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夜の魔術師( 30代 ♂ TcKGh )
14/04/26 19:05(更新日時)

運命の日は、突然にやってきた。


楽しかった日も長く続けば当たり前に感じる。

当たり前のモノが当たり前じゃ無くなった あの日・・・



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No.1999411 13/09/11 08:49(スレ作成日時)

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No.451 14/03/29 15:20
夜の魔術師 ( 30代 ♂ TcKGh )

うわ~ カラオケ屋で近藤との会話聞かれていたんだ。言い逃れするつもりは無いけど・・・ こんな形での交際って有りなのか?

「由美さん 聞こえていたんだ! まいったなぁ あれは・・・あの場合は・・・ 」

「キミさ 正直に答えて ダメなら諦めるから。 私の事嫌い? 女として見れない? 私は、去年キミと連絡を取る様になって ずっと気になったよ。だけど キミは、彼女が居たし 私が告白しても 本気にとって貰えないと 自我を抑えていたんだよ。彼女と別れ フリーになったキミにその気があるんだよと 動作したのに ちっとも気が付いてくれなくて 私 誰よりもあなたが好き こんなおばちゃんだけど 真剣に交際して欲しい」

ひょうきんな由美さんが 何時になく目にやや涙を溜めて 俺に訴えていた。
プリンちゃんと別れ ずっと支えて来てくれたのは、由美さんだと その事は紛れもない事実。声にこそ出さないが 俺だって由美さんの事・・・ 好きなんだと

「由美さん 本当に俺で良いの? 知ってるよね?俺の事 かなり喋ったから 理由はどうであれ 過去に不倫してたんだよ! 付き合っていた彼女から 生活費借りていたんだよ!クレジットカードすら持てない身なんだよ! 付き合いだしてから やっぱりごめんなさいなら 俺は、今のままの方が良い。だって 俺は、由美さんを失いたくないから もう1人は嫌なんだ。プリンちゃんと別れた時 発狂しそうになった もう人生どうにでもなれって」

もらい泣きなのだろう 俺も目から涙がこぼれていた。

「私は、全部受け止めるよ。キミの全てを受け止める。だから こんな私で良かった 付き合って・・・くだ・・・さい」

由美さんが、俺に接近したと思ったら そのまま口づけを これが2度目のキス。
12月14日の夜 俺達の交際がスタートした瞬間だった。

No.452 14/03/29 16:13
夜の魔術師 ( 30代 ♂ TcKGh )

付き合う事になったのだから キスされた事を前の様に バレない気遣いをする事が無くなった。心の負担が軽くはなるが、1つだけ 会社での振る舞いには お互い注意しようと話し合った。

「由美さん 泊まる件は、やっぱりヤバいよ。由美さんの事 襲ってしまいそう キスされた時 久しぶりだったから 即座に反応してしまい だから車貸して」

「今日 何がなんでも挿入したい? 口や手とかじゃダメ? 恥ずかしい話だけど異性と20年近く性行為が無いから ほとんど処女と変わらないと思うのね。だから ゆっくりと時間がある時に出来たらと思うんだけど・・・」

「由美さん それって 入れるのは我慢して でも、私へのボディタッチはOKだよって事なのかな?」

由美さんは、はにかみながら頷く。今日は、彼女の気持ちを大切にしたい だからキスだけに集中した。

俺が我慢しているのを悟った由美さん

「やっぱり 口か手でだそうか?辛いでしょう? 良いよ 私の胸や他を触っても」

彼女の言葉に流され キスをしながらお尻を鷲掴みに ゆっくりと揉んだ。

「由美さん 舌を少し出してみて ゆっくりと絡めてみよう」
由美さんは、恐る恐る舌を出し 俺が先に絡めると 彼女もリミッターが外れたのか?激しくキスを求めてきた。

上とスカートを脱ぐと ブラジャーとパンツ ストッキング姿の由美さんが目の前に立っていた。

ブラジャーを外した由美さんの胸が、直に俺の体に当たる。ストッキングの上から指で由美さんの秘部を刺激すると 悩ましい声が聞こえる。


十分な愛撫をしたつもりで 秘部の中に指を入れると 由美さんが、やや苦悶の表情を浮かべた。


やはり 痛みがあるのか?濡れ具合もイマイチ

「由美さん 今日は、ここまでにして 次の楽しみにって事にしよう」

彼女は黙って笑みを浮かべた。

No.453 14/03/29 17:40
夜の魔術師 ( 30代 ♂ TcKGh )

「浩之さん 1つお願いがあるの・・・女性なら腕枕を1度はして貰いたいと思うの だから私も例外にもれず 腕枕して欲しい」

忘年会があった日 俺と由美さんには大切な 一歩を踏み出した。 朝(正確には11時近く)起きた時 キッチンで料理する 由美さんの姿があった。

それを眺めながら 『良いもんだなぁ この光景』 そんな事が頭に浮かんでいた。

「おはよう 腕痛くなかった?途中トイレで起きたから 後は普通に寝たよ。 キミが横にいると 本当に安心できる。 ごはん出来てるよ。食べよう」

自分が愛する人に おはようと声をかけられ 尚且つ朝食が出来ている。どれだけ幸せな光景だろう

由美さんの微笑みながら スクランブルエッグを食べているのを見た時 ひょっとして由美さんも同じなのかな? なんて思ったりして

サラダを食べている最中 近藤から電話が鳴った。


「浩之 昨日は楽しかったな デジカメで撮影したのプリントするから 由美さんにも要るか昼にでも連絡取ってくれないか?」


「おぅ 楽しかったな! あの後無事に帰れたかい? 由美さんに聞くんだな ちょっと待ってくれ聞いてみる」


「浩之 焦らなくていいよ メールか電話 昼にすればさ」


「焦ってないよ 目の前にいるから すぐ聞けるよ」


・・・・・・・・ 近藤の思考回路が止まった。 彼は、今どんな答えを出そうとしているのだろうか?

「浩之・・・ 目の前に居るってのは・・・ つまり・・・そのまま お泊まりしたって事か? なぁ?」


「近藤くん ファイナルアンサー?」

「もちろん ファイナルアンサー」


「近藤くん 大正解 次会った時に賞金の20円をあげるよ。じゃあ そう言う事で」

携帯を耳元から離すと 近藤のわめき声が聞こえる。

「待て待て お~い 浩之!感じな事があるだろう! 由美さんと良い事したのか?」

相変わらず下郎ぶり

No.454 14/03/29 17:59
夜の魔術師 ( 30代 ♂ TcKGh )

「近藤 一つだけ正確な事を伝える。そこからは妄想を膨らませろ。お前が、カラオケ屋で指摘した時 本当は、まだ彼氏彼女の間じゃなかった。カラオケ屋でお前と別れ 由美さんのマンションまで送った。そこで 色々あって 俺が由美さんのマンションにそのまま泊まり 今 2人で朝食って訳だ」

この流れだけは、飲み込みが早かった。

「生か?コンドーム使ったのか? 色々ってとこが肝心なんだろう そこを教えないと 肉の入って無い 肉まんみたいな物じゃないか!」

例えが、良く分からんが、そこそこ理解してくれたのなら それでいい。多分 近藤経由で ゆきえちゃんや博子ちゃんに伝わるだろう。

「朝から けたたましいね。近藤さん エッチ系になるとテンションが上がるよね。だけど 近藤さんの彼女がしっかりとコントロールして感が伝わる」

由美さんの相変わらずの洞察力には頭が下がる。この人と一緒になったら 俺も、コントロールされたりして・・・

帰り際 恋人同士になった事を実感させるある物があった。

キスだった。最初に軽く 回数を増えていくにつれ 激しさを増し 昔見たAVと似ているのを思い出した。

月曜日に出社しても 今までと変わりなく 他人に気づかれる事なく仕事をこなしていたのに 由美さんのイタズラの虫が時折ドキッとさせられる。

俺が資料室に居ると どこで嗅ぎつけてきたのか?彼女もやってくる。

如何にも、仕事をしに来ましたとばかり 資料を探すふりをして 俺にボディタッチをしてくる。男が女にしかけるケースは、聞く話だが、女からお色気攻撃をするなんて けっして迷惑じゃないけど ちょっぴりドキドキの日が続く。

No.455 14/03/31 06:13
夜の魔術師 ( 30代 ♂ TcKGh )

12月中旬 あと2日で三連休って時にゴタゴタが起きてしまった。

由美さんのリクエストで返事が無くても良いから おはようのメールをしたいと

付き合って以来 メールしない日は無かった。早朝に来るメールにも、心を込めて返信する。
昼過ぎに携帯を見ると また『非通知着信』 先週末といい 誰かまったく予測がつかない。由美さんや近藤が、こんな感じのイタズラをした事も無く 疑念が勝手に一人歩きしていた。

そして それが誰だったのか・・・ 夕方に判明する。勤務を終えバスの中でバイブが鳴る。携帯のバイブ着信なんてしてなかったのに どこかを触り知らない内に設定したのか?

そんな事を思いながら ランプがチカチカしている携帯を見つめた。
Eメール1件 メールフォルダーを見れば そこには、プリンちゃん1の記載がある。

内心やったぁ もしくは嬉しい等は無く なぜ今更?が先行していた。その場で読まず 帰宅してメールを開くのだが・・・


「浩之さん 元気でしたか?別れた後どうしてましたか?私は、他の人と付き合ったけどダメでした。私には、やっぱり浩之さんしかいないんだと 改めて思いました。もう1回 私と付き合ってくれませんか?」


メールを読み終えると同時に溜め息しかでない 俺が、由美さんと付き合う前だったとしても 俺の返事は、きっぱりと断っていたと思う。

問題は、この件を由美さんに言うべきか!! それとも黙っているべきか・・・返信しないまま三連休前日の金曜日に事はおきてしまった。

仕事が終わり 俺は、そのまま由美さんと一緒に彼女のマンションへ向かう これから修羅場が待っているとも知らずに・・・

No.456 14/03/31 20:29
夜の魔術師 ( 30代 ♂ TcKGh )

マンション近くの中華料理店で腹を満たし コンビニで買い物して部屋の中に入ったら すでに20時を過ぎていた。

今夜は、最初から泊まるつもりで着替えを持ってきたのだけど 恋人同士となって 肉体関係になるのが、早すぎ?

その事だけが気にかかっていた。由美さんの好意で先に 風呂へ入り その後由美さんも風呂から上がってきた。


普段があまり 化粧をしていないから すっぴんと差ほど変わらず だけどお色気は割り増し。


「浩之さん 何だか不思議な感じね。何時もだと1人で食事して テレビを見て 面白くない週末を迎えていたのに キミが側に居るだけで生活に張りが出てくるよ」


「由美さん 俺も同じだよ。金曜日の深夜までテレビ見て 土曜日は遅く起きて それが会いたい時に会える 時間の制限を受けない。待ち望んでいたよ」

気分も盛り上がっていたとこにプリンちゃんからのメール着信。


思わず『プリンちゃん』と声に出してしまった!! 同時に由美さんの顔が曇る。


「浩之さん まだ プリンちゃんと連絡取ってたの? どういう事なの?」

どういう事かは、俺が聞きたいよ。プリンちゃんのメールを見ようとしているのに 由美さん 声のトーンが高くなる。

もう 何が何だか訳が判らない。


「浩之さん 私と本気だったんだよね? 信じて良かったんだよね?」

当然だ 今の俺は由美さんだけを愛している。本人を目の前にして なかなか声には出せないが・・・

プリンちゃんからのメールは、今から電話するね だった。

もうパニックだった。心の準備なんて まったく無い。

No.457 14/04/01 07:18
夜の魔術師 ( 30代 ♂ TcKGh )

なんとか落ち着きを取り戻そうと踏ん張ってみたが、由美さんの顔つきが、今まで見た事が無い顔になっている。


携帯が部屋中にけたたましく鳴る。テーブルに置いてある携帯を呆然と眺めていた。

放置していると伝言に切り替わり 一時の安堵感が漂うが!! すぐにまた着信音が・・・


「浩之さん 今から私が言う事に答えて 正直に答えて 私の事心から好き? 愛している?将来 一緒になりたい そのくらい真剣?」


「由美さん、実は数日前に プリンちゃんからメールが来ていた。困惑していたし 下手に返信するとまたメールが来ると思い放置していたんだ。その事を伝えていなかった事は謝る。それとこないだからの 非通知着信はどうも プリンちゃんの様な気がする。質問の答え 全てYESだよ。プリンちゃんへの思いは完全に断ち切れているから 由美さんと付き合っているんだ。由美さんと一緒になりたい気持ちも強い。絶対に信じて欲しい この気持ちに嘘偽りは無いから」

「浩之さん じゃあ 私に任せて まずは電話に出てみて」

携帯を握り直しボタンを押す。

「浩之さん 久しぶり元気にしてた?メールの返事が来ないから 突撃電話をしちゃいました」


まだ、3ヶ月ちょっと前なのに プリンちゃんの声を聞くのは、随分昔の感じがした。

「非通知でかけて来たのは、プリンちゃんなの?」


「うん なかなか勇気が出なくて それよりも交際の返事は?」


女性や男性 気持ちの切り替え その人の性格による所が大半を占めているのだろうが、前の彼氏がダメだったから では次。 こんなにも割り切れるものなのだろうか?


「プリンちゃん 交際って・・・」

その言葉を発した時に 由美さんが、俺から携帯を強奪した。

No.458 14/04/01 10:19
夜の魔術師 ( 30代 ♂ TcKGh )

「あなたね!自らメールも電話も拒否して 良くもまぁ 恥ずかしく無く連絡なんか取ってこれますね! 主人にちょっかいかけるの 止めて頂戴。2度と連絡して来ないで」


『切る』のボタンを押して にっこり笑いながら携帯を俺に返す。
圧巻だった。一方的に言いたい事を話す。相手の言い分は聞かない

先に我に返ったのは由美さん。

「ご ごめんね。なんか差し出がましい事をして・・・主人って 言っちゃった・・・」

「由美さん 俺が、きっちり対応していれば 由美さんに嫌な思いさせなくて済んだのに ごめんね」

これから先 プリンちゃんの突撃は予測出来ないが、目の前の嵐は過ぎ去った。盛り上がっていたムードも削がれ


とてもでは無いが、性行為なん気分にはなれない

「由美さん 今夜 ある程度の予感はあったよね?俺も、そのつもりだったんだ。月曜日まで3連休だし 時間もたっぷりあるから 今夜はどうかな?って」


「私も、浩之さんと考えが同じだよ。元彼女に勢いのまま電話したけど 興醒めしちゃったのか? 三連休の内のどれかに結ばれたらいいかなぁ・・・」

俺も、由美さんもやる気マンマンだった。それが、ハプニングで無くなったけど 焦らずじっくりと行こう そんな話で締めくくり 夜は、『フレンズもののけ島のナキ』を見ながら 就寝を迎え ベッドで体を寄せ合いながら寝た。

その朝 ファミレスで朝食を取り 俺はそのまま帰宅。本音を言えば エッチ出来なくて悶々としていた。


帰宅してテレビを見ていると 旅番組の中に激安丼ものが放映され 無性に食べたくなるが、叶わない願いを余所に テレビに釘付けにされてしまう。

No.459 14/04/01 18:25
夜の魔術師 ( 30代 ♂ TcKGh )

空腹をコンビニで買ったおにぎりとカップ麺でごまかすが、テレビに出てきた 料理の鮮やかじゃには 到底勝てない。

テレビを見ていた時に 由美さんから電話が入る(最初は電話が苦手と言っていたはずなのに・・・)


「浩之さん 今ね 私テレビを見ていたの そこに出て来た料理が美味しそうで 絶対に食べたいと思って 隣の県だけど ちょっと行ってみない?今から行けば 夕方前には着くと思うから どう?」

「多分 同じテレビを見てたんだね。あの海鮮丼 美味しそうだったし ステーキ丼も食べてみたい 由美さん あちらでビジネスホテルでも探して 泊まりがけってのは・・・甘いかな?」


「いいわよ 今そちらに向かうから一泊の用意して待ってて そちらに着いたら運転は代わってね。キミと比べたら 明らかに下手だから」

仕切り直し 金曜の夜リターンズ。由美さんと車に乗ったら 携帯の電源を落とさないと 楽しい一泊旅行が台無しになる」

記憶していた店名と大体の場所を携帯ナビに入れると すぐにヒットした。夜の八時まで 休みが日・祝日

今日が、土曜日で良かった。12月と言う月 何かと縁があるけど 相性がいいのかも?

下着 靴下 スウェットのズボンをバッグに詰め込むと 10分もしないのに由美さんからの到着メール。


「朝まで ずっと一緒だったのに また会えると嬉しくなるよ。この初々しさ 長く持続して欲しい 電話した時 まさか同じテレビを見ていたなんて 思わなかったから 少しだけびっくりしたよ」


「携帯ナビで調べてるから 由美さん助手席で寝てても良いよ。着いたら起こすから」


「そんな勿体無い事しないよ。キミが運転してくれるんだから 安心して外の景色を楽しむよ」


多少の渋滞も 2人で会話をしていれば気も紛れ 全く苦痛すらならなかった。

No.460 14/04/01 21:17
夜の魔術師 ( 30代 ♂ TcKGh )

俺は廃車にして以来 数年車を持たなかった。別に必要とも思わなかったし 不便な場所に住んでないから 公共交通機関で賄える。

ただ 遠出をした時には、やはり車の有り難さを十分に知っていたから これから先 自分の生活をしっかりと確率して ゆとりが出来たら 中古車なら買ってもいいかな?(かなり先になるだろうけど)


まだ開店30分前なのに もう行列が出来ている。俺達も、車を停めて 並んだ。順番的には、前の方だし 待つ 座れない なんて事はなさそうだ。

「由美さん 来たね。あぁ 海鮮丼が待ち遠しいよ ステーキ丼を併せて食べても1300円 絶対に得だよね」


「キミの食に対しての探求心 驚くばかりだよ。でも まさか同じ番組を見て 2人共 食をそそられるなんて思いもしなかった。私が、言い出した事なのに ガソリン代や高速代 半分出してくれるなんて 何処までも律儀なんだね」
店内に入ると 驚く程広い。注文をする時に その店ならではの 暗黙の了解があるみたいだった。

それは、着席と同時に注文する。テーブルに座って ゆっくりと考えるのでは無く 前もって何を食べるのか決めておき それを注文する。

この事により 無駄なロスタイムを無くし 客の回転率をあげるそうだ。

「俺は、帆立と生エビの丼 それとステーキ丼 由美さんは何にするの?」


「私は、テレビを見た時から 絶対にマグロ丼 これが、たった650円で食べれるなんて幸せ 味噌汁も付いてくるんだから 絶対にお得だよね」

周りを見れば 会話をせず 一心不乱に黙々と食べてる人ばかり 食べ終わるとサッと席を立ち 店員が即座に片付ける。


安くて 高回転率だからこそ 人気があるのだろう。

No.461 14/04/01 21:39
夜の魔術師 ( 30代 ♂ TcKGh )

俺達2人も、他を見習い食べる事に集中 車に戻ってから 2人で声をあわせ『美味しかったね』を連発。

まだ夕方6時にもなってない 先に宿泊先を確保しようと携帯で探すが、なぜか 満室のとこばかり

「あっ!浩之さん 肝心な事を忘れてたよ。今日から三連休 観光ホテルもビジネスホテルも 随分前から予約でいっぱいだったんじゃないのかな?」

食べる事を第一考えていたから・・・失態であった。店から車を飛ばし 駅周辺や繁華街のホテルを探して見ても全滅だった。せっかく一泊の用意までしてきたのに

そんな愚痴を言い掛けた俺だったが、一つ閃いた。


「由美さん ある思いつきが頭に浮かんだよ。ホテルさ・・・ラブホじゃダメかな? 普通のホテルは予約とかで直ぐに埋まるだろうけど ラブホって その建物に行ってみないと判らないよね? もちろん 地元じゃないから この場所のどこにラブホがあるのか探す必要があるけどさ」


由美さんのおばちゃん笑いが久しぶりに出た。手を前に出し 叩きながら笑う

「それ良いよね。うん ラブホなんて微かに記憶にあるくらい まだ昭和だったかな? 平成になってからは、未体験だったと思う。ラブホ ラブホにしよう」


絶対に探すを心に決め コンビニで食料とドリンクを買い 藁をもすがる思いでラブホを探した。


ところが、県外者だから なかなかピンポイントで見つからない 焦りもあったけど 助手席に座っていた由美さんが、端に停めてと言い残し 前方にいる女性めがけ 猛ダッシュをする。


俺は、てっきり知っている人かな?と思ったが、息を切らして戻って来た由美さんの一言に爆笑した。


「浩之さん あの先に高速道路が見えているよね? あその信号を左 直ぐに右へ曲がれば ラブホが5、6件あるみたい さっきの女性に聞いたから」

由美さんの行動力に感謝だ。

No.462 14/04/02 08:17
夜の魔術師 ( 30代 ♂ TcKGh )

指示通りに運転すれば確かに 普通では無い建物(笑)が並んでいた。


「もう 間もなく21時 知らない県にやってきて なんか冒険心がくすぐられるよね。浩之さん そう思わない?」

由美さんの本質は、楽観主義かな?俺は、泊まるとこがあるのか不安だったけど


3件目までは、満室だった 4件目のラブホ・・・少し入るのにためらう外見。由美さんも、同じだったのだろう お互いに顔を見合わせ パッと見 ラブホとは判らない 作りのとこに希望を託した。

「由美さん ルーム案内 壁のランプが消えているから満室だね。さっきのとこに戻ろうか?車の中で夜を明かすよりはマシだと思うけど」
仕方ないと引き返した時 中から1台の車が出てきた。もしかして!限りなく0に近い光に 俺は引き返す。

「由美さん ちょっと待ってて 俺 聞いてくるから」

車から颯爽?と降りた。そして受付で確認すると!!! 清掃時間があるから30分程度かかる それからで良いならと 返事をもらい 由美さんの元へ

「由美さん なんとかなりそう 清掃すらから 待って欲しいって 寝床とったど~」

よゐこ濱口の真似をすれば、由美さんもとったど~を口にする。愉快な人だ。
プリンちゃんと帰省先で泊まったラブホ その時は怒りたくなる金額だったが、ここは近くに複数のラブホがあり競争も激しいのだろう 平日の1.5倍 1万ちょっとで俺にしてみれば 良心的な金額に思えた。

「やれやれだね。今時の作りは こんな風になってるんだね。 回転ベッドとか無いのかな?」


「由美さん 何時の時代の話? 探せばどこかにあるかもしれないけど 普通に回転ベッドなんて無いと思うよ」


2人で声を合わせて笑う。会話が途切れると 改めて お互いを意識し始める。

No.463 14/04/03 08:27
夜の魔術師 ( 30代 ♂ TcKGh )

静まりかえる室内。俺は、童貞では無いが、この展開に どう対処して良いのか・・・ だけど俺がリードしないと

緊張を解く為にも まずテレビを付け ソファに座り直す。2人用のソファ 俺の横を 由美さんここにおいでとばかりに ポンポンと叩き 彼女もやってくる。

「由美さん 昨日からハプニング続きで 今日も行き当たりばったりのとこがあったけど 由美さんと一緒にいると 時間が早く過ぎて行ったよ。今夜 また1つ思い出ができるね」

由美さんはニッコリとするだけ 多くを語らずとも今の気持ちは、知っているでしょう? そんなとこだろう


優しく肩を抱き寄せると そのまま体を俺に預ける。少しの時間そのままの状態で・・・やがて『グゥ~』 不覚にもいびきをかいて 居眠り


これには、せっかくのムードもぶち壊し。由美さんは、大笑いするし 俺は面目ない恥ずかしさから慌てて言い訳をする。

「そっかそっか 高速道路もずっと運転しているのだから そりゃあ疲れよね。このまま 何もせずゆっくりと朝まで寝た方が良いのかな?」


笑いながら立つとトイレに行ってくるね と言い残し 俺は、呆然としていた。まさかの居眠り ベッドで横になっていたのならまだしも、肩を寄せ合って ムードもへったくれもない。

再び戻って来た彼女の手を取り引き寄せ 仕切り直しの口づけをする。キスをし離す 彼女は照れているのか? 顔を合わせようとしない


「由美さん ちゃんとこっち見てよ」


「恥ずかしいよ キミ 真面目な顔をしてキスするんだもん 前に言ったよね。異性とキスなんて 今年の1月キミとしたのが何十年ぶりかの出来事 でも・・・ 勇気を振り絞って アプローチするからリードしてね」

No.464 14/04/05 15:00
夜の魔術師 ( 30代 ♂ TcKGh )

ベッドが横にあるのに お互い立ったまま きつく抱き合い キスしては、頬を寄せ合う。それは、長年出会う事を夢みた2人 そんな感じだった。

トレーナーの上から由美さんの胸を優しく揉む。ンッと悩ましい声が発せられ 上半身を裸にすると 由美さんの胸が俺の視界に飛び込む。


軽く右胸を吸うと段々乳首が固くなって 徐々に由美さんの興奮度は上昇 後ろに回り中指と薬指の間に乳首を挟み ゆっくりゆっくりと 快楽を与える。

口や手でやってもらわずとも 如意棒が久しぶりの出番を待機するが、俺は、心の中で落ち着け まだお前は早いと諭す。

キスをしながら 由美さんの下着の中に手を入れ もじゃもじゃをかき分けながら指を滑らそうとしたその時


「浩之さん さっきトイレ行ったから汚いよ。先にお風呂に入らせて欲しい あれだった私が先に 後から浩之さんが入って来てもいいからさ お願い」

恥ずかしい思いがあるのは、誰しも同じ。時間はまだまだある 由美さんと初めて交わる。だからこそ 彼女の機嫌を損ねたくは無い。

「由美さん じゃあ少ししてから 俺もそちらに行くね」

数年前 プリンちゃんの時とは違い 落ち着いていた。思えば あの時は、時間を気にしながらの性行為。

由美さんとは、同じ会社で隣の区にすむ 言い換えれば、会いたい時には、何時でも会えた。

由美さんが入浴中に 俺は部屋の中を見渡し スロットや下着やローション、大人のオモチャが売っている自販機を見ながら苦笑した。

コンドームまで売っている・・・ そこでベッドを改めて見る。2個 ベッドの棚に置いてあった。内心 コンドームを自販機で買わないといけないのか? 小心者の俺自身に笑いが出てしまった。

服を脱いで 浴場に行くと 丁度由美さんが髪を洗い終わって俺は軽くシャワーで体を流し 浴槽に入った。
「由美さんの体って 綺麗だよね。出てるとこは出て 腰はくびれて どうやったら維持できるの?」

No.465 14/04/05 17:30
夜の魔術師 ( 30代 ♂ TcKGh )

スポンジタオルで足を洗う 由美さんを見ながら素朴な疑問をぶつけた。


「美容って事に限れば 食べる時間や時間帯 ビタミンや炭水化物のバランスに気をつけてるよ。月に数回弾ける時があるけどね それが今日であったり 女子会やこないだの忘年会だったり」


由美さんが体を洗いながら 俺の前で普通に話す。数ヶ月前には予想すら出来なかった光景が 今、目の前にあった。


アソコと胸を恥ずかしそうに隠しながら浴槽に入ってくる。彼女が膝を伸ばした上に跨って 俺の肩に両手を乗せ そのまま顔を近づけてキスをする。

如意棒がまだか!まだか! そろそろ出番だろう?とフル勃起 俺の指が由美さんの秘部を触る。


風呂の中に入っていても、彼女秘部から蜜が出てきているのが分かる。わざと由美さんの前にその指を出してみて

「由美さん これ凄いね ネチャッとしているよ ほら 由美さんのそこから」

そこへ浴槽のお湯をすくって 俺の指にかける

「もぅ~ エッチなんだから それを見せられたら恥ずかしいでしょう キミだって下半身ガチガチじゃない ニギってしてあげるよ」

言うが早いか 由美さんの手が如意棒に伸びた。すると 由美さん 慌てて手を引っ込め

「なんか ちょっと見た事も無い 物体に手が触れたんだけど・・・」

由美さんより先に湯船に浸かっていた俺は、暑さに我慢出来ず


「由美さん 厚いから ここから出るよ 体洗うから先に上がってていいよ」

その言葉を言うと 湯船から立ち上がる。由美さんはしゃがんだままであったから 俺が立ち上がると 由美さんの丁度顔辺りに 如意棒が現れ『ごきげんさ~ん』と挨拶。


由美さんは、如意棒に釘付け 焦点が如意棒から離れず 次に出てききた言葉が びっくりしただった。

No.466 14/04/05 19:44
夜の魔術師 ( 30代 ♂ TcKGh )

浴槽から出た 俺が、体を洗い始めると 由美さんが洗ってあげると その洗い方自分の体にボディシャンプーをつけ 体をこすりつける。

彼女は、手にシャンプーを乗せ 如意棒を上下に動かす。気持ちよすぎる ヤバい(≧∇≦)

このままでは、発射してしまう。何か別の事を考えて 射精を遅らせないと こんな事で出してしまうのは、勿体ない。


「ゆ 由美さん ちょっとストップ でちゃうでちゃう。普通に背中洗って それでベッドの上で楽しもうよ」

面白がって止めない 由美さんをなんとか説得し お風呂タイムを無事に?終えた。

互いに着替え 俺は持参した物 由美さんはホテルにある物を着る。これから その行為をしようかって時に 改めて着衣する必要も無いと言えば無いが・・・


ベッドの上でちょこんと正座をしている由美さんの元へ フライングボディアタックと ややふざけて近寄る。


「きゃあ もうプロレス技をするなら 私だってくすぐりの刑をしちゃうよ」

もつれながらベッドの上でいちゃつく2人。俺は、由美さんの耳元から首にキスをした。そして そのまま舌を絡ませながら 同時に胸を揉む。


彼女の スローペースな喘ぎ声がやがて激しくなる。指で由美さんの秘部をゆっくゆっくり 優しく触る。ワレメを丁寧に 上から下に 下から上に 次第に蜜は中だけではなく 外にまで溢れてきた。
そこに口を付け 下をで刺激を与える。由美さんは体をねじる。やめて~と口では言うが、両手は、俺の頭を掴み 自分の秘部に押しつける。


下を高速に出し入れ そして吸いつく 由美さんは1回目の絶頂を迎えた。

「浩之さん 電気が体中を走るよ。恥ずかしい声がたくさん出て 私 エッチになってしまうよ。今度は私がしてあげる」

俺の如意棒を手でしごきはじめる。馴れてないのだろう やや力任せ 由美さんに包み込む感じで握る 強弱をつけて動かす この事を教えた。

No.467 14/04/06 19:06
夜の魔術師 ( 30代 ♂ TcKGh )

回数なんて覚えてないが、由美さんの手が上下運動をしているのだが、射精の気配が無い

「ん~~ よしっ!」

その言葉の後に 由美さんが如意棒を口にした。虚を突かれた形になったけれど 口にくわえて目を瞑って一生懸命な彼女を見ていると 実に健気。

ぎこちなさが、かえって俺にとっては良かったのだろう ヤバいと感じる前に出してしまった。


急いでティッシュを手に取り 由美さんに渡す。


「やった~ 全然気持ちよくないの? 射精しないから どうしようか?と思ったよ。下手は下手なりに キミに気持ちよくなって欲しくてさ」


由美さんの頭を優しく撫でながら 数分回復の時を待った。それから お互いの性器を舐めあい 如意棒が復活した時に 無言で由美さんをみつめた。


「由美さん いよいよ繋がるよ。痛かったら言ってね 時間をかけてゆっくり挿入するから」

由美さんは、無言のまま うんと頷き 再度 彼女の性器を刺激する。 正常位で由美さんの秘部に如意棒を そっと当てる。それを秘部に擦り付けると『あっ あ~ん』を連呼する。


時間をかけ ゆっくりと先端部分までは すんなりと入ったが、そこからは 抜いては入れてを繰り返し やっと三分の二ほど入れる事に成功。

更に時間をかけ 全部入った時には メリメリと何かが剥がれ 割けている感覚があった。

全部 挿入した時に 由美さんは、フ~~っと一呼吸。

「由美さん きついかな? 暫く休憩してからやる?」


「浩之さん このままで良い。やっと繋がれたね。ゆっくりなら動いても大丈夫だから ゆっくりね!」

俺は、抜く時にはサッと 入れる時にはジワジワ~っとを心がけ それを続けた。秘部から蜜が溢れた頃を見計らい 普通の動きに変え

結合したままキスをし そして絶頂を迎える。
少しの間 抱き合ったまま喜びを噛みしめ 再度 彼女の顔を見れば その瞳は潤んでいた。

No.468 14/04/07 10:08
夜の魔術師 ( 30代 ♂ TcKGh )

一戦を終えた 俺達は、スマステを見ながら コンビニで買ってきたサンドイッチやおにぎりを食べた。 由美さんが突然口移しに カフェオーレを 飲ませてきた。それをすんなりと受け入れる俺


「女として目覚めたね。スキン もう1個あるけど 使っちゃう?」


「由美さん さっき2回出したんだよ? もう少し待って欲しいな 何時間かすれば 何とかなると思うから・・・」

その会話が終わると どちらからともなく笑い出す。

「ねぇ パンチラの話、覚えている?キミが、欲しい欲しいを連呼してた時 私が彼女になったら 撮らせてあげるって 言ったよね。柄パンで色気無いかもしれないけどさ」


携帯をさっそく手に持ち ベッドの上でポーズを取る彼女。数枚撮影したが、今夜ばかりはパンチラよりも 由美さんの方に気持ちが集中している。

「これは、これで嬉しいけれど 今夜は由美さんと愛し合えた事の方が大切だと思うよ。時間も時間だし 朝まで寝よう」


興奮状態の由美さんは、今しばらくテレビを見ていると 俺は、ベッドに横たわるといつの間にか寝てしまった。


携帯のアラームで起きたが、横に由美さんが寝ている。その寝顔を見ながら 幸せを感じていた。


由美さんの額にそっとキスをする。彼女が、うっすらと目をあけ


「浩之さん おはよう。キミの隣は、とっても居心地が良い ずっと腕を組んで寝ていたいけど 今は何時?チェックアウト大丈夫?」


「おはよう由美さん 今は九時だよ チェックアウトまで まだ数時間あるから 帰り支度はゆっくり出来るよ。ホテルのパンフレットを見たら モーニングがサービスで付いてくるよ。頼もうか?」

ホットコーヒー ゆで卵 サラダにトースト。トッピングは別料金だったが、スーパーで売っている総菜と変わらない値段だった。

No.469 14/04/09 10:09
夜の魔術師 ( 30代 ♂ TcKGh )

ホテルで用意された軽食を済ませる。ベッドの上でくつろぐ俺にくっついてきた。


「さっきね トイレ行く時に思ったんだけど アソコが変な感じなの まだキミの御神体が入ってるみたいで くすぐったい 物が挟まった そんな感じ」


「感じている時の由美さん 可愛い顔してたよ。体力も回復した事だし 2回戦と行きますか?」


やだ~と 笑いながら俺の肩を叩くが拒否ではなく照れ笑い。抱き寄せてキスをすると 今度は、由美さんの方から舌を絡ませてきた。


「この舌を絡ませてのキスって なんか凄くエッチだよね。普通のキスよりもムラムラって着ちゃう。ひょっとして濡れていたりして・・・」


座って足を延ばした状態だと確認できず M字開脚してもらい パンツの上から触る。ん~?濡れている そんな感じはしないけど・・・


パンツ中に指を入れる。中指は、確かな感触を捉えた。ネチャッとした物が、指に付く。中指をコチョコチョと動かすと 由美さんが眉間をしかめる。


「指をそんな動きされたら 我慢しきれず悶えちゃうよ。でも 止めないで いっぱい指を動かして」


由美さんのリクエストに応え 秘部の中で指を巧みに動かせば 声のトーンが高くなり 蜜が目視できる状態に


俺は、由美さんの下着を脱がし 秘部に口をつけて舌先でクリを刺激した。

「気が変になるよ。キミさえ準備できてるなら 入れて欲しい」


とはいえ 如意棒は七分立ちってとこ やはり由美さんに口でして欲しくお願いした。

昨日よりはコツをつかんだのだろう 試行錯誤しながらのフェラで完全に反り立ち 由美さんの秘部に充て ジュポッジュポッと音を立てながら 中まで挿入。


性行為をしばらく断っていたから やはり入れた時には『キツい』そう感じた。

No.470 14/04/10 10:37
夜の魔術師 ( 30代 ♂ TcKGh )

まだ完全に馴れてないとは思うが、由美さんも少しずつ腰を動かす。まだ 他の体位を試してはないものの 今は正常位で十分。


俺は首筋にキスをしながら 腰をじっくりと動かした。由美さんは、潤んだ目で俺を見て 気持ちいいと連呼

俺も、誠意を込めて如意棒の出し入れをする。ピストンを早め いきそうになる。その時 何気なくテーブルに目が行き 瞬間的血の気が引いた。

「由美さん ごめん」


「どうしたの?私は気持ちいいよ?全然 悪い気はしないよ どうして謝るの?」


喋りながらも腰は動きを止めない。


「テーブルの上にコンドームがあるよ。由美さんに口でして貰った後 装着するのを忘れてて アッ やばい ちょっと お腹の上に出すね」

抜きかけた時に精子が・・・お腹の上に出したが、ひょっとしたら 中で漏らした可能性もある。


「ありゃ~ まっ しょうがないか! この年齢になると生理不順で閉経に近づいているから 妊娠の可能性は低いと思うけど 万が一・・・」


それは女性なら当然の心配だろう。


「由美さん 気休めになるけど もし! もしも妊娠なんてなったら逃げる事なく 絶対に責任は取るから」


「妊娠は妊娠 これはこれ。私だって スキン着けたか確認しなかったのは、自己責任だから でも、その言葉嬉しいよ。私との事 真剣に考えてくれてるのが判ったから」


ベッドで愛撫しあい 互いの鼓動を感じながら チェックアウトの準備をした。フロントに電話をして鍵を開けてもらおうと 受話器に手を伸ばした時


「浩之さん もう1個 キスしよう それから電話すればいいよ」

後で聞いた話によれば、由美さんは俺とのキス 凄く気に入ってるそうだ。

No.471 14/04/11 07:59
夜の魔術師 ( 30代 ♂ TcKGh )

22日 3連休の真ん中。支度が完了しラブホを後にする。天気は、良いものの風が冷たく 12月だと実感させる気温に 2人とブルブルッと震えた。


「昨日 ホテルを探し回って考えるゆとりが無かったけど 俺達が住んでいる場所と 同じ感覚で探してはダメだったんだ。食欲に負け 行き当たりばったりだと 怖いなぁ」


「私は、キミがあたふたしているのを見て楽しかったよ。無計画は時と場合によっては、嫌な出来事を引き出すだろうけど」       
睡眠が取れているおかげで 体も軽く頭もスッキリ 由美さんも同様 良く喋る。


「あっ!あの店昨日食べた所!初めて来た時は、なんで こんなに駐車場が広いのかな?と思ったけど 理由があった訳なんだね。また 食べに来たいね。 今度は、私もステーキ丼食べよっと」

独り言なのか?俺に向かって喋っているのか?外を眺めながら口を開く由美さん


高速に乗って SAに寄りそこで昼食とお土産を買った。
連休中もあり そこそこ混雑はしていたが、迷子になるといけない だからと俺の手を握る。

手を繋ぎたいと言えばいいのに そこはやはり・・・ 女性の可愛い部分でもある。


レストランに入ると そこで目にしたのは、猛烈な勢いで食事をする由美さんの姿


「由美さん モーニング2人で取ったじゃん それなのに 食べっぷりが良いね」


カツカレーとシーフードサラダ 地元野菜の天ぷら

そんな俺も、中華丼とざるそばを食べているから 人の事は言えないが・・・

「キミね!! 朝の たったあれだけの物で満たせる訳ないじゃない 今 こうやって食べてる分は 夜を抑え目にするし ウォーキングでなんとかするつもり キミも一緒にウォーキングやるかい?」

俺は、丁重にお断りした。

No.472 14/04/11 18:57
夜の魔術師 ( 30代 ♂ TcKGh )

高速道路を走り 夕方になる前に地元に帰ってきた。一般道になると由美さんが自ら運転すると申告。


「浩之さん 今夜と明日どうしようか?」


「由美さん どうしようって・・・エッチ? 嬉しいけど 少し休暇が欲しいよ。20代なら ヨシ!今夜もってなるけど」

「性に目覚めたのは確かだよ。でも、違うわよ セックスをする しないは別にして 部屋に来ますか?一緒にいますか?の意味だよ。もう~キミの頭の中を開いて見てみたいよ」


今日 明日は、個々の時間を過ごし 今度は計画を立てて(笑) どこかに行く そんな話をしながら俺が住むコーポまで 送って貰った。

トイレに入り 着替えて30分した頃だろうか? 由美さんからメールが来た。


「運転ご苦労様 それと優しくしてくれて嬉しかった。浩之さんは、気持ち良かった?私で満足出来た? また優しくキスしてくれる日を待ってるからね」

そう こんな感じのやりとりメールをずっと待ちわびてた。

瞬時にリターンメール。それから 結局夜の7時までメールをした。

さて 風呂にでも入ってカレーハウスCoCo壱番屋にでも行こうと段取りしていた時 ドアを叩く音が


覗き穴から見れば 近藤が立っている。別に会う約束はしてなかったが、金曜日から今日の日曜日まで 彼の存在が頭には無かった。

「浩之 お土産持ってきたぞ 赤福やるよ。名古屋のお土産だ」


「赤福って 三重県じゃないのか? あれは名古屋の名産だったのか?」


近藤も首を傾げながら

「でも 名古屋駅に売ってたぞ それより連休中お前は 何にも無しなの?」

俺は、胸を張り 人差し指を横に振り 満面の笑みを浮かべた。

No.473 14/04/12 16:18
夜の魔術師 ( 30代 ♂ TcKGh )

余裕がある笑みに近藤も眉をひそめる。

「俺の話は後からするとして お前は、名古屋に何をしに行ったの?観光?」

「名古屋は直接関係無いんだ。彼女が、ひこにゃんを見たいと言い出して じゃあ滋賀県まで行こうとなり その帰りに名古屋に寄った。それもな!本を見ていて 味噌煮込みうどが掲載されて それを食べたいからだって テレビや本を見てわざわざ遠出するのも 暇人だよな!」


くそ~ こいつどこかで 由美さんと俺を見ていたのか? しょうがない暇人の話をしてやろう。


「近藤 その暇人の中に俺と彼女も入るんだよ。金曜日 会社が終わって 2人でそのまま 由美さんのマンションに・・・もう その日は、最初から着替えも持ってきていたから 2人共 あれをするつもりだったんだ。 そしたら そこでプリンちゃんから電話がかかってきて 寄りを戻したいって! 由美さんが俺の携帯を取り一喝。時間は、数分だったけど心臓がバクバクだった。それで白けた俺達は、無理にその日じゃなくてもって事になり せっかくの初体験もお預け。そのまま帰宅し テレビでグルメ番組を見て 食べたくなり由美さんと高速を使い行ってきたって訳」


「せっかく期待のエッチが台無しだな プリンちゃんも、何だろうなぁ?GREEやモバゲーで彼氏を見つけるのは自由だけど 見つけた彼氏がダメになったからって元の彼氏に連絡取るかよ! それで何食べたか知らないが、高速まで使って食べに行って 美味かった?」


「安くて美味しかった。ステーキ丼 近藤ならきっと気に入るぜ。俺はどんぶり物2つ食べたけど それでも1500円行かなかったから 由美さんはマクロ丼を食べたよ」


ちらっと近藤を見れば やはり食いつきそうな顔をしていた。

「浩之 俺達親友だよな! 俺にも堪能させてくれよ ちくしょう 味噌煮込みじゃなく 俺もステーキ丼が食べたかった」

そこから 30分 その店の場所や店内情報で盛り上がった。

No.474 14/04/12 17:20
夜の魔術師 ( 30代 ♂ TcKGh )

「近藤 お前夕飯は食べた?俺 シャワー浴びたら行こうと思っているけど お土産持って来てくれた事だし カレー奢るよ。一緒に行かないか?」


返事は、判っていた。これで食べないなんて 返事が来たら そっちの方が驚く。

20分程 部屋に近藤を待たせ 浴室に向かう。


「なぁ!俺がシャワー浴びている間 1人で赤福食べるなよ」


近藤が赤福に手をかけていたが 笑いながら手を引っ込めた。俺なりに急いだが、やっはり15分も経過していた。


「準備も出来たし 行くか?」


「浩之 何か話忘れているよな? 高速に乗って美味しい物を食べた・・・ 連休中なのに それだけじゃあるまい? そのまま帰ってきたなんて 余程体調が悪くないと 否!むしろ体調が悪ければ余計 宿泊になるはずだが・・・」


「お前 俺がシャワーを浴びている時 そんな事を考えていたのか? まったくエロ系になると テレパシーが使えるのか?カレー屋に着いたらゆっくり話してやるよ」


この時ばかりは、のんびり歩く近藤のスピードがMAXに(笑)

店内は、時間がズレているから 客数もパラパラ 昨日の影響なのだろう?着席すると クリームコロッケカレー400gを店員に告げたら 慌てて端末をポケットからだしていた。


「浩之 いくら何でも早すぎるだろう・・・じゃあ 俺は、ビーフカツカレー チーズトッピングで600g 店員さん びっくりしてるぞ」

昨日食べに行った店の暗黙のルールってのを彼に話した。つい反射的に 言ってしまったが、当然ながら 他店では改めないといけない。


一連の流れを近藤に話すと 興奮しながらカレーを食べる姿が実に滑稽で 鼻の穴を広げ 右手はカレー 顔は俺を凝視していた。


「浩之 良かったな エッチの気持ちよさもだろうけど 一緒に居てくれる人が出来た。お前のお母さんもきっと喜ぶはずだ」


「いや~ まだプリンちゃんと別れた事は教えてないんだ。やっぱり言えなくてな 由美さんもだけど 俺には近藤が居てくれて本当に嬉しいよ」

No.475 14/04/12 21:19
夜の魔術師 ( 30代 ♂ TcKGh )

年齢的には2個程 俺が上なんだが、出会った20年近く前は敬語だったものの いつの間にかそれもなくなり お互い気のあう存在ではあった。


近藤の近くにいる事で何度も助けられた。これは、きっとこれからも変わらないだろう。

連休が終わり 出社する。早朝に由美さんと社員食堂で楽しい会話 帰宅するとメール ワンパターンだが 俺にとっては十分な日常。

今年の帰省は9月に帰らないと決めていた。それゆえ年末年始は暇で 由美さんと大晦日を一緒に それから正月を迎えたいなど 身勝手極まりない考えがあった(数年前の近藤の行動まんまである)


「由美さん ラストの勤務が終わったね。これからは、正月休みに向けて みんな楽しみが待ってるんだよね。 由美さんは、年末に予定とかあるの?」

短く『うん』だけだった。

「だよね 予定あるよね。へへへ しょうがないよね」


「どうした? ひょっとして 私と一緒に年明けしたかったの? マンションに来る?」


いや~言ってみるものだ。年末 一緒にテレビを見ながら年越しそばを食べて それから・・・ ( ̄∀ ̄)


「ただね・・・母と妹達が来るのよ 毎年恒例と言うのか、大晦日は家族で年越しそばを食べるのが・・・ イチャイチャしたかたったでしょう?ごめんね それでよければ、まったく知らない仲じゃないし 母達も喜ぶと思うよ ぜひ来て欲しい」

イチャイチャって 心の中を読まれてた。
それでも 1人で寂しく年末年始を迎えるよりはと おじゃまする事にした。

No.476 14/04/13 18:20
夜の魔術師 ( 30代 ♂ TcKGh )

28日の土曜日は、連日の疲れもあり 爆睡状態。由美さんからのおはようメールが来ていた.


それに返信。それが終わると部屋の中で何をする訳でもなく 布団の上で、ボ~ってしていた。

仕事納めが終わると毎年帰省の準備で気持ちはウキウキなのに・・・ プリンちゃんと別れた事は済んだ事だとしても、早々と帰省しない事を決めたのは、やはり不味かったと反省。

ゆきえちゃんや博子ちゃん 近藤達はどんな年末年始を迎えているんだろう?

部屋に居ると なんだか孤独を感じる。食料を買いに外出 スーパーの食料品売場は、すっかりお正月モード

それらの商品を見たら見たで また孤独感が・・・ 今の俺には、由美さんが居ると言うのに なんでこんな気持ちが湧き上がるのか不思議。


飲み物や保存食品類 パンを買う。今日は、このまま帰りにどこかで外食しようと店を出た時に 後ろから声をかけられた。

GREE熟だった。


「あら?由美さんと一緒じゃないの? ここで会うなんて初めてね。私は、今日が仕事納め 会社がこの近くだから 帰りに買い物したのよ。今から お昼ご飯?」


近藤の家とこのスーパーでは、まったく方向違いだから よもや此処で会うなんて思ってもいなかった。

「俺は、てっきりパートかな?と思っていたけど 会社員だったの?」


「旦那から貰った慰謝料には手をつけてないけど ブーちゃんと暮らす事を視野に入れた時 パートしてたのよ。でも、不安定でね せっかく簿記も持っている事だし 事務系を探してたら 此処から近くの会社に運良く採用されたの」


もし 俺が主婦だったら 間違いなく慰謝料をすぐに使っていただろうと思う。GREE熟の強さを見た気がする。

No.477 14/04/14 08:56
夜の魔術師 ( 30代 ♂ TcKGh )

車で来ていたGREE熟。その助手席に乗りガストへ向かう。到着と同時に電話していた。おそらく近藤にだろう。

「ブーちゃんから聞いたわよ。由美さんとついにエッチしたって 初めての泊まり楽しかった? いいなぁ~私も頼んで どこかに連れて行ってもらおうかなぁ」


「初めての止まりって訳じゃないんだ。正確に言うと2回目 初めての泊まりで2人共 準備は出来てたけど いざエッチって時に・・・プリンちゃんからメールと電話が入り 場が白けて そこから色々あって 予定外のグルメ旅みたいになって それで 上手く合体できた ゆっくりと時間をかけて 感動すらあったよ」

GREE熟は感慨深く聞いている。ひょっとしたら自分と近藤を重ね合わせているのかな?


「普通の会社は昨日仕事納めよね。だから あなたをスーパーで見た時 てっきり由美さんも一緒なのかと それでさっきの台詞が出たのよ。年末年始はどう過ごすの? 暇でやる事が無いなら遊びに来る? ブーちゃんも喜ぶと思うけど」

そんな話をしていたら 近藤がやって来た。

「浩之 お前には由美さんがいるだろう 俺の彼女をナンパしないでくれよ~」



「あんた なんて事言うのよ 彼がまだお昼を食べてないと言うから 私が誘ったのよ。このままデートするつもりなら ブーちゃんをわざわざ電話で呼んだりしないよ」


まったくだ。近藤の嫌みな台詞をスルーしつつも 彼の予定を聞いた。


「浩之 今年は帰らないんだろう? 俺んとこ遊びに来いよ。年末 年越しそば一緒に食べようぜ」


こいつは優しいのか嫌み屋なのか たまに判らなくなる。

No.478 14/04/14 18:27
夜の魔術師 ( 30代 ♂ TcKGh )

「誘ってくれてありがとう。その優しさで十分 最初は、1人で迎える年末と正月が侘びしいと思っていたけど 由美さんに連絡取ったら 年越しそば食べにおいでよって」


近藤の顔がにやけた。またろくでも無い事を想像したのかもしれない

「浩之 そのパターンって まさか・・・ お前が由美さんに向けて除夜の鐘を突くのか?」

下品だ。やっぱり近藤は下品だ。俺も、頭に浮かんだが口には出さない。それを事もあろうか GREE熟が居る前で


「近藤 それがな! 思い通りになかなか行かないんだよ。なぜなら 由美さんの親 姉妹が集まるらしい それも毎年の恒例と だからエッチはお預け。でも 家庭の温かさを味わえるだけでも 俺にとっては感謝だよ」


「浩之 だったらな!トイレはどうだ 由美さんのマンションのトイレ そこで除夜の鐘を突けば」


GREE熟が、軽く 近藤の頭を叩く。


「あんたみたいにさ 何がなんでもセックスて訳じゃないんだよ。浩之さんには、理性があるんだから 大体2人揃ってトイレに入れば 誰か気づくでしょう・・・まったくエロ大魔王には疲れる。浩之さん 年越しそばって事は、由美さんの部屋でカウントダウンかな? 私 さっき由美さんにメールして一緒に初詣行きませんか?ってメールしたんだ。浩之さんからもプッシュして欲しい 4人で行こうよ」


近藤もウンウンと頷く。
由美さんに直接電話をかけ 現在 近藤達とガストで食事している事を告げる。


「由美さん 近藤の彼女さんからメール来たでしょう? 初詣一緒にどう?」


「今 返事しようとしたとこ。元旦の朝はちょっとまずいけど 昼以降は夜中まで空いてるよ。ねぇ 別件になるけど年末の火曜日 昼から手が空いてるなら買い物に付き合って欲しいけど」


大晦日 元旦 両方共 退屈しなくて済みそうだ。

No.479 14/04/15 08:09
夜の魔術師 ( 30代 ♂ TcKGh )

やや大げさにGREE熟へ報告する。

「初詣 午前中は予定があるみたい。でも昼以降なら 夜中までどんちゃん騒ぎが、出来るって」


「じゃあ 初詣の後 みんなで鍋しよう。私、ブーちゃんと2人で材料用意しておくから ちゃんこ鍋でもいいかな?」

初詣 現地で落ち合う それと時間を決めて 近藤の車でアパートまで送って貰った。

別にガストだけ限った事では無いが、近藤とGREE熟のやりとりを見ていると 既に夫婦。それが、俺にとっては羨ましくもあり 彼等には何時までもナイスパートナーであり続けて欲しいと思った。

「近藤 ゲスな質問させて欲しい。GREE熟と付き合って 5年以上だけど・・・エッチの方は・・・」

照れる様子も無く淡々と応える。


「付き合い出して三年くらいまでは、頻繁にやってたよ。今年になって回数は減ったかな?月の平均だと5回程度 前に比べたら半分以上は減ったね。でも、俺はそれで良いと思っているんだ。相手の年齢もあるし セックスって自己欲だけを優先すると 絶対に揉めるよ」


相手を思いながらの行為。1回 2回ならともかく毎回となれば 俺にはできるのだろうか?

「回数が減ると どちらが誘う? お前が行くのか?」

「浩之と由美さんは、どうなんだ? 無性にヤりたくなる時って これから先出てくると思うんだ。そんな時 雰囲気で判るはずなんだ 答えとしては、どちらからも誘う。俺の彼女もイチャイチャするのが、年の割には好きだし 俺も嫌じゃないし」


そこまでの考えに至るまで 近藤もGREE熟も沢山の経験を踏まえている。だからこその答えだと思った。

No.480 14/04/16 07:56
夜の魔術師 ( 30代 ♂ TcKGh )

休みの間SDカードを整理した。携帯のデーターフォルダーも一杯になり 移せるものは移し いらない物は削除し空きを作る。


一通り 作業が終わり確認のチェック。SDカードの中には、プリンちゃんとの思い出が入っている。

改めて消したいとも とっておきたいとも思わない。自分が過ごしてきた過去を否定したくない。その思いだけだった。

これからは由美さんとの写メも沢山撮り 思い出も増えて行くだろう。

(プリンちゃん 5年間 本当にありがとう。付き合いだして数年は、彼氏らしい事を十分にしてあげたと思っているけど 後半の数年は、苦労させてしまった。ごめんね 別れた時 俺自身を責めたよ。何を言っても 言い訳にしかならないけど 俺も、プリンちゃんも お互いに違う道を歩みながら 幸せに向かい進んで行こう。かなり寒いけど 風邪をひかないようにね 元気でね さようなら)


もう、プリンちゃんからメールが来ても 電話が来ても絶対にコンタクトする事は無い そう思いながら携帯を閉じた。


31日の火曜日は昼から 由美さんの買い物に付き合う。どこへ行っても 人の波が途切れない。

俺は両手いっぱいに荷物を持ち 横に居る由美さんは、次の品物を見定めている。混雑している中の買い物 近藤と2人ならきっと文句の一つも出ていただろう。

今の俺は荷物係だけど 由美さんと一緒に買い物が出来る事に喜びを味わっていた。

「何時もは、姉か妹達が買い物してくれるのに み~んな家庭持ち 独身の私が自由になる時間が多いって理由で 買い出し隊長を任されて 少々心細かったから ボディーガード兼 運転手兼 便利係として使って 本当に悪いと思ってるのよ」

やや伏せがちな顔が、由美さんの心情を物語っている。

No.481 14/04/16 10:10
夜の魔術師 ( 30代 ♂ TcKGh )

一昔前の日本なら正月休みの間商店やデパートは軒並み休業する。だからこその買い出しなんだけど

俺は、てっきり鍋をする分の材料を買うだけと思っていたが、この量!

「由美さん これ・・・」


「うん。 浩之さんを買い物に連れて行くって話したら・・・せっかく男の人がいるのだからって色々 予定外の物まで頼まれてしまって 荷物を車に置いたら どこかで食事しよう」

イオンモールの中を歩き 由美さんが止まった店先『ポムの樹』 オムライス専門の店

「ここでもいいかな?」

苦笑いを堪えていたが由美さんが見逃さなかった。

「店の前に止まって名前を見た時に うっすらとニヤ笑いしたよね?ここの店来た事があるの?」

「由美さん 過去の彼女と食事する時にね このポムの樹って場所 それぞれ違う県で複数回食べてる。プリンちゃんと初めて会い その時に入ったのも ポムの樹。そして今回また 由美さんと・・・よっぽど縁があるのだろうと そう考えたら笑いがこみ上げてきて でも、今日は・・・いや これから先も俺の隣には由美さんが居るのだから 此処はオムライスを味わおう そして鍋も楽しみ」

笑いながら 2人でオムライスを平らげる。由美さんに聞いた本日の流れ 夕方にみんなで鍋をし 23時くらいに年越しそばを食べる予定みたい。

一端 俺はアパートまで送ってもらい 3時間後にまた迎えに来ると

ゲームをしながら時間を潰していたが、あまりにのめり込み 15分前に 大急ぎで支度を整えた。

No.482 14/04/16 21:33
夜の魔術師 ( 30代 ♂ TcKGh )

なんとな~くだが、今日 火曜日が大晦日って感じはしない。きっと 何時間も外に出回っていたからだろうと思う。

扉をノックする音で玄関まで行くと やはり由美さん。時間通りだ。玄関を開け 俺を見た瞬間に


「おっ! 余所行きの格好だね。我が家に来るだけなんだから そんなにオシャレにしなくてもいいのに」


「由美さんファミリーが揃うからね。とは言え これもボーナスが出たおかげなんだけど さて 車に行こうか」


靴を履きかけた時に 由美さんが静止する。年末だし 道路は、そんなに混んでなかった。まだまだ時間はあるよ」


上目遣いで俺を見て 視線が合うと逸らす。これは・・・もしや これは・・・やはりそうなのか?

「由美さん 確認してもいいかな?」


「そんな事一々聞かなくても、私とキミは恋人同士 玄関で押し倒されても今の私は拒否なんてしないよ」

彼女の言葉があれど 俺のアパートの玄関では ちょっと・・・狭すぎる。

由美さんの手を引っ張り 部屋の中に入り直す 見つめ合い 唇を重ねた。1回目のキスが終わると 彼女が溜め息を漏らす。

「ふぅ~ マンションに着いちゃうとイチャイチャ出来ないからね。車でこちらに向かっている最中 なんかするならキミのとこに着いてからと そんな事考えながら 運転してたよ」

服の上から胸を揉むと 部屋の中に由美さんのいやらしい声が木霊する。今度は俺が発情 彼女のスカートを捲ると ピンク色の下着が目に入る。


ストッキングは無し 素足と下着が興奮を掻き立てる。パンティを膝のとこまで下げると 由美さんを後ろ向きにし お尻からかぶりつく

そこから 秘部を念入りに舌で舐める。
如意棒を手で添えて ぐっと腰に力をいれ挿入した。

本棚に手を着く由美さんは、恥ずかしげも無く 喘ぎ声をだした。

「こないだの時よりも体が慣れたのかな? 今 凄く気持ちいいよ。もっと突いて 全身全霊で突き上げて」

No.483 14/04/16 22:06
夜の魔術師 ( 30代 ♂ TcKGh )

この時ばかりは、俺も隣の部屋 上の部屋 そこに住んで居る人の事は考えなかった。

後ろから突いていたのを止め 正面を向き 片足を椅子の上に乗せ そこから入れ直す。突けば突くほど 由美さんの秘部から蜜が滴り落ちる。

息が荒くなってるとこへ 俺の顔を手で挟み 自ら舌を出しキスを求めてくる。チュパチュパと音を立てながら キスを止めて口を離すと糸が延びる。


「コンドーム使った?なんて言わないよ。ありったけの キミの熱いアレを 私の中でぶちまけて 一緒に行こう。そう もっともっと早く」


神経を集中し 有らん限りの力で突いた。
由美さんの『あぁ~ん~』の声と同時に液を放った。


大晦日 まさか自分の部屋でエッチができるなんて思いもしなかった。

「由美さん 良かったよ。俺 興奮が今も続いてる。俺 由美さんが大好きだ。これから たくさんキスしようね。エッチもしようね」


「そうだよ キミが私を女として目覚めさせたんだから ちゃんと責任とって貰うわよ~ じゃあ ズボン履いて服を整えて。私も、パンツ履いて 帰宅してもバレない様にするから 浩之さん お互いを尊重し会い 出来れば何歳になってイチャイチャしたい。例え キミが年齢的に勃起しなくなって 触って欲しい 私を感じて欲しい。浩之さんを心の底から愛しているから」


俺達は、部屋の中で抱き締めあった。そのラブラブな2人を離したのは、由美さんのお母さんからの電話。


「もしも~し、ついさっき浩之さんのとこに到着したよ。これから連れて行くね」

数分前、俺とエッチしていたのに この変わり様。俺の前に居る女性 ひょっとしたら女優なの?

ある意味 演じる事に関しては、プロだと痛感した。

No.484 14/04/17 07:50
夜の魔術師 ( 30代 ♂ TcKGh )

車に乗り由美さんのマンションに到着すると ファミリーが一階ホールで待っていた。

「お姉ちゃん スペアキー持っているよね?先に入ってれば良かったのに」

(引っ越しの時に全裸になりかけた この人が由美さんのお姉さん って事は、由美さんは次女?)

「お母さんが待ちましょうと言うし 妹たちは、いきなり部屋に突撃して あんた等がエッチな事していると悪いからさ どうしようかって・・・」


「お姉ちゃん 今からみんなで食事をする その準備もある。それなのにエッチな事をする時間なんて無いよ。ねっ!浩之さん」


嘘つきだ 女は魔物だ! にこやかな顔をして姉と会話して それを俺に振る。返事が出来ない俺はフリーズしていた。


それを見た 妹の1人が、俺を見て

「あらまっ!判りやすい人ね」(こいつ!こいつは引っ越しの時 俺の前でパンツ姿でうろちょろしてた人だ!)


「ほらほら ここで立ち話しなくて さっさと由美ちゃんの部屋に行きましょう」


俺は、未来の?お母さんに手を合わせ フォローありがとうと感謝の気持ちを表す。

俺のアパートに来る前 下準備は済ませていたみたい 材料を鍋に入れるだけの状態。

それも、この人数を見越して 鍋は二つ。具材は海鮮が目につく ご飯と鍋それだけでも嬉しいのに 由美さんのお母さんが、立ち上がりキッチンに向かう。


「鍋だけじゃ おかずとして足りないといけないから 冷蔵庫の余り物で 野菜のかきあげでも作ってあげるから 食べなさい」


ドラマ等では、こんな場面 みんなが立ち上がり『私がやるから』『お母さん私も手伝うよ』のセリフが聞けるのに お姉さんと由美さんだけが声をだし 妹たちは、当たり前の様に着席したまんま。

その家族のルールでもあるのだろうと 俺が改めて何かを言う事はなかった。

No.485 14/04/18 10:26
夜の魔術師 ( 30代 ♂ TcKGh )

帰省すればこそだが、平素が1人食事の俺には、今の状況には憧れていた物がある。鍋ゆえ ワイワイやりながらの食事。


準備が整うと 妹達3名はひたすら食べる。由美さんとお姉さんは食べ物の補充 お母さんは皿を下げる。

性格が、そのまんま出ているのだろう。卓上コンロが二つあるから仲良く食べれるが、鍋一つに7人だと戦争すらおきそう。

お客である 俺が一番食べてるのは言う間でも無いが・・・

「チクショ~ やっぱ姉ちゃんの彼氏には勝てない。浩之さん どか食いのコツを教えてよ」

「当たり前でしょう 浩之さんは男 アンタは女。我が家系がいくら 痩せの大食いだからと言っても 元々の馬力が違いすぎるわよ」

お母さんの一言で より場が和む。夕方始まった食事も雑炊で閉める。日本全国 このスタイルは、そんなに激変しないのだと悟った。

無言のまま雑炊を食べている 妹の1人が放った言葉に雑炊を吹き出しそうになる。


「浩之さん 姉ちゃんとは、もうエッチしたの? 月 どれくらいのペースなの?」


慌てて口を押さえた。辛うじて雑炊は出なかったが危なかった。


「ちょっと 何聞くのよ!まったく 浩之さん そんなのに答えなくて良いからね。まったく馬鹿じゃないの!」


「由美姉さん そんなにムキにならなくても良いじゃない・・・それと そこのアホ面 浩之さんに質問の時は挙手する様に」


女性だけの家族 各家庭を持っているのだろうが、食卓を囲むと こんな日が多いのだろうか?

春の引っ越しの時とは違い 食べ終わったからと 下着姿で休む人はいなかった。(別に期待はしてなかったけど)


テレビを見る人や散歩に行ってくる人 スマホに熱中する人。由美姉さんとお母さんが後片付けをやり始めると 俺も参戦。
恐縮するお母さんを休ませ 由美さんと2人でキッチンに立つ。未来図か?なんて・・・

No.486 14/04/18 16:14
夜の魔術師 ( 30代 ♂ TcKGh )

「本当は、キミにゆっくりと食事を取らせたかったのに ごめんね。女ばかり集まると 毎回下品に話が盛り上がって まだ年越しそばがあるけど これに懲りずまた誘ったら来て欲しい。 母も姉も、キミに話しかけた妹も 気に入ってみたいだから」


「由美さんが謝る事は無いよ 謝られる事を言われたとも思ってないから たまの集まり 賑やかで良かった。エッチの話が出た時には口の中の食べ物がヤバかったけど 今 並んでキッチンに立っている この時 この瞬間 ずっと続いて欲しいと思ってる」

由美さんと会話をしていたら お母さんが少し話をしたいから 外に出ない?の誘いを受けた。


マンションのエントランスは静かで 普通に話をしているだけなのに 声が響く。


「浩之さん 由美の事 本当にお願いしますね。あの子 本当だったら・・・もっと早く結婚・・・」

俺はお母さんの発言を途中で遮った。

「お母さん 由美さんから聞いてます。何があって その結果がどうなのか 俺 あんまり人に自慢できる物がないけど 1人の女性を愛する事だけは誓ってお母さんに言えます。本当だったら格好良くプロポーズ出来ればいいけど ようやく自分の生活がなんとか なりかけて・・・ 俺 前の彼女にお金を借りたりしてたんです。生活費が足りなくて 一万とか二万とか 元カノに対して借金は全部返したからありません。だけど こんな情けない男でも 由美さんは全部受け止めると言ってくれました。お母さん 俺は俺なりに真剣です。由美さんを絶対に放したくない 俺の方から 言います。由美さんと付き合っています。将来の事も考えて だからどうか 宜しくお願いします」

No.487 14/04/18 20:59
夜の魔術師 ( 30代 ♂ TcKGh )

自分で何を言ってるのか!俺自身分からなくなってきた。
とにかく自分の思いを聞いて欲しい。だから必死だった。

由美さんのお母さんは、うっすらと涙を浮かべている。

「由美は、やっと素敵な人を見つけたんだね。今年に入り 会社で気になる人が居ると教えてくれて そして4月の引っ越しで 由美が連れてきた人が、あなただった。ちょっと冷やかすと 照れながらも 会社の同僚だからと強調して あの子は、本当に浩之さんの事が好きなんだな・・・そう思っていましたよ。だから あなたにまた会えるのを楽しみにしてました」

子は親の背中を見て育つ。娘がniceなら 母親もniceだ。

建物の中とは言っても暖房が効いているはずも無く 話が終わると 由美さん達が待つ部屋に戻った。


それから ボードゲームで遊ぶ。そして 年越しそばの時間がやってくる。鍋が終わって3時間ちょい みんなソバを食べれるのかな?

ガキ使いの笑ってはいけない24時を見ながら ゲラゲラ笑い テーブルに出て来たソバを食べた。


「由美さん このソバ自家製なの? ダシが深いね。汁の色自体は、やや薄いのに 味わいある汁だよ。ほうれん草と油揚げを刻んで 上に乗せて見栄えも良いし こりゃ 来年もぜひ食べたいね」


「浩之さん 由美と結婚すれば来年と言わず 毎年食べれるよ。姉の私からもお願い。仲良くしてあげてね」

ここの家族は、フォローしあう そんなとこが好感を持てた。
テレビの左上の時報が新年を教えてくれる。すると 一斉にあけましておめでとうの挨拶が広がった。

これも、この家族の恒例なのだろう。賑やかな新年を迎えられた。明日は初詣もある事だし そろそろ 由美さんに頼んでアパートへ送って貰う事にした。

No.488 14/04/19 11:15
夜の魔術師 ( 30代 ♂ TcKGh )

「今年の大晦日はどうだった?毎年 プリンちゃんと会う前日はソワソワしてたの? 私の大晦日は、毎年あんな感じだよ。母は、みんなが集まるから 1年で一番楽しみって言ってる」

「由美さんから まさかプリンちゃんの名前が出るなんて思わなかったなぁ。前日は、会える楽しみからウキウキしてたね。話し方が、過去形になるけど でも、今回のみたいに昼から外出して 楽しい日が高点のまま終わるってのは、初めてだった。本当に楽しい1日ありがとう。由美さんのお母さんとも話せたし」

途中で車を停め 由美さんが手をパンっと叩いた。

「それを聞こうと思ってたのよ。キッチンにいたら 母とキミが、2人で部屋を出て行くから 何か話す事でもあるの? それが年越しそばを食べてる時も、頭の中がグルグルって駆けめぐってたよ」

一言一句正確に伝えた訳では無いが、大体の内容を伝えると 笑顔になる彼女がいた。

「新年になったけど 深夜だから車も、めったにすれ違わないね。明日 昼の1時に迎え来てもいいのかな?」


「近藤達には、俺の方からメールしておくね。多分 車で行くと大渋滞するだろうから 公共交通機関を使っての移動となるだろうけど」

コーポ付近の公園に停めてもらい そこで降ろしてもらう事にした。
ドアに手をかけた時 由美さんが目を瞑り 口を突き出す。

「由美さん キスしても良いけどさ・・・チラッとスカート捲って貰うと 嬉しいなぁ」

こんな時に交換条件を出すなんて 我ながら悪人である。

「駆け引きが上手くなったね。じゃあ 見せちゃおうかな?」

昼間にパンチラどころか 行為そのものをやっているのだが、由美さんが運転席でゆっくりとスカートを上げると ピンクのパンツが・・・・・

スカート上げ見えたパンツは、黒のパンツだった。


No.489 14/04/19 11:40
夜の魔術師 ( 30代 ♂ TcKGh )

ピンクが見えて当然だと思っていた。昼にエッチをした時 確かにピンクだった。なのに黒!座席のレバーを引いてもらい 足を開脚して貰う。


何度見ても黒。それも開脚して貰ったがゆえ レースの刺繍まで見えた。手が伸びて触ろうとした時


「せっかく履き替えたのに 触ったら大変な事になるでしょう。トイレでパンツを見た時 真ん中のとこがシミになってて 履き替えたよ。ピンクじゃないからびっくりしたのかな?」


「うん 絶対にピンクだと思っていたから 黒の下着が見えた時は、そんな馬鹿な?って 心の中で1人ツッコミしたよ。黒も、なかなか良いね。由美さん スタイルが良いからだろうけど」


車中で軽くキス 顔を離した時に 再度キス。
結局 3回のキスで由美さんは俺を解放してくれた。


部屋に到着 すぐ様 明日の予定を近藤にメールする。『了解』とだけ返信。何時もなら 今日1日何をしていた?と突っ込んで来るのに 怪しい。

近藤のスマホに突撃電話 出ると明らかに不機嫌だった。

「浩之 わざとだろう?意図的に電話してきたな!」


「お客様 何をおっしゃいます。わたくし共は、お客様の様子が、いささか奇妙なので 御連絡した次第で御座います」


「浩之 お前な・・・頼むから 早く切ってくれよ。もう分かってんだろう!俺と彼女が今から 何をしようとしているのか!」


「悪りぃ~な 冗談だよ。お前のメールが単調だから きっとGREE熟とお楽しみか!とチャチャを入れたんだ。実は・・・ 俺 除夜の鐘突いてきたよ。昼だけどな!」

「だったら 今の俺の気持ちを汲んでくれよ。俺も108回 鐘を突きたいんだ。浩之と由美さんは気持ちいい思いをした。俺も、彼女と気持ちいい事をしたい!頼むぜ まったく」


近藤がマジ切れしない内に 電話を切った。

No.490 14/04/19 16:43
夜の魔術師 ( 30代 ♂ TcKGh )

水曜日の朝 部屋の中に居るとそれ程正月になった気分じゃないが(多分 帰省してないから)テレビを点けると 元旦だと意識できる。

初詣が終わるとどこかで外食するのか?それとも、近藤やGREE熟が鍋を作ってくれるのか?


とにかく確認のメールをした。

「近藤 昼ご飯どうするんだ?」


するとやけに早いリターンが来た。近藤かと思いきや 由美さんからだった。

「こちらの用事は終わったから 何時でも初詣行けるよ。それと昼は何処かで食べるの?」

由美さんも、俺と同じ考え。近藤達 鍋って言ってたけど昼なのか?夜にやるのか?聞くのを忘れた。


困ったな みんなきっと朝ご飯を食べているだろうけど 俺はこんな時間に起きて コンビニへ行こうかどうしようか?


悩んでいた時に 由美さんから 後10分で到着するからと
それと同時に近藤からも

「浩之 材料は買ってるんだ。初詣でが終わってから鍋をしたいけど どうかな?」


腹ぺこの俺に拒否をする道理が無い。願わくば 由美さんが来るのが、もう少し遅ければ コンビニへ向かうのだが・・・

携帯が冬の華を鳴らす。由美さんが到着したみたい。ドアを開けると 寒いと言いながら抱きついてきた。

「由美さん 近藤から 初詣が終わってから ちゃんこ鍋をするってメールが来たよ。ほら 何抱きついたまま固まってるの 行くよ。地下鉄に乗ればすぐだから 離して。抱きついたまんまじゃ行けないよ」

由美さんが顔を上げる。顔がやけに赤いが、まさか!熱? それで足下がふらつき俺に抱きついたのか?

「由美さん 大丈夫?具合悪いの?」


「へへへ♪ 甘酒飲み過ぎちゃった。このままチュウしよっ ねっ チュウ」
色気よりも 酔っぱらいに絡まれた俺(>_<)

No.491 14/04/19 21:55
夜の魔術師 ( 30代 ♂ TcKGh )

由美さんがいくら甘酒を飲み過ぎたからって ジョッキでガブ飲みする人が・・・

「由美さん 本当はシラフでしょう?大体 酔ってたら車を運転出来ないよ。作戦 考えたんだね」


「チッ バレたか! ここまで妹に送ってもらったの それよりも キスしてくれないの?」

会社の人が、もしこの状況を見たら きっと由美さんに対するイメージも変わるだろう。事実 俺も経理の由美さんは、男性社員を近づけないオーラを出していたから てっきり超真面目な人だと思っていた。

その場は、さっさとキスをして 近藤と待ち合わせの場所へ急いだ。車は駐車場が混む だから公共交通機関という考えは、皆同じであった。


「浩之さん こんな人がいっぱいで 近藤さん達見つかるのかな? 地下鉄の中 おしくらまんじゅう状態だったね。私 お尻触られたかもしれない なんか変な感じがしてた・・・」


「なに! どこのどいつだ。俺の彼女の尻を触る奴は!帰りは、俺がガードしてみせるから」

1人息巻いていると GREE熟に手を引っ張られながらやってきた近藤。

「この神社 毎年新聞に来訪者なんとか~って載るだけはあるな さっさとお参りして帰ろうぜ 屋台もロクなものが無い。大体 たこやき一皿500円ってなんだよ。大阪じゃあるまいし」

どうやら 俺と由美さんが来る前に 近藤は付近を偵察していたらしい

「もうね 勝手にどこかに行くから はぐれちゃうのよ。だから 手を強く握って 逆に私が引っ張る様にしてたの」

この人波を見て 俺も由美さんの手を急いで握った。牛歩だが、確実に前に進む。そして 俺達は賽銭を入れる番が回ってきた。


俺は、プリンちゃんの事があったから 今度こそ 由美さんと上手く行く様にと願った。
横に居た近藤は,まだ手を揃えて願掛けをしている。

そんなに大事な願いがあるのだろうか?

No.492 14/04/21 20:59
夜の魔術師 ( 30代 ♂ TcKGh )

「なぁ 近藤!近藤ってば! 何をお願いしてたの? 凄く真剣だったぞ! 体調でも悪いのか? 何時ものお前らしくないぞ!!」


「浩之 俺だって真剣な時があるさ ちょっとこっちに来てくれ 真後ろに彼女と由美さんがいるから聞こえてしまう」

俺達は、女性2人にトイレに行くからと告げ 迷子になってもいけないし 信号の向こうにあるコンビニで落ち合おうと言った。


トイレには,本当に行ったのだけど 近藤の口から普通に考えれば『あぁ そうか』と祈願の内容を教えて貰った。

「浩之 俺 自分でもクズ男だと思っている。スケベ度は,お前よりも上だし デブで髪の毛もやや薄くなりかけてる 浩之みたいに女性を守れるほど喧嘩強くないし だけど彼女は、俺の事を本当に愛してくれてる。しかも昨年の11月 盗撮で警察まで行った時に 必死に俺を庇ってくれ 俺の事を夫と発言した。そんな俺に出来る事は・・・彼女と結婚して ちゃんと籍を入れてあげる事 それが上手く行くようにお願いしてたんだ」


なんだろうな この展開。そこまで距離を詰めている。先の事を考えている 彼をとても応援したい。


「そっか・・・俺は、近藤を応援するよ。殆ど一緒に住んでいるから 今更ながらに新婚って気分は少ないだろうけど GREE熟と良く話し合って どうなるか決まったら また改めて教えてくれ 俺も、今の近藤から勇気を貰えた気分だよ。頑張れよ!」


信号まで 近藤と2人でスキップ。その様子を見ていた女性陣が大笑い。特に 由美さんのおばちゃん笑いに GREE熟も釣られて 手を前に出してパチパチと叩きながら笑っていた。

「何やってんの2人共 浩之さん良いことでもあった? 近藤さんも笑顔でスキップしてたよ。なんかあったの?」


「由美さん 何かあったの?じゃなくて これから何か興るんだよ」


それ言い終わると 慌て近藤が、俺の口を塞いだ。


No.493 14/04/22 08:46
夜の魔術師 ( 30代 ♂ TcKGh )

コンビニ前で合流し 2区間だけ地下鉄で移動。降りて5分程歩いた公営駐車場に 近藤の車があった。

「あの神社付近の駐車場 1時間800円も取りやがる。だったら頭を使って 少し離れた場所に停める。ここだと1時間200円。なかなか賢いだろう?」


近藤は胸を張って自慢するが、GREE熟のアドバイスだった事が、鍋を囲んでいた時に判明。


「このコタツで温まり鍋を囲むってのは、アメリカやフランスその他の諸外国では なかなか味わえないよね。浩之さんも、由美さんも 今日は沢山食べてね」


GREE熟の言葉に甘えて ちゃんこ鍋を堪能 昼の2時からだけど 俺は朝食を取っていなかったから いつもより余計に食べまくる。

すると 由美さんがおもむろに俺の取り皿を奪い 野菜を乗せ始めた。


「野菜も食べないとダメよ。肉も魚類もバランス良く食べないと 偏りすぎ」

GREE熟も近藤に対して

「あはは じゃないわよ。ブーちゃんもだよ 野菜を入れてあげるから取り皿を貸してごらん」


女性2人共 姉さん女房と言ったとこだろう。急激に満腹となれば 眠気が漂う。俺も近藤も2時間ちょい爆睡。


その間 由美さんとGREE熟が、何をしていたかは不明。

仮眠したおかげで頭の中も すっきりとなり 俺としては、即座に夕飯でも構わないのだが、由美さん達からは、あと2時間は時間を空けて欲しいと懇願される。


そこで 時間潰しの為 4人でゲーセンへ向かう。ゲーセンと言っても、家族向けのアミューズメントだから
本格的なゲーマーの俺と近藤には、やや物足りない。エアーホッケーやスロットで遊ぶ。由美さんポップンミュージックで対戦したが、あっさりと惨敗。

ゲームが終わり 後ろを見れば 居るはずの近藤とGREE熟がいない。


「さっき プリクラを撮るって言ってたから あっちに居るんじゃないの?」
由美さんからの伝言を聞き そちらへ向かうが、何台もあるプリクラ。5台目で ようやく見つけたが・・・

No.494 14/04/22 21:09
夜の魔術師 ( 30代 ♂ TcKGh )

こんなとこに来てもか? こんなとこだからこそか? プリクラの中で GREE熟のお尻を撫で回している近藤。

GREE熟は、くすぐったいのか? 嫌なのか? 腰をクネクネさせていた。俺が隙間から見ているとも知らず スカートをたくり上げ 本格的に触りだしてる。

するとGREE熟も やや股を広げ そこへ奴の手が・・・見ているだけで興奮した。無論 あちらはまったく気が付いていない。

まさか パンツの中に手を入れたりしないよな?と期待してた時に 耳元で由美さんがささやく


「何してるの~覗き見なんて趣味悪いよ。あっ! 近藤さんが・・・彼女の・・・ うわ~股間に手が行ってる。浩之さん 彼女のパンツ見たらダメ。他の女性の下着は、見て欲しくないよ」


「由美さん 不可抗力だよ。最初からあんな感じじゃなかった。段々ヒートアップして 近藤がお尻をさわり始めたんだ。やばいな 如意棒が完全に反応してしまってる」

別に意図は無かったが、由美さんをチラッと すると由美さんからの提案。

「私達も、あっちのプリクラで撮る?キスしながら撮って見る?」


「由美さん キスは撮る前か 撮った後にした方が良いよ。写している時にキスすると 本体にデーターが残り 従業員にバレるよ。 ほら芸能人とかのプリクラがたまに出回るでしょう?あれね データーが何日か分残るから それで再プリントのテストボタンを押せば 何回でもプリクラが出来上がる仕組みなんだよ」

由美さんが、良く そんな事を知っているねと言わんばかり 目を大きく見開く


携帯のカメラで2人撮るのも良いが、プリクラで遊び心が沢山あるのも悪くない。


プリクラは普通のバージョンと おちゃらけバージョンを撮る。 中で落書きをし終わると 由美さんが、こちらに顔を向け 目を瞑っている。

ゲーセンの中で さすがに激しいキスは・・・フレンチキスを2回程して プリクラが出来上がるのを待った。

出来上がったプリクラを2人で見て納得の出来映え 近藤達もプリクラが終わり 俺達と合流。 そして 再び近藤の家を目指す。

No.495 14/04/23 08:31
夜の魔術師 ( 30代 ♂ TcKGh )

昨日 由美さんのマンションで鍋 今日、近藤宅で鍋。俺と近藤は、文句は無かったのだが!由美さんはうんざりした様子。

「私、出来ればカレーが食べたいなぁ」

由美さんの発言にGREE熟も賛成。俺と近藤は食べれる物は、何でも受け入れる。

「じゃあ せっかくだし ブーちゃんと浩之さん買い出しに行ってきて」

すかさず近藤が反論するものの カレーの具となる材料が無いと一喝。渋々外へ出た。

「浩之 正月の夜7時に開いてる店ってあるんだろうか?」

近藤の不安な気持ちは、俺も、帰省した時に煮え湯を飲まされたから十分に理解できる。

「イオンモールに行ってみようぜ 上手く行けばまだ開いているかもしれない」


そんな僅かな願いを胸に行けば 燦々と明かりが建物を照らす。正直 助かった 他の店は思いつく物の きっと夕方6時とか7時までで閉店してたと思う。

材料を買えたおかげで 意気揚々と帰れる。近藤は、GREE熟にメールで材料をゲットした事を教え 俺は、由美さんに今から そちらに向かうからとメール。

帰宅途中 俺は近藤にある事を聞いた。

「近藤 初詣の結婚話あったよな 何月頃一緒になるつもりなんだ?ゆきえちゃんや博子ちゃんに教えても良いか?」


「式はちょっと 彼女が乗る気じゃないかも?半年前 それらしき事を話したら 50代になって ウェディングドレスはちょっと・・・と発言したからな 籍を入れる予定は来月の14日にしようかと思う」

来月!!!

「近藤 バレンタインデーに結婚なんて お前ロマンチストだな。来月か・・・ この話 まだGREE熟に言ってないなら 2月まで黙っておいた方がいいな」


いよいよ 彼も独身にさよなら 俺は・・・俺も 由美さんと一緒なる日が来て欲しい。

No.496 14/04/23 21:30
夜の魔術師 ( 30代 ♂ TcKGh )

材料を持って帰ると 勢いのまま俺と近藤がカレーを作る事になった。40分程待って貰い 出来上がったカレーを女性2人が試食。

お互いに顔を見合わせる。不味いのか?
その時に

「浩之さんも、近藤さんも やるじゃん」

「ブーちゃん見直したよ」

鼻息荒い 俺と近藤だが、ほとんど俺が作った。むきエビを入れる案も ヨーグルトを入れる事も

近藤にはたまねぎ にんじん じゃがいもを剥いてもらったが・・・ 自分達で作ったカレー こりゃあ マジウマってやつだね。

4人で雑談しながらの食事は、食欲も話も盛り上がる。

「私さ 浩之さんと由美さんが プリクラの中でチュッとしたの見ちゃった」
近藤も人差し指で俺も見たと

「実はさ 俺と由美さんも、2人が何をしてたか 知ってるんだなぁ ヒヒヒっ」

「浩之 どこから どこまで見た?」

「近藤 最初から お前がエキサイトするまでだよ」

4人が4人共照れ笑い。一つ違ったのは、俺と由美さんは普通に体を密着しながら撮った。

近藤達は、キスしているところが、バッチリと(恥ずかしくないのかな?)

楽しかった元旦 ずっと思い出に残るだろう。近藤に地下鉄の近くまで送ってもらい 由美さんと一緒に帰る事となる。

「由美さん 楽しかったね。正月だと言うのに 夜の十時まで出歩くなんて あまり経験が無いけど ずっと一緒に居れて嬉しかった」


「浩之さん 本音を言えば、このまま あなたの部屋に行きたい。私だって女よなんて言わないけど やっぱり近藤さん達のプリクラでの行為が頭に残っている。でも、マンションでは母も姉も残っているだろうし・・・どうしたらいいかな?私・・・どうしたら」

今夜は帰った方が良いと諭した。由美さんは、違う答えを待っていたのだろうけど 俺は、敢えて由美さんをマンションまで送る事にした。

駅に着き エスカレーターを上がると寒さが直撃。互いに体をくっつけ歩いたが、途中で缶コーヒーを買い それを飲むと なんとなく温まった気がした。

No.497 14/04/23 22:06
夜の魔術師 ( 30代 ♂ TcKGh )

由美さんのプリクラ発言 触発されたのは、いくら言葉で否定しても 俺の如意棒は、反応しかけていた。

我慢我慢 せっかく由美さんをマンションまで送るのだから・・・ だが 由美さんは違った。

「浩之さん あのね・・・エッチな女と思われても仕方ないけど 私も、近藤さんの彼女みたいに アソコを触られたい。ダメかな? そしたら 悶々とした気持ちも多少は、和らぐはずなんだけど」

夜だし 人通りも無い 死角になる場所は沢山ある。必死に堪えていた理性も、由美さんからのアプローチで、吹っ飛んだ。

正月休みの会社 倉庫なのか?雑に空箱が積まれている。それが五列も並んでいるのだから 大人2人くらい楽に隠れる。

俺は、由美さんの秘部に直接 指で触った。そして耳からうなじにキスをし 上半身胸を出して貰い かぶりついた。  
       彼女の悩ましい声が、段々とテンポも上がってくる。クリを刺激しながら 最初に一本 次に二本指を入れ ゆっくりじっくりと動かした。

「待って 浩之さん待って。ちょっと やり辛いでしょう? パンツを脱ぐから・・・」

脱いだパンツには、はっきりと濡れている事が分かった。
俺は、チャックを開け 如意棒を出すと 由美さんは、瞬時に食らいつく。

ジュポッジュポッと音を立てながら 上目遣いで

「浩之さん 来て。激しく突いて欲しい」   
その合図を待っていた!
プレハブのドアに手を付かせ ややお尻を突きだして貰った。
先に口をつけ蜜の溢れ具合を確認。由美さんの秘部は、パックリと割れていた。右手で如意棒を添え 秘部へ進入。

ハァ ハァ ハァと由美さんの息遣いも荒く パンパンパンっと 突き上げる音が、響く。

先にオルガズムへ達したのは、由美さん。その次に俺の番。

「由美さん 俺イキそうなんだけど 最後 口で良いかな?」

数回突いた時 素早く抜いた。由美さんが、如意棒をくわえ液を全て吸い取ってくれた。

地下鉄を降りた時は、2人共寒いを連発していたのに 今は熱気が2人を包む。


「ごめんね 無理言って。でも、初秘め事できて良かった。マンションまでもう少しだから ここで良いよ」        
マンションまで もう少しだからこそ ここでは無く 最後まで送り届けた。

No.498 14/04/26 15:51
夜の魔術師 ( 30代 ♂ TcKGh )

地下鉄がある時間に帰宅でき そこから由美さんに帰ってきたメールをする。帰省した時 それはそれで弾丸ツアーっぽくあるのだが、今年ほど 昼少し前から深夜まで動き回ったのも ここ十数年記憶に無かった。

4人で撮ったデジカメとカップル別に撮ったプリクラを眺めながら深い睡眠へと落ちていった。


2日 3日とゴロゴロしていたが、4日になり近藤からゆきえちゃんや博子ちゃんに教えてもいいからとメールが来る。

その間にGREE熟への思いを告げ 良い返事を貰ったのだろうと予測する。
さっそく2人へメールをする。余程 暇だったのか?ゆきえちゃんも博子ちゃんもリターンが早い。

博子ちゃんからは、食事会の予定を組もうと話が来る。俺は、ゆきえちゃんに電話をして 作戦会議となった。


「浩之さん マジビックリだね。近藤さんから何時聞いたの?」


「俺の彼女と近藤の彼女四人で初詣に行った時だよ。昨年 11月に色々あって その時から近藤は、気持ちを固めていたみたいだよ。博子ちゃんからは食事会をと提案があったよ。何分 2月14日に籍を入れるって言ってるから 悠長にどうしようか?なんて時間はあまり無いよ。式は挙げないとも言ってたから・・・」

この後 各スケジュールをまとめ 結局は、俺が進行司会の役となった(予想はしていたけど)


まぁ 俺には天才軍師 由美さんが付いてはいるけど

由美さんに電話したら 気のせいか呼び出し音が、割と近くで聞こえる。

「由美さん 今 時間ある?どこに居るの?」

「今のキミの部屋の前に到着したばかりだよ。暇だから 来ちゃった」

ドアを開けると確かに由美さんが笑いながら立ってた。こちらが由美さんの存在を必要としている時 かなりの高確率で現れる。

以心伝心ってやつか?

「ここで立ち話も寒いよ。チュウはしないけど 部屋に入って」


「え~っ (-_-#) チュウしないの? チュウしないなら 私帰る」

喜び半分 困惑半分。会う度にキスをねだる由美さん。素早くキスをし 本題に入りかけたら 本人にもの凄く不満らしく 今のは、キスじゃないと言い出した。

由美さん自身 最初からスケベ他だと言ってたし 機嫌を損ねないうちに 熱い熱いキスをした。

No.499 14/04/26 18:23
夜の魔術師 ( 30代 ♂ TcKGh )

来月になってから予定を組めばどうなるか!判っていたから 今日にでも、大筋を決めたい。
「由美さん 黙っていた事があるんだ。ビッグニュースだよ。驚いて腰を抜かさないでね」

由美さんの瞳は大きく開き ワクワク顔になっている。

「何々 何かあったの? 近藤さん達結婚する事なら知ってるけど 他に何かあったの?」

驚いたのは、俺だった(笑)
俺は、由美さんに質問した なぜ知っていたのか?誰から聞いたのか?

「私ね 初顔合わせの忘年会で 近藤さんの彼女とアドレスを交換してたの そこから日常もメールして 気がし 友達になったのよ。知らないだろうけど 休みの日 2人でショッピングしたりしてるのよ」

時折 俺と近藤の行動が由美さんに漏れるから 妙だとは、思っていたが まさかGREE熟と由美さんが繋がっていたとは青天の霹靂だった。

だったら 話は早い。日にちと時間と場所 どんな感じで進行するのか?由美さんからアドバイスを貰おうとしたのだが・・・

「ゆきえさんも博子さんも、あなたに任せるって言ったんだよね。それは、キミに任せておけば万事めでたしだからこそだよ。私も、そう思うから 親友を祝う気持ちを全面に出せば良いさ」

それから構想を練るが 今年初出勤を終え 1月下旬になり やっと考えがまとまった。

いつもの焼き肉屋が頭にあったが、1人予算5000円で多国籍料理のレストランを押さえた。

その予算から 主役の近藤達にプレゼントと花を贈ることにした。

★★★ 2月12日 近藤くんとその彼女の結婚前祝いを 某所19時より開催します。皆様 お忙しいとは思いますが、ぜひ都合をつけ 参加をお待ちしております。★★★

プレゼントと花を用意して 尚且つコース料理をこんなにも低価格で出来たのは、ひとえに部長のコネと会社の看板。

俺は、もう一つサプライズで由美さんに協力を仰ぎ15日に一泊二日の温泉旅行を近藤達に用意していた。

「後は本番を待つだけだね。やっぱりキミの行動力は凄いよ。普通 レストランの段取りをしたら そこで終わりと思うからね。キミのそういうとこ好きだよ」

俺だけの財力では、正直 温泉旅行は難しい。そこで由美さんに半分出してもらい 近藤達へささやかな新婚旅行を味わって欲しかった。

No.500 14/04/26 19:05
夜の魔術師 ( 30代 ♂ TcKGh )

☆ラストエピソード☆

近藤達の披露宴(少しおおげさかもしれないが) 誰1人欠ける事無く 6人みんな揃った。
主賓の近藤も、みんなからの祝って貰い 涙を堪えているのが分かる。GREE熟は終始笑顔。博子ちゃんも、ゆきえちゃんも盛り上げ役を買って出てくれた。

由美さんは、遠くを見ているかの眼差しで2人を見ていた。由美さんは今 何を思っているのだろう?

由美さん 待っててね。次は、俺達が祝って貰う番だからね。
店内では、オーナーからの差し入れでワインが・・・カメラで何度も何度も写し 盛り上がったまま宴は終わる。

博子ちゃんはゆきえちゃんの旦那さんが迎えに来た その車で一緒に乗せて貰う。

俺達四人は地下鉄まで トボトボと歩きながら会話をした。

「浩之さん 由美さん今日は、ありがとう こんなにも素敵な披露宴を ほら!ブーちゃんも、お礼を言って」


GREE熟が促されていたが、まだ涙が止まらず ウンウンと首を振るだけだった。

「浩之さん 温泉旅行楽しむけど そこのホテル昼間にビッフェをやるのね。それを 私とブーちゃんで あなた達2人を招待したいの」

返事は・・・俺がする前に由美さんが絶対に行くからと

その週の金曜日に籍を入れたよと近藤からメールが来た。式はしないから写真だけでもと 言ってた通り タキシードの近藤(髭男爵っぽい)と ウエディングドレスの彼女が写し出された写真をくれた。


15日の土曜日ホテルで昼食を楽しみ 俺と由美さんは、県外の在来線に揺られて帰る事になる。

2月で寒いはずなのに 日差しが心地よく 由美さんは、頭を 俺の肩に寄せて気持ち良く寝ていた。

俺は、由美さんの・・・由美の髪を撫でながら 心からこの『大切な平凡』が何時までも何時までも続きますようにと 心から願った。

---終わり---

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