―桃色―
世の中の男性が、全て同じだとは思って無い。
「私の付き合う人達」が特別だって、分かってる。
でも…
昔からことごとく浮気されて、今の彼に限って私は4番目の女…
そりゃ、男を信じられなくなるでしょ。
ただ、甘い恋がしたいだけなのに…
「おめでとう」の言葉も、プレゼントも無いまま、彼の腕の中で30歳の誕生日を迎えた―
新しいレスの受付は終了しました
- 投稿制限
- スレ作成ユーザーのみ投稿可
「他に男でもできた?」
「違う!!そんなんじゃっ…!!」
「だよな?」
里沙の咄嗟に上げた顔を、慎也さんはジッと見つめる。
里沙は、また視線を逸らした。
「俺は、里沙の事はよく分かってるつもりだ。でも、今回だけは分からないんだ…
ちゃんと話してくれ…」
慎也さんの表情が、切なくなっていく。
しばらく沈黙が続いた。
私はこの沈黙に耐えられず、口を開いた。
「里沙…お願い。
ちゃんとワケを話して?」
悲しげな表情で私を見た里沙が、小さく頷いた。
「私は…慎ちゃんと結婚出来ない…」
慎也さんは里沙の言葉を聞いて、コーヒーを飲み干した。
「家の事情か?」
「ううん…」
「独身主義か?」
「ううん…」
里沙は、溜め息にも見える大きな深呼吸をした。
「私は…
子供が産めないの」
(え…?)
里沙の言葉を聞き、3人共が目を見開いた。
聞きたい事はたくさんあるハズなのに、言葉が出てこない。
そんな私達を見て、里沙は口元だけで笑い、急に様子が変わったように見える。
「…驚いた?」
自嘲するように笑う里沙を見た慎也さんは、拳をギュッと握った。
「…どうして今まで話さなかった?」
里沙は慎也さんを挑発するように、上目使いで睨んだ。
「話したって、どうにもならないでしょ?」
「大事な事だろっ!?」
淡々と話す里沙に苛立った慎也さんが、大声を張り上げた。
怒りをあらわにする慎也さんを、里沙は黙って睨み続ける。
「子供が産めないから、結婚出来ないのか?だから別れたいのか?」
「他に理由なんて無いじゃない?」
「俺は、里沙に子供を産ませる為に結婚したい訳じゃないっ!!」
「慎ちゃんに、私の気持ちなんか分からないよっ!!」
里沙も負けじと大声を張り上げた。
私と祐輔は、ただただ二人を見守る事しか出来ない…
「慎ちゃんはっ…
いつも子供が欲しいって言うじゃない!
女の子がいいだの、何人欲しいだの…
そんな話しを聞く度に、私は辛かったのっ!!」
「そんなの、結婚を考えたら誰だって思う事だろっ!?
そもそも、お前の体の事を知ってたら言うはずないじゃないかっ!!
お前が勝手に黙ってて、傷ついてただけだろうがっ!」
「私だって、慎ちゃんとの子供が欲しいのっ…!!」
里沙は吐き出すように大声を出し、目から大粒の涙が溢れ出した。
涙を流す里沙の顔を、慎也さんは唇を噛み締めて見ている。
里沙は震えた声で、ゆっくり話し始めた。
「病院で検査して分かった時は、やっぱりショックだった…
でも、落ち込んでも仕方無いから、前向きに生きてきた。
子供が産めなくても、結婚は出来るって…
でも、慎ちゃんと付き合い始めたら、『この人との子供が欲しい』って強く思うようになったの。
どうする事も出来ないのに、諦めがつかなくなって、どうしても慎ちゃんに話せなかった…」
里沙の話しを聞きながら、私も涙が止まらない…
慎也さんは目が赤くなりながらも、真っ直ぐに里沙を見ていた。
里沙も慎也さんの目を見て話し続ける。
「慎ちゃんが、結婚しようって言ってくれた時は、本当に嬉しかった。
でも、慎ちゃんの事を好きになればなる程、私は辛かった…
慎ちゃんが大好きだから、ちゃんと子供が産める人と結婚して、温かい家庭を築いてほしい。
だから別れようと決意したの。
でも、やっぱりなかなか別れも切り出せなくて…」
そう言うと、里沙は俯いた。
「お前だって、俺の気持ちなんか分かってないじゃないかっ…」
慎也さんが震えた声で話し始めると、異変に気付いた里沙が顔を上げた。
二人が見つめ合うと、慎也さんの目から、一筋の涙が零れ落ちた。
「慎…ちゃん…?
やだっ…どうして慎ちゃんが泣くの?」
慎也さんの泣き顔を見た里沙も、ボロボロと泣き始めた。
私の隣に座っている祐輔は、泣きじゃくる私の頭をグイッと引き寄せ、髪を撫でてくれている。
「好きな女が、辛い思いをしてるのも知らずに子供の話しをして、更に傷付けてた事にも気付かなかった俺の気持ちが分かるか…?」
慎也さんは絞りだすように声を発している…
里沙は悲しげな表情で目線を逸らした。
慎也さんは、里沙の手を握って話し続ける。
「俺が里沙と結婚したい理由は…
一生、俺の傍に居て欲しいから。
お前と、共に生きたいから…
ただそれだけだ…」
「…子供…は?」
「お前が居てくれればいい…」
「今は良くても、慎ちゃんだって、きっとこの先欲しくなっちゃうよ…」
「そうかもな…」
「だったらっ…!!」
里沙が顔を上げた瞬間、慎也さんは里沙をギュッと抱きしめた。
「それよりも、お前の気持ちはどうなんだよ?
俺と一緒になりたいのか、なりたくないのか…」
慎也さんが里沙の耳元で、優しく問い掛ける。
すると、里沙は慎也さんの背中の服をギュッと掴んだ。
「私はっ…
慎ちゃんのお嫁さんになりたいっ…
慎ちゃんと、死ぬまで一緒に居たいっ!」
里沙は、ずっと我慢していた気持ちを吐き出し、しゃくり上げて泣き始めた。
そんな里沙の背中を、慎也さんは優しく撫でている。
「辛かったな…苦しかったな…
ごめんな、里沙の苦しみに気付いてやれなくて…」
里沙は慎也さんの胸に顔をうずめ、首をブンブン横に振る。
「私の方こそっ…」
「お前は、何も悪くないよ」
慎也さんが里沙を想う言葉を聞き、私は号泣し続けた。
祐輔も、静かに涙を流している。
「里沙…」
「ん…?」
「俺と、結婚してくれるか?
ってゆーか…」
「…ん?」
「俺と結婚しろ。
里沙に拒否権は無いからな。
分かったか?」
慎也さんの強引なプロポーズに、里沙は言葉が出ないまま大きく何度も頷いた。
抱き合いながら泣き続ける二人を、私は涙ながらに見つめていた。
すると、祐輔が家の鍵をダイニングテーブルに置き、私の鞄と上着を持って、私の手を引いて玄関を出た。
祐輔が気を利かせてくれたんだ…
祐輔の優しさに胸が熱くなりながら、手を繋いで駅まで歩いた。
「腹減ったな」
祐輔が空を見上げて呟く。
「そういえば、そうだねぇ」
お互いの泣いて腫れた目を見合って、微笑んだ。
私達は一駅先の、パスタ屋さんでご飯を食べる事にした。
店に入り席に着いてから、里沙に私達の居場所だけメールしておいた。
二人でディナーセットを頼んで、少し遅めの夕食を食べ始めた。
私達は、里沙と慎也さんの話題は出さなかった。
口に出さなくても、なんとなくお互いの気持ちが通じ合っていた。
ホッとした気持ちはもちろんだけど、それよりも里沙の体の事を知ったショックが、少なからずあったから…
祐輔は、相変わらずパスタを口いっぱいに頬張っている。
「ほのはほ、ふひひへほひふ?」
「何言ってるか分からないよっ」
リスのような顔の祐輔を見て、私は呆れながら笑った。
祐輔は水でパスタを流し込み、胸をトントンッと叩いた。
「この後、海にでも行く?」
「里沙達は?」
「二人が来たら、みんなで行こう」
「この寒い中、なんで海?」
「…なんとなく?」
ニッと笑った祐輔の顔を、私は不思議そうに見つめていた。
しばらくすると、私の携帯が鳴った。
里沙からの着信だった。
「もしもし?」
『リコ…ごめんね?
本当にありがとう…』
電話越しの里沙の声は、泣き晴らして枯れていた。
「何も謝る事ないじゃない。
それより、こっち来れる?」
『今日は、このまま慎ちゃんの家に行く事にした…
鍵だけ渡しに行くね』
「鍵なら、もう一個私が持ってるから、今度返してくれればいいよっ」
『本当?それなら、そうさせてもらうね。
リコにも、今度ちゃんと話しするからね?』
「分かった!
気をつけてね、おやすみっ」
里沙の穏やかな声を聞いて、私は満足気に微笑んでいた。
祐輔も私の気持ちを察して、ニッと笑った。
二人でお腹いっぱい食べて、店を後にした。
祐輔の実家に車を取りに行き、高速道路を走らせて海に向かった。
「海って、私達が最初に行ったトコ?」
「そっ!!高速ならあっという間だからね~」
久しぶりに祐輔の運転する姿を見た。
ちょっと、ときめいた。
(あれ…?そういえば…)
「ねぇ、祐輔?」
「なぁに?」
「最初の時は高速使わなかったよね?」
「それは…」
祐輔がちょっと照れたように笑った。
「なによ?」
「あの時は、リコと少しでも長く居たかったのと、告白する為に心の準備をしていたからさっ。
時間稼ぎ?」
「プッ…なにそれぇ」
「結局、怒らせちゃったけどねぇ~」
「あんまり、いい思い出の場所じゃないね」
「これから、いい思い出に変えに行くよ~ん」
祐輔の言葉の意味が分からなかった。
私は、窓の外の流れる景色を見ながら、初めて祐輔に告白された時の事を思い出していた。
あの時は祐輔に不信感を抱いていた事もあって、告白された事を素直に喜べなかったけど…
今思い出すと、なんだか照れるな。
祐輔が真剣な顔で告白してくれた…
キャ~ッ!
恥ずかしいっ!
私は手で顔を隠して、足をバタバタしながら一人で盛り上がっていた。
そんな私を祐輔がチラリと横目で見て、首を傾げた。
やっぱり、高速道路を使うと着くのが早い。
あっとゆう間だった気がする。
駐車場に車を停めて外に出ると、真夜中の海なだけあって、凍りそうなぐらい寒かった。
「寒いってゆうか、風が冷たくていてぇーっ!!」
祐輔は、ピョンピョン跳びはねながら叫んでいた。
回りには民家も無いし、私達以外に人が居ないから、どんなに騒いでも迷惑にならない。
だから、私も遠慮なく叫んだ。
「祐輔の、バカヤローっ!!」
「なんでっ!?そして何故このタイミングでっ!?」
「なんとなくーっ!!」
寒さをごまかす為に、私達は大声を出し続けた。
冬の海…しかも夜中っていうのが、何故か私達のテンションを上げた。
祐輔と近くの自販機で温かい飲み物を買って、一度車の中に戻る事にした。
「俺、外で一服してくるね」
「外寒いよ?大丈夫?」
「それでも、吸いたくなるのが喫煙者の悲しいトコなんだなぁ~。
でも、いずれ止めなきゃなぁ~」
「なんで?」
私の問い掛けに、祐輔はフッと意味深な笑みを浮かべて、寒空の下へタバコを吸いに行った。
なんか変な祐輔。
ちょこちょこ、祐輔の言動が引っ掛かるな…。
なんとも言えない気持ちで私は一人、車の中でコーヒーを飲んでいた。
祐輔は車から少し離れた所でタバコを吸っている。
なんとなく助手席側の窓から空を見上げると、綺麗な満月が見えた。
私は月を見ながら、慎也さんが里沙にしたプロポーズを思い出した。
(里沙と慎也さん、ついに結婚するんだなぁ…)
ちょっと羨ましく思った。
小さく溜め息をついて、祐輔の方を見た。
(あ…れ?)
祐輔が居ない…?
私は慌てて周りを見渡した。
でも、車の中から見る限り、祐輔の姿はドコにも無かった。
(嘘っ…!?)
暗闇の中、一人で車内に居るのが急に怖くなり、私は外に飛び出した。
上着の胸元をギュッと握り締めて、キョロキョロと祐輔を探した。
すると…
「リぃぃ~コぉぉ~っ!!!」
遠くから祐輔の声が聞こえた。
声のする方を見ると、私に向かって、浜辺から祐輔が大きく手を振っていた。
祐輔は、大声を出さないと声が届かない距離に居た。
ホッとした私は、祐輔の所へ行こうと浜辺に続く階段に向かった。
「来ちゃだめぇぇぇっ!」
祐輔は一際大きな声で叫んだ。
私は階段の上で立ち止まった。
「祐輔ぇー?何してるのぉーっ!?」
「リコは、そこにいてぇぇっ!!」
私は訳が分からず、首を傾げながら遠くの祐輔を見ていた。
祐輔は、下を向いたまま動かなくなった。
ますます訳が分からなくて、私はちょっとイラつきながら祐輔を見ている。
しばらく下を向き続けていた祐輔は、突然空を見上げた。
「俺っ…!!」
大声を張り上げた祐輔が、言葉を詰まらせた。
そしてまた、下を向いてしまった。
祐輔は一体、何がしたいのか?
私を離れた所に立たせて、祐輔一人で訳の分からない行動をしてる事に、イライラが増してくる。
「何やってんのっ!?
寒いから、私戻るよっ!?」
そう言って、私は車の中に戻ろうと祐輔に背中を向け、車に向かって歩き始めた。
その時…
「―――――しようっ!!!」
(え…?)
祐輔の言葉が聞き取れず、歩みを止めて振り返った。
祐輔は立ち尽くしたまま、真っ直ぐに私を見ている。
私も、黙って遠くから祐輔を見ていた。
すると祐輔は、大きく深呼吸をした。
(…え?)
寒い中、かすれる程の大声を出した祐輔は、息を切らして肩で呼吸をしていた。
それでも、祐輔は叫び続ける。
「俺、年下で頼りないかもしれないけどっ…
リコの事を一生守るって約束するっ!!」
私は祐輔の言葉を聞きながら、ゆっくり歩き出した。
「幸せにするよなんて、カッコイイ事言えないけどっ…
リコと一緒に、幸せな家庭を築きたいっ!!」
私が近付いて行っても、祐輔は大声で叫び続けている。
「それからっ…!!
えっと…!
それから…」
私は、言いたい事が思い浮かばなくなった祐輔の目の前に立った。
「えっ…と…」
困った表情の祐輔を、私は何も言わずにただ見つめていた。
「リ…コ…」
何も言わない私を見た祐輔は、不安げな表情になった。
突然のプロポーズ…
全く予想していなかった。
だけど、一生懸命にプロポーズをしてくれた祐輔を想うと、なんだかたまらない…
胸の奥を、わしずかみにされたような…
上手く言い表せないけど、とにかく胸が熱くなった。
嬉しい。
夢にまで見た、祐輔からのプロポーズ。
なのに、いざとなると素直に首を縦に振る事ができなかった。
「どうして、急に…?」
私が問い掛けると、祐輔は目線を逸らした。
「今日、慎也さんと里沙さんを見てたら、俺も言わずには居られなくなって…」
「今まで一度も、
結婚の話しは出なかったじゃない…?」
どうしても聞きたかった。
毎日、『大好き』とか『愛してる』とかは言ってくれてたし、一緒に暮らす前はよく『一緒に暮らしたい』って言ってたのに、『結婚』という言葉だけは出てこなかった。
私は真っ直ぐに祐輔を見続けた。
すると祐輔は、私の右の頬に触れて話し始めた。
「俺は、毎日リコと結婚したいって思ってたよ…?
でも…」
「でも…?」
「なぜか、『結婚』って言葉が恥ずかしくて言えなかったんだ…」
「大好きとかは言えるのに?」
「大好きって言うのと結婚しようって言うのは、やっぱり違うよ…
それに、プロポーズだけは、ちゃんとしたかったしね」
「そうだったんだ…」
私の頬を包む祐輔の手に、そっと触れた。
「あとは…
リコのウェディングドレス姿を想像しただけで、鼻血出そうになっちゃってさぁ…」
「プッ…何それ…
バカみたい…」
私は思わず吹き出した。
すると…
祐輔はグッと私の頭を引き寄せた。
「そのリコの『バカ』って口癖も、俺は愛してるよ…」
祐輔は私の耳元で優しく呟いた。
「バカみた…っ!?
あ…」
私は言いかけた言葉を咄嗟に飲み込むと、祐輔はククッと笑った。
「祐輔…?」
「ん?」
「私でいいの…?」
「リコじゃなきゃ、嫌だよ…」
「私、年上だよ…?」
「それは聞き飽きたなぁ~」
「すぐ怒るし…」
「知ってる」
「泣き虫だし…」
「知ってる」
「それから…っ」
「知ってる」
「まだ何も言って…」
「リコの事は、全部知ってるよ…」
祐輔は私を抱きしめる腕に力を込めて、肩に顔をうずめた。
祐輔の優しい声と温もりを感じていると、だんだんプロポーズされた実感が湧いてきて、私の目から涙が零れ落ちた。
「あーあ…
もうリコを泣かせないよって言おうと思ってたのになぁ」
「うぅ~…
ゆうずげぇ…」
「ハハッ、泣き過ぎっ。
まぁ~た、ムード台なしじゃ~ん」
「うっ…うっ…
嬉…しく…て…」
私の顔は、涙でぐちゃぐちゃになっている。
「リコ、返事は…?」
「え?」
「プロポーズの…」
すっかり舞い上がって、返事をするのを忘れていた。
でも、この状況でどうやって返事すれば…
頭の中で一生懸命言葉を選んでいると、祐輔はゆっくり体を離した。
そして、私の両肩を掴んだ。
「神谷律子さん…
俺と、結婚してください」
祐輔の真剣な瞳に、吸い込まれそうになる…
「は…い…」
私は聞こえるか、聞こえないか分からないぐらいの小さい声で返事をした。
面と向かって改めてプロポーズをされたら、私は急に恥ずかしくなって下を向いた。
祐輔も照れ笑いを浮かべながら、下を向いた。
「一番、リコが好きだよ…」
久しぶりに聞く、祐輔の『一番』という言葉…
「私も…祐輔が一番好き…」
そういうと、祐輔は優しいキスをしてくれた。
月明かりが、まるでスポットライトのように、私達を照らしていた。
帰りの車の中では、幸せの空気に包まれたまま、ずっと手を繋いでいた。
家に着いたのは明け方の4時過ぎ。
私と祐輔は、倒れ込むように布団に入り、そのまま眠りについた。
私は夢を見た。
祐輔と、バージンロードを歩く夢…
たくさんの人達に祝福されて、まさに幸せの絶頂の中にいた。
誓いのキスの時…
突然、祐輔が私を振り払って教会の出口に向かって走り出した。
私は訳が分からず、祐輔の名前を叫び続けた。
「…って…
待って!!祐輔ぇぇぇぇぇっ!!」
ガバッと起き上がると、祐輔が隣で眠っている。
(夢かぁ…)
ハァ~~…
安心して、大きな溜め息をついた。
時計を見ると、もう昼の12時。
今日は日曜日で休みだし!!
のんびりしようと、また布団を被った。
横になりながら祐輔の顔を眺める。
夕べの事を思い出すと、ニヤニヤが止まらない。
恥ずかしくなって、ニヤけた顔を両手で隠した時…
「あれ…?」
手に違和感を感じて、手の平を見てみる。
すると、左手の薬指に小さなダイヤのついた指輪がついていた。
(嘘…いつのまにっ!?)
夢か現実か分からないまま、祐輔の顔を見ると、祐輔が片目を開けて私を見ていた。
「祐輔…これ…」
私は祐輔に左手を見せた。
祐輔はニコッと笑って、私の左手を握り締めた。
「気に入った?」
祐輔はちょっと照れながら聞いた。
私は小さく頷いて、また泣いてしまった。
「また泣く~。
リコは本当に泣き虫だねぇ」
「だって…だって…」
私は喜びを伝えたくても、うまく言葉にならない。
「祐輔、これいつの間に…?」
「冬のボーナスが出てから、すぐに買いに行ったんだ。
本当はクリスマスにプロポーズするつもりだったんだけどねぇ」
祐輔は笑いながら話している。
私は涙を流したまま、キラキラ輝く指輪をいつまでも眺めていた。
そんな私を祐輔は、満足そうな笑顔で見つめている。
そして、祐輔はヨシッと言いながら起き上がった。
「『お父さん!娘さんを僕にください!』って、言いにいかなきゃね。
んで、『俺は君の父親じゃない!』って、怒鳴られるのっ」
「なんか祐輔古くない?
今時、そんな事言う人居ないよぉ」
そんな話しをしながら、二人でケラケラ笑い続けた。
――月曜日の朝
私は祐輔から貰った指輪を着けずに出社した。
まだ婚約の状態だし、なんだか恥ずかしい気持ちもあったから…
ロッカールームで制服に着替えていると、里沙も出社して来た。
「おはようリコ!
これ、鍵返すね。
土曜日は、ごめんね…」
「おはよ!
気にしないでっ。
あの後、慎也さんと今後の話し合いは出来た?」
「うんっ!
その事も報告したいから、今日仕事終わったらリコの家行っていい?」
「どうぞどうぞっ」
里沙の表情はなんだか穏やかで、幸せそうだった。
こんな明るい里沙を見るのは久しぶりだったから、余計に嬉しかった。
仕事を終え、祐輔と慎也さんは残業だったから、里沙と二人で私の家に向かった。
家に着き、早速ビールで乾杯をした。
「それで、籍はいつ入れるの?」
「実は昨日のうちに、お互いの両親に挨拶してきちゃったんだっ!
クリスマスイブの日に、有給取って役所に行くの」
「はやっ!!
里沙のご両親、驚いてたんじゃない?」
「驚いてたけど、私の体の事も全部承知の上で、慎ちゃんがプロポーズしてくれたからさ…
お母さんは泣きながら、祝福してくれたよ…」
里沙は、お母さんの事を思い出したのか、目をうるうるさせていた。
私も里沙の涙につられて、泣いてしまった。
「よかったね、里沙…」
「うん…
今までリコにも体の事黙っててごめんね…」
「ううん…
里沙が謝る事じゃないよ?
それより、慎也さんのご両親は…?」
私が問い掛けると、里沙は穏やかな表情を見せた。
「慎ちゃんのお母さんも、ずっと不妊で悩んでたみたい。
その中でやっと授かった子が慎ちゃんなんだって…」
「確か慎也さんって、一人っ子だったよね?」
「うん…
一度は子供を諦めた事もあるから、私とは全く状況が違うけど、他人事とは思えないって言ってくれて…」
「そうだったの…」
「お父さんも、二人が幸せなら、それでいいんじゃないかって。
私、本当に幸せだよ…」
「里沙…」
静かに涙を流して幸せを噛み締めている里沙の表情が、なんだかとても輝いて見えた。
― ピンポーン
「あ、帰って来た!」
私は涙を手で拭って、玄関のドアを開けた。
「ただいま~」
「お邪魔します」
祐輔は、慎也さんを連れて来た。
「お帰りなさい。
どうぞ、上がってください」
私は慎也さんを招き入れ、台所に向かった。
コーヒーを入れていると、慎也さんが満面の笑みで近付いて来た。
「神谷、よかったなっ!!」
「へ?」
慎也さんの言ってる意味が分からなくて、キョトンとした。
「慎ちゃん、何がよかったの?」
里沙も不思議そうな顔で台所に来た。
「なんだ神谷、まだ里沙に言って無かったのか?」
「リコ、何かあったの?」
「神谷と木村な…」
慎也さんが里沙に何か言おうとした時…
「俺達も、結婚しま~すっ」
祐輔がピースしながら発表した。
一瞬、場の空気がシーンとなった。
すると里沙は私にガバッと抱き着いて来た。
「おめでとうっ、リコ!!」
「えっ、あっ、ありがとうっ」
里沙は私に抱き着いたまま、ピョンピョン跳び跳ねている。
「り、里沙?落ち着いてっ」
「だって、嬉しいんだもんっ」
「ちょっ…
里沙、苦しいっ…」
私達の様子を、祐輔と慎也さんはケラケラ笑いながら見ていた。
祐輔がコーヒーを入れてくれて、4人でテーブルを囲んで座った。
「リコ達は、いつ籍を入れるの?」
里沙が身を乗り出して聞いてきた。
「両家に挨拶も行ってないし…
まだハッキリ決めてないよ」
「なら、まだ式の事とか考えて無いの?」
「全然、まだまだだよ~」
私達は、4人で理想の結婚式の話しで盛り上がった。
お互いの理想を話して、共感したり、バカにしてみたり…
すごく楽しかった。
夕飯はデリバリーを頼んで、みんなで食べた。
いつまでも、部屋の中には笑い声が響いていた。
里沙は、帰るのを惜しみながら、慎也さんに連れられて私の家を後にした。
夕飯の片付けをしていると、祐輔が後ろから抱き締めてきた。
「どうしたの?」
「結婚したら、毎日リコとご飯食べられるんだね」
「今までだってそうでしょ?
結婚しても、あまり生活は変わらないんじゃない?」
「全然違うよ!
リコは、俺の奥さんになるんだよ?
幸せ度が今までと違うもんっ」
祐輔はグリグリ私の肩に顔をうずめている。
(奥さんかぁ…)
改めて考えると、ちょっと照れる。
私、祐輔の奥さんになるんだな…
寝る前に、祐輔と寝転がりながら、これからの事を話した。
「クリスマスの日に、リコのご両親に挨拶に行こう?」
「祐輔の方は?」
「リコの家に行った後、そのまま行けばいいよ」
「この期に及んで、反対とかされたりして…」
「そしたら、俺泣いちゃうっ」
祐輔は毛布を顔まで被った。
「なんか、緊張するね…」
「俺がバシッと格好よく決めるさっ」
「頼りないわ~…」
「なんだとぅっ!?」
そう言って祐輔は、私の顔の横に両手をついて覆いかぶさった。
そして、真剣な眼差しで私を見下ろしている。
祐輔の目は、男の目だった。
― ドキドキドキドキ…
久しぶりに見せた祐輔の表情に、胸が高鳴った。
「リコ…」
「は…い…」
「何があっても、俺がリコを守るからな。
だから、一生俺についてこい」
祐輔から、こんな強引な言葉を聞いたのは初めて…
胸がキュンッとする。
「一生…離さないで…?」
祐輔の頬にそっと触れると、深いキスをしてくれた。
このまま、祐輔と溶け合って一つになってしまいたい…
結婚しても、私は祐輔に恋をし続けるんだろうな。
こんなに人を愛したのは、生まれて初めてだ。
― from 里沙
この度、田中里沙は『里田 里沙』になりました事を報告します。
って、やっぱり田舎っぽ~いっ(泣) ―
クリスマスイブの日の昼休み、携帯を開くと里沙から幸せのメールが届いていた。
その内容を祐輔と眺めながら、微笑んだ。
(ついに、夫婦になったんだぁ…)
まるで自分の娘をお嫁に出したように、しみじみしてしまった。
明日は、いよいよ私達が両家に挨拶に行く日!
実家には電話で、『彼氏を連れて行く』としか話してない。
果たして、年下の婚約者を連れていった時の反応はどうなるのか…
今から、あれこれ考えても仕方が無い!
とにかく明日だ!
― クリスマス当日
甘い、いい香りで目が覚めた。
隣を見ると、祐輔の姿が無い。
台所を覗くと、祐輔が鼻歌を歌いながら料理をしていた。
「祐輔?」
「あ、おはようリコ!!」
「何作ってるの?」
「ホットケーキだよっ!
コーヒーも入れたよん」
「美味しそ~」
祐輔は、エプロン姿で得意げに笑った。
祐輔の朝一番の最高の笑顔を見たら、昨日からの緊張が一気に吹き飛んだ。
「美味しい!!
フワフワで上手く焼けてるねぇ」
「でしょ~?
ちょっと高いホットケーキミックスだからねっ」
「ブッ…
粉の力だったの…」
「当たり前じゃん!
じゃなきゃ、こんなにフワフワに焼ける訳無いじゃんっ!」
「なんでムキになるのよ…」
私達は朝からケラケラ笑い合った。
美味しい朝食を食べ終え、祐輔はスーツに着替えた。
私はブラウスにタイトスカートを合わせて、髪を綺麗にまとめ上げた。
「おおっ!
なんか、リコいいっ!!」
「本当?」
「うんっ!!社長秘書みたいで、そそるよっ!!」
「バカな事言ってないで、行くよっ」
「は~い」
私が玄関のドアノブに手を掛けると、祐輔は私の手を握り締めた。
振り向いた瞬間、祐輔の唇がそっと私の額に触れた。
「唇にキスしたら、口紅取れちゃうから…」
そう言って、祐輔は照れ臭そうに微笑んだ。
私も微笑み返して、二人で駅まで手を繋いで向かった。
私の実家まで、アパートから5駅。
電車の中では、ずっと手を繋いでいた。
目的地の駅に近付くにつれて、繋いだ手がだんだん汗で濡れてきた。
祐輔は無言だった。
「祐輔、緊張してるの?」
「話し掛けないでっ。挨拶の言葉を頭で整理してるんだからっ」
祐輔は表情が固くなっている。
そんな祐輔を見ていたら、なんだか笑えてきて、不思議と私はリラックスしていた。
程なくして駅に着き、タクシーで実家に向かった。
「待って、リコ!!」
私が実家のインターホンを押そうとすると、祐輔が私の手を引っ張った。
「すぅ~…はぁ~…」
祐輔は深呼吸を何度もしている。
「もう、押しちゃうよ~?」
「あ、ちょっとっ…」
― ピンポーン…
祐輔の返事を待たずに、私はインターホンを押した。
『は~い』
「私~」
『はいは~い』
インターホン越しの母は、とっても上機嫌だった。
― ガチャッ…
玄関のドアが開いたと同時に、祐輔が背筋をピンッと伸ばした。
ドアを開けた母は、真っ先に祐輔を見た。
「あら、こんにちは」
「こ、ここ、こんちにはっ!!」
(…えっ!?)
あまりの緊張で、祐輔の第一声は、残念な結果になった。
「す、すみません…」
顔を真っ赤にして俯く祐輔を、母は満面の笑みで見つめた。
「面白い子ねぇ~。
寒いでしょ?どうぞ、入って~」
母に招かれ、私と祐輔は家の中に入った。
リビングに通されると、父の姿は無かった。
「ねぇ、お母さん。
お父さんは?」
「二階に居るの。
ユメは友達と遊びに行ってるわぁ。
ちょっと待ってて?
お茶入れたら、お父さん呼びに行って来るから」
「うん、お願い~」
母とのやり取りを終え、祐輔をリビングのソファに座らせて、私も隣に座った。
母が入れてくれたお茶を飲みながら、私と祐輔は静かに父を待った。
『リコの父ちゃんって、怖い…?』
祐輔が小さい声で私に問い掛けてきた。
『私と妹には甘いけど、祐輔にはどうかなぁ~』
ちょっと意地悪そうに言うと、祐輔の眉毛が、ハの字に垂れ下がった。
「ごめんなさいねぇ。
今、お父さん下りてくるからぁ~」
母がパタパタと階段を下りながら、私達に声を掛けた。
母の後ろから、父がゆっくりと階段を下りて来た。
父は私の顔を見るなり、満面の笑みを浮かべた。
「律子っ!!久しぶりだなぁ~。
元気か?」
「うんっ!お父さんも元気そうだねっ」
「最近、ウォーキングを始めてなっ!
体の調子がいいんだよ」
「いい事じゃない!」
私と父は久しぶりの再会で、祐輔を忘れて話し込んでしまっていた。
「ほらほらっ!
りっちゃんの彼を差し置いて話し込まないのっ」
母が台所からお菓子を持って出て来た。
「あ…祐輔、ごめんね?
つい…」
「いやいやっ!!」
祐輔は不自然なぐらい、引きつった笑顔で答えた。
私は祐輔の隣に立ち、父と向き合った。
「お父さん…
こちら、今お付き合いしている、木村祐輔さん」
「は、初めまして!」
祐輔は背筋をピンッと伸ばして父に挨拶をした。
ガチガチに緊張している祐輔を見た父は、ククッと笑い声を漏らした。
「木村君。
まぁ、そんなに緊張していないで、座って座って!」
「は、はい!失礼しますっ」
父に言われ、ソファに腰掛けた祐輔は、まだ背筋が伸びている。
私も祐輔の隣に座って、父も向かい側のソファに座り、母は父の足元で正座をしていた。
控えめに父の足元に座る母の姿を見て、なんだか尊敬した。
妻として、見習いたい振る舞いだと思う。
ぼ~っと母の姿にみとれていたら、父がゆっくり話し始めた。
「妻から話しは聞いたよ。
今は同棲をしているみたいだね?」
「はい。
ご挨拶が遅れて、申し訳ありませんでした」
祐輔は深々と頭を下げた。
「いやいや、謝る事じゃないよ。
ところで、見る限りずいぶん若く見えるけど…
木村君は、いくつなのかな?」
「あ、25歳です」
祐輔の答えを聞いて、父と母は少し驚いたように顔を見合わせた。
「りっちゃんの年齢知ってるの…?」
母が心配そうに祐輔に問い掛ける。
「もちろん知ってます!
でも、年齢なんか関係ありません!
僕は、律子さんの全てが好きなんですっ」
彼女の両親に、面と向かって『好き』だなんて…
よく言えるな…
何故か私の方が恥ずかしくなってしまって、俯いた。
母は安心したように微笑み、父は目を泳がせながらお茶をすすっていた。
祐輔もお茶を一口飲み、私に目で合図をした。
私も祐輔の合図に答え、小さく頷いた。
「お父さん、お母さんっ」
祐輔は姿勢を正し、少し声を張り上げた。
両親も祐輔の表情から何かを読み取り、真剣な表情で祐輔を見つめた。
私も真っ直ぐ前を見て、姿勢を正した。
「今日は、律子さんとの結婚を承諾して頂きたく、ご挨拶に伺いました。
初対面で失礼なのは承知の上です…
ですが、僕は本気で律子さんを愛しています!!」
そういうと、祐輔は突然立ち上がった。
新しいレスの受付は終了しました
小説・エッセイ掲示板のスレ一覧
ウェブ小説家デビューをしてみませんか? 私小説やエッセイから、本格派の小説など、自分の作品をミクルで公開してみよう。※時に未完で終わってしまうことはありますが、読者のためにも、できる限り完結させるようにしましょう。
- レス新
- 人気
- スレ新
- レス少
- 閲覧専用のスレを見る
-
-
君は私のマイキー、君は俺のアイドル2レス 59HIT ライターさん
-
タイムマシン鏡の世界4レス 111HIT なかお (60代 ♂)
-
運命0レス 77HIT 旅人さん
-
九つの哀しみの星の歌1レス 90HIT 小説好きさん
-
夢遊病者の歌1レス 93HIT 小説好きさん
-
神社仏閣珍道中・改
【新田不動尊(桐生市本町三丁目)】 ここ数日連日お寺さんをお訪ね…(旅人さん0)
282レス 9791HIT 旅人さん -
西内威張ってセクハラ 北進
愚痴じゃない例えば犯罪や性被害に遭った人がその苦しみ悲しみ怒りを表現す…(自由なパンダさん1)
97レス 3214HIT 小説好きさん -
君は私のマイキー、君は俺のアイドル
今まで、彼氏が途切れたことがなかった。 乗り換え電車のように、別…(ライターさん0)
2レス 59HIT ライターさん -
私の煌めきに魅せられて
私が言って欲しかったのはそっちの『ゴメン』じゃない,,,。 バカ…(瑠璃姫)
60レス 659HIT 瑠璃姫 -
喜🌸怒💔哀🌧️楽🎵
恕しの心… 罪を憎んで人を憎まず? 許せな〜い😠 平…(匿名さん0)
38レス 851HIT 匿名さん
-
-
-
閲覧専用
🌊鯨の唄🌊②4レス 137HIT 小説好きさん
-
閲覧専用
人間合格👤🙆,,,?11レス 148HIT 永遠の3歳
-
閲覧専用
酉肉威張ってマスク禁止令1レス 154HIT 小説家さん
-
閲覧専用
今を生きる意味78レス 523HIT 旅人さん
-
閲覧専用
黄金勇者ゴルドラン外伝 永遠に冒険を求めて25レス 977HIT 匿名さん
-
閲覧専用
🌊鯨の唄🌊②
母鯨とともに… 北から南に旅をつづけながら… …(小説好きさん0)
4レス 137HIT 小説好きさん -
閲覧専用
人間合格👤🙆,,,?
皆キョトンとしていたが、自我を取り戻すと、わあっと歓声が上がった。 …(永遠の3歳)
11レス 148HIT 永遠の3歳 -
閲覧専用
酉肉威張ってマスク禁止令
了解致しました!(小説好きさん1)
1レス 154HIT 小説家さん -
閲覧専用
おっさんエッセイ劇場です✨🙋🎶❤。
ロシア敗戦濃厚劇場です✨🙋。 ロシアは軍服、防弾チョッキは支給す…(檄❗王道劇場です)
57レス 1405HIT 檄❗王道劇場です -
閲覧専用
今を生きる意味
迫田さんと中村さんは川中運送へ向かった。 野原祐也に会うことができた…(旅人さん0)
78レス 523HIT 旅人さん
-
閲覧専用
サブ掲示板
注目の話題
-
🔥理沙の夫婦生活奮闘記😤パート1️⃣😸ニャン
きゃは(*≧∀≦*) 結婚生活のスレットからこちらにお引っ越し💨 皆さん初めまし😊 結…
420レス 4839HIT 理沙 (50代 女性 ) 名必 年性必 -
母が亡くなるかもしれない。後悔しないためには?
25歳男です。 すいません、ここだと場違いかもしれませんが吐き出させてください。ほぼ独り言です。 …
10レス 358HIT おしゃべり好きさん -
たぶらされないか
心配だなあー、 主人がたぶらされないか。 ツーリング旅行に主人に行くのですが、その中に女性が1人…
16レス 556HIT 主婦さん (40代 女性 ) -
ずっと抱えている悩みです
37歳女性です。夫51歳、結婚6年目、小学生と幼児の子供2人の家族です。 わたしの実家に金銭問題や…
15レス 519HIT 匿名さん -
親からの反対について
三ヶ月くらい前の話になります。長文すいません。 三ヶ月くらい前、彼女と大げんかしてしまい、親に伝わ…
10レス 291HIT 恋愛好きさん (10代 男性 ) - もっと見る