あの時
あの事が忘れられない
誤字脱字や乱文が多々あると思いますが
何卒,温かい目で
宜しくお願いします。
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/急に
電話口の倫子は,夕方の16時に会おうと言ってきた
そして待ち合わせ場所は近くのH駅になった‥
台に戻った村川は莉央に途中で抜けるからと話しをした…
「待ち合わせが16時‥アト1時間チョイね‥誰と?」
「急に例の話しの店からなんだ。 悪いけど…」
「アア~,榮太郎がやるかもしれないって言うデリの運転手ね? そしたらワタシはムラの台を引き継いで打つね」
少しして村川は打つのをヤメた。
「莉央‥ヤメる。 まだ時間には早いけど行くね。 箱に入ってるコインはどうしたらいいんだろう」
「じゃあ換金の事とかもあるから一緒についてってあげるわね」
途中で店内をウロつく葉月が加わり…
「村川君ヤメるの? じゃあアタシがアノ台打つわね」
「ダメダメ~もうワタシがキープしたもん」
景品やら何かを受け取り換金所でお金に換えて貰った村川は…
「え~っ! こんなに?」
「3万8千円ね‥ ムラは千円で出したから…」
「3万7千円勝ったって訳よ村川君! 記念すべき 初勝利オメデトーッ!」
「勝ったんだ‥俺?」
「良かったね~ムラ! じゃあまた打とうね。」
「村川君~またね~!」
莉央や葉月達と別れ
村川はパチンコ屋を出た。
/偶然
待ち合わせのH駅に着いた村川‥ 駅前近辺で駐車場を探し回っていたが…
<停める場所が無い!
H駅は駄目だな~ あっ,中古本屋が近いから あっちに停めるのもありだよな‥行ってみよ>
車で2,3分の場所にある中古本屋へ車を停めた村川。
時間もまだ30分以上あるからと 村川は店内を見て回る事にした。
<勝ったから中古本を買っちゃおっかな>
少しして‥
漫画本を何冊か見ている内に,村川は先日の女の事が頭に浮かんだ。
そして村川は小説コーナーに行ってみた。
*!?
<あっ! 昨日の女じゃないのか‥あれ! あの辺て…>
まさか居るとは思わなかった村川‥ そして女の近くへ…
マジマジと何かを読む女に村川は声を掛けられずにいた。
<やっぱ昨日の女だ。
それにここらは…>
少ししたら女は本を棚に戻した。
村川はその戻した本をチラッと見た時,女が村川の方にゆっくりと振り向いた。
「あっ!?」
「……アラ? 昨日の…」
「ど,どうも!」
<戻した本は官能小説だったよな?>
「………アッ,今日は?」
「ちょっと時間あって寄った‥ あのさ,自販機‥飲み物でも飲む? 奢るけど?」
「イ,イイんですか?」
「じゃあ外に……」
何も買わないまま店を出た村川と女。
/偶然
「じゃあイタダキマス。」
「どうぞ!」
「今日は歩きですか?」
「いや,車‥。 それ!」
目の前にある自分の車を指差した村川。
「外車ですよね?」
「ん‥無理してやっと買ったんだよねジャガー」
「中‥座っ‥失礼かしら」
「あっ,立ってるより車ん中に座ろっか? 今開けるね!」
2人は車に乗った。
ちょっと車の話しをしている内に倫子との待ち合わせの時間を忘れていた村川は車内の時計をチラッと見た。
「あっ,16時っ…」
「時間‥エット,帰るならワタシ降りますね。」
「あのさっ,ここの駐車場に車を置きっぱなしでも平気だよね?」
<走りゃあ何とか…>
「これだけ広ければ大丈夫… アノ‥電話鳴ってませんか?」
*!?
倫子から着信が入った…
「ジュースご馳走様です。
ワタシ行きますね」
「行っちゃ‥あっうん。」
鳴る電話を村川は慌てて出た。
「む,村川っ…」
「アッ,ワタシ~倫子。 ねぇ駅前のどこに居る?」
「すいません倫子サン。
今,近所で……」
「エッ,駅前に居ないの? どこよ?」
「大通り沿いのデカイ交差点に居て下さい! 今直接向かいますからっ。 じゃあ切りますね!」
小説読みの女と話しをしていたら時間を忘れていた村川は 車を急いで走らせた。
/偶然
倫子を乗せ市街地を走らせる村川…
「時間通りに待ってないのは誰よ?」
「……すいません」
「パチンコに夢中だったんでしょ?」
「いや,パチンコはしなかったんですよ‥ 今日はスロットを初めてやりました」
「スロット? まぁ同じギャンブルよね! で‥どうだったのよ?」
車はファミレスに停めた。
村川は待ち合わせに遅れたお詫びに夕食を奢ると言ったからだ。
「日曜日だから混み始めたわね~」
「あっ,もう少し高めの店とかに移動しますか? 今日はスロットで勝ったから平気ですよ?」
「太っ腹ね~ でもココでいいわよ。 で,例の…」
食事をしながら話しをしていたら
ウェイトレスの女の子がやってきた。
「相席‥ですか?」
「ハイ‥混んでしまいまして‥宜しければ…」
「ワタシは構わないわよ。」
「じゃあOKって事で。」
少ししたら男女のカップルが村川達の席に…
*
「アレレ? 村川君と倫子様? ナンダナンダ偶然だなぁ」
「ナニヨ~ ノブと莢香じゃん!」
偶然の相席になった。
/偶然
相席になったノブ達とは例の話しで弾んでいた。
「俺が一応社長でやる事に決まったんだ」
「ノブが社長? 昔みたいに騒ぎ起こさないでよね? もう昔みたいなトバッチリはゴメンだからね!」
「平気平気‥ 後輩のイイ奴らがガンバルって…」
その後輩君は2人‥
前職は売れないAV男優だったとノブは笑った。
「元AV男優なの? それじゃあ私のイチオシ君は必要ないわね?」
「でよう‥その彼を会わてくれ莢香! ドコに居る? 何なら今から飛んでいくぞ‥その為に今日,莢香と会ったんだぞ!」
「そのさ‥イチオシの彼ね‥良く動いてくれてるから最近は忙しくなっちゃったのよ~。 最近は,地方のお客さんとかの納車で…」
「サヤ‥その彼はあのコ?」
<誰だろう…>
どうやら出張ホストの男はまだノブの言う2人しか決まってないらしく…
「なぁ,村川君の方ってやる気ある奴居るの?」
「アッ,そうよ圭己?」
「一応,2人居ます。 会社の元同期でやってみたいって」
「オッシ! その2人‥近い内に簡単な面接しようか! 連絡先とかは?」
/偶然
日曜日の夜も21時が近付いていた。
携帯のディスプレイで時間を気にしていた村川。
「あの俺‥そろそろ帰りますんで」
「圭己,待って‥デリヘルの運転手は誰も? それを聞けって友里に…」
「あ~っ 居ますよ。」
「全く~帰る前に言いなさい。 アッこれから事務所行かない?」
「倫子‥村川君は今,帰るって言ったわよ? 聞いてなかったの?」
「オーイ村川君‥ホストをやるって言った彼らの携番も教えてくれよ。」
「あ~っ,はいはい」
そして村川が会計を済ませ 店を出た4人。
倫子は友里の事務所に寄るからと ノブの車に乗り込んだ。
「じゃあな村川君! また近い内に連絡するよ!」
「今夜はゴチソウ様ね圭己! お休み~莢香!?」
「あ‥細野サン,送りますよ。 家の方まで案内してくれますか?」
「本当? 助かるわ~」
細野莢香を助手席に乗せたら…
「えっとね‥M市方面に向かって欲しいの」
「じゃあ**街道だ」
/忙しいんだ?
車で莢香を送ってる途中に 着信が鳴った
*
「ゴメン 私の…」
「はい。」
着信は莢香の勤めてる車屋の従業員からだった。
暫く電話で喋っていたが 途中で莢香は車屋に寄って欲しいと村川に言った。
「車屋って こないだ行った所ですよね?」
「ウン,彼女の車で来てくれた所。」
<麗樺はまだ彼女じゃないってば>
*
<確かこの辺りが車屋だよな>
「ゴメン。 そこの駐車場に停めて」
「そこ? はい。」
駐車場の中から車が出てきて 莢香は…
「ちょっと待ってて。」
「わかりました」
車に乗ってる人と莢香は少し喋っていたが
少ししたら莢香が村川の方に戻ってきて,携帯を掛け始めた。
「ゴメン 電話する…」
「じゃあ,ここで停まってますから」
/忙しいんだ?
日曜日も遅い時間
莢香を送れば村川は寮に帰れる筈だったが…
<まだ時間掛かるのかな?>
*!?
「あの‥コレ飲みます?」
車に乗っていた男が自販機で缶コーヒーを買ってきてくれた。
「あ‥頂きます!」
<やったホットの微糖…>
「すいませんね‥ちょっと納車する車…」
「えっ,これから?」
「軽井沢のお客さんが月曜日の朝1って事‥ですけど,実はもう1台あるみたいなんだけど……車種が,わからなくって 莢香サンが営業サンの方に連絡をしてくれてるんですよ。」
そして通話をしていた莢香は戻ってきた‥が,莢香と男は仕事の話しをまたしていた。
その間,村川は車の中で貰ったコーヒーを飲んでいた。
/忙しいんだ?
奢って貰ったコーヒーが飲み終わって。
少ししたらもう1人,男が現れた。
莢香達と話しをして
ちょっとしたら駐車場の中に男2人は入っていった。
「待たせてゴメン!」
「終わったんすか?」
「ウン。 もう平気! 後はアイツに任せたからね。」
「後から来た人? じゃあ行きますよ。」
再び大通りを走ってる最中‥ 莢香が彼らの話しをしてきた。
「後から来たのは前にファミレスで会った人? そうだったかな~ 暗かったからイマイチ…」
「わかんなかった? マァいいわ田中なんて。
それと,もう1人のコ…」
「あっ,彼にはコーヒー奢って貰いましたよ。」
「本当? イツ? で‥彼がサッキ倫子が言ってたコ。
今は派遣で来てるんだけど 凄く動くのよ! 何れはウチにって‥社長が言い出したわ。」
<倫子サンとも知り合いなんだ…>
/忙しいんだ?
莢香の家の傍になり
「市役所が傍すね…」
「そう‥ 向かいに見える3階建ての奴。 アレの3階左端がウチなの そうだ,お茶飲んでかない?」
しかし村川はさっきもコーヒーを飲んだから遠慮した。
「そうか惠丞のコーヒー飲んだばっかよね」
「じゃあ俺ここで…」
「……村川君はデリヘルの運転手もやらないんだっけ?」
「本業の運転手が終わる時間とか読めないし‥ ちょっと無理なんですよね」
「そっか‥本業が忙しいんじゃあ出来ないわね。」
莢香が車から降り
村川はやっと帰宅の道になった。
/呼び出し
仕事が早く終わった木曜日‥村川は町山と一緒にトラックの駐車場に居た…
「近い内に新車が決まったの知ってるか村川?」
「お前だけか?」
「俺らがだよ!」
早く終わった2人は
トラックの私物を片付けていた。
*♪
村川の携帯に着信が入った。 相手は市野田の奥さん‥莉央からだ。
「い,今から?」
「電話出れる位だから終わってるんでしょ? それとも休憩中?」
莉央は終わってるならば
こないだ勝ったパチンコ屋に来いと言ってきた。
「鋭いな莉央‥ 今日は仕事終わってるよ! でもさ,トラックのキャビンの中を片付けなきゃいけないから無理だよ。」
「そんなの適当にさ!
今スロットで1台オイシイのがあるのよ! ソッチの片付けはスッポッテ店に来てよ!?」
「いきなし呼び出してパチンコ屋に来いか‥ じゃあ~なるべく早めに向かうね?」
「きっとよ? 台キープしとくからねっ!?」
その事を町山に伝え。
「パチンコ屋? トラックの私物で週刊誌とか雑誌あるから,OFF屋へ一緒に売りつけに行こうとしたのによ~」
「あの中古本屋か?」
<もしかしたら今日,あの女居るかな?>
こないだの 小説読みの女を思い出した村川…
/呼び出し
町山のいらなくなった雑誌を持って 村川は助手席に乗った。
「また随分あるな?」
「こないだと違って車の雑誌やヤンジャンにヤンマガ‥他にも混ざってるからな」
<今回だって幾らにもならねぇってば>
中古本屋に着き
村川は町山を置いて
小説コーナーを覗いた。
が,今回は小説読みの女は居なかった。
<居ないのか‥残念。>
そして村川は町山にパチンコ屋へ行くと言った。
「パチンコ屋? じゃあよ‥アトで俺も顔出すから。
さっき通り過ぎたパチンコ屋だよな?」
「そう! あのパチンコ屋!
じゃあ俺‥一足先にスロットコーナーへ行ってる」
パチンコ屋のスロットコーナー
莉央を探し歩いてみると 莉央の仲間‥葉月が村川を呼び止めた。
「莉央チャン? ゴッドよ。 今日は朝から爆発させちゃってるんですよ~」
「爆発って?」
「……見ればわかりますから‥行きましょ?」
/呼び出し
葉月と一緒に村川は
莉央の打ってる場所に…
<コインが沢山ある>
「莉央チャン~ 村川君連れてきたわよ!」
「す,凄いね~莉央…」
「ムラ‥チョットばかし遅いんじゃない?」
莉央は既にドル箱を5箱持っていた。
「ネェ~莉央チャンっ! もしかしたらキープした沖スロを村川君に?」
「そう アレ! 葉月‥暇?」
葉月と村川は並んでスロットを打つ事になった。
「コレは‥葉月チャン?」
「こないだワタシが打った沖スロ! 打ち方は…」
葉月に教えて貰いながら打ち始めた村川‥
千円目のコインをチャリチャリ入れて打ってみたら…
*!?
「チョッ‥ もう?」
「えっ?」
「ホラ~ ハイビスカス! リーチがかかってるんですよ。 ボーナス絵柄狙えます?」
*ポチ…ポチ………
「7並んだ。 タイミング見計らって! コレ7‥コレはバケ~」
*チャラッチャッチャ~ララ…
何度か狙ってビッグを揃えた村川だった。
「やったっ!?」
「村川君スゴイスゴ~イ!」
「な,何となくね。 ハハハッ あ~っ,市野田来た!」
莉央の旦那‥市野田がやってきた。
「オイオイ! 何だよ村川!
葉月チャンにBIG当てて貰ったんか!」
「違いますよ~ 自分でだよね~ 村川君~」
/気分良し
市野田は莉央が出てる事をメールで知っていた。
「小遣い貰って来よ!」
「ゴッドのシマ‥角から3番目に居ますよ~」
打ち出しを再開して数分‥ 葉月は溜め息を吐いた…
「どうしたの葉月チャン?
もう打たないの?」
「今日は大負けなの もう財布の中は小銭しか無いんです。」
「そうなんだ‥ じゃあ仕方無いよね」
1人でスロットを打ってて
葉月は隣りで携帯を弄って座っていた。
「村川~ 町山来たぞ!」
「オウ‥村川! アッ 1回当たっただろ? じゃあ俺も打つかな!?」
「町山~ 前の時みたいにアツクなるなよ? じゃあ俺はカァチャンとこに戻るぞ。」
村川と同じ機種を座ろうとアチコチ歩いていた町山に 葉月が打っていた台を譲った。
「エッ‥俺にかい?」
「出るかどうかは‥ 数千円入れてダメなら,ヤメた方がイイですよ」
そして葉月は休憩所に行ってしまった。
/気分良し
打ちながら村川に
中古本屋の事を言ってきた町山…
「あ? 今回は買い取り額が千円を超えた? どれでだよ?」
「車雑誌だ! 店員がレアな雑誌が3冊あったんだって‥アッ! 何コレ~? 何か花ビラ光ったぞ?」
町山は僅か2千円で…
「リーチで光るんだよ!」
「詳しいな! リーチで光るってジャグラーと同じだ‥
じゃあ,真っ先に7狙う‥っとBIGだっ!?」
<上手いなコイツ>
「ナァ村川‥さっきのコは誰だよ?」
「莉央‥市野田の奥さんのパチンコ仲間みたいよ」
「市野田の奥さんの?」
*!?
「オイオイ村川‥お前の台,光ってるぞ!」
「お~‥ 無くなりそうな所だった。 また7当たってくれないかな」
それから2人は,お互いに連チャンをして…
「ア~ッ 2人共出てる!」
「あ‥葉月チャン! コレ‥こいつ,2千円で当てた」
「オネェサン譲ってくれてアリガトウね~ 良かったらコレで何か飲んで!」
「……じゃあ村川君も飲も! アッチで買おう?」
「あ‥ボーナスゲーム消化したら‥ 待ってね葉月チャン!」
/気分良し
飲み物を一緒に買いに行ってみると。
「ミンナ出てるからイイナァ‥ ワタシ帰ろうかな」
「……今日は偶々出なかっただけでしょ?」
そのまま休憩所の椅子に座って2人で少し喋っていた。
「お,俺と打ちに?」
「色々教えてあげますから‥ また近い内に行きましょうよ。」
「ん~‥でもさ…」
「ワタシ‥莉央チャンや春子チャンとかが一緒じゃない時って1人ッキリで打ちに行くんですよ‥ そういう時に隣りや近くに誰か…」
「でも,俺は時間が…」
「じゃあ連絡し合ってって駄目です? 来れるか来れない…」
村川は,ハッキリ言えば良かった‥
仕事で時間が取れなかったりするからパチンコ屋には中々来れないんだよと…
「えっ 携番?」
「ワタシの‥ハイ,赤外線で」
*
「村川‥何て読むんですかね?」
「あ‥莉央に聞いて! じゃあ台に戻るね」
<また名前で笑われるんだよな>
/気分良し
台に戻った村川‥
町山のコインを見て驚いた。
「連チャン止まんねぇ! 見てみろよ‥箱にコインが八分目は入ったぜ!」
「……凄いな,お前。」
少しすると 連チャンが終わった町山はサッサとドル箱を持ち…
「ヘヘ~ 並々1箱‥ヤメ!」
「町山‥終わり?」
「ツイてるからって タラタラ打ってると 無くなるのを知ってるからな!
先に換金してくる」
打ち続ける村川‥
ドル箱にある半分のコインを見つめていたら
市野田がまた現れた。
「オ~イ村川! 電話来たんだ 例の運転手の!」
「じゃあ面接か?」
「ああ,そうだ! ナァ村川も付き合ってくれよ」
「まだコレやってるし」
「箱の換金しちまえ」
「……勝手だな~」
すると後ろに葉月が。
村川は葉月に続きを打たせようとした。
「コレ,打っていいの?」
「出るかわかんないけどさ‥ コイン少しと,3千円渡しとくね」
「本当にっ?」
「俺‥市野田と出掛ける事になったから」
「ドコに‥ アッ じゃあワタシ引き継ぎますねコレ。」
葉月は笑顔で台に座って打ち始めた。
/気分良し
「エ~ッ ムラも行くの?」
「俺が心細いんだよ!」
「榮太郎ダサ! いいの~ムラ? それと,アノ台はダメだった?」
「いや‥出たよ! 葉月チャンに続きを頼んだ! だから市野田とさ…」
換金をしてきて 上機嫌な町山が莉央の所に来た。
「何? 村川ヤメたんか?
俺はこれから奥さんの打ってる機種を打つぜ。」
「町山‥市野田と例の面接に付き合ってくる‥帰りは送って貰うからさ」
そして村川は換金を済ませ 市野田の車に乗り込んで面接に付き合う事に…
<千円で当てたんだから‥1万8千円もプラスになったぞ!>
「町山の奴さ~ 調子に乗ってゴッド打つなんて言ってたじゃん」
「あ‥うん」
「もしよ‥ゴッドが当たってもな? 大して打ち切れないままお終いだぜ?」
市野田の言ってる事はわからない村川‥
それより面接は誰がするのか 場所は何処なのかと気になっていた。
「市野田‥面接場所は聞いたんだろ?」
「聞いたよ! H駅前の傍にあるコンビニだってよ!」
「コンビニに?」
「オッ,着くぞ!」
コンビニの駐車場‥
女が3人立っていた。
/優子と史恵
コンビニの駐車場で…
「3人いるぞ村川…」
*!?
村川は1人が友里だと,すぐわかった。
「市野田‥店長が居るからな ちゃんと挨拶しろ?」
「マジ? どの人だ…」
「圭己じゃないの!」
「どうも‥友里サン! こんばんはです! あっ! 史恵チャンに優子チャンかい?」
2人も村川だとわかり
笑顔で挨拶をした。
店長の友里が市野田を見て…
「君が市野田榮太郎君よね? 履歴書って書いてきたかしら?」
「り,履歴書?」
「市野田?」
車にあると言い 急いで取りに戻った市野田。
「圭己‥彼は既婚者だったわよね?」
「そうです。」
「エ~ッ既婚者~?」
「アンタ達‥運転手には手を出さないのよ?」
「背高いしカッコイイからな~市野田の奴…」
<やっぱモテるな市野田>
そして‥友里から
早速今夜,動いて欲しいと言われ…
/優子と史恵
「これからですか?」
「今日は終わったから優子と史恵を家に送ってきて欲しいのよ」
そして市野田が友里に…
「履歴書が無い?」
「スイマセン‥家にあると思うんで…」
「じゃあ いいわ! 次は必ず持ってきて!」
友里は機嫌が悪くなったのか 用件を伝えたら店に戻ると言った。
「このコ達を家の傍まで送るんですか? でも俺の車は…」
「無理? 圭己! 送ってあげて いいわよね?」
「お,俺‥? あの,あんまり帰り遅く…」
「私の車を使って!」
友里に半強制的に言われた村川は,鍵を渡され…
「店長‥履歴書は,いつ持ってきましょう?」
「なるべく早め! それから面接するわ じゃあ私は店に戻るから」
友里は店に戻り‥
村川は友里の車を取りに…
/優子と史恵
友里の車で…
「M市でいいの?」
「デッカイ電気屋の傍で適当に停めてねケーキ君!」
「ナァナァ村川‥ケーキって食べる方の呼び方されてるんじゃね?」
「……だな」
「ケーキ君と新人サンて友達?」
後部座席から顔を乗り出しながら優子が聞いてきた。
「俺の会社の元同期! 今は偶に連絡して会うのが…」
「フゥン‥ ネ,新人サンは結婚して何年位? 子供は? 奥さんはコノ事知ってるの?」
暫く市野田と優子は喋っていた
村川は会話には入らず そのまま運転に集中していた。
すると電気屋の傍‥
村川はバス停の停める場所に車を寄せると
市野田と優子だけが車から降りた。
「村川! オイ!」
「何で市野田まで降りてんだよ?」
「ワタシの家の玄関まで送って貰うの!」
「てな訳だ! 待っててな!」
史恵はまだ車に乗ったままで
外に出た優子をバイバイと窓を開けて手を振っていた。
/史恵
市野田を待つ車の中
史恵は助手席に座り直すと言って 村川の横にきた…
「店長の車って外車みたいに左ハンドルね」
「これはさ逆輸入車って奴なんだよ! だからメイドインUSA」
「でも‥トヨタ車よ?」
「トヨタは向こうにも工場や販売店あるんだ」
「……詳しいねケーキ君」
史恵と車の事を喋っている間に市野田が戻るかと思っていた村川‥
市野田は10分近く経ってもまだ戻らなかった。
「遅いなアイツ! 明日も早いから遅いと…」
「ケーキ君,まだもう少し遅くなるの‥ゴメンネ!」
「あ‥史恵チャンに…」
<何だかんだで寮に帰るのは23時過ぎだな>
それから村川は史恵の家の場所‥住所を聞いてみたりした。
「M市の**‥意外と遠いね? それだと優子チャンと会うのは大変じゃない?」
「実はね それがネックなの~ だから,このデリでお金が貯まったら安いアパートで同居しようかって優子と話してるの」
かれこれ20分近くバス停の端に停まっていた村川達‥
するとバスがやってきた。
/史恵
バスが来たのを気付いた村川は車を動かした。
「もう史恵チャンの家に行っちゃお! 市野田を待ってるより その方がいい…」
「じゃあワタシ,優子に電話して 新‥市野田君だっけ? 伝えて貰うように話す。」
「うん そうして。」
走ってる間 史恵は優子と電話で話していた。
史恵から聞いていた住所近辺を走ってると
<ここらは**‥の3丁目だ? 史恵の家はもう近いだろ>
「ストップ~!?」
「ん?」
「そこ‥ウチ!」
「あ……俺‥マズイかな? だとしたら少し離れた場所に停めるよ?」
史恵は村川の言う通りにした‥
村川は100メートル位走った所に車を停めた。
しかし史恵はスグ車から降りず‥顔を近づけて…
「ケーキ君‥たまに2人だけで会おうよ? コレ‥ワタシの携番!」
「……いいのかな?」
「アッそうだ市野田君が待ってるの。 サッキのバス停! 時間とかは連絡して? 待ってるからね!」
史恵は車から降りて
来た道を戻っていった。
/帰り
市野田を乗せ
帰りの道中…
「市野田~ 何であんなに時間掛かった?」
「あんな? そんなに掛かって無いだろ?」
「俺は20分以上は待ってたんだからな!」
少しすると市野田は携帯を取り出し ディスプレイ画面を村川に…
「優子チャンの携番ゲットしちゃったんだよ!」
「待て! 走行中!」
信号に引っ掛かった時に市野田はもう1度画面を村川に
「ヘヘ~チョロイぜ!」
「あっ,本当だ! じゃあ莉央に報告…」
「そりゃあ無いだろ?
ナァナァ~ 優子チャンからチョロっと聞いたんだ‥ お前さ? 送りに行った時よう…」
市野田は優子から話しを聞いてきた
史恵が村川を気になっているって事を…
「何かあったろ? 秘密はお互い様にしようぜ?」
「……何も無い! あ,青!」
「そういう事か~」
「あ?」
「まっ とにかくカァチャンには黙っててな?」
友里の車を返しに
駐車場に着いた村川達。
村川は友里に鍵を返そうと友里の携帯に電話をした。
「俺‥自分の車に居るからな!」
「ちょっ‥市野田! デリの店をついでに教えるから来い!」
*!?
「モシモシ? モシモシ!?」
「あっ友里サン?」
/帰り
友里の店があるマンションに市野田の車で道路脇まで来て路駐をした。
「ここの3階左端だ。
店名はデリバリーハッピー
行くぞ!」
「わかったよ。」
エレベーターで上がり
店の呼び鈴を鳴らしたら友里が出て来た。
「車の鍵です友里サン」
「送っただけの筈よね? 少し遅いわね?」
「ア‥じ,住所がイマイチわかり辛かったんで…」
「市野田! ……遅くなってすいませんでした友里サン‥ でも無事に送ってきました。」
「……そう。 わかった! じゃあご苦労様。」
「はい! 帰りますね」
「ども‥オヤスミです!」
*
市野田の車に乗る時
道路の反対側で人が叫んでいた。
「ナァ村川‥ コッチに来たぞ? 知り合いかアノ人?」
「誰‥ あ~っ!?」
「ヤッパ村川君だ! 何でこんな所に居るんだ?」
「あっ,どうもノブサン。」
村川はノブに友里の店で運転手のバイトの件で来てたんだと言った。
/帰り
「バイト? デリの運転手やるのかい?」
「はい。 こっちの奴!」
「君ぃやるんだ? ン~ ウチの出張ホストなら客付きそうだけどな 勿体無い」
「エッ? ホスト?」
村川は市野田にノブを紹介した。
「社長サン,どうも初めまして。 市野田って言います! 村川‥出張ホストって都島とか府川の?」
「そうだよ。」
「ア‥村川君。 彼らとは昨日面接したんだ。 取り敢えず仮採用って形でやって貰う事になったから」
<仮採用か…>
*
ノブの携帯が鳴り…
「悪い‥着信だ。 アッお客からだ‥ また近い内にな‥ アッ,ハイ~モシモシ…」
「はい それじゃ!」
市野田の車に乗り込み
寮へ送って貰ってる道中…
「例の出張ホストの社長ね‥ 何かよ‥アッチ面白そうだよな~」
「どうだかな~ 面白いかどうかは,あいつ等から‥ ってお前!」
「ハハハ~ わかった?」
「莉央に言うぞ?」
「別にぃ‥ 軽く浮気するのは承認済みだ」
「そうなのか?」
「でもマァ デリの運転手で美味しい事をよ…」
「何か企んでるな? まさか優子チャンと?」
「……サァ着いたぞ!」
/帰り
寮の傍で車を停めていたら寮の駐車場側から町山が来た。
「ヨォ~お前ら今帰ってきたのかよ?」
「何 町山‥アッ,お前ゴッドどうだった?」
「勝ったぜ!」
町山は笑いながら勝ち自慢をした。
「何ぃ~ 6万勝ち!?」
「ナァナァ町山‥ 莉央は何か行ってなかったか? 台がどうとかってよ」
「莉央? アァ~ 明日狙うからって‥何で?」
「狙うって? そうか! アハハッそうかそうか~」
町山と市野田はスロットな話しで盛り上がってきたので
「じゃあ俺は部屋戻るな! 市野田‥またな」
「む,村川~ アレはよ…」
「アレ? ああOK! 町山‥早めに戻れよ部屋」
<フン‥優子の件だろ?
わかったよ>
翌日の昼,町山と昼休憩をしてたら…
「あ? パチンコ屋? 明日の土曜日にか?」
「市野田の奥さん‥莉央に言われたんだ。」
「何を?」
「コッチのセンスがあるって
だから暫くはスロットを打ちに行く!」
「お前はローン抱えてないからな‥ まぁ金無いから貸しては言わないでくれよな! 俺は余裕無いからよ。」
/序でに……
土曜日 休みだった村川は朝から部屋の掃除をしていた。
<雑誌類を売りに行こう。 もしかしたら,あの女が居るかもしんないし>
昼過ぎ当たりに,売る雑誌等を車に乗せ 中古本屋に村川は向かった。
「コチラ番号札です。 後程アナウンスしますんで…」
「はい。」
<車系と漫画の単行本
オーディオ系で幾らになるかな‥ あっ小説コーナー>
期待をして小説コーナーに行ってみたが あの女は居なかった。
アナウンスを待ちながら小説コーナーで官能小説を手にしていた…
*!?
村川の傍に何人か人は来るが 小説読みの女は来なかった。
アナウンスで番号を言われ
レジカウンターで会計を…
「コチラ‥このような金額になります!」
「あ‥えっ?」
意外な金額に
村川は驚いた。
<3千5百円か‥凄いな!?>
会計を済ませた村川
帰ったら片付けの続きをしようと思っていた。
車に乗り込みエンジンをかけた時 史恵から着信が入った。
「モシモシ‥史恵です。 今日って暇かな?」
「あ‥史恵チャンごめん! 部屋の片付けをしてるんだ」
「じゃあ~会えない?」
「……片付け次第かな?」
「終わった頃 連絡欲しいな~」
「あ‥うん。」
「じゃあ~アトでね!」
<今日ってデリの仕事じゃないのかな?>
/序でに
車を走らせた村川
信号待ちの時に近所のパチンコ屋に莉央や町山が居るのか気になってしまい
少し覗いてみようと
村川は車をパチンコ屋に向けた。
<もう開店のイベントとかじゃないのか?>
莉央達に何も連絡をしなかった状態で村川はスロットコーナーに行った…
*!?
すぐ傍に葉月を見つけた村川。
「葉月チャン! こんにちわ!」
「ア~ッ村川君! どうしたの~1人?」
打つ手を止めた葉月は
スックと立ち上がり
村川に他の店へ行こうと言った。
「他の店に?」
「もうね‥5万負けた。
朝から並んだのに嫌ンなっちゃいました!」
「その台は?」
「もういい‥ヤメ。」
「他ってどうするの? あっ,莉央とか居る?」
「居るけど‥ 出てるの見たくないですワタシ!
他のお店に移動したいんです。」
「……俺の友達見た?
こないださ‥代わりに…」
「会いに行きますか?」
「居るなら‥と,思って寄ってみたんだ。 行ってみて……」
「じゃあ行きましょ!」
*!?
葉月は足早に前を歩いて莉央達の所へ案内をしてくれた。
/序でに
後をついて行って
莉央が打ってる所に。
「ムラ‥来たんだ? ワタシの隣りの台打つ?」
「いや,莉央‥近所を通った序でに寄っただけなんだ。」
「そう‥ アッ,榮太郎がアッチに居るわよ? 町山が後から来て一緒に居る筈よ?」
村川は町山達が居る方に行ってみようと…
「ワタシ待ってる。 コッチで‥ネ? 村川君。」
「うん。」
その町山達は並んで喋りながらスロットを打っていた。
傍に行くと市野田が村川に気付いた。
「町山‥村川来た!」
「よう市野田‥ 何だ出てるじゃんか。」
「今日は2千円でだ! 打つならアレ打てよ?」
「いや,金持ち合わせてないからいいや」
「村川,俺よ~運転手で仮採用決まった。」
「そっか‥頑張れよ!」
一方の町山は…
「市野田に負けてるぞ」
「ウルサイな! それより何しに来たんだよ?」
「本屋!」
「OFF屋か?」
「で,今回よ……」
村川は町山に売った雑誌とかと,金額を教えた。
「アハハ~ヤッパ車系の雑誌は値が付くな! アレ打てよ?」
「今,市野田にも言っただろ! 金あんまり無いんだって。」
<金持って来てれば良かったかな?>
市野田達と少し喋り
村川は莉央や葉月の所へ戻った。
/序でに
戻ると莉央が休憩すると言い 3人は休憩所に‥
「葉月‥コレで飲み物。
奢るから‥お願い!」
「ハァイ!」
休憩所の椅子に村川は座ってたら莉央が隣りに…
「ムラ‥榮太郎が一応運転手やるの…」
「ああそれ‥聞いた!」
莉央は運転手の事で少し心配をしていたみたいで。
「時間とか? さぁ細かい事は俺,全く知らないんだよね 奴‥市野田は聞いてないの?」
「今はまだわかんないって。 怪しいのよ~」
<友里サンから説明聞いてる筈だけどな>
「莉央チャン~ ハイ!」
「サンキュー! で‥帰りは ちゃんとムラに送って貰いなさいよ葉月?」
「お,送り?」
「村川君‥何店舗か行きたいの~序でにオウチまでヨロシクネ!」
飲み物を飲んだら
葉月と村川はパチンコ屋を出た。
「じゃあ葉月チャン。 どこに行くのかな?」
「まずは スグ近くのA店にお願いしま~す。」
/序でに
葉月とA店に向かうと…
「ここって莉央が来てる店だよね?」
「ココは近場では1番良い店ですよ!」
莉央は台をチェックするからと言い 1人で見て歩き始めた。
少しして葉月が…
「次,行きましょ?」
「打たないの?」
「箱にコイン入れてる人が少ないんです。」
<そうなんだ…>
次の店に向かってる時…
「ワタシ, 新しい店とはイマイチ相性良くない見たいなんですよね」
「そうなの?」
「5連敗中です。
今,マイナス18万円…」
「ちょっ‥,え?」
莉央は元旦那からの慰謝料がカナリあるから平気だと笑っていた。
「使っても平気なの?
貯金とかって‥ あっ,ごめん! 何でも無いや」
「……貯金? ある!」
そして2店舗目のB店。
「何か小さい店だけど賑やかだね?」
「スロット専門店です! アッ! 打ちたい台が空いてるっ!?」
葉月はチェックを済ませ
少し打ちたいからと…
「じゃあ俺はこっちで椅子に‥ 待ってる」
「コレも様子見です! ダメならスグにヤメますね。」
<様子見ね~…>
携帯を弄りながら
葉月を待つ事にした村川…
/序でに
「お待たせで~す。」
笑顔で葉月が戻ってきた。
*!?
葉月は村川にお金を渡した。
「こないだの3千円! 借りたままでしたよね? ワタシ,スッカリ忘れてました。 今,打った台でBIG1回スグ当たったんです」
「続きは?」
「台の設定が良くないからヤメました。」
その当たったコイン‥
すぐに流して換金を済ませてきたと葉月。
「えっ,知り合いが?」
「仲のイイ人が居て‥ お勧め台とかを教えてくれるんですよ。 でも今日は他の人に……」
葉月は
また他の店にと…
3店舗目の店。
「C店は年寄り‥アッ! 並んで空き台があった!?」
偶々,空き台が3台並んであった それを打とうと葉月は言った。
「これって俺も前に打った台‥かな?」
「誰でも打てる人気台ジャグラーです! 並んで打ちましょ?」
村川は財布の中を確認してみた。
<3千円戻って‥本の…>
「オサイフ‥幾ら入ってるんですか?」
「7千円しか使えないや。 じゃあ少しだけね?」
「7千円‥ 無くなったら貸しますよ!」
「いや,無くなったら
やめるからいいよ!」
<おいおい‥幾ら金を持ってるんだキミは?>
取り敢えず村川は
打ってみようとした。
/序でに
葉月は「先に選んでイイヨ」と言ってきて
村川はどれを座るか悩んでいた。
<22.23.24番台‥ 直感で奇数の23番台だ>
「悪い。 真ん中の23!」
「じゃあワタシは22ネ!」
コインの買い方はわかっていた‥ が,下皿にコインを置いた時 1枚だけコインが葉月の方に落ちた。
「~コインがっ!」
「ドコ? アッ ワタシの下!」
葉月の足元に落ちたコインを取ろうと村川は屈んだ。
<あった! ‥良く見ると何枚も落ちてるぞ? 序でに拾っちゃお!>
村川は落ちてるコイン5枚を取った。
*!?
<葉月‥ショートパンツ? なかなか綺麗な…>
*ポン!?
「取りました?」
「ああ‥う,うん!」
「ズーっと下向いて~ ア~! ワタシの足見てたんですか?」
「いや これ! ほら,コインが何枚もさ?」
「……足じゃないんですか。 コイン増えて良かったですねっ!」
「あのさ葉月チャン‥その足で‥寒くない?」
「ゼンゼン! ストッキング穿いてるし‥ヤッパ足見てたんですね!」
*!?
と,その時。
右隣りの24番台に女性が来て 村川達に話しかけてきた。
/序でに
隣りに来た女性は春子だった。
「来てたんだ村川君と葉月~?」
「あ,こんに…」
*!?
<ちょっとスカート短いんじゃないの? 人妻の足が…>
「春子チャ~ン,今日は足が大胆よね?」
「そうかな~? チョット,家で苛ついてさ!」
「旦那サン? 大変だね~」
村川は目のやり場に困った。
「葉月達‥来て間もないの?」
「ほんのチョット前だよ~? 台チェック済んだ所で 今座ったってカンジ」
女2人に挟まれた村川
3人は,ほぼ同時にスロットを打ち始める事に。
打ち出して,数分…
*!?
「ねぇ葉月チャン‥もう2千円目かい?」
「ウン!」
「ワタシも2千円目突入~
村川君は‥マダ?」
村川はまだビギナーで打つのが遅かった。
「エッ,拾ったのがある?」
「さっき葉月チャンの足元にあったんだよね5枚!」
*カチ!?
「アァ~ッ ペカッたわよ?」
「ペカ? ‥光ってる。」
「ツイてるなぁ村川君! 拾ったコインで引くんだもんね~!」
「村川君‥ 1枚!」
「1枚? 3枚で打つんじゃないの春子チャン?」
「1枚でイイです! 入れて?」
/つい…
*タンタン‥
「ホボBIGね‥㊥ボタンの7狙えます?」
「㊥?」
*ポチッ!
*チャララチャララ~♪
「ホラね!?」
「スゴ~イ! 千円でBIG引いた~ イイナ~」
「ハハハ~偶々っしょ?」
「違うわよ~! データーチェックしたら もうじき出そうだったのが…」
それから3人で打って
夕方も過ぎて‥夜19時。
村川は箱に軽く満タンで
春子も1万使ったらチョコチョコと当たり‥ドル箱にはギッシリ入れて八分目程度を持っていた。
そして葉月は2万使って 座りながら携帯を弄っていた。
「今日ワタシは負け確定ネ!」
「……ワタシもパチの負けがあるから‥ 今のところは これでプラマイ無しってとこかしら。」
「じゃあコレで俺やめるからさ店出よう?」
「村川君はソレ打っててイイワヨ~ 凄い台がイイ感じだもん…」
そしたら春子は1度換金をして来ると言い店員の下へ行った。
*
「ワタシがリーチになったら押してあげますね!」
「あ‥!?」
葉月は椅子に両足を上げて体育座りみたいな感じで座っていた
それを見た村川は軽く注意を…
/つい…
「だって‥こうやってるのが楽なんですよ」
「葉月チャン? 女の子がそんな所に足とかを乗せたら周りの男が‥ ゴメン! 余計な事だったね」
<俺の彼女でもないんだ‥ イチイチ煩いよな>
直後に足を下ろし
葉月は携帯を再び弄りだした。
そして無言のまま数分が経ち…
*
「マダ負け越してた。 他のを打って……」
春子が換金を済ませて戻ってきた。
すると入れ替わる様に
今度は葉月が立ち上がり…
「春子チャン‥トイレ行こ」
「ワタシは行ったからイイ!」
「行こうよ~?」
「じゃあ途中までね? ワタシ,他の台も見てみたいから」
「ウン」
1人でその場に残り
村川はスロットを打っていた…
*!?
春子が笑いながら村川の横に来た。
「ウフ‥葉月に行儀悪いって注意したんですよね」
「あ‥うん。 ついね…」
「ワタシも思うんです。 女なんだから大胆に足をあ……」
「足を?」
「ア‥イヤ,ワタシはやりませんよ? こういう場所で‥足を体育座りみたいな格好は!」
「俺は間違ってないって言いたいけど‥ ただ,知り合って数回しか会ってないコに言ったのが良くないかなって思ったんだよね」
「注意してイイんです。
[元旦那は平気だもん!] なんて言ってましたからね葉月は。」
/つい…
村川は打つのをやめ
ドル箱を持って店員を探していた。
*
「村川君ヤメたの?」
「あ‥葉月チャン。 これだけ出たからいいよ! これ換金したら3人で何か食べに行かない?」
「まだ出ると‥ アッ,春子チャン他の台を打ち出した…」
景品カウンターで景品を持った村川と葉月…
「葉月チャン‥これで幾ら位あるかな…」
「ンと‥景品見せて下さいよ村川君。」
休憩所に寄り 2人は椅子に座った。
「村川君‥3万7千円はありますよ!」
「本当!」
「ヨカッタですね~!」
2人は春子の所へ行くと…
「えっ,春子チャン行かないの?」
「今日マイナス3千円だから,アト少しでプラスに‥だからワタシ……」
「村川君 お金で,こういう時の春子チャンは止まらないですよ!」
「また誘って下さい!」
「ガンバッテね春子チャン。」
村川と葉月は換金所へ行き‥お金に換えた。
「3万‥6千円浮いた!
じゃあ葉月チャン何食べる?」
車に乗った葉月‥
助手席で大人しくチョコンと座った風だった。
「そうだ! 市野田達は,どうなったかな? 奴らも誘おっか?」
「……お任せします」
/つい…
車を走らせる前に
市野田達に電話をしようと携帯を取り出した
すると,その市野田から着信が3本も入っていたのに今更気付いた村川。
「悪い葉月チャン‥ 少し
市野田と電話するね?」
「どうぞ!」
その市野田に電話をしてみると…
「莉央が終わらない?」
「絶好調なんだよ! 俺はダメでな~ そしたら小遣いくれたから暇潰しで…」
村川の連れ‥町山もスロットが出ていると市野田が教えてくた。
「何! お前が出たからメシに? 無理だ~ この調子だと閉店まで待つようだからよ! 葉月チャン居るんだろ? 2人で行けばイイじゃんかよ?」
「あ‥うん。 そうだな」
結局2人で行く事に。
/つい
電話を終え 近場の繁華街を走っていた村川
「葉月チャン‥そこの洒落たレストランとファミレスとあっちに離れた和風レストランがあるけど どこがいいかな?」
「……選んで下さい」
<じゃあ久々に和風>
村川は和風レストランへ向かった。
2人は食事をしながら…
「どしたの葉月チャン? 他の店が良かったかな? もしかして,さっきの注意…」
「イッイイエ‥ あのワタシ,アレはエッと……」
「さっきの注意はさ? 軽く聞き流して! 俺達は……」
<何て言っていいかな
適当に喋り易い話し…>
「さっき注意して貰ったのは わかります。
確かに周りを見てないワタシが悪いんです」
「ま,まぁ‥うん」
2人の会話が続かないまま‥先に食事を食べ終えたのは葉月だった。
「む,村君‥ アッ! 呼び方が変になっちゃった」
「呼び方‥ 別に俺は気にしないけど?」
「じゃあ~ワタシはムラ君て呼んでもいいですか? 君無しは莉央チャンが先に言ってるし」
「序でに言葉使いも‥堅苦しいなら自由にしていいよ! 見ず知らずの他人じゃあないからさ‥ね?」
「そうしま‥そうするでイイんだっけ? アハッ,何か変だなワタシ~」
/つい…
食事を終えた2人‥
村川が会計をしていると 葉月は先に外へ出た。
「お待たせ葉月チャン!」
「ムラ君~ ワタシを呼ぶ時は呼び捨てでも全然構わないから」
<じゃあ呼び捨てかな>
2人は車に乗り込むと
葉月がまたパチンコ屋に向かって欲しいと言ってきた。
「台をチェック?」
「ウン! まだ21時半だし
最近行ってない店舗とかを‥打たないからイイ?」
「打たないんだ? なら,行こう」
少し距離を走って
O市の街中にあるO店に着いた。
「機種をチェックするから
10分位かな‥ ムラ君どうする?」
「その位なら俺は車の中で待ってる‥ いい?」
「じゃあワタシ行ってくる」
/つい…
チェックをしに行った葉月を待っていた村川
言ってた時間より5分位過ぎて葉月が戻ってきた。
「ゴメン少し遅くなっちゃった‥ アッ! 早く車出してっ!」
「ああ‥ はいはい。」
「つ,次はね~坂を下りたK店に行って欲しい」
*♪
*ピッ!
「……うん?」
<今‥携帯鳴ったか?
俺の‥は,違うな。>
しかし
携帯ホルダーに置いてある村川の携帯ディスプレイは光ってなかった。
少し走って,K店の駐車場に車を停めようとしたが…
「ここは停める場所が空いてないな~」
「今イベントだからよ! ワタシ先に降りちゃおっか」
「待った! じゃあ,そこの空き地みたいな所に車停めて待ってるよ!」
「ウン! じゃあ待ってて」
*
今度はさっきよりも10分以上遅くなって葉月は戻ってきた。
「ゴメンね~ムラ君! 混んでるからチェックするのに時間が掛かっちゃった。」
「22時過ぎてもお客はイッパイ居るんだ?」
*♪
助手席に座ると同時に葉月の携帯に着信が…
「しつこいな~」
「えっ?」
「ア~ッ! ワ,ワタシ外で喋る!」
「わかった。」
<何か少し変だったな?>
/そういうこと?
約10分位 車の脇で電話をしていた葉月は車に乗るや否や 3店舗目のパチンコ屋に行こうと言うが
時刻は22時半近くになってると葉月に…
「エッ ホント?」
「後は‥どこだい? 移動してたら いい時間になるよ?」
<俺でさえパチンコ屋が23時には閉まるの知ってるぞ>
「じゃあ…」
そして車を動かす前に
村川は聞いてみたい事を葉月に…
「エッ!?」
「どんな事をしてるのかなって‥ ほら時間は少し過ぎてたり…」
「台番やら回転数‥チョット待ってね!」
レシートみたいな紙キレと
携帯のメモリー画面を村川に見せた。
「コレがO店ので‥コッチが今の店‥ 会員だからデーターはカードで台番とかを記入すれば……」
村川は何となくだが
葉月の言ってる事がわかった。
「何台も見てるんだ」
「ウン!」
「こりゃあ大変だ! 時間通りなんて無理だ!」
*ペコリ!
「ごめんね葉月チャン!
変に思った事は,この通り謝るよ!」
「べ,別に謝る‥ アノネ 実はコレってまだ中途半端なのよね」
「中途半端って?」
葉月は
時間通りに出来なかった事を村川に言った。
/そういうこと?
時間を見て もう他のパチンコには行かないと言った葉月‥
村川は葉月を送る為
葉月と会話をしながら車はF市に向かっていた。
「元‥旦那の仲間が?」
「ウン。 さっきO店で遊びに行こうって声掛けられたの」
「それって‥チェック中?」
「色々と調べてたら肩をトントンて…」
しつこい相手だったから途中で出てきた葉月‥
すると今居たK店では
元旦那がO店に居た奴から電話連絡を聞いたらしく……
「相手は行動が早いな~。」
「そう~ まさか来るとは思わなかったわ ワタシはチェックを夢中にしてて…」
その最中に元旦那と仲間2,3人が集まってきて
葉月はチェックを途中で止め トイレに行くフリをして外に出てきたと……
「そうだったのか。 で,家はF市のどこら辺?」
「エット‥ F市**の5丁目…」
案内をして貰い
葉月の住む家の傍…
「この辺なら近い? そこの公園にある駐車場停められそうだし…」
「ウン。 ホラ,アノ安っぽいアパート‥見える?」
見えたアパート‥ かなり年季の入った建物みたいに感じた
そこの1階,右側の角部屋だと葉月は教えてくれた。
/そういうこと?
葉月が車を降りて。
「じゃあ俺は行くね!」
「……ムラ君,今度はパチンコ屋にはイツ行くの?」
「わかんない。 今日はあの近所に偶々通っただけだからさ‥何で?」
葉月は車の免許を持ってても車は無かった‥
今住んでるアパートから近場のパチンコ屋には何時も電車やタクシーを使っていたと…
<何だ足が無いのか…>
「俺‥出ない時は仕事中って事‥ 運転手やってるからさ ね!」
「ウン‥わかった。 じゃあ帰るわね! 送ってくれてアリガト~!」
帰宅途中 市野田からF市のパチンコ屋近くにあるファミレスに来れるかとメールが入り
村川は寄る事にした。
「来た来た~ ココだ村川!」
「町山‥ あっ莉央も?」
「適当に座れよ村川」
「うん。」
町山と市野田は男同士で何かの会話で盛り上がっていて。
莉央は誰かとメールをしていた。
「フゥ~‥アッ,ムラ? 葉月と随分回ってきたみたいね?」
「えっ?」
「メール‥葉月とよ!」
「あ‥そうなの?」
「ムラさ 携番教えたんでしょ? これからはしょっちゅう電話鳴るわよ~」
「でも出ない時は仕事…」
「甘いわよ! あのコは移動手段の足が無いからね~ 大変だ~ウフフ!」
<……そうなのか?>
/何度も
週明けの月曜日‥
町山と遅めの昼休憩をしていると 着信が入った。
*♪
<……葉月だ!>
「悪い電話…」
「なるべく早くな村川!」
葉月はF市のパチンコ屋に来ていたらしく
息抜きに電話をしてきた。
しかし村川は何気無い会話を数分して
すぐ葉月との通話を終わらせた。
「村川~近い内によ~
トラック乗り換え確定だってさ 今,事務所から電話連絡入ったぞ」
「それ‥何時だ? 今週?」
「今週中だとよ! 俺の携帯かお前のによ‥ また事務所から連絡が入ったら トラックごと日野自動車の**営業所に行って乗り帰ってくんだってよ。」
「連絡来たらか…」
<キャビンの私物は,こないだ片付けたから 何時でも平気だな>
その日の夕方遅く
葉月に電話をした。
*…♪…♪…♪……~
<打ってて出れないのかな? ま,着歴を残したからな!>
その週は忙しく‥
火.水.木曜日と過ぎていった。
その間,葉月からの着信は何度も入るが
いずれもタイミングが悪く
なかなか電話での会話が出来ないでいた。
金曜日の朝
村川がトラックに乗り込んだ時に着信が…
*♪
<葉月か? もうじき出発なのに。 それにしても今朝は随分早いな~>
/何度も
出発前の着信‥
相手は莉央からだった。
「おはよ~ムラ!」
「おはよ! 今朝は随分早いな莉央」
「***‥ちょっと待って!」
「モシモシ…?」
*?
<代わったのか?>
「モシモシ‥ ごめん誰かな?」
莉央は一緒に居る葉月に携帯を貸したらしく。
「わかんない?」
「ん~誰だろ? ごめん‥もうじき出発しなきゃいけないんだよね」
「……ワタシ‥葉月! 何で電話出ないの?」
「あ‥葉月? ごめん!
今週は何か忙しくってさ 今夜にでも‥ あ~悪いトラックを走らせないと…」
その日の夕方。
町山と荷物を積み込み途中の間…
「さっき事務所から連絡入ったんだ! 帰りに新車取りに寄れってよ。」
「これからか‥ 荷物も移し替えるから 時間掛かるな。」
数時間後
村川達が寮に戻ったのは 夜の22時過ぎだった。
/何度も
寮に帰って落ち着いたら葉月に電話をするつもりだった村川
しかしメシ食って,風呂から上がったら寝てしまった。
寝てから数十分
村川の携帯は鳴ったが 村川は気付かないまま夜が明けた。
朝‥トラックに乗り込んだ時…
*♪
<着信‥あっ葉月だ!>
「モシモ…」
「ムラ君っ!? ワタシ!?」
「お,おはよ葉月! 今朝は随分と早いね?」
「昨日さ? ムラ君ワタシに何て言ったか覚えてないの?」
「昨日? ……あっ!?」
電話での葉月は,声を少し荒げて喋ってきた。
「ゴメンじゃないわよ! ワタシ夜中の2時辺りまで起きて待ってのよ!?」
「悪い悪い‥ 昨日…」
今日 仕事が終わったら必ず電話をすると言い
葉月との通話を終えた。
/何度も
夕方の17時
仕事を終えた村川は
すぐ葉月へ電話を…
「‥パチンコ屋ってF市のパチンコ屋? 今から?」
「違うわよO市のO店! スグ‥は無理だから なるべく早めに来て!」
車を乗り換えた村川
慌てて会社の駐車場を出ようとしたら 町山が…
「ドコ行くんだよ? ついでにこないだのパチンコ屋まで乗せてってくれよ?」
「F市のか? 俺はO市に行くから寄れないな」
「O市‥ アッチにデカイ パチンコ店あったよな? じゃあアッチ行こう! ホラ~乗せてくれよ~?」
仕方無く町山とO店へ。
*
「デカイ店ってここだ!
着いたぞ町山!」
「デケェなココ?」
車を駐車場に停めて。
「サンキュー村川‥お前は?」
「町山‥中入ったら単独行動なんだろ?」
「……何で? だって,お前は用事あるん‥?」
「いや,ここ‥ あのさ…」
村川は町山に葉月の事を言った。
/何度も
「あのコが居るんだ?」
「ん‥隠していた訳では無いんだけどな」
店内のスロットコーナーを2人でウロウロしてると
村川は葉月を見つけた。
「葉月! お待たせ。」
「こんちわ葉月チャン! コッチの店に来てみたかったからさ…」
「コンニチワ~町山君でしたよね?」
葉月は町山に笑顔で挨拶をした。
町山は沢山あるスロットが気になり
「こんだけあると目移りするぜ! 俺,打ってくる」
「ま,町山っ!?」
*
「やっと会えたわね!」
「ごめんね葉月! 電話でも言ったように 仕事…」
「運転の仕事や勤務中じゃあしょうがないもんね?」
「わかって貰えた~。
俺さ 運転中ってハンズフリーとか使って喋るのも嫌なんだ」
「ハンズフリー? それ…」
*
葉月の左隣りの台が空いて村川は座り…
「折角だから葉月の左隣り‥これ少し打つかな?」
「ソレ? 何人も打ってはスグヤメるのよね。 ワタシ的にもオススメ出来ない‥ケド,他は埋まってるみたいだし」
「こないだの浮いた金があるから5千円位…」
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酉肉威張ってマスク禁止令
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1レス 165HIT 小説家さん -
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おっさんエッセイ劇場です✨🙋🎶❤。
ロシア敗戦濃厚劇場です✨🙋。 ロシアは軍服、防弾チョッキは支給す…(檄❗王道劇場です)
57レス 1414HIT 檄❗王道劇場です -
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今を生きる意味
迫田さんと中村さんは川中運送へ向かった。 野原祐也に会うことができた…(旅人さん0)
78レス 527HIT 旅人さん
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16レス 383HIT Jesus (30代 女性 ) -
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現在結婚7年目、子供はおりません。 主人の行動に最近怒りが収まりません。 私は中学受験専門の家庭…
6レス 235HIT 離婚検討中さん (40代 女性 ) -
社会人の皆さんへ
何か資格等の勉強はしていますか?
7レス 195HIT 教えてほしいさん - もっと見る