記憶か記録か…ドラマ日記 5

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2022/10/25 17:16(更新日時)

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連ドラの感想、まとめ等

シーズン毎に記録して行くスレです。


基本、連ドラ対象ですが、その他のドラマを取り上げる事もあるかもしれません。

No.3494503 (スレ作成日時)

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No.151

>> 133 (続き) これにはお目付け役としてウーアに送り込まれている平が、政治経験者としての意見を述べ、住民には君達をクビにする権利は無いと諭すと、… 【2022春ドラマ】

「17才の帝国」2話まで終了。

山口の書いた『独裁国家となる危険性/17才の帝国』の記事の影響なのか、ウーア内閣支持率は10%も下がるが、その後、真木は再開発予定地の商店街を視察し、住民の「失われた物は取り戻せない」の言葉に反応して選択肢を5つ作って住民投票に掛けたり、生配信で住民の質問に答えて生い立ちから話す等し、支持率は20%も急上昇。

柔軟性が有って素直なのか、全部計算ずくの行動なのか、読めない怖さを真木には感じる。

そしてラストに画面に映った会話相手のユキは、黒髪ロングで前髪パッツン、セーラー服姿で目は閉じていて、これは…まるで裏番組の小比類巻の妻の様で…。

ソロンにユキをAI化して貰った?

真木くん呼びをしているから、ドラマ的に考えれば中学の同級生とかで、何らかの理由で亡くなっていて、真木が政治に興味を持つきっかけになった人…って所かな。
顔も台詞の声も山田杏奈に似ている様な気がするのだが、となれば真木がサチを補佐官に選んだ、というか、そもそもオンラインサロンで突然話し掛けて来た理由が、『ユキに似ている』からなのでは?と邪推してしまう。

脚本=吉田玲子、脚本協力=鈴木貴昭 演出=西村武五郎

  • << 167 【2022春ドラマ】 「17才の帝国」3話まで終了。 真木の出発点は、7年前の鷲田総理の政治献金未記載問題に端を発する、秘書の白井の一家心中?による、唯一10歳の自分と仲良くしてくれた白井雪の死だった事が分かった今回。 単なる復讐なら随分小さい話になってしまうので、真木はああいう悲劇を無くすには根回し政治、内輪贔屓の従来型政治を断ち切り、AIを活用した透明で民意を即時に反映させる政治に転換する事が必要と考えて応募したのだろうと思いたい。そしてそれが国政に迄波及すれば、ユキの敵討ちにもなるので。 退職勧奨をした公務員との面談に全て立ち会った真木は、皮肉にもAI授業を推進するウーアに来たばかりに、社会科の教師で削減の対象になってしまったサチの母親には謝っていたが、母親が息子のソロンの授業を認めているからウーアに来て良かった、退職に応じると言ってくれたおかげで、下がりっぱなしだった支持率は若干上がる。 そして倒れてしまった真木。真木から何度も間違えて「ユキ」と呼ばれてからは、会議にも出ていなかったサチだが、真木の部屋を訪れ、寝ているのを確認するとあの地下室に行き、雪からの手紙を見付けて「ユキ…」と呟くとAIユキが出現、驚くサチに「私はスノー、17才のユキ」と話し出す。 (姿は山田杏奈で声は別人が入れている) 脚本=吉田玲子、脚本協力=鈴木貴昭 演出=桑野智宏

No.152

>> 134 【2022春ドラマ】 「俺の可愛いはもうすぐ消費期限!?」4話まで終了。 まだ居たおっさん(笑) そうでなくても真田にドキドキ… 【2022春ドラマ】

「俺の可愛いはもうすぐ消費期限!?」5話まで終了。

人気アニメ「ワンブレイド」と夏浪漫のコラボ缶の発案者が、商品開発部時代の真田だと知った丸谷は、スーパーでのイベントを成功させたいと気合いが入るが、店長の発注ミスで入荷していたのは通常缶。
「僕が何とかします」と、鏑木、一ノ瀬と共に駆けずり回るが、商品を集められない。

そんな丸谷が取った手段は、“未来の俺”にどう対処したのか聞く事。でもおっさんは「問題を起こす奴は、その時防いでやってもまた起こす。努力する奴は邪魔をされてもいつか目標を達成する」「お前自身で何とかしろ」と言って去って行く。
どんな経験をして来たのか分からないけど、奥の深い話をするではないか、おっさん。

結局真田の機転で「ワンブレイド」のコスプレで試飲を敢行、可愛い丸谷は大人気で、その写真をアニメの作者本人が“かわいい”とツイートした事から、夏浪漫もバズりイベントは大成功。
真田は発案者だけあって、「ワンブレイド」については誰よりも詳しかったんだろうね。おっさんの言う所の“努力する奴”って事だね。

お礼を言う真田に「好きになっちゃった、俺、真田さんの事…でも分かってる、真田さんは…」皆迄言わせずに丸谷に駆け寄り、スーツの衿を掴んでいきなりキスをする真田。目を真ん丸にしてる丸谷が可愛いかった(笑)

脚本=田辺茂範 演出=飛田一樹

  • << 168 【2022春ドラマ】/簡単投稿 「俺の可愛いはもうすぐ消費期限!?」6話まで終了。  何で自分から丸谷にキスをしたのかが自分でも理解出来ていない真田は、以前にも増して素っ気ない態度を取る様になり、すっかり自信を無くしてしまった丸谷は、これが最後だと思いながらも真田をデートに誘い、OKを貰う。  計画通りにデートは進むが、休出中の一ノ瀬から何度も電話が入り、結局途中で助けに行ってから帰宅すると真田が待っていて、今日絵付けをしたビアカップで乾杯。 真田はキスをした時の事を謝り、「これが好きという感情なんでしょうか?」「そうだと嬉しいな」と言いながら、二度もキスをする丸谷←結論。美男美女のキスは美しい! 脚本=田辺茂範 演出=新城毅彦 >>153 「クロステイル-探偵教室-」7話まで終了。  校長の新偕によると迅平は依頼者に対して親身になり過ぎる事があり、ピアニストとしての未来をメチャクチャにされたという小泉という依頼者に、小田切という男の調査書を渡してしまい、階段から突き落とそうとした小泉が落ちてしまい記憶喪失に。小田切は遺書を残して失踪し、20年が経つので死亡扱いに。  東堂がくれた情報で小泉の家に行く匡達。そこに迅平が現れると藤巻が「やっと見付けた、小田切は俺の父親だ!」  東堂の匡へのメール「本当の敵はすぐ近くにいる」って誰?校長か沢木か? 脚本=福田卓郎 演出=六車俊治

No.153

>> 135 【2022春ドラマ】 「クロステイル-探偵教室-」5話まで終了。 今回は調査報告書の授業で、まずは正しい日本語で書く事が大前提と… 【2022春ドラマ】

「クロステイル-探偵教室-」6話まで終了。

今回は初めて実際の依頼を受けた案件の実地調査。講師の森村(佐野岳)が簡単な案件ばかりで合格させたとして、代表は一番難しいストーカー案件を追試として要求、森村も調査に加わる事を許可する。

依頼者との面談の時点で、無言電話等の被害を訴えている本人のあかり(吉田志織)が、相手に心当たりは無いと言っているのに、同席していた恋人の乾(柾木玲弥)は「あります」って言ってて、もう犯人はこいつだろうと見え見えだったんだけど、今回の主眼は警察でも扱いが難しいストーカー犯罪に対し、探偵だからこそやれる事があるという事に有り、その両方に関わる存在として元警察官の丸川(伊藤正之)を設定し、一度は勇み足をさせるが、最終的には元警察官としての法的知識と逮捕術を生かして、乾を捕まえ警察官に引き渡すという、無理の無い展開で良かったと思う。

残り2話となり、次回はいよいよ元探偵の匡の父親の話になるみたいだ。あの母親が信頼しているのだから、悪徳探偵とは無縁だとは思うのだが、果たしてどんなストーリーが待っているのか?

脚本=吉田真侑子 演出=石井満梨奈

No.154

>> 137 【追記】 【2022春ドラマ】 「マイファミリー」5話まで終了。 娘の心春を温人達の前では心春ちゃんと“ちゃん付け”で呼び、葛… 【2022春ドラマ】

「マイファミリー」6話まで終了。

いやあ、凄いね。面白くてあっという間に終わっちゃう。
ネットの“考察班”と言われる人達の間では、初期の頃から鈴間が怪しいと言われていたのだけど、今回、会社で香菜子が「鈴間さん、ちょっといい?」と部屋に呼び寄せるシーンで、久し振りに名前が呼ばれて流れの中でクローズアップされたので、これはいよいよか?と思ったら、本当に犯人の一人だった。(今のところはお金の運び屋なのは確実だけど、監禁の見張りや交渉のシステムにも関わっているのかは不明。後ろから温人をスタンガンで倒した者が居るので、犯人は最低二人は確定)

温人の家に1億を置いたのには、ああいう意味が有ったのね。犯人の仲間では無いのに、今のまま警察に知らせずに取引の仲介をしていたら、あのお金のせいで法的には仲間にされてしまう可能性がある。
そして犯人は温人に身動きを取らせない為に?、1回1億しか受け取らず総額10億の取引に変更して来た。
犯罪と法律とITに精通してる感じだよね。それでも気が緩んだのか、流石にGPSを付けられる事迄は想定して無かった?

やっぱり東堂夫妻かなあ。鈴間は東堂妻の妹?でももし東堂妻が葛城の前妻なのだとしたら、葛城が友果事件の時にハルカナ社員を調べていれば、直ぐにバレてるよなあ。
ああ、慣れない考察をすると疲れるわ。

脚本=黒岩勉 演出=田中健太

  • << 169 【2022春ドラマ】 「マイファミリー」7話まで終了。 二人目の犯人は東堂で、温人に証拠を出され問い詰められて「俺が誘拐した」と認めた訳だが、温人が見付けた盗聴器をあの場所に仕掛けたのは東堂なのかな?だって鳴沢夫妻は友果が誘拐される迄は、東堂、三輪とは疎遠だった訳だから、東堂は無断侵入でもしない限り仕掛けられない(切羽詰まっていて侵入した可能性もあるけど)。 友果誘拐の半年前に鈴間がハルカナに入社しているので、香菜子のお供で鳴沢家に出入りして…という可能性も有りかも。 で、東堂の動機だけど諸々考えると、まず最初に心春誘拐の犯人から接触が有って、心春は生きていて渡して欲しければ5億の身代金を用意しろと、脅迫されていたのではないか?そこでITに長けている鈴間(義妹と予想)に頼み込み、温人の娘をターゲットにした。 心春事件と友果事件は同一犯ではと言われていて、4話で心春は東堂の娘だと明かされた時に、何故東堂は温人が友果を保護した後に、犯人を一度は追おうとしたのに温人に止められたらあっさり諦めてしまったのかに凄く違和感が有って、あれで東堂、怪しくないか?と思い始めたのよね。だって、心春事件の犯人かもしれないと思っていて、友果も無事保護したのだから、普通は温人が何を言おうが追い掛けるでしょ。でもそこにとどまったのは、誰が金を持って行ったのかを知っていたからとしか。 (続く)

No.155

>> 138 【2022春ドラマ】/簡単投稿 「元彼の遺言状」5話まで終了。 最後に剣持と篠田が、真梨邑と庄司に話をするシーンの演出、4人のテ… 【2022春ドラマ】

「元彼の遺言状」6話まで終了。

黒丑(信玄=望月歩)の勤めるホストクラブ『戦国』のホスト、蘭丸(味方良介)が起こした殺人事件の真相を突き止める話。
今回は先に犯罪を見せて、警察よりも先に黒丑と一緒に現場に到着した剣持が、犯人の母親の依頼を受けて真相に迫って行くという“コロンボ”スタイル。

今までの話に比べたら一捻り有ったし、味方良介、懺悔で真実を知り復讐を果たした神父役の尾上寛之と、味の有る役者を揃えた事で芝居での説得力も増したし、良かったんじゃないかなと思う。

ただ脚本と演出、両方の問題だと思うけど、台詞量が多くて、その中には説明台詞も多々含まれるので、耳から入って頭で処理している時間が長くて、それがドラマに入り込めない要因になっているのかなと。

冒頭、剣持が事件現場にササッと目を走らせるカットが有ったので、コロンボみたいに全てをお見通しだから、蘭丸の母親に「白でも黒でも守ります。嘘を付かない限り」と言ったのかと思ったら、そうでも無かったみたいで(笑)

これは剣持の弁護士としての最初からの信念らしくて、5億の大口契約だったのに息子に嘘を付かれた事を理由に、剣持自ら弁護人を降りてしまうという、今回もその部分では新しいパターンだった。

※あのつっかえ棒ならドアは開くよね(笑)

脚本=小谷暢亮、脚本協力=中園勇也、伊吹一 演出=西岡和宏

  • << 171 【2022春ドラマ】 「元彼の遺言状」7話まで終了。 せっかく前回は良くなって来たなと思ったのに、また以前のやたら登場人物が多くてごちゃごちゃしてて、まとまりの無いドラマに戻っちゃったなあ。 黒丑の太客(高田聖子)の遺産相続トラブルの話は入れる必要が無かったね。 社食脅迫事件も何か焦点ボケしてて分かり難かったので、津々井の痴漢冤罪事件と過去の裁判の関わりだけに絞った方が、面白くて観やすくなっていた様な気がするのだが。 津々井と剣持の丁々発止のやり取りは、このドラマのコメディー部分の見せ場だし、今回の設定も面白かったので、その話+篠田の謎だけでまとめた方が良かったと思うよ。 篠田を追い詰めず、「雑用係ではなくて助手よ」と言ってくれた剣持に少し心を開いて、「殺人犯なんだ」と呟いた篠田。 小笠原家之墓に手を合わせているシーンが有ったので、篠田のせい(過失とか間接的にとか)で、小笠原家の誰かが亡くなったとかの話なのかな。 脚本=杉浦憲明、脚本協力=中園勇也、伊吹一 演出=澤田鎌作

No.156

>> 139 【2022春ドラマ】 「正直不動産」6話まで終了。 サブタイトルの“仕事をする理由”が沢山詰まっていた今回の話。 建築会社… 【2022春ドラマ】

「正直不動産」7話まで終了。

榎本の銀行の顧客、藤崎夫妻(前田吟、中田喜子)の老後プランをどう設定するかの話し合いの席に呼ばれた永瀬。自宅を売却する場合の相場等を説明するが、榎本の本当の目的はリバースモーゲージを勧める事で、それに気付いた永瀬は、メリットしか説明しない榎本に代わってリスクを説明した為に契約は一旦保留に。
永瀬に一矢報いたかったのに足元を掬われて「バカ正直って言うより、正直なバカでは?」と捨て台詞を吐いて去って行く榎本に笑ってしまった。

ミネルヴァ鵤の策略で、過去の自分の顧客からのクレームが相次ぐが、正直過ぎるテクニックの種明かしをして更に相手を激怒させるものの、今回は誠実に相手の希望を聞き入れ、結果的にピンチをチャンスに変えてみせる永瀬。

元々は親のピンチに付け込んだ悪徳不動産屋に騙される寸前に、登坂社長に助けられて感動した事が、登坂の会社に入るきっかけだったという永瀬は、条件だった大学卒業迄に宅建取得もクリアする努力家で、正直で人の痛みも分かる男だった。でもお金の為、登坂に報いる為にもどうしても営業1位を取りたかった永瀬は、客を人だと思わないテクニックを身に付け、平気で嘘を付ける様になっていたのだとか。

今回はそれを月下に淡々と語り、「嘘は付けなくなったんだ」と正直に言うシーンが強く心に残った。

脚本=根本ノンジ 演出=川村泰祐

  • << 172 【2022春ドラマ】 「正直不動産」8話まで終了。 今回は永瀬が地面師に騙され掛ける話。 高井戸のかなりの好物件で、登坂社長は永瀬が信じていいと思う話なら任せると。 でも途中から違和感が拭えなかった永瀬は、不動産ブローカーに転身した桐山に相談。この時の「俺は直ぐに手を引きました。似合わないスーツを着てる人達とは俺は仕事をしたくない」の一言がヒントになり、その後の交渉では“風が吹いて”「地面師ですよね?」と言ってしまった永瀬。 その後、相手のオフィスはもぬけの殻となり、登坂不動産は損失を出さずに済んだ。 まあ相手が近藤公園さんだから、これは怪しいぞって感じだったけど、何でピンと来るかと言ったら、地面師という言葉を広く世間に認識させた、あの事件(あんな大手の積水ハウスが騙されるのか!?とビックリした事件)が有ったから。 登坂社長は元々は財閥系の大手不動産会社に居たけど、止めたのに上司が進めて引っ掛かった地面師詐欺の責任を押し付けられて退職し、自分で起業した事が判明。 社長は今回も気付いていた筈なのに、何故止めなかったのか疑惑については、「お前が信じると言ったから。そもそも私は13年前、お前に賭けた」←深いな。バリバリ稼ぐ永瀬も経営者としては有り難かっただろうけど、今の永瀬こそがあの時に見込んだ有るべき姿なのかもしれないね。 脚本=根本ノンジ 演出=金澤友也

No.157

>> 140 【2022春ドラマ】 「持続可能な恋ですか?」4話まで終了。 冒頭から颯のビューネくん(笑) ヴァネッサは杏花の独立志向を… 【2022春ドラマ】

「持続可能な恋ですか?」5話まで終了。

父・林太郎と明里(井川遥)の仲が深く進展した今回。
亡き妻との思い出を訥々と明里に話せる様になったという事は、彼女の事が林太郎の心を占めて信頼し始めた証拠。
その話を同調しながら聞き、意に反して妻との思い出の大切なストールを失ってしまった林太郎の取り乱す姿を見るや、一緒になって、後には諦めかけた林太郎を鼓舞して必死に探して、頭を下げて迄取り戻してあげた明里を見ていると、やはり林太郎が大切な存在に成り始めているのが伝わって来る。

同じ牛歩でも、杏花と晴太の歩みとはまた違う味わいが有って、林太郎と明里の近付き方には微笑ましさと好感を覚える。

マネジメントの話を断った杏花に、サステナブルフェアの仕切りを頼んだ後、振り返って意味ありげに見詰めるヴァネッサは、やっぱり独立志向を察しているみたいね。変な邪魔をしてくれなきゃいいけど。

杏花は独立、晴太は子持ちと、それぞれ結婚に対して足枷が有ると思っている二人の恋愛は中々進展しないけど、思いあぐねて二人の思い出の場所に辿り着くと、何故か相手がそこに居るというね。
恋愛ドラマの常套手段が使われて、泣き出す杏花にキスする晴太。

ここ迄当て馬の可能性を1ミリも感じさせない颯の存在って何?何か秘密兵器でも持ってるの?

脚本=吉澤智子 演出=土井裕泰

  • << 173 【2022春ドラマ】 「持続可能な恋ですか?」6話まで終了。 颯の会社の学童キャンプへの杏花の参加と、杏花を巡る颯と晴太の恋のせめぎ合い。ドラマとして目先を変えたかったのかもしれないが、色々と粗が目立つ無理筋設定でちょっと引いてしまった。 登録保護者でもない杏花が何故参加出来たのか(職員の颯の身分保証でOK?)とか、暗い肝試しの道を虹朗だけ駆けて戻って行った時に、何で颯と杏花は追い掛けなかったのか(キャンプで単独行動の描写はどうなのよ)とか、杏花と颯が気になって仮病で早退する晴太とか…、自分は面白がれなかったな。 晴太はもう自分の気持ちに蓋は出来ず、「結婚から自由になったお付き合い、ただ好きって付き合うのは駄目ですか?」 この後二人は手を繋いでテントで眠り、翌朝それを知った颯は、帰宅後、家を出て行ってしまう。 当て馬にすらなれなかった颯は、これで終わり?それは無いよね。 今回は林太郎と明里の出番が少なくて残念だったけど、見合い相手とデートをしても何故しっくり行かないのかを、タクシーの中で聞いた林太郎のラジオ番組の発言で気付く明里というシーンが有って、短時間でも印象に残る二人って、やっぱりお強い! 脚本=吉澤智子 演出=山室大輔

No.158

>> 141 【2022春ドラマ】/簡単投稿 「汝の名」6話まで終了。  陶子がいきなり弱々しくなってた。手作りドレッシングと聞いて、あっ、これか… 【2022春ドラマ】

「汝の名」7話まで終了。

「薬の量、間違えたかな」から始まる、久恵の陶子へのやりたい放題のいたぶり。
陶子は言葉が上手く出ず、体も支えが無ければ歩けない様な状態に迄なっていた。
陶子の部屋の外側にプッシュボタン錠を取り付けて、陶子の服を着て陶子に成り済まして、美容室だエステだと豪遊する久恵。
久恵のサイズ(中の人は157㎝)にお直しをしているのだけど、タッパの有る陶子(中の人は171㎝)用に作られた服は、どうにも久恵には似合わない。
これはファッションにど素人の私が見てもそう思うのだから、あのドラマの中の他人の嘲笑という演出も然もありなん。(←いや北乃きいさん、よく演じたわ)

陶子がお漏らしをしてしまった事をきっかけに、オムツをあてがう事にした久恵。安心してエステに行きルンルンで帰宅すると居る筈の陶子が居ない。部屋に行くとプッシュ錠は壊され中は荒れ放題。
キッチンに例のアレを確認しに行き味見をしてみると、中身は水にすり替わっていた。バスルームに行くと鏡にはルージュで“お馬鹿さん🖤”の文字。
やっぱり一枚上手だった陶子。

その頃陶子は恭平と一緒に居た。
久恵がスマホを取り上げていたとしても、陶子が歩けるのならイエ電でいくらでも恭平と連絡を取れたし、家の鍵も中から開けられた訳だ。あの、溜めに溜めた後の“してやったり感”と来たら!

脚本、演出=河原瑶

  • << 174 【2022春ドラマ】 「汝の名」全8話終了。 久恵の「薬の量、間違えたかな」を聞き逃さなかった陶子は、直ぐに久恵の企みを察知し、それからはご飯は少量しか食べない様にして、体力が回復した所でイエ電で恭平に電話をしようとしたが、ケーブルが外されていたので繋ぎに行ったらジャストタイミングで恭平から電話が。機会を窺って恭平に来て貰い、あの薬を水に入れ替えて貰い、その後わざと失禁、オムツにして安心して久恵が外出した日に、恭平が引越屋を連れて来て、陶子はまんまと逃げ果せた。 「まだやる事が有る」と亮介の元には行かなかった陶子。久恵と会って「私達は離れた方がいい」と伝え、自分も悪かったからと久恵を責めなかった陶子。 半年後、久恵は新しい男と幸せに暮らしていたが、クリスマスの日に男は帰って来ず、朝、彼の番号から電話が掛かって来て出たら陶子の声で「お馬鹿さん」。 男に捨てられてボロボロになった苦い過去の有る久恵に、ここまでやるのかって、ちょっと震えた。 ここから亮介とパリで心機一転なのかと思ったら、違うこれじゃない私の幸せはと思う陶子。思い切り本音で罵倒出来る久恵との生活が私の居場所と気付いたのだ。 その頃、目に生気が戻り立ち上がった久恵は「今度は私の番だからね、陶子ちゃん」 終わってみれば、これは狂気を孕んだ女二人の共依存の話だった。 脚本=鈴木裕那 演出=河原瑶

No.159

>> 142 【2022春ドラマ】 「明日、私は誰かのカノジョ」5話まで終了。 光晴に桧山からのLINEを見られてしまった彩。男と会っていたの… 【2022春ドラマ】

「明日、私は誰かのカノジョ」6話まで終了。

彩は雪を誘い飲みに行く。まだ19だからとアルコールは断る雪。彩は一人で喋りまくり、美容外科で会った事も話し「何処を直すの?」気圧された雪は「肌の…痕を…」と本当の事を話し、彩はそれならと経験者としてのアドバイスを真剣にする。「ごめん」とも言わず同情もしない彩に、却って救われたのかもしれない雪は、その後も「付き合って」と言われて一緒に海に行く。
「私初めて海に来ました」
「どんな人生歩んで来たのよ」
ホント、彩と同じ事を思った。ネグレクトの後、どうやって育って大学進学迄辿り着いたの?

リナの友達の萌(箭内夢菜)は、体型が太目で男は寄って来ない。たまに誘って来るのは自分も太目でモテなさそうな男だけ。萌も心の中では毒付いていそうだけど、強く態度には出さずに、常連のバーで飲んで会話を楽しんで発散している。
そのバーに翼(ゆうたろう)が雇われ、イケメンに弱そうなホスト狂いの優愛(齋藤なぎさ)がくっついて来た事で萌と知り合い、優愛は「初めては安いから」と強引に萌を、自分が常連のホストクラブに連れて行く。

萌みたいに男に軽く見られ、否定され続けても気にしない風を装って来た子が、とことん気持ちよくさせてくれるホストと出会ったら、一体どうなってしまうのだろう。

脚本=川原杏奈 演出=近藤幸子

  • << 175 【2022春ドラマ】 「明日、私は誰かのカノジョ」7話まで終了。 そのホストクラブに初めて来た客へのサービスシステムが、分かりやすく描かれていて面白かった。 ホストを特に決められない場合は、次々にホストがやって来て、最後にその中から“送り指名”と言って、店の外まで見送ってくれるホストを指名出来る。当然そのホストは次の来店と指名を狙い、まずは連絡先の交換をして貰い営業に励む。 ここで落ちるかどうかは女性次第、ホスト次第という事か。 代金も割り物飲み放題で初回は3千円、萌が思わず「こんなに安いの?」と口走ってしまう安さ。これがアブナイ罠なんだろうね。次々に来るホストの順番も、きっと考え抜いているんだろうね。 つまらなそうにしていた萌も、手書きの名刺を出して雰囲気が柔らかく話し易い楓(高野洸)とは話が弾み、今は踏みとどまっているけど、何か嫌な事が有ったら会いに行きそうだしハマりそうな予感。 もう既にハルヒ(藤原樹)というホストにハマって、大金を注ぎ込んでいる優愛は、被り指名の女に敵意を示し、なだめる為に今夜部屋に行くよと約束したハルヒが来ないと、LINE攻撃(文面を台詞として読み上げる齋藤なぎさのドスの効いた声にビックリ)、電話攻撃(何度も掛け直す)、やっと来た“店で潰れてた”の返信に「嘘つき!」←=LOVEなーたんとのギャップが凄過ぎる 脚本=三浦希紗 演出=近藤幸子

No.160

>> 141 【2022春ドラマ】/簡単投稿 「汝の名」6話まで終了。  陶子がいきなり弱々しくなってた。手作りドレッシングと聞いて、あっ、これか… 【2022春ドラマ】

「悪女(わる)~働くのがカッコ悪いなんて誰が言った?~」6話まで終了。

最初の頃は、山瀬はオウミの経営者一族の人間なのかなと勘繰っていたのだが、前回だったかな?麻理鈴を本気で好きなんだと知って、あっ、これは違うかなと思い始めたら、今回オウミに入社して麻理鈴の下に付き、「内定を貰ってから社内事情を知りたくてバイトを始めた」と話していたので、やっぱり違うのかなと。

山瀬や同期で小野の下に付いた板倉は、一つの会社に縛られずに、ノウハウを吸収したら転職したり起業したりを目指すZ世代で、オウミでの出世を目指す小野や麻理鈴とは仕事の進め方の感覚が合わず、特に板倉は苛々したり見下したり暴走したりで、これはやっちゃうんだろうなと思っていたらやっぱりだった。
まあ分かり易い極端な話の運びだったからね。「相手の人柄を読め」「最短が最善とは限らない」小野のお説教はごもっとも。

峰岸と田村が狙っているのは、女性管理職を全体の5割にする、麻理鈴が名付けて“JK5”計画。(←これはマジで難しいと思う)
そして社長が倒れたとの一報が!

これはチャンスなのかどうなのか。
そして麻理鈴は一向にワルにはならないのだが、このままタイトル倒れになるの?

脚本=松島瑠璃子 演出=山田信義

  • << 176 【2022春ドラマ】 「悪女(わる)~働くのがカッコ悪いなんて誰が言った?~」7話まで終了。 社長が倒れて命に別状は無いが、社長業への復帰は無理との事で、後継争いは社長の息子で取締役の神山伝弥(野間口徹)と、峰岸が“JK5”実現の約束を取り付けている島田専務(小木茂光)の二人。 伝弥は仕事の実績が無く「僕、人望が無いから」が口癖の男。これでやたら威張りくさっているならドラマによく有る設定なんだけど、この伝弥は少し違っていて、二年目社員の麻理鈴が、他の先輩社員と同じ様に「伝弥さん」呼びをしても全く気にする素振りも見せないし、根が素直でおおらかな坊っちゃんタイプで、麻理鈴や島田派のスパイとして送り込まれた根津(北乃きい)達にも、本音をベラベラ喋ってしまう“いい人”なのだ。 介護事業に真剣に取り組み始めた伝弥に、肩入れし始める麻理鈴と根津。 後継争いで優勢になった島田は、反発を恐れてJK5を一旦白紙にすると言い出した為に、峰岸達は伝弥を担ぐBプランに乗り換えるのだが。 当の伝弥は取材の生放送で、自分は介護事業に専念したいので社長は島田専務にと話し、麻理鈴は島田がJK5を実施する素晴らしい人だと誉めまくり、外堀を埋めてしまう。麻理鈴が初めて“ワル”になった瞬間だったが、次回島田の報復で備品管理室に逆戻りになるらしい。 今回が一番面白かった。 脚本=後藤法子 演出=南雲聖一

No.161

>> 143 【2022春ドラマ】 「ナンバMG5」4話まで終了。 剛の絵を見て納得してしまった部長は復帰を許し、剛は皆の前で「特服は僕なんで… 【2022春ドラマ】

「ナンバMG5」5話まで終了。

このドラマ、演出家は毎回交代しているのだが、脚本家は今回が初交代。そのせいかどうかは知らないが、これ迄のヤンキーの“ツレ”話は後ろに引っ込み、吟子(原菜乃華)が他校の3年生の佐藤淳一(小田将聖)と知り合った事で勉強に目覚め、佐藤が食事をするファミレスで数学を教わる事で帰りが遅くなり、心配した父が問い詰めて吟子は白状、「家に連れて来い」という事になり、吟子はヤンキー嫌いな佐藤が心配で、家に呼ぶならと一つだけ条件を出す。
ここでCMが入り、明けると普通の部屋着で眼鏡を掛けて座っている父と兄の猛(しかも頭は七三分け)で爆笑。ご飯を食べて行けと言われ、出て来た母は金髪ツインテールでまた爆笑。佐藤が「金髪」と言ったら吟子が「アメリカ人なの」で大爆笑。
可愛い娘の為に必死に装う家族が、バカらしくも愛らしくて、笑いながらも結構胸に来る物が有った。

結局佐藤は下調べをしてヤンキー一家だと知っていて来た事が分かる。お金を渡されて塾帰りにファミレスで夕食を取る様に言われている佐藤にとっては、何だかんだ仲の良い羨ましい家族に映ったんだろうなあ。

市松のアタマの陣内(栁俊太郎)と剛のタイマンも有ったけど、こちらはあっさりめに終わった。

脚本=鈴木太一 演出=阿部雅和←ずっとスケジューリング担当で不思議だったのだが、満を持して演出に?

  • << 177 【2022春ドラマ】 「ナンバMG5」6話まで終了。 美術部恒例の写生会に横浜まで遠征した剛達。ここで深雪が「画角に入ってしまうからどいて下さい」と、レディース連中に言いに行った事から、別のヤンキーに絡まれ、仕方なく助けに行って一発で倒す剛に、今度はレディース“横浜魔苦須”の連中が喧嘩を教えて欲しいと。 「言っとくけどな、喧嘩なんかで勝っても人生何も変わんないぞ」 それを偶々近くで聞いてしまった兄の猛は「はあ?」←陣内への対応で何かを感じていたみたいな猛は、これでかなり確信を持ってしまった感じかな。 魔苦須の総長(鈴木ゆうか)の前で、わざとメンバーをボコボコにさせた元カレの光一とその手下の事は、剛と伍代が簡単にボコッて、魔苦須のメンバーは今度こそ解散すると剛や総長に話す。 家庭や学校に居場所が無いから、無い者同士でツルみ、ヤンキーの仲間入りをする。将来を考える時期になっても、仲間と離れるのが怖いし、普通の生活に戻れるのかも不安だから、結局ズルズルと結論を先延ばしにしてしまう。そんな彼らの一面が伝わって来た話だった。 猛は剛と二人だけになり「お前、変わったよなあ」萬中の時のギラつきが無くなったと言うのだ。 「そんな事ねえよ」「そうか悪かったな、俺の考え過ぎだ」 深くは追及しない兄貴の優しさにグッと来た。 脚本=金澤達也、脚本協力=鈴木太一 演出=佐々木敦規

No.162

>> 144 【2022春ドラマ】 「未来への10カウント」5話まで終了。 流石に今回の大場校長のキャラぶれ、一貫性の無さは看過出来ない。 … 【2022春ドラマ】

「未来への10カウント」6話まで終了。

波瑠は史織と美鈴の二役で出ると、オファーの時点で決まっていたのだろうか?何かどうでもいい役だし、甲斐が史織との違いを確かめる方法も気持ち悪いし、言われるままに応じる美鈴という設定も変だし、何か観ていられなかった。

前回、大場校長のキャラ振れの事を書いたら、今回は父親に「ボクシング部には強くなって貰いたいと思ってる」と言い出した。どうやら自分達の強かった時代のボクシング部の事が頭に有って、二十数年振りに再会した桐沢が腑抜けになっていたのが気に入らなかったらしいが、江戸川を監禁していた半グレ4人を、あっという間に倒した姿を見て、あれなら本気を出せばボクシング部を強く出来るかもと思ったらしい。
えー、その為の強引な江戸川失踪事件だったの?手法に付いて行けないわ。

で、校長自ら交渉して決めて来た京明との練習試合。男3女1の計4試合、誰を出すかは「俺とのスパーリングで決める」、からの桐沢との壮絶な一人1分間ずつのスパーリングシーンは、文句無しに良かった、見入ってしまった。

桐沢が西条を選ばないのも、その後に彼が不貞腐れて何か問題を起こすのも見えていたけど、ここから話をどう持って行くかよね。
何か思っていたのとは違うドラマになり掛けているからなあ。

脚本=福田靖 演出=星野和成

  • << 178 【2022春ドラマ】 「未来への10カウント」7話まで終了。 虹郎が演じているから大人だと錯覚してしまうけど、設定では桃介は高1の少年なのよね。育ちも性格も有るけど、やっぱり精神的な幼さを一番感じる。 ボクシングの環境が整って居たなら、大阪に残る選択肢も有ったのに、文句を言いながらも母親にくっついて来たのは、やっぱり愛されたいからでしょ?でも母親も屈折した物から解放されて、気持ちは外へ向きがちで、それも桃介の苛々の元なんだろうね。 イジメを見て見ぬ振りは出来ない正義感は持っていて、でも自分に不利になると分かっていても肝心な事は話さない。それはイジメられていた濱が、更にイジメられる事を危惧したからなのかもしれないが、大場校長が桐沢をたしなめた様に、やはり説明して納得させなかった桐沢を理解出来ず、不信感を持ってしまった事が一番大きかったのかなと思う。 そしてそんな桃介のせいで部活休止に追い込まれ、濱が真実を話した事で部活は再開出来ても、桃介の事は受け入れたくないと強く拒否する玉乃井と水野、西条からボクシングを取り上げたら、それはイジメなのではないか?と冷静に話す友部、ここのせめぎ合いは、どちらの気持ちも分かるし見応えが有った。 で、皆に謝れなかった桃介の脳には小さな動脈瘤が。これでボクシングが出来なくなるなんて。そっちに話を持って行ったか。 脚本=福田靖 演出=河合勇人

No.163

>> 146 【2022春ドラマ】 「花嫁未満エスケープ」6話まで終了。 尚紀「俺、頑張ったじゃん」←それ違う ゆう「結婚する気もない彼氏の… 【2022春ドラマ】

「花嫁未満エスケープ」7話まで終了。

前回『尚紀は堀田から“都合のいい女でいいから宣言”をされて、取り敢えずその気になってしまう訳だが。』というシーンが有ったのだが、結局ゆうが育てていた鉢植えの花が目に入ったらその気が失せて、傷付いたみたいな堀田から「未練たらたらの男なんて私も要らないんで」と捨て台詞を吐かれておしまいに。

対するゆうは、深見程の熱量は無いまま一夜を共にし、このままズルズルでいいのかと考え始めたら深見は鋭く察知、デートをしよう!と公園のボートに乗り、「俺の事を深く知る為の同棲じゃ駄目かな。俺と一緒に暮らそ?」これで陥落したゆうは「うん」と返事。

だけど生活が始まったら「俺の方が早く帰って来たから」と晩御飯を作り、朝は先に起きて洗濯と朝食の用意を済ませている深見に、心理的な圧迫を感じてしまうゆう。
これって尚紀とゆうが同棲を始めた頃の、尚紀の心境と同じなのかな…って、ゆう自身も感じてるみたいで。

同棲の初期段階で相手が自分の事を大切に思い、良かれと思ってやってくれる事に対して、「次は私が(俺が)やるから」とは言えても、「気持ち的に負担になるから交代でやろう」とは、傷付けてしまいそうで中々言いにくい、だけどそこで言えないとそれが当たり前になり、やがてやっていた方の不満に繋がってしまうって事よね。

脚本=桑村さや香 演出=堀江貴大

  • << 179 【2022春ドラマ】 「花嫁未満エスケープ」8話まで終了。 鍵開けておくから荷物取りに来てって、怖っ。 段ボール箱にゆうの私物の他に、あの指輪と手紙まで入れていた尚紀。指輪の刻印で尚紀のあの時の気持ちは十分伝わるのに。手紙は全部自分発信の内容で、尚紀らしいなって思ったけど、あれでも本心を書いて有ったからゆうは泣いちゃったね。 「遅いよ」 捨てられないのは分かるけど、何で深見も使ってるクローゼットに剥き出しでしまうの?バッグに入れておくか、会社のロッカーに置けばいい物を。 洗濯物の件もダブルベッドの件も、あんなにあからさまに心ここに在らずの行動を取ってしまったら、それは深見だって色々感じてしまうよね。 前回、ゆうは家事を何でも先にやってしまう深見を見て、あの頃の尚くんも今の私みたいな思いをしてたのかと気付いたみたいだったけど、今回は、尚紀の面倒を見るのに疲れ果てて逃げ出し、深見と再会した頃の自分と、これからそうなるかもしれない深見を重ねてしまい、心配するゆうに「俺は俺の幸せの為にやってる」と答えた深見は、逆に問い掛ける。 「ゆうの幸せって何?」 ゆうが色々と引き摺っているのは当たり前で、本来なら最初の予定通りにアパートを借りるなり、シェアハウスに入るなりしておけば、こんな風に気を回し、気持ちを探り合う事も無かっただろうに。 脚本=桑村さや香 演出=堀江貴大

No.164

>> 148 (続き) 『姉を取り戻すために突然姿を現したキリヒトは』って書いてあったので、①の可能性が高いのかなと。①+②の可能性も有るけどね。 … 【2022春ドラマ】

「インビジブル」6話まで終了。

前回二択の予想の①で『①キリコの家系はインビジブルが稼業で、キリコは途中で離脱して弟の犯罪を止めたい』って書いたんだけど、やっぱりこっちみたいね。

今回、キリコの志村への告白や種明かしという形で、これ迄伏せられて来た事を一気に吐き出して来た。

曰く、①については父親は犯罪コーディネーターだったけど、殺す対象は法で裁けない悪人だけだった。だけどキリヒトはゲーム感覚で対象をどんどん広げて行き、自分は離脱した。キリヒトは邪魔な父親も殺してしまった。

キリコはキリヒトの犯罪を止めたい、その為には志村の協力が必要で近付いた。

何故志村なのかは、父親がコーディネートした事件の捜査で、いい線迄食い付いて来たのは志村だけで恐れていたから。

キリコがクリミナルズを言い当てていたのは、父親が残した乱数表が有って読み解いていたから。

父親の存在は“必要悪”で、キリヒトは“完全悪”というのがキリコの見解で、“完全悪”を正したいというキリコには哀愁が漂っているけど、“悪”に変わりは無い訳で。

で、ドラマとしてはキリヒトへの警察の内通者は誰か(泰造と見せ掛けて実は酒向さん、キリコ父からの繋がりで今はキリヒトに脅されている…とかでは?)と、キリコが女を見せて来た!と、安野妹危うし!で引っ張るのかな?

脚本=香坂隆史 演出=泉正英

  • << 180 【2022春ドラマ】 「インビジブル」7話まで終了。 もう泰造を内通者っぽく見せるのに汲々としているのが見てとれて、却ってシラケてしまった今回。 キリコの台詞に「キリヒトが勝手な動きをし始めたのが3年前。その時から内通者は関わっていた可能性がある」と有り、それが本当なら『父親の代からの内通者では?』と予想していた酒向さんの線は無いのかな?そうなると桐谷健太?(でも酒向さんもまだ捨て切れない) 今回のクリミナルズの“シノビ”(山田純大)が警護課SPで、志願した志村と対象者を共に警護するという設定は、今迄で一番現実的(このドラマとしてはって意味でね)で面白いなと思ったんだけど、依頼者(水橋研二)がいくらヘビーユーザーの上客とはいえ、何故シノビの殺害のタイミング迄知っているの?キリヒトが教えなければ知っている訳が無いんだから、態々教えたキリヒトはアホなの?って事になる。 あのキリコからの情報が無ければ、無能な捜1では殺人を防げなかった訳だから、シノビを捕まえたって志村凄い捜1凄いとはならずに、インビジブルってこの程度なの?ってなるだけ。 何でこんな設定がOKになるのか意味不明。 で、家族のいない志村にとっての唯一の弱点、安野の妹の東子(大野いと)が“予定通り”キリヒトに捕まり、志村は…キリコは…っていうのが次回なんだけど、予告で見せ過ぎ! 脚本=槌谷健 演出=棚澤孝義

No.165

【2022シーズン枠外ドラマ】

「カナカナ」(NHK・テレパック)脚本=後藤修子 他 出演=眞栄田郷敦、加藤柚凪、前田旺志郎、橋本じゅん、宮崎美子、武田真治 他 ※以下第一週は未出演 白石聖、新川優愛、桐山漣

西森博之の漫画原作。《夜ドラ・月~木15分枠》(1週4話で7週・全28話予定)

家族には恵まれなかった人の心を読める少女・佳奈花(加藤柚凪)と、喧嘩に強い元ヤンキーだけど、今は更正して居酒屋パイセンを営む心が真っ白な青年・日暮正直、通称マサ(眞栄田郷敦)が出会い、佳奈花がこの人ならと側に居る事を望み、それを理解したマサは「佳奈花を渡せ」と迫る佳奈花の叔父の沢田(武田真治)から佳奈花を守り抜き、後にオバチャン(マサの伯母の岩井真実=宮崎美子)から、元々マサが預かる予定になっていた子だよと教えられ、取り敢えず3ヵ月の仮父期間を設定されて、同居する事が決まる迄が描かれた第一週。

眞栄田郷敦、加藤柚凪、前田旺志郎と、役者は期待を裏切らない演技を見せてくれているのだけど、どうもコメディータッチのドラマとしてはテンポが悪くて、イマイチ乗れない。
もっと面白いドラマを想像していたから、ちょっと拍子抜けした。

もう一人のお目当ての白石聖がまだ出て来ていないので、視聴は続けるつもりだが、感想を書くのは今回のみとする。(視聴離脱も有りかも)

脚本=後藤修子 演出=河原瑶

No.166

>> 150 【2022春ドラマ】 「パンドラの果実」4話まで終了。 謎の飛び降り自殺が続いたのは、ジョインというバーチャルリアリティゲームに… 【2022春ドラマ】

「パンドラの果実」5話まで終了。

今回は何故最上が科学者の世界から身を引いたのかが描かれた。

大学の先輩で研究のパートナーだった速水(栗山千明)が街中で倒れ、一瞬で老化して死んだ。その謎を解く過程で、最上が過去の研究で科学の闇を見てしまった、人類が越えてはいけない一線を越えてしまったと、初めて告白する。

偶然の産物だった老化を止めるウイルスの発見。16ヵ月かけて猿に感染させたが、「その先は闇だよ」。老化を防ぐには膨大なエネルギーを必要とし、猿は共食いを始めたのだ。最上は研究室を閉じたが、速水は密かに研究を続け、共食いをしない様にウイルスを変型させる事に成功していたのだが、今度は自分自身のエネルギーを一瞬で使い果たし老化してしまう、研究は失敗だった。

速水のレンタル研究室にはウイルスは残っていなかったが、小比類巻は誰かが人為的に停電を起こし、ウイルスを盗んだのではないかと疑っている。タイミングが良すぎるのだ。
まあ、カーンの所しか無いよね。速水に資金援助をして情報を取っていた可能性も有るしね。

で、ラストに向こう側の歩道を歩く亜美(本仮屋ユイカ)のそっくりさんが。(木曜にキムタクのドラマで観たばっかりの設定で、あっちはシラケたのだが、こっちはどうだろ)

脚本=関久代、福田哲平 演出=羽住英一郎

  • << 183 【2022春ドラマ】 「パンドラの果実」6話まで終了。 今回は謳い文句の『最先端科学が引き起こす怪事件』ではなくて、都市伝説の様な心霊現象を解明する話。 一応、科学犯罪対策室にお門違いの内容のテレビ出演依頼が有り、島崎刑事局長から対策室の宣伝の為に出る様に言われ、仕方なく引き受けるという設定ではあったけど、このドラマに期待しているのはそういう類いの事では無いので少しがっかり。 只の心霊物ドラマとして見れば、被験者になる長谷部を演じるユースケ・サンタマリアの上手さも有って、それなりに面白くは観られたのだけど。 ただ一点、長谷部にだけ見えているらしいポニテの若い女性について、早い段階で最上は、長谷部が見えない誰かと会話をしている事に気付いた感じだったのに、何故「あれ?ハセドン、誰と喋ってるの?」って聞かなかったのだろう。最上の性格なら普通は聞いているよね。 それから土竜の間での録画中に、長谷部がポニテの彼女に「娘に似ている」とか普通に話し掛けていて、映像には長谷部しか映っていないのに、スタッフの誰一人長谷部に「誰と話してるのか」と聞かない不思議。 誰かが確認したら霊が居る事になって、ファンタジーが成立しなくなるからなのかな。 これしか長谷部を立たせるアイディアが浮かばなかったのだとしたら、ユースケが可哀想だわ。 脚本=土城温美、福田哲平 演出=羽住英一郎

No.167

>> 151 【2022春ドラマ】 「17才の帝国」2話まで終了。 山口の書いた『独裁国家となる危険性/17才の帝国』の記事の影響なのか、ウー… 【2022春ドラマ】

「17才の帝国」3話まで終了。

真木の出発点は、7年前の鷲田総理の政治献金未記載問題に端を発する、秘書の白井の一家心中?による、唯一10歳の自分と仲良くしてくれた白井雪の死だった事が分かった今回。

単なる復讐なら随分小さい話になってしまうので、真木はああいう悲劇を無くすには根回し政治、内輪贔屓の従来型政治を断ち切り、AIを活用した透明で民意を即時に反映させる政治に転換する事が必要と考えて応募したのだろうと思いたい。そしてそれが国政に迄波及すれば、ユキの敵討ちにもなるので。

退職勧奨をした公務員との面談に全て立ち会った真木は、皮肉にもAI授業を推進するウーアに来たばかりに、社会科の教師で削減の対象になってしまったサチの母親には謝っていたが、母親が息子のソロンの授業を認めているからウーアに来て良かった、退職に応じると言ってくれたおかげで、下がりっぱなしだった支持率は若干上がる。

そして倒れてしまった真木。真木から何度も間違えて「ユキ」と呼ばれてからは、会議にも出ていなかったサチだが、真木の部屋を訪れ、寝ているのを確認するとあの地下室に行き、雪からの手紙を見付けて「ユキ…」と呟くとAIユキが出現、驚くサチに「私はスノー、17才のユキ」と話し出す。
(姿は山田杏奈で声は別人が入れている)

脚本=吉田玲子、脚本協力=鈴木貴昭 演出=桑野智宏

  • << 182 【2022春ドラマ】 「17才の帝国」4話まで終了。 前回、会話をするスノウ(AIユキ)を見た時に、またまた裏ドラマのVRゲーム“ジョイン”を思い出しのだけど、今回、真木がサチの祖父に渡す為に作って来た“AI祖母”が、「真木君に写真と動画を送ったの。AIでおばあちゃんを作れるからって」と母親が言っていて、まんまジョインだった(笑) まあ、こっちはゲームではないから、祖母とは画面越しにしか話せないのだが。 サチはユキが自分に話し掛けて来た事にショックを受けて帰宅したら、祖父が亡くなった祖母と笑顔で会話をしていて、気持ち悪くなって吐いてしまい、電話で平にユキの事を教えて補佐官の辞任を伝える。 まあサチの感覚は健全よね。 そして真木も「理想の世界を作ろう、大人達のいない世界を」等と、発言が過激になって来たユキに疑問を持ち始めていた。 ウーアにやって来た鷲田総理の、真木、保坂、平を操ろうとする“三枚舌”には、やはり嫌悪を感じる。 だからユキの言いたい事も分かるんだけど、それは何も知らずに分からずに死んで行った雪の無念とイコールでは無い訳で。 誰がどういうプログラミングをした結果のスノウなのだろう?本当に真木が一人で作ったの? ソロンではなくてスノウが暴走するって事なのかな。 脚本=吉田玲子、脚本協力=鈴木貴昭 演出=桑野智宏

No.168

>> 152 【2022春ドラマ】 「俺の可愛いはもうすぐ消費期限!?」5話まで終了。 人気アニメ「ワンブレイド」と夏浪漫のコラボ缶の発案者が… 【2022春ドラマ】/簡単投稿

「俺の可愛いはもうすぐ消費期限!?」6話まで終了。
 何で自分から丸谷にキスをしたのかが自分でも理解出来ていない真田は、以前にも増して素っ気ない態度を取る様になり、すっかり自信を無くしてしまった丸谷は、これが最後だと思いながらも真田をデートに誘い、OKを貰う。
 計画通りにデートは進むが、休出中の一ノ瀬から何度も電話が入り、結局途中で助けに行ってから帰宅すると真田が待っていて、今日絵付けをしたビアカップで乾杯。
真田はキスをした時の事を謝り、「これが好きという感情なんでしょうか?」「そうだと嬉しいな」と言いながら、二度もキスをする丸谷←結論。美男美女のキスは美しい!
脚本=田辺茂範 演出=新城毅彦

>>153

「クロステイル-探偵教室-」7話まで終了。
 校長の新偕によると迅平は依頼者に対して親身になり過ぎる事があり、ピアニストとしての未来をメチャクチャにされたという小泉という依頼者に、小田切という男の調査書を渡してしまい、階段から突き落とそうとした小泉が落ちてしまい記憶喪失に。小田切は遺書を残して失踪し、20年が経つので死亡扱いに。
 東堂がくれた情報で小泉の家に行く匡達。そこに迅平が現れると藤巻が「やっと見付けた、小田切は俺の父親だ!」
 東堂の匡へのメール「本当の敵はすぐ近くにいる」って誰?校長か沢木か?
脚本=福田卓郎 演出=六車俊治

  • << 186 【2022春ドラマ】 「クロステイル-探偵教室-」全8話終了。 原案を出し全ての絵を描いた八津弘幸氏が、1、2、4話に続いて最終話の脚本も担当したけど、まあ何と言うか尻窄み。 えっ!?延々と何を見せられていたの?って感じで、こんな縦軸なら要らなかったな。(大体仕事をやりながら、沢木一人で調べられる情報量ではないでしょ!) 普通にキャリアを積んだ探偵の講師vs探偵学校の生徒を見せるドラマで良かったんじゃないかな。 サプライズは“後出しじゃんけん”の、匡の母親の本来の人物像と経歴だけで十分だったと思うよ。 前半は未知の探偵業の事を知る事が出来て面白かったけど、縦軸をまとめようとし出した後半になるに連れて、だんだんつまらなくなってしまった感じ。 まっ、これで硬軟併せ持つ鈴鹿央士の魅力が発信されて、もう少し浅い時間帯のドラマの主演か二番手位のオファーが来れば、鈴鹿推しの私としては御の字だけど。 脚本=八津弘幸 演出=六車俊治
  • << 201 【2022春ドラマ】 「俺の可愛いはもうすぐ消費期限!?」8話まで終了。 今回はまた見事な構成。 付き合い始めたとは言え、真田はずっと丸谷さん呼びの敬語口調。名前で呼び合おうと提案して丸谷は「和泉」と何度も呼び掛けるが、「康介さん」とは呼べずにベランダに出て隠れてしまう真田に、丸谷は更に可愛い!とメロメロ(笑) それなのに、真田に「和泉!」と呼び掛けるイケメンと遭遇。何とその人物が人事コンサルの山城で、経営不振の弥生ビールに派遣されて来た男だった。 状況によっては人員整理も有り得るという話だったが、丸谷の耳には入って来ない。 この後の厳しい表情で、営業部長は退職を覚悟してるのかなとか、須藤の丸谷への「このまま営業一筋?」という問い掛けと、「真田どうするんだろ、望んで営業に行った訳じゃないし」という話から、丸谷は結婚して実家の造り酒屋を継いで、和泉は日本酒の企画開発をする方向かなとか思ったら…。 何と山城は真田の双子の兄で、それは丸谷には良かったんだけど、真田にアメリカの有名な醸造所の研究室に紹介するよと言い出し、真田は何故か反発、何か確執が有るらしいが丸谷が聞いたら、丸谷酒造のHPの社長の写真を見てしまった真田から、父と紹介された「あの人は誰なんですか!」と逆襲されて、丸谷ピ~ンチ! ああ、面白かった! 最終回は30分拡大版。 脚本=田辺茂範 演出=新城毅彦

No.169

>> 154 【2022春ドラマ】 「マイファミリー」6話まで終了。 いやあ、凄いね。面白くてあっという間に終わっちゃう。 ネットの“考察班… 【2022春ドラマ】

「マイファミリー」7話まで終了。

二人目の犯人は東堂で、温人に証拠を出され問い詰められて「俺が誘拐した」と認めた訳だが、温人が見付けた盗聴器をあの場所に仕掛けたのは東堂なのかな?だって鳴沢夫妻は友果が誘拐される迄は、東堂、三輪とは疎遠だった訳だから、東堂は無断侵入でもしない限り仕掛けられない(切羽詰まっていて侵入した可能性もあるけど)。
友果誘拐の半年前に鈴間がハルカナに入社しているので、香菜子のお供で鳴沢家に出入りして…という可能性も有りかも。

で、東堂の動機だけど諸々考えると、まず最初に心春誘拐の犯人から接触が有って、心春は生きていて渡して欲しければ5億の身代金を用意しろと、脅迫されていたのではないか?そこでITに長けている鈴間(義妹と予想)に頼み込み、温人の娘をターゲットにした。

心春事件と友果事件は同一犯ではと言われていて、4話で心春は東堂の娘だと明かされた時に、何故東堂は温人が友果を保護した後に、犯人を一度は追おうとしたのに温人に止められたらあっさり諦めてしまったのかに凄く違和感が有って、あれで東堂、怪しくないか?と思い始めたのよね。だって、心春事件の犯人かもしれないと思っていて、友果も無事保護したのだから、普通は温人が何を言おうが追い掛けるでしょ。でもそこにとどまったのは、誰が金を持って行ったのかを知っていたからとしか。
(続く)

No.170

>> 169 (続き)
温人が大胆な手法で完全に警察を排除し、安全に5億の大金を手に入れた真犯人はこれに味をしめ心春を渡さなかった。なので東堂は暴露本を書いて真犯人からの接触を待ち、今度は友果誘拐の共犯だと脅されてまた次の誘拐を指示されたのではないか。

真犯人が誰かは今のところは想像が付かない。また東堂の妻も共犯なのかどうかも分からない。

二点だけ気になる事を書いておく。
友果事件の時に、友果の身の安全も確認出来ていない時点で、吉乃捜一課長は何故突入にGoサインを出したのか?あれは日本の人質事件の警察の対応として、有り得ない事なのではないか?

もう一つは、そもそもの発端として、何故資産家でもない一介の刑事の娘の心春が最初に狙われたのか?東堂は仕事絡みの心当たりは全部調べたがシロだったと言っていた。じゃあ妻への恨み?それとも私の妄想した実父かもしれない葛城への恨み?
それとも二度かな?鳴沢達の会話の中で出て来た、学生時代に未知留の車で東堂が事故った件が関係しているのか?

今回、実咲が特技のボルダリングを生かして脱出を試みるシーンが有った。
あの公園で泣いていた時はボルダリングって珍しいなと思ったけど、ここに繋げたかったのねと観ていて思った。自力脱出なるか、それともいい所で…になるのか、こちらも仕掛けとしては楽しみ。

脚本=黒岩勉 演出=平野俊一

  • << 184 【2022春ドラマ】 「マイファミリー」8話まで終了。 実咲ちゃんが自力脱出する事を望んでいたのだけど、まさか転落していたとは。あの映像だと生死が分からなかったのだけど、予告ではICUみたいな所のベッドに居たから、まだ救いが有って良かった。あれで即死だったら、温人を信じずに香菜子の持って来た情報を信じて、警察に通報した阿久津夫妻は悔やんでも悔やみ切れない事になっていただろうから。 友果の誘拐は東堂自ら考えて、義妹の亜矢に協力を頼んで、二人で実行したというのは意外だった。動機は心春事件の模倣をすれば、真犯人から接触が有るのではと考えたから。亜矢は警察から狂言誘拐を疑われて失踪したままの、姉への疑惑を晴らしたかったから。 でも反応は無く、警察も秘匿した為に暴露本を書いたら、漸く真犯人から接触が有り、優月の誘拐を指示された。そして東堂の知らない間に、真犯人が実咲の誘拐を実行していたというのが、東堂の言い分。 「真犯人は何故阿久津の娘だけ自分で誘拐したんだ?お前に頼めば済む話だろ」 「俺もそれは引っ掛かってる」 この部分と、予告に有った今は友果が持っている実咲のタブレットの中身が、真犯人に繋がる部分なのかな? 真犯人が取引を中止したのは、警察が動いている事を察知したかららしいけど、実咲が逃げ出し落下していたのを知ったから、というのも理由かもしれない。 (続く)

No.171

>> 155 【2022春ドラマ】 「元彼の遺言状」6話まで終了。 黒丑(信玄=望月歩)の勤めるホストクラブ『戦国』のホスト、蘭丸(味方良介)… 【2022春ドラマ】

「元彼の遺言状」7話まで終了。

せっかく前回は良くなって来たなと思ったのに、また以前のやたら登場人物が多くてごちゃごちゃしてて、まとまりの無いドラマに戻っちゃったなあ。

黒丑の太客(高田聖子)の遺産相続トラブルの話は入れる必要が無かったね。
社食脅迫事件も何か焦点ボケしてて分かり難かったので、津々井の痴漢冤罪事件と過去の裁判の関わりだけに絞った方が、面白くて観やすくなっていた様な気がするのだが。
津々井と剣持の丁々発止のやり取りは、このドラマのコメディー部分の見せ場だし、今回の設定も面白かったので、その話+篠田の謎だけでまとめた方が良かったと思うよ。

篠田を追い詰めず、「雑用係ではなくて助手よ」と言ってくれた剣持に少し心を開いて、「殺人犯なんだ」と呟いた篠田。

小笠原家之墓に手を合わせているシーンが有ったので、篠田のせい(過失とか間接的にとか)で、小笠原家の誰かが亡くなったとかの話なのかな。

脚本=杉浦憲明、脚本協力=中園勇也、伊吹一 演出=澤田鎌作

  • << 187 【2022春ドラマ】 「元彼の遺言状」8話まで終了。 いやあ不覚にも残り10分位の所で寝てしまい、気付いたら予告編が流れていた(笑) 先程、寝てた部分の録画を観て取り敢えず8話は全部観た事に。 まず前半部分の話だけど、これは篠田(逮捕されて本名は田中守と判明)の事件とは無関係っぽいけど、何でここにくっ付けたのかよく分からない。(時間稼ぎ?) 篠田が冤罪を主張している十が浜殺人事件については、元彼の栄治が篠田を匿い、「シノダヲタノム」との遺言を自分に残した事と、剣持自身も彼と行動を共にして来た中で篠田を信じられたから、やはり法律家として宙ぶらりんの状態に甘んじている篠田を何とかせねばという思いに駆られて、警察の手を借りて真実を暴くという道を選択したのだろう。 篠田の話を信じるのなら、明らかに篠田は嵌められて、殺人犯に仕立て上げられたものと考えられる。 警察が本腰を入れて当時の被害者の人間関係を徹底的に洗えば、真犯人は見付かる様な気はするのだが。 剣持は頭を下げて津々井に篠田の身元引き受け人を頼み、裁判が終わったら津々井の事務所に戻るという条件を飲んだ。 随分と剣持のキャラが変わった様な感じもするが、それだけ元彼の遺言状の存在は大きく、また法律家としての信念は曲げられないという事なのだろう。 脚本=中園勇也、脚本協力=伊吹一 演出=西岡和宏

No.172

>> 156 【2022春ドラマ】 「正直不動産」7話まで終了。 榎本の銀行の顧客、藤崎夫妻(前田吟、中田喜子)の老後プランをどう設定するかの… 【2022春ドラマ】

「正直不動産」8話まで終了。

今回は永瀬が地面師に騙され掛ける話。
高井戸のかなりの好物件で、登坂社長は永瀬が信じていいと思う話なら任せると。
でも途中から違和感が拭えなかった永瀬は、不動産ブローカーに転身した桐山に相談。この時の「俺は直ぐに手を引きました。似合わないスーツを着てる人達とは俺は仕事をしたくない」の一言がヒントになり、その後の交渉では“風が吹いて”「地面師ですよね?」と言ってしまった永瀬。
その後、相手のオフィスはもぬけの殻となり、登坂不動産は損失を出さずに済んだ。

まあ相手が近藤公園さんだから、これは怪しいぞって感じだったけど、何でピンと来るかと言ったら、地面師という言葉を広く世間に認識させた、あの事件(あんな大手の積水ハウスが騙されるのか!?とビックリした事件)が有ったから。

登坂社長は元々は財閥系の大手不動産会社に居たけど、止めたのに上司が進めて引っ掛かった地面師詐欺の責任を押し付けられて退職し、自分で起業した事が判明。
社長は今回も気付いていた筈なのに、何故止めなかったのか疑惑については、「お前が信じると言ったから。そもそも私は13年前、お前に賭けた」←深いな。バリバリ稼ぐ永瀬も経営者としては有り難かっただろうけど、今の永瀬こそがあの時に見込んだ有るべき姿なのかもしれないね。

脚本=根本ノンジ 演出=金澤友也

  • << 189 【2022春ドラマ】 「正直不動産」9話まで終了。 ミネルヴァのあの手この手の登坂潰しと、営業マンの引き抜きが続き、登坂不動産は創業依頼の大ピンチ。 そんな中、月下は「富士山が見えて息子の通勤にも便利な4LDK」のマンションを巡り、花澤とマッチアップ。3年後にはタワマンが建ち眺望を遮るマンションを売り付けた花澤と、分かっていたから候補から外した月下。「説明義務違反では?」と責める月下に、「富士山が見えるとは一言も言っていない。眺望がいいと言っただけ」とかわす花澤。結局、小さい子の居る息子夫婦にとっては、周辺の子育て環境が充実している事が決め手になり、そのまま契約が成立。富士山に拘り過ぎた月下の完敗だった。 日照権は裁判でも認められる事が有るが、眺望権は殆ど認められないというのは勉強になった。 鵤と登坂の因縁、鵤が絶対許さない事が明かされたけど、何か捻り過ぎていてポカーン。ミネルヴァって登坂とは比べ物にならない位の大手って、確か誰かの台詞で聞いた事が有った様に思うのだが、そんな大手の社長の過去が真っ黒けって有りなのかね。 花澤も建設業界の男女差別に疲れどん底の時に、ウチは男女平等、ウチに来いと鵤に誘われた恩が有る。永瀬と言い大河と言い、拾われて忠誠を誓う人多し。 いよいよ次回が最終回。 脚本=根本ノンジ 演出=野田健太

No.173

>> 157 【2022春ドラマ】 「持続可能な恋ですか?」5話まで終了。 父・林太郎と明里(井川遥)の仲が深く進展した今回。 亡き妻との思… 【2022春ドラマ】

「持続可能な恋ですか?」6話まで終了。

颯の会社の学童キャンプへの杏花の参加と、杏花を巡る颯と晴太の恋のせめぎ合い。ドラマとして目先を変えたかったのかもしれないが、色々と粗が目立つ無理筋設定でちょっと引いてしまった。

登録保護者でもない杏花が何故参加出来たのか(職員の颯の身分保証でOK?)とか、暗い肝試しの道を虹朗だけ駆けて戻って行った時に、何で颯と杏花は追い掛けなかったのか(キャンプで単独行動の描写はどうなのよ)とか、杏花と颯が気になって仮病で早退する晴太とか…、自分は面白がれなかったな。

晴太はもう自分の気持ちに蓋は出来ず、「結婚から自由になったお付き合い、ただ好きって付き合うのは駄目ですか?」
この後二人は手を繋いでテントで眠り、翌朝それを知った颯は、帰宅後、家を出て行ってしまう。
当て馬にすらなれなかった颯は、これで終わり?それは無いよね。

今回は林太郎と明里の出番が少なくて残念だったけど、見合い相手とデートをしても何故しっくり行かないのかを、タクシーの中で聞いた林太郎のラジオ番組の発言で気付く明里というシーンが有って、短時間でも印象に残る二人って、やっぱりお強い!

脚本=吉澤智子 演出=山室大輔

  • << 188 【2022春ドラマ】 「持続可能な恋ですか?」7話まで終了。 ヴァネッサに「ウチに不満が?」と聞かれて独立を考えている事を話す杏花に「そういう事なら応援する。私もそうだったしね。嫌がらせでもすると思った?」(←ドキッ!5話の感想で『変な邪魔をしてくれなきゃいいけど。』って、ヴァネッサの事を書いたのよね、私。(汗)) 今回、杏花と晴太はお付き合いのルールとして「虹朗ファースト」「独立ファースト」を決め、晴太から「結婚をしたくなったら言って下さい、その時は終わりにしましょう」と言われた杏花。 でも気持ち的には「結婚も有りかも」と、特に杏花は思い始めている様な。 二人のやり取りの中で、晴太は虹朗を介して知った事が多くてと言い、杏花がそういう晴太が好きと言う場面が有って、それは有るよなあ、子育て中だと所帯染みるかもだけど、その分角度を変えて見れば、人間的な幅が広がって魅力的に見える所も増えるだろうし。 明里が何故見合い相手が魅力的に見えないのか、それは林太郎のせいだと気付いた様で、いよいよ二人は次の段階に。 明里がデートの練習に誘うメールのタイトルが「お願いの儀」なのには笑ってしまった。 颯はコネでマレーシアの新設ワーケーションホテル支配人の座を手に入れて、杏花をヨガ講師として誘うつもりの様だ。 こっちはちょっとご都合主義だな。 脚本=吉澤智子 演出=加藤亜紀子

No.174

>> 158 【2022春ドラマ】 「汝の名」7話まで終了。 「薬の量、間違えたかな」から始まる、久恵の陶子へのやりたい放題のいたぶり。 陶… 【2022春ドラマ】

「汝の名」全8話終了。

久恵の「薬の量、間違えたかな」を聞き逃さなかった陶子は、直ぐに久恵の企みを察知し、それからはご飯は少量しか食べない様にして、体力が回復した所でイエ電で恭平に電話をしようとしたが、ケーブルが外されていたので繋ぎに行ったらジャストタイミングで恭平から電話が。機会を窺って恭平に来て貰い、あの薬を水に入れ替えて貰い、その後わざと失禁、オムツにして安心して久恵が外出した日に、恭平が引越屋を連れて来て、陶子はまんまと逃げ果せた。

「まだやる事が有る」と亮介の元には行かなかった陶子。久恵と会って「私達は離れた方がいい」と伝え、自分も悪かったからと久恵を責めなかった陶子。

半年後、久恵は新しい男と幸せに暮らしていたが、クリスマスの日に男は帰って来ず、朝、彼の番号から電話が掛かって来て出たら陶子の声で「お馬鹿さん」。
男に捨てられてボロボロになった苦い過去の有る久恵に、ここまでやるのかって、ちょっと震えた。

ここから亮介とパリで心機一転なのかと思ったら、違うこれじゃない私の幸せはと思う陶子。思い切り本音で罵倒出来る久恵との生活が私の居場所と気付いたのだ。

その頃、目に生気が戻り立ち上がった久恵は「今度は私の番だからね、陶子ちゃん」

終わってみれば、これは狂気を孕んだ女二人の共依存の話だった。

脚本=鈴木裕那 演出=河原瑶

No.175

>> 159 【2022春ドラマ】 「明日、私は誰かのカノジョ」6話まで終了。 彩は雪を誘い飲みに行く。まだ19だからとアルコールは断る雪。彩… 【2022春ドラマ】

「明日、私は誰かのカノジョ」7話まで終了。

そのホストクラブに初めて来た客へのサービスシステムが、分かりやすく描かれていて面白かった。
ホストを特に決められない場合は、次々にホストがやって来て、最後にその中から“送り指名”と言って、店の外まで見送ってくれるホストを指名出来る。当然そのホストは次の来店と指名を狙い、まずは連絡先の交換をして貰い営業に励む。
ここで落ちるかどうかは女性次第、ホスト次第という事か。
代金も割り物飲み放題で初回は3千円、萌が思わず「こんなに安いの?」と口走ってしまう安さ。これがアブナイ罠なんだろうね。次々に来るホストの順番も、きっと考え抜いているんだろうね。

つまらなそうにしていた萌も、手書きの名刺を出して雰囲気が柔らかく話し易い楓(高野洸)とは話が弾み、今は踏みとどまっているけど、何か嫌な事が有ったら会いに行きそうだしハマりそうな予感。

もう既にハルヒ(藤原樹)というホストにハマって、大金を注ぎ込んでいる優愛は、被り指名の女に敵意を示し、なだめる為に今夜部屋に行くよと約束したハルヒが来ないと、LINE攻撃(文面を台詞として読み上げる齋藤なぎさのドスの効いた声にビックリ)、電話攻撃(何度も掛け直す)、やっと来た“店で潰れてた”の返信に「嘘つき!」←=LOVEなーたんとのギャップが凄過ぎる

脚本=三浦希紗 演出=近藤幸子

  • << 190 【2022春ドラマ】 「明日、私は誰かのカノジョ」8話まで終了。 楓が萌を落とすテクニックが超絶上手くて震えた。弱っている時に、あんな風にナチュラルに接してくれて、気遣い(水と涙を拭くハンカチ)も嘘(初めて指名してくれる客を迎えに行くと言って抜けて来たけど、バックレられたと言うから大丈夫だよ)も完璧、萌が自ら選択して店に同伴する様に仕向け、会計が萌の想定以上で戸惑いを見せると、説明不足だった自分が悪いとそっと半額分位の五千円札を握らせ、「規則違反だから秘密ね」と囁く。 送り出す階段の途中で一度焦らしてから抱き締める。これでまた次も萌は楓を指名する。実際は楓が流れる様に引き込んでいるのだけど、そうは感じさせないあの笑顔と気遣い、中の人(高野洸)がハマっていて本当に震えた。 外から店に入る時に一瞬暗くなる階段、先に降りる楓が振り返って萌の手を取るシーンが、これから落ちて行くのだろう萌の“沼”を強く感じさせて印象的だった。 ガルバの稼ぎであの万札の束は無いわなと思っていたら、やっぱり優愛はデリヘルで稼いでいた。あんな無表情で機械的な対応でも、信じられない様な可愛い子が来たら男は喜んで延長に変更するから、稼ぎは相当いい様だ(齋藤なぎさにオファーをした意味がよく分かった)。 独占欲が強い分、我慢して稼いでハルヒの売上に貢献していると思っている優愛。 (続く)

No.176

>> 160 【2022春ドラマ】 「悪女(わる)~働くのがカッコ悪いなんて誰が言った?~」6話まで終了。 最初の頃は、山瀬はオウミの経営者一… 【2022春ドラマ】

「悪女(わる)~働くのがカッコ悪いなんて誰が言った?~」7話まで終了。

社長が倒れて命に別状は無いが、社長業への復帰は無理との事で、後継争いは社長の息子で取締役の神山伝弥(野間口徹)と、峰岸が“JK5”実現の約束を取り付けている島田専務(小木茂光)の二人。

伝弥は仕事の実績が無く「僕、人望が無いから」が口癖の男。これでやたら威張りくさっているならドラマによく有る設定なんだけど、この伝弥は少し違っていて、二年目社員の麻理鈴が、他の先輩社員と同じ様に「伝弥さん」呼びをしても全く気にする素振りも見せないし、根が素直でおおらかな坊っちゃんタイプで、麻理鈴や島田派のスパイとして送り込まれた根津(北乃きい)達にも、本音をベラベラ喋ってしまう“いい人”なのだ。

介護事業に真剣に取り組み始めた伝弥に、肩入れし始める麻理鈴と根津。
後継争いで優勢になった島田は、反発を恐れてJK5を一旦白紙にすると言い出した為に、峰岸達は伝弥を担ぐBプランに乗り換えるのだが。

当の伝弥は取材の生放送で、自分は介護事業に専念したいので社長は島田専務にと話し、麻理鈴は島田がJK5を実施する素晴らしい人だと誉めまくり、外堀を埋めてしまう。麻理鈴が初めて“ワル”になった瞬間だったが、次回島田の報復で備品管理室に逆戻りになるらしい。
今回が一番面白かった。

脚本=後藤法子 演出=南雲聖一

  • << 192 【2022春ドラマ】 「悪女(わる)~働くのがカッコ悪いなんて誰が言った?~」8話まで終了。 備品管理課に戻ったら、2名が今日で早期退職して、竹内課長のみが残ると知って驚く麻理鈴。そこに二児の母で時短勤務中という間宮(桜井ユキ)が企画開発部から異動して来る。 育休から復帰したら直ぐに第二子の産休・育休、そして時短勤務で前の部署に居辛くなって、自ら希望して異動して来たらしい。 備品管理課は前にも増して暇だったが、暇なら仕事を作ればいいと、間宮の守備範囲の新しいノベルティ作りを始めたり、備品管理課から一生出られないなら「部署ごと出世しちゃえばいい」と、13階の空いた部屋への移動を狙って実現させたり、相変わらず麻理鈴のバイタリティーは凄い。 今回の峰岸のアドバイス「ルールを熟知すれば勝てる」は、実践的で良かった。目には目をルールにはルールをだ。そしておまけは、誰も知らないだろうからと自分で作った“創業者の言葉”で煙に巻く麻理鈴。ワルが板について来た感じだ。 そんな麻理鈴を島田も認めざるを得ず、峰岸は「JK5に入らない?幹部候補に入れたいと思ってる」と誘うのだが…。 予告編ではまたまた反発するみたいで面白そう。 脚本=松島瑠璃子 演出=山田信義

No.177

>> 161 【2022春ドラマ】 「ナンバMG5」5話まで終了。 このドラマ、演出家は毎回交代しているのだが、脚本家は今回が初交代。そのせい… 【2022春ドラマ】

「ナンバMG5」6話まで終了。

美術部恒例の写生会に横浜まで遠征した剛達。ここで深雪が「画角に入ってしまうからどいて下さい」と、レディース連中に言いに行った事から、別のヤンキーに絡まれ、仕方なく助けに行って一発で倒す剛に、今度はレディース“横浜魔苦須”の連中が喧嘩を教えて欲しいと。
「言っとくけどな、喧嘩なんかで勝っても人生何も変わんないぞ」
それを偶々近くで聞いてしまった兄の猛は「はあ?」←陣内への対応で何かを感じていたみたいな猛は、これでかなり確信を持ってしまった感じかな。

魔苦須の総長(鈴木ゆうか)の前で、わざとメンバーをボコボコにさせた元カレの光一とその手下の事は、剛と伍代が簡単にボコッて、魔苦須のメンバーは今度こそ解散すると剛や総長に話す。

家庭や学校に居場所が無いから、無い者同士でツルみ、ヤンキーの仲間入りをする。将来を考える時期になっても、仲間と離れるのが怖いし、普通の生活に戻れるのかも不安だから、結局ズルズルと結論を先延ばしにしてしまう。そんな彼らの一面が伝わって来た話だった。

猛は剛と二人だけになり「お前、変わったよなあ」萬中の時のギラつきが無くなったと言うのだ。
「そんな事ねえよ」「そうか悪かったな、俺の考え過ぎだ」
深くは追及しない兄貴の優しさにグッと来た。

脚本=金澤達也、脚本協力=鈴木太一 演出=佐々木敦規

  • << 193 【2022春ドラマ】 「ナンバMG5」7話まで終了。 吟子が白百合に入学するという事で、多分面白くなるだろうなと思って観たら、やっぱり面白かった、そしてグッと来た。 生徒会長の名前が難波剛と聞いて、えっ?と思う吟子だけど、剛はわざと軽そうなキャラを演じてセーフ。 生活指導の桐山から髪染めを咎められ、生徒会長の妹だろうと言われて否定すると、「家族じゃないのに何で同じ住所に住んでるんだ?」と言われてぐらつくが、生徒会長とヤンキーが同じなんて有り得ないと考える。 そんな吟子と剛は桐山に呼ばれ、妹を指導して欲しいと言われた剛は「妹には言って聞かせます」。遂に認めた剛に「誰だよお前、どこの誰なんだ」原菜乃華、上手かったあ。 中学時代、絶対に仲間を守ってくれると皆から信頼されていたヤンキーの剛が、吟子の誇りだった。それが何で…。 でも理不尽な校長の「学力テストで赤点の生徒が3割越えたクラブは活動中止」に異議を唱えて、「白百合は校長だけの物じゃ有りません!」と訴え、撤回させた兄を見て、やっぱりお兄ちゃんは変わってないと思えた様で。 正義感を発揮したらチンピラに連れ去られてしまった吟子と牧野を、制服素顔のままで助けに行った剛。カッコ良かったけど、もし写真とか撮られていたら校長に利用されそうで、ちょっと心配。 脚本=金澤達也 演出=品田俊介

No.178

>> 162 【2022春ドラマ】 「未来への10カウント」6話まで終了。 波瑠は史織と美鈴の二役で出ると、オファーの時点で決まっていたのだろ… 【2022春ドラマ】

「未来への10カウント」7話まで終了。

虹郎が演じているから大人だと錯覚してしまうけど、設定では桃介は高1の少年なのよね。育ちも性格も有るけど、やっぱり精神的な幼さを一番感じる。

ボクシングの環境が整って居たなら、大阪に残る選択肢も有ったのに、文句を言いながらも母親にくっついて来たのは、やっぱり愛されたいからでしょ?でも母親も屈折した物から解放されて、気持ちは外へ向きがちで、それも桃介の苛々の元なんだろうね。
イジメを見て見ぬ振りは出来ない正義感は持っていて、でも自分に不利になると分かっていても肝心な事は話さない。それはイジメられていた濱が、更にイジメられる事を危惧したからなのかもしれないが、大場校長が桐沢をたしなめた様に、やはり説明して納得させなかった桐沢を理解出来ず、不信感を持ってしまった事が一番大きかったのかなと思う。

そしてそんな桃介のせいで部活休止に追い込まれ、濱が真実を話した事で部活は再開出来ても、桃介の事は受け入れたくないと強く拒否する玉乃井と水野、西条からボクシングを取り上げたら、それはイジメなのではないか?と冷静に話す友部、ここのせめぎ合いは、どちらの気持ちも分かるし見応えが有った。

で、皆に謝れなかった桃介の脳には小さな動脈瘤が。これでボクシングが出来なくなるなんて。そっちに話を持って行ったか。

脚本=福田靖 演出=河合勇人

  • << 194 【2022春ドラマ】 「未来への10カウント」8話まで終了。 色々有って無気力でいつ死んでもいいと思っていた一人の男が、嫌々引き受けた母校のボクシング部のコーチとして、未完成でピュアな部員達を指導している内に、徐々に生気を取り戻し、いい影響を与え合ってインターハイ出場を目指す物語の筈で、最初の頃は、こちらも嫌々部長を引き受けた折原のキャラと使い方が上手くて、楽しみながら観ていたんだけど、校長のキャラがぶれ始めた辺りから段々雲行きが怪しくなり、素直に感動出来るいい部分も有るんだけど、なんじゃこりゃの部分が増えて来て、当初に期待していたドラマとは少し解離して来た感じで、今は何でこういう方向に?という残念な気持ちの方が強い。 普通に考えて焼き鳥の早朝仕込み、講師として授業を受け持ち、ボクシング部のコーチを5時迄して、そこから店の営業って商売をなめてはいけない。体が持つ訳がない。 校長は規則の一点張りだけど、講師ではない甲斐のコーチを認めていなかったっけ? 校長と父親の確執とか、折原の恋心?とか無理に入れ込まずに、ストレートに高校ボクシング部員とコーチが、お互いに育て合う話に絞って見せてくれた方が良かった…と思う。 最終回は次回だけど、残念だったから思わず総括してしまった。これで納得の行くラストになるのかなあ。 脚本=福田靖 演出=星野和成

No.179

>> 163 【2022春ドラマ】 「花嫁未満エスケープ」7話まで終了。 前回『尚紀は堀田から“都合のいい女でいいから宣言”をされて、取り敢え… 【2022春ドラマ】

「花嫁未満エスケープ」8話まで終了。

鍵開けておくから荷物取りに来てって、怖っ。
段ボール箱にゆうの私物の他に、あの指輪と手紙まで入れていた尚紀。指輪の刻印で尚紀のあの時の気持ちは十分伝わるのに。手紙は全部自分発信の内容で、尚紀らしいなって思ったけど、あれでも本心を書いて有ったからゆうは泣いちゃったね。
「遅いよ」

捨てられないのは分かるけど、何で深見も使ってるクローゼットに剥き出しでしまうの?バッグに入れておくか、会社のロッカーに置けばいい物を。
洗濯物の件もダブルベッドの件も、あんなにあからさまに心ここに在らずの行動を取ってしまったら、それは深見だって色々感じてしまうよね。

前回、ゆうは家事を何でも先にやってしまう深見を見て、あの頃の尚くんも今の私みたいな思いをしてたのかと気付いたみたいだったけど、今回は、尚紀の面倒を見るのに疲れ果てて逃げ出し、深見と再会した頃の自分と、これからそうなるかもしれない深見を重ねてしまい、心配するゆうに「俺は俺の幸せの為にやってる」と答えた深見は、逆に問い掛ける。
「ゆうの幸せって何?」

ゆうが色々と引き摺っているのは当たり前で、本来なら最初の予定通りにアパートを借りるなり、シェアハウスに入るなりしておけば、こんな風に気を回し、気持ちを探り合う事も無かっただろうに。

脚本=桑村さや香 演出=堀江貴大

  • << 195 【2022春ドラマ】 「花嫁未満エスケープ」9話まで終了。 指輪のお礼を言って無かった事に気付き、LINEのやり取りの最後に「指輪ありがとう」 もうこの時点でやっぱり心弾む恋では無いのよね。 母親の乳癌が再発して入院し、慌てて深見に連絡もしないまま帰郷するゆう。指輪を見た母親は、尚紀からの物だと勘違いして「今度連れて来てよ」「予定聞いとく」って、何故本当の事が言えないの?ゆう。 深見はゆうと居る時間の方が大事だからって、釣竿やルアーを全部友達にあげてしまうし、ゆうが仕事を辞めて実家に戻り母親と暮らす、店長は他の人でも出来るけど、お母さんの家族は私一人だからと、自分の決断を話すと、「ゆう、結婚しよう。向こうで一緒に暮らそう。お母さんを支えるゆうを俺は支えるよ」「仕事は辞めて実家の農園を継ぐよ」 深見くん、重いのよ、これは。深見くんの主体性が無いじゃない。希望だった設計の仕事に就いたのに、それを捨ててもゆうの側に居てゆうを支えるのが俺の幸せ、みたいに言われたら、重過ぎてゆうじゃなくても逃げ出したくなるよ。 「私を幸せにするのは私だから」 「それでも俺はゆうと…」 黙って指輪を外してテーブルに置くゆう。 冷たいなとは思うけど、そもそも入口で流されたのが間違いの元なので、ズルズルで失敗するよりはマシかな。 脚本=桑村さや香 演出=鈴木統

No.180

>> 164 【2022春ドラマ】 「インビジブル」6話まで終了。 前回二択の予想の①で『①キリコの家系はインビジブルが稼業で、キリコは途中で… 【2022春ドラマ】

「インビジブル」7話まで終了。

もう泰造を内通者っぽく見せるのに汲々としているのが見てとれて、却ってシラケてしまった今回。
キリコの台詞に「キリヒトが勝手な動きをし始めたのが3年前。その時から内通者は関わっていた可能性がある」と有り、それが本当なら『父親の代からの内通者では?』と予想していた酒向さんの線は無いのかな?そうなると桐谷健太?(でも酒向さんもまだ捨て切れない)

今回のクリミナルズの“シノビ”(山田純大)が警護課SPで、志願した志村と対象者を共に警護するという設定は、今迄で一番現実的(このドラマとしてはって意味でね)で面白いなと思ったんだけど、依頼者(水橋研二)がいくらヘビーユーザーの上客とはいえ、何故シノビの殺害のタイミング迄知っているの?キリヒトが教えなければ知っている訳が無いんだから、態々教えたキリヒトはアホなの?って事になる。

あのキリコからの情報が無ければ、無能な捜1では殺人を防げなかった訳だから、シノビを捕まえたって志村凄い捜1凄いとはならずに、インビジブルってこの程度なの?ってなるだけ。
何でこんな設定がOKになるのか意味不明。

で、家族のいない志村にとっての唯一の弱点、安野の妹の東子(大野いと)が“予定通り”キリヒトに捕まり、志村は…キリコは…っていうのが次回なんだけど、予告で見せ過ぎ!

脚本=槌谷健 演出=棚澤孝義

  • << 196 【2022春ドラマ】 「インビジブル」8話まで終了。 クリミナルズの興業師が陳腐で笑っちゃうんだけど。なのであれやこれやの話は端折って、まだ伏せられている内通者は誰なのかについて書いておきたい。 前回迄は酒向さんの塚地を一番手の候補にしていたんだけど、今回を観てひょっとして猿渡なのかなと思い始めた。 理由は二つ。一つ目はキリヒトが一人目を助ける条件は、調教師の釈放だと言い、猿渡が一つも騒がずに「出来る筈など有りません」ときっぱり言い放ち、一人目が直ぐに処刑された事。あれって警察官なら誰だってもっと抗い、説得を試みるんじゃないかな。それを一切しなかったのは、相手がキリヒトじゃ無理と思っての事か、もしくは本当は殺されない事を予め知っていたかのどちらかで、自分は後者かなと。 もう一つは牧野副総監が息子の殺人事件を隠蔽し、証拠を隠滅した事を知っていて許せない、それを阻止出来なかった組織も許せない強い正義感を持っていそうな点。 予告でクリミナルズのリーパーは「警察の人間」とキリヒトが言ってるので、内通者=リーパーなのか、別々なのかでまた違って来るのかもだけど。 キリヒトは何故あんなにキリコに執着するのか。ひょっとしていざという時に志村の動きを封じる為の、人質的意味合いが有るのかな。まさかシスコンなんてオチは、無いよね?(笑) 脚本=香坂隆史 演出=竹村謙太郎

No.182

>> 167 【2022春ドラマ】 「17才の帝国」3話まで終了。 真木の出発点は、7年前の鷲田総理の政治献金未記載問題に端を発する、秘書の白… 【2022春ドラマ】

「17才の帝国」4話まで終了。

前回、会話をするスノウ(AIユキ)を見た時に、またまた裏ドラマのVRゲーム“ジョイン”を思い出しのだけど、今回、真木がサチの祖父に渡す為に作って来た“AI祖母”が、「真木君に写真と動画を送ったの。AIでおばあちゃんを作れるからって」と母親が言っていて、まんまジョインだった(笑)
まあ、こっちはゲームではないから、祖母とは画面越しにしか話せないのだが。

サチはユキが自分に話し掛けて来た事にショックを受けて帰宅したら、祖父が亡くなった祖母と笑顔で会話をしていて、気持ち悪くなって吐いてしまい、電話で平にユキの事を教えて補佐官の辞任を伝える。
まあサチの感覚は健全よね。
そして真木も「理想の世界を作ろう、大人達のいない世界を」等と、発言が過激になって来たユキに疑問を持ち始めていた。

ウーアにやって来た鷲田総理の、真木、保坂、平を操ろうとする“三枚舌”には、やはり嫌悪を感じる。
だからユキの言いたい事も分かるんだけど、それは何も知らずに分からずに死んで行った雪の無念とイコールでは無い訳で。
誰がどういうプログラミングをした結果のスノウなのだろう?本当に真木が一人で作ったの?

ソロンではなくてスノウが暴走するって事なのかな。

脚本=吉田玲子、脚本協力=鈴木貴昭 演出=桑野智宏

  • << 199 【2022春ドラマ】 「17才の帝国」全5話終了。 前回、今のユキの主張と、何も知らずに分からずに死んで行った雪の無念とはイコールでは無いと書いたのだが、真木が雪のあらゆるデータを詰め込んで作ったAIのスノウは、真木と会話を重ねる度に成長(変貌)して行く様にプログラミングされていて、大人達の醜い駆け引きに巻き込まれて私は殺されたと認識しているという事は、真木がそう教えたからに他ならないし、真木の想定を越えて過激な主張をする様になったのも、元々の不幸が“大人の身勝手で殺された”から始まっているのだから、ああいう主張に辿り着くのも自然なのかなと思う。 スノウの暴走でソロンのサービスが一時的に停止した事の説明を、「表向きは何と?」と尋ねる平に対し、「表も裏もなく事実を話します」と告げて、全てを市民に話し謝罪したのは、真木の中では当然の判断だったと思う。 スノウとソロンを繋いだのはサチだとは市民は知らないから、真木の私的流用を危惧、批判して支持率は下がり続けてとうとうソロンに罷免された。 この透明性に触発された平は、手に入れた白井秘書の日記を山口に記事にさせて、鷲田を辞任に追い込むという正面突破を選択し、後に日本の総理の座を手に入れた。17歳のピュアな思考を肌で感じた平が総理になった日本は、意外と悪くないのかもしれない。 脚本=吉田玲子、脚本協力=鈴木貴昭 演出=西村武五郎

No.183

>> 166 【2022春ドラマ】 「パンドラの果実」5話まで終了。 今回は何故最上が科学者の世界から身を引いたのかが描かれた。 大学の… 【2022春ドラマ】

「パンドラの果実」6話まで終了。

今回は謳い文句の『最先端科学が引き起こす怪事件』ではなくて、都市伝説の様な心霊現象を解明する話。
一応、科学犯罪対策室にお門違いの内容のテレビ出演依頼が有り、島崎刑事局長から対策室の宣伝の為に出る様に言われ、仕方なく引き受けるという設定ではあったけど、このドラマに期待しているのはそういう類いの事では無いので少しがっかり。

只の心霊物ドラマとして見れば、被験者になる長谷部を演じるユースケ・サンタマリアの上手さも有って、それなりに面白くは観られたのだけど。

ただ一点、長谷部にだけ見えているらしいポニテの若い女性について、早い段階で最上は、長谷部が見えない誰かと会話をしている事に気付いた感じだったのに、何故「あれ?ハセドン、誰と喋ってるの?」って聞かなかったのだろう。最上の性格なら普通は聞いているよね。
それから土竜の間での録画中に、長谷部がポニテの彼女に「娘に似ている」とか普通に話し掛けていて、映像には長谷部しか映っていないのに、スタッフの誰一人長谷部に「誰と話してるのか」と聞かない不思議。

誰かが確認したら霊が居る事になって、ファンタジーが成立しなくなるからなのかな。

これしか長谷部を立たせるアイディアが浮かばなかったのだとしたら、ユースケが可哀想だわ。

脚本=土城温美、福田哲平 演出=羽住英一郎

  • << 197 【2022春ドラマ】 「パンドラの果実」7話まで終了。 今回はまた最先端科学の話に戻り、それが細胞より小さい“ナノマシーン”の話で、修復すべき細胞にピンポイントに到達して治療を施し、役目を終えると体液と共に体外に排出されるから、人体に悪影響は与えないという物で、その研究の第一人者である君塚(板谷由夏)が、私怨の為にまだ未完成のナノマシーンをコーヒーに入れて元夫に飲ませ、思惑通りに殺し、凶器であるナノマシーンは排出されて見付からず、決定的な物証が無いから認めない君塚に対して、小比類巻達はどう攻めて落とすのかという話だった。 君塚は小比類巻と同じトランスブレインズ社に、7歳で死んだ娘の遺体を預けており、将来的に冷凍遺体の細胞を修復し甦らせる為に、トランス社でナノマシーンの研究を行っていた。この研究は小比類巻にとっても一筋の光で有り、それだけにその光を殺人に使った君塚は許せなかったし、最上はその研究の凄さが分かるだけに、こちらもそれを殺人に利用した事が許せなかった。 結局、元夫がペースメーカーを埋め込んでいる事を君塚が知らなかった事を利用して、最上はナノマシーンは排出されず、緊急時のペースメーカーの磁場に吸い寄せられて付着していたと嘘を付き、自白させた。 これって素人ならともかく、君塚は何で騙されたのだろう。自ら犯行に使ったナノマシーンの容器を提出したそうだし。 (続く)

No.184

>> 170 (続き) 温人が大胆な手法で完全に警察を排除し、安全に5億の大金を手に入れた真犯人はこれに味をしめ心春を渡さなかった。なので東堂は暴露本を… 【2022春ドラマ】

「マイファミリー」8話まで終了。

実咲ちゃんが自力脱出する事を望んでいたのだけど、まさか転落していたとは。あの映像だと生死が分からなかったのだけど、予告ではICUみたいな所のベッドに居たから、まだ救いが有って良かった。あれで即死だったら、温人を信じずに香菜子の持って来た情報を信じて、警察に通報した阿久津夫妻は悔やんでも悔やみ切れない事になっていただろうから。

友果の誘拐は東堂自ら考えて、義妹の亜矢に協力を頼んで、二人で実行したというのは意外だった。動機は心春事件の模倣をすれば、真犯人から接触が有るのではと考えたから。亜矢は警察から狂言誘拐を疑われて失踪したままの、姉への疑惑を晴らしたかったから。
でも反応は無く、警察も秘匿した為に暴露本を書いたら、漸く真犯人から接触が有り、優月の誘拐を指示された。そして東堂の知らない間に、真犯人が実咲の誘拐を実行していたというのが、東堂の言い分。

「真犯人は何故阿久津の娘だけ自分で誘拐したんだ?お前に頼めば済む話だろ」
「俺もそれは引っ掛かってる」
この部分と、予告に有った今は友果が持っている実咲のタブレットの中身が、真犯人に繋がる部分なのかな?

真犯人が取引を中止したのは、警察が動いている事を察知したかららしいけど、実咲が逃げ出し落下していたのを知ったから、というのも理由かもしれない。
(続く)

No.185

>> 184 (続き)
警察を排除して、警察の顔に泥を塗った形で友果を取り戻した温人は、計算ずくの真犯人に誘導される形で、実咲誘拐の主犯と疑われ、葛城から任意同行?を促される結果に。

怒り心頭の三輪に、誘拐から5年も経っているのに、まだ心春ちゃんが生きていると思っているのかと、厳しい事を言われた時は、涙を流しながら反発していた東堂だけど、取引を中止した真犯人から、今迄のお金と交換の場合は、心春か実咲のどちらか一人だけだと言われ、生きている可能性の高い実咲を選んだ。
「三輪の言う通りだ。心春ちゃんが5年間も生きている訳が…」この判断が、もっともっと前に出来ていたなら…とは思うけど、親とはそういうものなのだろう。

※前回、感想を書いた後でもう一度録画を見直していたら、東堂の結婚式の写真の日付が2006.12.12で、心春が生きていれば実咲と同学年だから、結婚して1年後位に生まれた計算で合っているので、葛城父親説は無しという事で。でも東堂が何故「ちゃん付け呼び」するのか、葛城に心春さんと言ったのは何故なのかは、出来ればドラマの中で教えて欲しい。

※あと、温人の家が警備会社との契約はおろか、友果が誘拐された後さえも、監視カメラを設置して無いのはおかしいよね。(設置していれば1億円を誰が置いたのか、直ぐに分かった筈だから)

脚本=黒岩勉 演出=宮崎陽平

  • << 202 【2022春ドラマ】 「マイファミリー」9話まで終了。 何か急に日下部管理官が過去に遡って強気で葛城を責め始め、“私が真犯人です”と顔に書いて有るんじゃないかと思わせる位、怪しさ全開だったんだけど、ここまで見せ付けられると逆に違うんじゃないかなと思ってしまう。 ただ、ラストの実咲のタブレットを友果が持っている事は、あの時点で実咲母(阿久津は分からん)、警察、温人夫妻と友果しか知らなかった筈で、あんなに早くピンポイントで奪いに来るという事は、警察の誰かとしか思えないんだよなあ。(未知留は音声データを聞いて直ぐに、「とどっち?」って判断していたけど、東堂だったら未知留に対してなら肉声で話すのになあ) 心春と実咲は5年前は親友で、実咲はタブレットに心春というファイルを保管していた。でも誘拐は公表されず、自分に黙って引っ越したと思い、その時は「もう友達じゃない」と恨んでいたらしい。ここで疑問。誘拐時点では二人は親友と同級生は皆知っていたのに、何故その話が警察に伝わらなかった?秘匿捜査とは言え、聞き出すテクニックは有るだろうに。 未知留は“心春ファイル”を開いて直ぐに驚いていたので、彼女の知る人物が何故ここに?という写真を見たというのが妥当な線かな。文書なら読むのにもっと時間が掛かるから。 次が拡大版の最終回。どんな真相が待っているのか楽しみ。 脚本=黒岩勉 演出=田中健太

No.186

>> 168 【2022春ドラマ】/簡単投稿 「俺の可愛いはもうすぐ消費期限!?」6話まで終了。  何で自分から丸谷にキスをしたのかが自分でも理解… 【2022春ドラマ】

「クロステイル-探偵教室-」全8話終了。

原案を出し全ての絵を描いた八津弘幸氏が、1、2、4話に続いて最終話の脚本も担当したけど、まあ何と言うか尻窄み。

えっ!?延々と何を見せられていたの?って感じで、こんな縦軸なら要らなかったな。(大体仕事をやりながら、沢木一人で調べられる情報量ではないでしょ!)
普通にキャリアを積んだ探偵の講師vs探偵学校の生徒を見せるドラマで良かったんじゃないかな。

サプライズは“後出しじゃんけん”の、匡の母親の本来の人物像と経歴だけで十分だったと思うよ。

前半は未知の探偵業の事を知る事が出来て面白かったけど、縦軸をまとめようとし出した後半になるに連れて、だんだんつまらなくなってしまった感じ。

まっ、これで硬軟併せ持つ鈴鹿央士の魅力が発信されて、もう少し浅い時間帯のドラマの主演か二番手位のオファーが来れば、鈴鹿推しの私としては御の字だけど。

脚本=八津弘幸 演出=六車俊治

No.187

>> 171 【2022春ドラマ】 「元彼の遺言状」7話まで終了。 せっかく前回は良くなって来たなと思ったのに、また以前のやたら登場人物が多く… 【2022春ドラマ】

「元彼の遺言状」8話まで終了。

いやあ不覚にも残り10分位の所で寝てしまい、気付いたら予告編が流れていた(笑)
先程、寝てた部分の録画を観て取り敢えず8話は全部観た事に。

まず前半部分の話だけど、これは篠田(逮捕されて本名は田中守と判明)の事件とは無関係っぽいけど、何でここにくっ付けたのかよく分からない。(時間稼ぎ?)

篠田が冤罪を主張している十が浜殺人事件については、元彼の栄治が篠田を匿い、「シノダヲタノム」との遺言を自分に残した事と、剣持自身も彼と行動を共にして来た中で篠田を信じられたから、やはり法律家として宙ぶらりんの状態に甘んじている篠田を何とかせねばという思いに駆られて、警察の手を借りて真実を暴くという道を選択したのだろう。

篠田の話を信じるのなら、明らかに篠田は嵌められて、殺人犯に仕立て上げられたものと考えられる。
警察が本腰を入れて当時の被害者の人間関係を徹底的に洗えば、真犯人は見付かる様な気はするのだが。

剣持は頭を下げて津々井に篠田の身元引き受け人を頼み、裁判が終わったら津々井の事務所に戻るという条件を飲んだ。

随分と剣持のキャラが変わった様な感じもするが、それだけ元彼の遺言状の存在は大きく、また法律家としての信念は曲げられないという事なのだろう。

脚本=中園勇也、脚本協力=伊吹一 演出=西岡和宏

  • << 203 【2022春ドラマ】 「元彼の遺言状」9話まで終了。 今回は篠田の事件の有った港町のレストランに行き、当日何があったのかを篠田に思い出させ、また当時の関係者に話を聞いて、誰が嘘をついているのかを剣持が探ろうとする話で、過去と現在は交錯するし登場人物も多かったけど、話は篠田の事件の事だけなので見易かった。 只、紗英が来るのは分かるんだけど(いつの間にか、人懐こくて情報を取るのが上手いキャラになってる(笑))、資料を渡しに来ただけの津々井が居座ったせいで、あれやこれやと食べるシーンが多く、それを全カットし、篠田の記憶を辿る部分と、町民がそれぞれ怪しさを全開にする部分も間延びしない様に整理すれば、前後編にする必要は無かったと思うし、一話で収めた方が緊張感が増して、もっと面白く観られたのかなと感じた。 ミステリーの事はあんなに細かく覚えている篠田が、あの時に美月(成海璃子)になけなしのお金を貸した(タクシー代を代わりに払った)エピソードは全く覚えていないって、有り得るのだろうか? 嘘を伝えて覚えてない篠田を「記憶力が悪い人」と印象付ける為の作戦? 誰が犯人でもおかしくない位の有能な役者を揃えているから、その部分の見応えはある。 ※“ぐるぐるカメラ”をどうしても入れ込みたいんだな、鈴木さん。 脚本=小谷暢亮、脚本協力=中園勇也、伊吹一 演出=鈴木雅之

No.188

>> 173 【2022春ドラマ】 「持続可能な恋ですか?」6話まで終了。 颯の会社の学童キャンプへの杏花の参加と、杏花を巡る颯と晴太の恋のせ… 【2022春ドラマ】

「持続可能な恋ですか?」7話まで終了。

ヴァネッサに「ウチに不満が?」と聞かれて独立を考えている事を話す杏花に「そういう事なら応援する。私もそうだったしね。嫌がらせでもすると思った?」(←ドキッ!5話の感想で『変な邪魔をしてくれなきゃいいけど。』って、ヴァネッサの事を書いたのよね、私。(汗))

今回、杏花と晴太はお付き合いのルールとして「虹朗ファースト」「独立ファースト」を決め、晴太から「結婚をしたくなったら言って下さい、その時は終わりにしましょう」と言われた杏花。
でも気持ち的には「結婚も有りかも」と、特に杏花は思い始めている様な。
二人のやり取りの中で、晴太は虹朗を介して知った事が多くてと言い、杏花がそういう晴太が好きと言う場面が有って、それは有るよなあ、子育て中だと所帯染みるかもだけど、その分角度を変えて見れば、人間的な幅が広がって魅力的に見える所も増えるだろうし。

明里が何故見合い相手が魅力的に見えないのか、それは林太郎のせいだと気付いた様で、いよいよ二人は次の段階に。
明里がデートの練習に誘うメールのタイトルが「お願いの儀」なのには笑ってしまった。

颯はコネでマレーシアの新設ワーケーションホテル支配人の座を手に入れて、杏花をヨガ講師として誘うつもりの様だ。
こっちはちょっとご都合主義だな。

脚本=吉澤智子 演出=加藤亜紀子

  • << 205 【2022春ドラマ】 「持続可能な恋ですか?」8話まで終了。 街歩きをしていた林太郎が【サステナ疲れにマッサージ】の看板を見付けて、「疲れて持続しないという矛盾、これは面白い!」と興奮して写真に撮るシーンに大笑い。(旗振り役のテレビ局の動きにテレビドラマが当て付けるという(笑)) 今回は子供が預け先で熱を出し、お迎え要請が来た時にどう対処するかという、働く親の永遠の課題が出て来たけど、晴太は杏花と知り合う前迄は、安奈と二人で解決して来たのだから今回もそうすべきで、連絡が付かないからって何でいきなり杏花に振るのか理解不能。ドラマでは晴太と安奈の両親は出て来ていないけど、普通は自分達が行けないならまずどちらかの親を頼るし、安奈の稼ぎがいいならシッターを頼むとか、子供が熱を出した時はどうするか、離婚したなら尚更事前に細かく取り決めをしておくべきよね。 虹朗はラグビーのボールじゃないんだから、こっちからあっちって有り得ない。 で、後から駆け付けた安奈が、何であの場で説教じみた事を言うのかも意味不明。晴太と安奈が虹朗ファーストを実践しなかった尻拭いを、杏花と颯がさせられた様なものなのに。 そのとばっちりで、大事な商談相手に正論でダメ出しされてしまった杏花も、考えが甘いっちゃ甘いんだけどさ。 颯が日数を減らした学童の仕事と、ホテルの開業準備を両立させているという (続く)

No.189

>> 172 【2022春ドラマ】 「正直不動産」8話まで終了。 今回は永瀬が地面師に騙され掛ける話。 高井戸のかなりの好物件で、登坂社長は… 【2022春ドラマ】

「正直不動産」9話まで終了。

ミネルヴァのあの手この手の登坂潰しと、営業マンの引き抜きが続き、登坂不動産は創業依頼の大ピンチ。

そんな中、月下は「富士山が見えて息子の通勤にも便利な4LDK」のマンションを巡り、花澤とマッチアップ。3年後にはタワマンが建ち眺望を遮るマンションを売り付けた花澤と、分かっていたから候補から外した月下。「説明義務違反では?」と責める月下に、「富士山が見えるとは一言も言っていない。眺望がいいと言っただけ」とかわす花澤。結局、小さい子の居る息子夫婦にとっては、周辺の子育て環境が充実している事が決め手になり、そのまま契約が成立。富士山に拘り過ぎた月下の完敗だった。
日照権は裁判でも認められる事が有るが、眺望権は殆ど認められないというのは勉強になった。

鵤と登坂の因縁、鵤が絶対許さない事が明かされたけど、何か捻り過ぎていてポカーン。ミネルヴァって登坂とは比べ物にならない位の大手って、確か誰かの台詞で聞いた事が有った様に思うのだが、そんな大手の社長の過去が真っ黒けって有りなのかね。

花澤も建設業界の男女差別に疲れどん底の時に、ウチは男女平等、ウチに来いと鵤に誘われた恩が有る。永瀬と言い大河と言い、拾われて忠誠を誓う人多し。
いよいよ次回が最終回。

脚本=根本ノンジ 演出=野田健太

  • << 207 【2022春ドラマ】 「正直不動産」全10話終了。 ミネルヴァが今度は、登坂不動産が管理する物件のオーナーに、ウチなら管理委託料を2%にする(相場は5%らしい)と営業を掛けて、次々に物件を奪って行く作戦に出て、登坂不動産は益々ピンチに。 永瀬は会社の為に前みたいな嘘が付ければと神社で願うと、風が強く吹いて背中を押し、以前の営業トークが出来る様になり、売上は絶好調に。これは私利私欲の為ではなく会社を救う為だから神様から許されたのかしら。 でも榎本からは「言葉に真実が一つも感じられない」、月下からは「今の先輩は尊敬出来ません」と言われた事が頭に残っていて、会社の命運が掛かった管理物件の花澤とのマッチアップでは、風の代わりに月下達の言葉がブレーキになって、5%の正統性を話し、登坂が頼んでくれた石田(山崎努)からの人物保証の後押しも有って、2%の花澤に勝った永瀬。 もう一つの埋蔵文化財包蔵地のトラブルの件も、ミネルヴァに騙された客の事なのに解決すべく契約の解除を鵤と直談判。違約金を払えばと言われて躊躇していると、現れた登坂が一千万を見せ「これでウチが肩代わりする」カッコいい! ついでに土器が出たのを知っていながら解体業者に金で口止めした法律違反を指摘。バレたら免許停止になる程の重大な違反らしい。 「出るとこ出るか?」 「金はいらん」 (続く)

No.190

>> 175 【2022春ドラマ】 「明日、私は誰かのカノジョ」7話まで終了。 そのホストクラブに初めて来た客へのサービスシステムが、分かりや… 【2022春ドラマ】

「明日、私は誰かのカノジョ」8話まで終了。

楓が萌を落とすテクニックが超絶上手くて震えた。弱っている時に、あんな風にナチュラルに接してくれて、気遣い(水と涙を拭くハンカチ)も嘘(初めて指名してくれる客を迎えに行くと言って抜けて来たけど、バックレられたと言うから大丈夫だよ)も完璧、萌が自ら選択して店に同伴する様に仕向け、会計が萌の想定以上で戸惑いを見せると、説明不足だった自分が悪いとそっと半額分位の五千円札を握らせ、「規則違反だから秘密ね」と囁く。
送り出す階段の途中で一度焦らしてから抱き締める。これでまた次も萌は楓を指名する。実際は楓が流れる様に引き込んでいるのだけど、そうは感じさせないあの笑顔と気遣い、中の人(高野洸)がハマっていて本当に震えた。

外から店に入る時に一瞬暗くなる階段、先に降りる楓が振り返って萌の手を取るシーンが、これから落ちて行くのだろう萌の“沼”を強く感じさせて印象的だった。

ガルバの稼ぎであの万札の束は無いわなと思っていたら、やっぱり優愛はデリヘルで稼いでいた。あんな無表情で機械的な対応でも、信じられない様な可愛い子が来たら男は喜んで延長に変更するから、稼ぎは相当いい様だ(齋藤なぎさにオファーをした意味がよく分かった)。

独占欲が強い分、我慢して稼いでハルヒの売上に貢献していると思っている優愛。
(続く)

No.191

>> 190 (続き)
「何でお前だけ頑張っている様な言い方するの?」
「ハルヒの幸せは私の不幸の上に成り立ってるんだよ」
優愛に見えない様にタバコを握り潰して必死に怒りを抑え、「優愛の言う通りだよ」となだめ、仲直りを承諾したら今度はハルヒが更なる売上を優愛にねだる。
「お前のせい(被り客を嫌がり敵意剥き出しになるから)でどれだけ売上を落としたと思ってんだよ」
ヒェー、怖い世界だあ。

優愛が何故ホスト沼にハマったのかは分からないけど、萌と楓の関係性もいずれああいう風になるのかと思うと切な過ぎる。
萌の思考回路が一々分かり過ぎるから、余計に彼女に感情移入してしまう。

萌の中の人(箭内夢菜)は、この役の為に相当体重を増やしたらしいが、原作の漫画ファンからはイメージぴったりと絶賛されている様だし、原作を知らない私が観ても萌に対して、この子、考え方も堅実だし可愛い顔してるから、痩せればモテるんじゃないかなあと思わせてくれる、絶妙なラインに居るのよね。萌の残念ポイントを的確に体現していて凄いなあって思う。

予告編の萌を観ただけでまた切なくなってしまったけど、行く末をしっかり見届けないとね。

脚本=川原杏奈 演出=近藤幸子

  • << 210 【2022春ドラマ】 「明日、私は誰かのカノジョ」9話まで終了。 初心者に対するホストクラブの手引き書に思えて来たこのドラマ。原作の漫画家は相当時間を掛けて調べ上げたんだろうなと思わされる。 ハルヒも楓も客のタイプによって対応を変えるのだろうけど、今見えている部分だけで言えば、ハルヒは優愛にはっきりと売上を要求し、なだめる為なら枕営業も辞さないタイプで、楓は「ごめんね」「萌はそんな事しなくていいんだよ」と、表向きは売上を求めないタイプで対照的。 だけど楓は被り客が離さない(その分お金を使っている)という名目で、中々席に戻れない状況を作り、その間にヘルプがシャンパンを入れると◯◯が出来ますよとシステムを説明、萌自身が勝手に被り客に対抗心を燃やして、自らの判断でお金を使う様に仕向けて行く。 楓が横に座り「嬉しいよ」と言ってくれるのが至上の喜びになり、また来る選択をさせる“楓沼”。「無理しないでね」と言われると無理をしたくなってしまう、そして萌は風俗の沼に落ちて行った。 リナに雪を紹介して貰い、レンタル彼女で稼ぐつもりだったけど、座学や模擬デート等の研修が有り、実際に稼げるのは1ヵ月後からと言われた萌は、金欠が切羽詰まっていて風俗を選んだ。 初めて女の子として扱ってくれた(と思わされている)楓の為に、心をすり減らして行くのだろう萌が切ない。 脚本=三浦希紗 演出=菅原正登

No.192

>> 176 【2022春ドラマ】 「悪女(わる)~働くのがカッコ悪いなんて誰が言った?~」7話まで終了。 社長が倒れて命に別状は無いが、社長… 【2022春ドラマ】

「悪女(わる)~働くのがカッコ悪いなんて誰が言った?~」8話まで終了。

備品管理課に戻ったら、2名が今日で早期退職して、竹内課長のみが残ると知って驚く麻理鈴。そこに二児の母で時短勤務中という間宮(桜井ユキ)が企画開発部から異動して来る。
育休から復帰したら直ぐに第二子の産休・育休、そして時短勤務で前の部署に居辛くなって、自ら希望して異動して来たらしい。
備品管理課は前にも増して暇だったが、暇なら仕事を作ればいいと、間宮の守備範囲の新しいノベルティ作りを始めたり、備品管理課から一生出られないなら「部署ごと出世しちゃえばいい」と、13階の空いた部屋への移動を狙って実現させたり、相変わらず麻理鈴のバイタリティーは凄い。

今回の峰岸のアドバイス「ルールを熟知すれば勝てる」は、実践的で良かった。目には目をルールにはルールをだ。そしておまけは、誰も知らないだろうからと自分で作った“創業者の言葉”で煙に巻く麻理鈴。ワルが板について来た感じだ。

そんな麻理鈴を島田も認めざるを得ず、峰岸は「JK5に入らない?幹部候補に入れたいと思ってる」と誘うのだが…。
予告編ではまたまた反発するみたいで面白そう。

脚本=松島瑠璃子 演出=山田信義

  • << 211 【2022春ドラマ】 「悪女(わる)~働くのがカッコ悪いなんて誰が言った?~」9話まで終了。 通称JK5推進室に異動した麻理鈴は、室長の峰岸から幹部候補20名の研修プログラムを任され張り切って働くが、最初は盛況だった週1の研修会もどんどん人が減って行き…。 川端(近藤春菜)は、管理職になるとエンジニアの現場を離れなければならず悩んでいたが、管理職を拒否すると居辛い雰囲気になっているオウミには居たくないと退職を希望し、間宮(桜井ユキ)は企画開発でプロジェクトリーダーを任され張り切るが、子育てを犠牲にしている事を夫から責められ別居、離婚すると思うと言い出す。 峰岸は去る者は追わず、離婚するならシングルマザーの手当てを増やすとにべもない。 半年後、オウミの中は優遇される女性に対する男性社員や、手当てが手厚い子持ち女性に対する独身社員のやっかみや反発が酷く、雰囲気はギスギスして最悪に。 また田村は貢献度の低そうな男性管理職の肩叩きを始めたらしく、田村も峰岸も改革に痛みを伴うのは当たり前というスタンス。 こんな筈では無かったと思う麻理鈴は、以前「会社は人よ」と言っていた峰岸の言葉を思い出し、「峰岸さんに逆らいます」と宣言する。 全編シリアスで別のお仕事ドラマみたいになっていたけど、色々考えさせられて見応えが有った。最終回が楽しみ。 脚本=後藤法子、松島瑠璃子 演出=内田秀実

No.193

>> 177 【2022春ドラマ】 「ナンバMG5」6話まで終了。 美術部恒例の写生会に横浜まで遠征した剛達。ここで深雪が「画角に入ってしまう… 【2022春ドラマ】

「ナンバMG5」7話まで終了。

吟子が白百合に入学するという事で、多分面白くなるだろうなと思って観たら、やっぱり面白かった、そしてグッと来た。

生徒会長の名前が難波剛と聞いて、えっ?と思う吟子だけど、剛はわざと軽そうなキャラを演じてセーフ。
生活指導の桐山から髪染めを咎められ、生徒会長の妹だろうと言われて否定すると、「家族じゃないのに何で同じ住所に住んでるんだ?」と言われてぐらつくが、生徒会長とヤンキーが同じなんて有り得ないと考える。
そんな吟子と剛は桐山に呼ばれ、妹を指導して欲しいと言われた剛は「妹には言って聞かせます」。遂に認めた剛に「誰だよお前、どこの誰なんだ」原菜乃華、上手かったあ。

中学時代、絶対に仲間を守ってくれると皆から信頼されていたヤンキーの剛が、吟子の誇りだった。それが何で…。
でも理不尽な校長の「学力テストで赤点の生徒が3割越えたクラブは活動中止」に異議を唱えて、「白百合は校長だけの物じゃ有りません!」と訴え、撤回させた兄を見て、やっぱりお兄ちゃんは変わってないと思えた様で。

正義感を発揮したらチンピラに連れ去られてしまった吟子と牧野を、制服素顔のままで助けに行った剛。カッコ良かったけど、もし写真とか撮られていたら校長に利用されそうで、ちょっと心配。

脚本=金澤達也 演出=品田俊介

  • << 212 【2022春ドラマ】 「ナンバMG5」8話まで終了。 今回は大丸が中学時代に好きだった水野(森迫永依)が、兄・幸男が作った怪しげな借金700万に苦しめられていると知り、相手の男・ヤクザの息子の安藤(葵揚)に直談判をする為に、伍代と水野を連れて広島に乗り込む話。 同じ時に剛は楽しみにしていた修学旅行で広島に滞在。その事を知っていた大丸は、剛に助けは求めず一人で闘う(伍代は安藤の手下に捕まっていた)が、病院送りに。 島崎の腹痛で病院に来ていた剛は、大丸達の話を立ち聞きして、次の喧嘩には猛がバッグに入れていた特服を来て助けに行く。 勿論ボコボコにして、借金をチャラにする代わりに剛が負けた事にしてやる。 大丸達と安藤のやり取りのシーンと、修学旅行の楽しいシーンが、矢継ぎ早に行き来する演出がちょっとうるさくて落ち着かなかったかな。 桐山の部屋点検から隠れる為に、同じ布団に潜り込んだ剛と深雪のシーンが、何もしていないのに妙にエロチックだった。所々で見せる、森川葵の女を出して来る演技が絶妙で上手いなあと感心。 負けた事を手下に?SNSでバラされた安藤が誤解して剛に、隣のおばちゃんに暴力を振るった男達(グレとグロ)をボコボコにした猛に奴らが、それぞれ仕返しに来るのではとちょっと心配(吟子とナオミの事がね)。 そして次回、二重生活が家族にバレる! 脚本=金澤達也 演出=尾崎隼樹

No.194

>> 178 【2022春ドラマ】 「未来への10カウント」7話まで終了。 虹郎が演じているから大人だと錯覚してしまうけど、設定では桃介は高1… 【2022春ドラマ】

「未来への10カウント」8話まで終了。

色々有って無気力でいつ死んでもいいと思っていた一人の男が、嫌々引き受けた母校のボクシング部のコーチとして、未完成でピュアな部員達を指導している内に、徐々に生気を取り戻し、いい影響を与え合ってインターハイ出場を目指す物語の筈で、最初の頃は、こちらも嫌々部長を引き受けた折原のキャラと使い方が上手くて、楽しみながら観ていたんだけど、校長のキャラがぶれ始めた辺りから段々雲行きが怪しくなり、素直に感動出来るいい部分も有るんだけど、なんじゃこりゃの部分が増えて来て、当初に期待していたドラマとは少し解離して来た感じで、今は何でこういう方向に?という残念な気持ちの方が強い。

普通に考えて焼き鳥の早朝仕込み、講師として授業を受け持ち、ボクシング部のコーチを5時迄して、そこから店の営業って商売をなめてはいけない。体が持つ訳がない。
校長は規則の一点張りだけど、講師ではない甲斐のコーチを認めていなかったっけ?

校長と父親の確執とか、折原の恋心?とか無理に入れ込まずに、ストレートに高校ボクシング部員とコーチが、お互いに育て合う話に絞って見せてくれた方が良かった…と思う。
最終回は次回だけど、残念だったから思わず総括してしまった。これで納得の行くラストになるのかなあ。

脚本=福田靖 演出=星野和成

  • << 213 【2022春ドラマ】 「未来への10カウント」全9話終了。(初回と最終回は15分拡大。書かなかったけど3話を除いて各回6~10分それぞれ拡大していた。発注に対して収め切れなかったのは、脚本のバランスが悪かったのかなと) 桐沢が三足のわらじを履いて倒れて、起き上がってから「4ヵ月前ならこのまま死なせてくれと思っただろうけど、今は違う。」ボクシング部の皆と出会い、生きる意味を見出だした桐沢は、「今は違う。俺は目一杯生きたいんだ。最高に楽しいと思っている。ダッサイのは今日だけだ」←この台詞と「今は体が慣れていないだけ」という台詞が有ったので、“無理する桐沢”に関しては納得出来た。 大場校長と父親の確執の裏に有った、大場の“中二病”から抜け切れていない様な、「娘の私が父の一番で居たかったのに、父の一番はいつもボクシング部」「認めて貰いたかった、誉めて欲しかった」との思いが、当初のボクシング部への冷たい対応の要因で、父親の退職を機に自然消滅させるつもりだったが、一番の嫉妬の対象だった桐沢が新コーチとして来たので、父親憎しボクシング部憎しがヒートアップしてしまったという事の様だ。 ところが桐沢の指導で部員が徐々に上達しだすと、進学校への変貌と強豪ボクシング部の復活の両方で父親に認めさせようと、考えを改めた様で、その旗印として打倒京明を掲げた。 (続く)

No.195

>> 179 【2022春ドラマ】 「花嫁未満エスケープ」8話まで終了。 鍵開けておくから荷物取りに来てって、怖っ。 段ボール箱にゆうの私物… 【2022春ドラマ】

「花嫁未満エスケープ」9話まで終了。

指輪のお礼を言って無かった事に気付き、LINEのやり取りの最後に「指輪ありがとう」
もうこの時点でやっぱり心弾む恋では無いのよね。

母親の乳癌が再発して入院し、慌てて深見に連絡もしないまま帰郷するゆう。指輪を見た母親は、尚紀からの物だと勘違いして「今度連れて来てよ」「予定聞いとく」って、何故本当の事が言えないの?ゆう。

深見はゆうと居る時間の方が大事だからって、釣竿やルアーを全部友達にあげてしまうし、ゆうが仕事を辞めて実家に戻り母親と暮らす、店長は他の人でも出来るけど、お母さんの家族は私一人だからと、自分の決断を話すと、「ゆう、結婚しよう。向こうで一緒に暮らそう。お母さんを支えるゆうを俺は支えるよ」「仕事は辞めて実家の農園を継ぐよ」

深見くん、重いのよ、これは。深見くんの主体性が無いじゃない。希望だった設計の仕事に就いたのに、それを捨ててもゆうの側に居てゆうを支えるのが俺の幸せ、みたいに言われたら、重過ぎてゆうじゃなくても逃げ出したくなるよ。

「私を幸せにするのは私だから」
「それでも俺はゆうと…」
黙って指輪を外してテーブルに置くゆう。

冷たいなとは思うけど、そもそも入口で流されたのが間違いの元なので、ズルズルで失敗するよりはマシかな。

脚本=桑村さや香 演出=鈴木統

  • << 218 【2022春ドラマ】 「花嫁未満エスケープ」10話まで終了。 今回は高校時代の深見とゆうの姿や関係性が描かれたが、前回迄に描かれた二人の事を補完する程度の意味合いでしかなく、正直引き延ばし感が強くて少しがっかり。 深見は低い合格率にビビって一級建築士への道を諦めたのに、卒業アルバムに書いて貰ったゆうの言葉「少しでも私を見てくれてありがとう。素敵な大人になってね」に奮起して、独学で勉強して難関資格試験に合格したのだから、もっと自分に自信を持てばいいのに。 友達の家に行くから、実家に戻る迄は自由に使ってと置き手紙をして深見は家を出て、ゆうはLINEで「この部屋には居られないからホテルに泊まります。ちゃんと私を見てくれてありがとう」と送信。高卒の時と同じ言葉を掛けられて、深見が奮起した自分を思い出してくれるといいけどね。 次回予告では尚紀がゆうに「結婚しよう」。 ゆうがウェディングドレスを着て、母親に「絶対幸せになる」って言ってたけど、相手が尚くんとは限らないよね。 脚本=桑村さや香 演出=堀江貴大

No.196

>> 180 【2022春ドラマ】 「インビジブル」7話まで終了。 もう泰造を内通者っぽく見せるのに汲々としているのが見てとれて、却ってシラケ… 【2022春ドラマ】

「インビジブル」8話まで終了。

クリミナルズの興業師が陳腐で笑っちゃうんだけど。なのであれやこれやの話は端折って、まだ伏せられている内通者は誰なのかについて書いておきたい。

前回迄は酒向さんの塚地を一番手の候補にしていたんだけど、今回を観てひょっとして猿渡なのかなと思い始めた。
理由は二つ。一つ目はキリヒトが一人目を助ける条件は、調教師の釈放だと言い、猿渡が一つも騒がずに「出来る筈など有りません」ときっぱり言い放ち、一人目が直ぐに処刑された事。あれって警察官なら誰だってもっと抗い、説得を試みるんじゃないかな。それを一切しなかったのは、相手がキリヒトじゃ無理と思っての事か、もしくは本当は殺されない事を予め知っていたかのどちらかで、自分は後者かなと。

もう一つは牧野副総監が息子の殺人事件を隠蔽し、証拠を隠滅した事を知っていて許せない、それを阻止出来なかった組織も許せない強い正義感を持っていそうな点。

予告でクリミナルズのリーパーは「警察の人間」とキリヒトが言ってるので、内通者=リーパーなのか、別々なのかでまた違って来るのかもだけど。

キリヒトは何故あんなにキリコに執着するのか。ひょっとしていざという時に志村の動きを封じる為の、人質的意味合いが有るのかな。まさかシスコンなんてオチは、無いよね?(笑)

脚本=香坂隆史 演出=竹村謙太郎

  • << 215 【2022春ドラマ】 「インビジブル」9話まで終了。 リーパー=内通者=猿渡が視聴者に明かされたのが、開始から30分後。 やっぱりねの結果だったけど、動機としては正義感が強過ぎて歪んでしまったのかなと想像していたら全く違っていて、何と11才の時に既にナイフで通り魔殺人を犯して補導されており、その後警察に入れたのは警察一家の息子だからなのかは知らないが、キリコの父の時代からクリミナルズとして使われていて、やり過ぎてしまう為に父親からは切られ、その後キリヒトの依頼でその父親も殺しているので、これは一番使って欲しくなかったサイコパス設定としか思えない。 意外だったのが、冷酷無比で頭も切れると思っていたキリヒトが結構甘ちゃんで、既に猿渡に支配されていい様に転がされている事。作者としてはここ(壮大な張りぼてキリヒト)を見せ場にしたかったのかね? 前回『キリヒトは何故あんなにキリコに執着するのか。』『まさかシスコンなんてオチは、無いよね?(笑)』と書いたのだけど、「何で俺じゃなくてあいつ(志村)なんだ!」って言ってたから、そんなに的外れでは無かったのかも(笑) まあキリコの生体認証でしか開かない父親の書庫に入りたかった、というのが一番の理由だとは思うけど。 猿渡が何で安野も殺したのか、そこは知りたいかな。 脚本=槌谷健、脚本協力=いずみ吉紘 演出=棚澤孝義

No.197

>> 183 【2022春ドラマ】 「パンドラの果実」6話まで終了。 今回は謳い文句の『最先端科学が引き起こす怪事件』ではなくて、都市伝説の様… 【2022春ドラマ】

「パンドラの果実」7話まで終了。

今回はまた最先端科学の話に戻り、それが細胞より小さい“ナノマシーン”の話で、修復すべき細胞にピンポイントに到達して治療を施し、役目を終えると体液と共に体外に排出されるから、人体に悪影響は与えないという物で、その研究の第一人者である君塚(板谷由夏)が、私怨の為にまだ未完成のナノマシーンをコーヒーに入れて元夫に飲ませ、思惑通りに殺し、凶器であるナノマシーンは排出されて見付からず、決定的な物証が無いから認めない君塚に対して、小比類巻達はどう攻めて落とすのかという話だった。

君塚は小比類巻と同じトランスブレインズ社に、7歳で死んだ娘の遺体を預けており、将来的に冷凍遺体の細胞を修復し甦らせる為に、トランス社でナノマシーンの研究を行っていた。この研究は小比類巻にとっても一筋の光で有り、それだけにその光を殺人に使った君塚は許せなかったし、最上はその研究の凄さが分かるだけに、こちらもそれを殺人に利用した事が許せなかった。

結局、元夫がペースメーカーを埋め込んでいる事を君塚が知らなかった事を利用して、最上はナノマシーンは排出されず、緊急時のペースメーカーの磁場に吸い寄せられて付着していたと嘘を付き、自白させた。
これって素人ならともかく、君塚は何で騙されたのだろう。自ら犯行に使ったナノマシーンの容器を提出したそうだし。
(続く)

No.198

>> 197 (続き)
あくまでも抵抗しようと思えば、同じペースメーカーとナノマシーンを使った実証実験を要求する事も出来た筈で、それをせずに証拠まで自ら提出したのは何故なのか。

一つには自分と同じ苦しみを味わい、冷凍保存に一縷の望みを見出だして生きている小比類巻の率直な言葉が、君塚の心に響いて正気を取り戻し、科学者としての矜持も取り戻したからなのかなと。
後は、天才科学者からの叱咤も効いたのかな。
矜持を取り戻した上での自首に近いのかなと、自分には思えた。

今回、ラスボスっぽい不老不死のウイルス研究の第一人者・榊原(加藤雅也)が登場し、電話で誰かから報告を受けて「そうか、では監視を続けてくれ」というシーンが有ったのだが、その対象は誰なのか?小比類巻?最上?カーン?
また電話の相手は最後の方で出て来た、いかにもな平山祐介なのか?それとも今のところ使い走りでしかなく、役不足が否めない三枝(佐藤隆太)って事は無いのか?
もし三枝なら“続きはHuluで”の目玉になるとは思うけど。

そして亜美のそっくりさんが幻覚ではなくて実在し、全身から血液を抜かれた遺体として発見された件ね。ここで前に唐突に出ていた“養女だった亜美”の件(双子だった?)が繋がって来るのかな?

脚本=福田哲平、関久代 演出=羽住英一郎

  • << 220 【2022春ドラマ】 「パンドラの果実」8話まで終了。 最初に最上からどんなウイルスにも強い、都市伝説級のエルマー遺伝子の説明が有って、亜美のそっくりさんの黛美羽の死因がサイトカインストーム(免疫の暴走)と分かり、原因が最上が作り出し速水(栗山千明)が改変したプロメテウスウイルスだと判明。その後のDNA鑑定で、美羽はエルマー遺伝子の保持者と分かり、亜美と双子だった事も確定。 榊原(加藤雅也)は速水から奪った未完成のプロメテウスウイルスを、エルマー遺伝子の持ち主の美羽に投与し、不老不死ウイルスとして完成させようと目論んでいたが、失敗して美羽は死亡。 美羽の実母は人工受精によるシングルマザーを希望して、榊原の父・茂吉の産院で治療を受けて双子を出産したが、数ヶ月で肺炎で死亡。その産院の看護師だった黛かえでと小比類巻の義母、四宮聡子(石野真子)が別々に養子として引き取った。 茂吉は不妊治療等の人工受精の際に、遺伝子操作を行っていると告発され、生まれたと噂された双子は“悪魔の子”と呼ばれていた。その為に養子に出された時点で、戸籍を改竄して双子と分からない様にしていたらしい。←どういう手を使ったのか疑問だが。 小比類巻には亜美が双子だったかは知らないと答えていた聡子だが、美羽の死をかえでの墓に報告、それを見ていた榊原に声を掛けられたのか?車に同乗して←何故乗った?、 (続く)

No.199

>> 182 【2022春ドラマ】 「17才の帝国」4話まで終了。 前回、会話をするスノウ(AIユキ)を見た時に、またまた裏ドラマのVRゲーム… 【2022春ドラマ】

「17才の帝国」全5話終了。

前回、今のユキの主張と、何も知らずに分からずに死んで行った雪の無念とはイコールでは無いと書いたのだが、真木が雪のあらゆるデータを詰め込んで作ったAIのスノウは、真木と会話を重ねる度に成長(変貌)して行く様にプログラミングされていて、大人達の醜い駆け引きに巻き込まれて私は殺されたと認識しているという事は、真木がそう教えたからに他ならないし、真木の想定を越えて過激な主張をする様になったのも、元々の不幸が“大人の身勝手で殺された”から始まっているのだから、ああいう主張に辿り着くのも自然なのかなと思う。

スノウの暴走でソロンのサービスが一時的に停止した事の説明を、「表向きは何と?」と尋ねる平に対し、「表も裏もなく事実を話します」と告げて、全てを市民に話し謝罪したのは、真木の中では当然の判断だったと思う。
スノウとソロンを繋いだのはサチだとは市民は知らないから、真木の私的流用を危惧、批判して支持率は下がり続けてとうとうソロンに罷免された。

この透明性に触発された平は、手に入れた白井秘書の日記を山口に記事にさせて、鷲田を辞任に追い込むという正面突破を選択し、後に日本の総理の座を手に入れた。17歳のピュアな思考を肌で感じた平が総理になった日本は、意外と悪くないのかもしれない。

脚本=吉田玲子、脚本協力=鈴木貴昭 演出=西村武五郎

No.200

>> 100 【2022春ドラマ】/短文雑感 「妖怪シェアハウス-帰ってきたん怪-」3話まで終了。  何だろう、何で前作みたいにスカッと笑えないん… 【2022春ドラマ】

「妖怪シェアハウス-帰ってきたん怪-」全9話終了。

ずっと何か違う、前より面白くないなと思いながら観ていたので、感想もパスしていたのだが、今シリーズは映画の為の前振りとして作られていて、一応“妖怪の闇落ち”の元凶と目されていた黒原が、実は貧乏な家の出から這い上がって来た、只のマザコン男、人間だったというドラマ版としてのオチは有り、じゃあ本当の黒幕妖怪は誰なのかという謎は映画でという二段構えにしてあり、その点については別に文句は無いのだが、やはり前作の様なストレートな分かり易さに欠け、捻りを入れ過ぎたから笑えなくなってしまったのかなと思う。

で、今回なんだけど、黒原の大好物の柿(貧乏だけど柿だけは母親が食べさせてくれたという、マザコンの象徴的好物)を渡すまいとする妖怪達と、奪い取ろうとする黒原の争いを、スロー再生に見せ掛けた動きで役者さん達が演じている部分がまあ面白くて大笑い。
細かく演技を付けて撮ったのだろうと思うが、その演出家の発想と、それに応えた役者さん達の達者な演技に拍手喝采だった。

何か、こういうバカバカしさを真面目に演じる面白さと分かり易さを、求めていたんだよなあこのドラマにはって、改めて感じたシーンだった。

脚本=西荻弓絵 演出=豊島圭介

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