ー真実の愛ー
あの時、あなたに出会ってなければーーー
気付かなかったかもしれない、、、
本当の愛に。。。
※一部、不快に思われる場面があるかと思います。申し訳ありませんが、不快に思われた方はスルーをお願いします。🙏
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思わず、少し後退りする。
「アイツの事、好きなんだろ?」
唐突な質問をしてくる恭介。
「アイツって、、亮ちゃん、、、、
好き、、、なのかな、、」
違う、、、、
私、亮ちゃんの事、好きじゃ、、、、ない、、
あんな亮ちゃん、、、
「来いよ。」
「え、、、、」
また、、、、?、、、、、、
あんな、、、亮ちゃんでも、、、、、
あのお店が亮ちゃんにとって、どんなに大切か、私にもわかってる、、、。
響子さんに、言われたあの言葉も、、、
<亮介の事、よろしくね、、>
忘れてない、、、
響子さん、、、、、、
死ぬほど恥ずかしい、、、
ほんとは、逃げたい。
出来ることなら、今すぐ、ここから。
私、、、
罰が当たったのかもしれない。
響子さんを差し置いて、亮ちゃんと幸せになりたいなんて
一度でも、考えてしまった事が、、、
神様の逆鱗に触れちゃったのかも、、、。
でも、でも、お店だけは、、、、守りますから。
恭介みたいに、お金持ちじゃないけど、、、
何にも持ってない私だけど、、、、、、、
あの日、突然やって来たのは、響子さんもお店の事が気になったから、、ですよね?
今なら分かるような気がする。
あの時の、響子さんの気持ちが、、、。
服を脱いだ私は、自分から恭介の前に歩み寄った。
そんな私を、恭介は下から上までゆっくりと見ていく。
顔から火が出るくらい、恥ずかしい、、、、
でももう、体が動かない気がした。
「キスしろ。」
「え、、、」
「お前から、オレにキスしろ。」
、、、っ
ソファに座ってる恭介にキスするには、私が座るしかない。
意を決して、恭介の前に両膝を着いた。
それでも、恭介の顔までは距離がある。
何も言わない恭介。
思い切って、恭介の太ももの両端に両手を着く。
ち、、、近い、、、
私は両手を着いたまま、俯いた。
頭の中が、真っ白になっていく、、。
でも、、、
何でだろ、、、う、、、?
「お前、なんで抵抗しない?、、、。」
やっと、唇を離した恭介が聞いてくる。
「ハァ、、ハァ、、、」
ここで初めて、息をしてなかった事に気付く。
「ハァ、、なんで、、、って、、、、、、、、あなたに関係ない、、ハァ、、でしょ、、。」
息を切らしながらも、今度は恭介の目を見ながら、答えた。
「、、アイツの、、ためか、、!」
違う。それだけじゃない。
答えようとして、口を開けた途端、また、息が出来なくなる。
さすがにまだ、呼吸が整ってなかった私は、恭介の胸を叩く。
抵抗した訳じゃない。
なのに、恭介は唇を離したかと思うと、物凄い顔で私を睨み付けてきた。
と、次の瞬間、膝を着いていた私を抱え上げ、ソファに押し倒した。
この状況になって、初めて恭介が自分の服を脱ぎ始める。
しかも、私を見ながら、ゆっくりと。
恥ずかしさの余り、目を逸らした。
「目を逸らすな。」
「無理、、!」
「見ろ。」
「、、、、、、」
!
慌てて胸を隠した。
<ちっちぇわりに、胸デカい>、、、って、私のコンプレックスだった。
私は、中学生の時から身長が伸びてない。
なのに、胸だけは成長してしまって、、、
友達は、羨ましいよ!って言ってたけど。
私にとっては、いつも悩みの種だった。
だって、体重は増えたり減ったりするのに、身長と胸はどうする事も出来なかったから、、、。
それを、、、
今度は、私が恭介を睨んだ。
「ふっ、、。 今さら、だろ?」
そう言うと、胸を隠していた私の腕を掴んで、顔の横に持っていく。
腕を固定されて、動けなくなった私に、
「よけい、壊したくなるな。」
私には、夢がある。
教師になって、教壇に立つ事ーーー。
亮ちゃんは、お店を持つ事、、、、
それは、叶えたわけで、、
、、、、その後は?、、、
、、そして、恭介は?
この人の夢、、、、って、何だろう?
、、、、あ!
私、なんでこんな事、考えてんだろ、、、!
ふと、目が覚めて、辺りを見回す。
足元のスポットライトで、ここが寝室だとわかった。
また、私は意識をなくしたみたいで、恭介が運んでくれたようだった。
時間を確認すると、夜中の3時だ。
あれから、また、何度も恭介に抱かれた。
横を見ると、恭介が寝息をたてている。
「余裕だな。」
「え!?起きてたの!?」
眠っていると思っていた恭介が、突然、話し掛けてくる。
「オレに、あれだけ抱かれといて、まだ、考えられる思考能力が残ってたとはな。」
私の方に体を向けて、ニヤリと笑った。
「違う!、、そんなんじゃない、、」
恭介に背を向ける。
「もう少し、寝ろ。」
「あ、、!いや、、」
「朝になったら、送ってやる。」
今のうちに、帰ろうって思ってたから、ちょっと驚いた。。
「え、、、、あ、うん」
2時間後ーーー
私は、そっと玄関の扉を閉める。
「ふぅ、、、、、帰ろ、、。」
小さく呟く。
外廊下を、なるべく、足音をさせないように歩く。
エレベーターのボタンを押して、扉が開くのを待った。
あっという間に、エレベーターが停まり、扉が開く。
一階のボタンを押そうとして、ここが最上階だと気づく。
しかも、30階。
「こんな所に住んでんだ、、。」
私と亮ちゃんが住んでるアパートは二階建てで、私の部屋は1K、亮ちゃんの部屋はちょっと広くて1LDK。
住む世界が、違う人なんだな、、
私が、ちょうど起きた頃だ。
「送ってくんで、乗って下さ~い。」
「あ、でも、、!」
「おれが、叱られるっすよ~」
ちょっと、とぼけたような顔で峻也が言う。
「、、、、あ、じゃあ、、、、駅まで!」
「了解!」
峻也がにっと、笑った。
いつのまに、、、
、、、、、あ!
私が寝室を出た後に、峻也に電話したんだ。
一度、起きた時もそうだったけど、、、
あの時も、起きてたんだ。
もしかして、、、!
ずっと、起きてたんじゃ、、!
「駅まででいいって、絶対言うから、そうしてやれって。」
「え!?」
「ほんとは、あんた、、、、あ、未来さんのうちまで送りたかったみたいっすけどね。恭介さん。」
「、、、、、、、、、、、、そう。、、」
送るって、恭介は言ったけど、私は、電車で帰るつもりだった。
でも、私は一言もそんな事言わなかったのに、、、。
なんで、わかったんだろう、、、
それに、私に気づかれないように、竣也に連絡したりして。
「ありがとう。、、、、竣也くん。」
「?、、、なんすか?」
「こんな早い時間に、送ってもらって。」
「おれは、大丈夫っすよ。うちも近いしー。」
「そうなんだ?」
「恭介さんは、『オレの家に住め。』って、言ってくれたんすけどね~さすがに、それは、、つって断ったんすよ。
そしたら、恭介さんのマンションのすぐ近くに、部屋見つけてくれて。」
、、、、、優しいんだね。
そんな会話をしているうちに、車は駅に着いた。
車だと5分ぐらいだった。
もし、歩いてたら30分はかかっていたはずだ。
それでも、間に合う時間だったけど、、、
その気遣いが、うれしかった。
車を降りると、振り向いて、竣也に軽く手を振る。
運転席の窓ガラスを開けた竣也も、軽く手を振り、車を発進させた。
どうかしてる、、、
、、、、、
どうして、、、
なんで、恭介に対してこんなふうに、、、
思っちゃうんだろう、、、
、、、、、、、、、
わかんない
わかんないよ、、、
自分でも、自分の気持ちが、、、、、、、、!
10分程で、電車は駅に着いた。
改札口を抜け、駅から歩いてアパートへ向かう。
足取りは重い、、、
5分くらいの距離が、とても長く感じた。
私は、アパートのドアを静かに開け、中に入った。
そして、バックをテーブルの上に置く。
「、、、、、、、、、はい」
昨日聞いたばかりの亮ちゃんの声が、なんだか遠くに感じた。
「あ、、、あの、、、、亮ちゃん、、、、、、話がある、、、の、、。」
「、、、、、、なに」
抑揚のない返事だった。
「あの、、、、ね、、、、、お店、、、、、バイト、、その、、辞めたいの、、、、、、、」
、、、、、言ってしまった。
亮ちゃん、、、、
なんて言うんだろ、、、、
やっぱり、怒る?、、、、よね?、、、
正直、亮ちゃんとは会いたくないって思ってた。
だから、バイトも辞めたかったから、、、
嬉しいはずなのに、、、
こんなに、あっさりと許してもらえるなんて、、、
亮ちゃん
私の事、諦めて、、、、くれたのかな、、、、
気がつくと、薄暗かった外が明るくなっている。
立ち上がり、閉めていたカーテンをゆっくりと開けた。
、、、亮ちゃんが、何を考えてるかなんて、、、
私に、
わかるはず、、、、ないよね、、、。
いくら考えても、人の気持ちを完全にわかるなんて事、、、出来ない、、。
どんなに、長く付き合ってても。
目が覚めると、もうお昼だった。
あれから、シャワーを浴びて、、、、
私、いつの間にか、眠ってたんだ、、、、。
起き上がって、ベットに座る。
「バイト、辞めたんだよね。私、、、。」
、、、、、、、、、、。
「仕事!、、、、見つけなきゃ。」
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