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No.264 06/12/03 18:47
匿名1
あ+あ-

≫263

凱たちは北に撤退しているエルフたちと合流した。エルフたちは男の数が更に減り、女、子供も相当減っている。人数にして当初の半分ほどだ。

皆、瓦礫に腰をかけて疲れを取っている。怪我人も相当いる。

⑦「このまま…ここにいても死ぬだけだぜ!」

元隊長「あぁ…武器や弾薬もほどほど底をついてるしなぁ…秋の国に行こうか。皆はどう思う?」

凱と元隊長、生き残った兵士(正式なエルフ戦士)たちは円を描くように集まり、会議を開いていた。

エルフ1「でも…秋の国は我々を受け入れてくれるのか?」

空はもううす暗く、もうすぐ夜になろうとしていた。

エルフ2「仲間の話だと…秋や冬の国のエルフたちは今はエルフ同士の争いはこの際忘れ、手を組もうと聞いたから…助けてはくれると思うが」

エルフ3「なら…秋の国じゃなく…冬の国の方がいいんじゃないか?」

元隊長「いや、冬の国はここからでは遠すぎる。道のりが長ければ途中で連合軍に出くわす確率がかなり上がるぞ。なにせ、これだけのエルフたちが移動すんだからな…怪我人、女、子供が大半だし、移動距離は出来るだけ少なくしたい。」

⑦「そうと決まれば!秋の国に行こうぜ!ちんたらここで話しててもらちがあかねぇよ!」

エルフ1「そうだな…今は連合軍も動きは無いし!行くか!」

元隊長「皆!疲れていると思うが!秋の国まで移動だ!さぁ!」

元隊長の言葉にエルフは反応し、重い体を動かし、元隊長のついてゆく。

ザッザッザッザ

⑦「ところで…秋の国はどんなところだ?」

元隊長「行けば…分かるさ!」

⑦「へっ…」

凱たちは長い列になって、秋の国を目指す、数は少なくなったとはいえ、夏の国のエルフたちは元は数十万の市民がいた国だ。列の最初から最後まで見ることは出来ないほど続いている。

エルフ「これで…春の国に続き、夏の国まで連合軍の手に落ちたか…ちくしょぉ」

このエルフの言う通り、夏の国のエルフたちは皆秋の国を目指している。夏の国のは事実上は連合軍の支配下になったといってもいいだろう。明日になれば連合軍が来て、もぬけのからになった夏の国を知るだろう。そうなれば自動的に夏の国は連合軍の支配下になる。

凱は地平線に見えるものに気づいた。

⑦「おい!アレか!秋の国は」

凱の目には巨大な近代的な城壁に覆われた秋の国が見えてきた。

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