注目の話題
なぜ入籍しない?
自分は47なのに、29の私に女として終わりと言う彼
俺は正しい!まともだ!

あの時

レス500 HIT数 64053 あ+ あ-

自由人
13/11/11 00:11(更新日時)

あの事が忘れられない



誤字脱字や乱文が多々あると思いますが

何卒,温かい目で
宜しくお願いします。


タグ

No.1875788 12/11/13 00:43(スレ作成日時)

新しいレスの受付は終了しました

投稿制限
スレ作成ユーザーのみ投稿可
投稿順
新着順
主のみ
付箋

No.51 12/11/23 10:25
自由人0 

/かめん


3人はカラオケ屋の中へ入り

村川達3人は,エレベーターで地下1階に降りた…




「ナァ村川‥あのピンクのドアにインターホンあるぞ?」

「市野田,押せよ!」


:ピッ。:


「押した!」

「脇に小窓も! なんか怪しいじゃんかよ‥ヤバイ連中に囲まれないだろうな?」

「ビビッてんなマッチャ?」




「いらっしゃいませ。」

「あのココ‥俺達初めてなんですよ。」

「……3名様。 顔がバレたらいけないのなら仮面を渡しますよ?」

「かめん‥仮面パーティーやSM系の奴らが付けたりする仮面かな?」

「付けても説明は聞ける筈だから。 仮面を付けよう‥な? 2人共?」

「ああ。」




小窓から仮面を受け取り‥装着した。




装着したらピンクのドアから男性スタッフが現れた。




そして,こないだと同様に簡単な説明を聞いた。


「見学だよなミンナ?」

「わかりました。
では,ご案内します。」


No.52 12/11/23 11:03
自由人0 

/仮面


スタッフに一通り案内をして貰い‥また初めの部屋に戻ってきた3人

スタッフは会員コースの確認を聞いてきた。




「あの‥上の受付ではカラオケ屋の会員カードでポイントを使えばって…」

「会員カードお預かりしてもいいですか?」


スタッフは確認する為に
部屋を出て行った。




「ナァナァ‥VIPの部屋!
見たかよお前ら!」

「そうだよ‥ヤバイよ?
でも十万だ」

「ハメてなかったケドさ
モロ見えな格好の女とかも居たよな市野田!」

「興奮してんな町山?」

「だ,だってよぉ~!」


町山も村川と同じく
数年は女性との付き合いが無かった。




「感謝しろよ2人共!」

「何行ってんだ。 連れてきたのは,お前の奥さんだぜ! サッサと乗りなさいよって顔で‥もしかして機嫌悪かったんか市野田‥奥さん?」


そうこう喋ってると
男性スタッフが部屋に戻ってきた。


No.53 12/11/23 11:59
自由人0 

/仮面


男性スタッフは申し込み書を手にして戻ってきた。


「確認しました。 結構なポイントがありますのでスペシャル会員を3名で入会されてはどうですか?」

「スペシャルか‥1人だけVIPは‥ムリ?」

「お客様‥それだと1名は現金を支払って貰う形に…」


悩んだ市野田は

スペシャル会員を3人で決めた。




「またポイント貯めればイイヤ! VIPはいずれな」

「ありがとうございます! これから今日は,どうなさいますか?」


村川達3人は,スペシャル会員の部屋で入会サービスの酒を呑む事にした。




「なぁマッチャ‥誰か声掛けてこいよ?」

「今か?」

「仮面付けてるんだから平気だろ?」




先ずは景気づけにと

市野田はスタッフにオーダーをいれた




3人は初めにビールを呑んでいた

少ししたら,市野田は運転を気にしないからと言う事で水割りを呑みだした。




呑んで喋って30分位‥

奥のテーブルから,同じ様に仮面を付けた女の子2人が市野田の方に声を掛けてきた。


服装からして,20代半ば辺りか‥もうチョイ若いかって感じの2人組だった。




2人の女の子を対面のソファーに座らせ

村川達は,5人で話し始めた。


No.54 12/11/23 16:18
自由人0 

/仮面


5人が喋ってる時
さっきの男性スタッフが
村川を呼んだ…


「こちらが会員カードになります‥まとめてお渡ししますね。」

「あっ,どうもです。」

「あの‥今夜はこないだの女性は,いらっしゃらないんですね?」

「アハハ‥今回は男同士なんですよ~」




「あのですね,実は‥お客様にはコチラへ来て貰いたいとの事なんですが‥宜しいですか?」

「あ‥はい。 なぁ市野‥幸太! ちょっとスタッフの人に呼ばれたから行ってくるよ。」

「ご自由に。」




男性スタッフの後をついて行くと…


「コチラです。」

「ここって…」

「VIP会員の部屋‥アチラに居る方がお呼びなんですよ!」

「はぁ‥ でもスペシャル会員が入ってっても平気なんですか?」

「VIP会員の方ならばスペシャルや一般の方でも,お呼び出しは自由なんですよ! では失礼します。」

「あ‥スタッフさん。 あの方はどういった方なのかは…」

「秘密です。‥でもアチラ様に呼ばれたのは‥
あっ,では失礼します。」




相手は村川と同様に
仮面を付けていて
顔はわからない

しかし服装は高級感のある物を身につけてた…


No.55 12/11/23 19:24
自由人0 

/仮面


呼ばれた女性のテーブルに村川が近付くと…




「今晩わ! 適当に座って‥お酒とかもイッパイ頼んでいいわよ!」

「はい,あの‥初めまして村…」

「名前は知ってるわ!
村川圭己君よね。」


女性は声がハスキーで,髪はストレートで結構長く
肌艶もピッチリしてたが

真夏なのに何故か,肌の露出が少ない洋服を着ていたのには違和感を感じた。




村川はワインを頼んで
女性と乾杯をした。


「今夜で2度目よね。」

「はい‥え?」

「こないだエレベーターで,ご一緒になったの覚えてないのかしら? それと‥秋山の弟は,元気かしら?」

「ああっ! あの時の女性ですか? 後,秋山‥大樹? 奴のお姉サンは静恵サンですよね」

「ウフフ‥その様子だと静恵の弟とも会ってないみたいね! それと店内では仮面を付けてるけど‥あの時の私よ! 仮面を取りましょうか?」

「いや,別にっ」


女性はニッコリ笑いながら名刺を村川に渡した。




名刺には
Club・Secret オーナー
高見沢裕美と書いてあった。


No.56 12/11/28 18:41
自由人0 

/仮面


オーナーの高見沢裕美

彼女と村川は
昔の話しを交えながら…




「あの,秋山のお姉さん‥静恵サンとは付き合い長いんですか?」

「ウン! あのコとは長いわよ…」


高見沢はメンソールの煙草を吸いながら,笑って当時の話しをしてくれた。




「ハハ‥2人揃ってカナリな悪さをしてますね…」

「あの頃はさ‥興味が湧いたら何でもスグ手を出してたのよ私らって。
でね‥傑作なのがさ
この男は,今までで最高にいいなと思ったら:コレ:のお偉方! ウフフ~それで結婚‥本当にもう笑っちゃうわよ~っ!?」




高見沢は酒が入ったからか‥段々と村川の体を触ったりしてきて…



<ボディータッチ多いな…>


「あっ,あの‥トイレに…」

「我慢しな! ね?」

「す,すいません我慢が‥ ちょっと席を…」




「じゃあ私も行く!」

「えっ,あ‥じゃあ…」




少しフラつく高見沢‥

村川はゆっくりとトイレの前に連れて行った。


No.57 12/11/29 10:49
自由人0 

/仮面


本当はトイレへ来ると言うのは,逃げの口実だった村川

高見沢のボディータッチが多くて村川の股間が反応してしまったからだった。


<勃起したままのオシッコは辛いよな…>




用を済ました村川

トイレの傍で高見沢を待っていたら…




「村川君~居る?」

「あ,廊下? に居ますよ」

「お願い! 隣りからトイレットペーパー取って! コッチ‥トイレットペーパー切らしてるから出るに出れないのよね。」

「じゃあ,スタッフの人を呼んで来ますから」

「傍に村川君が居るんだから言ってるの! あんまり大声出したくないから早く取ってよ!?」

「え~っ!?」

「仮面付けてるんだから平気でしょ!」


<あっ,そうだっけ>




恐る恐る女子トイレの中に入った村川

空いてる個室からトイレットペーパーを持って…




「高見沢サン! 投げますから取って下さいね」

「投げないで! ドアから手を出すから‥ハイ頂戴!」


*


ドアから伸びた腕

村川は少し驚きながら…


<あ! 凄いなコレ…>




「はい。 出て待ってますからね!」

「スグ出るわね。 サンキュー!」



No.58 12/11/29 15:06
自由人0 

/仮面


トイレから出て来た高見沢


「お待たせ。 ネェ,もっと話しがしたいから私の部屋行こっか‥ アラ? 連れのお客さんじゃない?」

「どうも。」


市野田は,その傍に居た村川達が居た事に気付き…




「えっ? 送ってくれる序でに飯を食いに行くの?」

「あの2人の友達がさ,外で車を待たせてるんだよ‥お前どうする?
っと先トイレ行くな!」




「あ‥えっと…」

「気にしないで私は。
村川君‥連絡して!」

「た,高見沢サン?」


高見沢は,上の階に上がって行ってしまい‥

その少し後に市野田が 村川の所に戻って来た。




「アレ? 村川‥今の人は?」

「戻ってった‥上に」

「フゥン‥ナァ! もうかなりな時間だぜ村川! 丁度いいから飯を済ませて帰ろ!」

「何時‥あ,日付が金曜日になってる。」


No.59 12/11/29 18:09
自由人0 

/仮面


「どうも,ありがとうございました~。」


皆で店を出る時。

市野田と町山が話していた女の子の1人が,外に出る間際

店内で付けていた仮面を外した。




店から出て僅かの所

彼女達の友達が,車で路駐して待っていた。


「村川‥キヨコチャンとユミカチャンだよ。」

「コイツが村川ね。」

「村川です! どうも」

「ユミカかキヨコ! 2人の内ドッチか助手席に来てよ! 私,男の人達の道知らないわよ?」

「ゴメンねサチ! 私が,助手席に行く。」




「もう~市野田サンから,あんな事を聞いちゃったからさ~。 スグにでも見たいな~‥アレ!」

「アハハハハハ~‥その話しはさ,コイツに言ってないから無理だってキヨコチャン!」


<何の事だ?>




皆が車に乗り込んで

カラオケ屋のスグ近くにある吉野家で

村川達6人は牛丼を食べた。




「なぁ村川‥確か,この辺りってよ 昔は結構ヤバかった場所だよな?」

「あ‥ここな~。 随分と懐かしいな。」


例の危ない飲み屋街が近くだったのを村川は気付いた。


No.60 12/11/30 12:13
自由人0 

/仮面


いち早く牛丼を食べ終わった村川とキヨコと町山‥

町山が
外で一服したいと言うので食べ終わった3人は店の外に行った。




「ナァナァ村川‥チラホラと外人歩いてるけどさ?」

「ああ‥昔に比べりゃ結構歩いてるのは減ったな。 あれっ‥キヨコチャン?」

「ナンカ気持ち悪いかも…」

「マジで? じゃあアッチ行こう!」




町山が人の居ない無い場所に連れて行くと

案の定 キヨコは吐いてしまったらしく…




村川は飲み物を買い

飲み物をキヨコに手渡した。


「アクエリアスだ‥アリガト村川サン。」

「町山‥キヨコチャンは何で仮面を付けてんの?」

「吐いてる所を顔見られたくないんだって‥だから仮面を付けたんだ。 ハハハ‥ナイスだな」


と,話していたら




軒先から女性が村川達3人を見ていたらしく。


「あのさ‥お店の傍で困るんだよね!」


村川が注意された。


「す,すいません! 町山‥車に乗せてあげな」

「わかった。 そうするよ村川!」

「チ,チョット‥待ちなさいよアンタ!」


No.61 12/11/30 15:04
自由人0 

/仮面


軒先に居た女性は
村川をジッと見て…


「あのっ,ここで仲間が吐いたのは,すいませんです‥片付け…」

「アンタさ村川って‥もしかしたら小僧?」

「……いや違い‥あ!」

「そうだアンタ‥アノ童貞で太いモノ持ってる小僧よね!?」


村川は女性の店の看板を見たら,驚いた。

あの時の店,シュガーピンクだった。


<この人って里杏サンか? こんな呼び方するの1人しか居なかったよな>




「村川~っ!」

「あ,あのっ」

「中入りなさい小僧!」

「いやっ,人違い…」

「ズボン脱がすわよ? ネェ~アンタ達! コイツにさ,ソレの責任取らせるからアンタ達は帰ってなさいよ! わかった?」


里杏は勝手に町山達を帰らせてしまった。




そして残った村川は
里杏の店の椅子に座らされた。


No.62 12/12/03 01:31
自由人0 

/仮面


里杏の言われたまま
椅子に座った村川

店内を見渡すと

ウェイトレスの女の子は
皆,男性客に付いてるのがわかった。




「小僧! あの女の子が付けてた仮面さ?
ア~ッ悪い! お客さんが呼んでる! 少し待って」

「里杏サン! 明日,早いんすよマジで。 だから俺…」




「アッソ!? わかったわよ!」

「すいませんね! あのマジで掃除してから帰…」

「別にイイ! それよりコレ!」


里杏は携帯を出し

村川は里杏と赤外線通信でメールアドレスを教えた…




「近い内に連絡‥ネ?」

「わかりました!」




里杏の店を出た村川

小走りで皆が居ると思った吉野家の牛丼屋へ向かったが

乗ってきた車は,既に無かった‥




仕方無く駅前方面に戻りながら

村川はタクシーを捕まえて寮に帰った。


No.63 12/12/03 13:00
自由人0 

/メール


金曜日の朝8時過ぎ
渋滞にハマッてる時に
メールが届いた。




相手は町山だった。


[アレから何時に帰ってきたんだよ]

[5分位で店を出た。
吉野家に戻ったが皆,居ないから仕方無くタクシーで帰ってきた。]


と,車が中々進まないからメールを送信した。




荷物を降ろし終えて
昼過ぎ。

トラックの運転席でコンビニ弁当を食べてるとメールが…


<町山だな?>


相手は市野田だった。


[近い内にまたアノコ達と会うぞ! スケジュールあけとけよ!]

[イマイチ気が乗らないなんだけど‥一応連絡は下さい。]

と返信メールを送った。




少し経ったら,またメールが送られてきた。


[小僧‥今日か明日,お店に来なさいよ!]

[いきなりは無理です。]

[じゃあ暇があったらGメール送りなさい!]


<Gメールってなんだ?>


[それは何です?]


里杏に返信メールを送った。


No.64 12/12/04 18:27
自由人0 

/メール


里杏からすぐメールが返ってきたが‥何故か
写メールだった。


<バッテリー減るんだよな
写メールって‥あっ!?>




写メールはAVで,女が1人でオナをしている画面だった。


[コレでアンタもシテ‥それを 写メで送りな(笑)]

と,書かれていた。




<オナ‥自慰でGか? ハハハハ
くだらないな 送る筈無いじゃん。>




[運転中に出来ませんので‥じゃ,また!]

と送信…


*


ちょっとしたら着信が‥ 相手は里杏だった。


「ナニよ小僧~ツマンナイわね。」

「普通に無理っすよ!」

「トラック乗りは1人だから気楽にオナできるじゃん!
今の写メでシナよ!」

「運転中なんで勘弁して下さいよ!」




里杏は最初のメール通り

話したい事があるから週末に来いと言って,通話を終わらせた。




No.65 12/12/05 12:45
自由人0 

/メール


夕方に町山と荷物を一緒に積んで

会社の駐車場に帰る頃


「村川は明日,Secretに行くのか?」

「給料日前だからな‥行かない。」

「月曜日か給料日‥ヤッパ‥アッ着信来た! ワリィ!?」


町山はトラックのキャビンで電話をし初めた

村川は待たずに
1人で会社へ戻ってしまった。




今日1日の日報を事務所に提出し

寮へ戻る時に携帯がチカチカと光っているのに気付いた村川

携帯を開くと,訳の分からないメールが届いていた。




アドレスは
yurino-hanabira**-++
と,覚えの無いアドレスだった。



<ゆりのはな‥? 何だコレ? 出会い系とかのアブナイ奴のメールだろ?>


村川はメール文章もロクに読まず,すぐ携帯を閉じて‥車を走らせた。


*

*

*


寮に戻る途中

メールが3本入った…


<駐車場に着いたら,見ればいいだろ>


No.66 12/12/05 18:01
自由人0 

/メール


寮の駐車場に着き

村川は車の中で携帯を開いた…


<また変なアドレス‥あ?
3本ともそうだ。>




不審に思った村川は

最近教えて貰ったメールアドレスを確認してみた


<麗樺と,里杏に裕美でしょ‥どれも違うな。>




メールの文章はドレも

[アナタに会いたい。 メールをして!] と,しか書いてなかった。



*


着信が入り

村川は,この意味不明なメールを見たまま

着信に出た…


No.67 12/12/06 12:11
自由人0 

/メール


着信相手は裕美だった。

裕美は土曜日に店へ来れないかと言ってきた。


「土曜日は仕事が終わってから予定が入ってですね…」

「アラ~‥ イキナリ無理かしら? でもね…」


裕美は明日がVIPデーなんだと教えてくれた




そのVIPデーに村川は呼ばれて…


「村川君だけよ! 来る? もしかしたらオイシイ女の子とも出会えちゃかもよ? ウフフ~。」

「金‥無いから…」

「しょうがないわね~
今回は村川君もVIP会員にしてあげるわよ。」

「本当ですか?」




裕美は条件付きで

土曜日中に来る事を言って電話を切った。


*


<VIPデーなら行った方がいいよな。 あれっ,怪しいメール画面が消えた!
ま,いっか…>




そして土曜日の夕方

週明けの荷物を積まないで済んだ村川は
サッサと仕事を終えた。




寮の玄関


「終わったか村川!」

「何? もう着替えた?」

「もしかしたらパッツンパッツンできるかも!」

「だ,誰と?」

「ヘヘ~内緒! ウマクいったら教えるっ じゃな!」


<女‥キヨコかキミカだな?>


町山を
羨ましく思った村川は

自分もサッサと部屋へ向かった。


No.68 12/12/06 12:49
自由人0 

/なつかしい


夕方過ぎ

村川は例の飲み屋街へ車で向かった。




里杏の店から2.3分程離れたコインパーキングに車を停めた村川‥




里杏の店へ行くと

店は,まだシャッターが閉まっていた。




<まだ早いのか?>




店の傍にある自販機の前で缶コーヒーを村川は飲んでいたら

シャッターの開いた音に
村川は気付いた。




No.69 12/12/06 15:10
自由人0 

/なつかしい


店が開いて大体3分‥

村川は中に入った。


「イラッシャイまセ~‥まだ準備中なんで待って下さいネ~。」

「あ‥すいません。」


カタコトの言葉

村川は素直に店を出た。




「小僧~っ,もう来たの?」

「あっ,里杏サン」

「入りなよ。」

「外人サンがまだ準備中って言ってたんで,その辺ウロついてます俺。」

「外人‥ アンタ忘れちゃった? アレさビラだよ。」


村川は,当時来た時にフィリピン人が居たのを思い出した。




「良く見ろ小僧! ビラ!
コイツわかる~?」

「こんにちわ。」




「サッキの人?」

「昔にさ小僧3人が…」




里杏は当時の事をビラに話していた。




少ししたらビラも
村川の事を思い出したみたいで…


「フフ‥アナタ,アノ小僧サン?」

「小僧じゃないです!
里杏サンが勝手にそう呼んでるんです。 俺は…」

「知ッてるゥ~。 確か食べ物の名前‥ネ?」

「まぁ一応食べ物の付く名前です…」



No.70 12/12/10 12:21
自由人0 

/なつかしい


土曜日の夜

里杏の店は
開店するとスグにお客が3人やってきた。




「お客がきたから,俺そろそろ行きますね。」

「マダ居なさいよ。」

「だって俺は…」

「いいから居なさい!」




村川は里杏に言われた通りカウンター席で30分程座ってたら

何となく見覚えのある女が店内に入ってきた。

女は里杏と会釈をして

すぐに奥の部屋に消えてった。




「あの‥ビラサン。」

「ナァニ小僧サン?」

「今の人,来てすぐ奥…」

「アア~‥今の女性?」




見た感じのある女は

店内に戻ってきたら
村川のすぐ後ろに居た




「アンタが村川君?」

「あ‥はい村川…」

「小僧! 静恵サンよ。」

「え? 秋山のお姉さん?
あのっ‥どうも…」


No.71 12/12/10 15:04
自由人0 

/なつかしい


カウンター席に居た村川

そして隣りには

高校の元同級生だった
秋山のお姉さんが
座った。




「ねぇ,小僧‥こないだ連れてた女の子さ。 仮面持ってたよね?」

「仮面てアンタがさっきワタシに渡した‥コレ?」




「そうです静恵サン。
ナァ小僧! もしかして
あの店で引っ掛けた女の子?」

「えっと‥仲間が店内で…」


村川はその時の話しを
里杏達に…




「アンタだけ除け者? キャハハ~笑えるわね」

「ン‥村川君イイケドね?
体格も良いし‥優しそうで二重だし? その子達は見る目が無いのよ‥きっと。」


<別にいいさ。 いざとなれば麗樺が居るし>




その仮面の話しで


「聞いた話しでは男女のペアなら安いって。
小僧さ‥今度試しに
静恵サンと行ってみなよ?」

「村川君‥用事あるなら早く済ませてさ…」




村川は里杏の店を出て…


「送ってくれるの?」

「乗って下さい。」




「アラ渋い‥ジャガーに乗ってるのね」

「これ買ったからローンで苦しんでます! じゃあ行きますよ。」

「よろしくね。」


No.72 12/12/11 18:02
自由人0 

/あのヒト


車を走らせた村川は

高見沢裕美の店である
カラオケ屋に車をつけた。




「アラ‥カラオケ屋サン?」

「ここの地下がSecretってお店ですよ。」

「フゥンそうなんだ? ワタシ自身初めて来るのよね‥アッ送ってくれて,ありがとね! じゃあ用事を早く済ませ…」

「あ,あのお姉さん‥
俺もここです!
実は用事って,Secretに来る事だったんですよ」

「アラそうだったの?」




裕美の店には入った事の無い静恵は

村川と一緒に,駐車場まで車に乗っていた。


「今夜,ワタシ達はパートナーよ! だから,静恵って呼んでね村川君?」

「静恵サンですよね。」




「下‥なんだっけ名前?」

「……圭己です。」

「本当にその名前? ウフフ‥食べちゃいたいわね!」


<皆,そう言うんだよな>


No.73 12/12/13 15:56
自由人0 

/あのヒト


カラオケ屋の受付カウンターを
村川達が通過をしたら

どこからか高見沢裕美が声を…




「こんばんは裕美サン!」

「とんでもない人と一緒に来たわね村川君」

「チョット! ソレは,どういう事よ~裕美ぃ?」




「どういう事です?」

「マァマァ‥もう下では始まってるし。 せっかく来たんだし‥下に降りるわよ! エレベーター来たからホラ乗って2人共。」


裕美は村川達とエレベーターで地下に。




「シズ‥仮面は?」

「里杏のお店から借りてきたわよ‥ホラ!」

「ん OK! じゃあ村川君は‥コレね! コレはワタシ達しかわからない仮面だから‥余所の人は絶対にわからないわよ!」


裕美から渡された仮面

青と銀のグラデーションで

仮面の端には小さいピアスみたいなリングが3コ付いていた




そして裕美も同じ仮面を…




「今夜‥ 一応イベントだから色んなお客さんが来てるからね?」

「あの裕美サン‥このピアスみたいなリングが3コって?」



No.74 12/12/18 12:01
自由人0 

/あのヒト


裕美は曖昧な説明をしただけでカラオケ屋に戻っていってしまった。


「ろくに説明もしなかったわね裕美!」

「そうですね! まぁ要は仮面パーティーって事ですよね。」




村川達は
そのVIPルームへ入った。




「どうぞ静江サン。」

「アラ 優しいわね。」

「……何飲みます? 因み俺はアルコール飲まないんで。」

「呑まな‥アッ! 運転?」

「仕事柄‥免許の減点が嵩むとマズイんで。」

「トラック乗りだっけ?」

「学が無いんで‥コレの仕事をね」




村川はリンゴジュース
静江はビールを頼んだ。


「学が無いって言うけど,ワタシや弟もそうよ。」

「あ,アイツ‥弟サンの秋山は進級出来なかったって噂…」

「進級? 出来る筈無いじゃん。 夜遊びしまくってたんだからあのバカ!」

「それは俺も似たようなもんですよ」




「失礼します。」

「……はい?」


男性スタッフが村川達の所に1人の男を連れてきた。




赤とゴールドの仮面を付けた中年の男は静江の前に…



「お話し位ならワタシは別に構わないわよ」

「じゃスタッフサン。 コチラに混じるからさ」

「あ,あの…」

「イイカラ,イイカラ…」


ニヤっと笑いながら

男は静江の前に座った。


No.75 12/12/18 18:39
自由人0 

/あのヒト


静江と中年の男はワインを頼み直して

呑みながら喋っていた。




「キミさ‥この中に同じ仮面付けてる女が居るから連れてきて貰えるかな?」

「いいですよ。」

「先に言っとくけどアイツ,カナリ酔ってるから‥
それとさ…」




男は村川にオシボリも持ってくるように言った。


<オシボリ‥スタッフに…>




村川は先にオシボリを…


「すいませんオシボリを貰いたいんです」

「あっ,先程は‥ それと,オーナーが呼んでましたんでコチラの内線電話…」

「内線? はい…」




内線の受話器を持ったスタッフはオーナーの裕美に
直接繋いでくれた。


「モシモシ…」

「あ,村川です裕美サン。」

「ウン‥村川君さ,赤とゴールドカラーの仮面を付けてる中年男女が行ったでしょ?」

「はい‥来ましたよ」

「村川君と同じように
特別カラーの仮面よ。」

「はい…」




裕美は電話口から
その仮面の相手を教えてくれた。




「えっ?」


村川は聞いて驚いた

相手は
昔に1度だけ話した事のある男‥友里の婚約者ノブだと言った。


No.76 12/12/21 12:38
自由人0 

/あのヒト


その名前を聞いて


「ちょこっと話しは聞いてるのよ‥だから,傍で色々と聞き出してあげたいんだけどねぇ‥何でか知んないけど行けないのよ~」

「行けない?」

「下によ!」


裕美はカラオケ屋の方が忙しくって下のSecret・Clubにはナカナカ降りれないと言った。




「そうなんですか…」

「今日はイベントだからバイトのコを宛にしてたらさ まだ来ないのよ~」

「大変ですね」

「久しぶりにシズとも騒ぎたかったのに…」


ちょっとしたら
裕美はまた呼ばれてしまい内線は切れた。




<んと‥オシボリを持ったけど,赤とゴールドの仮面を付けてる女を探さないとな~>




少しVIPルーム内を村川は探し回ったが


「エッ,居ない?」

「取り敢えずはオシボリ。
あの‥スタッフに聞いてきますよ」

「居ないなら良いんじゃないの? Nサン。」


<静江サンがこの人をNサンて‥やっぱりノブサンか?>


「‥んだよアイツは~。酔うとナニするかわかんないからなっ!」

「Nサン‥そのコ酔うとどうなるの?」

「何しろメチャクチャだ! こうなるんだったら首輪でも付けておきゃあよかったな!」


No.77 12/12/25 12:25
自由人0 

/あのヒト


酒を呑んでる静江とノブの傍に居た村川

2人は過去の事を喋っていたらしく

偶に里杏やビラの名前が出てきていた。




その間に村川は

自分達の居るテーブル近辺を何度も通り過ぎる男女が目について仕方なかった。


<またあのカップル。 良く通るな…>


「ナァナァ‥こんな話しばっかりじゃツマンナイか‥キミ!」

「あ,いえ‥別に! あっ,また通った」

「……アッ! あのバカ!?」




「知り合いなの? Nサン?」

「今夜連れてきた女!
俺の知らない男とウロウロしやがって…」


ノブが言った言葉の後

マスクを見た村川…


<あ~っ仮面! 赤のゴールドだったのか!>


ノブは慌てて女を追いかけて行った…


No.78 12/12/27 12:11
自由人0 

/あのヒト


テーブルに残った村川達


「ネェ圭己。」

「はい?」


静江はノブの話しを聞いた時の事を何故か村川に話しをしてくれた。




「圭己は初体験の後 友里にも手を出したんだって?」

「え?」

「凄いねぇ~ 1日に2…」


*

男性スタッフが来た。


「失礼します。 オーナーが呼んでます。」

「オーナー‥裕美から?」

「上のカラオケルーム13番室に来てくれと言ってました」


静江はスタッフと一緒に
カラオケルームへ上がっていった。


テーブルは村川1人が残り。


<1人だ‥どうすっか>




「アレ。 キミだけか?」

「あっNサン」


ノブは1人でテーブルに戻ってきた。




「お連れの人は?」

「俺のツレかい? さっきの野郎とどっかに行っちまったよ」

「どっかに?」

「居なくなりやがった
最近相手にしてなかったからな俺。 別にいいや 垂れチチ女なんか」

<垂れチチ?>




ノブはグラスワインを一気に飲み 煙草を吸い…


「キミは名前‥イニシャルは? 」

「あ‥っとKです」

「K‥君はまだ……アラサー位の年齢かな?」



この時ノブは

昔に話した事のある村川とは知らないままだった。


村川は自分の名前を名乗ろうかと考えながらノブと話しをしていた。




すると

ノブと村川のテーブルにゴールドだけの仮面をつけた別の女が2人近寄ってきた。


No.79 12/12/27 15:06
自由人0 

/あのヒト


ノブは村川に


「アノ女消えたからな‥
今夜はコノ2人を抱けるようにするからさK君」

「抱けるようにって…」

「ドッチ選ぶK君?」




「座ってもイイデスカ?」

「どうぞオネェサン! 飲み物は適当に頼んでね K君も‥コレ ジュース? 金ならあるから酒呑みな!」

「ワァイ! 呑もう呑もう」

「ソチラの人 ジュース?」




女の1人は
ショートのブロンドで伊達眼鏡を掛けて 服装はスウェットの短パンでプリントシャツ

もう1人は
黒髪のサラサラロング 白のTシャツにロングのワンピース姿



ノブはブロンドのショートのコを隣りに座らせ


村川は黒髪のサラサラロングのコと並んで座った。


「ヨク来るんですか?」

「俺は初めて‥K君?
あっオネェサン達名前は? イニシャルで教えてくれる?」

ノブは早速
女のコ2人の名前を尋ねた




ブロンドのコは優子でY

黒髪のコは史恵でFだと言った。



No.80 12/12/28 12:56
自由人0 

/あのヒト


2人の若い女

優子と史恵が来てから30分位が経ち…


「エッ‥稼ぎたい?」

「学費が‥ネェ?」

「2人は学生なの?」

「ウン!」




するとノブは職種を2人に聞いてみた


「何々‥楽して稼ぐ? Yチャン?」

「無理よね~」

「…ある事はある。 だけど稼ぐなら体をな…」


ノブは彼女達の体をジロジロと見ていた。




「体使うの? それだと楽じゃないでしょ?」

「……キミ達はHの体験てドレ位だい?」




ノブは新しくデリヘルを始めた知り合いが居るから

そこで稼がないかと言った。


「知り合いで最近店をたちあげたんだよ! FチャンにYチャン‥Hは好きかい?」

「き,嫌いじゃあ…」

「ワタシは好き! 本当はFってさ…」

「チョッ,言わないでよY!?」


<本当は? 何かあんの
このコ?>


No.81 13/01/07 12:17
自由人0 

/あのヒト


ノブの携帯に着信が‥

そして
村川は優子と史恵に…


「本当にデリヘルをやっちゃうのかい?」

「稼ぎ方とかはマダ詳しくはわからないけど 楽して稼げるなら…」

「Fチャンも?」

「まぁ優‥Yが一緒だったらいいかな~」

「………」




電話を終えたノブ


「今からさ デリヘルの関係者が来るんだ~ いいよね?」

「じゃあ お店のお話しも聞けるんだよね?」

「詳しい話しはソイツに聞いてみな! もうすぐ…」


数分後‥村川と皆が喋っていたら

ノブと同じ仮面をつけた女と静江らしい女がテーブルに来た




「ノブ~‥ってイニシャルじゃないとヤバイんだったんだよね」

「プフフ~‥遅いわよR! 殆ど名前で呼んじゃったわよ!」


新たに来た女は
倫子‥R

ノブと知り合いがたちあげたデリヘルの副店長兼営業をしている女だと自己紹介をした。


No.82 13/01/07 15:09
自由人0 

/あのヒト


「稼ぎたいって? 私的には2人共即OKよ? ン~でも最終的には店長が決めるとして‥体のチェックを軽くしてみたいわね…」

「ボディーチェックか‥ どっかで適当に‥じゃあYチャン達さ…」


倫子とノブはすぐ戻るからと言って

優子と史恵を連れて
VIPルームを出て行った。




「静江サンも あのRサンて人とは付き合いが古いんですか?」

「ン~まぁね Rは昔っからだか忘れたけど 体の関係もあるんじゃなかったかしら」

「……か,体の?」

「今はどうかしらね R‥倫子とも久しぶりに会ったから 今その辺はわからないわね」




30分そこらでノブだけがテーブルに戻ってきた


そして彼女達のボディーチェックをしに

余所へ移動する事に…

No.83 13/01/08 12:32
自由人0 

/あのヒト


倫子達は店の前にベンツを停めて


村川は急いで自分の車を取りに行った




「アラ良い車ね! K君さ
いつまで仮面つけてるのよ‥ 店を出たんだから外しなさいよ」

「あっ忘れてた。」




ノブと静江は村川の車に乗り込み

倫子は優子と史恵を乗せてた


「あっK君‥ベンツの後を付いてってな!」

「どこに行くのNサン?」

「近くに倫子の…」



村川は倫子の運転するベンツの後をついていった




少し街中を走ったら
橋を渡った先の住宅街に…


「あの家がそうだってさ! そこ‥車を入れちゃいなよK君」

「はい」




家は平屋建ての借家で

誰も住んで居ないらしく…


「Nサン‥ここは?」

「幾つかある倫子の持ち家だってさ‥ じゃあ中に行こう」

「……真っ暗ね~」


倫子は静江を呼び出した




*トントン…


ノブが村川の肩を…


「ボディーチェックっつうのはわかるかいK君?」

「全くわかりません!
それより‥俺って?」

「何だよヤリたくないの? だったら俺が3Pで…」


No.84 13/01/09 12:51
自由人0 

/あのヒト


ノブの言葉に村川は…


「さ,3Pですか?」

「K君がシナいならな? 俺は,40越えても精力だきゃあ強いから何発でも出来るよ。」


<やる気マンマンなんだ?>




「うわっ埃臭いな~!
窓を開けてよK君! 俺はアッチの部屋開けてくる」

「わかりました。」




後ろから倫子が電話をしながら家の中に入ってきた。


「そう~川向こうの‥ウン‥来なよ~」


<誰?>




「圭己!」

「あっ静江サン。」

「荷物を置きたいの」




「何ですかソレ?」

「コレと‥コレ~‥エッチなオモチャが幾つか入ってる」

「……使うの?」

「チェックで使うらしいわよ」


<ローション? ローターに…>


「じゃあ着く間際に携帯を鳴らして! ね!」


電話を終えた倫子。


「ノブ~っ店長がコッチに来るってさ!」




「エッ倫子,本当に?」

「ウン‥30分位でコッチに着くみたいよ?」



No.85 13/01/09 19:17
自由人0 

/ボディーチェック


「何‥アイツ来るって?」

「店を出た所で電話を掛けてきたのよ!」

「丁度いいや あのコ達の面接もこれで済ませられんじゃん。」




借家の部屋

ノブと優子
村川と史恵に別れ

2部屋でボディーチェックをしようと倫子が言った。




「何か畳がボロボロね~
Fチャン達‥コレ平気かしら?」

「向こうも似た感じ。
どうするノブ?」




「Nサン‥何か下に敷いてくれるならワタシはイイワヨ。」

「敷くものか…」


<車のトランクにレジャーシートがあったな>


「Nサン‥俺の車に敷くものあるから…」

「おっ,マジかい?」

「確か1枚だったかな‥今,持ってきますから待ってて下さいね」




<レジャーシート‥あった!>


村川がトランクを開けている時に車が傍に停まった。




「庭先には停めらんないわね! 路駐しちゃお」




*カリ‥カリリ!




<ん? 変な音がした!>


周りを見渡すと

1台の車が垣根に寄せているのがわかった。


No.86 13/01/10 12:06
自由人0 

/ボディーチェック


車から出ようとしている女性が窓を開けて


「出れないわね…」




車は左ハンドルの車だったからか ドアを開けられないみたいだった。


<レクサス‥セルシオの左ハンか
出れないじゃん>




何度か幅寄せを繰り返して駐車を終えたら

車から女性が出てきた




女性は村川の傍を通り過ぎて借家の玄関で呼び鈴を押した




「アア~ッ来た! 久しぶりね~友里っ! 何か雰囲気が変わっちゃったわね~」

「シズ‥もう夜中よ」

「アッうん! そうそう‥中に皆居るわよ上がって」




店長‥友里は村川が外に居たのを気にもせず

サッサと家の中に入ってしまった。


No.87 13/01/10 15:11
自由人0 

/ボディーチェック


レジャーシートを持って中に戻ると 風呂場で声が聞こえた




「遅いわよ圭己! ノブサン達は風呂場でチェック始めちゃったわよ。」

「すいません。 ところで静江サン,Fチャンは?」

「アッチの部屋で店長と簡単な面接してるのよ。」




村川はレジャーシートを畳に敷いて大きさを確かめた


「アハハ~小さいやコレ…」

「圭己‥店長の友里見たわよね?」

「やっぱ友里サンすか? 何か雰囲気違うから別の人かと思っちゃいましたよ。」

「ワタシも少しだけ喋ったら気付いたの‥昔の友里とは全く雰囲気違うの…」




すると後ろから

友里と史恵が村川達の居る部屋に入ってきた。


「シズ‥史恵チャンのボディーチェックを手伝ってくれるかしら?」

「ワタシも? それよりさ
手っ取り早く本番しちゃった方がいいんじゃない?」


<えっ俺が史恵チャンと?
つか人前でするの?>




すると友里は軽く言った。


「早くズボン脱いで。」



No.88 13/01/11 12:52
自由人0 

/ボディーチェック


恥ずかしそうにズボンを脱いだ村川は友里の前に…


「パンツもよ。」




照れながらパンツも脱いだ村川は手で股間を押さえ友里の前に…


「ちゃんと見せて!」

「人前で脱ぐのって」

「使えない。 それに商品になるコを簡単に抱かせたくないのよ」

「……」




「ソレしまって。 アナタは見てなさい」




村川に冷たく言う友里…


「友里‥道具使うわよ」

「始めは手でやって。 いきなり道具は…」


静江は友里と一緒に史恵のボディーチェックを始めた




その傍らでパンツとズボンを穿き直していた村川。


<見てるだけって何か惨めだな…>




静江達に服を脱がされた史恵‥

友里は史恵のアチコチをボディータッチをして感度を確かめていた…




「シズ‥ピンクローターで乳首に軽く当てて」

「ローターって‥持ってきたアレに入ってるんだよね?」




「その箱取って圭己?」


静江が村川に声を掛けた。


No.89 13/01/11 21:37
自由人0 

/ボディーチェック


静江に言われ

村川はピンクローターを箱から探して静江に渡した。


「サンキュー。 史恵チャン‥圭己も手を使ってイイ?」

「Kサンて圭己って名前?」

「ん‥そうなんだ」




「3人も‥邪魔だから」


友里は何故か村川に冷たく言った。


<邪魔か…>




村川は大人しく引き下がり 史恵の感じる姿を見る事にした。




そして数分後

優子を相手していたノブが村川達の居る部屋に入ってきた。




「アレッK君何してんの?」

「邪魔みたいで…」

「アハハ店長のOK貰えなかったのかカワイソウに~ じゃあ挿入は俺が頂くかな」


ノブは笑いながら史恵の傍に行き…




「駄目だってばノブ!?」

「もうトロットロに液体が垂れ流れてんじゃん! ゴムをハメっからこのコも俺に挿入させろってば!?」


その言葉を聞いた友里は史恵のアソコから手を放し。


「もしかしてノブ?」

「軽くコンコン突いたらあのコ‥優子はイキ捲っちゃったよ!」




「ノブサンはイッたの?」

「倫子が中でイクなって‥だから途中でヤメた」

「フゥ~倫子が居て良かったわ」




友里はノブに言った

優子や史恵はこれからデリヘルで沢山稼いで貰う商品なんだからと‥

その言葉は傍に居た村川にも聞こえた。


No.90 13/01/12 18:58
自由人0 

/ボディーチェック


[商品だから]無闇に手を出すのは無理なんだと思った村川は

友里と静江が史恵のボディーチェックをしている所を傍で見てた




「K君見てるだけで平気かよ? シタク無いの? ホラホラ‥ビラビラがヌットリしてるのとか見えんじゃん~ 溜まんないぜ!」

「あ‥ハハまぁ…」

「なぁなぁ‥また今度さ裕美の店で引っかけるから連絡先教えてよ。」


ノブは携帯を出して赤外線受信で連絡先を教えてくれた。




「送ったぞ! でよ~俺だけイイ思い‥でもナイけどさ‥次は抱けるような女を~‥なっ?」

「ハハハ でも金が無いから そうしょっちゅう店には行けない…」

「だからよ? 引っかけたら連絡するよ。」




史恵のボディーチェックが終わったみたいで静江が…


「チェック終わったわよ。」

「静江‥K君に史恵チャンを数秒でもハメさせてやってくれよ?」

「それより圭己。 アッチ行ってみな。 ネェ‥ノブサン倫子はどうしたの?」

「まだ風呂場じゃん?」




<友里サンの?>


静江は友里の方に行けと指を指した

そして村川は友里と史恵の下に向かった。



No.91 13/01/13 15:52
自由人0 

/ハ,ハジメテッ


村川は友里達の傍に


「きた‥また脱いで!」

「脱ぐ?」




指示通りに脱ぐと

友里は村川にシートへ寝そべってくれと目で合図を…


<レジャーシートの下にか? 何だろ…>




「史恵チャン‥チンコにゴムの被せ方わかる?」

「普通に手でなら…」

「お客様にはサービスで口を使ってゴムを付ける事を覚えてね?」




友里は村川のチンコを…


「コレ‥小さいわよ!」

「えっ,だって…」


*クニュ‥グニッニッ…


友里は村川のチンコを手で何回か握った‥

すぐに反応した村川のチンコを友里は握りながら史恵にゴムの被せ方を説明した。




「ゴムを‥口に含みながら‥Kサンのをカポッって?」

「……それでパクって。 そうそう上手いわ」


*


<き,気持ちいい>


村川のチンコにゴムを付けたら次の事を友里は史恵に…



No.92 13/01/15 16:34
自由人0 

/ハ,ハジメテッ


*グニュグニュ…


<こ,これ‥はぅっ!?>


史恵は下半身をさらけ出して村川の上に跨いで騎乗した体制で腰をゆっくりと数回動かしていた。




「こう‥ンン‥ですか?」

「ふ,史恵チャンのが~」




「圭己は動かない。」

「えっ?」

「史恵チャンのココ‥ウワツキ気味で良いモノっぽいから 素股を覚えて貰うの。 股の間に圭己のオチンコ挟まってるわよね?」


*グニュニュ…


<あ‥!?>


「こ‥あっ,挟まってますよ友里サン‥確認して下さいよ? こんな感じですよね?」


*グニュッグニュ…


<す,素股‥ってこんなに気持ちいいの?>


重なってる村川達を友里は角度や位置を確認した。




「……圭己どう?」

「き,気持ちい‥!?」


*グニュッ~ニュッ‥ニュッ
*グニュグニュ‥グニュニュ…


リズムも段々と良くなってきた史恵

村川は次第に…




*!?


<や,やば!>




*!!??


「史恵チャン容量がわかったみたいね…」

「何か楽ですねコレ? 股開いても 私ン中に入れないで腰を勝手に振る‥ン!?」

「そうよ‥ 何?」




史恵が友里と喋ってる傍‥村川は…


*!?


<あっ だ,駄目だ~っ>


*‥ック………


No.93 13/01/16 22:19
自由人0 

/ハ,ハジメテッ


*ドゥ‥ックン。


<あ~っ>




「K‥アン~白いの出てるよ~!?」

「け,圭己っ!?」




「すいません。 ティッシュ取って貰えますか友里サン」


仏頂面で友里はティッシュを数枚ババババっと取ったら村川に投げつけた。


「ったく‥もう少し我慢しなさいよっ!」

「……はい。」




精液は村川自身のヘソ周りに付いたのと

史恵の内股にちょっと精液が付いた為 村川は慌てて拭き取った。


<他‥付いてないか?>




数分したらノブが知り合いから呼ばれたらしく 帰ると言いだした。


「じゃあワリィな友里。」

「ハイハイ じゃあ近日中にノブの携帯にメールする。」

「友里 戸締まりだけ頼むわね。 それと借家の鍵は預かってて。」




倫子がノブを送ると言い2人は帰ってしまった。




残った5人

友里が店のルールとかも教えるからと言い

優子と史恵を車に乗せ…




「シズ‥またゆっくり会いたいから…」

「うん メールする。」

「……ゆ,友里サン。」

「Kサァ~ンじゃあね~!」

「あ‥うん」


友里は村川とは何も喋らずに すぐ車を走らせて帰ってしまった。


No.94 13/01/17 09:18
自由人0 

/ハ,ハジメテッ


村川は車で静江を送っていくと…


「ウチの実家の傍に公園あったでしょ その公園付近で停めてよ。」

「あの公園‥はい。」




言われた所に村川は車を停めた。




「着きましたよ。」

「サンキュー! 何か今夜は色々あって楽しかったわ。」

「疲れてる筈なんで なるべく早めに寝て下さいね。」




「友里の態度‥あんまり気にしないでよ?」

「……」

「そうだ圭己? アンタさ史恵チャンのワザでソッコーだったんだって?」

「いや,あれ‥素股って俺初めてだったんですよ! だ,だからそのっ…」

「素股! そう~? 結構良かったんだね? ウフフ‥数回史恵チャンが動いたらピュッって友里から聞いたわよ~もしかして早漏君?」

「だからっ あ,あれは初めてだったんだって言ってるじゃないすか!?」

「ウフフ~笑えるわね!」




その後
静江とは数分喋って村川は寮に向かった




車を駐車場に置き

部屋で寝たのは夜中の3時近くだった。



No.95 13/01/17 12:16
自由人0 

/車屋


約1ヵ月後の9月下旬

土曜日の仕事が早く終わった村川と町山は会社の洗車場で自分の車をそれぞれ洗っていた。




「ナァ~今日って土曜日じゃんか。 Secret行ってみねぇか?」

「あんま金無いから……!? 悪いメールきた」


メールの相手は以前に仲良くなった山下麗樺からだった。




麗樺からのメールは

今日の夕方から車屋に付き合ってほしいと書いてあったが 村川は麗樺の声を聞きたいのもあったから電話をしてみた。




「ワザワザ掛けてくれたんだ~圭己君。」

「うん。 で‥車屋?」


麗樺は妹の車が修理からあがった奴を取りに行くので 車屋まで乗せて欲しいと…


「うん わかった。 麗樺チャンの方には何時に行けばいいかな?」

「ン~18時前後…」


麗樺の家の近所を教えてもらい

村川と麗樺は近くのコンビニで待ち合わせをした。


No.96 13/01/17 15:17
自由人0 

/車屋


麗樺との待ち合わせ

村川は道路が少しこんでいたので遅れてコンビニに着いた。




「10分オーバーよ圭己君」

「道が‥ごめん」




「じゃあ飲み物奢ってよ」

「いいよ。」




麗樺は冷たいカフェ・オレ
村川はホットコーヒーを買って車に乗った。


「車屋‥麗樺チャン 道を教えてくれるかい?」

「あ‥店は わりかし近いわよ。」




車で走る事5分弱

買った飲み物も飲みきらないうちに車屋へ到着し その車屋の屋内展示場で麗樺は店員と話しを…


「神田~山下サンの車。
赤のウ"ィッツを表に出して」

「はい。」




仕上がった車を整備士が麗樺の前に…


「神田が仕上げたん?」

「星川達ですよ。 奴らはキッチリと素早く…」

「優秀だもんなアイツら。
山下サン‥綺麗に仕上がりましたよ~」

「ありがとうです。」




麗樺が車に乗った時


「あら携帯‥誰の?」

「さぁ~」


*


すると携帯に着信が入り




「あの~着信が」

「店員さん携帯…」

「あっ すいませんね!
コレ星川の携帯だろ!
着信相手は何て読むんだ? 下は倫‥子だよな? 神田~星川呼んで!」

「はいっ!」


<り,倫子?>


神田と言う整備の男は

携帯の持ち主を呼びに行った。


No.97 13/01/17 20:07
自由人0 

/車屋


携帯の持ち主は他の駐車場に行っていたらしく 携帯は神田が預かる事になった。


車に乗った麗樺。


「圭己君‥途中にあったファミレスで夕食を奢るから後ろからついてきてよ」

「あのデニーズだよね」

「そうよ」




村川が自分の車に戻る時 1人の女性と擦れ違い‥

女性は神田を…


「アッ神田チャンが何でその携帯持ってんの?」

「星川がソチラのお客さんの車に携帯を‥あ,細野サン持ちますか? そうだ倫子サンから着信も…」

「あっコチラのお客さん?」

「いや俺じゃなく あのウ"ィッツに乗ったコです」

「そうでしたか~どうもすいませんね…」

「いえいえ‥じゃ失礼します。」


<あの人も倫子サンの知り合いなのかな?>




そしてファミレスで村川と麗樺が夕食を食べていたら…


「あっ! さっきのお客さんですよね~偶然…」

「あ‥どうもです。」

「圭己君の知り合い?」


後から来たのは細野と言う女性‥

さっき村川達が行った車屋の事務員だった。




そして車屋の整備をしていた神田と もう1人の男がすぐに入ってきた…


No.98 13/01/18 00:06
自由人0 

/車屋


後から来た車屋の面々が携帯の件で…

「えっ悪いですよ」

「奢らせて下さい‥席も相席で ね?」


結局 夕食は皆で食べる事になった。




「で‥コチラは近所の車屋に行ってる中野君。 携帯の持ち主‥星川とは古い仲みたい…」

「ども中野です。 携帯の持ち主は納車があるみたいでコッチには来れないらしいんですよ。」




皆が食べながら話しをしていたら また1人やってくると聞かされ…


「アラアラ~圭己じゃん。」

「えっ倫子サン?」

「倫子‥お客さんのお連れさんと知り合い?」


倫子と事務員の細野
随分と付き合いが古く…




「さっきココ来る前に 私が倫子に電話をしたのよ」

「星‥恵丞居ないの? モウ~せっかくオイシイ話しを持ってきたのに~」

「なんすかオイシイ話しってのは?」

「中野と神田か‥実はさドライバーのバイトあるのよ‥やる?」




倫子の言うバイト

実は友里の店‥デリヘルの運転手を募集しているとの事だった。


「デ,デリヘルっすか?」

「オイオイ‥中野声がでかいってば」


<友里サンの店でドライバーのバイトだって?>


No.99 13/01/18 08:46
自由人0 

/車屋


食べながらの会話…


「俺,ソレやりますよ!」

「ヤルのね中野? で‥神田はどうするのよ?」

「星川はヤルのかな~」

「あの男は別件よ。 ドライバーは中野達がやってくれるなら助かる…」


<別件てなんだろ?>




倫子の持ってきた話しで盛り上がっていたら

麗樺の携帯にメールが…




「あのさ圭己…」

「何?」




メールで妹に呼ばれたと
麗樺は言った。


「車使うから早く帰って来いって? 随分勝手だな妹さんて‥じゃあ自分で取りに来りゃあいいのに」

「そうよね。 ン‥圭己は残りな。 私は悪いけど行くわね!」

「じゃあ麗樺‥また電話とかでさ?」


麗樺は1人で店を出て行った。




残った村川は倫子の話しを聞きながら…




「圭己‥友里から連絡とかってどうなってるの?」

「……無いですよ?」

「あの~お連れの‥えっとお名前は……? 私は細野…」

「あっ村川って言います。」

「そんなのはいいから
圭己‥連絡しな?」

「えっ」

「友里によ! メアドわかんないなら教えるから‥ホラ早く掛けな!」

「あっ,じゃあ はい‥すいませんです!」




村川は倫子からメアドを教えて貰い

店外で友里に電話を…

No.100 13/01/18 12:38
自由人0 

/車屋


ファミレスの外で友里に電話をした村川だったが…


<呼び出してるんだけど出ないな…>


電話に出るまで しつこく待っていたら
やっと友里の声が電話口に…


「モシモシ‥どちら様?」

「あっ‥む,村川です友里サン。 あのっ…」

「……圭己? 今ドコ?」


友里は自分の店に来て欲しいと村川に言った。



「H市の駅前北側に?」

「外に行けないのよ。 だから来れるなら…」


<勿論行くさ。>




友里との電話を終わらせた村川はもう一度 倫子達の居る所へ。




「店に行くの?」

「友里の店? 私も一緒に行きたいからさ…」

「サ~ヤッ! アンタはいいの! 店の名前と場所はさ…」


細野は倫子に止められてしまい 村川は1人で友里の店に向かった。




<駅前北側‥**銀行の隣りにあるビルの3階だったよな>


道路脇に車を一旦停めた村川は店を探してみた。




<あった店の看板‥デリバリー・ハッピーこれだ!>


村川はエレベーターを見逃してしまい 階段から3階に登っていった。


投稿順
新着順
主のみ
付箋

新しいレスの受付は終了しました

お知らせ

5/28 サーバメンテナンス(終了)

小説・エッセイ掲示板のスレ一覧

ウェブ小説家デビューをしてみませんか? 私小説やエッセイから、本格派の小説など、自分の作品をミクルで公開してみよう。※時に未完で終わってしまうことはありますが、読者のためにも、できる限り完結させるようにしましょう。

  • レス新
  • 人気
  • スレ新
  • レス少
新しくスレを作成する

サブ掲示板

注目の話題

カテゴリ一覧