッザッザ

冬国隊長「冬国から5km離れた地点にいた兵士が何者かに襲われました…敵は冬国を目指して、いるようです。真っ直ぐに…」

ハァハァ

サマー「敵の数は…」

冬国隊長「少数のようです…ハァ」

ザッザッザ

20~30の兵士は吹雪の中を走っていく。

冬国隊長「ここらで…敵を待ち伏せしましょう!」

サマー「ええ」

冬国隊長は手を動かし、兵士たちに指示をおくる。

兵士たちは冬国隊長の指示に従い、木の影に隠れて、マシンガンをかまえる。木の上に登っている兵士もいる。

サマーも周りの兵士たちと同じく、木の影に隠れて、マシンガンをかまえる。

サマー「さぁ…いつでも来い…」

ゴォオオオ

吹雪は今だに止もうとしない

No.375 07/01/27 08:01
匿名1 

>> 374 『隊長!ケーンからの通信がとざえました!ガッ』

冬国隊長「確認にいかせろ!!」

『はっ!今!ムッサの小隊長が確認に行ってます!ガッ』

冬国隊長「確認がとれるまで、戦闘態勢をとっておけ!敵襲の可能性もある!」

『了解!』






雪の中を五人の雪兵が警戒しながら歩いていく。

「よし!止まれ!」

「敵が何処にいるかわからん!気を抜くな!」

五人は身を低くして、ゆっくり進んでいく。

カチャ

兵士たちは手に持っているマシンガンをかまえながら、進んでいく。

「なんだ!あれは!木がまっぷたつになってやがる」

兵士たちの目に飛びこんで来たのは綺麗に半分に斬れた倒れ木にその横に倒れている兵士。

一人の兵士が倒れている兵士の首に手を当てる。

No.374 07/01/26 19:18
匿名1 

>> 373 ゴォオオオオ

冬の国の周りに散らばっている偵察隊。

『こちら、ナク、異常なし』

冬国隊長「了解…ムーブそっちは」

『異常なし』

冬国隊長「警戒を怠るなよ」

隊長はそう言うと無線機を横に置き、双眼鏡を覗く。

ゴォオオオオ

冬国隊長「嫌な予感がするな」

隊長は木に積もった雪に溶け込んでいる。


偵察兵「う?」

木の上から監視していた偵察兵は覗いていた双眼鏡の倍率を上げる。

偵察兵「…」

吹雪でよく見えないが確かにさっき、何かが動いた。

偵察兵「うさぎか…」

⑫「おい…木登りか…」

偵察兵「なっ!」

偵察兵は木の下を見る。

偵察兵「いつの間に!」

偵察兵は無線機を手に取ろうとした



ドカシャアァァ

偵察兵「っ…」

偵察兵が登っていた木は綺麗に二つに割れ、鈍い音をあげながら、倒れていく。

ギギギギ

偵察兵「うわぁぁ」

ドガシャアァ

偵察兵は木から落ち、動かなくなった。

⑫「兵がいるということは…冬国も近いと言うことか」

雷は再び、吹雪の中、歩き始める。

No.373 07/01/26 03:11
匿名1 

>> 372 あっ…子孫じゃなく先祖です。

No.372 07/01/26 00:49
匿名1 

>> 371 覇「エルフ同じく、争い知らずの珍獣族もエルフど同様に争い始めた…エルフに味方し、エルフ守り、エルフを殺す…」

覇「シーラ星は何百年も戦争、戦争、戦争だった。もともと数が少なかった珍獣族は永きにわたる戦争で数が激減し…絶滅寸前までに…このままでは…エルフに上手く利用され絶滅するだけだと王は言った…そして…自ら…封印し…地下にこもった。そして…我々の眠りを邪魔されないようにと平和主義のエルフたちがこの上に城を作り、永きの間守っていてくれたというわけだ…その平和主義のエルフたちが今の冬の国のエルフの子孫よ…」

①「…」

覇「エルフたちは地上から珍獣族が姿を消すと…争いも…一気に静まっていった。まぁ兵器が無い時代だ戦い中心であった珍獣族がいなくなれば…自然とおさまることは目に見えていた…小さな争いはあったようだがな…そして、最終的にエルフは4つの国、四つ種族になったというわけだ…」

覇「エルフと珍獣族の過去はこれぐらいにして…本題だ…扉の向こう側…」

覇は改めて、クリスをしっかり見る。

覇「お前は知っておかねばならん…いずれ…あの扉の向こうを見ることになるだろう」

①「?」

覇「あの扉は…王(デビル)の力を閉じこめたものではない…たしかに昔は王は攻撃禁呪法と呼ばれる強力な魔法を使うことが出来た…エルフ同様、王も勘違いなされておる。王の力(魔力)を封印しているのではなく…扉の向こうには…それより…さらに強力な強力な物がある…それを封印するために王は自らの力と引き替えに封印したのだ…その時、力と一緒に記憶も持っていかれたがな」

覇「あの扉の向こうにこそ…ドイスが求めるものがある…」

①「ドイスが!」

覇「静かに…」

①「うっ…」

覇「闇だ…」

①「闇(小声)」

覇「闇…闇…私からは…それ以上言えんのだ…」

覇「ドイスは…闇を手にいれるため…世界征服なんぞをやっとるが…奴の目的はあの扉…あの扉…ぞ」

覇「忘れるな…奴はあの扉を探しておる…忘れるな…知られるな…この存在を…」

①「貴方はいったい!」

覇「奴に気づかれるな…扉を…闇に繋がる…扉を…道しるべ…ペンダントを奴に渡すな…守れ…ペンダント…扉を…忘れるな」

①「ペンダント?なんのです!あっ!」

覇は既にそのにはいなかった。

迷路に覇の声が響く

『忘れるな…扉を守れ…クリスよ…』

①「…」

No.371 07/01/26 00:14
匿名1 

>> 370 デビルを戦闘に来た暗闇の迷路を戻っていく。

デビル「覇が代々、まとめ役なんだよね」

⑤「王なんだよね?本当に?」

デビル「勿論!ばりばり王さ!」

⑤「本物の王はばりばり王なんて言わないし」

デビル「王たら王だぃ!」

先頭を行く、デビルとセロは、早くも打ち解けたのか楽しそうに話している。

その後に凱が続く、凱はなにやら、ブレスレットに話しかけている。

⑦「シャドー!聞こえるか!」

シャドー「ハイハイ キコエマスヨ ガイチャン」

⑦「なんだ!てぇめぇ!その態度は!」

ガミガミ

クリスはというと覇と並んで凱の少し、後ろを歩いてる。

①「えっ?」

覇が何か囁いた。

覇「静かに(小声)」

①「…」

覇はクリス以外には気づかれないよな小さな声で話し始める。

覇「貴方には…話しておかねば、なりませんな…我々、珍獣族の過去から話させて下さい…」

①「あの…」

覇はクリスが話そうとするのを制止する。

覇「質問は…なしです…今から言うのは私の一人ごと…」

クリスは頷く。

クリスは思っていた。なぜ、この覇という珍獣というより人間の男に近い覇はあの扉から私たちを遠ざけようとしたのか…そして、なぜ珍獣族はこんな地下深くで暮らしているのか…王(デビル)はなぜ…この男(覇)は珍獣族とは異質な何かを感じる珍獣族とは違うのではないのか…最大の謎は扉の向こうに何があるのか…クリスの頭の中はありとあらゆる疑問が渦をまいて、駆け巡っている。

覇「王は昔はこのシーラ星の王をしてらしたとおっしゃっていたでしょう…シーラは元はエルフ族と珍獣族の星だった。エルフが仲が良かった時代、1103年前になりますがね…珍獣族は地上に国を持っていました。…昔はエルフたちは本当に争いを知らなかった…だが、温厚なエルフたちの間にも、争いはいつしか生まれ始めたのです。些細な争いから…二つに割れ…戦争…そして…いつしか…エルフたちは四つにわかれた。…四つになってからも…戦争…侵略…殺戮は絶えなかった。」

①「…」

クリスは暗闇の中、小さくに聞こえてくる覇の声に必死に耳を傾ける。

覇「そんなエルフたちの争いに…我ら珍獣族が無関係でいられるわけがない…珍獣族は…並外れた力の物ばかりです…戦争にはもってこいの種族…」

No.370 07/01/25 23:45
匿名1 

>> 369 ①「扉を開けて貰えますか?」

デビル「攻撃禁呪法を使うきかい?」

⑦「あぁ。おたくさんは強大な連合軍を見てねぇから、禁呪とやらを使いたくねぇかもしんねぇが!このままじゃ上の皆は死んじまう…」

デビル「だがね…」

覇「王…」

デビル「覇…1103年ぶりか」

クリスたちに近寄ってきた、覇という珍獣は裸が真っ黒という以外人間と何ら変わらない。服装は死神がきるような服、見た目のイメージはそんな感じだ。

覇「来客…王は…この向こうの部屋の事は力(攻撃禁呪法)ととに封印され、忘れておられるが…この扉は開けてはならん」

⑤「どうして?」

覇「…」

覇は一瞬黙り、扉の向こうのことはあえて語らず、話を進める。

覇「お前たちは連合軍を倒す力が欲しくて、ここにきた…」

①「えぇ」

覇「なら…この扉の向こうに行かなくてもいい…」

①「でも?私たちはまだなんにも力を得ていません。このまま上には帰れない」

覇「何をいう…力なら得た」

⑤「なんの?」

覇「我々…珍獣族が力を貸そう…」

覇はデビルの方を見る。

デビル「えっ!」

覇「…」

デビル「わかったよ…来客よ我々が共に戦おうぞ」

デビル「なぁお前ら~」

珍獣族たち

「えぇやだよ、戦うのは…」

「俺ら見た目はこんなゴツイやつらばっかだけどももも、戦いは痛い嫌い」

「がはは」

「おれっちはいいぜ!戦いは最高だぁ」

「やだやだやだね。ギギギ」

「死ぬの嫌、殺すの好き」

「馬鹿!馬鹿!ゲラララ」

珍獣どもは、わけもわからぬことを各々発している。

覇「…」

部屋の空気が一瞬で冷える。

ゴォオオオオオオ

①「なっ」

デビル「あぁあ…」

デビルはちょこまかとクリスの周りを回り始まる。

⑤⑦「なんだ」

「ゲッ…」

「やべぇ」

ゴォオオオオオオ

「覇の奴が…」

覇「貴様らぁ!!いい加減にしろぅ!!戦え命令だ!整列ぅ」

「イエッサァァ」

珍獣たちは綺麗に整列する。

覇「まだ地中で寝てる奴らを全て起こせ!行け!」

「イイエッサァァ」

珍獣は床にあけた穴に素早く入っていく。

覇「王…」

デビルは覇に言われて、やっとクリスの周りを走るのを止めた。

デビル「んじゃ…上に行こうか…1103年ぶりに…」

No.369 07/01/25 05:48
匿名1 

>> 368 ゴォオオオオオオ

①⑤⑦「!!」

デビル「おやおや…1103年ぶりの来客に…地中深く眠っていた我が同胞(珍獣族)たちも起きて来たわ」

ゴォオオオオオオ

円形をした大きな部屋の床のいたるところ亀裂が入っていく。

「やはぁ~!」

床が割り、大地から次々に奇妙な生物たちが飛びだしてくる。

「ガガ…久々の生の空気だぜ。」

「そうだそうだ」

大小様々な怪物たちは各々に話したり、動いたりしている。部屋はすでに珍獣族で一杯だ。

⑦「なっ!なんなんだ!」

「おおっ!人間だ!1103年は食ってねぇ」

⑤「寄るな!俺は食っても…おおいしくないぞぉ」

「おいぃい…人間は食ちゃダメだって誓い立てただろうよぉよ」

「がははは…忘れてたわ…なんせ、起きたのも1103年ぶりだしなぁあ」

⑤「早く家にかえりたい(泣)」

①「何馬鹿なこと言ってんだよ!」

⑦「どいつも、こいつも変な形の奴ばっかだな…」

デビル「いやすまん…すまん…皆静まれ!」

デビルがそう言っても怪物たちは中々静かにならない。

「おい!静かにしろってさよ」

「あっあぁ?聞こえねねねよ」

「駄目ダメ、がまじいは耳が遠い…頭も悪い…ガハハ」

「馬鹿にすすすなよ」

「ガハハ」

デビル「静かにしろったら!1103年前とまったく進歩しとらん!」

「そんなことないぜ!ちびっこ王!俺背伸びたし…0.002㎝」

「馬鹿馬鹿!おれっちは2mは伸びたぜぃ」

「すんげぇな!成長期か!ご飯一杯食ったのか!」

デビル『たぁ~!!静かにしろぉい!!』

①⑤⑦「…」

珍獣族「…」

デビルの小さな体からは想像もつかない大声でやっと部屋は静かになった。

デビル「さぁ(汗)やっと話ます。」

①「えぇ(苦笑い)」

No.368 07/01/25 01:20
アル中35 

>> 367 ⑤「今、このシーラ星のエルフ達は、ドレイス率いる、連合軍という、幾つもの惑星を支配している者たちと戦闘中です。聞いた話によると春・夏・秋の国が、連合軍に落とされました。」

それから、セロはここまでの経緯を、子供のような悪魔に話した。

??「なるほどね!」
「で、エルフ達を救う為に、そこの扉の向こうに用事があるんだね!」

①「でも、この扉がビクともしないので、困っているところなのです。」

⑦「で、同じ質問だがよ!あんたは何でこの迷宮にいるんだい?」

??「私は、11103年前に封印されたんだよ!」

①⑤⑦「!?」

??「私の名は、デビラ!遥か昔、この惑星の王をしていたのだ・・・私の攻撃禁呪法をドレイスに渡さない為に、扉の向こうに攻撃禁呪法と、私を別々にエルフ達に封印して貰ったのだ。」

①⑤⑦「・・・。」

デビラ「ミノタウロスは、その封印解除だったのだが・・・エルフ達は、時が立ち過ぎて忘れてしまったのかもしれない。」

⑦「あんたは、扉を開けられるのかよっ!」

デビラ「勿論!だが、攻撃禁呪法は、私が万が一知っているとドレイスに、捕まった時にやばいからな。この禁呪法の記憶は消されている。」

No.367 07/01/23 23:44
匿名1 

>> 366 ①「やぁあ!!」

⑦「おんどりゃぁ!!」

ドカァアァァ!!

①「大地よ!はっ!」

ドカァアア!!

⑤「ガイブレイド!!はぁああ!!」

スガァアアア!!

①「てぃやぁ~!!」

ズギャシャン!!

①「やっ」
⑦「はっ」
①「はっ!」
⑦「ぐりゃあ」
①「てぃや!!」
⑦「おりゃああ!」
①「はっ!はっ!はっ!」
⑦「この!!」
①「ぐりゃあ!」

二人は扉を蹴る、殴る斬る。

ズガシャアァ

⑦「ななんだぁ?」

伸びていたセロもこの騒ぎで気がついたようだ。

⑤「…何してんだ…あの馬鹿二人は…」

二人は攻撃するのを止める。

扉はびくともしない。

①「ハァハァハァ」

⑦「ハァハァ」

⑦「たっく…なんなんだこの扉は魔法でもかかってやがるのか…ハァハァ」

①「傷一つ、つかないなんて…」

⑤「お疲れさん…」

⑦「あぁ、セロ気がついたか」

??「無駄だよ」

①⑤⑦「!?」

三人は声の主の方を振りむく。

??「やぁやぁ~久しぶりの来客だよ。11102年ぶりかなぁ…いや11103年ぶりか。」

三人の後ろには人間の子供のようで、人間ではない黒い毛に覆われ可愛いらしい子供??が立っている。

①「貴方は?誰?」

⑦「誰の前に、聞きたいことは…何だろ?猿か牛か人間か?」

⑤「あ…あ…」

セロは小刻みにふるえている。

①「どうしたの!セロ!」

⑤「あの体毛、あの頭の先が槍のような二本の触覚…まさに…あ…あ…」

⑦「あ…何だよ」

⑤「悪魔…」

①「悪魔?こんな可愛いらしいのが?」

⑦「??」

??「まぁ…人間には悪魔と呼ばれてるけど…悪魔じゃないよ。正確には珍獣族牛人間小人型さ。」

①「珍獣族?」

⑤「ほっ…悪魔じゃないのか…」

??「そう。珍獣族…珍獣族は数が少ない種族をいうのさ…」

珍獣族と名乗る子供??は石像を指さす。

??「あれも珍獣族だよ。珍獣族牛型人間。」

①「貴方たちは…この地下迷宮で何をしているんですか」

??「え?なんにもしらないで来たのかい…まぁ無理もないかな…最後にここに来たエルフも11103年前だったし、上ではここのことも忘れ去られてるのかなぁ…でも君たちはエルフじゃないね?エルフはどうしたのかな?」

No.366 07/01/23 23:07
匿名1 

>> 365 ⑤「そろそろ、先に進もう。いつまでも、ここにいたってさ」

セロはそう言うと扉に近づいていく。

⑤「さっきは開かなかったけど…」

セロは扉を押す。

⑤「こういうのは…モンスターを倒したら代々開くはず…ぐっ」

ぐぐぐ

セロは更に力を込め、扉を押す。

⑤「…」

セロはクリスと凱の顔を見る。

⑤「あ…れれ…開かない…」

⑦「どいてな!俺が開けてやるよ!」

凱は勢いよく扉を押す。

⑦「ぐっうぐぐ…ぐ」

⑤「なぁ?開かないだろ?」

⑦「ハァハァ…なんて重い扉らだ…びくともしないぜ…」

今度は二人同時に押してみるが、やはり開かない。

①「駄目かい?」

⑤⑦「お手上げだ!」

①「可笑しいなぁ…あのミノタオルスを倒せば開くと思ったんだが…」

セロは石で出来ている扉を入念に調べる。

⑤「ん~…鍵穴みたいな物もないし…仕掛けもなさそうだ」

⑦「ど~すっかねぇ…」

三人は黙り込む。

①「とにかく…」

⑤⑦「とにかく!?」

①「とにかく…あのミノタオルスの石像を調べてみないか」

⑤「えぇ…やだよ…俺は…また動きだしたらどうすんのさ」

①「さぁ」

⑦⑤「うっ」

クリスは二人の背中を押し、石像に近づける。

⑦「まるで…生きてるみたいだな」

⑤「まぁさっきまで元気だったしね」

二人は物凄い形相の石像の前で、立ったまま動こうとしない。

①「さぁ!早く調べな!」

クリスは躊躇している二人の背中を蹴飛ばす。

⑤「げっ」⑦「がぁ」

二人は勢いよく石像に突っ込む。

⑤⑦「痛てぇ…」

二人は渋々、石像を調べ初める。

⑤「人使いが荒いんだから…」

⑦「同感だぜ」

クリスは二人を睨む。

⑤⑦「うっ…」

①「さぁさぁ~黙って仕事しましょうね」

クリスは可愛いらしい女の子がするような仕草をする。

⑤「きもち…ぐっ」

もちろん、セロにはクリスの華麗な飛び蹴りが飛んできた。

①「凱どう?なんか、みつかったぁ?」

セロは床で伸びている。

⑦「ねぇなぁ。怪しいもんはなんもねぇよ…」

①「どうしよう…」

クリスと凱は扉を見る。

No.365 07/01/23 10:09
アル中35 

>> 364 ズシン!

傷口を押さえながら、ミノタウロスは立ち上がった。

ミノタウロス「ブハァッ!マダだ、オマエらを抹殺するマデは・・・」

⑦「しぶてぇ怪物だなぁ!」
チャキッ
①「本当、誰かさんみたい!」
⑤「二人とも、待って下さい。」

パキパキ パキパキ

ミノタウロス「何っ!オレはまだタタカエるのに・・・まさか、サッキの攻撃で角を・・・」

ミノタウロスは仁王立ちしたまま、石像になっていった。

カラン

ミノタウロスの角が一本落ち、それを凱が拾った。

⑦「そういや、この化け物の頭に落ちるとき、俺様に刺さるといけねぇから、一本切ってたぜ。」
ゴソゴソ
そう言うと、凱は腰袋からもう一本の角を出した。
⑦「ほらなっ!」

⑤「・・・いつの間に。」
①「プッ!流石は凱だ!」

広場は三人の笑い声がこだました。

No.364 07/01/23 07:05
アル中35 

>> 363 ⑤「私が、援護射撃をしている間に・・」
ドシュ ドシュ ドシュ

①「風よ!」
シュゥー
⑦「サラムよ、我に力を示せ!」
ゴォッ
ドシュ ドシュ ドシュ

斧を回転させセロの攻撃を防ぐ。
ミノタウロス「こんなモノ、きかぬ!」
「コチラから、行くぞ!」
そう言うと、斧を振り上げた。

クリスと凱は、目で合図し、素早くミノタウロスに駆け寄った。

ミノタウロス「何ぃっ!」

二人の剣は高速で交差し、ミノタウロスの胴体を×字に斬り裂いた!

①⑦「ブラッディ・クロス!!!」
ズバンッ

ミノタウロス「グモオォォォオォォ!!!」

ズシャッ

ミノタウロスは、片膝をつき、なんとか体を斧で支えていた。

⑦「やったか!?俺様とクリスのダブル攻撃だ、流石に、立てねぇだろ!」
①「ああっ!」
⑤「やれやれですね!」

No.363 07/01/21 01:52
アル中35 

>> 362 ガシャ ガキィィン
①「くっ!なんてパワーだ!」

ミノタウロスの凄まじい斧の連続攻撃にクリスは苦戦していた。

ドシュウ ドシュウ ドシュウ ドシュウ ドシュウ

セロは、銃で応戦する。

⑤「クリス、大丈夫ですか?」
①「ああ、何とかなっ!」

ミノタウロス「グモ~ッ!」

「オマエ達をマッサツする。」
「このバショをアラスモノは、シあるのみ!」
ミノタウロスの目が怪しく光る。

その時、
ザザザザザッ

①「何の音だ!」
⑤「音は、上の方からみたいですね!」
①「ただでさえ、この化け物で、苦戦してるって言うときに・・・。」

ミノタウロス「よそ見シテイル暇がアルノカ!」
ミノタウロスは大きな斧を振り上げる。

「うわあぁぁぁっ!!」
ドサッ

ミノタウロス「グハッ!」

ミノタウロスの頭に落ちてきた。そこには、腰をさすっている凱がいた。

⑦「いちちちちっ!」

①⑤「凱!!」

⑦「おーいて!」
「よっ!二人ともこんな所にいたのか!」

ミノタウロス「何だ、オマエは?」

パンパン
凱は、汚れをはたきながら、立ち上がった。
⑦「どうやら、面白い事になってるじゃねぇか!俺様も、混ぜてくれ。」

⑤「ふっ、凱らしいですね!」
①「そうだな、この化け物を、さっさと倒すか!」
⑦「ああ、行くぜ!」

No.362 07/01/21 01:22
アル中35 

>> 361 クリスとセロがミノタウロスと闘っている頃、凱は洞窟の迷路でさまよっていた。

⑦「ったくよ!何なんだ、全然道が分からねぇぞ!」

コツコツコツコツ

「くう~っ、また行き止まりか!」

コツコツコツコツ

「おっ、ここだけ壁の色が違うじゃねぇか!?」

コンコン コンコン

「ここだけ音が違うな、空洞になってるのか?ぶっ壊してやるぜ!」

そう言うと、凱は黒魔剣を構えた。

「うおぉりゃあ!」

ボゴッ

凱はライトで、穴があいた場所を照らす。
そこには、道は無く狭い部屋が現れ、中央には、ぽつんとレバーがあるだけだった。

「しかたがねぇな!これ以上の道は無さそうだし、いっちょこのレバーを、引いてみるか。」

ガゴッ
ズン!

「うわあぁぁぁっ!!」
その部屋の床が開き凱は、真っ黒な闇へと落ちていった。

No.361 07/01/19 21:22
匿名1 

>> 360 ミノタオルス「がぁあああぁ!!」

①⑤「!!」

今まで、石像と思っていたミノタオルスの石像が突然動き始めた。

⑤「ば化物!!」

セロは必死に扉を開けようとするが開かない。

①「馬鹿!くるよ!」

ミノタオルス「侵入者…」

ミノタオルスはその大きな巨体を動かすと表面についていた石は崩れ、濃い赤、血のような素肌が現れる。

ミノタオルスはその外見では想像がつかないぐらい素早い動きで、一直線でクリスとセロに向かってくる。

⑤「うわぁあ」

①「ちっ」

ミノタオルス「侵入者殺す」

大きな斧を巧みに操り、クリスに斬りかかってきた。

ミノタオルスはクリスに斧を振り下ろす。クリスは軽い身のこなしで避ける。

①「ハァ…こいつ予想以上に早いよ…気をつけるんだよセロ」

⑤「あわあわは~馬の幽霊が…あぁ」

セロは腰を抜かしている。

①「馬鹿!早く立て!」

ミノタオルス「かわすとは…侵入者」

ミノタオルスは床に刺さった斧を抜く。床には大きな亀裂が入っている。

①「風よ」

クリスは剣をかまえる。

ミノタオルス「うおぉおお」

ミノタオルスは再び、クリスに襲いかかってくる。

①「はっ!」

クリスは勢いよく横に飛び、直線的なミノタオルスの攻撃をかわす。

①「やっ!」

クリスは横にかわすと横腹に斬りかかる。

カシーン!!

①「なっ」

ミノタオルスは鋭敏な動きで、大きな斧を操り、クリスの剣を受け止める。

ミノタオルス「甘い…」

①「まだだ!風よ!」

クリスの周りに風が吹き、風に包まれる。

①「くらいな!!」

クリスは目にも止まらぬ速さでミノタオルスに斬りかかる。

カシャン!!!

カシャン!!

カシャン!

風がミノタオルスを襲った…が、ミノタオルスはクリスの超スピードに反応し、全ての剣技を止める。

ミノタオルス「食らわぬ食らわぬ…」

ミノタオルスは前足を高く上げ、馬の声で鳴く、上半身の人間部分を捻り、勢いをつけ、斧をふる。

ミノタオルス「がぁは」

①「くっ」

斧がクリスを襲う。クリスを覆っている風の盾はミノタオルスの斧の風圧で消し飛び、クリスも壁に叩きつけられる。

①「ぐっ…強い…」

クリスはゆっくり身を起こす、ミノタオルスは斧を回しながら、丸い部屋を半周し、勢いをつけ、クリスに向かってくる。

ミノタオルス「がぁあぁああ!!!」

No.360 07/01/19 00:41
アル中35 

>> 359 だんだん、階段を下りるにつれ、壁についているコケが光っているのに、二人は気づいた。

カチッ

⑤「これだけ明るいと、電工ライトを消しときましょう。バッテリーの残量が気になりますからね。」
①「これだけ階段下りてるのに、まだつかないな。」

ピチョン ピチョン ピチョン
コツコツコツコツ・・・・




無言になった二人に聞こえてくるのは、水滴と自分たちの足音だけだった。


①「おっ、何か広場に出たぞ!」
⑤「ふ~っ、やっと最下層に着いたみたいですね。」

その広場は、円形になっており、およそ30㎡の広さがあった。奥には大きな扉と横には、身の丈3mあろう体が人間で尻尾が生えており、顔が牛の鋭い角があるミノタウロスの像がたっていた。手には、その体に負けない斧を持っている。

⑤「おお怖っ!まるで生きてるみたいな、作りだな…。」
①「この扉の向こうに、長老が話していた物が、あるかもしれない。」
⑤「扉を開けましょう!クリス。」
①「ああ…。」

クリスが、扉に触れた瞬間、ミノタウロスの目が赤く光りだした。

No.359 07/01/18 23:28
アル中35 

>> 358 ⑤「こっ、これは・・・」

ゴゴゴゴゴ・・・・

地鳴りとともに、壁が下に下がりだした。
ズンッ!
電工ライトを照らすと、そこには、少し崩れた階段が現れた。
ピチョン ピチョン

①「下りてみよう!」
⑤「まったく、クリスは、怖いもの知らずですね。」

その階段からは何か生臭い匂いが漂ってくる。

⑤「うっ!」

セロは、思わず鼻をつまんだ。

コツコツコツコツ

しかし、構わずクリスは階段を下りて行ってしまった。

⑤「待ってください。はぁ、何が待ち受けているか分からないんですよ。」

そう言うとセロもクリスの後に続いて、階段を下りて行った。

門番のミノタウロスが、2人を待ち受けているとも知らずに・・・。

No.358 07/01/18 00:08
アル中35 

>> 356 クリスとセロは暗闇の通路を進んで行く。 暗い セロが電工ライトで辺りを照らし、ながら歩いていく。 クリスもセロに続く。 ⑤「長い…い… だんだんと酸素が薄くなる中、永遠と思われる洞窟をクリスとセロは歩いていた。
ピチョン ピチョン

⑤「はぁはぁ、いつまで、続くんでしょうね!」
①「はぁはぁ」

奥に進むにつれ鍾乳洞のようになっていく。

ピチョン

⑤「んっ、道が無い!此処まで来て、行き止まりなんて冗談やめて下さいよ!」

体力の無いセロは、その場にへたり込んだ。

クリスは他に道がないか、辺りを見回した。

①「・・・何だ!セロ、此処だけ壁の色が違うぞ!」
⑤「何処です、クリス!」

セロは、クリスが指差す方に駆け寄った。

①「見てくれ、此処だけ色が違うだろ。」
セロが電工ライトで、その壁を照らす。
⑤「本当ですね!」

二人は、しばらく辺りを調べだした。

ピチョン ピチョン

⑤「クリス、この不自然な出っ張りはなんでしょう。」
①「どう見ても、人工的に作られたもんだな。」
⑤「やっぱり、何かありそうですね。罠じゃないでしょうか?」」

セロが話している間に、クリスは不自然な出っ張りを触っていた。

⑤「クリス、待っ・・・。」

ゴゴゴゴゴゴッ

どこからともなく、地鳴りがしだした。

No.357 07/01/16 20:26
匿名1 

>> 356 ゴォオオオオオオ

冬の国の周りは、豊かな森で覆われている。そんな緑あふれる森も、今は相当量の雪が積もっている。偵察隊は冬の国に近づいてくる者を見すごさないように、木の上から見張っている。

冬国隊長「思ったより…凄い吹雪だ…こんな激しい雪は何十年ぶりだか…」

ピピ

隊長は呼び出し音を聞き、腰につけている無線機を手に取った。

冬国隊長「なんだ?」

偵察兵『隊長…凄い雪ですね…今にも吹き飛ばされそうです…』

冬国隊長「気を抜いて、落ちるなよ…」

偵察兵『了解。』

冬国隊長「全員、警戒は怠るな!…まぁ…この雪では…オオカミでも進めないがな…以上」

ゴォオオオオオオ

雪の中をひたすら、歩いているものがいた。

ズズズ

⑫「…」

ズズズ

吹雪で視界がほとんど無くなっていて、普通なら方向感覚を失うものだが、雷は機器を何も使わず、一直線に冬国に向かっていく。

⑫「…」

ゴォオオオオオオ

No.356 07/01/16 17:17
匿名1 

>> 355 クリスとセロは暗闇の通路を進んで行く。

暗い

セロが電工ライトで辺りを照らし、ながら歩いていく。

クリスもセロに続く。

⑤「長い…いったいどんなに広いんだ…」

クリスはセロの背中を押さえながら、電工ライトの微かな光を頼りに壁に手を当て、手探りで歩いていく。

①「電工ライトのバッテリーいけるの?大分時間がたってるけど…」

⑤「ん…言われてみれば…」

電工ライトの光が最初より、弱くなったように見える。

①「この暗闇で、ライトの電池が切れたら…」

⑤「考えただけで…ぞっとする…空気も段々…薄くなってきたような…ハァハァ」

①「いったい…この先に…何があるのかしら…」

⑤「まぁ何も無い確率もあるけど…」

①「…」

二人は無言で歩いていく。

  • << 358 だんだんと酸素が薄くなる中、永遠と思われる洞窟をクリスとセロは歩いていた。 ピチョン ピチョン ⑤「はぁはぁ、いつまで、続くんでしょうね!」 ①「はぁはぁ」 奥に進むにつれ鍾乳洞のようになっていく。 ピチョン ⑤「んっ、道が無い!此処まで来て、行き止まりなんて冗談やめて下さいよ!」 体力の無いセロは、その場にへたり込んだ。 クリスは他に道がないか、辺りを見回した。 ①「・・・何だ!セロ、此処だけ壁の色が違うぞ!」 ⑤「何処です、クリス!」 セロは、クリスが指差す方に駆け寄った。 ①「見てくれ、此処だけ色が違うだろ。」 セロが電工ライトで、その壁を照らす。 ⑤「本当ですね!」 二人は、しばらく辺りを調べだした。 ピチョン ピチョン ⑤「クリス、この不自然な出っ張りはなんでしょう。」 ①「どう見ても、人工的に作られたもんだな。」 ⑤「やっぱり、何かありそうですね。罠じゃないでしょうか?」」 セロが話している間に、クリスは不自然な出っ張りを触っていた。 ⑤「クリス、待っ・・・。」 ゴゴゴゴゴゴッ どこからともなく、地鳴りがしだした。

No.355 07/01/16 01:18
匿名1 

>> 354 352から354の話の

ピンタゴ星雲ウマンダ星雲改め

フラク星雲レイカ星

すまいせん。ドイスのいる所とアイシスのいるところ勘違いした。

352から354に出てくる

ピンタゴ星雲ウマンダ星は全て

フラク星雲レイカ星の誤りです。
(o_ _)o

No.354 07/01/16 01:14
匿名1 

>> 353 ⑥「キメラ…貴様も次失敗すれば…バジリスの二の舞をふるうことになるぞ…」

⑩「分かって、おります…」

⑥「小惑星からの兵士が揃い次第、リード将軍と共に、フラク星雲に行け!」

⑩「おおせのままに…」

⑥「雷が帰ってきしだい…行かせる…行け…」

⑩「失礼…」

キメラは最後の言葉をいい終わる前には消えていた。

⑥「あと少し…あと少しで…闇が世界を支配する…ふふ」

ドイスが持つ杖は不気味に黒光し、まるで、ドイスに返事をしているようだ。




太陽の光届かぬ、ピンタゴ星雲。その星雲の中のウマンダ星こそ、クリスたちの敵、ドイスがいるのだ。強大な兵力と共に…そして、絶対の闇の力と共に…

No.353 07/01/16 01:04
匿名1 

>> 352 ⑥「たしか…お前の管轄の惑星は一番小さな惑星だったな…」

代表「えっええ!そうです…」

ドイスの杖が光ったと思った瞬間、発言した代表の腕が吹き飛ぶ。

代表「ギャアァァ」

代表は痛さの余り転がり回る。

⑥「100万の兵士を3日以内に揃えよ。男がいないなら女・子供でも使え!!」

代表たちは恐怖の余り何も言えない。

⑥「行け…」

代表は逃げるように部屋を出ていく。

⑩「100万ですか…なにも周辺の小惑星の兵力まで借りずとも、このウマンダ星の兵力だけでも十分かと…」

⑥「ここ(ウマンダ星)にいる兵士は私の直属の兵…私の手駒を減らすわけにはいかん…ふっ」

⑩「…」

⑥「周辺の小惑星の兵士と言えど…連合軍…戦闘力では変わらん。」

⑩「批判はまた大きくなる一方ですぞ」

⑥「闇に任せろ…」

⑩「…」

バタン

⑩「!?」

部屋の扉が開く。

⑩「バジリス…」

④「ドイス閣下!!あのキキという小僧!なんなのです!!あんな奴を魔法臨時将軍に」

⑥「私の…決めたこと文句は…」

④「…っ」

⑥「キキは臨時だ。キキには…キメラも復活したことだ…魔法将軍から退いてもらう。」

④「それは…まことか!」

⑥「将軍を退くのは…お前もだが…」

④「なっ…何をおっしゃる…」

⑥「…」

ドイスは目で合図すると一人の男がバジリスの横に現れた。

⑯リード:「お呼びですか…閣下」

④「誰だ!お前は」

男は背が高く、金髪、黒いローブを来ていて、フードを深くかぶっているので顔ははっきりみえないが、かなり若い。

⑯「バジリス将軍…いや、バジリス今日から私の下で働いてもらう…」

男の手には杖が握られている。しかも、2本。

④「馬鹿な!ふざけるな!」

バジリスは右腕をリードに向ける。が、動き途中で止まる。

④「ぐっう…体が…」

リードは両手に持っている杖を交差させ、バジリスに向けている。

④「くる…し」

バジリスの体がじわじわと締め付けられていく。

⑥「そのぐらいに…しておけ…リード将軍」

⑯「御意」

リードは杖の交差を解く、するとバジリス縛りの魔法も消え、バジリスは床に座り込む。

④「げほっ…」

⑥「何かいいたいことはあるか?バジリス?」

④「いっいえ…何も」

⑥リード「ついて来い!バジリス!」

リードは早々と部屋を出ていく。

④「く…」

バジリスはリードの後を追う。

No.352 07/01/16 00:31
匿名1 

>> 351 太陽の光も届かぬ、宇宙の果て…ピンタゴ星雲。星雲と言うだけに小惑星が無数に集まって出来ている。その無数の小惑星のうち、一際大きい惑星こそ、連合軍本国ウマンダ星である。

ウマンダ星は軍事のためだけの惑星で、言わば連合軍の星。

連合軍は名の通り、複数の惑星で成り立っている組織だ。

このピンタゴ星雲の小惑星全てが連合軍の加盟惑星である。通称【帝星】と呼ばれている。

ピンタゴ星雲は七つの惑星(フラク星雲レイカ星・ダンテスティン星・ライジング星・ムーク星・シーラ星・イース星・フラク星雲)の中でもっとも人口が多く、軍事力、経済力、科学すべておいて、他の惑星と比べものにならないぐらいに進んでいる。

連合軍と聞いて、聞こえはいいが実質はドイスの独裁である。

ピンタゴ星雲の久々は強制で連合軍に入隊させられ、一生、連合軍の元で働いて、死んでいく。

ウマンダ星。連合軍の本拠地であり、兵器の生産拠点でもある。兵器工場ではピンタゴ星雲や他の惑星から無理矢理連れて来られた久々が過酷な労働をかせられている。

ピンタゴ星雲では連合軍が絶対的存在、連合軍が全てなのである。

そんなピンタゴ星雲での連合軍の権力の象徴的な存在がウマンダ星にある連合軍の王宮と言ってもいい黒く高い塔。そんな塔にドイスがいた。

⑥「シーラ星はどうだ?」

⑩「順調なようでございます。閣下…」

ドイスがいる部屋にはキメラを含め、ピンタゴ星雲の小惑星の代表者が集まっていた。

⑥「そうか…では後は…フラク星雲か」

ドイスは黒い重厚な椅子に腰をかけ、手には黒く長い杖が握られている。

⑩「フラク星雲を制圧するのは並大抵のことではないでしょう…強大な宇宙海賊もいます。人口もピンタゴ星雲に匹敵するほど…いままでの他の惑星のように簡単にはいきますまい…」

⑥「なら…兵力を増強すれば…よいこと」

ドイスは各小惑星の代表を見渡す。

代表たちは顔は汗だくである。

⑥「お前たち…それぞれの惑星から兵士を100万出せ」

代表「なっ」

代表はどよめく。

⑥「なんだ?…文句があるか?」

代表たちはお互いの顔に見合っている。

⑥「?…」

代表の中から一人、前に出てきた。

代表「おっお言葉ですが…閣下…100万となれば我々の惑星では…惑星中の男の数です。とても無理です。」

代表たちは意見した彼がどうなるか恐々見ている。

⑥「…」

No.351 07/01/15 23:33
匿名1 

>> 350 サマー「よし!お前たちは…」

サマーや隊長たちは生き残りの兵士たちの指揮をとり、王宮の周り陣取らせる。兵士たちは完全に雪に溶け込んでいる。

秋国隊長「民間人は塔に避難させた」

冬国隊長「そうか…では連合軍を向かえうつ準備は完了したと言うことか」

ゴォオオオオオオ

サマー「この雪だ。連合軍も迂濶には攻撃してきないだろう」

長老「ふむ…」

冬国隊長「私たちは国の周りを偵察してくる。」

冬国隊長は数名の部下に指示すると

冬国隊長「では…行ってくる」

サマー「気をつけて」

サマーは雪の中へと消えていく偵察隊の背中が見えなくなるまで見送った。

長老「心配なさるな…彼らは冬の国を知り尽くしている。」

サマー「それならいいが…」

秋国隊長「それにしても…冬国は原始的な武器が多いですな」

秋国隊長が言う通り

冬国の兵士たちの武器は剣・弓だ。

秋国の兵士たちは銃などの近代兵器。

夏国の兵士は原始武器、近代武器のまちまちだ。

春国の兵士たちは近代兵器が多い。

長老「我らは…永きに渡り、結界に閉じ込っていたため、文明が遅れとる。だが科学は劣っていても、魔法は他の3つの国の何処よりも進んでおる。」

長老の言う通り

冬国の兵士たちの中には魔法使いが一番多い

次に魔法使いが多いのは秋国

春国、夏国は魔法使いはほとんどいない。

秋国隊長「確かに…魔法使いが多いですな」

サマー「秋国隊長殿に長老殿…」

長老「なんですかの」

サマー「私が見たところ…秋国の兵力は60%、冬国の兵力は20、春国の兵力は10%、夏国の兵力は40%ほどに落ちているとお見受けします。」

秋国隊長「そうだな…」

サマー「敵は今度は全軍で攻めて来ます…まともに戦える国は既にありません…何かいい案はありませんか?」

長老「敵は強大…多少の戦略では無意味になるだろう」

秋国隊長「救いは…敵は重機が使えないということか…」

長老「今は…彼ら(クリス)に託すしかあるまい」

サマー「…」

秋国隊長「まさか…古代の伝説を信じるおつもりか…長老」

長老「わしとて…」



ゴォオオオオオオ

雪は幸いにも強くなる一方だ。

No.350 07/01/15 21:16
アル中35 

>> 347 二つの大きな鉄扉の前で迷っていた。 ⑤「どうしましょうか?」 ⑦「時間がねぇ!二手になるか・・・どっちかが当たりだ。」 ①「よし、二手に… ガシャン

凱は、扉の中に入ると天井、壁、床とライトを照らしてみた。

凱の想いとはうらはら、そこには何も無く永遠と暗闇のラビリンス(迷路)が続いていた。

コツコツコツコツ

コツコツコツコツ

コツコツコツコツ

どれくらい歩いただろうか・・・

⑦「はぁ~っ!期待してたのによう。何か化け物でも、出ねぇかなあ・・・。」

コツコツコツコツ

PPP
「コノ バトルマニア」

⑦「なぁシャドー、正確なマップ出ねぇのかよ!」

「ムリダネ! ココノクウカンハ トクシュデ ネジマガッテ ソクテイフノウダヨ」

「コノ ガイトノツウシンモ イツキレルコトカ アヤシイモノダヨ」

コツコツコツコツ

⑦「か-ぁっ、しょうがねぇ自分で探すか!」
「そういえば、あいつ等は当たりだったかな?」

カツッ

凱は、石ころを蹴飛ばすと、また奥へと歩き始めてた。

No.349 07/01/15 02:45
匿名1 

>> 348 連合軍の本部地では冬の国を攻めていた部隊、秋の国を攻めていた部隊が全隊集まっていた。

改めて、全部隊が集まると凄まじい数だ。

将校「馬鹿かお前は!雪で撤退してきただと!」

将校「何をいう!あの雪では前に進むことも出来ん」

将校「同じ兵力の部隊を指揮していて、国一つも落とせんとはな!俺が行けば簡単落とせただろうに!」

将校「秋の国を落としたからと言って!調子に乗るな!」

将校「なにぃ」

⑫雷「止めろ…」

将校×2「はっ!すいません…」

雷は凄まじい殺気を放ち二人を見る。

⑫「明日は二人で部隊を指揮し冬の国に向かえ…」

将校×2「はっ!!」

⑫「っと言いたいが…」

将校×2「??」

⑫「私は今から冬の国に向かう。」

将校×2「では。我々も」

⑫「いい…私一人で冬の国は落とす。」

将校「将軍いくら…将軍でも一人では…」

将校「生き残りが集まり、数も増えていますし…」

⑫「だが…少ない」

雷は準備をし始める。

将校「少ないと言っても…」

⑫「少ないエルフ共に…この大部隊を使うまでもない。私一人で十分だ…」

将校「将軍!」

⑫「雪が止みしだい…冬国がまだあったら…お前らも来い…」

雷はそう言うと雷の音とともに消えてしまった。

将校「どうする?」

将校「何かは知らんが…将軍がやる気になられることは滅多にない…あの人に任せておけばいい」

将校「私たちは…また手柄をお預けか…」

将校「そのようだ…全部あの人一人でやっちまうだろうよ…」

将校「恐ろしい…」

将校「…」







雷は、雷正に、雷になって、一直線で冬の国に向かっていく。

ゴォオオオオオオ

雪など、もろともせずに

⑫「…」

No.348 07/01/15 02:25
匿名1 

>> 346 どれくらい歩いただろうか、永遠と思われる螺旋階段をライトを照らしながら、三人は下っていた。 コツコツコツコツ ⑦「しっかし、薄気味悪い… クリスたちが地下迷宮に行ってからも会議室では激しい討論がかわされていた。

秋国兵隊長「だが!こちらとて連合軍が攻撃してくるのをただ待っているわけにはいかん!!」

冬国兵隊長「落ち着つけ!これだから戦い好きの秋の者は困る!」

秋国兵隊長「何を!!結界が無くなって怖じけついたか!冬国者は!」

春国生き残り「やめろ!仲間同士で!」

冬国兵隊長「だいたい!貴様らを仲間とは認めておらんわ!よそ国者!」

サマー(夏国王)「止めろ…亡き王たちの意思は忘れたのか」

秋国兵隊長「うっ…」

長老「何を揉めとる!」

冬国兵隊長「長老…」

マリーン「統率が取れないのは仕方ないことです…ただでさえ絶望的な状況の中、4つの国が3つも支配され、二人の王までも失ってしまったのだから…」

長老「今は身内で争う時ではないのは皆もわかっておろうが…」

冬国隊長「すまん」

秋国隊長「悪かった…」

長老「今、冬の国には各国の生き残りが集まってきている。兵力も少しは…まぁ連合軍に比べれば無に等しいがのう。だが、団結すればこの窮地も乗り切ることが出来よう。」

サマー「そうですとも…」

冬国隊長「雪が止むまでは連合軍の攻撃もあるますまい。いつもなら困る大雪に、救われるとは、世はわからんものよ(笑)」

秋国隊長「確かに(笑)」

マリーン「では…皆さん」

長老「仕事じゃ…各国の生き残りたちを指揮して貰うぞ…冬国は勿論、隊長任せたぞ」

冬国隊長「お任せを」

長老「夏国の者の統率は…王頼みます」

サマー「勿論だ。」

長老「春国の者の統率は…」

春国の生き残り「王を含め、指揮官は皆殺されてしまいました。」

長老「ならば…わしが…これでも昔は兵隊長をしてたんじゃ」

春国の生き残り「頼みます。」

各々、会議室を出ていく。残ったのはマリーンだけになった。

マリーン「雪止みそうにないけど…嫌な予感がするわ」

マリーンは窓から手を出し、降ってくる雪に手をかざす。

マリーン「凄い吹雪…」

ゴォオオオオオオ

冬の国の天候は荒れに荒れ、冬の国、侵略部隊は進行を諦め、秋の国を攻めていた部隊と合流し態勢を整えるため本部地に戻っていた。

No.347 07/01/15 02:24
アル中35 

>> 346 二つの大きな鉄扉の前で迷っていた。

⑤「どうしましょうか?」
⑦「時間がねぇ!二手になるか・・・どっちかが当たりだ。」
①「よし、二手に別れよう。」

クジびきの結果、右手の扉をクリスとセロ、左手の扉を凱という事になった。

⑦「いっちょ入るか!」

ズズズッ
重い鉄扉を押して、凱は中に入って行った。

①「セロ、私たちも急ごう。」

  • << 350 ガシャン 凱は、扉の中に入ると天井、壁、床とライトを照らしてみた。 凱の想いとはうらはら、そこには何も無く永遠と暗闇のラビリンス(迷路)が続いていた。 コツコツコツコツ コツコツコツコツ コツコツコツコツ どれくらい歩いただろうか・・・ ⑦「はぁ~っ!期待してたのによう。何か化け物でも、出ねぇかなあ・・・。」 コツコツコツコツ PPP 「コノ バトルマニア」 ⑦「なぁシャドー、正確なマップ出ねぇのかよ!」 「ムリダネ! ココノクウカンハ トクシュデ ネジマガッテ ソクテイフノウダヨ」 「コノ ガイトノツウシンモ イツキレルコトカ アヤシイモノダヨ」 コツコツコツコツ ⑦「か-ぁっ、しょうがねぇ自分で探すか!」 「そういえば、あいつ等は当たりだったかな?」 カツッ 凱は、石ころを蹴飛ばすと、また奥へと歩き始めてた。

No.346 07/01/15 01:34
アル中35 

>> 345 どれくらい歩いただろうか、永遠と思われる螺旋階段をライトを照らしながら、三人は下っていた。

コツコツコツコツ
⑦「しっかし、薄気味悪い場所だなぁ!」
⑤「ええ、早いとこ禁呪法を手に入れて戻りましょう。」

①「そうだな!連合軍の次の攻撃が来るか分からないからな!」

コツコツコツコツ

コツコツコツコツ

ようやく三人は、下に着いた。

⑦「かあっ!やっと下に着いた。」
⑤「長かったですね。」
①「んっ、待って!」

しかし、道が二つにに分かれている。

⑤「クリス、どうしますか?」
①「・・・・。」
⑦「俺様は、二手に別れてもいいぜ!」

  • << 348 クリスたちが地下迷宮に行ってからも会議室では激しい討論がかわされていた。 秋国兵隊長「だが!こちらとて連合軍が攻撃してくるのをただ待っているわけにはいかん!!」 冬国兵隊長「落ち着つけ!これだから戦い好きの秋の者は困る!」 秋国兵隊長「何を!!結界が無くなって怖じけついたか!冬国者は!」 春国生き残り「やめろ!仲間同士で!」 冬国兵隊長「だいたい!貴様らを仲間とは認めておらんわ!よそ国者!」 サマー(夏国王)「止めろ…亡き王たちの意思は忘れたのか」 秋国兵隊長「うっ…」 長老「何を揉めとる!」 冬国兵隊長「長老…」 マリーン「統率が取れないのは仕方ないことです…ただでさえ絶望的な状況の中、4つの国が3つも支配され、二人の王までも失ってしまったのだから…」 長老「今は身内で争う時ではないのは皆もわかっておろうが…」 冬国隊長「すまん」 秋国隊長「悪かった…」 長老「今、冬の国には各国の生き残りが集まってきている。兵力も少しは…まぁ連合軍に比べれば無に等しいがのう。だが、団結すればこの窮地も乗り切ることが出来よう。」 サマー「そうですとも…」 冬国隊長「雪が止むまでは連合軍の攻撃もあるますまい。いつもなら困る大雪に、救われるとは、世はわからんものよ(笑)」 秋国隊長「確かに(笑)」 マリーン「では…皆さん」 長老「仕事じゃ…各国の生き残りたちを指揮して貰うぞ…冬国は勿論、隊長任せたぞ」 冬国隊長「お任せを」 長老「夏国の者の統率は…王頼みます」 サマー「勿論だ。」 長老「春国の者の統率は…」 春国の生き残り「王を含め、指揮官は皆殺されてしまいました。」 長老「ならば…わしが…これでも昔は兵隊長をしてたんじゃ」 春国の生き残り「頼みます。」 各々、会議室を出ていく。残ったのはマリーンだけになった。 マリーン「雪止みそうにないけど…嫌な予感がするわ」 マリーンは窓から手を出し、降ってくる雪に手をかざす。 マリーン「凄い吹雪…」 ゴォオオオオオオ 冬の国の天候は荒れに荒れ、冬の国、侵略部隊は進行を諦め、秋の国を攻めていた部隊と合流し態勢を整えるため本部地に戻っていた。

No.345 07/01/15 01:02
アル中35 

>> 344 長老「ついて来なされ。」
そう言うと会議室を出て、クリス達を連れ、王宮の一番奥の開かずの扉へ向かった。その後ろからマリーンもついて来た。

コツコツコツコツ

⑦「しかし、いにしえの禁呪法かっ!何かワクワクするぜ!」
ブレスレットから
シャドーの声が聞こえる。
PPP
「マッタク ガイノコウキシンニハ アキレタモンダネ」

⑦「うるせぇ!こういうの好きなんだよ!」
マリーン「本当に!」

コツコツコツコツ

だんだん、奥にいくにつれて薄暗くなっていった。

長老「さあ、皆様、着きましたぞ。」

①「んっ、押しても開かない。」

長老「普段、入れないよう特殊な呪文をかけておりますのじゃ!ちょっと離れて下さい。」
長老は開かずの扉の前に立つと何やら呪文を唱えだした。

ギィィッ
封印を解いた扉は、いとも簡単に開いた。
マリーン「私はここで、見送りします。残って、連合軍の攻撃から王宮の方を守ります。」

マリーンと凱は、目で言葉を交わす。

⑦「じゃあ、行くかっ!」
凱は、早く行きたくてウズウズしていた。
①「ああっ!行こう。」
⑤「凱は、怖い物知らずですね。」

マリーン「三人とも、ちょっと待ちなさい。」
「何が待ち受けているか分かりません。これを・・・。」

マリーンは、三人にに自分がはめている指輪を渡した。

マリーン「きっと、この指輪があなた方を守ってくれるでしょう。」

長老「気を付けて、行きなされ。」

⑦「じゃあ、でっけえ土産待ってなっ!」
三人は、薄暗い階段を降りて行った。

No.344 07/01/15 00:21
アル中35 

>> 343 冬の国の王宮の会議室では、今後の連合軍との戦いについて話しあっていた。

秋国隊長「・・・しかし、このままでは冬の国も危ういのでは!」
冬国隊長「そうです、ナタレー王女無き今、結界がありませぬ!長老の意見を聞きたい。」

長老「そうじゃのう・・・。この王宮に残っている半分は女・子供でしめとる。前回の連合軍の攻撃でガタガタじゃ。」
「この王宮の地下に、いにしえから伝わる攻撃の禁呪法が封印されてはあるが・・・。」

マリーン「私も、聞いたことがあります。でも、封印を解くと何が起こるか分かりません。」

冬国隊長「大賢者様、しかし、連合軍の攻撃で全滅してしまっては・・・。」

マリーン「・・・・。」

ガタッ
椅子からクリスが立ち上がった。
①「私が行きます!」
⑤「クリス一人では、危険なので私も同行します。」
①「ありがとう、セロ。」

バンッ
会議室の扉が開く
⑦「わりっ、遅くなったな。ぜーっ、ぜーっ!俺様も行くぜ!」
①「凱!」
⑤「やっと、来ましたね。」

凱は、マリーンを見ながら
「どこかの、性悪女のせいで遅れちまった。」
マリーンは、微笑んでいた。

長老「仕方がない、冬の国の、いやシーラ星の危機じゃ、あなた方に行って貰おう!」

No.343 07/01/14 22:33
匿名1 

>> 342 兵士「命令を…」

キキ「…」

ドカァアアァァ

兵士「全滅してしまいます。早く命令を…」

キキ「…」

キキは椅子から立ち上がると無言で制御ルームから出ていく。兵士たちはキキを慌てて、追う。

兵士「何処へ行かれるんですか!」

キキ「…」

キキは無言で歩き続ける。

兵士たちは仕方なくキキの後に続いて、歩いて行く。

キキは戦艦収納室に行くと一台の小型艦(小型艦が無くなったといえど、少しぐらいは残っている。)の前に立ち止まる。

兵士「何処へ行かれるのです!」

収納室にいた兵士たちもキキの周りに集まってくる。

キキ「お前らは…このまま戦え以上…」

キキは小型艦に乗り込もうとする。

兵士「馬鹿な!」

兵士「自分だけ逃げる気か!」

兵士たちはキキに武器を向ける。

カチャ

兵士「貴様!俺たちをなんだと思ってやがる」

兵士「小型艦から、離れろ!!」

兵士たちはキキの余りに残忍な態度に怒る…部下が反乱を起こすことは戦場ではよくあることだ。

兵士「動くな!」

カチャ

キキ「俺様に指図するとは…下等な分際で」

兵士「ななにを!!」

兵士「殺せ!!」

キキ「…」

キキは見下しながら兵士たちを見渡す。

キキ「…飛べ」

兵士「え…」

ボン

ボン

ボン

ボン

ボン

ボンボン

ボン

鈍い破裂音が響く。

キキ「ぶっ飛べ…」

キキは笑みを浮かべ、小型艦に乗り込む。








②「順調ですな。」

竜人「大賢者様のお力があってのこと…あの連合軍を全滅させるのに半日もかかりませんよ」

②「…」

指揮官を失った連合軍の混乱し、更に戦況は竜人部隊に傾いている。

キキ「…」

戦いの中、一台の小型艦が戦闘域から離れていく。

キキ「ゲームのリセットだ…シーラ星で決着をつけてやる。ハハハ」

キキ「ワープだ!ワープしろ!シーラ星にな!」

コンピュータ「了解」

コンピュータ「コスモワープ移動位置シーラ星」

キキ「先に行かせて、貰うぜ…風の大賢者」

コンピュータ「ワープ衝撃に備えて下さい」

キュウゥゥゥ

小型艦は誰にも気付かれることなく、消えていった。

No.342 07/01/14 21:51
匿名1 

>> 341 ⑭「あぁ…でも…リオ君には別の仕事をお願いするよ」

⑪「えぇ」

③⑨⑭「(笑)」

兵士「失礼します。キック様!!シーラ到着まで、一日もかからないかと思われます。」

⑭「そうか…」

⑨「…」

③「待っていて下さい…クリス、セロ…シーラ星の皆さん…」

三人は大きなガラスごしに見える宇宙。そして、その先にあるシーラ星。各自複雑な思いで見つめていた。

ゴォオオオオオオ







連合兵士「キキ様…竜人部隊がこちらに向かって来ます。」

キキ「数は」

兵士「少数です。なんのつもりでしょうか」

キキ「足止めかなんかだろう…そんな少数部隊一瞬でけちらせ!」

兵士「はっ!」

操縦士「キキ様!レーザー反応が…物凄いスピードで複数の物体が近づいてきます。」

通信兵「こちらに向かっている少数部隊から放たれたミサイルでしょうか?」

操縦士「ミサイルにしては反応が大き過ぎる」

兵士「早い…来るぞ」

キキ「打ち落とせ」

操縦士「全艦!ビーム砲!発射!」

ドキュウゥゥゥゥ

ドキュウゥゥゥゥ

ドキュウゥゥゥゥ

連合軍の艦隊からはおびただしいビーム砲が放たれる。

キキ「やったのか?」

操縦士「反応は…消えてません…かわされたようです!これはミサイルではありません!」

兵士「見ろ!!」

キキ「!?」

連合軍に、無数の竜が雄叫びを上げて、向かってくるではないか。

兵士「馬鹿な!ここは宇宙だぞ!」

キキ「怯むな!撃て!」

操縦士「発射!」

通信兵「攻撃!攻撃しろ!」

ドキュウゥゥゥゥ

ドキュウゥゥゥゥ

ドカァアアアアア

ドカァアア

操縦士「当たりません!早い!」

キキ「くっ!化物どもが!」

ドカァアアア

連合軍の艦隊はいくら攻撃しようと竜たちを捉えることが出来ない。竜は縦横無尽に宇宙空間を駆け回り、戦艦に炎を吹き、次々に戦艦を宇宙の塵にしていく。

兵士「くっ!このままでは全滅です!キキ様!」

キキ「あぁ…だりぃ」

キキはいかにもだるそうに兵士の話を聞いている。

兵士「小型艦は最初の戦いで、ほとんど失ってしまって…小型艦は出せません。」

連合軍は竜と対抗するために小型艦を出そうにも、最初の奇襲で小型艦はほとんど残ってしまい、竜と連合軍の戦いはもはや勝負にもなっていない。

大型戦艦の脆い点は小回りが、きかないところで正に今その欠点があだになっている。

No.341 07/01/14 21:12
匿名1 

>> 340 ⑬「じゃな…」

⑭「お気をつけて」

竜王は淡白な言葉をかわし、部屋を出て行く。

竜王の後に老竜人たちも続く。

②「姫、では、私も行きます。」

⑪「じいちゃん!頑張ってね」

⑨「こら!じいちゃんとはなんだ!失礼だぞ!」

②「ほっほ」

③「ハーク…気をつけてね。いくら主力部隊だからと言っても、敵の方が数が多いんですから」

②「わかっております。皆、先に行って待っていて下さい。では」

⑧「ライオネル、私もハーク殿と一緒に行かなければなりません。ハーク殿の近くにいなければ…今の私では体を維持することが出来ないのです。」

⑨「母上…わかりました。シーラ星でお待ちしております。」

②「ナタレー王女、さぁ行きましょう。」

⑧「はい。」

ハークはセレナに軽く会釈を交わし、部屋を後にする。ナタレーも続く。








少し時が経過

⑭「皆さん!制御ルームに移動しましょう。ここにいても何もない」

一同は頷く

キックに再び先導され、セレナたちは制御ルームまで足を運ぶ。

制御ルームの大きなガラスは宇宙を360度見渡すことが出来、竜王たちの部隊が敵に向かっていくところが見えた。

③「あんなに…少ないんですか」

セレナは少数部隊と聞いてはいたが、予想以上に少ない部隊を見て、心配のいろを隠せない。

⑭「ご安心を…あの少数部隊は…全竜部隊はもちろんのこと。竜人部隊の中でもつわもの揃いの部隊です。なんの心配もありません」

⑨「だといいが…」

母を思うライオネルも表情は暗い。

⑭「心配しなくては行けないのは…我々です」

⑪「?」

⑭「主力部隊が抜けた今の部隊は…中核がなくなったも同然です。残っている部隊は戦闘経験の浅い若い竜人部隊が大半です。シーラ星までは少数部隊の足止めのお陰で無事にいけることでしょう。問題は…シーラ星についてからの戦闘です。各部隊の指揮官(老竜人)が抜けて、指示系とうが混乱する危険がある。」

⑨「それならば…私にも部隊の指揮権を…これでも冬の国の王になる男です。」

③「私もいち国の王女です。指揮はとれます。」

⑨「僕も指揮官なりたい~命令出来るとか、かっこいいじゃん」

⑨「っ…」

ライオネルはリオの頭を叩く。

⑭「皆さん!ありがとうございます。私一人で、この大部隊の指揮をするのは正直自信がなかったんですよ(笑)。お願いします。」

No.340 07/01/14 18:18
匿名1 

>> 339 ⑬「しかし、少数部隊で足止めと言っても…私は仲間を犠牲にするつもりは無い!少数部隊で後ろから来る連合軍の艦隊を打ち破るつもりだ!!」

⑪「マジで…」

⑨「こら!黙って聞いてろ!!」

老竜人「まぁ無理もない…」

②「竜王様…敵は相当な数です。いったい、どうやって打ち破るつもりか?」

⑬「それはな…大賢者ハーク殿、お主の力と私…そして、ここにいる老竜人・竜が力を合わせれば勝てる」

③「どういうことですか?」

⑬「私は勿論、ここにいる老竜人は竜に変化出来るのだ。普通は竜王以外は変化はしてはならんという掟があるが今は非常事態。掟なぞと言っておれん。」

老竜人「わしらの時代…そう昔はすべての竜族は竜人・竜どちらにもなれたのだが…今は竜は竜、竜人は竜人になってしもうた」

⑬「サン山の長!昔話は今はいい!!とにかく!我々竜に変化出来るものと竜がハーク殿の力を借りれば宇宙空間でも動くことが出来る。」

②「確かに…竜が宇宙空間で戦えるなら勝てるやもしれんの」

⑬「そこで…私たちとハーク殿は後ろの連合軍を向かえ打つ!」

⑬「その間に皆はシーラ星を目指してくれ!ここにいるキックが私に変わって、司令塔となる。」

③「わかりました。どうかご無事で」

⑬「あぁ。竜と大賢者が力を合わせれば無敵だ。」

⑬「ただ、主力部隊(竜)がいなくなるゆえ、シーラ星の戦いは苦しくなるぞ。覚悟しろ…では我々はいく」

No.339 07/01/14 17:49
匿名1 

>> 338 セレナたちはキックに先導されて、船内を歩いていく。

⑭「慌ただしいですが…辛抱下され」

キックの言う通り、船内は竜人たちがひっきりなしに動いている。

⑨「私たちに出来ることがあれば、いつでも言って下さい」

⑭「いやいや、皆さんの手を借りずとも、我々だけで…幸い重要箇所は無傷で済みましたので」

竜人たちは魔法軍の魔法使いに破壊された船内を必死に修理している。

とにかく巨大な戦艦だけあって、竜王がいる部屋まで、結構な時間を費やした。

⑭「ここです」

キックは扉をノックする。

コン

コン

⑬竜王「入れ」

キックはドアを開け、セレナたちに中に入るよう指示する。

③「失礼します。」

部屋は戦艦の中とは思えないほど豪華で、普通の戦艦ではあり得ないほど広い、竜王だけかと思ったが他に年老いた竜人が何人かいる。

老竜人「皆…座りたまえ…」

全員が部屋に入り終わるとキックはドアを閉める。

セレナたちは老竜人に言われた通り、椅子に座っていく。

キックは椅子には座らず、壁に背をつけ、立っている。

老竜人「初めまして…セレナ姫…私たちは老竜…言わば…竜の族長です。」

老竜人「わしは…マウント山の長」

老竜人「わしは…西の森の長」

老竜人「わしは…スミル湖の長老代理」

と、各々自己紹介してきたが、セレナたちにはイース星の地名を言われても、よくわからなかったが、偉い人というのは伝わってきた。

⑬「皆を呼んだのは…他でもない…連合軍の事でだ。」

老竜人たちは頷く。

⑬「知っての通り、連合軍はしぶとく、つきまとって来ている。我が軍もそれなりの被害を受けている」

老竜人「なんせ、敵は勝目も無いのに玉砕覚悟で向かってくる。いったい指令官は何を考えとるのか…」

⑬「このまま、後ろから来る連合軍と戦えば勝つことは容易い。しかし、それではシーラ星に行くのが遅れてしまう。そうなれば、手遅れになる」

⑨「それは…困る!」

⑧「ライオネル落ちつきなさい。」

③「私たちを呼んだと言うことは、何かしらの考えが竜王様にはあるはずです。」

②「お聞かせ下され」

⑬「今、竜人艦隊は後ろから来る連合軍と宇宙戦を繰り広げながら、シーラ星を目指している…だが、これでは間に合わん!少数の部隊で後ろの連合軍を足止めしようと思っている。」

No.338 07/01/14 10:54
アル中35 

>> 337 ゾクッ

ライオネルは後ろを振り向いた。

③「どうしたの、ライオネル!」
⑨「あっいや!背中に悪寒を感じたんで。」
③「ベッドで少し休んだら。」
⑨「ああ、そうさせて貰うよ。」


ドンドン

部屋の扉をノックするのが聞こえた。
③「どうぞ!」

ガチャ
扉か見えたのは竜人のキックだった。

⑭「竜王様が、お呼びです。」

②「分かりました。」③「リオは、かわいそうだから、そっとしときましょう。」

⑨「ぼくも行く!」
ライオネルはベッドから降りた。

⑭「では、こちらへ。」

No.337 07/01/14 10:40
アル中35 

>> 336 ②「私は、大丈夫でございます。ただ、年には勝てませぬな。姫様、後30歳若かったら連合軍などひとひねりですがの。ほっほっほっ。」
③「うふふっ!そうね、なんてったってハークは風の大賢者なんだから。」

ベッドに座りながら、みんなで温かいスープを飲んでいた。
ズズズ
⑨「あぁ美味しい。しかし、あの乗り込んで来たキキって魔法使いは、何か狂った奴だったよな・・・。」

さっきの戦闘を思い出し、みんなため息をついた。

③「早く、シーラ星に着きたいけど、連合軍の猛攻は続きそうね。」

⑨「クリスとセロは無事にシーラ星に着いたかな?」
思いを寄せるクリスが心配なライオネルだった。

②「きっと大丈夫ですじゃ!」
③「そうよ、クリス達なら、何かあったとしても切り抜けるわよ!」

⑨「・・・そうだね!クリスは、殺しても死なないタイプだし!」
ハハハハッ
皆、ライオネルの一言で笑いだした。

その頃、シーラ星冬の国で・・・

①「ハックション!!」
⑤「風邪ですか?クリス!」
①「いや、誰か私のことを噂してるな・・・。」
「こんな下らない事を噂してるのは、どうせライオネルだろう。」
勘の鋭いクリスであった。
「後で、会ったらどうしてやろう。」

No.336 07/01/14 03:59
アル中35 

>> 335 竜人達が乗っている艦隊の中で、ひときは大きな戦艦では、セレナがリオをベッドの側で看病していた。

③「きっと、激しい戦闘で疲れたのね。」
②「姫様も、少しは休まれないと。」

③「私は、大丈夫よ!」
「私のことより、治癒魔法を使ったあなたの方が、休んだら。」

No.335 07/01/14 01:32
アル中35 

>> 334 その頃、宇宙空間では、キキがバジリスに取ってかわり連合軍艦隊を手中に納め、竜人の艦隊に攻撃をしていた。

キキ「やっと、バジリスを本国へ送還できたか!」

魔法兵士「はっ!バジリス将軍は、かなり抵抗されましたが、我々にかかれば赤子も同然です!」

キキ「でっ、イース星の竜人艦隊はどうだ!」

兵士「ほぼ、三割程度を撃沈させたかと!」
キキ「でっ、こっちの状況は?
兵士「・・・約、半分の艦隊が・・・。」

ガシャ
杖の先を床に叩きつけた。

ビクッ
兵士達は、キキにいつ消されるか、ビクビクしていた。

キキは、形相を変え叫んだ。

キキ「お前らの働きが悪いから、こうなるんだ!相手を皆殺しにしてしまえ!」

兵士達「はっ」!

No.334 07/01/13 21:28
匿名1 

>> 333 塔が消える少し前。

将校「X砲発射秒読み開始!」

兵士「10秒前」

9
8
7
6
5


塔の上空にXを描くように配置についている戦艦からは圧縮ビーム砲が放たれ、そのビームが重なり、集まり、ビームは光の玉になり徐々に大きくなっていく。

4
3
2

兵士「1…」

Xの配置についている中心にいる戦艦から玉を上から撃つように一際強いビーム砲が放たれる。そのビームは集まって出来たビーム玉をゆっくりと押す。

ゴォオオオオオオ

ゴォオオオオオオ

ビームの玉は塔に向かっていく。

辺りは光り、なにも見えない。

ゴォオオオオオオ

兵士「以上なし…順調に目標に向かっています」

ピピ

兵士「なっ」

将校「どうした?」

通信兵「塔が…塔が消えました。」

将校「なっ馬鹿をいうな」

将校は制御画面をみるまだ直撃もしてないのに目標消滅の文字が出ている。将校は肉眼で塔がどうなったか確認したくても、X砲の光で何もみえない。

兵士「X砲地面衝突まで…」

ゴォオオオオオオ

将校「馬鹿な!なぜ地面に…塔は…塔は何処だ!」

ゴォオオオオオオ

ピカァ!!

一瞬、ビーム玉が光を増したと思った瞬間、凄まじい轟音とともビーム玉改めてX砲が一気に膨れ上がり、秋の国の建物を飲み込みながら、どんどん大きくなっていく。

将校「上昇!」

兵士「はっ」

上昇の戦艦はバラバラに上昇していく。

ゴォオオオオオオ

X砲は秋の国を軽々と飲み込み、更に大きくなっていく。

ゴォオオオオオオ

ドゴォオオオオオ

雄大な秋の国が数個分ぐらいに大きくなっていたX砲 は突然、小型戦艦程度に小さくなったと思ってたら

ゴォオオオオオオゴォオオオオオオゴォオオオオオオゴォオオオオオオゴォオオオオオオ

ブラックホール

まさにブラックホールのように何もかも飲み込んでいく。

ドカァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア










静かになった。

X砲は消え…そして…秋の国もなくなってしまった。

残っているものは何もない。

秋の国の周りに豊かに広がっていた森も消えてる。

将校「凄まじい…人口ブラックホールX砲…だが…一体塔は何処に」

将校「いったん本部地点に戻り!態勢を整えるぞ」

兵士「はっ!」

No.333 07/01/13 19:30
匿名1 

>> 332 マリーンは魔法使いに連れられ冬の国の王宮に入っていく。

隊長「中に案内してくれるか」

秋国兵「ぞうぞ」

クリスたちも兵士の多くの兵士が行き来している中、外に出る。

①「雪大分積もってるわ」

⑤「寒」

サマー「これは雪と言うのか…冷たい」

サマーは初めて見る雪を恐る恐る触っている。

長老「お主らは!」

長老がクリスたちに駆けよってくる。

①「お久しぶりです。」

長老「王子は…」

⑤「ライオネルは…」

セロはイース星からここに来て、竜人部隊がここに向かってきていると簡単に説明した。

長老「王子も竜人部隊と一緒にこちらに向かっているということか…」

①「そうです。」

長老「それを聞いて安心した…王子に何かあったのかと思ったわい(笑)」

冬国兵士「長老」

兵士は長老の耳元で何かささやく。長老は頷くと

長老「わしは大賢者様の所にいかんと…この人たちを部屋へ案内せい」

冬国兵士「はっ!お任せあれ!」

長老は年のわりに素早く動き、人混みに消えていく。

冬国兵士「こちらです。滑るので、気をつけて下さい」

クリス、セロ、サマーは兵士に先導され王宮に入っていく。

王宮の廊下は慌ただしく動く兵士で一杯で人混みの間を抜けるだけでも疲れる。

兵士「この部屋でお待ち下さい。」

①「ありがとうございます。」

サマー「あの…少しお聞きしたい。今日は冬の国は連合軍の攻撃はなかったのですか?今は戦っている様子がないが」

兵士「ありました。朝方に…しかし連合軍はこの雪で進行を明らめ撤退しました。天候に救われました」

兵士の言う通り外は結構吹いている。

サマー「そうでしたか…」







塔の中も慌ただしく兵士が動いている。中には冬の国の兵士も多くいる。

冬国隊長「なんと立派な塔だ…素晴らしい…本当にこんな巨大な塔が秋の国から…今でも夢のようだ」

冬国兵士「隊長…長老がお呼びです。」

冬国隊長「わかった。」

No.332 07/01/13 18:34
匿名1 

>> 331 力を使い足取りも危ういマリーンをサマーは支える。

マリーン「さぁ行きましょう」

①「はい」

マリーンは壁に杖を向けると隠し扉が開く。

マリーン「ここから…近道です」

マリーンとサマーそして兵士がその扉の中に入っていく。クリス、セロも後ろに続く。

⑦「おっと…俺もいかないと」

凱は外に広がる初めて見る銀世界に気をとられ、少し遅れて隠し扉に入ろうとしたが

⑦「なっ!」

隠し扉は凱が入る前に消えてしまう。

マリーン「お前は普通の長い階段で降りてきなさい(笑)じゃ」

⑦「なっ!なんだとぉ~こら!開けろ!」

凱は隠し扉があった壁を叩く。










一方、塔の外では冬の国の兵士たちが塔の扉の前で何が出てきてもいいよう槍をかまえている。

冬の国兵隊長「なんなんだこの塔は連合軍の新兵器か」

ギギギギギギ

扉はゆっくり開き始める。

兵隊長「かまえ!気をぬくな!」

兵士「はっ!」

バタン

扉が完全に開く。

扉の中は暗く何も見えない。

冬の国の兵士たちに緊張が走る。

兵隊長「よし!小隊中へ!」

隊長が部下にそう指示した時、中から鈴の音が聞こえてきた。

チャリン

兵士たちは一歩後ろに下がる。

隊長「来るぞ!!待機!」

チャリン

鈴の音はだんだんと近づいてくる。

チャリン

隊長「!?」

中からは白いローブを着た美しい肌が黒い女が出てきた。

手には杖が握られている。

隊長「あ…」

隊長は思いがけない人物が出てきて指示が出せない。

その女の後ろからは武器を持たない。兵士が数人やってくる。

隊長は中からやってきた兵士を見てやっと

隊長「秋の国の…」

兵士の装備を見れば何処の国の兵士かぐらいは直ぐにわかる。

冬の国の兵士たちは武器をかまえたまま警戒している。

女はゆっくり口を開く。

マリーン「私たちは秋の国の者です。どうか我々を助けては下さいませんか…我国は連合軍によって」

隊長「!?」

塔の扉を囲むようにいる多くの冬の国の兵士たちをかきわけて、冬の国の長老と冬の国の魔法使い数人がマリーンの前までやってきた。

エルフ長老「雷の大賢者…マリーン様…よくぞ冬の国に」

老人は頭を下げる。

長老「感動ですじゃ…生きている間に…魔法の塔の移動を見ることが出来るとは」

マリーン「光栄です。」

魔法使い「ぞうぞ!こちらへ」

No.331 07/01/13 18:06
匿名1 

>> 330 マリーン「…」

①「大賢者様…あのバカ二人はほっといてお話し下さい」

マリーン「そうですね。その禁断の魔法は昔は禁断ではなかった。エルフ同士仲がよかった時代は…」

サマー「いったいどんな魔法なのです?」

マリーン「ただの移動魔法です。と言っても移動するのはこの巨大な塔ですが…あの少年(ベネズエラ)が力を分けてくれたお陰で禁断魔法を使うことが出来ます」

①「塔を移動させる?そんなこと出来るのですか?」

話をうかがっていた兵士はマリーンの発言を聞き慌てて話の中に入ってきた。

エルフ兵士「失礼ですが。大賢者様…それは禁断…禁断です。この国の掟をお忘れか」

マリーン「ええ。使ってはいけないのは百も承知のうえです。どんな罰でもうけます。私はこのままここにいてX砲やらの餌食になって皆が死ぬのは嫌なのです」

エルフ兵士「…」

兵士は何も言えない。

サマー「大賢者様…禁断の魔法になっているということは…移動先は…他の国ですか?」

マリーン「その通りです。夏の王」

①「王?」

エルフ兵士「な?」

サマー「お見通しでしたか…」

マリーン「では…」

チャリン

マリーンの杖が眩く光出す。

①「!?」

クリスは一瞬目が回って、渦を巻き始めたと思ったら、急に部屋が光り出し、視界がなくなる。光が消えるとクリスは部屋を見渡す。

①「?」

部屋には変化は無い。変化があるとすれば喧嘩していた二人はさっきの光で喧嘩を中断し何が起こったのかとキョロキョロしている。

⑦「なんだ…なにが起こった」

⑤「!?」

誰よりも逸早く、サマーは窓に駆けより外を見る。

サマー「なんと…冬の国ではないか…」

クリスも慌てて、外をみる。視界には一度訪れたことがある冬の国が見える。だが前より大分変化している町や王宮はいるところが壊れていて、雪も積もっている。

①「凄い…魔法って…改めてそう思います」

マリーン「ふふ」

マリーンは禁断魔法で力を使い座りこんでいる。

塔は冬の国の王宮の広大な中庭に立っている。

冬の国のエルフたちは突然現れた塔に困惑している。

マリーン「さぁ下に行きまう…冬の国の皆さんに説明しなくてはいけません」

サマー「大賢者様!肩をお貸しします。」

No.330 07/01/13 17:35
匿名1 

>> 329 ベネズエラ「ベネズエラ…」

①「ベネズエラ…」

ベネズエラは立ち上がる。

⑤「なっ」

セロがきつく縛ったはずのロープはとれている。

アーム「点火ぁ」

ミスター「デリケート!!」

アームとミスターが撃とうとする。

ベネズエラ「お姉さん…いや、クリス気にいったよ(笑)今日は僕たちの負けって事にしとくよ」

ベネズエラはクリスに笑いかけながらアームが乗る戦車とミスターに杖を向ける。

⑤「なっ!いつの間に杖を」

ベネズエラの手にはいままで持っていなかったはずの杖が握られている。

杖が光ったと思った瞬間、部屋から戦車、ロボット、ベネズエラはいなくなっていた。

①「消えた」

しかも、崩れた部屋は元通り綺麗な鏡のような部屋になっていた。

マリーン「凄い少年でしす…移動魔法…修正魔法…しかも私に回復魔法まで…」

マリーンが握っている杖に光(魔力)が戻っていた。

⑤「あんな凄い力を持っていたのに…なぜ捕まるような真似を…分からないなぁ」

①「ふふ…そうね。」

サマー「まぁ大して意味もなかったと思いますよ…好奇心からでしょう」

⑦「終わったか」

マリーン「あら?狸寝入りは終わりかしら?凱ちゃん」

⑦「うっ」

シャドー「ミヌカレテヤンノ」

⑦「うるせぇ」

⑤「どうする?これから」

①「戦うしかない」

サマー「だが…」

兵士が慌てて部屋に入って来た。

エルフ兵士「大賢者様!上空をご覧下さい…ハァハァ」

マリーン「?」

各自は各々近くの窓から空を見る。

⑤「なっ…あれは」

⑦「なんだぁ~あの戦艦どもは」

シャドー「アノハイチ X砲」

⑦「何?X砲?なんだそれ?」

シャドー「バカ」

①「X砲は私は一度見たことがあります…昔ですが」

⑤「X砲は…俺たちの国を消した」

⑦「?」

サマー「…」

①「あんなものを受けたら、ここも…跡形もなく消えてしまう」

マリーン「安心しなさい…」

サマー「何かお考えでも?」

マリーン「ええ。禁断の魔法です。太古の昔、エルフは一つだったころこの塔は4つの国を繋ぐ橋のような存在でした。」

⑦「え?塔なのに橋だったのか?」

①「はぁ」

サマー「全く…」

⑤「例えの話…バカ」

⑦「なっなんだと!」

凱はセロに掴みかかる二人は取っ組みあいの喧嘩を始める。

No.329 07/01/13 13:59
匿名1 

>> 328 アーム「さぁ大人しくしな!ぶっ飛びたくなかったらな」

アームは拡張機を使ってクリスたちに話かける。

アームの戦車の主砲はクリスたちに向いている。

⑤「おいあんな化物砲撃たれたらこの部屋ごと爆発するぜ」

①「ちっ」

ベネズエラ「おいおい…もしかして俺ごと撃つ気じゃ…」

アーム「敵に捕まる方が悪い!ガハハハハハ」

ベネズエラ「そんなぁ無茶苦茶な」

マリーン「魔力があれば…」

バリーン

突然部屋の窓が勢いよくわれた。

①⑤サマー「アイツは!」

ミスター「よくも私のプリティボディを!!」

窓をつき破り、五体を失ったミスターが入ってきたではないか、ミスターは背中についたブースターで飛んでいる元はお腹だったと思われる部分には大きな大砲のようなビーム砲が出ている。

この騒ぎに目を覚ました凱は部屋を見渡す。
⑤「なんだぁ…あっ!あの戦車は…あのロボット…やべえな…もう少し横になっとこ…ドテ(狸寝入り…いや狸倒れ)」

ミスター「消えろ!」

アーム「ガハハハハハ!」

①「次から次に」

ベネズエラ「お姉さん…名前教えてくれない?」

⑤「お前こんな時になに言ってるんだ」

①「私はクリス。貴方は」

No.328 07/01/13 13:36
匿名1 

>> 327 セロは素早く座っているベネズエラに近づきベネズエラの頭に銃を突きつける。

ベネズエラはセロが近づいてきても何の動きも見せなかった。

⑤「頭失いたくなかったら…杖を捨てろ」

ベネズエラ「…」

①「…」

クリスはいつでも動けるように剣をかまえる。

ベネズエラ「了解了解…」

クリスは抵抗すると思っていたが、予想を反し、ベネズエラは杖を捨てた。

ベネズエラ「やるね…僕のバリヤーを二度もやぶるなんてさ」

⑤「静かにしろ」

ベネズエラ「あっゴメン、ゴメン」

セロは片手で銃をつきつけたまま、器用にベネズエラを腰にぶら下げたロープで縛っていく。

ギュッ

ベネズエラ「痛い痛い…もっと優しくしてよ…どうせ縛られならそこのお姉さん(クリス)がいい」

⑤「黙れ!」

ギュッ

ベネズエラ「痛た」

①「セロ!程々にしてやりなよ!魔法使いと言ってもまだ子供だよ!」

⑤「わかったよ」

ベネズエラ「(笑)」

サマー「コイツどうするんですか?このまま置いていても危険です。お二人が手を汚すのが嫌と言うなら私が…」

サマーは腰の剣に手をかける

①「ダメ…この子はまだ十代半ばか後半ぐらいの子よ殺すなんて…」

⑤「俺も…殺そうなんて思わない…こんな子供が連合軍にいるってことは…幼い頃、親に捨てられて、連合軍に拾われ、半ば強制に戦わされてるだけだ」

セロはクリスの顔を見る。

⑤「昔の俺たちのように…」

①「…」

ベネズエラ「?」

サマー「?」

セロはベネズエラを縛り終わる

①「とにかく…」

⑤「そうだ!こいつの口を塞ぐもんない?杖はなくても口さえあれば魔法は使えるし杖だってその気になれば出せる」

サマー「それなら…この布きれをお使い下さい。」

サマーがセロに布を手渡す瞬間、物凄い音が聞こえてきた。

ガガガガガ

⑤「なんだぁ?」

マリーン「…戦車…で…す」

①「大賢者様!大丈夫なんですか!横になっていなくては…」

マリーン「大丈夫です。少しましになりました。」

⑤「!」

部屋の扉が勢いよく開く。

ダークエルフ「マリーン様!せせ戦車がもうすぐここまで我々の力では止めることが出来ませんでした。あの戦車有り得ません…あの運転無茶苦茶です…階段を戦車で登るなんて…」

①⑤「!!」

ダークエルフ「ぐわぁ」

ガガガガガガガ

アーム「待たせたな!ガハハハハハ!」

ベネズエラ「ハハ…」

No.327 07/01/13 13:05
匿名1 

>> 326 ベネズエラ「どうしたの!ほらほら!」

⑦「くっ!」

①「このままじゃ」

⑤「ち」

サマー「…」

どいて

⑦「あ?」

凱は後ろから押され尻餅をつく。

⑦「ぐげ」

今まで皆を守っていた凱の炎の盾は消えてしまう。

ドォオオオオ

氷の竜は炎盾がなくなり勢いよく

マリーン「…」

マリーンの杖が眩く光る。

氷竜はあっけなく消えてしまう。

⑦「マリーン目を覚ましたのか」

①「大賢者様…」

マリーン「…ハァハァ」

ふらついたマリーンを凱が支える。

⑦「大丈夫か!お前…」

マリーン「私は…くっ…」

そんなようすを見ていたベネズエラは

ベネズエラ「ハッハハ!なんだよその死に損ないの魔法使いは!」

ベネズエラは杖をクリスたちに向ける。

①「私たちがやるしかない!」

サマー「大賢者様は塔の方に力の大半を使っておられる。しかも雷との戦いで…もはや魔力は残ってないだろう」

⑦「…」

凱はそっとマリーンを床に寝かす。

⑦「トルネード…」

セロは銃をかまえる。

⑤「クリス」

バンバンバンバンバン

アンチマジック弾がベネズエラを覆うバリヤーに虚しく弾かれる。

①「風よ…」

クリスはその場にいる皆が見えない超スピードでバリヤーのひびの入ったところに勢いに任せ強力な一撃をうちこみベネズエラの背後に着地する。

ベネズエラ「っ…やるね」

バリヤーはガラスが割れるような音をたて崩れていく。

①「凱」

ベネズエラ「…」

⑦「トルネード凱ブレイド!」

凱は凄まじい回転でベネズエラに向かっていく。

ゴォオオオオオオ

ベネズエラ「僕の得意魔法は…防御魔法…どっちが上か勝負(笑)」

ベネズエラは再びバリヤーをはる。さらに強力なバリヤーを

⑤「なっ!あれほどのバリヤーを直ぐに張るなんて…」

⑦「うぉおおお」

ベネズエラ「うおおぉ」

ドカァアアアン

シュウゥゥゥ

部屋は煙で包まれる。

⑦「この技は…なれてねぇ」

凱は倒れる。

サマー「凱!」

シュウゥゥゥ

煙が晴れていく

⑤「やったのか」

①「…」

煙が晴れると綺麗だった床はひびが入り、ベネズエラが立っていた周辺は月のクレーターのようになっている。
ベネズエラはと言うと膝をついて座るような恰好になっている。

ベネズエラ「…っ」

No.326 07/01/13 11:57
匿名1 

塔(王宮)の中では連合軍が突然後退し始めたのに困惑していた。

エルフ兵士たちは各々覗き窓から外の様子をうかがっている。

エルフ兵士「連合軍。ここは落とせないとわかって、撤退してるのか?」

エルフ兵士「いや…そんな事は絶対に無い…連合軍はここを落とすのに苦労はしているが連合軍自体に被害はほとんど出てない…撤退はおかしい…何かあるぞ」

エルフ兵士「おい!とにかく民間人を奥に…嫌な予感がする」

エルフ兵士「そうだな!」

兵士は動揺している人々にもっと奥に行くように指示する。

エルフ兵士「報告!地上部隊は後退していますが上空の艦隊は奇妙な配置で待機しています。恐らく上空から大規模な攻撃がくると思われます。」

エルフ兵士「そうか…」

エルフ兵士「しかし…上空艦隊を攻撃しようにも…塔には対空砲どころかはずかな武器しかないぞ!」

一同(兵士たち)は静まる。

エルフ兵士「上空から攻撃が始まれば…やられ放題ってやつか…」

エルフ兵士「とにかく!我々は…!?」

エルフ兵士たち「!?」








アーム「点火ぁ~!!(大声)」


ドキュウゥゥゥゥ!!

ドカァ~ン!!!

エルフ兵士「ぐわぁ」

エルフ兵士「なんだ!扉から離れろ!城壁を破壊したやつだ!」








副隊長「目標(塔の扉)!破壊失敗」

アーム「二発目ぇ~!!発射!!」

ガガガガガガガ

アームが乗る戦車は轟音とともに扉に向けてまっしぐらに走る。






エルフ兵士「なんなんだ!!あの戦車は!たった一台で向かってきやがる!」

エルフ兵士「だが!いくら城壁を破壊出来たと言えどここの魔法は城壁とは比べようもないほどだ!このまま扉にぶっかってお陀仏だ!」

エルフ兵士「油断するな!さっきの攻撃見ただろう!あんな攻撃何発もくらえば…」









アーム「点火ぁ~!!」

ドキュウゥゥゥゥウウウウウウ!!!

ドカァァン!!!

副隊長「目標…破壊…成功!成功です!」

アームギアはを素早く動かす。

アーム「全力!!っぱしるぞ!ガハハハハハ!!」

ガガガガガガガ






エルフ兵士「ぐっ…扉が…」

塔の扉には大きく穴が空いている。

その穴も少しずつだが狭ばっていく。塔自体は魔法。いくら破壊されようが根源(マリーン)が死なないかぎり塔は健在である

エルフ兵士「穴がふさがるまでの間守死しろ!撃て撃て」

No.325 07/01/12 02:20
匿名1 

>> 324 塔の上空の艦隊では

将校「準備の方はどうだ?」

操縦士「全艦配置につきました。エネルギー注入率も75%を超えています。発射準備完了まで約五分です」

通信兵「地上部隊後退完了まであと少しです。」

将校「そうか…」

制御ルームに一人の兵士が駆けこんできた。

兵士「一台の戦車が後退命令を無視し塔に向かっています。おそらく雷部隊アーム隊長だと思われます。どうしますか」

将校「またあの老いぼれか!かまわん!ほっとけ!」

兵士「はっ!失礼しました。」

兵士は報告を終えると早々と制御ルームを後にした。

将校「さぁ…X砲の恐ろしさ味わうがいい…エルフどもよ」

??「X砲を使うのか…」

将校は慌てて声の主の方を見る。

将校「お帰りでしたか…総将軍」

⑫「あぁ…」

将校「X砲使用許可は本国から取っています。」

⑫「そうか…」

将校「これで春・夏に続き秋もおちましたなぁ…残りは冬の国のみになる。」

将校「しかし冬の国を攻めていた部隊は何をしているのか…未だに占領報告はない…しかし将軍私た…ち…」

既に雷は制御ルームにはいなくなっている。

将校「ふっ…バカにしよって…」





塔の上空の艦隊は文字のXを描くように配列し、不気味に浮遊している。

参照:X砲:〇〇〇〇年連合軍が多額の費用をかけ開発。戦艦複数が連動し、放つらしい。X砲はこれまで幾度も戦いで使用されてきたが、情報は余りない。なぜならX砲を受けた国で生き残ったものはいないからだ。一説には連合軍はこのX砲の技術を用いて星すら破壊することが出来るらしい。連合軍三大兵器の一つ

No.324 07/01/12 01:44
匿名1 

>> 323 秋の国は今や風前の灯火であった。流石の秋の戦士たちも圧倒的な連合軍に押され、既に王宮(塔)以外は連合軍に制圧されてしまっている。

塔の周りにいたエルフ精鋭部隊をも撃破されている。

塔の中に避難したエルフ以外は皆死んだか捕虜になったことだろう。

しかし、塔の守り(魔法)は強くいくら砲弾を浴びせようと扉や壁はびくともしないので中には入れずに連合軍は塔の周りに陣取りエルフを塔に箱詰めにし待機している。

地上部隊長「上からの命令はまだか!」

通信兵「はっ!たった今連絡が塔から離れ待機しろとのことです。X砲を放つようです。」

通信兵は塔の上空で規則正しく配列している戦艦を指さす。

地上部隊長「なにぃ!X砲だと!直ちに!001地点まで後退ぃ~!!!」

部隊長たち「はっ!!」

部隊長「後退!!死にたくなかったら早くしろ!」

何万もの連合軍はそれぞれの部隊長の指示で早々と後退していく。

アーム「なんだぁ?後退してるぞ」

雷部隊:副隊長「どうやら…X砲を使用するようです。我々(雷部隊)も後退しましょう。隊長命令を」

アームは無線機を手にとる。

アーム「おい…聞こえるか?お前ら?」

雷部隊員「聞こえます。こちら3号機」









隊員「こちら77号機命令を」

アーム「お前ら!…他の部隊同様後退しろ!以上…」

隊員「了解」




副隊長「さぁ私たちも早く後退しましょう。」

アーム「…」

副隊長「隊長まさか…」

アーム「そのまさかよ…今までは前の部隊が邪魔で攻撃出来んだが!部隊後退すれば主砲が撃てるわ。ガハハハハハ!わしはここに残って塔に入るぞ。あんな立派な塔に入らんで帰れんわ!…だが危険を冒すのはわし一人で十分だ!お前は降りろ!X砲が放たれれば無事ではすまん…逃げろ」

副隊長「何を…私は死ぬまで貴方の後ろにいますよ隊長」

アーム「ガハハハハハ!!後悔するぞ!ガハハハハハ」

アームの戦車は爆音にちかいエンジン音を鳴らし、後退していく部隊とは正反対に塔にゆっくり近づいていく。

ガガガガガガガ

近くにいた部隊長「なんだあの戦車塔に向かって…」

違う部隊長「ほっとけ、よっぽど死にたいんだろうよ」

部隊長「そうだな…早くしろ!後退ぃ」

ガガガガガガガ

副隊長「エネルギー注入!!」

アーム「目標!門!!」

副隊長「発射準備完了!いつでもいけます」

ガガガガガガガ

No.323 07/01/12 00:01
アル中35 

>> 322 ①「来るぞ!!」
⑦「おぅ!」

ビッ ビッ ビッ ビッ
ビッ ビッ
無数の氷の刃がクリス達を襲う!

⑦「みんな、下がってな!」
「ダラス・サラム!我に力を!」
「ファイヤーウォール」

ゴオォォッ

黒魔剣が光り、
凱の目の前に火の壁が出来る。

ジュッ ジュッ ジュッ

ベネズエラの放ったた氷の刃は、ことごとく蒸発していく。

⑤「サマー、こちらに避難して下さい。」
サマー「ああ、私の出る幕はないようだ。」

ゴボォォッ
ジュッ ジュッ ジュッ

⑦「クリス、今のうちにマリーンを・・・。」
①「分かった!」

ベネズエラ「まぁまぁだね!」
「これでどうかな。」
まるで、戦いではなく、遊んでるかのように、ベネズエラは次の呪文を唱えた。
次々と、氷の竜が凄まじい、勢いで凱に襲ってくる。

⑦「早くしろ、いくらこの黒魔剣といっても、もたねぇ!」

①「マリーン、お願い!目を覚ましてくれ・・・。」

ベネズエラの魔法攻撃は凄まじくなるいっぽうだった。

No.322 07/01/11 08:34
アル中35 

>> 321 このあどけない表情と裏腹に、凱は、この少年からとてつもない、何かを感じた。

⑦「こっ、この底知れない魔力は、前に闘った事のあるキメラって奴に似ているぜ!」

ベネズエラ「ふ~ん、あんたがキメラ将軍をあそこまで追い詰めた凱か。噂じゃかねがね聞いてるよ。」

ベネズエラの魔力がどんどん上がっていく。

⑤「イース星で闘ったキキという魔法使いと似てますが、力はそれ以上かもしれません。」

ベネズエラ「アイツとは1・2を争う同期でね。キキに手傷を負わせたらしいね。」

更に、ベネズエラの魔力が上がっていく。

サマー「なんだか、部屋が陽炎のように揺らめいて見えるんだが・・・」

①「はっ!」
ガギッ
ベネズエラ「無駄だよ!」
⑤「アンチマジック弾を受けてみなさい。」
ドシューン
ピキッ
わずかにバリアにヒビがはいった。
その後ろから間髪いれず、凱が叫ぶ!
⑦「ガイ・ブレイドォォッ!」
ドゴゴゴォォッ!

サマー「凄い、連携攻撃だ。」

だか、誰も戦闘態勢を解こうとしなかった。

No.321 07/01/11 02:20
匿名1 

>> 320 ⑦「お前あの時の!」

凱はこの少年に城壁で散々にされたことを思いだす。

⑦「…」

剣をかまえる。

クリス、セロ、サマーも戦闘態勢にはいる。

ベネズエラ「やぁ…皆さんおそろいで…」

①「なんのようかしら…」

クリスはベネズエラを睨む。

ベネズエラ「いや、大したことは無いですよ。綺麗なお姉さん」

ベネズエラは手慣れた動きで、杖の先端をいじくり先端から鋭い刃を出し、杖というより槍のような杖をクリスたちに向ける。

⑤「その杖はイース星であった魔法使いの一人(キキ)と同じ杖…」

ベネズエラ「え?この杖を持ってた魔法使い?キキのことか…フ~ン…アイツもまだこの杖を使ってるのか…」

ベネズエラは何か悲しげな顔で杖を見る。

サマー「…」

ベネズエラ「あぁ…早いとこ用件をすまさないと…」

ベネズエラの杖が光出す。

①「はっ!」

⑦「てぃやぁ!」

魔法はさせまいとクリスと凱はベネズエラに切りかかる。

キシーン

①⑦「!?」

ベネズエラ「…」

しかしクリスたちの攻撃はベネズエラを被っている目には見えないバリヤーに阻まれ、二人は弾き飛ばされてしまった。

①「っ…」

⑤「ぐっ」

二人は尻餅をつく。

ベネズエラ「無駄だよ…僕はそこの魔法使いに用があって…素直にどいてくれたら命は助けてあげるから大人しくしといてよ…まぁそこに寝ている魔法使いには死んでもらうけど…」

ベネズエラは力を使い果たし眠っているマリーンに杖を向ける。

⑤「ちっ…」

バンバンバンバンバン

セロが放つた銃弾はベネズエラに当たる前に床に落ちてゆく。

⑤「まじかよ…戦車の装甲でも貫通するんだぜこの銃…」

セロは手に持っているショットガンに玉を素早くこめ、またベネズエラに狙いをつける。

ベネズエラ「そんな玩具じゃ…何発撃っても無意味…」

サマー「皆さん!伏せて」

サマーは小型爆弾のようなものをベネズエラに投げる。

①「!」

ドカァ~ン!!!



ベネズエラは爆煙に包まれる。

シュウゥゥゥ

⑦「やったか?」

サマー「わからん」

⑤「当たったは当たったようだったけど」

クリスは煙の中を指さす。

①「無駄口叩いてないで目の前の敵をどうにかしたらどう?」

クリスは再び剣をかまえる。


ベネズエラ「やぁ」

ベネズエラはなにくわぬ顔で煙の中から出てきた。

No.320 07/01/06 23:46
アル中35 

>> 319 マリーンをベッドに寝かせてから、少し時間がたっていた。
その部屋の傍らでは、セロがイース星の経緯を語っていた。

⑤「・・・と言うことになったんですよ!」

⑦「なるほどなっ!」
「竜人たちの艦隊が、向かって来てくれてるのか、ありがてぇぜ!」

「だがよぉ、連合軍の艦隊も易々とシーラ星に行かせてくれねぇだろうな…。」

⑤「確かに、セレナたちが心配ですね。」
⑦「まぁ、竜王もいるし心配ねぇか!なぁ、クリス!」

①「・・・。」
クリスは、下を向いて話を聞いていたが、うわの空だった。
⑦「どうしたクリス!いつもの、お前らしくねぇなぁ!浮かない顔してよ。」

①「・・あっ、いや別に・・・。」

サマー「このシーラ星に無事着いたとしても、雷の部隊が待ち構えているから、どうしたものか・・・。」

⑦「そんなの、俺様が、ちょちょいのちょいとやっつけてやるぜ!」

PPP
「ライニ テモアシモデナカッタクセニ」

⑦「うるせぇ!シャドー!!」
「あの時は、たまたま調子が悪かっただけだ!」

「コノ マケズギライ」

⑦「てめぇ、人がおとなしく聞いてりゃ・・・。」

⑤「まあ、とにかく団結して戦いましょう!」

サマー「そうだな、力を合わせて頑張ろう。」

ガチャ
バタン!

⑦「んっ、何だ!」

そこには、エルフ兵が倒れていた。

そして、その後ろには、マントを羽織った少年が立っていた。

No.319 07/01/04 05:17
アル中35 

>> 318 ふらっ

緊張の糸が切れたのか、マリーンはその場から崩れ落ちた。
ガシッ!

凱は、太い腕でマリーンを受け止め呼びかけた。

⑦「おい、大丈夫か?彼奴はどこに行きやがった!」

マリーン「ああっ…凱。」

「大丈夫よ。貴方こそ、ボロボロじゃないの。」

⑦「ふっ、気のせいだろ。」

マリーンは、雷の衝撃波でダメージを喰らい、口から血が滴っている。

マリーン「雷の力は、凄まじいわ。私の力じゃ・・・どうにも出来なかった。」

そう言うとマリーンは、力尽き目を閉じ眠った。

凱は、マリーンの髪を撫でていた。


①「お兄様・・・!」

クリスは、辺りを見回していた。

⑤「クリス、さっきから落ち着かない様ですが、どうしたんですか?」

①「・・・・。」

⑤「まあ、良いでしょう。少し、休憩しましょう。」

サマー「賛成だ。」

どがっ

二人は、その場にへたり込んだ。

①「お兄様・・・」

クリスは、剣を握り締め、テラスから外を眺めていた。

No.318 07/01/03 21:53
匿名1 

>> 317 ⑫雷「…」

雷は部屋は見渡す。

⑫「やはり…大人しく殺られてはくれない…」

⑫「移動魔法か…」

雷はマリーンを睨む。

マリーン「流石は…噂に恥じぬスピードですね。」

⑫「ふっ…一度ぐらい避けたからと言って…調子に乗るな…今のは一割程度の速さだ」

マリーン「!?」

雷が剣を振る。

ゴォオオオオオオ

剣の衝撃波がマリーンを襲う。

マリーン「っ…」

余りの雷の早い攻撃に全く反応出来なかったマリーンは衝撃波をまともにくらい吹き飛ばされる。

マリーン「ぐっ…」


カッ

カッ

カッ

倒れているマリーンに雷がゆっくり近づいてくる。

マリーン「…」

マリーンは動けない。

⑫「…」

雷はマリーンの横に転がっている杖を長剣で叩き切る。

⑫「…」

マリーン「っ…やりなさい…っ」

⑫「さらばだ…魔法老の飼い犬よ」






クリスは最上階にいた。そして雷がいる部屋の扉の前に

感じる。

ここに

雷が

①「…」

扉の前で立ち止まっているクリスにやっとセロが追いついた。

⑤「ハァ…やっと着いたよ…クリス?」

クリスは呼びかけてきているセロが見えていない。


①「…」

クリスは長年探し求めた兄がいる部屋に入るため扉に手をかける。







⑫「…」

突然、雷の動きが止まり部屋の扉を見る。

マリーン「!?」

⑫「運がいい…」

マリーン「…?」

⑫「さらばだ…」

雷は光とともにその場から姿を消す。

雷が消えるのと同時にクリスが部屋に入ってきた。

①「お兄様」

①「お兄様…」

①「…」

クリスは必死に部屋中を見渡し探すが…目的の人はいない。

①「…」



マリーン「貴方は…」

⑤「クリスどうしたんだよ…さっきから」

セロもクリスに続き、部屋に入ってきた。

マリーン「貴方たちは誰?」

①「すいません…突然…」

⑤「俺たちは…」

セロが自己紹介しようとした時、大声をあげて凱が入ってきた。

⑦「しゃあぁ~!雷出てきやがれ!!今度はやられねぇ!」

サマー「待てって!少し良くなったからって…」

⑦「あら?雷いないじゃねぇか。」

シャドー:「ガイ バカダネェ 」

⑦「うるせぇ」

⑤「凱!回復が早いな」

マリーン「凱…」

No.317 07/01/03 13:30
匿名1 

>> 316 マリーン「な…なぜです」

マリーンは大魔法を放ったはずなのに何処にも変化が無い。部屋は吹き飛んでいるはずなのに…

⑫「大賢者…貴様も考えたな…例え今の魔法が私をとらえようと私はこの場に立っていただろう…しかし、この部屋は無事ではすまない。ここ(塔)は異次元…そこで大爆発などが起こればこの塔は異次元に飲み込まれる。」

マリーン「…」

⑫「私は…気の流れを知るすべを知っている。魔法を使う時に生じる流れを断ち切れば…魔法はこの通り…消えてしまう」

マリーン「気の流れ…貴方は…あの伝説の剣法を…」

⑫「…」

雷が動く

雷のごとく

マリーン「…」













⑫「…」

No.316 07/01/02 23:31
匿名1 

>> 315 ⑫雷「なぜだ…」

マリーン「何かしら」

⑫雷「とぼけるな…何故私をここまで(最上階)入らせた。その気になれば私を異次元に取り込むことが出来ただろうに…」

⑫雷「まさか…私に勝てるとでも思ったか?」

マリーン「さぁ」

⑫雷「どうやら…早死にしたいようだな…」

雷はゆっくりとマリーンに近づく。

マリーン「あら?気が早いのね」

マリーンは杖を雷に向ける。

⑫雷「いくら大賢者と言えど…私には勝てん…」

雷から凄まじいを感じる。凡人ならば今の雷の姿を見ただけで気絶してしまうだろう。

マリーン「貴方は…なぜ…連合軍に味方するのですか」

⑫「…」

雷の足が止まる。

マリーン「見えるわ…貴方は…両親を失った…連合軍に殺され」

⑫雷「…」

マリーン「貴方は!昔は我らと同じく連合軍に対する物だったはずです。なのになぜ!貴方ほどの人が…悪に加担するなんて」

⑫「ふっ…」

マリーン「…」

チャリン

マリーンの鈴の音がなる。

チャリン

⑫「悪か…さてはお前…魔法老(大賢者の上に立ち魔法界の最高権威)にいらぬいれ知恵をされたな。だからは私をここまで入れた…」

チャリン

マリーン「魔法老様は…貴方はドイス閣下に操つられていると言っておられた…そして、私にその邪悪な呪文を解けと」

チャリン

⑫「…」

マリーンは呪文を唱え始める。

チャリン

⑫「…」










マリーン「貴方…」

⑫「…」

雷は再びマリーンに近づいて行く。

マリーン「操られていないのですね…自分の意思で…」

⑫「…」

雷は更に近づいて行く

マリーンが杖を天井に向けると部屋全体が光出し、マリーンの魔力が一気に高まる。

⑫「だてに大賢者とは言われていないようだな」

マリーン「貴方は変わったようね…」

マリーンの杖が一段と輝きを増す。

⑫「天に参られよ」



ドゴォオオオオオ

部屋に雷鳴が轟く。

⑫「…」

シャウゥゥゥゥ

マリーン「流石です…私の全力の魔法避けるなんて…」

⑫雷「雷…そう言えばお前は雷の大賢者だったな…」

雷はマリーンの魔法をいとも簡単に避けて見せた。

マリーン「しかし…次はこの部屋ごと…避けることは出来ません」

⑫「相打ちするつもりか。無駄なことだ私は倒せん」

マリーン「…」

チャリン

ドゴォオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!

No.315 07/01/02 22:53
匿名1 

>> 314 サマーは秋王の状態を確認するとクリスたちの方に近づいてゆく。

①「…」

⑦「…」

クリスは突然黙りこんでいるし、凱は今だ混乱状態でセロはどうしていいかわからず、ただ立っているしか出来ずにいた。

サマー「凱はどうです…表情からはただ事ではないようですが」

⑤「サマー…あの倒れているエルフはどうだったの」

サマーは首を横にふる

⑤「そう…凱もその人も雷将軍にやられたようだよ」

サマー「雷将軍…そうですか…凱もこんな状態になったのも納得です。噂では雷将軍は雷のごとく動き、雷そのものと…彼の剣を受けると本当の彼を知るという。おそらく凱も本当の彼、ゆらぐことのない圧倒的な強さ冷酷な彼を知ったのでしょう。」

⑦「サマー…じゃねぇか…早く…上の階に…マリーンが…雷は上に行った…」

凱はその場に座り込んだが、凱のふるえはさっきより大分ましになってきた。

サマー「雷将軍が上に行っただと!大変じゃないか!」

①「私たちも…行きましょう…」

クリスはそう言うとうつむいたまま部屋を出て行く。

⑤「おい!クリス!」

サマー「私も上にいきたいが…こんな状態の凱を置いてはいけない…セロさんだけでもクリスさんの後を追って下さい!」

⑤「うっ…分かった!」

セロは慌てて、クリスの後を追う。

サマー「大丈夫か!」

サマーは凱の体を支える。

⑦「すまねぇな…」

サマー「何を言う。今まで助けてくれたお礼だよ」

⑦「ふっ…ところで…あのロボット(ミスター)はどうしたんだ」

サマー「バラバラ」

⑦「やるなぁ(笑)」













ハァハァ

ハァハァ

⑤「待ってくれよぉ~クリス聞いてる?」

クリスはセロの大分上にいる。

①「…」

クリスはうつむいたまま黙々と階段を登っている。

⑤「なんだよ…どうしたんだよ!突然!クリス」








塔の最上階。鏡のような壁や床、中央には泉がある塔の核になる部屋にマリーンはいた。

マリーン「…」

マリーンはベッドに座っている。

部屋の扉がゆっくり開く。

バタン

マリーン「初めまして…」

⑫「…」

マリーンはベッドから腰を上げ、杖を手にとり雷と向かい合う。

マリーン「貴方は…悲しい人」

雷「…」

雷は背中にかけている長剣を鞘から出す。

No.314 07/01/02 21:21
匿名1 

>> 313 シーラ星編

サマーを先頭に王宮(塔)を登っていく。

螺旋状の階段の先は見ない。まるで、無限に続いているようだ。




三人はひたすら登る









三人の中で一番最初に立ち止まったのは…もちろん、セロだった。

⑤「ハァ~もう!無理」

①「なに、へこたれてるんだぁ!早くたって!」

クリスはセロの首を掴み、無理矢理立たせる。

サマー「無理もない。もう30分も登りつめですし…セロさんもお疲れでしょう。」

①「確かに…私も少し疲れましたね」

サマー「あそこの部屋で休みましょう」

サマーは近くの扉を指さす

①「えぇ」

クリスは扉を開け、部屋に入っていく。

⑤「しかし~。何個部屋があるんだか…無限に続きそうな階段。この扉の数凄いなぁ」

セロは一番螺旋状階段を見上げて、数えきれない扉を見渡す。

サマー「流石は秋の国のシンボルの塔だけあって…外見だけではなく中身も神秘ですなぁ」

セロは部屋に入ろうとクリスの後に続き入ろうとしたが入口のすぐ傍にクリスが立っていて入れない。

⑤「クリス?どうしたの?」

サマー「う?」

①「凱がいるんだけど」

セロはクリスの背中で部屋の中が見えないので背伸びし覗くように見ると

⑤「凱!!」

凱は外見には怪我はしていないのに死にそうな顔をして、ふるえながら剣をかまえている。

凱の他にエルフが一人倒れている。

①「凱」

クリスは凱に駆けよる。

セロも続く。

サマー「秋王!!」

サマーは倒れている秋王に駆け寄る。

①「大丈夫!」

凱からは返事がない。
⑤「おい!」

セロは剣をかまえたまま立っている凱の体を揺らす。

⑦「はっ…」

⑤「気がついたか!」

①「良かった。どうしたの?怪我はしてないようだけど…」

⑦「お…お前ら…もう来たのか…」

凱の体はまだふるえている。

①「凱!どうしたの!しっかりして」

凱の焦点は合っていない。

⑦「俺は…世界一…の剣豪(雷)…戦って…」

⑤「剣豪?雷将軍か?」

①「雷…」

クリスの顔が曇る。

⑦「俺は…生まれて…初めて…恐怖…を感じた…最初は…あいつの技で…体がふるえていると…思ってが…違った…」

⑤「凱がこんなになるなんて…雷いったいどんなヤツなんだよ!」

No.313 07/01/01 15:07
匿名1 

>> 312 竜人部隊がいるところから少し離れたところにバジリス率いる連合軍艦隊がいた。

④「あの若造にしては上出来だな」

兵士「はっ!」

兵士「報告によりますと…小型船部隊はほぼ壊滅ながらも、竜人部隊(竜人の艦隊)の一割から二割を撃墜した模様です。」

④「ふっ…小型船部隊壊滅は連合軍にとって、何のダメージもないが…魔法軍の魔法使いも多く失ったようじゃないか!そっちの方は連合軍に多少なりとも影響を与えるぞ。」

兵士「…」

④「!?」

バジリスは突然殺気を感じ後ろを振り返る。

④「いつの間に…」

後ろにはキキが立っているではないか。

キキ「バジリス将軍…今から、この部隊(今はバジリス率いる艦隊だが、元はイース星に攻めこんで来たキメラ率いる艦隊の生き残り部隊)は俺が指揮する。」

④「何をほざく…」

④「警兵!こいつを捕えよ!」

④「警兵!早くしろ」

返事がない

④「警兵?」

バジリスは後ろを振り向く、今まで多くの兵士がいたはずの制御ルームには一人の兵士もいなくなっている。





④「貴様ぁ!!」

バジリスは右手についている鈍く光る最新技術を駆使して作った細胞振動破壊砲をキキに向ける。

キキ「お~と。物騒なもん向けるなよ(笑)」

キキは大げさに両手を上げる。

④「バカにしよって!」

バジリスはご自慢の最新砲を使おうとしたが体が動かない。

キキ「…」

キキはあどけない顔つきから、冷酷な顔つきに変わる

キキ「バジリス将軍を…本国にお連れせよ」

魔法使いたち「おおせのままに…」

④「なっ!なんだぁ!貴様らは!放せ!放さんかぁ!」

突然現れた魔法使いたちによって、バジリスは引きずられていく。

キキ「…」

キキはバジリスが部屋(制御ルーム)を出るまで見届けると今までバジリスが座っていた司令官席に座り込む。

キキ「全艦に次ぐ!これより、この部隊はこの臨時魔法将軍キキが指揮する。」

部屋には通信兵、警備兵、魔法使い、操縦士など次々に入ってきて、各々の仕事を始めていく。

キキ「竜人部隊が発進を確認しだい我々も発進する。」

兵士「了解!」

キキは竜人艦隊がいる方を見つめる。肉眼では到底見えない距離だ。

キキ「お前らは…俺が消してやる…」

いや、キキには見えているかもしれない。

キキ「フッハハハハ!!」

No.312 06/12/31 23:11
匿名1 

>> 311 キキ「下等生物に…傷つけられるなんて…」

キキの杖が強く光出す。

⑬竜王「ほう…」

⑭キック「なんて魔力だ…」

キキ「宇宙船の中だから力を押さえていたが…もういい…キレちまった…この宇宙船ごと消えろ!!」

②「止めよ!!」

キキ「なんだ!大賢者!もう諦めたのか!ガキは死んだか(笑)」

②「リオなら…ほれ」

ハークは後ろを向く。

リオはセレナに支えらら、目はうつろだが立っている。

キキ「なっ…あれだけ生命エネルギーを抜いたのに…」

②「さぁ!お仕置きの時間じゃ!」

竜王は腕を竜化させる。

⑬「覚悟せい」

キックは竜人の間では常識な竜のかまえで剣をかまえる。

⑭「我ら(竜人)を舐めるな」

ライオネルも弓をかまえている。肩の槍傷は完全に治っている。

キキ「エルフ貴様もか…」

②「わしはのぅ。風の大賢者とも言われておるが回復魔法が最も得意なんじゃよ」

⑨「散々やってくれた仕返しをさせてもらう」

こっちだ

こっちだ

ザッザザザザ

部屋に竜人兵士たちが続々入ってくる。

竜人兵士「竜王!艦内の魔法使い殲滅完了しました。」

⑬「よくやった。ではコイツ(キキ)が最後か…」

キキ「くっう…次々から次へと…」

キキはハーク、竜王、キック、ライオネル、竜人兵士数十人に囲まれる。

②「どうするね」

キキ「大賢者…貴様への仕返しは…また今度にしといてやる…」

⑬「逃げれると思うのか!」

竜王が合図すると竜人兵士たちが剣を片手にキキに近寄る。

②「大人しく投降すれば命は助すけて…」

キキ「バカが…大賢者…お前は回復魔法が一番得意らしいな…なら俺は移動魔法が十八番だ。」

キキが…

⑬「取り押さえろ!杖を…」

②「む…」

ハークはキキに向かって、縛りの呪文を唱える。

竜人兵士は一斉にキキに飛びかかる。









⑬「ちっ…」

竜人兵士たちがお互いの体を重ね山になっているがキキはその中にはいない。

②「すえ恐ろしい少年だ。大賢者のわしが魔法速度で負けるとはのぉ…」

⑨「リオ!」

ライオネルはキキがいなくなると【ハッ】と気づくようにリオに近寄る。

⑨「リオは大丈夫なのか!」

⑪「…」

③「えぇ…どうにか…今は眠っているだけです。」

⑨「よよかったぁ」

ライオネルはヘタヘタとその場に座り込む。

そんなライオネルを見て一同は笑う。

No.311 06/12/31 22:29
匿名1 

>> 310 キキは杖をふる。

③「!?」

セレナの放った魔法はわけもなく消し飛ばされる。

キキ「無駄だ…そんなちんけな魔法では私を傷つけることは出来ない…」

③「はっ!!」

セレナは更に炎の玉を放つ

そして、またキキによって消され。

また炎を放つ

そして、また消される






キキ「いくら撃とうが…無意味だぞ」

セレナは肩で息をしていて、大分苦しそうだ。

③「ハァハァ…」

杖の光は鈍くなっている。

どうやら魔力も使い果たし、魔法を放つ事が出来なくなったようだ。

キキ「ふっ…もう終わりかなぁ?」

キキは呪文を唱える。

キキ「死ね…女!!」

キキの杖からは凄まじい闇の炎が放たれ、セレナを襲う。

③「…」

セレナは力を使い果たし動けない。


ゴォオオオオオオ!!

シュ

セレナに炎が直撃しようとする時、何かがセレナの盾になったように見えた。

キキ「な!?」

⑬「ガァアッアアァアアアアアアアアァ~!!」

キキの炎は突然やってきた竜王によって、かき消される。

竜王(竜人型時.参考.竜人:竜人は人間に羽が生えただけで見た目はなんら変わらない。ただ上半身にはいつも服は着ていない。ほとんどの竜人は下は黒のスボンで床に引きずるぐらい長い物をはいている。)は大きな翼をめいいっぱい広げ、セレナの前に王の風格を放ち、立っている。

キキ「なんだ?竜人か?俺の魔法を止めるとは…ただの竜人ではなさそうだ。」

キキは竜王に杖を向ける。

⑬「セレナ姫。よく私が来るまで耐えた。あとは任されよ」

③「…」

セレナは竜王を見て安心して力が抜けたのか座りこんでしまった。

⑬「若造!私に杖を向けるとは…身のほど知らずだな」

キキ「何をほざく!下等生物(竜人)めが!消えろ!」

キキの杖が光る。

⑭「坊や後ろだ…」

キキ「なっ…」

竜王が気をそらしている間にキックは後ろに回りこんでいたキックは剣をふる。

シャキーン



ポタ ポタ

⑭「早いな…」

キックは剣についた血を見て、そうつぶやいた。

移動魔法を使ったようだキキは少し離れた所にいる。


⑬竜王「キック!バカか!わざわざ無駄口を叩くから逃げられるんだ。」

⑭キック「すいません…つい」

そんな二人の会話を腕を押さえ聞いているキキ。

キキ「くっ…」

キキの腕から血が流れている。

No.310 06/12/31 20:40
匿名1 

>> 309 セレナとキキはお互い杖をかまえる。

キキ「女…俺に勝てるとでも思ってるのか?その程度の魔力で」

セレナは後ろで必死にリオに治療しているハークをを少し見て、再びキキを強い眼差しで見つめる。

③「私は…貴方ほどの力はない。でも…私は仲間のためなら命は惜しくない!」

セレナの杖が光を増す。

キキ「ふっふふハッハッハッハ!!」

キキの杖も光を更に放つ。

キキ「女!笑わせてくれる…見てみろ!お前が守ろうとしている仲間を!」

キキはライオネルを指さす。

キキ「そこのエルフは血を流し過ぎて、今にも死にそうだぞ(笑)」

キキはリオを指さす。

キキ「あのガキも…いくら回復魔法を唱えようと助からん」

キキは必死に呪文を唱えているハークを指さす。

キキ「あのじじぃはあと数年で死ぬんじゃないか(笑)」

キキはセレナを指さす。

キキ「そんな仲間を助けることを考えよりも…女…貴様のことを考えたほうがよっぽど賢い選択だ。今逃げるなら助けてやるぞ(笑)」

キキはそのまだ、あどけない顔つきの青年とは思えない顔でセレナを見る。


③「私は…」

③「逃げない!」

セレナは杖を強く握る。

③「大切な仲間…だから」

セレナの杖から炎の玉が放たれる。

キキ「バカが…」

No.309 06/12/31 19:56
匿名1 

>> 308 宇宙編


キキ「ハッハッハッハ~」

⑨「くっ」

キキの激しい突きの嵐をライオネルは紙一重で避けている。

キキ「どうした!どうした!こんなものか!」

キキは更にスピードを上げる。

⑨「くっ」

シュ

シュ

キキ「はっ!!」

キキの槍のような杖がライオネルの肩を貫く。

⑨「ぐはぁ」

ライオネルは肩を押さえ、その場に倒れ込む。

キキ「ふっ…少しは…楽しめたぞ!死ね!」

⑨「…っ」

キキは杖についた鋭い刃をライオネルの腹めがけ…

ドカァ~ン

キキ「ぐ」

魔法の火玉がキキに直撃した。

③「間に合った…ハァハァ…良かった」

ハークはセレナの少し後に部屋に入ってきた。

②「ハァハァ…年には勝てん…ハァ」

少しの間、息を整えたハークは部屋を見渡す。

部屋にはリオとライオネルが倒れていて、ライオネルは肩に怪我を負って、リオの顔は精気が無い。

部屋の隅には若い魔法使いが一人。

セレナの魔法で隅まで押されたキキだがダメージはなさそうだ。

⑨「ははやく…リオを…くっ」

ハークはリオに駆けよる。

②「リオ大丈夫か!」

⑪「…」

リオから返事は無い。

ハークはリオの胸に耳を当てる。

ドクン…

微かに脈はある。

②「死ぬでないぞ…リオ!」

ハークは回復の魔法を唱え始める。

キキ「待て…そうはさせない…」

キキは杖をハークに向ける。杖からは闇の炎が放たれる。

ゴオオオオオ

キキ「大賢者!死ね!」

ゴオオオオオ

③「させない」

ドカァ~ン

セレナがハークとキキの間に割り込み、向かってくる炎を魔法で相殺する。

③「貴方の相手は私がします。」

No.308 06/12/29 01:02
匿名1 

>> 307 エルフ兵士「蟻一匹も通すな!」

バババババババ

エルフ兵士「撃てぇ」

ドカァァァァァァア

連合軍兵士「くっ守りが固く。塔に近寄れない!」

連合軍「怯むな!進めぇ!」

バババババババ

連合軍「ぐわぁ」

連合軍「がはぁ」

バババババババ

連合軍兵士「くっ」

バババババババ

エルフ兵士「一秒でも長く持ち堪えろ!」

エルフたち「おぉ~」

ドカァァァァァァア

連合軍「ちっ」

両軍は激しい戦闘を繰り広げていた。エルフ軍は防いているとは言えど、少しずつ押されている。

連合軍の中に一際派手な塗装の最新型戦車がいた。

前線からは少し後ろにいて、仲間(連合軍)が邪魔で先に進めず、立ち往生していた。

アーム「どうにかならんのかぁ」

副隊長「そう言われましても…主砲で攻撃しようにも仲間の兵士が邪魔で撃てませんし…」

アーム「威力が有りすぎるってのも考えもんだな…ガハハハハ!
攻撃したら仲間も消し飛んじまうからなぁ~」

副隊長「隊長…笑い事じゃないですよ…仲間の戦車隊(雷部隊)も大分後方ですし…先々行き過ぎですよ。」

アーム「ガハハハハ」

副隊長「…」

No.307 06/12/29 00:48
匿名1 

>> 306 塔(王宮)の周りにはエルフ兵士により堅固に守りを固められ、連合軍も中々塔に近寄れない。

エルフ兵士「皆さん!塔の中に避難して下さい!」

エルフ兵士「ゆっくり慌てないで!敵は我々が防いでいます。」

エルフ兵士「塔は魔法で守られています。安心してください!」

塔の前で兵士たちが誘導していて国民は多少の混乱はあるもののパニックを起こさず。ゆっくり中に入っていく。







エルフ兵士「よし、全員避難完了したか!」

エルフ兵士「はい!」

エルフ兵士「では我々はこれより全力で塔を守死するぞ!」

門番「門をしめろ」

門番「押せ」

ギギギギギ

門番たちは重く丈夫そうな扉を閉めていく。

サマー「まってくれ!俺たちも中にいれてくれ」

エルフ兵士「待て!中に入れてやれ!」

門番「んっ…」

サマー「すまん」

サマー、クリス、セロは兵士たちの間を抜け、門をくぐる。

エルフ兵士「閉めろ!」

門番「押せ~」

ギギギギギ



バタン



サマー「間に合ったなぁ…ハァハァ」

⑤「もうダメだぁ」

セロはその場に座り込む。

①「たっく!だらしない。」

サマー「いや良かった。扉が閉まってしまったら、もう入れないところだった。」

クリスは中を見渡す、塔の中は外見より断然に広く、数万の人々が避難してきている。奥の方には先が見えない螺旋状の階段がある。

①「魔法ですか…これは?」

サマー「えぇ。私はここの者(秋の国)ではないので詳しくは知らないのですが…話によると塔の自体が魔法で大きさ外見、高さ、その気になれば自由自在だと聞いた事があります。」

⑤「へぇ~どうりで広いわけだ。」

①「で…凱は何処に」

サマー「凱は多分…最上階ではないかと」

①「行きましょう!」

サマー「あの階段は一苦労ですな」

①「えぇ」

クリスとサマーは人混みをかきわけて、走り出す。

⑤「はぁ…また走るの…」

セロのしぶしぶ二人の後を追う。




塔の人混みの中に紛れているものがいた。

まだ若い男どちらかといえば男と言うより少年に近い。

少年は手に杖を持っていて明らかにエルフではない。が周りのエルフたちは少年に気づかない。魔法を使っているのだろうか。

少年はまるでそこに居ないように人混みを進む。

ベネズエラ「あの階段…この頂上から…強い魔力を感じる。久々に骨のある魔法使いに会えるかなぁ」

No.306 06/12/29 00:16
匿名1 

>> 305 サマー「凱は今、傷を負って、大賢者様に治してもらっています。」

サマーは高くそびえ立っている塔の方を見る。

サマー「あの塔。秋の国の王宮ですが、凱はあそこにいると思います。」

⑤「クリスどうする?」

セロはショットガンの引金を引く。

連合軍兵「ぐわぁ」

瓦礫の陰に隠れて、様子を伺っていた兵士は勢いよく飛ぶ。

他の兵士たちも何人か騒ぎ(宇宙船落下の音)を聞きつけ、こちらに走ってくる。

⑤「兵士たちが感づいたようだ。ここにはそう長く居られない。」

①「…サマーさん。私たちを王宮(塔)に案内して下さい!」

サマーは走り出す。

サマー「ついて来て下さい!一気に駆け抜けます!」

①「はい!」

クリスは後に続く。

セロはクリスの後を追いかけながら、追ってくる兵士たちを撃ちぬく。

⑤「あの塔までかぁ…遠いなぁ」

セロは粗方、近くにきた兵士を撃つとショットガンを背中にかけ直し、走り出す。



ミスター「この私が…なんて無様な殺られ方を…」

ミスターは身動きが取れないまま転がっていた。







そのころ秋の国の国内には多くの連合軍兵士が侵入し秋国は悲惨な状態になっていた。

エルフ兵士「皆さん!王宮に逃げて下さい!敵はすぐそこまで迫ってきています!」

エルフ「ににげろ~」

エルフ「どけぇ」

エルフ「キャアァァ」

エルフ兵士「慌てないで!うわぁ」

秋国の国民(エルフ)は連合軍の攻撃から逃れようと王宮に向かって逃げて行く。



ドカァァァァァァア

ドドドドドドド

バァ~ン

エルフ兵士「持ち堪えろ!」

エルフ兵士「塔に近づけるな!」

ドドドドドドド

連合軍は360°から攻めてこんで来ていて、エルフたちは周りから囲いこまれ寄せ集められるように王宮に行くしかなくなっていた。



将校「ところで…さっきの宇宙船(クリスたちの)はどうした?」

兵士「はっ!我が艦のビーム砲により撃墜しました。」

将校「そうか…あの宇宙船はエルフどもの物ではなかった…」

将校「竜人部隊も近くにきているということか…早く落とさねばな」

兵士「はっ…分かっております。」

将校「では、そろそろだな…エルフどもを一ヶ所に集めつつある。準備に取り掛かれ!」

兵士「はっ!」

通信兵「全艦に次ぐ、X砲の準備をしろ!配置につけ!」

上空の戦艦は静かに動き始める。

ゴオオオオオ

No.305 06/12/28 23:45
匿名1 

>> 304 サマー「お二人とも…気をつけて下さい!」

サマーは腰につけていた短剣をぬく。

⑤「あれがおたくさんの敵かい?」

セロは宇宙船の衝突でボコボコに凹んだミスターを見る。

サマー「あぁ。」

ミスターは身体を軽く動かすとクリスに体を向ける。

ミスター「貴様らか!私にぶつかってきたふとどき物は!」

ミスターは機械音を響かせながら、クリスたちに向かってくる。

①「なんだぁ…あのポンコツロボットは」

クリスは剣をぬく

⑤「まぁ早いとこコイツを倒して先にいこう(笑)」

セロは背中にかけていたショットガンをかまえる。

ミスターは腕についたマシンガンをクリスたちに向ける。

ミスター「消えろ」



バ~ン



一発の銃声が鳴る。



ミスター「なっ…マシンガンを…」

ミスターのマシンガンは大きく変形している。

セロは銃口に息をかける。

⑤「遅いよ…」

ミスター「ききさま!!」

ミスターは腕を大きく振り上げる。

⑤「後ろいいの?」

セロはミスターの後ろを指さす。

ミスター「!?」

①「神のご加護を」

クリスの剣が光る。

①「はっぁ!」

ミスター「くっ」

ミスターはその長い腕を交差してクリスの攻撃をガードする。

カシーン!!

①「ふっ」

ミスター「くらわんは!」

①「よく見てみな」

ミスター「!?」

ミスターの腕が静かに地面に落ちる。

ミスター「なっなにぃ~!私のううでを~」

①「後ろ」

ミスター「!?」

ミスターはセロの方に向き直す。

⑤「…」

セロはショットガンの引金を引く。

バン

バン




ミスター「ぐっ…足がぁ」

ミスターはその場に倒れる。

セロはミスターの足の関節を撃ち、どうやら回路を撃ち抜いたらしい。

ミスターは両腕失い、両足を破壊され何も出来ない。

ミスター「くくそ…」

⑤「いっちょ上がり!」

①「思ったより堅かったな。真っ二つに切ってやるつもりだったんだけど…」

クリスは剣をおさめる。

サマー「い…いやはやお強い…まるで凱のようだ」

①「凱?」

サマー「あぁ。私事です。凱は我々(エルフ)ともに連合軍と戦ってくれている男です。」

①「凱。やっぱり無事だったのね。」

サマー「これは驚いた。凱の事を知っているとは…貴方方には驚かされでばかりだ。」

No.304 06/12/28 18:45
匿名1 

>> 303 サマーは夏・春の国は連合軍の支配下に落ち、残りの冬の国、秋の国も長くは持たないことをクリスとセロに話した。

サマー「連合軍の詳しい兵力はわからんが…我ら(エルフ)がどんなに頑張ってもあと二日も持たないと思う…」

⑤「ん…間に合うかな竜人部隊…」

クリスはサマーの話を聞き終わると今まで聞きたくてしょうがなかった事をきりだした。
①「あの、サマーさん…この星に雷将軍が来ていると聞きましたが、本当ですか」

サマー「え?雷将軍ですか…は…」

ドカァァァァァァア

今やゴミと化したセロの宇宙船が大きく揺れた。

⑤「なんだぁ!」

サマー「早く外に!」
①「なっ」

ガシャアァァ

サマー、セロ、クリスは素早く出口に向かう。

サマーが勢いよく飛び出る。

それに続き、セロも飛び出す。

⑤「クリス!早く!」

クリスは飛び出そうとしたが、激しく揺れ飛びそこねた。

ガシャアァァ

①「きゃぁ」

サマーは宇宙船を動かしている物に目を向ける。

サマー「あいつ…まだ動けるのか!」

そう宇宙船を揺らしていたのはミスターだった。めりこんでいたミスターは身体を激しく揺らして食い込んだ。身体を徐々に外していく。

⑤「早く」

①「やっ」

クリスは一瞬揺れが収まった瞬間、飛び出した。セロがクリスを受け止める。

ミスター「やっと抜けれた。」

No.303 06/12/27 19:53
匿名1 

>> 302 壊れた扉を投げすて、中を覗く

サマー「出来るなら命の恩人にお礼を言いたいのだが…この様子(宇宙船の破損状況)では生きてはないか」

中は暗く、入口から覗いても何も見えない。

サマーは狭くなった宇宙船の中に入ってみることにした。

サマー「思ったより酷いな…」

サマーはぐちゃぐちゃになった船内を進む。サマーは船員が生きているとは思もっていなかった。ただ死体だけでも丁重に埋葬しなければ命を助けて貰って申し訳ないと思ったからだ。



奥に進むと声が聞こえてきた。

サマー「!?」

サマーは驚いた。

船員と思われる。男女二人はピンピンしているではないか、しかも喧嘩している。

①「ヘボ操縦士!!死ぬとこだっただろうが!」

バシ

⑤「痛てぇ…殴るなよぉ~それでも落下の衝撃で身体が痛いのに」

①「うるさい!」

クリスはセロの腹を思いっきり蹴る。

⑤「ぐふぅ」

ドテ

サマーは驚ろきで唖然としていたがやっと我に帰り

サマー「き君たち!ややめないか…」

クリスとセロはサマーにやっと気がついた。

①「あっ…いつの間に貴方は誰?」

⑤「おぉ…暴力女からの救い人だぁ…」

デカン

⑤「ぐけぇ」

クリスは腹を押さえて倒れていたセロに乗りかかる。

①「だ・れ・が・暴力女だってぇ~?セロ…」

⑤「いっいえ…何もないです…」

サマー「…」

クリスはサマーを見直す。

サマー「あぁ…私はここで戦っていた者だが君たちの船が落ちてきたお陰で命が救われた。礼をいう…」

⑤「へぇ~俺たちも無駄に落ちただけじゃないのか…落ち損じゃなかったね命助けたわけだし…」

クリスはセロを睨む

①「調子に乗るな。」

⑤「…」

①「そうですか…貴方のお名前は…良かったら今のシーラ星の状況を教えて頂きたいのですが。なんにしろ私たちはシーラ星に着いたばかりで…見ての通り着いて直ぐに墜落したんですけど…」

サマー「名前ですか…本来私は名前を名乗るのは好きではないのですが…命の恩人とあっては言わないわけにはいかないですな…私はサマーです。」

①「サマーさんですか。よろしくお願いします。クリスです。」

⑤「セロです。」

お互い自己紹介を軽く交すとサマーは自分が知っている今のシーラ星の状況を話し始めた。

No.302 06/12/27 19:22
匿名1 

>> 301 ゴオオオオオ

⑤「大気圏突破」

①「!?」

大気圏を抜けた先は戦いの真っ只中であった。

ピューン

セロは熟年の操作テクで攻撃をかわす

ピューン

⑤「連合軍の小型艇だ!」

連合軍の艦隊もセロの宇宙船に気づき、攻撃してくる。

①「後ろから三機!!来るよ!」

ピューン

ピューン

セロは急降下し攻撃をかわす

ピューン

ピューン
ピューン

連合軍の小型艇は後ろについて離れない

⑤「ちっ!ふりきれない…」

①「セロ!前!!」

連合軍の大型戦艦からの圧縮ビーム砲が火を吹く。

ドキュュュウゥゥ!!

⑤「くっ」


ゴオオオオオ

船体の上部を少し、かすったがどうにか避けることが出来た。

ピピピピピピピ

①「危なかった…」

船内に警報が鳴り響く

高度がどんどん下がっていく。

⑤「くそ…操縦出来ない…」

①「なんだって!」

⑤「さっきの攻撃で制御装置がやられた…」

①「な…」

地面がどんどん近くなっていく。

①「どどうにかしろ~バカセロ~きゃあ」

⑤「無茶言わないでぇよ…うわぁ」



ゴオオオオオ




サマー「くっ…」

ミスター「お前中々やったな…生身の体でよくここまで戦った…死ね!」

ミスターは腕についたマシンガンを倒れているサマーに向ける。

サマー「我らは(エルフ)…永遠に…滅びることはない!」

ミスター「ふっ!バカを言う…確率からいってもエルフは連合軍に撲滅されるわ!」

カチャ

サマー「永遠に途切れることなかれ…」

サマーはゆっくり目を閉じる。

ドカシャアアァァァドドドドド

シャウゥゥゥゥ

サマーは閉じていた目を開ける。

自分を殺そうとしていたロボットはいなくなっている

サマー「俺は…死んだのか…?」

前に立っていたミスターはいなくなって、小型か中型かそのぐらいの宇宙船が目の前にあった。宇宙船は撃ち落とされたのか機体はボロボロだ。

サマー「どうやら生きてるようだな」

サマーは身体を起こし、落ちてきた宇宙船の先端を見た。

サマー「ふっ…お似合いだな…ポンコツロボット」

ミスターは宇宙船の先端にめりこんでいる。

サマー「この宇宙船に救われたか…」

サマーは宇宙船の入口を探す。

宇宙船は落下の衝撃でぐちゃぐちゃになり、入口を探すのも一苦労だ。

サマー「これか!よいしょ」

変形した扉をサマーはこじあける。

No.301 06/12/24 13:12
匿名1 

>> 300 凱は両腕を広げる。そして、雷に向けて勢い良く走りだした。雷は向かって来る凱を見ても剣をかまえようとしない。ダラ~ンと持っているだけだ。

バン

凱は走りながら、体をひねり、雷に向けて水平に飛んだ。凱の体は物凄い回転で雷に向かって飛んでいく。

ゴオオオオオ

凱の回転が上がる。

両手に持っている剣を雷に向けてかまえているのでまるでドリルのようだ。

⑫「!?」

渦となった凱の周りには火やら雷やら風やら水やらそういった魔法のような物で覆われている。

ゴオオオオオ

早い

ゴオオオオオ

⑦「ドルネード2ガイブレイド!!!」

ドカァァァァァァア









立派な部屋だったはずだが、今は凱の攻撃で見るかげもない。

⑦「やったか?」

凱は雷が立っていた方を見る。

土煙でよく見えない。

⑦「!」

凱は後ろを振り返る。

⑫「いい技だ…くらっていては私とてただではすまなかっただろう…しかし…」

無傷の凱が立っている
⑦「な…なんて奴だ」

⑫「あの程度のスピードでは私はとらえられんぞ!」

雷は剣をふる。


雷⚡のごとく早く、凄まじいパワーだった。


⑫「私を本気にさせたのは奴は久々だ…また会おう…」

雷は部屋を出ていく

しかし凱は追うことが出来ない。

⑦「たった一撃あいつの本気の剣を受けたダケで…」

凱はさっきの雷の攻撃を両手の剣でどうにか防いだが、体が痺れ、動けない。

まるで雷をまともに食らったようだ。

No.300 06/12/24 01:13
アル中35 

>> 299 スチャ

凱は、もう一つの妖刀「覇王」を抜いた。
⑦「いくら、強といったってすきはあるはずだ。」

ゼーッ ゼーッ
凱は、肩で息をしている。

⑫「まだ、力の差が分からなぬらしいな!」

⑦「そいつは、どうかな!やってみねぇと分からねえぜ!」

凱は、黒魔剣と妖刀の二刀流で構えた。そして、漆黒の鎧にオーラを溜めだした。

⑦「雷よ!この奥義、試させて貰うぜ!!」

ズオオオォォォッ

No.299 06/12/23 23:00
アル中35 

>> 298 ⑦「まだまだ、俺様はこんなものじゃねえぜ!」

そう言うと、凱は叫んだ。

⑦「サラムよ!その力を示せ!」
ゴオォッ

凱と黒魔剣が凄まじい炎に包まれ、七人に分身した。

ブーン

⑦「いくぜ、雷!!」

雷を捕まえると空中に、放り投げた。

⑫「・・・。」

「『天!』」
「『地!』」
「『人!』」

「デッド・ツェッペリオン!!」

上下左右から炎の剣で切り刻む。

ズババババババッ!!
ガギギギギギギッ!!
そして、地面に叩きつけた。

ドゴオォォォン!!

ズワッ


⑦「何っ!」

雷は、何事も無かったように、立ち上がっていた。

⑫「今のは、少しきいたぞ!」

⑦「馬鹿な!しかし、この太刀筋は、クリスと同じ・・・。」

⑫「では、こちらから行くぞ!」

ガキッ

凱は、なんとか雷の電光石火の一太刀を防いだ。

⑦「流石にヤバいね!こりゃ。」

凱は、ギリギリの闘いを楽しんでいた。

No.298 06/12/23 22:33
アル中35 

>> 297 凱は、雷から異様な威圧感を感じた。

⑦「確かに、こいつから凄まじいものを感じるぜ!だがなっ、男は引けねぇ事もあるんだぜ!」

「うおぉぉぉっ!」

ガキッ

凱の全力のひとたちを軽く雷はかわす。
⑦「くっ!それなら、こいつはどうだ!」

ブーン

凱は、三人に分身し漆黒の鎧にオーラを溜めた。
ズオォッ
黒魔剣が、眩しく光る。

シュン シュン シュン

⑦「くらえっ!」
「三重残像おぉっ!ガイブレイドオォッ!!」

黒魔剣から三人のオーラが雷にほとばしる。

ドゴゴォォッ!!

爆煙が立ち込める。
その場は大きなクレーターが出来ていた。

⑦「まぁ、こんなもんだぜ!」

ズバッ

辛うじてかわしたが、凱の左肩を凄まじい剣圧が襲う!

⑫「こんなものか、お前の力は・・・。」

⑦「なっなんだと!」

⑫「もっと、楽しませてくれると思ったんだが。」

雷は、無傷のままであった。

No.297 06/12/23 22:08
アル中35 

>> 296 秋王「・・・が・・・凱、来てくれた・・のか。」
⑦「秋王、傷は浅いぜ!マリーンのとこへ行けば、全快だ。」

秋王「ハァハァ・・あやつは・・連合軍最強と唄われている『雷』だっ!お前・・・でもかなわぬかも・・しれぬ!逃げ・・ろっ!」

⑦「こんな状況で、逃げろだと!」
「俺様は、必ずこいつに勝ってやる。だから、ちょっとばっかし横になってな!」
凱は、秋王をゆっくりと床に寝かせた。
⑦「この野郎!代償は高くつくぜ!覚悟しな!」

⑫「・・・。」

雷は、ゆっくりと構える。

凱は、黒魔剣を構えた。

ジリジリ

ツツーッ
凱に、一筋の汗がしたたる。

No.296 06/12/23 21:51
アル中35 

>> 292 マリーンはその綺麗な杖を凱に向ける。 チャリン 凱は柔らかい光に包まれ、ゆっくりと傷が癒えていく。 ⑦「う…」 凱が塔で回復魔法… シュ~ン

チャリーン
心地よい鈴の音が鳴る。

マリーン「よし、これで、大丈夫だ。」

⑦「ありがてえ!さっきのダメージが、嘘のようだぜ!」

凱は、マリーンの治癒魔法で傷が塞がっていた。

⑦「力がみなぎってくるぜ!」

マリーンは、最大の治癒魔法を使ったせいか、フラフラとしながら言った。

マリーン「凱、私は魔法力を少し使い過ぎた、ベッドでちょっとの間休ませてもらう。」

そう言うと寝室に行ってしまった。

⑦「マリーン、この借りは必ず返すぜ!」

凱は部屋を出ると、階段を下って行った。

カツコツ

すると、違う所で秋王の叫び声が聞こえた。

⑦「何だ、この悲痛な叫びは?」
「もう、こんな所まで連合軍が来たのか!?」

シュン

凱は、全力で秋王のいる部屋へ急いだ。
・・・・。

バタン


⑦「・・・秋王!」

ちょうど凱が王宮の間に着いて見たものは秋王の胸に見ず知らずの男の剣が貫いているところだった。

⑦「貴様っ!」

秋王は力無く崩れていく。
ガシッと凱は秋王を抱き抱えた。
だがもう秋王は虫の息だった。

No.295 06/12/21 01:44
匿名1 

>> 294 一方、セレナたちと別行動(セレナたちは竜王の巨大戦艦でシーラ星を目指し、クリスたちはセロの宇宙船でシーラに向かっている)をとるクリスとセロは竜人艦隊よら早く進みシーラ星まであと少しの距離になっていた。
セロの船は小型艇サイズの船なので宇宙船の廃物が広がる宇宙空間をスムーズに進むことが出来、竜人部隊より相当早くシーラ星に着くようだ。

どうやら、連合軍とは運よく遭遇しないですんだようだ。

⑤「あれ?気がついたら(汗)…後ろにいたはずの竜人部隊が…いない(汗)」

どうやら、セロは自動操縦にして寝ていたようだ。隣の助手席にはクリスが寝ている。

⑤「あぁ…やっちゃったぁよ…随分早く先にシーラ星に着いたようだ…はぁ」

レザーには竜人部隊は一隻も反応が無い。


セロの視界にはシーラが見えてきた。

セロは隣に寝ているクリスを見る。

⑤「寝顔は可愛いいんだけどなぁ…はぁ…この状況をクリスに説明したら…怒るだろうなぁ…ハァ」

セロは頭を激しくかく

ボリボリ

⑤「…」

セロはクリスを恐る恐る起こし、クリスに状況を話した。クリスは寝起きだけにいつもより不機嫌で、いつもより激しくどつかれた。(泣)

⑤「…どどうし…ましゅか…」

セロの顔は赤く腫れている。

①「竜人部隊と合流するまでここで待つより!私たちだけでもシーラ星に行き、微力ながら戦いに手を貸すべきだ!行くぞ!セロ」

⑤「アイ…アイ…サー」

①「💢」

バシ

また殴られたセロであった



ゴオオオオオ

クリスたちはシーラ星の大気圏に入っていく。

No.294 06/12/21 01:22
匿名1 

>> 293 倒れているはずのキキが無傷で後ろに立っていた。

⑨「幻覚魔法か…」

キキが倒れていた所には何もない。

キキ「ふっ…」

キキが消える

⑪「ライオネル兄ちゃん!!」

⑨「気をつけろ!」

ライオネルとリオは見えない敵からの攻撃にそなえる。

キキはライオネルとリオの頭上に現れ、槍のような杖を振り下ろす、ライオネルは剣で杖を止める。キキは杖の攻撃をガードし、隙だからけになったライオネルの腹を蹴る。

⑨「ぐっ」

ライオネルは吹き飛ばされ、床に転がる。

⑪「!!」

リオは錬金攻撃しようとしたが

⑪「くら…!」

キキに首を掴まれ、力が抜けていく

⑪「はな…せ」

リオは痙攣し始める。

⑪「あっ…ぁ」

リオの顔は精気を失っていく。

キキ「いい…中々だ…魔法使い以外にもいいエネルギーを持っている奴もいるのか…」

リオの痙攣が酷くなる。

⑨「ややめろ!」

ライオネルは身を起こし、キキに切りかかる。

キシーン

キキはリオを放り投げ、ライオネルの攻撃を杖で受け止める。

キキ「次は…お前だ」

キキはライオネルの剣を弾き、魔法をかけ炎をまとった槍のような杖をライオネルに突き出す。

キキ「はっ!はっ!はっ!やぁ!」

⑨「くっ!くっ!」

ライオネルはどくにかこうにか突きをかわしていく。

キキ「オラオラオラオラ!避けるので精一杯かぁ!エルフちゃんよぉ」

ボォォォ

⑨「くっ!」

No.293 06/12/21 01:00
匿名1 

>> 292 セレナたち編



部屋は光に包まれ、光が消えた時には魔法軍の魔法使いたちはその場に倒れこんでいた。

②「やりましたなぁほっほっ」

③「えぇ。でもまだ船内に魔法使いを感じます…」

②「そうですな…行きましょう。わしは一番魔力を強く感じる魔法使い(キキ)とイース星で一度顔合わせをしとります。相当な力を持っていました…気をつけて下され」



セレナたちが魔法使いたちを倒している丁度その時、竜王とキックも魔法使いたちと戦っていた。

⑭「はっ!竜人の力とくと味わえ!」

キックは剣を振る

魔法使い「ぐはぁ」

⑬竜王「がぁあぁ!!」

魔法使い「な!ば化物ぐはぁ」

竜王は腕を竜化させ魔法使いたちをわしずかみ、壁に叩きつける。

魔法使い「ぐっはぁ」

⑭「やぁあ!!」


ライオネルとリオもキキと戦っていた。

⑨「くっ!」

ライオネルは素早く動き、キキの杖(槍のような)の突きをかわす、そして、間合いを縮め、剣を振る、キキは杖を巧みに動かし、剣を止める。

キキ「ぐっぐぐ」

⑨「むっぐぐぐ」

お互い力一杯押し合う。

⑪リオ「必殺!鉄鉄砲!!」

リオは壁に手を当てる。金属製の壁からは鉄球が無数に飛び出し、キキめがけて飛んでいく。

ライオネルは横転がり、キキから離れる。キキは正面にバリヤーを張り、鉄球をガードする。

ドンドンドン

ピキピキ

キキ「くっ!貴様らぁ!」

キキのバリヤーにひびが入る。

⑪「はぁ!!蜂の巣になりなよ!!」

バリヤーが割れた。


しかし、キキはそこにはいない。

⑪「!?」

キキ「ガキィ…悪ふざけも終わりだぁ」

⑪「なっいつの間に!」

キキはリオの横にいた。

キキは鉄製壁から盾を作ろうとしたが、キキの魔法の方が早い、キキの杖が光る。

⑨「俺を忘れて貰っては困る…」

ライオネルは弓を放つ

キキ「!!」

カキーン

キキはリオへの攻撃を止め、杖で矢を弾く

リオはその隙をつき、ハンマーを錬金し、キキの横腹を殴る。

⑪「やぁ~!!」

キキ「ぐほっ!」

キキはその場に倒れ込む、ライオネルは直ぐに駆けより剣をキキに突き刺す。

キキ「ぐはぁ…き…」

⑨「終わりだ」

ライオネルは剣をぬく

⑪「やったぁ…ハァハァ…」

キキ「終わりだと?笑えるな」

⑨⑪「なっ!!」

No.292 06/12/21 00:13
匿名1 

>> 291 マリーンはその綺麗な杖を凱に向ける。

チャリン

凱は柔らかい光に包まれ、ゆっくりと傷が癒えていく。

⑦「う…」



凱が塔で回復魔法を受けている時

城壁では穴のあいた所から次々と連合軍が雪崩込み、内側から崩され、城壁は音を立てて崩れていく。

エルフ兵士「撃て!」

ドドドドドドド

連合軍兵士「行け行け!!」

ドカ~ン

アーム「ふぅ…これでエルフどもも終わりだな!ガハハハハ!」

副隊長「もう今度みたいな無茶は止めて下さいよ…ハラハラもんですよ」

アーム「そういや…ミスターとベネズエラは何処行った?」



ドドドドドドド

エルフと連合軍の激しい戦いの中二人は今だに戦っていた。

ミスター「やるな…」

サマー「貴様もな…」

ベネズエラはと言うと塔に向かって一直線に進んでいた。

エルフ兵士「撃て撃て!!」

ドドドドドドド

ベネズエラ「…」

ベネズエラは激しい戦闘の中をまるで静かな草原を進むように爆煙の中を進んでいる。

ベネズエラ「はぁはぁ~眠い…」



エルフ兵士「はっ」

連合軍兵士「ぐわぁ」

エルフ兵士「一分でも持ちこたえろ!!」

秋国の王「怯むな!」

エルフ兵士「王!一旦、引きましょう!ここにいては王のお命が危ないです!さぁこちらに」

秋王「分かった。」

エルフ兵士「撃て!撃て!王を無事に塔まで!」

ドドドドドドド

連合軍兵士「ぐわ」

連合軍兵士「がはぁ」

エルフ兵士「今のうちに…」

エルフ兵士「!?」

兵士が次々と倒れていく。

エルフ兵士「が」

エルフ兵士「なんだ!この男は!!」

秋王「!!」

エルフ兵士「な!ぐはぁ」

王の周りにいた兵士たちはまるで豆腐でも切るように切り裂かれていく。

エルフ兵士「貴様ぁ…ぐはぁ」

王の護衛の最後の兵士がやられ、その場には王とその男の二人になった。

秋王「ただでは殺られんぞ!」

王は剣を抜く

男はその背丈ほどある長剣をかまえるというよりただ持っているような態勢で秋の王に近づいていく。

秋王「はぁ!」

秋の王はそうとうな剣の使い手である。しかし、男は子供でも相手をするように秋の王の剣を弾き飛ばし、秋の王を切る。

秋王「ぐっはぁ…ぐ…その実力…貴様は…あの雷か…」

ドテ

秋の王はその場に倒れ込む。

男は剣を振り、鞘におさめる。

⑫雷「…」

  • << 296 シュ~ン チャリーン 心地よい鈴の音が鳴る。 マリーン「よし、これで、大丈夫だ。」 ⑦「ありがてえ!さっきのダメージが、嘘のようだぜ!」 凱は、マリーンの治癒魔法で傷が塞がっていた。 ⑦「力がみなぎってくるぜ!」 マリーンは、最大の治癒魔法を使ったせいか、フラフラとしながら言った。 マリーン「凱、私は魔法力を少し使い過ぎた、ベッドでちょっとの間休ませてもらう。」 そう言うと寝室に行ってしまった。 ⑦「マリーン、この借りは必ず返すぜ!」 凱は部屋を出ると、階段を下って行った。 カツコツ すると、違う所で秋王の叫び声が聞こえた。 ⑦「何だ、この悲痛な叫びは?」 「もう、こんな所まで連合軍が来たのか!?」 シュン 凱は、全力で秋王のいる部屋へ急いだ。 ・・・・。 バタン ⑦「・・・秋王!」 ちょうど凱が王宮の間に着いて見たものは秋王の胸に見ず知らずの男の剣が貫いているところだった。 ⑦「貴様っ!」 秋王は力無く崩れていく。 ガシッと凱は秋王を抱き抱えた。 だがもう秋王は虫の息だった。

No.291 06/12/20 00:32
匿名1 

>> 290 グシャ
















ぐしゃっとなったのは凱ではなくミスターの顔だった。

ミスター「!?」

ミスターの顔は空き缶を上から潰したようになっている。

ミスターに飛びかかるように元隊長が対戦車砲で頭を殴ったようだ。

元隊長「大丈夫か!」

⑦「大丈夫…じゃねぇのは…確かだ…ぐ」

ミスターは頭を押さえながら走り回っている。

元隊長「さぁ…つかまれ」

⑦「ぐっ」

ミスター「お~マイゴー…私のプリティかつカッコイイ頭が飾りとは言え…悲し~」

ミスターの頭は飾りのような物でミスター自体にはなんのダメージもないが、心?のダメージをおったようだ(笑)

走り回っていたミスターが急に立ち止まる。

ミスター「あ…またつければいいか」

ミスターはそう言うと潰れた頭をもぎ取った。

ミスター「まて…逃がさんぞ!」

ミスターが凱たちに向かってくる。

元隊長「ちっ!このまま素直に逃してくれんだか」

⑦「俺…をおいて…逃げろ…死ぬ…ぞ…ぐはぁ」

元隊長「ふ…おいて逃げるなら最初から助けにこんさ!」

元隊長は凱をそっと地面に寝かせる。

元隊長「凱…一つ言っておく。君には感謝している。我々のために戦ってくれたことを…名をなのるのが遅れたが私は夏の国の王《サマー》だ!」

⑦「は…どう…りで…夏の王を…見かけない…と思っ…たぜ…サマー…」

サマー「私は身分をなのるのが嫌いでね…」

サマーはそう言うと向かってくるミスターに向かっていった。

横になっている凱は呼吸が荒い。

⑦「やべぇ…死にそうだ…が…」

「ガイ 」




ドクンドクン



ドクン…ドクン



⑦「あ…あん…た…ら…」

凱がもうダメだと思った時、凱の周りにダークエルフたちが魔法でやってきた。

魔法使い「すぐに塔に運ぶぞ!」

魔法使い「あぁ行くぞ!」

凱は移動魔法でその場から消える瞬間、サマーとミスターが戦っているところ、連合軍の数十万の地上部隊が雷部隊のあけた穴に向かってくるところを見た。次に見たものは綺麗な部屋だった。

そして次に見たのは

マリーン「あら…派手にやられたのね…ふふ」

美しいマリーンだった。

No.290 06/12/20 00:01
匿名1 

>> 289 凱は体から力が抜けるのが分かった。

魔法剣での地割も途中で止まり、戦車はわけもなく進んでくる。

「ガイ ガイ」

凱は自分が縛りの魔法にかかっているのが分からない。なにせとっさの事だった。頭がついていかない。やっと自分の置かれている状況をのみこんだ時には遅かった。

⑦「ぐはぁ」

戦車の進路上に立っていた凱は戦車に弾き飛ばされ、城壁に叩きつけられる。

ベネズエラ「じゃねぇ」

ベネズエラは余りの勢いで叩きつけられ城壁にめりこんでいる凱に杖を向ける。

ドカ~ン!!

容赦ない攻撃が凱を襲う。

凱は城壁にめりこんだまま動か無くなった。

アームの戦車は穴のバリケードを突破し中に入っていく。

他の戦車たちもアームに続くように次々に侵入していく。

⑦「…」

凱の口からは血が流れていて、鎧は原型はとどめているがボロボロだ。

「シンリョウチュウ ナイゾウヲソンショウ セイメイノキケン ガイ  」

⑦「がぁ…」

凱は血を吐く、どうやら痛みで気がついたようだ。

⑦「くっめまいがしやがる…がぁ」

「ガイ ウゴイタラ」

凱は城壁にめりこんだ体を動し、城壁から抜けだす。

⑦「がぁ…ハァハァ…くっ」

しかし、歩こうとしたが歩けない。その場に倒れこんでしまった。

「ガイ」

⑦「くそ…鼻をほじるちからもねぇ…」

「ガイ ハラエナイヨ ガイ」

⑦「!?」

倒れている凱は苦しそうに身をひねり、仰向けになる。

巨体のミスターが凱を見下ろしているではないか。

凱は横に転がっている剣に手を伸ばそうとしたが既に手を動かす力もない。

⑦「な…なんだ…潰された仕返し…か…」

ミスター「そうだ…生命反応を探知したから来た。貴様はしぶといな。人間は戦車にはねられ、魔法攻撃を食らっては生きられないのに…貴様は生きている…死にかけだが」

⑦「けっ…ポンコツロボットが!殺るなら早く殺れ!がぁ…」

ミスター「理解に苦しむな…早く殺せ?理解出来ん…なぜ死にたがる…まぁ私には関係ないか…いいだろう!」

ミスターはその長い腕を上げる。

ミスター「何処をぐしゃっとやって欲しい?」

⑦「コイツ…ロボット…の癖…に根性…悪いぜ…誰か…みたい…にな」

「ガイ!」

ミスター「ふ、口だけは達者だな…頭にする…さらば…」

ミスターは拳をふりおろす。

No.289 06/12/19 23:27
匿名1 

>> 288 兵士「なんて奴だ地雷も役に立たないなんて…」

⑦「あのロボット!俺が壊したはずなのに…直ってやがる」

元隊長「来るぞ~!」

アームは戦車に取り付けてある拡声器のスイッチをオンにし

アーム『おい!穴をふさいでる奴ら!死にたくなかったらどきな!ガハハハハ!』

アームの戦車は穴に向かってスピードを更に上げる。

魔法使い「大地の怒りを!」

魔法使いたちの杖から強力な魔法が放たれる。

魔法使いたちの魔法は渦を巻くよう一つになり、戦車に向かっていく。

ミスター「敵からの大魔法です。」

アーム「ガハハハハ!魔法か…出番だぞ!」

ベネズエラはだるそうに身を起こし一言呟くと一瞬で戦車内から戦車の上にいた。

魔法攻撃は一段と凄味を増し、目の前に来ていた。

ミスター「直撃まで2.25秒」

ミスターが言い終わるのが早いか、魔法の攻撃は直撃するどころか方向をかえ、エルフに向かっていく。

ベネズエラ「はぁ弱い魔力だなぁ…こんなのが魔法と思ってるのか?」

魔法使い「に逃げろ!」

エルフたちは穴から退避していく。

城壁の穴には魔法攻撃を先頭に化物戦車が向かってくる。

元隊長「おい」

凱は逃げるエルフとは反対にバリケードを乗り越え、魔法攻撃に向かっていく。

⑦「舐めんじゃねぇ~」

凱は地面を思いっきり蹴った。凱は高く飛び上がり、剣を魔法攻撃に向けて振り下ろす。
ドカ~ン!!

魔法攻撃は凱の攻撃で消し飛んだ。

⑦「こいやぁ戦車!」

凱は危なかしく着地し剣をかまえ、におうだちになって向かってくる戦車を睨む。

ミスター「標的発見!」

アーム「ガハハハハ!アイツもわしと同じで単純じゃな!正面から受けるきか!前とは違うぞ!」

ベネズエラはミスターの肩に乗り、凱を見ている。

ベネズエラ「何?アイツ?」

⑦「しゃああぁぁ」

凱は剣に力を込める。魔法剣は炎のように真っ赤に染まっていく。

ガガガガガガガ!

戦車が凱に近づく

凱は剣を思いっきり地面に叩きつける。

⑦「いくら丈夫だからって!大地の割れ目に落ちたら終わりだぜ!はぁ!」

地面にひびが入ってくい。

ベネズエラ「まずいな…」

ベネズエラは杖を凱の方に向ける。

⑦「!?」

No.288 06/12/19 22:56
匿名1 

>> 287 元隊長「なんだ!あの戦車隊は!味方の砲弾の雨の中を進んで来やがる!」

凱はマシンガン砲の引金に手をかける

⑦「あれは…夏の国にいたヤツ!…ふふ!そうこなくちゃな!面白くねぇ」

兵士「射程内に入ったら一斉放火だ!」

雷部隊は連合軍の砲撃の中を砂埃を上げ、突き進んでくる。

アーム「てめぇら!命はれよ!あのバカでけぇ城壁に攻撃だ!潰しがいがあるわ」

アームは主砲にエネルギーを注入する。

エルフ兵士「撃て!」

ズズズズズズ

⑦「おらおらおらおら!」

ドドドドドド

ドカ~ン

魔法使い「放て!」

エルフたちの攻撃を受けても仲間がいくらやられようと雷部隊は止まらない。

副隊長「隊長!撃てます!」

ガガガガガガガ

アーム「食らいな!ガハハハハ!」

ドキュウウウウン!!!!!!!!!!!!

向かってくる戦車の一台から凄まじい光線が放たれ、一瞬辺りが明るくなる。

⑦「なんだ!?」

元隊長「ばばけものか…あの戦車…一撃で魔法の城壁に穴を」

凱は狙撃台からおり城壁を覗き見る。

⑦「あ!穴があいてやがる!」

城壁には戦車数台通れる穴が空いている。

兵士「あの戦車に集中攻撃だ!次がくるぞ!」

一台の派手な戦車はどんどん近づいてきて自分があげた穴に向かっていく。

アーム「2撃目!準備!」

副隊長「15秒前…」

ベネズエラ「あら?もう戦い始まったの?」

ベネズエラもやっと目を覚ましたようだ。

ドドドドドド

兵士「くそ!なんて丈夫な戦車だ!これだけ攻撃しても止めることも出来ないなんて!」

元隊長「無駄口たたくまえに撃ちまくれ!」

⑦「撃ってきたぞ!くっ!」

ドキュウウウウン!!!!!!!!!!!!

城壁に二つ目の穴が空いた。

化物戦車は穴に近づく

兵士「穴に誰かいけ!下だ!中にあんな化物が入られたら終わりだぞ!」

魔法使い「我々が!皆行くぞ」

ダークエルフたちは素早く下に降りていく。

⑦「俺も行くぜ!」

元隊長「私も行こう!」

アーム「ミスター!城壁の前に埋められてる地雷どうにかしてくれ!ギア最大全力で突っ込む」

ミスターは一つしかない目からレザービームを出し、地中に隠されている地雷を破壊していく。

凱たちは穴に辺りにあった物で簡単なバリケードを作り、凱は剣をボウガンのようにもち、魔法使いたちは杖を向け、兵士たちは対戦車砲を向け、向かってくる戦車を待ちうける。

No.287 06/12/19 22:18
匿名1 

>> 286 連合軍の大部隊の中に雷部隊もいた。雷部隊の戦車の砲弾では城壁まで留かないので待機しているだけのようだ。

その雷部隊の戦車隊の中に一際大きい派手な最新型戦車があった。そうアームの戦車である。その戦車の上にはパワーアップしたミスターが乗っている。

戦車の中にはアームと雷部隊副隊長とベネズエラの三人が乗っている。

ベネズエラ「Zzz…」

副隊長「ふぅ…今回は楽な任務でしたね。見ているだけで城壁はあの通り、崩れていきますよ。はぁ」

アーム「むむむ…わしは!わしは!…納得ならんぞ!上は一日目の戦いで敵は遠距離能力に劣っていると判断し今のようにせこい攻撃をしとるが…」

副隊長「隊長…止めてくださいよ。まさか…上の命令を無視して突っ込み気じゃないでしょうね。今度、軍律を乱せばただじゃおかないと言われてるじゃないですか!」

ベネズエラ「Zzz」

アームは副隊長の話をきいていたのかエンジンをかける。エンジンは唸り声を上げるようになる。

副隊長「隊長!隊長!聞いてますか!このままここにいたってエルフどもには勝てます!考え直して下さい!隊長…」

アームは無線機を手にとり

アーム『雷部隊、各員に!行くぞ!ヤローども!エルフ狩りじゃ』

無線機からは各戦車から次々と返答が返ってくる

『ラジャ!』
『そうこなくちゃ』
『アームさん!ついていきます』
『ヤッホー!』
『暴れてやらますよ』
流石はアームが指揮する部隊である。皆やる気満々のようだ。

アーム『出撃ぃ!続けぇ~!ガハハハハ!』

副隊長「はぁ…」

アームの戦車を先頭に数百の戦車隊が城壁に向けて走り出す。

ミスター「私頑張るアイツ(凱)スクラップ!!」

兵士「と止まれぇ」

そんな暴走する雷部隊を止めようにも他の部隊は止めれない。

連合軍兵士「まて!またんか!上の命令を…」

そんな光景を上からみている艦隊

将校「全く…総将軍といい…この部隊にはろくなヤツがおらん!」

艦隊の中で一際大きい戦艦に乗っている将校は監視モニターに映っている雷部隊を見て肩をおとす。

将校「まぁ…あの部隊は前々から邪魔だったからな…この際、エルフどもに向かっていって全滅もいいか…」

通信兵「将校殿!地上部隊から砲撃を続けるのかと…雷部隊に当たってしまうと」

将校「かまわん!撃ち続けろ!雷部隊に当たろうがいいわ!撃ちまくれ!」

通信兵「はっ!了解いたしました」

No.286 06/12/19 21:34
匿名1 

>> 285 秋、夏のエルフたちは城壁の上から最新兵器を駆使し、連合軍を城壁に寄せつけさせない。連合軍は城壁の火力に手こずり、少しずつ後退していく。

連合兵士「よし作戦通りに…下がれ下がれ」

⑦「ちっ…距離が遠いぜ…届かない…」

凱は固定マシンガンを止めると

⑦「おい!もっと遠距離の攻撃砲は無いのかよ!」

兵士「は…それが最長の遠距離砲です。我が国の兵器は火力を上げる為に飛距離の方は余りで…」

他の兵士たちも凱と同様に攻撃を止め、てぐすねしている。

⑦「おいおい…それじゃ連合軍に撃たれ放題って訳か?うっ!」

ドカン

ドドドドドド

ズカーン

凱が言う通り、エルフの射程外にいる連合軍は地上部隊は連合軍最新遠距離砲で攻撃してきていて、艦隊は上空高く飛び、爆撃してきている。

しかし連合軍の攻撃も城壁と結界に阻まれエルフたちには被害は出ていない。

魔法使い「これぐらいでは結界はびくともせん…ぐっ」

ドカン

グラグラ

⑦「結界はいけるかもしんねぇが…城壁は持たねぇぜ。ぐわ…」

城壁が揺れる。

兵士「しかし我々には見ているだけしか出来ません。攻撃が留かないんですから…」

グラグラ

⑦「ちっどうすれば…」

凱の元に見覚えのあるエルフが近づいてきた。

元隊長「連合軍め流石にいい兵器持ってやがるあの距離から攻撃が届くとは…」

ドドドドドド

⑦「おっ、あんたか」

元隊長「お手上げだ…これでは城壁が破れてから連合軍が雪崩こんでくる。そうなれば終わりだ。」

⑦「諦めるんじゃねぇよ!あっちが来ないなら!こっちから行けばいい!」

凱は剣を抜く

元隊長「止めろ…連合軍もバカじゃない…奴らの目的は我々が城壁から出てこらすことだ。出てきた所を叩くって訳さ。ふ」

⑦「だからって…このままでも殺られるだけだ!」

凱は一人でも行こうとしたので兵士数人で押さえ込む。

⑦「な!離せ!」

兵士「一人でいっても無駄に死ぬだけです」

元隊長「凱…ここで城壁が潰れるまで耐えるのも意味があることなんだぞ…一時間でも二時間でも皆を守ることが出来るなら…」

⑦「…」

兵士「今は耐えるのです…きっとチャンスはあります。」

兵士たちは凱をはなす

凱は剣をおさめ、連合軍を見つめる。

⑦「分かった…分かったよ…」

ドドドドドド

元隊長「さぁ!定位置に戻るぞ!」

凱たちは各々の狙撃台に戻っていく。

No.285 06/12/19 09:49
アル中35 

>> 284 部屋を出た凱は、次々と屋根や壁に飛び移りながら、連合軍がいる方へ向かっていた。
シュタ
シュン
シュン

⑦「俺様としたことが・・・。」
ボリボリ頭を掻きながら、さっきの出来事を思い出していた。
「よし、連合軍倒して、スカッとするぜ!しかし、スゲー数だな、おいっ!」

ダークエルフたちも、城壁の上から魔法や備え付けの武器で応戦していた。

⑦「まぁ、この結界が、破られねぇ限り大丈夫と思うがよっ!」
「助太刀するぜ!!」

ダークエルフ「ありがたい。」
「あまりもの、数に手を焼いていたところです。」

⑦「よっしゃあ!俺様にまかせな!」
スチャ
黒魔剣をライフル銃のように構えた。
「炎のサラムよ、刃となり敵を穿て!」
ゴオッ
「ファイヤー・アロー!」
無数の炎の剣が矢の様に連合軍の兵士を次々と貫いていく。

No.284 06/12/17 22:31
匿名1 

>> 283 マリーン「うっ…起きたか~…はぁあ」

マリーンは背筋を伸ばして、欠伸をした。

凱は口をパクパクさせながら、立っている。

マリーン「ふっ…そんなにおなごの体が珍しいか…ふふ」

マリーンはベッドから身を起こす、そして横にかけてあったローブをゆっくりと着てゆく。

⑦「な…なんで…寝て…寝て…一緒に…え…あ…なん…え…その」

凱はマリーンに背を向け、立っている。きっと顔は真っ赤だろう。

マリーン「ふふ…そんなことより、凱よ。外を見てみなさい…」

凱はそう言われて、窓を見た。大きな窓から見えたのは城壁の周りを埋めつくす何十万の連合軍だった。

⑦「な!」

マリーン「寝てる間に連合軍に囲まれてしまったようだな…」


マリーンは凱の反応を見るのが楽しそうだ。

マリーンは衣類を身につけ終わると連合軍を見渡している凱に後ろから腕を回した。

⑦「な!なにすんんだ!」

凱の顔はさらに赤くなる。まるで林檎のようだ。

マリーン「ここはこの国一番高い所…国の隅々まで見渡せる…でもいつまでも見てるだけでいいのかしら?凱…ふふ」

マリーンは凱の耳もとで話しかける。

⑦「わわかってる!離せよ…」

マリーン「ふふ」


マリーンは腕をほどくと凱は逃げるように剣を手にとり、部屋を出ていった。

マリーン「凱…頑張ってきなさい…ふふ」

チャリン

心地よい鈴の音が塔の中に響く。

No.283 06/12/15 23:41
アル中35 

>> 282 ぱちっ

目を覚ますとガバッと凱は、起き上がった。
辺りを見回すと、床は白の大理石で大きな寝室のベッドで寝ているみたいだ。

⑦「く~っ!戦い以外で俺様が、気絶するとは・・・・一生の不覚だぜ。」

「まだまだ、俺様は修行が足りん・・・。」ゴッ
何かに触れ
振り向くと隣には全裸のマリーンが横になっていた。

ギョッ
⑦「わわわっ!」

凱は、ベッドから飛び退いた。

「うーん!」
今ので、マリーンは起き上がった。

No.282 06/12/13 03:21
アル中35 

>> 280 チャリン 心地良い鈴の音が鳴る。 マリーン「男よ!目を開けなさい。」 スウーッ ⑦「うおっ!」 そこには、泉の上に浮いている… マリーン「あなたは、魔法に対しての理(ことわり)を知りなさい!」

なおも、凱の手の紋章は熱くなる。

⑦「ぐうっ!だが、大賢者さんよぉ、どうすれば!」

マリーン「男よ!その実体化した四天王に打ち勝つのです。」
「その為には、ハイエント魔法のそれぞれの性質を知りなさい。」

⑦「つまり、地水火風を知れって事だな!なんとなく、分かってきたぜ!」

凱は、黒魔剣を構えた。

⑦「んじゃ!四天王さんよっ早速行くぜ!」

・・・・・


いっときの時間が過ぎた。

⑦「へっ!どうだ!!」

マリーン「男よ、見事だ!よくぞこの短時間の間に四天王を従えさせた。」

チャリンと心地よい鈴の音が鳴る。

⑦「コツさえ掴めば、こっちのもんだぜ。」
「それからよぉ!男、男って俺様には凱って名があるんだ。でっ!大賢者さんの名は?」

凱は、あまりの色っぽさに、どぎまぎしてたずねた。

マリーン「凱よ!お前ほど、闘いの神に愛されている者はいないだろう!」
「私か、マリーンと呼んでくれ。」

⑦「マリーン、早速ですまねぇんだが、大賢者のあんたと手合わせ願おうか!」

マリーン「いいだろう!その前に凱よ、私は気に入った!これは、褒美だ。」

そう言うと、凱に軽く接吻をした。

カアーッ
⑦「なっ、何し・や・が・る・・・。」

凱は、真っ赤な顔をしたまま、気絶した。

マリーン「ふふっ。可愛い奴め。」

「戦いでは、修羅になりきれるのに、女に弱いとは。鍛えないといけないな。」

マリーンは、クスクス笑った。

No.281 06/12/11 22:29
匿名1 

>> 280 凱が王宮の塔でマリーンに力を教わっているちょうどその時、時間でいえば真夜中、日がのぼるまで後数時間、連合軍は夜明けの戦闘に向けて準備を整えていた。

兵士「早くしろ!あと二時間で万全にしろ!」

兵士「了解」

連合軍の兵士たちは慌ただしく戦闘準備作業をしている。

兵士「エンジンの点検はすましたか!」

兵士「まだです。すぐに…」

アーム「忙しそうだな…ガハハハハ」

兵士「早くしろ」

各部隊長が声を張り上げ、指示する声がいたる所で聞こえる。

副隊長「忙しいのは我々(雷部隊)とて同じです。隊長…少しは手伝って下さいよ」

アーム「ガハハハハ」

副隊長「…」

ベネズエラ「でもさ…なんで夜中のうちに攻めないの?夜襲の方が…」

ミスター「命の恩人!総将軍殿は汚い手は嫌いなのです。正々堂々、夜明けとともに…そういうお方なのです」

ベネズエラ「その呼び名止めてくれない(汗)」

ミスター「命の恩人…ではマイヒロー…ミスターサツマイモ…ミッチャ…何がいいですか?名無しの命の恩人」

ベネズエラは肩を落とし

ベネズエラ「…やっぱり命の恩人でいいや…ハァ」


アーム「ガハハハハ…コイツの力が試せるぜ」

アームはベネズエラの魔法でパワーアップした最新型戦車に手をおく。

アーム「明日は…わしら三人がこの大部隊の三分の一の軍勢を率いて、秋の国を落とすぞ!」

ミスター「アイアイサー」

ベネズエラ「俺…やっぱ入ってるんだ…ハァ~」

連合軍の大隊部隊【雷率いる部隊】は残っている【秋の国】【冬の国】【夏の国】を攻め落とすために部隊を三個に分断し、戦うようだ。

一人の兵士がアームの方へ走ってくる。肩あてには黄色い布が着いている。伝令兵士の目印だ。

兵士「伝令、伝令!各部隊長に!夏の国のエルフたちは国を捨て、秋の国に!部隊の編成を組直せ!三個団体から二個団体に!」

兵士「伝令、伝令!」

伝令兵士は大声で言うとすぐにまた走って行った。

アーム「ふっ…エルフどもが可哀想だな!ガハハ!この大部隊の半分を相手にせんとならんからな!ガハハ!五分の一の兵力から一気に二分の一の兵力になる!ガハハハ~」

ベネズエラは杖の先端についた青い水晶を握っている。

ベネズエラ「ふぁ~眠い…ちょと寝る」

ベネズエラはアームの戦車に入っていく。

アーム「バカ者!戦車を寝床に使うな!」

バン~!

😫

No.280 06/12/09 23:51
アル中35 

>> 275 ピカーッ ⑦「うぉっ!」 黒魔剣が、輝きだす。 凱は、たまらず目を閉じた。 マリーンは、尚も、呪文を唱える。 マリーン「剣に封じられ… チャリン

心地良い鈴の音が鳴る。

マリーン「男よ!目を開けなさい。」

スウーッ

⑦「うおっ!」

そこには、泉の上に浮いている、半透明の四人の姿があった。
マリーン「さぁ、四天王に語りかけるのです。」

⑦「頼む!これから先、この俺様に、本当の力を貸してくれ!」
『汝、我らに力を示せ!』

凱の手が熱くなる。
⑦「こっ、これは!」

四天王の四人が凱を囲み回りだす。
『汝、我らに力を示せ!』

⑦「ぐっ!紋章が、焼けるように熱い!」
「どうすりゃいいんだっ!」

  • << 282 マリーン「あなたは、魔法に対しての理(ことわり)を知りなさい!」 なおも、凱の手の紋章は熱くなる。 ⑦「ぐうっ!だが、大賢者さんよぉ、どうすれば!」 マリーン「男よ!その実体化した四天王に打ち勝つのです。」 「その為には、ハイエント魔法のそれぞれの性質を知りなさい。」 ⑦「つまり、地水火風を知れって事だな!なんとなく、分かってきたぜ!」 凱は、黒魔剣を構えた。 ⑦「んじゃ!四天王さんよっ早速行くぜ!」 ・・・・・ いっときの時間が過ぎた。 ⑦「へっ!どうだ!!」 マリーン「男よ、見事だ!よくぞこの短時間の間に四天王を従えさせた。」 チャリンと心地よい鈴の音が鳴る。 ⑦「コツさえ掴めば、こっちのもんだぜ。」 「それからよぉ!男、男って俺様には凱って名があるんだ。でっ!大賢者さんの名は?」 凱は、あまりの色っぽさに、どぎまぎしてたずねた。 マリーン「凱よ!お前ほど、闘いの神に愛されている者はいないだろう!」 「私か、マリーンと呼んでくれ。」 ⑦「マリーン、早速ですまねぇんだが、大賢者のあんたと手合わせ願おうか!」 マリーン「いいだろう!その前に凱よ、私は気に入った!これは、褒美だ。」 そう言うと、凱に軽く接吻をした。 カアーッ ⑦「なっ、何し・や・が・る・・・。」 凱は、真っ赤な顔をしたまま、気絶した。 マリーン「ふふっ。可愛い奴め。」 「戦いでは、修羅になりきれるのに、女に弱いとは。鍛えないといけないな。」 マリーンは、クスクス笑った。

No.279 06/12/09 14:50
匿名1 

>> 278 本艦の制御ルームの制御パネルには警告マークが点滅し警報が鳴り響いている。


そんな慌ただしい制御ルームの入口が開いた。

⑭「竜王様!艦内に魔法使いが侵入!魔法軍です!その数、数十人!」

キックと数人の竜人が勢いよく入ってきた。

⑬「連合軍め…内部から潰す気か」

⑭「魔法使いたちが艦内を無茶苦茶にしたら…例えこの船でも持ちません!」

⑬「わかってる!…魔法使いどもを狩りにいくぞ!ついて来い!キック!」

⑭「はっ!」

セレナたちが乗る巨大戦艦にはキキ以外にも多数の魔法使いたちが乗り込んできていた。

③「ハーク!私たちも戦いましょう」

②「そうですな。行きましょう。」

セレナとハークは部屋を出て、騒ぎ声が聞こえる方に走り出す。

本艦中心に位置する部屋、家でいえばリビングルームになる大きな部屋には魔法使いたちと竜人部隊が戦いを繰り広げていた。ここを突破されると戦艦の重要な制御装置などが置いてある所へ魔法軍に行かれてしまう。

竜人たちは部屋にあった椅子、机などでバリケードを作り、魔法使いたちの攻撃を防いでいる。

竜人「絶対に守死しろ!」

魔法使いは、また一人、また一人と増えていく。

竜人「ぐわ」

竜人「なっ!何人いるんだ!増えてきてやがる!」

魔法使い「食らえ!」

竜人「がぁは」

魔法使い「制御ルームに行けぇ!この船のバリアーを解除しろぉ」

魔法使い「撃て撃て」

魔法使いたちの杖からは火やら雷やら水やら多種の攻撃が飛んでくる。

竜人「制御ルームに近づけるなぁ!援護を呼べ!」

竜人「ぐわぁ」

バリケードを破壊し魔法攻撃が竜人たちを襲う。

竜人「ぐっ」

竜人部隊が押され始めた時、ちょうどセレナたちが駆けつけてきた。

②「大丈夫か!」

竜人「あ…大賢者様!来て下さったのか!助かった。」

③「怪我人をおくに!ここは私たちに任せて下さい!」

竜人「わかったぁ…下がるぞ!」

セレナは魔法使いたちに杖を向ける。

魔法使い「アレは…セレナ姫と大賢者ハーク!」

魔法使い「俺たちは運がいいぜ!セレナ姫を捕まえたら!報酬がタンマリ貰える!捕まえろ!」

その場にいた数十人に増えていた魔法軍の魔法使いたちは一斉に杖を二人に向ける。

二人は杖を高々と持ちあげる。

②「風よ」

③「光を」

二人の杖は眩く光る。

魔法使い「なっ!ぐっ!」

ピカッ

部屋は光で包まれる。

No.278 06/12/08 23:47
匿名1 

>> 277 竜人兵士「貴様は!誰だ!」

竜人兵士「侵入者だ!」

キキがワープした所は竜人兵士たちが十名ほどいた。

キキ「あら?ひとけの無いところに移動したかったんだけどな…やっぱ宇宙空間での移動呪文は難いな」

キキは天井に杖を向ける。

竜人たちは腰にさげていいた剣を抜き、キキに斬りかかる。

キキ「無駄…」

竜人「うっ動けん…」

キキ「お前ら下等生物がいくら束になっても俺には勝てない」

キキは杖を振り下ろす。

竜人たちはまるで頭の上に大きな石が落ちてきたかのようにその場に倒れ込む。

キキ「力を貰うぞ…」

キキは伸びている竜人に手をおくと、竜人はみるみる干からびていく。終いにはミイラになった。

キキ「ふっ…やっぱり魔法使いの生命力じゃねぇと腹のたしにもならない…ペッ」

キキは歩き始める。

キキ「感じる…ここにいるな風の大賢者…今度こそ殺してやる。ドイス閣下から授かったこの力(生命力吸収)の恐ろしさ、あじあわせてやる。」

竜人「何者!」

キキ「…」

ブシュリ

竜人「がはっ…ぐ」

バタ

キキは出会う竜人に槍のような杖を突きさしていく。

ブシュリ

キキ「これで18人目~」

竜人兵士たちは騒ぎをききつけ、次々にキキのところにやってくる。

竜人「仲間の仇をうて!」

竜人「魔法使いだ気をつけろ!」

キキ「何人こようが無駄無駄無駄無駄!」

キキは人並み外れた動きで竜人たちを突きさしていく。

ブシュリ

竜人「なっ!ぐっ…」

キキ「雑魚ばっかでつまらない…大賢者早く出て来い!ホラよ」

キキの杖は黒い光を放ち、炎を放つ、キキの周りにいた竜人たちは跡形もなく消えてしまった。

キキの周りには竜人は一人もいなくなっていた。

キキ「今ので69人…う?」

キキ「!?」

キキは歩るこうとしたが足が上がらない足を見ると、足が床にめりこんでいる。

キキ「なんだ!床に…くっ…」

物陰からリオが飛び出てくる。

⑪「はっ!」

リオは近くにあった鉄製のテーブルを

キキ「!!」

キキの方に飛ばす。


ドカ~ン!

⑪「やったぁ~」

⑨「喜ぶのはまだ早い!見ろ!」

キキはどうにか魔法で逃げたようだ。

キキ「貴様は(ライオネル)イース星で…部下ををやってくれたヤツか!ちょうどいい…殺そうと思ったんだ…横のガキも妙な力を使うな…二人とも死ね!」

キキは杖をライオネルたちに向ける。

No.277 06/12/08 23:04
匿名1 

>> 276 竜人部隊と連合軍小型船部隊の戦いは始まった。竜人部隊は宇宙に広がる瓦礫のせいで身動きがとりずらい。連合軍の小型船はそのコンパクトなボディをいかし、竜人部隊に襲いかかる。

⑬「全艦!小型船を出して戦え!」

本艦にも無数の小型船がハエがたかるように周りを飛び回っている。

⑬「ちっ!連合軍め!どうにかならんのか!」

グラグラ

⑬「ぐっお…おっ」

兵士「竜王様!お座り下さい!危険です。バリアーは小型船の攻撃をいくら受けても破れないですが、多少揺れます。」

⑬「早く!レザー砲で撃ち落とせ!」

兵士「はっ!今全力でやっていますが…うまく瓦礫に身を隠し、レザーが当たりません」

他の戦艦たちも本艦と同じく苦労しているようだ。

一方、連合軍の本隊(大型艦隊)は戦闘地点から大分離れたところにいた。

④「竜族ども…シーラ星には行かせん」

④「しかし…なんだ、あのバカでかい戦艦は(セレナたちが乗る本艦)!あんなでかいもん見たことない…あの主砲で撃たれたら大型戦艦とて一撃だ…これでは大型戦艦を近づけん!」

④「キキのヤツ小型船だけであの竜人部隊をやるきか?何を考えてるんだ…攻撃は当たらんでも、こちらの攻撃もきかんのだぞ。時間がたてば、竜人たちも小型船を出すぞ…そうなれば奴らの方が有利だ…」

兵士「キキ様は何か考えがあって小型船部隊を指揮されていると思いますが…」

④「まぁ若造に何が出来るかとくと拝見しようかぁ…フフフ」



そのころ魔法将軍キキは無数の小型船部隊の中にいた。

キキが乗る一人用の戦闘機は竜人部隊の本艦の周りを飛んでいる。

キキ「戦闘機を飛ばすのは久々だな。えっとコレが…」

竜人たちも準備が出来たようだ。戦艦から小型船が次々に出てくる。

キキ「これで小型船部隊も終いだな…さぁ戦闘機に飽きたしそろそろ行くか!」

キキは巧みに戦闘機を操縦しながら、槍のような杖を巨大本艦にむける。

キキ「さぁ乗せて貰うぜ!」

魔法軍「我々もキキ様に続け!」

そうキキの目的は小型船部隊で竜人部隊を打ち負かすことではなく、小型船で近づいて魔法で戦艦に乗り込むことだった。そのために魔法軍以外の小型船部隊は捨て石に過ぎない。

キキが呪文を唱え終わると本艦の中にいた。

キキ「楽しくなりそうだ。ハハハハ!」

No.276 06/12/08 22:25
匿名1 

>> 275 竜人先頭部隊は後方から来る本隊(竜王の巨大戦艦を中心とする部隊)の安全確保のために本隊より少し先を飛行していた。中型船数機と小型船数十機の部隊である。

1号機「以上はないか?」

2号機「以上ありません…周りには壊れた戦艦だけですよ(笑)」

1号機「各機、油断はするな。途中何処で連合軍と出くわすかわからんからな。」

3号機「了解。」

4号機「う?なんだアレは?」

1号機「どうしたぁ?4号機!」

4号機「いえ少し何か動いたように…確認します…」

ピューン

4号機「敵…」

ドドカーン!!

1号機「4号機!応答しろ」

4号機「ガッガガガガ…」

5号機「ガッガガガガ…」

2号機「敵からの攻撃です!5号機もやられました!敵はこの瓦礫の中にいるようです!何処から攻撃してきているのか…わかりません…なっ!」

ドカーン

2号機「ガッガガ…」

1号機「敵襲だぁ!各機攻撃にそなえろ!」

6号機「敵確認!小型船です!なんて数だ!ここは壊れた戦艦の塊じゃない!ここにいる全部が敵だぁ!」

ドドドドカーン

ピーン

ピッピッピゥ

ドカーン

1号機「なっ!本隊!敵襲です。ガッガガガガ…」

本艦(セレナたちが乗る巨大戦艦)通信兵「おい!先頭隊誰か応答しろ!応答を!」

1号機「…」

本艦通信兵「竜王様!先頭隊が敵襲を受けているようです!全滅です!」

本艦巨大戦艦の制御ルームは竜人部隊の司令塔の役割をはたしている。巨大戦艦の制御ルームだけあって、数十名の竜人たちがコンピュータを制御している。その制御ルームに竜王がいる。

⑬「ふっ…連合軍の虫どもが。素直には行かせてくれんか…全軍!戦闘だ!向かえうて!」

竜人部隊の前方からは宇宙船の瓦礫をぬうようにおびたたしい小型船が向かってくる。

No.275 06/12/08 15:52
アル中35 

>> 274 ピカーッ

⑦「うぉっ!」
黒魔剣が、輝きだす。
凱は、たまらず目を閉じた。
マリーンは、尚も、呪文を唱える。

マリーン「剣に封じられし、四天王よ!」「汝らの力、今、解放せん!」

  • << 280 チャリン 心地良い鈴の音が鳴る。 マリーン「男よ!目を開けなさい。」 スウーッ ⑦「うおっ!」 そこには、泉の上に浮いている、半透明の四人の姿があった。 マリーン「さぁ、四天王に語りかけるのです。」 ⑦「頼む!これから先、この俺様に、本当の力を貸してくれ!」 『汝、我らに力を示せ!』 凱の手が熱くなる。 ⑦「こっ、これは!」 四天王の四人が凱を囲み回りだす。 『汝、我らに力を示せ!』 ⑦「ぐっ!紋章が、焼けるように熱い!」 「どうすりゃいいんだっ!」

No.274 06/12/07 21:42
アル中35 

>> 273 ⑦「代償だと!」

ふわふわ

マリーンの瞳に吸い込まれる様に、凱の体が勝手に歩いて近づいていく。

⑦「んっ!何だ、この変な感じは!魅了(チャーム)の呪文か!」

緑色の目が、怪しく光る。

ギュッとグラマーなマリーンは、凱を抱きしめた。

ふわふわ

マリーン「男よ!タフそうだから、あなたのオーラをちょっと分けてもらうわ。」

⑦「なっ、ちょっ 待ってく・・・ うっ」

凱の力は、抜けていく。

マリーン「はぁん!ありがとう、美味しかったわ。」
「あら、あなた四天王が司る黒魔険を持ってるわね!もう一本は妖刀「覇王」ねっ!」

⑦「それが、どうした。二本とも、俺様の愛刀だぜ!」
「だが、黒魔剣の使いみちが、まだよくわからねぇぜ!だから、あんたに尋ねにきたんだっ!」

マリーン「代償として、黒魔剣の本当の力を出して差し上げましょう。」

そう言うと、マリーンは呪文を唱えだした。

No.273 06/12/07 17:54
クリス ( wkdU )

マリーン「なにを聞きたいか私には分かっておる、男よ・・・・。」

凱が口を開こうとしたが、マリーンは人差し指を凱の唇につけ言わせなかった。凱は思わずクラッときてしまった。

マリーン「私は代償を求める。答えには代償を・・・。」

マリーンの緑色の瞳は怪しく光った。

No.272 06/12/07 13:27
匿名1 

>> 271 ⑦「おい、おい!そう身がまえるなよ。俺はただ大賢者に会いに来ただけだ!」

魔法使い「それはならん!大賢者様は誰にもお会いせん!一歩でも近づいたら…お前には魔法で塵にでもなってもらうぞ!」

魔法使いたちの杖はより一層輝きを増した。

⑦「やる気のようだな!味方同士でやりあうのは好きじゃねぇが!少し寝てもらうぜ!」

魔法使い「帰えられよ!我々とて…味方を攻撃するのはしのびない!」

凱は剣を魔法使いたちは杖をお互いかまえる。
お互い仕掛けようとした時、扉の中、いや塔全体から響くように声が聞こえてきた。

『止めよ。お前たち下がれ、その者を中に…』


⑦「なんだぁ?」

魔法使い「おおせの通りに…大賢者様…」

魔法使いたちはそう言い終わるころには扉の前から消えていた。

⑦「おっ…やっと会えるのか」

凱は扉に向かって歩いて行く、扉は凱が近づくにつれて徐々に開いていき、凱が扉を通るころには完全に開いていた。

凱は扉を通り、鏡のような床を歩いていく。部屋の中央には泉がある。

⑦「綺麗な部屋だな…」

凱は部屋の隅々を見渡す。部屋には泉以外には何もない。

凱は泉まで歩いていくと泉を除きこんだ。泉は鏡のように凱を鮮明に映し出した。よく見ると映っていたのは凱だけではなく後ろには女の人が映っている。

凱は慌てて振り向く。

後ろには背が高く、肌は茶褐色で、白いローブを着た。美人なエルフ女が立っていた。

⑦「あんたが…雷の大賢者か?」

凱はある事に気づいた。エルフは皆、白い肌をしているが、ここの塔にいるエルフたち(魔法使いたち)は皆肌が黒い。どうやら、エルフの魔法使いは普通のエルフと違い肌の色が違うようだ。

雷の大賢者「あぁ。私が雷の大賢者…マリーン・ガリックだ。」

チャリン

大賢者マリーンの杖は金属で出来ていて、鈴が何個もついている。動かす度に鈴の綺麗な音がなる。

⑦「…」

凱は完璧と言うか…綺麗…うまく言葉には出来ない…美しいその美(マリーン)に見とれて言葉が出ない。

⑦「ぁ…」

No.271 06/12/07 12:46
匿名1 

>> 270 ⑦「ハァ」

登っても


⑦「ハァハァ」


登っても


さすがの凱も足取りが遅くなってきた。

⑦「なんて…長げぇ階段なんだぁ…先(頂上)が見えねぇ…ハァ」

螺旋状の階段は上に永遠に続いているように見える。

「ガイ トウノタカサ ノボッテキタカイダンノダンサノカズ カライッテ ケイサンジョウハ モウチョウジョウニツイテイルハズナンダ タブン マホウノチカラダヨ」

⑦「確かになぁ。もう登り始めて…三時間はたつしな。知らないうちに魔法使いたちも追ってきてないし…ハァ」

「セイカクニハ 2ジカン56プン36ビョウ ダヨ」

⑦「そんなことはいい(怒)!どうすればいいんだぁ!シャドー!」

「マァ ヒカガクテキナコトハ イマイチワカラナイケド マホウニハ マホウデショウ 」

凱は腰にさげた魔法剣を見る

⑦「…そうか…歯に歯を!目には目薬だもんな!」

凱は勢いよく剣を抜く。

「メニハメダヨ メグスリッテ ナンダヨ」

⑦「しかし…剣を抜いたはいいが、どうすればいいんだ?呪文とか唱えるのか?ヒラケゴマとかか?」

真顔で言っている

「マッタク ガイノバカサニハ ツイテイケナイ 」

「ココハ デンパショウガイガツヨイ タブン マホウデツクッタ イジケンクウカントオモウ ダカラ イジケンヲ ヤブレバドウニカナルンジャナイノ」

⑦「異次元…まぁ単純言えば…」

凱は理解に苦しんでいるようだ。

「カベニムケテ コウゲキシロッテイッテルノ!!」

⑦「あぁ~なんだ!そうか!最初からそう言えってぇ~の!」

凱は剣を大きくふりかぶる。

⑦「くらえぇ!ガイブレイド!!」

ドカ~ン!!


シュュュウウゥゥ


⑦「どうだ…?」


「デンパショウガイハキエタヨ」

凱の視線の先には今まで見えていなかった。最上階が見えていた。

⑦「しゃあ!一気に登りきるぜぇ!」

ザッザッザッザ


⑦「最後の一歩っと!完走!」

登りきってみると大きな扉があった。扉にはシーラ星が描かれている。

扉の前には下にいた魔法使いたちが集まっていた。魔法使いたちは一斉に凱に杖を向ける。

No.270 06/12/07 03:03
匿名1 

>> 269 兵士「それは…そうですが。アレは情報によると魔法将軍(キメラ)が結界の力を弱めたと聞きました。しかし、今はこの星に魔法将軍はいません。戦艦の爆撃ぐらいでは破れませんよ。なにせ、この結界を張っている魔法使いの中に【雷の大賢者】もいるのですからね。」

⑦「雷の大賢者?大賢者…大賢者と言えば…イース星で風の大賢者ハークさんに会ったっけか…雷の大賢者さんにも一度会ってみたいな…魔法剣の事とは聞きてぇ~しよ!よし」

兵士「会うのは無理と思いますよ。年中塔の最上階にいますし、魔法使いたちが固く守ってますから…ね…アレ?いない…」

兵士は辺りを見渡す

凱はやはりいない



ザッザッザッザ

凱は王宮に向けて走っていた。

⑦「魔法の事は…魔法使いに聞けってな!ハッハ!」

「マッタク ガイトキタラ」

⑦「何か言ったか?」

「ナニンモ」





ザッザッザッザ

⑦「しゃあ~!見えて来た!」

王宮は近くで見ると一層、高く見え、天にも届きそうな高さだ。

大きな入口には魔法使いが立っている。

魔法使い「こら!止まらんか!」

凱は走りながら

⑦「雷の大賢者に会いに来た!入るぜ!」

凱がだんだん近づいてくる。

魔法使い「ま!止まれぇ~大賢者様には会えん!あっ」

魔法使いの制止を振り払い、凱は颯爽と中に入っていく

⑦「合わせてくれないら…強行突破だぁ~」

魔法使い「止めるんだぁ~」

何人もの魔法使いが凱を止めようとしたが、凱は止まらない。


⑦「このまま一気に最上階だぁ!」

凱は長く螺旋状になった階段を登っていく。

No.269 06/12/07 02:35
匿名1 

>> 268 秋の国は円形の国でその周りは城壁で囲まれているが、その円形の国の中心に高い塔の王宮がある。そして、王宮を中心に町が広がっている。

狭い国だが、町は機能良く建物が並んで、全く無駄が無い。凱はそんな町を抜け、城壁に向かった。

暗い空を照らすように城壁には松明がずらりと並んでいる。

弓や銃を持った兵士たちも連合軍の攻撃に備えて真夜中と言うのに城壁で見張りをしている。

凱は梯子(丈夫な階段に近い)を上り、城壁に上がった。

梯子を登るとすぐ近くに一人の兵士が立っていた。

⑦「どうだぁ?」

凱はその見張りをして兵士に話しかけた。

兵「あ、まだ起きていらしたんですか…心配なさらずとも、我々(秋の兵士)がしっかり見張っていますので。」

⑦「なに…戦っいの前はどうしても、眠れなくってよ!血が騒ぐっかなぁ…俺も一緒に見張るぜぇ!」

兵士「そうですか…私も同じですよ…戦いの前ってのは眠れません。まぁ私の場合は単にびびってるだけですがね(笑)」

⑦「ハッハッハ!誰でも戦うってのは怖いもんさぁ。俺でも死は怖い…」

兵「…」

戦いの事を考えているのだろうか二人は暗い空を見て、沈黙が続く。(※注:二人と言っても、凱近くにいるのが一人の兵士だけであって、城壁には何十人と見張りの兵士たちがいる)

凱はこのムードをどうにかしようと

⑦「あぁ…そう言えば!ここ(秋の国)って今日の戦いをしのいだんだろう?一つ疑問なんだが…上空からの攻撃(戦艦の攻撃)はどうやって防いだんだぁ?地上の攻撃はこの城壁があるけどさ…」

兵士「それはですね。見て下さい!アレを」

兵士は高い塔(王宮)を指さした。

凱は王宮の天辺を見た塔の先端は鋭くとがっといて、鈍い光を放っている。

兵士「王宮を中心にこの国を覆うように上空結界が張られています。」

⑦「結界ねぇ~冬の国のヤツみたいにか?」

兵士「いえ…あそこまで強力な結界ではありません。なにしろ冬の国の結界は人柱結界ですからね…この国の結界は生身の魔法使いたちによる結界ですから、身を捧げた結界よりは多少なりとも弱くなってしまいます。」

⑦「…冬の国の結界は連合軍に破られたんだぜ。その結界より弱い結界じゃぁ破れちまうんじゃないのかよ」

兵士「…」

No.268 06/12/06 23:29
アル中35 

>> 266 ⑦「んっ・・・・」 シュン 凱は、妖刀を抜き秋王の方へジャンプし、音も無く下へ振り抜いた。 秋王「うわぁぁっ!」 チンッ 刀を鞘に… 王宮の休息場
そこは、一部屋だけで、家十軒分の広さがあった。

ズズズッ
秋の国の名産の熱いハーブティーをすすりながら、
一時の、休息を取った凱は、早速、連合軍との戦いに備えていた。

⑦「ここの城塞は、そう簡単には、落ちないだろう。だが、油断は禁物だぜ!」

ごくごく

元隊長「そうだな、あの連合軍の事だ、策を練ってくるに違いない。」

⑦「まぁ、俺様には策もへったくれもねぇけどなっ!」

カチャン

元隊長「ハハハッ!そうだな、そなたには関係なさそうだな。」

なごやかな、時が過ぎていく。

⑦「ちょっくら、外の様子を見てくるぜ!お前たちは、休んでな。」

エルフたち「そうさせて、もらうよ凱!」
元隊長「凱がいれば、百人力だ。」

⑦「そんな事言っても、何も出てこないぜ。ふふん!」

ギィィッ

凱はニヤリと笑いながら、休息場の扉を押して出て行った。

No.267 06/12/06 00:40
匿名1 

>> 266 竜族艦隊はちょうどイース星とシーラ星の真ん中辺りにいた。つまり、半分の距離を進んだわけだが、足取りは遅い。

⑭「竜王さま…これでは…シーラ星に行くまで3日はかかります」

⑬「む…弱ったぁ」

予定ではシーラ星が見えてくるはずである。あと少しで一日がたとうとしている。セレナは部屋についている時計を見ると

③「キックが言っていた通りなら…もうシーラ星が見えてもいいんですが…」

セレナは部屋の窓から外(宇宙空間)を見た。

③「これは…」

セレナの目に飛び込んできたのはおびただしい壊れた宇宙船であった。なんという数だろう。

②「これはみな…連合軍にやられた…戦艦たちじゃ…数年前(連合軍が全惑星に宣戦をする前に事前にそのこと【世界征服実行】を止めようと各惑星は協力し、戦った)連合軍を倒そうと各惑星から集まった主力艦隊たちだったが…連合軍には勝てんだ(これがきっかけで連合軍が優勢な立場になった)ほれ、あそこにダンテスティンの船もある…あそこにはイース星の船…ライジング…」

③「これ全部が…いったい…どれだけの人が死んだと言うの」

②「これでは船もスピードをだせん…スピードを出してこの中(宇宙空間に広がる瓦礫)を通ろうものなら…ここの一部になるじゃろうな…なにせこの大きな船(セレナたちが乗る船)なら尚更じゃ。」

②「わしたちが着くまで…もちこたえてくれていたらいいが…」

No.266 06/12/04 11:14
アル中35 

>> 265 ⑦「んっ・・・・」
シュン

凱は、妖刀を抜き秋王の方へジャンプし、音も無く下へ振り抜いた。

秋王「うわぁぁっ!」

チンッ
刀を鞘に収めた。




バチジジッ
何と、秋王の後ろに、連合軍の小型偵察機が、真っ二つになって地面に転がっていた。

⑦「ここまで、もう嗅ぎ付けやがったか!?」
秋王「一瞬斬られたと思ったわい!」
「寿命が五十年縮まった!」

⑦「そいつは、すまねぇな!ガッハッハッハッ!」

「俺様は、一匹狼でよっ!あちこちの星で賞金稼ぎをしているもんだぜ!」

秋王「では、儂からも依頼をしよう、連合軍を倒して欲しい。10億サーナでどうじゃ!」
エルフ近衛兵「国王、それは、秋の国の一年間の国家予算では!」
秋王「お前たち、国が無くなってしまっては、国家予算どころではないのだ!」

⑦「兵士さんよぉ心配するんじゃねぇよ!秋王、寝床と飯さえくれりゃあ、賞金は入らねぇぜ!」
ジジッ
「ガイ マタソンナコトイッテ! コンゴノ セイカツハドウスンノサッ」
⑦「シャドー、俺様が決めた事に、ケチつけんじゃねぇ!」
ジジッ
「ハーッ!コウトキメタラ アトニヒカナインダカラ ガイノバカタレ!」
⑦「何か、言ったか?」
「ベツニ・・・」

  • << 268 王宮の休息場 そこは、一部屋だけで、家十軒分の広さがあった。 ズズズッ 秋の国の名産の熱いハーブティーをすすりながら、 一時の、休息を取った凱は、早速、連合軍との戦いに備えていた。 ⑦「ここの城塞は、そう簡単には、落ちないだろう。だが、油断は禁物だぜ!」 ごくごく 元隊長「そうだな、あの連合軍の事だ、策を練ってくるに違いない。」 ⑦「まぁ、俺様には策もへったくれもねぇけどなっ!」 カチャン 元隊長「ハハハッ!そうだな、そなたには関係なさそうだな。」 なごやかな、時が過ぎていく。 ⑦「ちょっくら、外の様子を見てくるぜ!お前たちは、休んでな。」 エルフたち「そうさせて、もらうよ凱!」 元隊長「凱がいれば、百人力だ。」 ⑦「そんな事言っても、何も出てこないぜ。ふふん!」 ギィィッ 凱はニヤリと笑いながら、休息場の扉を押して出て行った。

No.265 06/12/03 19:21
匿名1 

>> 264 秋の国の国土の周りは高く巨大な城壁に囲われている。城壁には対空ミサイルや大型機関銃、爆弾、など近代的な兵器もずらりと並んでいる。

秋の国のエルフ「おい!あの列は?なんだ?双眼鏡を」

エルフは双眼鏡で確認し

エルフ兵「アレは…夏の国のエルフたちだ。王に伝えろ!」

少しすると秋の国の王が城壁に来た。城壁の兵士たちは敬礼すると夏の国のエルフたちを指さす。

エルフ兵「王。どうやら受け入れて欲しいようです。」

夏の国のエルフは城壁の前で立ち往生している。

⑦「おい!門を開けろ!上から見てるだけか!コノヤロー」

元隊長「なっ!バカなこというな!こら」

元隊長は凱を必死に止めている。

秋の国の王は城壁の手すりから身をのりだし、下にいる夏の国のエルフたちを見た。

秋の国の王「入られよ!同胞たちよ!門兵開けよ!許可する!」

門兵「はっ!」

門兵たちは重く堅い鉄の塊の門をゆっくりと開く

ガガガガガ

⑦「おっ!開いていくぜ!どうやら受け入れてくれるようだ」

元隊長「皆、失礼の無いように…行くぞ」

エルフたちはゆっくりと開いていく門に進んでいく。

⑦「立派な作りだな…でけぇ」

「ココハ キョウノタタカイデモ ホトンド ヒガイガナイヨウダヨ ソウトウナマモリダ」

⑦「おっ…シャドー久々に喋ったな…」

「マァネ イチヨ テイサツ ガテラニ シーラセイヲトビマワッテタカラ 」

⑦「で、どうだったんだ?様子は?」

シャドーは各地の今の状況を話した。

⑦「ふ~ん…春の国が落ちたのか…」

凱がシャドーの話を聞いている間に元隊長は秋の国の王となにやら話をしている。

秋王「さぁ…皆さん!さぞかし疲れたでしょう!奥でゆっくり休んで下され…兵!皆さんをおつれせよ!」

兵「はっ!こちらです!」

夏の国のエルフたちは兵士たちの案内に従い、奥に消えていく。

凱、元隊長、生き残った正式の戦士たちはその場に残っていた。

王「これだけですか…生き残った兵士たちは…連合軍め」

元隊長「はい…」

王は残ったエルフたちを見渡す、そして、一人の男に目をやる


王「そちらの方は?エルフではないようだが…」

王は凱に気がついたようだ。

⑦「あぁ…俺は…」

No.264 06/12/03 18:47
匿名1 

>> 263 凱たちは北に撤退しているエルフたちと合流した。エルフたちは男の数が更に減り、女、子供も相当減っている。人数にして当初の半分ほどだ。

皆、瓦礫に腰をかけて疲れを取っている。怪我人も相当いる。

⑦「このまま…ここにいても死ぬだけだぜ!」

元隊長「あぁ…武器や弾薬もほどほど底をついてるしなぁ…秋の国に行こうか。皆はどう思う?」

凱と元隊長、生き残った兵士(正式なエルフ戦士)たちは円を描くように集まり、会議を開いていた。

エルフ1「でも…秋の国は我々を受け入れてくれるのか?」

空はもううす暗く、もうすぐ夜になろうとしていた。

エルフ2「仲間の話だと…秋や冬の国のエルフたちは今はエルフ同士の争いはこの際忘れ、手を組もうと聞いたから…助けてはくれると思うが」

エルフ3「なら…秋の国じゃなく…冬の国の方がいいんじゃないか?」

元隊長「いや、冬の国はここからでは遠すぎる。道のりが長ければ途中で連合軍に出くわす確率がかなり上がるぞ。なにせ、これだけのエルフたちが移動すんだからな…怪我人、女、子供が大半だし、移動距離は出来るだけ少なくしたい。」

⑦「そうと決まれば!秋の国に行こうぜ!ちんたらここで話しててもらちがあかねぇよ!」

エルフ1「そうだな…今は連合軍も動きは無いし!行くか!」

元隊長「皆!疲れていると思うが!秋の国まで移動だ!さぁ!」

元隊長の言葉にエルフは反応し、重い体を動かし、元隊長のついてゆく。

ザッザッザッザ

⑦「ところで…秋の国はどんなところだ?」

元隊長「行けば…分かるさ!」

⑦「へっ…」

凱たちは長い列になって、秋の国を目指す、数は少なくなったとはいえ、夏の国のエルフたちは元は数十万の市民がいた国だ。列の最初から最後まで見ることは出来ないほど続いている。

エルフ「これで…春の国に続き、夏の国まで連合軍の手に落ちたか…ちくしょぉ」

このエルフの言う通り、夏の国のエルフたちは皆秋の国を目指している。夏の国のは事実上は連合軍の支配下になったといってもいいだろう。明日になれば連合軍が来て、もぬけのからになった夏の国を知るだろう。そうなれば自動的に夏の国は連合軍の支配下になる。

凱は地平線に見えるものに気づいた。

⑦「おい!アレか!秋の国は」

凱の目には巨大な近代的な城壁に覆われた秋の国が見えてきた。

No.263 06/12/03 18:05
匿名1 

>> 262 ベエズエラの説明

男:外見は歳にしたら背が低く、童顔:キキと同期で歳は十代後半。性格は面倒くさがりやでおっちょこちょい。連合軍の中での階級は魔法軍副魔法将軍(副将軍)と偉いのだが…権力をふることは無い。まだまだ子供だ。

アーム(戦車隊雷部隊隊長:男:体格はでかい。歳はかなり高齢…性格は凱に似たところあり…)は育ての親

キキ(臨時の魔法将軍:男:槍のような杖をもつ、顔は女の子のような顔だが冷酷な性格…完璧主義者。)とは親友。

No.262 06/12/03 03:34
匿名1 

>> 261 ベエズエラ「あぁ!ついでに人間らしい言葉使いにしたから…あとはボディの強化に攻撃力、思考能力のアップ!もう人間とあんまり変わらないよ。」

技師「凄い…ロボットに心を…しかも修理不可能だったのに」

機械技師たちは驚きをかくせない

ベエズエラ「へっへ…俺みたいに大魔法使いになると簡単に出来るんだなぁこれが(笑)」

アーム「調子にのるな!バカ者!」

バン!

ベエズエラ「痛いって…すぐに頭叩くのやめてよ」

ミスター「アーム殿!私は仇をとりたい…仲間の!ヤツ(凱)を倒す!もうヤツの技はくらわん!」

アーム「ガハハハハ!そのいきだ!ミスターよ!明日我ら三人でヤツを倒そう!」

ベエズエラ「え?…俺も入ってるの…」

アーム「当たり前だ!バカ者が!」

バン!

ベエズエラ「痛てぇ…はぁ~明日もゆっくり休めると思ったのにさ~(イース星に行かなかったのもアームが言ったように竜族が怖かったのも少しはあるが…主に休みたかったからだった…)」

アーム「そんなことだから、キキのヤツに先を越されるんだ!」

ミスター「命の恩人!一緒に倒そう!私たちは最強だぁ~ヘイ」

ベエズエラ「あら…あんまり人間に近づけ過ぎたかなぁ…どことなくへんだ…」

アーム「ガハハハハ!」

No.261 06/12/03 03:18
匿名1 

>> 260 ベエズエラ「え?アレは最新型の戦車じゃないの」

アームが指さした戦車は主砲がレーザー砲で宇宙一堅い素材で出来ている最新技術を詰め込んだ最新型の戦車だった。

ベエズエラ「この戦車でも十分でしょ…そんなに強い相手なの」

ベエズエラは戦車に杖を向ける。

アーム「そうだ…この戦車でも十分だろうがヤツ(凱)の攻撃は宇宙一堅い素材で出来てるとは言え、安心出来んからなぁ…お前の魔法とこの戦車の力を合わせれば完璧だ。」

ベエズエラは少し文句をいったように聞こえたが、太古の魔法の言葉だったのでアームには意味は分からなかった。ベエズエラは呪文を唱える。ベエズエラの魔法はキメラに負けないぐらい凄まじい魔力を感じる。呪文を唱え終わる頃には主砲、外見は変化し、戦車はより強力に、より丈夫になっていた。

ベエズエラ「どうかな…絶対に潰れないよ…例え、大魔法でも無傷すむ。完璧だろ?」

アーム「いや…塗装がなぁシンプル過ぎる…いつものやってくれ!ガハハハハ!」

ベエズエラは再び呪文を唱える

ベエズエラ「趣味わるいよ…目立っちゃダメでしょ普通」

戦車は派手な塗装になっていた。

アーム「なに…目立からいいんだ!」

アーム「あと…」

アームはベエズエラを奥の部屋に案内する

部屋の中央にはミスターが置いてあった。数人の機械技師たちが直しているがどうやらもう修理不可能のようだ。四苦八苦している

技師「あぁ、アームさんいいとこに…コイツはもうだめですよ。損傷が大き過ぎます。直せません」

アームは技師の話をきき、ベエズエラの方に向きなおった。

アーム「コイツは…ミスターと言ってな!わしがコイツの名をつけてやったんだ…まぁそんなこんなで愛着があるってこったぁ。なおしてくれ、あとパワーアップもな。」

ベエズエラは面倒くさそうに呪文を唱え始めた。ミスターはみるみるなおっていく。

ベエズエラ「でも…名前ミスターはないでしょ(笑)…」

アーム「うるさい!」
バン

ベエズエラ「痛てぇ…終わったよ…」

アーム「終わったか…おい、ミスターどうだ?調子は?わしを覚えとるか?」

アームはミスターに話かける。すると止まっていたミスターが動き始めた。



ミスター「もちろん覚えている。アーム殿!力がみなぎってくるぞ!おぉ!」

No.260 06/12/03 02:50
匿名1 

>> 259 アームは広いテントの中を進む。前に立っている兵はアームを止めようにもテントの中には入れない。(命令で誰一人入れるなと言われたので自分たちが入るわけにも行かない)

アームはテントの中に置いてあるベッドの前まで行く。ベッドには誰かが寝ているようだ

アーム「おい!起きんか!ベネズエラ!」

ベエズエラ「う…う?朝かい…母ちゃん」

寝ぼけているベエズエラをアームは軽々と持ち上げる。

ベエズエラはアームに持ち上げるられて宙に浮き、足をバタバタさせている

ベエズエラ「ななんだぁ!誰もいれるなといったはずなのに!なんでアームが…」

アームはベエズエラが完全起きたのを確認するとベッドに下ろした。

アーム「お前なぁ…今日は戦いもせんで!寝てたのか!それでも!福魔法将軍かぁ!」

ベエズエラ「だってさぁ…キメラさんたらさぁ~俺の部下(魔法軍)はイース星に連れていくから…残っている魔法使いは俺一人…ここにいる部隊は名前はいちよ魔法軍だけどただの兵隊だからねぇ~キメラさんは魔法使いを残してくれてたら…」

アーム「それはお前が悪いだろう!竜族を怖がって仮病でイース星に行かなかったお前がな!福魔法将軍が聞いて呆れるわ!」

ベエズエラ「アームでもさぁ…聞いてよキメラさんたら!キキのヤツを代理の魔法将軍にしたらしいじゃないか…この俺(福魔法将軍)がいるというのにさ…ショックだよぉ(泣)キキに負けるなんて」

アーム「なにをいっとる…お前よりキキの方がよっぽどましよ!」

ベエズエラ「酷いなぁ…ところで何のよう?」

アーム「おっ…そうだった…わしの戦車に魔法をな、かけて欲しいんだ…手応えのあるヤツがおってな。ついでに一台のロボットにもな」

ベエズエラ「え~めんどくさいなぁ」

バン

アームはベエズエラにどついた

ベエズエラ「わわかったよ…痛てぇ…」

ベエズエラはベッドの横に置いてある杖にてをかける。そして呪文を唱えるとアームとベエズエラは戦車を置いてある戦艦の倉庫にいた。

アーム「移動魔法か…無駄に魔法を使うなぁ歩いて五分もかからんというのに…」

ベエズエラ「まぁまぁ~使えるもんは使わないとね。勿体無いでしょ(笑)」

アームは眉間にしわを寄せ、ベエズエラを見たが、用件を思い出し数百並んでいる戦車の一台の戦車を指さした

アーム「あの戦車に魔法をかけてくれ。」

No.259 06/12/03 02:21
匿名1 

>> 258 森の中に隠れるように連合軍の艦隊がいた。どうやらここにいる部隊が本隊のようだ。続々と他の部隊も集まってくる。

連合軍の艦隊の大型戦艦より、少し大きい戦艦に幹部たちが乗っていた。

将校「今日はどうだったのだ?」

幹部たちが乗る戦艦の通信室は各部隊の報告が一斉にきていて通信兵たちは慌ただしく動いていた。

通信兵「はい。夏の国を壊滅成功…春の国、秋の国、冬の国は…まだのようですが、それなりのダメージは各国に与えたようです。」

将校「そうか…」

将校「雷将軍は?何処にいる?」

通信兵「はっ!報告によりますと…夏の国に残られたとのことですが…」

将校「なら、迎えをやれ!」

通信兵「はぁ…その報告を受けた時に直ぐに迎えの船を行かせたのですが…雷さまは既にいなかったようです。今行方を捜索中です。今のところは発見情報はありません…」

将校「な…あの方は…全く…まぁいい!引き続き探しとけ…」

将校はそう言うと通信室を後にした。

戦車隊の雷部隊もこの本隊にいた。アームはミスターを機械技師に引き渡し、ある部隊のキャンプ地に行った。

一つのテントの前までアームは行く。そのテントは周りにはってあるテントと比べたら大きく、丈夫そうだ。入口には兵士が数人いる。

アーム「ここは魔法軍の隊長がいるテントか?」

アームはテントの前にいる兵に聞いた。兵士たちはアームに銃を向けると

兵士「貴様は何処の部隊だぁ!!ここには誰もいれるなと言われている帰れ!」

アーム「うるさいぞ!わしゃあ雷部隊隊長アームだぁ!文句があるか!」

アームはそう言うと兵士に近づき、兵士が持っている銃を奪いとると先端を折り曲げた。兵士は無抵抗だ。

兵士「す、すいません…あの雷部隊とは!しかもアームさんだとは!あの豪快な戦車さばきは感動です!ファンですよ私!」

アームは地上部隊では英雄的な存在である。(どんな状況でも部隊の先頭にたち、味方を守ってきたから人気がある)大抵の兵士は彼の名を聞くだけで嬉しがる。

アーム「入るぞ!」

アームは兵士たちを無視して、テントの入口に手をかける

兵士「アームさん!上からの命令です…それだけは…勘弁して下さい…じゃないと我々が軍罰をうけます」

アーム「わかった…わしが責任とる…」

アームはそう言うと中に入っていく。

兵士「あぁ分かってない…(泣)」

No.258 06/12/03 01:43
匿名1 

>> 257 ロボット隊は隊長ミスターが停止すると同時にロボットたちも停止した。どうやら、ミスターが核的な役割だったようだ。ミスターの特殊合金で出来た体は凱の剣の跡がくっきりと残っている。

凱がミスターを倒してこちらに向かってくるのを見て元隊長のエルフも走りだす

元隊長「凱!早くしろ!逃げるぞ!お前らも行くぞ」

残っていたエルフたちも元隊長に続く

⑦「おう!」

凱もエルフたちの後を追っていく

ロボットたちが停止して、凱たちの近くには敵はいない。なんの障害もなく、数人のエルフと凱は逃げる事が出来た。既に他のエルフたちは北に撤退して一人もいない。

ロボットたちが停止したのを見て、連合軍の兵士たちも、凱の方に駆けつけようとしたが、なにせ、ロボットの攻撃を恐れて遠くにいたので間にあわなかった。

数万の連合軍の兵士たちがただの人形に化したロボットたちの周りに来た時には凱たちは何処にもいなかった。

部隊長1「ちっ!逃がしたか!」

部隊長2「そう、わめくな…まぁ、いいさ…今日のところはこれで退こう。」

部隊長3「あぁ、他の国を攻めてる部隊も本隊に一時退いたようだしな…」

部隊長1「撤退だぁ!撤退!001地点の艦隊停留中まで行くぞ!」

各部隊長の指示のもと数万の兵士たちは日頃の訓練で磨いた行動力で数万もいた兵士たちは早々と姿を消した。

ガガガガガ

撤退していく連合軍の中にアームの指揮する雷部隊もいた。

アーム「やられたな…ガハハハハ!」

アームは戦車隊を見てそうつぶやいた。

副隊長「えぇ…ロボット隊は全滅。戦車隊は半分は…」

アーム「まぁ…明日アイツ(凱)に一泡吹かせてやるわ!なぁミスターよ…」

アームの乗る戦車の後ろには潰れたミスターが引かれていた。

No.257 06/12/03 01:16
アル中35 

>> 256 凱は、竜巻に身を切り裂かれながら、黒魔剣に呼びかけた。
⑦「お前の力はそんなものかっ!」
「火のサラムよ!我に力を示せ!」

ゴオォッ

さっきの火の威力のものでは無かった。それは、
凱の体を包み込むほどの物であった!

⑦「体に、後から後から力が湧いて来やがる!」
「船での特訓の一部を、見せてやるぜ!」
全身に、オーラを溜め黒魔剣が輝きだす。

ミスター「ナンダ コンナモノハ データーニュウリョク サレテイナイゾ」

⑦「人間様をなめるなよ!」
ブーン
凱の七人の分身が、同時に言葉を唱えた。
「天!」
「地!」
「人!」
「行くぜっ!」

「デッド・ツェッペリオン」

七人の分身が、ミスターを空中に投げ、炎の剣で上下左右から切り刻んだ。

最後は、空中から地面に叩きつけられた。

バリバリ
ミスター「オソロシイ ワザダ」
「ナカマノカタキ トレ・・・」
ピピッシューン
ミスターは、機能を停止した。

⑦「ふうっ、流石の俺様も疲れたぜ!ダメージが大きいなっ!元隊長のとこに戻るか。」

凱は、ヒドラの肉をかじりながら、援護してくれたエルフたちのもとへ走って行った。

No.256 06/12/03 00:37
アル中35 

>> 255 ⑦「こうなりゃ、七重残像おぉぉっ!!阿修羅斬り!!」

ミスター「ナニヲヤッテモ ムダダ!」
と言うと、ミスターの体のあちこちに刃が出て、凄まじい回転をしだした。

ゴーーッ

そして、竜巻になって凱を襲う。

⑦「くっ!俺様の技が効かないだと!!」
ザクッザクッ
体中が、切り刻まれる。

No.255 06/12/03 00:21
アル中35 

>> 254 凱が、連合軍のロボット兵を、倒しているさなか、一際大きいロボット兵が、近づいて来た。

ピッ
ロボット兵「ミスタータイチョウ ミズカラコラレタ ミチヲアケロ!」

ザッ

⑦「んっ、何だ、ロボット兵が引いた!?」

ガシューン

ミスター「ヨクモ ナカマタチヲ ムザンナスガタニシテクレタナ」

⑦「おっ!」
「この部隊の親玉のお出ましか?」

凱は、身構えた。

ミスター「コノダイショウハ シニアタイスル!」

⑦「けっ、出来るもんならやってみやがれ!」
シュン!シュン!シュン!
「うおぉぉっ!三重残像剣んっ、喰らってみなっ!!」

ミスター「ヒトガサンニンニ ワカレルナド フシギナコウゲキダ」
「ダガ ソノデーターハ インプットサレテイル」

ガキッ ガキッ ガキッン

⑦「なんだとっ!」

ピピッ
ミスター「データーニュウリョクカンリョウ」

「カンゼンニ マスターシタゾ」

⑦「じやあ、こいつでどうだ!」

シュン
オーラを貯めた凱は、飛び上がった。

「三重残像おぉぉっ!ガイ・ブレイドォォッ!!」

三方向から、ミスターに、オーラがぶち当たる。

スガガガガがガッ

爆煙がおこる。
モクモクモクモク

「データーニュウリョクカンリョウ!」
「オボエタゾ!」

バキン
⑦「ぐはっ!!」
口から血が垂れている。

煙りの中から無傷のミスターが現れた。腕をのばし、凱の顔面を強打したのだった。

⑦「なかなか、やるじゃねぇか!

「ぺっ!」

奥歯がそこには、転がっていた。

No.254 06/12/02 23:09
匿名1 

>> 253 凱はロボット隊を次々と切り倒していく。

⑦「があぁ~おらぁ!」

一振りで、数台のロボットを粉々にしていく凱…ロボットたちは凱のそのパワー、スピードについていけない。

ロボット「行動能力…データを越えています…予測不可」

⑦「どうした!どうしたぁ~何処狙ってやがるんだぁ!はぁ!」

ロボットたちは凱一人に四苦八苦している。

元隊長「おい!凱がロボットたちを足止めしてくれてる間に撤退するぞ!」

エルフたちは凱を援護する数人を残し、撤退していく。皆傷だらけだ。

北に引くエルフを見ている連合軍兵士たちは

1連合軍部隊長「おい…我々もロボット部隊と共に戦うかぁ?エルフに逃げられるぞ」

数万の連合軍兵士たちは少し離れたところで様子をうかがっている

2部隊長兵士「ダメだ。ロボット部隊は…大量生産のため不完全なロボットになっている。仲間はロボットだけしか認識出来ない…我々がいったら攻撃してくる。」

2部隊長兵士「それにしても…あの男(凱)凄いな…一人で…」

狙撃部隊長「あいつ(凱)は我らに…任せろ!」

数万の兵士の中から数十人が前に出てくる。

数十人の兵士の手には狙撃用のライフルを持っている。狙撃兵たちは凱に標準を合わせる。

狙撃部隊長「かまえ…よ~く狙え…」

狙撃部隊長が狙撃命令を出そうとした時、兵士の間をかきわけるように3mはある人型ロボットが現れ、狙撃部隊長を止めた。

ミスター「ワタシガ…ヤル オマエラハミテオケ!」

現れたのはロボット部隊隊長、ロボットのミスターだった。

狙撃部隊長「何を!バカなことを!貴様らロボット部隊がてこずっているから我々が手を貸してやるんだぞ!下がるのはお前だ!ロボットのくせに人間にたてつくとは!殺れ!」

ドドドドドドドドドドドドドドドド

周りにいた兵士たちはミスターを撃った。しかし、特殊素材で出来ているミスターに傷一つつけれない

ミスター「ナニカシタカ? ゴミドモガ」

狙撃部隊長「な!化物め…ぐはぁ~」

ミスターは長い腕を振りまわす。狙撃部隊長と周りにいた兵士たちをゴミのように飛ばされていく。ミスターはあらかた、近くにいた兵士たちを吹き飛ばし終わると…

ミスター「テハダスナ ナカマノカタキハ ワタシガトル」

ミスターは凱に向かっていく。

No.253 06/12/02 19:49
アル中35 

>> 251 ⑦「さすがに…戦車相手はきつかったぁハァハァ…」 「…レンゴウグン ノエンゴタイガキタヨ 」 ⑦「ちっ!今でもきついのによぉ」 … ⑦「しかし、連合軍のロボット兵の数スゲエなっ!

凱は、壁の陰に隠れながら、隙を伺っていた。

ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド

⑦「このままじゃ、埒あかねぇな!」
「おい、援護してくれ!」
元隊長「分かった、だが無理するなよ!」
⑦「ふっ、俺様は、無敵だぜっ!」
凱は、にやっと笑うと、ロボット兵たちの前に飛び出して行った。

チュンチュンチュンチュンッ
足元に弾が飛んでくるが、凱は、素早く反応してかわして行く。
⑦「楽しくなってきやがった」」

ゴオォッ
黒魔剣に炎を纏(まと)わせながら、ロボット兵に近づいて行く。

ズバズバズバズバッ
ロボット兵は、為す術もなく、斬られたあと飴が溶けたように、なって動かなくなる。

⑦「物足りねぇなぁっ!」
「ちょっと、数が多いけどよ。」

元隊長「全く、あれほどタフな戦士は、エルフの中にもそうは居ないだろう。」

ズキュン!ズキュン!ズキュン!

そう言いながら、ロボット兵のコアを正確に撃ち抜いていく。

⑦「おらっ、俺様にドンドンかかってこい!」

ジジッ
「ホントニ バトルマニアダ・・」

No.252 06/12/01 21:04
匿名1 

>> 251 地下の巨大空洞は歓声が響いていた。多くの市民(アトランテス竜人住民)に見送られ、数万竜人部隊がシーラ星に向けて飛んで行く。

セレナ、ハーク、ライオネル、リオは竜王の大戦艦に乗り、セロとクリスはセロの宇宙船に乗り、シーラ星を目指す。

セレナたちが乗る大戦艦は連合軍の大型戦艦より、3倍ほど大きく、これほど大きい戦艦は見たことがないほどだ。数万の艦隊竜人部隊の中でも一際目立っている。

⑨「竜人は科学力に優れていると聞いたことはあるが…これほどの戦艦(自分たちが乗っている船)を作る技術があるとは…」

既にセレナたちが乗る大戦艦は宇宙空間に出ている周りにはこの船を護衛するかのように竜人艦隊が飛んでいる。

③「えぇ、これほど大きいな船は…他の族では到底作れないでしょうね。」

②「それにしても…凄い数じゃの~(竜人艦隊)」

⑪「ね~この船探検しようぜぇ」

リオが嬉しそうにライオネルに話す

⑨「おっいいなぁ!行くか!」

ライオネルとリオは子供のように好奇心旺盛な顔で走っていく。まぁ、リオはまだ子供だけど(笑)

③「ライオネルたら、子供にかえったみたいね(笑)」

②「ほっほ…」

⑭「邪魔をするようで悪いが…」

セレナとハークに後ろからキックが話しかけてきた。

③「キック~」

⑭「どうかな?この船は?」

③「とっても素敵です!」

⑭「それは良かった~我ら(竜人)が五年かけて作ったものだからな。そう言って貰うと船職人たちもさぞかし誇り高いだろう。」

⑭「あぁ…用件を伝えるのを忘れかかったよ…言っておく、シーラ星到着は順調に行けば明日につく。連合軍は我々の何倍もの兵だ!厳しい戦いになるだろうが共に戦おう。と竜王様が言っておられた。では私はこれで…用があったら呼んでくれ…」

キックはそう言うと何処かに行ってしまった。戦いの前の準備で忙しいのだろう。周りの兵士たちも慌ただしく動いている。

セレナは宇宙が見える大きなガラスの前まで歩いていく、ハークはその後をゆっくりついて来る

ガラスの向こうには視界一杯に広がる星が輝いている

③「ハーク…私たちは勝てるでしょうか…」
②「勝てますとも…勝てます。神はきっとみていてくれますぞ…」

セレナの表情は暗かった。ハークの言葉をきき、深く頷く

③「そうですね。」

セレナが顔を上げた時には笑顔だった。

No.251 06/11/30 01:28
匿名1 

>> 250 ⑦「さすがに…戦車相手はきつかったぁハァハァ…」

「…レンゴウグン ノエンゴタイガキタヨ 」

⑦「ちっ!今でもきついのによぉ」

凱は近くにいた兵士たちを投げ倒す。

連合軍の艦隊が次々に地上に降り立ち、兵士が続々やってくる。

元隊長「くっ!このままでは!」

エルフたちは、また一人、また一人と倒れていく。

凱の周りにいたエルフたちも随分少なくなっている。

⑦「はっあ!」

ドカ~ン!

戦車隊は頭を失い、混乱しているようだ。

「ガイ ゼンポウニ レンゴウグンノ ロボットノハンノウガ」

凱は前を見た。瓦礫の山に少し何かが見えた気がした。

⑦「何だ!」

「ロボットブタイノトウチャクダ」

連合兵「少し下がれ!くるぞ!」

連合軍の兵士たちは一目散に後退していく

連合軍の兵士たちに変わり、瓦礫を乗り越えロボットたちがやってくる。ロボットたちは人型で全身は青一色、片手には機関銃、何千ものロボットたちが少しの狂いもなく揃って行進してくる。

⑦「おい!マジカヨ!ヤバイ!」

ロボットたちは機関銃を一斉にエルフたちに向ける。

ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド
凱は崩れた建物に飛び入る。近くにいた元隊長も凱に続く。

ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド

エルフ「がぁ」

エルフ「ぐは」

エルフ「うっ」

ドドドドドドドドドドドドドドドド

ロボット部隊は機関銃を撃ちながら、前進してくる。エルフたちも矢や銃で攻撃するがロボットはもちろん怯まず進んでくる。

ロボットはエルフたちに近づくと機関銃を持っていないもう片方の手から、鋭い刃物を出し、人間の動きを遥かに超えた動きでエルフを次々に切り倒していく。

ドドドドドドドドドドドドドドドド

凱は頭を低くして

⑦「おい!このままじゃ近づこうにも近づけねぇ」

ドドドドドドドドドドドドドドドド

元隊長のエルフも凱の隣で身をかがめている

元隊長「なんだって?聞こえない」

機関銃の音で聞こえないようだ

ドドドドドドドドドドドドドドドド

元隊長「連合軍の兵士だけでも…精一杯なのに…戦車隊の次はロボットの大群かよ!ちっ!」

  • << 253 ⑦「しかし、連合軍のロボット兵の数スゲエなっ! 凱は、壁の陰に隠れながら、隙を伺っていた。 ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド ⑦「このままじゃ、埒あかねぇな!」 「おい、援護してくれ!」 元隊長「分かった、だが無理するなよ!」 ⑦「ふっ、俺様は、無敵だぜっ!」 凱は、にやっと笑うと、ロボット兵たちの前に飛び出して行った。 チュンチュンチュンチュンッ 足元に弾が飛んでくるが、凱は、素早く反応してかわして行く。 ⑦「楽しくなってきやがった」」 ゴオォッ 黒魔剣に炎を纏(まと)わせながら、ロボット兵に近づいて行く。 ズバズバズバズバッ ロボット兵は、為す術もなく、斬られたあと飴が溶けたように、なって動かなくなる。 ⑦「物足りねぇなぁっ!」 「ちょっと、数が多いけどよ。」 元隊長「全く、あれほどタフな戦士は、エルフの中にもそうは居ないだろう。」 ズキュン!ズキュン!ズキュン! そう言いながら、ロボット兵のコアを正確に撃ち抜いていく。 ⑦「おらっ、俺様にドンドンかかってこい!」 ジジッ 「ホントニ バトルマニアダ・・」

No.250 06/11/30 00:56
アル中35 

>> 245 アーム「むっむ!やるな小僧…」 アームはギアを入れ替え、戦車を急発進させた。 ⑦「なんだ!あの派手な戦車こっち真っ直ぐ突っ込んで来やがる… ズンッ
ぶつかったが、どちらも引かない。
アームの戦車と凱の力勝負が始まった。

⑦「俺様の体当たりが、効かないとは。」
アーム「その程度では、この愛車はビクともせんわっ!」
凱が少し押され気味だった。

⑦「ぬうおぉぉっ!!」
ズ ズズズッ
両手で押しながら足を一歩ずつ前に踏み出す。

ギュルギュル
アーム「何!では、これでどうだ!」
ガチャガチャ
戦車のギアをもう一段階上げた。
ガリュガリュガリュ⑦「うっ、押される。」

「マッタク チカラバカノ ガイガマケタラ アトニナニガ イッタイノコルンダ」
⑦「ごちゃごちゃ、うるせぇなっ!勝ちゃいいんだろ、勝ちゃ!」

凱は、腹に力をいれ足を踏ん張った。
⑦「どっせい!!!」
馬鹿力で、アームが乗っている戦車の前を持ち上げた。

アーム「なんだ、浮いている。コイツ化け物か!」
⑦「せーのっ、おりゃあ!!」
ドガガッ

凱は、戦車をひっくり返した。

アーム・副隊長「うわ~っ!」
中の二人は気を失った。
⑦「ヨッシャー!俺様の勝ちだぜ!」
凱は、ガッツポーズをとっていた。

No.249 06/11/30 00:17
匿名1 

>> 248 賛成~じゃあ戦車隊長アームが捨て身覚悟で凱に突っ込んでくるところから~

アルどうぞ(笑)

No.248 06/11/30 00:14
アル中35 

>> 247 アル「カズ245レスと246レスの順番かえようぜ!」
「話し繋がると思うからよ!」

No.247 06/11/30 00:10
匿名1 

>> 245 アーム「むっむ!やるな小僧…」 アームはギアを入れ替え、戦車を急発進させた。 ⑦「なんだ!あの派手な戦車こっち真っ直ぐ突っ込んで来やがる… 凱が夏の国で戦っている同時刻の春の国には壊滅していた。春の国はエルフたちの亡骸や瓦礫の山だけになっていた。

連合軍兵士「将軍…春の国の王を捕虜にしました。」

春の王「くっ!よくも同胞を!貴様らには神の罰がくだるぞ!」

⑫「神だと…」

雷は手に握っている長剣を王に突き刺す。

雷の顔はみのけもよだつほど恐ろしい。

⑫「神など…とうの昔に信じなくなった…」

雷は長剣をふり、剣についた血を払った。

兵士「我らはこのまま他の国に援護にいきますが…将軍はどうなされますか?一緒に…雷さま…あっ」

兵士は途中で喋るのを止めた。雷が無言で歩いていく。

兵士「ふぅ…あの人は…わからん」

春の国を攻めていた連合軍は早々とその場を離れていく。少しすると艦隊はもう見えなくなった。あれほどいた連合軍の兵士は誰一人いなくなった。

生きてるものが誰もいない春の国に雷は一人で立っていた。

⑫「…」

何を考えているのか…ひたすら変わり果てた春の国を見て動こうとしない。

⑫「…」

雷は長剣を地面に突き刺し、座りこんだ。

そして、目を閉じた。

ぐっうぐう…

No.246 06/11/29 23:56
アル中35 

>> 244 ゴオウゥゥ 爆発のあった場所は、小さなクレーターが出来ていた。 周りにいた、連合軍の兵士たちは、巻き込まれて、たくさん負傷している。 … 副隊長「アーム隊長、こちらへ突っ込んで来ます。」
アーム「えぇーいっ!たった一人に、何をしている。」
「戦車隊、打ちまくれ。」
ギュルギュルギュル
ドゴッ ドゴッ

しかし、一直線に止まらない。
凱が通った後は、戦車がスクラップにされ動かなくなっていた。

アーム「だんだん、こっちに近づいて来る、早く何とかしろ。」

エルフたちも、後ろから援護射撃をしている。

エルフ「俺たちも、負けられない。」

子供「おじちゃん、がんばれ~。」

No.245 06/11/29 23:49
匿名1 

>> 243 ⑦「ちっ!」 「肩を、やられたか・・・」 「水のウェンディよ!我を回復せよ!」 黒魔険がひかり、水色の光が凱を包む。 その時だった! … アーム「むっむ!やるな小僧…」

アームはギアを入れ替え、戦車を急発進させた。

⑦「なんだ!あの派手な戦車こっち真っ直ぐ突っ込んで来やがる!」

アーム「こうなったら!最強奥義!体当たりだぁ!根性~ガハハハハ!」

アームの戦車は激しく横に揺れ、土ぼこりをあげ、凱に突っ込んでいく。

⑦「あの戦車やるきだなぁ!いいぜ!相手になってやる!」

戦車は全速力で向かってきているとは言え、凱なら容易に避けることが出来たが、凱は魔法剣をかまえて動かない。

「ガイ ナニヤッテルノ ヨケレバイイジャナイカ 」

⑦「バカな事言ってんじゃねぇよ!売られた喧嘩は買うもんさ!」

⑦:アーム「喧嘩上等!!」

「バカダ 」

アーム「わしの相棒(愛車:戦車)に勝てるかなぁ!ガハハハハ!」

戦車と凱の勝負がきっておとされた。正真正銘真っ向勝負で…

「…マッタク」

  • << 247 凱が夏の国で戦っている同時刻の春の国には壊滅していた。春の国はエルフたちの亡骸や瓦礫の山だけになっていた。 連合軍兵士「将軍…春の国の王を捕虜にしました。」 春の王「くっ!よくも同胞を!貴様らには神の罰がくだるぞ!」 ⑫「神だと…」 雷は手に握っている長剣を王に突き刺す。 雷の顔はみのけもよだつほど恐ろしい。 ⑫「神など…とうの昔に信じなくなった…」 雷は長剣をふり、剣についた血を払った。 兵士「我らはこのまま他の国に援護にいきますが…将軍はどうなされますか?一緒に…雷さま…あっ」 兵士は途中で喋るのを止めた。雷が無言で歩いていく。 兵士「ふぅ…あの人は…わからん」 春の国を攻めていた連合軍は早々とその場を離れていく。少しすると艦隊はもう見えなくなった。あれほどいた連合軍の兵士は誰一人いなくなった。 生きてるものが誰もいない春の国に雷は一人で立っていた。 ⑫「…」 何を考えているのか…ひたすら変わり果てた春の国を見て動こうとしない。 ⑫「…」 雷は長剣を地面に突き刺し、座りこんだ。 そして、目を閉じた。 ぐっうぐう…
  • << 250 ズンッ ぶつかったが、どちらも引かない。 アームの戦車と凱の力勝負が始まった。 ⑦「俺様の体当たりが、効かないとは。」 アーム「その程度では、この愛車はビクともせんわっ!」 凱が少し押され気味だった。 ⑦「ぬうおぉぉっ!!」 ズ ズズズッ 両手で押しながら足を一歩ずつ前に踏み出す。 ギュルギュル アーム「何!では、これでどうだ!」 ガチャガチャ 戦車のギアをもう一段階上げた。 ガリュガリュガリュ⑦「うっ、押される。」 「マッタク チカラバカノ ガイガマケタラ アトニナニガ イッタイノコルンダ」 ⑦「ごちゃごちゃ、うるせぇなっ!勝ちゃいいんだろ、勝ちゃ!」 凱は、腹に力をいれ足を踏ん張った。 ⑦「どっせい!!!」 馬鹿力で、アームが乗っている戦車の前を持ち上げた。 アーム「なんだ、浮いている。コイツ化け物か!」 ⑦「せーのっ、おりゃあ!!」 ドガガッ 凱は、戦車をひっくり返した。 アーム・副隊長「うわ~っ!」 中の二人は気を失った。 ⑦「ヨッシャー!俺様の勝ちだぜ!」 凱は、ガッツポーズをとっていた。

No.244 06/11/29 23:33
アル中35 

>> 243 ゴオウゥゥ

爆発のあった場所は、小さなクレーターが出来ていた。

周りにいた、連合軍の兵士たちは、巻き込まれて、たくさん負傷している。

負傷兵士「アーム隊長は、何を考えているんだ。」
兵士「俺の腕がーっ!」

シュン
⑦「今ので、弾の出所は分かったぜ。」
「今度は、こっちの番だ!」

凱は、肩を回し動くのを確認すると、発射した戦車へ全力で走って行った。

  • << 246 副隊長「アーム隊長、こちらへ突っ込んで来ます。」 アーム「えぇーいっ!たった一人に、何をしている。」 「戦車隊、打ちまくれ。」 ギュルギュルギュル ドゴッ ドゴッ しかし、一直線に止まらない。 凱が通った後は、戦車がスクラップにされ動かなくなっていた。 アーム「だんだん、こっちに近づいて来る、早く何とかしろ。」 エルフたちも、後ろから援護射撃をしている。 エルフ「俺たちも、負けられない。」 子供「おじちゃん、がんばれ~。」

No.243 06/11/29 23:04
アル中35 

>> 241 アーム「おっ敵にいきがいいのがおるわ!ガハハハハ!」 アームは次々に次にと兵をなぎたおす凱に主砲を向けた。 アーム「早い…早い…こりゃ中… ⑦「ちっ!」
「肩を、やられたか・・・」
「水のウェンディよ!我を回復せよ!」

黒魔険がひかり、水色の光が凱を包む。
その時だった!

ド~ン

こっちに、今までと違うミサイルが飛んできた。

⑦「何か、ヤバい!」
後ろの方は、エルフたちがいる。

⑦「避けられそうにねぇなっ!」

アーム「消し炭になってしまえ!」
戦車の中で一人叫んでいた。
ギューーン

ボガーッン!!

アーム「はっはっは!」 「死んだか!この、特殊弾を喰らって、生きた者などいない。」

モクモクモクモク
辺りは、凄い土煙を上げている。


しかし、そこには、揺らめく人影があった。

アーム「何だと!特殊弾が効かない。そんな馬鹿なっ!」

⑦「ふう~っ、何とか生きてるぜっ!」
特殊弾が凱に向かっている時を思い出す。
・・・・・。


⑦「こうなったら、一か八か試してやるぜっ!」
「ダラス、サラム!我に力を!」
「ファイヤーウォールっ!」

凱の目の前に凄まじい火の壁が現れた。
ボガーッン!
弾は、直撃した。
だが、凱の体、数カ所に傷ついただけで、ほとんどダメージをあたえなかったのだ。

  • << 245 アーム「むっむ!やるな小僧…」 アームはギアを入れ替え、戦車を急発進させた。 ⑦「なんだ!あの派手な戦車こっち真っ直ぐ突っ込んで来やがる!」 アーム「こうなったら!最強奥義!体当たりだぁ!根性~ガハハハハ!」 アームの戦車は激しく横に揺れ、土ぼこりをあげ、凱に突っ込んでいく。 ⑦「あの戦車やるきだなぁ!いいぜ!相手になってやる!」 戦車は全速力で向かってきているとは言え、凱なら容易に避けることが出来たが、凱は魔法剣をかまえて動かない。 「ガイ ナニヤッテルノ ヨケレバイイジャナイカ 」 ⑦「バカな事言ってんじゃねぇよ!売られた喧嘩は買うもんさ!」 ⑦:アーム「喧嘩上等!!」 「バカダ 」 アーム「わしの相棒(愛車:戦車)に勝てるかなぁ!ガハハハハ!」 戦車と凱の勝負がきっておとされた。正真正銘真っ向勝負で… 「…マッタク」

No.242 06/11/29 15:57
高校生3 

>> 233 ⑭「ここの空洞の広さは…確実な数値は分かりませんが、小さな星ぐらい2、3個は入るでしょう。我々が入って来た入口の他に数万箇所の入口があり、こ… その飛行船は決して大きな船とは言いがたかったが中は2~30人は入れるくらいの大きさがあった。

一同は中を見て感心していた。
最新の操縦器など設備も充実していた。

ハークは船に特別なまじないをかけた。

⑭「出発はすぐの方がいいでしょうから3時間後に出発致しましょう。それまでに準備等しといて下さい」
竜王が言った。

No.241 06/11/29 01:47
匿名1 

>> 239 兵士「次々と我が隊を倒して一人、こちらに向かってきています。」 上官「馬鹿目っ!目に物を見せてくれるはっ!戦車隊、打てーっ!」 ドゴォ ド… アーム「おっ敵にいきがいいのがおるわ!ガハハハハ!」

アームは次々に次にと兵をなぎたおす凱に主砲を向けた。

アーム「早い…早い…こりゃ中々いい獲物じゃ」

アームは年期の入ったスコープを覗き、凱に標準を合わせる。

カッチ

アームは砲弾を発射した。砲弾は凱に向けて飛んでいく。

⑦「なっ!」

凱は砲弾に気づいたが、なにせ空中にいて、避けれない。アームは一瞬のスキを見逃さなかった。凱が地面を蹴って、宙に浮く一瞬を

ド~ン!

⑦「がぁ」

凱は空中で身をひねりどうにか直撃はまのがれたが、肩に当たり、肩は力無く、たれている。

兵士たち「今だ!殺れ!」

⑦「くっ…何処の戦車だ」

凱が攻撃してきた戦車を特定出来ないのも無理はない。周りには数えきれないほどの戦車が見える。

アームは戦車の中で感心していた。

アーム「ほう…この戦車の主砲をくらって肩がまだ残ってるとはなぁ丈夫な体なこった!まぁ空中で体をとっさにひねるなんぞ!誰でも出来ることじゃないがな。ガハハハハ!」

アームは主砲に特殊弾をいれ、再びスコープを覗き込む。

アーム「さぁ今度は…体に当たれば…死んじまうぞ!ガハハハハ!なんせ、この特殊弾は小さな村なら跡形もなく消えちまうからなぁ」

カッチ

ド~ン

アームは砲弾を発射した。

  • << 243 ⑦「ちっ!」 「肩を、やられたか・・・」 「水のウェンディよ!我を回復せよ!」 黒魔険がひかり、水色の光が凱を包む。 その時だった! ド~ン こっちに、今までと違うミサイルが飛んできた。 ⑦「何か、ヤバい!」 後ろの方は、エルフたちがいる。 ⑦「避けられそうにねぇなっ!」 アーム「消し炭になってしまえ!」 戦車の中で一人叫んでいた。 ギューーン ボガーッン!! アーム「はっはっは!」 「死んだか!この、特殊弾を喰らって、生きた者などいない。」 モクモクモクモク 辺りは、凄い土煙を上げている。 しかし、そこには、揺らめく人影があった。 アーム「何だと!特殊弾が効かない。そんな馬鹿なっ!」 ⑦「ふう~っ、何とか生きてるぜっ!」 特殊弾が凱に向かっている時を思い出す。 ・・・・・。 ⑦「こうなったら、一か八か試してやるぜっ!」 「ダラス、サラム!我に力を!」 「ファイヤーウォールっ!」 凱の目の前に凄まじい火の壁が現れた。 ボガーッン! 弾は、直撃した。 だが、凱の体、数カ所に傷ついただけで、ほとんどダメージをあたえなかったのだ。

No.240 06/11/29 01:30
アル中35 

>> 239 戦車隊長アーム「なにぃっ!効かないだと!」

⑦「そんなものかっ!」
凱は、この黒魔険の力を試していた。

「風のカーンよ!我の羽となれ!」

凱の体が軽くなり、素早く走れるようになった。

⑦「こいつは凄げえぜ!」
「火のサラムよ!我に力を示せ!」
ゴォッ
剣が炎に包まれる。
ズバズバズバズバッ
戦車が、紙のように斬り裂かれていく!

アーム「なんなんだっ!こいつは、化け物か!?」

戦車は次々爆発していく!

No.239 06/11/29 01:17
アル中35 

>> 237 各国は激戦を繰り広げていた。 兵士「将校殿、各部隊苦戦しているようです。」 将校「なに…最初だけよ…報告では女子供も混じった兵隊と聞いた… 兵士「次々と我が隊を倒して一人、こちらに向かってきています。」
上官「馬鹿目っ!目に物を見せてくれるはっ!戦車隊、打てーっ!」

ドゴォ ドゴォ ドゴォ~ン

⑦「地のダラスよ!我の盾になれ!」

ピカーッ

凱の周りを岩がアステロイド状に回りだす。

次々と飛んでくる玉は凱に当たらず、目の前の回っている岩で、爆発する。

  • << 241 アーム「おっ敵にいきがいいのがおるわ!ガハハハハ!」 アームは次々に次にと兵をなぎたおす凱に主砲を向けた。 アーム「早い…早い…こりゃ中々いい獲物じゃ」 アームは年期の入ったスコープを覗き、凱に標準を合わせる。 カッチ アームは砲弾を発射した。砲弾は凱に向けて飛んでいく。 ⑦「なっ!」 凱は砲弾に気づいたが、なにせ空中にいて、避けれない。アームは一瞬のスキを見逃さなかった。凱が地面を蹴って、宙に浮く一瞬を ド~ン! ⑦「がぁ」 凱は空中で身をひねりどうにか直撃はまのがれたが、肩に当たり、肩は力無く、たれている。 兵士たち「今だ!殺れ!」 ⑦「くっ…何処の戦車だ」 凱が攻撃してきた戦車を特定出来ないのも無理はない。周りには数えきれないほどの戦車が見える。 アームは戦車の中で感心していた。 アーム「ほう…この戦車の主砲をくらって肩がまだ残ってるとはなぁ丈夫な体なこった!まぁ空中で体をとっさにひねるなんぞ!誰でも出来ることじゃないがな。ガハハハハ!」 アームは主砲に特殊弾をいれ、再びスコープを覗き込む。 アーム「さぁ今度は…体に当たれば…死んじまうぞ!ガハハハハ!なんせ、この特殊弾は小さな村なら跡形もなく消えちまうからなぁ」 カッチ ド~ン アームは砲弾を発射した。

No.238 06/11/29 01:05
匿名1 

>> 237 夏の国を攻めている戦車隊は連合軍の中でもその名は有名である。

この戦車隊の部隊の名称は【雷人隊】

雷人隊というのは、もちろん雷将軍の指揮下の部隊だから、そんな名前がついたのもあるが、まるで雷鳴のごとくに向かっくる戦車隊を見てつけられたとも言われている。

そんな雷人隊を指揮している隊長
通称、戦車隊長アームは激戦の中前線にいた。もちろん戦車隊長だけに戦車に乗って…

戦車隊長アーム「貴様ら!何ノロノロしてるんだぁ!バカ者が!」

兵士「しかし、この瓦礫の山を無理矢理進むのはもう限界です!」

アーム「何を!こんな瓦礫!根性だ~」

アームはそう言うと派手に塗装している愛車の戦車で瓦礫の山を乗り越えていく。

福隊長「な、なにをしている隊長に続けぇ~」

兵士たち「はっはい!」

戦車隊はアームを先頭に普通なら乗り越えることは出来ない瓦礫に進んでいく。

アーム「ガハハハハ!やっとヤル気になったか!最近の兵士は根性が無さすぎるわ!進めぇ~エルフを戦車の道にしてやれ!」

ドカ~ン!ド~ン!バ~ン!

戦車隊の中で一番派手な戦車は偶然かはたまた、必然か凱の方へ向かっていく。

アーム「ガッハハハハ!」

No.237 06/11/29 00:49
匿名1 

>> 236 各国は激戦を繰り広げていた。

兵士「将校殿、各部隊苦戦しているようです。」

将校「なに…最初だけよ…報告では女子供も混じった兵隊と聞いたからなぁ…時間の問題だ…」

ズズッズズズ

ドカ~ン

元兵長「くるぞ!」

バ~ン!!

⑦「はっ!!」

連合兵士「ぐわぁ」

⑦「ちっきりがねぇ!」

バ~ン!

エルフ「うがぁ」

隣にいたエルフが血を流し倒れる。

⑦「このままじゃ仲間がどんどん減っいくぞ!」

夏の国の首都は戦場とかしていた。空からは空爆が(味方がいるので威嚇のようなものだが)、地上からは戦車が自然に出来た瓦礫のバリケードを乗り上げ、エルフたちに容赦なく砲弾を浴びせる。そして連合軍の兵士たちがエルフの何倍もの兵で押し寄せてくる。

元兵隊「皆に伝えよ!一旦北の方へ引くぞ!…全滅してしまう!我ら(正式の軍に所属していた兵隊たち)で防衛するから」

エルフ子供「わかったよ」

兵士「女、子供たちが逃げるまで!防衛するぞぉ」

戦車隊がどんどん近づいてくる

⑦「なんだ、あの戦車隊は瓦礫も関係なく進んで来やがる!厄介だな!あ!」

戦車からの砲撃が凱に向かって飛んでくる

ドカ~ン!!!

凱はとっさに後ろに飛び、なんとか避けた

⑦「ハァハァ…これじゃ命がいくつあってもりないぜ…」

戦車隊から雨のように砲弾が発射される。エルフは紙きれようにぶっとばされていく。

戦車隊がエルフの防衛線を破ると

連合軍兵士「行け行け行けぇ~」

オッオオオ~

連合軍の兵士が雪崩れのように向かってくる

⑦「…やったろうじゃねぇか!!かかってこいやぁ!」

  • << 239 兵士「次々と我が隊を倒して一人、こちらに向かってきています。」 上官「馬鹿目っ!目に物を見せてくれるはっ!戦車隊、打てーっ!」 ドゴォ ドゴォ ドゴォ~ン ⑦「地のダラスよ!我の盾になれ!」 ピカーッ 凱の周りを岩がアステロイド状に回りだす。 次々と飛んでくる玉は凱に当たらず、目の前の回っている岩で、爆発する。

No.236 06/11/29 00:02
アル中35 

>> 234 ゴゴゴゴゴ ゴゴゴゴゴゴッ 空を覆い尽くすような、連合軍の艦隊が近づいて来る。 ⑦「早速おいでなすった。シャドー、船はあ… ガキューン
ガキューン
・・・・・・・
次つぎと、連合軍の戦艦が着陸していく。
兵士やロボット兵士小型艇などで、その場を埋め尽くした。ザッザッザッザッ・・・
上官「エルフどもを、制圧し捕虜にしろ!」
「我が、連合軍抵抗する者は、デリートしろ!」

⑦「ひゅうっ!怖いねぇ!」
言葉とはうらはら、凱の顔は、笑っていた。

元隊長「みんな、ギリギリまで、連合軍を引き寄せるんだ。」

こくっ

近くにいるエルフたちは、いつでも良い様に、弓矢や銃やバズーカー砲、ロケットランチャーを構えている。その周りには、沢山の大きくて深い落とし穴にガソリンが溜まっているの罠など色々と準備してある。

ザッザッザッザッ
ザッザッザッザッザッ

連合軍はもう目の前に近づいて来た。


ガボッ
ズシャ

何隊かが罠にかかる。

兵士「なんだっ地面に落ちる!」
ガシャン
兵士「丸太が転がって来るっ!。」


元隊長「今だっ!第一時隊、火を放て!」
無数の火のついた弓が放たれる。
ゴオオオッ

兵士たち「うわあぁ~っ!」

辺り一面ひの海になる。

元隊長「第二隊、打てぇーっ!」
・・・
こうして、連合軍との戦いの火蓋が切って落とされた。

No.235 06/11/28 23:40
匿名1 

>> 234 連合軍の戦艦は各地の上空に待機し、命令待ちをしていた。どの戦艦もぴくりとも動かない。

星の数ほど空にいる連合軍の戦艦の中で一際立派な大型船に雷はいた。

雷は船のシップに置いてある小型艇に乗り込もうとしている。

雷を呼び止めるように一人の男が

将校「雷将軍…各地の町は人一人いません。罠でしょうか」

⑫「…」

雷は将校の話を無視して、小型艇の入口を開く。

将校「陸上部隊を投入しますか?将軍」

⑫「好きにしろ…」

雷はそうきりすてると颯爽と小型艇に乗り込んで、戦艦から飛びたった。

将校「全く…あの人はいつもこうだ。」

将校は肩をおとし、船内に入っていく。

雷は自由人だ。今まで幾度も部隊を指揮してきたが、まともな指示を出したことはない。彼は戦いに飢えていた。連合軍の勝利より目先の戦いに興味があった。雷はいつも敵の中に一人で突っ込み、勝利を物にしてきた。そんな雷の行動を皆批判はするものの彼の活躍はそれ取り消すぐらい目にみはるものがあった。

将校はトボトボと戦艦の制御ルームに行くと

通信兵から通信機を取り上げ

将校「全艦隊につぐ!直ちに!攻撃を開始しろ!陸上部隊を投入だ!誰一人として生かすなぁドイス閣下からはエルフ殲滅命令がくだっている!女子供容赦なく殺せ!」

連合軍の戦艦からは戦闘機、兵士、戦車、ロボットが次々に出撃していく。

ガァガァッガ

兵士「いけいけ!」

オッオオオ~

No.234 06/11/28 23:06
アル中35 

>> 231 凱は夏の国の都市にいた。 都市のいたるところに武装した兵がいる。武装した兵士と言っても、まともな兵士のほうが少なく、大半は女人や子供であっ… ゴゴゴゴゴ
ゴゴゴゴゴゴッ

空を覆い尽くすような、連合軍の艦隊が近づいて来る。

⑦「早速おいでなすった。シャドー、船はあちらさんに見つからないように、岩陰に待機してくれ。」

レシーバーに凱は、小声ではなす。
ジジッ
「リョウカイ!」

エルフの子供「怖いようっ。」
凱に震えながら、ギュッとしがみついてきた。
⑦「大丈夫だ。俺様がついている。おじちゃんは、無敵だぜ!」
そう言うと、頭を撫でてやった。

子供「うん!」
満面の笑みを浮かべた。

エルフ元隊長「しかし、凄い数だ!」

⑦「あんたも、震えてるのかよ。」

元隊長「これは、武者震いだ!」

⑦「ハッハッハッ!俺様は、強い敵が来るのが、楽しみだぜ!」

凱は、力を潜め地上に連合軍が、降りて来るのを待っていた。

  • << 236 ガキューン ガキューン ・・・・・・・ 次つぎと、連合軍の戦艦が着陸していく。 兵士やロボット兵士小型艇などで、その場を埋め尽くした。ザッザッザッザッ・・・ 上官「エルフどもを、制圧し捕虜にしろ!」 「我が、連合軍抵抗する者は、デリートしろ!」 ⑦「ひゅうっ!怖いねぇ!」 言葉とはうらはら、凱の顔は、笑っていた。 元隊長「みんな、ギリギリまで、連合軍を引き寄せるんだ。」 こくっ 近くにいるエルフたちは、いつでも良い様に、弓矢や銃やバズーカー砲、ロケットランチャーを構えている。その周りには、沢山の大きくて深い落とし穴にガソリンが溜まっているの罠など色々と準備してある。 ザッザッザッザッ ザッザッザッザッザッ 連合軍はもう目の前に近づいて来た。 ガボッ ズシャ 何隊かが罠にかかる。 兵士「なんだっ地面に落ちる!」 ガシャン 兵士「丸太が転がって来るっ!。」 元隊長「今だっ!第一時隊、火を放て!」 無数の火のついた弓が放たれる。 ゴオオオッ 兵士たち「うわあぁ~っ!」 辺り一面ひの海になる。 元隊長「第二隊、打てぇーっ!」 ・・・ こうして、連合軍との戦いの火蓋が切って落とされた。

No.233 06/11/28 17:35
匿名1 

>> 232 ⑭「ここの空洞の広さは…確実な数値は分かりませんが、小さな星ぐらい2、3個は入るでしょう。我々が入って来た入口の他に数万箇所の入口があり、この空洞はここだけではありません。ここは一番大きい空洞なんですが、他には大小合わせれば数万百の地下空洞があります。イース星は豊かな森に覆われていますが、その地下にはこのような地下空洞が迷路のようにあるのです。そして、この空洞こそ、竜人の首都アトランテスです。ここには竜人基地があり、そこに戦闘機、兵士がシーラ星に行くために集結してます。」

操縦していた兵士が

兵士「そのことでお話が…先ほど連絡がありまして全部集結出来たようです。我々が基地につけば直ぐにでも出撃出来ます!」

⑬「そうか…」

セレナたちが乗る飛行船は竜人基地の上空まで来て、ゆっくりと降下していく。

  • << 242 その飛行船は決して大きな船とは言いがたかったが中は2~30人は入れるくらいの大きさがあった。 一同は中を見て感心していた。 最新の操縦器など設備も充実していた。 ハークは船に特別なまじないをかけた。 ⑭「出発はすぐの方がいいでしょうから3時間後に出発致しましょう。それまでに準備等しといて下さい」 竜王が言った。

No.232 06/11/28 17:21
匿名1 

>> 231 キックに先導され、セレナたちは地下空洞の入口の前まで行った。

⑭「ここです」

人一人が入れるほどの扉の前には屈強な竜人兵士が二人立っている。兵士は竜王に気づき敬礼した後、重い扉をゆっくりと開いた。中に入ると下へと続く長い通路(斜面)があった。セレナたちは薄暗い中を歩いて行く。進むにつれて、通路はだんだん広くなり、明るくなっていく。

⑬「さぁ、ここが我ら竜人たちの都!巨大空洞アトランテスだ!」

セレナたちは通路を出た。

広い。なんて広い所なんだろう天井が高すぎて見えないし、地平線が見えるほど広い。空洞の中は外と変わらないほど明るく、空洞の岩の表面自体が光っているようだ。

③「地下にこんな巨大な空間があったなんて」

セレナたちは驚きを隠せない。皆、何処かまがぬけた顔をしている。

それもそうだろう。セレナたちが驚くのは当然だ。地下巨大空洞は広いだけでは無く、巨大空洞内には高層ビル立ち並び、巨大都市出来ている。空には船(宇宙船)やジェットバイク、ジェットカーが行き交い、森、山まであるのだから。

セレナたちは呆然と立っていると空から飛行船が降りて来て、目の前に着陸し、中から兵士が出て来た。

兵士「迎えに参りました。竜王様!」

竜王はスタスタと飛行船の中に入っていく。

⑭「我々も乗りましょう!竜人基地までいくのです…」

キックにそう言われ、セレナたちは飛行船に乗り込む。

飛行船はセレナたちを乗せ、速度もそこそこに竜人基地に向かっていく。

《飛行船の中》

⑤「マジでヤバイよ!サイコーだよ!ふぅ~」

セロは飛行船の窓から巨大空洞都市を見下ろしている。どうやら興奮が冷めてないようだ。

興奮しているのはセロだけでは無かった。

⑪「ヤッホー!!ゲームの世界みたいだぁ」

近未来的な都市に一同は興奮しているようだ。なにより、ここが地中深い地下である。

②「ほっほ、長生きはするもんじゃのう」

③「ハークったら(笑)」

⑨「凄い…噂には聞いたことがあったが…真に存在するとは」

セレナたちの驚いている顔を見て竜王やキックは満足気だ。

⑭「皆さんが驚くのも無理はない。誰もが初めて見ると驚く…」

キックは嬉しそうに語り初めた。

No.231 06/11/28 00:30
匿名1 

>> 230 凱は夏の国の都市にいた。

都市のいたるところに武装した兵がいる。武装した兵士と言っても、まともな兵士のほうが少なく、大半は女人や子供であった。

凱はそんな町の中を歩きながら

⑦「ヤル気になったようだなぁ」

凱は腕に銀色のブレスレットをつけている。どうやら、通信機のようだ。ブレスレットから、シャドーの声が聞こえて来る。

「ガイ ナニカアッタラレンラクシテヨ スグニカケツケルカラ 」

⑦「あぁ~」

兵士「おい…武器を扱えない子供(本当に小さな子供たち)や怪我人、老人たちは秋の国の地下迷路に避難しろ!武器を扱えるものは誰でもいいから戦うんだ!」

どの国も戦闘体制を整える為に四苦八苦していた。シーラ星にはまともな船は無くなっているので、(船は皆、違う星に逃亡)地上で向かえうつしかないようだ。

女子供の兵士たちは瓦礫に身を隠している。

凱のもとに一人の兵士が駆けよって来た。

造船所で話しかけて来たエルフのようだ。

エルフ「あんたぁまだこの星にいたのか!悪いことは言わない!逃げたほうがいい…」

⑦「いや、俺は逃げない…ここで戦う…」

凱はそう言うと何かを確かるように剣の鞘に手をおく。

エルフ「なんでだ…お前さんはエルフじゃないだろ!なんで…死ぬような真似…」

⑦「死なねぇ~…よ!俺さまは不死身だからなぁ…ハハハハ…」

エルフ「そうか…共に戦ってくれるか…感謝する。」

エルフは深く頭を下げた。

⑦「止めろよぉ…俺は戦いが好きなだけなんだ」

「マッタク スナオジャナインダカラ ハガダナァ」

⑦「う、うるせぇ!」

エルフは少し笑ったが直ぐに元の深刻な顔に戻った。

エルフ「私はここ(夏の国)で総大将(軍隊の偉いさん)をやっていたんだが…まぁ今は部隊も壊滅し、いち兵士にすぎんがなぁ、一つ言わせてくれ、君も瓦礫に身を隠したほうがいい」

エルフは瓦礫に身を隠くす子供を指さす。

エルフ「我々は…まともな作戦すら立てる戦力はないが…いちよ作戦じみたことを…瓦礫に身を隠し、人一人いないように見せる。連合軍は町は壊滅していると思いこんで船(大型戦艦)から降りてくる。そこを狙う」

⑦「あ、だから瓦礫に隠れてるのか…」

「ガイ ソンナコトモワカラナカッタノ」

⑦「うるせぇ~」

凱は瓦礫に身を隠す、ほどなくして、空に轟音が響く。連合軍の艦隊が近づいてくる音、死を運ぶ音が…

  • << 234 ゴゴゴゴゴ ゴゴゴゴゴゴッ 空を覆い尽くすような、連合軍の艦隊が近づいて来る。 ⑦「早速おいでなすった。シャドー、船はあちらさんに見つからないように、岩陰に待機してくれ。」 レシーバーに凱は、小声ではなす。 ジジッ 「リョウカイ!」 エルフの子供「怖いようっ。」 凱に震えながら、ギュッとしがみついてきた。 ⑦「大丈夫だ。俺様がついている。おじちゃんは、無敵だぜ!」 そう言うと、頭を撫でてやった。 子供「うん!」 満面の笑みを浮かべた。 エルフ元隊長「しかし、凄い数だ!」 ⑦「あんたも、震えてるのかよ。」 元隊長「これは、武者震いだ!」 ⑦「ハッハッハッ!俺様は、強い敵が来るのが、楽しみだぜ!」 凱は、力を潜め地上に連合軍が、降りて来るのを待っていた。

No.230 06/11/27 20:14
匿名1 

>> 229 元宇宙船置場の瓦礫の山から広がるエルフたちの闘志が徐々にシーラ星に広がっていった。シーラ星全土に広がるまでにそう時間はかからなかった。

秋の国の王は言った

『我々は…戦うエルフだ!我ら秋のエルフが戦わなければ!誰が戦うのだ!我々は最後の一人まで戦うのだ!他の国のエルフに遅れをとるなぁ!』

秋のエルフたち
『おぉ~』

夏の国の王

『我々は…長く戦いをさけて生きてきた…しかし!今は逃げる時ではない!』

夏のエルフたち
『王!王!王!』

春の国の王

『我国の民たちよ!我々の先祖は永きにわたって…このシーラ星を治めてこられた。それを我々の代で他の民(連合軍)にこのシーラ星をのっとられていいのか!…いいはずがない!』

春の国のエルフたち
『そうだぁ~!』

冬の国では

兵隊長『今は王子(ライオネル)はいない…しかし!王子はきっと我々を助けに来て下さる!それまでの間!他の国のエルフと共に戦おうぞ!』

冬のエルフ
『おぉ~今こそエルフが団結するとき!』

エルフたちは永きにわたり、心はバラバラだった。だが今、エルフたちは一つになった。生きるために…

No.229 06/11/27 03:16
アル中35 

>> 228 一斉に、シャドーmkⅡに飛び乗ろうするエルフたち!

PPP
「ガイ イチジコノバヲ リダツシマス」
⑦「あぁ、しかたねぇなっ!」

ドシューッ

エルフが何人か船に飛び乗ったが、急上昇したため、振り落とされた。

それを見た後、凱は、猛獣の眼孔で睨み一括した。

⑦「女王が命懸けて守ったのによ!てめぇらっ!それでも、誇り高きエルフかっ!!」

その声は、空気が震えるほど物凄いものだった。

シーン

辺りは、静まり返った。

⑦「確かに、もうすぐ、連合軍の艦隊が来るかもしれねぇ!だがよ、最後の最後まで諦めずに戦えば、奇跡が起こるかもしれねぇ!」
「少なくとも、俺様は、そう信じる!」

エルフ老人「そうだの、連合軍の攻撃の凄さにエルフの誇りを捨てるところじゃったの。」

負傷したエルフ「そうだ、最後まで諦めず戦おうっ!」

エルフの子供「ボクたちも、手伝うよ。」

エルフの兵士「子供までこんなに言ってるんだ。大人が動かないでどうする!」

エルフたち
「春・夏・秋・冬国のみんな、結束して戦おう!連合軍なんかに精神力で負けはしない。」

「おおぉーーーっ!!」
凱は、その光景を見て微笑んでいた。

No.228 06/11/27 02:32
匿名1 

>> 227 船の外にはエルフたちが数十人いた。

エルフ「おい!人が出てきたぞ!」

宇宙船の扉から出てきた凱に一同の視線が集まる。

⑦「なんだぁお前ら船にたかりやがって!」

エルフたちが一斉に騒ぎだす。

エルフ「この船に乗せてくれ!死ぬのはごめんだ!」

エルフ「この星にはまともに動ける船は残ってないんだ!早くそれに乗せて安全な惑星に!」

エルフ「助けてくれよぉ」

エルフ「の、乗せろぁ~」

一人のエルフが凱に掴みかかる。

⑦「何しやがる!!」

【さぁ~アル想像力を使いこのピンチを切り抜けてみて(笑)…カズからの挑戦状】

No.227 06/11/27 02:05
アル中35 

>> 226 ・・・・

凱は、不思議な夢をみた。
夢の中で黒魔剣に封じ込められた、魔法族の四天王の夢を。

巨体の男が語る。
『我、地のダラスなり!』『我、防御のハイエント。』

物静かな女が語る。
『我、水のウェンディなり!』『我、回復のハイエント。』

眼孔の鋭い男が語る。
『我、火のサラムなり!』『我、攻撃のハイエント。』

紳士な男が語る。
『我、風のカーンなり!』『我、補助のハイエント。』

『汝、ハイエントの王の血を受け継ぐ者よ!よく聞け!』
『我ら、それに仕えし四天王!』

凱「なんだか、よくわからねえな!」

『遥か昔、闇に封じられ、ようやく王の子孫に巡り会えた。』
『その時、王は朽ち果てたが、一緒に闇と闘い勝ち残った子孫たちがいる。』
『そう、現在、お前が出会った仲間たちだ!』

凱「でっ、俺様にどうしろってんだ!」

『一番光を宿す者、それはクリス!』

『汝は、共に闘い闇を永遠に葬るのだ。』

凱「ふっ!言われなくても、俺様は、闘うぜっ!もう、この星のエルフみたいに可哀想なのは、ごめんだからな。」

『汝に、我らの思いを託す。』

凱「おい、待てっ!ハイエントってなんなんだっ!」

・・・・・


ガバッ
⑦「んんっ!」

凱は、目を覚まし、辺りを見回した。

⑦「あぁ、夢か!?」
「やけに、リアルだったな。」
PPP
「ウナサレテタケド ガイワルイユメデモミタ」

「いいや別に・・・。」

そう言うと、凱は船の外に出た。

No.226 06/11/27 00:27
アル中35 

>> 225 ガチャ ガチガチ キュイ~ン
ガガッ

⑦「ふう~っ!これで良しっ!」
「これで、この船のガンナー・フェニックスと、更に全てのエネルギーを放出して、相手を燃やして貫く、カイザー・フェニックスが使えるぜっ!」
「連合軍の戦艦なら4~5鑑は一回で、潰せるなっ!」 「五分は自動発電で回復するまでかかるがよ!まぁ、どうにかなるだろ。」

ゴキュゴキュ

凱は、座り込むとアルコールを飲んだ。
「ふぃ~っ!仕事の一杯は、うめえなっ!」
PPP
「ガイハ アイテニツッコムワザガスキダネ コッチノミニモナッテヨ」
⑦「何、人間みてぇな事ほざいてんだ。俺様は、こういうのが好きなんだよ!」

パシパシ

「マッタク!」

⑦「さぁ、連合軍が来る前に、一寝入りするか!」

「コレカラ レンゴウグンガセメテクルノニ キンチョウカンガナイヨネ」

凱は、シャドーが喋っている間に眠りについていた。

No.225 06/11/26 23:59
アル中35 

>> 224 ⑦「今、戻ったぜっ!」
PPP
「オカエリナサイ ガイ」
「パーツハテニハイッタ?」

⑦「ああっ!」
「ドウシタノ シズンダコエナンカダシテ」
⑦「んっちょっとなっ!」
「・・・。」
「シャドー!予定変更して俺様は、シーラ星に残って連合軍の奴らを迎え打つことにしたぜ!」

PPP
「イツモノコトダカラ オドロカナイヨ」
「ガイハ コウトキメタラソウスルカラネ ハンブンアキラメハイッテルケドネ」
⑦「がっはっはっ!」
「流石、良く分かってるじゃねぇか!」

「その前に、船を修理さなくちゃなっ。」

ガチン ガチャガチャ

「後、シャドー、お前の意志で船を自動操縦出来るようにしといてやるぜ!」
「ヤバいと思ったら、お前だけでも逃げな。」

キュイ~ン
ガチガチ

PPP
「アシタハ アメダネ」
⑦「うるせーっ!修理してやんねえぞ。」

いつものやり取りをする凱であった。

No.224 06/11/26 23:21
アル中35 

>> 203 エルフは一瞬黙りこんで エルフ「こんな話をしても仕方ないな…貴方は何しに来られた?」 ⑦「あぁ…船のパーツを売って欲しかったんだが…無理のよ… ギィィッ

地下の扉を開けると、見渡す限りパーツの山だった。

⑦「この中で、役に立ちそうな物はとっ!」

・・・・・。

⑦「これと、これと、おっこれも使えるなっ。」

・・・・・。

しばらく、船のパーツを集めた凱は、地下から上がった。

⑦「早速、シャドーmkⅡの修理とパワーアップをしに戻るか!」

ヒドラの肉をかじりながら、貿易センター船置場に向かった。

No.223 06/11/26 15:30
匿名1 

>> 222 太陽の光も届かない。宇宙の果てにあるフラク星雲、星雲と呼ばれるように。雲のように小惑星が集まっている。その星雲の中で大きな惑星こそレイカ星だ。
そのフラク星雲に小型船がコスモワープでやって来た。(キメラがこれだけ早くレイカ星に来れるなら、キメラや雷の艦隊もコスモワープすればいいのにと思う方…にコスモワープは小型船にしか出来ませんこの世界の技術上の限界、しかもワープ自体もまだ不完全な技術…)

小型船はレイカ星の着陸路にそってゆっくり着陸した。

連合軍の兵士たちが駆けよる

小型船の扉が開き、キメラと側近数名が降りてくる。

兵士たちは敬礼し、一人の兵士が

兵士「お帰りなさいませ!キメラ様!ドイス閣下がお待ちです!」

⑩「わかっとる…」

キメラは側近に合図するとキメラは側近と共に姿を消した。

キメラと側近は黒い大理石で出来た廊下にいた。側近に支えられながら、長い廊下をキメラは進む。そして大きな扉の前にくると側近にここでまつようにと指示すると一人で部屋の中に入っていった。

扉の向こうには椅子に座るドイス閣下いた。ドイスは椅子を回転させ、キメラの方を向く。
キメラは膝をつき、頭を下げる

⑩「ドイス閣下…今回の失敗(竜族への敗北)…なんのいいわけの言葉も出ません…どうかそれなりの処分を…閣下…」

ドイスは手に持っている黒い杖をキメラに向ける。

⑩「…」

キメラは目を瞑る。

⑥「キメラよ…貴様は…まだ役目を終えていない…」

キメラは顔を上げる

⑩「役目ですか…しかし私は力を失って…」

⑥「貴様は…ハークの若僧に何を吹き込まれた…闇は消えることは無い…光は消えるがな…ほれ」

キメラの体に力がみなぎる。

⑩「おぉ~力が!」

⑥「闇こそ全てじゃ」
⑩「おおせの通り…です。閣下…」

ドイスは手を動かし、キメラに指示を与える。キメラはその意味を理解すると駆け足で部屋を出ていく。

No.222 06/11/26 15:00
匿名1 

>> 221 ⑨「私の母星がいま危機的状況なんです。星の兵士はほとんどが戦死、戦力は無に等しい…そんな我がシーラ星に連合軍の大部隊、ここに来たキメラ戦艦部隊よりも何倍もの軍隊が…僅かな兵と女、子供、老人しかいない星に攻め込もうとしているのです!このままではシーラ星は死の星となってしまいます。どうかお力をお貸し下さい!」

⑧「肉体もない幽霊のような私ですが…私からもお願いいたします…竜王様…」

③「わ、私も…お願いします」

②「竜王様…」

⑤「おい…とりあえず頭下げとけ」

⑪「なんで俺までぇ…」

セロはリオの頭を押さえつける。寝ているクリス以外は皆頭を下げている。

⑭「皆さん…頭をお上げ下され!」

一同は顔をあげ、竜王を見つめる。

⑬「私がここに来たのも…その件でだ。シーラ星の今の状況は私も知っている。私も今直ぐに軍をたちあげ、シーラ星に向かう用意をしている。それを伝えるために来たのだ。」

⑨「そうだったんですか!」

⑭「あぁ…もし、このままシーラ星まで、ムーク星、ライジング星のように連合軍の征服下に落ちてしまったら…もはや、連合軍に勝つことは到底出来ん。しかし、シーラ星で連合軍の中枢とも言える雷部隊をうち負かせば…連合軍には多大な影響になるだろう。幸い雷部隊は急な進撃で準備不足で100%の力は出せん。まぁ完璧ではないと言え、雷部隊はそう簡単には倒せんだろう。いや、我々(竜族)だけでは到底かなわん…だが、シーラ星のエルフたちと我々(竜族)が共に戦えばまだ希望はある!」

⑬「幸いはまだある…連合軍の先ほどの戦いで宇宙船やらの兵器は全く無傷だ。(地下の大空洞になったため)あと二時間もあれば部隊を立て直し、シーラ星に!」

③「では!私も準備しないと」

②「そうじゃのう…船にまじないをかけんとな。」

⑤「俺は船のメンテを…」

⑨「セロ、私も手伝おう!」

リオ「俺も手伝うよ。金属を扱うのは慣れてるし…」

⑬「では…地下へ行こうか…」

⑭「こちらです。」

キックを先頭に一同は部屋を出ていく。寝ているクリスを残して

バタン

部屋の扉が閉まった。

クリスの目は開いていた。

クリスはベッドから起き

部屋のテラスに出た

①「雷部隊…雷…まさかな…」

クリスは空を眺め、幼い頃に生き別れになった兄を思っていた。

No.221 06/11/26 14:07
匿名1 

>> 220 ハークの話が終わった
③「そうですか…そんなことが、あったんですかぁ」

⑪「あ、そう言えばさ!あの体がっちりした兄ちゃん(凱)は?」

⑤「え?…そう言えば…どうしてんだろ…」

⑨「まぁアイツの事だ死んではないさ…」

⑤「だな…」

⑪「なんだよ…それ」

②「む…お見えになったぞ」

③「え?」

部屋の扉が開く。

扉の前には竜王とキックがいた。

③「竜王様、キック…」

⑬「今後の話がしたいのだが…いいか?」

③「はい。」

⑨「竜王様!お話が!」

ライオネルは竜王とセレナに割って入るように切り出した。

No.220 06/11/26 13:48
匿名1 

>> 219 もう日も暮れてきたイース星はまだ歓喜の声がなりやんでいない。
残っていた連合軍は全て降伏し、竜族の勝利が確定していた。両軍ともに被害は大きかったが、竜族の死者は全体の一割そどであった。あの数の連合軍相手にこれだけの犠牲ですんだのは奇跡に近い。連合軍の被害は本部も頭を抱えるほどであるはずだ。

イース星は九割近い陸が森に覆われている。残り一割は岩山など
地上で人工的な建造物といったら竜王城以外何もない。竜はその大自然中で生き、竜人たちは地下の巨大空洞で暮らしている。竜たちには戦士以外(女、子供竜)にも被害が出たようだが、地下深く暮らしている竜人たち(女、子供竜人。)には被害は全くなかった。※竜人兵士にはそれなりの被害はあった。

クリスたちはお祭りムードの人々をかきわけながら、客室に戻っていった。

①「リオ!無事かい?」

クリスはドアを開ける。

⑪「…すぅ」

③「あ、寝てるわ」

①「元気そうで良かったぁ連合軍が城の中に入ったって聞いた時は心配したよ。」

案内していた竜人兵が

竜人兵「安心を、我ら(竜人城内部隊)が全力で守っておりましたのでここまでは誰一人…では、私はこれで」

竜人は挨拶をそこそこに去っていった。クリスたちは部屋に入る。

①「はぁ~疲れたぁ寝る…」

③「クリ…」

セレナはクリスに何か言おうとしたがベッドに倒れこんだクリスは既に眠ったようだ。

③「クリスたら(笑)」

②「ふふ…寝かせてやりなさい。疲れておるんじゃろう」

③「えぇ…ではハーク今までの経緯を話てもらいましょうか?生きているなら連絡ぐらい…心配したんですからね!」

②「ほっほ…分かっております…まず、このお方の事を」

ハークの横に突然透き通った人が現れた。

⑧「セレナ姫…また会えましたね」

現れたのは古代の結界と共に死んだはずのナタレー王女だった。

③「わぁ…驚きました…こうも亡くなっと思った人に会えるなんて!」

部屋の扉が勢いよく開く。

⑤「ただいま~アレ…」

⑨「…!?」

部屋にセロとライオネルが入ってきた。

⑪「なんだ…あっ皆帰って来たのか…はぁ~あ」

セロたちが勢いよく扉を開ける音にリオは目を覚ましたようだ。

ライオネルはナタレーに気づく。半透明だが確かにナタレーだ。

⑨「は、母上!!生きておられたのですね!」

②「さぁ、皆、揃ったことだし…話すかの」

ハークはゆっくり話初めた

No.219 06/11/26 02:14
匿名1 

>> 218 キキ「まぁ今は挨拶がわりに来ただけさ!んじゃ!また近いうちに…」

キキはそう言うとその場から消えた。

④「キキ…確かに魔法軍抹殺部隊の隊長がそんな名前だったはずだが…あんな少年だったとはな」

副司令官はキキがかけた魔法が解けたらしく話初めた。

副司令官「あんなヤツが将軍だと!バジリス将軍!嘘に決まってます。」

④「…」

バジリスは目の前の画面を見ていた。バジリスの前に置いてあった通信機には【キメラ将軍に変わり、抹殺部隊隊長キキを臨時に魔法将軍にする。連合軍本部基地…】という連絡が入っていた。

連合軍の艦隊はゆっくりとイース星をあとにする。

No.218 06/11/26 02:00
匿名1 

>> 217 ④「いいか、セレナ姫がイース星にいった目的は代々、見当がつく、まぁ連合軍を倒すために竜王に力を貸して欲しいとでも言ったのだろう。しかも…セレナ姫たちは兵の話から竜には食べられず、生きていたのが確認されている。と言うことは…竜王がセレナ姫に手を貸すことにしたのは明白だ!そしてセレナ姫の仲間の中にエルフ族の王子がいる。その王子がシーラ星の今の状況を知ったとする。(雷部隊がシーラ星に向かっている)遅かれ早かれ情報を耳にするはずだ。そしたら…王子は仲間を見捨てると思うか?」

副司令官「いいえ。将軍…エルフ族は絆が強いと聞きます。」

④「そうだ。王子は絶対にシーラ星に行くと言う!そうなれば…セレナ姫も必ずや同行する。あのお人好しの姫ならな!(バジリスはもと姫の護衛兵だったからセレナの性格はよく知ってる。※バジリス登場シーンにハークが元仲間のようなことを言っている)姫が行くとなれば…竜人たちもきっと来るはずだ。」

副兵士「確かに…もし宇宙戦になれば数は少なくなりましたが、竜人を軽くひねり潰すことが出来る!我々は本来宇宙戦に適した部隊ですから。」

④「フフフ!早速移動だ!」

副司令官「はっ!」

??「さすがぁ~策略家だ!大した実力もないのに将軍までのぼりつめただけのことはある!ふふ」

副司令官「う?一体どっから現れた!誰だ貴様ぁ!将軍に対して失礼だぞ!コイツを軍罰に!即刻殺せ!警備兵!」

警備兵「はっ!直ちに!」

周りにいた警備兵たちは男に近づく。

男は服の下に隠してあった杖をとり出し警備兵たちに向けると警備兵はその場から動けなくなった。

副司令官「貴様ぁま…う…」

男は副司令官の口に杖を向けると副司令官は口が開かなくなった。

④「なんのようだ!答えようには殺すぞ!小僧!」

バジリスは小僧といったが確かに成人というより少年に近い年齢だ。バジリスは男にいや少年に腕を向ける。バジリスの腕は黒く堅そうな機械がついている。

少年は軽く会釈すると

キキ「あぁ紹介遅れままた…今回臨時で魔法将軍をキメラ様から任せられた。キキです」

④「魔法将軍に?」

キキ「そうそう…ドイス閣下も承諾済み!…と言うことはあんたと俺は対等ってわけさ!」

④「ふん…何を吐かす!」

バジリスは改めて少年を見た。キキは風変わりな杖を持っている。なんだ?槍みたいな杖は?魔法使いにしては剣士のような服装だ。

No.217 06/11/26 01:19
匿名1 

>> 216 イース星から、ほんの少し離れた場所(宇宙)に連合軍の艦隊は集結していた。どうやら、まだ撤退してくる仲間(宇宙船)を待っているようだ。

最初に来た時の三分の一にも満たない戦艦しかいない。

副司令官:「まだ待ちますか?ここ一時間は一隻の小型船も来てないのですぞ…将軍…遅くなれば竜人部隊が宇宙船で向かってきます!ご決断を…」

④「ふっ…キメラの奴…死んだようだな…何が魔法将軍だ!俺より先に死ぬとは!」

バジリスの顔は何処か寂しそうだ。

⑩「かってに殺すな!バジリス!」

バジリスは後ろを振りむく。

④「キメラ!生きていたか!」

⑩「まぁな…このざまだがな…」

数人の側近魔法使いに支えて貰って、やっと立っているキメラの顔は傷だらけで服はボロボロだ。手に持っている杖など灰になった木の棒である。

④「無様だな!ハハハハ!いつものように…魔法で直せばいいだろう?その身なりはなんだぁ?」

⑩「ふっ…そうしたいのは山々なんだが、私には小石一つ動かす魔法も使う力が残っていない…助かるために魔力を全て使い切ってしまったわ。もう魔力は戻らんかもしれん」

④「何を弱気な!お前らしくもない…」

⑩「私は…本部に帰る…力が無いものは足でまといになるだけだしな」

キメラは側近に何か小声で話た

④「待て!待たんか!」

キメラと側近はその場から消え、バジリスのいる戦艦をあとにした。

④「ちっ…」

副司令官「我々も本部基地に帰り体制を整えますか?」

④「キメラ…貴様の仇は私がとってやる!」

副司令官「将軍?」

④「本部には帰らん!このままセレナ姫奪還任務につく!一旦ここを離れ、シーラ星までの進路上の宇宙空間に待機し!奴らを迎えうつ!」

副司令官「奴らとは?」

④「そんなことも分からんなか!セレナ姫と竜人部隊よ!奴らは絶対にシーラ星に向かう!シーラ星のエルフたちを助ける為にな…」

副司令官「しかし…本当にシーラ星に行くでしょうか」

④「来る絶対にな!私はこんな事(連合軍が竜族に敗北)もあろうかと…宇宙放送局にシーラ星の今の状況を放送させたのだからな」

副司令官「シーラ星の状況を放送ですか…しかし、なぜそれが…シーラ星へ向かうことにつながるんですか?」

No.216 06/11/26 00:33
匿名1 

>> 215 森の中で闘志を燃やす男がいた

キキ「くっそ…あの魔法使い(ハーク)め!この俺をなめやがって!!止めをささんとわ!俺を殺さなかったことを後悔させてやる!見てろよ…」

キキ「とにかく…この星を脱出しないと…早くしないと艦隊が本国に帰ちまう。」

キキ「おっ!宇宙船発見!!」

キキの前には中型船があった。連合軍の兵士が何人も乗りこんでいる。魔法軍も何人かいるようだ。

キキ「待て俺も乗せろ!」

兵士「無理だ!満員なんだ!他の船をあたれ!」

キキ「満員?」

キキは杖を兵士に向ける。兵士は船から引っ張り出され宙にうき、悲鳴を上げながら燃えていく。

キキ「これで一人あいたな…」

魔法軍の魔法使いがその魔法を見てやっとキキが誰であるのか気づいた。槍に似た杖を持っていて子供でも容赦なく殺す抹殺部隊の隊長キキは魔法軍の魔法使いなら誰でも一度ぐらいはその噂を聞いた事がある。

魔法使い「抹殺部隊のキキ様…これは気づきませんでした…ぞうぞ!」

キキ「さぁ行け!早く本艦と合流するのだ!」

No.215 06/11/26 00:11
匿名1 

>> 214 そんな和やかなムードになっていたら…竜人兵士が何人かやって来た。

竜人兵「竜王様!ご無事ですか!」

⑬「あぁ…どうにかな」

⑭「状況はどうだ?」

竜人兵「はっ!城内に侵入してきた連合軍は我ら(竜人城内部隊)が殲滅しました。城の周りを守っていた竜人主力部隊は被害は大きいようですが、全滅はまのがれたようです。連合軍地上部隊の大半は空から降ってきた巨大な球体で壊滅的な被害をうけ、ほとんどの兵が戦闘不能になってしまい、無事だった兵も武器を捨て逃げていきました。少しまえに連合軍の全艦がイース星から撤退したようです。森の中に残っている連合軍も我ら(竜人部隊)で追撃中です。残っている連合軍が降伏するのも時間の問題かと…」

⑬「そうか…」

ドラー「竜たちは?」

竜人兵「はっ!竜部隊の大半は行方不明ですが…数十匹の竜は森で傷つきいた状態で発見されています。(連合軍の艦隊と戦い打ち落とされた竜たち)まだまだ森の中に生き残りがいると思われます。ただ今、全力で捜索中です。」

⑬「よし…私も捜索にいく。」

⑭「私も」


キックはドラーの背中に乗る。

⑬「このものたちの…よきようにはからえ!」

竜王は竜人兵にそう言うと飛んでいった。キックとドラーも後に続く。

いつの間にか残っていた魔法軍もいなくなっている。

①「終わったのか…」

③「えぇ…私たちの勝利で」

②「さぁ、ここにいてもなんじゃ…中に入ろう。年寄りにはこの屋根の上はどうもな」

①「あぁ、兵士さん。あの空を飛び回ってる宇宙船を城の中に入れてやって下さい。お願いします」

竜人兵「分かりました。直ぐに宇宙船出入り口を開きます。」

クリスたちは城の中に入っていった。

空を覆っていた黒い雲は風に運ばれ青々とした空に戻っていった。
森では残っていた連合軍の多くの兵士たちが白旗を上げ、投降している。
イース星は連合軍が来る前の平和な星に戻っていた。

No.214 06/11/25 23:33
匿名1 

>> 213 ②「ハぁクぅ…うっうっ」

②「やれやれ…セレナ姫…涙もろいのは変わってませんなぁ。そんなに泣かれると…わしまで…」
ハークはセレナに抱きつかれながら、空を見た。涙がこぼれないように上を向いたのもあっただろうが、ハークが見ている先にはクリスたちには見覚えのある宇宙船が飛んでいる。

①「セロ!ライオネル!無事だったのね!」

②「あの二人がキメラを攻撃してくれたお陰で助かったわい。」

宇宙船の中ではセロがはしゃぎまくっていた。

⑤「やほっ~!俺って凄くない?あんなに離れてたのに…命中しちゃったよ(キメラ)」

⑨「まぁ…今回だけは認めといてやるよ。」

⑤「でもさ…あの魔法使い(キメラ)凄かったよな…宇宙船のビーム砲をくらって、よろめいただけだもんな。普通、腹に大きな穴あくよ(笑)」

セロの宇宙船は城周りを飛び回っている。


⑬「大賢者殿…すまんな…」

①③⑭「竜王様!!」

クリス、キック、セレナ、ドラーと腰を抜かすほど驚いた。竜王は死んだと思ったのに…生きている。

②「もう少し遅かったら…わしの力でも治せんだよ…まぁ、竜王様の生命力の強さには驚きだ。」

⑭「ご無事で…良かったぁ」

大声を上げてキックは泣き出した。

⑬「バカ者が…竜人だろうが貴様は!そんなに泣くな。」

⑭「す…いぃま…しゃえん」

③「キックたら可笑しい(笑)」

①「ハハ…キックはもしかすると一番泣き虫かもな」

一同は笑った。

No.213 06/11/25 22:27
匿名1 

>> 212 ⑩「火の大賢者か…懐かしい呼び名よ!しかしな!私は今や!闇の大賢者になったのよ!」

飛ばされずにすんだ魔法軍の魔法使いたちはキメラと同じく、ハークに杖を向ける。

②「キメラよ!闇に大賢者などおらん!闇の飲まれたものは!ただの闇よ!貴様は大賢者ではない!賢者でも!人でもない!闇に魂を飲まれし器にしかすぎん!」

ハークの杖が強く光る。

⑩「ふ!言いたいことはそれだけか!闇の力に脅えるものが!ハークよ!貴様は十分過ぎるほど生きた!死ね!」

キメラの杖からは黒く邪悪な光が放たれる。

魔法軍の魔法使いたちは両者の強力な魔力の前では上手く魔法を使うことが出来ない。

魔法使い「くっ!なんて魔力だ!うっ魔法が…」

クリスたちや魔法使いたちは両者の戦いをただ見るしか出来なかった。

最初に仕掛けたのはキメラだった。

キメラは炎のような黒い渦をハークに放った。
ハークは目に見えるほど強力な風の渦をキメラに向かって放った。
両者の魔法は激しくぶつかり、大地は揺れ、空はわれ、まるで台風と大地震が同時に来たようだ。

⑩「死ねぇ~!!闇よ!私にもっと力を~!!」

②「ぬぅうぅぅ!なんという力じゃ!!」

ハークの風の渦が少しずつ押された。

⑩「闇よ…力!力!力力を~!!」

キメラの闇の炎の渦が一段と大きくなる。

②「くっ!!」

①「ハーク様!」

ハークの魔法が押されていく…ハークの力が弱くなっていく

⑩「終わりだ!がぁはぁ~!!」

キメラの杖から放たれていた闇の光が増した。

ヤバイ!!

見ていたクリスがそう思った瞬間

バ~ン!!!!!

誰かが何処からか、キメラを攻撃した。

⑩「がはぁ…な」

キメラの杖の光が弱くなる。

ハークは杖に力を込める。

②「キメラぁ!終わりじゃ!!」

ハークの風の渦はキメラの闇の炎の渦を飲みこみ、大きな渦となってキメラを襲った。

ゴオオオオ

⑩「く、くそがぁ!!!」

ゴオオオオ

渦はキメラを飲み込み、天高く登っていった。

②「ふぅ…さぁ」

ハークは杖を天に上げ、呪文を唱えた。

ハークの声は優しかった。

①「傷が…治っていく!」

傷ついた仲間も回復していく。

⑭「おぉ力が戻ったぞ!」

ドラー「う?」

③「アレ?私気絶してたの…!?」

セレナはハークに気づき、泣きだし、ハークに抱きついた。

③「ハーク!!」

No.212 06/11/25 21:35
匿名1 

>> 211 賢者と言われる魔法使いは魔法使いの中でも強力な力をもっているものがそう言われる。その数少ない賢者の中から、さらに優れたものが大賢者に選ばれる。大賢者は魔法老と言われる人に選ばれ、五人しかいない。魔法老とは魔法界の最高権威。魔法をつかさずるものである。大賢者に選ばれたものは、風、火、雷、水、地のいずれかの大賢者として生涯をとうし、そのこと追究しなければいけない。

No.211 06/11/25 21:25
匿名1 

>> 210 魔法使いたちの杖の光が一段と強くなる。

クリスのすぐ横にはキックが倒れていて、少し離れたところにドラーや竜王が倒れている。

①「はぁ、これが…私の最後か…セレナを守れなかった…」

横でキックが

⑭「ふっ…私は竜王を守ることが出来なかった…」

①「ハハハ…情けないよ」

⑭「そうだな…」

魔法使いたちは杖を天に向ける。城の上空には光か炎に似た巨大な球体が現れた。魔法使いたちは天に向けていた杖を一斉にクリスに向ける。巨大にして強力な球体はクリスに向かって落ちてくる。

①⑭「…」

魔法使い「なんだ?」

⑩「魔法か?」

風が突然吹いた。風とは言い難い強い風だ。魔法で空に浮いている魔法使いたちはその風に吹き飛ばされていく。

キメラと数人の魔法使いは魔法でどうにか飛ばされるのを防いでいるが、ほとんどが吹き飛ばされていく。

魔法使いたちの大魔法の球体もその強い風によって、城には当たらず、連合軍の地上部隊がいる方にそれていく。

クリスたちの所には風は吹いていないようだ。

①「この感じは…」

クリスは頑張って体を起こし、周りを見た。

クリスの後ろにはハークがいた。

①「大賢者さま!!生きておられたのですか!」

②「その話は後じゃ。クリス…横になってなさい」

ハークの杖から強く優しい光が放たれている。

風が止んだ。

クリスは空を見た。城の周りにいた数百の魔法軍は今は数人しかいない。

⑩「う?」

キメラはセレナを抱いていたはずの腕を見た。

⑩「何!?」

セレナがいない。まさか風で飛ばされてしまったのか!キメラは周りを見た。空一杯にいた部下(魔法軍)は数名になっている。魔法軍が出した大魔法も自分たちの仲間(地上部隊)に当たり、地上部隊も壊滅状態になっている。

⑩「バカな…な、何が…」

キメラはセレナを見つけた。セレナは城の屋根の上で倒れている。セレナの横には杖をもった老人が立っている。

アイツか!!あの風は!!
キメラはハークに杖を向ける。

⑩「貴様は!風の大賢者ハーク!!まだ生きていたか!!」

ハークはキメラに杖を向ける

②「キメラよ…貴様は火の大賢者として偉大なものだったはずじゃ。それをなぜじゃ!連合軍に味方し闇に身をゆだめるとは!大賢者と言われたものが…」

No.210 06/11/25 20:46
匿名1 

>> 209 クリスは体に鞭を打ちながら、魔法軍を剣を振る。

キックは怒り、魔法使いたちを紙のように切り裂いていく。

ドラーは火を吐き、セレナは魔法を放ち、魔法軍の間を飛びまわる。

魔法使い「やれ!何してる!」

魔法使い「よく狙え!」

クリスは動く度に鈍くなっていく。息づかいも荒い。

①「ただではやられないよ!やっ」

魔法使い「ぐっわ!」

クリス、キックはその機敏な動きで魔法を避けているが、セレナたちは別である。体の大きいドラーは攻撃魔法を体に何発も受け、屋根の上に落ちた。

ドラー「がぁ…俺としたことが…」

③「きゃあ…」

魔法使いたちは屋根の上に落ちたセレナとドラーに魔法を放つ。ドラーは体をはり、セレナの盾になって、魔法使いの攻撃を防いでいる。

ドラー「が!ぐっ!」

クリスとキックもそんなピンチなセレナたちに気を取られ、魔法使いたちの攻撃をまともにくらい。セレナたちに続くように屋根に落ちていく。

⑭「ぐっ!」

①「くっ!」

クリスとキックはとっさに体をひねり、魔法使いの攻撃のダメージを軽減したが、屋根に落ちた衝撃や魔法のダメージは大きいようだ。屋根に倒れたまま動かない。

魔法使いの一人が合図をすると魔法使いたちはクリスたちへの攻撃を止め、杖をクリスたちに向けたまま、呪文を唱え初めた。どうやら協力して大魔法を使おうとしているようだ。

キメラはセレナに杖を向けるとセレナは宙に浮き、キメラの方にゆっくりと近づく

⑩「さぁ…セレナ姫よ!来るがいい!」

セレナは屋根に落ちた衝撃で気絶しており、無抵抗だ。

クリスはキメラ魔法で離れていくセレナを助けようと体を動かそうとしたが、動かない。

①「くっそ…」

キック、ドラーも同じく動けない。

⑭「…くっ」

ドラー「…」

⑬「…」

セレナはキメラの前に

キメラはセレナを抱き上げる。

同時に魔法使いたちも呪文を唱え終わった。

魔法使いたち「破壊の魔法!!」

魔法使いたちの杖から光が放たれる。

⑩「城ごと消えろ…」
キメラはセレナを抱きながら魔法使いたちが大魔法を使うところを見ていた。

No.209 06/11/25 19:49
匿名1 

>> 208 城の上に広がった黒い雲から、黒い雷のような光が竜王を襲った。

竜王が立っていただろう竜王城の屋根に隕石が落ちたような窪みがある。竜王の竜の姿はそこには無かった。竜王は竜人の姿に戻り倒れていた。竜王の体は傷だらけで、血が大量に流れだしている。

⑬「…っ」

竜王はまだ息があるようだ。微かに動いている。

⑩「まだ、生きてるのか!大した生命力だ!ハハハハ!」

クリスはどうにか体を動して竜王のところに行った。

①「竜王!しっかりしろ!」

クリスは竜王を抱くが反応がない。クリス自体もフラフラだ。

キックも側近をどうにかやり過ごし、竜王のところに来た。

⑭「竜王様!!」

ドラーも屋根の上におりたち。竜王を見つめる。

ドラー「…」

セレナはドラーの背中から降り、竜王に駆けよる。

⑭「早く回復の呪文を!」

③「わかってます!」

セレナは杖を竜王の体にあて、呪文を唱え初める。

魔法軍の魔法使いたちは竜王が倒れているところを中心に周りを囲むようにクリスを見ている。キメラの命令を待っているようだ。手を出してこない。

セレナは呪文を唱えるのを止めた。目には涙がこぼれている。

③「ダメ…私の力じゃ…血が止まらない」

クリス、キック、ドラーはセレナが泣いているのをただ見るしか出来なかった。竜王はすでにどんな措置をとろうが助からないのはわかっていた。出血が酷い。

キメラはそんなクリスたちを見て満足気な表情を浮かべていた。

魔法使いがキメラからの命令を待ちかねて

魔法使い「キメラ将軍!命令を!」

キメラは我にかえったように

⑩「…あぁ…殺れ…セレナ姫は殺すなよ」

魔法使い「御意…」

魔法使いたちは呆然と竜王の周りに立っているクリスたちに杖を向ける。

竜王は息はだんだん…

①「…行くよ!」

⑭「あぁ…」

③「ドラーさん!」

ドラー「わかってる」

クリスたちは圧倒的な数の魔法軍に挑んでいった。

No.208 06/11/25 19:18
匿名1 

>> 207 クリスはキメラに向かっていく。

⑩「貴様は…あの時の小娘か!」

①「悪いが!また倒させて貰うよ!」

クリスは風のように空を飛び、キメラに剣を

⑩「ふっ…あの時とは違うのだ!」

キメラの杖は黒い光を放つ。杖からは爆風に似た衝撃が放たれた。

①「な!」

クリスはその衝撃で城の屋根に叩きつけられる。

城の周りを飛んでいた竜たちは粉々に爆発していく。

③「ドラーさん!避けて!」

ドラーはセレナの言葉で反応し急降下しどうにか避けることが出来た。ドラーの横を飛んでいた竜は跡形もなくなっていた。
城の周りいた数十匹の竜はドラーだけになってしまった。

ドラー「一瞬で…仲間が…」

竜王は翼で体を守りどうにか防いだものの翼はボロボロだ。

⑩「これぞ!私の力だ!闇よ!闇の力よ!」

キメラは天に杖をかざす、青々とした空は黒く厚い雲に覆われていく。魔法軍の魔法使いたちはキメラの大魔法に歓喜の声を上げていく。

⑩「さぁ…竜王死ね!」

キメラの杖がまた黒い光を放ち初める。

①「くっ…させ…」

クリスは屋根に叩きつけられた衝撃で動けない。

⑭「竜王!」

キックは竜王を助けようとするが

側近「行かすか!」

⑭「ちっ!」

キックはキメラの側近を相手にするのに精一杯だ。

③「竜王様~!ドラーさんもっと近づいて!」

ドラー「間にあわねぇ!」

セレナは竜王を助けるにも遠すぎる。(キメラの攻撃を避けるために離れたので)

キメラが天に向けていた杖を竜王に向ける。
ドカ~ン!!!

No.207 06/11/25 18:53
匿名1 

>> 206 竜王を倒すのに苦戦している魔法軍をクリス、セレナ、キック、竜たちが混乱させている。

側近「キメラ様…竜王だけども厳しいのにこう乱されては…我ら魔法軍と言えど」

⑩「役立たずどもが!たった数十匹の竜と竜人一人、小娘二人になにてこずっているんだ!」

側近「すいません…」

⑩「もういい!私も戦うわ!無能な部下どもが!」

キメラは近くに飛んでいた竜に杖を向け、一言唱えると竜はこっぱみじんになった。

側近「さすがです。魔法将軍…」

⑩「まず。竜どもを…」

キメラは呪文を唱え初める。呪文は空に響き、一言一言に強力な魔力を感じる。そこらにいる魔法使いとは比べものにならない力だ。

⑭「おい!ヤバイぞ!ちっ!」

①「風よ!」

クリスとキックはキメラのその凄まじい魔力をいち速く感じとり、キメラに向かっていく

側近「キメラ様に近づけるな!」
側近「放て!」

キメラの周りにいた側近たちがクリスたちに魔法を放つ。クリスはまるで風が建物の間を通るように側近たちの魔法の隙間を通って向かってくる。キックは空を自在に飛び魔法を避ける。
側近「な!」

⑭「アイツら(側近)は俺に任せろ!」

①「わかった!」

クリスは側近たちの間を風のように通り抜ける。

側近「行かすな!」

側近「わかってる!」

側近はクリスに杖を向ける。

⑭「お前らの相手はこのキック様だぁ!」

キックは側近の一人を切り倒す。

No.206 06/11/25 18:29
匿名1 

>> 205 竜王は体に幾度も魔法をくらいながら、魔法使いに炎を吐く。

クリスたちはと言うと

キックは翼を広げ、屋根から飛び上がり、魔法使いに切りかかっている。
⑭「はっ!」

その素早い動きに魔法使いたちは次々と切られていく。(どうやら魔法使いは魔法で空は飛べるが竜人にくらべると大分劣っているようだ。)

クリスは屋根を走りまわり、魔法軍を混乱させている。
魔法使い「アイツらを(クリス、セレナ、キック)をどうにかしろぉ~」
魔法使い「素早くて魔法が当たらん!」

魔法使い「何やってるんだ!こんなにいるんだぞこっちは!」

魔法使いたちがクリスに攻撃するが軽々かわされる。
①「やっあ!」
クリスは地面を蹴って高く飛んだ。
①「風よ…私と共に!」
クリスは風に包まれ、空を自在に飛び回る。
①「やっ!はっ!てぃや!」
魔法使い「ぐっわ」
魔法使い「な!」
魔法使い「ぐは」
魔法使いは次々落ちていく。
③「天の怒りを!」
杖から光が放たれる
セレナは魔法を放って魔法使いを攻撃している。
そんなセレナを

魔法使い「もらったぁ!」
一人の魔法使いは魔法を使っていて無防備なセレナに杖を向ける。

③「あ…」
魔法使い「はっ!」

魔法使いが出した炎がセレナに向かっていく。セレナは魔法で止めることも避けることも間にあわない。

③【死んでしまう!!】

セレナがそう思った時、セレナは屋根の上にはいなかった。空を飛んでいる。
ドラー「間にあって良かったわ!ガハハハハ!」
セレナはドラーの背中に乗っている。
③「あ…ドラーさん!ありがとうございます!死ぬとこでした…」
ドラー「ガハハハハ!!死にそうになった娘が言うセリフじゃねぇな!そうとう肝が座ってやがるの~」
セリフ「なれましたぁ(笑)」
ドラー「ガハハハハ!」
ドラー「んじゃ…ひと暴れしますかな。姫さんよ!」
③「はい!」
セレナはドラーの背中に乗って魔法使いに向かっていった。
ドラーに乗ったセレナは、まさに破竹の勢いだ。止められない。

魔法使い「な、なんなんだ!この三人は!」
魔法使い「あの三人に何人やられるんだ!」
魔法使い「おい!危な…」

ゴオオオオ

クリスたちを見ていた魔法使いたちは竜王の炎に飲み込まれた。

今や竜王に呼ばれ、ここにやって来た竜はドラーを含め数十匹いる。

No.205 06/11/25 17:48
匿名1 

>> 204 クリスたちは竜王を見ていた。なんて力なんだろう…連合軍の艦隊が一撃で…
①「すごい…」
③「…」
⑭「さすが…竜王様だ」
③「見て連合軍が逃げていくわ!」
クリスたちが連合軍の艦隊が宇宙に向けてぐんぐん上昇していくのを見ている時、一人の竜人が慌ててやって来た。
竜人「竜…王様…城内に侵入…されま…した連合軍の魔法軍で…す」
竜人はそう言うと倒れこんだ。
キックは竜人に駆け寄る。
⑭「大丈夫か!城内に侵入されただと!連合軍は竜人部隊が防いでいたはずたぞ!」
竜人は今にも枯れそうな声で
竜人「はい…防いでおりまし…た。…艦隊が退き、我々…防御部隊が優勢に…なったのですが…突然…魔法使いが上空に…数百人現れて…魔法で…竜人部隊は壊滅状態です…撤退していた…連合軍の地上部隊も魔法軍が防御部隊を壊滅したのを…見て…戻って来ています…城内に今や連合軍が雪崩れ…こんでいま…す…」
竜人はそう言うと喋らなくなった。

⑭「報告ご苦労だった」

⑬「ついに…魔法軍が来たか…」
⑭「はっ!そのようです!」
①「私たちも城の中に行こう!」
⑬「その必要はないようだぞ。」
竜王が言う通り、敵は向こうからやってきたようだ。誰もいなかった空には魔法使いで一杯になっていた。その中にクリスたちが見覚えがある魔法使いもいた。
⑩キメラ「やぁ…セレナ姫!竜王!」
魔法使いたちは一斉にクリスたちに杖を向ける。
①「なんて数だ!こいつら全部魔法使いなのか!」
③「キメラ将軍!」
⑭「四方を囲まれたな!」
竜王はその巨体を少し揺らして
⑬「ふっ…魔法使いども!竜を舐めるなよ!」
竜王は炎を吐く、魔法使いたちは一斉に竜王に攻撃した。

⑬「ガアアァァ~」

クリス、セレナ、キックの視界は爆煙でなにも見えない。
⑭「竜王様~!」
爆煙が晴れると竜王は傷だらけになっていた。
屋根の上には魔法使いが数人灰となって転がっているが空には魔法使いはまだまだいる。

⑩「竜王よ!流石は竜の王よ!さっきの攻撃をしのぐとはなぁ!」

⑬「あんな生温い攻撃などで私は倒せんぞ!」

竜王は雄叫びをあげた。
⑬「ガォォォ~」

生き残った竜たちが集まって来る。

⑩「仲間を呼んでも無駄だ!」

⑩「殺れ!」

魔法使いたちは一斉に竜王に攻撃する。

No.204 06/11/25 00:35
匿名1 

>> 203 雷率いる部隊はシーラ星まで一日とかからない距離まできていた。

兵士「雷総将軍!雷全部隊集結できたようです。」

雷「そうか…」

雷部隊はバジリス部隊、キメラ部隊より遥かに多い。100万の兵力だ。戦艦は最新式で兵器も連合軍最強のものばかりだ。雷部隊は連合軍の核である。連合軍の半分近い兵は雷部隊である。

雷「シーラ星…」

雷は無口で、話しても単語が多い。

雷は天井を見て…妹のことを思っていた。同じ用心棒家業をしている妹を。雷自体もドイスの用心棒からこの総将軍の座についた。

雷「…」

雷の心の中【妹よ…いずれ我らは戦うことになろう…しかしこれは宿命なのだ。クリスよ…】

!?

No.203 06/11/25 00:13
匿名1 

>> 202 エルフは一瞬黙りこんで
エルフ「こんな話をしても仕方ないな…貴方は何しに来られた?」
⑦「あぁ…船のパーツを売って欲しかったんだが…無理のようだな」
エルフ「いや…無理じゃない…船は一台もないが(動ける船はこの星を脱出したから)パーツなら地下の貯蔵庫に腐るほどある。好きなだけ持っていきな…金はいらない。金なんて死んだらなんの役にもたたないしな」
エルフは瓦礫に埋もれていた地下室の扉まで凱を案内すると何処かえ行ってしまった。
凱はエルフの姿が見えなくなるのを確認すると声をあげて泣き出した。
⑦「…情けねぇ…俺には何も出来ないのか!」
凱は地下室の扉を叩く。
凱はここに来る途中で見た光景が頭に焼きついて離れなかった。もう助かる見込みがない重傷をおい、道のすみで死んでいく人々、子供が裸足で親を探して歩く姿、さっきのエルフの話が頭の中をかけ巡っていた。

⑦「いてぇ…」

凱は扉を叩いた拳を押さえながら扉に背をつ座りこんだ。
凱の耳には子供の泣き声、悲鳴、建物が燃える音しか聞こえてこない。

⑦「俺は…ここに残って…連合軍と…戦う。」

凱は心にそう誓った

  • << 224 ギィィッ 地下の扉を開けると、見渡す限りパーツの山だった。 ⑦「この中で、役に立ちそうな物はとっ!」 ・・・・・。 ⑦「これと、これと、おっこれも使えるなっ。」 ・・・・・。 しばらく、船のパーツを集めた凱は、地下から上がった。 ⑦「早速、シャドーmkⅡの修理とパワーアップをしに戻るか!」 ヒドラの肉をかじりながら、貿易センター船置場に向かった。

No.202 06/11/24 23:54
匿名1 

>> 201 ⑦「確か…夏の国の造船所はレアなパーツが売ってたなぁ」
凱はその足でシーラ星の造船所に向かった。
⑦「船のパーツを買いたさないと…あのままじゃ長旅は無理だ。」

凱は造船所に向かう途中にある町を通って向かったが、酷いものだった。
⑦「こりゃひでぇ…」
ここは夏の国の都市にあたる大きな町だが町は廃虚とかしていた。まだ、煙が出ている建物もある。建物とは言い難い瓦礫ばかりである。
⑦「造船所も…だめかもなぁ」
凱は元町の中心大通りであろう広い道(道には戦車やらロボットやら瓦礫の山で一杯だ。)を歩いていく。道を歩いていると生きのこったエルフたちが目につく、皆、目には生気を感じない。肉親を失った人、怪我をしている人、町はまさに死んでいる。
⑦「連合軍め…酷いことしやがる。」
凱の視界に海が見えてきた。造船所は海のすぐそばにある。
凱の足を止めに造船所を見た。
⑦「ちっ…」
⑦「やっぱり…ここもか」
造船所は町と同じく瓦礫の山とかしていた。
造船所にいたエルフが凱に気づき話しかけてきた。どうやら兵士のようだ鎧を身につけて腰には剣をさげている。
エルフ「旅の方か?見ての通りこの様さ!連合軍のヤツら無抵抗の夏の国や春の国に大規模な爆撃をしやがった…」
⑦「春の国もか…」
エルフ「あぁ、冬の国のエルフたちが連合軍を追い払ってくれたのはいいが…冬、秋、夏、春の国はすべて壊滅状態さ。国民の半分は死んだよ。」
エルフは淡々と話続ける
エルフ「しかも…連合軍(雷率いる部隊)がまたここ(シーラ星)に向かってるっていうじゃないか…」
凱「そうらしいな…」
エルフ「この状態で連合軍とどう戦えっていうんだ!戦うにも兵士はほとんど死んじまったんだよ。俺の部隊は50人いたが生き残ったのは俺だけだ…冬の国や秋の国の奴らのある程度の力(兵器、兵力)を持ってたからいいものを…夏、春の国にいたっては…戦力など無に等しかった…なのに秋や冬の国は助けにも来なかった…」
エルフは大粒の涙をこぼしながら話していた
凱「…」
凱は黙って聞くしかなかった。
エルフ「連合軍が来る前にこの星を逃げようにも…造船所にあった船はこの通りだ…」
エルフは瓦礫を指さす。
エルフ「宇宙置き場にはこの星の9割の宇宙船が置いてあったんだが…なんらかの爆発でみんなゴミになってしまった」

No.201 06/11/24 01:55
アル中35 

>> 200 ⑦「んっ!確かこの辺だったはずだが?」

キメラが、解放した力は凄まじかったのか、人通りが無く闇市場は瓦礫の山になっていた。

⑦「やべぇな。妖刀と漆黒の鎧を直して貰おうとここまでだったが、あの爆発で、黒装束の奴おっちんじまったか!」
「無駄足だったか!」

凱が振り返り帰ろうとしたその時
ウィィーン
地下に通じる階段が現れた。

⑦「おっ、まだシブトク生きてたみてぇだな。」
ニヤリと笑うと、階段を駆け下りた。
ギイィィッ
扉を開けると、何事も無かった様に、この部屋に変わりはなかった。

どこからともなく黒装束の男が現れた。
⑦「・・・。」
黒装束「お待ちしておりました。」

「俺様が、言いたいのが、もう分かっているみてぇだな。」

黒装束「見せて下さいませ。」

凱から妖刀と鎧を受け取ると、奥の部屋へ消えていった。

・・・・・

しばらくすると、
黒装束は現れた。

黒装束「お待たせしました。」
⑦「こっ、こいつは!」

新しい妖刀と漆黒の鎧は、完全に修復され、今まで以上に妖力が増していた。

黒装束「この妖刀はこの世に二つて無い代物でございます。その名も『覇王』!」 「数百年も昔に、最強の種族が集まり念を込め打たれた物と言い伝えられております。」
「そして、あなた様がお持ちの剣は、魔法族四天王がやどる剣(つるぎ)でございます。」
ゴクッ
凱は、その話しを聞いて唾を飲み込んだ。
「漆黒の鎧は、もう少し魔法に丈夫に、なりましたが、これ以上の能力は、あがらません。」

凱に渡すと、黒装束の男は、奥の部屋に消えていってしまった。

⑦「遠慮なく、つかわせて貰うぜ!」

凱は、地下室を後にした。

No.200 06/11/24 00:46
アル中35 

>> 199 ギュンギュンギュンギュン

⑦「この、コスモ・ワープの船酔いは、何回やってもなかなか慣れねぇなぁ。」
「酒で酔うならいいんだけどよ。うっぷっ!」

PPP
「オサケノ ノミスギハイケマセン」「まだ、飲んでねぇよ!ったくよぉ!」

シュンーーッ
シャドーmkⅡは静かに貿易センター船置場に入港した。

⑦「シャドー、俺様が行ってる間、任せたぜ。」
PPP
「リョウカイ!」
そう言うと、凱は船を降りた。

前の連合艦隊の襲撃で、いつもの、賑わいはなく閑散としていた。

⑦「闇宇宙船置場は、キメラって野郎が跡形もなく吹っ飛ばしてくれたからなっ!」 「だが、今、闘えば負ける気がしねぇぜっ!」
凱は、黒魔剣を見つめた。
「さぁ、黒装束がいる地下へ急ぐか。」

凱は、全力で走って行った。

No.199 06/11/24 00:19
アル中35 

>> 196 ウィィーン ガシャ シュー 凱は、階段を登りハッチの中に入った。 ⑦「どうだ、船の調子はっ!」 PPP 「オカエリ ガイ」 PP… ⑦「ふう~っ!やっとこの剣のコツがつかめたぜ!」
ドカッ
凱は、座り込むと、さっきの修行中の事を思い出した・・・



ビシュビシュ・・・
十人のいつものスピードの五倍あるホログラムたちが、一斉にレーザーを打った!
シュンシュンシュン
全てを避ける凱!
その時、
右手の入れ墨が光り出し頭の中に又あの声が響く。

『汝、地・水・火・風を示せ!』

⑦「うっ、まただっ!」 「やってやろうじゃねぇか!」 「火よ、全てを焼き尽くせ!」

黒魔剣が凄まじい炎に包まれる。
だが、その剣を持った凱は熱くとも何とも無かった。

ブンッ
ゴオォッ
凱が、ひとふりするだけで、目の前の鋼鉄製の分厚い壁が飴のように溶けてしまった。

⑦「こいつは、凄えっ!」
「これに、俺様の技を応用すれば・・・。」「よし、特訓だぜっ!」
・・・・・。



PPP
「モウスグ30プンタチマス ガイ デッキニキテクダサイ」

⑦「もう、そんな時間か!?今、行くぜっ!」

凱は、デッキの方に走って行った。

スチャ
カシャカシャ
凱は、レバーを握りボタンを押した。
⑦「座標3825Bっ!」
「行っくぜ!コスモ・ワープ!!」
ピキーン

シャドーmkⅡは姿を消しシーラ星へとワープした。

No.198 06/11/24 00:15
匿名1 

>> 197 ライオネルは剣をキサの喉仏につきつける。
⑨「杖を捨てろ!死にたくなかったらな。」
キサ「分かった…ぐっ」
キサは杖を捨て、矢でうたれた腕を押さえている。
キサが杖を捨てることを確認してライオネルはセロの方を見た。
セロはVサインをしている。既にキラーを倒したようだ。キラーは両手両足を撃たれ、大の字になって倒れている。杖についた水晶玉も銃で撃たれ割れている。
⑨「おい!何小声で呪文を唱えてるんだ!魔法使いが杖がなくても少しぐらいの魔法は使えるぐらい知ってるんだぞ!」
キサ「うっ…」
ライオネルはキサの腹に蹴りを入れた。キサは伸びた。
セロ「コイツも気絶したよ。」
キラーもあちこち撃たれた痛みで気絶していた。
ライオネルは剣を鞘におさめる。
⑨「ふう…これのおかげで助かったな。」
ライオネルの今まで握っていた手をほどき、手を広げる。手のひらにはエルフの守りの玉があった。
玉は半分に割れている
⑤「いやぁ~あの爆発は死ぬと思ったよ」
⑨「本当にこの玉がなければ死んでたよ。これは母(ナタレー)にもらった玉で小さい時からお守りとして持つようにと…まさか、こんな力があったなんて…でも、さっきで力を使いきったようだな。割れてしまったよ…」
ライオネルは心の中で母にお礼を言った。

ライオネルの手のひらにあった玉の欠片は徐々に消えていく。
⑨「さぁ行こう。」
⑤「へ~い。」
ライオネルたちは再び船に向かって走り出した。

No.197 06/11/23 23:49
匿名1 

>> 195 ⑦「だっ誰だっ!」 シーン 辺りを見回すが気配すら感じない。 シュウ~ッ 紫色した光は、凱の体に吸い込まれた。 『汝、ハイエントを求める時… セロとライオネルは森の木の影に隠れて城前の戦闘(城防御竜人部隊と地上連合軍の戦い)を見ていた。
⑤「ライオネル!やっぱり城に行こう!連合軍が大分少なくなっているしさ!」
セロの言うとおり、城の前でいた連合軍は少しずつだが後退しているようだ。空には竜も援護にかけつけている。だが今だ大混乱であった。
⑨「確かに…でも…陸を通っていくのは不可能だろうな。この混乱の中じゃな」
⑤「うん…じゃあ飛んで城まで行こう!」
⑨「何、バカなこと言ってるんだ?魔法も使えんのにどうやって?」
セロが北の方を指さす。
⑤「俺の船でいけばいい!」
⑨「しかし…船を置いてきた所は大分遠いぞ!」
セロは舌をチッチッっとならし
⑤「それがさ~船がいることもあると思ってさぁ。昨日の晩、船をこの近くの森に隠しておいたのさ!」
⑨「お~たまには役に立つんだな。」
セロはちょっとむすっとしだが
⑤「あっちにある!行こう!」
⑨「ああ」
セロとライオネルは走り出す。数分走っただろうか所でセロが

⑤「もうすぐだよ!」
ライオネルはセロの話よりも前方を見ていた
⑨「アレは!」
前方に人が立っている。
⑤「アイツら!しつこいなぁ」
立っていたのはキラーとキサだった。
キラー「逃しはしないぜ!」
キサは杖をセロたちに向ける。
キサ「散れ!!」
ドカ~ン!!

セロたちがいた場所一帯が吹き飛んでいた。
キラー「おいおい。力の加減も出来ないのかよ~」
キサ「…黙れ!前を見ろ!まだ生きてるぞ!」
土煙の中からセロは左、ライオネルは右から突然出て来て迫ってくる。
キラー「アイツら!どうやってかわした!ちっ!」
キラーは杖から無数の針を出し、セロに攻撃する。セロは横に転がり、攻撃をかわす。そして、転がりながら、片手に持っている小型銃でキラーを撃った。
キラー「ぐわ!ヤロー!足を…」
ライオネルは走りながらキサに弓を放つ、キサは素早く、横にかわし、杖をライオネルに向ける。しかし、杖がライオネルを捉えるまでにライオネルは矢を放つ、キサはどうにかかわしたが、体制が崩れ、魔法が使えない。ライオネルは体制を崩したキサに矢を放つ、矢はキサの腕に刺さった。
キサ「がっ…私になんてことを」
ライオネルは腰にかけてあった剣を抜く。ライオネルは既に剣でキサを捉える位置まで近寄っていた。こうなると魔法使いは弱いものだ。呪文を唱えるスピードより、剣のスピードの方が明らに早い。

No.196 06/11/23 23:37
アル中35 

>> 195 ウィィーン
ガシャ
シュー

凱は、階段を登りハッチの中に入った。
⑦「どうだ、船の調子はっ!」
PPP
「オカエリ ガイ」
PPP
「イッカゲツ カカルトコロヲ タッタ3カデナオセナンテ ドウイウ シンケイシテルンデショウネ・・・ ウチノ ゴシュジンサマハ」

⑦「つべこべ言ってねえで、船の状況はっ!」
PPP
「ハイパーブースターモンダイナシ シュツリュクモンダイナシ」
「シールド75% 2レンビームホウ50% カイザーフェニックスヲツカッテモ マァ 80%ノイリョク デス」

⑦「おっシャドーやるじゃねぇか!上出来だっ」
そう言うと、凱は船内をパシパシ叩いた。
「よし、シーラ星に向かってくれ、大気圏を出たら、30分後にコスモ・ワープをする。」
「それまで、バトルルームのレベルを9にして、修行する!」
PPP
「ホント シュギョウバカナンダカラ・・・」
⑦「んっ、何か言ったか!」
「イイエ ベツニ・・・」

凱は、バトルルームに入って行った。

  • << 199 ⑦「ふう~っ!やっとこの剣のコツがつかめたぜ!」 ドカッ 凱は、座り込むと、さっきの修行中の事を思い出した・・・ ビシュビシュ・・・ 十人のいつものスピードの五倍あるホログラムたちが、一斉にレーザーを打った! シュンシュンシュン 全てを避ける凱! その時、 右手の入れ墨が光り出し頭の中に又あの声が響く。 『汝、地・水・火・風を示せ!』 ⑦「うっ、まただっ!」 「やってやろうじゃねぇか!」 「火よ、全てを焼き尽くせ!」 黒魔剣が凄まじい炎に包まれる。 だが、その剣を持った凱は熱くとも何とも無かった。 ブンッ ゴオォッ 凱が、ひとふりするだけで、目の前の鋼鉄製の分厚い壁が飴のように溶けてしまった。 ⑦「こいつは、凄えっ!」 「これに、俺様の技を応用すれば・・・。」「よし、特訓だぜっ!」 ・・・・・。 PPP 「モウスグ30プンタチマス ガイ デッキニキテクダサイ」 ⑦「もう、そんな時間か!?今、行くぜっ!」 凱は、デッキの方に走って行った。 スチャ カシャカシャ 凱は、レバーを握りボタンを押した。 ⑦「座標3825Bっ!」 「行っくぜ!コスモ・ワープ!!」 ピキーン シャドーmkⅡは姿を消しシーラ星へとワープした。

No.195 06/11/23 22:14
アル中35 

>> 194 ⑦「だっ誰だっ!」
シーン
辺りを見回すが気配すら感じない。
シュウ~ッ
紫色した光は、凱の体に吸い込まれた。
『汝、ハイエントを求める時、精霊の言霊に耳を傾けよ!』
⑦「なんの事だっ!」 「訳わかんねぇ事言ってんじゃねぇよ!


もう、声は響かなくなっていた。

凱は、右手をさすりながら、ぼやいた。
⑦「薄気味悪いたらありゃしねぇ。」
「右手は痛てえし、変な入れ墨みたいな模様は浮かぶしよ。」

「さぁて、シャドーが首を長くしてまってるなっ。」
凱は、颯爽(さっそう)と小型艇に乗ると宇宙船のシャドーmkⅡに向かった。

  • << 197 セロとライオネルは森の木の影に隠れて城前の戦闘(城防御竜人部隊と地上連合軍の戦い)を見ていた。 ⑤「ライオネル!やっぱり城に行こう!連合軍が大分少なくなっているしさ!」 セロの言うとおり、城の前でいた連合軍は少しずつだが後退しているようだ。空には竜も援護にかけつけている。だが今だ大混乱であった。 ⑨「確かに…でも…陸を通っていくのは不可能だろうな。この混乱の中じゃな」 ⑤「うん…じゃあ飛んで城まで行こう!」 ⑨「何、バカなこと言ってるんだ?魔法も使えんのにどうやって?」 セロが北の方を指さす。 ⑤「俺の船でいけばいい!」 ⑨「しかし…船を置いてきた所は大分遠いぞ!」 セロは舌をチッチッっとならし ⑤「それがさ~船がいることもあると思ってさぁ。昨日の晩、船をこの近くの森に隠しておいたのさ!」 ⑨「お~たまには役に立つんだな。」 セロはちょっとむすっとしだが ⑤「あっちにある!行こう!」 ⑨「ああ」 セロとライオネルは走り出す。数分走っただろうか所でセロが ⑤「もうすぐだよ!」 ライオネルはセロの話よりも前方を見ていた ⑨「アレは!」 前方に人が立っている。 ⑤「アイツら!しつこいなぁ」 立っていたのはキラーとキサだった。 キラー「逃しはしないぜ!」 キサは杖をセロたちに向ける。 キサ「散れ!!」 ドカ~ン!! セロたちがいた場所一帯が吹き飛んでいた。 キラー「おいおい。力の加減も出来ないのかよ~」 キサ「…黙れ!前を見ろ!まだ生きてるぞ!」 土煙の中からセロは左、ライオネルは右から突然出て来て迫ってくる。 キラー「アイツら!どうやってかわした!ちっ!」 キラーは杖から無数の針を出し、セロに攻撃する。セロは横に転がり、攻撃をかわす。そして、転がりながら、片手に持っている小型銃でキラーを撃った。 キラー「ぐわ!ヤロー!足を…」 ライオネルは走りながらキサに弓を放つ、キサは素早く、横にかわし、杖をライオネルに向ける。しかし、杖がライオネルを捉えるまでにライオネルは矢を放つ、キサはどうにかかわしたが、体制が崩れ、魔法が使えない。ライオネルは体制を崩したキサに矢を放つ、矢はキサの腕に刺さった。 キサ「がっ…私になんてことを」 ライオネルは腰にかけてあった剣を抜く。ライオネルは既に剣でキサを捉える位置まで近寄っていた。こうなると魔法使いは弱いものだ。呪文を唱えるスピードより、剣のスピードの方が明らに早い。

No.194 06/11/23 21:47
アル中35 

一方、ハークので三人の刺客からの猛攻をなんとか、くぐり抜けた凱は、シーラ星の黒装束に逢いに行くのを決意した。

⑦「ここ迄くれば大丈夫か!?あの、爺さんのお陰で助かったぜ!」

ザッザッザッ

「しかし、世の中には、魔法防御の効かない呪文があるとは、知らなかったぜ!」

凱は、小型艇を置いてた場所に着くと、シャドーにレシーバーで連絡した。
ジッ ジジッ
⑦「シャドー、どうだハイパーブースターの修理出来たかっ。シーラ星に発進準備だっ!」
『ガイ ソンナムチャナ ヤット コアヲトリツケタバカリダヨ』
ジッ
『スコシハ ヤスマセテヨ ヒトヅカイガアラインダカラ』
⑦「何!人間みてぇな事いってんだ!」
「じゃっ切るぜ。」
『アッ ガイッ・・』ブツッ
ドクン!
その時、凱の体に異変が起きた。
⑦「ぐっ!」
凱の体の中から、紫色した光が発せられた。
⑦「右手がっ!ぐをっ 焼けるように・・熱い。」
すると、手の甲にハイエント文字が現れた。

ピカーーッ

それに、反応したのか、手に持っている布の中が光っている。
頭の中に何処からともなく声が響く!

『汝を我が主(あるじ)とし、ハイエントをその剣に宿さん。」

No.193 06/11/22 19:00
匿名1 

>> 192 竜たちは竜王の攻撃をかわすことはたやすかった。いや、攻撃がくるのは竜王の雄叫びで知らされていたのかもしれない(我々人間には竜語はわからないので真実はわからないが…)
竜たちは誰一人、竜王のあの凄まじい攻撃で傷ついたものはいなかった。
ドラー「けっけ…竜王のヤツやりやがったなぁ…連合軍のヤツら一目散に逃げていきやがったわ!ガハハハハ!」
竜「ドラー!何隻かは残ってるぜ!殺しとくか?」
ドラーは竜たちの司令塔である。竜族の長は竜王…しかし、個別に見れば、竜の長、竜人の長がいる。竜の長はドラーである。
ドラー「いや止めとけ…お前ら爆裂山の竜はどうも血のけが多くて困る。むやみな戦いは避けろ…アレはどうみても救出部隊だろうよ」
竜「分かった…じゃあ…どうしたらいい?」
ドラー「まずは…城の周りにいる主力地上部隊の殲滅だ…ガハハハハ!」
竜「分かった…」
連合軍との戦いで竜たちは半分以下になっていたが、残った竜たちは地上部隊にかかんに挑んでいった。

No.192 06/11/22 18:44
匿名1 

>> 191 連合軍兵「な!竜王城からの攻撃です!」
兵「ぅわ!」
兵「な…」
通信兵「こちら…通…信…不…能…ガガガ」
通信兵「15番、6番、58番船が消滅!92番56番3番船負傷!98番7番41番…」
艦長「え~い!分かったわ!もう言わんでもいい!」
連合軍の艦隊は半分は墜落、残りの多くも損傷している。無傷の戦艦の方が少ないぐらいだ。
副司令官「全艦につぐ!直ちに!宇宙空間に離脱しろ!」
通信兵1「しかし!地上部隊はどうするのですか?」
通信兵2「こちら第152戦艦です。戦艦87と同意見です。」
副司令官「地上部隊には犠牲になってもらうしかない…このままここにいたら、あの炎で全滅だぞ!」
通信兵3「しかし…」
通信兵4「第125艦離脱します。」
通信兵5「第91艦、125艦に続きます。」
通信兵1「おい!待て地上部隊を救出しろ!」
通信兵6「ここにいたら死ぬだけだ!第47艦離脱します…」
副司令官「まぁいい!残りたい艦だけ残り地上部隊を救出しろ…まぁ残っている竜たちの餌になるのがおちだかな!」
副司令官「第1戦艦!離脱する…」
通信兵3「我々も離脱するすまない…命は惜しい…第61艦離脱…」
通信兵1「戦艦25、68、74、153離脱…次々離脱します…どうしますか?艦長…」
艦長「我々は…」
兵「仲間の救出に行かせて下さい艦長…」
兵たち「そうだ!そうだ!見殺しに出来るか!助けに!」
艦長「分かった…」
通信兵1「残っている艦!我々に続け!」
「第3戦艦了解。」
「第56艦了解!」
「51艦了解!」

艦長「高度を下げろ!あの化物炎の餌食になるぞ!」
操縦士「了解!」
行動可能な戦艦の大半は宇宙に逃げたが、数隻の戦艦は地上部隊の救出に向かっていった。

No.191 06/11/22 16:29
匿名1 

>> 190 ⑭「これが我ら(竜族)の誇り(王)!竜王様の真のお姿!!」
竜王は瓦礫から雄叫びを上げ出てきた。その声はイース星全土に聞こえるぐらい大きく、竜の中の王の声にふさわしい雄叫びだった。
がぁおぉぁぁ~!!

竜王(竜)は他の竜とは比べることなど出来ないほど大きかった。そして、竜の中で一番、優雅で誇り高く、まさに竜の中の竜だ。彼は…言葉には表わせないほど完璧な存在だった。
⑬「連合軍の犬たちよ!」
既に竜王は足元で座りこんでいる(恐怖のあまり)一将など目にも止めていなかった。竜王は連合軍の艦隊がいる方を見る。今も竜と連合軍は戦っている。
⑬「この星は…竜族のものだ。お前らには…」
竜王は翼をめいいっぱい広げる。そして、口を大きく開け、太陽のように大きなな炎の玉を作り初める。
一将「さ、させるか!」
一将は魔法で飛び、竜王の前に立ちはばかる。竜王の炎の玉はどんどん大きなっていく。
⑭「竜王様…」
③「暑い…」
①「これが竜…」

一将は杖に魔力を込める。
一将「し、死ねぇ~うせろ!うせろ!うせろぉ~」
竜王は炎の玉を放った
一将は電撃を放つ、しかし軽々と電撃は炎の玉に飲み込まれる。
一将「なぁ!ちくしょがぁ…」
一将は炎の玉に飲み込まれる。竜王の炎の玉は轟音あげ、空気すら燃やしながら、連合軍の艦隊に近づく、そして一隻の戦艦に当たり爆発した。なんて爆発だろうか、まるで宇宙のビックバーンのようだ。連合軍の戦艦の半分はこの爆発で消しとんだ。

No.190 06/11/22 16:05
匿名1 

>> 189 ⑬「やるなぁ~ハッハッハ!」
一将「貴方こそ。なかなかですわ!」
お互いの力と力がぶつかり、城が揺れる。
急に一将が笑いだす、一将の力が上がっていく。
⑭「なんて…魔力と力の戦いなんだぁ!ここにいることすらキツイぞ!」
クリスたちは今にも飛ばされそうだ。
①「あの女の力が上がっていく!くっ!」
一将「ハハハッハッハ…さぁ…死ぬ時間だよ竜の頭さん」
一将の性格が変わった。一将の力が竜王を押す、電撃が竜にジリジリと近づいていく。
⑬「ぐぅ!こしゃくなぁ!!」
竜王は必死に電撃を防ぐ。
一将「死ね死ね死ねぇ~死ねぇ!!」
ますます、一将の力が上がっていく
⑬「ぐぐっぐ!!」
竜王の腕が震え、腕がそして、電撃が竜王に直撃する竜王は光に包まれる。
ドカ~ン
ドドドド
バラバラバラ
一将「死んじゃった…ふふ」
城の屋根の大部分は吹き飛んでいた。瓦礫だらけで竜王どうなったか分からない。クリスたちはどうにかこうにか爆発からまのがれた。
①「竜王!!」
クリスは竜王をさがすが土煙と瓦礫で竜王が見えない。
③「解けた!ヤッタァ~!!」
セレナは封の呪文を解くのに必死で今の状況を飲み込めていないようだ。辺りを見渡して
③「何?城が…何が起こったの!!」
①「セレナ!今はそんなことはいいから!気をつけて!来るよ!」
一将がクリスたちに近づいてくる。
①「来な!早死にしたかったらな!」
クリスは剣をかまえる。
一将「ザコ…ザコ…ザコ…どいつも弱い…とっとと死になよ!」
一将の杖に凄まじい魔力が集まる。
凄まじい魔力のせいで近づくことすら出来ない。
①「くっ!なんて魔力だ!風圧で近づけない!」
セレナは杖を一将に向けて、呪文を唱えている。
③「ダメ!私の力じゃあの人を止めれないわ!さっきあれだけの魔法を使っておきながら…まだこんな力が残っているなんて!」
キックが二人にそっと話しかける
⑭「安心せい…あの女は怒らしてはいけないものを…怒らしてしまった…この星最強、いや全生物最強の竜王をな…」
城全体が震えだす、いやイース星全体が震えている。
③「何?」
①「!?」
一将「な!」

No.189 06/11/22 00:33
匿名1 

>> 188 ニ将「さぁ!武器を捨てな!この娘がどうなってもいいのかなぁ?ふふ」
①「ちっ…」
③「卑怯ですよ!離してぇ」
ニ将「暴れるんじゃねぇ!」
クリスが近づく
ニ将「近づくんじゃない!この娘を殺すぞ!」
①「…」
ニ将「武器を捨てろって言ってるだろうが!早くしろ!」
クリスはゆっくり剣を屋根に置く。
ニ将「よし、いい子だ!次はその剣を屋根から蹴り落とせ!」
①「…」
クリスは言われるままに剣を蹴る。剣は金属特有の独特な音をたてて屋根を滑り、落ちていく。
ニ将「ふふ!」
ニ将の杖が光出す。一瞬ニ将の腕の力が弱くなったセレナはニ将の腕を振りほどき、クリスの元へ逃げる。
ニ将「死にな!」
ニ将の杖に凄まじい電撃が凝縮していく。
セレナはニ将に杖を向ける。
③「させません!」
セレナは呪文を唱える…が何も起こらない。
ニ将「バカが!さっき、封の呪文をかけておいたのだ!」
①「ちっ!ヤバイ!」
ニ将の杖から凝縮した電撃が放たれようとしている。
③「待って、今、封の呪文を解くから…」
①「間に合わない!」
ニ将「準備完了…」
ニ将の杖の水晶に電撃が集まっている。
ニ将「死ね!」
ニ将が杖を振る。最後まで振りきれない所で
ニ将「ガァ…バカな」
①③「!?」
ニ将の手から杖がこぼれる。
ニ将「ボス…すい…ませ…ん」
ニ将の口から血がたれる。そして、その場に倒れこんだ。
倒れているニ将の横にいたのはキックだった。クリスの剣を持っている。
⑭「大丈夫か!」
①「ふぅ…」
③「キックさん!ありがとうございます!」
⑭「いやなに…私は屋根の隅にひかかり、気絶していたんだが…クリス君が剣を蹴る音で気がつき、目の前にちょうど君の剣が落ちてきてね。それを使ってコイツを」
キックはニ将を見る。
⑭「切り倒したわけさ!」
キックはクリスに近づく
⑭「ちょっと借りたよ…いい剣だ。私には扱うのに荷が重い」
①「あんたには…二回借りが出来たよ。(剣を拾ってくれた事と命を助けてくれた事)」
⑭「利子はいらんからなぁ(笑)…さぁ、竜王を助けるぞ!」
クリスたちは竜王の方を見た。一将から凄まじい電撃が出て、竜王を襲っている。竜王は腕を一将の方に向け、太古の力でその電撃を防いでいる。両者の力が中央でぶつかり合い、火花が飛び散っている。とても近づけない。
①「あれじゃ…近づけないよ」
⑭「…竜王」
③「あぁ…イライラするぅ~」
セレナは封の呪文を解くのに精一杯だ。

No.188 06/11/20 22:51
匿名1 

>> 187 キラー・キサが魔法で空を飛ぼうとした時にキキが気づいた。
キキ「な!貴様!」
キラーとキサもキキの見ている方向を見た。
⑦「ふっ…危なかった」
鎧は潰れたままだが凱はどうやら肉体的ダメージは回復しているようだ。
凱の横にはハークがいた。
⑦「誰だか知らねぇがありがとよ!命の恩人だ」
②「なになに…お主にはセレナ姫を何度も助けてもらっているしのう。魔法の水晶で見ておったよ」
ハークの杖の水晶からは淡い光が凱に注がれる。回復の魔法だろうか凱の傷が治っていく。
⑦「しゃあ!完全復活!今度はやられねぇぞ!」
②「まてまて、武器もなくてどう戦うのだ…ここは私が相手する」
凱は半分に割れた自分の武器を見る。
⑦「情けねぇ。俺が弱いばっかりに…妖刀紅丸が…」
ハークは杖を三人に向ける。三人も同じ動きをした。
②「さぁ…お主は先に行け!」
⑦「すまねえ!」
凱は走り出す。
②「お~と…忘れるところじゃった。これを持っていけ。流石に戦場を丸腰ではのう。」
ハークはローブの下に隠していた剣を凱に投げる。
⑦「サンキュー!」
凱は布で包まれた剣を受け取り、森の中に消えていった。
凱の後ろ姿を見ながら、ハークはいった。
②「凱…お主はな…魔法の才がある。お主は…普通の剣士ではなく魔法剣士の方がむいておるぞ…ふふ」
ハークが凱に渡した剣は魔法剣士が使う魔法の剣で黒魔剣であった。
キキ「逃がすな!キラー、キサ!凱を追え!」
二人はその場から消えた。
ハークは妨害の呪文をかけたが二人を止めることは出来なかった。
②「う!しまったわい…二人逃してもうたわ長話が過ぎた…」
キキ「さぁ早いとこ死んでもらう!」
キキは槍をかまえるように杖をかまえる。
ハークは杖を高々と持ち上げる。

No.187 06/11/20 22:21
匿名1 

>> 186 キキは槍を持つように杖を持っている。杖の先についた刃物から、光の矢が飛んで凱を襲う。
⑦「がぁ…」
凱のアンチマジック出来た鎧を軽々と貫通し、横腹に小さな穴を開けている。
キキ「そんな物(鎧)は…魔法の前では無に等しい。所詮、科学など…魔法の足元にも及ばない」
そう言うとキキの杖の水晶が光出す、キキの杖から光の矢が次々と放たれる。
⑦「がぁ!ぐっ」
凱の鎧は所々穴があき、立派な鎧は見る影もない。
⑦「なんて…スピードだ…見えねぇ」
凱は剣を落とし、その場に倒れる。
キキ「ふっ。光の速度で飛んでくる矢を大分気にいったようだなぁ」
キキは倒れている凱に数回光の矢を放った。
⑦「がぁ…くっ」
凱は倒れながら、自分の横に転がっている愛刀に手を伸ばす。
キキ「しぶとい、ヤツだ!」
キキは凱の妖刀に光の矢を放った。凱の剣は半分に割れてしまった。
⑦「くっ…俺の剣が…」
キキ「ふっふふ!そろそろお遊びは終わりだ」
キキ「キサ!キラー殺れ!」
キラー「やほぉ~」
キサ「死は美しい…」
キサとキラーはキキの声と同時に呪文を唱える。キラーの杖からは針が雨のように出て来て、凱に向かっていく。キサの杖からは物凄い業火が鳥となって、凱に向かう。二人の攻撃は凱に直撃して爆発し、土煙を上げる。煙が晴れると
凱が倒れていたところには何も残っていない。
キラー「へへ!粉々~」
キサ「安らかに…」
キキ「さぁ…行くぞ!逃げた二人を追う」
三人は歩き出す。

No.186 06/11/20 10:52
アル中35 

>> 185 その頃、森の中へ体制を整える為に入ったが、凱は野生的勘で何かいやなモノを感じ、妖刀を素早く構えた。

⑦「何か、嫌な予感がするぜ!」 「みんな、気を付けろよ!」
と凱が二人に言った時には、すでに遅かった。シュルシュル
何か、蔦の様なものがセロの両足首に絡みついた。

⑤「何ですか、これは?」
ビューン
そのまま、セロは逆さまに木に吊られた。
⑦「セロっ!大丈夫かっ?」

ゴオォォッ
ライオネルに向かって火の玉が飛んでくる。
素早く走って、横にかわしたが、火の玉は曲がってライオネルに向かう。
ドガン
⑨「ぐっうわ~っ!」
ライオネルは、余りの激痛で地面に、転げ回った!左肩がダラン と垂れ動かなくなっていた。

⑦「ライオネル!クソぉっ!!」
⑨「イタタタッ避けたはずなのにっ!これじゃ、弓が弾けないよ!」
⑤「ライオネルっ、大丈夫ですか?」
と同時に辺り一面が急に冷えだしてきた。
ピキピキピキッ

草や木が凍り始めた。
⑦「ちっ!闘い慣れてやがる!!」
そう言うと凱は、ライオネルを左腕に抱えて、セロの方へジャンプした。
シュン
ズバッ
妖刀で蔦みたいなものを斬りセロを助けた。
だが斬ったところはまた直ぐに再生した。
⑤「ここは、ひとまず逃げましょう!」
⑨「賛成!!」

⑦「俺様が、防いでる間に行きなっ!」
⑤「しかし、凱 強敵ですよ!」
⑨「そうだよ!一緒に行こう!」

⑦「だーーーっ!!」
「ごちゃごちゃ言ってるとヒドラの肉、喰わせるぞ!!」

⑤⑨「それだけは、許して!」

セロとライオネルを見送った凱は、戦闘体制に入った。

⑦「どっからでも、来やがれっ!攻撃を見たところ、魔導師だなっ!」
「へっ、残念だったなっ!こっちは、漆黒の鎧(アンチマジック)を身に付けるんだぜ!」

遠くから、声が聞こえてくる。
「それは、どうかな!」

キラーとキサの闘いを観察していたキキは、呪文を唱えた。
それは、現在存在しないはずの太古の魔法、ハイエントマジックだった。

No.185 06/11/20 09:45
アル中35 

>> 181 一隻の戦艦から 三人の魔法使いが物凄いスピードで戦艦から出てきた。どうやら、魔法で飛んでいるようだ。 彼らは魔法団の抹殺部隊であった。 キラ… キラー「きずかれる前に先に攻撃をしてやるぜ!」
キサ「やるか・・・。」

キラーの左手五本の指先に呪文をかけ、右手には、別の呪文をかけた。
ビューッ
五本の指は、蔦の様に伸びていく。
右手の杖には、手のひらサイズの火の玉がある。
キラー「形は小さいが、ファイヤー・ホーミング(追跡)マジックだ。くらいな!」
ボシュン

と同時にキサも少し長い呪文を唱えていた。

キサ「コールドの呪文だ・・・」

三人の方へ手をかざす。
ビョーッ
急に、辺りが冷え込む。

リーダー格であるキキは、その様子を観ていた。

No.184 06/11/19 23:23
匿名1 

>> 183 182のレスの一番前に追加

連合軍の大艦隊の大半は竜と空中戦(竜が防衛しているために城に近づけない)をしていたが、何隻かは竜の防衛線を破り、城を攻撃していた。

No.183 06/11/19 22:52
匿名1 

>> 182 竜王とキックの前に男と女が姿を現した。
二人は杖を持っていた。
一将「…」
ニ将「始めまして…竜王様。早速ですが…死んでもらいますよ。」
ニ将は杖を竜王とキックに向けた。
ニ将は竜王たちに縛りの呪文をかけた。これで竜王たちは身動き一つとれない。ふふ、ちょろい仕事だったな。しかし、竜王たちに変化はなかった。
ニ将「バカな!なぜだ!呪文は完璧だったはずだ!」
⑬「ふっ、呪文返しも知らんのか?」
ニ将は体が動かない。
ニ将「な、動かない!」
キックは地面を蹴ってニ将の前まで一気に飛び、剣を抜く
⑭「覚悟を」
キックは剣を振る。
ニ将「ボス~!た、助けてぇ」
キックはニ将を切ったと思ったが、手に握られていた剣が消えた。
⑭「魔法か!くそ!」
キックは自分に杖を向けている一将を見た。杖から電撃が放たれ、こちらに飛んでくる。キックは避けようとしたが、体が動かない。
⑭「ちっ!縛りの呪文か!くそ!」
電撃はキックに直撃した。キックはその場に倒れ、屋根を転がる。キックは屋根の隅にひかかり、落ちずにすんだ。
⑭「…」
キックは気絶したようだ。
⑬「ほぅ。もう片方は中々の魔法使いのようだな!キックを倒すとはなぁ!女にしては上出来だ!ハッハッハ!」
竜王は楽しそうだ。
ニ将は縛りの呪文をどうにか解いたようだ。
ニ将「今度こそ!死んでもらうぞ!」
ニ将は杖を竜王に向けた。
一将「コイツは!私が相手する!お前は後ろのヤツを殺れバカ!」
ニ将は後ろを振り返った。後ろにはクリスとセレナがいた。
①「させないよ!」
クリスは剣を抜いて走る。
ニ将は杖をクリスに向ける。
ニ将「早い!くっ食らえ!」
ニ将の杖から稲妻が出てクリスを襲う。
セレナは杖を稲妻に向け、稲妻の方向を変え、稲妻はクリスをそれた。
①「はっ!」
クリスはニ将を切る。
①「ちっ」
ニ将はその場から消えた。ニ将がいた屋根の部分には血痕が残っている。
③「きゃあ」
ニ将はセレナの後ろにいた。セレナの杖を押さえ、セレナの首に杖をあてる。
ニ将「この女がどうなってもいいのか!」
ニ将の腕には血が流れている。先ほどのクリスの攻撃で腕を負傷したようだ。
①「汚いヤツだ!」
ニ将とクリスは睨み合う。
竜王と一将も戦っていた。一将の杖からは凄まじい電撃が放たれている。竜王は腕を一将の方に向けて、その電撃を防いでいる。電撃は両者の中央で押しつ押されつだ。

No.182 06/11/19 21:16
匿名1 

>> 181 竜王は城の屋根の上で戦艦からの攻撃を防いでいた。
⑬「がぁ!」
竜王は竜の声で(外見は竜人だが)叫んだ。竜王は上げていた手を下げる。城の周りにいた戦艦数隻は竜王の手の動きとともに落ちていく。
戦艦5操縦士「操縦不可能です!」
戦艦5艦長「くそぉ」
兵士たちに叫び声と共に戦艦は森に消えていく。
戦艦兵「戦艦5が追撃されました。」 長官「くそ!城から下がるぞ!」
城の周りにいた戦艦は遠のいていく。
⑬「ふっ…なんとか助かったか」
竜王の横にはキックと数人の竜人がいた。
⑭「竜王様、このままでは竜たちが全滅してしまいます。」
⑬「分かっている…しかし竜たちを助けようにも竜人の主力部隊は城の防御に精一杯で竜を助けにいくことも出来んのだ」
⑭「では、このまま竜たちを見殺しにするとおっしゃるのですか!」
⑬「…」
竜王は遠く空で竜たちが落ちていくのを見ている。
⑭「わかりました。なら!私一人でも行きます!ドラーたちを見殺しには出来ない!」
隣にいた竜人が
竜人「待て!お前一人が行ったって何になる!」
⑭「そんなことを言っ…」
キックはとっさに横にかわす。屋根に雷がいくつも落ちてきたのが明らかに人為的だ。
周りの竜人は雷をかわしきれずに屋根から落ちていく。
竜王は避けずに直撃していた。
⑬「こんな攻撃…かわす価値もない!出てこい!不意打ちとは卑怯なヤツだ!」
屋根の上には竜王とキックだけになっている。他の竜人はやられたようだ。

No.181 06/11/19 19:12
匿名1 

>> 180 一隻の戦艦から
三人の魔法使いが物凄いスピードで戦艦から出てきた。どうやら、魔法で飛んでいるようだ。
彼らは魔法団の抹殺部隊であった。
キラー「凱か。ヤツは結構な腕を持っているようだぜ。」
三人は戦闘機が行き交う空を巧みに飛んでいく。
キキ「しょせん。雑魚だ。」
三人の片手には杖が握られているが、キキの杖は普通の杖ではなかった。杖の先端には水晶玉がついていて(ここは普通なのだが…)下には槍のように鋭い刃物がついている。
キラー「さぁ、あの三人じゃないのか?」
凱たちが森を歩いていた。
キサ「そのようだ…」
キラー、キキ、キサは凱たちに向かっていった。

  • << 185 キラー「きずかれる前に先に攻撃をしてやるぜ!」 キサ「やるか・・・。」 キラーの左手五本の指先に呪文をかけ、右手には、別の呪文をかけた。 ビューッ 五本の指は、蔦の様に伸びていく。 右手の杖には、手のひらサイズの火の玉がある。 キラー「形は小さいが、ファイヤー・ホーミング(追跡)マジックだ。くらいな!」 ボシュン と同時にキサも少し長い呪文を唱えていた。 キサ「コールドの呪文だ・・・」 三人の方へ手をかざす。 ビョーッ 急に、辺りが冷え込む。 リーダー格であるキキは、その様子を観ていた。

No.180 06/11/19 18:58
匿名1 

>> 179 凱たちはクリスがいる竜王の城に戻って行く。
城の周りは大混乱だった。竜族と連合軍が激戦を繰り広げていた。竜族の守りは堅く、連合軍を寄せつけない。城からは多種多用の攻撃が飛んできて、連合軍は進めない。
進めないのは凱たちも同じであった。
⑦「な、なんなんだぁ」
凱の視界には人と人とである。数万はいる。周りには竜人と連合軍が戦い、戦車やロボットが行き交う。
⑨「さすがに…これでは城に近づけん」
⑤「たしかに…下手に近づいて、竜人に敵と間違われで撃ち殺されるのがおちだ。」
周りにいた連合軍の兵士が切りかかってきた。カシーン!凱は素早く剣をふる。兵士はその場に倒れる。
辺りからは爆音が鳴り響く。
⑦「ちっ!ここにいたら戦艦の爆撃やら城からの砲撃に巻き込まれるぞ!」
⑨「仕方ない、森に隠れてよう!」
⑤「あぁ、作戦の練り直しだ!」
⑦「ちっ。下がるのは嫌だが…仕方ねぇ~か」
凱たちは森の中に消えていく。
兵士「アレは!…賞金稼ぎの凱!」
兵士は偵察ロボットを放った。
兵士「キメラ様が見つけ次第、戦艦56に連絡しろとの命令だ」
兵士は通信兵のところに駆けよる。
兵士「凱発見!!偵察ロボットで追尾中です!」
通信兵「了解した。」
通信兵「こちら、竜王城前の第63陸上部隊です。」
戦艦の通信兵「どうした?」
通信兵「最重要抹殺命令のターゲットの凱を発見しました。」
戦艦の通信兵「了解した。直ちに…魔法団をよこす。」

No.179 06/11/18 02:41
アル中35 

>> 178 ドゴーン
ドゴーン

セロの放ったレーザービームは、正確に命中した。

バリバリ
ギッ ギギギギギィ ガタン
ズシャーッ

戦闘ロボットは、機能を停止した。

上官「うっ、動かん!」

兵士1「上官がやられたっ!撤退しよう!」兵士2「俺たちも逃げるぞ!」
ワーーーッ
大勢の兵士たちは、蜘蛛の子が散る用に逃げて行った。

⑦「一生そん中に居な!」
⑨「さすが、セロ!」
⑤「まっ、こんなものさ!」

上官「ハッチが開かん!誰か助けろ!」

ヒューウッ

そこには、もう兵士たちの姿は、見えなかった。

⑦「クリスたちを探そぜ!」
⑨「賛成!!」
⑤「そうですね。行きましょう。」
三人は、その場から歩いて行った。


上官「お~いっ!誰かーーーっ!」
「私を、置いてきぼりにするなーーーっ!!」

No.178 06/11/18 02:14
アル中35 

>> 177 ⑦「よし、今だ!二人とも行くぜ!」

三人は、いつでも兵士が襲いかかって来ても良いように、気を張りながら走った。

上官「ええ~い、お前たち何をしている。この人数で三人ぐらい、やってしまえ!」
兵士「しかし、我々では、歯が立ちません!」
上官「この、役立たずどもがっ!」
「私が行く!アレを用意しろ。」
兵士「ハッ!」

右腕がガントリックが装備され、足は戦車のキャタピラが付いている、高さ3mはある搭乗型戦闘ロボットの腹の部分に上官は乗り込んだ。
ギュラ ギュラ ギュラ

戦闘ロボは、走り出すと、右腕を三人に向けた。

上官「くたばれっ!」
カチッ
ガガガガガガガガガガガガガガガガッ

盾にしていた、目の前の大きな岩が粉微塵に、砕け散った。
上官「ハッハッハッ!隠れても、無駄だっ!」


⑦「ひょうっ!あぶねぇっ!あんなの喰らったら、ミンチになるぜ!」
⑨「あんなのに、弓が効くのか!?」
⑤「何処か弱点が有るはずです。」

⑨「・・・・」
⑦「俺様とライオネルで、ロボットを撹乱する!」
「セロ、お前は、メカに強そうだから、弱点を探してくれ!」
⑤「分かった、やってみる。」

三人は、散った。

⑦「三重残像剣!」
ガキッガキッガキーンッ

⑨「魔法の弓くらえっ!」
ギュオーーッ
ビュンビュンビュンビュンッ

上官「たいした事はないなっ!」

⑤「凱・ライオネルが闘っているうちに。」

セロは、ポケットから機械を透視するスコープを出した。
カチャッ
最新式のレーザー銃に取り付けて、スコープを覗いた。
ピッピッピッ
スーーーーッーーーーッ
ピピピピピッ
⑤「ビンゴ!」 「弱点は二カ所か!」

セロは、ガントリックガンの腕の付け根とキャタピラの軸をを狙った

ビシューーッ
ビシューーッ

No.177 06/11/17 16:14
アル中35 

>> 175 イース星の空は連合軍の艦隊で雲一つ見えたい。 森に隠れていた竜たちは連合軍の戦艦が来ると森から飛びたち、戦艦に向かって、炎を吐いた。連合軍の… ⑦「二人とも、どいてなっ!」
「取りあえず、俺様が道を開く!オーラを貯めてる間、援護頼むぜ!!」
⑤「分かりました!」
⑨「分かったよ!凱っ!」
ビシュビシュ


ズオオォォォッ

妖刀と漆黒の鎧にオーラが、吸い込まれていく!
そして、妖刀が金色(こんじき)に染まっていく。

⑦「ヒドラの肉を喰ってから、自分がパワーアップしたみたいだぜ。これなら、いける。」

「うおぉぉっ!
ネオ・ガイ・ブレイドオォォォォッ!!!」

カーーッ!!

そこには、連合軍ロボットが吹き飛び、草一本残らない、ひとすじの道が出来ていた。
バチバチッ バチバチッ


⑤「何て、凄まじい威力なんだ!」
⑨「あわわわわっ!敵でなくて良かった。」
⑦「これの技を、放っても疲れないぜ。」 「何だって、来いってんだ! ガッハッハッハッ」

連合軍の兵士も、流石に後ろに引いた。

No.176 06/11/17 01:31
匿名1 

>> 175 一方、クリス、セレナ、リオは城の中にいた。
①「とにかく…敵の大将を叩かないと!」
クリスは凱たちの後を追おうとした
③「クリス!敵も同じことを考えているはずです!」
クリスは振り返る
①「え、つまり…え」
⑪「つまり!竜王のところにいればキメラも来るってことさ。クリスってバカ?」 クリスはリオの頭をぐりぐりした。
①「竜王は?」
通りかかった竜人にクリスは聞いた。
竜人「え?最上階だと思いますが。」
③「行きましょう!」
⑪「やっと俺が…活躍できるぜ!」
嬉しさからだろうリオは軽くジャンプした。
クリスはリオの首を掴むと
①「お前は留守番だ!」
クリスは客室にリオを放り投げた。
⑪「いてぇ…この暴力女!うぅ…」
③「ゴメンなさい…リオ。貴方を危険にはさらさせられないわ」
セレナは客室のドアを閉めた。そして杖をドアに向け、呪文を唱えた。監禁の魔法だ。
③「これで…よしっと」
①「行こう!」
セレナとクリスは走っていった。
客室からはリオの叫び声が聞こえる。
⑪「子供だからって!うぅ…」
リオは布団の中ですねていた。

No.175 06/11/17 01:14
匿名1 

>> 174 イース星の空は連合軍の艦隊で雲一つ見えたい。
森に隠れていた竜たちは連合軍の戦艦が来ると森から飛びたち、戦艦に向かって、炎を吐いた。連合軍の戦艦にはバリアーが張られており、竜の炎でもそう簡単に破れないようだ。戦艦からはおびただしいビーム光線が竜たちに放たれ、数千匹の竜は炎を吐いている。どちらのもこれと言ったダメージはないようだ。
戦艦の何隻かは竜王の城を攻撃している。
が、城に攻撃が当たらない。
⑬「ふっそんな物は当たらんわ!」
竜王は城の一番高い屋根の上でにおうだちして、手を戦艦の方に向けている。攻撃を防いでいるようだ。
戦艦からは次々に小型戦闘機が出てくる。そして、地上ロボットを投下している。竜たちは戦艦のバリアーに直接体当たりし、バリアーを破り、戦艦を沈めていく。やや竜たちが優勢かと思われた時、連合軍の戦艦のデッキの多くに魔法軍の魔法が出て来た。魔法使いたちは竜たちに呪いの呪文やら縛りの呪文や色々な魔法をかけ、竜を森の中へ落としていく。
⑤「おい!きたぞ!ロボットだ!」
凱、ライオネル、セロは次々と降りてくる地上の連合軍を倒していた。
⑦「ちっ多いな」
⑨「やるしかないだろ!」
周りの竜人たちもロボット相手に苦戦しているようだ。
⑤「おい!アレ!」
凱は近くにいたロボットを切り倒す。
⑦「おぁ…ついに人間まで降ってきたよ」
上空の竜は数が減っている。連合軍も安全をある程度確保したと踏んだのだろう。パラシュートがまるで雨のように降ってくる。
⑨「ヤバイ!数が多すぎるぞ!」
竜人「ぐわぁ」
ライオネルの後ろにいた竜人がロボットに倒される。ライオネルは後ろを振り返り、ロボットに矢を放った。

  • << 177 ⑦「二人とも、どいてなっ!」 「取りあえず、俺様が道を開く!オーラを貯めてる間、援護頼むぜ!!」 ⑤「分かりました!」 ⑨「分かったよ!凱っ!」 ビシュビシュ ズオオォォォッ 妖刀と漆黒の鎧にオーラが、吸い込まれていく! そして、妖刀が金色(こんじき)に染まっていく。 ⑦「ヒドラの肉を喰ってから、自分がパワーアップしたみたいだぜ。これなら、いける。」 「うおぉぉっ! ネオ・ガイ・ブレイドオォォォォッ!!!」 カーーッ!! そこには、連合軍ロボットが吹き飛び、草一本残らない、ひとすじの道が出来ていた。 バチバチッ バチバチッ ⑤「何て、凄まじい威力なんだ!」 ⑨「あわわわわっ!敵でなくて良かった。」 ⑦「これの技を、放っても疲れないぜ。」 「何だって、来いってんだ! ガッハッハッハッ」 連合軍の兵士も、流石に後ろに引いた。

No.174 06/11/17 00:15
アル中35 

>> 169 凱は、キックと話した後、部屋に戻った。そして、腹が減ったのでヒドラの肉をガツガツ食べ出した。 ⑦「お前たちも喰うか?」 ライオネルとセロは、… バタンッ

クリスとセレナが、部屋に入って来た。
①「お前たち、戦闘の準備をしてくれ!」
③「大変なんです!」

⑦「どうした!げぷっ!俺様は、いつでもいいぜ!」
⑤「どうかしたのですか。クリス?」
⑨「・・・・。」
ライオネルだけ、下を見ている。

③「竜王の話しでは、シーラ星で戦ったキメラ魔将軍が、
この星に攻めて来たらしいんです。」
①「凄い数の艦隊が、イース星に攻めて来たらしい。」

みんなに、緊張が走った。

⑦「何っ!あいつがか!?」
ガイは、キメラと対峙して怖さをよくしっていた。

No.173 06/11/17 00:12
匿名1 

>> 172 提案
一将と二将は番号無しでいいのでは?脇役的な存在ですし
竜のドラーみたいな感じで…面倒ですが
一将「」みたいに書いて…
⑳←この記号の番号は二十までしかないですし、番号に予備を残しておくべきかと…

No.172 06/11/16 23:56
匿名1 

>> 171 イース星の近くにキメラの大艦隊が来ていた。
⑩「…」
イース星は大半は森でイース星はほぼ緑いろの惑星である。
艦長「キメラ将軍、じきにイース星に到着します。向こうは我々に気がついているようです。」
⑩「そうか…で二大魔法将は?」
艦長「さきほどまであちらにいらっしゃったのですが…」
艦長は辺りを探す。
艦長「探してきます。少々お待ちよ…」
艦長は2大魔法将を探しに部屋を出ていった。
⑩「一将…二将」
キメラは2大魔法将の呼び名を呼んだ。
一将「…」
二将「お呼びで…」
キメラの呼びかけに二大魔法将と呼ばれる。男と女がやって来た。この二人はキメラが率いる魔法軍の2トップで相当な魔力を秘めているようだ。
⑩「お前たち、セレナ姫だけは殺すなよ!お前らは優秀だが手加減をしらん…この前の任務では仲間の戦艦も吹き飛ばしたらしいじゃないか!」
男の方が
二将(男)「すいません。アレは…一将さんがいつもの症状で」
一将(女)「…」
⑩「とにかく!二将よ!一将のヤツをしつかり見とけよ!失敗は許されんのだ。」
キメラは一将を見て言った。
二将「御意…」
一将「…」
二人はその場から消えた。
⑩「ふっ気が読めん…女だ。」
二人は自分たちの部屋にいた。
一将「あ~あ。あのクソじじぃ!まるで私が失敗の種みたいな言い方しやがって!吹き飛ばしてぇよ!!」
二将はため息をついた。例の症状だ。
二将「ボス…どうにかなりませんか?多重人格は?」
一将「あぁ、クチゴタエすんのかぁ?」
一将は二将の服を掴み振り回し、壁に叩きつけた。どこかクリスに似ている。
二将「ぐっ…これがなきゃ…美人でいい人なんだが…」
一将「大丈夫ですか?誰にやられたんですか?」
急に性格が変わった。いつものことで、二将はもうなれていた。
二将「ボス…セレナ姫は絶対殺さないで下さいよ…はぁ」
一将「はぁ~い。分かってるって!」
また性格が変わった。
二将「…はぁ」

連合軍はイース星の大気圏に入ってた。

No.171 06/11/16 22:50
匿名1 

>> 170 ※170誤り訂正
最初のシーラ星誤り!イース星が正しいです。すいません。
イース星~です。

No.170 06/11/16 22:47
匿名1 

>> 166 あ、今までずっと間違ってたぁ…すいませんぇ~(恥ずかし…) ダンテスティン王国ですね。 シーラ星の北の外れにある森に小型船が危なげない運転で着陸した。小型船のボディーには傷でいっぱいで表面の塗料はほとんどはがれていた。よほど運転手は下手なようだ。
小型船から人が出てきた。二人のようだ。
「ふむ、機械は苦手じゃ…」
「よく無事にこれたものです。あんな操縦で」
「ほっほ、言わんで下され。ナタレー王女…」
二人のうちの一人は命を落としたナタレーだった。なぜ?出て来た?死んだんじゃないの?と言いたいだろう。まぁ、クリスたちですらそう思っている。ライオネルもそうだろう。ナタレーは今はクリスたちが見た時と違っていた。体は半透明で今にも消えそうだ。ナタレーは生や死という概念に囚われていない。ナタレーは元から生きた存在ではないし、死んだ存在でもない。ナタレーは古代の結界で古代の力なのだから…それがエルフの人柱なのだ。人柱は死ぬことはないが、生きるということもない。
⑧「本当にありがとうございます。大賢者殿…」
そう、そこにいたのはダンテスティン星で別れたハークであった。ハークはあの時、どうにかこうにかバジリスから逃れた。しかし、その時に力の大半を使ってしまい、力の回復を待って、追いかけ来たので、これだけの時間がかかったのだった。
⑧「もしも、貴方がシーラ星を小型船でよこぎって宇宙にただよっていた私を見つけて、チリとなった私の力を集めてくれなければ…私は消えてしまっていたでしょう。魔法将軍に力を砕かれ…回復不能でしたから」
②「なに…これも運命ということです。あとは自然回復で元通り肉体も得ることができるでしょう。」
ハークは遠くに見えるクリスたちがいる竜王の城を見た。
②「さぁ…戦いが始まる前に行きましょうぞ!」
⑧「えぇ」

No.169 06/11/16 22:29
アル中35 

>> 167 クリスとセレナが竜王の間で対談していた。 そのいっぽう・・・ ⑦「ふぁ~ぁ!」 「もう朝か!」 凱は、頭をボリボリ掻きながら起きた。⑨「お… 凱は、キックと話した後、部屋に戻った。そして、腹が減ったのでヒドラの肉をガツガツ食べ出した。
⑦「お前たちも喰うか?」
ライオネルとセロは、それを見て後ずさりした。
⑤⑨「いや、お腹一杯なんだ!」
二人は、お腹が空いてたが、ヒドラの肉を食べたんじゃ、やばいと思った。

  • << 174 バタンッ クリスとセレナが、部屋に入って来た。 ①「お前たち、戦闘の準備をしてくれ!」 ③「大変なんです!」 ⑦「どうした!げぷっ!俺様は、いつでもいいぜ!」 ⑤「どうかしたのですか。クリス?」 ⑨「・・・・。」 ライオネルだけ、下を見ている。 ③「竜王の話しでは、シーラ星で戦ったキメラ魔将軍が、 この星に攻めて来たらしいんです。」 ①「凄い数の艦隊が、イース星に攻めて来たらしい。」 みんなに、緊張が走った。 ⑦「何っ!あいつがか!?」 ガイは、キメラと対峙して怖さをよくしっていた。

No.168 06/11/16 22:26
クリス ( wkdU )

>> 166 あ、今までずっと間違ってたぁ…すいませんぇ~(恥ずかし…) ダンテスティン王国ですね。 大丈夫!!よろしく!!

No.167 06/11/16 22:17
アル中35 

>> 163 クリスは竜王のいる竜の間の扉の前にいた。ここはセレナとセロが殺しあった最初の部屋である。扉の前にはキックが立っていた。昨日あれだけ飲んでいた… クリスとセレナが竜王の間で対談していた。
そのいっぽう・・・

⑦「ふぁ~ぁ!」
「もう朝か!」
凱は、頭をボリボリ掻きながら起きた。⑨「おはよう!凱っ!」
ライオネルは、テラスで外の景色を眺めていた。
その頬は赤いように見えた。

それに、反応したのか、セロが起き出した。
⑤「みんな、おはよう!」 「う~っ!まだ、頭が痛い。」
⑦「なんだなんだっ!セロ、二日酔いかっ!」 「この、薬を飲んだらたちまち直るぜ!」
ぽいっ
と、丸玉を投げ渡した。
⑤「ありがとう!」
凱は、身支度を済ませ、竜王の間に向かった。
扉の前でキックが立っている。
⑦「お前、酒強いなっ!」
⑭「お前こそっ!」
二人は昔馴染みのような感じで喋っていた。

  • << 169 凱は、キックと話した後、部屋に戻った。そして、腹が減ったのでヒドラの肉をガツガツ食べ出した。 ⑦「お前たちも喰うか?」 ライオネルとセロは、それを見て後ずさりした。 ⑤⑨「いや、お腹一杯なんだ!」 二人は、お腹が空いてたが、ヒドラの肉を食べたんじゃ、やばいと思った。

No.166 06/11/16 22:10
匿名1 

>> 165 あ、今までずっと間違ってたぁ…すいませんぇ~(恥ずかし…)
ダンテスティン王国ですね。

  • << 168 大丈夫!!よろしく!!
  • << 170 シーラ星の北の外れにある森に小型船が危なげない運転で着陸した。小型船のボディーには傷でいっぱいで表面の塗料はほとんどはがれていた。よほど運転手は下手なようだ。 小型船から人が出てきた。二人のようだ。 「ふむ、機械は苦手じゃ…」 「よく無事にこれたものです。あんな操縦で」 「ほっほ、言わんで下され。ナタレー王女…」 二人のうちの一人は命を落としたナタレーだった。なぜ?出て来た?死んだんじゃないの?と言いたいだろう。まぁ、クリスたちですらそう思っている。ライオネルもそうだろう。ナタレーは今はクリスたちが見た時と違っていた。体は半透明で今にも消えそうだ。ナタレーは生や死という概念に囚われていない。ナタレーは元から生きた存在ではないし、死んだ存在でもない。ナタレーは古代の結界で古代の力なのだから…それがエルフの人柱なのだ。人柱は死ぬことはないが、生きるということもない。 ⑧「本当にありがとうございます。大賢者殿…」 そう、そこにいたのはダンテスティン星で別れたハークであった。ハークはあの時、どうにかこうにかバジリスから逃れた。しかし、その時に力の大半を使ってしまい、力の回復を待って、追いかけ来たので、これだけの時間がかかったのだった。 ⑧「もしも、貴方がシーラ星を小型船でよこぎって宇宙にただよっていた私を見つけて、チリとなった私の力を集めてくれなければ…私は消えてしまっていたでしょう。魔法将軍に力を砕かれ…回復不能でしたから」 ②「なに…これも運命ということです。あとは自然回復で元通り肉体も得ることができるでしょう。」 ハークは遠くに見えるクリスたちがいる竜王の城を見た。 ②「さぁ…戦いが始まる前に行きましょうぞ!」 ⑧「えぇ」

No.165 06/11/16 22:06
クリス ( wkdU )

すみません!!ダンテスティン王国でお願いします!!

No.164 06/11/16 22:04
匿名1 

>> 163 クリスとセレナは竜王との話を終え、扉の方へ歩いて行く。クリスが扉に手をかけた時、竜王は思い出したように語りだした。
⑬「昔…私とドイスは良き友だった。あることをきっかけにドイスと私は決裂した。それは…人間を許すか、許さないかという対立からだった。ヤツは人間をにくみ、闇に身をゆだめた。」
①「!」
ドイスと竜王が知りあいだったとは。クリスとセレナは驚きを隠せない。
⑬「ヤツは世界征服を名目に連合軍を巧みに操っているが…本当の目的は…この世界を闇にすること。つまり、この世を無にすることだ。連合軍すら使い捨てに過ぎない。」
⑬「ダスティン王国の姫よ。お前の持つ、そのペンダントこそ!ドイスの目的そのものと言うことを忘れるでないぞ!」
セレナは驚いた。ペンダントを持っていることを知っているのは私とハークだけのはず、竜王には一度だって見せたことはないし、クリスたちにすら見せたことはないのだから。
③「このペンダントがドイスの目的。」
セレナは服の下に隠していたペンダントを出した。
③「これは王家の宝としてダスティン王家に受け継がれているペンダントなんです。なぜ、ドイスはこれが…」
竜王は手をセレナの口に向ける。竜王はセレナがこれ以上言うのを止めた。
⑬「世界の運命を握っている娘よ。一つ教えてやろう。作ることが出来るということは壊すことが出来るということなのだ。」
竜王はそう言うと黙りこんだ。セレナが何を言っても返事が無い。クリスとセレナは黙りこんだ竜王に礼をし、部屋を出た。扉の外側にはキックが立っていた。キックはクリスを先導し、客室に向かって歩く。
セレナは歩きながら、自分が身に付けているペンダントを思っていた。このペンダントは一体なんなんだろう。ハークからは代々受け継がれてきた王家の宝としか聞いていない。あとは伝説の物語には天地創造だとか神のペンダントとして出てくるが、物語だから本当かどうかは定かではない。クリスに相談しようとクリスに話しかけようとしたが、クリスも何か思いつめているようだ。眉間にしわをよせ、ブツブツ言っている。セレナは客室までの長い廊下を見て思った。あ~あ、ハークが居ればなぁ

No.163 06/11/16 20:42
匿名1 

>> 162 クリスは竜王のいる竜の間の扉の前にいた。ここはセレナとセロが殺しあった最初の部屋である。扉の前にはキックが立っていた。昨日あれだけ飲んでいたのに平気な顔をしている。
⑭「クリス…竜王がお待ちだ。」
①「…」
⑭「クリス?」
①「…あぁ」
クリスはライオネルの事で頭が一杯で、キックへの返答が遅れた。キックは扉を開け、クリスをうながすように手を差し出す。クリスはキックの手に手を置く、キックは竜王の前までクリスをエスコートすると竜王に頭を下げ部屋を出ていく。
⑬「よく来た…」
竜王の顔は疲れているように見えた。
部屋にはセレナも来ていた。
⑬「短刀直入に用件を言おう。」
①③「…」
⑬「今、このイース星にキメラ将軍率いる連合軍が来ている」
キメラと聞いて、二人はシーラ星で会ったキメラを頭に思い浮かべる。
⑬「雷までとか言わんでも…キメラは相当な実力者だ。」
①「アイツ…そんなに強いのか?私が戦った時には世間一般にいる魔法使いと同じぐらいだったけど…」
③「確かに…彼からは魔力は余り感じられませんでした。」
⑬「そうか?私が聞いたには山をも消し飛ばす大魔法使いだとか」
⑬「ここに向かって来る連合軍は相当な数だ!我々(竜族)も数は多いが…戦力的には五分五分といったところ…」
⑬「私は…宇宙で戦うべきだと思うのだが…宇宙船の準備が間に合わない。今日の昼までにはここにやってくるだろう。空をうめつくす戦艦が…」
①「では…この星でむかえうつと」
⑬「そうだ。…苦戦するのは分かっている。我らの天敵、魔法使いが、数えきれんほどいるんだからな…」
⑬「しかし!我々は勝たねばならん!この世界をドイスから守るためにな!友に戦うではないか!戦友よ」
③「はい…」
①「この戦いで勝たなければドイスを倒すなんて夢になっちまうよ!」
⑬「そうだな!ハッハッハ!」

  • << 167 クリスとセレナが竜王の間で対談していた。 そのいっぽう・・・ ⑦「ふぁ~ぁ!」 「もう朝か!」 凱は、頭をボリボリ掻きながら起きた。⑨「おはよう!凱っ!」 ライオネルは、テラスで外の景色を眺めていた。 その頬は赤いように見えた。 それに、反応したのか、セロが起き出した。 ⑤「みんな、おはよう!」 「う~っ!まだ、頭が痛い。」 ⑦「なんだなんだっ!セロ、二日酔いかっ!」 「この、薬を飲んだらたちまち直るぜ!」 ぽいっ と、丸玉を投げ渡した。 ⑤「ありがとう!」 凱は、身支度を済ませ、竜王の間に向かった。 扉の前でキックが立っている。 ⑦「お前、酒強いなっ!」 ⑭「お前こそっ!」 二人は昔馴染みのような感じで喋っていた。

No.162 06/11/16 16:32
クリス ( wkdU )

>> 161 久しぶりに平和な夜、皆安眠していた(一部、酔いつぶれていた。)優しいセレナは竜人の侍女から毛布をもらって廊下の酔っ払いたちにかけてあげていた。クリスもみんなと同様安眠していた。そこで不思議な夢を見た。クリスは花畑の中にいる。青いバラ・・・・。手を触れると散っていく。舞い上がる花びら。連鎖するようにすべての花が散り舞い上がる。そこで夢は終わった。早起きのクリスは目覚め、起き上がりセレナとリオの方を見た。リオの布団をかけなおし、セレナの顔を見て微笑む。久しぶりの平和の朝をクリスはバルコニーで4二個の太陽が昇るのを見て迎えた。
①「青いバラ・・・・。美しいかった。こんなに心が平安になったのは久しぶりだ。」
⑨「花の夢を見たのかい??」
①「!!」
驚いて振り向くと、にこにこ顔のライオネルが立っていた。エルフは朝に強い。
③「夢占いしてあげようか?」
久しぶりの2人きり。朝日が美しいこのシチュエーション!!ライオネル、絶好のチャンス!!
うるさい奴らも酔いつぶれていない。クリスは穏やかにほほえんだ。
①「断る。」
⑨「えっ!!なんでだい??」
①「占いは信じない。運命は自分で切り開く。」
⑨「クリスらしいね。ちなみに僕が見た夢は、ク、クリスと結婚式を挙げる夢だ。ここのメンバーも祝ってくれた。冬の国で、君はエルフの花嫁衣裳を着ていた////」
呼吸なしで一気に口走るライオネルを見て、くすくすと笑うクリス。ライオネルの顔が赤くなる。ライオネルは深く深呼吸し、跪いた。
⑨「クリス、僕はエルフの王になった。ちょっと前だが、雷という恐ろしく強い将軍が僕の惑星に向かっているということだ。僕の国の仲間たちは最善を尽くし、必ず、あぁ、必ず勝つ!!そして僕らはドイスを打つんだ!!クリス、その時には僕と結婚して欲しい、」
そういってクリスの手を取りキスをした。いつになく真剣に言うライオネルにクリスは非常に動揺した。
⑨「クリス、答えて欲しい。」
①「私は・・・・。」
クリスは震えた。戦いに身を捧げたこの人生を振り返る。クリスは口を開こうとした。
トントン 
侍女「クリス様、竜王様がお呼びです。起きてなさいますか?」
①「起きている。今行く!!」
クリスはライオネルから手を離し、ドアに向かう。
⑨「ダメだ。クリス!!答えを聞くまで離さない。」
後ろからクリスはライオネルに抱きしめられた。クリスの顔は一気に紅潮する。
⑨「YESかNOか・・・。僕はもう待てない。」
耳元でライオネルがささやく。クリスは喉が詰まるような感覚に襲われる。甘いお酒の香がますます感覚を麻痺させる。やっと振り向きライオネルを両手で押しのけた。
①「も、もう少し、時間をくれ!!すまない。」
そういって竜王の元に走っていった。ライオネルはふにゃふにゃとその場にすわりこんだ。満足そうな顔をして。

No.161 06/11/15 19:56
匿名1 

>> 160 凱、ライオネル、セロ、キックは廊下でなおも飲んでいた。
③「でもさ、あんたにはハラハラしたぜ~殺されてもおかしくなかったよ。アレは…セレナとクリスが竜王にお願いして許してもらったからいいものを…正気のさたじゃないよ。ハハハ」
⑦「確かにな…竜の肉を持って、竜の巣に飛びこんだんだからなぁガハッハッハ。」
⑨「クリス…むにゃむにゃ」
⑭「まぁ、お前が殺した竜が人竜だったら、竜王に殺されてたがな…普通の竜だからな」
⑦「竜にも色々種類があるのか?竜人?」
⑭「私はキックだ。何度言ったら覚えるんだ…竜には大きい分けて二つに分かれる。一つは人語、つまり話す竜。二つめは人語を話さない竜。後者は前者や竜人にとっては動物のような存在だ。」
③「ふ~ん」
⑭「まぁ私としたらこの分け方は竜同士の差別と思うがな。」
③「差別があるのは竜も人間も同じってことか…」
⑦「まぁそんな話はどうでもいい!飲もうぜ!」
③「賛成!」
⑭「ふっふふ」
⑨「クリス…」
凱たちは朝まで飲みあかした。

No.160 06/11/15 19:38
匿名1 

>> 159 リオとクリスが戦って…数十時間たった。アレはクリスは遊び半分だったがリオは本気だったことだろう。
今日は騒がしい一日だった。
クリスは月を見ながら思った。もうすぐ、二日目が終わりイース星に来て、3日目になる。
①「はぁ、アイツらには参ったよ…」
クリスは凱とライオネルがこの竜王の城に突然やって来て、剣を返せ!と大声で凱が怒鳴り、暴れだした映像を頭の中で描き、笑った。
今は客室のテラスにクリスは立っているが、そこから賑やかな客室が見える。セレナは皆を見て笑って、凱、ライオネル、セロは酔って踊っている。凱は眠ろうとしているリオにお酒をすすめ、セレナが止める。竜人のキックもこの部屋に来て、飲み会に参加している。
⑦「ハッハッハ!竜人よぉ~お前の事誤解してたぜ!」
凱、ライオネル、セロはキックが持ってきた竜人特製の酒を飲み、すっかり、キックとうちとけたようだ。
⑤「やほっお~今日は朝まで飲みあかすぜぇ~」
⑦「おっ!いいなぁ~酒はもっとないのか?」
凱は机にあった最後のビンを手にとり言った
⑭「まだ、腐るほどあるぞ!」
キックは持ってきた袋から次々と酒を出していく
ライオネルは既に酔いつぶれて机で寝ている⑨「クリス~好すきだぁ~」
セロは呆れて
⑤「コイツ…夢の中でもかんでるよ…」
⑪「お前ら!うるさい!寝れないだろう!」
リオはそう言うと布団の中に顔を隠した。
⑦「おっ、言うじゃねぇか!」
⑤「お仕置きが必要だね」
凱とセロは不気味な笑みを浮かべながら、リオに近づいく。
①「バカども!外に出な!子供がいるんだからね!お前らは廊下で寝な!」
クリスが部屋に入ってきた。
⑤「なんで俺らが外で寝るんだよ!う…」
クリスは凄い形相だ。
セロは頭をかきながら部屋を出ていく。凱、キックは後に続く
⑦「全く…かなわねぇヤツだなぁ…こぇの」
⑭「同感だ…」
クリスはライオネルをかつぎ、廊下に投げた。
①「静かになったな」
③「えぇ、とっても…」
クリスとセレナは笑った。
リオはかわいい寝顔で寝ている。

No.159 06/11/15 15:31
クリス ( wkdU )

①「良いだろう。それで小僧の気がすむんなら。ただし、負けたら私たちについてきてもらうよ!!」
⑪「望む所だ!!」
リオは手に持っていた長い鉄槍を向けた。一気にその槍が伸びる。
①「なかなか粋が良いじゃないか!!」
細く笑んだクリスは槍の上を走り、リオの頭上を越えて後ろに回りこんだ。リオは槍を空中に投げた。
⑪「分裂!!鉄球!!」
槍はいくつにも分裂し、銃弾くらいの大きさや、砲弾くらいの大きさに変わった。クリスは剣で後ろのドアを破り、廊下に出た。
①(セレナちゃんに何かあったら大変だからね・・・・。っにしても足元がふらつく。)
クリスは廊下の下の大広間に飛び降りた。竜人達が驚いてみている。
⑪「鉄球破壊!!」
①「おっと・・・・」
クリスは鉄球をかわしながら後ろに退く。鉄球は大広間の床を砕いていった。
①「降りてきたらどうだい?おちびちゃん!!」
リオは真っ赤になって、怒った。残りの鉄を変化させ、円盤状にした。それに乗り降りてくる。
①(挑発に乗るなんて、なかなかかわいい奴。)
リオは円盤から降りた。クリスとの距離は10mくらいであろうか。リオは完全に油断した。
⑪「鉄球破壊!!」
もう一度そう唱えた。一斉に鉄球がクリスに降り注ぐ。上からはセロとセレナが見ていた。
③「クリス!!危ない!!」
砂埃が立ち昇る。そこにクリスの姿はなかった。
⑪「ははっ!!あの女は跡形もなく消えたようだね!!」
①「詰めが甘いよ。」
クリスはいつのまにかリオの背後に回っていた。クリスはリオの首を殴って気絶させた。リオを抱きかかえて竜王のほうに向きかえった。
①「この子、もらっていくよ!!」
⑬「面白いものを見せてもらった礼だ!!くれてやる!!」
クリスと竜王は互いに微笑んだ。

No.158 06/11/15 14:40
クリス ( wkdU )

アル、限定で話そう。

No.157 06/11/15 14:39
クリス ( wkdU )

クリスは目を覚まし、あたりを見わたした。
③「クリス!!気がついたのね!!」
①「セレナ・・・・。大丈夫だったかい??ん?そこの坊主は誰だ?」
⑪「坊主って言うな・・・・。」
さっきまで輝いた顔がまた暗くなった。
⑤「この子、錬金術師なんだってさ~。」
①「錬金術しか・・・。」
クリスはリオの手のブレスレットを見つめた。見たことがある。
①「あっ!!ハムオル殿のブレスレットではないか!?」
リオはびっくりして目を見開いた。
⑪「し、師匠を知っているのですか?」
おずおずと、また、少し悲しい瞳で言った。
①「父上がよく私をハムオル殿の所へ預けた。まだ戦闘のできなかった頃にね。たしか5歳になるまで修行をつけてもらったよ。ハムオル殿は元気かい??」
⑪「・・・・・死にました。いいえ、殺しました。」
そこにいる皆の空気が凍りついた。クリスは必死に平静を保っている。
①「なぜ??」
⑪「竜王が・・・殺しあえって・・・それで・・・師匠は・・・老い先長くないから・・・殺せて・・・。」
リオの目には涙がたまっている。
③「あぁ、なんて可愛そうなリオ!!」
セレナはリオを抱きしめた。クリスとセロは顔を見合わせ、頷いた。
①「リオ、辛い思いをしたね。一緒に・・・ドイスヲ打ちにいかなにか?」
リオはクリスのほうを見た。顔が辛そうだ。
⑪「僕は、竜王を殺したい・・・・・。」
⑤「君には無理だよ。クリスでさえ全力を使った。考え直して欲しい。」
リオは下を向いて黙り込んだ。そして言った。
⑪「僕に勝てたら・・・・この女が僕に勝てたら行く。」
そう言ってクリスを睨んだ。

No.156 06/11/15 14:28
アル中35 

>> 155 アル「クリス、そう言えば、レス数多いけど休みかな?」
(?_?)
「俺様は、昼に仕事上がって家に帰って来て布団で横になりながらレスってるけどな!」

No.155 06/11/15 14:21
クリス ( wkdU )

>> 154 クリス「ありがとう、アル。見逃したよ、私としたことが・・・・。それにしてもおなかが減った。竜の肉分けてくれ!!」

ライオネル「君までそんなこと言うのかい???」

ライオネルはプチショックを受けた。

クリス「はらが減っては戦は出きぬだよ。豪快に焼いて食べたいなぁ。」

ライオネルはしくしくないている。

アル「がっはっは!!これじゃあ恋も実のらねぇな!!」

No.154 06/11/15 14:12
アル中35 

>> 153 アル「『No179』アルと『No181』ガスの〇〇限定での、やり取り見てみな!」
「答えはそこに書いてあるぜ。」
アルは、笑うのをこらえながら
「クリス、見逃したな!」

No.153 06/11/15 13:53
クリス ( wkdU )

no145への質問

キックは彼(アル)は幼すぎるとかいてますが、リオの間違いですか?確認お願いします。

No.152 06/11/15 13:49
クリス ( wkdU )

①クリス    女    剣士・用心棒・ブロイドの剣の継承者 23歳
②ハーク    男    賢者・教育係・魔法使い
③セレナ    女    姫君(ダンテスティン王国)10億サーナの賞金首
④バジリス   男    将軍(レイカ帝国連合軍将軍)
⑤セロ     男    パイロット・メカプロ・銃を使う
⑥ドイス閣下  男    大黒幕(フラク星雲・レイカ星)
⑦凱      男    忍者・賞金稼ぎ・35歳 シャドーmkⅡ
⑧ナタレー   女    エルフ・冬の国の女王(故人)700歳
⑨ライオネル  男    エルフ・冬の国の王(ナタレー死亡の為)250歳 
⑩キメラ    男?   魔法将軍(レイカ帝国連合軍将軍)・魔法軍の統率
⑪リオ     男    錬金術師(クリスの友人錬金術師ハムオル(故人)の弟子)・15歳
⑫雷      男?   将軍(レイカ帝国連合軍将軍)
⑬竜王     男    竜王 
⑭キック    ?    竜王の子

こんな感じです。後一人、最後に

⑮アイシス   女    医者・爆弾使い・幻薬使い 30歳 ピンタゴ星雲ウマンダ星

で合流で15人となります。?のついているところは確定お願いします。

No.151 06/11/15 03:06
アル中35 

>> 150 アル「カズ、提案書!」 「『No149』と『No150』の順番入れ替えようぜ!」

No.150 06/11/15 02:53
アル中35 

>> 147 バサッ ビューッ 上空から何かが向かって来る。 ⑦「何だっ!? 凱とライオネルの二人は見上げた。 ⑨「竜と竜人だっ!」 二人は素早… ふわふわっ
ライオネルの呪文で、二人の体は軽くなる。
⑦「なんだこりゃ!」
⑨「一時的に、体力が回復し、素早く動く事が出来る!」

ドラー「何、お前たち、ゴチャゴチャ言ってるんだ!」
尻尾を振り回す。
ビューン ドガッ

シュッ
凱は、軽くかわす。
⑦「ライオネル、ありがてぇぜ!」
「ヒドラの奴とやりあって、俺様のダメージが取れて無かったからな!」

ドラーの背中をけりキックが襲いかかってくる。

シュパシュパシュパ
ライオネルは、竜人に向かって連続で弓を射る!
カンカンカン
キックは両方に刃の付いた伸縮自在の槍を回転させはじいた。

⑨「しかし、呪文をかけてから、左手首が光っているが?」

⑦「んっ!このブレスレットのことか。」
「薄気味悪りぃ闇のブローカーから、貰ったんだがよ。」

⑨「それは、エルフの特殊攻撃を防ぎ、治癒力や補助力を高めるアイテムだ。」

「対エルフ用ブレスレットとして、昔、連合軍が開発したものだ!」

No.149 06/11/15 02:48
匿名1 

>> 148 ⑭「私たちと一緒に来て貰おう…」
そう言うとキックはドラーの背中から降り、凱に近づいた。ライオネルは凱の少し後ろで弓をかまえている。
⑦「俺がはいそうですかって言うと思うか?竜人さん」
キックは凱の足から頭まで見て言った
⑭「確かに…言うことを聞きそうにない」
⑦「舐めてやがんのか!」
凱は剣を振る。ガシ
⑦「な、素手で俺の剣を止めるなんて」
キックは凱の剣を握って離さない
⑦「力比べしようってか?竜人さんよ!」
凱は全身に力を入れるフワ
⑦「え?」
凱は浮いていた。
⑭「ふっ力で竜人に勝てると思うか?」
⑦「なんてバカ力だ!俺ごと持ち上げるなんて!」
キックは腕を思いっきりふった。凱は耐えきれず、剣から手を離し、数メートル飛ばされた。
その瞬間ライオネルは矢を放った。凱がいなくなってキックへの道をひらけたからだ。
カシーン
矢はキックの体には刺さらず、地面に刺さった。
⑨「な!魔法が込められたエルフの矢を…弾くとは」
キックは素早く、ドラーの背中に乗る。凱は止めようとするが間に合わない。キックの片手には凱の剣が握られている。
⑭「剣を返して欲しかったら、ついて来い!」
そう言うとドラーは飛び上がった。そして竜王がいる山向かって、飛んで行く。
⑦「だぁ~俺の剣が!あのクソ竜人め!絶対食べてやる!」
凱はドラーを追いかけて走りだす。
食べてやる?コイツバカかとライオネルは思ったがそれより先に言いたいことがあった。
⑨「待て!おい罠があるかも…し…れ」
凱はライオネルの忠告を無視して数十メートル先を走っている
⑨「はぁ…まったく」
ライオネルは後を追う

No.148 06/11/15 02:08
匿名1 

>> 146 クリスと竜王が戦っている頃 何事も無く薄暗い森を抜け、胸まである草を二人は、払いのけながら城に向かっていた ⑦「よおっ!ライオネルって、… クリスたちが、イース星で二日目の朝を迎えたその日、キメラの元にバジリスからの輸送ロボットがついた。
輸送ロボットに入っていたバジリスの手紙を読み、キメラは船の進路を指示した。キメラの率いる軍勢は宇宙の一部を戦艦で埋め尽くしていた。
⑩「ふっ…バジリスを助けに行くのは感に触るが…まぁ、イース星の竜族は脅威の存在…早めに潰すのが定石かもな。」
このキメラが率いる部隊は宇宙全土に散らばっていた魔法軍の大半が集結していた。
⑩「1日もあれば…イース星につく」
キメラの手には魔力を増強させる呪文が書かれている。
⑩「バジリスからの情報だと…セレナ姫も…あの賞金稼ぎも…イース星にいると言う…ふっふっ、まさに一石二鳥よ!」
連合軍の艦隊はイースを目指し、進み始める。
キメラはシーラ星を見つめる。
⑩「エルフども目、私の手で滅ぼしてやりたかったが…まぁ、どのみにお前には未来はない!雷様が来られるのだからな…」
キメラはイースの方向に向き直った。
⑩「待っておれよ!今度の私は完全だ!!全て滅ぼしてやるわ!」
艦隊はまるで竜の雄叫びのような音を上げ、進んでいる。

No.147 06/11/15 01:58
アル中35 

>> 146 バサッ ビューッ

上空から何かが向かって来る。

⑦「何だっ!?
凱とライオネルの二人は見上げた。

⑨「竜と竜人だっ!」

二人は素早く二手に分かれ、戦闘態勢に入った。

チャッ
凱は、鋭い眼光で睨み、妖刀を構える。
ギューオォォッ
ライオネルは、何か呪文を唱え、エルフの弓を構える。

ドラー「ガッハッハッハッ!俺たち相手に、そんな武器など通用せんわっ!!」

  • << 150 ふわふわっ ライオネルの呪文で、二人の体は軽くなる。 ⑦「なんだこりゃ!」 ⑨「一時的に、体力が回復し、素早く動く事が出来る!」 ドラー「何、お前たち、ゴチャゴチャ言ってるんだ!」 尻尾を振り回す。 ビューン ドガッ シュッ 凱は、軽くかわす。 ⑦「ライオネル、ありがてぇぜ!」 「ヒドラの奴とやりあって、俺様のダメージが取れて無かったからな!」 ドラーの背中をけりキックが襲いかかってくる。 シュパシュパシュパ ライオネルは、竜人に向かって連続で弓を射る! カンカンカン キックは両方に刃の付いた伸縮自在の槍を回転させはじいた。 ⑨「しかし、呪文をかけてから、左手首が光っているが?」 ⑦「んっ!このブレスレットのことか。」 「薄気味悪りぃ闇のブローカーから、貰ったんだがよ。」 ⑨「それは、エルフの特殊攻撃を防ぎ、治癒力や補助力を高めるアイテムだ。」 「対エルフ用ブレスレットとして、昔、連合軍が開発したものだ!」

No.146 06/11/15 01:22
アル中35 

>> 143 ⑦「んっん!」 ガバッ 目が覚めた凱は、気配を感じ辺りを見回した。 「気が付いたようだね。」 声が聞こえる方に身構え目を向けると、… クリスと竜王が戦っている頃
何事も無く薄暗い森を抜け、胸まである草を二人は、払いのけながら城に向かっていた

⑦「よおっ!ライオネルって、いったけな!」 「何、そんなに、急いでるんだよ。」

⑨「我が惑星シーラに、連合軍の総将軍が向かっているんだ!!これが、急がずにいられるか!!」

⑦「へぇ~っ!ソイツは、そんなに凄い奴なのか?」

⑨「・・・そうだっ!」
「総将軍 雷と言って、二つの惑星を制圧するのに、僅かな日数しかいらなかったらしい!」

⑦「ああっ!名前は、噂で聞いた事があるぜ!強えぇ、らしいなっ!」

⑨「そんな奴が攻撃してきてみろ、ボロボロのエルフの仲間は全滅してしまう!」
ライオネルは、涙を流していた

  • << 148 クリスたちが、イース星で二日目の朝を迎えたその日、キメラの元にバジリスからの輸送ロボットがついた。 輸送ロボットに入っていたバジリスの手紙を読み、キメラは船の進路を指示した。キメラの率いる軍勢は宇宙の一部を戦艦で埋め尽くしていた。 ⑩「ふっ…バジリスを助けに行くのは感に触るが…まぁ、イース星の竜族は脅威の存在…早めに潰すのが定石かもな。」 このキメラが率いる部隊は宇宙全土に散らばっていた魔法軍の大半が集結していた。 ⑩「1日もあれば…イース星につく」 キメラの手には魔力を増強させる呪文が書かれている。 ⑩「バジリスからの情報だと…セレナ姫も…あの賞金稼ぎも…イース星にいると言う…ふっふっ、まさに一石二鳥よ!」 連合軍の艦隊はイースを目指し、進み始める。 キメラはシーラ星を見つめる。 ⑩「エルフども目、私の手で滅ぼしてやりたかったが…まぁ、どのみにお前には未来はない!雷様が来られるのだからな…」 キメラはイースの方向に向き直った。 ⑩「待っておれよ!今度の私は完全だ!!全て滅ぼしてやるわ!」 艦隊はまるで竜の雄叫びのような音を上げ、進んでいる。

No.145 06/11/15 01:22
匿名1 

>> 144 ⑭キック「彼(アル)は小型船でこの星に来たのだが…」
ドラー「…」
⑭キック「あの年で…彼は一人だったんだ…この星になにしに来たのか…まぁ、船の故障かなんかだろうが、船を操縦するにも幼な過ぎる」
ドラー「…確かに…言われて見れば、おかしな所が多いな!」
⑭「しかも、竜王の試練もこなして見せたのは正直言って、驚きを越えて怖くなったよ」
ドラー「あん時の試練は…アルには仲間がいなかったから、いつもの仲間殺しは出来なくて~え~なんだったけなぁ…」
⑭「無理難題もあったもんじゃない試練だったよ…竜王もあの試練をこなすとは思ってもなかっただろう。」
ドラー「竜王が自分の出した試練をこなせると思ったことなんて、一度だって、無いに決まってる…なんせここ数年は試練をクリアするヤツなんぞ!おらんかったからの~ガハハハ!」
⑭「あの子の試練は竜族の中でも、堅いウコロをもつ、ガルー山の雄竜三匹の討伐だった。」
ドラー「おい、おい…あそこの竜は知能が低くて、手加減すら出来んヤツらだぞ!暴れだしたら、仲間も殺すし…あんなのを三匹もか」
⑭「あぁ…私は彼を見て…人間が怖くなったよ」
ドラー「らしくないこと言ってるじゃないか!ガハハハ!」
⑭「お~と…無駄話しは終わりだ!また居るぞ!エルフと人間の二人…」
竜人は目がいい、凱たちを発見したようだ。凱たちは気づいていない。
ドラー「また仕事かよ…しかも男か…男は大抵ついて来るのを嫌がるからなぁ…大半は殺しちまう…ガハハハ!」
⑭「さぁ~竜王へのお届け物を拾うとするか!」
竜は急降下し、凱たちに近づく…

No.144 06/11/15 00:52
匿名1 

>> 143 凱とライオネルの居る所から少し離れた空には竜が飛んでいた。
既にクリスたちがイース星に来て、二日目の朝がやってきている。日差しはきつい。
竜の影が大地を駆ける。竜の背中には竜人が乗っているようだ。そう、この竜と竜人はセレナ・セロ・クリスを竜王のもとへ連れて行った竜・竜人であった。
竜人「異常はないか!ドラー?」
ドラー「異常なしだぜ!キック…」
キックと言う竜は竜王の血をひく竜人であり、竜王の片腕といえる存在でもある。重要なこの星の監視任務を任されている。
⑭キック「最近はやけに訪問者が多いからな…まぁ、退屈はせんがな~ふっ」
ドラー「まぁな…娯楽の少ないこの星にとっては竜王のお遊びは退屈しのぎになる」
⑭キック「しかし…あの娘(クリス)は凄かった。竜人だった竜王とはいえ、あの竜王を倒すとは…たかが人間が」
キックは竜王の子供ではあるが、竜・竜人に生まれる子供は数が多く、竜・竜人の親子関係は余りない。だから、キックや他の竜・竜人も親といけど他人のように思っている。
ドラー「確かに…クリスはやりやがったなぁ~ガハハハ!!」
⑭キック「あぁ…そういえば、あの少年も凄かったな…」
ドラー「二日前にきたアルってガキか?」
ドラーとキックはもうすぐ凱とライオネルを視界にとらえる所まで来ていた。
⑭キック「そうだ…」

No.143 06/11/15 00:09
アル中35 

>> 141 ライオネルは苦い表情で椅子に座った。急がなければ、わが国は全滅。愛すべき、誇り高きエルフの国。幼い時に過ごした思い出が蘇る。 ⑨「このことを… ⑦「んっん!」
ガバッ

目が覚めた凱は、気配を感じ辺りを見回した。

「気が付いたようだね。」

声が聞こえる方に身構え目を向けると、そこには気品のある男のエルフが座っていた。

⑦「お前は?」

⑨「名は、ライオネル!仲間の所に向かってたら、貴方が倒れていたのさ。」

凱は、自分が手当てして貰ったのに気付いた

⑦「俺様の傷の手当てをしてくれたのか!」
凱は、頭を掻きながら
⑦「ありがとよっ!助かったぜ。」

⑨「シーラ星を出る時に、助けて貰ったからね!」
⑦「でっ!仲間は、どこにいるんだ!」
⑨「向こうの山頂にある竜王の城さ。」

凱は、少し考えると
⑦「助けて貰った礼だ、一緒について行ってやるぜ!」
「おっと、その前に!」
そう言うと、凱は、ヒドラの肉を袋に詰めた
⑨「うっ!そんな物どうするんだい?」
ライオネルは、一歩後ずさりした

⑦「決まってるだろが!俺様の食糧にするんだよっ!」
「腹が減っては、戦が出来ぬってなっ!」
そう言うと、凱は歩き出した
その後を追いかけるように、ライオネルは付いて行った

  • << 146 クリスと竜王が戦っている頃 何事も無く薄暗い森を抜け、胸まである草を二人は、払いのけながら城に向かっていた ⑦「よおっ!ライオネルって、いったけな!」 「何、そんなに、急いでるんだよ。」 ⑨「我が惑星シーラに、連合軍の総将軍が向かっているんだ!!これが、急がずにいられるか!!」 ⑦「へぇ~っ!ソイツは、そんなに凄い奴なのか?」 ⑨「・・・そうだっ!」 「総将軍 雷と言って、二つの惑星を制圧するのに、僅かな日数しかいらなかったらしい!」 ⑦「ああっ!名前は、噂で聞いた事があるぜ!強えぇ、らしいなっ!」 ⑨「そんな奴が攻撃してきてみろ、ボロボロのエルフの仲間は全滅してしまう!」 ライオネルは、涙を流していた

No.142 06/11/14 17:56
クリス ( wkdU )

クリスから読んでくださる皆さんへ

ご愛読ありがとうございます。これからも著者一同頑張っていきますのであたたかく見守ってください。感想を限定スレの「お話作ろう会」関係者限定に書き込んでくだされば、踊ってよろこびます(^^)例えばクリスが好き!!とかそんな感じでも嬉しいです。キャラへの質問も受付中です!!どうぞよろしくお願いします。

No.141 06/11/13 22:24
クリス ( wkdU )

ライオネルは苦い表情で椅子に座った。急がなければ、わが国は全滅。愛すべき、誇り高きエルフの国。幼い時に過ごした思い出が蘇る。
⑨「このことを皆に伝えなければ・・・。」
そういってライオネルは船を完璧に自然と同化させた。自然の中で生きるエルフ族の得意分野だ。エルフのマントを被り、クリスの足跡を見ながら追いかけた。
⑨「・・・・。ここで足跡が切れている。」
エルフの足はものすごく速く、また疲れを知らない。遠くの方で竜が飛んでいるのが見えた。
⑨「ドラゴン・・・・。我々と同じ伝説上の生き物だと思ったのに。」
遠くの方に城が見える。あまり綺麗そうとはいえないが・・・・。
⑨「たぶんみんなあそこだろう。私も向かおう。皆の所へ。」
ライオネルは歩き出した。祖国のことを思い泣きながら。

  • << 143 ⑦「んっん!」 ガバッ 目が覚めた凱は、気配を感じ辺りを見回した。 「気が付いたようだね。」 声が聞こえる方に身構え目を向けると、そこには気品のある男のエルフが座っていた。 ⑦「お前は?」 ⑨「名は、ライオネル!仲間の所に向かってたら、貴方が倒れていたのさ。」 凱は、自分が手当てして貰ったのに気付いた ⑦「俺様の傷の手当てをしてくれたのか!」 凱は、頭を掻きながら ⑦「ありがとよっ!助かったぜ。」 ⑨「シーラ星を出る時に、助けて貰ったからね!」 ⑦「でっ!仲間は、どこにいるんだ!」 ⑨「向こうの山頂にある竜王の城さ。」 凱は、少し考えると ⑦「助けて貰った礼だ、一緒について行ってやるぜ!」 「おっと、その前に!」 そう言うと、凱は、ヒドラの肉を袋に詰めた ⑨「うっ!そんな物どうするんだい?」 ライオネルは、一歩後ずさりした ⑦「決まってるだろが!俺様の食糧にするんだよっ!」 「腹が減っては、戦が出来ぬってなっ!」 そう言うと、凱は歩き出した その後を追いかけるように、ライオネルは付いて行った

No.140 06/11/13 17:55
高校生3 

>> 139 しばらくの間沈黙が続いた。
お互い初めて会うんだし仕方ないだろうか。

セレナがリオに近づいて訪ねた。
③「リオさんですよね。私はセレナです。よろしくね」
⑪「………」

セロはクリスをベッドに寝かすとセレナの後ろに来て
⑤「君はなんでこの星に来たのかな?見た目からしてこのイース星の人ではないみたいだけど…」
⑪「…関係ないだろっ」

③「なにかあったの?」
⑪「別に…なんにも」

少し無愛想な男の子だな…て言うのが彼の第1印象だった。

ふとセロは手にもっている金属っぽいものを見つけた。
⑤「もしかして…君は錬金術師かい?」
⑪「おうっ」
急にリオの顔が明るくなった。

No.139 06/11/13 11:03
高校生3 

>> 137 ⑫竜王「まさか…この私が伝説の娘子に手なずけられる竜王だったとはなぁ…ふっ」 竜王は今まで座っていた椅子に座り直した。竜王はその気になれば竜… 客室に案内してもらったクリス達。

そこには先客がいたのです。
⑪「………」
中に入ると一番始めに目が止まったのはセレナより1…2歳ぐらい年下と思われる男の子が1人。

竜人「この人はリオという人です。歳は15…ですかね」
竜人の簡単な紹介に男の子は
⑪「………」
ペコリと頭を下げた。

少し幼くて可愛らしい男の子は以外にも口数は少なかった。
竜人「客室は1つしかないゆえ…」

とだけ言うと竜人は部屋をでていった。

No.138 06/11/13 00:04
アル中35 

>> 129 凱は、干し肉をかじりながら、森の中で食料になるものを見つけていた。 ⑦「果実は、結構あるが、動物がなかなかいねぇなぁ!」 「ガッツリ、肉を… バキバキバキッ

なんと、そこに現れたのは、竜族の中でも異端なヒドラだった。
首が三本あり、普通の竜の二倍の大きさで、辺り構わず火を吐きながら凱に近づいて来た。
ゴオオオォォォッ

⑦「くっ!なんだって、こんな化け物がいやがる!」

シュッ

凱は、ジャンプすると、三人に分身した。
ズオォォッ
妖刀にオーラを溜める。

⑦「これでも、喰らいやがれっ!」

「三重残像おぉぉっ!ガイ・ブレイドオォォォッ!!!」

三人の分身から、凱のオーラが、一斉にほとばしる!!

ズガガガガガ---ン!!!
爆音と地鳴りが、鳴り響く。
⑦「やったか!?」
っと、思った瞬間、木に叩きつけられていた!

⑦「ぐっ!」

凱の左わき腹に激痛を感じる。

⑦「何が起きた!」

凱は、ヒドラのしっぽで、吹き飛ばされていたのだった。

ズキッ
⑦「ヒビが入りやがった。」

凱の口からは、血が滴っている。

⑦「ちっ!つまんねぇことに、なっちまった。」

ヒドラは、真ん中と左の首が、無くなり暴れまくった。

⑦「やれやれ、流石に竜ってのは、しぶといねっ!」
そう言うと、
妖刀を逆さに持ち替えた。
「体中が、痛てえがよぉ、今、残っているオーラをこの鎧にくれてやるぜ!!」

そう言うと、凱は全オーラを放出させた。
⑦「七重残像剣んっ!!阿修羅斬りいぃぃぃぃっ!!!」

ズババババババァァン!!!

七人に分身した凱は、ヒドラを斬り裂いていた。

⑦「流石に、俺様も疲れたぜ!」
凱は、気を失い、前のめりに倒れた。

No.137 06/11/12 15:53
匿名1 

>> 136 ⑫竜王「まさか…この私が伝説の娘子に手なずけられる竜王だったとはなぁ…ふっ」
竜王は今まで座っていた椅子に座り直した。竜王はその気になれば竜に姿を変え、クリスなど一息で殺すことは出来たが、そうはしなかった。
⑫竜王「その二人を離してやれ!」
竜人は竜王の命令に従い、セレナとセロを離した。
⑤「クリス来るのが遅いよ」
③「クリス…貴方にはいつも助けて貰ってばかりね…」
①「私はそのためにいるんだから、セレナ…それはそうと…セロ」
クリスはセロに近づく、セロは危険を感ずいたのか、逃げようとしたが、クリスの方が早かった。セロは腹を殴られ、その場に転がった。
①「来るのが遅い?よくもそんなこと言えたもんだ!私に船のおもりさせといて!」
ドカ、ドカ
⑤「ご、ごめんよぉ~ぐわ!ぐけぇ…」
クリスは倒れているセロを蹴りまくった。
ドラー「やっぱり、わしが見込んだ娘だけはあるなぁ…竜王に勝っちまうとわ…」
⑫竜王「お前の願いはなんだ?伝説にはまだ続きがあってな【娘子竜王に願いする。竜王その願いを聞く】とある。目的があって、このイース星に来たのだろう?私に出来ることなら、叶えてやるぞ!」
①「セレナ、私の代わりに…」
③「わかりました。」
⑫竜王「なんだ?早く言え!」
③「私はダスティン王国の第一王女セレナです。私たちと一緒に連合軍を…」
⑫竜王「わかった。それ以上、言わんでいい。お前、いや、セレナ姫よ、心は読ませて頂いた。」
③「では、私たちと一緒に戦っていただけるのですね!」
⑫竜王「あぁ、私たちも連合軍に遅かれ早かれ戦うことになるのだからな!少しぐらい早くなったって変わりはせん…」
①「ぅ…力を使い過ぎた…」
クリスは倒れた。セロはクリスを抱き抱える。
⑤「無茶ばっかりして…その力は…使い過ぎたら…危険なんだから…」
①「わかってる…あとは任す。少し寝る…」
クリスは寝た。
⑤「はぁ…またこれだ…昔を思いだす…」
③「はぁ…良かったぁ」
セレナは床に座り込む。
⑫竜王「お疲れのようだなぁ…このものたちを部屋に案内しろ!」
竜人「はっ」

  • << 139 客室に案内してもらったクリス達。 そこには先客がいたのです。 ⑪「………」 中に入ると一番始めに目が止まったのはセレナより1…2歳ぐらい年下と思われる男の子が1人。 竜人「この人はリオという人です。歳は15…ですかね」 竜人の簡単な紹介に男の子は ⑪「………」 ペコリと頭を下げた。 少し幼くて可愛らしい男の子は以外にも口数は少なかった。 竜人「客室は1つしかないゆえ…」 とだけ言うと竜人は部屋をでていった。

No.136 06/11/12 15:21
匿名1 

>> 135 ①「やめな!」
クリスの一声で部屋にいた数百の竜人、竜は静まった。
⑫竜王「誰だ!邪魔をするとは…命はないと思え!」
クリスに竜人が何匹か近づいて来る。
ドラー「お前…死ぬ気か…ガハハハ!いきなり怒鳴り込むとわなぁ~ガハハハ!」
①「あの真ん中に座ってるヤツが竜王かい?ドラー?」
ドラーは頷いた。
⑫竜王「ドラー!貴様また問題を起こしよって!今度はただではおかんと言っただろうが!」
竜王の目は炎のようだ。
ドラー「お前…の実力でも見せて貰おうかなぁ…この状況をどうにかしてみせろよ」
竜人がクリスに向かって飛びかかる。
①「ふっ…」
クリスはその場から消えた。いや、そう見えた。クリスの周りにいた竜人は次々と倒れていく。周りの竜たちは面白そうに見ている。
⑫「面白い…この数相手に戦うつもりかぁ!」
竜人「ぐわぁ」
①「神よ…ご加護を…」
クリスは風に包まれていた。風はクリスを守り、力を与えている。剣には風がまとい、堅い竜人の裸を軽々と切りさく。
①「はっ!たぁ!やぁ!」
竜人「な、なんだぁ!この女は!」
竜人が持っていた槍ごと竜人を切り倒した。クリスの周りには十数匹の竜人が倒れている。
①「次に死にたいヤツはどいつだ!」
クリスは周りにいる竜人を見渡した。もう襲ってくる竜人はいない。
⑫竜王「私が…相手になろう!」
竜王は横にいた竜人から剣を受け取るとクリスに近づいてきた。
⑫竜王「私は竜人、竜の中で、最も強い!私に勝ってみよ!弱き娘よ!」
クリスは竜王に切りかかった。竜王は軽々と受け止め、クリスを弾き飛ばす
①「やるじゃないか!」
⑫竜王「なかなか…いい腕だ!しかし、その程度の力では私には勝てんぞ!」
クリスは剣を胸に当て
①「大地よ、空よ、私に力をお貸し下さい!」
クリスは光に包まれる。
⑫竜王「貴様…自然の力を…操れるのか?…まさか…あの一族の…」
クリスは竜王に襲いかかる。この場にいた誰もがクリスの動きを目にとめることすら、出来なかった。しかし、竜王はクリスの動きを完全にとらえていた。竜王は剣をふる。クリスも同じく剣をふる。部屋は光に包まれる。周りにいた竜、竜人は何が起こったのか分からなかった。光が消えたと思ったら竜王が膝をついて倒れている。
①「あんた…やるね…普通なら跡形も無く、消しとんでるよ」
⑫竜王「ふっふ…伝説の通りだな…【自然操る力持つ、娘子、竜王を手なずける】と昔のいい伝えにある…」

No.135 06/11/12 13:28
高校生3 

>> 134 ③「……セロ…どうします?この状況を…」
⑤「うーん…」

そうしてるうちに時間は刻々と過ぎていた。
竜王「もつ10分経つよ」

③「…私はセロを殺すことなんて出来ません!」
⑤「そうだ!仲間を殺すなんてできるわけないだろ!?」

竜王「珍しいお客様もいるもんだ。仕方ない…」
そう言うと竜王はセレナ達には理解できない言葉で呪文みたいなのを唱えた。

フワッ…
セレナとセロは目の前が一瞬暗くなり目眩がした。
そしてその場に座り込んだ。

竜王「さぁ、楽しいゲームの始まりだ!」
その場にいた竜人たちの歓声が上がる。

セレナとセロは訳が分からなかった。
心の中の自分とは裏腹に立ち上がると戦闘体制をとっていた。
竜王はお互いに戦うよう呪文をかけたのだ。

何かが変――やめて!
心の中で言うにも体が言うことが聞かない。

セレナは杖を持ち上げセロは銃を構えた。


その時
ガシャーン
とドアが開く音がした。
そこにはクリスと竜が――

No.134 06/11/12 12:37
匿名1 

>> 133 ①「なんだか…騒がしいな!」
ドラー「当たり前よ!久々のイベントだからな!仲間同士殺り合わせるのよ。」
①「なんだって!セレナとセロが…」
竜「そうさ…あんたのお仲間は…殺し合うのさ!生きるために…誰もが、命は惜しい、だから、例え、兄弟だろうと殺し合う。わしたちはそれを見るのが楽しみでね。ガハハハ!」
セレナがいる部屋に入る穴が見えて来た。他の竜や竜人もその中に続々、入っている。
①「あそこが入口か!ドラー早くいきな!」
ドラー「ふっ…わしに命令するヤツなど…ここ数百年はいなかったなぁ…ガハハハ!」
ドラーはそう言うと急降下して、穴に向かった。
①「待ってろ!セレナ!…セロ!」
ドラー「どうなっても、わしは知らんぞ!ガハハハ!竜王のヤツのお楽しみを邪魔するなんぞ…」
ドラーは物凄いスピードで穴に入っていく。

No.133 06/11/12 12:15
匿名1 

>> 132 大きな部屋に竜王はいた。
竜王⑫「下がれ。」
竜王は竜だった。
竜人はそう言われるとセレナとセロを床に下ろし、部屋を出ていった。部屋にはセレナとセロ、竜王だけになった。
⑫竜王「私は…この国の王…竜王だ!貴様たちは選ばなければならん!」
③「何をですか?竜王様。」
セレナは目の前にいる竜に脅えながら言った。
竜王「…この姿のままでは…お嬢さんにはあわんかなぁ…」
そう言うと、竜は竜人になった。
⑤「竜が…竜人に…こんなの聞いたことない!竜と竜人は別物じゃなかったのか…」
⑫竜王「まず、男の質問に答えよう…その通り竜と竜人は別物だ。しかし、私だけが…竜であり、竜人でもある。それが竜王だ。」
竜王は美男子だった。背はセロと同じぐらいだ。年はセレナたちと変わらないように見えるが、多分、数百歳だろう。
⑫竜王「では、女の質問にも答えよう…」
竜王は中央にあった椅子に座る。
⑫竜王「選ばなければならないのは…生か死…」
③「生…死ですか」
⑫竜王「何~簡単な事だ!お前はこの男を殺して、お前は生き、その男は死ぬ…またその逆でもいい…男…お前がそこの女を殺して、生き、女は死ぬ…さぁ生きたい方よ!仲間を殺せ!」
③「そんなこと出来ません!」
⑤「そうだ!そうだ!竜王だかなんだかしんないけど…バカじゃないか!」
竜王は何か言った。セレナやセロが使っている言葉ではなかった。部屋の中に竜人が十数名、入ってきた。
⑫竜王「早くどちらかを殺せ!…10分やる…それ以上過ぎたら、二人とも殺す!」
竜王の言葉とともに竜人は槍や剣をセレナとセロに向け、円を描くように取り囲む。
⑤「マジかよ…」
③「…そんなこと」
⑫竜王「無駄な抵抗はせんことだ!ここにいる竜人はお前たちでは一人として、倒せんだろう…」
セロの腰につけた銃を竜王は見た。そしてセレナが握っている杖を見た。
⑫竜王「お前たちが持つ力では…我々には傷一つ、つけれん!」
既に竜が数匹、竜人は部屋一杯にいた。この大きな部屋の上には大きな穴が空いていて、その穴から、竜や竜人が滅多にない、イベントをみようと集まって来ている。
⑫竜王「始めよ!」
竜や竜人は雄叫びを上げている。竜、竜人は既に数百はいる。
⑤「絶対絶命は…もうなれてきたなぁ」
③「笑えない冗談ですね。セロ…」
その頃、クリスとドラーはセレナたちがいる山の上空を飛んでいた。

No.132 06/11/12 11:36
匿名1 

>> 131 竜「さぁて、どうしたかなぁ…」
①「ドラー!貴様!まさか食べたんじゃ!」
竜は翼を広げる。
竜「どうなったか…知りたければ!わしと一緒に来い、早くせんと本当に食べられるぞ!」
竜は背中に乗れと言わんばかりの仕草をした。
①「卑怯な…竜め」
クリスは剣をおさめ、竜の背中に飛び乗った。竜はそれを確認すると飛び上がった。
竜「落ちねぇようにしっかり、つかまっとけよ!ガハハハ!」
①「くっ…」
クリスは必死につかまっている。
竜「竜王のヤツのところにつくまで、ここの星のことを少し話してやる!」
①「…」
竜「竜王はこの国の王だ。ヤツは竜になれる竜人だ。わしはアイツは好かん。」
クリスは黙って聞いている。
竜「まず、この星に来たものは竜王に合わなければならない。そして、竜王に…選ばれるんだ。」
①「何を?」
竜「生か死さ!」
竜は大空を悠々と飛んでいた。

No.131 06/11/12 11:19
匿名1 

>> 129 凱は、干し肉をかじりながら、森の中で食料になるものを見つけていた。 ⑦「果実は、結構あるが、動物がなかなかいねぇなぁ!」 「ガッツリ、肉を… クリスはセレナたちの後を追い、草原を走っていた。
①「うっ…なんて広さだ~草以外何もないじゃないか!」
クリスは汗だくだ。クリスは立ち止まると腰にさげた水筒に手をかける。クリスは水を飲みながら、辺りを見渡した。遠い空に黒い点が見える。
①「アレは…竜!」
常人では決して竜と認識出来る距離ではない。クリスは剣を抜いた。
①「真っ直ぐ、こっちに来る…アイツ…私が目的のようだな!」
竜はもう誰が見ても、竜と分かる所まで来ている。
①「大地よ…」
竜はクリスの前に降り立った。クリスの何倍いや何十倍あるだろうか。
①「くっ…来るなら、とっとと来な!」
クリスは剣をかまえる。
竜「ふっ…私とやりあうつもりかぁ?」
竜は喋ってた。竜の声は低く、聞きとりにくかったが、確かに喋ってた。
①「喋った…」
クリスは驚きの余り、口を大きくあけて、立っている。
竜「ガハハハ、面白い娘だ!竜が喋ってたら可笑しいか?」
竜はその外見からは、想像も出来ないぐらい明るい喋り方だ。
①「で、私に何の用だ!まさか、ナンパじゃないだろうな?」
竜の顔には変化はないが、クリスの冗談に竜は少し笑ったように見えた。
竜「ふふ、出来たらそうしたいがな!そうにもいかん、お前を竜王のところに連れて行かねばならん!」
①「竜王…竜王のところに連れて行って、どうするつもりだ!」
クリスは剣を竜に向ける。
竜「おいおい、まさかそんな棒切れで、わしを殺すつもりかぁ」
竜はクリスを見下ろす、竜は恐ろしい。普通だったら、セレナたちのように気絶するか、その場で腰を抜かすか、一目散に逃げ出す。だが、クリスは一歩もひかない。竜とクリスは睨みあったまま、動かない。先に折れたのは…竜だった。
竜「負けたわ!ガハハハ!いい度胸してやがる!竜の仲間だって、このドラー様を見たら逃げ出すというのに!」
①「ドラー?竜に名前なんてあるのか?」
竜「面白い、実に面白いぞ!娘!…竜にだって、名前ぐらいある。ガハハハ!」
竜は笑っているようだ。表情からはそうは見えない。
竜「娘…気にいった!竜王には俺がじきじきにお願いしてやる!一緒に竜王のところに行くぞ!」
①「行くか!私はセレナたちを探さなければならないんだ!」
竜「セレナ?さっきの娘のことか?綺麗なドレイをきた?たしか、男も一緒だった」
①「貴様!セレナをどうした!」
クリスは竜を睨む。

No.130 06/11/12 10:51
高校生3 

竜人は慣れた道をすいすい奥へ進んで行った。
初めてここに入った者なら確実に迷子になってたであろうぐらい複雑な道。
竜人はさらに奥へと進んで行く――

⑤「…………んっ」
セロが目を覚ます。
⑤「!?」
セロは目の前の状況に驚いた。そりゃそうだろう。
なんせ竜人の肩に乗ってるんだから。
傍らにはセレナもいた。

竜人「あ。お前目覚めたのか」
⑤「ちょ…何処に連れてくんだよ」


セロが何か言おうとした時、薄暗い大きな部屋の前で竜人は止まった。

竜人「お前達がどうなるかは俺にはわからねぇから」
小さい声で竜人が言った。
⑤「……?」
イマイチ言葉が分からなかったセロ。

竜人「竜王さま。不振な人物2名を連れて参りました」

No.129 06/11/11 23:05
アル中35 

>> 128 凱は、干し肉をかじりながら、森の中で食料になるものを見つけていた。

⑦「果実は、結構あるが、動物がなかなかいねぇなぁ!」
「ガッツリ、肉を喰いてえなぁ!こんな、ちんけな干し肉より血の滴るステーキをよ!」

すると、遠くの方から地響きがなりだした。
⑦「なんだっ!」
凱は、木の陰に隠れると、耳を澄ました。

ズシーン
ズシーン
ズシーン
ズシーン
ズシーン
ズシーン

メキメキッ

⑦「だんだん、こっちに近づいてくる!」
バキバキ!
バキバキン!!

凱は、音が聞こえる方に身構えた。

  • << 131 クリスはセレナたちの後を追い、草原を走っていた。 ①「うっ…なんて広さだ~草以外何もないじゃないか!」 クリスは汗だくだ。クリスは立ち止まると腰にさげた水筒に手をかける。クリスは水を飲みながら、辺りを見渡した。遠い空に黒い点が見える。 ①「アレは…竜!」 常人では決して竜と認識出来る距離ではない。クリスは剣を抜いた。 ①「真っ直ぐ、こっちに来る…アイツ…私が目的のようだな!」 竜はもう誰が見ても、竜と分かる所まで来ている。 ①「大地よ…」 竜はクリスの前に降り立った。クリスの何倍いや何十倍あるだろうか。 ①「くっ…来るなら、とっとと来な!」 クリスは剣をかまえる。 竜「ふっ…私とやりあうつもりかぁ?」 竜は喋ってた。竜の声は低く、聞きとりにくかったが、確かに喋ってた。 ①「喋った…」 クリスは驚きの余り、口を大きくあけて、立っている。 竜「ガハハハ、面白い娘だ!竜が喋ってたら可笑しいか?」 竜はその外見からは、想像も出来ないぐらい明るい喋り方だ。 ①「で、私に何の用だ!まさか、ナンパじゃないだろうな?」 竜の顔には変化はないが、クリスの冗談に竜は少し笑ったように見えた。 竜「ふふ、出来たらそうしたいがな!そうにもいかん、お前を竜王のところに連れて行かねばならん!」 ①「竜王…竜王のところに連れて行って、どうするつもりだ!」 クリスは剣を竜に向ける。 竜「おいおい、まさかそんな棒切れで、わしを殺すつもりかぁ」 竜はクリスを見下ろす、竜は恐ろしい。普通だったら、セレナたちのように気絶するか、その場で腰を抜かすか、一目散に逃げ出す。だが、クリスは一歩もひかない。竜とクリスは睨みあったまま、動かない。先に折れたのは…竜だった。 竜「負けたわ!ガハハハ!いい度胸してやがる!竜の仲間だって、このドラー様を見たら逃げ出すというのに!」 ①「ドラー?竜に名前なんてあるのか?」 竜「面白い、実に面白いぞ!娘!…竜にだって、名前ぐらいある。ガハハハ!」 竜は笑っているようだ。表情からはそうは見えない。 竜「娘…気にいった!竜王には俺がじきじきにお願いしてやる!一緒に竜王のところに行くぞ!」 ①「行くか!私はセレナたちを探さなければならないんだ!」 竜「セレナ?さっきの娘のことか?綺麗なドレイをきた?たしか、男も一緒だった」 ①「貴様!セレナをどうした!」 クリスは竜を睨む。
  • << 138 バキバキバキッ なんと、そこに現れたのは、竜族の中でも異端なヒドラだった。 首が三本あり、普通の竜の二倍の大きさで、辺り構わず火を吐きながら凱に近づいて来た。 ゴオオオォォォッ ⑦「くっ!なんだって、こんな化け物がいやがる!」 シュッ 凱は、ジャンプすると、三人に分身した。 ズオォォッ 妖刀にオーラを溜める。 ⑦「これでも、喰らいやがれっ!」 「三重残像おぉぉっ!ガイ・ブレイドオォォォッ!!!」 三人の分身から、凱のオーラが、一斉にほとばしる!! ズガガガガガ---ン!!! 爆音と地鳴りが、鳴り響く。 ⑦「やったか!?」 っと、思った瞬間、木に叩きつけられていた! ⑦「ぐっ!」 凱の左わき腹に激痛を感じる。 ⑦「何が起きた!」 凱は、ヒドラのしっぽで、吹き飛ばされていたのだった。 ズキッ ⑦「ヒビが入りやがった。」 凱の口からは、血が滴っている。 ⑦「ちっ!つまんねぇことに、なっちまった。」 ヒドラは、真ん中と左の首が、無くなり暴れまくった。 ⑦「やれやれ、流石に竜ってのは、しぶといねっ!」 そう言うと、 妖刀を逆さに持ち替えた。 「体中が、痛てえがよぉ、今、残っているオーラをこの鎧にくれてやるぜ!!」 そう言うと、凱は全オーラを放出させた。 ⑦「七重残像剣んっ!!阿修羅斬りいぃぃぃぃっ!!!」 ズババババババァァン!!! 七人に分身した凱は、ヒドラを斬り裂いていた。 ⑦「流石に、俺様も疲れたぜ!」 凱は、気を失い、前のめりに倒れた。

No.128 06/11/11 15:25
匿名1 

>> 127 イース星の竜人は竜が進化したものだと科学者はいう。しかし、違う科学者は竜が退化したものが竜人だと言う。そして、もう一人の科学者は竜と竜人は全く別の生き物だと言う。竜人は謎が多い。竜人は世界で生まれた最初の種族である。竜人は数が多いし、頭がいいから、イース星の科学力は優れている。しかし、竜は頭が悪い、力は竜人の何倍もあるが、数は少ない。イース星は竜人と竜が共同して暮らしている。竜人は竜の上に立ち、竜は竜人の上に立つ。イース星は竜王によって、治められている。竜王は竜であって、竜人でもある。
セレナを連れた竜、竜人は裸がむき出しになった険しい山に降り立った。
竜人「俺はコイツらを竜王様のところに連れていく、お前は他にコイツら仲間がいないか、見て来てくれ!」
竜はうなずくと飛びあがった。
竜人は二人を肩に軽々とのせ、山に人工的にあけられた穴に入って行った。
穴の中には整備された道に壁、見たこともない形の宇宙船、兵器が並んでいた。竜人はさらに奥に進む…

No.127 06/11/11 14:53
匿名1 

>> 126 セロは宇宙船のテレビのスイッチをつけた。ちょっど宇宙放送が流れていた。ライオネルはテレビにくぎづけになった。画面にはライオネルには家と言ってもいい、シーラ星のエルフ城が映っていた。
宇宙テレビ局の女は
『こちら、シーラ星です。』
エルフ城はあちらこちら崩れてはいるもののその姿は健在だった。
『ナタレー王女は悲しいことに…でも!バジリス部隊の大軍をイース星から追い出すことができたもようです。』
女は近くにいる年老いたエルフにインタビューをしている。周りのエルフもカメラに集まって来た。老人は女が持っているマイクを取り上げ、カメラに近寄ると
長老『ライオネル王子!私たちはやりましたじゃ!連合軍に勝ったのですぞ!』
エルフ『連合軍はこの星にはもういない!』
エルフ『連合軍!おもいしったか!』
他のエルフたちも、めいめいに叫んでいる。エルフたちも、ライオネルがまさか見ているとは思ってないだろう。
女は長老から、マイクを取り返すと
『このようにイース星の皆さんは大喜びです!』
女はエルフたちを押さえるのに必死だ。今にも、マイクを取られそうだ。
『え~痛た…ちょっと邪魔しないで下さい~あ~…え、先ほど入った情報によりますと!総将軍(雷)率いる大連合軍がレイカ星からシーラ星を目指しているようです。3日もあれば、あのライジング星、ムーク星を数日で壊滅させた。連合軍ナンバーワンの実力者雷将軍がくるもようです。』
周りにいたエルフたちは静かになった。
エルフ『うそ、だろ雷だと…あんな化物なんか相手に出来るか!』
エルフ『雷…』
『以上、シーラ星からでした。』
女は笑顔だったが、エルフたちの顔は暗かった。
放送は終わった。 ライオネルは頭をかかえ、黙りこんだ。
シーラ星のエルフたちはバジリス軍との戦いに勝ちはしたが、犠牲・被害は大きかったはずだ、そんな状況で連合軍最強の雷、連合軍エリート部隊を相手にするなど…
⑨「私は…ただここにいて…仲間が死ぬのを待つしかないのか…くっ!」
ライオネルは母を思った。
⑨「どうか、お力を…神のご加護を…」
イース星は夜になっていた。

No.126 06/11/11 13:49
匿名1 

>> 125 大きな岩の後ろに隠れるようにセロの宇宙船は止まっていた。辺りは静かだが、船の中はそうでもなかった。
①「ガミガミ…」
ライオネルはクリスの文句をひたすら聞いていた。
⑨「…うっう」
ライオネルはうつむいてに泣いていた。
①「ふっん…この泣き虫エルフといたって!意味がない!私もセレナたちの後を追う。」
クリスは身支度をし始めた。
⑨「ク、クリス?」
ライオネルが顔を上げた時にはクリスは既に船にはいなかった。 テーブルにはクリスのメモが置いてあった。『泣き虫エルフへ、船は任したよ!』
ライオネルはため息をついた。
⑨「せっかくのチャンスを逃してしまったぁ」
ライオネルはまた泣き始めた。

No.125 06/11/11 00:55
アル中35 

>> 124 大きな湖を抜けたところに、高い木が生えている森があった。凱は、ひとまず着陸し船を木で隠した。

⑦「シャドー、この船頼むぜ!」
そう言うと、小型艇に乗った。
PPP
「リョウカイ! キヲツケテ
マア イッテモムダダロウケド」
⑦「よく分かってるじゃねぇか!」

小型艇のスイッチを押し、サイレントモードにした。


⑦「しかし、この星の竜人族は厄介だな。」
「どの道、修理するには、まだ時間が掛かるしなっ!」
「食料を捜すか!」

そう言うと凱は、小型艇を走らせた。

No.124 06/11/10 18:50
匿名1 

>> 123 セレナとセロはひたすら歩いていた。周りには草原が広がって、草以外何も見えない。もう三時間は歩き続けている。突然、セレナが座りこんだ。
③「ごめんなさい…もう歩けない…」
セロも座りこんでいる。
⑤「はぁ~俺もだよ…やっと森を抜けたと思ったら、今度はただっ広ろい草原だもん…町どころか…人一人いないし」
③「ところで、セロ…ここの人達はどんな種の人なのですか?」
セロは遠くを見ている。
⑤「ん?種族かい…え~と、なんて言えばいいのかなぁ、翼があるんだよ。空だって自由に飛べるし、中には火を吐くヤツもいる。言わば人型の竜ってヤツさ~この星にはおとぎ話に出てくる竜もいるよ。イース星の人は竜人と呼ばれているんだ!」
③「竜人ですか…竜って、家より大きいあの恐ろしい生き物ですよね…あんな…」
セレナはイース星の人に気にいってもらう自信が少し、なくなった。
⑤「まぁ~竜人に気にいってもらえなかったら、竜の餌にでもされるんじゃないのかなぁ~ハァハハ」
セロの笑えない冗談にセレナは苦笑いするしか無かった。
セレナは自分の知っている竜を頭に思い浮かべながら
③「竜って…物語のように恐ろしいものなんですか?」
⑤「俺も一度しか見たことないけど、せりゃ、おそろし…そうそうあんな感じさ~」
セロは遠くの空を指さしている。
③「…」
セレナは声にならない
⑤「って、竜だぁ」
矢のようなスピードで竜が近づいてくる。 竜はセレナとセロの前におりたった。竜は小さな山ぐらいの大きさで、全身は堅いウロコて覆われている。口からは煙が出ている。
⑤③「!!」
セレナとセロは気絶した。
竜の背中には竜人と呼ばれる人が乗っている。
竜人「コイツら、気絶したよ…おかしなヤツら」
竜人の背中には竜に負けないぐらい立派な翼が出ている。翼以外はセレナたちと余り変わらない。
竜人「コイツらを竜王様のところに連れていくぞ!ドラー!」
ドラーと言う竜はセレナたちを大きな手で持ち上げる。
竜人「お前たちが…生きられるかは…竜王によって決められる」
竜人はセレナたちが気絶していて、聞いていないのは分かっていたが、そう言った。
竜はセレナたちを持ち、飛び上がった。

No.123 06/11/10 13:38
クリス ( wkdU )

⑤「クリスは船で待機に一票・・・・」
床に倒れているセロが息を切れ切れに言った。クリスは胸元のシャツを掴んで持ち上げた。
①「なんで・・・・だい??」
ものすごい眼光に目をそむけるセロ。すかさずセレナが助け舟をだした。
③「私、クリスは顔が知れてるんだと思うんです。そんな強力な剣士が来たら、きっとあちらの警戒心も解けませんわ。」
何とか必死に取り繕った。クリスはどさっとセロを落としにっこりセレナに微笑んだ。
①「そうだな。私と泣き虫エルフはここでしばしまってる。」
③「なんでネルもですか??」
①「エルフは誇り高き民族。用意に頭を下げないし、あんな状態じゃ使い物にならないよ。というわけで、セロはしっかりセレナを守れよ。もし何かあったら・・・・分かるよな?」
セロは死より恐ろしい何かが待ってると予感した。
⑤「それじゃあ、2人で行こうかセレナ。」
③「はい。」
何もない芝が生えている大地が近づいてくる。ザザザザザッ。やっとイース星に到着した。セロは岩陰に船をかくした。
③「それでは、いってまいりますね。」
①「気をつけて・・・。」
そっとクリスはセレナの髪に触れる。まるで恋人同士の様なその仕草に、ライオネルは精神的ダメージを受けた。それをみてセロは小声でライオネルに話し掛けた。
⑤「ネル!!2人きりだぞ。チャンスを生かせよ」
パァ~と明るくなるライオネルの顔。やれやれと思いながら最新銃を持ってセレナの後に続き船を降りた。

No.122 06/11/09 21:25
匿名1 

>> 121 クリスが乗った宇宙船はイース星を視界にとらえる所まで来ていた。
⑨「イース星か…おそこの星の奴らは…苦手だ…」
ライオネルはイース星を見て、ため息をついていた。
⑤「30分もあったら、着くと思うよ!」
③「皆さん、イース星に着いたら、イース星の王に私たちと共に連合軍と戦ってもらいたいとお願いするつもりです。」
セレナがいきなり、そうきりだして、一同は一瞬静まったが
①「セレナ、あの星の連中のこと知って言ってるの?」
③「詳しくは知りませんが…《気に食わないヤツ!皆殺し~気にいったヤツ!兄弟だ~》と言う歌をダスティン王国で聞いたことがあります。」
セレナの余りにおかしな歌い方に一同は笑ったが
⑤「セレナ、たしかにイース星の連中に気にいられたら、俺たちと一緒に戦ってくれるだろうけど…気にいられるのは…宇宙抽選で最新大型宇宙を当てるぐらい、確率が低いし」
⑨「しかし、彼らが味方してくれるなら、連合軍を倒すのも夢では無くなる。彼は数も多いし、運動能力は宇宙一の一族だな。昔イース星の剣士と剣の試合をしたんだが、全く歯が立たなかったよ」
①「ライオネルは試合で負けたのは、ただ単に弱いだけだけど…確かに彼らは戦闘に優れた民族だよ」
⑨「クリス!僕は十分強いぞ!バカに…」
クリスは
①「泣き虫エルフがよく言うね…」
ライオネルは既に半泣きだ
⑨「う、うるさい、ぼ僕は…昔とは違うんだぁ~」
⑤「あ、ライオネル~もう泣きそうじゃん」
⑨「うぅ…うぅ」
ライオネルは奥の部屋に逃げた。
①「変わんないねぇ…アイツは…」
船はイース星の重力に引かれる所まで来た。
③「あの…とにかく!私!イース星の人に気にいられるように頑張ってみます!」
①「セレナ…」
クリスの目は優しかった。セレナの目もまた優しかった。
③「一つ言わせて。俺とセレナ、ライオネルは心配ないけど…クリスはなぁ…性格悪いしキツイんじゃないかなぁ」
セロは真顔で言った。
宇宙船はイース星の大気圏に突入した。
宇宙船の運転はセロに変わり、クリスが運転していた。セロは床に伸びている。
⑤「クリス…絶対キツイよ…」
①「…」
バン
セロは気絶した。
船は大気圏を抜けた。

No.121 06/11/08 23:00
アル中35 

>> 120 凱は、バジリスの船を見失ったが、イース星に向かっていた。

⑦「ようやく、イース星だ。」
PPP
「ガイ モウスコシデ イースセイノタイキケンニトツニュウシマス」

凱は、椅子のベルトを体に締めボタンを押しレバーを握った。
⑦「耐熱シールドオンッ!」 「妨害チャフ発射準備っ!!」

ゴボオォォォッ

イース星の大気圏に突入した。
大気圏を過ぎるところで、チャフを発射した。

⑦「これで、レーダーに映らないなっ!」

凱は、ゆっくり下降し、船を湖の水面ギリギリを走らせた。

No.120 06/11/08 19:09
匿名1 

>> 119 バジリスの乗った小型船はイース星の大気圏に突入しようとしていた。
④「イース星の奴らに気づかれるなよ!」
兵①「レーザーに探知されないよう妨害電波を出せ!」
兵②「はっ、妨害電波オン、シールド機能オン、大気圏突入します!」
ゴゴゴォォォ、小型船は炎に包まれる。
兵②「大気圏突破、機体に異常なし、敵に探知もされていません」
兵③「着陸します。」
④「あの森につけろ!」
船の高度が低くく、なっていく。
兵①「将軍。少し、揺れます!」
グラ、ドス。
兵②「シール星528地点に到着」
④「ふっ…キメラが来るまで、姿を消すとするか」
バジリスたちは船をすて、歩き始めた。

※文外(皆さんへ、バジリスはキメラ隊が来るまで、登場させないでぇ~下さいぃ)

No.119 06/11/08 18:48
匿名1 

>> 118 兵①:「バジリス将軍。もう追ってきていません!」
④「あやつめ!覚えておけよ!」
兵「イース星まであと少しです」

それを聞いた別の兵が
兵②:「将軍、この船では余り遠くにいけませんが…イース星に行くのはお勧め出来ません!」
④「なぜだ!」
バジリスは壊れた腕を押さえている。
兵②「はっ、イース星は連合軍の影響を全く受けておりません。ですから、あの星には…仲間の兵(連合軍)は誰一人いないのですよ!言わば敵の中に入っていくも同然です!」
③「そ、そうです。しかも、あの星の連中は…他の惑星からも恐れられているのです。なんせ、気に食わないヤツは殺すらしいです。もし、我々が連合軍だとばれたら皆殺しですよ!」
兵①「しかし、残りの燃料を考えても、船(バジリスが乗っていた大型戦艦)に戻るのも無理ですし、他の惑星に行くのは到底無理です。」
兵たちは黙りこんだ。
④「通信は出来ないのか!船に連絡して、むかいにこさせばいいではないか!気に食わないが、キメラの部隊に連絡してもいいしな」
④「通信兵今すぐ通信しろ!」
通信兵「それが…ここら辺一帯の宇宙はイース星の領域でして…ここで通信をすると傍受されて、イース星の戦闘機がすぐ駆けつけて来ます。」
④「くっ…では…イース星の領域から出れんのか?」
兵①「無理です。燃料が持ちません…なにしろ急の発進で燃料補給が出来ませんでしたので…イース星まで、でもギリギリです。」
④「なら、迷うことはないわ!イース星に行け!」
兵①「はっ!」
兵の大半は乗り気ではないようだ。しかし、状況を考えれば、仕方ないとわかっていたので、賛同するしか無かった。
④「キメラの部隊に輸送ロボットと放て、直接届ける輸送ロボットなら、傍受の心配はない、古いやり方だが、手紙を送る。内容は軍勢を集め、イース星に攻めこめ、手柄はお前にやるとな」
通信兵「直ちに!」
バジリスは少し考え
④「雷様の部隊にも、送っておけ!」
兵「はっ」
④「シーラ星を支配したら、来て下さるだろう…あの人が来て下されば…百人力だ!」
バジリスの宇宙船からはイース星が見えてきた。

No.118 06/11/08 17:59
匿名1 

>> 117 バジリスが乗った小型船はどんどん見えなくなる
⑦「ちっ、パイパーブースターがねぇと…追いつけねぇ!」
凱の宇宙船は煙を上げている
PPP
「ガイ スピードヲユルメナイトバクハツシマスヨ」
⑦「え?シャドー?お前死んだんじゃ?」
「ナニ バカナコトイッテルンダアレハコピーデータダヨ ワタシハコノフネノAIナンダカラ コノフネノコアーがツブレナイカギリモンダイナイシ」
⑦「くっ…くそバカ!コンピューターが!」
凱は怒っているが、嬉しそうだ!
「ガイ ハヤクスピードヲユルメナイトホントニワタシハシンジマウ」
凱は宇宙船の速度を緩めた。バジリスの船は見えなくなった。
凱「だいたいお前は人じゃねぇんだから…死ぬとか言わないだろうが!」
「ガイモサッキワタシハシンダンジャナイカッテイッテタクセニ」
凱「あ、あれは…なんだその…え~ついうっかりだなぁ…」
「ガイイチバンチカイイースセイニイッテ」
「ハヤイトココノフネヲシュウリシナイト」
⑦「わかった。ふっ運命かもなぁ…クリスに進めた星に俺も行くことになるとはな」
「シュウリハタイヘンダヨ」
「アンナムチャクチャナウンテンスルカラ」
⑦「仕方なかったんだよ!あの場合は!」
凱の船はイース星に進路を向けた。このスピードでは相当時間がかかりそうだ。
「シュウリスルノニイッカゲッハカカルヨ」
⑦「うっ…」
「シカモテツヤデ」
⑦「…」
凱は修理している自分の姿を思い浮かべる。
「ガイ ガンバ」
⑦「うっせぇ~バカ!」
凱は船を叩いた。
⑦「い、いてぇ」
「バカダ」

No.117 06/11/07 23:55
アル中35 

>> 116 ④「しくじったかっ!!」

ジャンプした凱の分身が四方八方から一度に襲いかかる。

⑦「七重残像剣んっ!!!阿修羅斬りぃぃっ!!」

④「ぬううっ!!」
バジリスは左腕の機械で受け止めた
かに、思えたが凱の険圧は凄まじく耐えきれなかった。

ピシッ
ボドッン!

⑦「ぐあぁぁっ!私の左腕がっ!」

補佐官「バジリス将軍、引いて下さい。」
⑦「この、私に逃げろと言うのか!」
補佐官「はい、いったん体制を立て直しましょう。」 「この近くに、イース星があります。そこに、小型艇で行きましょう。」

50名の兵士
「バジリス将軍を、お守りしろ。」

ワーーーッ

凱に兵士たちが次々と襲いかかるっていった。

補佐官「いまの内に行きましょう。」
④「ぐっ。」
バジリスは、無言のまま左腕を押さえデッキから出て行った。

⑦「野郎っ!逃げるのか待ちやがれ!!」

ズバッ ズバッ

50人の兵士と凱が闘っている間に、バジリスと補佐官 二人は小型艇でイース星に向かって脱出していた。

ズバッ ズバッ

⑦「ちっくしょうーっ!!!」
兵士達を振りほどき凱は、なんとかシャドーmkⅡに乗り込んだ。
カシヤカシヤ
ウィーン
⑦「動けっ!」

ウィンウィンウィン
⑦「駄目か!」

ブーン ブーン ブーン

⑦「よしっかかった。ハイパーブースターのコアをはめてる暇はねぇ!ノーマルブースターでイース星にいくぜ!」
ブオオォッ
凱は、バジリスを追った。

No.116 06/11/07 22:26
アル中35 

>> 115 デッキに突っ込んみ滑って行くシャドーmkⅡの中、凱は脱出の準備をしていた。
マザーコンピューターのチップを鳥の形をしたオーム型ロボに入れ替え左肩にのせた。
PPP
「モウスコシ イイ ロボットハナカッタノ」
⑦「緊急事態だ、しょうがねぇだろ!」
喋りながらシャドーハイパーブースターのコアの部分を取り外し背中の袋に入れた。
シュッ

船から飛び降りた。
船は、何人かの連合軍兵士を巻き込みながら、デッキの奥で止まった。

ドシューーッ!

音の方を見ると、バジリスがビームをこっちに向かって撃っていた。

PPP
「ガイ! アブナイ! タイビームシールド!!」

凱はシャドーに弾かれた。

ズドドドォーン!!

PPP
「ビームシールドガ キカナイ ガイ イママデタノシカッタヨ・・・」
⑦「何言ってやがる!お前らしくもねぇ!

「サヨオナ・・」
ジュン
シャドーは跡形も無くなっていた。

⑦「ばっ!馬っ鹿野郎!!」
「俺様の相棒を!バジリス!テメぇはゆるさねぇ!!」
「おおおおおぉぉぉぉっ!!!」

そう言うと凱は、七人に分身していた。

No.115 06/11/07 21:48
アル中35 

>> 114 ガリガリガリガリッガシャーン
バリ バリッ バリン
船は、デッキの強化ガラスを割りバジリスの方へ爆煙とともに滑ってくる。」
ブワーッ
ザリザリザリッ

兵士「うわーっ!こっちに、突っ込んでくるーっ!」
補佐官「バジリス将軍、お逃げ下さい。」
凱が乗っている船が、近づいて来た。

④「これしきの事でなにを、狼狽えておる!」
兵士「しかしっ!」

④「迎えうってくれるわ!!」

バジリスは、左腕の機械をビーム砲に変形させ撃った。

No.114 06/11/07 11:52
アル中35 

>> 113 二隻の巡洋艦を撃破した凱は、手に汗握っていた。
⑦「ふう~っ!俺様も流石に緊張するぜ!」PPP
「アナタデモ ヤッパリ ヒトノコダッタンデスネ」
⑦「うるせっ!!」

前を見ると大型戦艦の方から、キラッと光るのが一瞬みえた。
⑦「んっ!何か、ヤバい!俺様の勘が警告してるぜ!」
「シャドー、いったん此の場所を離れるぞ!!コスモワープだ!」」
「ガイノ ワルイコトダケノカンハ イツモアタルカラネ イヤダイヤダ」
⑦「んな事、言ってる場合じゃねぇ!!」
「ワカリマシタ タダシ サッキノ ハソンデ ショウトワープシカデキマセン」 「シカモドコニ トブカヨソクフノウデス」

凱は、聞くか聞かない内にスイッチを押してレバーを引いた。
⑦「ショウト コスモワープ!!」
PPP
「カミサマーッ!」

ビュンッ

シャドーmkⅡが、姿を消したその時、ギャラクシー砲のビームエネルギーが轟音とともに通過していった。


ブーン

凱が乗っている船はなんと、大型戦艦のデッキの目の前にワープしていた。

⑦「このまま、デッキに突っ込んでやる!」
PPP
「ヒトゴロシーッ」
⑦「だから、お前は人じゃねぇって!」
船は、火花を散らしながら、デッキの強化ガラスを突き破り中に入って行った。

No.113 06/11/07 10:59
アル中35 

>> 112 大型戦艦の内部では、ギャラクシー砲の準備に追われていた。
ウ゛アン ウ゛アン
ブァン ブァン

兵士「出力80% 異常無し。ピキーンッ
「出力90% 異常無し。」 ピキーンッ
「出力100% 異常無し。」 ピキーンッ

ブアブアブアブアブアン

「出力120% 異常無し。」 ピキーンッ

兵士「出力全開っ!対ショック用意。」

ギュン ギュン ギュン ギュン・・・・

補佐官「いつでも、行けます。バジリス将軍!」
④「うむ!今なら、キャツも、巡洋艦の爆発で気付くまい。」

④「貴様は、全惑星を連合軍が制圧するのには、邪魔だっ!」「死ねぇい!」
「ギャラクシー砲っ発射ぁぁーーッ!!!」ガチィン

目の前は、何も見えない真っ白い光に包まれた。


| ∥\
|\ \ /
| _/ ユ ツ


――――― /
_/ ツ

ドゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

さっきまで、燃上していた二隻の巡洋艦は、跡形も無く塵と化してしまった。

No.112 06/11/07 03:57
アル中35 

>> 111 バジリスの目の前で信じられない事が起こっていた。
ドガン パリンパリン ヒュー
兵士「前の巡洋艦二隻、撃沈されました。」
④「そっ、そんな馬鹿なっ!!あり得ん、こんなっ!!」
ボフ ヒボフドガッ
バジリスは、凱の
船を睨み付けた。

④「ギャラクシー砲 発射だ!!」
兵士「きっ危険です。しかも、大型戦艦の全エネルギーを大型キャノン砲に使う為、船が一時停止してしまいます。」
④「構わぬ!」
兵士「しかし、バジリス様、・・。」
④「同士が目の前でやられて、指をくわえて黙ってみてろと。」
兵士「分かりました。」 「ギャラクシー砲準備!」
「急げっ!」

大型戦艦の船底の方に大きなキャノン砲が現れた。

ブオンブオンブオン
その、メタルシルバー色でその重厚なものに、全エネルギーを溜めだした。

No.111 06/11/07 03:05
アル中35 

>> 110 その大型戦艦の中にはバジリスの指揮する姿があった。

④「ガッハッハッハッ!!」
「とうとう、見つけたぞ!賞金稼ぎっ!!」
「全レーザービーム砲、発~射っ!!」
兵士「ハッ!!」 「全砲門を開けっ!」
「ビーム砲発射っ!」

レーザービームが、シャドーmkⅡに豪雨の用に降り注ぐ。

ドガァガガガガァーーン!!


ブーン ブーン ブーン PPP
「ガイ シールドタイキュウリョク 50% コノママダト アト ニカイコウゲキヲ ウケルト コノフネハ ウチュウ ノ モクズトナッテシマイマス」

⑦「帝国艦もやるじゃねぇか!」
「面白くなってきやがった。」

「ソンナ ユウチョウナコト イッテルバアイジャアリマセン!」

⑦「うるせーっ!黙ってみてなって!」

「・・・・・。」

⑦「ハイパーブースター オンッ!」 「レーザーシールドフルチャージャー!!」

すると、船は青い光の、フェニックスのかたちに包まれた。
⑦「この俺様を、なめんなよ!」
「行くぜ!!!」

「フェニックス・ガンナーッ!!!」

そう言うとは巡洋艦 二隻に突っ込んで行った。

ぶおおおぉぉーーッ

兵士「相手の船がっこちらに突っ込んできます。」


兵士「うわぁぁああ!!助けっ 」
チュッドががガーーーーン!!!!

No.110 06/11/07 02:16
アル中35 

>> 109 ビシュンビイュッ
ドゴウッ


ブーン ブーン ブーン

警告アラームが、船内に響きわたる。

⑦「んっ、どうした!今の衝撃波はなんだっ!」
PPP
「ガイ テイサツジュンヨウカン ニセキ ホソク」
「ソノ コウホウニ オオガタセンカン セッキンチュウ」
「バトルルームヲデテ セントウタイセイニハイッテ クダサイ」

ズゴゴゴゴゴゴ・・・

⑦「やれやれ、ゆっくり修行も出来やしねぇな。」

そう言うと凱は、デッキに走って行った。

バフッ

椅子に座ると、凱は、ボタンを素早く押した。
カシャカシャカシャ
ウイィィン
PPP
「シップバトルモード カンリョウ シールドレベル80% サユウ レーザービームホウ スタンバイ OK」

⑦「いっちょ、やるか!」

凱は、レバーを握り締めた。

No.109 06/11/07 00:52
アル中35 

>> 103 クリスたちの宇宙船にもう1台の宇宙船が高速で近づいて来る。 ①「連合軍ではない…敵なのか」 セロは操縦席に座っている。 ⑤「うっ、敵さんだっ… 凱は、セロの船から遠くはなれた宇宙空間で、考えていた。
⑦「ふっ、セレナって嬢ちゃんの10億サーナもいいが、それよりも連合軍の奴らと遊んだ方が、面白そうだな!」

PPP
「イッツモ ガイハ ソントクカンジョウ ヨリモ ジブンガ オモシロケレバ イイホウニ イクンダカラ ..コッチノ ミニナッテヨ」

⑦「うるせーっ!このAI野郎っ!俺様が楽しければ良いんだよっ!」

PPP
「マッタク ウチノ ゴシュジンサマニハ コマッタモノダ」

⑦「さぁ、修行の続きでもやるか!」

PPP
「ホント シュギョウバカ ダヨネ」

⑦「俺様は、宇宙一、強い男になりたいんだよ!」

No.108 06/11/06 23:45
アル中35 

>> 107 アル「よこレスだがよ、イーカ星じゃなく、カズは確か、イース星って書いてだぜ。」「ガッハッハッ!!」
次の瞬間、クリスのアッパーカットで星になっていた。
ドシューーッ

キラッ~ン

No.107 06/11/06 23:29
クリス ( wkdU )

クリス「ごめん!!いきちがった!!イーカ星でいいよ。そっちの方向で進めよう。行き違い・・・一回してみたかったんだぁvv」

セロ「あほ。」ぼそっ

セロは床に伸びた

No.106 06/11/06 23:21
クリス ( wkdU )

凱の船は速い。一気にクリス達の乗る船を通過した。
①「セロ!!パイロットの顔をモニターに出して。」
⑤「了解!!」
パッとスクリーンに凱の姿が映った。
①「こいつは・・・・確か、凱!!」
③「先ほど助けてくださった方だわ。」
クリスの顔とは対照的にセレナは嬉しそうだ。
⑤「んっ。メールがはいってる。」
スクリーンには凱に変わりセレナの顔が映った。全員はセレナが賞金首となったのを知った。
①「まずいな・・・。」
⑤「急いでピンタゴ星雲のウマンダ星に飛ぼう。みんな掴まって。コスモ・ワープ!!」
クリス一行はウマンダ星にワープした。

No.105 06/11/06 23:20
匿名1 

>> 104 こっちこそ、すいません。確かにそう書いてありました…
ダーク星訂正、フラク星雲レイカ星で!(汗)最近話が膨らんできて自分の記憶…が混乱…

No.104 06/11/06 23:12
クリス ( wkdU )

すみません!!ドイスがいるのはフラク星雲レイカ星で御統一お願いします。

No.103 06/11/06 23:11
匿名1 

>> 102 クリスたちの宇宙船にもう1台の宇宙船が高速で近づいて来る。
①「連合軍ではない…敵なのか」
セロは操縦席に座っている。
⑤「うっ、敵さんだったら、やばいなぁ~相手さんは最新式の船だぜ。確かに人工知能を持った宇宙船らしい」
セレナは心配そうに後ろの窓から、後方の宇宙船を見ていた。
③「どんどん近づいてきます」
⑨「宇宙船同士の戦いに私は無用だな」
①「地上戦でも、役立たずのくせに」
⑨「失礼な、だい…」
ライオネルが言いかけた時、宇宙船についているスピーカーから聞き覚えのある声が聞こえてきた。音が小さくはっきり聞きとれない。
⑤「おっ、相手さんが通信してきたよ。今、音量上げるから…ちょっと…」
セロはボタンをいくつか押した。
『おい、聞こえてるか?応答してくれ』
凱の声だった。
⑤「お、あんたは助けてくれた人じゃん」
『んっ、あれは別に助けた…わけじゃねぇよ…うっ…俺の船を守るためにだなぁ…えっ~と』
「スナオジャナインダカラ」
⑦「黙ってろ!あっちに聞こえるだろうが!」
セロが持っていたマイクをクリスは無理矢理取り上げると
①「おい、凱とか言ったけ…今回は…お前のおかげで助かった。」
①「…」
①「あ、ありがとう…」
⑤⑨「お~クリスにしては珍しい、素直に礼を言うなんて!」
もちろん、クリスのゲンコツが飛んできた。
③「ありがとうございますした。凱さん!」
『止めてくれ…皆して礼を言うのは、俺様はそんなのが、一番苦手なんだ』
凱の通信機から、クリスたちの笑い声が聞こえる。
⑦「たぁ~」
凱の顔は真っ赤になっている。
「イマノカオエイゾウニノコシテオキマス」
⑦「バカやろう!そんなのいい!」
凱は通信機に向かって『いい情報を教えといてやる、ムーク星とライジング星には行かない方がいいぜ!あそこは連合軍に征服されちまってるからなぁ、行くとしたら、連合軍がまだ手を出していない、守りが堅い、イース星をお勧めするぜ!ここから、近いしな』
凱の船のブースターが光る。
『じゃあな、また縁があったら、どっかであうこともあるだろうよ…』
凱の船は物凄いスピードでセロの船を追い越し、見えなくなった。
⑤「あの船…買いだな」
セロは呟いた。

  • << 109 凱は、セロの船から遠くはなれた宇宙空間で、考えていた。 ⑦「ふっ、セレナって嬢ちゃんの10億サーナもいいが、それよりも連合軍の奴らと遊んだ方が、面白そうだな!」 PPP 「イッツモ ガイハ ソントクカンジョウ ヨリモ ジブンガ オモシロケレバ イイホウニ イクンダカラ ..コッチノ ミニナッテヨ」 ⑦「うるせーっ!このAI野郎っ!俺様が楽しければ良いんだよっ!」 PPP 「マッタク ウチノ ゴシュジンサマニハ コマッタモノダ」 ⑦「さぁ、修行の続きでもやるか!」 PPP 「ホント シュギョウバカ ダヨネ」 ⑦「俺様は、宇宙一、強い男になりたいんだよ!」

No.102 06/11/06 22:34
匿名1 

>> 101 ⑫雷「はっ、バジリスからの報告ですが…あまりよい知らせでは無いです。」
⑥「…」
ドイスはダーク星の空を見ている。
⑫「シーラ星のエルフの抵抗により、バジリス部隊はシーラ星征服を断念、撤退中とのことです。そうとうな被害が出たようです。エルフたちの被害も大きかったようですが…撤退やもなしだそうです。」
⑫「もう一つ、悪い知らせが…キメラがセレナ姫捕獲任務に失敗したようです。」
ドイスの顔は闇でその表情は分から無いが、決して笑顔ではないだろう。
⑥「星の数ほどいる連合軍を束ねる三将軍の二人がいながら…シーラ星は支配下におけんし、たかが、小娘一人捕まえることが出来んのか」
⑫「…」
⑥「たよりになるのは雷…お前だけだ。シーラ星に飛べ、一週間で征服してみせよ」
⑫「ドイス閣下、二日で十分です。」
⑥「ふ、たのもしいかぎりだ…」
⑥「キメラ、バジリスにはセレナ姫を追えと連絡せよ。あのペンダントはなんとしても手に入れるのだ…お前もシーラ星を征服したら、そのまま、セレナ姫を追え!」
⑫「はっ、おおせの通りに…」
雷は部屋を去っていく。
⑥「まぁ、私の念願(世界征服)までには…これぐらいの障害は仕方ないか…」
⑥「時が来れば、私も…」
ダーク星は闇…そのものである。

No.101 06/11/06 22:12
匿名1 

>> 100 漆黒の星、ダーク星ここは太陽の光が余り届かないほど銀河の外れにある。そしてこのダーク星こそ、連合軍の本部が置かれている。この星には連合軍の軍人しかいない。いわば軍事惑星と呼ばれる軍のためだけにある惑星なのだ。
ダーク星には世界で最も高い塔が立っている。その最上階に連合軍総司令官ドイス閣下がいた。
⑥「闇はいい…」
ドイスはダーク星を全土を見渡す事が出来る大きなガラスの前に深々と椅子に座っていた。
後ろから、物音ひとつたてず、体格のいい男がドイスに近づいて来た。
⑫「ドイス閣下、お知らせしたいことが…」男の名前は雷(ライ)といって、連合軍の総将軍である。連合軍には将軍は三人いる。バジリス、キメラ、雷であるが、雷はその中では別格の実力者である。連合軍で彼の右に出るものはいないほど雷は強い。いや、世界中探しても、雷に勝てるヤツなどいないことだろう。雷は連合軍の中枢的な存在である。既に雷の活躍によって、二つの惑星は連合軍の支配下になっていた。バジリスによって壊滅状態にあるダスティン王国があるダスティン星を含めれば、連合軍は七つある惑星のうち三つを征服してしまったことになる。
⑥「…もうせ」
ドイスは闇を好む。彼の周りは闇である。ドイスは魔法使いであって、魔法使いでは無い存在、そして、謎であり、闇でもある。ドイスを見たものは皆こう言う。

No.100 06/11/06 15:43
クリス ( wkdU )

⑤「どうにか脱出せいこうだな。」
セロは額の汗をぬぐった。
①「いいかげん離せ、泣き虫エルフ!!」
⑨「はいはい、わかりましたよ。」
ボス!!お姫様抱っこからクリスは床に落とされた。
①「イッタ~~~~。このバカエルフめ!!」
③「ほらほら、ストップ!!ただでさえ危機を脱した時に、子供じゃないんだから。」
⑤「セレナの言うとおりだよ。クリス、ライオネル!!」
①「だってこのバカエルフが・・・・。静かに!!」
クリスは窓の外を目を凝らして眺めた。
③「なにか聞えたのですか?」
①「あぁ・・・。エンジン音がかすかに。」
⑨「確かに私にも聞えます。クリス、私が見ましょう。」
そういってライオネルは目を凝らした。
⑨「船です。でも、連合軍のものではない。」
それは凱の船だった。

No.99 06/11/06 02:40
匿名1 

>> 98 キメラは元宇宙船置場であった荒野に立っていた。周りには何も無い。
⑩「アイツの名はなんという」
周りには誰もいない。
「凱、賞金稼ぎです。」
誰もいなかった所に人が立っていた。
⑩「凱か…」
キメラは凱の乗っている宇宙船を見上げた。今はその姿も小さくなっている。
「すいませんでした。我々がもっと早くに来ていれば」
また一人その場にいた。その場にいたのは地方にいた魔法団の魔法使いだった。彼らは古代の結界の破壊任務には参加していないので魔力は完全だった。
⑩「お前たち…今回は私の負けだ。古代の結界の人柱(ナタレー)に魔力を奪われてしまったからな…エルフにしてやられたわ」
既に十人の魔法使いがその場にいた。
⑩「お前たち、世界中にいる魔法団を集めよ!」
「おおせの通りに」
付け加えるように
「魔法将軍…」

『キメラ将軍、ご無事ですか』
戦艦のスピーカーから聞こえてくる
今、やっと連合軍の艦隊が上空に到着したようだ。
⑩「どいつも…コイツも役にたたん…」
キメラの姿は既にそこにはなかった。

No.98 06/11/06 02:14
匿名1 

>> 97 クリスたちを乗せた宇宙船は宇宙船置場を轟音ととも出発した。
⑩「くっ…貴様のせいで!セレナ姫には逃げられるし。私の部下も…」
凱を睨む。
キメラの怒りは頂点に達した。キメラの周りには邪悪な魔力が溢れる。
⑦「おい、おい冗談じゃねぇ…なんだこのオーラは!」
大地が揺れる。
⑦「クリスたち、無事出発したようだし、ここは一旦引くか!」
凱はそういうと煙玉をなげ、姿を消した。
側近:「うわぁなんだこの臭い煙は!」
⑩「許さん、許さんぞ!」
側近:「キメラ様」
その場にいた側近二人はキメラが我を失っているのを感じた。
側近:「キメラ様」
⑩「消し飛べ!!ハァハハハハハ!」
キメラの魔力は怒りによって完全に回復していた。いや、完全を上回っている。
側近:「逃げろ!」
キメラは杖を地面に突き刺した。キメラは光に包まれる。次第に光が大きくなる。
⑦「やべぇ、アイツここをぶっとばす気だ。おい!早く発進させろ!!」
「ワカリマシタ。ハァ、ヒトヅカイガアラインダカラ」
「早くしろ!だいたい人じゃないだろうが!」
光が急に大きくなったと思った瞬間、宇宙船置場は跡形も無くなっていた。上空には宇宙船が飛んでいる。
凱は寸前のところで脱出にしていた。
⑦「あぶねぇ、死ぬところだったぜ!」
「アクウンダケハツヨインダカラ」
⑦「なんか…言ったか?」
「…」
「タイキケントツニュウマデ30ビョウデス」
⑦「ふっ都合のいいヤツだ…」

No.97 06/11/06 00:51
アル中35 

>> 92 ⑩「フッ、この女 気を失ったか!」 「人質としての価値がある、船へ連れて行け。」 側近1「ハッ!分かりました!」 ちょうどその時、ぐあ… 凱は、妖刀を反対に持ち直し三人に分身した。

ズオオオォォォ!!

オーラに共鳴したのか、地鳴りがしだした。
⑩「何だ、この異様な感じはっ!」
そして、凱は、自分のオーラを一気に爆発させた。

シュン シュン シュン

⑦「三重うぅぅ!!ガイブレイドォォオッ!!!」

その時、傷ついて倒れていた、側近の魔法使いが立ち上がりキメラを押し飛ばした。

ガゴゴゴオオォン

側近「キっ、キメラさっ・・」

側近は、怒号と共に跡形もなく消し飛んでしまった。

⑦「身代わりになるとわな!」

⑩「きっ、貴様!!」
キメラは、怒りに震えていた。



この続きカズ書いてくださいm(_ _)mお願いします。アル

No.96 06/11/06 00:35
匿名1 

>> 94 あ~あ、また行き違ったぁ~…93無視して進めて下さい。すいません~ ⑤「お~助かった。」
側近の魔法使い相手に苦戦していたライオネル、セロ、セレナであったが、凱がその側近を倒してくれた。
③「あの人がキメラを相手にしてる間に船へ急ぎましょう」
ライオネルがクリスを抱き上げる
⑨「よいしょ…重いなぁ…」
①「わぁ、な、何をする~」
クリスはだいぶ嫌がっているようだ。
⑤「怪我人は大人しくね」
そんなクリスを見てセロは嬉しそうだ。
⑨「暴れるなぁ~」
クリスは足をバタバタさせている
①「大丈夫だぁ一人で歩けるから…」
セロが船の中に、続いて暴れるクリスを抱えて、ライオネルは船の中に消えていく。セレナはその後に船の中に入っていく。
③「どなたか…わかりませんが、ありがとうございました。」
凱には到底聞こえていないのは分かっていたが、セレナは頭を下げた。セロの宇宙船のエンジン音が鳴る。
⑩「このままでは…逃げられる」
セレナたちの宇宙船にキメラは杖を向ける。
⑦「させねぇよ!」
凱はキメラに向かった。

No.95 06/11/06 00:24
アル中35 

>> 94 カズ、こっちもスイマセンm(_ _)m
じゃ、今回は、そのままいかさせてもらいます。アルより

No.94 06/11/06 00:08
匿名1 

>> 93 あ~あ、また行き違ったぁ~…93無視して進めて下さい。すいません~

  • << 96 ⑤「お~助かった。」 側近の魔法使い相手に苦戦していたライオネル、セロ、セレナであったが、凱がその側近を倒してくれた。 ③「あの人がキメラを相手にしてる間に船へ急ぎましょう」 ライオネルがクリスを抱き上げる ⑨「よいしょ…重いなぁ…」 ①「わぁ、な、何をする~」 クリスはだいぶ嫌がっているようだ。 ⑤「怪我人は大人しくね」 そんなクリスを見てセロは嬉しそうだ。 ⑨「暴れるなぁ~」 クリスは足をバタバタさせている ①「大丈夫だぁ一人で歩けるから…」 セロが船の中に、続いて暴れるクリスを抱えて、ライオネルは船の中に消えていく。セレナはその後に船の中に入っていく。 ③「どなたか…わかりませんが、ありがとうございました。」 凱には到底聞こえていないのは分かっていたが、セレナは頭を下げた。セロの宇宙船のエンジン音が鳴る。 ⑩「このままでは…逃げられる」 セレナたちの宇宙船にキメラは杖を向ける。 ⑦「させねぇよ!」 凱はキメラに向かった。

No.93 06/11/06 00:05
匿名1 

>> 91 ⑦「んっ、あの倒れてるのは、クリスか!!」 「あの奴らは連合軍みたいだが、バジリスの方とは違うみたいだな。」 ガシャ プシューゥッ ⑦… クリスは腕を火傷していた。
①「くっ…」
クリスはまだ腕を押さえて、起き上がらない。先にキメラが立ち上がり、杖をクリスに向けた。
⑩「消えるがいい!」
杖から炎が渦を巻いてクリスを襲う。煙が当たりをおおう。
⑩「ふっ我ながら、情けない威力だ。うっ?誰だ!」
煙の中から、見た事もない男が現れた。
⑦「…」
クリスは凱の後ろに膝をつき、凱の背中を見ていた。どうやら凱が炎の盾になったらしい。
①「なぜ、私を助けた!」
凱は…

No.92 06/11/06 00:00
アル中35 

>> 91 ⑩「フッ、この女 気を失ったか!」 「人質としての価値がある、船へ連れて行け。」

側近1「ハッ!分かりました!」

ちょうどその時、ぐあぁぁっと、他の側近二人の声がした。
⑦「間に合ったか!」
「その姉ちゃんを渡して貰おうかっ!」

側近「お前は、賞金稼ぎの凱!!」
と言うのもつかの間、地面に倒れていた。

⑩「我々に楯突くつもりか!」
⑦「なぁに、そいつにはちょっとした、借りがあるんでね!」⑩「喰らえっ!」
キメラは凱と同じぐらいの火の玉を作り出し、物凄いスピードで飛ばした。

ドボォワ!!!

⑩「ハッハッハッハッ!!」 「この業火で燃え尽きればいい!!!」

凱に当たると炎が竜巻の様に包み込んだ。

ズゴゴゴゴゴオオォォ!!!



ボシュン
凄まじい業火はかき消された。
⑦「効かねえなっ!!」

!?
⑩「なっ、まさかアンチマジックが施されているのか!!」

⑦「じゃあ、こっちも修行の成果を見せてやるぜ!」

  • << 97 凱は、妖刀を反対に持ち直し三人に分身した。 ズオオオォォォ!! オーラに共鳴したのか、地鳴りがしだした。 ⑩「何だ、この異様な感じはっ!」 そして、凱は、自分のオーラを一気に爆発させた。 シュン シュン シュン ⑦「三重うぅぅ!!ガイブレイドォォオッ!!!」 その時、傷ついて倒れていた、側近の魔法使いが立ち上がりキメラを押し飛ばした。 ガゴゴゴオオォン 側近「キっ、キメラさっ・・」 側近は、怒号と共に跡形もなく消し飛んでしまった。 ⑦「身代わりになるとわな!」 ⑩「きっ、貴様!!」 キメラは、怒りに震えていた。 この続きカズ書いてくださいm(_ _)mお願いします。アル

No.91 06/11/05 23:32
アル中35 

>> 90 ⑦「んっ、あの倒れてるのは、クリスか!!」 「あの奴らは連合軍みたいだが、バジリスの方とは違うみたいだな。」

ガシャ
プシューゥッ

⑦「クリス待ってなっ!」
船から降りると、凱はクリスの方へ全力で走って行った。

  • << 93 クリスは腕を火傷していた。 ①「くっ…」 クリスはまだ腕を押さえて、起き上がらない。先にキメラが立ち上がり、杖をクリスに向けた。 ⑩「消えるがいい!」 杖から炎が渦を巻いてクリスを襲う。煙が当たりをおおう。 ⑩「ふっ我ながら、情けない威力だ。うっ?誰だ!」 煙の中から、見た事もない男が現れた。 ⑦「…」 クリスは凱の後ろに膝をつき、凱の背中を見ていた。どうやら凱が炎の盾になったらしい。 ①「なぜ、私を助けた!」 凱は…

No.90 06/11/05 23:22
アル中35 

>> 89 シャドーmkⅡのバトルルームで、厳しい修行をしていた凱は、新たな奥義を修得していた。

⑦「ふうっ!やっとレベル5をクリアーしたぜ。この技は、負担がかかるが何とかやれそうだな。」
PPP
シャドー「ガイ、フネノ ソトガ サワガシイ! ナニカアッタ ミタイデス!」

⑦「帝国軍の奴らか!?」

そう言うと凱は、パネルを見た

No.89 06/11/05 22:31
クリス ( wkdU )

その震動でクリスの体が揺らいだそこをキメラが魔法で炎をだしてきた。クリスは直撃し、地面に転がった。

No.88 06/11/05 19:45
匿名1 

>> 87 もし、この時、キメラの力(魔力)が完全だったら、クリスたち全員に縛りの魔法をかけて、その場にくくりつける事が出来た事だろう。しかし、キメラにはそんな魔力は残っていなかった。今はそこら辺にいる力の弱い魔法使いになっている。⑩「力さえ、完全なら…この宇宙船置場ごと粉々に出来るというのに…こんな小娘相手に…!」
クリスが剣をふる。クリスの攻撃をキメラはどうにか魔法で防いだ。
①「はっ!やぁ!」
ジリジリとキメラを追い込む。
⑩「くっ!くらえ!」
杖から火の玉が放たれた。クリスは簡単に避けた。
キメラはクリスの事を舐めて見ていたが、予想以上に手強かった。しかも、力は予想以上に落ちていた。
⑩「力、力が…あれば…」
クリスは剣を振り下ろす、キメラは杖で剣を止める。すかさず、クリスはキメラに蹴りを入れる。キメラはバランスを崩して、こけた。
クリスはキメラの喉仏に剣を
①「観念しな!」
⑩「くっ、観念するのはお前たちの方だ!」周りでは、まだセレナ、セロ、ライオネルが戦っている。
⑩「もうじき、連合軍の艦隊が来て、この宇宙船置場を攻撃する。そうなれば、ここにある船は使い物にならなくなるわ!この星からは出れんぞ!」
宇宙船置場には戦艦が近づいて来る音が鳴り響いていた。

No.87 06/11/05 18:50
匿名1 

>> 86 突然
目の前に杖を持った男が現れた。
①「な!魔法使い!」
セレナとライオネルは剣をかまえ、セロは銃をとりだし、セレナは杖をかまえた。
男が喋った。
⑩「始めまして…セレナ姫」
魔法使いの声は魔法使い独特の声の響きだった。
⑩「私は連合軍魔法将軍キメラ」
男は一同を見渡し
⑩「セレナ姫おとなしく一緒に来てもらおう!」
クリスたちの周りには宇宙船が数多く置かれていた。その中に凱の宇宙船もあった。凱はまだ外の様子に気づいてないようだ。
①「セレナは渡さないよ!」
クリスは常人では目でも追えないスピードで、魔法使いの背後に移動し、キメラを切り裂いた。クリスは倒れているキメラを一度見て剣をおさめた。
⑤「クリス!後ろ!」
セロの声でクリスは我にかえった。幻覚を見せられていたようだ。キメラは杖をクリスの方へ向け、衝撃波を放った。クリスは避けようとしたが、反応が遅れて、キメラが出した衝撃波で飛ばされた。
③「クリス!」
⑨「くっ」
ライオネルは飛ばされたクリスをなんとかキャッチした。
⑤「ちっ!」
セロは銃を撃とうとした。キメラは魔法で銃を弾き飛ばした。
⑩「私には勝てんは!諦めよ!」
キメラの杖が一瞬光った
⑩「む、来たか…遅いぞ。お前たち」
キメラがそう言うと
クリスたちの周りにキメラの側近の魔法使い三人が姿を現した。一人の魔法使いが
側近:「キメラ様ほど素早く移動魔法は使えませんので…すいません」
⑤「ハァ~クリスといるとよくピンチに陥るなぁ…」
①「魔法使い相手は私でもきつい…」
クリスはライオネルに支えてもらいながら、起き上がった。
⑨「四人か…一人ずつだなぁ…」
③「とにかく!どうにかして船に乗り込むしか」
セレナの杖は銀色に光っていた。
⑩「面白い、まだ私と戦うつもりか。」
魔法使いたちは杖をクリスたちに向けた。
①「神の加護を」
クリスは敵に突っ込んでいった。

No.86 06/11/05 18:08
匿名1 

>> 85 クリスたちは宇宙船置場に無事に到着した。
①「セロ早く出発するよ!」
セロは頭をかきながら
⑤「はい、はい」
⑨「おい、まさか!この汚い宇宙船に…」
ライオネルは文句を言おうとしたが、クリスに睨んまれて
⑨「うっ…わ、わかったよ」
ライオネルはクリスに文句を小さく言った。
①「何か言ったぁ?」ライオネルは慌てて下を向いた。
③「クリスって、男の人を手なずけるのが上手いのね」
セレナは笑った。
⑤⑨「手なずける?暴力で押さえつけるだけだよ」
二人は声を揃えて言った。当然、クリスの蹴りが飛んできた。四人が改めて宇宙船に乗ろうとした時、突然

No.85 06/11/05 17:50
匿名1 

>> 84 少し前に戻るが、上空で冬の国を見ていた。魔法将軍キメラは
⑩「セレナ姫よ!私の目をごまかす事など出来ぬぞ!」
キメラはセレナたちが国から出ていくのを魔法の鏡で見ていた。
キメラが杖に何か囁くと、キメラは消えた。後ろには側近の魔法使いたちも続くように消えた。キメラは古代の結界の力を弱めるのに大半の力を使ったが、少しずつ魔力は戻ってきたようだった。
キメラが乗っていた大型戦艦はクリスたちが目指している方へ向きをかえ、移動し始めた。他の戦艦も後に続いた。

No.84 06/11/05 17:37
匿名1 

>> 83 冬の国はその名にふさわしく雪に覆われていた。秋の国を攻撃していた連合軍が撤退しバジリスの命令で冬の国に攻撃したのだが、秋の国のエルフたちはそのスキを見逃さなかった。冬の国を攻撃している連合軍の後方から秋の国のエルフたちがまるで雪崩のように突っ込んできていた。
④「全く、セレナ姫には逃げられるし…戦況は悪くなるばかりだ」
連合軍は圧倒的優位な立場から、苦しい立場になろうとしていた。④「ふっ…」
連合軍と冬の国、秋の国のエルフの戦いは、まだまだ混乱状態には変わりはなかった。

No.83 06/11/04 23:10
アル中35 

>> 81 凱は、闇市場の黒装束の男に会っていた。 ⑦「何か鎧の良い奴ねぇのかよっ!」 黒装束の男はスゥッと奥の部屋へ行った。 ⑦「この星に来てか… ザワザワ ザワザワ

「ポート104Pの方は、おさがり下さい。なお・・・。」
色々な星の旅人が賑わっている。

闇宇宙船置場に着いた凱は、ポートに入り、シップチケットを見せ自分の船に乗った。

⑦「ここは、よっぽどじゃ無い限り、連合軍でもなかなか入れないからな。」

ウイィィーン ガチャ

⑦「さてとっ!」 「ブースターの調子を上げとくか。」
ガチャガチャ


PPP
シャドー「オカエリナサイ。ガイ、ソトノヨウスハ ドウデシタカ?」

船のマザーコンピューターが喋っている。

⑦「どうもこうもねぇよっ!俺様より強い奴らが、わんさといやがる。」 「シャドー、いつもの奴、やるからスタンバってくれ!」
「ブースターの方、もう少しで終わるからよ。」
ギューン キュィーーン ガチャガチャ

PPP
シャドー「リョウカイ シマシタ。」

⑦「ふぅっ、出来たぜ。」

凱は、バトルルームに入った。


PPP
シャドー「イイデスカ?」

⑦「あぁ、いつでもいいぜ!」

PPP
シャドー「レベル5 ジュウリョク10G テキ ホログラフスピード3バイ ブキ レイザービーム」

⑦「いつもの二倍かっ!だが、やるしかねぇ!」
「俺様自身を鍛えて、もっと強くなる。」
ビシュビシュッ

⑦「うおぉぉぅっ!」

No.82 06/11/04 18:55
クリス ( wkdU )

>> 78 僕も入れてもらっていいですか?キャラ考えました。 錬金術師リオ(15) クリスの友人の大錬金術師ハムオル(故人)の弟子。常に金属の球を何個か… いらっしゃいませ!!限定スレッド、クリス主、「一緒にお話作ろう会」関係者限定までお越しください♪♪次の惑星で合流させる方向でいきましょう!!それまで、今いるキャラでお話すすめてくだされば嬉しいです。

No.81 06/11/04 14:05
アル中35 

>> 80 凱は、闇市場の黒装束の男に会っていた。
⑦「何か鎧の良い奴ねぇのかよっ!」

黒装束の男はスゥッと奥の部屋へ行った。

⑦「この星に来てから良いとこ無しだぜ、まったくよぉぅ!」
黒装束「お待たせしました。」 「この鎧は、あなた様が身に着けているものより丈夫な素材で、作られております。」

その漆黒の鎧は、なまめかしく光っているようにも見える。

ゴクッ!

思わず、凱は唾を飲み込んだ。
⑦「こっ、こいつは凄げぇ。」
そう言う凱は、さっそく全身に着けた。ガシャ ガシャ

黒装束「この鎧は、素材が、ドラゴン族最強のブラックドラゴンのウロコから術法を用いて作っております。ある程度のビームは弾き、アンチマジックも施されています。」
「オーラ(気)を注いでやると、あなた様の力を極限まで引き出してくれます。」

「ただし、それは諸刃の剣で、今のところ、あなた様ではせいぜい連続使用は、二回まででございます。」

⑦「つまり、俺様自身を鍛えれば、まだまだ伸びるってわけだ!」
「で、幾らだ!」

黒装束「お代は結構でございます。
⑦「なぜだっ!」
黒装束「私が作ったものを、あなた様が使いどのようになるのか見ているだけで十分でございます。」
⑦「言い換えると、人体実験ってわけだ。」
黒装束「・・・・・・。」
⑦「まぁ、いいだろう。貰って礼は言わねえぜ。」

そう言うと、地下階段を上り小型艇に乗った。
凱は闇市場の隣りの闇宇宙船置場に、自分のスペースシップ『シャドーmkⅡ』の点検に向かった。

  • << 83 ザワザワ ザワザワ 「ポート104Pの方は、おさがり下さい。なお・・・。」 色々な星の旅人が賑わっている。 闇宇宙船置場に着いた凱は、ポートに入り、シップチケットを見せ自分の船に乗った。 ⑦「ここは、よっぽどじゃ無い限り、連合軍でもなかなか入れないからな。」 ウイィィーン ガチャ ⑦「さてとっ!」 「ブースターの調子を上げとくか。」 ガチャガチャ PPP シャドー「オカエリナサイ。ガイ、ソトノヨウスハ ドウデシタカ?」 船のマザーコンピューターが喋っている。 ⑦「どうもこうもねぇよっ!俺様より強い奴らが、わんさといやがる。」 「シャドー、いつもの奴、やるからスタンバってくれ!」 「ブースターの方、もう少しで終わるからよ。」 ギューン キュィーーン ガチャガチャ PPP シャドー「リョウカイ シマシタ。」 ⑦「ふぅっ、出来たぜ。」 凱は、バトルルームに入った。 PPP シャドー「イイデスカ?」 ⑦「あぁ、いつでもいいぜ!」 PPP シャドー「レベル5 ジュウリョク10G テキ ホログラフスピード3バイ ブキ レイザービーム」 ⑦「いつもの二倍かっ!だが、やるしかねぇ!」 「俺様自身を鍛えて、もっと強くなる。」 ビシュビシュッ ⑦「うおぉぉぅっ!」

No.80 06/11/04 08:25
高校生3 

>> 77 クリスは結界が消えていることに内心動揺していた。 (ナタレー女王は死んだのか・・・・・。ライオネルはどうなっているだろう?とにかく、合流しな… 冬の国を後にしたクリス達一行はこのシーラ星の春夏秋冬の境目を歩いていた。
何故ならセロ達が冬の国に入るときジェットバイクが壊れてしまったから。
クリスのジェットバイクも何処かへ行き行方不明…恐らく連合軍側が壊したりしたのだろう。

境目の状況も混沌としていた。煙が上がっていて薄暗い。
まだ連合軍はクリス達が冬の国を出たことは気付いてないみたいで追ってくる気配はない。
まぁすぐ分かるだろうが…。
③「…静かですね」
⑤「まぁ大半が冬の国にいるだろうからな」
⑨「……………」


一方連合軍側――
兵「将軍!セレナ姫に逃げられたようでございます!!」
④「何っ!!奴らの現在位置は!?」
兵「わかりませんが恐らく船置き場かと…」
④「今すぐ追え!!」
兵「はっ!!」

No.79 06/11/04 00:30
旅人78 

>> 78 番号書いてませんね。⑩です。

No.78 06/11/04 00:23
旅人78 

>> 77 僕も入れてもらっていいですか?キャラ考えました。
錬金術師リオ(15)
クリスの友人の大錬金術師ハムオル(故人)の弟子。常に金属の球を何個か携帯していて、それをハンマーにしたり盾にしたりして戦う。口が悪く、無愛想。

  • << 82 いらっしゃいませ!!限定スレッド、クリス主、「一緒にお話作ろう会」関係者限定までお越しください♪♪次の惑星で合流させる方向でいきましょう!!それまで、今いるキャラでお話すすめてくだされば嬉しいです。

No.77 06/11/03 22:59
クリス ( wkdU )

クリスは結界が消えていることに内心動揺していた。
(ナタレー女王は死んだのか・・・・・。ライオネルはどうなっているだろう?とにかく、合流しなければ。)
女王自身が結界だと知っていたクリスは心の中で静かに手を合わせた。冬の国は戦場と化している。クリスは昔の記憶をたどり、城の中に続く秘密の通路に入った。クリスはさまざまな仕掛けをくぐりぬけ、ついに城の内部へ潜入した。ちょうどライオネルを中心にエルフ兵やセレナ、セロが集まって戦いへのおたけびを上げ終わったところだった。いっせいに注目がクリスに集まる。
①「や、やあ。」
③「クリス~~~~!!」
セレナはクリスに飛びついた。潤んだ瞳でクリスを見つめる。
①「大丈夫ですか、セレナ?」
⑤「バカ!!それはこっちの台詞だ!!」
笑いながらセロが駆け寄ってきた。ライオネルは不審そうにこちらを見ている。
①「ネル、私を覚えてないとは言わせないよ?」
クリスは自分の剣を高く上げた。
⑨「!!なっ!!お前はクリス!!」
周りの兵もセレナもセロも不思議な顔をしている。実はクリスは17年前に秋の国と冬の国の戦争の時にライオネルを護衛する父に付いてライオネルのもとにいたのだ。
人の何倍も長く生きるエルフ。変わっていないライオネルをクリスはしっかりと覚えていた。
①「ナタレー女王のこと、ご愁傷様でございます。今、兵の結束をされた直後で申し訳ないが、
セレナを守らねばなりません。結界の壊れた今、冬の国とはいえ危険です。私はセレナとセロを連れこの星を脱出します。」
その時、エルフの長老が進み出てこう言った。
長老「それなら、ライオネル王子もご一緒にお連れくださいませ。」
⑨「何を言う!!私はここに残り兵の指揮をとる。」
長老「指揮なら我々にお任せを。女王は死ぬ間際の会議でこう言っておられた。『もし、結界が壊れたら、なんとしてでも王子を逃がせ。冬の国の王子の名にかけてドイスを打て!!』と。クリスなら信用できましょう。なにせプロイドの剣の継承者なのですから!!」
①「ナタレー女王がそんなことを・・・。分かりました。お荷物は一つ増えても問題ありませんよ。」
⑨「なっ何~~!!自分の身くらい守れる!!いや、セレナ嬢を守ってさしあげよう。」
長老「決まりですな。王子お気をつけて。必ずここは守り抜くゆえ。」
⑨「わかった。頼むぞ!!必ずやドレスの首を持ってくる。」
歓喜の声がエルフ兵から上がった。ライオネルはエルフの侍女になにやら指示を出している。すると、エルフの侍女がクリス達人数分のマントと袋を持ってきた。
⑨「これは身を自然と一体化させるマントです。被ってください。それから食料のレンバスも充分に用意させました。さあ、私について来て下さい。」
そういってライオネルはナタレー女王の肖像画を押した。するとちかに続く通路が現れた。クリス達はライオネルを先頭に冬の国の城を後にした。

  • << 80 冬の国を後にしたクリス達一行はこのシーラ星の春夏秋冬の境目を歩いていた。 何故ならセロ達が冬の国に入るときジェットバイクが壊れてしまったから。 クリスのジェットバイクも何処かへ行き行方不明…恐らく連合軍側が壊したりしたのだろう。 境目の状況も混沌としていた。煙が上がっていて薄暗い。 まだ連合軍はクリス達が冬の国を出たことは気付いてないみたいで追ってくる気配はない。 まぁすぐ分かるだろうが…。 ③「…静かですね」 ⑤「まぁ大半が冬の国にいるだろうからな」 ⑨「……………」 一方連合軍側―― 兵「将軍!セレナ姫に逃げられたようでございます!!」 ④「何っ!!奴らの現在位置は!?」 兵「わかりませんが恐らく船置き場かと…」 ④「今すぐ追え!!」 兵「はっ!!」

No.76 06/11/02 23:33
アル中35 

>> 74 ⑦「おらっ!どいた、どいたっ!」 凱が操縦する小型艇は積もった雪を撒き散らし、一気に駆け抜けた。 ⑦「んっ!野郎っ、いやがった」 そこには、… アルです。帰って来たので続き書きます。



ガシィ!
ガシィッ!
ガキーンン!!
バジリスの腕は大砲に変形し、砲芯の先にエネルギーが凝縮される。
ブーン! ブーン!! ブーン!!!
④「喰らえぇぃ!!」 ボォフォーーーッッ!!!!
⑦「やっ、やべぇ!」 凱は、素早くジャンプした。
が、
巨大なビームエネルギーは、左肩をかすめアンチマジックのショルダーを飴のように溶かしていた。
ドゴゴゴゴゴゴゴゴッッ!!!

④「かすめた程度か!」 「まだ、改良の余地があるな。」
凱の後ろは、そこに居た兵士はおろか、草一本残ってはいなかった。
⑦「ヒューっ!」
「危ねぇっ、危ねぇ!」
⑦「こんな物喰らったら、いくら俺様でもヤバかったぜ!」
④「もう一度、放つには、時間がかかる。」
⑦「チッ!まだ、この装備じゃ勝てねぇなぁ。出直すぜ!」
そう言うと凱は、小型艇に乗り何処へか行ってしまった。
④「むうぅ!次にあった時は逃がさんぞっ!」

No.75 06/11/02 08:59
アル中35 

>> 74 誰か、この続きかいて、レスしてて仕事忘れとった、遅刻するばい!行ってきます。

No.74 06/11/02 08:54
アル中35 

>> 72 手を組んだ二人を、誰も止める事が出来なかった。 兵士「第三歩兵部隊退却だっ!!」 ちょうどその時、 ⑦「んっ、なんだ!」 ①「冬の国の結界が… ⑦「おらっ!どいた、どいたっ!」
凱が操縦する小型艇は積もった雪を撒き散らし、一気に駆け抜けた。
⑦「んっ!野郎っ、いやがった」
そこには、歩兵隊を指揮するバジリス将軍の姿が見えた。
⑦「アンタの首、もらい受ける。」
と言うと、小型艇からジャンプし、三人に分身した。
⑦「くらいなっ!」 「三重残像剣んっっっ!!」
ガギィィィィッ!!!

バジリス将軍は、黒光とした、機械の腕で凱の技を止めた。
⑦「チッ!」
④「甘いわっ!蹴散らしてくれる。」
機械の腕が変形していく。

  • << 76 アルです。帰って来たので続き書きます。 ガシィ! ガシィッ! ガキーンン!! バジリスの腕は大砲に変形し、砲芯の先にエネルギーが凝縮される。 ブーン! ブーン!! ブーン!!! ④「喰らえぇぃ!!」 ボォフォーーーッッ!!!! ⑦「やっ、やべぇ!」 凱は、素早くジャンプした。 が、 巨大なビームエネルギーは、左肩をかすめアンチマジックのショルダーを飴のように溶かしていた。 ドゴゴゴゴゴゴゴゴッッ!!! ④「かすめた程度か!」 「まだ、改良の余地があるな。」 凱の後ろは、そこに居た兵士はおろか、草一本残ってはいなかった。 ⑦「ヒューっ!」 「危ねぇっ、危ねぇ!」 ⑦「こんな物喰らったら、いくら俺様でもヤバかったぜ!」 ④「もう一度、放つには、時間がかかる。」 ⑦「チッ!まだ、この装備じゃ勝てねぇなぁ。出直すぜ!」 そう言うと凱は、小型艇に乗り何処へか行ってしまった。 ④「むうぅ!次にあった時は逃がさんぞっ!」

No.73 06/11/02 08:17
匿名1 

>> 72 冬の国は大混乱であった。連合軍の地上部隊(バジリス指揮)は冬の国の兵力の10倍だった。勝ち目など何処にもなかったが、連合軍は今だに冬の国を落とせずにいた。大雪のせいで、重機を使え無いのもその理由の一つだが、なにしろ冬の国の魔力はエルフたちに力を与え、守りはかたかった。結界は消えたが古代からある魔力はそう簡単になくなるものではなかった。上空の部隊が総攻撃をかければ、結界が無くなった冬の国など一分もたたず消し飛ぶことだろう。しかし、上空部隊(キメラ指揮)はそれをしなかった。理由はセレナである。そうセレナの持つペンダントだ。ペンダント回収を最優先任務だったからだ。
⑩「ちっバジリスのヤツ手こずってやがるなぁ…総攻撃をかけようにもペンダントまで吹き飛んだら…まずいしなぁ…まぁ、バジリスのお手なみ拝見しようかなぁ」
キメラは混乱の中にある冬の国を見下ろしていた。

No.72 06/11/02 02:05
アル中35 

>> 71 手を組んだ二人を、誰も止める事が出来なかった。
兵士「第三歩兵部隊退却だっ!!」
ちょうどその時、
⑦「んっ、なんだ!」
①「冬の国の結界が消えていく・・。」
⑦「せっかく、苦労してブレスレットを手に入れたのによぉっ!」
⑦「じゃっ!俺様は、バジリスの野郎に用事が有るんでね!」
シュッ
凱は、そう言うと小型艇に乗っていた。
①「!?」 「凱、待てっ!」
シュゴーッ!!
①「行ったか。」 「私も、急がねば!」
そう言うとクリスは一人、冬の国へ入って行った。

  • << 74 ⑦「おらっ!どいた、どいたっ!」 凱が操縦する小型艇は積もった雪を撒き散らし、一気に駆け抜けた。 ⑦「んっ!野郎っ、いやがった」 そこには、歩兵隊を指揮するバジリス将軍の姿が見えた。 ⑦「アンタの首、もらい受ける。」 と言うと、小型艇からジャンプし、三人に分身した。 ⑦「くらいなっ!」 「三重残像剣んっっっ!!」 ガギィィィィッ!!! バジリス将軍は、黒光とした、機械の腕で凱の技を止めた。 ⑦「チッ!」 ④「甘いわっ!蹴散らしてくれる。」 機械の腕が変形していく。

No.71 06/11/02 01:28
アル中35 

>> 69 凱は、小型艇に乗りスイッチを押しレバーを引いた。 ⑦「シールド、オン!」 「ターボ全開っ!!フルスピードだぜ!」 シュゴォォーーーッ!!! … 洞窟に近づくと、連合軍の兵士達が凱に向かって来た。
ズパッ! ズパッ! ズパッ!
⑦「切っても切っても、うじゃうじゃ、いやがる!」 「これじゃ、キリがねぇ!」
①「私を倒した割には、なんだ、もう根を上げているのか!」
洞窟から、クリスが出て帝国軍の兵士を次々と倒していった。
⑦「ふんっ!しゃあねぇ、一時休戦するか。」
そう言うと、凱はクリスを背中を合わせた。
⑦「お姉ちゃん、ぬかるんじゃねえぞ!」
①「お前こそ!それに、お姉ちゃんじゃない!クリスだ!」
ズパッ ズバン
⑦「そっちこそ、お前じゃねえっ俺様は、凱だ!」

兵士「こっ、こいつら化け物か!」 「新型の鎧で、防げん!!」

No.70 06/11/02 01:17
高校生3 

それは寒い寒い冬の国での大戦争。
それが始まった日は冬の国では珍しいくらいたくさんの雪が降った。




そして
今、この瞬間

結界は音もなく崩壊した――

No.69 06/11/02 00:43
アル中35 

>> 67 シボゥッ! 凱の横で蝋燭の明かりがついた。 そこには、黒装束の男がたっていた。 ⑦「俺様に、気配を感じさせないとは。」 凱は、猛獣のような鋭… 凱は、小型艇に乗りスイッチを押しレバーを引いた。
⑦「シールド、オン!」 「ターボ全開っ!!フルスピードだぜ!」
シュゴォォーーーッ!!!
轟音が鳴り響く!

⑦「もう少しで、結界の近くだ。」 「賞金首が、俺様を待ってるぜ!」
⑦「そういや、洞窟で闘って気を失った姉ちゃんは、どうしてるかなぁ!」

  • << 71 洞窟に近づくと、連合軍の兵士達が凱に向かって来た。 ズパッ! ズパッ! ズパッ! ⑦「切っても切っても、うじゃうじゃ、いやがる!」 「これじゃ、キリがねぇ!」 ①「私を倒した割には、なんだ、もう根を上げているのか!」 洞窟から、クリスが出て帝国軍の兵士を次々と倒していった。 ⑦「ふんっ!しゃあねぇ、一時休戦するか。」 そう言うと、凱はクリスを背中を合わせた。 ⑦「お姉ちゃん、ぬかるんじゃねえぞ!」 ①「お前こそ!それに、お姉ちゃんじゃない!クリスだ!」 ズパッ ズバン ⑦「そっちこそ、お前じゃねえっ俺様は、凱だ!」 兵士「こっ、こいつら化け物か!」 「新型の鎧で、防げん!!」

No.68 06/11/02 00:26
匿名1 

>> 66 セレナは連合軍の集中攻撃で目が覚めた。 ③「何!きゃあ!」 地震をおもわせるほど揺れた。セレナの部屋のドアが開いた。 ⑤「セレナ!大丈夫かぁ… 結界が消える瞬間が目の前に迫ってきていた。バジリスは魔法使いではないが、結界の力が弱まり、消えていくのを感じていた。普通の兵ですら、感じていたことだろう。
④「やはり、そとからは強力だが…内からは脆いかぁ」
バジリスは満足げに今にも消えそうな結界を見た。
⑩「ふっ科学にやられるとは…情けない」
結界に向かってキメラが言った。
今、始まろうとしている勝ち目が全く無い戦いは。歴史的な戦いがとなり…この戦いはセレナにとって始めての戦いだがこの戦いの事を【冬の大吹雪】と皆はこう言う。

No.67 06/11/02 00:21
アル中35 

>> 65 凱は、その小さなレバーを引いた! ガガガガガガガ!! すると、一人通れるだけの地下階段が現れた。 足音を立てず気配を消して、階段を降り… シボゥッ!
凱の横で蝋燭の明かりがついた。
そこには、黒装束の男がたっていた。
⑦「俺様に、気配を感じさせないとは。」
凱は、猛獣のような鋭い眼光で睨んだ。
黒装束「お待ちして降りました。」
「情報屋から、話しは伺っております。」
「これを・・・。」
それは、メタリック色のブレスレットだった。
黒装束「これは、エルフの涙を混ぜて作ったもの、結界は勿論、エルフの特殊な攻撃も無効にします。」
⑦「幾らだっ!」
黒装束「お代は、結構です。」
そう言うと、黒装束の男は、闇に消えて行ってしまった。
地下の階段を上がった頃には、日が射し始めていた。
その時、冬の国の方から怒号とともに煙りが登っているのが見えた。
⑦「連合軍の奴ら、おっぱじめやがったか!」
そう言うと、小型艇の方に走って行った。

  • << 69 凱は、小型艇に乗りスイッチを押しレバーを引いた。 ⑦「シールド、オン!」 「ターボ全開っ!!フルスピードだぜ!」 シュゴォォーーーッ!!! 轟音が鳴り響く! ⑦「もう少しで、結界の近くだ。」 「賞金首が、俺様を待ってるぜ!」 ⑦「そういや、洞窟で闘って気を失った姉ちゃんは、どうしてるかなぁ!」

No.66 06/11/02 00:14
匿名1 

>> 64 冬の国に朝がきた。森から一斉に鳥が飛び立つ、轟音とともに連合軍の戦艦が森から出てきた。戦艦は冬の国の古代の結界に集中攻撃をかけた。物凄い音が… セレナは連合軍の集中攻撃で目が覚めた。
③「何!きゃあ!」
地震をおもわせるほど揺れた。セレナの部屋のドアが開いた。
⑤「セレナ!大丈夫かぁ!」
セロはきちんとした服装で髪も整っていた。いつものセロと全く別人に見えた。
セロの後ろにはライオネルがいた。
⑨「セレナ姫!今、連合軍の攻撃を受けています。結界が持ちこたえればいいのですが…こんな大規模な攻撃は始めてです。」
大きく揺れたのち静かになった。
⑨「う、攻撃が止んだ。諦めてくれたならいいんだが…」
エルフ兵:「女王様がお呼びです。」
兵が慌ててやって来た。
セレナたちは神秘の間に向かった。セレナは行く途中の窓から外の景色を見た。結界は歪んでいた。セレナは結界の魔力が弱っているのを感じ、脳裏に不安がよぎった。セレナは神秘の間につくと事態の深刻さを理解したナタレーの周りには不安そうな人々で一杯だった。ナタレーはセレナたちが来たの事に気づくと兵に人払いをさせた。ナタレーの目は生気がもはやなかった。
⑧「セレナ姫、我が国は…敵の侵入を許してしまった。町には機械どもが暴れまわっておる…結界ももうじき消える…」
ナタレーは息が荒くなっていた。
⑧「そうなれば…連合軍の攻撃をまともに受けることに…なる…」ナタレーはふらついた。近くにいた兵が手を貸す。ナタレーは椅子に深く座りこんだ。
セレナは今になって、ナタレーは古代の結界そのものだということに気づいた。ライオネルが女王の前に立ち
⑨「母上、私は…戦うつもりです。たしかに無謀かもしれません。ですが…私はこの国の王子なのです。」
ナタレーは動かない。ライオネルは振りかえり
⑧「結界はじき消える!私と共に戦ってくれるものはいないか」
ライオネルは泣いてはいなかったが、泣いているのは分かった。
③「私も…戦います!こう見えても魔法使いですからね」
⑤「セレナが戦うなら俺が戦わないわけいかないでしょ」
エルフ戦士長:「若いものに任せておれんな!私も戦おう!」
「私も」「俺も」「オ~」次々に戦友が名乗りでてきた。ライオネルは一同を見渡し
⑧「…我が祖国…誇り高き!」
歓声が上がった。

  • << 68 結界が消える瞬間が目の前に迫ってきていた。バジリスは魔法使いではないが、結界の力が弱まり、消えていくのを感じていた。普通の兵ですら、感じていたことだろう。 ④「やはり、そとからは強力だが…内からは脆いかぁ」 バジリスは満足げに今にも消えそうな結界を見た。 ⑩「ふっ科学にやられるとは…情けない」 結界に向かってキメラが言った。 今、始まろうとしている勝ち目が全く無い戦いは。歴史的な戦いがとなり…この戦いはセレナにとって始めての戦いだがこの戦いの事を【冬の大吹雪】と皆はこう言う。

No.65 06/11/01 23:51
アル中35 

>> 63 バチッ バチバチッ 静まり返った、薄暗い廃墟の街にネオンが、うっすらと明かりを射している。 ⑦「もう、夜になっちまった。」 「えれぇ、薄気味… 凱は、その小さなレバーを引いた!
ガガガガガガガ!!
すると、一人通れるだけの地下階段が現れた。
足音を立てず気配を消して、階段を降りて行った。
・・ ・ ・
そこには、松明の明かりが、チラチラしていた。
キイィィィッ!
古びた扉を開け、素早く中に入いると、凱は、物陰に隠れた。
建物の中には、色々な機械や道具が無造作に置かれていた。

  • << 67 シボゥッ! 凱の横で蝋燭の明かりがついた。 そこには、黒装束の男がたっていた。 ⑦「俺様に、気配を感じさせないとは。」 凱は、猛獣のような鋭い眼光で睨んだ。 黒装束「お待ちして降りました。」 「情報屋から、話しは伺っております。」 「これを・・・。」 それは、メタリック色のブレスレットだった。 黒装束「これは、エルフの涙を混ぜて作ったもの、結界は勿論、エルフの特殊な攻撃も無効にします。」 ⑦「幾らだっ!」 黒装束「お代は、結構です。」 そう言うと、黒装束の男は、闇に消えて行ってしまった。 地下の階段を上がった頃には、日が射し始めていた。 その時、冬の国の方から怒号とともに煙りが登っているのが見えた。 ⑦「連合軍の奴ら、おっぱじめやがったか!」 そう言うと、小型艇の方に走って行った。

No.64 06/11/01 23:32
匿名1 

>> 62 凱は、気を失ったクリスをワラの上に寝かせると、洞窟の外に出た。 ⑦「俺様の奥義をくらって、気を失っただけとは、タフな女だ!」 そう言うと、凱… 冬の国に朝がきた。森から一斉に鳥が飛び立つ、轟音とともに連合軍の戦艦が森から出てきた。戦艦は冬の国の古代の結界に集中攻撃をかけた。物凄い音がシーラ星全土に響きわたる。連合軍の攻撃は凄まじかった。土煙で何も見えない。連合軍は攻撃を止め、様子をうかがった。土煙が晴れた。古代の結界は以前と全く変化がなかった。
⑩「ふっ、丈夫なこった。」
キメラは一際でかい戦艦のマストに立って、黒い杖を結界の方へ向けた。キメラの側近の魔法使いたちも同じ仕草をした。古代の結界が歪み始めた。しかし、魔力は弱まっているものの破れる様子は無い。キメラの額に汗が流れる。
⑩「なんて…なんて力だ…くっ。私の力でも破れんとは…エルフめが」
キメラの側近の一人が倒れた。また一人、二人目、三人と倒れていく
⑩「くっそが…私たち(魔法軍)が出来ることは結界の力を弱める事だけか…」
キメラは膝をついた。力を使い切ったのだろう魔法使いは誰ひとり立っていなかった。
⑤「後は私に任せろ!キメラよ!ガハハハァ!」
豪快な音を上げ、戦車に乗ってバジリスが結界の前に来た。バジリスの合図で大型戦艦から次々と丸い球が発射される。
⑤「ガハハハ!魔力が弱まった今なら、この魔法防止素材でコーティングされた機械人間たちは…楽々と侵入出来るわ!」
バジリスの言うとおり、球は結界を貫通し、冬の国に入っていく。結界は魔力は弱まったもののいまだ戦艦の攻撃は防いでいた。
球は地面に落ちると動きだし人間の形になって、エルフたちを襲っていく。
エルフ「くっ結界の中に入ってくるとは…ガァぐっ」
エルフは機械人間に撃たれ、倒れた。
エルフ「城に逃げろ!あそこは魔力が一番…ぐっわ」
機械人間はエルフたちを次々に倒していく。

  • << 66 セレナは連合軍の集中攻撃で目が覚めた。 ③「何!きゃあ!」 地震をおもわせるほど揺れた。セレナの部屋のドアが開いた。 ⑤「セレナ!大丈夫かぁ!」 セロはきちんとした服装で髪も整っていた。いつものセロと全く別人に見えた。 セロの後ろにはライオネルがいた。 ⑨「セレナ姫!今、連合軍の攻撃を受けています。結界が持ちこたえればいいのですが…こんな大規模な攻撃は始めてです。」 大きく揺れたのち静かになった。 ⑨「う、攻撃が止んだ。諦めてくれたならいいんだが…」 エルフ兵:「女王様がお呼びです。」 兵が慌ててやって来た。 セレナたちは神秘の間に向かった。セレナは行く途中の窓から外の景色を見た。結界は歪んでいた。セレナは結界の魔力が弱っているのを感じ、脳裏に不安がよぎった。セレナは神秘の間につくと事態の深刻さを理解したナタレーの周りには不安そうな人々で一杯だった。ナタレーはセレナたちが来たの事に気づくと兵に人払いをさせた。ナタレーの目は生気がもはやなかった。 ⑧「セレナ姫、我が国は…敵の侵入を許してしまった。町には機械どもが暴れまわっておる…結界ももうじき消える…」 ナタレーは息が荒くなっていた。 ⑧「そうなれば…連合軍の攻撃をまともに受けることに…なる…」ナタレーはふらついた。近くにいた兵が手を貸す。ナタレーは椅子に深く座りこんだ。 セレナは今になって、ナタレーは古代の結界そのものだということに気づいた。ライオネルが女王の前に立ち ⑨「母上、私は…戦うつもりです。たしかに無謀かもしれません。ですが…私はこの国の王子なのです。」 ナタレーは動かない。ライオネルは振りかえり ⑧「結界はじき消える!私と共に戦ってくれるものはいないか」 ライオネルは泣いてはいなかったが、泣いているのは分かった。 ③「私も…戦います!こう見えても魔法使いですからね」 ⑤「セレナが戦うなら俺が戦わないわけいかないでしょ」 エルフ戦士長:「若いものに任せておれんな!私も戦おう!」 「私も」「俺も」「オ~」次々に戦友が名乗りでてきた。ライオネルは一同を見渡し ⑧「…我が祖国…誇り高き!」 歓声が上がった。

No.63 06/11/01 22:58
アル中35 

>> 62 バチッ バチバチッ
静まり返った、薄暗い廃墟の街にネオンが、うっすらと明かりを射している。
⑦「もう、夜になっちまった。」 「えれぇ、薄気味悪いところだぜ。」
漆黒のマントを羽織り凱は、ライトはつけずランプに火をともした。
ボッ!
⑦「確か、裏の情報屋の話しじゃ、この辺りに結界を破る道具を売る建物があるって聞いたんだがなぁ~」 「ガセを、つかまされたか!」
凱は、ホログラフマップ(立体地図)を出し、細い路地で位置を確認した。
⑦「全然、建物ねぇえよ!行き止まりじゃねぇか!!」
⑦「んっ!何だこれは!
そこには、良く視ないと分からないが、小さなレバーがあった。

  • << 65 凱は、その小さなレバーを引いた! ガガガガガガガ!! すると、一人通れるだけの地下階段が現れた。 足音を立てず気配を消して、階段を降りて行った。 ・・ ・ ・ そこには、松明の明かりが、チラチラしていた。 キイィィィッ! 古びた扉を開け、素早く中に入いると、凱は、物陰に隠れた。 建物の中には、色々な機械や道具が無造作に置かれていた。

No.62 06/11/01 22:19
アル中35 

>> 61 凱は、気を失ったクリスをワラの上に寝かせると、洞窟の外に出た。
⑦「俺様の奥義をくらって、気を失っただけとは、タフな女だ!」
そう言うと、凱は、小型艇に乗り闇市場へと向かった。
⑦「結界を破る情報を、集めねぇとな!」

  • << 64 冬の国に朝がきた。森から一斉に鳥が飛び立つ、轟音とともに連合軍の戦艦が森から出てきた。戦艦は冬の国の古代の結界に集中攻撃をかけた。物凄い音がシーラ星全土に響きわたる。連合軍の攻撃は凄まじかった。土煙で何も見えない。連合軍は攻撃を止め、様子をうかがった。土煙が晴れた。古代の結界は以前と全く変化がなかった。 ⑩「ふっ、丈夫なこった。」 キメラは一際でかい戦艦のマストに立って、黒い杖を結界の方へ向けた。キメラの側近の魔法使いたちも同じ仕草をした。古代の結界が歪み始めた。しかし、魔力は弱まっているものの破れる様子は無い。キメラの額に汗が流れる。 ⑩「なんて…なんて力だ…くっ。私の力でも破れんとは…エルフめが」 キメラの側近の一人が倒れた。また一人、二人目、三人と倒れていく ⑩「くっそが…私たち(魔法軍)が出来ることは結界の力を弱める事だけか…」 キメラは膝をついた。力を使い切ったのだろう魔法使いは誰ひとり立っていなかった。 ⑤「後は私に任せろ!キメラよ!ガハハハァ!」 豪快な音を上げ、戦車に乗ってバジリスが結界の前に来た。バジリスの合図で大型戦艦から次々と丸い球が発射される。 ⑤「ガハハハ!魔力が弱まった今なら、この魔法防止素材でコーティングされた機械人間たちは…楽々と侵入出来るわ!」 バジリスの言うとおり、球は結界を貫通し、冬の国に入っていく。結界は魔力は弱まったもののいまだ戦艦の攻撃は防いでいた。 球は地面に落ちると動きだし人間の形になって、エルフたちを襲っていく。 エルフ「くっ結界の中に入ってくるとは…ガァぐっ」 エルフは機械人間に撃たれ、倒れた。 エルフ「城に逃げろ!あそこは魔力が一番…ぐっわ」 機械人間はエルフたちを次々に倒していく。

No.61 06/11/01 21:42
アル中35 

>> 58 偵察から戻った凱は、焚き火に木をくべながら、どうやって結界を破るか思案していた。 パチパチ ⑦「う~ん!どうやってエルフの結界を破ってやるか… クリスは、岩陰から飛び出したものに身構えた。
キィィィン!

二人の刃(やいば)が交わり火花が飛び散る!
①「賞金稼ぎかっ!」⑦「さっきは、よくもやってくれたなぁ!!」
互いに、引かない!
凱は、気を練り始めた。
⑦「さっきの、借りは返すぜ。」
そう言うと、凱の体から刀へオーラ(気)が吸い込まれていく!
①「何だっ!この異様な感じは!」
⑦「うおぉぉぉっ!!!」 「くらえぇぇぇっ!!」
⑦「奥義いぃっっ!!」 「ガイ・ブレイド!!!!」
ズガガガガーーーンッ!!
クリスは、気を失った。

No.60 06/11/01 21:32
匿名1 

>> 59 ⑩連合軍 魔法軍   魔法将軍 キメラ

バジリス将軍とは同じ階級でライバルである。どちらが先に手柄を取るかで、いつも競っている。連合軍は科学の力を絶対な物としているが、魔法を使う一族に対抗するめ、作られたのが魔法軍である。その隊長がキメラらで魔法将軍でもある。キメラは大魔法使いで、闇の魔力を使う。
常に側近として優秀な魔法使いを数名連れている。ドイスのやり方をあまりよく思っていない所もある。特に魔法を滅ぼそうとする所。

No.59 06/11/01 21:15
匿名1 

>> 57 冬の国の中心にあるエルフ城の神秘の間でナタレーは冬の国の物たちと今後についての話し合いをしていた。外はもう夜になっていた。セレナたちは別室で… 冬の国は豊かな森の中にある。その豊かな森に連合軍が数万、いや数十万か、ダスティン王国を滅ぼした時よりも多い兵隊、兵器が森に集結していた。
兵:「はっ!明け方に総攻撃をしかけます」
この兵はバジリス将軍と通信を行っているようだ。後ろに居た男が連合軍魔法将軍キメラ:「おい、バジリスはなんといってきた」
兵はバジリスの命令をキメラに話した。
キメラ:「ふっ、明け方かぁ…潰しがいがある国だな」
キメラは古代の結界を見やげ、ニヤリと口を動かした。この日は満月で静かな夜だった。嵐の前の静けさというヤツだろうか…梟がないた。

No.58 06/11/01 21:13
アル中35 

>> 56 クリスは冬の国に着いたのはいいものの、古代の結界に阻まれ、呆然と立ちつくすしか無かった。 ①「これは…私の力じゃどうしよもないなぁ…ハァ」 … 偵察から戻った凱は、焚き火に木をくべながら、どうやって結界を破るか思案していた。
パチパチ
⑦「う~ん!どうやってエルフの結界を破ってやるか。」
⑦「それに、バジリスの野郎は、見つかんねーしよぉ」
⑦「いいとこ無しだぜ。」
その時、洞窟の入り口から気配を感じた凱は、岩陰に身を潜め耳をすませた。
ザッ! ザッ! ザッ!
確かに、足音が聞こえてきた。
①「誰かいるのかっ!」
聞き覚えのある声だ!
⑦「てめぇはっ!」
凱は、思わず岩陰から飛び出した・・・

  • << 61 クリスは、岩陰から飛び出したものに身構えた。 キィィィン! 二人の刃(やいば)が交わり火花が飛び散る! ①「賞金稼ぎかっ!」⑦「さっきは、よくもやってくれたなぁ!!」 互いに、引かない! 凱は、気を練り始めた。 ⑦「さっきの、借りは返すぜ。」 そう言うと、凱の体から刀へオーラ(気)が吸い込まれていく! ①「何だっ!この異様な感じは!」 ⑦「うおぉぉぉっ!!!」 「くらえぇぇぇっ!!」 ⑦「奥義いぃっっ!!」 「ガイ・ブレイド!!!!」 ズガガガガーーーンッ!! クリスは、気を失った。

No.57 06/11/01 20:55
匿名1 

>> 56 冬の国の中心にあるエルフ城の神秘の間でナタレーは冬の国の物たちと今後についての話し合いをしていた。外はもう夜になっていた。セレナたちは別室で床についていた。
エルフ戦士:「女王陛下…連合軍と戦うおつもりなのですか」
⑧「…」
ナタレーの顔は険しかった。
⑨「私は!…」
ライオネルは一瞬言うのをためらったが
⑨「私はセレナ姫と共にドイスを…」
一人の年老いたエルフがライオネルの話に割って入るように
老人:「王子…連合軍は強大です。例えこの惑星にいるものをかき集めても、到底勝てませんでしょう…ドイスを支持するものは世界に山ほどいるのですから…」
⑧「あんな悪魔が栄えるなんて、世の中も落ちたものです。」
部屋は沈黙になった。沈黙を破ったのはライオネルだった。
⑨「それでは…セレナ姫を見捨てるとおっしゃるのですか」
エルフの魔法使い:「王子…あの姫がいればここは真っ先に狙われるのですぞ。」
⑧「ライオネル。貴方の言いたいことはよく分かります。しかし、この結界があるから、我々はまだここに生きているのです。結界の外に出て、しかも、連合軍を倒すなど…今のこの国の力では…」
エルフ戦士長「今は耐える時なのです。時がくれば…チャンスもやってくるはずです。今は結界の中にたてこもるしか無いのです。」
戦士長の意見に納得したようにライオネル以外の一同は頷いた。
⑨「この国は…長年結界に守られ…臆病になりすぎた…」
ライオネルはそう言い残すと、部屋を出ていった。残されたものたちはライオネルの出ていった扉を寂しそうに見つめていた。

  • << 59 冬の国は豊かな森の中にある。その豊かな森に連合軍が数万、いや数十万か、ダスティン王国を滅ぼした時よりも多い兵隊、兵器が森に集結していた。 兵:「はっ!明け方に総攻撃をしかけます」 この兵はバジリス将軍と通信を行っているようだ。後ろに居た男が連合軍魔法将軍キメラ:「おい、バジリスはなんといってきた」 兵はバジリスの命令をキメラに話した。 キメラ:「ふっ、明け方かぁ…潰しがいがある国だな」 キメラは古代の結界を見やげ、ニヤリと口を動かした。この日は満月で静かな夜だった。嵐の前の静けさというヤツだろうか…梟がないた。

No.56 06/11/01 20:23
匿名1 

>> 55 クリスは冬の国に着いたのはいいものの、古代の結界に阻まれ、呆然と立ちつくすしか無かった。
①「これは…私の力じゃどうしよもないなぁ…ハァ」
クリスは肩を落とし、森の方へ歩きだした。クリスはここに居たら、敵に見つかり易いのは分かっていたし、もうすぐ、日もくれるので、寝場所を確保しなければならなかった。クリスは薄暗くなってきた森を歩いていくと洞窟があった。
①「あ、ちょうど…いい感じの洞窟があるじゃないか」
クリスは足取り早く洞窟に入っていった。
その洞窟は凱のいる洞窟とも知らずに…

  • << 58 偵察から戻った凱は、焚き火に木をくべながら、どうやって結界を破るか思案していた。 パチパチ ⑦「う~ん!どうやってエルフの結界を破ってやるか。」 ⑦「それに、バジリスの野郎は、見つかんねーしよぉ」 ⑦「いいとこ無しだぜ。」 その時、洞窟の入り口から気配を感じた凱は、岩陰に身を潜め耳をすませた。 ザッ! ザッ! ザッ! 確かに、足音が聞こえてきた。 ①「誰かいるのかっ!」 聞き覚えのある声だ! ⑦「てめぇはっ!」 凱は、思わず岩陰から飛び出した・・・

No.55 06/11/01 00:42
アル中35 

>> 50 ⑧ 冬の国の女王 エルフ 女 ナタレー ⑨ 冬の国の王子 エルフ 男 ライオネル ⑧「ここは冬の国です。私はこの城の主ナタレー。あなたが… いっぽうその頃、
小型艇で連合軍の大型船を見つけた凱は、干し肉をかじりながら岩陰でバジリスを探していた。
⑦「何だっ何だーっ!あの、得体の知れない機械達はよ!」
⑦「バジリスの野郎っ何処にいやがる!!」
最新型の小型双眼鏡で、偵察していると後ろから気配を感じる。
⑦「誰だ!!」
そこには、小鳥ほどの機械が浮いている。
⑦「偵察衛星か!」
凱は、素早く抜くと フッ
音もせず真っ二つに切っていた。
チンッ!
⑦「ちっ、見つかったか!」 「しゃあねぇ、出直すか!」
小型艇に乗ると、焚き火をしていた洞窟に向かった。

No.54 06/11/01 00:12
クリス ( wkdU )

お話作ろう会のスレッドを雑談にたてましたが、私のミスで消去されてしまいました。御迷惑おかけして済みません。○○限定♪にもう一度新しくたてますのでよろしくお願いします。感想もそこへどうぞ♪♪お話作ろう会メンバーは必ず行って下さい。

No.53 06/11/01 00:06
クリス ( wkdU )

>> 52 ふふふ・・・・ではHPにもアルさまと載せていただきます(笑)

No.52 06/10/31 23:58
アル中35 

>> 51 アル中だからアルで、お願いします
m(_ _)m

No.51 06/10/31 23:56
クリス ( wkdU )

>> 49 アル中の凱です。賛成しますよ (^O^) あと、40の俺のレス書いた方を削除していいですよ(笑 (*^-^)b 賛成ありがとうございます。40の消去、せっかく書いて頂いたのにすみませんm(_ _)m
ペンネームはどういたしましょう??

No.50 06/10/31 23:53
クリス ( wkdU )

⑧ 冬の国の女王 エルフ 女 ナタレー

⑨ 冬の国の王子 エルフ 男 ライオネル

⑧「ここは冬の国です。私はこの城の主ナタレー。あなたが結界を破ったのには驚きました。あなたの名前は??あなたには私達と同じオーラがありますね。」
③「私の名前はセレナです。」
⑧「セレナ、そのペンダントは太古の昔、わが国がダンテスティンの王女に渡したと伝えられている伝説のペンダントです。もしやあなたはダンテスティン王国縁の方では?」
③「・・・・・・・。はい。私はダンテスティン王国第一王女です。」
⑧「やはりそうでしたか・・・・。私の曽祖母の言うとおりだわ・・・。そう、こんなことはどうでも良いのです。なぜここにきたのかを聞かせていただきましょう。」
③「その前にセロと会わせて下さい。」
女王は眉をひそめてこう言った。
⑧「あの男は我々エルフの高貴な心がわからぬ愚か者!!しかも不潔でした。今侍女たちが総出できれいにしてます!!」
最後を力をこめてこう言った。セレナはセロの無事に安心ながらも、笑いを必死にこらえていた。

トントン
⑨「母上、私です。」
⑧「おぉ、入りなさい。」
入ってきたのは銀色の髪が肩につく位に光り、青い目をしたなんとも美しい青年だった。セレナはしばしその顔に見とれていた。
⑧「こちらは私の息子、第一王子のライオネルです。ライオネル、この方はダンテスティン王国第一王女のセレナ姫です。」
⑨「おぉ!!あのダンテスティン王国の!!ライオネルと申します。どうぞ見知りおきを。」
③「セレナです。よろしく。」
⑧「さて、セレナ姫、どうしてこの国に?」
セレナはすべてのことを話した。
⑨「なんと。大変な思いをされてきましたね。」
ライオネルは泣いていた。それは絵になるように美しかった。その一方女王ナタレーは渋い顔をして黙り込んでいた。
⑧「セレナ姫、あなたには辛い話をしなければなりません。」
ナタレーはダンテスティン王国の崩壊、今の宇宙全体の様子を話した。そして大黒幕ドイスのことも・・・。
③「ダンテスティンが・・・・崩壊し・・・た。」
セレナの脳裏には父上、兄君との思い出が駆け抜けた。
⑧「これからどうするつもりなのです?この国も結界に守られてるとはいえ、千党体制が整ってきています。」
セレナはしばし考えてからこう言った。
③「ドイスを打ちに行きます!!」

  • << 55 いっぽうその頃、 小型艇で連合軍の大型船を見つけた凱は、干し肉をかじりながら岩陰でバジリスを探していた。 ⑦「何だっ何だーっ!あの、得体の知れない機械達はよ!」 ⑦「バジリスの野郎っ何処にいやがる!!」 最新型の小型双眼鏡で、偵察していると後ろから気配を感じる。 ⑦「誰だ!!」 そこには、小鳥ほどの機械が浮いている。 ⑦「偵察衛星か!」 凱は、素早く抜くと フッ 音もせず真っ二つに切っていた。 チンッ! ⑦「ちっ、見つかったか!」 「しゃあねぇ、出直すか!」 小型艇に乗ると、焚き火をしていた洞窟に向かった。

No.49 06/10/31 23:47
アル中35 

>> 48 アル中の凱です。賛成しますよ
(^O^)
あと、40の俺のレス書いた方を削除していいですよ(笑
(*^-^)b

  • << 51 賛成ありがとうございます。40の消去、せっかく書いて頂いたのにすみませんm(_ _)m ペンネームはどういたしましょう??

No.48 06/10/31 23:10
クリス ( wkdU )

確認 40と41どちらを消去ですか?

35様、皆様にはもう確認済みなのですが、私の個人HPで連載を予定しおりまっす。ですが、物語、キャラクターには著作権が発生しています。ですので、了承をとりたいのですがこのご意見に賛成していただけますか?反対の場合はもちろん掲載をとりやめますし、無断転載、コピー
の禁止などの基本事項は明記します。もし同意いただければ、ペンネームを教えてください。

匿名1様。高校生3様へ ごめんなさい。私の立てたスレッドが違反により消去されてしまいました。もう一度ペンネームを教えていただけるとありがたいです。又は改名していただけるとより助かります。記憶力のない主で御迷惑おかけします。

No.47 06/10/31 23:07
匿名1 

>> 46 セレナとセロは城壁を見ていた。これからどうするか、二人は考えていた。なぜか城壁を見れば見るほど考える事が出来なくなった。これも古代の魔力の力なのか…眠くなってきた。視界がぼやける…真っ暗になった。

セレナが目を覚ます
③「は、ここは?何処?」
セレナはベットの上にいた。横には耳のとがった女の人が座っていた。とても美人だった。セレナは一目で、この人がエルフ族であることがわかった。
エルフ族の女は…

No.46 06/10/31 22:23
アル中35 

>> 44 シーラ星。連合軍本部基地に大型宇宙戦艦でバジリス将軍が降りたった。宇宙船の入口に兵隊が並んで中から出てくる将軍を迎えていた。 兵:「お待ちし… クリスと死闘を繰り広げた、凱は一人、焚き火にあたりながら、洞窟で傷の手当てをしていた。
⑦「いちちぃちぃ、う~っ染みる。」
⑦「大地の精霊だかなんだか知らねーがッ、得体のしれないもの持ってやがる!」⑦「まだまだ俺様も修業が足りねぇな。」
パキッ!
⑦「確か、裏の情報屋の話しじゃ、バジリスの野郎が来るみてえだな!」
「あいつも、違う星の賞金首だったな」 「ちょいと、偵察に行くか!」
洞窟から出ると、スピード重視の小型艇に乗った。

No.45 06/10/31 22:20
匿名1 

>> 44 ①「手強かったな…」
クリスはそう言うと剣を収め、ジェットバイクに股がった。
一方、セレナとセロは③「ここが、冬の国」
結界の中には、さらに高い城壁があった。城壁には入口が見当たらない。
⑤「とにかく、入口を探そうよ!」
③「クリスを待たなくていいんですか?」
⑤「いいの、いいの~あいつはタフだからね。」
そう言うと歩きだした。
③「…」
セレナはタフは関係ないと言いたかったが、止めといた。どうせ言って無駄だろう…
セレナはここでクリスを待ちたかったが、冬の国の中は強い魔力でいっぱいで、とてもセレナ一人では心ぼそくて、セロの後についていくしかなかった。二人は歩いて入口を探した。結界の中に滑り込む時にジェットバイクが潰れてしまったからだ。結構な時間がたっただろうか…入口が見つからない。
③「ここって、最初の…」
セレナの目の前には、壊れたジェットバイクが転がっていた。
⑤「一周して、同じ場所に戻ってきたようだね。」
セロは腕時計を見た、針は物凄くスピードで回転していた。
⑤「こりゃ…参ったねぇ~」
二人は、高い城壁をみやげ、ため息をついた。

No.44 06/10/31 21:52
匿名1 

>> 43 シーラ星。連合軍本部基地に大型宇宙戦艦でバジリス将軍が降りたった。宇宙船の入口に兵隊が並んで中から出てくる将軍を迎えていた。
兵:「お待ちしておりました。バジリス将軍!」
④「挨拶などいい、セレナ姫は何処だ!」
バジリスはクリスたちと戦った時の戦闘服より、丈夫そうな戦闘服を着ていて、腰には長剣身につけ、片手は黒光した機械に覆われていた。
兵:「はっ!偵察兵の連絡によりますと、冬の国の中にいるとの事です!」
④「冬の国?だと!あそこは結界が張ってあったはずたぞ。どうやって入ったのだ…」
兵「それが…」
兵は偵察兵が報告してきた事をそのままバジリスに話した。
④「まぁいい、シーラ星を征服するためには冬の国は潰さねば、ならんのだからな。早かれ遅かれ関係ないわ」
バジリスは手でいくつかの指示を与え、兵の一人が前に出てきた。
④「今から、この星にいる全連合軍を冬の国に!総攻撃をかけるのだ!」
兵「え、全軍ですか…秋の国にいる軍はいまも交戦中ですが…」
④「私は全軍と言ったが。反抗するきか?」
兵は慌てて、敬礼をし全部隊に連絡しに行った。
バジリスは自分の後ろの二人に
④「セレナ姫を生けどりにしろ!他は殺せ!」
「了解」「了解」
バジリスの後ろには、機械人間が立っていた。

  • << 46 クリスと死闘を繰り広げた、凱は一人、焚き火にあたりながら、洞窟で傷の手当てをしていた。 ⑦「いちちぃちぃ、う~っ染みる。」 ⑦「大地の精霊だかなんだか知らねーがッ、得体のしれないもの持ってやがる!」⑦「まだまだ俺様も修業が足りねぇな。」 パキッ! ⑦「確か、裏の情報屋の話しじゃ、バジリスの野郎が来るみてえだな!」 「あいつも、違う星の賞金首だったな」 「ちょいと、偵察に行くか!」 洞窟から出ると、スピード重視の小型艇に乗った。

No.43 06/10/31 21:18
アル中35 

>> 42 あっ、大丈夫ですよ
(*^-^)b
消えたとこから続けて下さい(笑

No.42 06/10/31 21:10
匿名1 

>> 41 あ、いき違ったぁ
すいません

No.41 06/10/31 21:08
匿名1 

>> 39 冬の国は古代の結界で守られていたが、セロは結界など気にもせず、まっしぐらに走った。後ろからは敵が追ってきている。セレナは杖を結界の方へ向けた… セレナたちが無事、冬の国に到着した時、クリスはガイと戦っていた。戦いは激しく、ややクリスが押されていた。スピードでは互角だったが、パーワーでは大柄の凱が遥かにまさっていた。
ガシャ!火花が散った。剣と剣がすれあう。お互い一歩も引かない。
①「なぜ、襲ってくる!目的はなんだ!」
クリスは息が上がっていた。
凱「ふっ、お前のおつれさん(セレナ)に10億サーチも賞金がかかってるんだよ!」
①「そんな額の賞金が…一体だれが…」
凱はそういうと姿勢を低くし
凱「奥義!受けてみよ!」
凱の体は分裂し、三人になっていた。
①「賞金稼ぎか…」
クリスは剣を胸に当て
①「大地の精霊よ。…森の神よ…空の光よ」
クリスの全身が光った。凱三人は三方から襲ってくる
凱「魔法か…ふっ!俺は魔法はくらわんわ!覚悟!」
凱はアンチマジックの鎧を身につけていた。
①「魔法?…」
クリスが言った言葉を凱は最後まで聞き取れなかった。クリスを見るので必死だったからだ。クリスは大地そのもの空そのもの森そのものになっていた。いや凱の目にはそう見えた。
クリスは改めて言った。
①「魔法?違う。神の加護さ」
凱は倒れていた。

No.40 06/10/31 20:49
アル中35 

>> 38 ①「セロ!!冬の国に先に行け!!セレナを守れよ。」 ③「クリス~~~!!」 セレナの脳裏にはハークの最後が浮かんでいた。 ⑤「セレナ、僕のバ… 互いに譲らない攻防が、繰り広げられる。
⑦「ちっ! らちあかねぇなぁ!」
セロとセレナがだんだん遠ざかって行く。
⑦「10億サーナの嬢ちゃんが、行っちまうだろうがッ!」
①「行かせはしない。」
⑦「しゃぁねぇなあっ!」 「この技は、体力使うからあんまり使いたくねぇんだがよ!」
そう言うと、凱が三人に分身した。
⑦「三重残像剣~っ!!!」
「くらいなっ!!!」
「斬っ!」
ズパッ!ズパッ!ズパッ~ン!!
①「おおおぉぉぉっ!!!!!」
⑦「なっ、何ぃぃっ!」
①「あんたの、攻撃は、見切ったよ。」
⑦「ふっ!この技が破れたのは初めてだ!」「今日の処は、勘弁してやるぜ!!」
シュッ!!
凱等は何処えか消えてしまった。
クリスの頬からは赤い血が滴っていた。

No.39 06/10/31 20:27
匿名1 

>> 38 冬の国は古代の結界で守られていたが、セロは結界など気にもせず、まっしぐらに走った。後ろからは敵が追ってきている。セレナは杖を結界の方へ向けた。セレナは感じていた。到底あんな強力な結界を破るなんて、セレナには無理な事だとは分かっていた。だが、何故かセレナは杖を結界に向けた。セロも驚いたが、杖を向けた本人が一番驚いたことだろう。古代の結果にセレナたちを迎えるように小さな、セレナたちは十分通れる穴が空いた。
③「や、やったぁ!」
⑤「やっほぉ~」
セロは滑り込むように穴に入った。二人が入ったのを確認するしたかのように穴は閉じていく。
偵察兵:「バカな…結界が…」
敵は結界の外で、セレナたちを見つめるしか出来ずにいた。
偵察兵:「くっ…」

  • << 41 セレナたちが無事、冬の国に到着した時、クリスはガイと戦っていた。戦いは激しく、ややクリスが押されていた。スピードでは互角だったが、パーワーでは大柄の凱が遥かにまさっていた。 ガシャ!火花が散った。剣と剣がすれあう。お互い一歩も引かない。 ①「なぜ、襲ってくる!目的はなんだ!」 クリスは息が上がっていた。 凱「ふっ、お前のおつれさん(セレナ)に10億サーチも賞金がかかってるんだよ!」 ①「そんな額の賞金が…一体だれが…」 凱はそういうと姿勢を低くし 凱「奥義!受けてみよ!」 凱の体は分裂し、三人になっていた。 ①「賞金稼ぎか…」 クリスは剣を胸に当て ①「大地の精霊よ。…森の神よ…空の光よ」 クリスの全身が光った。凱三人は三方から襲ってくる 凱「魔法か…ふっ!俺は魔法はくらわんわ!覚悟!」 凱はアンチマジックの鎧を身につけていた。 ①「魔法?…」 クリスが言った言葉を凱は最後まで聞き取れなかった。クリスを見るので必死だったからだ。クリスは大地そのもの空そのもの森そのものになっていた。いや凱の目にはそう見えた。 クリスは改めて言った。 ①「魔法?違う。神の加護さ」 凱は倒れていた。

No.38 06/10/31 20:04
クリス ( wkdU )

①「セロ!!冬の国に先に行け!!セレナを守れよ。」
③「クリス~~~!!」
セレナの脳裏にはハークの最後が浮かんでいた。
⑤「セレナ、僕のバイクに移って。」
③「はい。」
セレナは軽い身のこなしでセロのバイクに移った。セレナのバイクはちょうど連合軍の
偵察隊の方へ飛んでいった。と同時に連合軍が飛び出してきた。
⑤「ちっ。こっちもかよ。セレナ、しっかり掴まれ。一気に行くぞ!!」
いっきにスピードを上げジェットバイク。ついには冬の国は100メートル先に見えていた。

  • << 40 互いに譲らない攻防が、繰り広げられる。 ⑦「ちっ! らちあかねぇなぁ!」 セロとセレナがだんだん遠ざかって行く。 ⑦「10億サーナの嬢ちゃんが、行っちまうだろうがッ!」 ①「行かせはしない。」 ⑦「しゃぁねぇなあっ!」 「この技は、体力使うからあんまり使いたくねぇんだがよ!」 そう言うと、凱が三人に分身した。 ⑦「三重残像剣~っ!!!」 「くらいなっ!!!」 「斬っ!」 ズパッ!ズパッ!ズパッ~ン!! ①「おおおぉぉぉっ!!!!!」 ⑦「なっ、何ぃぃっ!」 ①「あんたの、攻撃は、見切ったよ。」 ⑦「ふっ!この技が破れたのは初めてだ!」「今日の処は、勘弁してやるぜ!!」 シュッ!! 凱等は何処えか消えてしまった。 クリスの頬からは赤い血が滴っていた。

No.37 06/10/31 19:54
アル中35 

>> 36 あっ!ちなみに戦闘能力はクリスと互角より微妙に上の設定でお願いします
m(_ _)m 笑

No.36 06/10/31 19:35
クリス ( wkdU )

アル中35さん歓迎です(^^)いきなりのクリスとの戦闘!!クリスワクワクです☆

No.35 06/10/31 19:30
アル中35 

>> 34 はじめまして(^O^)/参加していいですか
⑦忍者で賞金稼ぎ 凱(ガイ) 男 35才
誰にも属さず一匹狼で195cmで体に似合わず素早くタフガイ!
闘えば闘うほど強くなるタイプ。
日本刀に似た妖刀を持ち忍服の上に胸部・スネ当て・左腕にアンチマジック(魔法が効かない)の鎧を身に付けている。技は三重残像剣や
気を練ってはなつガイ・ブレイクなど

⑦「おい、待ちな!!」
①「だっ、誰だ!」
⑦「俺は、セレナって言う嬢ちゃんに、用があるんだよ!」
⑤「下がって!」
ドシュッ!ドシュッ!⑤「あっ、当たらない!」
⑦「ふんっ!俺様のスピードについて来れるか!」
カキィーン!!!
①「あんたの相手は、私だ!」
凄まじい二人の闘いが始まった。

No.34 06/10/30 19:21
匿名1 

>> 33 続きを…
森の中を三機のジェットバイクが走っていた。表面にはセロの好きそうなマークが入っていて、好き好んで乗りたいとは思う物ではなかっが、見た目よりエンジン音は小さく、乗り心地は良かった。
⑤「もうじき冬の国が見えて来ると思うよ」
クリスは真剣な顔つきで
①「このまま、敵に気付かれないといいんだけど…」
②「…」
セレナは無言で二人の会話を聞きながら、ハークに貰った杖を強く握りしめていた。
空は今にも雨が降りそうな、厚い雲で覆われていた。
一人の男が
「おい、あれは?」
男は森の影で、隠れていた連合軍の偵察兵だった。
もう一人の男が
「おい、さっきのジェットバイクに乗ってた女は…」
「間違い無い。バジリス将軍から送れてきた、ダスティン王国のセレナ姫の写真と同じ顔!」
偵察兵は荷物の中から無線機をとりだし、上官にこの事を報告した。
クリスたちはひたすら冬の国に向かっていた。

No.33 06/10/30 13:10
高校生3 

>> 25 匿名3様素敵なパイロットのセロを生み出していただきありがとうございます。出来ればセロの生みの親として一番上のルール条件を読んでいただきプロフ… ではセロの簡単自己紹介を…

⑤ セロ パイロット 男

性格は実に穏やかで優しい穏和な人。
ただ話についていけないことがしばしば…

銃の腕前はかなりいい。
機械に関しても詳しい


…って感じですかね?
あ~昼休みもうすぐ終わる…(-.-;)

No.32 06/10/30 12:51
クリス ( wkdU )

[お話作ろう会」参加メンバーへ
なんでも雑談にスレをたてておきます。読んでおいて投稿をお願いします。また、これから参加しようと考えている人もみてください。参加したくても役が決まらない方もそこでご対応いたします。

No.31 06/10/30 11:51
クリス ( wkdU )

ここで少々の整理を・・・

①女 クリス      剣士・用心棒
②男 ハーク      賢者・養育係・魔法使い
③女 セレナ      ダンテスティン王国 第一王女
④男 バジリス     レイカ帝国連合軍将軍
⑤男 セロ       パイロット・メカプロ
⑥男 ドイス閣下    レイカ帝国統帥(通称ドイス閣下)

新規さん募集です。お気軽にどうぞ。質問・感想も受け付けております。

No.30 06/10/30 11:43
クリス ( wkdU )

⑥ 大黒幕 ドイス閣下 男 

ここは敵の本陣フクラ星雲、レイカ星。どこまでもつ続く赤こげた大地に大きな黒い塔が遠くからでもよくわかる。そこを丸いドームが五つとりかこんでいる。タワーの最上階に黒マントを着た男が大きな椅子に窓の方を向いて座っていた。この男こそ、この戦争の大黒幕、ドイス閣下であった。
⑥「星雲の征服は順調か?」
兵士「はい。閣下。ダンテスティン王国を滅ぼしたとの情報が入りました。」
⑥「そうか、してシーク星は?」
兵士「それが・・・秋の国のエルフの猛攻撃で苦戦中であります。」
⑥「秋のエルフたちに手間取っているだと?あそこにはより強大な冬の国があるのだぞ。お前、ダンテスティンの王女、セレナはとらえたのだろうな?」
兵士「いえ・・・それが・・・ハークに妨害されまして・・・・護衛もついていましたし・・・それに仲間もいましてでして・・・」
⑥「それで捕らえられなかっただと?バジリスがいながら?あの役立たずが!!」
ドイスと兵士の目が合う。周りの兵士たちも凍りついた。その瞬間兵士は恐ろしさに凍りついた黄色い目、あまりにも白すぎる顔は血管が浮き出ている。大きく開いた口には長い牙が二本つきでていた。兵士たちは声を聞くことがあっても顔を見ることはまれだ。
バキューン・・・銃声がこだまする。報告をしていた兵士の頭を貫いた。
⑥「死体をかたずけておけ。」
兵士「はっ、はい。」
ドイスは再び窓辺を向いた。
⑥「必ずや、あのネックレスを奪わなければ、この征服は意味がないのだ!!第一王子の死体にはなかった。第三王子にも。セレナが持っている確率が一番高い。賞金をかけろ!!王女セレナに10億サーナの値をつけろ!!」
兵士「はっ!!」
兵士は全員部屋から姿を消し、部屋には無気味な静けさが戻った。

No.29 06/10/30 11:13
クリス ( wkdU )

シーラ星に到着した。
⑤「クリス、宇宙船をどこにかくそうか?貿易センター前の船置場だと連合軍がはってるぞ。」
①「闇宇宙船置場に船を置こう。闇市場の隣にあるから。」
クリスはセロにかわって操縦をはじめた。ついた場所は船の廃屋置場。
⑤「美しい惑星シーラにもこのような場所があったとわね。詳しいなクリス。」
①「父上と来たことがあってね。この惑星は春夏秋冬に分かれている。春の民は芸術を愛し、夏の民は温和なり、秋の民は戦士の心、冬の民は隠れてる。こんな歌があったな。」
③「とすると、シーラ星では春と夏の国は降伏してるでしょうね。冬の国の意味がわからないわ。」
①「エルフ族のなかでも最も誇り高いエルフでね。姿を確認できない上に大昔の古代の結界で守られているから、入ることさえできない。この星では最も安全でちかづきにくい場所。戦闘の秋のエルフよりも強大な兵力と技術を持っていると伝えられている。」
③「私、冬の国に行きたい。」
⑤「!!今の聞いたでしょ、セレナちゃん!!結界で入るのさえ無理だって。」
③「強大な兵力と技術を持っている・・・それなら行くしかないでしょう!!秋の国は戦地と化している。冬の国の兵力が得られれば必ず力が手に入るはずです。」
クリスはにやっと笑ってセレナの顔を見た。
①「自信はあるようだね。やってみようじゃないか。ここは春の国と冬の国の境目だ。ジェットバイクで数時間で冬の国に着くだろう。」
⑤「本気で言ってるのかい、クリス!!危険すぎる!!」
①「嫌なら置いてくぞ。」
⑤「・・・・・ジェットバイクの準備をしてくるよ。」
セロはのろのろと奥へ消えていった。
①「セレナ、ジェットバイクには乗れるかい?」
③「ええ。兄たちに教えてもらいましたから。」
①「そう・・・・か。」
クリスはセレナの頭をなでた。
①「必ず・・・必ず冬の国の戦力を手に入れましょう。」
セレナはうつむきかげんにこくりと頷いた。
⑤「お二人とも、ジェットバイクの用意ができましたぜ。」
①「さあ、いこうか。」
3人はジェットバイクで冬の国を目指した。

No.28 06/10/30 08:15
匿名1 

>> 27 兵:「王女に逃げられました。」
⑤「くっ、王女に逃げられては…意味が無い」
兵:「方角からシーラ星に向かっていると思います。」
⑤「ふっ、我々もすぐにあとをおうぞ!」
⑤「それと…シーラ星にいる連合軍にも連絡しとけ!」
今やダスティン王国は火の海とかしていた。王国に攻撃してきた敵は圧倒的な数で国の魔法使いや戦士たちはなすすべも無く、簡単に国を落とされてしまっていた。敵は世界に7つある惑星を征服するために集められた連合軍で、全宇宙に戦闘を開始していた。今や戦いの無い惑星は存在していなかった。もちろんシーラ星も例外ではなかった。
クリスたちは…

No.27 06/10/30 00:13
クリス ( wkdU )

>> 25 匿名3様素敵なパイロットのセロを生み出していただきありがとうございます。出来ればセロの生みの親として一番上のルール条件を読んでいただきプロフ… 訂正です。高校生3様でした。よろしくお願いします。

No.26 06/10/30 00:10
クリス ( wkdU )

⑤「クリスは副操縦席に、姫様は後ろのシートに席をついてシートベルトをして!!」
①「操縦か・・・・久しぶりだな。」
③「は、はい。」
⑤「クリス、どこへ向かうつもりだ?」
①「ピンタゴ星雲のウマンダ星へ!!」
⑤「ウマンダ!?だっつあそこは」
①「発進!!」
クリスは横から発進ボタンを押す。急上昇した宇宙船は頑丈な屋根を突き破った。
もちろんハークが小屋の呪文を解いていたからたやすく破れたのだが。
⑤「相変わらず強引な奴だ。」
ふぅとため息をつき自慢のゴーグルを装着すると顔つきが変わり、一変真剣になった。
セレナは窓から必死にハークを見つめている。遠くに見えるセロの小屋が吹き飛んだ。
③「いやぁ~!!!!ハーク~~~~~~~!!!!」
セレナの声が宇宙船中に響きわたる。宇宙船は無事に宇宙に到達した。セレナは絶望と混乱で泣きじゃくっていた。
①「セレナ・・・・気を強く持ちなさい!!あなたはいっ、一国の姫君です。ハークがなぜ杖を渡したか。何が何でも生き抜きなさい!!私が必ずあなたを守りますから。」
そんなクリスも苦しそうに顔をゆがめている。セロはパイロットとしての責任感から必死に気を強く保っていた。
⑤「姫君今からピンタゴ星雲にワープします。敵の追跡を避けて一度別の星に逃げ込んだ方が良いと思うが、どう思う、クリス?」
①「確かに。あそこには水とエルフの住むの惑星シーラ星がある。そこではどうか?」
⑤エルフか・・・・エルフ族は苦手なんだよなぁ。」
③「エルフ、確か滅多に人間には姿を現さない高貴なる心をもつ種族。」
まだ涙声のセレナが言った。
①「はい。そうです。あそこならエルフ族の食料レンバスを手に入れられる。」
⑤「レンバスは貴重だな。しょうがない・・シーラ星に行くか。それならオリオン星雲にワープセット!!」
①「座標確認良し!!星雲確認。宇宙ゴミ除去装置作動確認!!」
⑤「姫様、しっかりつかまっててください。」
③「わかりました。」
セレナの声に姫の自信ある声が戻った。それを聞き、クリスは前をしっかりと見つめなおした。
⑤「コスモ・ワープ!!」
周りの景色が歪みものすごい震動がおこった。必死に吐き気をこらえるセレナ、しかし途中で
気を失ってしまった。

⑤「姫様・・・・姫様!!」
③「うっ。私は・・・・・。」
①「気を失っていたのですよ。」
③「そうでしたか・・・。」
セロは冷たいタオルをセレナに差し出した。クリスは操縦慣れにセロの操縦席に座っていた。
③「ありがとう、えっと・・・セロ様?」
⑤「ははははは!!聞いたかい、クリス?様づけされるなんて初めてだよ!!セロで良い。お姫様。」
③「あ、はい。セロ。私はダンテスティン王国第一王女セレナです。セレナと呼び捨ててください。」
⑤「えっ!!いいのかい?姫様だぜ?」
③「これから共に戦う仲間として呼び捨てにして欲しいのです。クリスもそうしてください。」
①「確かに・・・身分がばれては困るからな。セレナ、そう呼ばせてもらうよ。」
3人は固い握手をしあった。

No.25 06/10/29 23:32
クリス ( wkdU )

匿名3様素敵なパイロットのセロを生み出していただきありがとうございます。出来ればセロの生みの親として一番上のルール条件を読んでいただきプロフィールを書いていただけると嬉しいです。よろしくお願いします。

  • << 27 訂正です。高校生3様でした。よろしくお願いします。
  • << 33 ではセロの簡単自己紹介を… ⑤ セロ パイロット 男 性格は実に穏やかで優しい穏和な人。 ただ話についていけないことがしばしば… 銃の腕前はかなりいい。 機械に関しても詳しい …って感じですかね? あ~昼休みもうすぐ終わる…(-.-;)

No.24 06/10/29 22:39
匿名1 

>> 23 階段の方へ、駆けて行く、クリスをハークが制止した。
②「わしが時間を稼ぐ、わしの事は気にせず、この国を発つのじゃ!」
①「しかし、それでは…ハーク様は…」
③「そうです!ハーク!そんな事をしたら、あなたは…」
③「私は貴方がいないと…」
②「きっと…また…会えますとも」
セレナは今にも泣きそうだった。
②「セレナ様、貴方は国の大事な人じゃ」
ハークの顔は穏やかだった。
②「これを渡しておきます。」
セレナに銀色に輝く、先には水晶玉のついた杖を渡した。
③「これは…」
②「これの意味を知っておりますなぁ、姫」
③「杖を与えられるということは…正式の魔法使いと認められた…でも、私にはまだ早いのでは…」
②「確かに早いでしょうが…必要にあるでしょうから」
そう言うとハークは階段を登って行った。セレナは後を追おうとしたが、クリスがセレナの腕を掴み、首を横に振った。セレナは泣いて、クリスにしがみついた。
そんな二人を見つめ、セロは汗だくで
⑤「俺もこの姫さんのために頑張る気が出てきた…」
顔には汗と一緒に涙も流れていた。

No.23 06/10/29 22:10
匿名1 

>> 22 ①「小屋に入って来たわ」
⑤「敵さんもそうとうの火力をお持ちだ」
上では、小屋の中に続々と兵が入って来ていた。
兵隊:「バジリス将軍、小屋の中に侵入成功しました。」
④「あんなボロそうな小屋にこれほど時間をとられるとは…」
兵隊:「壁に特殊なまじない(魔法)が、かかっていましたので…」
兵隊「失礼します!地下への階段を発見しました。」
⑤「ふっ、ヤツを行かせろ!」
兵隊「はっ」「はっ」
機械音を響かせながら、小屋に何かが近づいていた。
①「これじゃ、敵の突入の方が早い」
⑤「あと少しなんだけど…」
セロは油まみれになっていた。
①「私が時間を稼ぐ」
クリスは剣を抜いた。

No.22 06/10/29 21:21
高校生3 

>> 21 ①「セロ!私が手伝うから3時間で終らせて!」
宇宙船を見上げてクリスが言った。
⑤「だからさぁ~クリスが手伝っても3時間は無謀だって…」
①「つべこべ言わないの!」
⑤「……わかったよ。……ったく…」
セロはクリスの強引さに負けた。

クリスとセロのやりとりは夫婦みたいに見えた。

①「…で?何すりゃいいの?」
⑤「えっと…あ~して…こうして…」

そんなやりとりが結構な時間続いた。

3時間後――
①「まだなのぉ?」
⑤「あとちょっと…」


上が騒がしくなってきた――
②「もう敵が来たのか…」
③「本当にしつこいですね…」

その時――
ガシャーンッ
上から大きな音が聞こえた――

No.21 06/10/29 20:26
匿名1 

>> 20 地下室は小屋の中より、さらに広く、闘技場は軽く入るほどだったが、とても、きれいな所とは言い難かった。
②「ほぅ、広いの」
③「汚い…」
部屋の中央には、小型か、中型か、そんな微妙な大きなの宇宙船があった。
①「セロ!一日なんて待ってられないよ!早くこれに乗せな!」
セロは胸ぐらをつかまれて、壁に押し付けられていた。
⑤「分かった、待っててば、痛い!放して」
クリスはセロを床に叩きつけた。
①「早く準備しな!」
⑤「はぃ…」
セロは慌てて、宇宙船の方へ走って行った。宇宙船の前まで、行くと、振り返り
⑤「ただ、どんなに早く準備しても、半日はかかるから…故障してる所もあるし…」
クリスは大きな声で
①「三時間でしろ!」
⑤「そ、そんな、無茶なぁ」
頭をボリボリとかきながら、宇宙の中に入って行った。
⑤「いつもこうだよ、クリスのヤツはぁ…ハァ~」
クリスはハークに
①「宇宙船の故障は魔法でどうにかならないですか?」
②「すまんが、それは無理なのだ。」
③「クリス、魔法は完璧な物ではないのです。ハークがもし故障前の宇宙船を見ていたなら、まだ、不可能ではなかったかもしれませんが、魔法を使う人の知らない事をする事は出来ないのです。例えば、私は魔法で簡単な家を出す事は出来ます。しかし、王宮の様に複雑な作りの物は出せません。魔法はその物のことを良く理解しなければならないのです。ですから、宇宙船を直すには宇宙船の作り方、仕組みなどを知らなければなりません」
①「…では、仕方ありません。のろまなセロに任せるしか、ありませんね」
①「セレナ様とハーク様、この汚い部屋に、しばしの辛抱を。」
そういうとクリスはセロの後をおった。

No.20 06/10/29 17:12
匿名1 

>> 19 敵の攻撃は今は止んでいたが、敵軍は次々と小屋の周りに集結し、突入の準備を着実に進めていた。
①「一日?そんなに、ここが敵から守れると思うのか?」
セロはハークの方を一度見て、クリスの方に向き直し
⑤「この小屋は案外もろそうに見えるけど…木のしたには特殊な素材が使われているんだよ。この穴さえ、無ければ、大型艦の砲撃にも耐えれるよ。」
ハークの方を見て。
⑤「でぇ、この穴なんだけど…どうしてくれるのかなぁ?大賢者さま?」
②「うむ、わしが空けた穴じゃ…直そう。」
ハークは杖を穴の方に向け、一言呟くと、穴は元通りになっていた。セレナも今日ほど、ハークが魔法を使うのを見たことが無い。というより、日常では本当にハークは魔法が使えるのか?という疑問が浮かぶぐらい、ハークは魔法を使わ無い。昔の話しだが、セレナが魔法を覚えたばかりの時に、むやみに魔法は使うべきでは無いと口をすっぱく言われた事をよく思い出す。
それだけ、事態は深刻なのだとセレナは改めて、思ってた。
皆は気が重かったが、セロだけは陽気だった。
⑤「皆さん~地下に行きましょう!地下室の方が安全ですからね」
一行は地下へ行く、階段を降りて行った。

No.19 06/10/29 09:13
高校生3 

>> 18 ③「実は……―――」
セレナはダンテスティン王国の現状を、それからこれから別の星に行くこと。その為にはセロに操縦をしてもらいたいことを話した。
③「―――…というわけなんです」
⑤「ふぅ~ん…大体わかったよ~あんたオヒメサマだったのか。どおりでビラッビラのドレスな訳だ。若いのに大変だね~」
③「お願い…できませんでしょうか?」
⑤「ん~なんか楽しそうだし『いいよ』っていいたいけど1日だけ待っててくれないかな?」
セロは返事に困ってるような様子だった。
色々あるんだろう。
いきなり押し掛けてきたし。

⑤「1日で答えを決める――」

No.18 06/10/28 16:16
匿名1 

>> 17 クリスは剣を抜く、ハークは杖を持ち上げ、セレナは呪文を唱え始めた。しかし、その必要も無く、攻撃しようとした時には小屋にいた兵は半数近く床に転がっていた。クリスはセロに
①「落ちぶれた、わりには腕はなまって無いようだな。」
クリスはまるで獲物を横取りされた獣のようだ。とハークは思い、苦笑していた。
こうしてる間にも、すでに、敵で立っている物はいなくなっていた。
セロは嬉しそうに
⑤「いやぁ~この銃試し撃ちしてみたかったんだぁ!」
両手にはセロの背丈ほどはあるマシンガンが握られていた。
セロは素早く、ハークが空けた穴のふちに陣取り、敵が小屋に入ってくるのを防いでいた。そとにいる敵はセロの銃撃で小屋に入る事が出来ずにいた。
⑤「ハァ~この家にこんなでっかい穴を空けちゃってさぁ…」
②「す、すまん色々あってのぅ」
①「だいたい、あんなが早く開けないから、そうなったんだろ!」
②「…」
セロは一瞬間を置いて
⑤「で、なんのようなのかなぁ?」
セロの腕はよく、敵を次々を撃ち抜いていた。セレナは、ハークとクリスの前に出て、話し始めた。

No.17 06/10/28 15:38
匿名1 

>> 16 セロ⑤ということで
話しを進めます。

セロは髪はボサボサで、しわだらけの汚れた白のTシャツをきた小汚い男であったが、その顔は美形であった。
⑤「なんなの?皆さんは?」
セロはまだ状況を飲み込めていないようだ。
①「バカ!セロ!あんた!この状況を見て!なんでそんなに呑気なの?ハァ、呆れた…」
セロは集団の中に馴染みの古いクリスを発見すると、髪をバリバリかきながら、こちらの方に近づいてきた。

敵はすでに10人ほど小屋の中に入って来ていて、クリスたちに銃口を向けていた。
一人の兵が

「そこの男!止まれ!これ以上動けば射つぞ!」
⑤「クリス、お前ってヤツは…来る度に問題を持ち込んで来るなぁ~」
セロは兵の声を無視し、数歩進んでクリスの横まで歩いた。
①「あんたに言いたい事は山ほどあるけど、まずはこの状況をどうにかしないと」
クリスは敵の方に向き直った。
⑤「戦いかぁ…昔を思いだすなぁ…」
⑤「今日はよく眠れそうだぁ~」
セロの声は高く、小屋に響きわたった。

No.16 06/10/28 13:11
高校生3 

>> 15 中に入ってみると今にも崩れそうなこの建物内はホテルの一室のように綺麗だった。
それに――
『広い………』
こちらは外見から分かる通り小屋の中はかなり大きかった。

①「セロ!!いないのか?」
クリスは『セロ』というパイロットの名前を読んだ。
『……………』
だが応答がない。
①「……ったく、どうでもいい時には居るくせに肝心な時にいないんだから」
あきれるようにクリスは言った。


そうこうしてるうちに敵(援軍)は中に入ってきた。
③「しつこいですね…」
②「まったくだ…」
①「一応他人の家で争い事はしたくないんだけど…」




?「……何?俺の家いつのまにこんなお客様が来るようになったの?」
そして場の空気が全く読めてない人が現れた――

No.15 06/10/26 22:38
匿名1 

>> 14 ①「この音は?」
クリスはその場に立っていた最後の兵を切りつけ、空をみやげた。ハークは森の方へ目をやっていた。セレナは小屋を必死にノックしていた。多少暴言も吐いていた。小屋の上空には近未来的な戦闘ヘリが数台、森の奥からは物凄い音をたて、何かが近づいてくる。バジリスは木に、もたれかかって
④「貴様たちは、ここで死ぬのだ!本隊の部隊が援護に来たのだからな!」
ヘリからはロープが下ろされ、敵兵が降下してくる。ハークはやれやれといった表情で
②「ふぅ、中に早く入りましょうぞ」
③「えぇ」
①「私が」
クリスはセレナに変わって、強めにノックをした。しかし、反応は無い。クリスはドアを蹴り破ろうとしたが、思ったより丈夫で足を押さえて痛たがっていた…ハークはため息をつき、ドアの方に杖を向け。
②「こんな手荒な真似はしたくないが、仕方ないのう。ただ一つだけ、言っておきますぞ姫、魔法使いが乱暴物と勘違いなさりませんように…ブツブツ」
ドアは粉々に砕けちった。ついでに周りの壁も吹き飛んでいた。
②「派手にやりましたね。ハーク」
ハークは苦笑いをした。一行は小屋へ姿を消した。

No.14 06/10/26 22:08
匿名1 

>> 13 ハークの杖は眩い光を放ち、森全体を照らす勢いだった。バジリスと兵たちは、その光に一瞬ひるんだが
④「くっ何してるのだ!射て~!」
の一言えで、我に返り銃を…が、一瞬のスキを突き、クリスが次々と兵を切っていく。敵は叫び声を上げながら倒れていく。クリスの動きは人間の動きを遥かに越えていた。敵はクリスのその動きについて行けず、最新の装備も無力になっていた。
④「な、なんなんだぁ、この小娘はぁ!最新型の戦闘スーツをたかが剣で切り裂くなど…不可能だ!」
敵はクリスに集中し、ハークの事が見えていなかった。ハークは太古の言葉か、私たちには理解出来ない言葉で呪文を唱え、高々に杖を天に突き上げた。森の中に風が吹く、杖を敵の方に振り下ろした。風が勢いを増し、森を駆け巡った。ようやくバジリスはハークに気がつき、何かを言いおうとしたが…風に吹き飛ばされ、森の木に叩きつけられた。紙のように兵達も風に巻き込まれていく。

No.13 06/10/26 18:53
高校生3 

バジリスの一段と低い声が森のなかに響く。
隊列は最新のレーザー銃とやらを身構えた。
鳥や動物たちは異変に気付いたのか辺りから逃げ出した。


『絶対絶命の大ピンチ』
とはこのことだろうか?
旅が始まる前の最初の難関とでも言うものか?


とりあえず下手に動けば命の保証はないわけで……
しかも最新のレーザー銃相手に――

『これからどうする?』

ハークは魔法(結界みたいなの)を出して自分達の周りを囲った――

No.12 06/10/25 19:40
匿名1 

>> 11 ④バジリス将軍 男

④「これは、これは!セレナ姫!お、横にいらっしゃるのは大賢者ハーク様では?」
クリスを指差し
④「そのひ弱そうな女は用心棒ですかなぁ?」
①「ひ弱か、どうかはやってみたら、分かるさ!」
挑発時に言った。
②「バジリス。お主!生きておったのか、お前は敵に捕まり殺されたはずじゃ!どうして、まさか国を裏切って…寝返ったかっ」
④「ふっ、こんな古い考え(魔法)をいつまで引きずっている国など、滅びるべきなのだ!今は科学の時代なのだよ、年老いたハークよ!」
②「この…裏切り物め…よくも、そんな事を言えたものじゃ」
③「落ちる所まで、落ちましたね。バジリス」
①「最悪ね」
セレナは鋭くバジリスを睨みつけた。バジリスの瞳の奥には怒りと憎しみが溢れかえっていた。
④「ふっ言いたい事はそれだけか、魔法の力より、科学の力の方が遥かに偉大だと言う事を教えてやるわ!」
④「殺れ」

No.11 06/10/25 18:49
匿名1 

>> 10 ドアをノックした瞬間。森の中から小屋の周りを囲むように、敵軍が姿を現した。

②「ここんな所にまで敵が来ておったとわ…なんと言うことじゃ」
①「多いな、さっき、襲って来た。ヤツらの本隊かな…」

クリスは半ば楽しそうに言った。ハークとクリスはセレナを守るようにセレナの前で身構えた。敵は鈍く黒光した最新型の戦闘スーツに、つい最近開発されたばかりのレイザー銃を片手に、クリスたちにジリジリと攻めよって来た。一人の男の合図で、クリスたちに照準を合わせ、隊列を整え動きを止めた。一際、体格のいい男が隊列から数歩出て立ち止まった。

No.10 06/10/24 15:53
クリス ( wkdU )

ハークとクリス、セレナは廊下でであった。ハークは魔法の泉に写った事はしばらく自分の胸に秘めようと考えた。ハークはクリスに問い掛けた。
②「これからどこに向かうのです。一刻も早くこの国を、いえ、この星を脱出しましょう。」
①「まずは西の森へ行きましょう。そこに私の信頼できるパイロットがいるのです。」
③「ええ・・・いそぎましょう。」
そうして3人はクリスを先頭に西の森へ向かった。森の奥深く、今にも崩れ落ちそうな、だが大きな小屋があった。クリスはドアをノックした。

No.9 06/10/23 23:07
匿名1 

>> 6 一度涙を流したら中々涙は枯れなくてセレナは困った。 夜10時―― 涙は止まらないし寝られないしどうしよう… コンコン… ドアをノックする音… その時…ちょうどセレナが自分の部屋から飛び出した。同時刻、ハークは魔法の泉に荒野の中に着実と戦いの準備をしている敵軍を映していた。
②「これは…」
静まりかえった部屋にハークの声が響く。

泉には、これまでにない、強大な敵を映しだしていた。こんな国など一日足らずに滅ぼせてしまいそうな。最新兵器の数々、銀河から集まった数万を越える兵、見たこともない巨大生物、戦いが始まれば…取り返しがつかないことになる。ハークは一刻も早くセレナ様にこの国を立って貰わねばと部屋をあとにした。

No.8 06/10/23 22:42
クリス ( wkdU )

その時セレナは目を見開いた。なぜならクリスが同時に飛び出したからだ。
地上20mの地面にセレナとクリスは叩きつけられた。もちろん、クリスが下敷きになって。
③「なぜ?いったいなぜなの?私は空を飛べる。この大空を楽しんでいただけ!!」
①「あなたはわかっていません。」
③「この星空が見えないの?静かな夜・・・・私は一人でこの空を飛びたかっただけよ。」
①「分かっていないのです。」
ザザッ!!周りを敵の刺客に囲まれたらしい。約10人程度。
①「ハッ!!」
剣を一振り。それだけで右の5人が吹っ飛んだ。血しぶきが上がる。
①「姫君、後ろです!!」
③「炎よ、刺客を焼き殺せ!!」
セレナの手先から出た火が2人の刺客を焼き殺す。
「セレナ嬢、お命もらったり!!」
後ろから別の刺客が剣を振り上げる。
③「っつ!!」
セレナの目の前で血しぶきが上がり、クリスの姿がみえた。クリスは残りもかたづけ、しゃがみこむセレナに手を差し出した。
①「わかってないと言ったでしょう?上空ではあなたの白いドレスは銃の標的となったでしょうう。」
セレナは自分の焼き殺した死体を、クリスの切った死体を見、はきけを必死に押さえ込んだ。
③「これが戦場というものです。」

クリスとセレナは旅支度を整えハークの部屋に行った。ハークの隣には

No.7 06/10/23 22:21
クリス ( wkdU )

さてさて皆さん盛り上がってきました!!新規さん募集です。姫を守るナイトに、クリスのライバルに、ハークの弟子になってみませんか??

No.6 06/10/23 20:48
高校生3 

>> 5 一度涙を流したら中々涙は枯れなくてセレナは困った。

夜10時――
涙は止まらないし寝られないしどうしよう…
コンコン…
ドアをノックする音
①「姫様。起きていらっしゃいますか?」
クリスだ

ヤバイ。見られたくない。

①「姫様?鍵が空いてますから入りますよ」
とっさに涙を拭いセレナは窓から飛び出した。

フワッと風にのり宙を舞いながら。
③「あ…危なかった」


見上げれば空には満天の星。
ここが戦地だというのも忘れるくらい平和な空。
やけに静かな夜だった。


その時―――

  • << 9 その時…ちょうどセレナが自分の部屋から飛び出した。同時刻、ハークは魔法の泉に荒野の中に着実と戦いの準備をしている敵軍を映していた。 ②「これは…」 静まりかえった部屋にハークの声が響く。 泉には、これまでにない、強大な敵を映しだしていた。こんな国など一日足らずに滅ぼせてしまいそうな。最新兵器の数々、銀河から集まった数万を越える兵、見たこともない巨大生物、戦いが始まれば…取り返しがつかないことになる。ハークは一刻も早くセレナ様にこの国を立って貰わねばと部屋をあとにした。

No.5 06/10/23 19:31
高校生3 

>> 4 私は高1です☆
話を変な方向に持っていっても暖かい目で見てやってください(-.-;)


部屋に戻ったセレナは先程一瞬で勝敗が決まったのが悔しかった。
それにこの国を離れるという事はいつ戻ってこれるかわからない。
セレナはずっと昔に家族全員で撮った家族写真と数枚の服を鞄に入れ、最後にセレナが小さい頃母親にもらったネックレスをした。

『このネックレスはね。いつか貴方を守ってくれるわ』

遠い記憶に残る母親を思い出したのと、故郷を離れる淋しさでセレナは一すじの涙を流した――

No.4 06/10/23 19:08
クリス ( wkdU )

我が姫君降臨!!ありがとう。私は高3ですよ♪♪

そのセレナ姫が沈黙を破りドアを勢いよく開けて入ってきた。クリスとハークはその場にひざまづいた。
②「これは姫君、ご機嫌麗しゅう。そのように息を乱されてどうしたのです。」
③「聞き捨てなりません!!私は第一王女です。私も最後までお父様や兄君と戦います。このダ ンテスティンを離れるわけにはいきません!!」
①「姫君おことばですが私の」
③「お黙りなさい、クリス。私は魔法が使えます。ハーク私には自分の身を守る術(すべ)があ ります。私は一国の王女として亡命など考えてはいないわ!!」
深くため息をつくクリスとハーク。
③「姫君、確かにあなたはお強い。だが3人の王子たちのうち2人は死に残るは第二王子のみ。 しかも戦地で指揮をとりいつ死んでもおかしくない状態でございますぞ。」
①「わかりました、姫君。どんなにあなたが無力か、ご自分で確かめられよ。このクリスを倒せ れば亡命の話しはなしにしましょう。」
③「望む所です。火よ、燃え上がり。あの女を焼き殺せ!!」
勢いよく伸びてくる炎をするりとかわし、クリスは王女の喉元に剣と突きつけた。
③「くっ・・・・。」
①「おとなしくついてきてもらいましょう。いいですね、姫君?」
セレナは唇をかみ締め、そしてかすかにうなづいた。
②「では、明日の早朝お部屋に迎えに上がります。旅支度をなさって今日はお休みください。」

No.3 06/10/23 16:20
高校生3 

>> 2 姫君やります☆

③ セレナ 女

長女として大事に育てられたセレナには特別な力があった。
火や水を自由自在に操ったり想像したものを実体化させたり――
いわゆる“魔法”というモノ

No.2 06/10/23 14:31
クリス ( wkdU )

ダンテスティン王国姫君急募!!


① 剣士 クリス 女

①「大賢者ハーク殿、今の話を総合するとこの王国の滅亡は目に見えているのです       ね・・・・。」 
②「そういうことだ。王は最後まで国を守る為戦うであろう。だが、姫君はまだお若い。あなた
 と同じようなお年頃。もしこの国が滅びても、王家の血さえ絶えなければこのダンテスティン は蘇るであろう。」
①「わかりました。大賢者ハーク殿、あなたと姫君を共につれ別の惑星に一時亡命いたしましょ う。」
②「・・・・できるのか??今この国荒れている。亡命ははたやすいことではないぞ。」
①「このクリス命に代えても守りきりましょう。」
再び部屋に沈黙が訪れた。

No.1 06/10/23 04:14
匿名1 

②賢者 ハーク 男

王女の教育者であり、育ての親でもある、大賢者ハーク。今では、こうした魔法使いと呼ばれる一族は永きにわたった戦いで、姿を見ることは滅多にない。
王宮の一際立派な部屋にクリスとハークがいた。ハークは用心棒クリスに淡々とダテスティン王国の現状を話していた。彼女は昨日用心棒になったばかりの新米だが…相当の腕前らしい…地方では彼女の事を知らない物はいないと言う…。見た目はまだ若い、十代か…二十代かそんな微妙な年頃だ。

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