ー真実の愛ー
あの時、あなたに出会ってなければーーー
気付かなかったかもしれない、、、
本当の愛に。。。
※一部、不快に思われる場面があるかと思います。申し訳ありませんが、不快に思われた方はスルーをお願いします。🙏
新しいレスの受付は終了しました
- 投稿制限
- スレ作成ユーザーのみ投稿可
男に、背中を向ける、、、
「こっち、向けよ。」
「、、、、、」
もう、やだ、、、、よ
男の方を向いたまま、私は、服を脱ぎだした、、、
手の震えが止まらなくて、服が上手く脱げない、、、。
涙が、出てきた、、、
下着姿になった私の腕を、男がぐいっと引っ張った。
「あ、、、!」
私を窓の外に向け、立たせたまま、いきなり後ろから抱きしめてくる、、、、
体をよじって、抵抗すると、
「オレが、初めてのオトコだったんだ。」
「、、!!」
「まさか、アイツとやってなかったとはな!
あははは。、、、、、壊し甲斐があるって事か。」
、、、、、、、、、、
「、、、、もう、やめて、、、」
「亮ちゃん、、、、」
思わず、名前を呼んだ。
私の言葉を聞いて、さらに、強める。
「!!、、、、痛い、、、!」
「黙れよ!、、、違うだろ。」
「、、、、」
「恭介って言えよ!」
「、、、、、、、」
「言え!」
「恭、、、介、、、、、、」
<恭介、、、、、>
薄れ行く意識の中で、男の名前だけが、私の中でこだましていた、、、、、。
気がついて辺りを見渡す。
男、、、、恭介の姿は無くて、、、、
窓の外を見ると、もう、薄暗くなっていた。
私、どれくらい意識失ってたんだろう、、、
起き上がろうとして、気づいた。
、、、私、何も、、、、、身に付けていない
でも、お布団が掛けられてた、、、、、
その時、部屋の電話が鳴る。
「はい、、、」
「フロントからです。」
「あ、あの、今すぐ出ます!」
「あ、いえ。明日の朝までにチェックアウトしていただければ、結構ですので。」
「あの、、」
「あ、料金の方は、既に頂いております。ですので、ごゆっくりどうぞ。」
わかんない、、、、
会えば会うほど、わかんなくなる、、、
壊す、、、私を、壊したいの、、、?
あの男、
恭介、、、、
「でも、帰んなきゃ。」
ベットから立ち上がって、歩き出そうとした。
倒れそうになる、、、、力が入んない、、、
体が、悲鳴をあげてた、、、、
シャワー、浴びたい、、、
でも、こんな所で、シャワーなんか、浴びてる場合じゃない・・・。
服を着て、急いでアパートに戻った。
なんとか、家にたどり着いた。
辺りは、すっかり暗くなっていて。
時間を確認しようと、車の中で携帯を開いた。
「、、、、、、、亮ちゃん!」
亮ちゃんからの着信が、10件も入ってた、、、。
心配して、かけてきたんだ、、、、
私は、すぐ、亮ちゃんにかけ直した。
「はい、、、。」
「亮ちゃん?ごめんね。心配かけて。」
「、、、、、、、、」
「亮ちゃん?どうしたの?」
「未来、、、、、今まで、あ、いや、、、、今、どこ?」
「あ、、、!あ、家、、、だよ。あれから、ずっと寝てて、、、亮ちゃんからの電話、気がつかなくて、、、」
部屋に入っても、亮ちゃんは何も喋らない。
いたたまれなくなった私は、
「お茶、煎れるね!」
「いいから。座って。」
亮ちゃんの顔をそっと見る。やっぱり、機嫌が悪そう、、
「あの、、、ね」
「未来、、、、これ。」
亮ちゃんの手のひらには、私のブラウスのボタンが握られていた、、、、
!!
「何!?、、、、なんで!」
「今朝、店で見つけた。未来の、、、だろう?」
「、、、、、!」
亮ちゃんに知られちゃいけない、、、!
「今日、未来の事、助けてくれたお客さん、、、、昨日も、来てたよな、、?」
あ、、、、
「未来、、、今日、どこ行ってたの、、?」
「、、、、、どうして、黙ってんの、、、、」
「、、、、亮ちゃん、、、!これは、このボタンは」
言い終わらないうちに、亮ちゃんが覆い被さってきた。
突然、床に倒された私は、パニックになる。
「亮ちゃん!やめて!!」
「あのお客さんと!」
「え、、?何!」
「あの男と寝たのか!」
亮ちゃん、、、、
亮ちゃんが、悲しい顔をして私を見てる、、、、
「ごめんなさい!」
「俺だって、、、!」
え、、、
「俺だって、我慢してきたんだよ!、、、なのに、、、、、、未来は、、、、他の奴と浮気して、、、、」
浮気、、、?、、、、!?
「だったら、、、、」
「、、、亮、、、」
「俺も、未来を抱いていいよね。、、、」
!!
「だめ!いや!」
抵抗した、、、、
亮ちゃんが、亮ちゃんの事が、嫌だった訳じゃない、、、。
でも、今の私は、、、、
優しさが欲しかった、、、
体じゃ、、、、なくて、心で、、、、繋がっていたかった、、、、、
あの男に、、、
恭介に、昨日、私の初めてを奪われて、、、
今日も、何度も抱かれて、、、
今、亮ちゃんにも、、、、
気がつくと、亮ちゃんが背中を向けて、私の横に座っていた。
終わったんだ、、、。
「ごめん。、、、、未来。」
亮ちゃんが、ぼそっと呟く。
なんで、謝るの、、、
「でも俺、、、未来の事好きだから。」
好き?
、、、、、、、、
だったら、抱かないで欲しかった、、、
謝んないで欲しかったよ、、、、、
そして、亮ちゃんはこんな事も話してきた。
今朝、私のブラウスのボタンを見つけた時は、特に、何も思わなかったって。
でも、今日、常連さんが亮ちゃんに話したらしい。
昨日の夜、常連さんが、たまたまお店の前を通った時ーーー
私の車が停まってた。
「随分、遅くまで仕事してんだな~」って思ってたらしい。
その時間は、私が亮ちゃんに家にいるって言ってた時間だった、、、。
そして、突然、店にやってきた私が、あの男を見た時の様子。
過呼吸をおこして倒れた事。
私を一度、送った後、何度連絡しても、つながらない。
気になって仕方なくて、今日は、いつもより早く店を閉めて、ここで、私のアパートの前で待ってたらしい。
亮ちゃんの顔が、引きつってる。
私の、せい?
私が、亮ちゃんを、優しかった亮ちゃんを、変えてしまったのかな、、、
ほんとの事、話したら、亮ちゃん、わかってくれる?
私、浮気なんかしてないよ、、、?
ほんとはね、最初の人は、、、亮ちゃんにって、、、決めてたんだよ、、、
なのに、、、、、、、!
「、、、未来。俺が初めての相手じゃ、なかったんだな。、、、、、しょうがないか。」
しょうがない?
「でも、俺、それでもいいよ。未来の事、許す、、、。」
許す、、、
「だから、、、、別れないから。」
それだけ言うと、亮ちゃんは出て行った。
やっぱり、私が悪いんだね、、。
汚れてしまった私でも、亮ちゃんは許して、付き合ってくれる。
、、、、、、、、、、、、
それで、いいのかも、、、
そしたら、あの男の事も、、、恭介の事も、忘れられる?
「お風呂、、、、入ろう、、。」
体を洗う。
泣き過ぎて?疲れ過ぎて?、、、、、、、、体の痛みを感じない、、、、、
浴槽に入る。
忘れられる、、、訳ないよね、、、恭介、、、、
壊すって、、、
私の事、壊すって、言ってたもんね、、、、、
私、どうなっちゃうんだろ、、、、、
お風呂から上がると、亮ちゃんからメールがきてた、、、、。
少し、憂鬱な気持ちで携帯を開く。
【明日、休みだから、うちに来ないか。】
明日、店休日だったな。
、、、、亮ちゃん、、、行きたくないよ、、、
今、亮ちゃんに会うのは、私には酷だよ、、、、
返信をしない私に、痺れを切らしたのか、また、亮ちゃんからのメールがきた。
【待ってるから】
こんなメール、ちょっと前までだったら、どんなに嬉しかっただろう。
【わかった】
返信ボタンを押す。
私、亮ちゃんの事、好きなのかな?
タオルで髪を拭きながら、これからの事、考えてみる。
、、、、、
、、、、、、、、、、、、、、、、、、
やっぱり、思い浮かばないな、、、。
あ、、、、
夢、、、、
私の夢!
、、、、、、、私には、夢がある。
忘れちゃいけない、、、
そう!
少し、気持ちが落ち着いてきた。
明日、亮ちゃんにも話をしてみようーーー。
そういえば、喉、渇いたな。
私は、アルコールが全く駄目だ。
だから、お風呂上がりは、お茶を飲む。
友達には、年寄りみたいだって笑われたけど。
こんな事、考えられるようになるなんて、、、
ちょっと嬉しくなった。
朝、目が覚めると、やっぱり、体中が痛い、、、。
否が応でも、昨日の事が思い出されてしまうけど、、、、
亮ちゃんとは、11時に待ち合わせをしていた。
気持ちを切り替えて、身支度を整える。
携帯をバックに入れようとした時、着信音が鳴った。
、、、、、、、、、
、、、、恭介、、、、、、
あの時、何で名前を呼ばせたりしたんだろ、、。
やっぱり、気になる。
私と、何か関係あるのかな、、、、
その時、玄関のチャイムが鳴る。
「あ!誰か来た、、」
ドアを開ける。
「亮ちゃん、、!!、、どうしたの、、!?」
「いや、、。」
「私が、行く約束だったじゃない、、?」
「、、、、、!
、、携帯、、!誰と話してたの。」
え!?、、、
ふと、自分の手に目をやると、、、、
携帯を握ってて、、、
でも、さっきの会話、あの男にも、、、恭介にも、聞かれたんだ、、よね。、、、
「未来。、、」
「あ、、、、」
、、、、、、、、、、、、、、
「美味しいもの、食べに行こう!」
亮ちゃん、、、?
、、、、、
「あ、、、うん、、」
亮ちゃん、何、考えてんの、、?、、、
そして、亮ちゃんは、おしゃれで美味しいレストランに連れて行ってくれた。
食事中は、普通に会話してたんだけど、、、、
なんか、ちょっと、違う気がして、少し複雑だった。
亮ちゃん?無理してる、、、?
ご飯を食べた後は、ドライブにも連れて行ってくれた。
「未来、、、」
突然、立ち止まった亮ちゃんが話し掛けてくる。
「え!?なに?」
ちょっと、驚いて返事をする。
「、、、、、、、いや、何でもない。」
「、、、、、、?」
「入って。」
ドアを開けながら、亮ちゃんが言った。
ここできちんと、話をしなきゃ。
意を決して、
「お邪魔します。」ーーー
初めて入った亮ちゃんの部屋は、物があんまり無くて、どこか寂しい感じがした。
「なんも、ないだろう?」
「あ、、うん、、、、。」
亮ちゃんって、こんな部屋でずっと、暮らしてたんだ、、、。
「コーヒー、煎れるね。」
「あ、お願いします!」
ランチは、贅沢したから、夜はピザでいいって私が言って、帰りに買ってきていた。
「適当に座ってて。」
言いながら、亮ちゃんはコーヒーを煎れ始めた。
リビングのソファに座る。
それから、買ってきたピザをテーブルの上に置いた。
携帯を触る訳には、いかないけど、、、
何をしていいのか、わからなくて、時間を持て余していた。
「ここに引っ越した時にさ、使ってた家具とかは全部、処分したんだ。」
ピザを取り分けるお皿とフォークを手にしながら、亮ちゃんがリビングに入ってきた。
「、、、そっか、、、、。」
私は、お皿とフォークを受け取って、テーブルに並べる。
響子さんとの思い出の物、残したくなかったんだろうな、、、、
亮ちゃん、口には出さなかったけど、ずっと寂しかったのかも、、
「コーヒー、はいったみたいだから、持ってくるな。」
そう言って、亮ちゃんはまた、キッチンへ戻った。
ピザの入った箱を開けながら、昨日、亮ちゃんが言った言葉を思い出していた。
<俺だって、我慢してきたんだ>
我慢、、。
寂しさを、我慢してきた?、、、、、、の、、、?
でも、、、、
「はい、コーヒー、、、。」
亮ちゃんが、二人分のコーヒーカップをテーブルの上に置いた。
「俺さ、、」
私が、ピザを一口ほおばった後に、亮ちゃんが口を開く。
「え?何?」
「響子が、出ていってから、ずっと思ってたんだ、、。」
え、、?
「響子、寂しかったんだろうなってさ、、、
、、、、、、、、でも、、、、、、、、
俺も、、、、、、
寂しかった、、、、、、」
亮ちゃん、、、、。
新しいレスの受付は終了しました
お知らせ
小説・エッセイ掲示板のスレ一覧
ウェブ小説家デビューをしてみませんか? 私小説やエッセイから、本格派の小説など、自分の作品をミクルで公開してみよう。※時に未完で終わってしまうことはありますが、読者のためにも、できる限り完結させるようにしましょう。
- レス新
- 人気
- スレ新
- レス少
- 閲覧専用のスレを見る
-
-
満員電車とアタシとイケメン痴漢22レス 617HIT 修行中さん
-
君は私のマイキー、君は俺のアイドル9レス 187HIT ライターさん
-
タイムマシン鏡の世界7レス 183HIT なかお (60代 ♂)
-
運命0レス 90HIT 旅人さん
-
九つの哀しみの星の歌1レス 104HIT 小説好きさん
-
また貴方と逢えるのなら
見ると天井が見えた。 誰かが看病でもしてくれていたのかしら。 「す…(読者さん0)
12レス 391HIT 読者さん -
わたしとアノコ
【苺花目線】 あぁあゎわわわわゎわ,,,。。 やってしまったっー!…(小説好きさん0)
175レス 2887HIT 小説好きさん (10代 ♀) -
神社仏閣珍道中・改
(追記) …お護摩ではよい思いができなかった、こちらではあったの…(旅人さん0)
341レス 11709HIT 旅人さん -
西内威張ってセクハラ 北進
高恥順次恥知らずサイコパス(自由なパンダさん1)
111レス 3597HIT 小説好きさん -
北進
勘違いじゃねぇだろ本当に飲酒運転してるんだから高恥順次恥知らずサイコパ…(作家志望さん0)
24レス 529HIT 作家志望さん
-
-
-
閲覧専用
🌊鯨の唄🌊②4レス 147HIT 小説好きさん
-
閲覧専用
人間合格👤🙆,,,?11レス 153HIT 永遠の3歳
-
閲覧専用
酉肉威張ってマスク禁止令1レス 191HIT 小説家さん
-
閲覧専用
今を生きる意味78レス 535HIT 旅人さん
-
閲覧専用
黄金勇者ゴルドラン外伝 永遠に冒険を求めて25レス 993HIT 匿名さん
-
閲覧専用
🌊鯨の唄🌊②
母鯨とともに… 北から南に旅をつづけながら… …(小説好きさん0)
4レス 147HIT 小説好きさん -
閲覧専用
人間合格👤🙆,,,?
皆キョトンとしていたが、自我を取り戻すと、わあっと歓声が上がった。 …(永遠の3歳)
11レス 153HIT 永遠の3歳 -
閲覧専用
酉肉威張ってマスク禁止令
了解致しました!(小説好きさん1)
1レス 191HIT 小説家さん -
閲覧専用
おっさんエッセイ劇場です✨🙋🎶❤。
ロシア敗戦濃厚劇場です✨🙋。 ロシアは軍服、防弾チョッキは支給す…(檄❗王道劇場です)
57レス 1427HIT 檄❗王道劇場です -
閲覧専用
今を生きる意味
迫田さんと中村さんは川中運送へ向かった。 野原祐也に会うことができた…(旅人さん0)
78レス 535HIT 旅人さん
-
閲覧専用
サブ掲示板
注目の話題
-
家に帰るのが苦痛、ストレス。離婚したい。
週6勤務で、小遣い月1万。 ロクな昼飯も食べれないから晩飯が楽しみなのに、大体おかず1品だけ。盛り…
32レス 1768HIT 逡 (30代 男性 ) -
助けてください、もう無理です
生きるのに疲れました 親に制限されます あそんじゃだめ すまほだめ ゲームダメ など制限さ…
54レス 877HIT 聞いてほしいさん -
馬鹿な子に「馬鹿」と言われたくない
頭が賢く、エリートな子から「君、馬鹿だね」と言われても納得はします。 ただ、頭が馬鹿な子に「馬鹿だ…
20レス 409HIT 東雲絵名 (10代 女性 ) -
まじでムカつく店員
会計の時現金で支払うって言ってるのに「すみません、もう一度言ってください」を言われて、これが3回続い…
12レス 416HIT おしゃべり好きさん -
マッチングアプリで知り合って、、
マッチングアプリで知り合った年下男性と毎日かなりLINEもして、電話も2回くらいしました。 アプリ…
24レス 866HIT 恋愛好きさん (20代 女性 ) - もっと見る