注目の話題
🍀語りあかそうの里🍀1️⃣0️⃣
20代のお姉さん
自分から距離置きたがったくせに

もしも…

レス479 HIT数 139477 あ+ あ-

唯( ♀ M9mPh )
09/04/30 21:12(更新日時)

もしも…

あの時、あの人を信じることができていたら…


もしも…

あの日、手をさしのべてくれたあなたの優しさの裏を見抜く事ができたなら…


…私は……



※私の人生を書きます。
このスレは私しかレスすることができません。ある程度書き進めたら、意見スレを立ち上げさせていただきたいと思います。
つまらない人生かもしれませんが、一生懸命生きています。そしてこれからも生きて行きます。
良ければお付き合い下さい。

No.1159270 09/02/22 21:48(スレ作成日時)

新しいレスの受付は終了しました

投稿制限
スレ作成ユーザーのみ投稿可
投稿順
新着順
主のみ
付箋

No.151 09/03/11 11:15
唯 ( ♀ M9mPh )

普段から友達を家に連れてきては飲んで騒いでた


あの日は山口くんが友達とその彼女を連れてきていた


泊まってくとゆうから

4人で雑魚寝することになった



その日の夜


私たちの終わりは
決定した



私はこの日の出来事を

今でも忘れていない

No.152 09/03/11 11:35
唯 ( ♀ M9mPh )

【もしも…】

を読んで下さっている方

意見スレを立ち上げさせていただいたので


よろしければ
お聞かせ下さい


失礼しました

No.153 09/03/11 11:56
唯 ( ♀ M9mPh )

私たちは飲むだけ飲んで

騒ぐだけ騒いで

いつの間にか眠っていた



ごそごそ音がする…

私は目が覚めたがそのまま横になっていた…


今度は声が聞こえる


目を開けると
隣でもぞもぞしてる



あ…
マコトくんとカナちゃん
えっちしてる…



良く寝泊まりするその2人のそんな光景を見るのは初めてじゃない



私の右隣には山口くんが居る…






居ない!

山口くんが居ない…

No.154 09/03/11 20:10
唯 ( ♀ M9mPh )

隣でカナちゃんたちは
えっちしてるし

山口くんは?

なんて聞けないし…



カチャ


水が流れる音と共にトイレの戸を開けて閉める音が聞こえた



なんだトイレか…

びっくりした


私はまた目を閉じて山口くんの寝る場所の方に体を向けて横になった



山口くんが隣にきた


キスをされて
胸を触られた

No.155 09/03/11 20:18
唯 ( ♀ M9mPh )

私は人前でそうゆうことをするのがすごく苦手

たとえ酔っていようが
隣でえっちをしてようが

私はそうゆうことが大嫌い


ヒロミとのことを思い出すから…
思い出したくないことまで頭によぎるから…



私が人前でイチャつくことが嫌いなのを知ってるくせに
えっちしようとしてくる山口くんに
かなりムカついた



舌を入れてきた時
おもいっきり噛んでやった


『いってぇ!!!』





…??


マコトくんの声?

マコトくんの声が真正面から聞こえた…



どうゆうこと?

No.156 09/03/11 20:21
唯 ( ♀ M9mPh )

『何やってんだよマコト!』


???


さらにわけがわからない


山口くんの声が後ろから聞こえる



カナちゃんとマコトくんが寝てるとこから聞こえる…



どうゆうこと??




答えは簡単

カナちゃんとえっちしていたのは山口くんだった

No.157 09/03/11 20:27
唯 ( ♀ M9mPh )

『だってゆいさんが
おもいっきり舌噛むから!』



『ばーか!うまくやれよ!』



うまくやれ??

何を?

山口くんは何を言ってるの?



私が知っている山口くんじゃなかった



私は電気を付けた


そこには
紛れもない真実が
目の前にあった



山口くんは真っ裸で

カナちゃんは乳が出たような格好をしていた




殺そうかと思った

No.158 09/03/11 20:36
唯 ( ♀ M9mPh )

私は山口くんの髪を掴み


『出ていけ』


とだけ言った


私の怒る姿を見て

カナちゃんはあわてて
帰っていった


『じゃあお前が荷物まとめろよ』



はぁ!?

お前!?


私は
『いいから出ていけよ!お前の荷物は明日の朝捨てるから
その汚い顔二度と見せるな!!』

自分がこんなことを言うこと自体信じられなかった



『俺の服捨てたら殺すぞ』



何?

何を言ってるの?

普通は謝るところじゃないの?

No.159 09/03/11 20:42
唯 ( ♀ M9mPh )

てゆうか

あんたの服買ったの誰?

私でしょ?


あんた家賃半分出すって言って出したことあった?

光熱費も食費も全部私でしょ?


携帯代払えないってゆってたのは覚えてるけど

誰が4万も5万も使えってゆった?




気づけば
私は山口くんに貢いでた


今まで何も思わずにやってきたけど


この時初めて


私は山口くんの何!?


と思った





…都合のいい女だったんだね

No.160 09/03/11 20:57
唯 ( ♀ M9mPh )

別に全部自分が好きでやってきたことだから

いちいち恩着せがましく

あれしてやった
これしてやった


とか言うつもりはない



いろいろ思う部分はあるけど
私には

『出ていけ!』

と言うのが精一杯だった



『お前まじうぜぇ』


と言い山口くんは出ていった



あの…
うざいこと何かしましたか?
あなたなんなんですか?


今考えても
うざい理由は見つからない(笑)



荷物はもちろん次の日の朝ごみ置き場へ投げておいた

No.161 09/03/11 21:07
唯 ( ♀ M9mPh )

山口くんが出ていった後



『…ゆいさん…実は…』


マコトくんが何かを言おうとしたけれど

私は久々にキレてたから
人の話なんか聞く余裕はなかった


聞く気すらない状態だった


『うるせぇ!
お前も同じなんだよ!
実は~とかどうでもいいから早く消えろよ!』



マコトくんも追い帰した




あぁ…またこの感じだ…

すべてがどうでもいい…


どうやら私は

キレると全てがどうでもよくなるみたい…


ヒロミの時といい

ナオの時といい


隠れている自分に気付いたことができた



悪いけど感謝はしない(笑)

No.162 09/03/12 14:39
唯 ( ♀ M9mPh )

全員追い払った後

私は鍵をかけてチェーンをかけた


電気をつけて

ごみ袋にさっきまでアホ達が使っていたタオルケット2枚を入れた

次は段ボールを出してきて
山口くんの物を放り投げながら部屋を片付けていった

服も…靴もゲームも全部私が買った…

ばかだなぁ…
こうなってから気付いても遅いのに…


朝方の5時に掃除機をかけ玄関口にある洗濯機をブンブン廻した

ご近所さんごめんなさい(笑)


そして山口くんの荷物をごみ置き場に持って行ってる時に気付いた



あいつ携帯持っていったな…

No.163 09/03/12 14:43
唯 ( ♀ M9mPh )

携帯は私の名義

返してもらわないと…


失くしたってゆって解約してもいいけど
お金がもっとかかる


これ以上無駄金は使いたくない



私はその日9時から夕方6時までバイトに入っていた


山口くんも入れ違いで夕方6時から入ってくるはず



私はバイトに行った

No.164 09/03/12 14:49
唯 ( ♀ M9mPh )

いつも通り
みんなと笑いながら仕事をした


誰も私に何かあったなんて気づかない


気付かれなくていい…

こんな情けないこと誰にも言えない



6時15分前
山口くんがきた



キッチンの方へ顔を出し

『ゆい~♪』

手を振ってきた






私は愕然とした





『死ね!』


と大きな声で言った

No.165 09/03/12 14:53
唯 ( ♀ M9mPh )

5時から一緒にキッチンをやってた高校生のユミちゃんに


『何?喧嘩でもしてるの?』


と聞かれた



『終わったよ』


と笑顔で答えた


6時になり
私は仕事を終え私服に着替えた


山口くんはウェイターをやってるから

私はホールの方へ行った




ダスター(ふきん)を畳んでいる山口くんに




『携帯返せよ』



と冷たく言った

No.166 09/03/12 15:00
唯 ( ♀ M9mPh )

『なんで?』



はぁ?
お前がなんなんだよ!

『うぜぇな!返せっつってんじゃん!』



うざい呼ばわりを返してやった(笑)



『ゆい~まだ怒ってる?』


得意の甘え声
これに騙されていた自分が嫌になった



後ろポケットに入れている携帯を取り上げて

その場で中身を見た

No.167 09/03/12 15:06
唯 ( ♀ M9mPh )

メモリには女の名前がいっぱい

メールも気持ち悪い内容がいっぱい



本気で死んでくれと思った

山口くんは
何か一生懸命言い訳してた


中身に関しては何も言わず
『返して欲しい?
この携帯使う?』


と山口くんに聞いた

No.168 09/03/12 15:18
唯 ( ♀ M9mPh )

『いるいる!』


と笑顔で手を差し出してきたと同時に



バキッ



私は携帯を壊した

『はい!大事に使ってね!』


と言って壊れた携帯を山口くんの手にのせた



『お前何してんだよ!』


携帯をおもいっきり投げつけられた


腹が立ったので
私は山口くんの胸ぐらを掴んだ



『お前こそ何してんだよ!
私の横で何ヤッてんだよ気持ち悪い!
死ねボケ!バイトも辞めろよ!お前が居なくなっても誰も困んねぇんだよ!』



とかなんとか言った

あんまり覚えてないけど
とにかくひどいことを言ってやった


山口くんが憎かった

No.169 09/03/12 15:26
唯 ( ♀ M9mPh )

『はぁ?お前調子に…』


バカの言葉は聞きたくなかったから
『調子に乗ってるのはお前だろ!

マネージャー!山口くんバイト辞めたいんだって~!私今日代わりにホールやりますよ~!』



と店長を呼んだ



店長はびっくりしていた

店長だけじゃなく
キッチンのユミちゃんも
他のバイトの人もびっくりしていた


多分お客さんにも聞こえていただろう


店長の顔を見てやっとそのことに気付いた



我に返った

No.170 09/03/13 20:15
唯 ( ♀ M9mPh )

『何?喧嘩してるのか?』
マネージャーが慌ててマネージャールームから出てきた



『いぇっ!なんでもな…』

また私は山口くんの言葉をさえぎり

『山口くんは辞めたいみたいなんで!シフトに入ってる分私が出るし
今日も入りますからもう帰ってもらいましょう!』



マネージャーに言い
私は即行
ホールの制服に着替えて



山口くんに
『邪魔だから帰れ!』

と言い放った



あーだこーだ何かゆってるのをほっといて
私はホールへ行って仕事を始めた


私はキッチンだけでなく
ホールも入ったことがある
回数は少ないが
山口くんよりは使える(笑)

No.171 09/03/13 20:23
唯 ( ♀ M9mPh )

18歳になってから
朝も昼も夕方も夜も夜中も朝方も
どの時間帯でも
キッチンでもホールでも
シフトに入れられれば

文句も言わず(ちょっとはゆったけど)働いてきた私にマネージャーは何一つゆってこなかった


別に天狗になってるわけじゃないけど

山口くんよりかは仕事はできる(笑)



だから山口くんは捨ててもらった


てか山口くんが
『俺あいつの顔見たくないからバイト辞めます』

ってゆったらしい



どうもありがとうございます

私も見たくありません(笑)

No.172 09/03/13 20:30
唯 ( ♀ M9mPh )

山口くんとの一悶着はあっとゆう間に知れわたったと思うが

誰もそのことには触れてこなかった


エリちゃんだけには全部言った

知らぬ間に貢いで
知らぬ間に遊ばれてて
寝てる横で他の女とえっちされてたってこと



エリちゃんが私にゆったのはひとこと

『ゆいちゃんもマコトくんとえっちしたればよかったのに!』



エリちゃんのこうゆうとこ好き(笑)



『惜しいことしたなぁ(笑)』


2人でゲラゲラ笑った
笑って忘れることができた

友達っていいなぁ…
早くいい男探そっっ(笑)

No.173 09/03/13 20:53
唯 ( ♀ M9mPh )

山口くんと別れてから

バイト先の女の子とよく遊ぶようになり
男の人ともよく話すようになり
飲みに行ったり
家で騒いだり

毎日が楽しかった

彼氏が居るとなると
みんな何かしら気を使うらしい


そりゃそうだ…
逆に考えると

彼氏や彼女が居る人は
なんとなく遊びに誘いづらい


山口くんと別れたことでこんなに毎日が楽しいなんて感激だった(笑)



早く本性に気付きたかったなぁ…

まぁ自分がバカなんだけど

No.174 09/03/13 21:05
唯 ( ♀ M9mPh )

山口くんと別れてから2ヶ月経った頃


バイト先のコウくんに告白された

コウくんは私と同じ年の高校3年生
ファミレスでバイトし始めたのも半年くらい前からだから
山口くんと付き合ってたのも知ってる


コウくんとはたまにバイトが重なってて
会えば普通に話す程度の関係で
私のこと好きだなんて
全然知らなかった



私は好きでも嫌いでもない

意識して見たことない


どうしよう…


また好きでもないのに付き合って豹変されるのも嫌だなぁ…


軽くトラウマだった

No.175 09/03/13 21:14
唯 ( ♀ M9mPh )

しばらく黙っていると

『今答えを出せなんて言わないから
奥田さんの気持ちが大切だから』



バカだと思われるかもしれないけど
このコウくんの言葉には
かなり感動した

私の気持ちを考えてくれる人なんていたんだっっっ!

たったひとことで私はコウくんを信じてみようと思った



『私でよければお願いします』


そうゆうと

コウくんは照れたように
すごく嬉しそうに

笑ってくれた



私…コウくんのこと…

信じていいよね?

No.176 09/03/13 21:26
唯 ( ♀ M9mPh )

コウくんはすごく真面目で優しくて
私のバイトが終わる時間が遅い日は
自分がバイトに入ってなくても迎えにきてくれて
すぐ先の私のアパートまで原付で送ってくれた



付き合って1ヶ月
1ヶ月記念日に
私のアパートでひとつになった

私はコウくんの優しさに包み込まれてるみたいで
すごく嬉しくて
幸せを感じていた



それから何日か経ち

突然

『バイト先の男とあんまり話さないで欲しい』


と言われた

No.177 09/03/13 21:34
唯 ( ♀ M9mPh )

コウくんと付き合うようになってからは

飲みに行ったり
遊びに行ったりするのはやめている

私は別に必要以上に仲良くしてるつもりはなかった



『なんで?別にたいして関わってないよ』


と言うと

『ゆいがとられそうで怖い』


と真剣な顔で言われた


???
とられるって誰にとられるのさ?


と思ったけど
逆の立場を考えてみた




コウくんが他の女と話す



別にいい



コウくんの気持ちはわからなかった(笑)

No.178 09/03/13 21:38
唯 ( ♀ M9mPh )

まぁコウくんが嫌だってゆうんならやめとこ


『わかったよ~
仕事とかについては話すけど誤解しないでね』


話してるとこ見て
どーのこーの言われたくないから
先手を打っておいた

コウくんは嬉しそうに頷いた


結構女々しいんだなぁ…





これが束縛への第一歩だと

私はこの時


全く気づいていなかった

No.179 09/03/13 21:46
唯 ( ♀ M9mPh )

2月になり
コウくんの高校が自由登校になった

私のアパートで半同棲をし始めた


その頃から
コウくんのすることがむちゃくちゃになってきた


昼間から
バイト先の私の様子を見にきたり

誰かと遊ぶ約束をしたら相手に確認したり

『携帯の男のメモリ全部消して』とか言ってきたり
(バイト先の人しか入ってないのに)



最初は笑っていたが
うっとうしくなってきた…


ちょっと干渉しすぎ…

No.180 09/03/13 21:54
唯 ( ♀ M9mPh )

『ちょっと!
いちいち干渉せんといてくれる?心配心配って何が心配なの?』


我慢できなくなって
コウくんに言った


コウくんはまた

『ゆいがとられそうで…』


と言った

うっとうしかったので

『とられないよ!
私がしっかりしてればとられないよ!』


とはっきり言ったら
コウくんは安心したみたいで


『ごめん
もう言わないから』


そうコウくんは私にゆったけど
それから同じような喧嘩を何回もした


そんな時…

私は自分自身の体の変化に気がついた







生理が遅れてる……

No.181 09/03/13 22:51
唯 ( ♀ M9mPh )

私はすぐに妊娠検査薬を買ってトイレへ駆け込んだ




……


陽性


赤ちゃんができてる






産みたい!





どうしようとか

困ったとか

そんなことは一切思わなかった



私の周りには結婚して子供がいる人とか結構いた


特に羨ましいって思ったことはなかったけど


自分に赤ちゃんができたってゆうことは

素直に喜べた

本当に嬉しかった

No.182 09/03/13 22:54
唯 ( ♀ M9mPh )

来月になったらコウくんは高校を卒業する


コウくんは真面目でよく働くし

万が一

困るとか

堕ろせとか

言ったとしても



この子は絶対産む!!!





私には強い意志があった

No.183 09/03/13 23:02
唯 ( ♀ M9mPh )

その日の夜
コウくんに報告した

『赤ちゃんできたよ!
今週は日中バイト入ってるから行けないけど
来週病院行ってくるね』


コウくんは

『まじで?
俺今よりバイト増やしてもらうから!
2人で頑張って育てよう!結婚しよう!』



もしかしたら嫌な顔されるかもしれない…
と考えていた私に
コウくんの言葉は
本当に嬉しかった



ありがとう…

私…この子産んでもいいんだね

この子は望まれてる子なんだね




ありがとう…

私もできる限りお金を貯めなくちゃ!

No.184 09/03/13 23:17
唯 ( ♀ M9mPh )

私はその頃

ひと月に26万稼いでいた


ファミレスのバイトで23万

デパートの服屋で3万


支払いは

家賃が4万5千

光熱費が1万5千

携帯が1万5千

食費や交際費を多めに考えても10万あれば生活できる

あと半年働いたとして…

単純計算しても100万近くは貯められる

通帳の残高を見ると20万しかなかったが

余裕で100万は貯められる…

いや

絶対貯めるっっ!

No.185 09/03/13 23:34
唯 ( ♀ M9mPh )

産婦人科へ行くと
やっぱりできていた

赤ちゃんの姿を見て
私はまた母性が強く出てきた



バイト先のみんなとマネージャーに事情を話し

私は深夜手当てが欲しかったので

時給が高い深夜から早朝に多く入れてもらった


もともとランチに入ったからランチ時間帯も抜けられたら困るとゆうことなので

ナイトからモーニング

ランチからディナー

めちゃくちゃなシフトだった

睡眠時間が2時間とかの日なんてザラだった


労働基準法がどうとかでマネージャーも上から注意されてたみたいだけど

半年間だから~と言い
なんとかオトガメなしだった

No.186 09/03/13 23:43
唯 ( ♀ M9mPh )

つわりも軽く

体重はかなり増えたが
特に何も問題なく

お腹の子も5ヶ月になり

7月10日

私たちは籍を入れた



うちの親は
結婚にも
出産にも
反対していたが
私に聞く耳はなかった


結婚式も何も挙げず
婚姻届だけ提出した



私は19年間名乗っていた
奥田から原口に変わった


なんだか変な感じだった

No.187 09/03/14 10:27
唯 ( ♀ M9mPh )

コウくんが卒業してから
コウくんと私は一緒に暮らしていたし

その前から半同棲だったし

結婚したといって何が変わるわけでもなかった


コウくんがそばにいてあたりまえ

コウくんにとっても
私がそばにいてあたりまえ

冷めてると思われるかもしれないけど

私にとって

【結婚】

てゆうのは大きなイベントではなかった


それより

【妊娠】

の方が大イベントだった

No.188 09/03/14 10:38
唯 ( ♀ M9mPh )

そうゆう感覚だったから

その時点でコウくんのことをないがしろにしていたのかもしれない



相変わらず男関係にはうるさかったが

家事には一切口を出されなかった

私は掃除や料理も全然完璧にできてなかったけど


コウくんに

“妊娠してる妻を働かせている”

とゆう負い目があったのか
何ひとつ言われなかった



自分が好きでやってることだからそんなの気にせんでいいのに…

と思いながら

家事はおもいっきり手抜きした(笑)

No.189 09/03/14 10:44
唯 ( ♀ M9mPh )

コウくんも深夜手当てが欲しいから一緒に深夜のバイトをしていて


コウくんと24時間一緒に過ごすことになった


別に苦ではなかったけど
無駄に身体を心配されるのはうっとうしかった


『私が大丈夫ってゆったら大丈夫なんだってば!』



この言葉を毎日何回ゆったことか

心配してくれるのは
ありがたいし
心配するのもあたり前なんだけど


度が過ぎていたから
うんざりしていた

No.190 09/03/14 10:48
唯 ( ♀ M9mPh )

一番嫌だったのが


男と話すな
目を合わせるな
今あいつがゆいを見てた
ゆいも見てた


こう言われることだった



軽く妄想入ってるし

こいつ病気か?

口を閉じればいいの?

目をつぶせばいいの?



仕事の疲れや妊娠の辛さもあったのに

それプラス

コウくんの妄想劇はキツかった

No.191 09/03/14 11:01
唯 ( ♀ M9mPh )

書き忘れていたが

私は妊娠8ヶ月に入り

ファミレスのバイトを深夜専属にしてもらったことで

コウくんと24時間一緒に過ごすことになっていた


(わかりづらくなってしまいすみませんでした)


唯一の息抜き(笑)の
服屋のバイトは辞めた

妊婦フェチかなにか知らないけど
変なストーカーが居た
コウくんに誤解される前に辞めた



貯金は予定通り
100万を超えていたから別に両方辞めても良かったけど

金はあるに越したことはないと思い

9ヶ月まで働くことにした

No.192 09/03/14 13:50
唯 ( ♀ M9mPh )

9ヶ月に入り
バイトを辞めた

辞めたとゆうか
産休をもらった



能力給は2度上げてもらっていた
3ヶ月経った時と
それから半年後
最高時給になっていた


一度辞めてしまうと
また最初の時給からスタートになってしまうから
もったいないから籍だけおいとく
落ち着いたらいつでも戻っておいでとマネージャーが言ってくれた

籍だけおいといてもらった

そうゆってくれたマネージャーにはすごく感謝した


ありがとうございます
かっこいい!(笑)

No.193 09/03/14 14:01
唯 ( ♀ M9mPh )

もういつ産まれてもいいと産婦人科の先生から言われた日から

私は赤ちゃんの誕生を

まだか まだかと待ち望んだ


予定日は12月5日…


今日は11月27日…


初産は遅くなるって聞いたことあるし
まだかな…


出産へむけて
心も身体も休めたかったから

バイトを辞めても
毎日何かしら繰り広げられるコウくんの妄想劇には
入場せず(笑)

あまり気にしないように
出産のことだけを考えるようにしていた

No.194 09/03/14 20:17
唯 ( ♀ M9mPh )

そんなことを思ってた次の日の朝方

何か温かいものが流れる感覚がしたので

私は飛び起きた


破水!?


血とかじゃないし
これは破水だ…


半信半疑だったが

眠りについたばかりのコウくんを起こし


病院へと急いだ

No.195 09/03/14 20:21
唯 ( ♀ M9mPh )

診察を受けるとやっぱり破水だった


もうすぐ赤ちゃんに会える…
ほんとうにもうすぐ

もうすぐ会えるんだ!

どんな顔してるのかな?

最初になんて声をかけようかな?

私の頭と心はもうすぐ産まれてくる赤ちゃん一色になった

No.196 09/03/14 20:31
唯 ( ♀ M9mPh )

昼の2時過ぎにやっと陣痛が始まった


最初の方は余裕で笑っていられたが

夕方の6時を過ぎると
だんだんキツくなってきた

8時を回った頃には
今なんで自分がこんなに苦しいのかよくわからなくなっていた(笑)

それほど陣痛は強烈だった

死ぬかと思ったけど

そう簡単に
丈夫な私は死ななかった

No.197 09/03/14 20:39
唯 ( ♀ M9mPh )

20時42分

私は無事に男の子を出産した


さっきまでの痛みと苦しみはどこかへ行った

後陣痛もあったが
そんなのハナクソだった(笑)



かわいい!

かわいいかわいい!

良かった無事に産まれてきてくれて…

本当にかわいい我が子を抱っこした時は
自然に涙がこぼれた


ありがとう…
私のところへ産まれてきてくれてありがとう…

No.198 09/03/14 20:43
唯 ( ♀ M9mPh )

陣痛と闘ってる最中
最初にどんな言葉をかけようか考えまくっていたけど

胸がいっぱいでそれしか言えなかった

要らない脳みそを使った(笑)



その日の夜はなかなか寝付けなかった

私が出産したところは個人病院ではなく大きな総合病院だった

6人の大部屋

母子同室ではなかった

3時間置きに赤ちゃんの元へ行った

ずっと一緒にいたくて
離れたくなくて
ガラス越しに赤ちゃんを見てた

No.199 09/03/14 22:09
唯 ( ♀ M9mPh )

退院してから2ヶ月間

育児をして
家事をモロ適当にして(笑)過ごした


子供がすごくかわいい
特にぐずりが多いわけでもなく

大変とも思わず子育てした

もしかしたら大変だったのかもしれないけど

これが当たり前と思ってやっていたし
何よりかわいかったから
何も辛いことはなかった


コウくんは子供のオムツやミルクをあげたり
積極的に育児の手伝いをしてくれた


結婚や出産に反対していた私の両親も孫はかわいいらしく

孫の顔を見に週2ペースで会いに来てた



コウくんは3年前にお母さんを亡くし父子家庭だった

お義父さんもたまに
うちへ来て孫を抱いてくれていた



私は幸せだった

No.200 09/03/14 22:17
唯 ( ♀ M9mPh )

コウくんは相変わらずファミレスの深夜のバイトをしていた


特に私はなんとも思っていなかったけど


『子供も産まれたし
ちゃんと正社員で雇ってくれるところを探す』


と言って
昼過ぎから職探しに励んでいてくれた


『夜中家を空けるのも心配だし…
ゆいが男連れ込むかもしれないから』



出ました妄想

待ってませんでした


2ヶ月間何も言わないと思っていたけど
やっぱり妄想ぶりはひどかった(笑)



なんで私がそんなことしなくちゃならんのだ


私は妄想を聞かされる度
強く思っていた

投稿順
新着順
主のみ
付箋

新しいレスの受付は終了しました

小説・エッセイ掲示板のスレ一覧

ウェブ小説家デビューをしてみませんか? 私小説やエッセイから、本格派の小説など、自分の作品をミクルで公開してみよう。※時に未完で終わってしまうことはありますが、読者のためにも、できる限り完結させるようにしましょう。

  • レス新
  • 人気
  • スレ新
  • レス少
新しくスレを作成する

サブ掲示板

注目の話題

カテゴリ一覧