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夜の魔術師( 30代 ♂ TcKGh )
14/04/26 19:05(更新日時)

運命の日は、突然にやってきた。


楽しかった日も長く続けば当たり前に感じる。

当たり前のモノが当たり前じゃ無くなった あの日・・・



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No.1999411 13/09/11 08:49(スレ作成日時)

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No.251 13/12/08 17:54
夜の魔術師 ( 30代 ♂ TcKGh )

横に脱ぎ捨ててあるドン・キホーテで買ったパンティーとストッキングを横目で見ながら 発情した男と女が今生の別れと言わんばかり愛し合う。

「浩之さん ごめん もう行きそう アソコ変になるよ」

中指を更に高速振動した時に プリンちゃんは潮を噴いた。
恥ずかしかったのであろう ハァハァと息は荒く 俺の顔を見ないふりをしてる。

「浩之さん ちょっと便座に座らせて もう足がガクガク。下着を脱いでて良かった 帰りはノーパンで帰るとこだったよ」

潮を吹く瞬間は撮れなかったけど 恥じらうプリンちゃんの顔はしっかりと撮れた。

「浩之さんばかり 攻めてずるいよ。今度は私がしてあげる」
男が潮を吹くことは無いが、何があるか判らないので下半身のみ裸になる。

化粧台の鏡を見ると そのバカげた格好がなんとも可笑しく 上半身は服を着て 下半身丸出し。

No.252 13/12/08 20:01
夜の魔術師 ( 30代 ♂ TcKGh )

笑いすぎて如意棒が萎えると プリンちゃんは やや膨れっ面になり

「もう~ (>_<) 浩之さん!」
プリンちゃんが口にくわえ 高速フェラ。即、回復した。

「プリンちゃん そんなに激しくした 口の中で出てしまうよ」

口と手のコンビネーション。このまま射精してしまうか?と思った時に

「ダメよ 浩之さん。もう少しこらえて 新聞轢いたとこに横になって」

ズボンも充て 横になると プリンちゃんが跨る。ヌプッとした感じで入り プリンちゃんが腰を振る。

仰向けになり プリンちゃんの感じている顔を見ながら

「プリンちゃん 途中でごめん 初めてのハメ撮り いいかな?」

彼女はAV女優になったみたいと言いつつも 嫌いじゃなく 自ら表情を作ってくれた。

俺が下から突くと ダメっと小さくつぶやき 俺にもたれ掛かり 絶頂を迎えた。

No.253 13/12/09 13:49
夜の魔術師 ( 30代 ♂ TcKGh )

彼女を抱き抱え乳房を激しく吸いつく 意図的にキスマークを付けたいからする。

便座付近にある身障者用のステンレスの手すりに両手を
お尻をこちらに向け 後ろからゆっくりと挿入 半分までじらしながら入れ あとは、一気に突く。

彼女が足を内股にする度に締まる。

「プリンちゃん 意識して締めてるの? そんなにしたら出ちゃうよ」


「浩之さん そうじゃないの もう意識も飛びそうだし 足が震え踏ん張るから 自然と・・・ でも、いいよ。いっぱい中で出して」

ラストスパート 思いっきり突いたと同時に 発射してしまった。
数秒そのままで 2人共息が上がり ゆっくりと如意棒を抜けば、ドロッとした物が出てきた。

プリンちゃんの秘部を拭いてあげて 俺もトランクスとズボンを履く。

「今 何時かな? 浩之さんは満足してくれたかな? 私は大満足。ベッドの上も良いけど 初めてこんなとこでするのもエキサイティングだよね」

プリンちゃんが微笑む。その微笑みが愛おしく 抱きしめたまま ずっと固まった。

携帯を開くとPM18時半 思った以上に時間の経過が早く感じた。

「この中に1時間もいるんだね。1人なら 用を済ませたら さっさと出るけど こんな場所のエッチも プリンちゃんも言ったけど 興奮するよね」

No.254 13/12/10 08:16
夜の魔術師 ( 30代 ♂ TcKGh )

まだまだ時間に余裕があるとはいえ駅に向かう。

身支度(笑)を済ませ 出ようかとした時 プリンちゃんが俺の手を引っ張る。
「浩之さん 駅に着いたらお母さん達が来てるかもしれない それに人だって沢山いるだろうから ここでもう一度熱いキスして」

キスも行為も、いっぱいやったけど 女性からしてみれば性欲じゃない哀愁のキスといったところだろうか?

女性は哀愁でも、俺は・・・キスをしているとどうしても 手が・・・プリンちゃんの秘部に行ってしまう。
だからと言って プリンちゃんは拒否する事無く 俺の好きな様に触らせてくれる。

満足するキスをし 扉を横にスライドさせれば 真っ暗な夜。 まだ 19時前だというのに

手を繋ぎ 在来線に乗る為 駅に向かい 俺もプリンちゃんも楽しかった2日間の余韻を楽しんでいた。

1月2日 帰省先に向かうのか?あるいは帰ってきたのか? そこそこ人はいる。切符を買おうと財布を出すと・・・

「あれ? なんで?」

プリンちゃんが俺の顔を覗き込む。

「どうしたの?浩之さん。私 出すよ」

確か まだ三万円入っていたはず。次の給与までなんとか繋げると安心していたのに・・・五千円札が3枚って・・・

「可笑しいな 三万円あるからと 安心していたのに ヤバいなぁ・・・」

「浩之さん ホテル代やコンビニ 食事にデザートの時 たくさん使ったから 勘違いしたの? 私 貸そうか? 私が帰ってから苦しくなるなら 今ここで貸しても同じだけど・・・」

No.255 13/12/11 16:23
夜の魔術師 ( 30代 ♂ TcKGh )

帰省する前に お局様から注意を受けていたにも関わらず 借りてしまった。
この時は、俺から貸してくれと言った訳じゃない 邪心が芽生える。

しかし、そこはやはり本音では無くありがとうとごめんねを伝えた。毎年 会うと借りる 早く脱却したいが腐った俺の心と慣れが体中に蔓延していた。

だからだろうか?いつものお金を貸す時のプリンちゃんじゃない様に見え 何を喋れば良いのか?電車が来るまで2人共無言だった。

この気まずい雰囲気を打破したのはプリンちゃんからの一言。
「自分で1日休みが延びた事を言って無い私が言うのも変だけど やっぱりこうして見送られるのは 何回経験しても寂しい。 浩之さんともっと居たかった。信じてね 本心だよ」

プリンちゃんの髪を優しく撫でて 俺も頷く。
「何時になったら 一緒に住めるのかな? こんな生活 男として情けないよ」

愚痴が先に出てしまうと

「浩之さんが単身赴任してると思えば気も晴れるよ。だから 落ち込まないで」

2人の握る手に力が入る。
来年こそは、なんとか今よりは いい感じなればと・・・

No.256 13/12/14 16:59
夜の魔術師 ( 30代 ♂ TcKGh )

プリンちゃんを見送る駅に到着した時には、19時半を回り 駅構内はそんなに思ったほど混雑してはいなかった。

彼女の家族が迎えに来るまで お土産を買ったり 施設内を散策して時間を潰す。

「あ~ぁ また一年間 辛抱しないといけないんだ。」
プリンちゃん自身が発した言葉 とっさに気まずくなると感じたのだろう

「ごめん 浩之さんも辛いはずなのに 本当にごめんなさい」

この事で 決してプリンちゃんを責めようとは思わない。
ただ、あのリストラさえ無かったら 今頃はプリンちゃんを妻に迎え 一緒に住んでいたのだろうと悲観はあった。

「プリンちゃん 俺さ まだあのパンの事覚えているよ。もう3年も経つけどさ 涙を潤ませながら新幹線の中で食べたあのパン。あれは、どんな事があっても忘れない」

「そっかぁ もう3年も前の事なんだね。だけど 今の浩之さんは働いている。ハローワーク通いをして苦しんでいた事は、もう昔の話だよ」

その言葉を言い終わった丁度その時 プリンちゃんの携帯に着信音が鳴る。


「あと20分で着くって。じゃあ 待ち合わせの場所に移動しようか・・・」

No.257 13/12/14 18:36
夜の魔術師 ( 30代 ♂ TcKGh )

手を繋ぎ うつむきながら歩く2人に会話は無かった。せめて後 半日いや!数時間で良い 1月2日が!時の刻みが止まってくれたら・・・

プリンちゃんを家族が待つ 駅前のロータリーが近づく。


俺は繋いでいた手を引っ張り 柱の影に隠れ プリンちゃんにキスをした。この時ばかりは、パンティーの中に手を入れたいや胸を揉みたい等の邪な考えではなく また来年元気で会おうね。気をつけて帰宅してね の思いが強かった。

軽くキスし 離れた瞬間プリンちゃんが両手で俺の顔を挟み 再度 キスをしてきた。21時にもなれば さすがに人もまばら

例え 人が居たとしても 俺かプリンちゃんのどちらかがキスをしていただろう。

彼女の迎えに来た車を見つける。そして 家族が俺達2人を見つける。

「今回は休みが急に変更になって あなたもスケジュール大変だったでしょう。 でも、プリンは、あなたに会うのを本当に楽しみにしていたのよ」

彼女の母親が俺に微笑む。
お父さんとは、ちょっと顔を合わせにくかったが、新年の挨拶は、やはりきちんとして 良いイメージを持って貰いたく 俺自身を鼓舞した。

「あけましておめでとうございます。何時も何時 こちらにばかり来て頂いて 恐縮です。今度は、こちらがプリンちゃんの実家へ行ける様に努力します」

プリンちゃんのお父さんは「待っているからね」と言葉短くではあったが、笑顔が本心だと思う様にした。

「じゃあ 浩之さん。もう浩之さんもお母さん達のとこに戻らないと 着いちゃう時は23時になってしまうよ。心配だから 気をつけて帰宅してね」

俺は、プリンちゃんが乗った車がロータリーを離れるまで見送った。

帰宅途中の在来線の中で どうして楽しい時間は早く過ぎ 辛い時間は長く感じるのか・・・考えても仕方が無い事なんだが・・・

No.258 13/12/14 20:54
夜の魔術師 ( 30代 ♂ TcKGh )

電車の中で今回携帯で撮影した物を見ると 毎年 1回で撮る量が確実に増えていた。

エッチなモノもだけど 2人で並んで写しているモノも多く 我ながらベストショットと思えるでき。

急行列車が心地よい揺れ 眠気を誘うが、俺が降りようとする駅から先に行った事がない。不足の事態だけは避けなければと 到着するまで耐えた。

駅に到着し 改札口を出る。俺と二十歳前後だろうか?若い女性が降りただけで タクシーすら客待ちしていない静けさであった。

正月休みで ただでさえ寂しい商店街をぬけ 帰路を急ぐ。

途中コンビニへ寄り お茶とサンドイッチを買い店を出る。
すぐ近くの神社が目に入ると
つい五時間前は、プリンちゃんと あそこのトイレで愛し合っていたのかとため息が出た。

深夜に近づくにつれ 寒さも夕方とは比べものにならないほど強烈に

実家に戻った時 俺の体はすっかり冷え切っていた。

No.259 13/12/15 17:57
夜の魔術師 ( 30代 ♂ TcKGh )

帰宅すれば、母が起きて待っていた。

「夕飯は?食べて来ないかもしれないといけないから 作ってはいたけど 食べる?」

平素なら帰宅しても誰もいない部屋でテレビを見ながら 味を堪能するってよりは空腹を満たすだけ

なのに 誰かが料理を作って 且つ部屋が温かい。独身なら誰でも求める安堵であろう。

プリンちゃんに無事実家に帰宅した事をメールする。彼女からは一時間弱で帰宅できそうと返信があり 今度は俺が安心。

1年に1度のビッグイベント なんとか2日間平穏に迎え ゆっくりと元旦 2日を再度振り返る。

部屋の中で充電していると 近藤から電話しないか?とメールが入る。楽しかった2日間 やつには、申し訳ないが、存在すら頭に浮かばなかった(笑)

かなり遅めの食事を済ませ 準備ができた事をメールした瞬間に俺の携帯が鳴る。

「年末年始 元気にしていたか?食べ過ぎて太っていないよな?」

「近藤 お前にだけは、太ったなんて言われたくないぜ。数時間前にプリンちゃんを見送ったとこだよ。お前 どんな年末年始だった?」

彼の声のトーンを聞けば おおよそ想像はできるが、きっとスルーすれば 催促してくるだろう。ゆえに こちらから話題をふってあげる 友達思いの俺であった(笑)

No.260 13/12/15 18:44
夜の魔術師 ( 30代 ♂ TcKGh )

「相変わらず GREE熟の部屋に入り浸りだったのか? 年末に会わせてもらって お前が彼女にハマる理由が判ったよ。あれだけ プリティーだと 一緒に街を歩いても自慢できるからね」

きっと 携帯の向こうでは、にやけた近藤が居るのだろう。

「お前がプリンちゃんと付き合い始めて ほぼ同時だったから 俺もGREE熟も4回目の年末年始を2人で迎えたよ。テレビ見て 年越しそば食べて 普通にエッチして」

俺とプリンちゃん同様 アイツ等も部屋の中でイチャイチャし 近藤がGREE熟に除夜の鐘を突いたと想像すると 下手なエロDVDより 十分に興奮する。

「浩之の方は、楽しめたか?お前も、俺と同じでスケベだから 何にも無かったなんて言わないよな?」

元旦 2日の事を話すと「写メは?写メ撮っただろうな?」と食いついてくる。

「あぁ お前の想像通りだよ。プリンちゃんと今までに無い絶頂だった。官能小説でも書いたら 間違いなく大ヒットだぜ」 
「浩之 GREE熟が大切だから浮気する気持ちは無いけど 正直お前が羨ましい 写メ見せて貰えるか?」

お局由美様の警告じゃないけど
「近藤 なんかな!2人のエッチを誰かに見せるってさ プリンちゃんに対して裏切り行為かな?なんて改心してさ」

俺がまったく違う答えを出したから 奴は絶句し

「プリンちゃんに対しては裏切りかもしれない だけど俺と浩之の仲だぜ 何も携帯に転送してくれなんて言わん 会った時でいい 1度だけ もう1度見せろとか言わないし 博子ちゃんやゆきえちゃんにも内緒にしてるから 頼むよ」

No.261 13/12/17 06:55
夜の魔術師 ( 30代 ♂ TcKGh )

彼の頑なに貫くエロへの執念が勝ったとでも 言うべきだろうか?(押し問答しても コイツは下がらないだろうと根負け)
プリンちゃんに確認し 彼女の承諾を得たら 戻った時に見せるって事で強制的に納得させた。


「浩之 唐突だけどさ それだけ長い間遠距離恋愛していて喧嘩になった事無いのか? 俺の方は相手が大人だからな 相手が一歩下がってくれる」


「無くは無いよ。事実 去年当たりから小競り合いみたいなモノは、記憶にあるだけで5回はあるし 一方的にあちらから何かを言うパターンが、多いけどな。 近藤に前から聞きたかったけど GREE熟って実際何歳なの?」

惜しげも無く あっさりと
「53歳」の返事が

「見えないね 40代半ばって言っても通ると思う。一回り以上離れて 先の不安とか無いのか?」

この答えにも
「無いね。寧ろあっちの方が不安なんじゃないのかな?半年に1回 好きな人や別れたいと思ったら 黙って目の前から消えるのだけは止めて欲しい 決してすがったり 泣きついたりしないとまで言われたから」

No.262 13/12/17 19:54
夜の魔術師 ( 30代 ♂ TcKGh )

俺の付き合った女性達 黙りでいなくなったのは、幸いにもいない。きっととてつもないダメージが残るのだろう・・・

近藤の彼女も年齢から来る 1人になった時の寂しさを容易に想像できるからこその台詞なのだろう

話を続けていたら 1時近く。いくら 正月休みとはいえ 睡魔には勝てず、一応 彼にも断りを入れて電話を切った。

その直後に母から布団の用意ができたからいつでも寝れる事を告げられる。

「お母さん 明日起きたら昼近くだと思う。昼ご飯は、家で食べて 2時には此処を出るからね」

俺の1月2日が布団に入る事で まもなく終わろうとしていた。

No.263 13/12/19 07:16
夜の魔術師 ( 30代 ♂ TcKGh )

心地よい布団の温もりの中 携帯が鳴っている。何時もの癖で 無意識にアラームを懸けたのだろう もう一眠りと思っているのに 何時までも止まないアラーム。

携帯を見ればアラームじゃなく着信。プリンちゃんからの着信だった。

「こんにちは~浩之。朝 メールしたけど返事が無いから電話したよ。実家だと安心して寝れたのかな?我が家は、これから親戚回り もう面倒くさいよ」

こんにちは?携帯を耳から離し 時間を確認すると12時半を過ぎていた。

「プリンちゃん まったくもって爆睡だったよ。しかも、プリンちゃんからの電話が無かったら 昼は何時に起きたか?判らない。近藤と深夜まで携帯で話していて 後半の話しは良く覚えていないよ」
「寝坊して 新幹線に乗り遅れたら大変だもの 浩之さんが起きて良かった。新幹線は何時の?」

頭が、稼働しきれて無いのだろう チケットを慌てて確認した。

「夕方の4時ジャストだね。今から昼ご飯を食べて 2時ちょいには出発したい。駅に着いたらお土産も買う時間も確保しようと思うから」

電話の最中に母から昼ご飯が出来ているからと 声が掛かる。

「プリンちゃん 昼ご飯が出来たって連絡があったからさ 今から食べてくるよ。新幹線に乗る直前とアパートに着いてからとメールするからね。それとさ・・・プリンちゃんにお願いがあるんだ。実は、近藤と互いのパートナー 初エッチの話題になって 奴がどうしても写メを1度だけで良いから 見せて欲しいって・・・」

沈黙が続いた。

「絶対に転送はダメ 見せるのは1度きり 浩之さんも交換条件として 近藤さんの彼女の写メを見せてもらう その感想を私にメールする。どう? この条件で」

No.264 13/12/19 19:21
夜の魔術師 ( 30代 ♂ TcKGh )

俺にとって不服の無い好条件。近藤にNOを言わせない プリンちゃんらしからぬ作戦だ。

リビングに移動すれば 母渾身の料理がテーブルに並んでいる。

テレビを見ていると Uタンラッシュは四日から それを横目に食べる。ひたすら食べる。

この手料理も、また次の年末年始までのお楽しみ

誰かが、自分の為に料理を作ってくれる。俺にも そんな安らぎが本当に来るのだろうか?

プリンちゃんに今から出発するよとメール。家族にも挨拶を済ませると 子供2人が妹と駅まで見送りに来てくれた。

「お兄ちゃん 私、プリンちゃんの言動が気になってさ 本当に休みが1日延びた事を言いづらかっただけなのかな?」

俺の方も完全に払拭出来た訳じゃなかったが、まさか妹に プリンちゃんを駅まで送る途中でエッチしたなんて言えず

「まぁ 俺は、プリンちゃんの言葉 まんまに受け止めるよ。遠距離恋愛って 互いの信頼が崩れた時 終焉を迎えるからな」

妹は妹なりに 俺を心配してくれたのだろう。

No.265 13/12/20 08:10
夜の魔術師 ( 30代 ♂ TcKGh )

お土産を買い 新幹線に乗車。プリンちゃんに新幹線に乗った事をメール。
ついでに 近藤にも明日 予定が開いているかのメールもした。

列車内の暖房が眠気を呼ぶ。携帯にバイブ兼用でアラームを設定。年末年始 緊張の糸が切れたみたいに ハァ~とため息。気がつけば寝てしまっていた。

夢の中では、プリンちゃんや博子ちゃん ゆきえちゃんにGREE熟達に囲まれながら 高笑いしている俺。
どうしてみんな裸なんだろう?1人1人の胸を揉みながら笑う俺。
そんな時 誰かが俺の体を揺する。誰だ こんなハーレムを邪魔するのは!!
薄目を開けると車掌が「切符を拝見できますか?」
ハーフコートのポケットから切符を出し確認して貰う・
内心 もう少し後に検閲してくれたら 夢の中に出て来た人達と ひょっとしたら如意棒大活躍のシーンがあったのかも・・・

あと30分ほどで駅に到着。携帯を見ればプリンちゃんからの返信は無し
今日は親戚回りするって言ってたから忙しいのかな?

近藤からのリターンメールは確実に来るのは分かっていた。
短文でOKのみ 明日 彼はどんな表情を浮かべるのか楽しみだ。

こちらに戻って来てまず思う事。寒い 夜の8時近くだからとはいえ 実家のある場所と此方では2℃ほどの違いがあるのやも?なんて考えながら駅の改札口を出た。

No.266 13/12/20 20:46
夜の魔術師 ( 30代 ♂ TcKGh )

在来線を乗り換え幸運にもバスがすぐ来て 繋がりがスムーズに

3日前に出発した 寒く寂しい部屋に帰ってきた。
夕飯の時間にしては21時ってのは やや遅い。しかし、健康優良児である俺の腹は、腹を鳴らす事で抗う
3日の夜 明日ならまだしも 三が日に店が早く閉まるのは想定している。
しかたなく コンビニでおでんとおにぎりを買い帰宅する。

空腹を満たし 風呂に入って寝ようか? このまま寝ようか? と考えていた時にプリンちゃんから 電話がかかってきた。


「浩之さん まだ起きてた?私は、さっき帰ってきたとこだよ。せっかく休みが1日あったのに 台無しだよ。 やっぱり浩之さんに休みが延びたのを黙ってた罰が当たったのかな・・・」


眠気が来ていたが、浩之 ここが男の見せ所だ! 目を覚ませ!

「プリンちゃん 罰とかじゃなくてさ 運が悪かったんだよ。 お父さん お母さんにしてみれば せっかくの休みだから親族の挨拶をとでも思ったのかな?」

No.267 13/12/21 16:20
夜の魔術師 ( 30代 ♂ TcKGh )

俺の発言に気を許してくれたのだろう

「そう言って貰えれば 明日の仕事も頑張れるよ。浩之さんから 送って貰った写メを改めて見ると 自分自身で恥ずかしさと興奮を覚えるよ。特に騎乗位なんて 私の顔 乱れてる~」


「プリンちゃんを見送って データフォルダーをゆっくりと確認してないから 後で楽しみに見てみるよ。プリンちゃん電話10分くらいしか話して無いけど 実は睡魔がかなり来ていて・・・眠ってもいいかな?」

彼女が笑いながら電話を切ったと思う。実のところ 即座に寝てしまい記憶が曖昧。

そのまま朝になり プリンちゃんからは、おはよう行ってきますのメール 博子ちゃんとゆきえちゃんからは、あけおめの返信。そして 近藤からは 夕方に焼き肉屋へ集合メール。

正月休みラストの日 軽く部屋の掃除をして のんびりしていたら 近藤と待ち合わせる時間になった。

「浩之 あけおめ。例の物は持ってきただろうな!」


「近藤 お前ドラマの見すぎだろう?例の物って何だよ(笑) 確かに他人に進んで見せるものじゃないけど 俺達は薬や密輸の売人じゃないんだから 普通に話そうぜ。それよりも 奢るって言ったから 俺 本当に数百円しか持ってきてないぜ」

「当たったんだよ。こんな俺でもよ! 浩之」

まさか!1億?

「近藤 いや近藤様 1億で御座いますか?


「そんな訳無いだろう 10万だよ。だから 去年 結構奢ってくれた 浩之に焼き肉でもと思って ところで早速だけど プリンちゃんの見せてくれよ」

No.268 13/12/22 18:38
夜の魔術師 ( 30代 ♂ TcKGh )

テーブルには、毎度の事ながらカルビやロース ホルモンが並ぶ。彼に携帯を渡し プリンちゃんとの秘め事を見せる。

プリンちゃんに許可は得ているとはいえ やはり自分の彼女の裸を第三者が見るって事に違和感があった。

「うむ~ 浩之。よもやこれほどまでとは思わなかった。パンスト越しのM字もいいし 下からのアングルもなかなか でも俺がベストショットを決めるなら 騎乗位か?下からプリンちゃんのイク顔 喘ぎ顔がナイスだね」


何十枚もある中から それを選ぶキミのスケベ心にも恐れ入るよ。


「それは帰る間際のだな。深夜 ホテルの自販機コーナーでエッチをした時 あの時は誰か来るのではとドキドキしたぜ。実際に 少ししてから熟年カップルが来たけど プリンちゃんの喘ぎ声が大きくなるし 濡れ方も大量の愛液が出てさ・・・」

「俺が選んだベストショットはどこで撮った?帰り際って言ったけど ラブホに寄ったのか?」


「実は、2日目の朝にプリンちゃんが発情し 親友と食事をしていた時 トイレからなかなか出て来なかったから 親友と2人で心配していた時 出てきて 大丈夫心配ないよしか言わなくて 後から聞いたらオナニーしてたって それを聞いた俺がムラムラッと 帰りに神社のトイレで・・・」


近藤が頷きながら聞いている。何に対して頷いているのか 俺には不明だが

「プリンちゃんのコート下の裸体も捨てがたい 浩之 うらやましいぜ 気持ちの良い正月を迎えたんだな」

No.269 13/12/23 19:17
夜の魔術師 ( 30代 ♂ TcKGh )

奴の気持ちいいは、精神心的なものを指しているのだろうか?肉体的なものだろうか?

「何回も会ってはいるけど 確かに変わった場所でのエッチ 興奮はしたよ。プリンちゃんにせがまれて 彼女単体でアソコやバストアップしてシーンを携帯のカメラで撮った事はあるが、ハメ撮りは初めてだった。だから 要領も判らないままの撮影だったよ」


「愛液がさ これだけ上手く撮れてるのも そうそうないぜ 俺のGREE熟だって 綺麗に撮れるかどうか・・・」


俺達の会話を仮に女性のお客が聞いたら きっと男と付き合う事を躊躇してしまうだろう。

「近藤 満足したんだろう?次は俺にも見せてくれよ。プリンちゃんに感想を言わないといけないし」


近藤が不適な笑みを浮かべた。

「浩之くん モーマンタイだよ」


「なぁ 近藤 普通に喋ってくれないか?なんだその モーマンタイって?」


「シャレが通じないねぇ 問題無いって事だよ。気に入ったのがあったら一枚送信してやるよ。ただし 顔無しのな」


彼の携帯を貰い見てみると 実に綺麗に整理され いかにもプロって感じのデーター管理だ。
感心しながら 見ていると あの美熟女が こんな格好するのだろうか?と ただ ただ驚くばかり

No.270 13/12/25 08:12
夜の魔術師 ( 30代 ♂ TcKGh )

実際に会わせて貰ったから 余計に写メの中と実物のギャップが・・・

「何回見ても お前のGREE熟 麻木久仁子に似ているよな。本人も意識しているのか?」

次の近藤が吐く台詞にびっくりもした。

「俺から 言わせたら元旦那はバカだぜ!これだけ綺麗な熟女 そうはいないのに 浩之が言った麻木久仁子は、本人からも聞いた事があるな。写メの中の彼女 淫乱とまでは行かなくとも かなりエロいだろう」


年の差のギャップが会話で支障をきたさないのだろうか?
エロ写メをみながら つい他の事も考えてしまう。

俺は、似たポーズやアングルが一緒の写メが多いが、彼の場合 GREE熟の素材を引き出している。ある種 プロのカメラマンなのだろう。


千差万別 色んなスタイルのエロ写があった。そんなエロ写メの中でも 近藤お気に入りは、こたつの中から見たパンチラとカッターシャツを着せて写したモノ。

俺も確かに コタツの中のパンチラには興奮した。ほのかな明かりの向こうに見える 一見無防備にも見える写メ。


これをぜひと やつにねだってみた。
思った抵抗もなく 2枚くれた。

No.271 13/12/25 19:25
夜の魔術師 ( 30代 ♂ TcKGh )

「近藤 お前は、多分だけど 365日繁殖期だよな? GREE熟は拒否した事は無いのか? 女性って男と比べたらデリケートだろう 今日はしたくない 勘弁してよ!って時があってもいいはずなのに」


「浩之 お前なぁ!俺は性のプランクトンか?無限に繁殖でもすると? 俺だって気分が乗らない時はあるさ それは、相手も同じ。付き合い始めは、俺が求めるがままだったけどな そんなお前はプリンちゃんとは、どうなんだよ その辺が聞きたいね」

俺は、思ったままを話した。

「プリンちゃん ある意味 俺よりもスケベだからな。ましてや1年に1回しか会えないから 日常のパンチラ写メもくれるけど・・・気になる事といえば 電話の回数 話す時間が短くなった事かな?」

「おい! まさか別れる前兆じゃないよな?浩之 お前の泣いているとこ 俺は見たくないぜ」

No.272 13/12/27 07:53
夜の魔術師 ( 30代 ♂ TcKGh )

彼の言葉が突き刺さる。これが、仮に同じ会社の男性から言われたとしても、差ほど気にもしないだろう。


しかし、彼とは親友であり ましてやそれぞれの女性と交際を始めた時期も近い。


俺は、彼の言葉に強く否定したが、実は・・・恋愛の熱が冷めてきているのを実感していた。

「泣き顔を見せないように努力しないとな。俺も、お前みたいに会えたい時に会える距離だったらとつくづく思う。毎回 会う度に時間に縛られて・・・」

プリンちゃんとの交際で 彼に愚痴をこぼしたのは、これが初めてかもしれない。


「なぁ 浩之。お前 もしもしプリンちゃんとダメになったら 次は年上と付き合う気はあるか?」

今 目の前の事が必死なのに先の事は判らない だけど 本音は、遠距離恋愛はもういい 次に恋愛が始まるなら 時間に縛られない恋愛をしてみたい。

No.273 13/12/27 19:12
夜の魔術師 ( 30代 ♂ TcKGh )

新年早々ブルーな気持ちになってしまった。
それを察してくれたのだろう 彼は彼なりに笑い話をして なんとか場を作ろうとしていた。
「そう言えばさ ゆきえちゃん 年の差がかなりあった彼氏と別れたって 博子ちゃんも不倫から解放され 4人の中で 恋愛戦線が上手く 行っているのは、浩之と俺だけになったな」


自虐的に 俺もプリンちゃんと何時どうなるか判らないと発言すれば、奴が余計に励ましてくれる。


「近藤 GREE熟と結婚なんて考えているのかな?」

奴がしばらく沈黙する。


「最初はさ エッチが出来ればそれで良かった。だけど あまりにも彼女が献身的だから 俺も・・・何時しか 情だけじゃないかが芽生えてな・・・半同棲みたいになり 式は挙げなくても 入籍するのも有りかな?って思っている」


おちゃらけている彼の本音を聞き 俺は何をやっているんだ!五年近くもダラダラとプリンちゃんを待たせてしまい・・・

No.274 13/12/28 13:54
夜の魔術師 ( 30代 ♂ TcKGh )

俺は何時から卑屈な気持ちを抱くのだろう?
プリンちゃんと付き合い始めた2年は、こんな 感じでは無かったと思う。


「浩之 考えすぎるなよ。なんか別れる前って気分が漂ってるぜ。今年 帰省した時には、プリンちゃんと何回もエッチしたんだろう?だったら大丈夫だよ。彼女にも愛情があるから写メまで撮らせてくれたのだから」

彼の励みを受けながら 肉を食べに食べた。

店を出て 俺は独り言をつぶやく

「今度は、4人で焼き肉したいな 博子ちゃんとゆきえちゃんの話をゆっくり聞いて」

小さい声で言ったつもりが 彼にも聞こえて 頷いてくれた。

帰宅して 明日の初出勤に備えるねとプリンちゃんにメールして就寝した。

翌朝 プリンちゃんからは元気なメールが来ていた。彼女にしてみれば 普通のメールだったかもしれない

「浩之さん おはよう~私も焼き肉連れて行ってよ ずるいよ2人だけで 夜に近藤さんの彼女の写メ 感想聞かせてね」

これだけのメールなのに 俺は何をビクついている。根拠の無い不安を抱えながら出勤した。

No.275 13/12/30 15:00
夜の魔術師 ( 30代 ♂ TcKGh )

同じ部署の人達用にお土産 それとは別に相談に乗ってくれた由美さんへのお土産を持って会社へ到着する。

「やぁ 浩之さん。新年明けましておめでとう 今年は、昨年にも増して仲良くしてね。帰省楽しかった?」

連休でだるい人もいる中 テンション高めの由美さんがスキップしながらやってきた。

何か楽しい事でもあったのだろうか?それを見ているだけで こちらも笑顔になる。不思議な人だ。

「明けましておめでとうございます。どうしたの由美さん?なんかウキウキして見えるよ。
帰省は、それなりに楽しめたよ これ 由美さんにお土産ね。年末話を聞いて貰ったから」

由美さんの笑顔が更にアップした。

「申し訳ないね。そんなつもりは、まったくなかったのに 帰宅してありがたく食べさせてもらうね。あのさ~どうだった?彼女」

俺とプリンちゃんの仲を心配?
「うん 出始めは緊張もあったのだろうけど 仲よく出来たよ」

由美さんが首をかしげる。

「浩之さん やっぱりキミは少し天然が入っているのかな?出発前にあれだけ話したじゃない 私が聞きたいのは・・・エッチ系だよ。それしかないじゃん」


なるほど 微笑みの半分は、それが理由だったのか・・・

No.276 13/12/31 14:45
夜の魔術師 ( 30代 ♂ TcKGh )

居酒屋なら まだ話しも進むが、さすがに会社ではね・・・まして 俺とお局様がヒソヒソ話しているのを誰かが見て 良からぬ話が広がっても・・・

「由美さん 会社でエロ話ってのは不味くない?しらふで話せない事も無いけどさ・・・俺にも恥じらいがあって」

由美さんが 爆笑する。そんなに可笑しい事を言ったかな?

「何が恥じらいだよ~私もキミも、スケベなくせに。ヨシっ!2人で新年会だ。先輩である私が奢るよ。その時に話すってのはどうかな?」

まさか女性から誘いを受け それも奢って貰えるのを拒否したら 今後 会社で何を言われるか・・・ちょっぴり打算的になりながらもOKをした。

初仕事 他は暇だと言いつつ なぜか?俺のとこだけは激務。今日の夕方に新年会があるのすら忘れ 仕事が落ち着いた時は、すでに退社30分前だった。
由美さんからのメールが来ていて 会社から少し離れた場所を指定され 先に行って席を確保してくれとの内容。

俺は、自分で場所を決めたなら 電話予約しておけばいいじゃんと思いながらも、ちょっとお洒落な(正確に言うと やや高そうな)店に到着した。

No.277 14/01/02 15:34
夜の魔術師 ( 30代 ♂ TcKGh )

店の前で待っていると 清掃をしていた従業員から 当店のお客様でしょうか?と話しかけられ 中でお待ちに・・・

何分 俺とはまったく釣り合いのとれない店だけに躊躇があったが、寒さには勝てず 予約をしていた由美さんの名前を出したら 席へ案内された。

「こんな店とてもじゃないが、俺では思いつかないよ。メニューを見れば ファミレス慣れしていた俺には別世界。質より量の俺で満腹になるんだろうか?」なんて独り言を言いながら待っていると 由美さん登場。

「ごめんね 今日の後半 異常なまでに忙しくなかった? パソコンに入力するだけで戸惑ってしまったよ。キミの方も大変だったみたいだね」


まだ、着席もしてないのに 途切れの無い話しに苦笑した。

「年末はともかく 初仕事でここまで忙しいのは この会社に来てからは初めて。由美さん まぁ まずは着席してさ 何か飲もう」

奢りとはいえ マナーは必要だからな・・・このメニューの中で なるべく由美さんに負担をかけない金額の料理って・・・」

メニューを手に取り無言の由美さんが先に口を開く。

No.278 14/01/02 16:30
夜の魔術師 ( 30代 ♂ TcKGh )

「あのさ~私の方で勝手に決めさせて貰ったんだけど・・・別に何か頼む?キミが、きっと沢山食べるだろうと予測したからさ 2時間のしゃぶしゃぶ食べ放題 ドリンク飲み放題にしたんだけど まずかった?」

俺の耳が正常なら 今、由美さんはしゃぶしゃぶと言ったよな? マジか?

「由美さん しゃぶしゃぶって言ったよね?しゃぶしゃぶってあのしゃぶしゃぶ?」

熟女特有の手を叩きながら笑う。その光景が目の前にあった。

「キミが、言うしゃぶしゃぶを聞かせてよ。私が知る限りしゃぶしゃぶは1つなんだけどね。本当に面白いね キミは」

しばらく貧乏人だった俺には(今でも貧乏は変わらないが)誕生日のプレゼントかと思うサプライズ。

さりげなく メニューに目を通せば 1人5000円。マジすっか? 1回の外食で 1人にかかるお金が5000円って・・・

人生を振り返っても1度か2度程度。

「あの~由美さん 何時もこんな感じの店に来るの?俺はどうしても場違いな人間に見えて」

「恐縮する事ないよ。浩之さんのそんなとこが初々しいね。会社の女子会で月1程度に使うかな? ちゃんと食事も出来る それでいて 見ようによってはショットバーのお洒落な飲み物もある。ところで 浩之さん何を飲む?私は酎ハイ」

そのしゃべり方 大人の女を十分に漂わせていた。
アルコールは、そんなに強くないけど 烏龍茶を頼んで 片方だけに酒を飲ませて 俺だけ飲まないってのも・・・(>_<)


「じゃあ 俺は、カンパリソーダを頼んで下さい」

別に酎ハイでも良かったが、せっかく食べたしゃぶしゃぶをリバースしては勿体ない。

ドリンクとしゃぶしゃぶを手際よく従業員の方が用意する。

「まずは、乾杯だね。この店には、私が先に来て待っているつもりだったんだよ。きっと キミはあたふたしていると思ってさ」

No.279 14/01/02 17:42
夜の魔術師 ( 30代 ♂ TcKGh )

心の中を見透かされている。 まったくもってその通りです。

「だってさ 由美さん。こんな大人が来るお店って 経験無いから 友人と忘年会で酒は飲んでも 大衆居酒屋しかないからね。今日は、お招き頂き感謝してます」

彼女の豪快な笑いに緊張をほぐされ 箸は肉を鍋の中でゆらゆらさせていた。

「ところでキミ 帰省先の話どうなった? 仕事をしつつも この私を興奮させるネタは有るのかな?」

由美さんに実際にあったままを話した。ニヤケる顔は黙って 俺の話を聞き続けた。

「ねぇ 浩之さん!私を喜ばそうと話を盛ってない?その手には乗らないよ。 可笑しいって 普通に考えてご覧よ。深夜とはいえさ ビジネスホテルの自販機コーナーや 神社のトイレでさ」

自分から話を振っておいて 俺を疑うなんて・・・どうしてくれようか!

「由美さん 奢って貰って言うのもなんだけど 由美さんから話題を振ったんだからね。疑うなんて 本当だと立証出来たらどうする? 由美さんのパンチラくれる?」」

「前に言ったけど 今キミに彼女が居るのだから パンチラはダメだよ。代わりにホッペに軽くチュウをしてあげよう。さぁ その立証できるというのを見せてくれ」

ここぞとばかりに携帯の写メを見せる。口が半開きで 由美さんが頬に手をあてる。

ほっぺたが紅潮しているのは、アルコールと興奮と両方だろと思った。

「レディースコミックより激しいね。いや~そっか そっか うんうん。紛れもない証拠だね。それにこのアングルは・・・彼女のよがり声が伝わってきそうだよ」

由美さんが選んだのは、俺と近藤がベストショットと言った 騎乗位の下からなアングル写メだった。

No.280 14/01/03 16:28
夜の魔術師 ( 30代 ♂ TcKGh )

スケベな人間ってのは、感覚も似てくるのだろうか? よもや由美さんまで この写メを選ぶのかと驚嘆 いや親近感を覚える。


「由美さん 感想とかどう?」
俺の言葉が聞こえているのか?肉を食べる由美さんが頭を立てに振る。

口の中でモゴモゴさせながらも
「まさか本当に写メがあるなんて いや~リアルなだけに興奮も倍だね。約束は約束だからね。フレンチキッスしてあげるよ 今年1年運が上がるよ あはははっ」

照れ隠しなんだろうか 写メを見た後の由美さん 喋る喋る。
それはそうと、とにかく今は、俺も由美さんも しゃぶしゃぶ→飲む→しゃぶしゃぶ→飲むの繰り返し。

散々エロ話しを済ませ お腹いっぱいに飲み食いする。
出てきたデザートを終え 外に出る。


「由美さん 今日は御馳走様でした。まさか しゃぶしゃぶが食べれるなんて思ってなくて」

彼女は、写メを見れた それで満足した。その時には、そんな程度にしか考えていなかった。

「浩之さんは、まだ時間ある?こんな時間だから 喫茶店にってわけいかないけど ファミレスで軽くお茶しない?」

思いがけない誘いに びっくりはしたが、まったく断ろうとも思わなかった。

No.281 14/01/03 20:25
夜の魔術師 ( 30代 ♂ TcKGh )

デニーズに向かう事になったのだが、俺は途中でプリンちゃんに今日は 新年会で帰りが遅くなるからとメールする。

リターンが即来たって事は、きっと電話を待っていたのだろう
まもなく21時になる。それからファミレスで話して帰宅すれば 確実に23時になると思っての配慮だった。


リターンが早い分「判った」の短文のみ。これも2年前だと考えられないほど 味気ない。

俺の考えがまんま 顔に出ていた? 由美さんがコートのポケットに両手を入れ 背中を丸めながら俺を見て

「なんかまずかった? しゃぶしゃぶだけの方が良かった? 考え事してますって顔してるよ」


心の中を見透かされた時の反応は、どうして微笑んでみたり おどけたりするのだろう。俺も、例外では無かった。

「ううん 由美さん心配ないよ。ただね 彼女に今日は電話が出来ないから 先に寝て良いよってメールしただけだから」


少し雑談をしながらデニーズに入った。 新年も四日目になれば、みな日常の生活に戻るのだろう かなりの席が空いていた。


「さぶっ 浩之さん 寒すぎない?手袋していても効果が有るのか 無いのか 温かいココアでも飲みたいよ」

「由美さん 俺の手 手袋してないけど温かいよ。カイロにしてみる?」


すかさず由美さんは、俺の両手を握ると

「温かい 気持ちいい なんで?なんでこんなに温かいの?」

握った両手はやがてほっぺた 彼女の両耳にあてられ(ここまでは予測出来たが)

次の瞬間 その手は由美さん自身の胸に

これは、俺も驚き声を出してしまった。

No.282 14/01/04 14:14
夜の魔術師 ( 30代 ♂ TcKGh )

「おわっ・・・」

目を大きく開く俺とは対照的に 由美さんは、澄ました顔をして


「夏が暑いと次に来る冬は寒いって言うけれど 本当なんだね。浩之さんの手は何時も温かいの?」

これがもし、計算で上の発言なら 俺が太刀打ちできる相手じゃない。相当したたかで 異性をコロッとその気にさせてしまう女だ。

何も無かったという事にして俺は空気を変えたくて先に会話をした。

「今夜は、由美さんと朝まで討論だね。まず 最初の議題は、中韓に対する防衛と日米の同盟についてで良いかな?」

由美さんがココアとケーキプリンのセットを口に運ぼうとした時 吹きかけた。


「あぶな~い 口に入れかけたケーキを口から出すとこだったよ。何それ?日米がどうしたって? キミは人を笑わせる事に対しては天才だね。まぁ その話を乗ってあげてもいいけどさ 出来れば私の話を聞いて貰えたらって・・・ね」


そのやや寂しげな表情と普段の顔を知っているがゆえ 目の前に座っている女性が由美さんでは無く 憧れのタレントに見えた。


「由美さん その表情 良い!実に良い。願いを聞いて貰えるなら 写メを撮って良いかな?お願いっ」

彼女はしょうがないとは言っても 2枚だけねと

なぜ 2枚なんだろう?

それはともかく 気分が変わらないうちに 微笑んでいるところを1枚 次にやや頭を横に傾けた感じのを1枚。


けっしてエッチな写メを撮らせて貰ったのでは無いが、嬉しかった。


No.283 14/01/04 14:59
夜の魔術師 ( 30代 ♂ TcKGh )

店内の暖房が心地よく リラックス出来るムードだった。

「今日は、本当に良いモノを見せて貰ったよ。キミは、不思議男性だね。食事をするのが、今日初めてなのに もう何度も飲み会をやってると錯覚させる。それほど 安心を与えてくれるよ。前にキミは言ったよね どうして結婚してないの?彼氏はいないのって」

「それは前に 周囲でそれを見続けて来たからって・・・由美さん 自分で教えてくれたよね」


何かを言いたそうな彼女。遮ってしまった悪いって気持ちもあり それ以上は閉口した。


「確かにそれも発言したけど 一番の大きな原因は、結婚寸前まで行った相手に暴力を振るわれてね。段々と日常化して 親と相談して警察に被害届を出して 以来男の人と親しくなっても またいずれ殴られる 蹴られるんじゃないかと 心の奥深く刻まれたモノはなかなか消えない。それが25歳の時だった」

口を挟んで良いのかタイミングを計りながら

「前に言った 20年以上も恋愛をしてないって・・・ん? すると今は、由美さん何歳?」

「私は、もう46歳だよ。何歳に見えた?」


働く女性は私生活が充実していれからか?はたまた 由美さんの日頃の手入れが良いから?とても 46歳には見えない。

「40は超えていると思っていたけど まさか46なんて思わなかった。よくいって42かな?と考えていたから これはお世辞じゃなくて 見たままを話しているんだけどね」


由美さんが軽くおじぎする。きっとありがとうの意味なんだろう。

No.284 14/01/04 18:59
夜の魔術師 ( 30代 ♂ TcKGh )

それにしても 女性に暴力を振るう男性が増えた事に憤慨だ。
記憶しているだけでも プリンちゃんの前の彼 近藤の彼女GREE熟の元旦那 そして目の前にいる由美さん。


「由美さん 俺ね!! 男がどんな理由があれとも 自分より力の劣る女性に手を挙げる人間は大嫌い。聞いてるだけでムカムカするよ。 側にいたら 代わりに俺がぶちのめしてやるよ」

「ありがとう キミは喧嘩が強いとか 格闘技やっていたとかの部類かな?」

まかせてと胸を叩き俺は、由美さんに言った。このミクルの小説 最初の方に書いてあるからと
無論 由美さんは何の事が判らず 俺の顔をみつめる(笑)


まぁ それはさて置いといて
人には人の歴史がある。
しかし、由美さんにこんな歴史があったとは・・・

2度と男性と付き合いたくないとまで思わせる暴行って・・・
知的に見えようが、いくら綺麗だろうが、まったくもって 話を聞くまでは、判らないものであった。

「由美さん なんで俺に話してくれたの?」

彼女は首を振った。

「私にも判らないよ。なぜって言われても 今夜は、そんな気分になったから いままで女子会ですら こんな話しは無かった。キミの安心させてくれるフェロモンが、そうさせたと言っておくよ」

No.285 14/01/05 00:56
夜の魔術師 ( 30代 ♂ TcKGh )

そう言って貰えるのならそうしておこう。だけどな~由美さんが46歳だったってのが、インパクトが大きすぎて 次にどんな話題を振ったらいいのやら・・・

「由美さん 今日初仕事だったよね。それでまた明日 土曜 日曜と連休。どうせなら 7日の月曜日から仕事始めにしてくれたら良かったのにね。そしたら もっとゆっくりできるのに」

俺が話題を変えようと流れを読んでくれたのだろう(こんな時 大人の女性は助かる)

「私は、キミと違い何処かに故郷があるって訳じゃないからね。地元の人間だし 友達だって家庭持ちだから 呼び出して何処かに行くって計画も無い。部屋でゴロゴロしてるだけだから そんなに休みは要らないかな? ちょっと話の途中だけど トイレに行ってくるね」


内心 まさか由美さんもオナニーか?と邪推してみた。目の前テーブルに携帯を置きっぱなし
他人の携帯ってなんでか秘密のおもちゃ箱に似て 好奇心がそそられる。
でも、由美さんが他の人に話した事も無い 事を俺に打ち明けてくれた。

それなのに 携帯を忘れていったとはいえ 由美さんを裏切る行為は出来なかった。しなかった。


俺は自分の携帯を改めて見た。内心 プリンちゃんから何かしらのメールが来てないかと思っていたが、残念な結果で 気をつけて帰って来てね のメールする無かった。

No.286 14/01/05 01:21
夜の魔術師 ( 30代 ♂ TcKGh )

トイレから戻ってきた由美さん       
「もう時間も22時を回っているし そろそろこの辺りでお開きにしよう。その前に もう1回あの写メを見せて」


携帯を開きデーターフォルダーのとこをクリックし 由美さんに渡す。


「なんか夢に出てきそう。浩之さんが遠距離恋愛じゃなく 側に彼女が居たら 冬休みは毎日・・・フッフッフ」


色んな意味を含んだ笑いだ。
このファミレスも、彼女の奢りになり 俺は今日1日 本当に御馳走になった感謝を伝え 2人で外へ出た。
店内が温かかったから余計に寒さを感じる。

「由美さん 俺バスだけど 地下鉄方向まで一緒に帰ろうよ。その間だけでも ボディーガードできるし」

「いいねぇ こんな男性が横にいたら まず絡まれる心配も無いし 心強いよ」

10分ほど歩くと地下鉄へ降りる入り口が見えて来た。改札口まで 送るつもりでいたから 2人で階段を降りた時

由美さんが立ち止まった。当然の事ながら 俺も立ち止まる。

「由美さんどうしたの? 辺りを見回して」

その発言をした時 キスが待っていた。しゃぶしゃぶを食べていた時 確かにキスの約束はあった。でも、それは軽いキスであり 頬にというはずだったのに・・・


驚いた俺を見て       
「あれ?写メ見せてくれた約束のキス 口じゃなかったかな?あ~ぁ 勘違いしていたよ。ゴメンゴメン ほっぺただったよね。 さっ 夜も遅くなったし キミも気をつけて帰るんだよ。 じゃあまた月曜日に」


しゃぶしゃぶを食べて外へ出た時までは覚えていたが、何にもないから 洒落だったと解釈していたのに

No.287 14/01/05 02:16
夜の魔術師 ( 30代 ♂ TcKGh )

数分間 地下鉄の階段で呆然としていた。プリンちゃんの時と違い 唇の感触を楽しむ余裕すら無くて

これ明日が出勤日だったらどうなっていただろう?由美さんの顔を直視出来ただろうか?疑問が頭に浮かんでは答えが無いまま脳内をさまよう。


バスに乗り部屋に着いた時には、大体予測した時間だった。プリンちゃんに帰宅した事をメール。


その後は着替えもせず 携帯を持ったまま寝てしまい 土曜日の朝を迎えた。朝 起きて プリンちゃんの仕事に行ってくるメール以外にも 一通来ていた。

由美さんからだった。

「昨日は、帰る直前にびっくりさせてごめんね。無事に帰宅出来たかな? 自分でアクションしておきながら 言うのも変だけど キスの件は、絶対に誰にも黙ってね。信じてるよ」

そのメールを何回も何回も読み返した。 ひょっとして由美さんは、俺と新年会をすると決めた時から・・・

色んなこじつけをして キスをしてあげると 由美さんにしたら 精一杯の行動だったのかな?


なんて思いながら デニーズで撮った写メを見ていた。

来週には給料が出るし そんなに切り詰めてやらなくても なんとかなるだろうと 脳天気な俺はゲオへ向かう。

適当にレンタルして店を出ようとした時に 偶然にもゆきえちゃんに会った。

「ゆきえちゃん ゲオで会うなんて初めてだね。住んでいるとこ この辺だった?」

防寒対策バッチリのファッションに身を包まれたゆきえちゃん

「昨年の秋に この区に引っ越してきたんだよ。前のとこは、TSUTAYAはあったけど それ以外不便だったから」

No.288 14/01/05 11:43
夜の魔術師 ( 30代 ♂ TcKGh )

ゆきえちゃんが何気なく 俺がレンタルした物を見る。何か言い訳がましく 黒い袋を見せる。


「ホラーとサスペンス物だよ。ゆきえちゃんは何を借りたの?」


別にやましい事は無いけど この時ばかりは、偶然にもアダルトを借りていなかった。

「私は、ガキ使いの笑ってはいけないシリーズだよ。あれは、何度見てもじわっとこみ上げてくる 笑いがすきだから。浩之さん 正常な男性なんだから AVを借りてても普通だよ。説明しなくても大丈夫 それに浩之さんも近藤さんもスケベなのは知っているから」


やはり 俺は顔に出てしまうのだろうな(笑)
喫茶店に入り 話をしようって事になった。
それぞれの年末年始を話し合う

「ゆきえちゃん 近藤から聞いたんだけどさ 年上の彼氏と別れたって・・・」


ゆきえちゃん言葉を探しているみたいだったが、最初に出た言葉が

「やっぱ年齢が離れすぎているとね。極端に物の考えが違うし 当然ながら価値観も違い過ぎる。休みの時は、手を繋いで何処かに出かけたいと思っても疲れた~疲れた~って」

俺とプリンちゃんに当てはまらないか 深く考えながら聞いていた。5コ程の年齢差ならなんとでもなるだろうが 12以上離れるとやはり厳しい。

当然ながら 今の俺とプリンちゃんにも当てはまる。


「浩之さん 話を強引にねじ曲げて悪いけどさ 博子ちゃんの事どう思っている? もう気づいているよね?彼女の思い」


どうって言われても なんて答えれば・・・

No.289 14/01/06 19:54
夜の魔術師 ( 30代 ♂ TcKGh )

俺が前会社に居る時には、何のモーションも無かった。最初は、まったく意識すら無かった事を伝えると

「浩之さん 過去がどうとか 以前がどうとかじゃないの!! 大切なのは今の気持ちじゃない それを言い訳ばかりしてさ 博子ちゃんも、きっと待っているんだから パクッと食べちゃいなよ」


プリンちゃんと付き合う前 フリーの状態の時になぜ今のシチュエーションが無かったのだろう。


タイミングが悪いと言うのか 今の俺にはプリンちゃんが居る。


「ゆきえちゃん 俺には二股なんか出来ないよ。博子ちゃんやゆきえちゃんには、前の会社の時から仲良くしてくれてたから 無碍に出来ない。でもね プリンちゃんは俺が本当に苦しい時支えてくれてたんだよ。今 現在も! 自分の生活が好転し出したからや 他に良い女が側にいるからで浮気なんて俺には無理」


言ってしまった・・・もっと優しい言い方もあるはずなのに
思っているがまま 話すと自然と語尾が強くなって


プリンちゃんに黙ってればバレないのに なんてほんの僅かも考えなかった。

ゆきえちゃんは自分が何を言ったのか気が付いたようで


「ごめん 私って最低だよね。博子ちゃんがさ はっきりと私に手伝ってと言わないのは、今 浩之さんが話した事を理解していたからだろうね。ごめん 本当にごめん」

ゆきえちゃんが博子ちゃんの事をなんとかしてあげたい その気持ちも判ってあげたいが・・・

俺の向かいに座っている女性が涙ぐんでいる。非常にヤバい画だと思う。


他のお客は、こちらをちら見する。

No.290 14/01/07 21:57
夜の魔術師 ( 30代 ♂ TcKGh )

泣くな 泣くんじゃねぇ~よ お前が自分で勝手に言った言葉。俺は、それに反論しただけだろうが・・・ なんて とても言えなかった。

「ゆきえちゃん お願いだから 涙を拭いてよ。もう みんな見てるじゃない ねっ ねっ お願いだから」

児童が仲間から 泣くなよ 泣いたらダメだからなと言われ 余計に泣いてしまうパターンがある。


まさにそれが今だ!


「だって 博子ちゃんも浩之さんも仲良くして貰いたい。その為に私が出来る事って・・・でも、ごめんなさい。本当にごめんなさい」

うわ~頬から涙が落ちてるよ。まいったなぁ・・・

「とにかく泣きやんで 給料が入ったら ゆきえちゃんと博子ちゃん カラオケに連れて行くからさ」

その言葉が終わると まさか・・・ピタッと泣きやんだ。おいっ!作戦だったのか!

「絶対だよ!嘘ついたら 浩之さんの会社まで出向いて 会社の前で泣くからね。浩之さんの名前出しながら 泣くからね」

「ゆきえちゃん 俺の会社の前って 俺の会社がどこにあるのか知らないじゃん」


ニヤッと笑うゆきえちゃんが不気味だった。

「忘れた?私の前の彼氏は誰だった?浩之さんと とっても仲が良い人だよね?その人から聞いてたよ」

近藤・・・お前に例え悪気が無く ゆきえちゃんに教えていたとしてもだ! まったくアイツ 思ってもみないとこで足をすくわれた。

No.291 14/01/08 20:48
夜の魔術師 ( 30代 ♂ TcKGh )

なんとかその場を切り抜け帰宅する。夜にはプリンちゃんと電話するつもりだが さてプリンちゃんの方の都合は如何に?

夕方すぎに忙し過ぎるから電話をパスしたいとメールが来る。今まで それぞれの仕事が忙しく 何度となく電話出来ない事はあった。

その事に不平不満は言った事が無い。土曜日の夜 寝ようと思ってもなかなか寝れず

本当に久しぶりGREEにアクセスした。日記の更新も、足跡の数も無い。自分が管理しているコミュニティーも過疎化が激しい。


俺の方から みんなのとこに足跡を残して行った。友達リンクしていたとこに次々と足跡を残す。 最後にプリンちゃんのとこに行けば・・・アクセスが2時間前。

なぜ?2時間前って 21時半じゃないか!
夕方には今日電話が出来ないとメールが来た。忙しくて電話出来ないのにGREEには来ていたんだ。

俺の体の中にモヤモヤが浮かんできた。気分が優れないまま 日曜日の朝を迎え もし、立場が逆ならプリンちゃんどうしていたのだろうか?


日曜日の夜は、絶対に電話しようと自身に喝を入れる。
ゲームしていても 映画を見ていても楽しい気持ちは半分だった。


プリンちゃんと付き合い始めて朝のおはよう 昼休み 仕事が終わったよ ただいま 最低4往復のメールが1日にあるわけだが、これに馴れてしまっているから メールが来ないと逆に 病気かな?事故にでもあったのかな?と不安になる。

No.292 14/01/08 21:27
夜の魔術師 ( 30代 ♂ TcKGh )

今日は、俺の方から先手を打ちメールした。

「今日は電話 何時くらいにしようか?」

昨日のGREEの件をズバリ聞くわけにも行かず ややイヤらしい感じではあるが・・・

彼女の昼休み(と言っても2時過ぎだが)に20時でお願いと返信があった。

努めて冷静に プリンちゃんを追いつめる事無く さりげなく電話出来なかった 本当の理由があるのならば聞きたい。

電話の時間になり こちらからかけたのだが 最初に出てきた言葉が 疲れただった。


「プリンちゃん 仕事お疲れさま。初仕事から忙しい日々だね。ちゃんと食事と睡眠は取れているかな?」

本当なら 俺とは電話せず GREEには行くんだね?と嫌みの一つでも言ってやりたかった。


「もうね 職場に立っているだけでイライラするよ。そう言えば、浩之さん 昨日は珍しくGREEに来てたね。何かあったの?」


何かあった?
(`ヘ´) 何にも無いが!!!寝れなかったからGREEに行っただけなのに 俺がプリンちゃんに対して探りを入れてるとでも思ったのだろうか?

「プリンちゃん 何にも無いよ。寝れないから GREEに行っただけ プリンちゃん昨日GREEに来てたね?夜は時間が出来たの?」


「21時過ぎにね。だけど 浩之さんも疲れているだろうし 寝ていると思ってメールはしなかったんだよ。電話した方が良かったかな?」

今 こうしてプリンちゃんと電話している時にも、微妙なズレを感じてしまっている。

No.293 14/01/11 17:03
夜の魔術師 ( 30代 ♂ TcKGh )

かけた方が良かった?等聞かないと駄目なんだろうか?

好きって気持ちが強ければ強いほど それを聞かずともかけてしまうと思うんだが、それを言葉に出して険悪なムードを回避したい 根性無しの俺。

「メールは毎日しているけど 元気なプリンちゃんの声を聞くと 嬉しくなるしさ 電話出来る状態なら なるべくならしたいよ」

俺が、リストラされる前の会社に居た時に勤務が忙しく 電話が出来なかった その時にプリンちゃんが俺に言った台詞を転用したけど


「忙しい時には、お互い無理しない方が良いからね。それよりも 浩之さん 確定申告は何時?」


「ネットで調べたら医療控除の還付金申請は、確定申告の2月から3月じゃなくても良いみたい だから病院に行き その後に行こうと考えているよ。どうせ 1日有給を使ってだから 時間も気にしなくていいし 眼科の先生から聞いた高額医療控除 七万ちょいは戻ると思うから プリンちゃんに借りた分 それに今月の給料は少ないから 残りをそれに回そうと思っているよ」

数日ぶりに話 思いの他 盛り上がり最初に持っていた懸念もどこかへ吹き飛んだ?

「毎回 次のお正月まで長いな~と思っても、実際は早く感じるよね。浩之さんと写した写メ 見ながら仕事を頑張っているよ」


その発言は、まったく同意だった。俺も、プリンちゃんを駅で見送った時に まず思うのが、次の1年まで頑張らないといけない・・・であった。

No.294 14/01/12 23:55
夜の魔術師 ( 30代 ♂ TcKGh )

今日は彼女に一つ報告があった。近藤が、彼女を撮った写メの話


「プリンちゃん こちらに帰ってきて さっそく近藤と会ったんだよね。写メを見せるから会った訳だけど その時にプリンちゃんのエッチなところを見せる代わりに 近藤の彼女の写メを見せて貰うって言ってたの覚えてる?」

プリンちゃんの食いつきが早く

「どんなだった? 浩之さんから見てエッチだなぁと思えた?」

やはり気にはなっていたのだろう。去年 帰省前に会わせて貰った事 高得点で麻木久仁子に似て可愛いって事を前置きして俺は、話を続ける。


「結論を言えば、エロ写メだけを見れば 秀作だね。きっと長年 その腕を磨いてきた彼だからこそ写せるテクニックだよ。 特にこたつの中で警戒して無い時のパンチラは、ドキドキした。プリンちゃんを撮影した写メ 一部だけど近藤は誉めてくれたよ」


「いいなぁ 私も見て見たかった。近藤さんの彼女何歳? 麻木久仁子って良くクイズ番組に出てた人ね。ねぇ 浩之さんは友達から聞かれたら 私を誰に例えているのかな?」


その時は、頭に浮かんで来なかった。即座に表現できる著名人が出て来なく


「な~んだ 私は、その程度なんだ・・・つまんない 今日は、疲れたから もう切るね」


日頃から意識が無く どのタレントなんて思わなかったから 口に出せなかったけど

たったそれだけなのに まだ1月も中旬すら行ってないのに モヤモヤが1年続くのだろうか? 考えても仕方ないけど 突っかかるプリンちゃんの対応には苦慮する。

No.295 14/01/13 00:36
夜の魔術師 ( 30代 ♂ TcKGh )

翌朝の月曜日 何時ものおはようメールが来ていたが、365日メールしていると やはり書く事ってのは、無くなるものだ。

付き合って3年半くらいまでは、意識して長文のメールを心がけていたが、出勤途中のバスの中 振り絞って見ても書けないものは書けない。

だから返信は「おはよう 今日は寒いね。気をつけて出勤してね」程度になる事が多々あった。

今日から 本格的な出勤だが、俺としては仕事よりも、やはり由美さんの顔を見づらい。

あの時 まだ俺の方からキスをし 由美さんが困惑する。そんな場面なら おどけて由美さんにスリスリしながら謝れば どうにかなったはず


どうしようと考えもまとまらない時に 由美さんが俺の肩を叩き

「おはよう 一週間が始まったね。さぁ 気合い入れて行こう!(^O^) 」

の台詞を言ったかと思えば、軽いステップを踏みながら通り過ぎた。

俺は、由美さんを完全に判った分けでは無い。知らない事の方が多すぎる。
しかし、 今の挨拶はきっと照れ隠しの為に オーバーアクションをしたと見た。


昼休みにそれを確認する。


「キミも、段々私を判ってきたのかな? そうだよ 恥ずかしいからこそ 先に声をかけ その場を立ち去りたかった。う~ん だけどそれを見破るとは おぬしなかなかやるな」


由美さんとの会話 本当に楽しい。どれだけのバリエーションを持っているのだろうか?

No.296 14/01/14 07:24
夜の魔術師 ( 30代 ♂ TcKGh )

年末にコンタクトを取り出して 1月の半ばまで由美さんとメールをする機会がかなり増えた。大半が、業務連絡絡みではあったが、メールが来る事が喜びには変わらなかった。


それは、由美さんも同様だったみたい。しかし、電話に関しては苦手だから 月に1回程度でお願いと釘をさされた(会って会話をするのには、抵抗無いというのに)


そう言えばプリンちゃんも、最初に電話で話すのが苦手と言ってた気がする。
世間は、今週から本格的に動き始めたのだろう 年末程では無いにしろ かなり忙しい。

勤務をしてる最中 体がフワフワとした感覚になる。腰回りが重たく 夕方になるにつれ 喉が痛くなり やがて体全体が熱を帯び 気だるさが全身を覆う

おそらく風邪だろう
帰宅し プリンちゃんに体調不良で今夜は電話出来ないとメールする。

翌朝 起きて体温計で見ると37.5℃ 薬を飲み熟睡したとはいえ やはり1日で治るものではなかった。

プリンちゃんにおはようのメールをバスの中で送信。
メールでは無く 電話が鳴り

バス停に着いたら折り返しかけるからと手短に切る。

此方からかけ直すと

「浩之さん 大丈夫なの?心配してたよ。薬飲んだ?寒くない格好してる? こんな時 遠距離恋愛は辛いね。せめて同じ県内なら 直ぐに飛んで行くのに」


昨年から小競り合いが続き 年末には、こじれかけた関係であったが、この時ばかりは俺に彼女が居る事の有り難さを味わった。

No.297 14/01/14 15:08
夜の魔術師 ( 30代 ♂ TcKGh )

出勤しても、体調が上向く事は無く 気のせいか昨日より背中がゾクゾクとする。

昼食を取らず社用車中で休んでいた。暖房をかけているのに寒いだなんて これは、本格的な風邪に間違いない。なんでかなぁ?どこかで移されたかな?

頭がややガンガンしているとこに ドアをノックする音が・・・目を開け 外を見れば由美さんだった。

「昼休みになってるのに食堂に居なかったよね? 仕事が忙しくて昼食取れないのかな?と思っていたら 課長から浩之さんが、ダウンしかけている どこかで休憩しているんじゃないか?と聞いたから 探したんだよ。 きついなら早退した方が良いよ。事務所の薬箱からパブロン持ってきたから これを飲んでね」


俺だけじゃない 体が弱っている人なら誰しも経験があると思うが、こんな状態での言葉は何時もより数倍 優しく体にとけ込む。


「昨日の帰りから 可笑しい可笑しいと思っていたんだけど 由美さんが、こうして来てくれたんだから 頑張らないとね。薬ありがとう 俺の側に居ると 由美さんまで風邪が移ると不味いから 俺から離れた方が良いよ」


由美さんは、うなずきながらも その場を離れない。


「由美さんにまで風邪になると 俺が責任を感じてしまうから だから・・・」


その言葉でようやく離れたが、俺を心配してくれる由美さんには感謝の思いでいっぱいだった。

No.298 14/01/14 20:22
夜の魔術師 ( 30代 ♂ TcKGh )

風邪薬を飲んだ 大丈夫 絶対に大丈夫(己に言い聞かせる) その思いと逆にきつくなって

プリンちゃんにただいまのメールをしたところで力尽き寝てしまう。 風邪をひいて三日目の朝 食欲は無い。何かを食べ燃焼させる物が無いと回復もままならない。

プリンちゃんは、水曜日の早朝も心配で 長文のメールをくれた。

それに短文で返信するのがやっとの俺だった。重い足取り
「今日くらい 本当に休めば良かった」と独り言。

こんな早朝から 誰も出てきてないし ブツブツと愚痴をこぼしながらロッカールームを出れば そこには由美さんが立ってた。


「体調少しでも上向いた? 私には、何にも出来ないけどさ これ良かったら」


渡された袋の中は、栄養ドリンクとゼリーの中にみかんが入っている物とLGのヨーグルト。

「由美さん ありがとう。幾らだった? 細かいのが無いから後でもいいかな?」


由美さんは首を横に振りながら「いいから いいから」の台詞を告げ 立ち去った。

食欲が無かった俺にユンケル 喉が痛いのを見越しての? ゼリーとヨーグルト。喉越しが冷たく気持ちよかった。

1日の仕事が終わり 帰宅したよのメールをする。それから50分後にプリンちゃんも帰宅。

数日 電話しなかっただけなのに 何ヶ月ぶりかの電話に感じた。


「浩之さん あんまり無理しないでね。きつかったら寝ていいんだから 今は風邪を治すのに専念してね」


金曜日に病院の後に税務署で高額医療控除の手続きをしてくるからと告げ そのまま寝てしまった。

No.299 14/01/15 08:11
夜の魔術師 ( 30代 ♂ TcKGh )

木曜日の朝 ここ数日とは違い気だるさは無い。体温計も37℃丁度 今日1日頑張れば 明日は有休。

会社に着き まず由美さんを探す。もちろん差し入れのお礼を言う為だけど 探してもいない。


何処へ行ったのだろう?まさか女性のロッカールームに入る訳にもいかず 携帯をならしてみた。


「おはようございます。由美さん 今はどこに居ますか?」

電話に反応があるというのは、俺の風邪が移って 会社を休んではいなかった。それだけでも安心だった。

「おはよう 浩之さん。私もだけどキミも早い出勤だよね。私は、食堂に居るよ。朝 早いと誰も居ないし 1人でテレビ見ながらコンビニで買ったパンを食べてるよ。おいでよ」

エレベーターに乗り 食堂に着くと温かい。

「浩之さん 体調が良くなったみたいだね。月曜日から辛い日が続いたね。サンドイッチ半分食べる? あと40分もすれば この食堂もパラパラと人が増えるけど それまでは私専用の貸し切りみたいな感じがする」

なるほど!俺も早朝出勤するが、寒い部署に居なくても ここにくれば温かいし朝礼までゆっくりはできる。

「由美さん 差し入れありがとう。あのユンケル高かったでしょう?ゼリーとヨーグルトも美味しかったよ」

No.300 14/01/17 10:49
夜の魔術師 ( 30代 ♂ TcKGh )

「キミは相変わらず律儀だね。体調が上向いて何よりだよ。 独身の私が今更ながらに言うのも変だけど 病気した時 一人暮らしってのは、寂しいよね。明日は有休だったよね? 月曜日は成人の日だから4連休 いいなぁ」

この会社に入って他社よりも優れているとこ それは、有給休暇が取りやすい。一般的には冠婚葬祭や病欠による取得だが、この会社 実に下らない理由でも有給が取れる。その点だけは、自慢できる。

「由美さんも、今日1日頑張れば三連休だよ。のんびり過ごせば1日なんて あっという間に終わるからさ。それにしても、この食堂が早朝から解放されていたなんて 知らなかったよ。由美さんは、何時に此処へ来ているの?」

干渉する訳じゃないが、俺が七時ちょい前に来る。当然ながらそれよりも早い出勤になるのだが・・・

「会社には、朝6:30に到着しているよ。年を取ってくると睡眠も浅くなるのよ フッフフ」

最後の笑いは何だ?

「キミはどうして早いの?勤務までかなり時間か開いてるよね?」


「ただ単に 混雑するバスが嫌なだけ 始発から五本目までのバスはゆったりと出来るし 変な奴もいないから 何よりもバタバタしながらの出勤は1日が疲れるよ」

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