あの時
あの事が忘れられない
誤字脱字や乱文が多々あると思いますが
何卒,温かい目で
宜しくお願いします。
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/ゆり
3階に上がった村川
友里の店がどの部屋かを表札を見て歩いていた
一番奥の角部屋に店の名前が書かれたのを発見し村川は呼び鈴を1回だけ鳴らした。
<忙しいのかな?>
*プツ‥カチャ。
「「はいハッピーです!」」
<さっきと声違う友里サンじゃないのかな?>
「「……村川ですけど」」
「「……圭己1人?」」
「「そうすよ。」」
「「わかったわ。」」
インターホン越しに友里の声が聞こえ 数秒待つと玄関のドアが開いた。
「勝手にスリッパ履いてきて」
「はい。」
中に入ると
友里は難しい顔をしながら書類を見ていた
その傍には関東近県の地図も開いて置いてあった。
「お邪魔‥していいんですかね? 店やってるんですよね?」
「ん……飲みたい物はキッチンの冷蔵庫から勝手に持ってきて飲んで。」
その冷蔵庫には
缶ジュースは無く
1.5リットルサイズのペットボトルが半分位入っていた奴が目に入った。
<ファンタグレープ‥コップ?>
村川は勝手にコップを取り 水道水でゆすぎ グレープを注いだ。
「あったでしょ?」
「いただきますね。」
「……圭己?」
「何ですか?」
「確か運転手やってるんだよね‥仕事?」
書類を見ていた友里
一瞬だけ村川の顔を見て言った。
/ゆり
テーブルに置いたコップ
村川が飲もうとしたら友里がコップを持ち…
*ング‥ング…
「あ~っ!?」
「氷入ってないわよ ま‥いっか。」
「……はい? わかんなかったから‥いや俺が飲む積もりで‥あ! 殆ど飲んじゃった!」
「何か文句あるの? コレは私のコップ! 飲みたいなら他のコップに‥ それより運転手やってるんだよねって聞いてるのよ」
「してますよっ!」
友里は地図を村川に渡して 埼玉県の山側の方を指で指した。
「ここ‥ド田舎よね?」
「見ての通りすよ。」
「何その言い方? 早漏小僧が随分と生意気になったわね!」
早漏と言われた村川
少し顔が赤くなり…
「ゆ,友里サンそれ酷いっすよ~ ちょっと気にしてるんすから俺~」
「そうなの? フフッ」
「笑っ‥小馬鹿にしてるでしょ? 埼玉県のそこ 俺,知らないすよ」
<教えないぞ>
「ちょっと早漏小僧! わかるなら言いなさいよっ!」
「また言った。」
<アレッ?>
村川は友里の声が
昔の声だと今思った
久し振りに会った時や 電話の時も冷たい感じの声に違和感を持っていた村川は…
「友里サン‥笑って?」
「嫌!」
「笑ってよ~? 昔のあの時みたいにさ。 ニコって1回だけ! お願いしますよ友里サンッ!」
「ウフフって? キモ~ッ それよりこのお客の…」
/ゆり
友里は史恵の明日のスケジュールとかを決めながら村川と話しをしていた…
「圭己‥女の子は? 彼女とか居ないの?」
「居たらどうします?」
「……居ないでしょ。 居たら素股ではイカナイわよ! アッ‥早漏だからウッたんだっけ~ ダサッ」
「また言う…」
*
友里の居る建物の下辺りから車のクラクションが鳴り響き…
「喧しいわね! アッ圭己‥もしかして車で来た?」
「はい! あっ路駐…」
友里はテラスから下を…
「こないだのジャガー?」
「俺の…」
「あそこはヤバイわよ! 何されるかわかんないから早く移動してきな?」
村川は慌てて車に戻った。
*
<ちょっと強面の男だ
>
「オタクのコレ?」
「はい。 すぐ退かしますね? すいません。」
村川は車を走らせ
近くのコインパーキングに車を停めて
また友里の店に戻っていった。
/ゆり
「もうじき終わるから
ご飯食べよっか圭己」
「俺,来る前にファミレスで…」
「私の手料理よ?」
「ここでですか?」
「私の家……来る?」
村川はノブの事が気になっていた
その事を聞こうかと迷っていたら 店の電話が鳴った。
電話が終わるのを待っていた村川
5分位したら電話が終わり…
「ごめん圭己‥ちょっとしたら人が来る事になっちゃったのよ。」
「じゃあ‥今夜はこれで帰りますね。」
*
「これ持っててよ?」
「鍵‥え?」
「家の場所教えるから
私の家で待ってて。」
「それ‥まずいすよ。 だったらどこかの店で待ってます。」
友里は一応 住所と家までの地図を書いて
村川に鍵と一緒に地図の紙を渡した。
「後で携帯にかけるから‥ね? そんなに時間掛からない筈だからさ」
「いや,鍵は…」
何故だかわからなかったが 持ってて良いと友里は言った
そして村川は友里の店を出た。
/ゆり
友里の店を出た村川
H市界隈にある 知り合いのプールバーに村川は寄ってみた。
最近は突かないが
前は偶に来ては会社の友達連中とジュースを賭けて何時間も遊んでいた店だった。
<誰か知り合いの奴らって居るかな?>
*
店内には偶然にも
市野田と都島がビリヤードをやっていた。
「良い時に来た‥参加しろよ村川。」
「いや,悪いけど着信入ったら すぐ行くから参加は出来ない。」
「誰から? どうせ町山だろ? 早くキュー持て。」
「町山じゃないよ‥で,どっちが勝ってんの?」
市野田達のゲームを見て喋ったりしていると
アッと言う間に2時間が過ぎ…
「村川~次だろ。 9番ボールを一気にキメロよ!」
「簡単に言うな市野田! ったく都島~変な所に…」
「ヘッ無理無理~っ」
知らぬ間に3時間を経過していたが
友里からの着信はまだなかった…
/ゆり
市野田達の勝負を見てたりしていたら 何時の間にかビリヤードの勝負をしていた村川
友里からの電話待ちも忘れかけていた頃に着信が入った…
「着信だよムラ‥鳴ってんだろ携帯?」
「女か? お前の打ち順は飛ばすからな。」
「ああ。」
着信は友里だったが
喋り始めに 声色がさっきと違うのが気になった…
「遅くなった‥ゴメン。」
「いいえ‥別に構わないですけど」
「……じゃあ,私 家に行ってるから 地図の通りでね」
「あ‥友里サン,時間も遅いから また今度って事にしますよ。」
「………来な‥いの?」
今度 改めて伺うと村川が言った後
電話は終わった。
<また声が違ったな>
「ムラ?」
「おっ! 今のゲームは負けたんか市野田?」
「ウルセー! お前コーヒーはアッタカ? ツメテェ?」
夜中の2時頃‥
寮に帰ろうと思った村川
自分の車に乗ったら
友里からメールが入っていたのに今更気付いた…
/ゆり
メールは 短文で[会いたい]を3つ連なって書いてあるだけだった。
<もう夜中だ‥メールの返信も迷惑だろうな…>
村川はさっき紙に地図を書いて貰った奴を見詰めてみた
地図はH市から少し離れた小さな山の麓に家があるのがわかった
会社の寮の近場近辺は
前々から知っていたから大まかに書いた地図でも大体の検討はついた
村川は寄り道をしてみようと思い
友里の家の方に車を走らせてみた。
車で走る事 約30分
<この辺がそうだな? あの車!? 左ハンのトヨタ車って友里サンのレクサス?>
平屋建ての小民家っぽい家の庭に偶然にも車を見つけた村川
一旦車を端に停めて
エンジンは掛けっぱなしにして外に出た。
<手前の部屋に灯りが点いてる感じ>
*カラカラカラ…
玄関から出てきた人が道路際に歩いて来た
<友里サンかな?>
村川も車に戻り…
「……圭己のジャガーだったのね!」
「ゆ,友里サン!」
「エンジン切ったら 家に上がりなさい。」
「い,いや時間…」
「中で待ってるから。」
友里はそう言ったら
すぐ家の中に戻っていった。
/偶然
玄関から上がって
灯りの点いてる部屋を通ったら 友里は飲み物を置いて畳に座っていた。
「ここ座って。」
「はい。 あのっ友里サン」
「電話では無理って言ってたから‥まさか来るとは…」
「あの地図を見たら この辺だろって‥そしたら偶然にもレクサス‥車があったもんだから‥ それより俺が来たの良くわかりましたね?」
「……夜中 こんな静かな所に車が停まるなんて すぐわかるわよ。」
周りに家が殆ど無く
隣りの家と言うのは徒歩で5分位離れた場所に2軒しか無いらしい…
「友里サン‥ここって?」
「ちょっとした知り合いから探して貰ったの」
「……知り合い?」
すると友里は立ち上がり 縁側に移動して。
「良い所ですね? 確かに エンジン音なんかすぐわかりますね。」
村川も友里のすぐ脇に座った。
友里は外を眺め
黙ってしまった…
<何か考え事かな?>
するとまた友里は立ち上がり…
「圭己なら いつでも来て良いから」
「あ‥はい…」
/偶然
少しすると 友里は飲み物を持ってきた
さっきテーブルに置いてあったジュース‥殆ど口にしてなかった奴を友里は村川に手渡した。
「飲んじゃいなさい。」
「あ,どうも…」
少しすると
村川は眠くなり…
「圭己‥寝るならアッチの部屋で寝なさいよ。」
「ん……部屋? そこ‥その居間で勝手に寝ます」
「部屋っ! 少し準備すればすぐだから」
「いや,ここで…」
「じゃあ毛布持ってくるから待ってて。」
居間の隅っこにある座布団を枕にした村川は
横たわるとすぐ寝てしまった。
「毛布よ‥ 圭己?」
「………」
「寝ちゃったの?」
数時間後
目を醒ました村川。
<寝ちゃったんだ俺?
友里サンは? 今,何時?>
起きた村川はテーブルに書き置きの紙とサンドウィッチがに気付いた。
<「戸締まりはしてあるから 玄関の鍵だけ閉めて出てね」‥か。 サンドウィッチまで作ってくれたんだ‥食うか。>
/偶然
テーブルに置いてあったサンドウィッチを食べながら
リモコンを取ってスイッチをいれた‥
しかしテレビでなく
DVDの方を村川は点けてしまったみたいで…
<間違えた。 こっち? あっあれ?>
[アッアッア~ッ]
<何だっ!?>
テレビは点いたが
いきなり女の喘ぎ声が聞こえた。
そのまま画面を見ていた村川‥画面に映った男は何とノブだった。
<ノブサンと……相手は誰なん‥? あっ!?>
女の方は友里だった。
<何だよこれ‥ しかし撮影しながらセックス? それにしても友里サンの表情が何か変だな‥気のせいかな?>
村川は知らずにDVDソフトを見てしまった。
まさか友里とノブのセックスシーンが見れるとは思わなかった村川は
まだ他にもソフトがあるのかと思い テレビのラックを少し調べてみた。
<ん‥他は無いな。 でも何でこれが?>
初めから入っていたDVDソフトを全部見たかったんだが
テレビとDVDのデッキをサッサと消した村川は
家の戸締まりをして外に出て来た。
/それから…
週の真ん中 水曜日
その週から村川は,1週間中距離の配送を後輩Aと2台で走っていた。
と,ある県外の道の駅
「もう慣れたかA?」
「何とかですね~」
「新規だからな‥やり方とかは Aが上手くやれよ?」
「しかし岐阜は…」
「荷物少ないじゃん! それに交通費だって出るんだろ」
「まぁ…」
*
「高速を途中下車すれば幾らか小遣い‥あっ! 悪い着信だっ」
「俺トイレ行きます!」
携帯を開きディスプレイを見ると友里からの着信とわかり
「はい! 村川です!」
「圭己‥私だけど,今って運転中かしら?」
「いや,休憩中です!」
友里との電話
近い内に話しがあるから週末 家に来てくれとの事だった。
しかし今週は新規の場所を土曜日迄 行く事で帰ってくる時間も全く読めないらしく
行けても日曜日の午後になると 村川は友里に伝えた。
「上手く時間が会わないわね…」
「あ,来週なら通常の仕事に戻るから…」
「……来週? じゃあ…」
友里は日曜日の午後が平気ならば
夕方から来て寛いでいても構わないと言った。
村川もそれで友里を待つ事にし
2人は電話を終わらせた。
/それから
日曜日の昼過ぎ
友里の家に向かおうとした村川は寮の駐車場で町山と会った。
「何々‥出掛けんの?
疲れて寝てたんじゃなかったっけ?」
「ちょっと約束あって。 お前は‥女の居る場所に行くんだろ」
町山の服装がやけに
こじゃれた格好だったからすぐわかった村川。
「話しを聞いたら お前も行く筈だぜ。」
「……市野田絡みだな?」
どうやら2.3日前から連絡を貰っていたらしく
町山は市野田と合コンに行く事が決まっていた。
「合コンか…」
「若い女の子だぜ!
村川も行こう~」
<それより友里サンの家に行かないと>
その合コンを断り
村川は友里の家を目指して車を走らせた。
途中で遅めの昼食を済ませ ガソリンを満タンにし
山道を走っていると
市野田からメールを数回と着信が鳴ったりしたが
鬱陶しく思った村川は
[運転中だから後で…]と簡単なメールを送った…
そして友里の家。
<着いた。 車を庭先に入れといて‥平気だな?>
友里の家に着いた村川
渡されていた鍵で玄関から中へ上がった。
/あっ!?
居間を素通りし
すぐに縁側へ…
<此処‥気持ちいい>
村川は携帯で市野田に電話をした
すると市野田は…
「待ってたぜ! で,ドコに居るんだよ? 何なら迎えに行くぞ。」
「いや行かないって。
それに約束…」
取り敢えず 断ったが
しつこい市野田に
今居る地域の住所を言った。
「**山の傍だろ? 前は良く走ったからな~その辺りをさ‥ 何だ遠いいな…」
「つう訳だ な。 しかし女遊びばっかりしていて平気か? 偶には奥さんを遊びに連れて行ってあげないと市野田?」
「カァチャンは今パチスロが絶好調でな。 遊びよりパチンコ屋に入り浸りなんだ‥ 偶には一緒に行くっつってもさ 邪魔扱いだよ。」
「何が絶好調?」
「パチスロッ! 神光臨が何たらって喚くんだ! あっ,それが絶好調だからって‥小遣いまでくれんだよ最近」
「小遣い?」
「勝つと3万だ! もう3回貰った。 こないだなんかアイツ 調子くれて3万を俺のパンツにモソモソと…」
<羨ましい~>
そして電話は終わり
10分後‥
<行くなら早めに連絡欲しいんだよな。 何か飲み物を…>
/あっ!?
縁側でジュースを飲み
携帯を弄っていた村川だった
それから村川は暇潰しにテレビを見ようと
居間に戻りリモコンを…
<あっ! こないだのDVD‥あるかな?>
テレビラック周辺を探してみたらラックの奥にソフトが5枚見つかった。
端からは見にくい場所に隠していたみたいになっていて‥
村川はソフトを引っ張り出してみると‥
そのDVDケースにはシールでイニシャルを書いて貼ってあり
そのイニシャルは[H],Hの後には数字が1.2.3.4.5と付け足されていて…
<Hの1‥2?‥3.4.5って5枚あるのか‥やっぱHだからエロだろな?>
村川はHの1からソフトを取り出し DVDデッキに入れてテレビも点けた。
<前に見たノブサンとシテる奴なのかな? まぁ まずは見てみよう。>
/あっ!?
見つけたDVDソフト
Hの1をデッキに…
「……コッチだって。」と始めは男の声だけが聞こえてた。
画面は真っ暗で偶に青い画面が映り…
すると「わかんないわよ~」 「これがそう?」と女の声が聞こえ…
<始まんない‥この男の声はノブサンだけど,女の声は誰だろう? 聞いた事の無い声だな>
2.3分は黒い画像と2人の声だけだったが
次第に波音や鳥の声も混じって聞こえた。
「俺もコレ使い方知らないんだよ。 いらないって言うから貰っただけだからな。」
「録画ボタン‥アッ! コレを開けたら映ったわ!」
ノブの顔がドアップでテレビに映った。
「じゃあコノ三脚で固定な! アトはここで‥早く! シートに…」
<シート?>
画面は青から緑‥そしてレジャーシートに寝そべったノブの裸姿が見えた。
<屋外で…>
/あっ!?
ソフトを入れてから約15分頃‥画面にはノブと女性が屋外でセックスをぎこちなく1回ヤルだけだった。
しかし途中‥何度かビデオカメラを固定してた三脚が倒れそうになったのを
ノブは何度も立て直しに行ったのを見ていてわかった。
「もうヤメヤメ!」
「ビデオカメラ邪魔よね?」
「取り敢えずイケタし‥今回はしゃあない…」
「次は平気?」
「服着ろ! 夏でも風邪ひいちゃうぞ?」
<ん‥女の人,見た事あるかな? つうかノブサンも若いな~ 何年前の夏だ?>
そして村川はHの2のソフトをデッキに入れた。
前回とは場所が違い
どこかシャレた部屋から画面は始まり‥ノブの声が聞こえた。
「チョイ待ってな!」
「ノブサン‥ワタシと…」
「バレねぇって。」
「下着姿で待ってろ!」
「いいのかしら…」
「今度は室内だ。シッカリ固定したブツブツ…」
何度も確認しているノブの声‥カメラの前で喋るノブの声が筒抜けになってた。
そしてカメラに映った相手の女性‥
前回と違う女性だったのに村川は驚いた。
<この声‥聞いた事があるかも? だけど顔はイマイチ良く映らないからわかんないな‥でも髪短いから…>
/あっ!?
2枚目のソフト
ノブは張り切って女とセックスをした‥しかも今回は3回戦もやったらしく…
「お腹すいた?」
「沢山シタからかしら‥何か軽く食べたいわ」
「そうか‥じゃあ出前でも頼むか? 一旦…」
*
<あ‥終わりかな?>
画面は暗くなり
村川は引き続き
Hの3をデッキに…
<ノブサンてやっぱりタフなんだな‥3回出してもチンコは硬そうだったよな?>
3枚目の始め‥画面はまた青くって。
<……?>
「これで倒れないな?」
画面を何度か揺すり
カメラは三脚でキッチリと固定をしたらしく。
「もう~寒くない?」
「動けば汗かくよ! ホラ硬いコレ‥早くシャブってくれ」
相手の女性‥1枚目の時と同じ女が画面に映った…
「まだ秋になったばっかだからな。 極端に寒くはないだろ?」
「……外じゃなく……建物の中がいいわ」
「屋上は嫌か?」
<屋上?>
3枚目はどこか建物の屋上でやってるらしく…
「でも景色はいいわ。」
「だろ? 高層マンションの屋上は絶景だろ? 沢山イカセてやるぜ…!」
/あっ!?
ノブの言った通り
今回は沢山のセックスしていたらしく
女はもう体のアチコチが痛いと言い出した…
「まだ平気だろ?」
「もう痛いっ! やっぱり普通にベッドの上が良かったわ。」
女はサッサと起き上がり
服を取っていた。
「じゃあ中で続きな?」
「……まだ? 好きね。」
*
<次‥Hの4‥あ?着信が入ったな。 友里サンだ。>
友里の着信‥
「もうじき戻る」と言葉少なめに言って友里との通話は終わった。
<もうじきって,どれ位掛かるんだろう‥ 後2枚見れるかな?>
テレビラックにあったソフトを見てると友里には言わなかった村川
残りも2枚‥見たくって仕方なかったらしく…
<友里サン,後1時間位かな? それ位ならエロシーン意外を飛ばせば見れんだろ? よし…>
*
村川は,Hの4のソフトをDVDデッキに入れた。
<胡座をかくのもキツイ
横に寝ながら見よう>
4枚目のソフトは時間を考えて 所々シーンを飛ばして村川は見ていた。
<あっ! また違う女。 ノブサンてモテるんだな>
/あっ!?
ソフトは4枚目
薄明かりの中
いきなり女がカメラに向かってきた。
「オーシ‥そうだ‥ユックリ頼むぞ。」
*
カメラの画面が雑に…
「こう持つのか‥ウッ。 待てよカメラを…」
ノブの言ってる言葉がわからなかったが
次第に女の頭が映り
ノブのチンコを手で触ってるシーンが…
「ン~‥ンン!」
「ホラホラァ目線はコッチだ! シャブリながら‥手は…」
ノブはフェラチオしている所をカメラに映そうとしていたらしく 自分でカメラを片手で持っていたみたいだ。
「オッオー‥気持ちイイ~ も,もう少し根元まで…」
「ンン~‥ハァハァ‥のデカ……ホラァ~」
「ハハハ俺のは大してデカくないよ。 サァ続けて。」
フェラチオをするシーンは,それから数分映っていたが
村川はその辺りから
うたた寝をし始めた。
それから数分
パッと起きてテレビを見た村川…
<あ,まだフェラ‥長いな
飛ばすか…>
早送りでエロい奴だけを見ようとしていた村川はリモコンを持ったまま寝てしまった。
/あっ!?
うたた寝していた村川だったが
いつの間にか本当に寝てしまっていた。
すると友里が帰ってきて…
*カチャ‥ピシ!
*
*バコン!?
何かで頭を軽く叩かれた村川。
「……を見て‥ラァ?」
<何だ? 誰‥あぁっ!? >
寝ていた村川の目の前にはムスッとした友里がしゃがんでいた。
<あ‥…友里サンのパンツが見えそうだ…>
「起きな圭己!?」
「あ‥つっ…」
<頭‥ちょっと痛い>
「何でコレ見てんのよ?」
「あのっ‥時間あったからつい‥ソフト‥その奥にあったからです。」
「……ソフト出して。」
見たソフト3枚と,今 見ていたソフトをデッキから取り出した村川は
合計5枚をテーブルに置いた。
「すいません。」
「……全部見た?」
「この4枚見て‥後は5だけ見てないです。」
「ドレが良かったの?」
「えっ? あのこれらのソフトって?」
「ノブの浮気の証拠として没収した奴よ。 Hの1なんか今から約十年以上前…」
<じ,十年以上前? だから画像が粗いんかな?>
/あっ!?
「まだ見る?」
「……いいです」
「あっコレ買ってきたの。 お腹すいたでしょ?」
友里はマクドナルドのバーガー類を幾つか買ってきてくれた
友里は一緒に食べようと言い 村川は遠慮なく食べ始めた。
そして村川がハンバーガーやポテトを幾つか食べた頃。
「友里サン‥話しあるんでしたよね? それを聞いたらすぐ帰ります。」
「そう‥話し。 じゃあこのソフトを…」
「友里サン仕事だったし
だから俺早めに…」
*カタン。 ピ! カタタ!
*ピピ……ピ!
テレビとDVDデッキを点け
まだ見てなかったソフト
Hの5を友里はDVDデッキに入れた。
画面の操作をした友里
何シーンか飛ばして画面はいきなり…
*ピ!
「アァ~ン‥アッア~ッアッノブ!?」
「マダだぞ~マダッ!」
「あっ当たるの‥中で! イキそう‥の。イッイイ?」
「ン~? ハァッハァッ‥ 体制変えるぞ! 一旦抜いたら上に乗…」
「うわ~,友里サン‥いきなり何すか~やばい!」
「圭己……勃った?」
友里の目線は村川の股間に向いた…
「いや‥まだ…」
「圭己……昔っからモノ太いわよね。 早く完全に勃った状態を見せて!」
「か,完全て?」
「チェックするから。」
<チェックって?>
/無理
いきなり言われた友里の言葉にビックリした村川。
「な,何でチェックなんすか?」
「ン? 実はね‥ デリヘルの逆バージョン‥出張ホストみたいなのをさ…」
友里は村川の股間を見ながら言った。
「圭己‥長さは?」
「計ってないから…」
「チョット勃った長さを計ってみるわね。」
「い,いやすよ」
友里はテレビラックの傍からモノサシを取って
村川のチンコにあてた。
「……昔より長くなったみたいね。 約14センチかしら? 太さは やっぱりあるわね~ トイレットペーパーの芯より太いんだっけ?」
「し,知らないすよ。」
「アッそうだトイレからペーパーの芯持ってこようっと‥待ってなね。」
「ちょっ友…」
友里は何故か小走りでトイレに行った。
その間に村川のチンコは少しずつ萎えて…
「お待たせ。 アラ?」
「やめましょうよ~」
「復活させなさいよ。 フニャってたら…」
この時,友里は悪戯ッポイ微笑みを村川に見せた。
/無理
嫌だと言いながらも
村川のチンコはカチコチに…
「マァ~芯が入‥ 圭己コレで全開に勃った? アラ~先ッチョがキツイかしら?」
「痛っ‥,友里サン! 無理に入れないで下さ‥あぁ~っ!?」
村川のチンコを触った友里はトイレットペーパーの芯を無理やり押し付ける。
「コレ‥先ッチョ? 結構弾力あるわね~」
「あっ駄目駄目~友里サン‥手ぇ離して下さいよ。」
「……ウフ~ヤバイの? でも今はコノ芯‥ 先を摘んだら入るわよね?」
*ググ‥グニュニュ。
<あっカリが引っ掛かる~>
友里はトイレットペーパーの芯を無理やり押し込むように被せた…
「入った。 ケド‥キツそうよね? それに…」
「ここ‥竿の部分はキツイすよ。 動かないじゃん友里サン。 もしかして これ取れないんじゃないすか?」
友里は村川のチンコを見て笑い出した。
「アハハ~‥かもね? ペーパーの芯が動かないわ。 ホラホラ~少しも余裕が‥私の小指さえも入らない。」
「え~ 待ってよ友里サン!」
「ン‥平気よ圭己。 紙なんだからハサミかカッターで切‥ったら危ないか。」
/無理
*ググ‥ニュニュ……
「ピッタリ?」
「痛‥触んないで」
「触んないと取れないわよ? ハサミ取るわね」
友里はハサミを取り
村川のチンコに…
「ウフフ‥もし皮が切れたらゴメンね圭己。」
*
<怖いな‥あっ?>
*
そのハサミを意識した瞬間‥村川のチンコは萎え始めて。
<ん? 芯‥これなら手で>
*ビ‥ビリビリ。
「ア~圭己?」
「ハサミより手で破いちゃいましたよ。 つぅか友里サンわざと焦らした?」
「エッ‥な,何言ってんのよ。 窮屈そうで辛そうだから手っ取り早くハサミ…」
村川は手で芯をビリっと破き捨てた。
<フゥ~ 楽になった。>
「ソレ‥前より太くなったって事?」
「いや,だから昔っから長さや太さを計ってないし‥ これが普通だと思ったから」
村川は,萎えたチンコをしまおうとパンツを穿きだした。
「圭己の‥スグ硬くなる?」
「あ‥多分‥何でです?」
<まぁ普通に興奮すりゃあ硬くなるだろ>
/無理
スグ勃つかと友里に聞かれた村川
直後に友里はノブ達のDVDをまた再生した…
「コレ見ながらシコって?」
「……友里サン居るからやり辛いんすよね」
「じゃあさ‥実際にエッチで何回連続でシタ? イッタ?」
「いやぁ‥その‥殆どの相手はプロだから…」
<多分最高では2回‥ん? 3回ってのもあったかな? 確か金高かったんだよな…>
DVDに映ってるノブ
イッタと言いながらもスグ復活して また体位を変えては腰を振り捲っていた。
「コレに映ってるノブは本当にタフでね。 何度も復活して突き捲るの。 相手にもよるけど…」
「ゆ,友里サン。 俺は持続力って恐らく自信無いです。 だから出張ナントカ‥それ‥無理すよ。」
完全に萎えた村川のチンコを見た友里は
手を村川の股間に添え始めた。
「フフ‥もうこんなにチッチャ~イ‥。 じゃあデカクしてあげる。」
<えっ?>
/無理
村川の傍に近寄る友里は右手を村川のチンコの竿部分を握り締め
左手で亀頭の辺りを揉んできた友里。
「ピンクが綺麗ね‥ココ。」
「え?」
友里の柔らかい手で握られて,またチンコは硬くなりだし…
「パンツ脱いで。」
「あのっ友里…」
*シュシュコシュシュ‥コシュッシュッ!
<ヤバッ 既にイ,イキそう…>
*!?
友里の手コキが絶妙で
数回擦ったら村川はイキ果てた。
「早いわよ圭己。 ソコにティッシュが…」
「す,すいま‥あっ!」
村川がティッシュで精液を拭いた瞬間 また友里が擦りだした。
「ゆ,友里サン待って! まだ‥拭ききれてない。」
「ン‥早く拭いて。 ソノ液体は畳に垂らさないのよ。」
<わかってる‥ん!>
そう言いった友里‥
その手は止まらなく
連続でチンコは扱かれて…
<~っ くすぐったいような‥何か変。 拭く事に専念出来ない。>
*スシュスシュッ‥シュシュコシュ…
ひたすらにチンコを擦る友里はニヤリとまた笑って…
/無理
*スシュッ‥シュシュコシュシュ…
<いぁ‥った…>
「圭己。」
「はっい‥っ」
「ティッシュ沢山取って! あと‥イク時は前もって教えて。」
「……ん!」
*スシュッシュシュ‥コシュ…
*!?
村川には違和感が‥
痛いとか,くすぐったいとは違う感じが襲いかかっていた。
そして一気に…
*!?
<くぅ~シ,ションベンが出るかもっ‥トイレ!>
*シュシュッシュシュ‥スシュシュシュ…
*!?
「ウフフ~どう圭己‥イク?」
「友里サン‥トイレ~ッ トイレにイキ行きたい!?」
「トイレ?」
少しだけ友里の手の力が抜けた感じになった瞬間…
*!?
<あぁ~っ,やばい!?>
「ぁ~あっションベンが!」
「チョ~ッ待った圭己! 縁側に行くから! こらえなさいよ!?」
「は~っ,だ,駄目す!」
*グニュ!?
その時,村川は体の向きを縁側に向け…
*!? ‥ッピュ! ピュッ!?
<チビッた~ あっあっ‥止まんないっこれ!?>
*ビビュ~シュッシュ~!
<間に合わ‥はぁ~っ>
/無理
<はぁ~ 止まんない>
村川は力が抜けたような感じで液体を発射してしまった。
液体は畳に少量と縁側の廊下にも飛び散っていたらしく‥
すると,友里の声が…。
「アン‥タは馬鹿ね。 垂らさないように…」
「すいません。 畳や廊下に垂れた奴は俺がちゃんと拭きます。」
「アッ待って圭己!」
友里は液体を指ですくい触りだした。
「何かサラっと? ‥粘っこくない? 少し白いかしら‥味は?」
「あっそれ‥ションベンだから友里サン。 汚いす。 後‥友里サンの体や服にションベンついてません?」
友里は液体を口に少しつけ‥舐めた。
「ン‥あんまり味が…」
「汚‥だから友里サンそれションベンすよ。」
「圭己‥どんな感じで放出したの?」
村川は大体の事を友里に言ってみた。
「我慢? 力抜け‥で,出だしたら‥止まんなく? 何か訳わかんないわね。」
<俺もわかんない‥とっても不思議な感じだったし。 でも この歳でションベンを漏らすとは思わなかった…>
/無理
廊下側まで飛び散った村川のオシッコだと思われた液体を友里が拭いていると…
「コッチは拭くから圭己は畳のを拭いてよね。 アラアラ~意外と飛んでるわね~。」
「すいませんです。」
村川は急いでチンコの周りを拭いて
パンツとズボンを穿くと
畳に垂れた自分のオシッコらしき液体をティッシュで吹き始めた。
<クンクン‥何だ? 不思議とションベン臭く無いな。>
「ハイ圭己。 吹き終わった後 コレで畳に吹き付けて。」
「ファブリーズすか。」
*シュシュ………。
そして数分…
「さっきのあれ‥気持ち良かった?」
「さ,さっきの?」
<あっ この事を誰かに言われたら嫌だな…>
「ゆ,友里サン。 この事…」
「ナァニ?」
「内緒って事に。 漏らしたなんて恥ずかしいから‥お願いします。」
友里に向かって頭を下げて謝った村川。
「内緒に? ウフフ。 じゃあ黙っててあげる。」
「良かった~。 で,もうそろそろ俺帰りますね。」
/無理
帰ろうとした村川は外に出て車に…
「じゃあ友里サン…」
「……コレはローンで?」
「はい。 まだ半分‥あっ近くをちょっとだけドライブします?」
「そうね‥じゃあ…。」
戸締まりをして戻ってきた友里を助手席に乗せ,村川は近場を走りだした。
「ヤッパ外車‥ジャガーはイイの?」
「いいすね~。 でも次は金銭的にキツイから国産車になるかなハハハ~」
「運転手の給料でも支払いはキツイの?」
2人は少し車の話しをしていたが…
「バイト‥すか?」
「独り身なら今の内に少しでも稼げば?」
「ハハハそうすよね…」
すると友里は自分の店の運転手か 例の出張ホストのどちらかを都合の良い時にだけやらないかと言ってきた。
「お,俺がすか?」
「臨時で‥ね?」
「出張ホストはほら‥さっきの通りだから無理ですよ? 運転手は~本業の仕事では時間が読めないからな~」
「ドッチも人が欲しいから言ってるのよ。特にホストはね…」
「人をすか‥あっ,もう友里サンチの家に…」
村川はその話しを知り合いとかにも聞いてみると友里に話した。
すると友里は
早めに連絡をくれと言って家に…
「じゃあ友里サン お休みなさいです。」
「うん お休み!」
/ドウスル
週明け月曜の夕方
村川は昨日 友里から言われた例の話しを町山に言ってみた。
その町山は面白そうだからと 知り合いにも話してみると言うことに…
その数日後
夜に仕事が終わった村川に着信が鳴った。
「村川? 俺‥府川だ。 町山から話しを聞いたぜ」
「おう~府川か…」
その府川は話しを元同期連中にもメールを送ってあるんだと…
「でな‥ 週末に皆で会うかって事にさ。 土曜日の夜19時辺りなら平気だろ?」
「まぁ多分…」
その週の土曜日
仕事を終えた村川と町山は寮の駐車場に…
「町山~何この本?」
「捨てるより売る。 まだ時間あるからさ 先にあそこのOFF屋付き合ってくれよ。」
「中古屋か‥はいよ。」
*バサバサバサ…
<エロ本ばっかか。>
「どんだけあんだよ? 随分と古いのも…」
「店着くまで見てても構わないぞ。」
町山の車で村川達はOFF屋に向かい
そしてOFF屋の駐車場…
「村川~ソッチのバッグ持ってきてよ。」
「ああ。」
エロ本を入れたバッグは2ツあった それを持って店のカウンターへ…
<こんなエロ本売れるの?>
/ドウスル
村川は1人で店内をウロついていた。
「村川~っ。」
「金になったか町山?」
「まだワカンネェ。 この順番札? 渡されたからさ それまで何か立ち読みして待とうぜ。」
「だな。」
土曜日だからか店内は結構人が居て
店内はどこに行っても人が邪魔をしていた。
それで村川は町山と離れて1人…
<ここは小説コーナーか? あんまり人が居な‥いな。>
小説コーナーを少し見て歩く村川‥ 気になるタイトルの小説本を…
<タイトルがエロいなコレ? あっ官能小説か~?>
立ち止まった場所で
周りを気にしながらエロいタイトルの小説本1冊を手にしてみた。
その小説本のタイトルは
[突いてアナタ!]という奴で
村川は何ページか読んでみた‥
少しだけエロい所を読んだら 何故か下半身がググっときた村川…
<ん‥官能小説か~偶に読むのもいいな。>
村川は何冊か官能小説を読んで 他の雑誌コーナーに移動してみた。
それから20分程…
「村川!」
「おう‥売れたか?」
「今呼ばれたからさ レジんトコ行こうぜ!」
<エロ本だけで幾らになるんだろ?>
/ドウスル
町山と村川はレジの前に行き…
「……エッ こんだけ?」
「はい。」
「俺‥40冊以上あったよ。 それで300円?」
どうやら,持ってきた本の大半が保存状態の悪い奴ばかりだったらしく。
町山は納得出来ず
店員に文句を…
<所詮はエロ本だろ‥ っと,俺らの後ろに数人並んでる。>
村川は並んでる人を気にして 町山に…
「町山。 後ろ後ろ。」
「アッ,アア?」
「では,お客様コチラに…」
「隣りにっすか?」
村川の後ろに並んでいた女性が,呆れた顔付きで手にしている数冊の本をレジカウンターに置いた。
*!?
町山を待ってるだけで暇だった村川‥
レジカウンターに置かれた女性の選んだ本とかを横目で見ていると…
<あっ! さっきの官能小説じゃん‥あれ!>
女性の選んだ本は小説本が数冊と旅行雑誌が何冊かあったのを偶々見ていた村川はビックリした。
<ヘ~‥女でも官能小説って読むんだ? それにまだ若いぞこの女?>
その女性は‥傍に居た村川を意識したらしく
慌てた女性は,清算が済むと足早に店を出て行ってしまった。
その数分後…
「出るぞ村川っ!」
「わかった。」
少し機嫌の悪い町山は店外の駐車場に向かった。
/ドウスル
車に乗った村川
機嫌の悪い町山にジュースを奢ってやろうと思い 自販機に飲み物を買いに行った。
<ボチボチ寒くなってくるからホットコーヒーだろ。>
*!
5百円玉でホットコーヒーを1本買った時にお釣りを取ったら。
ラッキーな事に釣り銭返却口に小銭が残っていた。
<取り忘れだ‥間抜けだな~儲けた。>
*!
慌てて自販機に女性がやってきて 声を掛けられた村川…
「ア,アノッ お釣りが…」
「あ‥これ オタクの取り忘れたお金かな?」
「300円以上‥ありましたか?」
「うん380円多かった‥じゃあこれ オタクの取り忘れた奴だ‥はい。」
村川はお金を女に手渡し‥もう1本を自分のお金で買おうとしたら…
「アノッ‥お礼に奢りますよ。 ハイ コレ使って下さい。」
女はお金を村川に…
「えっ いいよ。」
「デモ…」
*ピッ。
村川は自分でホットコーヒーをもう1本買った。
「ワタシ何かお礼が…」
「いや,いいよ。 それよりさっきOFF屋の‥店内でレジを待たせちゃったよね‥俺らの後ろに居たでしょオタク?」
「ア~さっき店員と何か言い合ってた?」
「そ‥連れがさ…」
/ドウスル
その女と村川は自販機の前で飲み物を飲みながら数分喋っていた。
「ワタシたまに来るんですココ。」
「そうなんだ‥俺は今回連れが偶々ね…」
「中古でも読みたいのって意外とありますし‥ マァ家も近いから暇だとつい来ちゃうんですよね。」
*カコン。
<飲み終わっちゃったから戻るかな。>
「じゃあ連れが待ってるんで…」
「アッ,ハイ‥では。」
女と別れ 町山の車に戻った村川。
「どこまで行ってたんだよ村川。 府川達から連絡来たから行くぞ。」
「ああ悪い。 それとホットコーヒー‥ほら。」
「ぬ‥温いぞ。」
「いいじゃん。 飲め。」
<あのコと少し喋ってたからホットコーヒーが冷めちゃったか。>
/ドウスル
「遅いっての。」
「悪いな寄るとこあってさ‥ な,村川。」
「府川‥市野田は?」
「奥さんとパチンコ屋。 適当に抜けてくるとかって言ってた。」
村川達は夕食を食べに地元の繁華街にあるファミレスで食事をした。
しかし土曜の夜だからか 店内が賑やか過ぎて
4人はロクに話しが出来なかった為に店を出てきた。
「例の話し‥なぁ?」
「村川?」
「あっおぅ‥どこか静かで落ち着く場所って無いかな?」
すると都島がビリヤードをしたいから プール・バーに行こうと言い出した。
「イイネェ~久し振りに突く? でも俺,マイ・キューが無いな」
「アハハ無くっても都島は巧いからな。 っつう訳でプール・バーにしよ」
「府川‥市野田にメール入れといてくれ。 じゃあ行こっか?」
村川は都島のに乗り
府川は町山の車に乗って隣町のプール・バーへ向かった。
/本当に?
府川の運転する車で助手席にいた村川
プー・ルバーに向かう前
市野田宛てにメールを送った府川。
「パチンコに夢中だったとしても気付くだろ。」
「わかるさ」
「なぁ町山とドコ行ってたんだよ さっきは?」
「中古本屋だよ 貯まってたエロ本を売りに行ってたんだ。」
「ああ‥大通りにあるナントカって本屋?」
「そう‥それ! アイツ40冊位あったみたいだけど 売れた金額がたったの300円だったんだよ‥笑っちゃうだろ」
「ギャハハ~何だソリャ~ 大体 店にそんなイッパイ持ってくのもハズイぜ~」
この時 村川は府川に
さっきの女の話しはしなかった‥
そしてプール・バーに到着した4人は…
「混んでるから1台?」
「週末だからな‥取り敢えずグーパーで分かれんべ?」
*
村川と府川‥町山と都島でペアになった。
それから1時間程したら市野田からメールが届いたらしく…
「市野田からだよ村川‥もうじき着くって」
「フゥン。」
「待ってるぞ! って書いておけば‥府川?」
「送った!」
*
府川がメールを送って30分もしない内に
市野田が奥さんと一緒にやってきた。
/本当に?
笑顔で現れた市野田夫妻が村川達4人の居るテーブルに…
「よ~ミンナ! 遅れて悪い ついパチスロで儲けちゃったからさ…」
「何ぃ~どん位勝ったんだよ市野田?」
市野田が皆に勝ち自慢をしてると
市野田の奥さんは煙草を吸いながら村川を呼んだ。
「どうも‥今回は奥さんじゃなくって市野田の一人勝ちって訳かな?」
「ムラ‥君? その奥さんて呼び方嫌なの。 名前で呼んで?」
「あっ‥り,莉央サン?だったっけ?」
「ん! サンもイラナイ。」
<そういう訳には‥ えっとパチスロの話しに戻しちゃえ>
「で‥スロットだっけ? どれ位儲けたのかな?」
「ンフ~ 見てコレ。」
市野田の奥さん‥莉央は財布の札束入れを村川にだけ見せた。
「ス,スゲェ入ってる! ……幾らあるの?」
「今日だけなら18万! コッチに分けてる分は今週4日分の金額全部を‥30万かしら」
「ヨ,ヨンジュウ~で? 18万を足して……」
「ざっと50万ね‥フフ」
「スゲェ~」
<パチやスロってそんなに儲かるもんなのかよ?
今度教えてもらうか?>
/本当に? *訂正 金額を言ってる所で
30と40を間違えてます
(サンジュウ~をヨンジュウ~になってます)
どうもすいません。
莉央と村川…
「今日って朝から?」
「ウン2人でね。 寝てた榮太郎を無理やり叩き起こして連れてったのよ」
<それで2人共勝っちゃうなんてスゲェな>
村川は今度教えてもらおうと言ってみたら。
「エッ打ちたいの? 別に構わないけど~ それより何か気になる話しを榮太郎から聞いたんだよね~?」
「気になる話し?」
「惚けてるでしょムラ君? アレよアレ‥出張…」
「あっ! ああっ その,あっえっと‥と?」
「さっき‥これから男同士で話しだって言うからさ? 付いて来たらムラ君居るし…」
<奥さんに言ったな市野田の奴>
「あのさ未確認情報なんだけど出張ホストのは
まだ人が決まってないし‥ 店もまだオープンしてない筈だよ?」
「……本当に?」
「う,うん! でもさ? り,莉央‥は,奴が居るし‥関係無いよね?」
「まぁワタシには榮太郎がね~ ってゆうか? ワタシの周りで~内緒なんだけど‥さ?」
「さ?」
<何だ 何かあるの?>
/本当に?
煙草が無くなったらしく 車へ取りに行った莉央。
そしてビリヤードをしながら男5人で出張ホストとかの話しを始めてた。
「村川! 莉央さ‥何か言った? この話しは村川から出たんだって言ったんだ俺。」
「マジ? 村川からなん?」
「俺は町山から…」
「まぁ確かに俺が町山に言った‥ そしたら町山が皆にって訳だからさ」
皆は出張ホストとデリヘリの運転手をどうするかを…
「俺‥莉央居るし? 出張ホストは無理だけど もしかしたら運転手は出来るかもよ?」
「俺‥出張ホストやろっかなって思ってるんだ。
体力や精力は まだまだイケルからよ~ でも他に居ないなら保留かな」
「アッハッハ~それより都島‥髪の量がチョイとヤバイべ! そんなんでお客付くか?」
「そう‥あ? 毛ぇウスクなったなツシ~?」
「俺もヤルかな‥ 彼女とはソロソロ終わりそうだし 新たな出会い…」
「ふ,府川もヤルのか!?」
意外な事に,府川も興味を持ち出した。
「府川! 上手くいったらさ 頼むよ! 昔俺が…」
「昔のか? 町山? チッ。
まぁ考えとくよ。」
*!?
<あっ! 莉央が戻ってる! 手招き‥ えっ俺?>
/本当に?
莉央の傍で話しをしていた村川‥ すると莉央は体調が悪いと言い始めた。
それを夫の市野田に言ったら…
「じゃあ家戻るか」
「そうする」
「じゃあ村川に金預ける‥ ん。」
「市野田‥俺の代わりに突いてるじゃん……俺,送りに行ってくるよ?」
「アッ‥じゃあムラ君お願い~」
「いいのかよムラ?」
「車貸してくれれば」
市野田の車の鍵を借りた村川は すぐ戻るつもりで莉央と…
「道は教えてね莉‥央?」
「ウン! それより予想外になったからヨカッタ~」
「な,何が?」
「取り敢えず出発ぅ~!」
<何か,さっきより元気だよな?>
車を走らせて約20分
莉央がもうじき家に着くと言ったが近所のコンビニへ寄ってくれと言った
村川は車をコンビニの駐車場に停めた。
「何か食べる? 飲み物‥お酒は? お金ならあるから遠慮しないでいいからね」
「……あのさ体調は?
悪いけど莉央を家に送るだけで…」
「ムラ君~ 堅い~アレは芝居よ。」
「芝居?」
「そうよ! 何か飲み物買ってくるわね」
*
炭酸ジュースとホットの缶コーヒーを沢山とビール4.5本とアイスを2ツ買った莉央は車に戻ってきた。
「ムラ~どれにする?」
「じゃあアイスと缶‥ホットコーヒー…」
「ビールは?」
「いや‥車だからさ」
/本当に?
車の中でアイスとホットコーヒーを飲んで 莉央とスロットの事を何分も喋っていた村川。
「‥近い内にパチンコ屋?」
「まずは何でもイイから打たないと。 だから仕事が早く終わったらワタシの携帯‥ってムラの携番知らないから教えてくれる?」
「市野田が知ってる 教えてもらって。 そうすれば怪しまれないし」
<コソコソとやってるのはマズイからな>
*
少ししてから莉央は
お腹が痛いと言い出した。
「……本当に? さっきみたいなのじゃあないよね?」
「ウウン 今回はマジ。 もしかしたらアイスでお腹冷えたかもしれない…」
「あ‥じゃあコンビニでトイレ借りようよ? 一緒に行って店員に聞いてあげるよ。」
しかしコンビニのトイレは狭いし汚いから嫌だと言った莉央。
仕方無く莉央の家に急いで向かおうと車を走らせた村川。
<えっと‥これ曲がって左のハイツ**だっけ? あった,これだ!>
「着いたよ。」
「ア‥アリガト。」
「莉央‥動ける?」
/本当に?
莉央は助手席で苦しんでるみたいで
村川は部屋の鍵を出してと言った。
「コレで…」
「はいよ。 で,歩ける?
無理なら肩貸すよ?」
「……ゆっくりなら。」
結局,村川は肩を貸し
莉央と部屋までゆっくりと向かい
手にした鍵で部屋のドアを開けた。
<アララ‥案外と散らかってるじゃんか>
「中‥上がってて。」
「いや,俺‥ あっ,そうだ薬とかって……」
莉央は真っ先にトイレへ入ってしまった。
村川は取り敢えず
市野田に連絡をした。
「何‥村川。」
「あのさ……」
市野田に訳を話し
腹痛薬のある場所を聞き出した。
そして莉央が薬を飲んで一段落したら,皆の所に戻るからと告げて電話を切った。
<ここか‥あ,正露丸?
いや,他にハライタ‥ これだ。>
コップに水を入れ テーブルに薬を置いて待ってると莉央がトイレから出てきた。
*
「莉央,薬と水あるよ。」
「良くワカッ‥たわね?」
「市野田に連絡した 薬の場所をさ…」
「榮太郎に連絡したの?」
「うん。 一応訳もね?」
莉央は村川の話しを聞いてから何故か態度が変わった
そして薬を飲んだら寝ると言ったので村川は部屋を出てきた。
/本当に?
村川はプール・バーに戻った。
「市野田‥奥さん寝るってさ」
「わかった。 ムラ‥ちょっと話し‥ 府川! 俺さ休憩すっから」
バー・カウンターに村川と座った市野田は…
「なぁ村川,バイトでデリの運転手やるからさ…」
「マジで? 奥さん‥莉央はOKするのかな?」
「軽くOKしてる。 それに金はある程度稼ぎたいんだ‥ スロットやパチンコじゃあヤバイしよ」
市野田との話しが進んで家庭の事も喋ってきた。
「……子供?」
「最近さ莉央の奴,体調の変化がチョクチョクな‥もしかしたらデキ……」
「じゃあ金が必要だ。
それにパチンコ屋に入り浸りは体に良くないじゃんか」
「だから運転手で?」
「俺からデリの店長に言うよ。 それでお前の連絡先は教えるからな?」
「宜しく頼むよ。」
そして夜中の2時辺り
皆は帰る事になり
車の前で…
「じゃあホスト候補の2人
また連絡するよ? あ,アッチに携番は教えるからな?」
「ウン 頼むよ村川。」
そして村川は町山の運転で寮に…
「デリの運転手やりてぇよな~村川?」
「俺らは本業で時間読めないじゃん。」
「ヤッパおこぼれを…」
「ハハハ……。」
/急に
日曜日の朝早くに着信が鳴って起きた村川‥
誰かと思ったら 相手は市野田の奥さん‥莉央からだった。
「えっ! 今からパチンコ屋に来いって?」
「知り合いのコからメールが入ってね 今日のお昼から新装開店でさ…」
一応今日は空いてるからと村川が言ったら
場所と店の名前を言って莉央は電話を切った。
<まだ朝の8時だぞ>
教えてくれた住所と店の名前はすぐにわかり
<昨日の中古本屋の近所だなここって>
パチンコ屋の駐車場に車を停めて歩いていたら
市野田が村川を見つけたらしく 声を掛けてきた。
「ウハハ~寝起きだろ?」
「そうだよ。 つぅか 何で居るの?」
「昨日勝って金あるし 暇だったし 莉央に来いって起こされたし~」
<し~し~ウザイな>
市野田が並ぶ所に村川も付いていくと
莉央が既に並んでて…
「オッハヨ~ムラ! ワタシらの後ろに並ぶのよ」
<ワタシら?>
莉央の前に居る2人の若い女の子と莉央は仲間らしく 村川と市野田は後ろに付いた…
「榮太郎は何打つ?」
「昨日のアレ打つ ゴッド何とかって奴。」
<ゴッドって‥神?>
「ワカッタ。 ムラとワタシは別行動しよっか‥ね? 榮太郎はこのコ達に付いてってね。」
/急に
店の開店するまで
莉央は仲間のコを紹介してくれた。
1人は春子。 アラサーの人妻で子供は2人居る
旦那が自営業してるらしく 子守は任せてるらしい。
もう1人は葉月。 25歳のバツイチ‥ ギャンブラーだった元旦那のお陰でパチンコ&スロットにドップリ浸かった生活になり
家で寂しいと ついパチンコ屋に来てしまうらしい。
そして開店間際。
「おっ? 前から入店してるみたいだぞ」
「じゃあ榮太郎君はアタシらとゴッドね」
「今日も勝つぞ~」
「程々だからね榮太郎」
「莉央チャンは村川君と立ち回るのよね?」
「ウン。 何かあったら携帯で教えてねミンナ」
二手に別れ 入店した。
「コレよムラ。 お皿に携帯か車の鍵でも置いて」
「じゃあ携帯」
「座ってて」
莉央はすぐに打ち始めないでアチコチの台を見て回り始めた。
*ペコリ
<これがスロットか‥今日は宜しく~って挨拶しておくかハハハ>
「お待たせムラ! まずは千円札をこれに…」
「いきなり千円使う?」
莉央が一から教えてくれ‥ 村川は生まれて初めてのスロットを打ち始めた。
/急に
<コイン3‥レバー‥㊧㊥㊨ ボタンだよな?>
*カチ!
何度か同じ事をしていると莉央が右からしゃしゃり出て…
「チョイ待った~ムラ!」
「ん? どうしたの?」
「コレ‥ペカってるの! コレってリーチ‥光って告知してくれるのよ」
「ペカ? あ~光ってる」
「赤い7と黒い塊のBARってリールが回ってる時に見えるかな?」
訳わからない村川は
コインを投入しレバーを叩いた。
「回したよ?」
「コレ‥赤7と,黒いBAR。
グルングルン…ホラホラ?」
<押せば‥コレか!>
*ポチ!
「赤7止まった~ 同じ様に狙いながら㊥㊨ってボタンを押してみて?」
*ポチポチ‥
チャリチャリチャリ‥ペシ!
ポチポチポチ!
3回位プレイをした時
㊧㊥リールに7が右下下がりに並んだ
莉央はリズムを取るように指でコレが7よコレはBARよと教えてくれた。
<わかんねぇ‥取り敢えずは赤を……>
*ポチ!
*ジャジャジャジャ~ン♪
「ヤッタBIGじゃん! 見えるんだムラ~ 凄い凄い!」
「いや見えない! 何となく早めに押したら止まったんだよ」
台が賑やかにピカピカ光ってるのを見た村川は何だか嬉しかったみたいだ。
/急に
打ち出だしが好調な村川‥コインが下皿に溜まった奴を見て…
「コイン沢山だ。」
「ヨカッタね‥ムラ。 BIG1回で大体コインが350枚あるわよ」
「多いのか少ないのかわかんないな…」
「で‥コレを換金…」
莉央の話しを聞きながら打っていたら
村川達の後ろに葉月がやってきた。
「村川君がリード?」
「アッ葉月! ゴッドは?」
「アタシだけ取れなかったのよ~ で‥仕方ないから沖スロのハナハナシリーズを…」
「沖スロか~ マァ今日は短時間勝負でやり過ごせば?」
「沖スロって?」
「沖縄で重点的に設置されてるスロット機種。 このジャグラーと同じ様にリーチの時にはハイビスカスの花が光るのよ!」
<ハイビスカスの花がか…>
莉央と同じ様に偶に空いてる台を見て歩きながら葉月は台に戻っていった。
「来ないわね~」
「何が?」
「BIGもバケも当たらないって事よ」
すると莉央は立ちあがって…
「チョット偵察行くわね」
「ちょっ 待って! 俺1人だとわかんないし」
「……コイン余裕あるから大丈夫よ? スグ戻るわ」
村川は1人でスロットを打つ事になった。
/急に
莉央が戻る間に村川は2回BIGを当てた
下皿にはコインが大量に…
*!?
「村川君,コレにコイン入れるんですよ。 ハイ,ドル箱」
「あっ,どうも春子チャン!」
突然現れたのは春子。
ゴッドを打っていたらしいが なかなか当たらなく…
「気晴らしに?」
「そうです。 ストレートで2万入っちゃいましたウフ。」
「に,2万? まだ1時間経ったかじゃ‥ ねぇ,笑ってる場合じゃあ無いんじゃないの?」
「ウフフ。 アノ台は,そういう台ですからね! で‥村川君はコレって幾らで出たんです?」
「コインを何回か入れて‥何回目かわからない内に莉央が[光ってる]って教えてくれたんだ…」
「千円BIGネ! ウフフ~,ヤッパリ持ってるんですね~ ビギナーズラック!」
「ビギナー?」
「恐らくね‥アッ トイレに行きたくなっちゃいましたんで…」
打ち出してから約2時間
村川は順調にコインが増えてドル箱を1箱満タンにしていた。
しかし村川とは反対に
コインは全く増えない莉央はご機嫌が斜めだった。
それで村川は…
「莉央‥?」
「何?」
「休憩所に行こ? 向こうの窓際にあったよね?」
「……イイってば。」
「行こ! 休憩だ!?」
/急に
休憩所でジュースとホットコーヒーを飲んでいた
村川と莉央…
「サンキューねムラ。」
「夢中で打ってるみたいだったけど‥座りっぱなしでしょ?」
「全然当たらないでハマってたのよワタシ…」
「ねぇ莉央‥ ところで店って何時まで? あっ! 着信入ったゴメン!」
「電話出なよ 今日の閉店は21時よ。 ワタシ台に戻ってるからね。」
<閉店は21時か。>
着信の相手は倫子‥
急いで店を出た村川。
「どうも村川です。」
「どうも~ あのさ例の話し‥店長の友里から返事を聞いてって‥ 何か騒がしいわね? ドコに居るのかしら?」
村川は場所とパチンコ屋の店名を答えた。
すると倫子は…
「アッ,**通りの新しい店ね! 何よ~私,今近くに居るのよ。 じゃあさチョットしたら会って話ししない?」
「えっ‥あ‥これからって事ですか?」
<参ったな~ スロットの途中だぞ俺…>
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【苺花目線】 あぁあゎわわわわゎわ,,,。。 やってしまったっー!…(小説好きさん0)
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神社仏閣珍道中・改
(追記) …お護摩ではよい思いができなかった、こちらではあったの…(旅人さん0)
341レス 11751HIT 旅人さん -
西内威張ってセクハラ 北進
高恥順次恥知らずサイコパス(自由なパンダさん1)
111レス 3602HIT 小説好きさん
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🌊鯨の唄🌊②4レス 147HIT 小説好きさん
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人間合格👤🙆,,,?11レス 153HIT 永遠の3歳
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酉肉威張ってマスク禁止令1レス 191HIT 小説家さん
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今を生きる意味78レス 536HIT 旅人さん
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黄金勇者ゴルドラン外伝 永遠に冒険を求めて25レス 993HIT 匿名さん
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🌊鯨の唄🌊②
母鯨とともに… 北から南に旅をつづけながら… …(小説好きさん0)
4レス 147HIT 小説好きさん -
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人間合格👤🙆,,,?
皆キョトンとしていたが、自我を取り戻すと、わあっと歓声が上がった。 …(永遠の3歳)
11レス 153HIT 永遠の3歳 -
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酉肉威張ってマスク禁止令
了解致しました!(小説好きさん1)
1レス 191HIT 小説家さん -
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おっさんエッセイ劇場です✨🙋🎶❤。
ロシア敗戦濃厚劇場です✨🙋。 ロシアは軍服、防弾チョッキは支給す…(檄❗王道劇場です)
57レス 1427HIT 檄❗王道劇場です -
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今を生きる意味
迫田さんと中村さんは川中運送へ向かった。 野原祐也に会うことができた…(旅人さん0)
78レス 536HIT 旅人さん
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経済的な理由で大学に行けないことはおかしいですか?
何故高卒なのかを聞かれて、片親家庭で経済的に苦しかったので…と話すと ・奨学金制度もあるのに? …
50レス 1451HIT 社会人さん -
俺は正しい!まともだ!
俺は支援機関の女性カウンセラーを退職に追い遣った利用者だ。職員が俺の悪口を言っている気がして、電話で…
39レス 732HIT 聞いてほしいさん (50代 男性 ) -
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なぜ入籍しないのでしょうか? 友達で子供2人出産して、彼氏とも時々会って仲良くしているのに籍を…
34レス 638HIT おしゃべり好きさん -
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マイナンバーカードって任意なのに、マイナンバーは?と聞かれて作ってないという、作ってないの?なんで?…
19レス 525HIT ちょっと教えて!さん -
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1)私の旦那は私の反対を押し切り転職し 自分の実家の会社に行きました。 案の定、全く合わなく直ぐ…
11レス 330HIT 結婚の話題好きさん (30代 女性 ) -
彼女に敢えて冷たく接すべきか悩みます
どうすれば良いか教えてください 自分24歳男、彼女25歳 先日2人で旅行に行った際、2日…
14レス 402HIT 恋愛好きさん (20代 男性 ) - もっと見る