記憶か記録か…ドラマ日記 5
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連ドラの感想、まとめ等
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【2022春ドラマ】
「正直不動産」(NHKエンタープライズ・NHK・テレパック)脚本=根本ノンジ 出演=山下智久、福原遥、市原隼人、泉里香、長谷川忍、倉科カナ、(大地真央)、(高橋克典)、草刈正雄 他 ()内は初回は未出演
大谷アキラ・夏原武・水野光博の漫画原作。《ドラマ10・45分枠》(全10話予定)
社内で“ライアー永瀬”と陰口を叩かれる位、息を吐く様に嘘を付いて客を騙し、契約をもぎ取って来た登坂不動産営業部のNo.1社員永瀬(山下)が、サブリース契約をしてアパートを建てる土地に有った祠を壊した為に祟りに遭い?、今迄の様に嘘を付けなくなった事で巻き起こる騒動や、(おそらく)永瀬の仕事観や人生観の変化を描いて行くのかなと思われる。
初回はどう転んでも不動産会社側が損をしない様に、含みを持たせて書かれている契約書の罠や、良い物件なのに家賃を安く設定するオーナーの罠とかが描かれたが、今後もそういう裏側を見せてから永瀬が本音を駄々漏れさせて、結果的に顧客を救うみたいな流れになるのかな。
永瀬の本音の言葉遣いが偉そうで笑っちゃうのだが。
悪徳オーナーの嘘を暴く為に、何人もの被害者に話を聞きに行った位だから、永瀬は根はいい人なのよね、きっと。
やっぱり山Pは華が有っていいね。
※木下ほうかの見事な消し方(再編集)、凄腕だなあ。
演出=川村泰祐
- << 68 【2022春ドラマ】 「正直不動産」2話まで終了。(新ドラマが目白押しなので簡単投稿で) 勝手に“根はいい人なのね”なんて思っていたから、永瀬が「また嘘がつける様になれば1位に復活出来る」なんて思っている事にびっくりしたけど、後の方で永瀬が月下に基本給を聞いて「10万円位」と言われて、「俺も変わらない。だから売れなきゃその辺のフリーターより稼ぎが悪い」みたいな事を言っていて、成る程そういう事かとは思ったけど、えっ、10万円?って改めてびっくり。営業職ってそうなの?えっ、売れなくても何らかの手当てとかは有るよね。じゃなきゃ新入社員なんて来ないでしょ。(←これが気になってしまってストーリーがどっかに飛んで行ってしまった(笑)) 風が吹いたら“本音”が出てしまうのを何とか止めようと、永瀬が両手で口を塞いだり、マンネリ化を防ぐ工夫は見られたね。 今回は桐山が攻勢を掛けて来ただけで、話としては新しい動きは無かったので、次の仕掛けに期待したい。 演出=川村泰祐
【2022春ドラマ】
「汝の名」(TX)脚本=鈴木裕那 他 出演=山崎紘菜、北乃きい、EXILE NAOTO、京典和玖、長井短、眞島秀和 他
明野照葉の小説原作。《新設枠?・30分枠》(全8話)※ドラマParaviにて全話先行配信済み
人材派遣会社のオーナー河島(眞島)に新会社を任され、3年で売上を倍にしたやり手の麻生陶子(山崎)と、同じ職場の男に手痛く振られて、2年前に製薬会社を退職してから引きこもり、陶子に気を遣いながら家事を担当している妹の久恵(北乃)。
陶子は河島と男女の関係を持ちながら、若いWebデザイナーの恭平(京典)とも関係が有る様で。でも男にはのめり込まない、仕事が第一というのが信条みたいなのだが。
久恵がクリーニング店からスーツの引き取りを忘れただけで、膝の裏を蹴飛ばして跪かせ、頭からワインをぶっかける酷い仕打ちをする陶子。
逃げ出した久恵は古いアパートの一室に引きこもる。また来てしまったとか言ってたと思うけど、ここは秘密の隠れ家なのか?
家の前に出て久恵に電話を掛けてる陶子に、後ろから「里矢子さん」と声を掛ける女(長井)。振り向きスマホを落とす程驚いている陶子。
冒頭の顔を全部見せない傷だらけの女は陶子だと思うけど、あれから5年間でのし上がるには相当の無理をしていそう。
面白そうなので次も観てみる。
演出=河原瑶
- << 69 【2022春ドラマ】 「汝の名」2話まで終了。(こちらも簡単投稿で) 5年前の陶子は付き合っていたDV男に捨てられてボロボロだった。 3年前、河島社長からフェイク人材派遣の新事業立ち上げを任された時に、「やっかい事に巻き込まれるから」という理由で、河島が捜して来た借金まみれの女・麻生陶子の名義と戸籍を5年間の約束で買い上げ、三上里矢子から麻生陶子になった。 そして2年前、男に捨てられてボロボロだった久恵を拾い、姓を麻生と名乗る様に変えさせた。 あのアパートは久恵が住んでいた所で、更新時期が来ていて16万円が必要。 そんな時に道で苦しんでいた高齢の松谷(茅島成美)を助け自宅迄送り、薬に詳しい事ですっかり信用された久恵は、松谷が別の薬袋を探した時に見えた預金通帳を見詰め続ける。 ラスト、本物の陶子(今は行方不明の妹の名前・科子を名乗っている)らしき女が死んでる? そして久恵は通帳を盗むのかねえ。 何か二人の破滅しか見えて来ない様な設定だけど、変わらず面白い。 演出=河原瑶
【2022春ドラマ】
「メンタル強め美女白川さん」(TX・PROTX、製作委員会)脚本=狗飼恭子 出演=井桁弘恵、野呂佳代、佐藤龍我、東野絢音、庄野崎謙、秋元才加、(遊井亮子)、(柏原収史) 他 (内は初回は未出演)
獅子の漫画原作。《ドラマParavi・30分枠》(全話数不明)
常に笑顔で人に接し打たれ強い白川(井桁)は、妬みも有ってか同僚女性からは距離を置かれ、わざとハブられたりもするが平静を保ち不満を言ったりもしない。
同じく常に笑顔だが打たれ弱い町田(野呂)は、体型コンプレックスも有り、それをいじられるとへこたれてしまう。
お土産のお菓子をハブられ少し寂しそうな顔をした白川に、自分の分を渡した町田。
喜んだ白川が「半分こしましょ」と言って一緒に食べた事から二人は急接近。
それが面白く無かった町田の同期の梅本(秋元)は、町田に嫌味を言ったり…。
打たれ強い白川も過去には色々有った様で、根っからメンタルが強いというよりは、打たれた時の処理術が上手くなっての今なのかなと。
井桁さんに凄く魅力が有る訳では無いし、話も白川と町田が仲良くなったという所迄しか進んでいないので、面白くなるのかはよく分からない。
今のところ野呂さん位なんだよね、惹かれるのは。
観続けたとしても感想は今回のみとしよう。(多分離脱しそう)
演出=池田千尋
- << 75 【2022春ドラマ】/簡単投稿 「メンタル強め美女白川さん」2話まで終了。 今回は唯一の惹かれポイントだった町田(野呂佳代)の出番がほぼ無くて、白川を好きな松井(庄野崎謙)が梅本(秋元才加)に相談するけど、その梅本は松井が好きなので白川に当たってしまうみたいなどうでもいい話が続き、最後は女同士仲良くなる的な展開だったけど、やはり想像していた通り自分にとっては面白くも何とも無かった。 なので今回で視聴離脱する事にした。 脚本=下田悠子 演出=池田千尋
【2022春ドラマ】
「花嫁未満エスケープ」(TX・HORIX、製作委員会)脚本=桑村さや香 出演=岡崎紗絵、浅香航大、中川大輔、小林凉子、松村沙友理、(美山加恋) 他 (内は初回は未出演)
小川まるにの漫画原作。《木ドラ24・30分枠》(全話数不明)
主人公のゆう(岡崎)は7年付き合っている尚紀(中川)と同棲しているが、今ではすっかり都合のいい“ママか家政婦”扱いをされ(←女が腹が立つ様に描かれているクソキャラ尚紀w)、ずっとそれに甘んじて来たが、誕生日を忘れてゲーム三昧の尚紀に遂にキレて家出。気付いたら地元の駅に辿り着いていて、偶然高校時代の元カレ深見(浅香)と再会する。尚紀と違って敏感な深見は、ゆうに何かが有った事を直ぐに察知。初めて自分がコクった場所に連れて行き、満天の星空を見せて「誕生日おめでとう」(←別れて何年?ゆいは感激していたけど、ずっと引き摺っていてちょっと怖くないか?)
翌朝には釣りに誘い、弁当迄作って持って来ていた深見。トドメは鍵を投げて寄越し、「(東京の)俺んちの鍵、住所は後でメールする」まだ戻らないから(父親が体を壊したので、家業を代行している)辛いなら部屋を使っていいよって。
芯から優しいのか未練なのか微妙。
「岡崎にあこがれていた」とか言ってたから、チャンスが有るなら…って所か。
取り敢えず次回も様子見してみるわ。
演出=堀江貴大
- << 77 【2022春ドラマ】 「花嫁未満エスケープ」2話まで終了。 今回は“お子ちゃま尚紀”を際立たせる台詞が冴えていて、うん、うんと頷きながら観ていた(笑) 亜衣(松村沙友理)が尚紀の事を「成長を忘れたおたまじゃくしみたい」と例えたのには爆笑。 同僚との飲み会で酔った尚紀がゆうの事を「ゆうちゃんは俺の面倒を見るのが好きなんですよ」と、何でもやってくれると自慢する様に話しているのを、後から来て聞いた女性が「なになに?お母さんの話?」「えっ?」と尚紀。他の同僚が「松下が一緒に住んでる人の話です」と説明すると、「だからお母さんでしょ?お母さん以外有り得なくない?他人だったら一緒に住んでられないでしょ」←(いいぞ!もっと言ってやれ(笑)) 真顔になってそれを聞いていた尚紀。お前の常識は非常識って分かったか?と思ったら、その夜酔って腹を出して寝て朝になったら熱を出して、冷却シートの保管場所が分からなくてゆうに電話(深見の留守宅に逃避中)。冷蔵庫の中と教えたゆうは「ずっと冷蔵庫の中だよ」と心底がっかりした様子。「ダメなんだオレ、ゆうちゃんじゃなきゃ」ってまた尚紀が甘えた事を言い出したら深見が突然帰宅して、「柏崎、今日も来てたんだ!」って弾んだ声が尚紀にも聞こえてって、“ざまあ”な展開(笑) 深見…信用していいのかな?まだちょっと不安要素有り。 演出=堀江貴大
【2022シーズン枠外ドラマ】
「卒業タイムリミット」(NHK)脚本=渡辺雄介 他 出演=井上祐貴、桜田ひより、西山潤、紺野彩夏、滝川カレン、池内万作、峯村リエ、木村達成、足立梨花、森田甘路、仙道敦子、中尾明慶、北山宏光 他
辻堂ゆめの小説原作。《新設枠 夜ドラ・月~木15分枠》(1週4話で6週・全24話予定)
脚本家が5人、演出家が3人体制で作るので、初週の雰囲気が維持出来るのかがまずポイントになるかな。
高校の卒業式を3日後に控えた黒川(井上)、高畑(桜田)、荻生田(西山)、小松(紺野)のそれぞれの自宅ポストに、「水口(英語教師=滝沢)を72時間以内に助け出せ」という手紙が投函され、最初は悪戯だと思っていた4人だが、実際に水口は行方不明らしく、QRコードで示されたサイトを開くと水口の監禁映像が現れ、側に置いてあるテレビの番組から、その映像がリアルタイムなのが分かる。
校長(峯村)は何故か警察に嘘を付き、理事長(北山)はこの件を校長に一任しながらも、何か含みが有る様な目付きをする。
黒川は元不良からの“V字回復”、小松は“みずぐち死ね”とノートに書きハサミで切り裂き、高畑は何かを言われたらしく日記に“水口先生が許せない”
予告では水口よりも生徒4人の方に問題有りみたいな感じだったが、どうなのかな?
今週は分からないなりに面白かった。
演出=田中健二
- << 76 【2022シーズン枠外ドラマ】 「卒業タイムリミット」第2週(8話)まで終了。 今週は月に一度生徒に提出させる“告白カード”なる物が出て来て、小松、荻生田、高畑の順で本人の声でその一部が読み上げられた。 小松は宇部に告白して秘密の交際をしていたけど、掲示板に書かれた自分をバカにする宇部の本音を読んで、それは宇部が水口と付き合い始めたせいだと思ってる?だから“みずぐち死ね”? 荻生田は、サッカーコーチとして実績の有る野上が赴任して顧問になってくれた事で、部の中身が劇的に変わった事を感謝していたが、自分は怪我で2年生で退部していた。その先の事はまだ分からないので、水口を恨んでいるのかも不明。 高畑はイギリスからの帰国子女で英語には自信が有り、水口のスペルミス等を毎回後で指摘しに行き、水口も素直にそれを受け入れてくれていた。でも…←そこで切れたので水口を許せない理由は不明。 今週も謎提示ばかりで解決の糸口さえ見せてくれなかったから、ちょっと消化不良気味。 以下、他の今週の謎提示。 水口の元恋人は、部屋の前に居た黄色い帽子の怪しい男を何度も見掛けたと言う。 黒川の母親の血液型が、自分が聞かされていたB型では無かった。 伊藤は万札が入っている封筒を持っている。 監禁罪で服役していた寺木が1ヵ月前に出所し、顔を合わせた黒川は「寺木!」と驚く。 脚本=山崎太基 演出=田中健二
【2022春ドラマ】
「しろめし修行僧」(TX・ファインエンターテイメント、製作委員会)脚本=根本ノンジ 他 出演=岡部大、犬飼貴丈、DJ松永、中山翔貴、松平健 他 語り:小林清志
オリジナル作品。《ドラマ24・40分枠》(全話数不明)
何か冒頭のトランペットで奏でられる劇伴が、寅さんみたいな雰囲気だなと思ったら、毎回マドンナが出て、主人公が勘違いして妄想が膨らんだ挙げ句に振られるという、“寅さんオマージュ”のドラマみたいね。
寺の長男なのにラップとゲームに夢中で、お経の一つも唱えられないみたいな米田たくあん(岡部)に業を煮やした父・こしあん(松平)は、托鉢修行に出る事を命じる。
その修行は人々を手助けして、施しとして一日一膳を頂く、しかもおかずは茶碗のご飯の上に乗る物だけで、椀からはみ出す物は不可という父からの一椀一品ルールを課される(但しおかわりは何杯でもOKというゆるルール)。
友人の総本山の御曹司・佐藤ぶりあん(犬飼)に出された超豪華な料理を食べようとすると、父の呪詛のせいで口の中が酸っぱくなって食べられない(笑)
岡部さんが本当に美味しそうに食べるので、それを観ていると癒されるのだが、マドンナに失恋するドラマ部分は凡庸でイマイチ。ここをもう少ししっかりと作れば、ドラマとしても評価出来る作品になるのかなとは思うのだが。次、感想を書くかは未定。
演出=及川拓郎
【2022春ドラマ】
「先生のおとりよせ」(TX)脚本=三浦希紗 他 出演=向井理、北村有起哉、橋本マナミ、神尾楓珠、綾乃彩、増田有華、財前直見 他
中村明日美子、榎田ユウリの漫画/小説原作。《ドラマ25・31分枠》(全話数不明)
お取り寄せ推しのドラマなのに向井理×北村有起哉という贅沢な配役という、謎のアンバランスさに惹かれて観たのだが、これは上に書いた「しろめし」と違い、予想を遥かに越えてドラマ部分がしっかりと、起承転結を踏まえて描かれていて、序盤の伏線に対するラストのオチ(それぞれがそれぞれの嗜好で求めていた女性を具現化した様な編集長(橋本)の姿を見た途端、あれだけ二人で組むのを嫌がっていたのに「やります!」って(笑))迄、見事な流れだった。
演技は折り紙付きの二人なんだから、脚本さえしっかりしていれば面白くなるわな。
お取り寄せの品に関しては、それで料理をする訳ではなくて、締め切りに追われて忙しい合間に、直ぐに食べられて至福の時を過ごせる様な、丹精込めて作られたお菓子とか、今回で言えばレンチンで食べられるオイルサーディンとかになる様で、飯テロではなくて、二人が説明をして食べているのを参考に、嗜好が合えばお取り寄せしてみて、みたいな感じの作りになっている。
これはドラマとして面白いので視聴継続決定!
演出=守屋健太郎
【2022春ドラマ】
「ソロ活女子のススメ2」(TX)脚本=及川博則 出演=江口のりこ、小林きな子、渋谷謙人、佐々木春香 他 ナレーション大塚明夫
朝井麻由美のエッセイ原案。《水ドラ25・30分枠》(全8話予定)
シーズン1は未視聴。
出版社契約社員役の江口のりこが、女一人では中々ハードルが高そうな場所に赴き、食事やイベントを満喫する姿を見せる事で、あっ一人でもOKなんだと我々に思わせてくれるというドラマ。(←一応質問に答えるホテルのサーブする人や、ヘリの操縦士を役者が演じてるので、ドラマっぽくはなっている)江口さんが淡々としてるのが逆にリアルでいい。
初回はホテルのアフタヌーンティー&ナイトヘリクルーズ(20分5万円)。どちらも一人でと予約すれば“ソロ活”も可能なのね。
アフタヌーンティーの方は、三段で出されるケーキやスコーンを食べきれる人なら、一人で行くのも有りだと思うけど、ヘリクルーズはねえ。いくら年一誕生日の贅沢とは言えとてもとても…。夜の東京はライトアップされて、それを遥か上空から見下ろすのは気持ち良さそうだけど、20分で5万円は出せないなあ。でも目の保養にはなったわ。
どんな所へ出掛けるのか興味が有るので視聴は続けるけど、感想は今回のみという事で。
演出=及川博則
【2022春ドラマ】
「ねこ物件」(MEDiAND、製作委員会)脚本=綾部真弥 出演=古川雄輝、細田佳央太、長井短、竜雷太 他
オリジナル作品。《?・30分枠》(全話数不明)
TVKを筆頭に独立局が出資し合って制作したのかな?私はTVKで視聴したけど、色々な独立局やBS11等でも順次放送をする様だ。
幼い時に両親を亡くし、不動産収入の有る祖父に引き取られて育ち、外で働いた事の無い二星優斗(古川)だが、祖父の急死で愛猫二匹と広い古民家に残されてしまった。
祖父から不動産管理を任されていたという四ツ葉不動産の広瀬(長井)に、大半は相続税で持って行かれるので、この家をシェアハウスにして収入を得ては?と提案され、他人との同居が不安で渋ったものの、結局“猫の面接(猫が気に入るか)”を条件にOKを出すが、猫というよりは自分が不安になり次々に断ってしまう。
そんな中、広瀬が入居希望の立花修(細田佳央太)を連れて来た。彼は優斗に挨拶し、次に優斗が抱いていた猫にも挨拶をした。うん?これは今迄の希望者とはちょっと違うかも?
冒頭から映された二星家の暮らし。家の中には古民家にマッチする必要最低限の家具が置かれ、綺麗に片付けられてすっきりとした空間が広がっている。
食事も含めてシンプル・イズ・ベストみたいな暮らしに惹かれたなあ。
視聴は続けるけど感想を書くかは未定。
演出=綾部真弥
【2022春ドラマ】
「妖怪シェアハウス-帰ってきたん怪-」(EX)脚本=西荻弓絵 他 出演=小芝風花、松本まりか、毎熊克哉、豊田裕大、井頭愛海、尾碕真花、池谷のぶえ、池田成志、大倉孝二 他
オリジナル作品。《土曜ナイトドラマ・30分枠》(全話数不明)初回30分拡大
2020年夏ドラマの続編。
妖怪は全員残留したが、前回ラストで澪が旅立ったので、こんじゃくプロダクションのメンバーと、シェアハウスが閻魔寺に移ったので、荒波八幡神社の二人はお役御免となった。妖怪の掟で神社と寺を交互に移動する事になっているのだとか(笑)
意気揚々と旅立った筈が、本は大して話題にもならず、次も書けないままバイト先が潰れて給料が貰えず、アパートを追い出されて倒れそうになりながらバイトを掛け持ちする澪。その姿を見た妖怪女性陣は助けようと言うが、男性陣は反対して見守る事に。
時給の高い水泳講師(小久保寿人)助手の仕事に就くが、会員女性を騙している事に気付いた澪が「やめて!」と言うと、プールに突き落とされる。気絶した澪を助けてハウスに連れて帰ったのは涼(毎熊)。
講師の正体は大量のプラゴミを飲み込んで闇落ちしたカッパだった!
詩子(池谷)の歌を聴いて全部吐き出したら「そうだ、おいらカッパだったんだ」
成敗は騙した会員に謝る事、そして警官に連れて行かれたカッパ。
(続く)
>> 61
(続き)
まさか妖怪シェアハウスで社会問題のプラゴミが出て来るとは思わなかった。
成敗もカツラが取れて剥き出しになった皿をドライヤーで乾かしていたのは笑ったけど、直接の成敗はここまで。
前とは変えてしまうのかな。だったら残念だな。
前作は50分枠で今作は通常は30分枠なので、自ずと脚本の立て方は変わって来るよね。それがどう出るかは次回を観てみないと何とも言えないな。
以前にも書いた“自分からトラブルに巻き込まれて行きがち”“周囲が助けずにはいられない”“か弱さと強がりが同居”“いじられキャラ”という小芝風花の魅力は健在なので、それを最大限に生かした物語を期待したい。
※6/17に映画も公開されるので、おそらく役者を押さえたスケジュールで、一気に両方撮影したのだと思う。続きは映画でと中途半端に終わるのだけは勘弁してね。
演出=豊島圭介
【2022春ドラマ】
「クロステイル-探偵教室-」(東海テレビ・テレパック)脚本=八津弘幸 他 出演=鈴鹿央士、堀田真由、草川拓弥、篠田麻里子、福山翔大、伊藤正之、遊佐亮介、高木勝也、山口香緒里、檀れい、板尾創路 他
八津弘幸原作のオリジナル作品。《土ドラ・55分枠》(全8話予定)
大学は卒業したが進路が決まっていない飛田匡(鈴鹿)。そんな中、元売れっ子で今は三流作家の父・迅平(板尾)が、借金を残して家出。自宅を競売に掛けても借金は残る(保証人が匡!)というのに、金銭感覚は昔の優雅な時代のままの母・千穂子(山口)。
携帯で連絡は取れるので、事件性は無いから警察は捜索はしてくれない。
匡は父の本に挟まれていたジョーカー探偵事務所に依頼に行くが、料金の高さに驚き方針転換、授業料25万円の探偵教室で勉強し、優秀なら社員採用の文字に惹かれて申し込む。技術を習得したら自分で捜すつもりなのだ。
ベテラン探偵の尾行の実践授業が具体的で面白かった。途中、困っている人のダミーを配置し、どう対応するかで生徒の資質を見極めたりとか。
現実の探偵の仕事の95%は浮気調査。警察は事件を解決する、私達は悩みを解決するという代表(檀)の言葉は説得力が有った。
※迅平って昔、探偵だったのかな?代表は教え子だったとか?
鈴鹿くん好きだし面白かったので視聴継続決定!
演出=六車俊治
- << 82 【2022春ドラマ】 「クロステイル-探偵教室-」2話まで終了。 今回は「盗聴盗撮調査」の実践授業で、講師の皆川瑠依(冨樫真)がエキセントリックで、直ぐ「クビよ!」って脅すけど実は熱意の有るいい先生だった。 幼馴染みの麻里乃から、有名マジシャンSHOGOにマジックのネタを盗まれたから盗撮をされている、調べて欲しいと頼まれた朋香は、学校の器材を無断で持ち出したのが皆川にバレて「一発退場ね」 皆川はこれ迄に自分が受けた盗聴盗撮器調査依頼はおよそ千件、その内実際に見付けたのは僅か2個、殆どは依頼者の思い込みなのだと言う。全員で麻里乃を納得させられれば朋香はクビにしないと言われ、匡達は作戦を立てて麻里乃をSHOGOの部屋に連れて行く。 匡が随分分かりやすい場所に盗撮カメラを置いたのであれ?って思ったら、あの部屋はダミーで、麻里乃に不法侵入をすれば警察に通報されるリスクも有る、SHOGOがそんなリスクを犯すか?と、実際に怖い思いをさせて分からせるのが狙いだった。 朋香は無事にクビを回避。 匡って勉強もしていたけど、判断力や想像力に長けていて探偵に向いていそう。そして早くからそれを見抜いていたのかもしれない父親。でも息子を探偵にさせたいだけなら、こんな回りくどい事はしないよね、多分。 ※カップ麺にフカヒレを入れる“ずれてる母親”がツボッた(笑) 脚本=八津弘幸 演出=六車俊治
【2022春ドラマ】
「マイファミリー」(TBS)脚本=黒岩勉 出演=二宮和也、多部未華子、賀来賢人、高橋メアリージュン、迫田孝也、渡辺邦斗、山田キヌヲ、大島美優、富澤たけし、松本幸四郎、濱田岳、玉木宏 他
オリジナル作品。《日曜劇場・54分枠》(全話数不明)初回は25分拡大
2作続けて内容的にコケていたこの枠。黒岩勉さんは力の有る脚本家だけど、このところ波も有ったので若干不安も残っていたのだが、初回に関して言えば上々の滑り出しだったと思う。
最初の短い電話のやり取りだけで、この夫婦は上手く行ってないのが分かったし、その後も登場人物の必要な台詞だけで構成されていて、一切説明台詞は無しとする事で、一人娘の行方不明からの期限を切った身代金要求という、限られた時間内で進行する犯人と娘の両親+警察の、ヒリヒリする様な攻防が上手く描かれていて、ずっとドラマに入り込む事が出来た。
娘の父親で、仕事を優先するあまり家庭を蔑ろにして、家族の中で一人浮いているゲーム会社CEOの鳴沢温人(二宮)が、“何とか出来るの?”と言わんばかりの妻・未知留(多部)の冷たい視線を浴びながら、最初の警察任せ、人任せで妻を苛つかせる態度から、自分が娘の事を知らな過ぎて自力では犯人からの質問に答えられず、その事で警察が介入していた事もバレて身代金の受け渡しに失敗した事で、いよいよ追い詰められて
(続く)
>> 64
(続き)
からの警察を排除する決断とそのアイディア(ライブ配信で娘の誘拐を公表し、犯人にも呼び掛ける)、そして妻に「二人で友果(娘)を助けよう」と告げる変貌振りが初回の見所だった。
鳴沢夫妻と三輪(賀来)と東堂(濱田)は大学の時の友人だった様で、その“東堂の小春ちゃんの時と同じ、この事件は繋がっている”という台詞が警察側で交わされていたのも気になるし、温人の会社を狙っている様なNEXホールディングスのCOO阿久津(松本)の動きも気になるし、人任せだった温人に振り回されて来た温人の会社ハルカナのCOO立脇や、その部下の動きも気になる。
果たして犯人はこの関係者の中に居るのか、それともまた別の人間関係の中に潜んでいるのか。
毎度書いているが細かい考察とかは苦手だししたくないので、「あの人が怪しいなあ」位は思うけど、後は純粋にドラマとして楽しみたいと思う。
二宮くんは、終盤迄いい所無しだったのが、決断して顔付きが変わる所迄、温人という男を実に上手く演じていた。
多部さんも上手いし、この夫婦の配役はピタリとハマってると思う。
演出=平野俊一
- << 83 【2022春ドラマ】 「マイファミリー」2話まで終了。(2話は15分拡大) 放送済みの春ドラマの中では、今のところやっぱりこれが一番面白い。 未知留が誰かと組んで犯人という事は無さそうだけど、会社の危機を救う為にハルカナの株価吊り上げを狙った狂言の可能性も有るなんて言われると、そっちもかとか思えるし、葛城が関連を気にしている過去の誘拐事件と東堂の関係も気になるし。 警察を徹底的に排除して、犯人と被害家族が直接取引をするという設定が斬新で、中々引き下がらない警察を諦めさせる為に、鳴沢夫妻と東堂、三輪が結託して警察を騙して手を引かせた展開も面白かったし、それでもなお諦めずに、今度は未知留の父親と温人の母親に機器を渡して協力を頼む葛城のしぶとさが、より話を面白くしてくれている。 脚本に無駄が無くて、本当に良く練られていると思う。だから時間を拡大していてもあっという間に終わってしまう印象。それだけ入り込んで観ていたのだと思う。 犯人は前回は温人に対して娘に無関心だった事を指摘したり、今回は友果の声を聞かせてと頼む温人に、一度は「質問や要望は受け付けません」と拒否したのに、「妻が限界なんだ」と説き伏せられると折れて友果と話をさせたりと、何か只の営利誘拐では無い様な雰囲気も有るんだよなあ。 脚本=黒岩勉 演出=平野俊一
【2022春ドラマ】
「元彼の遺言状」(CX)脚本=杉浦憲明 他 出演=綾瀬はるか、大泉洋、関水渚、森カンナ、笛木優子、要潤、野間口徹、佐戸井けん太、笹野高史、萬田久子、生田斗真、浅野和之 他
新川帆立の小説原作。《月9・54分枠》(全話数不明)初回は30分拡大
仕事で手柄を立てて出世したいガツガツした感じの女、という綾瀬はるかの役どころが、彼女の前作の「天国と地獄」の役柄とダブって見えてしまったのだが…。
まあそれはいいとして、彼女と大泉洋の取り合わせの妙と、二人の役者としての存在感の強さが有るので、最後迄何とか興味を繋いで観たけど、人間関係(特に萬田久子の所。関水渚が娘でその兄が要潤?年齢設定どうなってんの?)とか、暗号(見落としたのかもだけど“しのだをたのんだ”の暗号はどっから出て来たの?)とか、分かり難くかったので、もう少し演出面で工夫して分かり易い物にして欲しかった。
HPとか見なくても、ドラマを観ているだけで人間関係や話がすっと頭に入って来る工夫をしているのがプロの仕事だと思うので、その意味では脚本・演出共にイマイチだったのかなと思う。
記憶力がいい筈の剣持麗子(綾瀬)が、篠田(大泉)の事を全く覚えていなかったというのが、初回の中で一番引っ掛かった所かな?
演出=鈴木雅之
- << 84 【2022春ドラマ】 「元彼の遺言状」2話まで終了。 何とドラマのタイトルになっている「元彼の栄治の件」は今回で完結してしまった。 犯人は“お金、会社”が第一の森川家の人間ではなく、栄治の愛犬バッカスの主治医で、別荘の敷地内に息子と住んでいる堂上(野間口徹)で、動機は栄治に元妻を寝取られ、息子は栄治の子だったという事実を知り憎かったから。そして弁護士の村山はその事を知っていたから、そこからこの事実が漏れるのを防ぎ、自分の面子を保つ為に殺したと。(←そんなの分かるか!) 2話で終わらせるなら尚の事、始めからもっと登場人物を絞って、話も要点を整理して分かりやすく作って欲しかった。 結局、栄治は何であんな遺言書を残したのか、堂上に殺される事を予期していたのか、その上で遺産を渡したかったのか、肝心な点は何一つ分からなかった。 分かったのは息子の亮が栄治の遺産を相続するって事だけ。 で、篠田は剣持が引き取り、雑用係兼料理人として事務所で雇うらしい。 そして次回からは新しい案件の話になる。 2話迄の登場人物で引き続き出るのは、上の二人と紗英(関水渚=綾瀬はるかのホリプロバーター)と津々井弁護士(浅野和之)だけみたいだ。(←やっと掲載されたHPの相関図から判断) スタートでミソが付いちゃったけど大丈夫なのかね、このドラマ。 脚本=杉浦憲明 演出=澤田鎌作
【2022春ドラマ】
「吉祥寺ルーザーズ」(TX・共テレ・製作委員会)脚本=池田テツヒロ 出演=増田貴久、田中みな実、片桐仁、田島芽瑠、岩本蓮加、皆川猿時、濱田マリ、國村隼 他
秋元康の企画原作。《ドラマプレミア23・49分枠》(全話数不明)
オーナーから入居申込書の回答で負け組(ルーザー)認定されて集められた、新規シェアハウスの住人6人。オーナーにアルバイトで雇われて、各部屋の鍵を渡しに来た男(皆川=うるさい。ゲストで良かった(笑))から選択理由を聞かされても、6人はそれぞれ自分はルーザーだとは思っていない(認めたくないのも多少は有り?)。
言葉尻を捉えて一々攻撃的に絡んで来るタイプが3人(桜=田中、幡太=片桐、舞=田島)も居るので、観ていて苛々して来たのだが、聡(増田)が脱衣所のドアを壊した事で、女性陣は銭湯、男性陣は内風呂と別れて行動して、取り敢えずバカみたいに角突き合わす感じは収まったので少しホッとした。
シチュエーションコメディーと謳っているけど、初回に関しては殆ど笑う箇所が無かった。池田さんが舞台育ちの人だから、膨大な台詞量で言い合うスタイルだったので、もしこれがずっと続くなら離脱しようと思ったけど、ラストで落ち着いたのと、まっすーと國村さんが良かったのでもう少し様子見をしてみる。
演出=佐藤祐市
>> 51
【2022春ドラマ】
「正直不動産」(NHKエンタープライズ・NHK・テレパック)脚本=根本ノンジ 出演=山下智久、福原遥、市原…
【2022春ドラマ】
「正直不動産」2話まで終了。(新ドラマが目白押しなので簡単投稿で)
勝手に“根はいい人なのね”なんて思っていたから、永瀬が「また嘘がつける様になれば1位に復活出来る」なんて思っている事にびっくりしたけど、後の方で永瀬が月下に基本給を聞いて「10万円位」と言われて、「俺も変わらない。だから売れなきゃその辺のフリーターより稼ぎが悪い」みたいな事を言っていて、成る程そういう事かとは思ったけど、えっ、10万円?って改めてびっくり。営業職ってそうなの?えっ、売れなくても何らかの手当てとかは有るよね。じゃなきゃ新入社員なんて来ないでしょ。(←これが気になってしまってストーリーがどっかに飛んで行ってしまった(笑))
風が吹いたら“本音”が出てしまうのを何とか止めようと、永瀬が両手で口を塞いだり、マンネリ化を防ぐ工夫は見られたね。
今回は桐山が攻勢を掛けて来ただけで、話としては新しい動きは無かったので、次の仕掛けに期待したい。
演出=川村泰祐
- << 88 【2022春ドラマ】 「正直不動産」3話まで終了。 カスタマーファーストを貫く月下の背景が明かされた今回。まず一橋大学を出ているという事にびっくり。それなのに基本給10万円、成果主義の不動産業を選んだの? 両親が外資系で共働き、悪徳不動産屋に騙されて無理なローンを組んで豪邸を建てたはいいが、リーマンショックで収入がガタ減り、ローンが払えなくなり両親は離婚、月下は母親とアパート暮らしに。その時に仲介してくれた営業の女性が、風呂無しの古いアパートだけど、窓からは目の前に満開の桜が見えると説明。その桜に癒された月下は家は箱でしかない、大事なのは住む人の心が満たされる事だと知り、その女性に感謝し、自分もカスタマーファーストを貫く事にした。 先輩社員達が恐れる、登坂社長とも親しい得意先の貸し主のマダム(大地真央)と言えども、考え方が間違っていればデータを示して物申す、自分を信頼してくれる顧客の為になる事なら出し惜しみはしない、この誠実さがいつか実を結び、成績上位に躍り出て欲しいね。 永瀬は正直じゃ無かった時代に、リスクを隠してペアローンを組ませた新婚夫婦が離婚する事になり、ローンの組み替えが出来ないなら直ぐにマンションを売ってくれとねじ込まれて四苦八苦。自分の尻拭いだから仕方ないわな。 脚本=根本ノンジ 演出=金澤友也
>> 52
【2022春ドラマ】
「汝の名」(TX)脚本=鈴木裕那 他 出演=山崎紘菜、北乃きい、EXILE NAOTO、京典和玖、長井短、眞島秀…
【2022春ドラマ】
「汝の名」2話まで終了。(こちらも簡単投稿で)
5年前の陶子は付き合っていたDV男に捨てられてボロボロだった。
3年前、河島社長からフェイク人材派遣の新事業立ち上げを任された時に、「やっかい事に巻き込まれるから」という理由で、河島が捜して来た借金まみれの女・麻生陶子の名義と戸籍を5年間の約束で買い上げ、三上里矢子から麻生陶子になった。
そして2年前、男に捨てられてボロボロだった久恵を拾い、姓を麻生と名乗る様に変えさせた。
あのアパートは久恵が住んでいた所で、更新時期が来ていて16万円が必要。
そんな時に道で苦しんでいた高齢の松谷(茅島成美)を助け自宅迄送り、薬に詳しい事ですっかり信用された久恵は、松谷が別の薬袋を探した時に見えた預金通帳を見詰め続ける。
ラスト、本物の陶子(今は行方不明の妹の名前・科子を名乗っている)らしき女が死んでる?
そして久恵は通帳を盗むのかねえ。
何か二人の破滅しか見えて来ない様な設定だけど、変わらず面白い。
演出=河原瑶
【2022春ドラマ】
「明日、私は誰かのカノジョ」(MMJ・MBS・製作委員会)脚本=三浦希紗 他 出演=吉川愛、横田真悠、齊藤なぎさ、箭内夢菜、楽駆、井上想良、ゆうたろう、福山翔大、藤原樹、高野洸、宇垣美里 他
をのひなおの漫画原作。《ドラマイズム・30分枠》(全話数不明)
シノプシスを読んで主演が吉川愛だったから、どんなものかなと思って観たのだが、インサート映像から想像するにネグレクトされて育ったと思われる雪(吉川)は、奨学金で大学に通い、生活の為に“レンタル彼女”のバイトをしていて、“彼女”になる時は顔の傷を化粧で隠し、笑顔を絶やさない様にしているが、“手を繋ぐまではOK”という店のルールを破り、それ以上を要求する客や、個人で繋がろうとする客にメンタルを傷つけられ、それでもお金の為にはこのバイトを辞められない、そういう雪のジレンマがひしひしと伝わって来るドラマだった。
他の客と違い手を繋ぐのも遠慮し、次は“一日貸し切りコース”を選び、「本当はこのバイトを辞めて欲しいと思ってる」と言い出す壮太(楽駆)。新入社員だけどお金は割りと貯まっていると言う壮太に「貴方がお金を貯められたのはご両親が生活の面倒を見てくれているから」「物凄くありがたいお金なの」と話すシーンには、グッと来る物が有った。
次回はリナの話。共感出来そうに無いキャラなので少し心配。
演出=酒井麻衣
- << 90 【2022春ドラマ】 「明日、私は誰かのカノジョ」2話まで終了。 前回の感想で、次回のリナ(横田真悠)は『共感出来そうに無いキャラなので少し心配』と書いたのだが、体の関係も含めたパパ活をして洋服やバッグ等に散財し、気分が落ちているとナンパして来た大学生二人にも簡単に着いて行き3Pと、およそ共感は出来ないキャラなのだが、「友達は雪(吉川愛)しかいない」と言う彼女の不安定な感じや孤独感、何かに対する焦燥感みたいなものは伝わって来る描き方をしているので、何でこうなったのか、どういう家庭環境で育ったのか等知りたいと思う位には、今回もドラマに入り込んで観ていた。 リナの願いでパパ活相手の飯田(神尾佑)と引き合わされた雪。早速、リナの誕生日プレゼントの相談名目で雪のtalkのアドレスを欲しがり、直ぐに連絡をして来る飯田。明らかに狙っているし、リナが知ったら二重に傷付きそうで怖い。 ラストにはサークル?のグループtalkに雪のプロフィール写真が貼られ、“はっけーん!”“やばい、これはクロだわ”などとtalkの会話が沸いていて、仲間から教えられたリナもショックを受ける。 誰がどこであの画像を手に入れたのか?単純に地味で真面目な雪の裏の顔発見だから、面白がっているだけなのか、それとも? 脚本=川原杏奈 演出=酒井麻衣 ※脚本家は交代しても、ドラマの世界観はしっかりと保たれている。
【2022春ドラマ】
「悪女(わる)~働くのがカッコ悪いなんて誰が言った?~」(NTV)脚本=後藤法子 他 出演=今田美桜、江口のりこ、鈴木伸之、高橋文哉、佐戸井けん太、小木茂光、志田未来、近藤春菜、石橋静河、渡辺江里子、石田ひかり、向井理 他
深見じゅんの漫画原作。《水曜ドラマ・60分枠》(全話数不明)
主演が初めての今田美桜で原作漫画が30年以上前に連載していた物、という事で前評判も低く期待もせずに観始めたら、案の定新入社員・田中麻理鈴(今田)のポンコツ振りの描き方がオーバーで、配属された座敷牢備品係の干され社員の描き方も、どこかで観た事の有るパターンばかりで、「やっぱりなあ、これは離脱かなあ」と思いながら観ていたのだが、大井(志田)の“コロナ年入社組の悲哀”の話辺りから、志田さんの表現の上手さも有って「おっ?」っと思い始め、田中をウザがりながらもずっと観察していた峰岸(江口)が、これは面白いかもと動き出してからは、“本当は有能らしい峰岸が、超ポジティブキャラの女・田中の黒子に徹して出世させる”お仕事ドラマになるのなら、ちょっと面白そうだなと思い始めた。
専務(小木)に直電をして田中の存在をアピール出来る峰岸とは、どんなキャリアの末に備品係でくすぶっているのか?
そして田中の憧れT・O(向井)は社内のどこに居るのか?
共同脚本=松島瑠璃子 演出=南雲聖一
【2022春ドラマ】
「ナンバMG5」(CX)脚本=金沢達也 他 出演=間宮祥太朗、神尾風珠、森川葵、森本慎太郎、富田望生、原菜乃華、春本ヒロ、満島真之介、鈴木紗理奈、宇梶剛士 他
小沢としおの漫画原作。《水10・54分枠》(全話数不明)※新設枠
バリバリのヤンキー一家の次男坊・難破剛(間宮)が、ヤンキーとして全国の高校の頭を取るという家族の期待も裏切れないが、普通の高校生活をしてみたいという自分の夢も捨て切れず、家族にはヤンキー高校の市松高校に入った事にして、実際はその隣に有る普通の白百合高校に入学し、家を出る時と帰る時は母親の用意した特攻服を着て、途中の公衆トイレで学生服との着替えをするという、秘密の二重生活を始めるという話。
まあまあ面白いんだけど、ヤンキー物というとどうしても「今日俺」と比較してしまう自分が居て、あのハッチャケ感やその中にも漂う男気や正義感に惹かれて観ていた身としては、アクションは凄いけどストーリーが弱い、その分、“剛を兄貴と慕う柴犬の松”の演技力と存在感で補ってみた、みたいなあざとさがどうにも気になってしまった。(←実際この犬の目の訴求力が凄くて、コロッとやられてしまった訳だが…苦笑)
間宮くん、神尾くんや森川さんも雰囲気はいいので、もう少し様子見をしてみる。
※クレジットが見難いよ(泣)
脚本協力=湯田美帆 演出=本広克行
- << 74 【記載漏れ】 「ナンバMG5」初回は15分拡大
- << 111 【2022春ドラマ】 「ナンバMG5」2話まで終了。(新型コロナウイルス感染により、撮影スケジュールが押した影響で1週休止した) 初回の後にいきなり休止をしたので、仕切り直しみたいな感は有ったが、前回書いた残念ポイントの「男気や正義感不足」、「柴犬の松の演技力と存在感に頼り過ぎ」が見事に改善されていて、レギュラー枠になった分テンポも良くなっていて、自分にとっては面白くて見応えの有る青春ヤンキードラマに変貌していた。 まず強面の兄ちゃんの猛が、連れの女が深雪に無駄絡みして「謝って下さい」と抗議されると素直に謝り、女にも謝らせた事、プータローだけど流石に難波家の長男は筋が通ってる。 その深雪はスマホ料金を使い過ぎて“特服男の懸賞金”に目が眩み、特服を誘い出す為に島崎をわざと市松の餌食にしたり、正体が剛かもと気付いてもなお売ろうとしたり、あざといんだかアホなのか微妙な線上に居て、それが笑えて面白い。 剛が身バレ覚悟で深雪を助けようとすれば、その窮地を救いに現れたのは特服男に変装した伍代。左腕を骨折してるからやられちゃうんだけど、後できっちり“番”をボコって伍代の敵を打つ剛という流れで、もう大好物の男気と正義感に溢れていてスカッとした。 柴犬の松もあの位の出番が丁度いい。 脚本=金澤達也 演出=佐々木敦規(演出協力=本広克行、尾﨑隼樹)
【2022春ドラマ】
「未来への10カウント」(EX)脚本=福田靖 出演=木村拓哉、満島ひかり、安田顕、髙橋海人、山田杏奈、(村上虹郎)、馬場徹、板東龍汰、吉柳咲良、久本宝、櫻井海音、八嶋智人、市毛良枝、波瑠、富田靖子、内田有紀、生瀬勝久、柄本明 他 ()内は初回は未出演
オリジナル作品。《木曜ドラマ・54分枠》(全話数不明)初回は15分拡大
高校ボクシングで4冠の栄光を掴み、特待生で大学に進学したが2年で網膜剥離を患いボクシングを断念、退学も考えたがそのまま在学して卒業、その後結婚もしたが、どうやら妻は病気で亡くなった様で、生きる意味を見失いながらデリバリーのバイトで食い繋いでいる48歳の桐沢(木村)。いつ死んでもいいと思っている様な彼を心配する、高校ボクシング部からの友人の甲斐の計らい?で、空席になっている母校のボクシング部のコーチを嫌々引き受ける事に。
燻っていて覇気の無い桐沢、でもチンピラに殴れ!と言っておいて殴り掛かられると、目付きが変わってヒラリとかわしてしまう桐沢、そして話の展開、全部想定の範囲内で進んで行く。驚きは無いけどそれなりの面白さは有る。生徒役の子達には、今のところそれ程魅力は感じないけど、相手役の満島ひかりを始め、脇を固める役者は曲者ばかりで惹き付けられる。
まあ福田さんの本なので、ここから崩れる事は無いと信じている。
演出=河合勇人
- << 91 【2022春ドラマ】 「未来への10カウント」2話まで終了。 伊庭が脇腹を押さえていたのを見た間地が上にチクり、教頭の猫林が部員に探りを入れるが、喋ってしまいそうな友部も口を割らなかったというのは胸熱だった。結局見学していた一年生からバレてしまったのだが。 怪我をさせた事を桐沢に認めさせたい校長、何とかごまかしたい折原、駆け引きなんかしたくないから直ぐに認める桐沢、尚も遮ってごまかそうとする折原、必死な折原とテンションの低い桐原のやり取りが、真面目なんだけどコメディーになっていて面白かった。 今はまだ、人生になげやりな状態から少しだけ足を踏み出したばかりの桐沢なので、暗いし笑わないし喋りもボソボソだから、そんな桐沢の側に居て明るく振る舞い、熱い生徒達の為にボクシング部を存続させようと、誰よりも頑張っている折原の存在がこのドラマを面白くしている。 桐沢は焼き鳥屋をやっていたがコロナで閉店した設定。でもその前は、大卒から8年間、高校の教師で公民を教えていたという、ちょっとご都合主義の設定が有り、教頭が仕掛けて来た管理運営規定違反の壁も無事に突破、ボクシング部の存続は取り敢えず決まった。 ここからは生徒のボクシングを続けたい事情、本腰を入れ始める桐沢等が描かれて行くのかな。 淡々と進むけど、分かり易くて観ていて疲れないのも有難い。 脚本=福田靖 演出=河合勇人
>> 54
【2022春ドラマ】
「メンタル強め美女白川さん」(TX・PROTX、製作委員会)脚本=狗飼恭子 出演=井桁弘恵、野呂佳代、佐藤龍我、…
【2022春ドラマ】/簡単投稿
「メンタル強め美女白川さん」2話まで終了。
今回は唯一の惹かれポイントだった町田(野呂佳代)の出番がほぼ無くて、白川を好きな松井(庄野崎謙)が梅本(秋元才加)に相談するけど、その梅本は松井が好きなので白川に当たってしまうみたいなどうでもいい話が続き、最後は女同士仲良くなる的な展開だったけど、やはり想像していた通り自分にとっては面白くも何とも無かった。
なので今回で視聴離脱する事にした。
脚本=下田悠子 演出=池田千尋
>> 56
【2022シーズン枠外ドラマ】
「卒業タイムリミット」(NHK)脚本=渡辺雄介 他 出演=井上祐貴、桜田ひより、西山潤、紺野彩夏、滝川…
【2022シーズン枠外ドラマ】
「卒業タイムリミット」第2週(8話)まで終了。
今週は月に一度生徒に提出させる“告白カード”なる物が出て来て、小松、荻生田、高畑の順で本人の声でその一部が読み上げられた。
小松は宇部に告白して秘密の交際をしていたけど、掲示板に書かれた自分をバカにする宇部の本音を読んで、それは宇部が水口と付き合い始めたせいだと思ってる?だから“みずぐち死ね”?
荻生田は、サッカーコーチとして実績の有る野上が赴任して顧問になってくれた事で、部の中身が劇的に変わった事を感謝していたが、自分は怪我で2年生で退部していた。その先の事はまだ分からないので、水口を恨んでいるのかも不明。
高畑はイギリスからの帰国子女で英語には自信が有り、水口のスペルミス等を毎回後で指摘しに行き、水口も素直にそれを受け入れてくれていた。でも…←そこで切れたので水口を許せない理由は不明。
今週も謎提示ばかりで解決の糸口さえ見せてくれなかったから、ちょっと消化不良気味。
以下、他の今週の謎提示。
水口の元恋人は、部屋の前に居た黄色い帽子の怪しい男を何度も見掛けたと言う。
黒川の母親の血液型が、自分が聞かされていたB型では無かった。
伊藤は万札が入っている封筒を持っている。
監禁罪で服役していた寺木が1ヵ月前に出所し、顔を合わせた黒川は「寺木!」と驚く。
脚本=山崎太基 演出=田中健二
- << 94 【2022シーズン枠外ドラマ】 「卒業タイムリミット」第3週(12話)まで終了。 今週の前半迄はほぼほぼ時間稼ぎで話が進まず、もういいかなと思ったら後半でやっと新たな展開が。 黒川が御礼の手紙を送りたいからと言って、教頭から聞き出した伊藤の住所は水口のマンションの隣の部屋。二人は短い期間だが交際していたらしい。 あの鍵は伊藤の部屋の鍵だったのかとピンと来た黒川は305に侵入。しかし水口の姿は無く、隠してあった大金を見付ける黒川。 金を持って出て行く伊藤の後を追う黒川。 寺木(高橋侃)にはレナ(尾碕真花)という妻?とルナという娘(赤ちゃん)がおり、ここを出て行く為の金を稼ぐ為に、寺木は何か危ない橋を渡るみたいなのだが、そんな時に伊藤はレナの所に来て100万円を渡すが、そこに寺木が現れ「何してんだレナ!」 そこに黒川が追い付き、他の3人もやって来る。 このレナって子はもしかしたら伊藤の教え子で、寺木が何かやりそうって相談をしていたのかも。あのお金は伊藤の貯金?だとしたら伊藤はとんでもなくいいヤツだし、黒川も本当は信じてるのでは? 高畑は水口が採点を操作したせいで、奨学生に選ばれなかった、だから許せないと思っている。 荻生田と水口の軋轢はまだ不明だが、水口はサッカー部の副顧問なので、二人の間に何かが有って恨んでいる可能性も。 脚本=阿部沙耶香 演出=中島由貴
>> 55
【2022春ドラマ】
「花嫁未満エスケープ」(TX・HORIX、製作委員会)脚本=桑村さや香 出演=岡崎紗絵、浅香航大、中川大輔、小林…
【2022春ドラマ】
「花嫁未満エスケープ」2話まで終了。
今回は“お子ちゃま尚紀”を際立たせる台詞が冴えていて、うん、うんと頷きながら観ていた(笑)
亜衣(松村沙友理)が尚紀の事を「成長を忘れたおたまじゃくしみたい」と例えたのには爆笑。
同僚との飲み会で酔った尚紀がゆうの事を「ゆうちゃんは俺の面倒を見るのが好きなんですよ」と、何でもやってくれると自慢する様に話しているのを、後から来て聞いた女性が「なになに?お母さんの話?」「えっ?」と尚紀。他の同僚が「松下が一緒に住んでる人の話です」と説明すると、「だからお母さんでしょ?お母さん以外有り得なくない?他人だったら一緒に住んでられないでしょ」←(いいぞ!もっと言ってやれ(笑))
真顔になってそれを聞いていた尚紀。お前の常識は非常識って分かったか?と思ったら、その夜酔って腹を出して寝て朝になったら熱を出して、冷却シートの保管場所が分からなくてゆうに電話(深見の留守宅に逃避中)。冷蔵庫の中と教えたゆうは「ずっと冷蔵庫の中だよ」と心底がっかりした様子。「ダメなんだオレ、ゆうちゃんじゃなきゃ」ってまた尚紀が甘えた事を言い出したら深見が突然帰宅して、「柏崎、今日も来てたんだ!」って弾んだ声が尚紀にも聞こえてって、“ざまあ”な展開(笑)
深見…信用していいのかな?まだちょっと不安要素有り。
演出=堀江貴大
- << 95 【2022春ドラマ】 「花嫁未満エスケープ」3話まで終了。 「友達だと言えばいい」と深見に言われたゆうは、その様にLINEをするが既読は付くが返信は無し。気になるって事はまだ尚紀の事が好きなのかと、帰って話し合う事を決めるゆう。 やり直せそうと堀田にゆうからのLINEを見せると、「ゆっくり話そうって別れ話かもしれないじゃないですか」と言われて動揺してしまう尚紀。(←いちいち鈍感で笑える) それでもゆうに喜んで貰えると信じて、ケーキを買ってゆうの店迄迎えに行くと、出て来たゆうに声を掛けて「これ忘れ物」と何かを渡している深見を見掛けてしまう。 あっ、建築デザイナーの深見は、尚紀の会社の新プロジェクトに参加して、深見の担当は尚紀っていう、かなり見え透いた展開が先に有ったから、どういう使い方をするのかなと思っていたら、第一弾がこれだった(笑) これでゆうが泊まった友達の家は深見の所だと尚紀にバレた。何も無かったんだから、ゆうは正直に強気で行けばいいだけなんだけど、動揺したりとか有るんだろうな。 脚本=桑村さや香 演出=堀江貴大
【2022春ドラマ】
「インビジブル」(TBSスパークル・TBS)脚本=いずみ吉紘 出演=高橋一生、柴咲コウ、有岡大貴、堀田茜、大野いと、板垣李光人、酒匂芳、原田泰造、桐谷健太 他
オリジナル作品《金曜ドラマ・54分枠》(全話数不明)初回15分拡大
三年前、自分の目の前で部下を刺殺され、その犯人を単独で捜していた事が上に知られて特命課に左遷され、それでも情報を取る為には暴力等違法捜査も辞さない一匹狼の志村(高橋)。
自分をインビジブルだと言い、名指しで志村になら爆破犯の情報を教えてもいいと言って、志村や警察を翻弄する謎の女・キリコ(柴咲)。
キリコに反発しながらも、キリコが出した3件の爆破事件の情報が真実味が有った事で、キリコと行動を共にしてみる志村。
初回は志村がこうなった事情と、爆破事件解決に向けた志村とキリコの駆け引きがメインで、その他では猿渡(桐谷)と志村の因縁と、捜一を率いる犬飼(原田)の事が少し描かれただけで、この4人以外のレギュラーはほぼほぼ“一山いくら”位の扱いだった。
まずは高橋一生の演技力と柴咲コウの謎めいた存在感をじっくり見せて、視聴者を惹き付けようという作戦なのかなと思った位、共演者の影は薄かったな。
一話完結部分のストーリーは、犯人の最後の一捻りも含めて上手く描けていたと思う。爆弾じゃなくて自分達が窓から外へ飛んで行くのも面白かった。
(続く)
(続き)
ただ、インビジブルやクリミナルズという聞き慣れない言葉が飛び交い、一応台詞での説明は有ったのだが、具体像は想像出来なかったしよく分からなかった。
事件が起きて警察が調べるが、証拠が無くて事故として処理するしかない犯罪。それをコーディネートしているのがインビジブルで、実行するのがクリミナルズという解釈でいいのかな。そしてそのどちらも存在しているのかさえ明確ではない、言わば都市伝説的存在なのだとか。
その割には今回のクリミナルズの花火師の男は、特徴の有る服を着て現場付近を堂々と歩き、防犯カメラにバッチリ写っている上に、別の日も同じ服を着て犯行に及んでいて、あれじゃあ普通の捜査でも不審人物として浮上するんじゃないかなあと思ってしまった。
三年前の刑事刺殺事件の謎と、キリコが志村だけに手を貸す理由が縦軸となるのかな?
初回の様に刑事や犯罪者の“人間”を描くのではなく、事件そのものを前面に出して描いて行くなら、今後もぜひ縦軸以外は一話完結スタイルを貫いて欲しい。その方が分かり易くてスッキリするから。
謎めいているのはキリコだけで十分だわ。
演出=竹村謙太郎
- << 96 【2022春ドラマ】 「インビジブル」2話まで終了。 やっぱり人間を描かず事件だけを前面に押し出すのって、脚本・演出・演者の三拍子が高いレベルで揃わないと、説得力が無くてつまらない物になってしまうんだね。 主演の高橋一生と相手役の柴咲コウと、執拗に高橋一生を押さえ付けようとする監察官役の桐谷健太の三人は、それぞれに役柄を消化した演技と雰囲気で合格点なんだけど、後のレギュラー陣は役柄を消化出来ていないまま台詞を言っているから、凄く下手に見えるし、唯一説得力を醸し出せる筈の酒向さんは、極端に出番も台詞も少ないし、クリミナルズの“調教師”役に至っては、入山法子と見せ掛けてその母親で弁護士の久本雅美って、やる気有るのかってキャスティングプロデューサーに言いたいわ。ストーリーを変えて入山法子が“調教師”の方がどれだけ良かったか。 警察のVIP専用の隠れ家施設で、セットは豪華なのにあの警備の薄さは殆どコントの世界。キリコの弟分のマー君を出入りさせるって事は、キリコ経由であの施設がクリミナルズに筒抜けになる可能性も有る訳だけど、志村とキリコを疑っている割にはザルにしている猿渡も意味不明。 高橋一生が演技もアクションも頑張って新境地を開いているのに、制作側が足を引っ張って突っ込みドラマと化しているから、評価が上がらずに可哀想だ。 脚本=いずみ吉紘 演出=竹村謙太郎
【2022春ドラマ】/短文雑感
「しろめし修行僧」2話まで終了。
今回の父こしあんの呪詛は“口の中が歯磨き粉味”(笑)
たくあんは大田原牛ステーキが食べられないと嘆いていたけど、カットして飯の上に乗せて貰えばステーキ丼になるのにね(←それを言っちゃあお仕舞いか)。大田原牛のしぐれ煮に自然薯なんて、贅沢の極みだなあ(飯テロもいいとこ)。
相変わらずドラマ部分が弱いなあ。
脚本=根本ノンジ 演出=及川拓郎
「先生のおとりよせ」2話まで終了。
九堂編集長がお取り寄せを勝手に止めちゃうスパルタ&サドだったのは笑えたけど、今回はお取り寄せの蘊蓄を二人が披露し合う事がメインだったので、ドラマ部分の面白さが半減してしまった。脚本家が代わったのも影響した?
脚本=谷口純一郎 演出=守屋健太郎
「妖怪シェアハウス-帰ってきたん怪-」2話まで終了。
30分で1話完結だと思い込んでいたから、次回に続くでがっかり。もっと話を整理すれば…てか、最初から30分でと決めていれば書けるよね。見た目優先の社会に警鐘を鳴らす整形として、モニターの澪を目と鼻の無いのっぺらぼう(その代わり歯はキンキラキン)にしちゃうというのは面白かったけど。
※姉妹役の村岡希美と内田慈が、目の化粧を寄せただけで姉妹に見えるから不思議。プロのテクは凄いとそっちに感心(笑)
脚本=西荻弓絵 演出=山本大輔
- << 97 【2022春ドラマ】/短文雑感 「しろめし修行僧」3話まで終了。 今回も直ぐに“これ、詐欺だろ”って分かる話で、安直パターンかって思いながら観ていたら、ぶりあんが表と裏で大活躍をして、たくあんの夢を壊さない様に嘘迄ついて解決してしまうのだが、その過程で“自分も捨て子で今の住職が引き取ってくれた”という衝撃の告白が有り、“寂しくてピーピー泣いている時に、ご飯を差し出しおかずを全部乗っけてくれた子がいた”そこから自分は変われたという話が出て、ああ、たくあんとはあんな小さい時からの仲だったのか、たくあんは変わらないなと胸が熱くなった。今回は良かったね。 脚本=根本ノンジ 演出=及川拓郎 「先生のおとりよせ」3話まで終了。 今回は短編小説の締切日を忘れていた榎村が、コラボ漫画のプロットと締切日が重なってしまい、ただでさえプロットのアイディアが浮かばないのに、両方なんてどうしようと、中田と二人で右往左往する話がメインで、お取り寄せは逸品のトマトジュースだけで、しかも思わぬ形でプロットアイディアにも貢献するという、ドラマとしては理想的な形で良かった。 二人のやり取りがホント笑える。 脚本=谷口純一郎 演出=本間利幸 「寂しい丘で狩りをする」 初回を観たけど、こういう理不尽なプロットは苦手なので、出演者はかなり魅力的だったけど視聴は断念するわ。 脚本=政池洋佑 演出=萩生田宏治
【2022春ドラマ】
「俺の可愛いはもうすぐ消費期限!?」(EX・JS)脚本=田辺茂範 出演=山田涼介、芳根京子、大橋和也、迫田孝也、鞘師里保、室井滋、西田尚美、古田新太 他
オリジナル作品。《オシドラサタデー・30分枠》(全話数不明)
30分できっちり作られていて佳作の予感が…。
造り酒屋の跡取り長男、小さい頃から可愛いとちやほやされ、可愛さを自認していた中1の時に「丸谷くんって顔だけだから」と振られてからは本気を出したが成績は上がらず、この顔を最大限に利用しようと腹を括ってからは人生が好転し今に至る、ビールメーカー営業一課の丸谷康介(山田)29歳の周辺に、変なおっさん(古田)が出没し出すと共に、丸谷の仕事や恋人(鞘師)との関係に陰りが見え始める。
たまらずおっさんを捕まえると、「俺は30年後のお前なんだ。昔は可愛かったと言っても誰も信じないから、皆(おば様達)を連れて未来からやって来たんだ」と。ひぇー、いくらなんでも山田くんの顔が古田さんにはならんだろう!という不条理を楽しむのか、それとも設定その物に秘密が有るのかどっちなんだろう。
異動して来て丸谷の部下になる、無愛想だけど仕事は出来そう(特にデータ管理)な真田和泉(芳根)と、いずれは恋に落ちるのだろうが、まずは丸谷が可愛いの限界からどう舵を切るのか、そこをきちんと描いて欲しいな。
演出=新城毅彦
- << 101 【2022春ドラマ】 「俺の可愛いはもうすぐ消費期限!?」2話まで終了。 おっさんが未来の自分だなんて、俄には信じられない話なんだけど、丸谷はおっさんと揉み合った時に、その左肩に自分と同じハート型の火傷の痕が有るのを発見していた。それでも今の俺からあんな風に?という疑問は有ったとは思うのだが、その一縷の望みを打ち砕いたのが新しい担当先の「せいかつドラッグ」の社長(きたろう)の「俺だって若い頃は可愛かったんだ」の言葉と、証拠として出して来たアルバムで、確かに若い時は超イケメン(どこかのモデルの写真?)、なのに仕事が忙しくなった30歳の写真(きたろう本人の昔の写真)から一気に衰え始めて今に至ったと知り、じゃあやっぱりあのおっさんは…となってしまった丸谷(笑) 丸谷は自分は顔だけみたいに言ってるけど、営業のペアを組んだ後輩の“ロボット女子”真田に対してはとことん優しいし、気遣いは完璧だし、初対面の営業先社長の懐に入り込むのも上手いし、これはやっぱり営業職としてはかなりの武器になる筈なんだよね。こういうのは持って生まれた性格というのも有るから、適性は十分なのよ。で、何が足りないかと言えばデータに裏打ちされた説明と説得力。 丸谷の苦手は真田の得意、二人はプラグとコンセント。早く気付いて巻き返すのが楽しみだな。 脚本=田辺茂範 演出=新城毅彦
>> 63
【2022春ドラマ】
「クロステイル-探偵教室-」(東海テレビ・テレパック)脚本=八津弘幸 他 出演=鈴鹿央士、堀田真由、草川拓弥…
【2022春ドラマ】
「クロステイル-探偵教室-」2話まで終了。
今回は「盗聴盗撮調査」の実践授業で、講師の皆川瑠依(冨樫真)がエキセントリックで、直ぐ「クビよ!」って脅すけど実は熱意の有るいい先生だった。
幼馴染みの麻里乃から、有名マジシャンSHOGOにマジックのネタを盗まれたから盗撮をされている、調べて欲しいと頼まれた朋香は、学校の器材を無断で持ち出したのが皆川にバレて「一発退場ね」
皆川はこれ迄に自分が受けた盗聴盗撮器調査依頼はおよそ千件、その内実際に見付けたのは僅か2個、殆どは依頼者の思い込みなのだと言う。全員で麻里乃を納得させられれば朋香はクビにしないと言われ、匡達は作戦を立てて麻里乃をSHOGOの部屋に連れて行く。
匡が随分分かりやすい場所に盗撮カメラを置いたのであれ?って思ったら、あの部屋はダミーで、麻里乃に不法侵入をすれば警察に通報されるリスクも有る、SHOGOがそんなリスクを犯すか?と、実際に怖い思いをさせて分からせるのが狙いだった。
朋香は無事にクビを回避。
匡って勉強もしていたけど、判断力や想像力に長けていて探偵に向いていそう。そして早くからそれを見抜いていたのかもしれない父親。でも息子を探偵にさせたいだけなら、こんな回りくどい事はしないよね、多分。
※カップ麺にフカヒレを入れる“ずれてる母親”がツボッた(笑)
脚本=八津弘幸 演出=六車俊治
- << 102 【2022春ドラマ】 「クロステイル-探偵教室-」3話まで終了。 今回は正田正一(森岡豊)が講師で信用調査の講義と実践。 聞き込みは身バレを防ぎながら情報収集しなければならない。与えられた課題の調査は早々にクリアした匡達だが、都賀が調査対象者とは関係の無い人物(一木)を調べた為にクレームが入る。 都賀は高校時代、一木のグループにイジメられていたのに、自分が恐喝した事にされて、不処分になる迄停学したら少年院に入っていた事になり、その噂はどこ迄も消えずに自分に付いて来て、職場も退職に追い込まれた。だから探偵になって一木を調べて復讐をしたかった。 これで都賀は退学処分。でも匡は眠れなくなるからという理由で撤回を代表に直談判。二日間での都賀の信用調査を命じられ、仲間にも頼んでやり遂げて、撤回を勝ち取る。 信用調査をする探偵には先入観は禁物だが、集めたデータを見る依頼者には先入観が有る。そりゃそうだよなあ。 謝罪の嫌いな代表にクレームで謝罪させた一木には、代表が一木の部下に内部告発をさせて恐喝で逮捕させるという、怖~いオチが待っていた(笑) あと匡の母の、パート先での豹変ぶりにも大爆笑。バリバリ仕事が出来て、外国語がペラペラでヘビメタにも詳しいって(笑) 「お母さんの全部を知っているのはお父さん位よ」その父はいい部屋で小説を書いてる? 脚本=吉田真侑子 演出=舞原賢三
>> 65
(続き)
からの警察を排除する決断とそのアイディア(ライブ配信で娘の誘拐を公表し、犯人にも呼び掛ける)、そして妻に「二人で友果(娘)を助け…
【2022春ドラマ】
「マイファミリー」2話まで終了。(2話は15分拡大)
放送済みの春ドラマの中では、今のところやっぱりこれが一番面白い。
未知留が誰かと組んで犯人という事は無さそうだけど、会社の危機を救う為にハルカナの株価吊り上げを狙った狂言の可能性も有るなんて言われると、そっちもかとか思えるし、葛城が関連を気にしている過去の誘拐事件と東堂の関係も気になるし。
警察を徹底的に排除して、犯人と被害家族が直接取引をするという設定が斬新で、中々引き下がらない警察を諦めさせる為に、鳴沢夫妻と東堂、三輪が結託して警察を騙して手を引かせた展開も面白かったし、それでもなお諦めずに、今度は未知留の父親と温人の母親に機器を渡して協力を頼む葛城のしぶとさが、より話を面白くしてくれている。
脚本に無駄が無くて、本当に良く練られていると思う。だから時間を拡大していてもあっという間に終わってしまう印象。それだけ入り込んで観ていたのだと思う。
犯人は前回は温人に対して娘に無関心だった事を指摘したり、今回は友果の声を聞かせてと頼む温人に、一度は「質問や要望は受け付けません」と拒否したのに、「妻が限界なんだ」と説き伏せられると折れて友果と話をさせたりと、何か只の営利誘拐では無い様な雰囲気も有るんだよなあ。
脚本=黒岩勉 演出=平野俊一
- << 103 【2022春ドラマ】 「マイファミリー」3話まで終了。 今回もノンストップで動いて行く警察(葛城)と温人達の駆け引き、温人と犯人の取引という話の流れが面白くて、集中して観ていたからあっという間に終わってしまった。 鳴沢夫妻の親達が、孫を思って良かれと信じて葛城の要望を受け入れ、盗聴通信機器を装着して帰宅した事、警察のやり方に詳しい東堂と、頭のいい三輪と温人が居て予想してない訳がないと思いながら観ていたのだが、普通に警察を出し抜く計画を両親に説明し、翌日、話した通りに行動し始めたので、えっ、何で?と思い始め、香菜子と阿久津の思わせ振りなやり取りも有り、半信半疑になりかけた状態で警察が突入、友果が見つからないまま犯人から取引終了を告げられた時は、未知留の迫真の演技も有り、ああ警察やっちまったな位の気持ちにはなっていたのだけど…。 温人が犯人とのチャットに使用していた自社ゲームの機能を使い、阿久津の携帯会社にも協力して貰い、独自に犯人の居場所を突き止めて直接交渉で友果を取り戻した展開(その発想)は見事だった。 葛城の言葉「ホシを野放しにした事を、貴方は必ず後悔する」、これは今回の犯人は、以前に葛城が失敗をした誘拐事件の犯人だから、また事件を起こすぞという意味なのかね。 約1年後の次回も超楽しみ。 脚本=黒岩勉 演出=平野俊一
>> 66
【2022春ドラマ】
「元彼の遺言状」(CX)脚本=杉浦憲明 他 出演=綾瀬はるか、大泉洋、関水渚、森カンナ、笛木優子、要潤、野間口徹…
【2022春ドラマ】
「元彼の遺言状」2話まで終了。
何とドラマのタイトルになっている「元彼の栄治の件」は今回で完結してしまった。
犯人は“お金、会社”が第一の森川家の人間ではなく、栄治の愛犬バッカスの主治医で、別荘の敷地内に息子と住んでいる堂上(野間口徹)で、動機は栄治に元妻を寝取られ、息子は栄治の子だったという事実を知り憎かったから。そして弁護士の村山はその事を知っていたから、そこからこの事実が漏れるのを防ぎ、自分の面子を保つ為に殺したと。(←そんなの分かるか!)
2話で終わらせるなら尚の事、始めからもっと登場人物を絞って、話も要点を整理して分かりやすく作って欲しかった。
結局、栄治は何であんな遺言書を残したのか、堂上に殺される事を予期していたのか、その上で遺産を渡したかったのか、肝心な点は何一つ分からなかった。
分かったのは息子の亮が栄治の遺産を相続するって事だけ。
で、篠田は剣持が引き取り、雑用係兼料理人として事務所で雇うらしい。
そして次回からは新しい案件の話になる。
2話迄の登場人物で引き続き出るのは、上の二人と紗英(関水渚=綾瀬はるかのホリプロバーター)と津々井弁護士(浅野和之)だけみたいだ。(←やっと掲載されたHPの相関図から判断)
スタートでミソが付いちゃったけど大丈夫なのかね、このドラマ。
脚本=杉浦憲明 演出=澤田鎌作
- << 104 【2022春ドラマ】 「元彼の遺言状」3話まで終了。 成る程、村山弁護士の事務所を引き継ぐという事は、彼を頼りにしていた一般人の案件も引き継ぐという事で、渋々足を運んで調査をして、転んでも只では起きない剣持は企業案件の臭いを嗅ぎ付け、一般人の案件も解決しながら本命の企業案件もゲットする…筈だったのに、いつの間にか津々井が横からかっさらって行き…、これが繰り返されて企業の顧問には中々なれないって展開になるのかなあ。 紗英は一度見た物は忘れない能力持ち(どこかの准教授と同じだ!)らしく、今回は真犯人を暴く端緒を担った訳だけど、次からもそういう役割で参加するのかな。 篠田はミステリー好きだから、尤もらしい推理はするけど結局は外れる、でもそれで視聴者を楽しませるみたいな役回り? 肝心の主人公・剣持の高飛車な性格とか辛辣な言葉を吐く所とかがあまり好きになれず、それをカバーして魅力的に見せる工夫とか設定も今のところは無いので、入り込んで楽しめるラインに迄は行きそうにないんだよなあ。 でも詰め込み過ぎで破綻した1、2話に比べれば、かなりすっきりして観やすくはなっているので、離脱はしないで済みそうかな。 脚本=小谷暢亮 演出=澤田鎌作
【2022春ドラマ】
「恋なんて、本気でやってどうするの?」(カンテレ)脚本=浅野妙子 出演=広瀬アリス、松村北斗、西野七瀬、飯豊まりえ、岡山天音、小野花梨、戸塚純貴、味方良介、古川雄大、香椎由宇、藤木直人 他
オリジナル作品《月10・54分枠》(全話数不明)初回15分拡大
何と言ったらいいのか、登場人物全員が地に足が着いていない、フワフワしてる、現実味が無い、今を生きている感じが伝わって来ない、感覚が古臭い、観ていて何も心に引っ掛かって来ない、そんな感じ。
広瀬アリス、松村北斗、岡山天音、初回は出なかったけど戸塚純貴と、観たい役者は揃っているのに、こんな脚本じゃねえ。
広瀬アリスがどんなに上手く泣いたって、役の純の設定が上っ面だけだから悲しみが伝わって来ないし、松村北斗に至っては役の柊磨の設定が意味不明で何か可哀想になって来た。
うーん、突っ込みドラマにもなっていないし、役者さんを観たいって理由だけで観続けるのもしんどそうだから、初回だけで視聴離脱するわ。
演出=宮脇亮
【2022春ドラマ】
「持続可能な恋ですか?〜父と娘の結婚行進曲〜」(TBS)脚本=吉澤智子 出演=上野樹里、田中圭、磯村勇斗、ゆりやんレトリィバァ、武田玲奈、柚希礼音、八木亜希子、井川遥、松重豊 他
オリジナル作品《火曜ドラマ・57分枠》(全話数不明)初回15分拡大
主人公がヨガのインストラクターだからという訳では無いだろうが、ヨガの動きの様にゆっくりと穏やかに話が進む。
劇的な変化や激しい感情の起伏とは無縁の様に見えるし、今のところ分かりやすいフックも見当たらないので、もしかしたら観る人を選ぶドラマになるのかな。
設定は全く違うけど、独特の優しい時間が流れて行くという意味では、同じ脚本家のドラマ、深田恭子主演で横浜流星がピンク頭でブレイクした「はじ恋」にタッチは似ているかも。
初回は杏花(上野)と林太郎(松重)の人と成り、父娘の関係性に重点を置いてじっくり描いていて、亡くなった母と父の結婚を、母側から見たら失敗だったのではと思い込み、結婚には夢も希望も持っていないが恋はしたい杏花が、起業セミナーで出会った晴太(田中)に好意を持ち、積極的にアプローチをして「私と結婚を前提にせず、お付き合いして貰えませんか?」と告白をして晴太を驚かせ、シングルファザーで恋愛も考えていない晴太からの提案で二人は友達になる事に。
(続く)
>> 86
(続き)
母の三回忌を終え、やっと洋服等の遺品を整理する気になった父。ある洋服のポケットに手を入れた杏花は辞書を取り出し、そこに挟まれた父宛の封筒を見付ける。そこには既に署名をした離婚届が入っていて、一人にして欲しいと言われた杏花は家を出て、思い浮かんだ晴太に会えないかとLINE。仕事が早く終わり学童に息子を迎えに行っていた晴太は、仕事の呼び出しと勘違いした指導員・颯(磯村)の好意を受けて息子を預け直し、杏花の元に向かう。
晴太は「友達だから」って強調していたけど、帰る気になっていた息子にストップを掛けて迄杏花を優先するなんて、人として優しいを越えて既に杏花は“友達以上”になっているのでは?
あの封筒には手紙も入っていて、“私のプロポーズを受けてくれて幸せな結婚生活だった。死んだ後迄私の夫でいなくていい。今度は自分からプロポーズした相手と幸せに”という意味の事が書いてあり、その為の離婚届だった。
母は望んで父と結婚をして、通訳の仕事を辞めて家庭に入った事を初めて知った杏花。これで少しは結婚観が変わったりするのかな。
父は“妻の心残り”だった娘を結婚させるべく、自分と二人で婚活パーティーに参加する様に強引に話を進めてしまう。
その会場で主催者側の晴太、参加者の颯と杏花が勢揃いって…やや強引なんだけど。
普通の恋ばなとは一線を画して欲しいな。
演出=土井裕泰
- << 108 【2022春ドラマ】 「持続可能な恋ですか?」2話まで終了。 レギュラーの登場人物の動きとしては殆ど進展していなくて、メインの杏花と晴太の心情としては、ストレートに再会の喜びを伝えて来る颯の存在が刺激となって、晴太は杏花の事が気になるけど“友達になりませんか?”と言った手前、そこから踏み出す事は出来ず、杏花は娘の結婚を心配する父とのやり取りの中で、思わず「好きな人は居るの!」と口走った事で、明らかに晴太の事を“友達”の枠では収まらない位に意識し始めた感じは有ったのだけど、晴太が女性(恐らく別れた妻と思われる)と待ち合わせをして、親しげに歩いているのを目撃して思わず隠れてしまったのを見ると、これはいよいよかなって感じだな。 このゆったりした流れ、基本嫌なヤツは登場しない人間関係、これをダラダラしてるとか嘘臭いとか感じる人には、このドラマは合わないのだろうね、多分。 次回は颯が何故か沢田父娘の家に同居するとかで、これは晴太も心穏やかでは居られない? 脚本=吉澤智子 演出=土井裕泰
>> 68
【2022春ドラマ】
「正直不動産」2話まで終了。(新ドラマが目白押しなので簡単投稿で)
勝手に“根はいい人なのね”なんて思って…
【2022春ドラマ】
「正直不動産」3話まで終了。
カスタマーファーストを貫く月下の背景が明かされた今回。まず一橋大学を出ているという事にびっくり。それなのに基本給10万円、成果主義の不動産業を選んだの?
両親が外資系で共働き、悪徳不動産屋に騙されて無理なローンを組んで豪邸を建てたはいいが、リーマンショックで収入がガタ減り、ローンが払えなくなり両親は離婚、月下は母親とアパート暮らしに。その時に仲介してくれた営業の女性が、風呂無しの古いアパートだけど、窓からは目の前に満開の桜が見えると説明。その桜に癒された月下は家は箱でしかない、大事なのは住む人の心が満たされる事だと知り、その女性に感謝し、自分もカスタマーファーストを貫く事にした。
先輩社員達が恐れる、登坂社長とも親しい得意先の貸し主のマダム(大地真央)と言えども、考え方が間違っていればデータを示して物申す、自分を信頼してくれる顧客の為になる事なら出し惜しみはしない、この誠実さがいつか実を結び、成績上位に躍り出て欲しいね。
永瀬は正直じゃ無かった時代に、リスクを隠してペアローンを組ませた新婚夫婦が離婚する事になり、ローンの組み替えが出来ないなら直ぐにマンションを売ってくれとねじ込まれて四苦八苦。自分の尻拭いだから仕方ないわな。
脚本=根本ノンジ 演出=金澤友也
- << 107 【2022春ドラマ】 「正直不動産」4話まで終了。 不動産業界で言う所謂事故物件とは、ただ病死したとか、例えば転んで頭を打ってそのまま死んだとかでは事故物件とはならず、発見が遅れて遺体が放置された状態が続いた場合に事故物件となるらしい。 風吹ジュンの演じた松井さんは70を過ぎていて、亡くなったご主人の霊が一度だけ枕元に立った経験を経て、もう一度霊に会いたくて事故物件への引っ越しを希望するのだが、単身の高齢者は断られる事が殆どで、事故物件と言えども例外ではない。 そこで永瀬の取った方法は、エレベーターの不調から事故物件では無いのに噂が独り歩きして困っている賃貸マンションのオーナーに、高齢者を断るのではなく、高齢者の異変を直ぐに察知出来る機器を部屋に取り付け、これから需要が益々増える高齢者専用のマンションにしてしまえば?という提案。それも一つの手よね。 事故物件は結果的に嘘になってしまったけど、松井はエレベーターの不調を霊のせいだと信じて有り難がっていたから、そういう嘘なら永瀬に戒めの風は吹かないのかしらね。 今回から本格的にミネルヴァ不動産(倉科カナ演ずる花澤他)が絡んで来たけど、これがかなり汚い手を使う不動産屋で、正直商売しか出来なくなった永瀬は、どう対処して行くのか見ものだな。 脚本=根本ノンジ 演出=金澤友也
【2022春ドラマ】/短文雑感
「吉祥寺ルーザーズ」2話まで終了。
探り合いは続いているけど、攻撃的な嫌な感じの会話は無くなったので、観やすくなって来た。
※田中みな実というだけで、未だに素人扱いをして下に見る投稿をする人を見掛けるけど、あれだけの量の台詞をあのスピードで、感情を込めて演技をしながら、一言一句聞き取れる滑舌の良さで喋れる名前の有る女優が、他にどれ位居るのか聞いてみたいわ。
脚本=池田テツヒロ 演出=佐藤祐市
「汝の名」3話まで終了。
本物の陶子の薬物中毒死の記事は、やはり麻生科子の名前で書かれていた。
陶子が誰かと恋に落ちた事を敏感に察知し、陶子に捨てられると被害妄想が膨らみ闇落ちが始まる久恵。でも実際に妄想ではなくて、亮介と居る所を久恵が遠くから見ているのに気付いた陶子は、「もう要らないかな」と呟いていた。調子に乗ってると久恵の逆襲が有りそうだなあ。
脚本=丸山智 演出=河原瑶
「悪女(わる)~働くのがカッコ悪いなんて誰が言った?~」2話まで終了。
夏目課長(石田ひかり)のデフォルメされた人物像はそんなに気にならなかったけど、あの麻理鈴に対する子供っぽい嫌がらせだけはどうかと思うわ。
相手が誰だろうと物怖じせず酒が異常に強い麻理鈴は、出世道では案外無敵なのかも(笑)
あと、やっぱり向井理はカッコいい!
脚本=後藤法子 演出=南雲聖一
- << 109 【2022春ドラマ】/短文雑感 「汝の名」4話まで終了。 仕事でターゲットにした伊庭に自宅前で襲われた陶子。オーナーの河島の配慮で偽名迄使っているのに、後をつけられて自宅バレしていたなんて、頭隠して尻隠さずみたいなものだな。あんな一軒家に住む事自体が防犯上間違いの元。 亮介に本気になって、本名の三上里矢子として付き合いたいと口にする陶子に、「捨てられる!」と闇落ちする久恵。 松谷の口座から金を抜いている事を疑われているかもと思い込んだら、こっちもどんどん闇落ちして、松谷のお茶にクスリを入れて飲ませた久恵。病んで行く感じが凄くて北乃きいさん本領発揮って感じ。 脚本=丸山智 演出=河原瑶 「悪女(わる)~働くのがカッコ悪いなんて誰が言った?~」3話まで終了。 初回は素直でめげないのが取り柄の麻理鈴を、腹に一物有りそうな峰岸が影で操って出世させようとする構図が面白そうと思ったのだけど、今のところ部署をクルクル異動させて引っ掻き回させているだけで、峰岸は専務に意見出来る位の大物感は出しているけど、麻理鈴の事は泳がせているだけだから、何かもうそのパターンに飽きて来た。 今回一番気になったのは“おまけ”のアクセント。何で“お化け”と同じ中高型なんだろうって。お酒と同じ平板型じゃないの?って。 脚本=松島瑠璃子 演出=内田秀美
- << 259 【2022春ドラマ】 「吉祥寺ルーザーズ」全12話終了。 前回、どうやらこのシェアハウスのオーナーは池上らしいと分かり、旅行から帰って来た池上を皆で問い詰めたら…。 この建物は池上の最初の結婚で生まれた娘の物で、投資で儲けて別の家を買ったので、住むなら家賃15万円で貸すと言われ、娘婿(初回に出ていた皆川猿時)の入れ知恵でシェアハウスとして又貸しする事にし、結婚を6回もしたダメ人間の自分を許す為に、ルーザーだけを募集したという様な話だった。 で、結論としてルーザーの仲間になれて、池上は初めて自分を許せた、皆と出会えて幸せだったという事だった。 オチは株が暴落して娘が新しい家を手放しここへ戻るので、「もうここには住めません」ルーザー解散!だった。 いつの間にか翠と幡多がくっついていたのには笑ってしまったが。 うーん、途中面白い回も有ったけど、49分枠×12回もやる程の内容では無かったな。 あと初回の感想にも書いたけど、初回がうるさ過ぎて結果的に掴みはOKにならなかったのは大きな失敗だったと思うな。 田中みな実の演じた桜が、一番変化して人間的にも成長したので、観続けるモチベーションにはなった。 ※次作は観る気がしないし、いい加減秋元枠はやめて欲しいのだが。 脚本=池田テツヒロ 演出=佐藤祐市
>> 70
【2022春ドラマ】
「明日、私は誰かのカノジョ」(MMJ・MBS・製作委員会)脚本=三浦希紗 他 出演=吉川愛、横田真悠、齊藤なぎさ…
【2022春ドラマ】
「明日、私は誰かのカノジョ」2話まで終了。
前回の感想で、次回のリナ(横田真悠)は『共感出来そうに無いキャラなので少し心配』と書いたのだが、体の関係も含めたパパ活をして洋服やバッグ等に散財し、気分が落ちているとナンパして来た大学生二人にも簡単に着いて行き3Pと、およそ共感は出来ないキャラなのだが、「友達は雪(吉川愛)しかいない」と言う彼女の不安定な感じや孤独感、何かに対する焦燥感みたいなものは伝わって来る描き方をしているので、何でこうなったのか、どういう家庭環境で育ったのか等知りたいと思う位には、今回もドラマに入り込んで観ていた。
リナの願いでパパ活相手の飯田(神尾佑)と引き合わされた雪。早速、リナの誕生日プレゼントの相談名目で雪のtalkのアドレスを欲しがり、直ぐに連絡をして来る飯田。明らかに狙っているし、リナが知ったら二重に傷付きそうで怖い。
ラストにはサークル?のグループtalkに雪のプロフィール写真が貼られ、“はっけーん!”“やばい、これはクロだわ”などとtalkの会話が沸いていて、仲間から教えられたリナもショックを受ける。
誰がどこであの画像を手に入れたのか?単純に地味で真面目な雪の裏の顔発見だから、面白がっているだけなのか、それとも?
脚本=川原杏奈 演出=酒井麻衣
※脚本家は交代しても、ドラマの世界観はしっかりと保たれている。
- << 110 【2022春ドラマ】 「明日、私は誰かのカノジョ」3話まで終了。 単刀直入にリナは1回4万だから1枚上乗せするけどどうかなとパパ活に誘う飯田に、「狡いですね、私がリナに告げ口出来ないと分かっていて」と強い口調で言って、きっぱりと断る雪。 飯田の口調で雪と一緒に誕プレを買いに行った事を察したリナ。「これが最後だから」と手切れ金も渡され、その怒りを「リナと同じ事をしていたくせに」と雪にぶつけるが、言い訳もせず黙ってしまう雪に更に腹を立ててしまうリナ。 そんなリナの愚痴を聞き、リナの思い込みを正し的確なアドバイスをしたのは何とあの雄大。あの子は女と見れば手当たり次第みたいな男だったのに、考え方は意外にまともなんでびっくり。 誤解を解きたい雪は素っぴんでリナに会い、顔の傷痕を見せて「リナに嘘を付きたくなくて、あのね…」みなまで言わせずに雪を抱き締めて「可哀想、こんな傷痕を隠していたなんて。ごめんね、辛かったよね、これからは何でもリナに話してね」 リナの背中に回していた手をゆっくりと下ろす雪。ああ、すれ違ってしまった…。 雪は本当に不器用な子。だからフレンドリーで最初に話し掛けてくれたリナには、特別な思いが有ったのよね。でもいきなり傷痕を見せるって、リナの反応は責められないよ、本当に悪気は無いんだから。 脚本=三浦希紗 演出=酒井麻衣
>> 73
【2022春ドラマ】
「未来への10カウント」(EX)脚本=福田靖 出演=木村拓哉、満島ひかり、安田顕、髙橋海人、山田杏奈、(村上虹郎…
【2022春ドラマ】
「未来への10カウント」2話まで終了。
伊庭が脇腹を押さえていたのを見た間地が上にチクり、教頭の猫林が部員に探りを入れるが、喋ってしまいそうな友部も口を割らなかったというのは胸熱だった。結局見学していた一年生からバレてしまったのだが。
怪我をさせた事を桐沢に認めさせたい校長、何とかごまかしたい折原、駆け引きなんかしたくないから直ぐに認める桐沢、尚も遮ってごまかそうとする折原、必死な折原とテンションの低い桐原のやり取りが、真面目なんだけどコメディーになっていて面白かった。
今はまだ、人生になげやりな状態から少しだけ足を踏み出したばかりの桐沢なので、暗いし笑わないし喋りもボソボソだから、そんな桐沢の側に居て明るく振る舞い、熱い生徒達の為にボクシング部を存続させようと、誰よりも頑張っている折原の存在がこのドラマを面白くしている。
桐沢は焼き鳥屋をやっていたがコロナで閉店した設定。でもその前は、大卒から8年間、高校の教師で公民を教えていたという、ちょっとご都合主義の設定が有り、教頭が仕掛けて来た管理運営規定違反の壁も無事に突破、ボクシング部の存続は取り敢えず決まった。
ここからは生徒のボクシングを続けたい事情、本腰を入れ始める桐沢等が描かれて行くのかな。
淡々と進むけど、分かり易くて観ていて疲れないのも有難い。
脚本=福田靖 演出=河合勇人
- << 112 【2022春ドラマ】 「未来への10カウント」3話まで終了。 冒頭、桐沢の「ゴートゥーピザです」の声のトーンが今迄より一段高くなり、これ迄はおざなりだった「ありがとうございました」も、若干気持ちがこもっている様に聞こえて、彼が今、前向きに生き始めたのを感じさせてくれた。 今回はボクシングに対して常に前のめりでピリピリしている、水野(山田杏奈)の事情が描かれた。 母親の元再婚相手の今宮(袴田吉彦)がしつこく復縁を迫り暴力を振るうので、“母を守る為のボクシング”を覚えたかったのだが、もちろん学校のクラブでそんな事は教えられない。 水野が甲斐のジムに飛び込みで行った事を知った桐沢は、事情は話さずにスパークリングの相手をしてやって欲しいと頼み、甲斐は水野の要望を聞きボディーブローのやり方を叩き込む。 心配する折原に桐沢は「水野自身が倒せる武器を持っていると思う事が抑止力になる」と話し、なる程なと納得。 この後の展開、水野の家に押し掛けて来た今宮を待ち受けていた桐沢がボクシング部の部屋に連れ出し、“不幸自慢をし合って水野に判定をさせ、負けた方が水野のパンチを食らうのを繰り返し、ギブアップした者は勝った者の要求を聞き入れる”というのは、道義的にどうなのかとか、今宮みたいな男は後から学校にクレームを入れるよなあとか、無理筋な設定だなとは思うのだが、ただ不幸自慢の流れで自然に (続く)
【2022春ドラマ】
「やんごとなき一族」(CX)脚本=神森万里江 他 出演=土屋太鳳、松下洸平、尾上松也、松本若菜、渡邊圭祐、松本妃代、馬場ふみか、佐々木希、石野真子、倍賞美津子、木村多江、石橋凌 他
こやまゆかりの漫画原作。《木曜劇場・54分枠》(全話数不明)初回15分拡大
佐都(土屋)と健太(松下)の恋愛期間(2年間)は全部端折ってるので、一部は想像なんだけど、“やんごとなき深山家の次男”である健太は、金だけで繋がっている様な家族に愛想を尽かし、家を出て深山とは(多分)関係の無い会社勤めをしていたが、長男は跡取りの器では無いので、何とか次男に跡を取らせたい、実家に呼び戻したいと思っていた父・圭一(石橋)は、結婚したいと言って来た健太と相手を呼び寄せ、庶民の嫁は要らないと酷い目に合わせ(ここのもつ煮を道路にばら蒔き、佐都がかき集める演出は気持ち悪くて笑えなかった)、別れさせようとしたが、それなら縁を切ると健太が猛反発、入籍してしまったので仕方なく結婚を認めて健太は深山家の会社の専務となり、新婚生活を始めるのだが、実は父には深謀が有って…という展開。
深山家の家族と周辺の異常さを描くのはいいけど、テンポが悪く軽妙な遊びも無いので全然笑えず、これはキツいなあと思っていたら、まさかの排除される側になってしまった長男の嫁・美保子(松本)が急に豹変、
(続く)
>> 92
(続き)
べらんめえ口調で佐都を罵り、サウナに閉じ込めてしまう。ここの松本若菜の振り切った演技には笑ってしまった。これまではクールだったり影の有る役が多かったから、こんな演技が観られて新鮮だったし何か嬉しかった。ずっとブレイクしないかなあって気になっていた人なので。
この後、何故かサウナの中にデカいハンマーが有って、佐都がそれを振り回してドアをぶち壊し「庶民なめんなよ!」と仁王立ちしたのにも大笑い。か細い女優さんだと嘘臭くなるけど、体育大学出で意志の強そうな土屋太鳳だと、本当にぶち壊しそうだからリアリティーも有って良かったわ、このシーン。
大枠の設定が普通じゃないんだから、台詞や演出は工夫して、テンポ良くカラッとしたバカバカしさで笑わせて欲しいんだよなあ。
松下洸平の健太は、人の好さが勝っちゃって“出来る男”には見えないんだけど、土屋太鳳の佐都は、深山家の人々に変におもねたりしない、正義感と意志の強さが自然に出ていて適役だなと思った。
最後に面白くなって終わったので、もう少し様子見をしてみる。
脚本=神森万里江 演出=田中亮
- << 114 【2022春ドラマ】 「やんごとなき一族」2話まで終了。 前回の感想で『大枠の設定が普通じゃないんだから、台詞や演出は工夫して、テンポ良くカラッとしたバカバカしさで笑わせて欲しいんだよなあ。』と残念ポイントを書いたのだが、やはりその部分がこのドラマの難点で、松本若菜が振り切って美保子を演じて見せても、ベースとなる全体の雰囲気が梅雨時みたいにじめっとしているから、美保子だけが浮いてしまって笑えないんだよなあ。 で、初回はもつ煮を地べたにばら蒔き、今回はスープを床にジョボジョボと、街中でスムージーを佐都の頭からジョボジョボする演出が、本当に趣味が悪くて笑えないし気持ち悪くて私はダメ。 なので、木村多江さんの反撃とか観たい部分も有るのだけど、そもそもの作り方が私には合わないので、今回で視聴離脱する事にした。 脚本=神森万里江 演出=田中亮
>> 76
【2022シーズン枠外ドラマ】
「卒業タイムリミット」第2週(8話)まで終了。
今週は月に一度生徒に提出させる“告白カード”なる…
【2022シーズン枠外ドラマ】
「卒業タイムリミット」第3週(12話)まで終了。
今週の前半迄はほぼほぼ時間稼ぎで話が進まず、もういいかなと思ったら後半でやっと新たな展開が。
黒川が御礼の手紙を送りたいからと言って、教頭から聞き出した伊藤の住所は水口のマンションの隣の部屋。二人は短い期間だが交際していたらしい。
あの鍵は伊藤の部屋の鍵だったのかとピンと来た黒川は305に侵入。しかし水口の姿は無く、隠してあった大金を見付ける黒川。
金を持って出て行く伊藤の後を追う黒川。
寺木(高橋侃)にはレナ(尾碕真花)という妻?とルナという娘(赤ちゃん)がおり、ここを出て行く為の金を稼ぐ為に、寺木は何か危ない橋を渡るみたいなのだが、そんな時に伊藤はレナの所に来て100万円を渡すが、そこに寺木が現れ「何してんだレナ!」
そこに黒川が追い付き、他の3人もやって来る。
このレナって子はもしかしたら伊藤の教え子で、寺木が何かやりそうって相談をしていたのかも。あのお金は伊藤の貯金?だとしたら伊藤はとんでもなくいいヤツだし、黒川も本当は信じてるのでは?
高畑は水口が採点を操作したせいで、奨学生に選ばれなかった、だから許せないと思っている。
荻生田と水口の軋轢はまだ不明だが、水口はサッカー部の副顧問なので、二人の間に何かが有って恨んでいる可能性も。
脚本=阿部沙耶香 演出=中島由貴
- << 115 【2022シーズン枠外ドラマ】 「卒業タイムリミット」第4週(16話)まで終了。 予想通りレナは伊藤の前任校の教え子で、あのお金は伊藤の善意。でもレナは受け取らなかった。そして置き手紙を残しルナを連れて出て行ってしまった。「ソウタを信じられなかった。ソウタが黒川くんだったら良かった」←これはダメだよ、寺木が自暴自棄になっちゃう。 小松は宇部を水口に取られたから、高畑は水口のせいで奨学生になれなかったから(なれたのは何と黒川だった)、荻生田は先輩に足を骨折させられて試合に出られなかったのに、野上と水口がその暴行を隠蔽したから、という理由でそれぞれが水口を恨んでいたのが分かる。黒川と水口の関係性はまだ不明だが、この3人の理由って本当は思い込みなだけなのでは? 伊藤の説得でやっと校長も警察に監禁の事を話し捜査が始まると、あの日、水口の車を走らせていたのは野上だと分かる←何の為?誰かの命令で? そして最新の監禁映像に何かが映っているらしく、黒川が犯人に気付いた所で次週へ。 黒川が不良になったのは、父親が生まれたばかりの自分を抱いて車に飛び込んだ、つまり自分を殺そうとした事を知ってしまったからだと分かる。そしてそこから助け出してくれたのが伊藤。 父親の自殺と血液型の事は関係有りかな。あと理事長と母親の関係とは? 脚本=阿部沙耶香、木乃江祐希 演出=中島由貴
>> 77
【2022春ドラマ】
「花嫁未満エスケープ」2話まで終了。
今回は“お子ちゃま尚紀”を際立たせる台詞が冴えていて、うん、うんと頷…
【2022春ドラマ】
「花嫁未満エスケープ」3話まで終了。
「友達だと言えばいい」と深見に言われたゆうは、その様にLINEをするが既読は付くが返信は無し。気になるって事はまだ尚紀の事が好きなのかと、帰って話し合う事を決めるゆう。
やり直せそうと堀田にゆうからのLINEを見せると、「ゆっくり話そうって別れ話かもしれないじゃないですか」と言われて動揺してしまう尚紀。(←いちいち鈍感で笑える)
それでもゆうに喜んで貰えると信じて、ケーキを買ってゆうの店迄迎えに行くと、出て来たゆうに声を掛けて「これ忘れ物」と何かを渡している深見を見掛けてしまう。
あっ、建築デザイナーの深見は、尚紀の会社の新プロジェクトに参加して、深見の担当は尚紀っていう、かなり見え透いた展開が先に有ったから、どういう使い方をするのかなと思っていたら、第一弾がこれだった(笑)
これでゆうが泊まった友達の家は深見の所だと尚紀にバレた。何も無かったんだから、ゆうは正直に強気で行けばいいだけなんだけど、動揺したりとか有るんだろうな。
脚本=桑村さや香 演出=堀江貴大
- << 116 【2022春ドラマ】 「花嫁未満エスケープ」4話まで終了。 ゆうの同僚の美沙(小林涼子)が亜衣(松村沙友理)に言ってた「一度家族みたいになった男女が、恋人同士に戻るのは難しいと思うよ」というのが当たっていたのね。 深見から向き合って話をしたのかと聞かれた尚紀は、言葉が無いと伝わらない関係じゃない、もう家族なんでと答え、柏崎は同じ思いではないと忠告されると「あんた部外者だろ」 分かってないなあ尚紀って思っていたら…。 翌朝、洗濯、朝食作りをしている尚紀が映され、“ゆうの夢落ち”かと思ったら現実で、えっ?尚紀ってパンケーキ焼くのも時間が掛かって、後片付けも出来ないから「私がやるよ」って、ゆうが家事を全部やる様になったんじゃなかったっけ? 整合性が…って思っていたら、尚紀の3年前の回想で、彼はプロポーズする気で指輪も買って、ゆうの誕生日だから部屋を飾り付けて、ケーキやワインも用意して(食べ物が有ったかは覚えていない)たけど、その日ゆうの店長昇進が決まり喜んでいる姿を見たら、指輪を出せなくなってしまったのね。なまじ普段から彼女の仕事の夢を聞いていたから、応援してあげたいという思いの方が上回ってしまったみたいで。←なら尚更尚紀も家事をしなよって話だけど。 そこからの3年で二人はああなってしまったとなると、美沙の指摘は当たってるなあって。 脚本=桑村さや香 演出=亀谷英司
>> 79
(続き)
ただ、インビジブルやクリミナルズという聞き慣れない言葉が飛び交い、一応台詞での説明は有ったのだが、具体像は想像出来なかったしよく…
【2022春ドラマ】
「インビジブル」2話まで終了。
やっぱり人間を描かず事件だけを前面に押し出すのって、脚本・演出・演者の三拍子が高いレベルで揃わないと、説得力が無くてつまらない物になってしまうんだね。
主演の高橋一生と相手役の柴咲コウと、執拗に高橋一生を押さえ付けようとする監察官役の桐谷健太の三人は、それぞれに役柄を消化した演技と雰囲気で合格点なんだけど、後のレギュラー陣は役柄を消化出来ていないまま台詞を言っているから、凄く下手に見えるし、唯一説得力を醸し出せる筈の酒向さんは、極端に出番も台詞も少ないし、クリミナルズの“調教師”役に至っては、入山法子と見せ掛けてその母親で弁護士の久本雅美って、やる気有るのかってキャスティングプロデューサーに言いたいわ。ストーリーを変えて入山法子が“調教師”の方がどれだけ良かったか。
警察のVIP専用の隠れ家施設で、セットは豪華なのにあの警備の薄さは殆どコントの世界。キリコの弟分のマー君を出入りさせるって事は、キリコ経由であの施設がクリミナルズに筒抜けになる可能性も有る訳だけど、志村とキリコを疑っている割にはザルにしている猿渡も意味不明。
高橋一生が演技もアクションも頑張って新境地を開いているのに、制作側が足を引っ張って突っ込みドラマと化しているから、評価が上がらずに可哀想だ。
脚本=いずみ吉紘 演出=竹村謙太郎
- << 117 【2022春ドラマ】 「インビジブル」3話まで終了。 このドラマにイマイチ乗り切れない理由は何だろうと考えた時に、思い出すのは前期のドラマ「DCU」で、あれは海保DCUに警察と同等の捜査権・逮捕権を与えて、海・湖・川等の“水の事件”に特化して捜査する話で、ハリウッドも制作に加わると大風呂敷を広げた割には、海に潜ったのは最初だけで、後はDCUの設定意義が完全に迷子になる設定ばかりで失笑物だった。 これも同じでインジブルは警察も実在を確認出来ていない都市伝説並みの存在、クリミナルズは警察が捜査に乗り出しても犯人を突き止められず、未解決か事故扱いにさせてしまうプロ中のプロの殺人犯の事と定義されて始まったのだが、1話から3話迄、曖昧なキリコのヒントや多少の協力は有った物の、志村の閃きと警察の捜査だけでクリミナルズに辿り着いている様に見えてしまい、犯人がとてもプロ中のプロには見えない、つまり初期設定で風呂敷を広げ過ぎたとしか思えないのだ。 これ普通に志村の設定はそのままで、キリコは犯罪に通じた謎の存在で志村にだけは協力するというだけにとどめておけば、既視感は有っても今の様な違和感は生まれなかったのではないかと思う。クリミナルズで無いのなら、犯人が雑でも別に変だとは思わない訳だから。 納得して楽しめるドラマには、もうならないのかな? 脚本=いずみ吉紘 演出=棚澤孝義
>> 80
【2022春ドラマ】/短文雑感
「しろめし修行僧」2話まで終了。
今回の父こしあんの呪詛は“口の中が歯磨き粉味”(笑)
たくあん…
【2022春ドラマ】/短文雑感
「しろめし修行僧」3話まで終了。
今回も直ぐに“これ、詐欺だろ”って分かる話で、安直パターンかって思いながら観ていたら、ぶりあんが表と裏で大活躍をして、たくあんの夢を壊さない様に嘘迄ついて解決してしまうのだが、その過程で“自分も捨て子で今の住職が引き取ってくれた”という衝撃の告白が有り、“寂しくてピーピー泣いている時に、ご飯を差し出しおかずを全部乗っけてくれた子がいた”そこから自分は変われたという話が出て、ああ、たくあんとはあんな小さい時からの仲だったのか、たくあんは変わらないなと胸が熱くなった。今回は良かったね。
脚本=根本ノンジ 演出=及川拓郎
「先生のおとりよせ」3話まで終了。
今回は短編小説の締切日を忘れていた榎村が、コラボ漫画のプロットと締切日が重なってしまい、ただでさえプロットのアイディアが浮かばないのに、両方なんてどうしようと、中田と二人で右往左往する話がメインで、お取り寄せは逸品のトマトジュースだけで、しかも思わぬ形でプロットアイディアにも貢献するという、ドラマとしては理想的な形で良かった。
二人のやり取りがホント笑える。
脚本=谷口純一郎 演出=本間利幸
「寂しい丘で狩りをする」
初回を観たけど、こういう理不尽なプロットは苦手なので、出演者はかなり魅力的だったけど視聴は断念するわ。
脚本=政池洋佑 演出=萩生田宏治
- << 149 【2022春ドラマ】/簡単投稿 「しろめし修行僧」6話まで終了。 今回はぶりあんを捨てた母親(仙道敦子)と再会する話。 冒頭の、走る自転車のかごの中に有るバッグに付いているお守りが、ぶりあんのと同じだとたくあんが言うシーンは、有り得ないよとシラケたが、そこからの展開(独特の味付けのひじき煮でぶりあんは実母と確信、ぶりあんが隠し味の蜂蜜を言い当て、丼飯だったのに「ひじきのおにぎり」とわざと言った事で、実母は彼が息子だと確信、だけど実母は再婚して息子も居るので、互いに名乗らずに別れる)は良かった。 このドラマはぶりあんが深く絡むと話に厚みが出て良くなるね。 脚本=根本ノンジ 演出=及川拓郎 「先生のおとりよせ」6話まで終了。 今回は中田の家族が訪ねて来る話で、漫画家になる事を固く禁じられていた中田が、どうやって母親(峯村リエ)を誤魔化すのか、また母親と従姉妹二人の巨乳に魅せられて、フラフラと中田の部屋に付いて来てしまった榎村が、母親が中田をリフレッシュ出版の社員と誤解したので、何とかその線で収めようと必死で嘘を付く様が可笑しくて、爆笑の連続だった。 とどめは「お母さん、最初から気付いていた、二人付き合っているんでしょ?」(笑)漫画家はダメなのに同性愛はOKな母親がシュールでまた爆笑。 今回は超面白かった! 脚本=谷口純一郎 演出=守屋健太郎
【2022春ドラマ】
「パンドラの果実 〜科学犯罪捜査ファイル〜(NTV・HJホールディングス)脚本=福田哲平 他 出演=ディーン・フジオカ、岸井ゆきの、佐藤隆太、西村和彦、本仮屋ユイカ、鈴木凜子、安藤政信、板尾創路、石野真子、ユースケ・サンタマリア 他
中村啓の小説原作、プロット協力・土井笑生。《土曜ドラマ・54分枠》(全10話予定)※その後Huluで全6話配信予定
日テレのこの枠で科学犯罪捜査の話という事で、正直あまり期待はせずに観たのだが、これがどうして意外にも面白かったので嬉しい誤算だった。
例えばシンギュラリティ(AIが「人間の知能を大幅に凌駕する」時点)の事とか、全く知らなかった事が小比類巻室長(おディーン様)の口から滑らかに出て来て、室長の指名で捜一から新設の科学犯罪捜査室に異動して来た、科学オンチの長谷部警部(ユースケ)同様に「えっ、何だって?」と聞いている自分、その後も小比類巻は結構なスピードで科学の事を喋るので、長谷部と同じく自分も理解は出来ていないのだが、事件の部分(AIを搭載した介護用ロボットのLEOが、自社のCEOを殺害したと話しているのだがそれは事実なのか?)の発想と、そもそもLEOには人間の脳がそのままコピーされているらしいという話が興味深く面白くて、分からないなりにもドラマに入り込めた作りになっていた事を、大いに評価したい。
(続く)
>> 98
(続き)
室長曰くこの部署には三つの要素が必要で、その内の気力、体力を長谷部には期待して指名、残りのひらめきに関しては世界的に高名な天才科学者で、三年前に科学界から姿を消した最上(岸井)に協力を要請、初めは「科学は踏み入れてはいけない領域迄きている。その先は闇なの」と断るが、「貴女は科学は人類の光だと知っている筈です」と言い切って帰って行った小比類巻に興味を持ったのか、科学犯罪捜査室にアドバイザーとして合流する。
小比類巻には5歳の娘・星来(せら・鈴木)がいてシングルファザー。妻の亜美(本仮屋)は5年前に亡くなり、小比類巻はアメリカのベンチャー企業と契約して、亜美の遺体を超冷凍保存し、いつかの科学技術の進歩により亜美が目覚める事に期待している。だから“科学は光”というのは彼にとっては切実な問題であり、希望でもあるのだ。(←でも恐らくこの縦軸?の結末は、Huluの目玉としてあっちに回されるのだろうね)
最上の“科学は闇”の理由は地上波で明かされる感じかな?
まあ、この初回位に一話完結の事件部分が、設定が面白くてきちんと作られて行くなら、そして最終回の事件もそこで完結してくれるなら、続きはHuluで…になっても気にはならないかな。(理想は「准教授・高槻彰良の推察」の、地上波からWOWOWへの引き継ぎ方みたいな感じね)
脚本=福田哲平、関久代 演出=羽住英一郎
- << 118 【2022春ドラマ】 「パンドラの果実」2話まで終了。 今回はeスポーツの選手の脳にチップを埋め込み、成績を飛躍的に上げさせる脳神経外科医の鮎川(今野浩喜)の行き過ぎた功名心の話だと思ったら、途中から小比類巻は鮎川の本当の狙いは、そのチップからコンピューター上に“精神転送”をする事で、選手は騙されてその実験台にされていたのだと気付く。 追い詰められた鮎川は実験場で選手の三ツ矢の精神転送を行って殺し、駆け付けた小比類巻と長谷部の制止を振り切って、自分自身の精神転送も行って死んでしまう。 この鮎川が少し前まで所属していたのが、カール・カーン(安藤政信)が率いるボディーハッカージャパンなる団体で、カーンは精神転送の技術はまだ完成していないと小比類巻達には話していたのだが、「eスポーツ界に覆面のTHREE ARROWSという選手が現れる」というニュースを見ながら、軽く笑っていたのが気になる。threeは三、arrowは矢で三ツ矢だし、戦法も生前の三ツ矢と酷似している。これは精神転送が成功したという意味なのか? それとも、カーンが生み出した別物? もっと危ういのは不老不死を謳うカーンに、小比類巻が傾倒してしまいそうな事。 それを止めるのが最上の役割という構図なのかな。今回も分からない部分は有るけど面白かった。感覚で受け止められるからか? 脚本=福田哲平、関久代 演出=羽住英一郎
【2022春ドラマ】/短文雑感
「妖怪シェアハウス-帰ってきたん怪-」3話まで終了。
何だろう、何で前作みたいにスカッと笑えないんだろう。
1話では環境破壊(プラスチックゴミ問題)、2~3話ではルッキズムという社会問題に結構斬り込んだ作りになっていて、それが以前の様には笑えない要因になっているのかな。
前作の澪は妖怪達の庇護対象で、その関係性も面白かったのだけど、今作の澪は世間の荒波に揉まれてボロボロになり、仕方なく出戻った形なので、妖怪達も直ぐには手を差し伸べたり助けたりはしないし、闇落ち妖怪へのお仕置きもすっきりしない変化球なので、その辺も違和感を抱く理由なのかなと。
脚本=西荻弓絵 演出=山本大輔
「家政夫のミタゾノ」⑤
感想は書かずに観るだけのつもりだったのだけど、初回の出来が良くて面白かったので少しだけ感想を。
まず新家政婦・本仮屋素子(山本舞香)の、元ヤンキーで自分達をあっという間に一人残らず倒したミタゾノに憧れて、むすび家政婦紹介所に入所したという設定が、強目の分かりやすい特徴を出せるし、演ずる山本の鋭い眼光も生かせるので上手いなと思った。(←ミタゾノのパートナーが6人目という自虐には爆笑)
古い校則、理事長のセクハラ、裏口入学等を巧みに織り混ぜた話も面白かった。
#おしえてミタゾノさんの一言回答も👍
脚本=八津弘幸 演出=片山修
- << 200 【2022春ドラマ】 「妖怪シェアハウス-帰ってきたん怪-」全9話終了。 ずっと何か違う、前より面白くないなと思いながら観ていたので、感想もパスしていたのだが、今シリーズは映画の為の前振りとして作られていて、一応“妖怪の闇落ち”の元凶と目されていた黒原が、実は貧乏な家の出から這い上がって来た、只のマザコン男、人間だったというドラマ版としてのオチは有り、じゃあ本当の黒幕妖怪は誰なのかという謎は映画でという二段構えにしてあり、その点については別に文句は無いのだが、やはり前作の様なストレートな分かり易さに欠け、捻りを入れ過ぎたから笑えなくなってしまったのかなと思う。 で、今回なんだけど、黒原の大好物の柿(貧乏だけど柿だけは母親が食べさせてくれたという、マザコンの象徴的好物)を渡すまいとする妖怪達と、奪い取ろうとする黒原の争いを、スロー再生に見せ掛けた動きで役者さん達が演じている部分がまあ面白くて大笑い。 細かく演技を付けて撮ったのだろうと思うが、その演出家の発想と、それに応えた役者さん達の達者な演技に拍手喝采だった。 何か、こういうバカバカしさを真面目に演じる面白さと分かり易さを、求めていたんだよなあこのドラマにはって、改めて感じたシーンだった。 脚本=西荻弓絵 演出=豊島圭介
- << 219 【2022春ドラマ】 「家政夫のミタゾノ」⑤全8話終了。 今シリーズは久々に面白いなと思いながら観ていた。 一番の要因はミタゾノのパートナー素子を、元ヤンキーで口も悪いし教養も無いけど、曲がった事は大嫌いでミタゾノを尊敬していて、「姐さん姐さん」と慕い絶対服従と、強目だけど分かり易いキャラに設定して、彼女がじっと見詰めるだけで元ヤンを連想出来そうな位に目力の強い山本舞香をキャスティング出来た事に有ると思う。 そしてキャラが中途半端で必要性を感じられない光(伊野尾慧)を、現場に出させずに事務所の待機要員にした事で、その分、派遣先での話もミタゾノと素子が使える時間が増えて、じっくり話を構築する事が出来たと思う。(紹介所の待機要員が、所長も含めると4人というのも凄いが(笑)) 次が有るとしたらまたパートナーは交代するんだよね。素子より存在が面白い設定にするのは、結構大変なのではと今から心配してしまう。 ※11月に舞台化するとの事で、コンテンツとしてはテレ朝に多大な貢献をしているよね、このドラマと松岡くんは。 脚本=八津弘幸 演出=片山修
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キミとは、まだまだこれからも…6レス 106HIT ☆リコス族は双剣が得意☆ (♀)
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tea time42レス 241HIT 知り合いさん
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🏞️皆の心地よい場所✨憩いの場🍀パート9️⃣
みんな~😆 ここだよ~👍待ってるよ🤗(理沙)
1レス 19HIT 理沙 (50代 ♀) 名必 年性必 -
趣味✨画像等自由なスレ✨1✨
こんばんは🌃☺ 何時も横からごめんなさい 初出勤お疲れ様で…(匿名さん3)
106レス 4761HIT 通りすがりさん -
探求の館(籠)
@メモ&ちょい思考 才能レベル 意識レベル 人間レベル …(P.メトロ)
184レス 3122HIT P.メトロ (40代 ♂) -
トド君の日記、その4
朝→食パン「ジャム」、目玉焼きと魚肉ソーセージ、コーンスープ、野菜サラ…(トド君)
334レス 3530HIT トド君 -
またまた、これからもよろしくね♡
義勇出た😍 カナヲちゃん、喋った 炭治郎と無惨って正反対だ…(ヽ(*´▽)/星歌゚+。☆♪)
163レス 3997HIT ヽ(*´▽)/星歌゚+。☆♪ 名必
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理沙さん、来てください2レス 94HIT もか (40代 ♀)
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癒やしの森の皆さんへ✨6レス 171HIT もか (40代 ♀)
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1日生きるだけでしんどいわ2レス 130HIT 匿名さん (♀)
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お仕事のパートナー20レス 332HIT お仲間さん
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I'll remember you500レス 1325HIT 常連さん
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あのババア、昨日の車と同じで、本当に邪魔なんだよ❗(匿名さん0)
500レス 2919HIT 匿名さん -
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会社内の八愚痴
辞めた黒いJUKEさん(????さん)と同等に?書き込んでいた俺が悪い…(マニュアル使い)
171レス 2176HIT マニュアル使い (50代 ♂) -
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過去があったから今の気持ち
そして、その翌日の午後 インターホンが鳴った。 そっとモニターを見る…(匿名さん0)
107レス 2190HIT 匿名さん -
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理沙さん、来てください
ありがとう😭わたしも、それやったら、書きこみは出来るようになったけど、…(もか)
2レス 94HIT もか (40代 ♀) -
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癒やしの森の皆さんへ✨
いえいえ😊 (ひろみ)
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