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あの時

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自由人
13/11/11 00:11(更新日時)

あの事が忘れられない



誤字脱字や乱文が多々あると思いますが

何卒,温かい目で
宜しくお願いします。


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No.1875788 12/11/13 00:43(スレ作成日時)

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No.301 13/05/07 00:37
自由人0 

/きついや。


「あれ‥中央道に流れてんじゃん 何で?」

「長野だよ! 最後に載せたのは長野営業所に持って行く引っ越しの奴だ。」




「じゃあ帰りは遅くなるじゃん? なぁ?」

「金になるんだってよ! だから部長が引き受けたんだよ引っ越し便!」




てっきり早く帰れるんだと思っていた村川

その営業所に着くまで 町山は村川に,先週末に開催した忘年会の話しをしていた。




それから1時間半くらい走り 来月から積み込みに来る事になる取引先の**会社長野営業所に着いた。




「だだっ広いな~。」

「アレが倉庫‥山木にフォークで降ろして貰お」

《誰も居ないのか‥不気味だな》




この日積んだ引っ越しの荷物は大して無く

僅か数分で降ろし終わった。




「これで終了~ 寮に着くのは何時だろ村川?」

「明け方4時過ぎかな?
じゃあ帰りは俺が運転…」

「アッ俺,村川サンの横!」




帰りは道を換え 上信越自動車道から帰る事になった。




「誰か居ないかって?」

「だってクリス…」

「その日。 出勤だぞ!」

「嘘~っ!」

「後ろのベッドん所に運搬スケジュール表がある‥ 見てみ」




山木はガッカリしたのか
帰りの道中は口数が減った。


No.302 13/05/07 11:39
自由人0 

/難しい…


次の日の昼過ぎ

村川は麗樺に連絡をした。




「エ~ッ,イブの日ダメ?」

「ごめん‥年末で仕事が増えたからさ…」

「次,年内でイツ会えるのよ?」

「31日は完全に休みだとして‥ん…」




村川の忙しい事がわかった麗樺は 村川に年が変わる前に1回は会いたいと言い…


「うん‥上手く時間を作ってみるよ。」

「無理だったらチョット顔を見せるだけでもいいわよ! これから運転でしょ? 気をつけてね!」

「うん ありがと!」




その夜‥ 岐阜の取引先での積み込み作業が終わると 村川達3人は,書類を取りに行ってる田辺を待っていた。




「このスケジュールはキツイ!
見てみ~最後の方!」

「連続勤務だよな! 途中途中で運転を各自代わったり‥携帯で休憩タイムを連絡しあったりしよう‥な?」

「事故防止すね。 当たり前すけど‥ハイわかりました。」




田辺を待つ事30分。


「アイツまだかよ~」

「山木‥見てこい。 俺はその間にトイレな!」


《今なら風香に…》


町山と山木が居なくなった間 村川は風香に電話をした。


No.303 13/05/07 12:48
自由人0 

/難しい…


風香に電話をしたが
勤務中だったのか電話は繋がらなかった。



山木が田辺を連れて。


「村川サン~! コイツ川浜とクッチャベってましたよ!」

「待ってたんだぞ田辺! じゃあトラック乗り込んでてくれ 町山‥あっ来た!」




そして長野営業所で積み卸しをしてると風香から着信が…


「村川‥着信誰よ? コッチ直に終わるから出ろよ!」

「悪いな! じゃあ…」




*ピ!

「ごめんごめん荷物を…」

「コンバンワ! まだ仕事?」

「そうだよ…」


村川はスケジュールの事を風香に伝えた。




「何とかならないの?」

「仕事増えちゃって。
本来なら今の時間は帰りの高速を……」


麗樺とは違い 何としてでも会いたいと風香は言う。




「プレゼントあるのに~」

「そうなの? でも仕事でさ‥あっ悪い 出発しないと…」

「また電話して! アッ運転中は無理よね‥ ワタシが明日電話するわよ! じゃあオヤスミなさい!」


《明日‥何時にだ? つか‥わかってくれないのかな~ 参ったな。》



「村川~出発すんぞ!」

「あ‥OK。 安全運転で頼むよマッチャ!」

「ハイハイ…」


No.304 13/05/07 21:24
自由人0 

/難しい…


翌日の昼過ぎ 村川の携帯に着信があった

しかし熟睡していた村川は着信に気付かなくて…


*♪~


「ア~ッウルセェ~ッ! ムラ! お前のに着信だ! 起きろよ!?」

「あ‥着信? はいよ。」


電話の主は里杏からだった。




「せっかくイイ話しを教えてあげようと思って電話したのに! 早く出ろよ小僧!」

「すいません里杏サン。
最近仕事が終わるの遅くって熟睡してました。」




「アンタ近い内にお店に来なさいよ! イイコが入ったから‥ね?」

「近い内‥無理すよ!」


里杏の店に入った新人はバツイチ女性で‥ 元旦那以外の男性を知らないらしく…




「バツイチ‥サン? あ‥俺,年内は日曜以外の休みは無いん…」

「アラフォーよ!? ポッチャリ系で,チョット変わったプレイが出来るみたい‥ 忙しいならアレは溜まってるでしょ~?」

「か,変わった‥え?」

「来てから教えるわよ! じゃあ早めに連絡して! ワタシ買い出しの途中なの‥じゃあね!」


*プチ。




《眠い‥もう一眠りしようかな?》


*♪《着信‥あっ今度は風香だっ!》


No.305 13/05/08 23:11
自由人0 

/難しい…


風香に年内の休みが無いんだという事を電話で伝えた。


すると風香も仕事が結構入っているんだと教えてくれた。




「会えないじゃん~」

「そうだね。」

「じゃあさ こないだミンナで会ったパチンコ屋サンにチョットでもいいから来てもらえる?」

「あ‥O市寄りの?」

「今度の土曜日で時間はお昼頃。 イイ?」

「昼か‥ わかった! なんとかするね。」《早めに起きなきゃいけないな》


風香と電話を終えると町山が傍に…




「ウ~寒いな~。 オイ村川! 随分喋ってたな!」

「あ,ああ‥まぁな。」




「なぁ 今の誰だよ。」

「こないだのパチンコ屋でサービスガールやってたコ」

「ア~風香チャンと仁絵チャンな。 そうだ俺‥仁絵チャンに連絡しよっと。」




そして岐阜の取引先で 荷物を積み込んでる最中に町山が…




「村川! さっき仁絵チャンに電話したけどよ…」

「つぅか,早く積めよ!
お前の方が終わればコッチを出発できんだぞ!」

「わかったってば! ナァ~俺も土曜日行くから!」


No.306 13/05/09 15:25
自由人0 

/いいのかな?


土曜日の昼前。


《昼頃って約束‥町山を起こさなきゃ》




町山と一緒に出掛け

約束通りにパチンコ屋へ着くと サービスガールの制服姿でコーヒーを運んでいる風香が居た。




「ア~ッ,村川サン来た!?」

「やぁ風香チャン‥あっ忙しいみたいだね」


風香達は後10分で休憩になると言った。




そして昼休憩中


皆で店内の飲食コーナーで食事をしてると…




「村川サン,コレ‥使ってみて! 貯玉があるから。」

「貯玉? カード?」

「会員の‥だ。 ヤッタな村川!」




「風香‥ソレ随分前に仲良くなった人の‥イイノ?」

「ン! あの時は時間がナイからってワタシが預かったけど‥ ソレからもう1ヶ月以上来ないんだもん! もし来たってオジイチャンとは仲良しだから」

「確かに仲は良かったわよね! でもまだオジイチャンって歳じゃないわよ~カワイソ~! アハハ!」


《他人の? 使わな方がいいな》


No.307 13/05/10 00:15
自由人0 

/いいのかな?


「カード貸してみ村川」

「コレ?」

「貯玉を確認する」




町山が確認に行ってる間

車を修理に出していたディーラーから電話が入った。




パチンコ屋の中では煩いので 村川は外に出てディーラーの人と喋ることにした。




「で~見積もりは約40万円です。 では年明けにまた,ご連絡を入れます。」

「はい宜しくです。」
《40万! 給料と今までの勝ち分で何とかなるかな? 辛いな。》




そして再び店内に…


「村川サン,町山サンが打ってるわよ! ホラ!」

「あっ あの野郎!」

「ワタシ達お化粧直しをしたら休憩終わっちゃうかも。」

「あ‥そうなんだ?」

「カード‥上手く増やせるとイイわね!」




風香達と別れ 村川は町山の所に行った

すると町山の打ってる台は確変の大当たりを…




「当てちまったぜ村川!」

「もうじき行かないと。 どれ位掛かる?」

「連チャンすると時間掛かるからな~」




村川は休憩所で待つ事にした。


No.308 13/05/10 11:01
自由人0 

/いいのかな?


休憩所で待つ事30分

笑いながら町山は戻ってきた。




「コレ,換算するとカナリあったんだよ」

「ふぅん?」

「金額だと約15万はあるぜ!」

「あ? マジで?」


町山はこの貯玉カードから3千円使って 確変当たりを1セットで終わったみたいで

結果的に玉数を増やした形でカードを村川に戻した。




その土曜日の夜

長野から高速を使って帰るサービスエリアで…




「アト約2週間‥キツイな。」

「これで給料が上がるんだ‥頑張ろ町山。」




「ナァ村川 さっきの貯玉カードは,俺にも使わせてくれよ? 2人で使えば更に増えるぜ?」

「嫌だ!」

「いいじゃん! さっき増やしてやったろ!」

「コレは他人のだ。 使うなら風香が使えばいい。 それに…」


村川は町山に車の修理代がデカイと言う事を話した。




「だったら尚更その貯玉カードで増やせばイイじゃん!」

「スロットは何とか打てるようになったが パチンコは‥ って当分打たないっての!」




そして年内の仕事がドンドン激しくなり‥

1年で最も男女で一緒に居たいと思う日がやってきた。


No.309 13/05/10 12:16
自由人0 

/そういう日


「村川~出掛けるぞ!」

「今日も仕事だぞ?」

「知ってるよ!」

「何処行くのか知らないけど‥遅刻すんなよ!」

「都島達が女の‥内緒っ! じゃあ行ってくる!」


《へぇ都島達と…》


村川は幾らも寝てないのに 町山に起こされてしまった。




少しして腹が減った村川は街中へ弁当を買いに行った。




街中の公園で弁当を食べ終え 寮に帰ると

玄関で田辺と山木に会った。




「パーティー?」

「ハイ!」

「イブですよ村川サン! それなのに俺達は楽しい夜に運転‥ せめて女の居る席に加わりたいじゃないすか!」

「行くなとは言ってないだろ!」


2人は地元仲間の集まる楽しいパーティーに行ってしまった。



そして風呂に入って
あがるとメールが届いていた。

そのメールの相手は麗樺だった。




村川の出勤前に少しでもいいから会いたいと麗樺は書いてきた。




少し時間があるからと村川は急いで支度を…




《すぐ仕事だから作業服で‥上着は……》


メールでこれからソッチに向かうと返事を打ち

村川は借りてる台車で寮を飛び出した。


No.310 13/05/10 20:14
自由人0 

/そういう日


昼過ぎに寮を出て

麗樺の住むM市近辺に来たのは13時頃だった。




麗樺の家の近所で村川は電話連絡を…


「家から近いローソン…」

「あ~近所のね。 わかった!」《こないだのローソンか‥じゃあ近いぞ!》




*
先に着いたと思った村川は車の中で携帯を弄りながら麗樺を待っていた。




*♪
*!?《‥麗樺だ!》


「もう着くかしら?」

「ん。 ローソンにはもう着いてるよ!」

「ウソ駐車場には‥アッ!?」

*ピッ。




麗樺が村川の車に気付いたらしく 近寄ってきた。




「この車じゃわかんないわよ~ 何でジャガーじゃないの?」

「ジャガーはセルスターターがイカレちゃったみたいでさ これは台車なんだ。」

「コレ‥も外車?」

「イギリスのローバーって車だよ」




少しして村川は麗樺を助手席に乗せて

車をゆっくりと走らせた。


No.311 13/05/12 11:00
自由人0 

/そういう日


市街地を走ってると
偶には運転をしたいと麗樺が言い出した。




「借り物だからな~」

「地元の辺りだけよ。」

「じゃあ偶には横に乗ってみるか その脇に停める。」




村川は麗樺の運転がどんな感じなのかを知りたかった

だから少しだけと思い…




麗樺の運転で走り出したら 村川の携帯が鳴った。

相手は里杏だった…


*!?《里杏サンか どうしよう‥出ないとやばいかな?》


*♪……


「圭己‥出れば?」

「うん?」




「……切れちゃうわよ? 出ればいいじゃない?」

「あ‥じゃあ…。」


村川は直ぐ切るつもりで…




「もしもし?」

「小僧? 今日さイブじゃん? お店で一応パーティーやるのよ 時間あるなら何時でもいいから来なさいよ?」

「あ‥もうじき仕事なんですよ。 帰りは明日の明け方…」

「フゥン~じゃあ写真を友里チャンに送るわ~ じゃあね!」

「あ~っ駄目駄目!?」




村川が通話中に
麗樺は,こないだ村川とドライブに来た道に向かって走っていた。


No.312 13/05/12 17:49
自由人0 

/そういう日


「ですから‥はい。
じゃあどうも。」


*ピ!


「何か焦ってるみたいだったわね圭己?」

「あ‥ハハハ。 で‥これから何処に向かってるの?」




5分程したら また着信が入って…


「……出れば?」

「悪いな 麗樺‥ もしもし…」《この番号は誰だっけ?》




誰だか思い出せない携番に戸惑いながら村川は電話に出た。


「久し振りね~村川君。」

「あの‥失礼ですけど
ドチラ様でしたっけ?」




電話をかけてきた相手はカラオケ屋と地下のBAR.Secretをやっている裕美だった。




裕美も里杏と似たような話しをしてきた。




「~そういう時間帯に走ってるなら難しいわね。」

「はい‥すいません。」

「せっかくのイブでオイシイ思いが‥ ア~ チョット前に莢香が連絡欲しがってのよ。 時間がもしあったら会いに行ってみなさいよ? じゃあまたね!」


《莢香って秋山のお姉さんだ‥じゃあ今から電話してみるかな》




「電話‥終わった圭己?」

「あっうん。 あのさ今度は電話をかけたいんだけど‥いい?」

「……すれば?」


《あ! まずいかな?》


No.313 13/05/12 21:09
自由人0 

*訂正
Secret.clubでした

BAR.Secretって書いてしまいました。

No.314 13/05/12 21:53
自由人0 

/そういう日


「ねぇ 此処って こないだ通ったよね? もしかして貯水池方面に来てるのかな麗樺?」

「当たり! 知ってる道だから心配しないで。」

「うん。」《機嫌は平気みたいだな》




少しして麗樺は休憩といいながら 車を3台位しか停められない小さな駐車場に入った。


すると麗樺はトイレに行くからと言い サッサと1人で傍にある女子トイレへ向かった。




《待ってる間に莢香サンに電話しちゃお!》




莢香にはすぐ電話が繋がった…


*
「もしもし‥莢香サン?
あのぅ村川すけど。 裕美サンから話し聞いて電話をかけたんですが…」

「ごめん今忙しいの! ワタシからかけ直す ゴメン!」


「あっ,はい! 失礼します!」《仕事の運転中にかかってきたら困るな~ ん?》


*!?《あっ!?》


村川の座っていた助手席側の外には 麗樺が立っていた。




「麗樺もう平気なの?」

「で‥電話終わったの?」

「一応終わった! あ‥トイレ早かったね!」

「シテナイもん!」

「……あっ,気を使ってくれたのか! ごめん麗樺! もう電話はしない 悪かった。 運転も代わるよ!?」


しかし麗樺の顔色が…


No.315 13/05/12 22:31
自由人0 

/そんな日


麗樺の顔色が気になり

村川はどうしたのかと聞いてみた。




すると麗樺は恥ずかしそうに言った。


「えっ! 女子トイレにトイレットペーパーが全く無いの?」

「き,今日ポケットティッシュも忘れ‥ 圭己~車にないかな?」


しかし村川もポケットティッシュは持参してなかった。

いつも乗ってるジャガーだったらBOXティッシュはあったが 今借りてる台車のローバーにはBOXティッシュは置いてなかった。




「参ったな~ じゃあさコンビニか薬局みたいな所に…?」

「ア,アンマリ我慢が…」


麗樺はモジモジし始め

その場を動けない感じだった。


《男子トイレ! 見てこよ》




足早に村川は男子トイレへ向かい 個室のドアを…


*!?《予備の使ってないのがあるじゃん!?》




村川は予備のトイレットペーパーを取り 表に居る麗樺に手渡した。




「ほら麗樺!」

「ア~ ヨカッタ~!?」

「じゃ‥待ってるから!」


しかし…


「麗樺?」




「あっ,…」

「まさか動けない?」

「……ン。」


「……人来ないと思うから 抱っこしてあげるよ! ほら!」

「いいの?」


村川は麗樺を抱っこしながら女子トイレの中に…


No.316 13/05/13 08:35
自由人0 

/それは…


スクっと持ち上げ お姫様抱っこをして麗樺と一緒に女子トイレの個室へ入った村川…


「はい 降ろすよ?」

「……違っ」




「ん?麗樺? 降りないと‥できないでしょ? 俺はすぐ外に‥な?」

「ち,違う形で‥ 抱え‥アッ もう~っ」


我慢の出来ない麗樺
自分から床に足をつき

一気にスカートを捲りだした麗樺‥ それを見た村川は個室から逃げるようにサササと外へ出た。




車の傍で風景を見ながら待っていたら

数分後に麗樺は戻ってきた。




「お待たせ‥それとゴメンね圭己?」

「あ‥トイレの中ね? 偶々‥ひ,人気の無い場所だからね。 違う場所だったら女子トイレの中なんて入れなかったんじゃないかな。 初めて入っちゃった女子トイレ‥ハハハ。」

「ワ,ワタシは‥ たまに使っちゃってたから~…」

「えっ? 男子トイレ?」

「覚えて無いの? 初めて会ったBAR‥ あそこの店で話したわよ。」


麗樺はその言葉の後に直ぐ運転席のドアを開けてシートに座った。


No.317 13/05/13 12:22
自由人0 

/それは…


車に乗り込むと。


「まだ運転する? 俺が代わろっか?」

「平気~ ネェそれより…」



車は動き始めた。




麗樺は運転しながら
さっきのBARの話しを…




「えっ! BARの?」

「ウン!」

「あ~ そうだ麗樺は男子トイレの個室から出てきたんだっけな!」




「あのね 恥ずかしいんだけど ワタシって和風トイレの方が落ち着くの」

「麗樺‥家では親をパパママって呼ぶよな? ハハ可笑しいな~」

「でも前の家は和風トイレ‥ 生まれながら和風トイレで用を足してたから…」

「そうか‥あれっ?」


村川はBARのトイレを思い出した。




「気付いた? あのBARの男子トイレ‥1つは和風トイレなのよ! だから落ち着きたい時はマスターに…」

「あ~そっか! だから男子トイレで偶然に? でもさ普通は会わないぞ~ハハハ変なのっ!」


そのトイレ話しをしていると 道はラブホ街の方に…




「麗樺‥別の道は通らなかったのかい?」

「いいじゃない! 意外と対向車来ないから走り易いわよ。」


No.318 13/05/13 16:03
自由人0 

/それは…


走ってる道は小さなカーブや緩いカーブが連続で ハンドルを左右にきったり戻したりと…


「対向車来ないけどカーブがこの辺りは大変だろ?」

「ウン‥チョットね!」


《こないだと同じラブホ街のコース‥別のコース行きゃあ良いいのに!》




助手席で楽して座ってる村川は通り過ぎるラブホの看板を見てた。




《イブの夜は親密にラブラブナイトday?》

《アナタとワタシだけのアツイ‥此処もかよ!》


過ぎゆく看板にそんな感じのものが幾つも目につき…


《いけね! こういう日はプレゼントってのを‥どうしよ》




「圭己‥案外と部屋空いてるわよ?」

「あ‥うん。」

「イブの昼間はまだ空き部屋あるね」

「……クリ‥スマ ごめん!
今日さ 手ブラなんだ」

「……じゃあその代わりに」


*カチ。 チカッチカッ…


No.319 13/05/13 21:22
自由人0 

/それは…


どこかに入ろうと麗樺はウィンカーを点けて笑った。


「じゃあ入らないと駄目よ! 休憩のお金はワタシが…」

「無理だよ麗樺! あんまり時間無いって言ったよ‥俺。」

「‥そうよね。 はい。」


ウィンカーは戻し 車も道なりに…




それから2人は殆ど会話が無く 麗樺の家の近所に車は停まり。




「ごめん圭己‥時間て平気かしら?」

「取り敢えず席代わる。」




村川は運転席 麗樺は車から出て外に立ったまま…


「気を付けてね?」

「うん。 あのさ麗樺‥ ゆっくり出来なくてごめんな!」

「ワタシ…」


《あ,行かないと…》




村川の出勤時間が迫ってきていた。




村川は窓から顔を出して照れ臭そうに麗樺を呼んだ。




「ン? はい。」

「今度はさ時間作って
ああいう場所に‥な?」

「‥いつぅ?」

「そ,それは‥未定」

「ふぅん~。 早く行かないと遅刻しちゃうわよ!」




はっきりと約束をしなかった村川は麗樺と別れ‥会社へ向かった。


No.320 13/05/14 15:35
自由人0 

/知らないよ


数日後の夜。


「えっ? 大晦日も出るんですか村川サン?」

「今夜帰って寝て起きたら晦日だろ。 昼間に洗車をするだけだ 部長が乗ってるトラックは綺麗に…」


長野から帰りの道

高速を走りながら田辺と話していた。



*♪


「電話‥町山だ!」




「村川~腹痛いから サービスエリア寄ってくれ!」

「じゃあ休憩な! 次で停まるから!」




サービスエリアで一息してると…


「次‥来年の始めは直で長野っすよね村川サン?」

「ああ! もう岐阜は行かないでいいんだ。 今日で引っ越しの荷物も降ろし終わったからな!」

「あっ雪だ!」

「積もんないよ山木!
取りあえず何か食べましょうよ村川サン!」

「じゃあ行こ!」




この雪が次第に積もるなんて誰も思わなかった。



幾らか時間が経ち

腹を満たした村川達は外に出て来てビックリした。




「積もってる!」

「あ~あ 年内ラストで雪かよ! チェーン使うようかな村川?」

「さぁ~……いい感じで降ってるからな~」




4人はサービスエリアから走り出す前に ラジオで交通情報と天気予報を確認した。


No.321 13/05/15 15:30
自由人0 

/知らないよ


「マズイぞコリャ 夜中は長野県と群馬県は確率が60~70パーセントって高いぜ!」

「じゃあ早く東京方面…」


村川達はそれから直ぐサービスエリアを出た。




「田辺‥チェーン巻いての運転は未経験か?」

「チェーン‥ はい。」




「来年からは雪道の運転もして貰うからな!」

「はぁ仕事ですもんね。」




上信越道では雪の中を走っていたが 関越道にながれたら 雪は雨に変わっていた。




夜中の2時を過ぎた頃
山木から電話が入り…




「~エッ,2人ともか? それは危ないな~」

「田辺‥何だって?」




「アチラは2人共眠いみたいです。」

「町山もか? もうじき関越道を降りるんだけどな~ じゃあパーキングエリアが直ぐあるから そこで…」




パーキングエリアでトラックを停めると 村川達は町山のトラックに近寄った。


「せっかく早く着きそうだったのによ‥ 30分寝ていいぞ町山!」

「オウ‥ 悪いな!」

「あっ山木はもう寝てるのか! で‥田辺は平気なのか?」

「眠くないですよ! アッ何か飲み物を買いに行きましょうよ村川サン。」

「ああ! じゃあ序でにトイレも寄るか。」



No.322 13/05/16 07:03
自由人0 

/知らないよ


パーキングエリアの自販機コーナーで村川と田辺は缶コーヒーを飲みながら…




「~これで帰って速攻で寝て。 昼間起きてから洗車場ですかね?」

「ん~それか このまま帰った勢いで? 寝ないで洗車しちゃ……あ? 若い女が2人‥ほら?」

「アッ本当だ。」




わりかし小さめのパーキングエリアに居た村川達

入ってきた当初,外には乗用車1台とワンボックス1台に大型トラックが1台

後は村川達のトラックが2台しか居ないパーキングエリアだった…




「結構若‥20代? 後ろ姿だからわかんないですね?」

「……いや案外30代辺りだったり?」

「いや~1人はミニスカですよ? アレは若いですね」


《若いか? しかし,なんでトラックの方に?》




*
田辺が岐阜で忘年会に参加した時の話しを持ち出して

村川と自販機コーナーの片隅にある椅子に座りながら30分位喋っていた。


「ぼちぼち時間だ。」

「はい。 残りは俺が運転します。 じゃあ先に助手席座ってて下さいよ トイレ…」

「わかった。」




1人でトラックに戻る村川

隣りのトラックで寝てる町山を起こしに近付くと…


*‥タン。


《ん?》


No.323 13/05/17 02:00
自由人0 

/知らないよ


何か音がした‥と,思った瞬間に女が走り去っていった。




村川はその女の後ろ姿だけを…


《あれっ? さっきのミニスカート女?》




「アッ村川!」

「町山‥起きたな! 山木も起こせよ。」

「シ,ションベンして来る。
雨はどんな感じ?」

「もうパラパラだ‥止みそうだな。」




村川は自分のトラックの助手席に座り 田辺を待っていたら 自分の座ってる側のミラー越しに山木と町山が映った。


《んだよ町山の野郎‥トイレ行くんじゃないのかよ?》




そしてトイレから戻ってきた田辺を呼んだらしく

町山達2人はトラックの脇で少し喋っていたのを見てた村川は叫んだ。


「オ~イ‥帰ろうぜっ!?」




叫んだのが聞こえたのか 町山達はトイレに走って向かった。




「お待たせです村川サン。」

「なぁ奴ら‥なんだって? 何か話してたろ?」

「‥スッキリしたって。」

「……スッキリ? 寝れたからって事か? まぁいいや。」




数分したら町山達が戻ってきたらしく


*パパァン!


「行けってよ。 田辺 前走れ。」

「はい。 行きますよ~」


No.324 13/05/17 11:39
自由人0 

/知らないよ


「サミィ~っす!」

「これからはもっと寒くなるぞ山木! 町山~運転日報は?」

「今,書いてる。」

「村川サン‥業務用カーシャンプーどこです?」




村川達は会社に到着したのが明け方の5時前後‥その薄暗い中 皆で洗車を始めていた。




「車体は殆ど終わったよな! 後,タイヤを洗ったら山木と田辺は部屋行っていいからな。」

「ヤッタ~!」

「俺は?」

「事務所で年内最後の挨拶‥付き合えよ!」




そして綺麗に洗い上げたトラック2台を駐車場に停め 事務所へ…




「なぁ町山。 さっきパーキングエリアで奴らと何を話してたんだよ?」

「パーキング?」

「後よ? お前を起こしにトラックへ近付いた時。 パタンて音がして走っていったんだ女‥ミニスカートの女知ってるか?」

「……知らないよ。 アッ! オイッ副所長が来た! おはよ~ございます!」

「おはようございます副所長!」




そして年内最後の仕事と挨拶も無事終わり

村川達は自分達の部屋に戻った。




「俺が先に風呂な!」

「町山~さっきの…」

「……お先っ!」




「惚けたな。 俺も風呂…」


No.325 13/05/17 12:17
自由人0 

/知らないよ


*カチャ


「町山~背中流しっこしようぜ!」


*!?


いきなり風呂場に入った村川は




「ア~ッ!? 何だよムラ!?」

「おい町山 何でちんこを必死に洗ってんだ?」




「汚い所は先にだろ!」

「じゃあケツからだろ?」

「俺はチンコからだ!」


《洗うの見てよう!》




「見んなよ!」

「触ってないし 見てるだけだ‥気にすんな。」


「ハズいだろ!」

「なぁ‥扱いてるだろ? 出すなら言えよ? イク瞬間は見たくないから!」

「シテねぇってば!」




浴槽に浸かりながら町山を見ていたら次第に…




「町山! 背中!」

「何だよ?」

「ちっとも代わんないから 背中洗ってやる!」




そしてお互いに背中を流しっこしてると…




「町山。 女は?」

「居ないな…」

「岐阜での写メ‥モテモテ写真は何だったんだ?」

「……向こうミンナ酔ってたし。」

「砂‥いサンは? 写メには映って無かったぞ?」

「乾杯して幾らかした時…イッ,イッテェよ村川! 力入れ過ぎ…」

「あ‥悪い悪い。」


No.326 13/05/17 13:00
自由人0 

/知らないよ


背中は洗い終わり
町山は体を洗っていた

横で村川は髪を洗いだして…



「邪魔だからこっちに向いて立って髪洗うか!」

「……村川の立派だ!」

「あ?」

「チンコだよ。 こんなのだったら女は喜ぶだろ?」

「み,見るなよ!」

「俺のより太いな~ コレで完全体?」

「完全? あ‥まだちょっと‥途中だな」《勃起全開って事か?》

「完全体にして!」

「無理! つかキモイよ。」

「じゃあスポンジで…」


町山は泡立てたスポンジを村川のちんこに押し付けてきた。


*!?


「わ~やめっ!」

「ハハ! でも羨ましいぜ!」

「お前だって…」

「俺‥短いらしい」


町山は指で自分のちんこの長さをコレ位と言った。




「ん~全開で‥大体12センチ位か? なら俺と大して変わらないんじゃね」《俺の全開は,もうちょい長くなるな》

「‥さっきよ~ アッ!?」

「……さっき?」


町山はさっきのパーキングエリアでの事をとうとう喋り出した。


No.327 13/05/17 21:14
自由人0 

/知らないよ


「フゥ~暖かい!」

「なぁ ミニスカの女!」

「アァ。 ミニスカ‥寝てたらイキナリ助手席側のステップから登ってきて窓を叩いてきたんだ」

「助手席の方は山木が寝てたよな?」

「そ! だから俺がスイッチで窓を…」




ミニスカの女と豹柄のレギンスパンツみたいなのを穿いた女がお金を借りに来たと‥


そして知らない女にお金は貸すなんて出来ないと町山は言った。




「金無いのに高速‥? あっ,でも最近はETC付いてるか」

「ソレ‥言ったよ俺も! 付いてないって言うからさ 山木が女の車を確認しに行ったんだ もう1人の豹柄女と」

「豹柄‥スカート?」




トラックのキャビンに残ったミニスカ女と町山はお金の事で話しをしていたら

気持ち良い事をするからそれでお金を払って欲しいと言われ…




「~パクってクチでな! 若くって綺麗なコ‥結構ウマイんだ~イッちゃったぃ。」

「幾らで?」

「5千!」

「で‥山木は?」

「山木? アイツは胸! Fカップのパイズリだってよ。 金額は教えてくんなかったなアイツ。」


さっきのスッキリしたって言う事が今やっと村川はわかった。


No.328 13/05/18 16:02
自由人0 

/さぁて…


年明けも5日目 部屋でだらけてテレビを見ていた村川と町山だったが

突然,町山の携帯に着信が入った。




「~じゃあ夕方18時に迎えに行くよ! ア‥ウンわかった 連れてく! じゃあアトでね~。」


電話が終わった町山
支度を取り替え始めた。




「村川‥お前も行くんだからな! 支度しろ。」

「はぁ? 相手誰だよ?」

「仁絵チャン!」




仁絵と風香は年明け早々に出勤していて

終わったらどこか遊びに行こうと誘いの電話が町山に掛かってきていた。




「風香チャンも一緒だ!
だからお前も な?」

「お金使えないから あんまり出掛けたく無いんだけど」

「金? あるじゃん あのカードで打って稼げば‥つか早く支度しろ!?」

「……仕方無いな…」
《カードか…》


No.329 13/05/18 16:33
自由人0 

/さぁて…


「何でパチンコ屋の中で待ってなきゃいけないんだよ?」

「アト1時間半くらい? 適当に打ってりゃ時間になるだろ?」




町山の車で仁絵達の働いているパチンコ屋へやってきた村川達‥

仁絵達の仕事が終わるまで 店内で待っていてくれと言う事になっていた。




「打たない?」

「年明け早々に出る筈無いじゃんか! お金が勿体無いって。」

「じゃあよ カード貸して?」


町山は貯玉カードに自分の勝ち分が入ってるから それで打つと言い出した。




「町山‥1万渡すからカードは駄目!」

「それじゃあ貯玉が出来ないじゃん?」

「あ…」

「だろ? 貯めてやるからカードを貸してみ!」


渡さなきゃ良かったのに村川はカードを渋々…




「1万円分だけだぞ!」

「わかったよ! アッ風香チャンに会ったら俺の車に来るように言っとくよ!」


《風香か…》


No.330 13/05/19 00:03
自由人0 

/さぁ‥困ったな


1人で町山の車の中に居た村川は眠くなって寝ていた。


*コンコン!


車の外に目を向けると

仁絵と風香が震えて立っていた。




村川は慌ててドアを…


「ごめんごめん寝ちゃってたよ! あっ明けまして…」

「モウ~寒いんだから早く入ってよ風香!」

「イヤァダ~押さないで!?」

「あ~仁絵チャンはこっちで‥風香チャンは後ろ」


仁絵を助手席に座らせ

後ろの席には風香を…




「ごめんね2人共。外寒かったよね‥ 今すぐ暖かくするよ!」


*カチ!《ヒーター全開!》

村川は運転席に移った。




「村川サン‥何で町山サンと一緒に打たないの?」

「俺‥余裕無いから。
今度の給料も修理代で殆ど使えないんだ。」

「この車‥は?」

「これは町山の!」




「狭いわよね? 村川サンのみたいにもっとデカイのに乗ればイイのに~」

「でもこの車ってさ…」

「ドライブ行きたい!」

「ウン行きた~い! ワタシも行きたいな~!」

「そ,そうなんだ? でも車の持ち主に言ってね。」

「……3人で行こ?」

「えっ?」


仁絵が言った言葉に
村川は驚いた。


No.331 13/05/19 01:40
自由人0 

/さぁ‥困ったな


3人でドライブと言う事に困った村川…




「えっと‥ま,町山呼んでくるよ。 待ってて!」

「何でよ仁絵?」

「だって~女のコを待たす人…」




仁絵の話しを途中で村川は車から出た。




「お前~早くしろ!」

「オッ? 待って確変中なんだよ 勿体ないじゃん~ な?」

「ったく‥待たせるのやばいんだからよ‥早くな?」《次も当たったらもう少し待ってって言いに戻るか》




何と町山は今回も大してお金を使わないで確変当たりを5連チャンしていた。



そして町山を待つ事5分‥連チャンは止まった。




「ア~確変終わった。 時短が勿体ないけどヤメルか!」

「当たり前だろ!? 早く早く‥行くぞ!」

「っしゃ~……また玉を貯めたぜ~ オイ待てよ村川!?」


No.332 13/05/20 15:31
自由人0 

/あれ


町山を連れて店を出た…




「村川は後ろ!」

「わかってるよ!」

「遅いわよ~町山サン!」

「ほらみろ! ごめんね2人共。 町山っ,何かお詫びに…」

「じゃあ飲み物! 村川‥買ってきて。」


お詫びにと思った町山は 村川に小銭を渡した。


《何で俺が…》




自販機に向かい歩いていたら 後ろから町山がやってきた。


*!?


「村川~コーヒー意外が欲しいんだってよ」

「コーヒー意外? あ~っ!?
町山おいっ!?」


町山の車を仁絵が運転して 走り去って行ってしまった。




「俺のマークXっ! ドコ行くんだよ~!?」

「お前,鍵付けっぱなしだったのかよ?」

「だってスグ‥参ったなどうしよう」




その場で2人は…


「町山 電話! 携番わかってるんだろ?」

「そうだ電話!?」




町山は仁絵に電話をかけてみた‥ すると電話には風香が代わりに出た。


No.333 13/05/22 10:56
自由人0 

/あれ


風香と町山の電話は数秒で終わった。




「家に行って来るって?」

「アア! だからパチンコ屋で待っててくれってよ!
俺,何か打つかな?」




パチンコ屋の中に入り

村川と町山は貯玉カードから勝ち分の3万円弱を換金して 新たに町山は会員カードを作った。



そして待つ事1時間が過ぎた。


「来ねぇな?」

「決めた~ さっきの勝ち分で俺スロット打ってくる。」


町山がスロットコーナーに行くと僅か3分程で…


「村川サ~ン!」

「あっ!?」


風香と仁絵が戻ってきた。




「町山サンがスロット?」

「待ちきれないからって‥呼んでくるよ。」
《ん? 2人共 着替えてきたんだ?》


「ワタシが呼んでくる。」




仁絵がスロットコーナーへ向かうと村川の隣り風香が…


No.334 13/05/22 17:31
自由人0 

/やばいと思いつつ…


隣りに来た風香は貯玉カードでお金を増やしてきたかと聞いてきた。


「あ‥さっきこの貯玉カードで町山がパチンコを打ったら連チャンしたんだって」

「じゃあ少し増えたって訳よね?」

「で‥前回の奴を入れて3万チョイまで増えたよ。」

「村川サンも打って増やそうよ~」

「このカードで?」《下手にお金使えないし》


そんな簡単に増える筈が無いと村川は思った。



少しすると,仁絵が…


「~プレミア引いたから帰りが遅くなる?」

「ウン! サムが出てきたのよ! 帰りたがってる村川サンに悪いからって
町山サンが車を使って送ってきてって!」

「運転は俺…」

「ウウン ワタシが運転して 会社の寮まで送ってあげてるわよ」

「スゴ~イ町山サン! 新年早々にサム出したんだ!」

「プレミア当たりってそんなに時間がかかるのかい?」

「結構連チャンするから時間は‥ それに打たないで待ってるワタシらも暇だから。 風香も行く?」

「行きたい!」

「鍵あるし‥ じゃあ村川サン行こうよ」


No.335 13/05/23 12:01
自由人0 

/やばいと思いつつ…


「~仁絵チャン 次の交差点で左折してね!」

「エッ ハイ!」

「左折しないと高速の入り口になるよ?」

「大通りだけど車の数は少ないんだからさ 落ち着きなよ仁絵~」


大通りを走るのは苦手な仁絵

寮までの道は,村川が道案内をしながら会社の寮に…




「あそこが社員寮! 少し通過して左に停めて。」

「ハァイ。」




村川は車から降り…


「ありがとね! 帰り道はさ…」

「ワタシが横に乗るから
道は大体わかるわよ!」

そう言いながら 風香も車から降りた。




「F市って結構時間かかるのね。」

「でしょ? だからO市の方って そうしょっちゅう行けな…」

「でも休みの日とかは時間‥無理なのかしら?」

「ん…」




「ネェネェ~村川サン! カーナビならワタシなんとかなると思うんだけど!」

「あっ,じゃあ…」




村川はカーナビで帰りのルートを詮索して教えてあげた。




「これなら平気だね。 音声で全部教えてくれるし。」

「アリガト~村川サン。」

「気を付けてね仁絵チャン!」

「ウン! また電話するわね~バイバイ!」


《? 町山にだろ? 俺にだったら…》


No.336 13/05/23 18:49
自由人0 

/なんだ‥ろ?


風香と仁絵の2人が帰り 村川も寮へ‥

そして風呂に入って出てくると 町山から着信が入っていたのに気付いた。




村川は町山に電話をすると…


「勝っちまったよ!」

「良かったな!」

「でよ‥これからメシ食ってカラオケ行くんだ」

「あ‥3人で行けば? 俺はもう風呂入ったし 寝るつもりなんだけど。」




「アッ,ワリィ‥ 待って!」


電話の向こうで代わって欲しいと 女の声がした。




「~村川サン? ワタシ。」

「えっと‥風香チャン?」

「違うわよ~ 仁絵! そんなに風香と‥ アッ! 迎えに行くから…」

「仁絵チャンあの‥さ? もう寝るとこなんだよね。」

「……行こうよ~」




何度か断っていると
また町山に代わった。


「風呂入ったんじゃあ無理だろ?」

「悪いけどよ…」

「イイヨイイヨ! テキトーに言っとくから な!」


そう言って 町山との電話は終わった。


No.337 13/05/23 23:20
自由人0 

/なんだ‥ろ?


*♪


夜中‥携帯が鳴って目が醒めた村川

相手は風香だった。




「寝てた?」

「うん。」

「ワタシ‥眠くないの。」

「……今,何時?」

「ウントネ‥夜中の3時。」




「寝ようよ? じゃあ悪いけど……」

「アァン待ってよ!?」




風香は姉の車を借り

村川の居る寮の傍に来ていると言った。




「えっ! さっき停まった所に居るの?」

「ウン! 星が見たいからドライブがてらに‥ 今から出て来れない?」

「……10分位待って。」
《仕方無いな》




村川は暖かい格好に着替え 部屋を出る間際…




「町山? ‥おい!?」《まだ帰ってないのか。 あっ仁絵チャンと‥?》




部屋を出た村川は 風香の車に近寄った。




「キタキタ~ 中入って!」




「う~寒い! 目が完全に醒めたよ!」

「ハイ ホットコーヒー! ゴメンなさいね突然来たりして。」


風香は車を走らせた。




村川は少し付き合ったら帰るつもりでいた。


No.338 13/05/24 12:51
自由人0 

/疲れん


*ガッ *ガララッ…


車の動きが変だと村川は少ししてから気付いた。




《何か調子が変だぞ?
あっ,良く見りゃマニュアル車じゃん!》




「風香チャン‥マニュアル免許持ってるんだね?」




「オネェチャンもギア付き免許‥ オートマ免許は高いからって聞いたから ワタシもコッチ選んだの!」

「偉いね! コレ乗れるならオートマなんかチョロイんじゃない?」


*グ‥グガッ!?


《アハ。 クラッチ操作がイマイチ。》



*ガッガラッ *ガララ…


*!?


しかし信号待ちから
走り出す時に異変があるのを村川は気付いた。




「走り出す時さ? 何か変だよね?」

「クラッチ操作がワタシ慣れてないの‥ アトね? アクセル踏んでないと止まりそうなの~」




「どっか路肩に停められたら停めてみて?」

「じゃあ…」




バス停の少し手前に 風香は車を停め 村川は一旦降りて運転席側に行った。




「ニュートラルでアクセル踏むの?」

「うん。 踏んで!」《よりによってスカートかよ‥ちょっと気になるな》



No.339 13/05/26 22:49
自由人0 

/疲れん


「もっと?」

「うん。 ユックリね!」


*ガラ‥ガッララ~…


村川は車から降りて

運転席側のドアを開けながら車の調子を見ていた。




「よく見てアクセルペダルのココ‥ ホラ‥ね?」

「暗いから‥ 携帯のライト点ける! 寒いのは我慢してね。」




*


携帯を片手に 風香の足元をライトで照らしながら顔を近付けた。





「た,確かに踏みっぱなしだ。 足‥疲れちゃうね?」《スカート‥ストッキングを穿いてるから寒くないのか?》

「足? 右足カクンカクンで力が‥ホラ?」


*バタン!?




風香はドアを掴んで

村川を運転席の足元の奥に押すような感じで閉めた。




村川はその押された時の反動で 風香の足元から上の膝辺りまでを…


*!?《うっ。 スカートの中も見えそう…》




「ゴメンね村川サン! でも嬉しいでしょ?」

「う,嬉‥いや,急にドアを閉めたら困るよ!」

「でもワタシの足見れたし? ココ‥ フフ。」

「それは…」

「見るならもっとココ開くわよ?」


No.340 13/05/27 15:35
自由人0 

/疲れん


もっと足を‥

と,言ったその瞬間エンジンが止まってしまった。




「あっ,風香チャン!」

「アラ? キーひねるわね。」


*キュル‥ キュル‥ル…


エンジンは掛からなくなってしまった。




狭っ苦しい足元から寒い外に出た村川。


「何度もセルを回してたらさバッテリーが無くなるから 俺,押し掛けする。」

「‥押し掛けって?」

「知らないか‥じゃあね…」


風香に[押し掛け]の説明をして 村川は車の後ろに回って…




「風香チャン窓開いてる?」

「アッ‥ウン!?」

「そ,そしたら助走中にクラッチ離し~アクセルを何度も踏んでみて!?」




*プス‥プスンスン!《あ~駄目‥また押すか!》




明け方だったからか

大通りはまだ車の通行料が少なく ハザードランプを点滅させて 何度か[押し掛け]を繰り返したら無事エンジンは掛かった。




*ボベ~ベン!


「スゴ~イ! こんなやり方でエンジンて掛かるんだ?」

「ハァ‥ハァ‥ ん!」
《マニュアル車で良かった~》




「まだエンジン安定しないわよ? 踏んでないと…?」

「あ,うん! また止まったら押すから。」


息を切らせながら村川は助手席に戻った。


No.341 13/05/28 12:09
自由人0 

/疲れん


「もう近いわよ! 村川サン疲れたよね?」

「うん? ああ…」




「もう信号は少ない所だからさ 寝ててもイイわよ? 車も調子よくなってきたし」

「あ,うん ありがと。」
《止まらないか‥ 何回も降りて押し掛けしたんもんな俺。》




外を見ると 周りに山が見えた。


《O市でも埼玉寄り?》


風香が買ってくれたホットコーヒーは冷めてしまったが 喋ったりして飲んでいる内に村川は寝てしまった。




*カタン *‥ジ~ *グイ。

*!?

何かの音と不思議な感触が伝わって 寝ていた村川は目をゆっくりと開けた。




最初に見たのはグレーの背景‥ それが車の天井だと何となくわかった。




《あっ? 黒い‥髪?》


次に前方へ目を向けると風香の頭と髪が…




《うっ‥あっ。》


不思議な感触は次第に気持ち良い感触に変わり‥これが体の下半身から伝って来るのが数秒後にわかった。


*グ‥チュ。 グイ‥グイ。


「ン‥ンハァ~‥アッ‥ン!?」


微かな重量感と艶っぽい声がしたその時 村川の前に風香の顔が目前に迫ってきて…


No.342 13/05/28 15:06
自由人0 

/疲れん


「アラ起きてたの?」

「……あのっ,何これ?」


*グ! グイ…!?


《おぉ~っ!》


「気持ちイイ?」

「えっ? 俺の上に乗っかってるのか」

「ンフ~重い?」


*


喋る時に風香が腰を揺らし始めた。


《んあ~何これ?》




「ガンバッテ車を押してくれたからお礼に‥フフ~」

「ちょっ‥待って? これってどうなってるの風香チャン?」

「アッダメ! 起きな‥アッアッ!?」


*!?


小刻みに風香が震えたのが何となくわかった。




「風香チャン?」

「……ン。 村川サンの…」

「あのさ?」




*!?《冷たい。》


助手席の座面には少量ながらも液体がこぼれていた。


「待って。 このままだとアレが…」

「何?」

「ワタシのアレ‥オツユが…」


風香はコンソールboxにポケットティッシュがあると言うので 村川は風香を抱えたまま動き コンソールboxからポケットティッシュを取り出した。




「はいティッシュ。」

「ワタシごと持ち上げて? じゃないと拭けないの!」

「……。」


No.343 13/05/28 22:35
自由人0 

/疲れん


何を言ってるのかわからないでいた村川

仕方無く風香を持ち上げて退かした。




「拭きたい?」

「いい。 つうか‥俺の上に乗ったの何時?」




風香は股間をティッシュで拭きながら言った。


「ココに着いてから…」

「つうかさ ここ何処なんだろ? 人は‥来ない場所なのかな?」


まだ1月も1週間‥冬の明け方は真っ暗だった。




「交通安全公園ての?」

「そう。 自転車で安全運転をする為に作った公園‥ 雑草もボウボウに生えてるし。 最近は人なんか全く来ないのよ」

「でもウォーキングとかする人は居るんじゃない?」

「周りは年寄りの家が数件だけ。 この公園て1年位前から一戸建てが建つとかって‥でも丸々1年経ったわね。」

「そう…」

「だからココならエッチィな事は平気だと思って来たのよ。」




*バタン!


風香は突然 寒い外に出て行った。


*!?《何してんだ? あっパンツが椅子にあった!》




「こんな事しても全然平気~‥キャッ!」


慌てて風香は車に乗った。




「パンツどこ? 穿いてなかったから…」

「ハハ! ノーパンて気付いたんだ? はいパンツ!」


村川は風香にパンツを渡した。


No.344 13/05/30 15:36
自由人0 

/またか…


「ン‥ 濡れて冷たいから穿かないわよ!」

「穿かないって‥ だっ駄目だよ!」

「イヤァダ! ウフフ穿かなぁい!」




さっき外に出た風香

この公園なら 人も来ないから,あんな事をしても平気だと言う事を証明するつもりだったらしく…




「替えは無いの?」

「ウン!」

「じゃあ運転代わる! パンツ穿いてないんじゃあ 運転し辛いでしょ」
《ピンクのシマシマパンツ!》




村川は運転席に…




「あれっエンジン掛かってなかったの?」

「アノネ ヒーターを点けるとエンジン止まるの! だからヒーター消してエンジン掛けて」


村川は試しにヒーターを点けないでエンジンを…




*!? *!?《ありゃ。 ヒーター点けなきゃスンナリ掛かるな》


「本当だ! これはまずいな!」

「だから村川サンに寄り添って暖まろうと思って行ったのよワタシ。」

「……でも上には乗らないよ普通?」




何とか工夫して暖まろうとした風香‥ 始めは無理やり横へ

そして手を握ったりしていたら 股間が膨らみだしたのを確認した風香‥

最近はご無沙汰だったのか 無性にシタクなった風香は勝手にパンツを脱いで上へ跨いでいたと…


No.345 13/05/30 23:51
自由人0 

/またか…


「このままだと寒い‥って訳だ?」

「ウン! だから暖まりたかったの!」

「ヒーター利かないんじゃあパンツ‥ あ,家に帰ろ! 此処に居ても…」


しかし風香は2人ッキリで居たいと言い 帰るのを拒んでいた。




「‥もうじき夜が明けるよ風香チャン~帰ろ?」
《これ以上居ても 暖かくならないからな》


「イヤ! ここなら邪魔は入らないから このままいる!」


《無理だっ!》




風香はまた寒いと言いながら 村川に寄ってきた。




「家の傍まで我慢ね。 車出すよ! 走りながら家の案内してね!」

「……ツマンナァイ!」




村川は半ば強引に公園から車を走らせ 風香の家に向かった。




そして数分…


「ココで止まって!」


公園から車で僅か3分足らずの場所に済んでいた風香‥

村川は言われた辺りに車を停めて 降りた。


No.346 13/05/31 11:16
自由人0 

/またか…


車から降りた村川。




「ワタシんチ近いけど こんなのばっかりで 見せられないのよね。」

「平屋タイプの借家に家族と?」

「ウン。 ワタシお金が貯まったら安いアパートに住むの。 それまでは…」




少し話しして 村川は近くに駅があるのかを風香に聞いた。




「わりかし離れてるわよ。 帰りがけに駅へ寄ればよかったわね。」

「ま,いい運動になるからさ 歩くよ。」

「……今朝は無理やりゴメンね村川サン。」

「あ‥まぁ車は早い内に修理屋‥って,お金が掛かるから厳しいんだっけ」

「お金は‥例のカード‥ウンと‥ナンでもない。」


《カード? あれか…》




そして村川は,歩いて駅に向かい 電車を乗り継いで会社の寮へ戻った。




寮の部屋に入ると
町山が風呂から出たみたいで…




「なんだ村川。 どこ行ってたんだよ? 7時‥駅前で朝メシか?」

「いや,ちょっと明け方に風香チャンが近くに来てさ。 呼ばれたから出てたんだ! それより町山‥朝帰りか?」

「ヘッヘェ~。 まぁな!」

「……あっ,俺も風呂に入ろ!」《車押したり歩いたり‥ 体は冷え切ったからな。》




そして昼過ぎまで 村川達は寝た。


No.347 13/05/31 12:13
自由人0 

/そうですか


昼過ぎの13時‥ 町山を起こした村川は F駅の駅前で昼食を食べに来ていた。




「これから出掛ける?」

「ああ! 15時に仁絵チャンとドライブだ。 お前も来るなら風香チャンに連絡しろよ ダブルデートって奴を…」

「ちょっ‥,あれ山木達と副所長が歩いてるぞ?」



そして山木が村川達に気付いて…




「ちょっとスッキリしに?」

「副所長が新年の抜き始めがしたいって言うから案内…」

「奢って貰ったんですよ俺達!」




「副所長って風俗好きなんすか?」

「ま,まぁ嫁とは何年もセックスレスだし‥ あっ,このメンバーで仕事の話しがあるんだ! ちょっと落ち着く店に入ろうか!」




5人は喫茶店に立ち寄った。




「えっ,人を増やして時間も変わるんすか?」

「人を増やすのはな…」




村川達には嬉しい話しだった 今の配送便が落ち着いたら 元の営業所に戻れるからだ。




「早くって春?」

「そうだ! ああっ悪いウチのからメール‥ チッ,帰らなきゃ。」

「副所長~ 今日はアリガトでした。」




「‥金は置いてくから皆で適当に飲み食いしておけ! また頼むぞ山木! 後‥村川は近い内に事務所‥な?」

「はい?」


副所長は帰り 4人は喫茶店に残った。


No.348 13/06/02 20:54
自由人0 

/そうですか


喫茶店に残っていた4人は去年の年末にパーキングエリアでの出来事を話していた。




「ああ~また会いたいすよ‥次はキッチリと挿入ですよね町山サン?」

「ア? そうだな。 悪いけどさ俺出掛ける時間なんだ‥ いいか村川?」

「もう時間? わかったよ町山。」


村川達3人は残り 町山だけが店から出て行った。




残った3人‥

夕食を他で食べて
寮に戻った。




そして3日後。


村川は副所長に呼ばれていた…




「今の配送便で2人追加ですか?」

「ああ。 何れは山木と田辺をメインにして その2人も慣れて貰ったら奴ら4人で任せるようになる。 で‥町山は元の営業所に戻…」

「あ,あの‥自分は?」

「村川‥新しい営業所が出来るんだよ」

「新しい営業所?」

「T市のデカイ倉庫で新しい事業主が…」




新たに出来る営業所

今のF市営業所と元のH市営業所の中間に位置するT市になるらしく

そこで新たに建築関係の仕事が始まる事になっていて 村川は其処の営業所に配属される話しが持ち上がってると副所長が教えてくれた…




No.349 13/06/02 22:36
自由人0 

/仕方無いよな


副所長の話しを聞いてから10日程経ったある日…




「アノゥ~長野便の班長をやってる村川サンですか?」

「……あ,村川は自分ですけど?」


女のコ2人が休憩所に現れた。




「えっ今日‥から?」

「ハイ。 ワタシ達は副所長から…」

「それで今日からコチラって副所長から‥ね? あかり。」

「やったな村川~女の子2人だぞ~」

「‥じゃあ~取り敢えず一緒に行くメンバーは今揃ってるから 軽く自己紹介をするね。」

「お願いしま~す。」




2人の女のコ‥

1人は山崎あかり 少しポッチャリ系の色白で 髪はショート‥背は小さめ

もう1人は石黒時子 長身でスタイルも良く 茶髪のセミロング‥ 見た感じ 村川より年上に見えてモテそうな女だ。




その日の出発前…


「あ‥トラックはどうなるんだろう 副所長に聞いてくるかな。」

「ワタシ‥副所長には3人乗車でって聞きましたよ。」

「えっ3人乗り? じゃあ真ん中のシート立てるか村川!」




村川のトラックに山崎と山木が乗る事になり

町山のトラックには石黒と田辺が乗るようにした。


No.350 13/06/02 23:39
自由人0 

/仕方無いよな


3人乗り体制で出発し

何時もより早めに高速のサービスエリアに居た。




「村川サン~狭いんす。」

「真ん中は仕方無い。
女の子を真ん中の硬いシートは辛いだろ?」

「座布団やクッション持ってくれば良かった~」

「じゃあベッドに毛布あるから下にひけよ? 使って良いから。」




6人はサービスエリアの中にあるレストランで夕食を食べ終えて 外で休憩をしていた…




「買い物したい?」

「ハイ! ストラップとか小物を‥いいですか?」

「まぁ後,15分位は休憩だから‥いいよ。」

「じゃあ時子行こっ。」


買い物に行った山崎達‥時間になっても2人はなかなか戻ってこなくって…




「まだかな村川?」

「かれこれ20分。 山木‥探してきて!」

「俺すか?」




「田辺も行けよ! 村川‥俺達はキャビン乗ってようぜ~サミィや。」

「そうだな!」




しかし山木達も行ったっきり10分程経っても戻らなかった。




*コンコン!
「村川~そろそろ行かないと遅くなっちまうぜ?」

「……奴ら戻らなきゃ仕方無いだろ? 置いてけないからな。」




そして田辺1人が走って村川のトラックに戻ってきた。


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