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No.77 06/11/03 22:59
クリス ( wkdU )
あ+あ-

クリスは結界が消えていることに内心動揺していた。
(ナタレー女王は死んだのか・・・・・。ライオネルはどうなっているだろう?とにかく、合流しなければ。)
女王自身が結界だと知っていたクリスは心の中で静かに手を合わせた。冬の国は戦場と化している。クリスは昔の記憶をたどり、城の中に続く秘密の通路に入った。クリスはさまざまな仕掛けをくぐりぬけ、ついに城の内部へ潜入した。ちょうどライオネルを中心にエルフ兵やセレナ、セロが集まって戦いへのおたけびを上げ終わったところだった。いっせいに注目がクリスに集まる。
①「や、やあ。」
③「クリス~~~~!!」
セレナはクリスに飛びついた。潤んだ瞳でクリスを見つめる。
①「大丈夫ですか、セレナ?」
⑤「バカ!!それはこっちの台詞だ!!」
笑いながらセロが駆け寄ってきた。ライオネルは不審そうにこちらを見ている。
①「ネル、私を覚えてないとは言わせないよ?」
クリスは自分の剣を高く上げた。
⑨「!!なっ!!お前はクリス!!」
周りの兵もセレナもセロも不思議な顔をしている。実はクリスは17年前に秋の国と冬の国の戦争の時にライオネルを護衛する父に付いてライオネルのもとにいたのだ。
人の何倍も長く生きるエルフ。変わっていないライオネルをクリスはしっかりと覚えていた。
①「ナタレー女王のこと、ご愁傷様でございます。今、兵の結束をされた直後で申し訳ないが、
セレナを守らねばなりません。結界の壊れた今、冬の国とはいえ危険です。私はセレナとセロを連れこの星を脱出します。」
その時、エルフの長老が進み出てこう言った。
長老「それなら、ライオネル王子もご一緒にお連れくださいませ。」
⑨「何を言う!!私はここに残り兵の指揮をとる。」
長老「指揮なら我々にお任せを。女王は死ぬ間際の会議でこう言っておられた。『もし、結界が壊れたら、なんとしてでも王子を逃がせ。冬の国の王子の名にかけてドイスを打て!!』と。クリスなら信用できましょう。なにせプロイドの剣の継承者なのですから!!」
①「ナタレー女王がそんなことを・・・。分かりました。お荷物は一つ増えても問題ありませんよ。」
⑨「なっ何~~!!自分の身くらい守れる!!いや、セレナ嬢を守ってさしあげよう。」
長老「決まりですな。王子お気をつけて。必ずここは守り抜くゆえ。」
⑨「わかった。頼むぞ!!必ずやドレスの首を持ってくる。」
歓喜の声がエルフ兵から上がった。ライオネルはエルフの侍女になにやら指示を出している。すると、エルフの侍女がクリス達人数分のマントと袋を持ってきた。
⑨「これは身を自然と一体化させるマントです。被ってください。それから食料のレンバスも充分に用意させました。さあ、私について来て下さい。」
そういってライオネルはナタレー女王の肖像画を押した。するとちかに続く通路が現れた。クリス達はライオネルを先頭に冬の国の城を後にした。

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