不透明な日々

彼と全てのつながりを切るつもりで決死の覚悟だった私はびっくりした。

彼は

お互いが苦しい思いをしないように、別れることにしよう、
けれど、こんなにお互いをわかりあえた二人が一生縁が切れるというのは考えられない、
だから今は無理だけど（つらいから）、遠い未来でももし電話ができたらまた話をしよう、
メールも今は無理だけど普通にできるようになったらしよう、
一緒に遊んでたゲームサイトもお互い友達として遊べるようになったらまた時間があえば遊ぼう、
というようなことを言った。
携帯のアドレスももし変わったら教えるよ、と言った。


それをきいて私は嬉しかった。

全ての縁をきらなくてもいいんだ、と思うと嬉しかった。

浩司はドラマにでてくる「別れ際に優しい台詞をいって女性を惑わせる」卑怯な男ではなかった。
ただの優しい人だった。

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私は今まで別れは経験あっても、失恋は経験ない。

それは私がもててたとかそういうことは関係なく、
ただ私は好きになれる男性がいなかっただけ。
心から信頼できて心開ける人がいなかっただけ。

浩司は唯一私が失恋した人。

こんな年になって失恋の経験がない私には、
人生初めて恋を失った心の癒し方がわからない。

こんなことなら若いときに失恋しとけばよかったな。

苦しくて苦しくて、泣きたくて泣きたくて。

でも子供がいるから泣けなくて。

一人になると嗚咽してないていた。

仕事で笑顔でいると皆が

『芽衣ちゃんはいつも楽しそうで悩みがなさそうでいいねぇ＾＾』といった。

心がはりさけそうだった。

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失恋ってこんなに苦しいことだったんだ。。

今の私なら上手に失恋ソングが作れそう。

本気でそう思った。

携帯メールからは彼のメールを削除した。
アドレスもすぐに送れないように削除した。
（パソコンにデータだけは保存しておいたけれど）
でも彼ととった写真だけは削除できなかった。


彼が縁をきらないといったので、ゲームサイトの友達登録もそのままにしておいた。

サイトを開くと彼がインしてるかどうかがわかる。
友達リストの彼のアバターが目に入る。

ゲームサイトのメールから『新着1通』と知らせが来ると
「もしかして彼なんじゃないか？」
「やりなおそう、やっぱり芽衣が必要だ」っていわれるんじゃないか？とほのかな期待する。
開くとスタッフからのメール。
落胆する日々。


ある日気づいた。

やっぱりだめだ！！
私はこのままでは『またいつか』を期待してしまう。
ずっとずっと期待してしまう。

それは私にはあまりにつらすぎた。

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私はゲームサイトから彼の友達登録を削除した。

そして彼にメールを送った。

「やっぱりこんなのおかしいよ。
別れたのに、アドレス変更したら教えるとか、いつか普通にゲームで遊ぶとか。
私には無理。
もうきっぱり縁をきりましょう。
今まで本当にありがとう。
さようなら」

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こうして浩司とのつながりは完璧に切れた。


ぽかんと穴があいたような気持ちと、せいせいした気持ち。
複雑な感情が身体をかけめぐる。

そして数日後、女々しい私は自分のした決断を後悔していた。



でももう遅い。

自分がしてしまったこと。
自分から縁をきろう、といったんだから。


それでも。。。
今でも。。。。

そのゲームサイトからメールお知らせがくると
「彼からじゃないか？」と少し胸をどきどきさせてるバカな私。

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浩司へ

貴方は今どうしていますか？
元気で笑っていますか？
仕事で無理していませんか？
新しい彼女はできましたか？

あんなにも私との子供がほしいといっていた貴方。
寂しがりやで優しすぎる貴方。

貴方に優しい素敵な彼女ができますように。
幸せな家庭を持ち、可愛いお子様に恵まれますように。

何より貴方が幸せでありますように。

私は多分これから先、貴方のような男性にめぐり合えるとは思っていません。

貴方ほど信じることのできる男性には会えそうもありません。

だから私にとって貴方は永遠に永遠に『特別な存在』です。

貴方のおかげで私はつらい時も悲しいときも笑顔ですごせました。

本当に本当にありがとう。


芽衣

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浩司と別れてから1年がたち、
私はその間、夫を神奈川に残し、子供と一緒に地元の関西へ戻ってきました。
離婚や別居ではなく単身赴任という形で。

私の心にはまだ浩司が大きく残っており、
吐き出す場所がほしくてここに書き始めました。

そしてバカな私は浩司を思い出すのがつらくて、
自分自身の寂しさを癒されたくて、
だんなに対する反発心もあり。。。

3人の男性とメールをしているのです。

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～真～
私は昔から下ネタが苦手。
いい年して、って思われるかもしれないけど本当に嫌だから仕方ない。

そっち系の話をふられても返すこともできないし、したくない。
真面目なＨ相談とかならいいのだけど、ただ単に笑いのための
Ｈ話なども嫌い。

たとえば、身体の関係をもっていてラブラブ状態にあったりすれば
また話は別だけど（浩司とはたまにＨ話をしたけどそれはＯＫ）
友達状態の男に言われるとなんか嫌(>_<)

軽～い男、真はたまに下ネタを炸裂させる。
そのたびに大人の対応で軽くたしなめていた私。

ある日下ネタをふってきて、私がたしなめると
『芽衣は下ネタ嫌いやろうけど、たまには下ネタもいいや～～ん💕』
との返事が返ってきた。

「真がそういう話で盛り上がりたいなら私は無理💦
別の方とどうぞ～」
と返事をした。

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さて相手はどうでるか？

と思っていると

『そっか～！俺と一緒やん！俺も下ネタ苦手やから😃』

『いい年して何いってんの？』みたいなメールがくることも予想してたので
内心「ウソつき～」と思いながらもこの返事にはちょっとうけてしまったｗ

真はとにかく強引、っていうか～
メールしてるだけで会ったこともないし、私は「友達だよ」っていってるのに
軽くメールを読み流してると、気づけば

『これからじっくりいろんなところに二人でいこな～💕』とか
『長く長くつきあおうな💕』とか
『芽衣のことめっちゃ大切やでぇ。俺幸せ💕』とか

まるで恋人同士のようなメールを送ってくる。


「あの～～私たちって友達だよ？」と送ると


『ハッハッハ、そうでした～😃』と軽～い返事。

こういう人って初めて。
今まではシャットアウトしてたタイプ。
こうやってメールを続けてるってことは私もキャパがちょっと広くなったのかな？

真は8つも上なのに、なんかちっちゃいやんちゃ坊主を相手にしてるみたい💦

でも心の底では違う人を求めている私。。。。

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～今日の気持ち～

浩司を忘れたいために、つらさから逃れるために
ゲームサイトで知り合った性格の３人とメールをしてる私。

一体何をしたいんだろ？

結構自暴自棄になってる。

それでも癒しを求めている。

浩司と一番似ている、とても優しい性格のひゅうが。
家族を大切にしている仁。
軽いノリだけど悪い人ではない（と思われる）真。

３人全く違う。

浩司と違うのは３人とも既婚で家族がいるということ。

今は３人とも私のことが本気で好きだという。

下心あり。
日ごろのストレスから癒しを求める気持ちあり。
私じゃなきゃだめ、というわけじゃない。
たまたま知り合ったのが私であっただけで私の代わりは誰でもなりえる。

冷静に３人をみている私。

私はといえば、一人にのめりこむ気持ちもなく、友達ラインをうろうろしてる
今の感じが調度いい。

時間が進めばもしかするとこのうちの誰かを本気で好きになってしまう可能性もあるけれど。

不思議だと思う。

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私は妻であり母であり。

夫はもう私を女としては見ないだろう。
私ももう夫を男としては見ない。

でもこうやって家庭から離れてみればこんな私を女性として見て
可愛い、好きだ、
といってくれる人たちがいる。

自分でしてることを棚にあげていわせてもらえば
悲しい現実。

私は一体何をしたくて、何をしてるんだろう。

こんなことで浩司への気持ちをごまかしてる私。

馬鹿だ、ってわかってる。
間違ってるってわかってる。

でもどうしようもない。

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～夫逆切れ～

男性がきれてこわくない女性はいないだろう。
私も同じ。

数年前のある日些細なことからだんなが逆ギレ。
完璧に自分にやましいことがあるからキレた感じだった。
物にあたることはないけれど、暴力をふるう人ではなかった夫。
頭にきたのか私に詰め寄ってきた。

内心こわくて、泣きたかった。
逃げたかった。

でも負けず嫌いの私は頬をだんなにつきだした。

「なぐりたければなぐれば？どうぞ」

夫をにらみつけた。

夫は私を殴った。
彼なりに少々の手加減はしただろうけれど痛かった。

子供がみてる前の出来事だった。

私は「家を出る」といって家を出た。
子供たちが「一緒にいく～」と泣きそうな顔でいった。

私は二人をつれて車に乗りあてもなく走り出した。

転勤先だったのでいくあてもなく、ファミレスで時間をつぶした。

結局いく場所もなかったので夜家に戻ると
いつものごとく夫が「ごめん」と謝って来た。

謝るくらいならしなきゃいいのに・・・と思った。

なぜ怒るとキレる男性が多いのですか？

私はキレて暴力に走る男性が大嫌い。。

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寂しい寂しい寂しい。

毎日数回浩司のＨＰをのぞく私。

馬鹿だなぁ、って自分で自分をおとす。

もし彼に彼女ができたってわかれば、
好きな人ができたってわかれば、
諦めがつくのにな。

でもメールしてる人がいるおかげで寂しさはかなり薄れている。

感謝。

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思い起こせば１０年以上も前、夫が浮気をしなければ。
その後も何度も信じては裏切られ、信じては裏切られ・・
そういうことがなければ。

私は浩司と知り合うこともつきあうこともなく、きっと平凡な主婦で平凡な幸せな人生を歩んでいただろう。

今となってはそれが本当に幸せだったのかはわからない。

夫に恋をすることもなく、夫に告白され、つきあい、「安心できるから」という理由で結婚した男性不信の私。

夫の浮気があったから、浩司と知り合えた、ともいえる。

また浩司と別れたから、今のメル友との出会いもあった。

人生って不思議。

人との出会いと別れって不思議。

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～男は狼～

男の人ってみんなそうなのかな？
仁もひゅうがも口をそろえておなじことをいう。

『男は気をつけないと、体目的のヤツばっかりだから』
『俺以外は皆狼だから気をつけや～』

そんなに男性は男性を信じられないのかな。
自分もそういう行動にでる可能性があるから他の男性も信じちゃいけない、っていうように私には思えて仕方ないです。

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私は同性の友達がいる。
本当に大好きで、信頼できて、うすっぺらじゃない友情だとお互いに思えている友達が
数人いる。

それでも彼女たちに今の私の現状を全て話すことはできない。
浩司のことは話していたけれど、今のメル友のこととかは話せない。

話せないということは自分が間違ったことをしている、と自分でわかっているから。

ただ最近できたネット上の女友達がいて、彼女には何でも話せる。

全て話してる。

なぜなら彼女と私は境遇も全てが似てるから。

彼女に何でも話せて相談できてることはありがたいし彼女もそう言ってくれてる。

「私たち、何をもとめてるんだろうね」といつも彼女と話してる。

遠くにいる彼女といつかはリアルであって飲みながら語りあかしたい🙌

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～メル友～

○優しいひゅうがとは毎日２通くらいのやりとり。
主に日常会話。

『おはよ。芽衣。今日はいい天気だね。』
『元気にしてる？頑張ってね』

ひゅうがは絶対下ネタをださない。
安心してメールできる友達。

○仁とのやりとりは２日に一度程度のやりとり。

日常会話にプラスして時々攻めてくる。

『芽衣に会いたいなぁ。でも会ったらやばいかも。芽衣可愛いから😃』

彼は私に好意をみせつつ、家庭を大事にしてるのがよ～くわかる。
全てを理解して私も彼に返事をする。

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○真
彼は頻繁にメールを送ってくる。
１日に少なくとも１０通はくるｗ

だんだんそれが普通になってくるとこないと寂しくなってきたり。
慣れとはこわいもの。

彼のメールはいつもハイテンションメール。

『芽衣、今何してる？』
『芽衣のことばっかり考えてるで～💕』
『俺芽衣に一筋やから💕』
『芽衣には絶対ウソはつけへんよ✌』

あまりに愛を前面におしだしてくるメールに少し閉口しつつも、ある意味癒される私はやっぱり愛にうえてるの？

でもこの人たちのおかげで私は浩司がいない寂しさ、薄くなってきてる。
ごめんなさい、
ありがとう。

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浩司、貴方は今何をしていますか？

付き合っていたころと同じく仕事におわれてますか？

夜遅くまで仕事して、働いてクタクタになって。。

あの頃は『芽衣がいるから僕は頑張れるんだよ。
どこにもいかないでね』といっていた貴方。

『僕は今芽衣病にかかってる。
一生かかってると思う』っていってたよね。

今は真が同じ台詞をいうんだよ？

あんなにもまっすぐに、純粋に私を一途に愛してくれた浩司。

それでも終わりがきた。

もちろん私の今の状況があるから当然なんだけど。

でも結局愛ってこうやっておわるものなのだろう、とどこかで思ってる私。

だからもしこの先誰かを好きになっても、

もしそのとき離婚してたとしても

私は『永遠の愛』なんて信じることができない。

私は永遠に愛されることのない女なんだ。

悲しいけどそう思う。

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久々に浩司としていたゲームサイトを開いてみる。
新着メールが一通。。

「もしかして」

と期待する私。

開くとスタッフからのメールだった。

こりない私。

何度も何度も同じことの繰り返し。

いつまで期待するんだろう？

きっぱり縁をきったのは私なのに
『僕はやっぱり芽衣じゃないとだめだと気づいた』
って言葉を心のどこかで期待してる。

ほんと馬鹿だ😹

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今日は嫌なことが重なった日。

娘との言い合い。
仕事での失敗。
ネットブログでのいざこざ。


はー。

重なる時は重なるんだなぁ。


なんだか涙がでそうになる。
切ない。
つらい。
苦しい。
悔しい。
複雑な気持ち。


こんなとき浩司がいたらすぐに電話をかけて

「きいてーーー😢」というと

『大丈夫か？芽衣』と優しい口調で本当に心配そうにいってくれた。

今は・・・

真に「😢😢」と送ったら

すぐに
『どうした？』と返信。


早っ。

なんだかちょっと嬉しい。


「ちょっと悲しいことがあって😢」

『何でもいうてみ』

優しい・・・

落ちてるときは優しさが身にしみます。

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～ある日の真からのメール～

『芽衣とメールしてたら胸がキュンってなった💓俺幸せッス😍』

真のそんな言葉に癒される私。

誰かに思ってもらえるというのは幸せ。

それがたとえ好きな人でなかったとしても。。。

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～告白～

今まで一度もイったことがない私。
おそらく性欲は昔から人より少ないほう。
『イく』ことに対して「別にイけなくても全然いい」って思ってた。
彼とつきあう前は。

彼と付き合ってた時、彼が『芽衣をイかせてあげたい』ってずっといってくれてた。
そのとき初めて「彼のためにイきたい」って思った。
そうすれば彼がすごく喜ぶだろう、って。
でも結局一度もイけなかった。

いろんな意見があり、「男が下手だから」という意見もきくけれど
私の場合は私が原因。
男性トラウマがあるから。
その証拠？に私は一人でするときでもイったことがない。
途中で「もういいや」って感じになる。

浩司を別れてしばらくたって『イく』ことに対して好奇心がでてきた私。
いったいどんな感覚なんだろう？
死ぬまでに一度でいいからその経験をしてみたい、と思うようになる。

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～あるブログとの出会い～

それとなくネットでいろいろ検索をかけているうち、あるブログに出会う。
そのブログの主は、若い頃からいろんな経験をし、今にいたる。
女性をイかせたり、潮をふかせたり、のプロ。
ただし、お金はとらない。
本当に真剣に悩んでる人だけに施術する。
あくまで施術で相談相手の嫌がることは一切しない。

これを読んでると『危ない』『だまされる』『ただヤリたいだけでしょ』
みたいに思う人が多々いそう。

でも私はそのブログに全部目を通して「この人なら信用できる」と判断した。

そしてブログ主『スーさん』との交流が始まる。

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～スーさん～

意を決した私はスーさんのブログに書かれていたアドレスへメールを送る。

今の私の現状を正直に告白する。
男性のトラウマ、結婚してること、だんなの浮気、浩司のこと、今の現状、そして私が一度もイった経験がないこと　などなど。

返事はこないだろうなぁ、と思っていると思いがけなく返事が届く。

それからメールのやり取りがはじまる。

でもスーさんとはメル友とのやりとりとは全く違って、医者と患者的なメールのやりとり。
私も丁寧な敬語で返信する。

パソコンメールのやりとりをしてるうち、やはり彼は信用のおける人だと確信する。

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スーさんは今までに何百人ものそういう悩みを解決してきたらしい。
素人の普通の子から風俗嬢、中にはタレントさんもいたらしい。
彼はいう。

「それほど性の悩みって深刻なんですよ。だからはずかしがらないで下さいね。
決して悪いことじゃなくて悩むのは普通のことなんですから」

そうか、世の中には悩んでる人がたくさんいるんだ、と納得する。

相談される中で一番多いのが「大好きな彼のためにイきたいけど、イけない」という悩みらしい。
スーさんは自分は服をきたまま、指だけでそれが可能だという。
挿入も希望されればするけれど、相談相手が嫌がる行為は絶対しない、とのこと。

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スーさんが住んでいるところは私が住んでいるところから遠い。
とても会える距離ではない。

もし出張などでこちらへくる機会があったらスーさんが声をかけてくれる。
そのとき私に「その勇気」があれば施術してもらうことになった。

はたしてその日がくるのかどうかはわからない。
その日がきても、直前に「やっぱりこわくてやめます」といってしまうことも
おおいにありえる。

又、スーさんといえども私はやはりイくことはできないのではないか、とも思う。

でも初体験でひどいレイプをされた男性不信を持つ女性も、
彼のおかげでイけたらしい。

私もいつかそんな日がくるのだろうか？
その日を想像することは難しい。

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ある日スーさんに問う。

「私がどんな女性かもわからないのに施術していただけるのですか？」
「こんな女だったら嫌だ、とか思われるかもしれません。私は若くもありませんし、スタイルもよくありませんよ」

スーさんはいう。
『芽衣さんがどんな女性でも関係ありません。
私はただ性のことで悩んでる女性を救いたいんです。
人知れずずっと悩んでる女性を助けたいんです。
それがこんな人生を歩んできた自分の役目だと思っています。』

私の年齢も、顔も、何一つしらないのに、施術してくれるというスーさん、

なぜ何も彼のことをしらないのに私は彼を信用できるんだろう。

でも。。。。不思議なことに私は彼を信用できるんです。

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ある日いろんなことを気にしてる私に対してスーさんからメール。

『もしそんなに気になるようであれば、写メでも送って下さいね。
悪用はしませんのでご心配なく』

施術相手を顔や外見で選ばない、ただ相談相手の悩みをとりのぞきたいだけ、といってくださっているスーさんに対してこんな風に思うのは本当は失礼なのですがm(__)m。

でも人間だからやっぱり外見も多少は気になるんじゃないのかなぁ、と私は思うのです。
もし本当に施術の機会がきたとして、会った時にガッカリされるのは
自分が傷つくと思ったから、それなら事前にせめて顔だけでもしっておいてもらったほうがいいと思い、写メを送る決意をする。


送信


しばらくして返事が届く。

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「びっくりしました。お綺麗な人ですね。だんなさんが羨ましいです。
これじゃあまわりの男性人がほっておかないですね」　と。

お世辞も入っていただろうけれど、とりあえず認めてもらえたのかな？
と思いほっとした。


ただ、ほんとに、いざ『その日』がきたら
「スーさんやっぱり・・・ごめんなさい」となってしまう可能性も大💦


※こんなつまらいことを綴った日記もどきを見ていただいてる方がいて下さるようです。
「いい年してこんな馬鹿な女もいるんだな」って思われてるかな💦
もし今後何か展開があったとき、このスレが続いていれば報告したいと思います。

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～浩司と別れた直後～

仕事中も泣きたくて泣きたくて切なくてまいったな。
ちょうど店内には切ない曲が流れてて何かの陰謀かと思ったよ。

接客業だから笑顔でいなきゃいけないから顔は笑顔で心では涙の日々だった。

胸がはりさけそうだった。
でも今はそうじゃない。

少しずつ穏やかな思いにかわってきてる。


「時間は薬」ってほんとだね。

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～真の過去～

真といろいろメールで話してるうち、真の過去をきいて驚いた。

彼はかなりのワルだったらしい。

メールをしてるとたまに私の知らない言葉がでてくるので、予感はしてたけど。

実母との関係も複雑みたいで、中学高校時代は、ケンカ、暴力、恐喝、無免許運転、などなどいろんなことをして結局高校は退学になり、後に定時制を卒業したらしい。

私は自分のまわりにはそういう人がいなかったので、その話をきいてビックリ。

今、年月をへて彼は「笑い上戸の普通の明るいおじさん」になってる。

彼の過去をきいて私はちょっと彼に興味を持った。

彼はどんな人生を歩んできたんだろう、とじっくりききたくなった。

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今日は夕方から真のメールが『後でまたメールするね』といったきりプツリとこない。
かなり頻繁に毎日きてたメールがプツリととだえると気に掛かる。

仕事で運転事故したんじゃないか？

奥さんにばれたんじゃないか？

やばい、真のメール攻撃にはまっちゃったのかも。。

人間の気持ちってこんなにも不確かなもの？

もういいや、今日はこのまま寝ちゃおう。

私がこうやって少しずつ浩司を忘れていくように
きっと浩司も私のことを忘れていっているのだろう。

あんなに愛してくれたのに。
あんなに信頼し、好きだったのに。

だからやっぱり私は男女の気持ちの確かさを信じない。

信じられない。

永遠の愛ってありますか？

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夜中の12：30に真からメール。

『こんな時間にごめん。
なんか体調が悪くて眠り込んでしまった😂。
でも芽衣の写メみて元気がでたよ💓』

メールをみてほっとする私。

毎日何度も頻繁にメールをするようになると不意にメールがないと
寂しくなってしまう。

そしていつのまにかメールをしてる日常があたりまえになってると気づかされる。

真の明るさに癒されてる。

真のこと好きなわけじゃないのに・・・・

私、メール依存症？？

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浩司の仕事のＨＰが更新されてない。

身体壊してるのかな。
病気になってないかな。

彼は精神的に強いとこもあるけど繊細な人だからなぁ。
誰か支えてあげる人がいないと、しんどそう。

その相手はもういるかもしれないけど。
だったら大きなお世話だけど(>_<)

気になる😿😿

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～陣からのメール～

『芽衣、俺、元彼みたいに思ってもらえないのは仕方がないけど
俺はいつでも芽衣の味方だから。つらいときは何でもいってきてよ』

（陣には元彼のこと告白ずみ。気持ちをひきずっていることも）

陣の優しい言葉は嬉しい。
前の私ならきっとこの言葉で舞い上がってた。
陣を好きになってたかもしれない。

でもどこかでさめてる自分がいる。

陣も私が本気で好きなわけじゃない。
ただ大切な家庭がちょっと退屈なときもあり、私と暇つぶししたいだけ。

いってくれてる言葉は本当でも、その中に『実』はない。

じゃあ一体私は何を望んでるの？

浩司のように私を心から愛してくれる相手。
私が心から信じることのできる相手。

でもどこかでわかってる。
そんな人
いるわけない。

もう浩司としたような純粋な恋愛はきっとこの先誰ともできない。

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『芽衣に会いたい、会いたい、会いたい～💕』
とあまりにしつこい真のラブコールにまけ、私は近日真と会うことになった。


彼にはオオカミにならないでね、という約束をした上で（笑）

メールを毎日し、電話で数回話し、
たったそれだけだけど・・

私は真を信用してる。

私の嫌がることはしないだろう、と思っている。

（ただし私の同意があればしたいことはたくさんありそうだけれど💦）

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今の時点で真が私を一番必要としてくれてる。
（もちろん子供は別として）

すごく愛されてる、と感じるとやっぱり嬉しくなる。

彼が軽いだけの人ではない、と思うから。。

少し気持ちが動いてるのが自分でもわかる。

「オオカミにならないでね」といったら

『ならないよ。芽衣がキスして、っていっても簡単にはキスしないよ。
芽衣が大事だから💕』と真。

内心、「ウソばっかり～」って思う。

もし私が「キスして」なんていったら

『ほんまにええの？💕』ってすぐにキスしてきそう💦

いや、絶対してくるｗ


それでも、そういう風にいってくれる真の言葉は嬉しくて、思わず微笑んでる私。



でも、、、、、

やっぱり浩司のＨＰは気になってのぞいてしまう。

いつまでひきずるんだ・・・私。

• 共感0

私は『愛する』ことよりも『愛される』ことに安心感をおぼえ、そっちを優先する人間らしい。

愛されると癒されるし、ほっとするし、安心する。

だから今はがむしゃらに愛をくれる真にちょっと癒されている。

自分の心のすきまをごまかしてるだけ・・・

かもしれないけどそれでも助けられている。

• 共感0

何してるんだ、何してるんだ、何してるんだ、私。

幸せな母親の顔をもつ私。

にくたらしい時はあれど、愛する子供。

でもそれだけでは満たされない。

大切な友達。

何時間も長電話したりランチしたり、きっとはたからみると
明るく楽しく生きてる、って思われてる私。


でも本当はそれだけじゃない。

何かわからなくて苦しくてしんどくてわけもわからずなきたくなる私。


何を書いてるんだろ、馬鹿みたいって

ここに書くのをやめようって思うことも多多ある。


でもここに吐き出してる私。


本当は何をもとめてるんだ、私。


浩司？

それとも違うもの？

本当は男性不信の私。

男を信じていない。

なのに

男を否定してるのに

どこかで本当は私が『想う人』がいる、ともとめてる私。

本当に馬鹿だ。

馬鹿で馬鹿で大馬鹿だ。

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今日はすごくいいお天気で気持ちがいい。

もうすぐ浩司の誕生日。

誕生日おめでとう！
と。。。。それだけメールしたい。

してもいいかな？
だめかな？

しないほうがいいんだろうな。
しちゃいけないのかな。

しても返事がないんだろうな。

自分で縁切る！っていっておいて
こんなこと悩んでるの、かっこわるぅ😿

• 共感0

明日は浩司の誕生日。

どうしよう。

もしメールをするタイミングがあるとしたらこれがラストのような気がする。

「浩司、お誕生日おめでとう
元気にしてますか？
私は元気です。
子供たちも元気です。
最近仕事のＨＰが更新されてないみたいだから
身体壊してないかな？と気になってたんだ。
身体を壊してないといいんだけど。
縁を切るっていったのにメールしてごめんね。」


コメントを考える。

送りたい気持ち50％、
送りたくない気持ち50％


いえ違う。


送っちゃいけないとわかってる気持ちが90％
送りたい気持ちが30％

たして100％にならないけどこれが正直な気持ち。

でも。。。
でも。。。

別によりを戻したいとか思ってない。
ただ。。

別れる時彼がいったように友達でもいいから、何かしらのパイプでつながっていたい。

ただそれだけ😿

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浩司のアドレスは携帯から削除したから
保存してあるパソコンのメールを開いて
携帯メールのあて先にアドレスを手入力した。

件名に「浩司へ」

と入れ

本文を打とうとしたけれど
指が動かなかった。

きっと送ればまた後悔する。


送るなら0時ぴったりに送りたかったお誕生日メール。

時計の針が0時をすぎる。


送れなかった・・・

心の中でつぶやく。


「浩司、お誕生日おめでとう。

浩司の現在が、そして未来が幸せでありますよう、お祈りします。」

• 共感0

結局

0時には送らなかったものの、

まよってまよってあげくにさっきメールを送ってしまった。


お誕生日おめでとう
元気ですか？
私は元気です
子供たちも元気です
縁を切るっていったのにメールしてごめんね。
私はもう大丈夫です。
送ろうかどうかまよったんだけど。。。
本当におめでとう。


携帯アドレスの一部に私の名前をいれていた彼。

もし変更してたらエラーで戻ってくるはず。

もどってくるかと思ったけど戻ってこない。

ってことは

アドレスはそのまま残してるってこと？

まぁ、ただ単に忙しくて面倒でかえてないだけかな。

それでも戻ってこないだけで少し安堵しました。

おそらく返事はこないでしょう。

意思の弱い馬鹿な私です。

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主さんこんばんわ🌙そして読んでるみなさんすいません。

浩司さんに送ったんですね。私が芽依さんの立場だったとしても送っちゃったと思います。
子供が大切なのは分かるけど、芽依さんは今のままで本当に幸せですか？複数の人とメールをすることで心のバランスを保つのも、限界があるんじゃないかな？って思います。

決して浩司さんとよりを戻せと言ってる訳じゃないですけど、今の芽依さんのままじゃダメですよ！
恋の傷を癒すのは新しく恋をすることだけど、他に新しい自分を探してがんばってください！

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>> 145 みーちゃん、初めまして。
レスありがとうございます。

こんな風にレスをいただいてびっくりしています。
本当に読んでくださっていた方がいたんだなぁ、って。
赤裸々にかいた部分もあったので、少し恥ずかしくもあり、読んで下さり嬉しくもあり、です。

正直私は今、幸せなのかどうかよくわかりません。
でも大切な子供と友達、親、兄弟もいるので幸せなのだと思います。
本当に自分の気持ちがわからないんです。

でも「誰かに強く愛されたい、誰かを強く愛したい」という思いと
「それは一生私には無理なんじゃないか」という思いがあります。

浩司とはもうヨリは戻せないと思います。
彼はすごく私に依存してた部分もあり、あまえんぼで、優しくて、でも意思は強くて。
その彼が別れることに同意した時点で・・・。

私はなんて甘ったれた女なんでしょうね。

でもみーちゃんの言葉、すごくすごく嬉しかったです。

本当にありがとう😿

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今日はとってもいい天気🌟

浩司から誕生日メールに対する返事はこなかった。

これが彼の気持ち。

これが彼の答え。

わかっていたことではあるけれど、再確認できてよかった。

メールを送ることができてよかった、と今は思う。

後悔してない。

きっと送らなければもっと後悔してたから。


これで本当に本当に気持ちに決着つけれそうです。


時折ここでまた吐いちゃうかもしれませんが。

思い出話をかいちゃうかもれしれませんが。


さよなら、浩司。

幸せに、幸せになってね、浩司。

いっぱい、いっぱいありがとう。

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寂しくて寂しくて寂しくて寂しくて。

誰かに愛して欲しい。

誰かにただぎゅーっとだきしめてほしい。

寂しい、寂しい、寂しい。

こんなに寂しいのは私だけ？

他の人は寂しくないのかな？😿

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めいさんはじめまして😄
昨日から全部読みました😢


淋しいキモチよくわかります。

私は独身者で彼が既婚者でした。

彼はおまえの将来を奪うわけにはいかないって…


私は別れて毎日毎日泣きました。
呪文のように
【〇〇〇ちゃんは私の事が好きやから私から離れた】と言い聞かせました…

電車に乗っていても仕事をしていても何をしても彼を思い出してました。
寝ても覚めても呪文を唱えてました…


めいさんはきっと周りを気遣い本音をさらけだせないんだよね。

メル友を作ってきっと現実逃避したいんだよ。わかるもんそのキモチ😫

考える時間を作りたくないんだよ…


でもめいさんにはかわいい子供がいるからうらやましい…

だって私には何もないから…………

• << 151 確かに子供がいることで私は生きる目的があります。 でもみぃさん、みぃさんは今からまた新しい恋をして、 家族をつくる未来がありますよ。 （あ、もう結婚されてるのかな？） みぃさん、幸せになって下さいね。 私が彼の幸せを心から願っているように きっと彼もみぃさんの幸せを願ってますよ。 頑張って(*^-^)b 寂しくなったらよければいつでも書き込みして下さいね。

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>> 149 みぃさん、おはようございます。
今日はとってもいいお天気ですね。

なんていうか、いいお天気のとき澄んだ青空を見るとすごく心がすがすがしいのだけど
ちょっぴり心の奥がスッとするというか、
寂しい心がとぎすまされるような～なんかそんな気分になります。
（うまくかけなくて、いってることわかりませんよね）

レスありがとうございます。
全部読んでいただいたんですね。

みぃさんの彼の気持ち。
「おまえの将来を奪うわけにはいかない」って。

よくわかります。
私はずっと彼に対して彼の将来を案じていましたから。
きっと彼も同じ気持ちだったのでしょうね。

うちのだんなは離婚する気もないのに、元彼女に
「離婚した」と嘘をついてまでつなぎとめておこうとしていた。
それは本当に相手を愛していたらできないことではないかと思います。

みぃさんの彼氏は本当にみぃさんを愛していたのだと思います。

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