一緒にお話つくろう会
ジャンルは未来形戦闘物。スターウォーズみたいな。
ルール
キャラは15人限定!!主人公クリス(主)とそれぞれ医師、メカ強さん、魔女、パイロット、宇宙人、なんでもOK♪♪15人でお話を作っていきましょう。上に番号と役名、名前 性別を書くことが条件。それでは
① 剣士 クリス 女
ここは戦地ダテスティン王国。私、クリスは王女の用心棒として王宮にいた。
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>> 350
サマー「よし!お前たちは…」
サマーや隊長たちは生き残りの兵士たちの指揮をとり、王宮の周り陣取らせる。兵士たちは完全に雪に溶け込んでいる。
秋国隊長「民間人は塔に避難させた」
冬国隊長「そうか…では連合軍を向かえうつ準備は完了したと言うことか」
ゴォオオオオオオ
サマー「この雪だ。連合軍も迂濶には攻撃してきないだろう」
長老「ふむ…」
冬国隊長「私たちは国の周りを偵察してくる。」
冬国隊長は数名の部下に指示すると
冬国隊長「では…行ってくる」
サマー「気をつけて」
サマーは雪の中へと消えていく偵察隊の背中が見えなくなるまで見送った。
長老「心配なさるな…彼らは冬の国を知り尽くしている。」
サマー「それならいいが…」
秋国隊長「それにしても…冬国は原始的な武器が多いですな」
秋国隊長が言う通り
冬国の兵士たちの武器は剣・弓だ。
秋国の兵士たちは銃などの近代兵器。
夏国の兵士は原始武器、近代武器のまちまちだ。
春国の兵士たちは近代兵器が多い。
長老「我らは…永きに渡り、結界に閉じ込っていたため、文明が遅れとる。だが科学は劣っていても、魔法は他の3つの国の何処よりも進んでおる。」
長老の言う通り
冬国の兵士たちの中には魔法使いが一番多い
次に魔法使いが多いのは秋国
春国、夏国は魔法使いはほとんどいない。
秋国隊長「確かに…魔法使いが多いですな」
サマー「秋国隊長殿に長老殿…」
長老「なんですかの」
サマー「私が見たところ…秋国の兵力は60%、冬国の兵力は20、春国の兵力は10%、夏国の兵力は40%ほどに落ちているとお見受けします。」
秋国隊長「そうだな…」
サマー「敵は今度は全軍で攻めて来ます…まともに戦える国は既にありません…何かいい案はありませんか?」
長老「敵は強大…多少の戦略では無意味になるだろう」
秋国隊長「救いは…敵は重機が使えないということか…」
長老「今は…彼ら(クリス)に託すしかあるまい」
サマー「…」
秋国隊長「まさか…古代の伝説を信じるおつもりか…長老」
長老「わしとて…」
ゴォオオオオオオ
雪は幸いにも強くなる一方だ。
>> 351
太陽の光も届かぬ、宇宙の果て…ピンタゴ星雲。星雲と言うだけに小惑星が無数に集まって出来ている。その無数の小惑星のうち、一際大きい惑星こそ、連合軍本国ウマンダ星である。
ウマンダ星は軍事のためだけの惑星で、言わば連合軍の星。
連合軍は名の通り、複数の惑星で成り立っている組織だ。
このピンタゴ星雲の小惑星全てが連合軍の加盟惑星である。通称【帝星】と呼ばれている。
ピンタゴ星雲は七つの惑星(フラク星雲レイカ星・ダンテスティン星・ライジング星・ムーク星・シーラ星・イース星・フラク星雲)の中でもっとも人口が多く、軍事力、経済力、科学すべておいて、他の惑星と比べものにならないぐらいに進んでいる。
連合軍と聞いて、聞こえはいいが実質はドイスの独裁である。
ピンタゴ星雲の久々は強制で連合軍に入隊させられ、一生、連合軍の元で働いて、死んでいく。
ウマンダ星。連合軍の本拠地であり、兵器の生産拠点でもある。兵器工場ではピンタゴ星雲や他の惑星から無理矢理連れて来られた久々が過酷な労働をかせられている。
ピンタゴ星雲では連合軍が絶対的存在、連合軍が全てなのである。
そんなピンタゴ星雲での連合軍の権力の象徴的な存在がウマンダ星にある連合軍の王宮と言ってもいい黒く高い塔。そんな塔にドイスがいた。
⑥「シーラ星はどうだ?」
⑩「順調なようでございます。閣下…」
ドイスがいる部屋にはキメラを含め、ピンタゴ星雲の小惑星の代表者が集まっていた。
⑥「そうか…では後は…フラク星雲か」
ドイスは黒い重厚な椅子に腰をかけ、手には黒く長い杖が握られている。
⑩「フラク星雲を制圧するのは並大抵のことではないでしょう…強大な宇宙海賊もいます。人口もピンタゴ星雲に匹敵するほど…いままでの他の惑星のように簡単にはいきますまい…」
⑥「なら…兵力を増強すれば…よいこと」
ドイスは各小惑星の代表を見渡す。
代表たちは顔は汗だくである。
⑥「お前たち…それぞれの惑星から兵士を100万出せ」
代表「なっ」
代表はどよめく。
⑥「なんだ?…文句があるか?」
代表たちはお互いの顔に見合っている。
⑥「?…」
代表の中から一人、前に出てきた。
代表「おっお言葉ですが…閣下…100万となれば我々の惑星では…惑星中の男の数です。とても無理です。」
代表たちは意見した彼がどうなるか恐々見ている。
⑥「…」
>> 352
⑥「たしか…お前の管轄の惑星は一番小さな惑星だったな…」
代表「えっええ!そうです…」
ドイスの杖が光ったと思った瞬間、発言した代表の腕が吹き飛ぶ。
代表「ギャアァァ」
代表は痛さの余り転がり回る。
⑥「100万の兵士を3日以内に揃えよ。男がいないなら女・子供でも使え!!」
代表たちは恐怖の余り何も言えない。
⑥「行け…」
代表は逃げるように部屋を出ていく。
⑩「100万ですか…なにも周辺の小惑星の兵力まで借りずとも、このウマンダ星の兵力だけでも十分かと…」
⑥「ここ(ウマンダ星)にいる兵士は私の直属の兵…私の手駒を減らすわけにはいかん…ふっ」
⑩「…」
⑥「周辺の小惑星の兵士と言えど…連合軍…戦闘力では変わらん。」
⑩「批判はまた大きくなる一方ですぞ」
⑥「闇に任せろ…」
⑩「…」
バタン
⑩「!?」
部屋の扉が開く。
⑩「バジリス…」
④「ドイス閣下!!あのキキという小僧!なんなのです!!あんな奴を魔法臨時将軍に」
⑥「私の…決めたこと文句は…」
④「…っ」
⑥「キキは臨時だ。キキには…キメラも復活したことだ…魔法将軍から退いてもらう。」
④「それは…まことか!」
⑥「将軍を退くのは…お前もだが…」
④「なっ…何をおっしゃる…」
⑥「…」
ドイスは目で合図すると一人の男がバジリスの横に現れた。
⑯リード:「お呼びですか…閣下」
④「誰だ!お前は」
男は背が高く、金髪、黒いローブを来ていて、フードを深くかぶっているので顔ははっきりみえないが、かなり若い。
⑯「バジリス将軍…いや、バジリス今日から私の下で働いてもらう…」
男の手には杖が握られている。しかも、2本。
④「馬鹿な!ふざけるな!」
バジリスは右腕をリードに向ける。が、動き途中で止まる。
④「ぐっう…体が…」
リードは両手に持っている杖を交差させ、バジリスに向けている。
④「くる…し」
バジリスの体がじわじわと締め付けられていく。
⑥「そのぐらいに…しておけ…リード将軍」
⑯「御意」
リードは杖の交差を解く、するとバジリス縛りの魔法も消え、バジリスは床に座り込む。
④「げほっ…」
⑥「何かいいたいことはあるか?バジリス?」
④「いっいえ…何も」
⑥リード「ついて来い!バジリス!」
リードは早々と部屋を出ていく。
④「く…」
バジリスはリードの後を追う。
>> 355
クリスとセロは暗闇の通路を進んで行く。
暗い
セロが電工ライトで辺りを照らし、ながら歩いていく。
クリスもセロに続く。
⑤「長い…いったいどんなに広いんだ…」
クリスはセロの背中を押さえながら、電工ライトの微かな光を頼りに壁に手を当て、手探りで歩いていく。
①「電工ライトのバッテリーいけるの?大分時間がたってるけど…」
⑤「ん…言われてみれば…」
電工ライトの光が最初より、弱くなったように見える。
①「この暗闇で、ライトの電池が切れたら…」
⑤「考えただけで…ぞっとする…空気も段々…薄くなってきたような…ハァハァ」
①「いったい…この先に…何があるのかしら…」
⑤「まぁ何も無い確率もあるけど…」
①「…」
二人は無言で歩いていく。
- << 358 だんだんと酸素が薄くなる中、永遠と思われる洞窟をクリスとセロは歩いていた。 ピチョン ピチョン ⑤「はぁはぁ、いつまで、続くんでしょうね!」 ①「はぁはぁ」 奥に進むにつれ鍾乳洞のようになっていく。 ピチョン ⑤「んっ、道が無い!此処まで来て、行き止まりなんて冗談やめて下さいよ!」 体力の無いセロは、その場にへたり込んだ。 クリスは他に道がないか、辺りを見回した。 ①「・・・何だ!セロ、此処だけ壁の色が違うぞ!」 ⑤「何処です、クリス!」 セロは、クリスが指差す方に駆け寄った。 ①「見てくれ、此処だけ色が違うだろ。」 セロが電工ライトで、その壁を照らす。 ⑤「本当ですね!」 二人は、しばらく辺りを調べだした。 ピチョン ピチョン ⑤「クリス、この不自然な出っ張りはなんでしょう。」 ①「どう見ても、人工的に作られたもんだな。」 ⑤「やっぱり、何かありそうですね。罠じゃないでしょうか?」」 セロが話している間に、クリスは不自然な出っ張りを触っていた。 ⑤「クリス、待っ・・・。」 ゴゴゴゴゴゴッ どこからともなく、地鳴りがしだした。
>> 356
ゴォオオオオオオ
冬の国の周りは、豊かな森で覆われている。そんな緑あふれる森も、今は相当量の雪が積もっている。偵察隊は冬の国に近づいてくる者を見すごさないように、木の上から見張っている。
冬国隊長「思ったより…凄い吹雪だ…こんな激しい雪は何十年ぶりだか…」
ピピ
隊長は呼び出し音を聞き、腰につけている無線機を手に取った。
冬国隊長「なんだ?」
偵察兵『隊長…凄い雪ですね…今にも吹き飛ばされそうです…』
冬国隊長「気を抜いて、落ちるなよ…」
偵察兵『了解。』
冬国隊長「全員、警戒は怠るな!…まぁ…この雪では…オオカミでも進めないがな…以上」
ゴォオオオオオオ
雪の中をひたすら、歩いているものがいた。
ズズズ
⑫「…」
ズズズ
吹雪で視界がほとんど無くなっていて、普通なら方向感覚を失うものだが、雷は機器を何も使わず、一直線に冬国に向かっていく。
⑫「…」
ゴォオオオオオオ
>> 356
クリスとセロは暗闇の通路を進んで行く。
暗い
セロが電工ライトで辺りを照らし、ながら歩いていく。
クリスもセロに続く。
⑤「長い…い…
だんだんと酸素が薄くなる中、永遠と思われる洞窟をクリスとセロは歩いていた。
ピチョン ピチョン
⑤「はぁはぁ、いつまで、続くんでしょうね!」
①「はぁはぁ」
奥に進むにつれ鍾乳洞のようになっていく。
ピチョン
⑤「んっ、道が無い!此処まで来て、行き止まりなんて冗談やめて下さいよ!」
体力の無いセロは、その場にへたり込んだ。
クリスは他に道がないか、辺りを見回した。
①「・・・何だ!セロ、此処だけ壁の色が違うぞ!」
⑤「何処です、クリス!」
セロは、クリスが指差す方に駆け寄った。
①「見てくれ、此処だけ色が違うだろ。」
セロが電工ライトで、その壁を照らす。
⑤「本当ですね!」
二人は、しばらく辺りを調べだした。
ピチョン ピチョン
⑤「クリス、この不自然な出っ張りはなんでしょう。」
①「どう見ても、人工的に作られたもんだな。」
⑤「やっぱり、何かありそうですね。罠じゃないでしょうか?」」
セロが話している間に、クリスは不自然な出っ張りを触っていた。
⑤「クリス、待っ・・・。」
ゴゴゴゴゴゴッ
どこからともなく、地鳴りがしだした。
>> 358
⑤「こっ、これは・・・」
ゴゴゴゴゴ・・・・
地鳴りとともに、壁が下に下がりだした。
ズンッ!
電工ライトを照らすと、そこには、少し崩れた階段が現れた。
ピチョン ピチョン
①「下りてみよう!」
⑤「まったく、クリスは、怖いもの知らずですね。」
その階段からは何か生臭い匂いが漂ってくる。
⑤「うっ!」
セロは、思わず鼻をつまんだ。
コツコツコツコツ
しかし、構わずクリスは階段を下りて行ってしまった。
⑤「待ってください。はぁ、何が待ち受けているか分からないんですよ。」
そう言うとセロもクリスの後に続いて、階段を下りて行った。
門番のミノタウロスが、2人を待ち受けているとも知らずに・・・。
>> 359
だんだん、階段を下りるにつれ、壁についているコケが光っているのに、二人は気づいた。
カチッ
⑤「これだけ明るいと、電工ライトを消しときましょう。バッテリーの残量が気になりますからね。」
①「これだけ階段下りてるのに、まだつかないな。」
ピチョン ピチョン ピチョン
コツコツコツコツ・・・・
無言になった二人に聞こえてくるのは、水滴と自分たちの足音だけだった。
①「おっ、何か広場に出たぞ!」
⑤「ふ~っ、やっと最下層に着いたみたいですね。」
その広場は、円形になっており、およそ30㎡の広さがあった。奥には大きな扉と横には、身の丈3mあろう体が人間で尻尾が生えており、顔が牛の鋭い角があるミノタウロスの像がたっていた。手には、その体に負けない斧を持っている。
⑤「おお怖っ!まるで生きてるみたいな、作りだな…。」
①「この扉の向こうに、長老が話していた物が、あるかもしれない。」
⑤「扉を開けましょう!クリス。」
①「ああ…。」
クリスが、扉に触れた瞬間、ミノタウロスの目が赤く光りだした。
>> 360
ミノタオルス「がぁあああぁ!!」
①⑤「!!」
今まで、石像と思っていたミノタオルスの石像が突然動き始めた。
⑤「ば化物!!」
セロは必死に扉を開けようとするが開かない。
①「馬鹿!くるよ!」
ミノタオルス「侵入者…」
ミノタオルスはその大きな巨体を動かすと表面についていた石は崩れ、濃い赤、血のような素肌が現れる。
ミノタオルスはその外見では想像がつかないぐらい素早い動きで、一直線でクリスとセロに向かってくる。
⑤「うわぁあ」
①「ちっ」
ミノタオルス「侵入者殺す」
大きな斧を巧みに操り、クリスに斬りかかってきた。
ミノタオルスはクリスに斧を振り下ろす。クリスは軽い身のこなしで避ける。
①「ハァ…こいつ予想以上に早いよ…気をつけるんだよセロ」
⑤「あわあわは~馬の幽霊が…あぁ」
セロは腰を抜かしている。
①「馬鹿!早く立て!」
ミノタオルス「かわすとは…侵入者」
ミノタオルスは床に刺さった斧を抜く。床には大きな亀裂が入っている。
①「風よ」
クリスは剣をかまえる。
ミノタオルス「うおぉおお」
ミノタオルスは再び、クリスに襲いかかってくる。
①「はっ!」
クリスは勢いよく横に飛び、直線的なミノタオルスの攻撃をかわす。
①「やっ!」
クリスは横にかわすと横腹に斬りかかる。
カシーン!!
①「なっ」
ミノタオルスは鋭敏な動きで、大きな斧を操り、クリスの剣を受け止める。
ミノタオルス「甘い…」
①「まだだ!風よ!」
クリスの周りに風が吹き、風に包まれる。
①「くらいな!!」
クリスは目にも止まらぬ速さでミノタオルスに斬りかかる。
カシャン!!!
カシャン!!
カシャン!
風がミノタオルスを襲った…が、ミノタオルスはクリスの超スピードに反応し、全ての剣技を止める。
ミノタオルス「食らわぬ食らわぬ…」
ミノタオルスは前足を高く上げ、馬の声で鳴く、上半身の人間部分を捻り、勢いをつけ、斧をふる。
ミノタオルス「がぁは」
①「くっ」
斧がクリスを襲う。クリスを覆っている風の盾はミノタオルスの斧の風圧で消し飛び、クリスも壁に叩きつけられる。
①「ぐっ…強い…」
クリスはゆっくり身を起こす、ミノタオルスは斧を回しながら、丸い部屋を半周し、勢いをつけ、クリスに向かってくる。
ミノタオルス「がぁあぁああ!!!」
>> 361
クリスとセロがミノタウロスと闘っている頃、凱は洞窟の迷路でさまよっていた。
⑦「ったくよ!何なんだ、全然道が分からねぇぞ!」
コツコツコツコツ
「くう~っ、また行き止まりか!」
コツコツコツコツ
「おっ、ここだけ壁の色が違うじゃねぇか!?」
コンコン コンコン
「ここだけ音が違うな、空洞になってるのか?ぶっ壊してやるぜ!」
そう言うと、凱は黒魔剣を構えた。
「うおぉりゃあ!」
ボゴッ
凱はライトで、穴があいた場所を照らす。
そこには、道は無く狭い部屋が現れ、中央には、ぽつんとレバーがあるだけだった。
「しかたがねぇな!これ以上の道は無さそうだし、いっちょこのレバーを、引いてみるか。」
ガゴッ
ズン!
「うわあぁぁぁっ!!」
その部屋の床が開き凱は、真っ黒な闇へと落ちていった。
>> 362
ガシャ ガキィィン
①「くっ!なんてパワーだ!」
ミノタウロスの凄まじい斧の連続攻撃にクリスは苦戦していた。
ドシュウ ドシュウ ドシュウ ドシュウ ドシュウ
セロは、銃で応戦する。
⑤「クリス、大丈夫ですか?」
①「ああ、何とかなっ!」
ミノタウロス「グモ~ッ!」
「オマエ達をマッサツする。」
「このバショをアラスモノは、シあるのみ!」
ミノタウロスの目が怪しく光る。
その時、
ザザザザザッ
①「何の音だ!」
⑤「音は、上の方からみたいですね!」
①「ただでさえ、この化け物で、苦戦してるって言うときに・・・。」
ミノタウロス「よそ見シテイル暇がアルノカ!」
ミノタウロスは大きな斧を振り上げる。
「うわあぁぁぁっ!!」
ドサッ
ミノタウロス「グハッ!」
ミノタウロスの頭に落ちてきた。そこには、腰をさすっている凱がいた。
⑦「いちちちちっ!」
①⑤「凱!!」
⑦「おーいて!」
「よっ!二人ともこんな所にいたのか!」
ミノタウロス「何だ、オマエは?」
パンパン
凱は、汚れをはたきながら、立ち上がった。
⑦「どうやら、面白い事になってるじゃねぇか!俺様も、混ぜてくれ。」
⑤「ふっ、凱らしいですね!」
①「そうだな、この化け物を、さっさと倒すか!」
⑦「ああ、行くぜ!」
>> 363
⑤「私が、援護射撃をしている間に・・」
ドシュ ドシュ ドシュ
①「風よ!」
シュゥー
⑦「サラムよ、我に力を示せ!」
ゴォッ
ドシュ ドシュ ドシュ
斧を回転させセロの攻撃を防ぐ。
ミノタウロス「こんなモノ、きかぬ!」
「コチラから、行くぞ!」
そう言うと、斧を振り上げた。
クリスと凱は、目で合図し、素早くミノタウロスに駆け寄った。
ミノタウロス「何ぃっ!」
二人の剣は高速で交差し、ミノタウロスの胴体を×字に斬り裂いた!
①⑦「ブラッディ・クロス!!!」
ズバンッ
ミノタウロス「グモオォォォオォォ!!!」
ズシャッ
ミノタウロスは、片膝をつき、なんとか体を斧で支えていた。
⑦「やったか!?俺様とクリスのダブル攻撃だ、流石に、立てねぇだろ!」
①「ああっ!」
⑤「やれやれですね!」
>> 364
ズシン!
傷口を押さえながら、ミノタウロスは立ち上がった。
ミノタウロス「ブハァッ!マダだ、オマエらを抹殺するマデは・・・」
⑦「しぶてぇ怪物だなぁ!」
チャキッ
①「本当、誰かさんみたい!」
⑤「二人とも、待って下さい。」
パキパキ パキパキ
ミノタウロス「何っ!オレはまだタタカエるのに・・・まさか、サッキの攻撃で角を・・・」
ミノタウロスは仁王立ちしたまま、石像になっていった。
カラン
ミノタウロスの角が一本落ち、それを凱が拾った。
⑦「そういや、この化け物の頭に落ちるとき、俺様に刺さるといけねぇから、一本切ってたぜ。」
ゴソゴソ
そう言うと、凱は腰袋からもう一本の角を出した。
⑦「ほらなっ!」
⑤「・・・いつの間に。」
①「プッ!流石は凱だ!」
広場は三人の笑い声がこだました。
>> 365
⑤「そろそろ、先に進もう。いつまでも、ここにいたってさ」
セロはそう言うと扉に近づいていく。
⑤「さっきは開かなかったけど…」
セロは扉を押す。
⑤「こういうのは…モンスターを倒したら代々開くはず…ぐっ」
ぐぐぐ
セロは更に力を込め、扉を押す。
⑤「…」
セロはクリスと凱の顔を見る。
⑤「あ…れれ…開かない…」
⑦「どいてな!俺が開けてやるよ!」
凱は勢いよく扉を押す。
⑦「ぐっうぐぐ…ぐ」
⑤「なぁ?開かないだろ?」
⑦「ハァハァ…なんて重い扉らだ…びくともしないぜ…」
今度は二人同時に押してみるが、やはり開かない。
①「駄目かい?」
⑤⑦「お手上げだ!」
①「可笑しいなぁ…あのミノタオルスを倒せば開くと思ったんだが…」
セロは石で出来ている扉を入念に調べる。
⑤「ん~…鍵穴みたいな物もないし…仕掛けもなさそうだ」
⑦「ど~すっかねぇ…」
三人は黙り込む。
①「とにかく…」
⑤⑦「とにかく!?」
①「とにかく…あのミノタオルスの石像を調べてみないか」
⑤「えぇ…やだよ…俺は…また動きだしたらどうすんのさ」
①「さぁ」
⑦⑤「うっ」
クリスは二人の背中を押し、石像に近づける。
⑦「まるで…生きてるみたいだな」
⑤「まぁさっきまで元気だったしね」
二人は物凄い形相の石像の前で、立ったまま動こうとしない。
①「さぁ!早く調べな!」
クリスは躊躇している二人の背中を蹴飛ばす。
⑤「げっ」⑦「がぁ」
二人は勢いよく石像に突っ込む。
⑤⑦「痛てぇ…」
二人は渋々、石像を調べ初める。
⑤「人使いが荒いんだから…」
⑦「同感だぜ」
クリスは二人を睨む。
⑤⑦「うっ…」
①「さぁさぁ~黙って仕事しましょうね」
クリスは可愛いらしい女の子がするような仕草をする。
⑤「きもち…ぐっ」
もちろん、セロにはクリスの華麗な飛び蹴りが飛んできた。
①「凱どう?なんか、みつかったぁ?」
セロは床で伸びている。
⑦「ねぇなぁ。怪しいもんはなんもねぇよ…」
①「どうしよう…」
クリスと凱は扉を見る。
>> 366
①「やぁあ!!」
⑦「おんどりゃぁ!!」
ドカァアァァ!!
①「大地よ!はっ!」
ドカァアア!!
⑤「ガイブレイド!!はぁああ!!」
スガァアアア!!
①「てぃやぁ~!!」
ズギャシャン!!
①「やっ」
⑦「はっ」
①「はっ!」
⑦「ぐりゃあ」
①「てぃや!!」
⑦「おりゃああ!」
①「はっ!はっ!はっ!」
⑦「この!!」
①「ぐりゃあ!」
二人は扉を蹴る、殴る斬る。
ズガシャアァ
⑦「ななんだぁ?」
伸びていたセロもこの騒ぎで気がついたようだ。
⑤「…何してんだ…あの馬鹿二人は…」
二人は攻撃するのを止める。
扉はびくともしない。
①「ハァハァハァ」
⑦「ハァハァ」
⑦「たっく…なんなんだこの扉は魔法でもかかってやがるのか…ハァハァ」
①「傷一つ、つかないなんて…」
⑤「お疲れさん…」
⑦「あぁ、セロ気がついたか」
??「無駄だよ」
①⑤⑦「!?」
三人は声の主の方を振りむく。
??「やぁやぁ~久しぶりの来客だよ。11102年ぶりかなぁ…いや11103年ぶりか。」
三人の後ろには人間の子供のようで、人間ではない黒い毛に覆われ可愛いらしい子供??が立っている。
①「貴方は?誰?」
⑦「誰の前に、聞きたいことは…何だろ?猿か牛か人間か?」
⑤「あ…あ…」
セロは小刻みにふるえている。
①「どうしたの!セロ!」
⑤「あの体毛、あの頭の先が槍のような二本の触覚…まさに…あ…あ…」
⑦「あ…何だよ」
⑤「悪魔…」
①「悪魔?こんな可愛いらしいのが?」
⑦「??」
??「まぁ…人間には悪魔と呼ばれてるけど…悪魔じゃないよ。正確には珍獣族牛人間小人型さ。」
①「珍獣族?」
⑤「ほっ…悪魔じゃないのか…」
??「そう。珍獣族…珍獣族は数が少ない種族をいうのさ…」
珍獣族と名乗る子供??は石像を指さす。
??「あれも珍獣族だよ。珍獣族牛型人間。」
①「貴方たちは…この地下迷宮で何をしているんですか」
??「え?なんにもしらないで来たのかい…まぁ無理もないかな…最後にここに来たエルフも11103年前だったし、上ではここのことも忘れ去られてるのかなぁ…でも君たちはエルフじゃないね?エルフはどうしたのかな?」
>> 367
⑤「今、このシーラ星のエルフ達は、ドレイス率いる、連合軍という、幾つもの惑星を支配している者たちと戦闘中です。聞いた話によると春・夏・秋の国が、連合軍に落とされました。」
それから、セロはここまでの経緯を、子供のような悪魔に話した。
??「なるほどね!」
「で、エルフ達を救う為に、そこの扉の向こうに用事があるんだね!」
①「でも、この扉がビクともしないので、困っているところなのです。」
⑦「で、同じ質問だがよ!あんたは何でこの迷宮にいるんだい?」
??「私は、11103年前に封印されたんだよ!」
①⑤⑦「!?」
??「私の名は、デビラ!遥か昔、この惑星の王をしていたのだ・・・私の攻撃禁呪法をドレイスに渡さない為に、扉の向こうに攻撃禁呪法と、私を別々にエルフ達に封印して貰ったのだ。」
①⑤⑦「・・・。」
デビラ「ミノタウロスは、その封印解除だったのだが・・・エルフ達は、時が立ち過ぎて忘れてしまったのかもしれない。」
⑦「あんたは、扉を開けられるのかよっ!」
デビラ「勿論!だが、攻撃禁呪法は、私が万が一知っているとドレイスに、捕まった時にやばいからな。この禁呪法の記憶は消されている。」
>> 368
ゴォオオオオオオ
①⑤⑦「!!」
デビル「おやおや…1103年ぶりの来客に…地中深く眠っていた我が同胞(珍獣族)たちも起きて来たわ」
ゴォオオオオオオ
円形をした大きな部屋の床のいたるところ亀裂が入っていく。
「やはぁ~!」
床が割り、大地から次々に奇妙な生物たちが飛びだしてくる。
「ガガ…久々の生の空気だぜ。」
「そうだそうだ」
大小様々な怪物たちは各々に話したり、動いたりしている。部屋はすでに珍獣族で一杯だ。
⑦「なっ!なんなんだ!」
「おおっ!人間だ!1103年は食ってねぇ」
⑤「寄るな!俺は食っても…おおいしくないぞぉ」
「おいぃい…人間は食ちゃダメだって誓い立てただろうよぉよ」
「がははは…忘れてたわ…なんせ、起きたのも1103年ぶりだしなぁあ」
⑤「早く家にかえりたい(泣)」
①「何馬鹿なこと言ってんだよ!」
⑦「どいつも、こいつも変な形の奴ばっかだな…」
デビル「いやすまん…すまん…皆静まれ!」
デビルがそう言っても怪物たちは中々静かにならない。
「おい!静かにしろってさよ」
「あっあぁ?聞こえねねねよ」
「駄目ダメ、がまじいは耳が遠い…頭も悪い…ガハハ」
「馬鹿にすすすなよ」
「ガハハ」
デビル「静かにしろったら!1103年前とまったく進歩しとらん!」
「そんなことないぜ!ちびっこ王!俺背伸びたし…0.002㎝」
「馬鹿馬鹿!おれっちは2mは伸びたぜぃ」
「すんげぇな!成長期か!ご飯一杯食ったのか!」
デビル『たぁ~!!静かにしろぉい!!』
①⑤⑦「…」
珍獣族「…」
デビルの小さな体からは想像もつかない大声でやっと部屋は静かになった。
デビル「さぁ(汗)やっと話ます。」
①「えぇ(苦笑い)」
>> 369
①「扉を開けて貰えますか?」
デビル「攻撃禁呪法を使うきかい?」
⑦「あぁ。おたくさんは強大な連合軍を見てねぇから、禁呪とやらを使いたくねぇかもしんねぇが!このままじゃ上の皆は死んじまう…」
デビル「だがね…」
覇「王…」
デビル「覇…1103年ぶりか」
クリスたちに近寄ってきた、覇という珍獣は裸が真っ黒という以外人間と何ら変わらない。服装は死神がきるような服、見た目のイメージはそんな感じだ。
覇「来客…王は…この向こうの部屋の事は力(攻撃禁呪法)ととに封印され、忘れておられるが…この扉は開けてはならん」
⑤「どうして?」
覇「…」
覇は一瞬黙り、扉の向こうのことはあえて語らず、話を進める。
覇「お前たちは連合軍を倒す力が欲しくて、ここにきた…」
①「えぇ」
覇「なら…この扉の向こうに行かなくてもいい…」
①「でも?私たちはまだなんにも力を得ていません。このまま上には帰れない」
覇「何をいう…力なら得た」
⑤「なんの?」
覇「我々…珍獣族が力を貸そう…」
覇はデビルの方を見る。
デビル「えっ!」
覇「…」
デビル「わかったよ…来客よ我々が共に戦おうぞ」
デビル「なぁお前ら~」
珍獣族たち
「えぇやだよ、戦うのは…」
「俺ら見た目はこんなゴツイやつらばっかだけどももも、戦いは痛い嫌い」
「がはは」
「おれっちはいいぜ!戦いは最高だぁ」
「やだやだやだね。ギギギ」
「死ぬの嫌、殺すの好き」
「馬鹿!馬鹿!ゲラララ」
珍獣どもは、わけもわからぬことを各々発している。
覇「…」
部屋の空気が一瞬で冷える。
ゴォオオオオオオ
①「なっ」
デビル「あぁあ…」
デビルはちょこまかとクリスの周りを回り始まる。
⑤⑦「なんだ」
「ゲッ…」
「やべぇ」
ゴォオオオオオオ
「覇の奴が…」
覇「貴様らぁ!!いい加減にしろぅ!!戦え命令だ!整列ぅ」
「イエッサァァ」
珍獣たちは綺麗に整列する。
覇「まだ地中で寝てる奴らを全て起こせ!行け!」
「イイエッサァァ」
珍獣は床にあけた穴に素早く入っていく。
覇「王…」
デビルは覇に言われて、やっとクリスの周りを走るのを止めた。
デビル「んじゃ…上に行こうか…1103年ぶりに…」
>> 370
デビルを戦闘に来た暗闇の迷路を戻っていく。
デビル「覇が代々、まとめ役なんだよね」
⑤「王なんだよね?本当に?」
デビル「勿論!ばりばり王さ!」
⑤「本物の王はばりばり王なんて言わないし」
デビル「王たら王だぃ!」
先頭を行く、デビルとセロは、早くも打ち解けたのか楽しそうに話している。
その後に凱が続く、凱はなにやら、ブレスレットに話しかけている。
⑦「シャドー!聞こえるか!」
シャドー「ハイハイ キコエマスヨ ガイチャン」
⑦「なんだ!てぇめぇ!その態度は!」
ガミガミ
クリスはというと覇と並んで凱の少し、後ろを歩いてる。
①「えっ?」
覇が何か囁いた。
覇「静かに(小声)」
①「…」
覇はクリス以外には気づかれないよな小さな声で話し始める。
覇「貴方には…話しておかねば、なりませんな…我々、珍獣族の過去から話させて下さい…」
①「あの…」
覇はクリスが話そうとするのを制止する。
覇「質問は…なしです…今から言うのは私の一人ごと…」
クリスは頷く。
クリスは思っていた。なぜ、この覇という珍獣というより人間の男に近い覇はあの扉から私たちを遠ざけようとしたのか…そして、なぜ珍獣族はこんな地下深くで暮らしているのか…王(デビル)はなぜ…この男(覇)は珍獣族とは異質な何かを感じる珍獣族とは違うのではないのか…最大の謎は扉の向こうに何があるのか…クリスの頭の中はありとあらゆる疑問が渦をまいて、駆け巡っている。
覇「王は昔はこのシーラ星の王をしてらしたとおっしゃっていたでしょう…シーラは元はエルフ族と珍獣族の星だった。エルフが仲が良かった時代、1103年前になりますがね…珍獣族は地上に国を持っていました。…昔はエルフたちは本当に争いを知らなかった…だが、温厚なエルフたちの間にも、争いはいつしか生まれ始めたのです。些細な争いから…二つに割れ…戦争…そして…いつしか…エルフたちは四つにわかれた。…四つになってからも…戦争…侵略…殺戮は絶えなかった。」
①「…」
クリスは暗闇の中、小さくに聞こえてくる覇の声に必死に耳を傾ける。
覇「そんなエルフたちの争いに…我ら珍獣族が無関係でいられるわけがない…珍獣族は…並外れた力の物ばかりです…戦争にはもってこいの種族…」
>> 371
覇「エルフ同じく、争い知らずの珍獣族もエルフど同様に争い始めた…エルフに味方し、エルフ守り、エルフを殺す…」
覇「シーラ星は何百年も戦争、戦争、戦争だった。もともと数が少なかった珍獣族は永きにわたる戦争で数が激減し…絶滅寸前までに…このままでは…エルフに上手く利用され絶滅するだけだと王は言った…そして…自ら…封印し…地下にこもった。そして…我々の眠りを邪魔されないようにと平和主義のエルフたちがこの上に城を作り、永きの間守っていてくれたというわけだ…その平和主義のエルフたちが今の冬の国のエルフの子孫よ…」
①「…」
覇「エルフたちは地上から珍獣族が姿を消すと…争いも…一気に静まっていった。まぁ兵器が無い時代だ戦い中心であった珍獣族がいなくなれば…自然とおさまることは目に見えていた…小さな争いはあったようだがな…そして、最終的にエルフは4つの国、四つ種族になったというわけだ…」
覇「エルフと珍獣族の過去はこれぐらいにして…本題だ…扉の向こう側…」
覇は改めて、クリスをしっかり見る。
覇「お前は知っておかねばならん…いずれ…あの扉の向こうを見ることになるだろう」
①「?」
覇「あの扉は…王(デビル)の力を閉じこめたものではない…たしかに昔は王は攻撃禁呪法と呼ばれる強力な魔法を使うことが出来た…エルフ同様、王も勘違いなされておる。王の力(魔力)を封印しているのではなく…扉の向こうには…それより…さらに強力な強力な物がある…それを封印するために王は自らの力と引き替えに封印したのだ…その時、力と一緒に記憶も持っていかれたがな」
覇「あの扉の向こうにこそ…ドイスが求めるものがある…」
①「ドイスが!」
覇「静かに…」
①「うっ…」
覇「闇だ…」
①「闇(小声)」
覇「闇…闇…私からは…それ以上言えんのだ…」
覇「ドイスは…闇を手にいれるため…世界征服なんぞをやっとるが…奴の目的はあの扉…あの扉…ぞ」
覇「忘れるな…奴はあの扉を探しておる…忘れるな…知られるな…この存在を…」
①「貴方はいったい!」
覇「奴に気づかれるな…扉を…闇に繋がる…扉を…道しるべ…ペンダントを奴に渡すな…守れ…ペンダント…扉を…忘れるな」
①「ペンダント?なんのです!あっ!」
覇は既にそのにはいなかった。
迷路に覇の声が響く
『忘れるな…扉を守れ…クリスよ…』
①「…」
>> 373
ゴォオオオオ
冬の国の周りに散らばっている偵察隊。
『こちら、ナク、異常なし』
冬国隊長「了解…ムーブそっちは」
『異常なし』
冬国隊長「警戒を怠るなよ」
隊長はそう言うと無線機を横に置き、双眼鏡を覗く。
ゴォオオオオ
冬国隊長「嫌な予感がするな」
隊長は木に積もった雪に溶け込んでいる。
偵察兵「う?」
木の上から監視していた偵察兵は覗いていた双眼鏡の倍率を上げる。
偵察兵「…」
吹雪でよく見えないが確かにさっき、何かが動いた。
偵察兵「うさぎか…」
⑫「おい…木登りか…」
偵察兵「なっ!」
偵察兵は木の下を見る。
偵察兵「いつの間に!」
偵察兵は無線機を手に取ろうとした
が
ドカシャアァァ
偵察兵「っ…」
偵察兵が登っていた木は綺麗に二つに割れ、鈍い音をあげながら、倒れていく。
ギギギギ
偵察兵「うわぁぁ」
ドガシャアァ
偵察兵は木から落ち、動かなくなった。
⑫「兵がいるということは…冬国も近いと言うことか」
雷は再び、吹雪の中、歩き始める。
>> 374
『隊長!ケーンからの通信がとざえました!ガッ』
冬国隊長「確認にいかせろ!!」
『はっ!今!ムッサの小隊長が確認に行ってます!ガッ』
冬国隊長「確認がとれるまで、戦闘態勢をとっておけ!敵襲の可能性もある!」
『了解!』
雪の中を五人の雪兵が警戒しながら歩いていく。
「よし!止まれ!」
「敵が何処にいるかわからん!気を抜くな!」
五人は身を低くして、ゆっくり進んでいく。
カチャ
兵士たちは手に持っているマシンガンをかまえながら、進んでいく。
「なんだ!あれは!木がまっぷたつになってやがる」
兵士たちの目に飛びこんで来たのは綺麗に半分に斬れた倒れ木にその横に倒れている兵士。
一人の兵士が倒れている兵士の首に手を当てる。
>> 375
「まだ息はあります!」
兵士はそう言うと倒れている兵士を担ぎ上げる。
「お前は負傷者を連れていけ!」
「了解!」
兵士を担ぎ、その場を離れていく。
残った四人は、事態の報告をするため、三人が周りを警戒し、一人が無線で連絡をとる。
「隊長!応答を」
冬国隊長『どうだった?ムッサ?』
「一人負傷!木ごと斬られたもよう!敵の姿は確認出来ていませが、恐らく少数かと」
冬国隊長『了解した。直ぐに国から増援を要求する』
『お前たちは!そのまま、待機していろ!』
「了解…ガッ」
兵士は無線を切る。
冬国隊長は数名の部下と共に国から1km離れた地点で要求した援軍を待っていた。
冬国隊長「援軍は!まだか!」
兵士「もう直ぐかと…」
兵士「あっ!来たようです!」
20~30人の援軍部隊が走ってくるのが見える。
冬国隊長「来たか!」
ザッザッザ
援軍部隊は冬国隊長たちの前で止まる。
援軍部隊の中の一人の男が
サマー「冬国隊長殿!何があったのです!」
冬国隊長「サマー殿!!!貴方が来て下さるとは…王であられる身、危険を冒すべきでは…」
サマー「いや…国が連合軍に支配されている今、私はいち兵士にすぎません…」
冬国隊長「だが…貴方は…」
兵士「隊長!失礼ですが…お話はこれぐらいで…敵は近づいきています」
冬国隊長「おっ…すまん…つい…サマー殿!行きましょう!」
サマー「承知した…行くぞ!!隊列は崩すな!」
サマーは兵士たちに合図する。
再び兵士たちは走り始める。
ザッザッ
冬国隊長とサマーは走りながら、話す。
サマー「状況は」
ザッザッザ
冬国隊長「冬国から5km離れた地点にいた兵士が何者かに襲われました…敵は冬国を目指して、いるようです。真っ直ぐに…」
ハァハァ
サマー「敵の数は…」
冬国隊長「少数のようです…ハァ」
ザッザッザ
20~30の兵士は吹雪の中を走っていく。
冬国隊長「ここらで…敵を待ち伏せしましょう!」
サマー「ええ」
冬国隊長は手を動かし、兵士たちに指示をおくる。
兵士たちは冬国隊長の指示に従い、木の影に隠れて、マシンガンをかまえる。木の上に登っている兵士もいる。
サマーも周りの兵士たちと同じく、木の影に隠れて、マシンガンをかまえる。
サマー「さぁ…いつでも来い…」
ゴォオオオ
吹雪は今だに止もうとしない
>> 376
吹雪の中、サマーはじっと敵を待つ。
十数分たった頃だろうか、木の上に登っている兵士が手で合図を送っている。
サマー「来たか」
どうやら、前方に敵を確認したようだ。サマーはマシンガンを持つ手に力を入れる。
カチャ
サマー「…」
吹雪のせいで、視界が悪い。
兵士たちも、戦闘態勢に入っている。
サマーの視界にも、敵の姿が見えてきた。
サマー「…一人じゃないか…」
サマーは小声でつぶやくと照準を向かってくる男に合わせる。
兵士たちも同じ動きをする。
どうやら、男には気づかれていないようだ。真っ直ぐ向かってくる。
冬国隊長が腕を上げる。
サマー「…」
彼が手を下ろした時が男の最後となろう…
サマーはマシンガンの安全装置を外す。
⑫「…」
男が丁度、部隊の中心まで、来た時、冬国隊長は腕を下ろす。
ババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババ
冬国隊長「撃ちかた止めぇ!」
隊長が腕を上げる。
サマー「見えないな…」
男は倒れたのか…視界が悪いせいで、男の姿を確認出来ない。
サマー「おい!」
サマーは兵士に合図を送る。
数人の兵士が男がいた方へ向かっていく。
冬国隊長「やったのか…?」
確認しに行った兵士が
「隊長!いません!何処にも…」
兵士がそう言ったのを聞き、脳で認識して、反応を出すより、早く確認に行った兵士が血を吹き出し、倒れる。
サマー「なっ!」
サマーはマシンガンを再び、かまえる。
兵士「ぎゃあぁぁ」
吹雪の音以外は静かだった森に兵士の悲鳴が響く。
冬国隊長「どうしたぁ」
サマーや冬国隊長は勿論のこと周りにいた兵士たちも状況を飲み込めない。
サマー「!!」
木が次々に大きな音をたて、倒れていく。
ドシャンァァ
冬国隊長「なっなんだ…」
兵士「ぐわぁ」
兵士「ぐっは」
兵士「てっ…」
兵士たちも次に次にと倒れていく。
サマー「隊列を組め!隊列だぁ!全滅するぞ!」
冬国隊長「来い!」
多くの兵士たちが倒れていく中、サマーたちは円陣を組む。
サマー「来い…」
>> 377
サマーは、じっと前を見据え、耳に神経を集中させる。
ザクッ シュン
サマー「こっちだ!」
サマーは音が聞こえる方に振り向き構えた。しかし、雷のスピードは早く、円陣を組んでいる兵士は音もなく崩れ去っていく…
バババババババ…
雷「お前らの力はそんなものか!」
兵士「がはっ!」
バババババババ…
兵士「ぐっ!」
兵士「ぎっ…!」
辺りは雪で白いはずなのに、赤く染まっていく。
ビュ~~ッ
猛吹雪の中、残ったのは、いつの間にかサマーと冬国隊長のみとなっていた。
冬国隊長「そんな、馬鹿なっ!」
サマー「これほどまでの剣の使い手とは!」
雷「…。」
赤く染まった地面は、もう銀世界へとかわっていた。
>> 379
サマー「っ…(汗)」
これぼどまでの男だとは
サマーと冬国隊長は全く動けない。もし、少しでも動こうものなら、自分たちはそこらのハエのように簡単に殺されるだろう。そんな考えが頭から離れない。
冬国隊長「ぅ…(汗)」
二人の汗は尋常ではない。
⑫「…」
雷は二人を見下しながら、近づいてくる。
ザッ
サマー「…」
殺される…これは予想ではなく…必然…こうも力が違うもの同士の上ではやりあうと言う言葉は成り立たない。殺られるのみ…殺られるのみなのだ。
ザッザ
雷は近づいてくる。
逃げだしたい。ここから早く…だが、動けば死が待っているだろう。
ザッザッザ
サマーと冬国隊長、先に恐怖に飲まれたのは冬国隊長だった。
冬国隊長「ひっ…ひぃぃぃ」
冬国隊長は悲鳴を上げ、逃げていく。
サマー「た…」
呼び止めようとしたが遅かった。
⑫「ふっ」
一筋の光が放たれる。
冬国隊長は白い雪を赤く染めながら、倒れていく。
サマー「…」
⑫「お前も逃げるがいい…」
一瞬の沈黙の後
サマー「!!」
サマーはマシンガンの引金を引く。
⑫「終わりか?」
サマー「化物め…人間なのか…本当に…」
サマーは撃ち切った。マシンガンを捨て、剣をかまえる。
サマー「私は!夏の国、国王サマー!!いざ!」
サマーは雷に斬りかかる。
サマー「はっぁ!!」
サマーの剣は雷をとらえることは出来ずに宙を斬る。
ブシュ
⑫「…」
雷の長剣はサマーの腕を貫く。
サマー「ぐわぁあ…」
サマーは腕を押さえ、倒れ込んでしまう。
⑫「この…シーラ星は変わった奴が多いな…」
サマー「っ…??」
腕を押さえながらも、雷を睨んでいる。
⑫「その目だ…死(雷)を目の前にして…戦おうとする…昨日のあの男(凱)もそうだった…長くそんな奴らとは出会わなかったが…」
サマー「長話は嫌いだ…」
サマーは太股の短剣(ナイフ)を素早く手に取り、雷の足を
ブシュ
サマー「がぁ…」
⑫「おっと…危ない…」
無事だった腕も刺さされ、短剣を落とす。
サマー「ぐっ…」
両腕を刺された激痛に耐えながら、体を起こす。
サマー「はぁはぁ…」
⑫「まだ…立つか」
両腕から血を流しながらも、まだ目は死んではいない。
⑫「次は…足だな」
サマー「ふっ。まだ二本もあるぜ」
⑫「…」
>> 380
サマー「あぁぁ!!」
無謀にも武器も持たぬ、持てないのだが、サマーは雷に向かっていく。
⑫「お前のその強さ(意思)…」
雷は剣をかまえる。凄まじいオーラが雷を包む。
⑫「私も最高の技で答えよう…」
サマー「あぁぁ!!」
サマーは全く怯むこと無く、走ってくる。
⑫「星剣突き…雷星」
雷の剣が光る。
サマーは思っていた。世界最強の男を本気にさせたのだから、私の死も無駄ではないのかもしれないと。
雷の正面の森・雪は吹き飛んで、地面が剥き出しになっている。
⑫「魔法か…」
サマーの姿は無い。
⑫「…」
ドドドド
兵士「行け行けぇ!!」
兵士「こっちだ!早くしろぉ!」
大勢の兵士たちの声が聞こえてくる。
カチャ
剣を鞘に戻す。
⑫「…大事になってきたか」
雷はマントをひるがえし、吹雪の中に消えていった。
マリーン「気がつきましたか?王?」
サマー「はっ!」
サマーはベッドから飛び起きる。
マリーン「あら?驚いているようね(笑)…ふふ。無理もないわ。」
周りを見渡す。どうやら、冬国の王宮のようだ。
サマー「私は…死んだんですか?」
マリーン「ふふ…面白いお人」
マリーンは何も答えてくれない。
サマー「う…」
長老「起きられたか!サマー殿!」
サマー「長老殿…」
長老「いやぁ良かった良かった…隊長に続けて、サマー殿まで失ってはのう。だが…もう少し、遅ければ死んでいましたぞ…」
サマー「長老殿が?助けて下さったんですか?」
長老は手に持っている杖の頭をさする。
長老「いやいや…わしも魔法使いは、魔法使いじゃが…あれほど遠い位置にいる貴方を移動魔法で助けるなんぞ…神業的なことは…わしの力(魔力)では無理じゃよ(笑)」
サマーはマリーンの方を見る。
サマー「大賢者様…感謝いたします」
マリーンは部屋の花瓶の水をいれかえながら
マリーン「ふふ…いいのよ」
はっ!サマーは思いだした…
サマー「雷…雷は!どうしたのですか!」
長老「心配いらんよ…奴はマリーン様の幻惑の魔法で、この国には来れまいて…いや森を抜けるのも厳しいかものう」
サマー「…そそうですか」
サマーは包帯が巻かれた腕を見る。あの傷からしては余り痛くないし、少しは動く。
サマー「?」
サマーが腕を回したりしているのを見て長老が
>> 381
長老「すまんのぅ…私の魔力では…完全に治せんだ」
サマー「十分ですよ。長老殿…有難うございます。」
長老「雷の剣は魔力に似た力があるようじゃ…その傷はただの切り傷ではなかった…じゃが心配するな傷と同じく、時間が癒してくれようぞ」
サマー「…」
サマーは改めて、二人に頭を下げた。
サマー「大賢者様…少し顔色が悪いように見えますが…もしや私のようなものを助けるのにお力を…」
マリーン「いえ…心配しなさらないで下さい…」
マリーンはそう言うと逃げるように部屋を出ていく。
サマー「大賢者様…」
長老「マリーン殿は…もともと塔の移動で大半の力を使っていたのに…雷を国に近づけまいと強力な幻惑魔法をお使いになられた…」
サマー「…」
長老「正面から対決したから、よくお分かりでしょうが…雷は強い…彼に魔法をかけようとおもえば…並大抵のことではありません…」
サマー「大賢者様はどうなるのですか!」
サマーの質問に長老は直ぐに答えない
長老「貴方たちが戦っいるのは…雷だと…直ぐに分かりました。国にいる魔法使い全員を集め、雷に魔法をかけようとしましたが…彼は我々の魔法を簡単に…」
サマー「どうなるのですか?長老!」
長老「…」
長老「マリーン殿は…魔力を使い果してしまわれた…魔法使いにとって…魔力は命…それを使い果たしてしまったとなれば…そう長くは…」
サマー「魔力は…回復しないのですか」
長老「普通は休めば魔力は回復するものじゃが…底の底まで、使われてしまった…我々(エルフの魔法使いたち)の力では助けることは出来ん」
サマー「我々?なら!助ける方法はあるんですか!」
長老「ないこともないが…無理じゃよ…マリーン殿と同じぐらい…いや以上の力を持った魔法使いなら助けることは出来る。」
サマー「大賢者様以上の魔法使いなど…」
長老「…」
サマー「う?」
何かそとで兵士たちが叫んでいるのが聞こえる。
長老「何ごとじゃ?」
サマー「外へ」
二人は部屋を出る。
兵士の声はまだはっきり聞こえないが、何を叫んでいるのかは廊下の窓を見ればわかった。
サマー「雪が…」
兵士『雪が止んだぞ!連合軍が来るぞ!』
長老「うむ…」
サマー「…悪いことは続くな」
兵士「戦闘態勢をとれ!いつ来るかわからんぞ!」
兵士「寝てる奴も起きろ!」
兵士「準備だ準備しろ!」
>> 382
そのころ、セレナたちは全速力でシーラ星を目指していた。そして、その後ろから、少し遅れ、竜王やハーク率いる主力竜人艦隊が追いかけている。
そんな、シーラ星の人々を助けようと必死になっているセレナたちの思いを砕くように連合軍の本地(シーラ星での連合軍停泊地)に動きがみえ始める。
連合軍兵士「将校殿…雪が止みました」
二人の将校はゆっくり椅子から立ち上がる。
将校「そうか全軍…」
兵士「…」
将校「冬の国に出撃!!」
兵士「はっ!!」
兵士は命令を受けると慌てて部屋を出ていく。
将校二人は大きなガラスごしに見える景色を見ながら
将校「ふふ…私たちにも運が向いてきたな」
将校「うむ…エルフどもは冬の国に集まっている…わざわざ探して殺す手間が省けたな」
将校「雪が止み…艦隊を送ることが出来るようになった今…冬の国のエルフ、残党など殲滅するのに半日もいらんわ」
将校「いざ」
ゴッオオオオ
将校が乗っている戦艦も、ゆっくり動き始めた。
連合軍の停泊していた多くの戦艦は冬国を目指し、飛び立ち、おびただしい地上部隊も進行しはじめる。
連合軍の艦隊は地上部隊の進行に合わせてた速度で飛んでいる。空を埋め尽くす大艦隊、進行するだけで大地を揺らす大地上部隊。
世界最大の連合軍、その主力部隊の雷部隊の全隊が今、冬の国に向かうとしていた。
>> 383
暗い地下迷宮を歩いて行く。クリスたち。
歩く度に段々明るくなっていく。
デビル「もうすぐだ…」
⑦「ふぅ。暗い所は苦手だぜ(汗)」
凱は額を拭う。
⑤「あっ!出口が見えてきた!」
セロが指さす先には強い光が見える。
デビル「外に出るなんて…11103年ぶりだ」
①「さぁ早く行きましょう!」
三人は地下迷宮を無事出る。出口には長老と兵士が数人いた。
長老「おぉ~来たぞ」
クリスは外の光の眩しさに、手で目をかばいながら
①「長老…お待たせしました」
⑦「眩しいぜ…くっ」
「ガイ ツウシン セイジョウニナッタヨ」
⑤「っ…」
デビルはと言うと出口の前から中々出てこない。
長老「して。何があった?」
①「わかりません」
長老「なっ…持ってきたのではないのか?」
兵士たちもどよめく。
①「そのかわりと言うのもなんですが…彼らが力を貸してくださるようです」
クリスは暗闇に隠れて出て来ないデビルの方を見る。
⑤「デビル??どうしたの?」
⑦「早く出て来いよ!何してんだ?」
長老「誰じゃ?」
兵士「??」
①「どうかしたの?」
デビル「いや…え~と…なんせ…11103年ぶりだからさ…光が」
凱とセロは中々出てこないデビルに痺れを切らし、無理矢理引っ張り出す。
デビル「なっ」
デビルは勢いよく暗闇から光の世界に11103年ぶりに出てきた。
長老「な…な…」
兵士「うわぁ」
長老や兵士たちはデビルの奇妙な体に驚きを隠せない。
デビル「ぎゃあぁぁ~死ぬ死ぬ」
デビルは床を転がり回っている。
⑦「何してんだ?こいつは?」
⑤「大丈夫!大丈夫!」
セロは小さな体のデビルを抱え上げる。
デビル「う?俺の体溶けてないかい?」
⑤「溶けてない。溶けてない(笑)」
デビル「よかったぁ(泣)」
①「デビルたら」
⑦「ハッハハ」
ぽか~んとしている長老たちに気づいたクリスは長老に近づいていく。
長老「話してくれるかのう」
①「ええ」
クリスは自分たちが地下で見つけた扉や珍獣族などの話を一部始終話した。
長老「ふむ…わしも知らんだのう…珍獣族が地下にいたとは」
長老「で!珍獣族、王がその人と言うわけか」
クリスは頷く。
長老「わしも話さねばならんことがある…ここでいつまで立っているのもなんじゃ、皆、こちらへ…」
①「はい」
- << 386 デビルは兵士が持ってきた料理を食べながら、話す。口からは食べかすが飛んでいる。 デビル「あ?仲間の数?わかんないなぁ…あいつらかってにどっかいくし、分裂して増える奴もいるしね」 デビルは凄まじい早さで出された料理を食べほすと兵士におかわりを要求する。 デビル「あっ大盛りでね」 兵士「はぁ」 長老「うっ…」 秋国隊長「珍獣族をあてにしてては我らは死ぬだけですぞ」 春国代表「そうですよ」 サマー「確かに…私も珍獣族を馬鹿にするつもりはないが…珍獣族の力を借りようが連合軍は圧倒的な数だ。我々もなんらかの策を練らねば」 ⑤「いい策あるの?」 サマー「…」 ①「竜人艦隊が間に合えばよいのですが」 ⑦「あのよ!連合軍は圧倒的な有利な立場で油断している。だから、なんの警戒もせずに全軍真っ直ぐ向かってきている。そこを突くべきだぜ」 おかわりしているデビル以外の一同は凱を見る。 ⑦「ここにいる兵力は連合軍の10分の1もいない…勝つことは無理だろうけど…竜人部隊が来るまでの半日たらず…耐えれば勝機はある!」 ⑤「どうやって?」 ⑦「敵をかく乱させる。幸い魔法使いは多い…そして、いたるところに伏兵を隠す。また幸い国の周りは森、伏兵を隠すところは山ほどあるぜ」 サマー「う~…伏兵と魔法使いの力で連合軍の進行をかく乱さすることは多少は出来るかもしれないが、何時間も持たないぞ…なんせ、あの数だ」 ⑦「それは俺に任せてくれいいかく乱作戦がある」 凱は作戦を話す ⑤「凱!いつから、そんなに偉くなったの!凄いじゃん!」 ⑦「まぁな!実力よ!」 シャドー「ジブンノ テガラニシテサ オレガイッタノニ」 ⑦「黙っとけ…今度新しいバッテリー買ってやるから(小声)」 シャドー「ナンカ キニクワナイィ」 サマー「それならいけそうだ!直ぐに兵(伏兵)の準備をしよう」 長老「わしはかりだせる魔法使いを出来るだけ集めようぞ」 秋国隊長「私も」 ①「セロ!私たちも皆さんのお手伝いを」 ⑤「了解ぃ~」 一同は部屋を出ていく。 ひたすら食べているデビルを残して デビル「おかわりね!」 兵士「はぁ」 兵士とデビルのやり取りは無限ループのようだ。
>> 384
クリスたちは慌ただしい会議室にいた。会議室は人の出入りが激しい。
長老「…なんじゃ」
①「そうですか…」
⑦「また…雷かよ」
⑤「今は雷の事より、連合軍だろう問題は」
⑦「確かにな」
凱はブレスレットに何か言う。
凱は頷いたり、怒ったりしている。はたから見れば変人だ。
①「ななにしてるの?凱?」
クリスは少し、ひきぎみで凱に尋ねる
⑦「おっと…すまんすまん…このブレスレットは俺様の船のAIと繋がっててな!今、連合軍の位置を聞いてたとこよ」
①「なんだ~そうなの《てっきり…》」
サマー「私はてっきり頭がおかしくなったと思った」
⑤「同感」
⑦「なんだと!!」
凱は暴れだす。
サマー「待て待て!見ろこの腕!私は怪我人だぞ!痛て」
⑤「痛い痛い!参った参ったって!」
⑦「許さん!ガァ!」
長老「やれやれ…こんな一大事に…」
①「すいません」
クリスは三人を睨む。
⑤⑦サマー「うっ」
三人はクリスに気づくと静かになった。
デビル「おかわりくんない?」
兵士「はぁ」
デビル「次はアップルジュースね」
デビルはジュースをもう15杯もおかわりしている。ジュースを持ってくる兵士もいい加減嫌そうだ。
①「凱?AIに聞いたんでしょ?連合軍の位置?」
⑦「あぁ。連合軍は冬の国に真っ直ぐ進んできているってよ!あと2時間もかからないだろうってよ」
シャドー「ダカラ 1:52.35ダヨ」
⑦「うるせぇ」
シャドーの声はブレスレットをつけている凱以外には聞こえない。
⑤「やっぱ…」
やっぱ変人だと思うセロであった。
秋国隊長「しかし…どうします」
長老「うむ…」
春国代表「大賢者様もお力を使い果され、冬国隊長まで亡くなられた今…」
サマー「しかし、私たちには新たな力(仲間)を得た」
一同はひたすら、ジュースを飲んでいるデビルを見る。
デビル「そうそう!俺らがいれば百人力さ!うめぇ!地下じゃ泥水しかなかったもんでね」
デビルはまたおかわりする。
長老「見たところ…珍獣族の王…いや珍獣王と言わせてもらってよろしいか?」
デビル「いいよ!珍獣王でさ」
デビルは何か食い物はないかと兵士に尋ねている。
長老「珍獣王。見たところお一人のようだが…お仲間は何人ぐらいいらっしゃるのですか?敵は星の数ほどいますぞ」
>> 384
暗い地下迷宮を歩いて行く。クリスたち。
歩く度に段々明るくなっていく。
デビル「もうすぐだ…」
⑦「ふぅ。暗い所は苦手だぜ(汗)」
…
デビルは兵士が持ってきた料理を食べながら、話す。口からは食べかすが飛んでいる。
デビル「あ?仲間の数?わかんないなぁ…あいつらかってにどっかいくし、分裂して増える奴もいるしね」
デビルは凄まじい早さで出された料理を食べほすと兵士におかわりを要求する。
デビル「あっ大盛りでね」
兵士「はぁ」
長老「うっ…」
秋国隊長「珍獣族をあてにしてては我らは死ぬだけですぞ」
春国代表「そうですよ」
サマー「確かに…私も珍獣族を馬鹿にするつもりはないが…珍獣族の力を借りようが連合軍は圧倒的な数だ。我々もなんらかの策を練らねば」
⑤「いい策あるの?」
サマー「…」
①「竜人艦隊が間に合えばよいのですが」
⑦「あのよ!連合軍は圧倒的な有利な立場で油断している。だから、なんの警戒もせずに全軍真っ直ぐ向かってきている。そこを突くべきだぜ」
おかわりしているデビル以外の一同は凱を見る。
⑦「ここにいる兵力は連合軍の10分の1もいない…勝つことは無理だろうけど…竜人部隊が来るまでの半日たらず…耐えれば勝機はある!」
⑤「どうやって?」
⑦「敵をかく乱させる。幸い魔法使いは多い…そして、いたるところに伏兵を隠す。また幸い国の周りは森、伏兵を隠すところは山ほどあるぜ」
サマー「う~…伏兵と魔法使いの力で連合軍の進行をかく乱さすることは多少は出来るかもしれないが、何時間も持たないぞ…なんせ、あの数だ」
⑦「それは俺に任せてくれいいかく乱作戦がある」
凱は作戦を話す
⑤「凱!いつから、そんなに偉くなったの!凄いじゃん!」
⑦「まぁな!実力よ!」
シャドー「ジブンノ テガラニシテサ オレガイッタノニ」
⑦「黙っとけ…今度新しいバッテリー買ってやるから(小声)」
シャドー「ナンカ キニクワナイィ」
サマー「それならいけそうだ!直ぐに兵(伏兵)の準備をしよう」
長老「わしはかりだせる魔法使いを出来るだけ集めようぞ」
秋国隊長「私も」
①「セロ!私たちも皆さんのお手伝いを」
⑤「了解ぃ~」
一同は部屋を出ていく。
ひたすら食べているデビルを残して
デビル「おかわりね!」
兵士「はぁ」
兵士とデビルのやり取りは無限ループのようだ。
>> 386
シーラ星から、遠く離れた。
宇宙の彼方…
そこにピンタ星雲がある。
ピンタ星雲は108つの小惑星(この場合の小惑星は人・生物が住めるもの)、7つ中惑星、シーラ星やイース星、ダンテスティン星とほぼ同サイズのウマンダ星からなる星雲。
ピンタ星雲はウマンダ星と中惑星を勢力下におく【政府軍】と小惑星を領星とおく【宇宙海賊】の2大勢力の争いが絶えない。
この2大勢力の争いは永きに渡る。だが最近は【連合軍】という世界征服を企む、フラク星雲の巨大勢力が両者の中にわって入ってきたため、もともと混乱(戦争絶えない世)していたピンタ星雲はさらなる混乱下に陥っていた。
実質的には今は【政府軍】【宇宙海賊】【連合軍】の三大勢力の争いになっていた。
そんな戦乱の世のピンタ星雲。
ピンタ星雲ウマンダ星。
政府軍の領星であるウマンダ星はどの町にも政府軍の戦艦がいたるところに見ることが出来る。基地の数も半端がないほど多い。
常に戦争をしていた惑星だけあって兵器も他の惑星とは比べものにならないぐらい発展している。町は近代的だ。そんな近代的なウマンダ星の首都に大きな寺がある。
その寺こそ絶種族に登録されている。狐人の寺。ウマンダ星の人々から狐人は神様のようにたたえられている。
寺は立派な作りで、金・銀で装飾され、この世のものとは思えないほど美しい建物だ。
寺の奥の奥の部屋。豪華な部屋で一面は金で出来ている。
そんな寺の一番奥の金の部屋に一人の着物をきた狐人がいた。
その狐人は尻尾が9本生えている。
⑰「ふぁあ」
この狐人こそ、狐族の長フォックス。彼は世界が生まれる以前に生まれ、世界を見守る男。どちらかと言えば神に近いのかもしれない。
⑰フォックス:「お前は…いつも嵐の前にくるのぅ」
フォックスは金の部屋の中央にある泉に話しかける。
ゴボゴボ
「今度は世界を揺らすだけではすまんでしょう…」
泉の中から男が出てくる。
⑰「そうかぁ…はぁあ」
大きな欠伸をしながら、フォックスは手に持っている扇子を開いたり、閉じたりしている。
覇「私と一緒に魔法老のところにいかれるか??」
⑰「遠慮じゃ!わしゃ眠いんじゃ…はぁあ」
覇「そうですか…狐人の長…」
覇は軽く頭を下げると泉の中に戻っていった。
⑰「わからん男だ…異次元の魔物よ…貴様はいったい誰の味方なんじゃろうな…」
⑰「はぁあ」
>> 387
冬の国では連合軍の攻撃に備え、兵士たちが慌ただしく動いている。
兵士「隊長~!非戦闘員(民間人)は塔(秋の国の)に避難完了しました!」
秋国隊長「よし!お前たちも持ち場につけ!」
兵士「はっ!!」
冬の国の周りを囲っている防御壁に兵士たちが武器をかまえ、待機する。
秋国隊長「長老…配備完了しました」
長老「うむ…」
長老、秋国隊長や兵士たちは敵が向かってきている方を見つめる。
秋国隊長「もし…作戦が失敗し…竜人部隊が間に合わず、連合軍がここまで来たら…闘いにもならないでしょう…」
秋国隊長は数も減り、疲れきっている兵士たちを見渡す。
長老「隊長殿…作戦は…きっとうまくいくだろう…わしらは皆を信じて待つだけじゃ」
秋国隊長「…」
そのころ、冬の国から数十km離れた森の中にクリスたちはいた。
サマー「兵は全員集まったか?」
兵士「はっ」
⑤「んじゃ~作戦開始といこうよ」
⑦「そうだな」
クリスは集まっている兵士たちを見渡し
①「少なくないか…これでは作戦に支障が出ると思うけど」
サマー「すまん…これが集められる限界だ。国の防衛にも兵士がいる…」
①「…」
⑦「大丈夫だって…シャドーもなんとか…あっ…俺が考えるにこの人数でもどうにかなるぜ」
①「それならいいが」
サマー「よし!では…」
サマーが合図を送ると兵士たちは予め聞いていた指示通りに動き始めた。ちりじりに森の中に消えていく。
⑤「俺らもいこうよ」
サマー「あぁ」
⑦「じゃあ…二人一組で行動しよう」
①「ええ」
サマー「では…」
簡単なくじを作り、全員がひいた結果
サマー「では…私と凱が一緒に行動する」
⑤「俺とクリスね」
①「行くぞ!セロ!」
クリスは早々と歩いていく。
⑤「まってぇ」
セロも慌てて、後を追う。
⑦「俺らも行くか!」
サマー「あぁ!だが…一つ言っておくが、へまはするなよ」
⑦「馬鹿。するわけねぇじゃねぇか!俺がこの作戦を考え…」
サマーは凱の腕を指さす。
サマー「そのブレスレットの指示を聞くのに必死になって周りが見えなくならないようにな…と言いいたいんだよ…さぁ行こうか」
サマーは走りだす。
⑦「なっ…気づいてたの…」
凱は顔を赤くし、サマーの後に続く。
>> 388
新カズ
連合軍兵「進めぇ~!!」
「もたもたするなぁ!!」
連合軍の兵士たちは森の中を真っ直ぐに進んで行く。
ゴオオオオオ
地上部隊の上には星の数ほどの艦隊が飛んでいる。
ガガガガガガ
戦車などの重機は吹雪が止んだと言っても、積もっている雪に足を奪われ中々早くは進めていないようだ。
そんな連合軍の大軍が通り過ぎていくのを木の上から、冬の国の兵士たちが見ていた。
冬兵「なんて…数だ…予想以上の兵だ」
冬国の兵士たちは無線を使いやり取りしている。
冬兵「今更何を驚いてるんだ…さぁ…仕事だ」
冬兵「あ~あ、すまん」
冬国の兵士たちは敵の中から何かを探しているようだ。
冬兵「おい!見つけた見つけたぞ!」
冬兵「こっちも一人見つけた…」
冬兵「こっちもだ…よし…作戦実行まで、五分切ったぞ」
冬兵「了解…こちらも見つけた」
冬国の兵士たちは各々見つけた連合軍の通信兵を見つめる。
彼らの装備は冬国兵士の物では無い。敵の装備…そう連合軍の鎧を身につけている。
そんな前線担当の冬国兵士たちより、少し離れた森の中に春・夏国の兵士たちがいた。
「よし…火をつけろ」
「はっ!!」
兵士たちは集めた木材・油に一斉に火を付ける。
「こちら…A班!!作戦実行開始…」
『《サマー》:了解…煙を確認した!C班と合流してくれ』
「了解」
「撤収!撤収!」
兵士たちは火をつけ終わると早々と森の中に消えていく。
サマー「よし…B班から連絡がありしだい…行くか」
⑦「おう…しゃあ!久々に暴れるか!」
サマー「ふっ…久々ねぇ…」
森のいたるところから煙が上がっている。
①「煙が大きくなってきたな…」
⑤「そろそろ…って、訳ね」
ガッガ
クリスが持つ無線から声が聞こえる。
①「さぁ!行くよ!」
⑤「へ~い」
>> 389
冬国のあちこちで煙りが上がり段々と視界が悪くなっていく。
連合軍艦隊のスクリーンの映像には、煙りしか映らなくなっていた。
将校「ええい、どうなっている!何も、見えぬではないか!」
兵士「はっ!エルフ達が、木に火を放った模様です。」
将校「ふん!エルフめ、こざかしい真似を…。」
「我が、無線連絡隊は何をしておる。」
兵士「それが…何故か10分程前から連絡が取れずにいます。」
将校「く~っ!この役立たずどもめ!ロボット兵士を送り込め!」
兵士「はっ!」
その頃、煙りに便乗し冬国の連合軍に変装した兵士達は、無線を持っている連合軍の兵士に成り代わっていた。
冬国兵「よし、ほぼ連合軍の連絡隊は制圧した。」
秋国隊長「こちらも、いいぞ!」
春国代表「そろそろ、作戦に移ろう!」
サマー「了解!」
クリス「分かった!」
皆が、戦闘体制に入った。
>> 390
⑦「ようやく、俺様の出番だな!く~っ、ワクワクしてきたぜ!」
サマー「凱、そう慌てるな!お前の作戦だぞ!最も、ブレスレットの声主の作戦だが。」
サマーは、ニヤリと笑った。
⑦「ったくよぉ!その事は、勘弁してくれ!」
凱は、頭を掻きながら呟いた。
サマー「よし、まず地面に仕掛けてある爆弾を全て爆破させ、ライフル隊と魔法隊が遠距離から攻撃!
「その後は、各隊接近戦で頼む!」
全隊『了解!!』
サマー「珍獣王とその仲間の人達は、連合軍の艦隊に乗り移って、船の内部から制圧していただきたい。」
デビル「んっ、これは…どうやって使…うをだ?」
サマー「…。」
デビル「あぁ、分かった。空中の船か、お茶のこさいさいだ!」
サマー「はぁ~っ!」
サマーは、大きくため息をついた。
(珍獣王達は大丈夫か…。)
サマー「凱、用意はいいな!」
⑦「おぅ!お茶のこさいさいだぜ!」
サマーは、また大きくため息をつき頭を抱えた…。
>> 391
各隊『全ての隊は避難しました!』
秋国隊長「遠隔爆弾用~意!!カウント!!」
「3」
「2」
「1」
「爆破!!」
ドゴオオォォッ
森のあちこちで、凄まじい爆音が鳴り響く。
連合軍兵士「うわぁ~っ」
「地面がっ…」
「何だ…」
「ひぃ~っ」
次々と連合軍の兵士が、吹き飛んで行く。
連兵士「エルフ達が罠を…。」
ドゴオオォォッ
秋国隊長「よし、次!ライフル隊と魔法隊攻撃開始!!」
ズキューン
ズキューン
バリバリバリバリ
ズキューン
ズキューン
ゴオォォォッ
連隊長「ええい、怯むな!我々は、これだけの人数がいるんだ!ぐわっ…」
連兵士「ひぃ~っ!」
バリバリバリバリ
「助け…しびれ…」
「ぎゃっ!」
ゴオォォォッ
「…」
「体が凍っ…」
その様子を見ていたデビルも動いた。
デビル「野郎ども、あの船で遊ぶよ!」
「ヘイ!」
「面白そう!」
「うへへっ!」
そう言うと、何百匹もの珍獣達は羽根みたいなものを広げ飛び立った。
>> 392
ガキーン
ズバズバ
ドシュドシュ
①「セロ、大丈夫か!」
キイィーン
⑤「あぁ、何とかね!」
二人は、連合軍ね真っ只中にいた。
①「しかしよく凱は、こんな作戦思いついたな!」
ドシュドシュ
⑤「シャドーのおかげだろ!」
①「なる程、納得だ!」
ガキッ ズバン
……
ズバズバズバズバ
⑦「へくしょい!」
サマー「凱、風邪か?雪で寒いからな。」
⑦「いや、誰かが俺様の噂をしてやがる…。」
ババババババババッ
⑦「こいつは、セロかな!」
ズシャ
連兵士「ぐぎっ!」
「ぎゃあっ」
サマー「大分、連合軍の部隊がバラバラになってきたな!」
⑦「だが、敵さんはまだまだ戦うつもりだぜ。」
サマー「流石は、雷が率いる部隊ということか…。」
ババババババババ
「なるべくなら、早く撤退してくれれば、これ以上無駄な血を流さなくていいのだが…。」
⑦「あぁ、そうだな!」
>> 393
連合軍は煙に覆われ、前後左右から奇襲をかけてくるエルフ軍に四苦八苦していた。
連合軍兵「通信は!」
通信兵「各通信部隊からの通信で、回線が混乱しています!通信不可です!」
エルフたちは通信兵の通信機器を奪い通信を混乱させている。
連合軍は煙の中、通信も不可、エルフの奇襲で立往生していた。
サマー「はっ!」
連合軍兵「ぐわぁ」
⑦「おりゃぁ!!」
煙の中から突然現れるエルフたちに連合軍は次々に倒されていく。
エルフ「サマー殿!通信です!」
エルフ兵は敵と戦っているサマーに無線機を投げる。
サマー「よっ」
サマーは華麗に剣をふり、敵を斬り倒すと無線機をキャッチする。
サマー「こちら!サマー!ぞうぞ!」
『《秋国隊長》:サマー殿…問題が生じた。』
サマー「なんですか?」
サマーは無線機、片手に敵を斬る。
『火がやばくなってきた!これ以上深追いすると我々は火に囲まれるぞ!』
確かに秋国隊長の言う通り、連合軍とエルフ軍との戦火で森に火が燃えうっている。
サマー「しかし…ここで引けば…」
『まだ…悪いことはあるんだ…今戦っている連合軍は…前衛部隊…なんだ』
サマー「なっ…」
サマーの手が止まる。
連合軍兵「はっ!」
連合軍兵もサマーの隙をつき、斬りかかってくる。
カシ~ン
⑦「サマー!何ぼけっとしてんだ!」
凱はサマーに斬りかかってきた兵を薙ぎ倒す。
サマー「あぁ…すまん」
無線機を切る。
⑦「で…なんて?」
サマー「この大部隊は…全部じゃなかった…前衛部隊だ…まだ中衛部隊に後衛部隊が残っているようだ…あと数分もあれば中衛部隊が来るらしい…」
⑦「なっ…この数で三分の一なのか!」
サマー「まだ悪いことはあるぞ!はっ!珍獣族が…今だ来ていない…あと火だ」
サマーは敵を斬り倒す。
⑦「ちっ!」
サマーと凱は大声でエルフ兵に指示を出し、森の中に走っていく。
⑦「ついてねぇ」
サマー「こう簡単に連合軍に勝てたら、今まで苦労してないよ」
サマーは鼻で笑う。
⑦「だな…」
二人は煙の中、一切躊躇せずにすすんでいく。これも魔法使いたちが、かけてくれた帰還の呪文のお陰だ。
迷うことは無い。
>> 394
雷連合艦隊のあちこちの船で、けたたましく警報音が鳴り響く!!
ビー ビー ビー
『「鑑内部に侵入者発見…繰り返す、鑑内部に侵入者発見!!」』
ビー ビー ビー
『「見つけ次第、抹殺せよ!」』
バババババ
連兵「ばっ、化け物!!」
バババババ
「うわ~っ!撃っても効かない…」
バババババ
「ひぃ~っ!こっちへ来るなっ!」
バババババ
「ロボット兵士が、いとも簡単に引き裂かれていく…まだ、死にたくない…」
バババババ
将校「どうした?他の鑑が乱れておるぞ!」
通信兵「はっ!お待ちを!」
『こちら、雷鑑司令部そっちの状況は…』ガッ
13鑑通信兵『うわ~っ!助けて…』ガッ
19鑑通信兵『悪魔が…』ガッ
29鑑通信兵『銃が効きません!ぐはっ…』ガッ
……
通信兵「将校、13艦、19鑑、29鑑…次々と被害報告が…。」
将校「うぬぬっ!一体どうなっているのだ!!」
ドガッ!!!
将校は、怒りに任せ台を叩いた。
?「いや~っ、楽しい!」
?「久しぶりに、遊べる、ぐははっ。」
?「エルフから、食べ物いっぱいくれたからな。」
?「飯分ぐらい、お礼しなくちゃ、ぎゃはは!」
>> 395
将校1「どうなっている…。」
将校2「フッ…貴君の采配が悪いのでは。」
将校1「何を言うか!貴君こそ、地上部隊の教育がなっていない。」
シュイーン
カツコツ カツコツ
将校1・2「…。」
⑫「…。」
ズバッ
将校1「ぐはっ!」
将校2「らっ雷…」
チンッ
ドサッドサッ
⑫「口だけの者は、我が隊にいらぬ。」
他の兵士たちは、震え上がっている。
雷は、将校補佐官に近づいた。
「よし、これからは、お前が指揮を取れ。」
補佐官「はっ!」
雷はマントを翻すと歩きだした。
⑫「おい、いるか。」
?「はっ、ここに!」
どこからともなく声が聞こえる。
⑫「お前は、あの女の幻惑魔法を破ってこい。」
?「御意に…」
フッ
⑫「…。」
カツコツ カツコツ
シュイーン
雷が去った後も重苦しい沈黙が続いた…。
>> 396
雷は船の甲板に立っていた。
⑫「虫ども…が」
ゆっくりと剣を抜く。
こうしている間にも連合軍の大艦隊は珍獣族の攻撃を受け、何隻も撃墜されていく。
⑫「我が剣よ見切れ…流れを死にゆく流れを」
⑫「雷鳴…」
一瞬、空気が変わったと思った時、空を飛んでいた珍獣族、船内に入り暴れていた珍獣が倒れていく。
船外
連合軍兵士「見ろ!化物どもが落ちていくぞ!」
兵士「おぉぉ」
船内
兵士「おい!こいつ…動かなくなったぞ!」
兵士「死んでるぞ!」
兵士「補佐官殿!!報告です!!」
補佐官は今まで将校たちが座っていた椅子に腰をかけている。満足気な表情だ。
補佐官「なんだ…いいことか?悪いことか?」
兵士は補佐官の前で完璧な敬礼をすると
兵士「はっ!いいことであります!!艦を襲っていた化物は突然絶命した模様です。後、地上部隊からの報告ですが、前衛部隊は半滅状態になりましたが、エルフどもが撤退を初めた模様…」
補佐官「そうかそうか!ふふ!いい事は重なるものだな!全部隊に報告しろ!このまま待機し、中衛部隊と後衛部隊が合流次第、前進せよと」
兵士「はっ!!」
空を飛べない珍獣族は冬の国に集まっていた。
デビル「あぁ」
「ゲラゲラ」
「ひっひひ」
珍獣族たちは仲間が落ちていくところを笑いながらみている。
エルフたちはそんな珍獣族を見て、呆れた顔をしている。
「見ろよ~レィクの奴間抜けな顔して落ちてやがる。ガハハハ」
「おいおい!レィクよりガガサハの方が間抜け顔だぜよ!ギヒヒヒ」
デビル「あいつら油断し過ぎ~調子乗りすぎ~かってに行くからこうなるのぉ」
デビルは大柄な珍獣族の肩に乗っている。
「チビ王よぉ。どうすけぇ?」
デビル「まぁ。今は腹を満たさないとねぇ。さぁ中に行こう…」
珍獣族はお互いの顔を見合って
「そうだなぁ」
「食おう食おう!」
「ゲラゲラ」
そんな様子を見ていた一人のエルフは
長老「なんなんじゃ、あいつらは…見た目もかわっとるが…中身も変わっとる」
エルフ兵「長老。奇襲作戦の実行部隊の皆さんが帰ってこられたようです!」
長老「わかった。行こう」
エルフ兵「こちらです」
長老は一度、列を作り笑いながら王宮の中に入っていく珍獣族を見て、肩を落とすと兵士の後についていった。
>> 397
長老は先に帰ってきたサマーと凱に駆け寄る。
長老「お疲れでしょう」
サマー「長老…すいません」
サマー「我らに力が無いばっかりに」
長老「いや…サマー殿。貴方方は頑張られた…なんせ、この人数で前衛部隊をあと少しのところまで追い詰めたのだからのう。」
①「凱!」
⑤「ハァ…やっと着いたよ」
クリスやセロ、兵士たちも続々やって来る。
⑦「クリス、セロ!無事だったか!よかったぜ」
サマー「おぉ、クリスさんにセロさん!よくぞご無事で!」
⑤「いやぁ凄い火だったよ。もう少しで逃げ遅れるところだったし」
①「逃げ遅れそうになったのは…セロ!あんたが遅いからだよ!」
クリスはセロの頭を勢いよく叩く。
⑤「ぐげぇ」
秋国隊長「さぁ、こんな所で立ち話しもなんだ。行こう」
長老「じゃな」
クリスたちは王宮へと足を進める。
今いる国を囲う塀から王宮までは国土の狭い冬国だけあって、十数分でつく。
途中、いたる所で兵士たちを見かけたが皆疲れきった顔をしながらも、強大な敵を向かえうつ準備をしている。
民間人の人たちは王宮の中庭の秋国の塔にいるため国土の狭い冬国でも、各国から来た多くの難民を受けいれることが出来た。
前にもあったが塔は高く立派だが、多くの人達が入るには無理あるように見えるが、魔法の力で中の空間は広げられ、総面積は国一つ分は軽いだろう。
王宮につくとまず目に目に入ってきたものは珍獣族たちの凄まじい食べっぷりだ。
「うめぇ」
「ゲラゲラ!土以外食べてなかったからなぁうめぇのは当たり前だぜ」
⑤「なんだぁ」
⑦「こいつら!闘いもしないで!こんなとこにいやがったのか!」
⑤「まぁまぁ、落ち着いて」
珍獣族が食べている周りは食べかすで一杯だ。
デビル「あっ」
クリスたちに気づいて珍獣族の中からデビルが出てきた。
デビル「やぁやぁ!!元気してたかい?」
①「デビル!!」
デビル「ごめんねぇ…艦隊攻撃しろって言われてたけどさ…今思ったら空飛べる奴あんまりいなかったんだよね。」
秋国隊長「貴様!そんなことは最初に言え!」
秋国隊長は剣を抜こうとしたが隣にいた長老とサマーに止められた。
サマー「隊長!止めて下さい!悪気があったわけでは…」
>> 398
デビル「そうそう!悪気はないよ!忘れてただけ」
秋国隊長「貴様ぁ!仲間が何人死んだと思ってるんだ!もう許せん!」
秋国隊長は長老とサマーをふりほとぎ、デビルに斬りかかる。
カシ~ン
秋国隊長「ぐっぐ…」
デビル「そう、かっかしないでさ」
デビルは黒い体毛を伸ばし、秋国隊長の剣を止めると更に体毛を巻きつけ、簡単に剣を隊長からとりあげてしまった。
秋国隊長「化物が…」
デビル「こんなんじゃ…殺せなぁい」
デビルは剣を手にとるとかぶりつく。
バリバリ
秋国隊長「なっ…なっ」
デビルはあっという間に剣を食べてしまった。
デビル「まだ殺るかい?」
秋国隊長「っ」
①「争いは連合軍だけで結構ですよ隊長…」
秋国隊長「すまん」
デビル「こちらこそ…ごちそうさまです(笑)」
長老「ささぁ…会議室へいきましょうか(汗)」
サマー「えぇ。珍獣王殿もご一緒に」
デビル「あっ…うん」
デビル「皆ちょっと行ってくるね!大人しくしとけよ」
「へ~い。いっらっしゃいチビ王~」
「ゲラゲラ」
「チビ王!迷子になるなよ!ガハハハ」
⑦「こんな変わった奴ら初めてだぜ。斬り気もうせた」
⑤「ユニークはいいことだよ(笑)俺らも行こう。」
会議室
兵士「お集まりのようですね」
兵士はあらためて部屋を見渡す。
兵士「まず連合軍の動きを話したいと思います。」
①「私たちが撤退してから連合軍はすぐに攻めこで、来なかったようですね。もう、あれから一時間たちますし」
兵士「はい。そのようです。情報では連合軍は中衛部隊と後衛部隊と合流してから、進行してくるようです」
⑦「だが…中衛部隊と後衛部隊はどっから現れやがったんだ?あの部隊が全部じゃなかとたのかよ…それが作戦失敗の原因だぜ…ったく」
兵士「それは…中衛部隊と後衛部隊は我らにさとられぬように森の中を移動していたようです。詳しく情報は入ってきていませんが何らかの新機器かと」
秋国隊長「で…連合軍は後どれぐらいで…ここに来る」
兵士「残念ながら後一時間無いかと」
ドゴォオオオ
バガァアアア
⑤「なんだ?」
ドカァアアア
サマー「皆さん!外を見て下さい!」
ドゴォオオオ
>> 399
ドゴォオオオ
長老「森が…」
⑦「あいつら…なんで森を…」
窓から見えるのは連合軍の艦隊が森を爆撃しているところだった。
シャドー「ガイ レンゴウグンハ サッキノヨウナキシュウヲウケナイタメニ モリヲヤイテイルヨウダヨ」
⑦「ちっ」
兵士「連合軍めぇ…我らの森を…くっ」
サマー「なんて酷いことを」
森は火の海になっている。
デビル「まぁ、いいじゃん!森なんてまた生えてくっ…むぐぐ」
デビルはクリスの膝に座っていて、口を塞がれた。
①「《小声》デビル…黙ってて、ややこしくなるから」
デビル「わかったよぉ」
①「皆さん。森が燃えて悲しいのはわかりますが…」
サマー「そうですよ…続きを」
秋国隊長「ふっ…連合軍をどうやって倒すかの話しあいねぇ…戦いにもならんのにか?」
兵士「地上部隊はまだしも艦隊が来たら…対空砲が前の戦いで全滅した今、対空攻撃力はゼロです」
兵士「対空砲どころか大砲も爆薬も銃弾もほとんどない。」
長老「なにより…兵士が少ない」
部屋が静かになった。
沈黙を破ったのは場の空気を読めないセロだった。
⑤「じゃあさ…どうやって戦うのさ?」
秋国隊長「…」
サマー「…」
長老「…」
⑦「…」
①「…」
デビル「《口を塞がれている》むぐぐ」
秋国隊長「私は秋国の兵士の誇りにかけて…最後の一人まで戦う」
サマー「私もそのつもりです。亡くなった兵士たちのために」
長老「この老いぼれも戦うつもりじゃ」
⑦「んじゃ!早いとこ塀んとこまで戻ろうぜ」
サマー「あぁ」
⑤「あっ…俺もいく」
長老・凱・サマー・秋国隊長・セロたちは意気揚々と部屋を出ていく。
兵士「貴方はどうなされますか?」
①「私も戦いますが…マリーン様のことが心配で」
兵士「では案内しましょうか?」
①「いえ、一人で大丈夫です。塔の最上階にいらっしゃるんでしょう?」
兵士「はい。そう聞いています。では私はこれで…」
兵士は長老たちの後を追っていった。
①「行こうか、デビル?」
デビル「え~え!俺も仲間(珍獣族)と一緒に食べたいのにぃ」
①「食べてばっかりだと体に悪いわ」
クリスはデビルを抱えると部屋を出ていった。
- << 401 兵士「ぐっ…」 兵士「貴様は…何者なん…だ…ぐっ…」 ドテ キルト「何者か…闇の暗殺者とでも言っておこうかな…」 キルトは塔を見やげる。 キルト「高いな…」 そう言うと軽い身のこなしで塔の壁を登っていく。 クリスは塔の前まで来た。 兵士「…」 兵士が倒れている。 ①「大丈夫ですか!」 兵士に駆け寄る。 兵士「…ぐっ…う…う」 ①「なんです?」 兵士「う…え」 クリスは塔をみやげる。 ①「アレは…」 古ぼけたフードを被った怪しい奴が塔の壁を登っている。あと少し頂上といったところまで来ているではないか。 デビル「結構高いところまで登ってるね」 ①「大変!アイツ!きっとマリーン様の命を狙ってるのよ」 デビル「ふ~ん」 ①「どうしよう!中から近道の階段を登って行っても間に合わない…」 デビル「クリス~任せなさい」 ①「え?」 サッサササササ クリスが驚いたのもつかの間、クリスは壁を登っていた。 ①「え?え?」 クリスはまだ状況を飲み込めていない。 デビル「やっほぉぉ」 デビルは体毛を長く伸ばして蜘蛛・毛虫の足のように体毛を動かし、クリスを体毛で掴み塔の壁を登っていく。 怪しい奴が最上階の部屋の窓を壊し、中に入っていくが見える。 ①「デビル!もっとスピード上げて!間に合わないわ!」 クリスもやっと状況を飲み込めたようだ。 デビル「ラジャー!」 デビルの足(体毛)の動きが更に早くなる。 キルト「ふぅ~着いたか」 壁登りで疲れた腕をぐるぐる回しながら、部屋を見渡す。 キルト「隠密にやりたかったんだが…」 部屋はとても綺麗で床はガラスのようだ。中央には泉がある。 そして、部屋にはベッドに寝た美しい美女と護衛の兵士に魔法使いたち。 兵士「なっ…」 魔法使い「窓から…」 兵士「侵入者ぁ!」 キルト「ふぅ…やになるな」 兵士の叫び声により、部屋の扉が勢いよく開き、部屋の外の警備兵たちが続々入ってくる。 キルト「やれやれ…」 キルトは不自然なかまえをするが武器は何も持っていない。 兵士「とりおさえろ!」 兵士たちはキルトの周りを取り囲み、じりじりと近寄ってくる。 魔法使い「気をつけろよ」
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