注目の話題
旧姓で呼ばれるのって嫌ですか?
理解されない世の中。
皆さんならどっちを選びますか

沙耶香の女装官能小説2(女王様と作家編)

レス321 HIT数 35081 あ+ あ-

作家
18/07/30 08:24(更新日時)

物語

わたし水越沙耶香(仮名)はスカウトした麗奈と共に暮らしながらモデルは二年目そして新たに官能作家の道を歩むことになるが隣の部屋に麗奈の後輩早紀が引っ越してきたからたいへん。
朝は淫らにフェラチオで起こされ三角関係はますます広がる。
しかし麗奈は私の担当をはずれ代わりに担当するのはお堅い真面目な美少女。また舞先生の教室に通いながら新たに築かれる性欲に餓えた人妻たち……。
さらに私をヘッドハンディングやスカウトしようとする女装レズ雑誌の美女やAV業界、テレビ局など。私はさらに道に迷い葛藤するなか性の道を模索する。
麗奈に黙り女装SMクラブ“ヴィーナ”の女王様(見習い)としても活動していく。

物語は前回からそのままの正当な続編。
女装小説ではありますがLGBTや性同一性障害などではなく著者が女性や女性的なモノに憧れる作品です。
何度も言いますが誤解なきよう願います。

17/12/08 07:46 追記
ちなみに著者は前シリーズ同様に男性です。

登場人物紹介

水越沙耶香(♂)
ソフトサディストの性癖を持つ女装。麗奈にスカウトされそのまま沙耶香として同居。サディストではあるが本格的なSMは実は苦手。だが麗奈や早紀から愛され神無月社長の女装SMクラブ“ヴィーナ”で女王様(見習い)も兼任。

矢口麗奈
沙耶香をスカウトした張本人。もとレズ。

ニノ宮早紀
麗奈の後輩。まだ未熟。

18/01/16 05:50 追記
登場人物追加設定

冴木流菜(るな)
麗奈や沙耶香が通うフィットネスクラブに通う人妻。沙耶香とセックスをしサインを求めるが実は彼女は……。

美如月愛那(みさらぎあいな)
麗奈に代わり沙耶香の担当になった早紀より年下。実は沙耶香の学生および郷里時代を知り下着泥棒をされた被害者。ただし個人的感情の怨恨はないらしいが……。

本田透子(透・♂)
早紀に過去にいじめられた女装初心者。

No.2571700 17/12/06 06:06(スレ作成日時)

投稿制限
スレ作成ユーザーのみ投稿可
投稿順
新着順
主のみ
付箋

No.1 17/12/06 12:53
作家0 

カーテンの隙間から朝陽が差し込むなかそっと音を立てずに忍び込むちいさな影。
影は目の前で眠る女性の掛け布団のなかに潜り彼女の陰部に指を触れたしかめる。あたたかく膨らみが美しいショーツに見えて影は微笑む。
これが……さんの……。
そっと影はちいさな手を這わし淫部を包み上へ下へと触れ感触や堅さを確かめ吐息がこぼれる。さらに口へ含む。
れろ…れろ…んむんむ。
びくんびくんとするショーツの内の性器は口に入り切らないほど脈打つ。
「ん……や……や。はあはあ」
こんな風に感じるんですね。愛してあげます。
ショーツの内のなかの膨らむ玉ふたつは指で触れると可愛く揺れた。
はむはむ……くちゅくちゅ。はあ……。
「や……れ、れいな…」
布団の中にいる影は少しムッとした。麗奈さんではないのに。
朝一番の溜まったのをくださいね……。
ショーツの脇から出てきたのは棒状の性器。それをくちゅくちゅじゅるじゅると口に含む。鈴口からカウパー液が絶え間なく出てきて臭くておいしい……。
「あ……やだ。イク……イキそう…麗奈…」
「麗奈さんではないです。あなたの恋人ですよ」
「……んぅ……はあ」
「イキそうならイッてください……じゅる」
びくん!と口内で性器は弾けるように揺れ亀頭を舌で転がしていく。
瞬間性器から迸る粘液が飛ばし影は慌てながらもちいさな口内でんむむと受け止め息を堪えながらも含み耐えた……。
「ああ……こんなに。沙耶香さんの……」
「……ハアハア……麗奈…もう……」
二の足が朝から痙攣するようで腰から力が抜けていた沙耶香は朝からの性行為に額や髪に汗が浮いていた。
上体を動かしベッドから動いた時にひょっこり布団の中にいた影があたまから現れた。
「おはようございます沙耶香さん」
思わず声を失いそうで咄嗟に沙耶香は下半身を見た。ショーツの中のぺニスは唾液と精液で濡れ湿り痙攣を思い起こし射精したことを悟った。
「お、おはよう……」
どうか何事も起きませんようにカーテンの隙間からの朝陽を神のように願ったが時すでに遅かった。背後から優しくも怒りを含んだ声があった。
おはよう沙耶香。そして早紀。
「あ、おはようございます麗奈さん」
なんで答えるのよと思う私。だけどマンションの上階から逃げられるところはない。
変態と叫ぶ声が一室から街に伝わった。

No.2 17/12/06 13:43
作家 

朝ごはんの一時。
箸を動かし茶碗がちいさな音を立てながら白いごはんに味噌汁、目玉焼きにウインナーにサラダなど色とりどりである。
わたし水越沙耶香は女装雑誌『クロスドレッシング ボーイ→ガール』の専属モデルであり今年度から短いながら短編小説を書かせて頂いている駆け出しの作家(見習い)。
向かいに座る大人びた女性はこの部屋の主でわたしをスカウトし女装という官能の道へ導いた矢口麗奈である。
そしてわたしの隣に座って食卓を囲んでいるのは……。
「早紀」
「おいしいですね。みんなで食べる朝食」
「そうね」
思わず私は背中が春なのに震えを覚えた。麗奈の声に冷気がある。まるで雪女のよう。
形のいい麗奈の瞳は早紀をとらえてたしかめるように言う。
「早紀、あなたのお家はどこかしら」
「お隣ですが」
「ならなぜここにいるの」
「沙耶香さんに夜這いをしたからです。朝の濃い精液がおいしかったです」
聞いてる本人がむせてしまうかのようなことを平然と言う麗奈の後輩二ノ宮早紀。
ふるふると麗奈の手が震え肩にまで伝わるのがわかる。怒りの兆候二度目は確実だった。口許が震え動く。
「なに平然と食べてるのよ!!ここは私と沙耶香の部屋よ!!」
「……だからこうして朝ごはんをごちそうに」
「招いてない」
朝からの口喧嘩を避けるために私はふたりの間を取り持つ。麗奈が嫉妬するのはわかるが早紀さんはいつもやり過ぎ。
朝食を終え麗奈はコーヒー片手に私に伝える。
「遅くなる時はひとりで食べていいから」
はいと頷く私の隣で早紀はふたりで食べてもいいんですねと言う。
「麗奈さん」
「あとご飯の時に言おうと思ったけど」
「なんです?」
「年度が変わったから私が沙耶香の担当を外れるかもしれないとだけ伝えておくわ」
聞いてないと言うといま言ったと返された。一年弱共に仕事してきた麗奈が外れる。考えたことがなかっただけ驚きが身体にあった。
「あたしは」
「早紀、あなたもよ。沙耶香から外れることもあるからちゃんと考えなさい」
は〜いといささか緊張感に欠ける声。
麗奈は言う。
「夏号にはモデルの仕事あると思うけど小説は締め切りを守ること。わかってるわね」
麗奈は私に女装を教え性癖を見抜き肉体関係を共にしただけあり言葉に愛情があった。
ふたりは出勤し姿を消していった。

No.3 17/12/06 15:41
作家 

いってきます。
麗奈と早紀は勤める双星出版社に向かう。先輩後輩の間柄であり沙耶香を取り合う仲。
バスに乗り麗奈は言う。
「よくまああんな部屋に住めるわね」
「住めば都ですって。ここだけの話、家賃少し安かったですよ」
驚く麗奈だが平静を保つがそもそも隣の部屋は早紀が住む以前は若い男性が住んでおり近所付き合いが少なかった沙耶香を強姦しようと数人でおこなった。結果的には事なきは得たがいわく付きの部屋に住むなんて。
「豪胆だわ」
「あたしですか」
「他に誰がいるのよ」
駅前まで向かい駅前のターミナルで再び乗り換えて会社に向かう。
「まったく沙耶香に手を出して泥棒猫みたい。どこからあんな方法を」
「え、まえにヒトミさんたちに教わりましたけど」
え!?と驚く麗奈の前で彼女はニコニコしている。
「だ、だってヒトミたちは怪盗で……」
「ええ、知ってた上で教わりましたがなにか」
なにかもあったものではない。怪盗に不法侵入の方法を教わったなんてとんでもない。
「とにかく今後は忍び込まないこと。わかった」
「沙耶香さんにしか手を出しませんよ」
「誰が私に手を出せと言ったの。いま沙耶香は大事な時だしヒトミたちがいなくなって立ち直らないといけないのに。とにかくよけいなことをしない」
麗奈は思う。
ヒトミたちは知る人ぞ知る怪盗ジェンダーアイ。
本来の目的は性転換した父親を探すために怪盗をしていたが姉ルイが女装者だけの街を作るために多くの街で主に十代から二十代後半までの女装者を拉致誘拐し特殊な媚薬を用い街から街へ渡り歩いていた。
しかし沙耶香はソフトサディストの性癖の持ち主で強力な媚薬に負けまいとし媚薬を克服。その後三姉妹とは和解し子種を託し彼女たちは何処かへ消えていった。
三姉妹が経営していたランジェリーショップ“EYE”は向かいの丘に住宅兼店舗がいまは残るのみ。
ハイと返事だけの後輩に呆れる。
バスは双星出版社側のバス停に着き下りる。
沙耶香が元気ないのわからないのかしらと思いながら春の配置転換を考えながら職場へ向かう。
その頃私は朝食の後片付け、洗濯、掃除お風呂掃除などをこなしていた。少しのんびりするものの麗奈の言う通り三姉妹が姿を消してから気持ちは中途半端だった。
しかしどんな人が担当になるのか期待や不安が胸によぎっていた。

No.4 17/12/06 21:27
作家 

ここは街にあるフィットネス教室の上階にあるとある一室。
トレーナー舞先生の指導のもとに集う明るい時間をもて余す人妻、平日休日のOLたちがいるなかひとり注目を浴びる異質な女性がひとりいた。
舞のかけ声で女性たちがダンスし手や足を上げるたび振るたびに女性たちの汗や体液が飛沫のように飛ぶ。
ワンツー♪ワンツー♪
女性たちの視線はショートカットでスポーティーなスタイルの舞ではない。髪をポニーテールにし知的な瞳を輝かせ胸はそこそこ巨乳、肌も白い。が鮮やかな花柄レオタードの陰部はわずかに男性器特有の縦にある膨らみと丸いふたつの睾丸。舞の前に立ち踊る沙耶香の異性装した姿に誰もが惹かれ視線を離さずにいられない……。
ああ……見られてる。
私はサイズの合ったレオタードではあったが肩紐や背中の締め付けよりも何人かの異性たちの視線に股間はレオタードの生地を破らんばかりに興奮していた。
舞が言う。
「大丈夫……?」
ええと答えるものの舞の歳も麗奈や早紀とさほど変わらなく頬が紅潮し額に汗が浮かんでいるのは身体を激しく動かしているせいではない。
私の視線は真正面の姿見に映り左右や背後にいる異性たちの瞳瞳瞳……。
「ハアハア……ん」
舞先生を除けばここにいる女性たちはみな『クロスドレッシング』誌上で応募しさらにネットで面接をし麗奈たちや私が選んだ女性読者。さらに厳選したほんの十名程度の女性たち。
「ああ……ん」
見られていることに興奮しながらこれも取材のためと自らに言い聞かす。
…………。
小一時間ほど踊り終え私は床に手をつくほどだったが舞がすぐさま飲料水を差し出してくれた。
「ハアハア……」
「いくら麗奈さんの頼みとはいえこんなことする必要あるの」
一度舞先生以外の女性たちは興奮を隠し切れないまま別室に移動したが彼女たちは好奇な視線があった。
私は言う。
「わかりませんけど……私はまだ女性を知りませんから……」
「だけどこの後に彼女たちとフリートークでしょう。できるの」
「やるしかありません」
短編小説といえど女装モノの物語を書かないとモデル以外の収入は得られない。
好奇な視線は去年の経験である程度慣れてるしたぶん予想できないことも聞かれるだろう。
舞は意外なことのように口に出した。
「てっきり女装な人と聞いてたけど意外に真剣なのね」

No.5 17/12/07 05:29
作家 

少し疲れを癒してから応募者が待っているカフェテラスに向かうとすでに話は盛り上がっている。私は挨拶した。
「このたびは私の取材に協力してくださりありがとうございます」
カフェは男性がいない少ない時間にしてもらい念のため下半身にはタオルを巻いている。応募者たちの視線は一様に私や下半身に集中してなくもないが取材と改めて断りボイスレコーダーで録音することを承諾し食事しながら取材。
本当に男なんですね。
誰かの第一声にここの一角だけ盛り上がりちょっと目を引いた。十名中六、七人は平日という時間から人妻や奥様そして残りは独身女性らしいが人妻のフェロモンにタオルで隠した下半身が興奮し膨らみがあった。
ウチの子なんて彼女云々などの話題があるなかそっと私は質問した。
「私が聞きたいのは皆さんの性体験やお子さんについてなんですがよろしいでしょうか」
一瞬場が静まりまずいことを聞いたかと思ったが杞憂だった。奥様たちは一斉に話し始めメモを取るのに必死だった。
「たまに身体が疼くのよね」
「あらいつもでしょう」
「ウチの旦那なんて」
「この前同窓会でむかしの彼に会って」
聞きメモを取るだけでお腹いっぱいになりフェロモンが堪らなく鼻腔をつい堪えた。
独身女性の人たちにも聞くとイイ男を見るとキュンとしたり可愛いイケメンなども流行りらしい。
取材をある程度終えお冷やを喉で潤した時に隣の人妻に足を触れられ声を上げた。
「きゃ」
「ダメですよ。沙耶香さんに手を出したら今後出版社から協力は得られませんので」
そんなとその人妻は口を尖らし私は動悸が破裂しそうになり男性器が熱かった。舞先生がとりなしてよかった。
「この後沙耶香さんはどうします?」
「もう少し身体を動かしたいので」
取材した人妻や独身女性たちは笑みを見せ去っていきとりあえず安堵した。去年の撮影旅行で慣れているつもりだが女性の中にいると緊張する。
「雑誌のお仕事とはいえ沙耶香さん無茶しすぎです」
言われてる意味がわからなかったが舞は言う。
「ああ見えて世の奥様たちは家や学校、近所付き合いで鬱憤が溜まってらっしゃるですから。沙耶香さんを見る目がみな獣のよう」
苦笑し彼女の案内で上階のスイミングフロアーに向かい着替えてからひとりの時を過ごした。
お昼時を過ぎたのでプールはひとが少ない。

No.6 17/12/07 06:33
作家 

水の中は心地いい。
そもそも人間いや哺乳類自体が母親の羊水の内で生まれ育つのなかだから水は母なるものかもしれない。
こんな心の呟きは麗奈たちの前で口にしない。自分だけの心。
だけど一方で思うのはワンピース以外の水着も着てみたいと思う。
去年の撮影の時もう少し大胆な水着を選んでいればよかったと思う。
背泳ぎやクロール、潜水して25メーターのプールを休みながら数回往復した。
しかしこの時にトラップ(罠)があるなど考えもしなかった。
充分に泳ぎ終え更衣室に戻り髪や身体を拭き着替え終えた時にふと気づく。ハンカチ?とはじめは思ったが目に見えた印象から違っていたがもしやと思い手に取るとベージュ色のレースのショーツ。
誰かの忘れ物だろうか。ここの更衣室は私の取材用に用意されたので十名の女性たち用でもあった。着替えの時から彼女たちに私を知ってもらう配慮である。
触れるとショーツは手に柔らかく包み込むようでわずかに淫臭がした。香水や女性特有の匂いに着替えたばかりのスカートやショーツ、ストッキングの内で男性器が隆起していた。
どうしよう置いていくべきか受付にでも忘れ物として届けるのが正しい判断と理性は訴えるが本能はついそれに逆らった。バッグにショーツを入れそそくさと私は女性用トイレの奥の個室に向かいスカートなど衣類を下ろした。
「オナニーしないと帰れないじゃない……」
言い訳とわかりながらも見知らぬ女性の使用されたランジェリーは想像力を掻き立てる。
はあはあと吐息をしながら隆起した肉棒をショーツの上から擦る。カウパー液ですでに下着は湿っていた。女性特有の匂いが鼻を突いて思わず十名の内の誰だったか思い起こすが淫らな妄想は理性を支配する。
しゅっしゅっと頭のなかでは女性に同化しながら女性を犯すサディストの性癖が妄想のなかで身体を熱くさせる。
「ああ……ンン」
少しは手淫で感じるようになったのかカウパー液は尋常ではなく鈴口から淫らな匂いをさせる。イケるかなと思った時だった。
扉がノックされ顔から身体全体が一斉に青ざめた。下着ドロとして捕まる嫌な想像に身体が硬直した。
「さ、沙紗耶香さん。どうしました、舞です」
「舞先生……?」
「開けてくれません。様子がおかしかったものですから」
逃げ隠れできなく扉を開けて彼女を入れ事情を話すと神妙な顔つきをされた。

No.7 17/12/07 10:45
作家 

ああ、本当に女装の……これが男性の……。
神妙な面持ちをしながら興味深げに呼吸を必死に保ち個室の鍵を閉め私の前に舞先生は立つ。
「あの……」
「あの…お、オナニーをしてたんですか……」
ええと曖昧に頷く。てっきり軽蔑されたかと思ったが彼女の反応は違った。膝を曲げて私の肉棒の前に顔を近づけた。
「これが男性の……」
「あ、あの舞先生?」
確かめるような私の声に彼女は正気と紅潮した表情を信号機のように繰り返しようやく語った。
「す、すみません。だ、男性のお、オチ×チ×を父や兄弟以外に見たことがないので」
はあと頷く私に彼女は自らの生い立ちを語る。
両親共にオリンピックや世界大会の常連選手として一時期名を馳せ兄弟姉妹共に野球やサッカー、バレー、水泳などいくつかの競技でオリンピックに出場したスポーツ一家で彼女は育ったという。舞は四女にあたり主に水泳や水球を得意としていたがとある世界大会の前に身体を故障し両親や家族に失望させ現在はスポーツインストラクターとしてこのクラブに籍を置いているという。
「そうだったんですか」
狭い個室で声を大きくし慌て口を塞がれた。
「知らない人いたんですね」
「いえ私はスポーツを見ないので」
そうと頷く彼女はさらに語る。体育会系家族で育ちお風呂や寝食など共に過ごしたが性経験はほんの一時期水泳や水球の仲間と少しレズをした程度という。
「あの見てわかる通りオトコなんですが」
「ハイ、エアロビクスや水泳の時に拝見してました」
「そ、それで何を」
何をしたいかされるかわからない間抜けな問いと思いながら聞くととんでもないことだった。
「私に男性の身体を教えていただきませんか」
「教えるて何を」
「オナニーや沙耶香さんのせ、セックス経験などから……」
「いまここで?」
「あ、オナニーの最中でしたがみ…見せていただけせんか」
思わずどう答えていいかわからないままオナニーを再び続けた。
「見られるなんて……」
「恥ずかしいですか」
「……聞かないでください」
かつて神無月社長の女装SMクラブ“ヴィーナ”でのオナニーショーを思い出した。
吐息が荒く性器は大きく膨らむ。ふと舞は無意識なまま目を蕩けさせ雰囲気に呑まれたように肉棒に触れた。
「舞先生?」
「あ、ごめんなさい。こんな感じなんですね」

No.8 17/12/07 15:35
作家 

ふと思う。
スポーツ選手や家庭の中だけでしか知らないなら処女なのでは。
舞の好奇ある視線はかつてのアイを彷彿させなくもない。
肉棒をゆっくり扱きながら彼女に聞いた。
「あの失礼とは思いますが舞先生は……処女ですか。間違えてたら……」
「失礼ね。処女ではなくレズでちゃんと指で先輩に処女膜をあげたわ」
少し理解に苦しみながら言葉を解釈した。先輩はたぶん女性だろうということはである。
「え……と男性経験は?」
な、ないわよと胸を張る彼女につまりそれは男性経験のない処女ではないだろうかと思いいたる。
「処女ですよね?」
「だ、男性経験がないだけよ」
ようやく話が着地点に着いたことに安堵する。男性経験がないならそう言えばいいものをと思うがプライドか自分自身への見栄だろうなと感じた。
「あの私のオナニー見て……そのどうなんですか?」
そもそも異性の自慰を目にすることはまずないし異性装ならなおさら。彼女は少しばかり目を背けながら呟く。
「ちゃんと根元から隆々として先っぽがあるんですね。あと玉がふたつあって……柔らかくかたい」
恥じらいはあるらしいが体育会系な家族らしく表現がやや幼さがある。それでもしっかり握って離さないのは興味あるはず。
さらに少し試してみる。
「舞先生の手でしてくれませんか」
「いいの?」
「やさしくいたくしない程度に」
しゅっしゅっとゆっくり扱き性的快感が身体に宿る。自分の手よりは異性の手が柔らかくそれ自体が女性器のよう。あやうく口に出しかけ舞先生のようなタイプはどうなのか考えた。
体育会系家族で生まれ育ちレズ経験はあるが性知識や経験に疎いのだろうか……。
彼女の瞳は一心に私の肉棒に注がれ手は上下にゆっくり動いては脈打つ動きに吐息が出てきたようだ。
「ハアハア……スゴい」
「ん……普通だけど」
「お父さんや兄たちにくらべたら…うん。ちいさいかな」
サラッと傷つくことを言うのは男女関係や性的なことに疎いぽかった。ボーイッシュな雰囲気もあるし。
「脱いでくれません?」
「え、私が」
手だけでも射精はたぶんそろそろイケたはずだがさらに試してみたくなる悪戯心が芽生えた。
「先生が脱いでくれたらもう少しで射精すると思います……」
少し考えて彼女はジャージやトレーナーを脱いだ。少し罪悪感がよぎらなくもない。

No.9 17/12/07 18:23
作家 

躊躇いながら胸が露になり清潔そうなスポーツブラが見えた。
一見スレンダーに見えたが着痩せするタイプだろうか。わずかに汗の匂いが漂ったと感じた時だった。
「……イッちゃう……!あ……」
びゅるる……!!と睾丸からの牡の精液は個室の壁に向かうように飛び出し舞先生の顔に白いメイクをするように飛んだ。あまりのことに彼女はしばし呆然としていたが握っていた男性器から出たモノと認識したようだった。
「これが……男の……人のもの……ん」
複雑な戸惑いがあるらしくわずかに恍惚さが見られたが戸惑いの方が大きかったようだ。
「あ、すみません。私がつい……」
「つい?なに」
彼女の下着姿に見とれたがためにいつもなら射精を我慢できたが麗奈たち以外の異性の下着姿に気を取られてたから。だがさすがにそんなことは言えない。
「い、いえ大丈夫ですか?気分悪くしたらごめんなさい」
「ああ……これが子どものもと?べっとりしてて臭くて変な匂い」
「え、ええ」
ポケットティッシュを渡し彼女は顔や髪、肩についた精液を拭う。男性経験がないのは本当らしかった。
すみませんと再度頭を下げたが彼女は私に男性を教えて欲しいとむしろお願いした。
「そんな……私は女装ですし……」
「言いにくいけど父や兄以外の普通の男性は少々苦手ぽいので……」
「か、考えておきます」
腕時計に目をやるとすでに夕方前なことに気づき拾ったショーツはバッグにしまい扉から人が他にいないか確認し彼女に別れを告げた。
「また来ますから。その折りにお話ししましょう」
「そんな。さようなら」
名残り惜しそうな舞先生を背にフィットネス教室を出て運よく来たバスに乗り帰路に着いた。
「どたばたしちゃった。夕食何にしよう」
“EYE”があった小高い丘が街から見えていた。小さなランジェリーショップだったが町の象徴にも思えるくらい愛着あったことに気づく。
バスを下り近所のスーパーでジャガイモやニンジンを手にしポトフにでもしようと決め購入。帰るとすでに五時。洗濯物を入れたたみご飯は無洗米、ポトフやサラダなどを作りある程度出来たところで一息ついた。
取材したことを思い出したり舞先生のことを再びメモした。
女装してても女性のことはわからない。特に女性の心や精神はいくら演技で真似ても相手はそれを上回る。
まだまだかな。

No.10 17/12/07 20:23
作家 

沙耶香が部屋の掃除をしてた頃麗奈たちは新年度の配置転換に心躍らす者不安な者などけっして大きくない会社だが誰もが期待と不安が胸中にあった。
「沙耶香さんの担当続けられたらいいな」
「そんなこと言うならスカウトした相手をちゃんと面倒見ること」
私生活は沙耶香に任せぱなっしだけどと麗奈はおくびに出さない。
だが新年度や春の配置転換は必ずしも思った通りになることは少ない。いいことあれば悪いこともある。
神無月社長は皆の前に出て朝礼や訓示をした後に以前から決めてあったであろう配置転換する部署や担当を読み上げる。
「矢口麗奈、来年度から発売する新刊『男の娘(こ)』の担当主任および水越沙耶香の小説担当編集に命ずる」
「え……あ、はい」
沙耶香の担当ではあるが小説担当は意外だったがさらに意外だったのは来年度に向けての男の娘の新刊雑誌の担当主任に抜擢されたのは意外すぎた。麗奈とて経験がさほどあるわけでない。
「ニノ宮早紀」
「ハイ」
「引き続き水越沙耶香のセカンド担当」
「ええ!?なんでファーストでは……」
キッと神無月社長の瞳に睨まれるが社長は言葉を続ける。
「同時に営業担当にまわること」
「ええ!?なんで営業に……」
「早紀」
麗奈が咎め早紀は不満げに表情をあらわす。見習いから沙耶香担当付きのセカンドは変わらないまま営業なんてと言いたいのは伝わる。
では沙耶香のファースト付きは誰?そんな人物がこの会社にいただろうかと思った時だった。
「美如月愛那(みさらぎあいな)、水越沙耶香のファースト担当」
え!?とこれには麗奈や早紀だけでなくほとんどの者たちは驚いた。
女性社員たちが並ぶなかあらわれたのはひとりの女性社員。
なんで彼女が……。
いつもクールな大人びた麗奈だがこの人事異動にはさすがに驚きがあった。
愛那と呼ばれた女性社員は折り目正しく45度に頭を下げながら社長からの言葉を受け取る。
「なんであたしが営業……しかもまだファーストじゃないなんて」
「早紀よしなさい」
配置転換を終え各々が部署を移動する。麗奈は小説担当へ早紀は席は変わることはないまま営業も担当。
早紀は麗奈の席についた愛那を見つめた。
なんでこんなひとなの。あたしの方が沙耶香さんのことを知ってるのに。
「よろしくお願いしますニノ宮先輩」
挨拶の声がした。

No.11 17/12/08 05:28
作家 

担当変わるんですか。それより新刊雑誌担当おめでとうございます。
ありがとう。
なんであたしがいつまでもセカンド担当なんですか。
「早紀!」
「早紀さん。私の食べる分がないんだけど」
気づけばご飯や鍋にあるはずのポトフはちゃっかりテーブルに着いていただこうとしている早紀。
「ふたり分しか作らないからたいして作ってないのに。私の分」
「わかりました。分けてあげますよ」
早紀は湯気の立つ皿からポトフを分けながらちょっと不満げ。
セカンド担当というのはメインでモデルを担当することでないらしくそこに不満があるらしい。
「早紀さん」
「はい」
「今度から、いえ明日からかもしれないけどちゃっかりご飯をいただくなら食事代をもらうわよ」
「ワンコインから千円以内で沙耶香さんの愛情あるお食事をいただけるなら」
ちゃっかりした要求に思わずふたりして黙り「いただきます」して無視した。
「なんで無視するんですか」
「静かに食べさせて。ご飯を食べる時は静かにするてしつけされなかった?」
はいととりあえず早紀は素直だが思い通りにならないと甘えや反発の意思はある。反面まっすぐなところがそんな部分で素直で見えなく評価されてないのではと思う。
「とりあえず麗奈さんは私の小説担当なんですね。ご指導ご鞭撻よろしくお願いします。そしてあらためて新刊担当主任おめでとうございます」
「こちらこそよろしく」
「沙耶香さんあたしには?」
「早紀さんもあらためてよろしくね」
はいと気持ちいい返事はする。それにしても麗奈さんが新刊担当とはどういうことだろう?
双星出版が『クロスドレッシング』以外の雑誌を出しておりそれもまた女装関係が多い。だけど中には数号しかもたず廃刊や休刊になるのが雑誌業界。
神無月社長の思惑はわからない。
「美如月さんというひとはどんなひと?」
話題を変えた。
「会ってるはずよ。去年の旅行の時に」
「あたしより後輩なのに」
なんとも情報が少ない。担当がどうあれモデルも小説も仕事をこなすだけ。
食事を終え隣の部屋に早紀を送り吐息をついた。部屋に戻ると麗奈が洗い物をしていた。
「やりますのに」
「沙耶香には私生活は世話してもらってるから」
「お風呂入れますから先に入ってくださいね」
麗奈がキッチンで食器を洗う姿が美しく見えた。

No.12 17/12/08 07:15
作家 

麗奈は気づいていた。
沙耶香が元気がないことを。今夜は麗奈の部屋で沙耶香を抱く。その沙耶香はベッドの上でメモにGスポットやオナニーの回数など小説で使うかもしれない専門用語をメモしながら背中から覇気はいささかなかった。
「沙耶香」
「な、なんです。もう今日メモするのはこれで終わりですから」
人前で仕事することを失礼とわかっているのか慌てメモやペンをしまう。麗奈は見つめる。
「“EYE”がなくなって寂しい?」
「……だってルイさんたちいなくなったしお気に入りのランジェリーがあったしアドバイスくれてたのに」
「ランジェリーショップはいくらでもあるわ」
慰め程度にしかならないが下着もまた相性や愛着がある。下着フェチの沙耶香にしたらちょっと失恋したような気持ちかもしれない。
「それにしても沙耶香センセは真面目ね。雑誌に掲載された次の月には取材だもの」
「からかわないで」
「からかってなんかいないわ……ん。可愛いネグリジェ」
「や……ん」
唇を交わし眼鏡の内の瞳の女装の同居人兼パートナーはフリルあるネグリジェから胸元を触れられ甘い声を出す。少し悪戯してみる。
「バッグから見慣れないパンティがあったけどどうしたの」
「み、見たの」
「偶然見たの。バッグからちょっとはみ出てたし。下着ドロしたの」
「し、してない。フィットネスクラブで取材の時に誰かが忘れたのを拾っただけ」
受付に届けたらいいのにと言うとそう思ったけどと言い訳めいてた。
「たまには私にもいじわるさせてくれない」
「なにするつもり?いたいのは……」
「しないわ。目隠しいい」
眼鏡を外した沙耶香に目隠しをしていくなか沙耶香は言う。
「ここでメイクされてランジェリーやドレス着て沙耶香になったんですね」
「むかし話みたいに言わないで。もうすぐ一年なのね」
「なにするつもりですか」
ちょっと不安げなのかベッドの上でもぞもぞしてる沙耶香。バッグのなかから誰のものとしれないベージュのパンティを手にする。手に触れただけで汗や愛液の感触がわずかにまだありクロッチには淫唇の跡が見えた。鼻につけると香水や同性特有の匂いだが自分よりやや濃厚な感じした。
欲求不満な人妻や奥さんかしら。
「麗奈さん」
「私の下着を当ててみてくれる?」
足元からショーツを脱いで二枚の下着を手にした。

No.13 17/12/08 18:18
作家 

下着を当てることができるか試すなんてひどい女。
「どうぞ、自信はありませんけど」
沙耶香は別に縛られてるわけでもないのにじっとして呼吸だけがベッドルームに伝わる。
今日の麗奈の下着はベージュではなく肌色に近いが比較的おしゃれなランジェリー。どこの人妻か奥さんか知らないけど負けないから。
手にした下着に意味もなく負けず嫌いな気持ちが宿りながら沙耶香の頭にそっと被せた。
「ンぅ……はあはあ……」
生々しい吐息混じりの呼吸をしネグリジェの下にあるショーツからむくむくと男性器が隆起していく。興奮してる……。
「どう?」
「いい匂い、下着のなかの蒸れた匂いが私を襲うみたい」
下着フェチであり変態ではあるが女装者である沙耶香には興奮しながらも両の手は自らの肉棒にはいかない。
「ならこれはどうかしら」
「ああ……もう。はぁ……んん……」
鼻に伝わるランジェリーの匂いの違いがわかるのか沙耶香は興奮しながらも理性をうかがわせる。。ただの変態ではない。
すぅ…はぁ…すぅ…はぁ……。
クロッチがちょうど鼻にあたり女臭を味わい堪能しながらもやはり自らの男性器には手を伸ばさない。
「いい?」
「構いませんけど間違えたらごめんなさい」
「……その時はその時よ」
「一枚目と二枚目、どちらが私の下着?」
聞きながら彼女は動悸が激しくなった。まるで好きな相手に「好き?」と聞いてるみたいに恥じらう。
「麗奈さん」
「なに」
「今日はあたたかったから蒸れませんでした?」
「少しは……かな」
少し沈黙が宿るなか沙耶香は答えた。
「一枚目の方……と思う」
思わず彼女は黙り喉を鳴らし声を出した。
「正解……なんで」
疑問に思う彼女に沙耶香は目隠しを取り少し考えるように天井を目にした。
「今日帰ってきた時に汗が見えたようだったからかな」
「そんなのこの下着の持ち主だって汗くらい」
「そうだけど、私この誰かもわからない下着の持ち主は……うまく言えないけど私を誘惑するつもりだったかもしれないと思うの」
ベージュの下着を見ながら沙耶香は呟くが声を軽くする。
「というのは冗談だけど」
「あのね」
ムキになりそうな彼女に沙耶香は口許に笑みした。
「私の身体には麗奈のランジェリーや匂いが身体に染み付いてきてるかも。だからわかったの」

No.14 17/12/09 06:01
作家 

私の前で麗奈は再びショーツを履き直す。大胆なTバックの上に私と似たようなネグリジェを羽織る。
ツンとした乳首が天井を向きながら大人ぽい胸が形のいい大きさをしてる。
「なあに?Tバックつけたい。沙耶香がつけたらタマもぜんぶはみ出しちゃうわよ」
「ちがいます。見てたのは……」
「ん?スゴいコーフンしてる。可愛がってあげるわ……ん」
ん……と互いにキスをし彼女は私が見てたところを勘違いしてたことに安堵しなくもない。
私はホルモン注射をしてなく胸は少し筋肉がついたもののほぼ平坦、成長期の女子のAカップと同じ。女装なために胸はいつもブラの内に入れたパッド。だけどオッパイも淫唇も好き……。
「はぁ……ん、今度の雑誌の発売は夏よ」
「んぅ……なんです」
今度私が載る予定の『クロスドレッシング』の発売は夏である。毎月号の雑誌ではなくアダルト向け雑誌は季刊ごともある。
悪戯ぽく麗奈は唇を交わしネグリジェの上からパッドのない私の乳首や胸を触りくすぐったい。
「や……くすぐったい」
「女の子みたい。あ、勃ってる」
「言わないで。なによ」
「ねえ、今度はどんな衣装をつけたい」
質問に答えない代わりに麗奈のウェーブかかった髪やうなじを撫でる。
「あ……ン、こたえて」
「……が着たいかな」
「なに」
「ビキニが着たいかな」
あらと彼女は驚く表情をした。
「ビキニ?」
「私は女性の気持ちが知りたいもの……」
麗奈は思う。
沙耶香は性転換などは望まないがソフトサディストの性癖ゆえにある程度責められる側の女性の気持ちを知ろうと時に自らの身体を使ってはアヌスなど痛めることもある。
変わった性癖あるいは女性になりたいけどなれないならないギリギリの一線を保つ。
「気持ちを知らなくても私と身体を交じあわせてるのに」
「ん……麗奈さん」
「ん」
「ムネ大きくなった」
思わず彼女は顔を赤くした。ちょっと悪戯しただけなのに倍に表現が返ってきた。サディストの性癖だが沙耶香は言葉責めをし羞恥心に触れた。
「……そんなこと」
「あら……ここはもうぐしょぐしょ」
指を巧みにTバックショーツの少しあるクロッチから直接這わし真下から弄ってきた。
「いや……ンン」
「すぐそこがお尻。大胆ね女性は」
皮肉とも取れる表現をし淫唇に指を出し入れする。

No.15 17/12/09 08:07
作家 

悪戯を返しショーツを食い込ませると赤貝のような花弁と剥れた淫豆が露になりキュッとやらしく締める。
「あ……ン」
「おいしい赤貝にお豆さん。チュッチュッちゅるる……」
「ン……そんな」
悶える彼女の淫唇を愛する。
先ほどのショーツ当てクイズ(?)を思い返す。実は匂いでもわかったのだがほんとはショーツの形でわかっていた。麗奈はTバックで布地が少なく後頭部に触れた時にわかり誰のモノか知らない下着は通常のパンティ。
だけどそれを承知でやってたとしたら試されたのかとも思う。
「ンン……私にも触らせて……オチ×チ×」
「ダメ……いまは私の番。赤貝みたいでふっくら、お尻は少しかたくなっちゃいました?」
「な、なってないわよ」
お尻を抱きながら卑猥な表現に頬を赤くしながらも逃げようとはしない。
「今年は麗奈さんと海に行きたいな……」
「なんでよ」
「去年は水着一回しか見れませんでしたし」
「一回で充分でしょう」
「見たいだけです……ン」
Tバックのショーツの前面はほぼ湿り愛液が口許に蜜のように垂れては口に吸い込む。
「あ……あん…イク!」
「イッてください」
「ンンンン……!あ……は、はあ…はぁ…ン」
「……は!はあ。すごい、感度よくなってません。あら」
クンニだけでよほど感じたのか膝を曲げたまま仰向けになり昇天したようだった。吐息が胸を動かしていた。
「ハアハア……」
「大丈夫ですか
「……やりすぎよ」
「ン……私の唾液で喉を……」
潤してと愛液が混ざった唾液を口にした。
「ハアハア……もう」
「きゃ……!?」
思わずショーツにある隆起した股間を掴まれ声を上げた。
「すごい、熱く大きい」
「つよく握っちゃ……いたいてば」
「ああ」
熱く大きい。けっして大きいわけではないがランジェリーの中にある男性器は独特な魅力を放つ。
もとレズの麗奈だがその奇妙な魅力は伝わる。女性下着の柔らかさや美しさの内に秘めた女の装いの世界。
呟く麗奈は頬が赤い。
「もう濡れて……」
「や……」
「責める時は強いのに責められたら弱いのね。ウフフ」
「あ……焦らさないで」
指で包み亀頭や鈴口には淫唇に劣らないほどにカウパー液が滴る。
鼻をつく牡の匂い。膨らむ肉棒や風船のような睾丸。ショーツにおさまらないほど。

No.16 17/12/09 15:35
作家 

私の性癖は少し変わっている。女性用下着ランジェリーを身に付けて性行為をする。正しくはショーツやパンティを着けて男性器を下着の端から出す。
こんな私をスカウトした麗奈は愛してくれている。頬を赤くしながら丁寧に丹念に鈴口から亀頭、幹、睾丸など舐める。
「ん……ンン、口に入らない……」
「ンン……あまり吸わないで。イッちゃうから」
「イカしたんだから、イキなさいよ……」
キュッキュッと口をすぼめ幹や睾丸がランジェリー特有の柔らかい感触に感じる。麗奈は強気、先ほどまで責められてたのに。
「麗奈」
「なに?」
「ほんとにレズだったの」
過去に触れるとぎゅうと男根を握られ痛い。慌て痛がると声が返ってくるる。
「痛い痛い」
「レズよ」
「だけどオトコの私に抱かれてるということはほんとのレズではないですよね?」
ちゅるちゅると鈴口を責めながら彼女は答える。
「レズだけど沙耶香は好き……なの」
ふと思う。
「以前に麗奈が付き合ってた人はレズだったんでしょう」
「むかしのこと。何が言いたいの」
「もしも。もしもですけどむかしのレズパートナーと再会したらどうします」
んぅ……と悩むような桃色吐息が私の肉棒に触れ彼女の顔前で揺れる。卑猥に弄ぶよう。少しして彼女は答えた。
「関係ないわ。私には沙耶香がいるしいまのお仕事が好きだもの」
「……そう」
「なんでそんなことを聞くの」
「いえ、クラブで人妻や奥さんたちと話をしたから。つい」
ちゅるちゅると彼女は口で責めながらさらに睾丸にもショーツ越しにキスをし射精感が少しずつ身体を襲う。
「イクっ……!イッちゅう……」
「ああ……凄い。きゃ……」
「ハアハア……」
「うふふ、イッちゃって顔もほっぺもベトベト……女装は女性が射精してるみたいだから……いいわ」
なぜ私はこの時彼女の過去に再び触れたのか。それはわからない。
だけど年度が変わり何かの変化はすでにあったのかもしれない。
私は麗奈を愛している。彼女もまた私を愛しているはずだった。
しかし変化の兆しはすでにあった。
「今度は下のお口でくわえてください……」
「へんたい……」
淫唇に肉棒をゆっくり挿入していく。あたたかく無数の襞が包み込む。女装と女性の性の一夜は過ぎていった……。

No.17 17/12/10 05:13
作家 

明けて月曜。
私はバス停でバスを乗り換え再び双星出版社を目指していた。
だけどふと思います。
去年の憧れのAV女優早乙女美紀さんとの出逢い。彼女に痴漢もとい痴女られたのを……。
ん……思い出したら勃っちゃう。ショーツやスカートの内で勃起する興奮を理性で醒まさせたいがなかなか一度勃起したら止まらない。
“美如月さんに気をつけて”
双星出版社があるバス停が近づいた途端に麗奈からの言葉を思い出し下着の中の性器が萎え始めた。バスを下り双星出版社の建物を眺める。
いったい何を気をつけろというのか。
具体的なことは彼女は何も言わなかった。受付を済ませたところで聞き覚えある明るい声が耳にした。
「沙耶香さ〜ん」
「早紀さん。てなにするの」
「ヌイてあげます。これからエッチな会話も出てくる打ち合わせですから」
しなくていいというのに思い出ある一階女子トイレに連れ込まれた。
「コーフンしてるじゃないですかぁ」
「これはちがう」
個室奥のトイレ。ここで美紀さんに二度目のフェラチオをされ果てたんだっけ。
早紀はスカートの上から肉棒を撫で吐息をかける。若い彼女の吐息は桃色で瞳は好奇にショーツを見つめる。
「だ、ダメだって。時間が……」
「時間なら充分あります。沙耶香さんが時間を守って三十分早く来てるじゃないですか」
「んぅ……」
上目遣いに彼女は言う。
「ほんとは何か期待してたんじゃないですか」
もしかしたら美紀に出会える期待はあったが彼女は去年私とのお仕事の後二、三本DVDを発売した後に音沙汰がなかった。
「何が」
「エッチな期待て言えばわかるじゃないですか」
吐息をかけながらショーツの上から可愛らしく小さな指で愛撫する。萎えたはずの勃起が再び堅くなった。
「んぅ……」
「沙耶香さん好みの下着ですよ」
ちらっとブラウスの胸をはだけ白に赤のアクセントが入り刺繍があるお洒落なブラが見えた。
「可愛い」
「あたしが?ブラがですか」
口を滑らしたことに気づきながらもフォローする。
「両方」
小悪魔の手中にまんまとハマッたことに気づきながらも早紀はショーツの内で鈴口を濡らしながらゆっくり脇から男性器を出して空気に触れさせる。
「こんにちは沙耶香さんのオチ×チ×♪」
可愛いくあたしの男性器に挨拶しないでと心の中で呟いた。

No.18 17/12/10 12:50
作家 

ちろちろれろれろ……。
舌先を出して可愛らしい小悪魔は私のぺニスを愛撫していく。
「んぅ……早紀さん」
「出してた方がいいですよ。打ち合わせの途中に勃起したらどうするんですか」
「そうだけど。誰かを襲うわけではないし」
「ちゅっちゅっ……じゅるじゅる……」
ん!と思わずのけ反るくらいに吸引力ある口淫に便座に座る腰さえ吸い寄せられる。
「ダメ……たら」
「だめじゃないです。せっかくあたしが隣に越してきたのに遊んでくれないし」
「昨日お邪魔したし引っ越しの手伝い少ししたでしょう……あん」
じゅるじゅる……と無視し口内で勃起し膨れ始めた男性器に奉仕していく。
「話し聞きなさい……てば」
「聞いてます。沙耶香さんのオチ×ポは気持ちよくしてと言ってます」
「どこと会話してんのよ……このイタズラ娘」
「ちょっと待ってくださいね。沙耶香さん」
待ってないとツッコミを胸中でしていたら彼女はブラウスを脱ぎ出し赤と白のコントラストのブラをはだけ桃色の乳首を鈴口にくっつけ身体に軽い性的な痺れを感じた。
「あ……んぅ」
「オチ×ポとオッパイのキスですよ」
「そんなことしたら……」
「いやですか」
「いやじゃないけど……いい……」
身体を支配する性的快楽に意思と身体が相反する。一年弱も肉体関係を続けていたら互いを知り尽くしているに等しい。
早紀はクスッと笑みしさらに麗奈よりはちいさな胸のはずだが肉棒を谷間に挟もうとしていた。
「ち、ちょっと」
「パイズリしてみますね……はむ」
「んぅ」
肉棒の左右を柔らかい胸の谷間に挟まれクッションなどとは違う母性に包まれている雰囲気。あたたかく柔らかい。
「はぁはぁ……」
「んぅ……」
「イッていいですよ。沙耶香のオチ×ポさん」
「下半身と会話しないでよ……」
胸の谷間と口淫のふたつの性的快楽に挟まれ個室トイレには淫らな匂いが広がる。
「くちゅくちゅ…んぐんぐ」
「っ……はあ」
「はむ……大きい。もうイキそう」
「は……っ…んぅ」
ショーツの内の睾丸に触れ射精を確かめるような感覚に身体が熱い。
「イキそう……」
「服や下着よごしちゃう……」
「んぅ……受け止めますよ……」
ただでさえ垂直に近い勃起をして射精の瞬間の精液は軌道が知れない。
だが身体は射精を拒み切れないでいた。

No.19 17/12/10 15:16
作家 

びゅるる!
イク!という声をちいさく抑えたが射精の勢いは止まらず早紀の口内をわずかに越えて白濁液が額や前髪に少しかかった。
「んぅ……はあ…はあ」
「んんぅ……んぐんぐ……」
淫臭と共に互いの呼吸や女装した牡の精液を飲み干さんとせんばかりに彼女の唇や舌、喉がごくごく動き肉棒が脈を打つ。
「む、無理に飲まなくていいから……」
「んぅ……だめ。これはあたしの……」
「だめ……いいから」
懸命に彼女は男性器からすべての精液を喉に入れんばかりなほどに愛情を注ぐ。あまりの吸引力にのけ反るが便座の背に背中が当たった際に瞬間的に早紀は唾液と精液が絡んだ口のまま顔をあげた。
「もう……沙耶香さん。驚かさないでよ」
「はぁはあ、それはこっちの台詞。飲んでくれるのは気持ちいいけど必ずしも気持ちいいモノではないでしょう?」
「……そうだけど。少しでも沙耶香さんの匂いを染み付けたい……」
思わずドキッとした。私が麗奈に言った言葉と同じだった。
もう少しだけとちゅるちゅると淫音を奏でながら精液を彼女は飲み干し私は額や髪に汗を浮かべていた。
呼吸を整え下着や衣服を整えながら早紀に言う。
「おでこや髪についてる。ごめん……」
「あ、ほんと」
「男の匂いさせて仕事できるの」
できますと彼女は言うが人間は匂いに敏感。せめて消臭剤でと思ったら額や髪の精液をティッシュで拭い消臭剤をバッグから出して素早くこなしていた。
慣れている。
「使います?」
「ありがとう……」
腕や肩などに使わせてもらうが下半身の匂いはシャワーを浴びない限りは消せない。まあ下半身の匂いに気づく人はそういないだろうけど。
吐息をし双星出版社のあるフロアーに向かうなか私はあることを聞く。
「美如月さんてどんな人?」
「会ったことはずですよ 」
いつ?と聞くと去年の撮影旅行と早紀は少し頬を膨らますがその理由は知れた。
「あたしの後輩で生意気なひとです」
後輩ということは早紀より若いことになるが情報が少ない。だけどもうひとつ追加された。
「むちゃぶりをモデルさんにしてるらしくモデルからも評判よくないのに」
むちゃぶりという意味がいささか理解できなかったがこれは撮影の際に明らかになる。
フロアーにたどり着き会議室に通されお茶を出されしばしひとりでいた。ほどなく早紀と共に現れた。

No.20 17/12/10 18:23
作家 

現れたのは早紀と同じくらい小柄だが地味な眼鏡をつけファッションも双星出版社は麗奈や早紀をはじめ美人や可愛い子のなか地味さは否めなかった。
こんな子がモデルたちにむちゃぶりをするなんて思いかけた時に挨拶があった。
「美如月愛那です」
名刺を渡され私もモデル用の名刺を渡す。
「初めまして水越沙耶香です」
瞬間少し嫌悪の表情が宿り「……ではないのに」と耳に聞こえた。
え、と聞き返すと今度ははっきりと返ってきた。
「初めましてではありませんと言いました」
驚いて声が出ない私に早紀が慌て間に入り囁くように言った。
「去年の旅行の時に会ってますよ」
その声に少しだけ思い出す。バスの中で名乗ろうしたような女性社員がいたことを。慌て謝ろうとするが遅かった。
「さっそくお仕事の話を。構いませんか」
「あ、ハイ」
「要望書ありますか」
「こちらですが」
メモなんですね、と早紀を間に渡されたメモを貶すニュアンスで彼女の眼鏡が蛍光灯の室内のなか輝く。
早紀は彼女の隣に座りながら少しだけ睨み思う。
なんで彼女なの。沙耶香さんだっておぼえてないくらいしかたないでしょう。
会議室のホワイトボードにひとつひとつ要望を淡々と記す早紀。
セーラー服、ブレザー、スク水、ビキニ、スポーツ用下着、レオタードなど……。
美如月の瞳は眼鏡の奥で輝く。
「可能な限りそちらの希望には沿います」
「ありがとう」
ですがと付け加えられた。嫌味かどうかはわからないが。
「相手の女性モデルとの女装レズはいらないのですか」
「いえ、けっこうです」
「ですがこちらの配慮で現地やスタジオで用意することもありますのでくれぐれも安易な性行為は控えてください」
この表情に私や早紀は思わず固まった。
なんなのこのひと。
疑問はそれだけであり撮影日時や場所などは例によって双星出版社側が用意するという。打ち合わせは二時間弱で終わったが妙に疲れ会議室を後にした。
失礼します、と美如月なる彼女は背を見せ去っていき早紀も足早に追いかけた。
あんなひとがこの会社にいたなんてと思っていたら背中を触られ思わず声をちいさく上げた。
「びっくりした。私よ私」
「あ……麗奈」
よかったら昼食しないと誘われた。双星出版の近くにあるお弁当屋で弁当ふたつ買い公園で食した。

No.21 17/12/11 05:24
作家 

麗奈は鮭弁当、私はハンバーグ弁当。
ワンコインで少々小振りだが女性向けに栄養を考えられ適度に身体によさそう。
いただきますと手を合わせ口にすると手作りらしい味が口内に伝わる。
「おいしい」
「よかった。それより美如月とはうまくいった?」
「……去年の夏に面識あったのに失敗しちゃった。それになにかむちゃぶりされそうだ」
やっぱりと彼女は箸を置いて見つめた。
「仕事ができない子ではないけどモデルにむちゃな要求したり美を……追求してるかはわからないけど」
「私ならだいじょうぶですって。麗奈さんは自分の仕事してください」
「信じたいけど」
「信じてください」
気休めにしかならないが撮影は早くても来月下旬から六月。不安がよぎらないといえば嘘になるが美如月なる彼女がどんなむちゃぶりをするかは予測できない。
「沙耶香」
「なんですか」
「たぶんまだ理解してないと思うけどこの女装の……雑誌の業界はこわいと思うの。私はあなたがつぶされないか心配」
さらに不安を重ねるような言葉にちいさく冷たい春風が流れた。とはいえ業界に身を置いているのだ。
「……麗奈さんの側を離れないようにします」
なぜこんなことを言ったのかその時はわからない。食べながら今後の小説についての構想や私生活について語ったが食べ終わり弁当箱をゴミ箱に捨てた後に彼女は言った。
「早紀につまみ食いされたでしょう」
「な、なんのこと」
「見てたの。早紀とあなたがトイレから入るの」
「すみません……」
「謝らなくていいのに。ちょっとしたイタズラよ」
クスッと麗奈は笑う。だけど私は以前に彼女の過去に触れたこともあり早紀との関係を今後続けていいか悩むところ。
「これからどうするの」
「フィットネスクラブに寄って下着を受付にでも預けるつもりです」
「もらっちゃえばいいのに」
「そうしたいけど下着ドロに思われるのはいやですから」
ちらっと下着をバッグから見せると麗奈が複雑そうな表情を見せていた。他の女性の下着を持つことへの感情だろうか。
「お仕事頑張ってください。夕食つくってますから」
「沙耶香もあまり根を詰めないでね」
この時はあんなことになるなんて互いに思っていなかったが罠はすでに近づいていたのだった。

No.22 17/12/11 12:25
作家 

昼過ぎフィットネスクラブをたずねた私が拾ったパンティを受付に届けようと迷っていた時に声がした。
「沙耶香さん」
振り返ると舞先生の側に取材をした内の見覚えある女性がいた。舞先生は事情を伝えた。私が下着を拾い持ってたことを取材した十人に連絡し確認を取ったという。
隣の女性は冴木流菜(るな)とあらためて名乗り人妻らしい落ち着きがありさいわい下着泥棒にされずに済んだ。
「すみません。私が着替えした時に落としたことに気づかず」
「いえ」
「沙耶香さん少し身体を動かしていきます?」
「今日は彼女の下着を届けに来ただけですから遠慮します」
舞先生の誘いを遠慮しながら私がクラブを後にしようとし彼女は少し残念そうに背を見せた。
「冴木さんは私にお気遣いなく。ではまた」
さりげなく去ろうとした時に彼女はそっと私に声をかけた。
「沙耶香さん。あの少しお話しがあるんですかよろしいでしょうか」
肩や胸元が見える大胆なブラウスからレースのブラが見え麗奈より大人ぽいフェロモンな色香が漂い思わず目眩に近い感じがした。迷いながらもつい答えてしまった。
「少しでよかったら」
「よかった」
誘われたのはクラブの近くにある喫茶店。彼女は珈琲を私は紅茶を頼んだ。しばしお茶の香りが漂う。
「雑誌『クロスドレッシング』の去年の三号続けての掲載見ました」
「あ、ありがとうございます」
「見た目は女性なのにちゃんとだ、男性なんですね……」
ええと声がよどまないように答える。このまま相手のペースでいいのだろうか。
実は、と彼女はそっと静かに淡々と語り始めた。
「実は主人とは倦怠期なんです」
「……はあ」
「今回沙耶香さんの取材でいろいろお話ししたでしょう。そして女装の方の……アソコを見てしまい…忘れられなく疼いてるようですの」
チラチラと胸元を見せながらも彼女はスプーンを落とし拾うように目配せした。
「……んぅ」
屈みスプーンを拾うと白い太腿と鮮やかな春色の下着が見え息が止まり黙ってしまった。
ウェイトレスを呼びスプーンを変えてもらい吐息を小さくした。
「主人は夜の相手をしてくれなくて……」
麗奈や早紀との間で揺れる気持ちがよみがえる。性的には興味はあるがふらふらと誘われるのはまずい。手に伝票を取り頭を下げ去っていった。
「そういうお話しは遠慮します」

No.23 17/12/11 15:06
作家 

意外に堅い、アソコはまだだけどガードが。
流菜はバッグから下着を出して弄びながら悪戯された感じもない。
だけどまだチャンスはあると妖しく口角を上げたのだった。
スーパーに入り動悸を抑えながら私はとにかく買い物をし部屋に帰りついた頃には吐息を整えるのは大変だった。
「はあはあ誘惑されちゃダメ」
“早世さんはいいんだ”と私の内の沙耶香が小さく囁いた。
とりあえず次の作品の構想をするが気持ちがムラムラしふとスカートの上から淫部を触れそうになり勃起を感じる。オナニーするしないを迷うか悩みながらもさいわい夕方前一回だけと自分に言い訳した。
「ハアハアハアハア……んぅ」
吐息をしながら冴木流菜の大人びた姿を思い返しながら下着を一度も自慰に使ってないことを少し大きく後悔した。やむを得ない。逃がした魚もとい手放した下着はないのだから。
「んぅ……」
勃起は以前ほどに変わりないが行為の方法によって早漏だったり遅漏だったり自制や気持ちによってかなり幅や頻度がある。必ずしも持続性はない。例外的に早紀を虐めてる場合は保つこともあるらしい。
麗奈さん早紀さんごめんなさい、と封印した昨年の企画AV(通常版)を出してデッキに入れ美紀の姿が見えた。
しゅっしゅっと擦りながらプレイした時の興奮がよみがえる。彼女とのセックスはあれが最後なのに未練はあったのか。
『センセ……のスゴい』
「んぅ……はあ、美紀さん……」
かつての自分の姿と重なり睾丸を刺激するようにし瞬間射精していた。白濁した液がモニターに弾け飛んだ。
イクッ……!イクイク。
声が漏れないようにしたつもりだが無意識な快楽は止められない。
再び吐息を整えDVDは再び封印し押し入れへ。
罪悪感があるのは麗奈や早紀に対してと思いながらもペンを取り前作からの続編として冒頭だけほんの二、三枚だけ記した。
主人公には母以外に思いを寄せた同級生が彼の性癖を知る……直前までの場面。
「こんなものだろうか」
短編だから展開は早くしないとならない。
ちなみに作家としての契約書に限っては他出版社との契約は自由とされていたがモデルや作家として仕事を抱えないこと(要)と念入りに記されていた。
契約書のコピーを見て出来るかなと思うが出来るかなではなく責任あるやり方をおこなわなくてはならない。
気づけば夕方だった。

No.24 17/12/11 20:07
作家 

再び麗奈である。
会社に戻ると早紀がいきなり腕を引っ張り愚痴を漏らした。
「聞いてくださいよ。美如月さんたら昼休み直前までカメラマンからスタジオまで勝手に決めようとしてあたしの言うこと聞かないんです」
早紀の話だけを聞いたら一方的だが必ずしもその通りとは限らないのではと思い麗奈は諭す。
「勝手をさせないためにセカンドがいるんでしょう?少なくとも私がセカンドだった時は先輩を立てた時あれば間違いやミスをフォローすることもある。去年だって早紀は何かと沙耶香をリラックスさせるために遊びにかこつけながらだけどヘルプはしてくれたでしょう。いまはまだいいかもだけど現場ではあなたがフォローしないとならないわ」
少し黙る早紀の表情は不満が見えた。わからなくもないがいまは彼女たちが沙耶香のモデル担当なのだ。
わかりました、とだけ言葉がこぼれ自分のデスクに戻るのが見え少しかつての自分の姿が見えた気がした。
麗奈も自分のデスクに戻るが夏用の取材の男の娘(こ)たちにアポイントメイントを取ったり新刊用の企画を早くても秋もしくは冬直前までにはまとめないとならない。
「あ……」
ふと気づく。男の娘たちまた女装者、若干の種類の違いはあれど沙耶香にライバルを作ることに自分は加担してしまう。もちろん沙耶香がそれを意識するとは考えにくいがこの業界もまた従来の男性女性モデルと大差ないのだ。
だけど一方では作家見習いの沙耶香に助言しないとならない。
複雑……。
神無月社長の掌の上のままと思う。こんな思いは沙耶香にしてほしくないと思うが彼女は沙耶香が持ち始めたもうひとつの一面は知らない。
すれ違いは起きていた。
夕方私はつい焼肉定食を作ったことに気づきこれでよかったかなと思う。念のため刺身やサラダなども作っているが家にいると主婦(主夫?)の気持ちは複雑だった。
女装と女性の個性の噛み合わせが一年近くなりようやくそれに気づき始めていた。それ以前にも無意識や性行為のなか気づいていたかもしれないが気づかないようにしていた。
むずかしい。
他の女装者はどうなのだろうか。私はどこかのお店やグループなどにも属してない。誰に相談したらいいか迷いもあった。
いままで気づいてないことに気づいたことに意識の奥深いところで悩んでいた。

No.25 17/12/12 04:21
作家 

ただいま、麗奈が帰ってきた。
「お帰りなさい。今夜は肉じゃがだけどよかった?」
構わないわと言いながらも微妙に複雑な表情があり好みじゃなかったと思ってしまう。
「念のためお刺身も買ったけど」
「冷蔵庫になかった?」
ふと中を見ると前の食べ残しがあり冷蔵庫を見たはずなのに気づかない迂闊を感じた。もともとふたり暮らしなために必然的に食べ残しの料理は余る傾向ある。
「え……と先にお風呂入ってください」
「うん。構わないけど」
気を悪くしたかなと麗奈は思いながらも沙耶香を気を使いすぎるところがあると思いながら先に湯に入った。
根が真面目、それは女装に関係なく沙耶香の長所であり短所。下着へのイタズラやオナニーも出会った頃に比べたら減ったように思う。
風呂から上がり下着やパジャマに着替える。自分もまた沙耶香の前で色香を漂わせなくなったかもしれない。
「先に食べてて構いません。私もお風呂します」
避けているというのもあるかもしれないが女装してる男性と暮らしてる以外は意外なほど普通な生活。肉じゃがの味は少し濃いめ。刺身は残り物から食べる。
沙耶香のお風呂は早い。二十分ほどで湯から上がる音がした。
「沙耶香」
「なんです」
「私に気を使ってる?」
まさかと沙耶香は少し苦笑した。
「ならいいけど下着は持ち主に返すことできた」
「ええ、さいわい舞先生が相手の方に取り次いでくれたので」
喉を潤し炊飯器から茶碗にご飯を入れ座り私は答えた。
「どんな人だった?」
「取材した人妻の方でした。大人ぽいひと」
「私より?」
「え、ええ……」
こんな時は返答に困る。女性がいかに自分以外の同性を気にしてるか。
「ねえ沙耶香、セックスしたいならしていいのよ」
「麗奈さん?」
思わず互いにテーブル越しに淫らな雰囲気を感じ顔を近づけあと数センチで唇が……というところで天井から音が微かにしその一分も経たないうちにインターホンが鳴り扉に目をやった。
「早紀!」
勢いよく扉を開けあわや彼女が扉にぶつけないかと思ったら見事に避けており素早くお邪魔した。
「ごちそうになりに来ました!」
茶碗やお椀に箸、それにいくらお隣とはいえキャミソールにパンツとほぼ下着姿、ソックス付き。
ちゃっかりしてると思いながら残り物も加え彼女を夕食に加えた。

No.26 17/12/12 04:56
作家 

元気よく食べる早紀をよそに私と麗奈は天井を見上げて箸が進まない。
実は“EYE”がなくなった後に私は三姉妹が私達のことにやたら詳しかったことを思い出話に花を咲かせていた時にふと気づいた。
天井や壁に覗き穴らしいのがそこかしこにあり一度私が天井裏に上がりそこから部屋を見たところそれぞれの部屋は丸見えだった。また愛液らしい跡や三姉妹の内の誰かの下着が置いてあった。
しかしすでにいなくなった姉妹を問責することはできないのでふたりの間では暗黙のこととした。だが早紀は姉妹から天井裏や覗き穴のことは聞いてたらしいと察した。
麗奈が我慢できなくなりそうになるのを感じ慌て口を塞ぐ。
「早紀、あなたね……さ、沙耶……か!?」
「無駄にいざこざ起こしてどうするんですか。私にまかせてくれませんか」
どうやって?と聞く彼女をなだめながらも考えながら口に出す。
「早紀さん」
「ふぁい」
食欲旺盛な表情は可愛らしいがこの小悪魔を手なずけないとならないと考えると複雑。
「ご飯食べに来るのは構わないわ」
「沙耶香」
「ワンコインでも構わないわ。ふたりで食べるには多すぎる時もあるし」
早紀は私を見つめる。その瞳には思い通りになるならないかの天秤で揺れ物事を量る。
スケバンかつもと女王様だから人心掌握術を量ってる。
「食べ物で釣るんですか」
「ええ、だけど物事はお金で解決しないこともあるわ。だから早紀さんがよかったら一食ごとに私そして麗奈の夜の営みいずれかを相手してほしい。もちろん相手を決めるのは早紀さんに主導権を譲渡するわ」
どう?と私は打って出た。このままではふたりの雰囲気を壊されるくらいならむしろ仲間に引き入れながら主導権を譲渡しある程度の優先権を持たせば我が儘は言えないはず。賭けでもある。
早紀は箸を置いて口を開き明るく笑みを見せた。
「わかりました。その意見に同意します」
ただしと私は付け加えた。後だしではあるが。
「夜の営みは祝祭日と土日だけ。あとふつうの遊びやショッピングなどは邪魔しないこと。私は早紀さんにも同じ時間を設けるから」
「わかりました……」
麗奈は思う。
モデルと作家見習いの仕事をするから負担になるのではと懸念し私自身もそれは承知だった。
だけど早紀を納得させることが第一だった。しかし私は“ヴィーナ”の存在を失念していた。

No.27 17/12/12 06:50
作家 

とりあえず私のおこなうことは取材やとりあえず作品を書くことだった。
取材は舞先生が協力してくれるおかげもあり人間関係はOL、人妻などそこそこの関係はできてきた。ただ作品に生かせるかは別。
また昨今の書店の少なさもやや厳しい。代わりに中古書店が住んでる街や隣街などにあるが少なからずリアルタイムとの情報に誤差が生じる。これはしかたない。
少なくとも『クロスドレッシング』のメインは女装や女装レズが好きな女性がメイン、男性読者もいるらしいが作家見習いもあり把握してるとはいえない。
月水金はフィットネスクラブに通いできる限り通い体力を作ることにした。オタクやインドア派なためにしんどいが幼い頃からの持久力に助けられた。主にエアロビクスと水泳、それにわずかだが筋トレを始めた。
ハアハアと息が荒く女装してまわりに見られているという意識さえなかった。
「無理しない方がいいです。身体を壊しますから」
「舞先生」
「身体の基本は男性ですが動きから苦手なのは見たらわかります」
はい、と素直に答えた。視線を感じるのはクラブに通う女性たちは年齢に関係なく私に興味を持ち好奇な視線があった。
休みましょうかと舞先生は私を促すがカフェテラスでもなく更衣室に誘われた。
「ここ更衣室じゃ」
「人目があったのではリラックスできません。おいしいかどうかわかりませんがお茶やお弁当作ってきました」
水筒には冷たい麦茶、可愛らしいランチパックにはチキンやタマゴ、キュウリにサラダのサンドイッチとパンや食材の匂いがそそりいただきますをした。口内に鶏肉やタマゴが溶け広がる。
「おいしいです」
「よかった。どんどん食べてください」
これでは餌に引き寄せられる若い犬や猫のように思うが食欲やタンクトップから見える彼女の胸元や肩、汗などに誘われるようだ。
スポーツ一家で生まれ育ったとはいえ女装の私に興味あるのか。迷いながらも食欲は満足させ気づくとみな平らげていた。
「ごちそうさまでした。あ、すみません。全部食べてしまい」
慌て財布からお金を出そうとしたが制された。
「いりません」
「ですけど」
あまりいい予感がしないと本能がどこかで警告していたがやはりだった。彼女は私を見つめる。
「沙耶香さん。私と寝ていただけませんか」
満腹感と共にやはりと思い軽く桃色な目眩があった……。

No.28 17/12/12 07:47
作家 

一宿一飯の恩義。
クルマが走り窓外の見慣れた街の景色が風のように去るのが見えながらそんな表現を思い出す。もちろん運転する舞先生に借りがないわけではなくありまた女性を無下に扱うことはしたくない私の信条や根っこの男の方にも真面目な両親に育てられた性格もある。
それにしても時間休を使うとは考えたものと思うがよく思い出せば去年の早紀とほぼ同じような手段で職場を抜け出したようなものだ。
女性はこと異性のことになれば頭が働く。
ショートカットな舞先生は職場から逃げ出すように必死ながら一方でハンドルを握る手は冷静。スポーツ選手が持つ内に秘めた情熱と冷静な判断力が彼女を動かしているようだ。
しかしクルマが行き着いた先は一戸建てのかなり大きい木造建築二階建ていや屋根裏含めたら三階建て。
「ここは?」
「私の実家ですが」
「ま、待って!おウチでするんですか!?」
「いまはウチに誰もいないと思いますが」
もし家族の誰かに見られたら誤解がさらに誤解を生み少なからずオリンピック選手の候補であった彼女に汚点を作るとんでもない妄想がよぎり気を取り直した。
「こ、ここではダメです!どこか別なところ」
「わ、わかりました」
クルマが次に向かったのはナビが示したのは麗奈のマンションとは反対側の海に程近い街。着いたのはマンションの地下駐車場。
「ここは」
確認のためにもう一度聞く。先ほどは人生真っ暗な妄想が見えてしまったから。
舞は言う。
「私の部屋のあるマンションです」
「最初からそうしてください……」
スポーツ選手がいささか常識に欠けるのはなにも世間一般に限ったことではないと胸中で理解した。テレビで見るおバカなもと選手は笑えるが笑えないこれでは。
「家では誰もいないからセックスでき……」
「いまは言わないでください」
マンションの住人に聞かれでもしたらそれはそれで彼女の名誉に関わる。無神経ではなく女性としてのデリカシーが少し欠けズレているようだ。
エレベーターに乗り向かったのは最上階。通路を進むと北側らしい方向に街や麗奈のマンションが見えたようだ。
どうぞと招かれ肩にはすでに一戦交えたくらいの疲れがあった。保育士の頃の子ども相手にしてるくらいの労苦だ。
中に入ると筋トレマシーンなどがあり本棚にはスポーツ関係主に水泳関係が目に見えた。
吐息した。

No.29 17/12/12 11:42
作家 

お茶を淹れてもらい安堵したと思った時だった。お茶を口から噴き出してしまい慌てた。
躊躇いなく彼女は私の目の前で下着姿になりかけていたから。
「先生!?なにを」
「これからセックスをするのでしょう。だから準備を」
「ち、ちょっと待ってください」
慌てなだめた。まずすべきことは改めて彼女の性についての意識を確かめることだった。体育会系家族で生まれ育ちレズだったのは聞いた。
「え……と、今日は生理はないですよね」
「え、ええ」
「本当ですか」
キッとつい強く睨んでしまうがかつてのアイのように怯えさせてはならないとかつての過ちがよみがえる。
「本当ですね?」
「ハイ、生理は先週でした」
なんか不安がよぎり脳裏に憤怒する麗奈と早紀の姿がありむしろ私が怯えた。
順を追わないとこのままでは彼女に言い様にされてしまう危うさがある。
「え……と、舞先生は私をオトコと認識してますよね?」
「ハイ、沙耶香さんは男性です。オチ×チ×ありますから」
「後半は答えなくていいです」
思わずツッコミしてしまう自分が情けない。プレイ以外では女性に強くなれない自分がいた。
「生理はなし、私を男性と認識」
「カウンセリングされてるみたいですね」
「え……と、シャワーは?」
念のためのエチケットとして聞いたつもりだが彼女からの答えに私はソファーに身体を沈めた。
「沙耶香さんは女性の匂いがお好きなんですよね。雑誌にそう書いてありましたけど」
彼女が持ってきた本はつい先日発売された『クロスドレッシング』の小説の内容についてだった。思わず赤面しかない。
「そ、それは物語の内容です……。多少の体臭が構わない性癖の人たちもいますがふつうはシャワーを浴びて」
「だけど私のセンパイは汗のなかしましたけど」
「あ……ハイ」
性に興味あるが性知識が豊富だったアイとは真逆のベクトルなことに納得した。理解が足りない女性なんだ。
後で聞いたらご両親やご兄弟姉妹はそんなことは教えなかったという。
ふとひらめいた。
「舞先生」
「ハイ」
「あの少し変わった形でセックスしましょうか」
ヒントはカウンセリングだった。そして実践しながら行い嫌ならやめれば済むこと。
身体を交えるまで時間が必要もしくはかかった。
私でいいのかなと再び葛藤が芽生えた。

No.30 17/12/12 14:40
作家 

あの……いいんですか?んちゅんちゅはあはあ。
キスを軽く柔らかくゆっくり交わし舞は聞いた。
「ん……先生の好きなようにしてください」
ただし痛い行為は互いに避けることとした。
「んぅ……沙耶香さん」
「はぁ……オトコの身体は平気?」
ええと彼女は少し興奮してきたのか額や肩、胸元に汗が少し見え始めた。レズの感覚のままプレイをさせた方がいいと思うが風吹先生のような医者ではないから手探り状態……。
舞はそっとスポーツブラの胸に顔を近づけ吐息がかかる。
「Aカップ……くらいでしょうか」
「もう少しあります」
「少し筋肉ありますね……」
「ほんの少しですよ」
スポーツ一家に育ったから相手の身体が気になるのか。あるいは体型フェチやマニア……?考えるのよそう。
私は聞いた。
「男性の身体に嫌悪はない?」
いちばんの心配はこれだった。真性レズの女性なら男性そのものが受け付けない可能性がある。
「ええ、だいじょうぶです……」
聞くと水泳や水球で男性の身体は見慣れてもいたらしい。懸念だったか。
シャワーは念のためにふたりとも浴びた。彼女の吐息と共に胸が揺れるのが見え淫靡だった。
「はあ…レロレロ」
「んぅ……」
「女の子みたいですね」
「やっぱり変ですよね」
聞くのはたぶん自分の内に女性に憧憬と劣等感ふたつがあるから。普段は意識しないがふとよみがえっては忘れるの繰り返し。エンドレス。
舞は上目遣いに見つめる。
「物語読みました……。お母さんや同級生の女の子に憧れて女の子になりたい男の子、沙耶香さんはそうなってます……。あ、オチ×チ×」
一言多いが彼女なりに物語は理解してくれたようだ。
「フェラチオ……はクンニのようにしてくれる?」
「愛撫すればいいんですね。わかります……」
ちゅっとちいさい唇が触れてスポーツショーツの内で揺れた。
「あのオチ×チ×は下着を脱がさないまま出してくださいね」
「え」
「右や左どちらでもこんな感じに……
ショーツの脇から出すとぷるるんと震えて男性器そのものが露になった。すると彼女はこう言った。
「お父さんのよりはちいさくて可愛いです」
苦笑いしながらちょっと泣きたくなったかも。悪気はないからいいけど。
ちゅっちゅっと形を確かめるように頬や顔全体で確かめているように愛撫し指で触れていく。

No.31 17/12/12 18:26
作家 

これでいいだろうか。
レクチャーしながらセックスしていく。だけど言葉だけでの説明は理解しにくいし官能小説や物語はフィクションでしかない。
ふと思うのはジェンダーアイのアイ。さいわい彼女の時はうまくいった方だが今回はどうだろう……。
「沙耶香さん次はどうしたら?まだ続けます?」
「あ、次は私にやらせてくれるかな。怖がらなくていいから」
舞の足をゆっくり開かせわずかに震えがあるように見えた。同じレズでも男性経験ある麗奈とのちがいだろう。
「ちょっとずついじるから痛かったら言って」
「はい……んぅ」
スポーツショーツにはすでにに淫らな沁みが出来ていて指を這わした。愛液が淫唇と布地で交わり女臭を漂わす。人並みに感じてることからレズ経験は本当のよう。そっと顔を淫部に潜らせ舌を使う。
「ん……れろれろ」
「は……うん……」
「だいじょうぶ?」
「んぅ……久しぶりにアソコを……舐められたから……」
頬が赤くショートカットの髪がちいさく揺れる。感じているのは女性の悦び。ちろちろと舌を這わし指で肉唇を浮き出させた。ふっくらと淫唇が見えクリトリスが布地越しに見えた。
ショーツの上からクリトリスをたしかめゆっくり触れ剥いた。
「あ……っ……んぅ」
「いたい?」
「ちょっと……」
敏感なのはレズ経験からだろうか。オナニーの回数を聞いた方がいいか迷いながらもショーツの上から指で弄る。
「はぁっ!あはぁ……ンン」
「答えたくないならかまわないけどオナニーはどれくらい?」
「……かい」
「何回?」
「週に一回くらい」
根が真面目なのかあるいは性行為に抵抗があるのか控え目。
しかし気になったことがあった。愛液というよりは淫唇の方からかつてのアイに似た鼻をつく甘酸っぱい感じがした気がした。ショーツを早く脱がしたい思いが急いては事を仕損じる。
「どうかしました?」
いえと私はショーツの上から弄り感度を確かめ淫唇からの愛液を絡ませた。指がべっとりせるほどに。
「あ……はぁン」
「イキそう?」
「少し」
さいわい淫唇のおもてだけを弄ったはずだが桃肉の中身が気になった。
「脱がすよ」
はいと彼女は膝をM字に曲げ頷く。太腿から下着を脱がすと生え揃ってない陰毛が少し天に向いていた。雰囲気としては性経験が少ない十代でも通じる感じ。

No.32 17/12/12 20:19
作家 

そっと淫唇の左右を見るとふと気づく。
処女膜らしい膜が少し奥の襞を守るように見え若い匂いが鼻をついた。そのまま指を挿入すると微かに破れそうな音がし指を止めた。
「沙耶香さん?」
「舞さん……これ処女膜じゃない。ちょっと自分で確認してみてくれない」
「でも処女では……うん。わかりました」
ベッドから離れバッグからコンパクトを持ってきて足を開きながら自らの秘部を映す彼女はまじまじと見つめ呟く。
本当と……。
「だけどセンパイとレズした時にちゃんと処女じゃなくなったはず」
私は考えて答えた。
「その時は指?ローターやバイブだった?」
「バイブかな。これくらいの……」
人差し指と親指で大きさを示されたが長さか大きさかわかりづらい。
「血は出た?」
「……少しシーツを濡らした程度かな」
想像すると大した大きさのバイブではなく処女膜は破られはしたが少しであり完全ではなかったかもしれない。あらためておそるおそる聞いた。
「そのセンパイさんとレズしたのはいつ頃?」
「大学生くらいですが」
「いま社会人だからこの何年間で……戻ったんじゃないかな。専門的なことは曖昧だけど」
そんなことあるんですか?と聞く彼女に私は首を傾げてしまう。彼女は納得したようなしないような表情をした。
「処女なんですか」
「処女じゃなくなったけど……少しもとに戻ったんじゃないかな」
少し触らせてと断り指に触れた感覚はたしかに敏感さを秘めた膜のようだった。
「ん……」
「処女膜と思うけど今日はやめておく?」
「なんでですか」
私は以前に処女の女性アイを相手にした時のことを伝えた。
挿入まで時間をかけ愛しながら性行為をしたが痛がる様子が彼女にあったこと性的快感に変わるまで時間を要したこと。そして必ずしも性的快感に変わるかどうかは保証できないこと。
舞は少し戸惑い指を顔にやり考えているようだったが……。
「ここまでしてもらったら……セックスしたいです」
「だけど痛みがあったら。私のせいで男性やオチ×チ×を嫌うかもしれない」
せめて事前に麗奈にでも相談し助言があればよかったが人知れない行為は誰にも相談できないむずかしさ。
舞は言う。
「私がいやですか?」
「ううん。だけどセックスは……処女喪失は大事な行為や儀式だから」
アイの表情が浮かび消えていく。

No.33 17/12/13 05:16
作家 

この時私は焦っていたのか間違えたのかもしれない。一度アイとの経験で処女をもらえるという悦びに溺れていたのか。
「いい?挿入(い)れるよ……」
「は、ハイ。よろしくおねがいします……」
ほんの先っぽ、鈴口や亀頭を処女の花弁に触れただけで表情が青い。処女膜がよみがえったのはたぶんレズでのバイブ挿入が浅く根元や深くまでされてなかったから。
ぐっと力を入れながらずぶずぶともぐちゅぐちゅともつかない淫音のなかに微かにめりともぷちぷちともつかない皮膚が破けるようなちいさな音が微かに伝わる。
「んんん!」
舞は痛みを敏感に感じているのか淫唇から挿入を拒むような感覚が男根の侵入を塞いだよう。声をかける。
「力を入れちゃダメ、力を抜いて」
「そんな……」
「オチ×チ×をセンパイと一緒に使ったバイブでも指でもいいからちがうモノと思ってみて」
「バイブ…指……」
まだ挿入に至ってない互いの陰部を彼女は見つめてそっと力を抜く素振りがあった。吐息で肩から力を抜ける。
「リラックスして」
ハイと応じるが震えが見えた。そのままゆっくり身体の歩みを進め挿入してゆくと眉間に皺が出てきた。
「っ……んん!はあ」
「そのまま力を抜いて、我慢して」
再びめりともぷちぷちとつかない破ける音が耳を打ち肉棒に赤い染みが見えた。赤い血がぬるっと男性器を塗った。シーツにこぼれた。
「ん……沙耶香さん」
記憶の内のアイと彼女の声が重なる。
「もう少し我慢して。見て……」
おそるおそる舞は赤い血に彩られた互いの陰部を見つめこの時に怯えの色に私は気づかなかった。
「い、いや……んん」
感じていると誤解した私はそのままゆっくり挿入しさらに腰を揺らし処女膜をさらに破った。
「あ……っ!んんんん」
奥歯を噛み締める彼女の表情を感じていると思いそのまま腰を抱こうとし肉棒は処女の内の襞に絡まれあたたかく熱いと感じた。同時に肉棒が性経験のなかで膨らみがあり彼女はさらに痛みを感じたのだろう。
「いい?」
いやっ!?と声がした瞬間に私の身体は彼女の両の手で突き飛ばされベッドの上から音もなく落ち身体をくの字にしたまま射精感があったのかどびゅと自らの顔に射精してしまった。
痛みから解放された舞先生はそのまま涙をベッドの上で流してしまった。
とんだ初体験をさせたことにようやく気づいた。

No.34 17/12/13 06:16
作家 

すみません。ではまた。
素っ気ない挨拶のまま彼女は私をマンションの前まで送った時は夕方近かった。
あんな経験してても職場でお仕事するのかなと女性が意外に強い一面を備えているのかと思った時に声がかかり肩が震えた。
「沙耶香」
「あ、麗奈に早紀さん。早いですね」
「舞先生のクルマなにがあったんです?」
一度部屋に帰りお茶を淹れながら私は事情を伝えた。舞先生の初体験。
麗奈は冗談めかした。
「猿も木から落ちる。沙耶香の女装レズも失敗することもある。ね?」
しかし早紀の言葉は違った。それは私に関わることだった。
「もしかしたら沙耶香さんをヘッドハンディンゲや引き抜きのためのハニートラップかも」
「どういうこと」
キョトンとする私に麗奈は早紀を咎める素振りだったがふたりは社内で私が話題になってるのだった。麗奈は私を見つめて個人的感情を含まない程度で言う。
「実は新星出版社、あ、私たちのライバル会社が沙耶香を欲しがってるという噂らしいの」
「同じように女装者や男な娘(こ)モノ向け雑誌を刊行してるんです」
ちょっと失礼と麗奈の部屋から『トランスセクシャル B&G』(新星出版社)の雑誌を持ってきた。
「あ、それ」
「麗奈さんの部屋を掃除した時に見つけたんです。本屋や中古書店で並んでるのを見ました」
「ライバル雑誌を見て研究。麗奈さん熱心だわ」
早紀と同じように私は感心したが頁をめくると内容は比較的によく似たモノであり呟く私。
「綺麗なモデルさんたちですね」
「沙耶香も知ってると思うけどウチの会社は業界では後発、弱小ではないと思うけど中堅にはまだ少し足りないかな」
そんなことないですよと意気込む早紀に笑みした。
しかし彼女は邪推する。
「舞先生とのセックスで落ち込む沙耶香さんをハンディンゲするんじゃ」
「そんなことあるんですか?」
麗奈はないとはないとは言えないけどむやみに疑わないと釘を刺す。
「だけど私はまだ二年目……」
「去年なんだかんだ売れたし話題にもなったでしょう。忘れたの」
「そうですよ。女装でもモデルなんですから自覚してください」
思わずたじたじになりながらお腹が鳴った。
「あ」
「なに?」
「夕食買いに行かないままでした」
主婦ねとからかう麗奈に苦笑が部屋からこぼれた。

No.35 17/12/13 15:09
作家 

エッチしたいな。
沙耶香に言われたでしょう。セックスは土日祝祭日。
夕食を済ませ静かな私をよそにふたりはひそひそと聞こえるように会話する。
「沙耶香さん」
「甘えた声を出してもしません。そんな気分ではないし」
だけど目ざとく麗奈は私の陰部の勃起を見つける。
「でも勃ってる」
「意思とは無関係ですってば。ひとりになりたいから部屋にいきます」
「沙耶香さ〜ん」
甘える早紀に麗奈は私が去ったことで吐息した。
麗奈は思う。
意外に傷つきやすい。ナイーブや内気な面を兼ね備えている。だけどセックスは淡白どころか人並み以上なおかつソフトSなわりに時々どS。ただし本格的なSMは苦手。
「早紀ちょっと」
「なんですか、帰ります」
「帰ってもいいけど……」
ひそひそと声をちいさくし早紀は一度出ていったが再び戻り頷いた。
「麗奈さん見てください。薔薇柄のランジェリーですよ」
「あら沙耶香を誘惑するつもり?私だって春先にキャミソールセットを買ったから。いつでも着られるように」
…………。反応なしなことにふたりは少しムッとした。
「着替えようか。今日は暑かったし」
「え」
「着替えるの」
早紀は麗奈の怖い囁きに覚悟を決め薔薇柄のランジェリーに着替え彼女もまたキャミソールにパンツになった。
「豪華ね。胸はちいさいわりにランジェリーはオトナ」
「麗奈さんこそまるで女子高生で通じるみたい」
「そうかしら」
「カップがちょっと空いちゃってるかな」
カタッと扉から音がし沙耶香が興味を示し始めた。ふたりは次々にランジェリーを着替え始めながらえっちな話題も交えた。
「沙耶香にお漏らしをさせられたこともあったわ」
「あたしの方が先ですよ。おま○こからシャー……て」
「恥ずかしいことを人にさせるんだから」
「でも新品の下着が湿っちゃいますね。麗奈お姉さま」
レズするふりなのだが麗奈は応じた。
「お姉さまなんて沙耶香に言いなさいよ」
「もう乳首やおま○こがこんなに……虐めてください」
「いいの?」
本気にしないでくださいと早紀が呟きかけた時に扉が開き沙耶香はじっと見つめていた。
あ、と声が重なり沙耶香は誘き出されたことに気づき彼女たちはある言葉を口にした。
「ハニートラップにかからないように」
ハイ……と沙耶香はちいさく頭で頷いた。

No.36 17/12/13 18:44
作家 

あれから舞先生との関係は先生と生徒の関係に戻っただけ。
麗奈や早紀はセックス行為中に私を突き飛ばした彼女について責めはしないままふつうに付き合っている。
だが彼女の考えてることはわからないまま。
また短編小説についてはいくつか候補はできたが決定的な作品はないと麗奈および小説課にダメ出しされた。
むずかしい。
短編は原稿用紙に短くまとめながら女装の魅力を伝えまた男女の読者がエッチしたくなるような作品にしないとならない。どうしても無駄に長くなってしまう。
昼過ぎ吐息をついているとインターホンが鳴り扉を開けると早紀かと思ったら意外な相手だった。
「天使(あまつか)さん?」
「お久しぶりですということもないですね。パーティーの後にはメールでやり取りしてましたから」
それは双星出版と取り引きしているランジェリーメーカーの天使下美(もとみ)の可愛らしい笑みだった。お茶を淹れ何の用かとたずねるとニコリとし返ってきた。
「ランジェリー好きな沙耶香さんにいくつか試作の下着のご意見をうかがいたくと思って。いけませんか?」
鞄を開けるとそこにはカラフルなランジェリーの様々なタイプが入っており下半身が興奮し熱くなった。
「構いませんが私のような女装でいいのですか」
「メールのやり取りの際には言いませんでしたが役に立ちましたよ」
「そう」
とりあえず手に取らせてもらい感触、デザイン、機能性などを見せてもらっていたら彼女はさらに言った。
「よかったら試着してください」
「え、でも」
「女性用下着ではありますが男性の購入者はいます。忌憚ない意見を聞かせてください」
わかりました、としぶしぶ応じながらまずはキャミソールとショーツセット偶然先日麗奈が身に付けてたランジェリーと同じモノを手にした。
「ちょっと撫で肩な私だと肩紐が落ちますね」
「肩紐が落ちる……他には」
「ショーツがお尻に食い込みません?Tバックでもないのに中途半端。私がオトコだからかな」
「中途半端な布地……」
下着を取っ替えしそんなことを繰り返しながら二、三時間過ぎていき彼女は満足したような表情だった。
「ご苦労さまでした」
「いえ着替えてきますね」
背を向け着替えようとした時に桃色な誘惑があった。
「よかったらどれか一着お礼に差し上げますが」
下着の誘惑だった。

No.37 17/12/13 21:21
作家 

実はさっきから身体が疼いてしまって……。
天使はサマーセーターと花柄スカートを脱ぎながら音もなく鮮やかな緑色の下着姿を披露し内股に羞じらいを見せた。
「見てください……。ここもう湿っています」
誘うように彼女は緑のショーツの内にある淫花からのやらしい沁みを見せながら足をM字に見せ吐息が胸を揺らす。
私の中に躊躇いがあった。舞とのセックスがうまくいかなかったことを悔やみながら早紀は相変わらず朝夜とご飯を食べにきては彼女との夜の営みは数だけは着実に増えるが麗奈も早紀も最近は私を求めない。そんな最中に性への誘惑があるとは思わなかった。
天使はちいさく笑みし私に更なる誘惑をしてきた。
「よかったら……はあ…ン。この下着つけてくれません?代わりに……」
…………。
使用済みのランジェリーの誘惑に屈したと思いながら天使のスリップ、ブラショーツはさながら大地にならぶ緑の自然のようなイオンぽい匂いと女臭が身体を包む。
私の部屋から彼女は私が身に付けていた純白レースのランジェリーで現れた。
「似合いますか」
互いの声が重なりしばし沈黙しながら唇を天使から重ねてきた。時計は三時過ぎ。
「んぅ……んぅ」
「はぁ…はぁ……」
「あたしの下着で興奮してクロッチが湿ったまま……」
「天使さん……んぅ」
リビングでの大胆なセックスは三月の早紀との行為以来。しかもマンションの階下や廊下からは買い物帰りの主婦や下校中の学生らしい声がしていた。
彼女は唇を重ねながら戸惑う私の手を取り柔らかい胸を触るように誘う。
「沙耶香さん……気持ちいいですか」
「う、うん……天使さんに包まれているみたい」
「包んであげます」
リードされている時はレズのネコのようになってしまう。基本はソフトSだがリードを譲ることで女性に気持ちを同化させたいのかもしれない。さわさわと彼女は緑色のショーツに包まれた肉棒を触れ見つめる。
「堅く柔らかく……熱い。……んぅはあ」
使用された下着独特の温もりと異性の柔らかい指が包みカウパー液がとろとろと垂れていた。
「天使さん……わたし」
「リードしたくなったらいつでも。それまでは……」
ソファーの上でさながらレズしていく感覚が身体を襲う。彼女の下着に包まれながら動悸は耳を打つように鼓動がある。
いまはこのままがいい……。

No.38 17/12/14 05:22
作家 

ああ、美しい。ランジェリーの中にオチ×ポオチ×コが現代のアンドロギュノスの美……。
天使のように愛らしい表情に恍惚とした淫靡なフェロモンを発し彼女の下着に包まれた男性器を弄る。
「んぅ……はあ…」
「手でしてかまいませんか」
ハイと私が身を委ねると彼女はショーツの唯一前面にある花を模したフリルか装飾を弄りながら内にある亀頭を指で包み上へ下へ軽く動かした。
「あ……んぅ」
「凄い。あたしの下着のなかでぴくぴくしてる」
恍惚とした彼女は右の手でゆっくり扱きカウパー液を見つめ左の手でソファーとの間にあるクロッチの内の膨らむ睾丸を弄る。
「ここもぱんぱん。これこそ究極の美……本来ランジェリーにはないオチ×コ」
顔に似合わない淫靡な表現が耳を打つと同時に私の内ではある声が再びしていた。
“いいの?このままで。貴方の望むセックスはただされるがままなの”
私の内の“沙耶香”が問う。舞との行為中には一切現れなかったのに。
「んぅ…はあはあ」
「我慢汁があたしのショーツにとろとろ……美味しい」
指でカウパー液を救い絡ませ舌で味わう天使は再び両の手でショーツに包まれた下半身を抱く。
「んぅ……沙耶香さん」
吐息を交えながら彼女は瞳を閉じキスを求めやむなく私はソファーの上から重ねた。
「んぅ……れろれろ」
「はぁ…んぅ…」
彼女はキスをされ私と替えた下着のなかに指を入れクチュクチュと鳴らした。
「沙耶香さんの…下着…あたたかい。前も後ろも下も……」
「下……?」
意味がわからない私に彼女はそっと言う。
「く、クロッチに守られた玉からの感触が……伝わります……」
羞じらいがあったのか彼女は履き替えたショーツには淫花の愛汁がある。私の下着に。
“なぜ応えないの”
また“沙耶香”はちいさく叱責を伝えた。一瞬何かにキレそうな自分がいた。
「はあはあ、そんなに変態な私がいいならご奉仕して天使さん」
キレそうな自分を抑えんがために彼女の愛らしい頬を撫で耳の皺ひとつひとつに愛撫した。
ハイ、と彼女はようやく吐息を肉棒に触れさせた。空元気でもいまは必要に思えた。
「んぅ……男とあたしの匂いが混ざって素敵」
はむと彼女はショーツからはみ出さんばかりの亀頭を形のいい唇で愛撫しくわえた。
いつもなら自分のペースで脇から肉棒を出したかったが堪えた。

No.39 17/12/14 06:52
作家 

ちろちろんちゅんちゅ。
天使は二点だけを責めた。ショーツの上から出た亀頭と鈴口そして睾丸だけ。びくんびくんと舌や口内で小さく揺れる肉棒がいとおしい。
しかしあることに彼女は気づく。沙耶香の両の手ははじめは踏ん張っていたが彼女の頭や髪を撫でもしないし首やうなじでさえ触れない。
聞いたところだと責めるひとなのに。
「沙耶香さん」
「んぅ……?」
「なぜ手を使わないのですか」
意外な言葉が返ってきた。私の手は不潔なのと。意味がわからなかったがフェラされる異性装の青年は語る。
そのむかし女装を始めたばかりにランジェリーに包まれた自慰にハマッた日々を。手淫と女装に浸る密やかな毎日。
だけどある日その姿を母親に見られ家族に知られそれ以来手を自慰に使えなくなった。
聞きたかったこととはちがうことだが天使はある程度の同情や共感はしたが何かちがうように思えた。
「これでも最近は自分の手でイケるようになった方……」
「不潔ではないです。綺麗な手をしてます」
「慰めなんて」
「あ、イキそう。イッてください」
ショーツの内で肉棒は熱く膨らみ睾丸も膨らみはじめてきた。
「あ……!イクっ…!」
「はぁ……んぅ…」
ビュルル!と彼女は沙耶香の熱い牡の樹液を顔や髪など肢体で受け止めた。熱い牡の精液の塊や匂いが陶酔するかのように身体についた。
「ああ……天使さん」
彼女は額や頬、髪についた精液をまるでファウンデーションがあるかのように手ですくいそして指に絡ませて舌につけた。
「溜まってますね。これではランジェリーの中ではよけいキツいはずです……んぅ」
「はぁ……」
「もっともっと出してください。沙耶香さんの下着を着けたあたしを」
吐息を整えながら沙耶香は命じた。
私の下着のままオナニーをして見せてと。
「はい、オナニーします。ごらんください」
天使は躊躇いないかのように牡の樹液にまみれた肢体のまま自慰を始めた。休ませるつもりないひと……。そう思いながらも彼女は応じた。
「立って……」
「はい……」
「股を開いて胸を出して……」
ああ……凄い。
射精をしたばかりの肉棒はショーツの中で復活の兆しを見せ半勃ちから力強く戻るさまが見えた。
くちゅくちゅと彼女は沙耶香と交換した下着の内にある自らの女体を弄る。
んぅと喘ぎ声が唇から漏れた。

No.40 17/12/14 14:08
作家 

妙な気分……。
声に出さないが私は私の下着を身に付けた天使にそう思った。いくらランジェリーといっても男性が身に付け使用した下着でオナニーを彼女はしてるのだから。
「んぅ……あたたかい。指では足らない。オチ×ポ…沙耶香さんのオチ×ポ……」
「ダメ……」
愛らしい表情に似合わない卑猥な表現を口に出し求めている。しかも自らショーツを紐状にさせ肉唇が露になり濡れていた。
「そんなぁ」
「ちゃんとご褒美はあげるわ。それまで我慢して」
「麗奈さんが帰ってきたらどうするんですか」
思わず背筋が凍りつきそうだったが威厳を保った。その時はその時。
「んぅ……はあ…んぅ。あたし魅力ないですか」
「そんなこと一言も言ってない。可愛らしい胸してるし」
「あ…ン。んぅ」
つい胸に触れたがその感触の柔らかさと肌のあたたかさが伝わる。
だけど妙な気分の正体がなんとなくわかった。
私は私の下着を身に付けた彼女に自分が女性になった自分を同化し頭の内で妄想していた。
「ソファーの上に上がりなさい」
「はい……おま×こしてください」
「するかしないかは私が決めるの」
腰に触りそのまま指を淫唇や淫豆に触れると私の下着なのに見た目以上に湿り愛液が地図のように湿る。
「んぅ…はぁ…んん」
「ひとの下着でここまで濡らして」
「スケベなんです」
「見ればわかるわ」
ぐちゅぐちゅと指で淫唇に触れ淫豆を剥くように弄っていくたびに腰がダンスのように触れる。
「あ……指はいや。ちゃんとオチ×ポで……」
「私の下着はどう?」
「あ……はい。男性のオチ×ポが…あるみたい」
「ならオチ×ポはいらないの」
「いや……入れてください。指だなんて」
口数が早紀より多いが普段は自分の本性や性的本能を隠したり我慢してるのだろうか。去年の旅行やパーティーの時とのギャップが激しい。
さながら天使の顔をした淫靡な小悪魔。ましてやひとの下着まで身に付けるなんて破廉恥。
“天使さんよりあなた自身が破廉恥な存在”
私の中の“沙耶香”は挑発してきた。
「挿入(い)れてあげるわ……。私も我慢できなくなったから」
「ああ……ハイ」
だけど私は彼女が身に付けていた私のショーツを膝まで下ろした。他人に貸し身に付けたショーツまで犯し汚すことはしたくない思いがあった。

No.41 17/12/14 15:28
作家 

「ほら、このままあなたのおま○こに挿入(い)れてみて」
天使は思った。
あまり触れらなかったのはやっぱり……だけど。身体は火照っていた。芯から醒ますにはこのひとのを……たぶんたいしたことないと思うけどやり過ぎたと思ったかなと思いながら自らの花唇を開き腰を抱かれていた。
「こんな私のでよかったらどうぞ」
「ンっ……ぇ…ん!?」
はじめは普通によくある性的な痛みが脳内にきたかと思ったが挿入された途端に肉棒が膣内で途端に膨れた。
「あ……ああ……」
「天使さん?」
「い、イカない。これ……」
「たまに早漏みたいな時もあるけど動かしていい?」
ああ……と頷き脳内から身体全体に走る性的な痛みと快感が身体を支配し腰を動かされた。ふつうにセックスなのに。
「ンぁ……!」
桃色の喘ぎ声と共にほんのわずかな瞬間イッた時の快感が身体に宿る。
「天使さん」
「……うう…なんなの……」
「え」
「な、何でもないわ……あ、はぁ」
膣内の襞で包んでいる感覚が臀部にあるが身体全体を突かれているみたいに身体中の毛細血管が開いたようだ。
アクメやオルガスムスというモノだろうか。
「は…あン」
「さっきまでえっちなことを言ってたクチはどうしたの」
「あ、あれは……いや」
多少演技だったとはいえ思わず身体の内から羞恥心が沸き上がった。だけど挿入されただけでここまで感じるの……?
「……天使さん」
「あ…はぁ、はい」
「気持ちいい。あなたのアソコ」
カァッと身体中から真っ赤になりそうなほどに芯から火照ってしまった。そのままソファーが揺れながら身体の熱はさらに熱くなっていく。
そんなこと言わないで。
「あ…はぁ…はぁン。いい……」
ぐちゅぐちゅと肌と肌が触れ合い慰めるはずが逆に感じてしまう。
だが沙耶香はそんなことは知らないまま抱いている。
膣内で肉棒は狂暴に女陰を犯している。犯されている。しかも自分は女装男性の沙耶香の下着を身に付け膝まで落ちたショーツにはだけたブラだがまるで下着にも沙耶香の手や舌があるよう。
失敗したと思うよりはこんなに感じちゃう。
まるで女装の女王様のよう。異性装の女王様。
熱い熱い身体が芯から熱い。身体中がおま○こみたいな気分。
ハアハアと吐息が溢れてしまう。

No.42 17/12/14 19:28
作家 

すごいすごい……。
あたし感じちゃってる。
天使はけっして不感症ではないが女装の沙耶香に抱かれることで倒錯な性的の悦びに目覚めたように喘ぐ自分がいた。
「あ…あん…沙耶香さん」
「な、なあに」
「その……言いにくいんですが……」
彼女は自分の淫らな姿がマンションの窓に薄く映る姿を見てみたくなり背を向けだっこされる格好で沙耶香の身体に再び身を沈めようとした時にもうふたつお願いした。
ひとつはコンパクトに自らの淫らな花唇を映すこともうひとつはスマホ動画に撮影すること。
「鏡はいいけど動画は……」
「あ……恥ずかしいですか」
天使は沙耶香の気持ちを考えずに自分の気持ちを優先したことに気づくがある約束をした。
「こ、個人的にあたしだけが愉しむようにします。外には絶対に流しませんから」
「ほんとに?」
「だってこんなセックス初めて……いえそれに私の下着を身に付けてオチ×チ×が出ていやらしく美しいです」
わかったと頷き再びふたりはソファーの上で身体を重ねた。
しかしこの約束が後に沙耶香に危機をもたらすなど想像すらなかった。
「はぁ……あたしの下着からオチンチンが」
「着てと言ったのは天使さんよ」
「やだ……」
もともとは単なるお遊びを兼ねたつもりだったが会社のランジェリーを雑誌で使われそれを見てるよりとても美しく何か感じるものがあった。
「あ……コンパクトにもスマホにも窓にも」
「言わないで意識しちゃうから」
「っ……ん。ごめんなさい」
「ちょっと……締めつけ…る」
沙耶香の肉棒を知らずに締めつけながらもその淫らな姿態はコンパクト、スマホそして窓に映っている。
ただの男性に抱かれてるんじゃないんだ。試しに沙耶香のショーツに包まれた睾丸に触れてみた。
柔らかいのにぱんぱん……。
「だ、ダメ。触っちゃ、すぐイッちゃうから」
「感じるんですか」
「う、うん」
だったされた沙耶香の恥じらう意外な一面を知りスマホに撮影したことに少しばかり喜びを感じた。また挿入していた肉棒も膣内で膨張している。
「あ……してください」
「う、うん」
ソファーにはすでに汗や体液、互いの我慢汁に愛液が滴りながら太陽は沈みはじめる。
天使は胸を掴まれ淫唇には自らの下着をつけた沙耶香の男性器。それに支配されようとしていた。

No.43 17/12/15 05:04
作家 

妙な娘と思いながらもなんとなくだけどネコを被っていたらしい。
淫乱な娘と思ったが膣のキツい感覚感触からたぶん麗奈や早紀ほどに経験なくそれでいて襞に包まれながらややキツい。
撮られるのは少し抵抗あるけど……。どんなつもりか知らないし。
「んぅ……天使さん」
「いいですから、もっともっと……してください……」
ソファーの上で彼女は子宮の奥を突かれながら性の悦びあたたかい感触に浸っていた。
彼女の性経験は知らない私だが下着の交換して以降なぜだが淫らに目覚めてしまったよう。
すでにソファーの上はカウパー液、愛液に体液など陰部や太腿から滴らせていた。
「んぅ……スゴい」
「え、何が」
漏らした言葉を天使は耳にした。あたしが沙耶香さんを感じさせてる。
「天使さんの」
「下美(もとみ)とよ、呼んで……いまだけでも」
「下美さんの……がキツいの。あたたかい」
「そんな……えっちじゃ……えっちなの……」
一度は否定しながらつい肯定した自らの口の動きに天使は顔や耳まで赤くした。ずんずんと突かれ肌がぱんぱんとし女陰の内では沙耶香の肉棒は膨らむ。
「あ、あ……あ…ん」
あ、イキそうと彼女はスマホや窓に映る自分の淫靡な姿に感じた。
「イキそう?」
「あ、は、ハイ。イカせて……」
ぐっと私は力を込めながらも射精感がきた。
使用された天使のランジェリーの温もりが心地いい。
「イクよ」
「ンン……ああ…はあ」
「イクっ!!イッちゃう」
「……!?あ……か……はあ……」
天使は感じた。下半身にわずかに触れる睾丸が膨らんだかと思うと根元から幹へ、幹から亀頭そして鈴口から自らの花唇にどくどくと熱く脈打ちながら射精された。
「ああ……!?すご……い」
瞬間白目を剥き出しそうになりながらアクメを感じしかもその姿はコンパクトには結合した陰部そこには自ら貸したショーツからの男性器。
さらにスマホは動画をありのまま映し汗や体液にまみれ額や髪から出ていた。愛液と射精された白濁液が絶え間なく出ていた。
薄く映る窓ガラスの痴態はまるで遠くにあるようで近くにある淫靡な姿見に見えた。
天使いや下美は恍惚としながら呟く。
「はあはあ……えっち……こんなにえっちなの……」
夢のようで夢じゃない。
ハアハアと吐息がいつまでも止まらず沙耶香の肉棒をくわえていたい。

No.44 17/12/15 06:17
作家 

いつまでも女の装いの沙耶香といたいと思う下美だがスマホが鳴り慌て取った。
「あ……はい。すみません。すぐに帰ります。ああ……あの沙耶香さんまた来ていいですか?」
「え、あ、うん」
下美は沙耶香の下着のまま慌て着替えながら淫靡な匂いのままそのままコンパクトを忘れて風のように帰っていった。
なんだったのと思いながらも私は彼女の下着を身に付けたままなことに気づきすでにに夕方。
またお買い物いくの忘れてる。とりあえず下着を替え下美の下着はたたみ直した。
そこへ聞き慣れた麗奈たちの声がただいまと飛んできた。
一瞬あたふたしたがとりあえず着替えたがソファーの上には淫らな沁みが見えるが誤魔化すしかないと覚悟を決めた。極端に叱りはすることはしないが三角関係を壊しかねない。
ただいまと麗奈と早紀は明るい声で帰ってきた。コンパクトに気づき慌て手に隠した。
「お仕事進んだ?」
「え、あ……まだ」
「なんかえっちな匂いがするような」
「オナニーでもしてました?」
う、うんとぎこちなく返しながらそれとなく自然に振る舞う。
「あ、今日お買い物いかなかったんだけど」
「たまには出前や外食でもいいけど」
「え〜、沙耶香さんの手作りがいいです」
甘える早紀をなだめる麗奈にホッとしながらも身体から淫靡な匂いは隠しようがない。さいわいオナニーと思ってくれたようだけど。
「残り物でよかったらあるけど」
「それもいいですけど」
「今日は外食にしましょう。いつも沙耶香につくってもらった悪いわ」
「あ、あのシャワー浴びてきますね……」
そそくさと私は下着は着替えたが洋服には淫らな匂いがついており洗濯篭に洋服を放り込み下着はそのままにし風呂場に入った。シャワーからの熱いお湯で消さないと……。
そんな私の様子を見てふたりは笑みしソファーの沁みを見た。
「気づかないみたいですね」
しっーっと麗奈は言う。
「自信喪失するのはそれだけ相手のことを考えるから。思い詰めるから沙耶香は」
「天使さんなにしたんでしょう」
「さあ、日が落ちるくらいまでしてたからかなりえっちしたのかな」
実はふたりは沙耶香を元気づけるために天使に仲介を頼んだ。社内の人間なら余計な悶着を起こしかねないが外部の人間なら頼めいざこざは少ないはずだった。
麗奈は思う。
沙耶香に惚れないといいけど

No.45 17/12/15 08:47
作家 

そんなふたりの気持ちを知らずに私はとりあえずもと通りだった。
相変わらずフィットネスクラブでは舞先生とは微妙な距離感だが互いに傷ついてるような悲壮感はなくふつうだった。
ある日の帰り際に冴木流菜を見かけこの前のことを彼女に詫びた。
「冴木さんこの前はすみませんでした」
頭を垂れる私に彼女は包容力あるらしいあたたかい笑みをした。
「いえ、こちらもどうかしてましたわ。沙耶香さんは女装ですから複雑な思いもあるでしょう」
いろいろと複雑な人間関係で毎日悩んでるなんて言えたものではない。居心地のいい三角関係はいつかはなくなるかもしれない。苦笑しながら私は彼女を今度はお茶に誘った。
「よかったら今度私とお茶してくれません」
「沙耶香さんからのお誘い?嬉しいわ」
「そうですか」
「いろいろ女装の方の生活も聞きたいし」
ゆるやかな髪を靡かせ香水や汗止め、シャワーの後の匂いが人妻特有のフェロモンに交ざり鼻腔に触れる。
「そんなたいした話ではないですよ」
笑ってごまかす。
「性体験なども聞きたいですわ」
そっと耳打ちされブラウス越しの巨乳と表現してかまわない胸元が肩や胸に触れた。そこへスマホが鳴りメールを見て少し驚いた。
『週末金曜日夜に女装SMクラブ“ヴィーナ”へ来し。神無月舞』
「どうかしました?」
いえと慌てバッグにしまい彼女に手を振った。
「また会いましょう」
「ええ」
私が背を向け去るなか流菜が妖しく微笑んだことを知らない。
また会いましょうか。
彼女はサングラスをかけそのままクルマで走り去った。
そして週末金曜日の双星出版社。
「早紀おわった?」
「来月下旬には沙耶香さんの撮影入りました。水着ですが美如月さんが海で撮影したいんですって」
「五月下旬か。海開きがあるわけじゃないからまあよくない?」
ええと早紀は頷くが美如月は後輩なのに彼女の言うことは聞かない。少々懸念があった。
「それより今日は沙耶香に悪いけど飲みにいきましょう」
「え、あ、すみません。急用がありまして」
「急用?なに」
「し、取材です。だから失礼します。お疲れさまでした」
なんなの?と思う麗奈だがデスクでは美如月がまだ仕事をしていた。
沙耶香がつぶれないと思うけど今回は私は現場にはいないかも。
何かが目まぐるしく動いていた。

No.46 17/12/15 13:29
作家 

あれ、いない。
週末土曜日なのにめずらしいというかほぼ初めて部屋に明かりがついていないことに麗奈は気づく。
「沙耶香」
明かりを点け呼びかけるがいない。テーブルにある書き置きを見たのと同時にメールが来た。
“申し訳ないですが今夜は取材に行きます。深夜か朝には帰りますので火の元と戸締まりには注意して休んでください。沙耶香”
“P.S 書き置きにも同じ文面があるかと思いますが見てますか?”
「見てるわよ。取材?」
なんの取材だろうとわずかにひっかかる。だけど以前のように“EYE”があるわけでなく家庭教師ではないのは明らか。着替えするのももどかしく冷蔵庫からビールを出しグラスに注ぎ喉を潤す。
取材。
なにかひっかかりをおぼえた。以前にもめずらしく朝帰りしたことがあった。
口を突いてつい出た。
「浮気かしら。まさか」
まさかと思いながらジェンダーアイの三姉妹はいないし舞先生との性行為は失敗に終わった。他に相手がいるだろうか。ビールの苦い味が舌に残った。
そのほぼ同じ頃の駅前に沙耶香がいたのを早紀は見つけた。
「沙耶香さん」
「早紀さん。早紀まで来ることないのに」
呼んだのは私自身だったが土曜の夜の駅前で彼女を見ると肯定否定どちらの感情もあった。
早紀は笑みした。
「私も社長から呼び出されたんですよ。メールで」
早紀のスマホにも同じ文面があり神無月社長の思惑はわからない。
「行きますか?」
「その前に早紀さんがウチで食事をしたツケもあるよね。一時間くらいならかまわないけど」
「大胆ですね。沙耶香さんは時々すごいです」
約束を反故にすることが嫌なだけが言ってることはたしかにそうかもと否定はできない。
早紀は少し考えて私の手を引き駅前トイレの奥の個室に誘いキスを求めた。
「感じさせてください。短い時間でも」
「長くさせると社長が待ってるものね」
「社長はいまはどうでもいいです」
彼女は可愛らしい表情をし唇を交わし舌を絡ませた。
「んぅ……」
「なあに欲求不満?」
「……そうですよぉ。隣に越してきたのにあたしを相手してくれませんから」
スーツを脱ぎながら土曜の仕事で疲れがあるはずなのに肩を掴み離さないくらいの愛情があった。
「……私が作家見習いの仕事もらっちゃったから」
「愛してください」

No.47 17/12/16 05:09
作家 

なんで社長のところに行くんですか?
早紀は沙耶香をトイレの個室で抱きながら聞くと意外な答えが返ってきた。
「女王様になるなんて私の器じゃないから断りにいくの」
「てっきり気持ちが切り替わったと思ったのに」
「そんな簡単に人の気持ちは変わらない。女王様気分は麗奈や早紀だけで充分」
プレイの際は呼び捨てになり彼女は嬉しい。そのままスカートをたくし上げると花の刺繍のショーツが純白のストッキングに包まれ男性器の陰が見えた。
「沙耶香さんのオチ×チ×さん」
「しっ聞こえる」
もうと言いながら早紀はストッキングの感触から膨らみを確かめ上へ下へと擦り頬をあて吐息した。
「ギンギンあたしや麗奈をほったらかしにした悪い子」
「どこに話しかけてるのよ」
「ハイ、こんばんはしましょうね」
時間を気にしてか早紀は甘えながらストッキングを下ろしショーツの膨らみにある男根に挨拶し布地から甘噛みをし濡らした。
「ああ……ン」
「座ってください」
私は彼女にうながされるまま便座に座り早紀がちろちろとショーツの上から湿らせた。
だけどと早紀はフェラをしながら声をかける。
「“EYE”がなくなったから元気ないですか」
「うん。それに私みたいなのが直接買えるお店は少ないでしょう」
「ショッピングモール“チェリー”があるじゃないですか」
“チェリー”はこの街にある大型ショッピングモール、ルイと何度か付き合った大型店だが大型店のランジェリーショップは人目があるから気にしやすい。
「ここはチェリーではないですけど。あらためてこんばんは」
「私の……に話しかけないで」
もとスケバンな早紀はさながら若い保母さんのように話しかけてはぺニスに話しかける。
クスクスとしながら早紀はショーツの脇からぺニスを出すが出した後の下腹部に愛撫した。
「花の刺繍の下着から生えたオチ×チ×。ンぅ」
「ちょ……お腹」
「ちゃんと愛してあげますから。あたしにも」
彼女はスーツを脱いでお洒落なブラジャーを見せ私の手を招く。
けっして大きい胸ではないが人肌のあたたかさが伝わる。とてももとスケバンとは思えない。
「ンぅ……」
早紀は顔を下腹部まで持ってきて愛撫しにくい肉棒とお腹の間を舌で這わした。
「ビンビンなのが顔に伝わる。沙耶香女王様」
「言わないで」
淫靡だった。

No.48 17/12/17 05:11
作家 

「大きくなってません?」
「勃ったらなるの」
ちがうと言ったら早紀は言う。
「ちがいます。前より大きい感じがします」
ちろちろとカリを愛撫し上目遣いに見つめ私にはわからないことを言う。
「ほんの少し大きいんです。それに気づいてるか知らないけど沙耶香さんのコレ膣内(なか)ですんごい大きくなるんです」
すんごいという表現によほど性的快感を与えられたらしいが男性の私にはわからない。プレイの時は無我夢中だし。
「そうなの」
「乳首とオチ×チ×のキスですよ」
「言わないで」
個室奥のトイレといえど駅の中ましてや金曜の夜時おり女性の声がしては消える。
「ん……」
人肌とはちがう感触の乳首の先端が鈴口に触れカウパー液が乳首を湿らす。
「ほんと立派でちゅね」
「なんで赤ちゃん言葉」
「風俗で働いてた時にこういう風に言うと男のひとは甘えたがるんでちゅよ」
遠回しにマザコンと言われてるみたいで少しムッとしないでもない。
「そういう早紀さんだってムネが大きくなった?」
「沙耶香さんのせいです」
あっさり返され女性は言うことがうまい。
「なら可愛がってあげるから」
あまりトイレでは性行為を長くすることはできない。彼女に便座の向こうにある排水器を抱かせるようにし馬のようにお尻を突き出させた。
「いっぱい愛してください。強く優しく」
「変態」
「変態は沙耶香さん。あたしはあなたの奴隷です」
「そんなこと言ってもモノにならないわ
いつまでも言葉のやり取りをしても時間がなく肉棒の先端を湿った女陰にあてがう。感触を確かめる私に早紀は言う。
「ほんと焦らしてばかりです……」
「焦らしてなんか……」
「ぐっ!?あ……は…はぁ……」
挿入が突然きて早紀は意識が痛みと性的快感なにより身体全体が痛く痺れるなかこの快感を求めていたことに悦びがある。
「早紀さん大丈夫?」
「っ……ああ、はい」
挿入してる側の沙耶香にこの快感が伝わらないのはもどかしくいやらしく淫らに思う。だけど身体全体を使って愛することはでき……。
「っ……あ!あん」
「あまり声を出しちゃダメ……」
「だって……」
「っ……」
きゅっと襞で締め付けることで沙耶香が感じるのが伝わる。ショーツから出た男根はまだ普通の大きさ。それでも膣内がキツく感じる。女装男性の男根。

No.49 17/12/17 07:59
作家 

そっと早紀は剥れた淫豆に手を這わした途端に身体に性的快感がさらに宿る。
「っ……!」
イキそうな感覚が伝わりながら足がひどく痙攣していた。
「早紀さんおイタしちゃダメ」
「っ……んぅ……だって」
「まだ私は挿入(い)れたばかり。くっ」
もちろん“ヴィーナ”に早く行かないとならないが簡単に終わらせることはしたくない。早紀には壁に手をつかせ快感を与えたいのが私の意図だった。
「っ……沙耶香さぁん」
「わがまま言わないの」
早紀の膣内にも去年よりたしかに成長があるようだ。以前は少女のようなキツさがあったが少し成熟し始めたあたたかい温もりがあった。
「うん……」
「沙耶香さん?」
「なんでもないわ」
時間が惜しいのと誤魔化しが重なり肌と肌が触れ弾くような音が密室にちいさく響く。奥へ奥へと突きだし自らのショーツが男性器そのものと擦れ快感が高まる。
「すごっ……い」
「あ…ああん……きてる……」
「早紀さん凄い」
「え……ああ…はあ」
早紀は自らが大人の肉体になってることを自覚はたぶんしていない。そっと湿った陰毛や淫豆に指を這わす。
「っ……や……やん」
「腰を振ってるのに」
沙耶香の吐息や囁きが淫らに耳に伝わり羞恥心や背徳感が早紀を襲う。
「あ……あんぅ……」
「ここも勃ってやらしい」
乳首に触れられ淫豆にもそっと指を這わされ身体全体がやらしく淫らに感じる。けっして行為自体は相手が女の装いをしてる以外はふつうのセックスなのだが快感はそれ以外にある。
異性装の異性に犯されてることで女性に犯されているような感覚が白くなる頭の内で感じる。
「っ……はあ…いや」
「何がいや……んぅ」
「沙耶香さんに……よごされちゃう……」
「よごしてないわ……」
性行為は人間の当たり前の本能なのにそこに異性装があるとただのセックスか変態な行為か物事の判別は不可能になる。
沙耶香は女装者によくあるホルモン注射や去勢は望んでないが身体からは男性の匂いがする。
そういう意味では身体は綺麗。だけど女装という異性装の内にある男性器。それに早紀は犯されている。
「っ……はあ。イキそう。イッちゃいます」
「イク?ならイキましょう……っ!」
瞬間肉棒は狂暴な牡そのものとなり彼女を犯す。白濁とした液が膣内に入り汚れていく。
吐息のなか果てていく。

No.50 17/12/17 11:24
作家 

もう回復してる……?
早紀は沙耶香が結合をゆっくり解いて吐息を整え自分を気遣いながらペーパーで陰部を拭きながらショーツに性器がしまう様を見ながらなんとなくそう見えた。
「なあに」
「いえ、もう回復してます?」
「まさか。全部出し尽くしたわけじゃないし。だけど力は失ってる」
もちろん沙耶香が力を消耗してるのはわかる。吐息や髪は乱れながらも手際よく身を整えてさらに早紀に気を使う。
「大丈夫?」
「……はい」
せめて全部出し尽くすほどの性行為をしてみたいと少し思う。沙耶香はハンカチを彼女に渡した。
「ありますから」
「私なら麗奈に気づかれても叱られるだけだから」
こんな時でも麗奈さん。嫉妬をおぼえてしまいながらもハンカチで汗を拭きトイレの外に誰もいないことを確認し手洗い場で石鹸で淫らな匂いを落とし互いにメイクを直した。沙耶香は眼鏡を外すとやりにくいのか鏡やコンパクトを使いメイクを直していた。
「不便ですね。コンタクトにしたら」
「苦手」
「綺麗な目をしてる」
「そんなことないわ」
姿見に映る沙耶香の瞳はややつり上がりはあるものの嫌味さはないがその瞳に優しさとサディストを秘めている。
そんなことを彼女が考えているとも知らずに私は先を促す。
「早くいくわよ」
「もう……」
ほんの一時間弱の背徳な行為に早紀は余韻をもう少し味わいたかったと思い駅前ビルに出た。タクシーを拾いたいが金曜の夜だから列がある。
「どうします?」
「バスで行こうか」
と私が言った時に背後から声がした。振り向くとメイドの奈々と理沙がいた。
「お迎えにあがりました」
「きゃっ!?」
「失礼しました。先ほどお二人を駅前でお見かけしましたが声をかけづらかったもので」
見られたとふたりして恥じらい思うなか奈々と理沙はリムジンに案内し車を走らせる。
そっと早紀は呟く。
「見られたんでしょうか」
「たぶん」
おそらくトイレでの行為の前後か行為中を知っていながらそれ以上は口に出さないのだろう。
「はあ」
「お疲れですか」
ドライバーを努める理沙の瞳がバックミラーに映りその瞳は軽蔑や蔑視はなくただメイドを努めるだけ。
いえと私は返す。
女王様になるつもりはないのだから平常心を持ち丁寧に断ればいい。
リムジンは一時間ほどで郊外の豪邸に到着した。

投稿順
新着順
主のみ
付箋
このスレに返信する

小説・エッセイ掲示板のスレ一覧

ウェブ小説家デビューをしてみませんか? 私小説やエッセイから、本格派の小説など、自分の作品をミクルで公開してみよう。※時に未完で終わってしまうことはありますが、読者のためにも、できる限り完結させるようにしましょう。

  • レス新
  • 人気
  • スレ新
  • レス少
新しくスレを作成する

サブ掲示板

注目の話題

カテゴリ一覧