注目の話題
ファミサポで預かってもらっていたのですが・・・。
食後。お茶でブクブクうがい、その後ごっくん!何が悪い
エールをください

…君色…

レス290 HIT数 50564 あ+ あ-

ゆこ( ♀ NzEGh )
11/07/18 12:20(更新日時)

あなたと出会ったのは

桜が舞い散る今の季節…。

この時期になると あなたを思い出すよ。
私達 それぞれの人生 歩んでるね。


もう会う事もない。
たまに思い出すのは出会った頃のあなたと、 あなたの家の電話番号…。

楽しい思い出…。

タグ

No.1157914 08/04/05 13:45(スレ作成日時)

新しいレスの受付は終了しました

投稿順
新着順
主のみ
付箋

No.51 08/07/28 16:33
ゆこ ( ♀ NzEGh )

>> 50 あの人に別れを告げ急いで 公衆電話に走った。

『もしもし』
『連絡遅い、何しとったん?』
『ごめん、友達と一緒だった』
『お前、聞いて驚くなよ、俺、今度 そっちに帰って来るから』
『…』正直 あんまり嬉しくなかった。『おい、聞いてんのか?』
『うん聞いてる。』『絶対空港まで迎えに来いよ!』
『うん』
そう言って電話を切った。

私は 何故か嬉しくなかった。

何か理由をつけて すっぽかすかな、なんて考えてしまった。

私の心が またあの人へ向かい始めていた。
あの人と あの夜以来 私はまた 勘違いし始めていた。

…そして啓一が帰って来る日。

空港まで迎えに行った。

啓一の姉とその彼氏も迎えに来ていた。
その後 姉の家に行く途中 ショッピングをした。

宝石を見ていた啓一は 私に ゴールドの指輪を買ってくれ、と 駄々をこねた。
その金額…なんと六万円。

自分が一万だすからあとは出してくれと言った。

私は嫌だったが 仕方なく 五万円支払った。

もう帰りたかった私は 今から仕事に行くから、と伝え 一人 先に帰った。

その後 啓一は一週間 滞在したが一度も会う事もなく 見送りに行く事もなく帰って行った。

  • << 54 啓一への想いが 薄れて行く。 啓一からの電話も減っていった。 ポケベルも 鳴らなくなってきた。 私の方からもあんまり電話はしなくなっていた。 そんな時でも あの人とは普通に電話で話したり 会ったりしていた。 あの人が言う。 『電話もしてもいいし、会ったりするのも全然構わないから。』 私は それでも幸せだった。 傍に居れるだけでよかった。 もう啓一と終わりにしよう。 啓一に電話した。 こんな時は寮にいるんだ。 一回で繋がった。 『もしもし、私』 『うん、どした?』『話があって電話した』 『…なに?』 『ごめん、私達、別れよう』 『…は…?何で?』『もう無理、やってけない…私、好きな人ができた』 『マジで?…』 電話越しに 啜り泣く声がした。 『俺、お前の事めちゃくちゃ好きだった。女に振られたのお前が初めてやん』 …そう言った。 何故 もっと早く 好きって事を言ってくれなかったんだろう? もし 早く聞いてたら何かが変わったかもしれない。 変わらなかったかもしれない。 ただ言えるのは 報われない、あの人への愛が 一層 強くなっただけだった。

No.52 08/07/28 16:34
ちゃ~ ( 20代 ♀ 3nhIh )

がんがん見てますよ~☺
あの人が気になる🐗💓

No.53 08/07/28 16:55
ゆこ ( ♀ NzEGh )

>> 52 ありがとうございます。

ほんとにあの人は いつも いい所で出てくるんです!

私の心を惑わす…。
話は まだまだ先が長いです。

ずっと読んでくれたら嬉しいです。

No.54 08/07/28 22:47
ゆこ ( ♀ NzEGh )

>> 51 あの人に別れを告げ急いで 公衆電話に走った。 『もしもし』 『連絡遅い、何しとったん?』 『ごめん、友達と一緒だった』 『お前、聞いて驚く… 啓一への想いが 薄れて行く。

啓一からの電話も減っていった。

ポケベルも 鳴らなくなってきた。

私の方からもあんまり電話はしなくなっていた。

そんな時でも あの人とは普通に電話で話したり 会ったりしていた。

あの人が言う。

『電話もしてもいいし、会ったりするのも全然構わないから。』

私は それでも幸せだった。

傍に居れるだけでよかった。

もう啓一と終わりにしよう。

啓一に電話した。

こんな時は寮にいるんだ。

一回で繋がった。

『もしもし、私』
『うん、どした?』『話があって電話した』
『…なに?』
『ごめん、私達、別れよう』
『…は…?何で?』『もう無理、やってけない…私、好きな人ができた』
『マジで?…』
電話越しに 啜り泣く声がした。
『俺、お前の事めちゃくちゃ好きだった。女に振られたのお前が初めてやん』

…そう言った。

何故 もっと早く 好きって事を言ってくれなかったんだろう?

もし 早く聞いてたら何かが変わったかもしれない。

変わらなかったかもしれない。

ただ言えるのは 報われない、あの人への愛が 一層 強くなっただけだった。

No.55 08/07/28 22:59
ゆこ ( ♀ NzEGh )

>> 54 私は思いっきりあの人を愛した。

何度も部屋に遊びに行った。

あの人の一つ年上のお姉さんと よく顔を合わせる事があったが その度に『いらっしゃい』と笑顔で迎えてくれた。

私はもう気分は彼女。
ほんとに私は勘違い女王!

あの人に思いきって告白しよう。

絶対OK貰える。

そう思って告白した。

『私、あなたが好き。私じゃあなたの彼女にはなれないかな?』

あの人は優しい顔で『うーん…付き合うのはやめとこう』

そう言った。

まただ…。

訳が分からない。
じゃあ何故突き放す事もしないんだろう?

この状況が苦しかった。

それでも あの人を失いたくなかったから 我慢した。

いつかきっと必要としてくれる、そう信じた。

そんな時 懐かしい人から電話がきた。

No.56 08/07/28 23:57
ゆこ ( ♀ NzEGh )

>> 55 光だった。

私は よく別れた人から 後に連絡が入って来る。


久しぶりの光の声。
『元気してた?』
『うん。』
『今、付き合ってる奴いる?』
『今はいないケド…。好きな人はいる』そう伝えた。

光は変わらない口調で 『今度遊ぼう。』 …そう言った。

どうでもよかったから 適当に返事をした。

その数日後、ほんとに光は会いに来た。
光の笑顔は すごく眩しくて 一瞬 ドキっとした。

一緒に夜のドライブに行った。

光の運転。
それが嬉しかった。
あの人と会う時は いつも私の運転。
迎えに行って、そのまま出かけるから…。
会いに行くのも私ばっかり。

だから助手席に憧れていた。

新鮮だった。

光が かっこよく見えた。

あの人に対して 私は弱かったが光には沢山わがままが言えた。

その心地よさを覚えてきた。

あの人を愛しても この先 どうにもならない、もし あの人に好きな人ができれば 私は 消えなければならない。

光が現れたのは もしかして あの人を忘れる 最後のチャンスかもしれない。
…そう考えるようになってきた。

No.57 08/07/29 00:15
ゆこ ( ♀ NzEGh )

>> 56 あの人と 別に付き合ってる訳じゃないから 別れを告げる必要はない。

光は 付き合おう。なんて言って来なかったが、いつの間にか 恋人になっていた。

光は 専門学校に通っていた。

私は社会人一年生。

ある日 仕事中 突然 胃の辺りに違和感を感じた。
一週間 続いた。
まさか…妊娠?
そういえば生理も遅れてる…。

とりあえず光に伝えなくては…。

光に思い切って伝えた。
『私、妊娠してるかもしれない』
『マジで?』 少し困ったような顔をしていた。
『ごめん、堕ろして』

この男 最低!

私は 光と別れる事を胸に決めた。

数日後 光が着いて来るからと言い、産婦人科へ行った。

光は 車の中で待機していた。

私は診察した。

妊娠してなかった…。

でも光には気持ちがなかった。

車に戻って 妊娠してない事を言った時の嬉しそうな顔が 何だかムカついて 思わず、『車から降りて、さっさと降りろ』そう言って 光を引きずり降ろした。
光もムカついたみたいで 怒りならが車から降りた。

それ以来 光とは別れました。

No.58 08/07/29 08:49
ゆこ ( ♀ NzEGh )

>> 57 そんな時だった。

女友達四人で夜のドライブに行った。

私の車で行った。

タバコをふかしながら その当日 少しヤンチャだった。
車も 女ながらに少々 手を加えていて 結構 目立っていた。

夜の海岸に行き 四人ではしゃいだ。

結構 人がいた。

花火をしてる人もいた。

そろそろ帰るか。なんて言いながら車に乗り込んだ。

海岸を出て町までは一本道。

そんな時、後ろからベっタリと車が着いて来ていた。

最初は気にしてなかったが その車は 運転席の方へ回って来て 『俺らと遊ばない?』そう言った。
よくみると前後左右四代の車で囲まれていた。

隣に乗っていた早智子が 『絶対止まったらダメ! 止まったら絶対あいつらにやられる』そう言った。
私は必死に運転した。
そのうち早智子が運転を代わって。自分の方が道に詳しいから…。そう言った。
私はブレーキをかけすぐ早智子と運転を代わった。

その交代が 悪夢へと変わる…。

No.59 08/07/29 13:21
ゆこ ( ♀ NzEGh )

>> 58 早智子に代わった瞬間から早智子はどんどんスピードを上げて行った。

そのスピードはますますあがり…私達三人は 追われる恐怖よりも スピードの出し過ぎの方に恐怖を感じ出してきた。

私は早智子に言った『もう、いいんじゃない?』

早智子が言った。『まだまだ!』

…と、その時…目の前に右カーブ!

早智子はカーブが見えてなかったらしく慌ててハンドルをきった。(時速80キロは出ていたと後での現場検証で警察に言われた)

慌ててハンドルきりすぎた車は5.6回 横に周り電柱に正面からぶつかり ようやく止まった。 ボンネットから シューっという音と共に煙が出ていた。

私はシートベルトをしていたが 激しく車の中で体中打ち付け自力で車から降りる事も出来なかった。

後ろに乗っていた一人は ガラスが割れ そこから 飛び出し 車の中にはいなかった。 もう一人の友達は 天井が落ちて頭を怪我していた。運転していた早智子は 割と 軽傷だった。

そんな状況の中 追ってきていた男達はすぐに私達の所に来て 事故の状況を作りあげていた。
自分達が追ってきて私達が事故った事を言われたらまずいと思ったんだろう。

No.60 08/07/29 23:16
ゆこ ( ♀ NzEGh )

>> 59 男達の中の一人が 警察と消防に電話した。私はようやく 車から這い出した。アスファルトにそのまま 倒れ込んだ。その時早智子が私に言った『私が運転してた事、内緒にしてくれる?車の持ち主はあんただからあんたの運転だった事にして』そう言った。私は気が動転していて 返事すら出来なかった。そうしてる間に救急車が来た。三人共 先に救急車に乗った。私一人 担架で縛られた。ピーポーと言うサイレンの音と共に病院に搬送された。それぞれに治療をする。その間に自宅へ連絡が入る。父も母もきっと驚くだろう。泣くだろう。治療が終わった。両親が到着していた。『大丈夫か?』父が言った。『うん』この時、父も母も私が運転していたものだと思い込み 三人の両親に謝り続けていた。両親が小さくなっていた。休む間もなく次は警察からの事情聴取。私は嘘をついた。私が運転していたと言ってしまった。事故の状況も車で追って来ていた男達が言ったように嘘の供述をした。この時早智子は私達三人に対し脅しともとれる発言をしていた。『私のバックには〇〇〇がついてるんだからね。だからあたしの言ったようにしてよね』(〇は怖いお兄さんの事です。)

No.61 08/07/30 14:08
ゆこ ( ♀ NzEGh )

>> 60 私は人生最大の嘘をついてしまった。

最後に治療してた早智子が首に鞭打ち用のギブスをして出て来た。

横には しっかり怖いお兄さんがついていた。
そして そのお兄さんが私に向かって『早智子は入院させてもらいますから』そう言った。

やっぱり私一人が悪者。
はっきり言って早智子は1番の軽傷。入院の必要なんてないのに…、なんて思っていた。
いつ、ほんとの事を言おうか ずっと頭の中が混乱していた。

とりあえず家に帰った。

まだ陽も昇っていない。
私はずっと葛藤した。
1番仲のよかった真由に電話した。
『やっぱりほんとの事話しようと思ってる』と伝えようと思ったが 真由の両親は やっぱり私が運転手だと思ってて 電話も取り次いでもらえなかった。

両親は慌ただしく朝から保険やら病院やら対応していたので私はついに姉にほんとの事を言った。

姉は慌てて 両親に伝えた。

それから私達四人はそれぞれまた警察署で聴取をとられ、嘘の供述をした私には『犯人隠匿罪』←(漢字があってるかわからない)が課せられ、保護監がつきました。
私は事故当日より 約 二週間入院しました。

No.62 08/07/30 16:00
ゆこ ( ♀ NzEGh )

>> 61 入院中の私は 毎日 点滴。食欲もなく、その頃は携帯もなく…。

母は仕事を休んで毎日 私のベットの横で 編み物をしたり 本を読んだりして、寝る時以外はずっと傍にいてくれました。
父も毎日 仕事の帰りにお見舞いに来てくれました。

事故をおこした事に対して 怒られる事はなく 『生きててくれただけでいい』そう言われた時には涙が溢れました。

入院中に何故か光がお見舞いに来ました。

何回かきました。

普通に話 普通に別れ それ以上はなにもなく。
普通の友達、そんな感じでした。

何故だか、あの人には 入院してる事が伝えられませんでした。

事故って入院…きっと軽蔑されるだろうなって思ったから。あの人には 良い所だけ見せておきたかったんだと思います。

そんな時 珍しく あの人からポケベルにメッセージが入る。
あの人への電話は多い時で一日一回、少ない時でも三日に一回はしてたので、電話がない事を不思議に思ったんだろう。
メッセージにはあの人の電話番号が…。
とりあえず 病院の公衆電話から電話をした。

No.63 08/07/30 16:21
ゆこ ( ♀ NzEGh )

>> 62 『もしもし、私…。』
『最近、電話ないやん?』
『あっ…うん』
『どうしたん?』
『…』
『なんかあったん?』
『…私、事故っちゃって、今入院してる』
『はぁ?なんでもっと早く言わんの?』『言えんかった、もう明後日には退院するから』
『大丈夫?退院したら会いに行くから、すぐ電話して!』

あー、また得意の勘違いが始まりました。

私は浮かれた。

入院生活 残りわずか…。

退院が待ち通しい。
浮かれながら自分の病室に帰ると、そこには 見慣れない人が居た。

誰だろう…。

あっ早智子のお母さんだ。

深々と私に頭を下げ手土産をおいた。

私の容態を一通り聞くと お大事にと言って帰って行きました。

さぁいよいよ退院の日。

この事故で失ったもの…三年ローンで買って まだ一度も支払ってなかった車と二人の友達。(真由とは今でも付き合ってます)

…これが 私達がおこした事故の代償…。

久しぶりの我が家に到着。

とりあえず 寝た。

そして夕方になり、あの人に電話した。
あの人は携帯を持っていたから いつでも電話だけは繋がった。

仕事帰りに家に来る、って私の家なんてどこにあるか知ってるのかなぁ?

No.64 08/07/30 17:24
ゆこ ( ♀ NzEGh )

>> 63 あの人は約束の時間にやってきた。すぐに家からあの人の待つ玄関先に走って行った。初めてのるあの人の車。助手席。久しぶりにあの人の香水の匂い。私の家がよく分かったねと言ったら、家には何回か来てた。と言った。私の頭の中???一時間程ドライブして また家まで送り届けてくれた。もちろんまた会う約束をして…。私の心はやはりあの人を求めている。家に帰った私を父も母も心配していた。早智子と怖いお兄さんが私を呼び出したんだと思ったらしい。黙って出かけた私が悪かった。二、三日休んだら いよいよ仕事復帰。それからは 相変わらずあの人とは連絡とったりしてました。あの人とあの人の友達と私と私の友達 四人で 最初で最後、一回きりのカラオケにも行きました。私は十八番の『TOMORROW』を歌いました。上手いねって言ってくれた横顔…。大好きな横顔でした。仕事復帰して間もなく、先輩が私に一人の男性を紹介しました。あんまり乗り気ではなかったが先輩の手前もあったのと その時はすでに私の家の電話番号教えてるからと言われ、まぁ適当にやっておこう! そんな軽い気持ちでした。この男性が これからの私の人生を左右するとは…。

No.65 08/07/31 08:33
ゆこ ( ♀ NzEGh )

>> 64 早速 先輩が紹介した人から 家に電話が入った。

私はどうでもよかった。
今度 食事に行こう、と誘われた。

私は この男性の事を真剣に悩み始めていた。
なぜなら、私は あの人の事どうしようもないくらい大好きで大好きで。
でも あの人は 私の事 一人の友達としてしか見てくれず、今だにキスもなければ 体の関係なんて全くなかった。

気持ちが一方通行だった。 それに私の一人よがり…。

ただ愛されたい。ただそれだけ…。

今 このチャンスを掴まなければ、私はずっと あの人に心が依存してしまう、そう考える様になっていた。

あの人の気持ちがわからないまま 出会ってから四年目を迎えていた。

紹介された男性は私より八つも年上。

私は ただ誰かに愛されたかっただけなのかもしれない。

あの人を好きな気持ちは確かだったが これ以上 どうにもならない関係に私は疲れてしまっていた。

No.66 08/07/31 08:55
ゆこ ( ♀ NzEGh )

>> 65 八つ年上の男性、良樹と初めて食事に行った。やっぱり年上だけあって じゃんじゃんリードしてくれる。

お迎えから始まってレストランの予約 帰りはもちろん家まで送ってくれた。

私はお姫様気分だった。

私、二十歳の出来事。
それから 良樹と親密交際になるまでにはそう時間がかからなかった。

でも やっぱり あの人とも 普通に会っていた。

私は私の中で割り切った。

あの人は友達…、そう、友達……。

あの人は私が誰と付き合おうと 何も言わなかった。

今思えば関心が無かったんでしょう。

そんな付き合いが それから一年続いた。

良樹は 決して 二枚目では なかった。
付き合ってる事を会社の人には内緒にしていた。社内恋愛はわりと面倒臭い事が多いから。

そんな時 私は良樹にプロポーズされた。

No.67 08/07/31 13:07
ゆこ ( ♀ NzEGh )

>> 66 良樹のプロポーズを断る理由はなく あの人とも 友達以上の関係には発展するはずもなく…。

私は女として幸せになりたかった。

良樹の事は嫌いではなかった。

この人なら私を幸せにしてくれる、そう信じ プロポーズを受ける事を決めた。
あの人に 言いに行った。

『あの…話あるんだけど』
『なに?』
『私、結婚するんだ。』
『…そうなん?幸せになれよ』

…私は何故だか涙が止まらなかった。

あの人は びっくりするかな?悲しんでくれるかな? 結婚するなって言ってくれるかな?なんて 少しの期待を胸に抱いていたから…。

私は 馬鹿だ…。大馬鹿、それに あの人にとって私はただの遊び友達だったんだ。

そう確信に変わった。

一晩中泣いた。

一晩中泣いて 私の心から あの人を一生 消し去らなければ、私は不幸になる。

良樹と結婚しようとする私、心だけはあの人のものだった。

そうして 私は あの人との連絡を絶った。
私から連絡しなければ あの人から連絡なんてないから きっと終われる。

…それから 良樹との盛大な結婚式が終わり 私達は新婚生活に入った。

これから地獄の結婚生活の始まりとも知らず…。

私 22歳。

No.68 08/07/31 15:27
ゆこ ( ♀ NzEGh )

>> 67 良樹と結婚しても 仕事は続けていた。
そういえば、父だけは この結婚を反対していたが 最後は『お前が幸せになるなら』って 心から祝福してくれた。

私の父は六人兄弟の下から二番目。お兄ちゃん達が頑張って父だけは高校まで卒業させてくれたらしい。1番上の兄は二十歳前に病死。物凄く兄弟仲がいい。
…母は、金使いがあらく この後 何度も借金を繰り返す、この母親、良樹との結納金にまで手を出し花嫁道具一式 買ったのはいいが 支払いが出来なくて 結局 私は自分で五十万の支払いをした。母親は 私や姉の通帳から勝手にお金を引き出したりもしていた。
そんな母親が大嫌いで 早く この家から出たい!そういう気持ちもあったんだと思う。
私は結婚する事を簡単に考え過ぎていた。 結婚に憧れた、と言うか、結婚式に(ウエディングドレス)に憧れた。

…良樹との結婚生活で お金には不自由はしなかった。

ただ…愛情が無かった。

No.69 08/07/31 15:40
ゆこ ( ♀ NzEGh )

>> 68 良樹と結婚した事で私は社内異動をした。

そこで私は人生初のいじめにあう。

結婚してまだ一ヶ月。1番楽しいはずの毎日が苦痛でいっぱいだった。

異動先では また一から仕事を覚えなくてはならなくて 私の教育担当は一つ年下の子(美香)がついた。

私の覚えが悪かったのかもしれないが 随分 私は美香から詰られていた。

でも我慢した。
それが気に入らなかったらしく今度は二つ年上の(ゆか)が私に文句をつけてきた。 この ゆか、今まで彼氏が出来たことがなく私に一言『幸せそうな奴見るとムカつくんだよね』っと言ってきた。 ジャイコにそっくりだった為 私は陰で『ジャイコ』とあだ名を付けてやった。

このジャイコ くせ者で 私がする事なす事 すべてに文句をつけて来てはすぐ上司に言い付けた。『仕事が出来ない』とか『やる気がない』とか…。こんな事を言われてたら 給料なんてあがるはずもない。 ただこの上司は 私の旦那が同じ会社だと言う事だけで私自身に何も言ってこなかった。それがまたジャイコは気に入らないみたいだった。

No.70 08/07/31 16:51
ゆこ ( ♀ NzEGh )

>> 69 思い切って 良樹に相談した。

返ってきた返事は『そんなにグチグチ言うんだったらやめろ』でした。

私は仕事でストレスが溜まり家に帰っても 苛々して 夜中にチョコレート ラーメン 等 食べまくり…みるみる内に10㌔ 見るも無惨な姿に変わってしまいました。 それでも 自分が太ったなんて気付く事なく…。

良樹は 結婚してからと言うもの…私に優しさをくれませんでした。
決定的だったのは、私が職場で熱を出し車で帰るのが困難だった為 上司が気を利かせて 旦那を呼び 一緒に帰ったらと言ってくれた時は『はぁ?何しつるん?自分で帰れよ』そう言って怒鳴られました。私も意地で フラフラしながら一時間の道のりを運転して帰りました。

遅れる事10分、旦那も帰って来ました。 早速 病院に行こうと言ってくれたので私は 行く準備をしましたが『お前が運転しろ』そう言われた時は さすがの私もキレ『運転出来る訳ないじゃん、だったら行かない』『じゃあ歩いて行くぞ』 シブシブ歩いて行きました。

良樹は私に対して 物凄く厳しく そんな良樹に対して私は恐怖感を覚えるようになりました。

No.71 08/07/31 22:46
ゆこ ( ♀ NzEGh )

>> 70 私は結婚したら 早くに子供が欲しいと思ってましたが、良樹は 毎回『子供はいらない』そう言いました。

夫婦のすれ違い。

ある晩 私は衝撃的なものを見てしまったのです。

良樹とは夫婦の営みは滅多にありませんでした。

そんな時に 良樹はよく一人で他県まで出かけて行き DVDを買って来てました。
洋楽が何枚かあり その中には H系のDVDも二、三枚ありました。

そんな時 私は先に寝室で休んでいると急にトイレに行きたくなり隣の部屋を覗くとドアの隙間から光が漏れてました。

そぅーっと覗いて見て見ると はぁはぁ言いながら 自己処理する良樹の後ろ姿…。

私は そのまま寝室に引き返しました。
ひどい…私は妻なのに…。

セックスレス…。

良樹はますます横暴になってきました。
言葉で詰られ…。ケンカが絶えなくなりました。

最初は口喧嘩…次第にエスカレートしていき、暴力を受ける様になりました。

毎日の様に繰り広げられるケンカ。

隣には良樹の両親 姉妹がすんでいましたが 時には良樹の母親が 私の首を締めかかる息子をとめに入る事もありました。

No.72 08/08/01 08:11
ゆこ ( ♀ NzEGh )

>> 71 今で言うDV…。

泣きながら一時間半の道のりを車で運転し 親には心配かけまいと 必死に涙を拭いて 笑顔で 『ただいま、今日泊まりに来たよ』なんて明るく 振る舞った事が何度もありました。

ある時は 熱湯を頭からかけられ 火傷させられたり、毎回 力いっぱい 殴られたり蹴られたりするので体中 アオアザだらけになったり…そうとは知らず一人で温泉に行ったら 知らないおばさんに『体どうしたの?』なんて声かけられるし、骨折して病院にもかかりました。

そこまでして良樹と別れなかった理由は両親を悲しませたくない。ただその思いだけでした。

でも もう私の体も心も ボロボロになってました。

骨折した左手小指は未だに 痛む事があり 痛む度に あの頃の思い出が巡ってしまいます

No.73 08/08/02 16:50
ゆこ ( ♀ NzEGh )

>> 72 こうなった原因、私自身の結婚に対しての軽い考えも一つの原因だったと思う。毎日毎日繰り返される暴言、暴力。私はただ耐える事だけしか出来なかった。下にうずくまり体を丸めて耐えるしかなかった。反抗すればますますひどくなる。ある日いつもの様にケンカの最中、良樹が私に言った一言『お前を蹴ったり殴ったりしても俺はお前に対して何も思わないからな』…最悪。私は毎日 良樹の顔色をうかがいながら生活をした。少しでも気に入らない事があると また暴力を奮われる。ただ この良樹、一つだけ良い所があり自分の身内(父親、母親、姉、妹)には物凄く優しかった。妹からは『お兄ちゃんお兄ちゃん』って慕われていた。ある日は 姉から良樹に電話が入り 仕事場の駐車場でバッテリーがあがり車が動かなくなったからすぐ来て欲しい、と言われれば自分の用事は ほっといて有無を言わさず飛んで行ったのには私はびっくりしました。なぜなら 前に一度、私の車のタイヤがパンクした時 同じ様に良樹に電話したら『はぁ?何してる、近くのスタンドに電話して見てもらえ』そう冷たく言われたから…。私は良樹の何なんだろう…。この頃は ただの同居人になっていました。

  • << 75 この頃の私には『離婚』と言うものは してはいけないもので、もし離婚したら周りの人達から軽蔑されるもの、だと思ってました。 何より両親が悲しむと…。 ただ勇気がなかったんだと思います。 いつまでも良い子でいたかったんだと思います。 幸いな事に、それから 半年間、良樹とは 仕事のローテーションが変わり一緒にいる時間が少なくなりました。 私は心身共にリラックスしてました。 ある日 仕事の帰りに 1番仲良くしてた理子に 思い切って相談しました。 理子は驚いていました。 八つも年上だから いっぱい可愛がってもらってると思った、そう言われました。 私は思わず涙が出てしまいました。 誰にも 言えなかったから 理子に言えた事で精神的に楽になりました。

No.74 08/08/04 14:37
ピノ ( 20代 ♀ LliO )

続きが気になります🙋

  • << 77 ありがとうございます。 まだまだ続きますので どうぞ よかったら読んでみて下さい。

No.75 08/08/04 17:06
ゆこ ( ♀ NzEGh )

>> 73 こうなった原因、私自身の結婚に対しての軽い考えも一つの原因だったと思う。毎日毎日繰り返される暴言、暴力。私はただ耐える事だけしか出来なかった… この頃の私には『離婚』と言うものは してはいけないもので、もし離婚したら周りの人達から軽蔑されるもの、だと思ってました。 何より両親が悲しむと…。

ただ勇気がなかったんだと思います。 いつまでも良い子でいたかったんだと思います。

幸いな事に、それから 半年間、良樹とは 仕事のローテーションが変わり一緒にいる時間が少なくなりました。

私は心身共にリラックスしてました。

ある日 仕事の帰りに 1番仲良くしてた理子に 思い切って相談しました。

理子は驚いていました。 八つも年上だから いっぱい可愛がってもらってると思った、そう言われました。

私は思わず涙が出てしまいました。

誰にも 言えなかったから 理子に言えた事で精神的に楽になりました。

No.76 08/08/04 22:08
ゆこ ( ♀ NzEGh )

>> 75 良樹と結婚した事で私には出来る事が制限されました。

会社の飲み会は毎回欠席する事、旅行ももちろん行ったら駄目、会社帰りの寄り道禁止…、等…。こんなんだから 会社の人との話にもついて行けず 何だかいつも孤立してました。 誘ってくれる先輩達も 何度も断るうちに もう声もかけてくれなくなり…。

良樹に一度 聞いてみました。
『何故、私は行ったら駄目なの?』と…。 その答は…『お前が出掛ける事で俺の評価が下がる』って。
きっと私って信用されて なかったんだろうな。

  • << 78 二、三日実家に帰ろう。 そう 二、三日だけ…。 そう思い二、三日分の着替えをバックに詰め 私は実家へ迎いました。 この頃の良樹は夜勤になっていた為、実家の両親には『夜、一人で居ると危ないから帰ってきた』そう言いました。 実家へ帰ったときの居心地の良さ…、格別。 三日目、正直 帰りたくなくなってました。 しかし、帰らなければならない。 実家の父が『帰らなくてもいいのか?』と、心配そうに聞いてきた。『…うーん。』私は言葉を詰まらせた。 後に父は 私の返事の仕方で 家に帰りたくない何かがある!そう確信したそうです。 とりあえずまた良樹のいる家に帰った。 もちろん良樹がいない時間に…。 しかし 私は 自分の着替えを取り 良樹のいる家を後にした。

No.77 08/08/04 22:13
ゆこ ( ♀ NzEGh )

>> 74 続きが気になります🙋 ありがとうございます。 まだまだ続きますので どうぞ よかったら読んでみて下さい。

No.78 08/08/05 07:00
ゆこ ( ♀ NzEGh )

>> 76 良樹と結婚した事で私には出来る事が制限されました。 会社の飲み会は毎回欠席する事、旅行ももちろん行ったら駄目、会社帰りの寄り道禁止…、等…… 二、三日実家に帰ろう。 そう 二、三日だけ…。 そう思い二、三日分の着替えをバックに詰め 私は実家へ迎いました。

この頃の良樹は夜勤になっていた為、実家の両親には『夜、一人で居ると危ないから帰ってきた』そう言いました。

実家へ帰ったときの居心地の良さ…、格別。

三日目、正直 帰りたくなくなってました。
しかし、帰らなければならない。

実家の父が『帰らなくてもいいのか?』と、心配そうに聞いてきた。『…うーん。』私は言葉を詰まらせた。

後に父は 私の返事の仕方で 家に帰りたくない何かがある!そう確信したそうです。

とりあえずまた良樹のいる家に帰った。
もちろん良樹がいない時間に…。

しかし 私は 自分の着替えを取り 良樹のいる家を後にした。

No.79 08/08/05 16:23
ゆこ ( ♀ NzEGh )

>> 78 それから一ヶ月、私は実家で過ごした。
会社の人には気付かれない様に 出勤時間と退社時間を少しづつ、ずらした。
実家に帰ってる間、良樹からの電話はない。
私からも電話をかける事もない。

両親が心配している…。どうしよう。

ある晩 父が言ってきた『何かあったんか?』

私は 今 言わなければ もう言うチャンスはない、と思い 今までのすべての事を話た。

父は黙って聞いていた。 私はそのまま 急いで 理子の家に行った。 ずっと心配かけていたから、真っ先に報告したくて…。

理子も黙って聞いてくれてた。
しばらく話して家に帰った。

父は いつもと変わらない態度で私を迎えてくれ 『もう我慢しないで帰って来なさい』と言ってくれた。

その言葉に涙が溢れた。

No.80 08/08/05 22:36
ゆこ ( ♀ NzEGh )

>> 79 別居生活も もう三ヶ月 過ぎたある日、珍しく 良樹から電話がなる(この頃は携帯を持っていた) 今度の休みに 何処かに食事に行こう、そう言われた。

とりあえず 一度 帰らなければ…。

夕方に帰った。 そのまま焼肉を食べに行った。

良樹が焼肉を焼きながら話かけてきた『元気してた?痩せたんじゃない?』

私『うん、元気してたよ、少し痩せたかも』 その時 私は太る前の体重よりも痩せていた。

焼肉を食べ終わると良樹がパチンコに行こうと言い出した。
私はどうでもよかったが 着いて行った。

前からパチンコには良樹と よく行っていたが 隣合わせで打っていた。 しかし その日は 別行動。

良樹への愛情はなくなっていた。

しばらくたって家に帰ったが 私は先に寝た。

次の日、私はまた実家へ帰った。

それから更に一ヶ月が過ぎた。

この状況をどうにかしないといけない。
そう思いながらまた三ヶ月が過ぎた。

No.81 08/08/05 23:00
ゆこ ( ♀ NzEGh )

>> 80 離婚。 そう考えだしたのは その頃からだった。

私は思いきって 良樹の携帯に電話を入れた。

『もしもし、私。』『何?』
『私達これからどうする?』
『別れよっか?』
『うん』

呆気なく 離婚成立。
電話を切った後 声を出して泣いてしまいました。

そんな時に限って 良樹との楽しかった思い出ばかりが頭をよぎって…。

しかし泣いてばかりもいられません。

私にはしなければならない事が山程あります。

まず良樹からの条件で 三月いっぱいは離婚しないとの事。
なぜなら 三月いっぱいで会社を辞めるから…(希望退職制度により私も退職する事になっていた)

と言っても 良樹が会社を辞める事は全然知りませんでした。
それに慰謝料の50万。 一緒に貯めた貯金のほんの一部。
以上が良樹の条件。
私からの条件は、良樹の親、仲人に きちんと良樹から話をしてほしいと言う事。 以上。

それから私は 離婚に向けて 着々と準備を始めました。

まず 引越し、下見なしで見積もりをしてくれる所を電話帳をめくって一件一件あたってみました。あの家に行くのは最後の一度だけにしたかったから…。

No.82 08/08/06 23:03
ゆこ ( ♀ NzEGh )

>> 81 引越し業者が決まり後は 日にちを決めるだけ…。

一応 良樹に連絡をとり 日にちを告げる。

持って帰るもの、洋服タンス、整理タンス、食器棚、ドレッサー、テレビ、ビデオデッキ、私用の布団、洋服、私が持って行ってた食器類、などなど…。

いよいよ引越し。業者が来る一時間前に良樹の待つ家に先に行って 片付けをしなければ…。そう思い 一足先に到着。
玄関が開いていた、隣の玄関も開いていて良樹のお母さんの姿が見えた、が 私が通り掛かるとスゥーっと玄関を閉められた。 離婚って こういう事なんだと その時 実感しました。
とりあえず 急いで荷物をまとめ 業者も積み込み終了、さぁ出よう!とした時、良樹が用意していた離婚届けを持ってきました。私の名前と印鑑が押すだけになっていました。
保証人の欄には 良樹の母と姉の名前が書いてありました。私は 名前を書き 印鑑を押して 帰りました。

あぁ すべて終わる。

離婚って思ってたより かなり 精神的にも体力的にも 疲れる。

私はようやく 仮面夫婦から解放されました。

No.83 08/08/07 23:28
ゆこ ( ♀ NzEGh )

>> 82 将来 一人で生きて行こう、そう心に決めました。 男なんて懲り懲り。

私、25歳。
この頃の私 仕事を辞め 失業中、しかし 毎日 精神的には全然 楽でした。

失業手当も そろそろ終わりに近付き 私は近所の会社へ面接を受けに行きました。 なんと合格!
早速 明日から…。

次の日から早速 出社。 物凄く 忙しい会社で毎日 3、4時間の残業は当たり前。 しかし ここの専務というのが くせ者で、相当 威張りまくって 俗に言う『嫌われもの』私も大っ嫌いでした。

一ヶ月も過ぎた頃 事件が起きました。
それは 専務が間違ってした事を 人のせいにし 一人一人に容疑をかけられ最終的には私の責任になりました。

私は新人だった為 疑いをかけられても弱い立場でした。

そして 自分がやったと分かった時も 当たり前のような顔をしてました。

私は悔しくて みんなの前で泣いてしまいました。

そして次の日 私は退職しました。

すべてに於いて脱力感、何もいらない、何もしたくない…私は約一ヶ月間 家から出ませんでした。

No.84 08/08/08 16:00
ゆこ ( ♀ NzEGh )

>> 83 そんな私に友達から誘いの電話がなる。『今日一緒に飲みに行かない。』『べつにいいよ』それから電車に一時間も揺られ友達との待ち合わせ場所に着く。すごい繁華街。田舎育ちの私には眩しかった。まず食事をとった、それからBARに行く。そのBARでは多国籍いろんな人達がお酒を楽しんでいた。私は緊張していた。一人の男性が私に話かけてきた。名前は健吾。カクテル片手に話を始める。この健吾、私より六つも下、私に年齢を聞いてきた、私、咄嗟に同級生と言った。それでも健吾は疑わなかった。我ながら笑えた。私は軽い男が大嫌いでこの健吾の事も手っ取り早く追っ払おう、そんな気持ちでした。名前も教えたくなかった為、偽名を使っちゃいました。メルアド交換して、その日は帰りました。そんな時父の病気が発覚。病名…ガン。余命三ヶ月…。そんな馬鹿な、父がガンな訳がない。一度だって病気という病気はしたことがない、この父が…。家族みんな 現実を受け止められませんでした。ただ、もう手遅れ…それだけ。いろんな所に転移していた。私も こんな事はしてられない、仕事を探さないと!ようやく 私も元の私に戻ってきた。

No.85 08/08/08 16:16
ゆこ ( ♀ NzEGh )

>> 84 とにかく面接を受けまくった。

ようやく仕事が決まった頃、父は入院した。

手術…その手術も ガンを摘出するのではなく 食事をする為だけの手術。

手術が始まった。
待ち時間が長く、何だか苛々した。

手術が終わった。摘出した大腸を見せられた。

医師の説明を聞いたが全然耳に入らない。 父がベットに乗って出て来た。

すぐに手を握った。ゴツゴツした手だった。
そして何よりも冷たかった。

父が目を覚ます。

『痛い』そう言った。 その日は安静。
私達は母を残して一旦、家に帰った。

私の仕事も順調。

思いがけない人からメールが入る。

健吾…。あっ忘れてた。メルアドだけ教えてたんだ。

それから健吾とは 度々メール。

たわいもない話。

朝『おはよう』のメールから始まる。

そんな日が続くと メールがない日は すごく気になってしまう様になる。


父は入退院の繰り返し。

母は介護。姉は父の病気を心配し娘二人と旦那を連れて 私達の住んでる家に引越してきました。

大人五人に子供二人の生活が始まる。

No.86 08/08/10 22:09
ゆこ ( ♀ NzEGh )

>> 85 また借金。次は姉の旦那…。 その額およそ500万、女三人に貢いだ額…。

娘二人には何一つ買ってあげないのに、女には貢いでた。

最低な父親…。

揚げ句の果て、『姉と娘には愛情がない』 そう言った。

娘達が知ったら どう思う? 自分の父親に愛されてないなんて…。

あの子達はすごく良い子達。
真っ直ぐに育ってる良い子達。

なのに…。

暫く経ってから姉は離婚しました。

姉妹揃って離婚…。
私達は親不孝…。

後から聞いた話、姉の離婚は父が背中を押したそうです。

No.87 08/08/12 23:11
ゆこ ( ♀ NzEGh )

>> 86 この頃の私は毎日の様に健吾とメールのやり取りをしてました。
…健吾から一通のメール、『俺、好きになったかも?』

私も健吾に対して心を開く様になってました。
私の方こそ好きかも?
二人が付き合い出したのはその後すぐでした。

そんな矢先…父の病状は悪化。

発病から二年…父は眠る様に亡くなりました。

病院のベットの上で…。
私達が駆け付けた時には 静かに息をひきとってました。

私は父に孫の顔も見せてあげれませんでした。

それどころか心配ばかりかけて 親孝行の一つも出来ないまま…。

父が亡くなってから私は 毎晩 狂った様にお酒を飲んでは吐くの繰り返しでした。

現実を受け入れ様としない自分と 現実だと言い聞かせ様とする自分との葛藤でした。

ただ私を救ってくれたのは他でもない、健吾でした。

離婚歴がある私、暴力に怯えながら生活した記憶のある私にとって、男は皆、力で女性を押さえ付ける、人格を無視した思いやりのない人、だと 勝手に思っていましたが、健吾は私を女性扱いしてくれる唯一の人でした。

No.88 08/08/12 23:40
ゆこ ( ♀ NzEGh )

>> 87 しかし…この健吾との突然の別れ。理由は 些細なケンカが原因…。みんながカウントダウンしてる中 私は健吾から着拒されメール返って来ず、最後に来たメールは『もう電話もメールも止めてね、良い思い出だけが残ります様に』でした。あんなに好きだった健吾に 別れを告げられた…。私は一人、布団の中で泣きながら年越しました。そして朝、最悪な正月。父もいない、頼りにしてた健吾もいない…私は一人ぼっちになっちゃいました。友達から一本の電話。今日飲みに行くから一緒に行こうよ。私暇だしモヤモヤするから 一緒に行く、と二つ返事。早速待ち合わせして繁華街にあるBARに行きました。店に着くまでに変な男達が色々と話かけてきました。俗に言うナンパ…。初めてナンパされ少し緊張しました。BARにはビリヤードがありやった事がない私は夢中で楽しみました。それを手取り足取り教えてくれた人がいました。名前は恭太。同じ歳で親しみやすく親切に教えてくれました。少し仲良くなり楽しそうに笑う私が気に入らないのは 私をBARに連れて来た友達でそんな私達をみると帰るから準備して!そう言いました。咄嗟に恭太が私の携帯を貸して、と言い私の携帯

No.89 08/08/13 23:04
ゆこ ( ♀ NzEGh )

>> 88 私の携帯から自分の携帯に電話して『登録しとくからいつでも電話して』そう言いました。
その後電話はする事はありませんでした。
照れ臭い様な 嬉しい様な…。

それから家に帰りました。

正月休みも五日には明け さぁまた今日から仕事です。

いつもと変わらない毎日。

仕事から帰って携帯の『新着メール』に気付く。

ショートメールだ。

あっ、健吾だ…。

『この前はごめん、もう一度やり直したい』
私は 正直 嬉しかった、大好きだったから。

メールの返事を送る『やり直す事なんて出来るの?あんな事されてどれだけ私が傷ついたかわかる?』 『ほんとに悪かったと思ってる』

それから再び私は健吾と付き合い始めました。

…ただ 一つ言ってない事が…。

ほんとは同級生じゃなくて六歳も年上だって事と名前が違うって事は 最初に付き合ってる頃に言いましたが 自分がバツイチだって事は なかなか言えませんでした。

これを言ったら離れて行きそうな気がして…。

No.90 08/08/14 23:01
ゆこ ( ♀ NzEGh )

>> 89 私は 健吾に いつホントの事を言おうか…胸が締め付けられる思いで毎日を過ごしました。

健吾は 私の中で1番 私の事を女性扱いしてくれる人でした。

前の旦那の暴力により 男なんてみんな同じだ、好きになんかなれない、そう思っていた私に健吾は優しさを沢山くれました。

私は健吾のおかげで女性としての喜びを持てる様になりました。

そんな時 買い物に行ってると どこか懐かしいような 見た事のある後姿を見付けました。

な、な、なんと…六年ぶりに あの人に偶然 会ってしまったのです。

  • << 93 私は あの人の方を見た。 あの人も私の方を見た。 小さく会釈をした。 私は声を掛けようか迷ってると あの人の方から 話掛けて来た。 『久しぶり、元気?』 『あっ…うん…そっちは?』 『あっ俺?俺の方はぼちぼち…』 『そっか』 正直な私の気持ち…微妙。 なんと言うか 私が大好きだった あの人とは少し違っていた。 髪はボサッとしてて疲れてると言うか…。 私達は携帯番号を交換して別れた。 それから数日後 あの人から携帯に連絡が入った。 久しぶりの再開、会うべきか…悩む…。 私には彼氏がいる…。 一度だけ会うか…、そう思い あの人と約束をする。 私は緊張していた。 …約束の日。 懐かしいあの人の家までの道…。 あの人の家の近くまで行き携帯を鳴らす。 しばらくして あの人が出て来た。 私の車に乗り込み とりあえず食事に行く。 焼鳥屋に着く。 生ビールを注文する。 再開に乾杯。 何から話していいのか…、私の第一声『私、離婚したんだ』 あの人 あまり表情を変えず 頷く。

No.91 08/08/15 15:35
さくら ( PuX9h )

>> 90 おもしろいです。次々に相手が現れて羨ましいようなでも大変なような。結婚生活ではご苦労されたみたいだけど、少しでも早くお父さんみたいな心の広い彼ができますように祈りながら読んでます。更新楽しみにしてますね。

No.92 08/08/15 20:42
ゆこ ( ♀ NzEGh )

>> 91 読んで下さってありがとうございます。
私もきっと父が理想の男性だと思います。父は娘である私の事を力の限り守ってくれたから…。

話はもう少し続きます!

よかったら読んでみて下さい。

更新の方も頑張りますね!

No.93 08/08/15 22:18
ゆこ ( ♀ NzEGh )

>> 90 私は 健吾に いつホントの事を言おうか…胸が締め付けられる思いで毎日を過ごしました。 健吾は 私の中で1番 私の事を女性扱いしてくれる人で… 私は あの人の方を見た。
あの人も私の方を見た。

小さく会釈をした。
私は声を掛けようか迷ってると あの人の方から 話掛けて来た。

『久しぶり、元気?』

『あっ…うん…そっちは?』

『あっ俺?俺の方はぼちぼち…』

『そっか』

正直な私の気持ち…微妙。

なんと言うか 私が大好きだった あの人とは少し違っていた。
髪はボサッとしてて疲れてると言うか…。
私達は携帯番号を交換して別れた。

それから数日後 あの人から携帯に連絡が入った。

久しぶりの再開、会うべきか…悩む…。
私には彼氏がいる…。


一度だけ会うか…、そう思い あの人と約束をする。

私は緊張していた。
…約束の日。

懐かしいあの人の家までの道…。

あの人の家の近くまで行き携帯を鳴らす。

しばらくして あの人が出て来た。

私の車に乗り込み とりあえず食事に行く。

焼鳥屋に着く。

生ビールを注文する。

再開に乾杯。

何から話していいのか…、私の第一声『私、離婚したんだ』
あの人 あまり表情を変えず 頷く。

No.94 08/08/15 22:33
ゆこ ( ♀ NzEGh )

>> 93 それから 懐かしい昔話…。

あの人は あまり自分の事を話さなかったが、結婚はしてなく 今は付き合ってる女性もいないらしい。

私は今は付き合ってる人が居る事を伝えた。

あまり気にしてる様でもなさそう。

そっか!私に対して別に恋愛感情がある訳でもないだろうし…。

私は彼氏がいながらまたまた懐かしい『勘違い』をしてしまいそうになった。

これのお陰で私は何度 振り回されたか分からない。

もう あの時みたいな失敗は繰り返したくない。

それより何より 私には彼氏がいる。

まるで言い聞かせてるみたい。

それでも 昔 愛した人、嫌いではない。
とりあえず その日は 食事をして 別れた。

帰ってからの私…。
何だか 懐かしさと 大好きだった記憶が甦ってきた。

なんか 危険な香り…。

私の心が ウキウキしだした。

No.95 08/08/15 22:54
ゆこ ( ♀ NzEGh )

>> 94 あれから、あの人と毎日の様にメールしたり電話で話したりした。

彼氏の家までは車で一時間半かかるのに対して あの人の家まではたったの15分、この差は大きかった。

彼氏とは週末しか会えない、週末も仕事が入ったら 全然会えない。

彼氏は私の家に来る事が 遠いから大変ってよく言った。

あの人は近いから毎日でも会おうと思えば会えた。

この頃の私、彼氏とあの人を よく比べる様になっていた。
相変わらず あの人からは 毎日メール、電話があった。

彼氏からは 三日に一回 あるかないか…。

近くに居るあの人に心が揺らぎ始めた。
話する会話も 恋人同士みたいになってきた。

彼氏が仕事の日曜日、あの人と会う約束をした。

待ち合わせ場所は 市街にある おっきな公園の駐車場。

あの人が先に来ていた。

少し遅れて 私 到達。

姿を見付け『よっ』声をかける。

公園内をしばらく歩く…。 自然と手をつなぐ。

何だか照れ臭い。

昔とは違う…、二人共 子供ではない。

ただ 昔と変わらないのは あの人の気持ちが分からない事…。

あの人は 私をどうしたいんだろう?

それからも 毎日の様にメールや電話をした。

No.96 08/08/15 23:11
ゆこ ( ♀ NzEGh )

>> 95 そんな時、嫌な出来事が…。

私は 会社の取引先の社長に誘われ 食事に行く事になった。
二人っきり…。
どうも それが気になる所だが…。

社長は 私を家まで迎えに来てくれた。
それから予約していたレストランに行き軽くお酒も口にする。

社長との会話で『今度は泊まりで飲みに行こう』って 言われて 私は 酔いが冷める程 引き(冗談じゃない) そろそろ帰る時間…。社長がタクシー代を持たせてくれる。 タクシーが来るまで 縛らく待ってると この社長…私の腕を掴み 強引にキスをしてきた。

げぇー最悪。
少し酔っていた私、振り払う手に力がなく 精一杯の声で『止めて下さい』
そう言って社長から離れた。

タイミングよくタクシーが来たので一言『おごちそうさまでした。』そう言って後にした。

タクシーの中で 自分の軽率な態度が腹立たしくて涙が止まらなかった。

信じていた社長だけあって(色んな相談にものってくれたり) ショックでした。
この事を 友達に話したら 友達は 始めから下心があるに決まってる。
あんたの話を聞いてた限りじゃ私は最初からそう思っていた。 そう言われました。
私ってホントに考えが甘い。

No.97 08/08/15 23:31
ゆこ ( ♀ NzEGh )

>> 96 その後、社長とは一切の連絡を絶ちました。

そんな私を変に思ったのか 社長は会社に来て 周りが見ていない所で『最近どうしたの?』と声をかけてきました。

私『…』
『キスしたから?』『はい』
『そんな事くらいで?』
『すみません』
『もうあんな事しないから電話くらい出てよ』
『…』
『それじゃまた来るよ!』
そう言って帰って行った。

キスくらい許せない私が小さいのか?

もうプライベートで関わるのは止めよう…。そう決めました。

あの人とは相変わらず毎日連絡をとっていました。

あのキス事件の時はさすがに連絡とる気力もなく そのままにしてると 心配してる、とメールが来てました。

この頃の私、彼氏とうまく行ってませんでした。

彼氏を第一にしてきた私だったが、メールを送っても返事もなく携帯鳴らしても連絡はなく…。

自然消滅…?と思うくらい 連絡がない時がありました。

前の私なら3日、4日 連絡がないと 心配で心配で…。

でも、今の私には 彼氏と連絡取れなくても 近くに あの人がいる。

あの人は毎日 連絡くれる。 寂しくない。

No.98 08/08/15 23:45
ゆこ ( ♀ NzEGh )

>> 97 もうすぐ私の誕生日。

彼氏から誕生日くらいは連絡あるだろう。
もしかして 私をびっくりさせる為に今 連絡してこないのかも…。 なんて自分に都合のいい様に考えてました。

いよいよ誕生日。

朝からドキドキ。
いつ連絡がくるか 仕事中も携帯をスカートのポケットに忍ばせて…肌身離さず持ってました。
午前中…連絡ない。
午後から…あっ携帯が鳴った。急いでトイレに行き確認する…はぁ?広告メール? なんだもぉ…。

次に期待して…。
縛らく経って また携帯が鳴った。

今度こそ!トイレに駆け込む。

お誕生日おめでとうメールだ。
…あの人からだ…。
まぁとりあえず ありがとうメールを送る。

その後 彼氏から連絡はありませんでした。

誕生日から二日後、何回も何回も電話して やっと彼氏か連絡がきた。
『何回も電話して一体何?』
『いや…用って言うか、一昨日、私誕生日だったんだよ』
『あっそっか、ごめん仕事が忙しくて暇がなかった』
『…。』私は悲しかった。 彼氏は1番におめでとうって言ってくれると思ったから。

No.99 08/08/17 22:41
ゆこ ( ♀ NzEGh )

>> 98 誕生日を境に 私は彼氏との距離を感じてしまう。

相変わらずマイペースな彼氏と 私の事をどう思ってるのか分からないあの人と…。

この頃の私は 彼氏に対して相当 強気だった。

彼氏が駄目なら あの人がいる。そんな感じでした。

あの人との距離は縮まる事もなく、それでいて現状維持…。
そんな時 また一人の男性が私の前に現れる。

その名は『准』。
私の会社に弁当を売りに来る声が大きく明るい人。 …これが私の持つ彼への印象。

来る度に よく話かけ、仕事が忙しい時にはうざく感じてました。

そんな准が 今度飲みに行きませんか?と誘ってきた。

断った。 准はまぁ私のタイプではなく、特に 飲みに行く仲でもないし…。

そんな准は 今度はもう一人の事務員の沙織を誘ったみたいだった。

すると、その沙織から『今度弁当屋さんに食事に誘われたから一緒に着いてきて、向こうも、もう一人連れてくるみたいだし』

私は 行きたくなかった。 何だか つまらなさそう…。

それでも沙織の何回ものお願いに 私は着いて行く事になる。

いよいよ約束の日…。

No.100 08/08/18 13:49
ゆこ ( ♀ NzEGh )

>> 99 店に着くと 先に 准とその友達が来ていた。

『こんばんは。』
『…こんばんは。』
それじゃあ 生ビールで乾杯しよ!

准が言った。
沙織は楽しいのか?私は少しも楽しくない。

会話も弾まない。

イライラしてきた。
みんなタバコを吸わないみたいだから わざと 目の前で吸ってみせる。

それでも 持て余す。

次はトイレと言って席を立つ。

そして彼氏には電話をせず、あの人に電話をしてみる。

…でない。 何してるんだろう?

一応 彼氏にも電話してみる。

電源切れてる?はぁ?

電話で話す相手もいない。

はぁあ 仕方なく席に戻るかぁ。

とその時 准がこちらに向かってくる。
『何処行ってたの?』
『…トイレだけど』『そっかぁ、今日は来てくれてありがとう』
そう言うと 准は席へと戻って行った。
それから 今度はカラオケに行くらしい。

私は帰りたかった、が またまた沙織のお願いで 着いて行く事になる。

准が車を出し 四人は乗り込み カラオケに到着。

みんな楽しそう。

そんな時 私の携帯が鳴った。

やった、あの人だ。しばらくこの場から逃れられる。

  • << 101 『電話した?』 『うん、したした。』 『どうしたん?』 『別に用はないケド…今友達とカラオケに来てるんだけどあんまり楽しくなくて』 『そうなん』 『…』 それから電話を切りまた部屋に戻ろうとした時 准がこちらに向かってきた。 『はい、これ』そう言って差し出されたのは カルアミルク。 部屋に入らず 外で話す。 『今日俺物凄く幸せ』 『…?』 『だって初めて弁当売りに来た時からすごく気になってて』『…』『これから友達からの付き合いをお願いしたいんだけど』 『私、彼氏いるし』『だから友達からでいいから』『友達ならいいケド』『やった、オッケーって事だね』『だから友達なら』その後 携帯番号なんて教えてもいなかったのに 私の携帯に電話をしてくるようになる。 きっと沙織だ。 准は彼氏気取りで毎日電話してきた。 携帯に出ない時は職場にまで電話してきた。 正直 迷惑だった。 彼氏とは相変わらずあの人も今一歩。 私って 男運ないのかなぁ? 今度 二人で遊びに行こうって准から誘われる。 もちろん断った。 すると准は もう絶対 最後にするからと私に頼んできた。 それを条件に 一度だけ遊びに行く事にした。
投稿順
新着順
主のみ
付箋

新しいレスの受付は終了しました

小説・エッセイ掲示板のスレ一覧

ウェブ小説家デビューをしてみませんか? 私小説やエッセイから、本格派の小説など、自分の作品をミクルで公開してみよう。※時に未完で終わってしまうことはありますが、読者のためにも、できる限り完結させるようにしましょう。

  • レス新
  • 人気
  • スレ新
  • レス少
新しくスレを作成する

サブ掲示板

注目の話題

カテゴリ一覧