不透明な日々
芽衣 39歳。
一体自分は何がしたいのか、どうしたいのか、
自分でもわかりません。
思いつくまま書きます。
半分真実、半分小説です。
更新は不定期になります。
※不倫等の内容が含まれるため、不愉快な方はスルーしてください。
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~浩司~
最初に浩司から写メをもらったとき、
あまりのかっこよさにびっくりした。
私はもともとメンクイではないし、性格重視。
でも久々に「素敵な人」と思った。
こんな素敵な人が8つも年上でしかも子供がいる私を好きになるなんて思いもしなかった。
ただ外見が素敵だったので彼とつきあうことになったわけではなく。
彼も同じで私の写メをみて好きになってくれたわけではない。
最初はお互いネット上の仕事だけしていて顔も年齢もしらなかった。
いろんな話をするようになってからまずは彼が私のことを好きになった。
『芽衣さんと話をしているとすごく癒される。』といってくれた。
彼の話をきくうちにまわりにはいないタイプのまっすぐな彼の性格に私もひかれていった。
彼が写メをくれた後、私が送ることになって。
かなり緊張した。
もしかしたら「こんなオバサンいやだ、っていわれるかも(>_<)」と思ったり。
(彼はそんなことを言う人ではないのはわかっていても自分で最初に覚悟してました~)
写メを送信。
返事がこない。。。。。
いつもより遅いメール着信音がなる。
おそるおそるあけてみる。
『芽衣、すごく嬉しい!可愛い!あ~これが芽衣なんだって嬉しくてちょっと固まってたw』
ほっ。
彼は最初に自分の年齢を打ち明けてくれたが、彼から私の年齢を聞こうとはしなかった。
ある日「気にならないの?」ときくと
『そりゃあ気になるよ。でも無理に聞こうとは思わない。芽衣が言いたくなったら言って^^』
「もしすっごい年上だったらどうする?」
『すっごい年上って30歳も上だったらちょっと困るけど、大丈夫だよ。芽衣は芽衣だから^^』
と浩司はいった。
その後私は年を打ち明けたが浩司は「そっか^^芽衣が気にしてる様子だったから上だとは思ってたけど、8つくらい全然なんともないよー^^」と。
その頃は本当に恋の初期で、お互いふわふわワクワクしてる感じだった。
現実を直視できていなかったのだと思う。
特に彼は。
彼は一途な人だった。
自称「好きになったら一直線」で浮気はしないらしい。
普通なら「またまた~」で終わるところだけど
彼は本当に一途でまっすぐだったので彼の言うことを信じることができた。
世の中にこんな男の人っているものなのか、と驚いた。
私は彼のような純粋でまっすぐで優しい男性は見たことがなかったから。
彼とはお互いの気持ちを確認してから、毎日のようにメールと電話をしていた。
もちろん電話をするのは子供やだんながいない時だけだった。
いろんな話をした。
彼とは遠距離で結局6年弱つきあったのだが、その6年はとても濃密な時間だった。
お互いが誰よりも信頼していたし、誰よりも大切に思っていた。
(ただ私には子供がいたので子供と彼を比べることはできなかったけれど)
おそらく私の今までに起こった出来事や私という人間をこの世の中で一番知ってくれていたのは親でも兄弟でも親友でもなく、間違いなく彼だった。
それほど私たちはいろんな話をした。
だんなが外泊してる時など、夜電話で話しだすと、止まらず明け方5時ごろまで話し込んだことも度々あった。
私は何度結婚する前に彼と出会えたいたらよかっただろう、と考えたことか。
しかし彼は言った。
『僕が好きになったのは今子供たちがいる芽衣だから。
もし芽衣が今の芽衣じゃなかったら僕は芽衣を好きにはなっていなかったよ、きっと』
確かに今の状況の二人だったからこそ、お互いにひかれあったのかもしれないと思った。
もしだんなが浮気をしていなければ、私は彼とこうなることはなかった。
もし彼が前彼女のトラウマがなければ、私とつきあうことはなかった。
そう考えると人生、運命って本当に不思議だと思った。
彼はとにかく私を愛してくれた。
たとえば海で私がおぼれたなら、、彼は自分の命と引き換えにしてでも私を助けてくれた、と自信をもって断言できる。
それほど彼は私に一身をささげてくれていた。
だから私は彼と別れる日がくるなんて思いもしなかった。
彼とはだいたい中間地点で会った。
私は子供がいたのでなかなか融通がきかなかったので
彼が私のところまではるばる遊びにきてくれたりもした。
何度か会った時、彼と結ばれた。
彼は優しく私を抱いてくれた。
正直、初めての時のことを私はあまり覚えていない。
それほど緊張していたのだと思う。
ただ、思ったこと。
寛ちゃんとの経験があってよかった!と。
寛ちゃんには申し訳ないけど、その手の経験が少なかった私にとって
寛ちゃんとの行為で学んだことは少なからず役に立った・・気がする。
※思いつくまま書いていたら、過去のこと現在のことごっちゃになってきて、
はたして何が書きたかったのかわからなくなってきたり(^^;
でもとりあえず自分の頭の中を整理して吐き出すために続けて思いつくまま書き出します。
新幹線~
初めてだんなの浮気が発覚した時。
娘はまだ幼稚園だった。
その時は今と違って気持ちもいっぱいいっぱいだったので
とりあえず家をしばらく離れたいと思い、転勤先から実家へ数日間戻ってゆっくり考えたいと思った。
そのままだんなの謝罪を受け入れて家にいたくなかった。
ところが娘は運動会の直前で運動会の練習が連日あった。
娘は運動会の練習を楽しみにしていた。
迷う私。
私がつらいからといって、娘を犠牲にして実家へ戻っていいものか?
けどそのまま家にいるのはつらすぎた。
娘に話す。
「あのね、ママ、おばあちゃんちに行きたいんだ。
明日おばあちゃんちに一緒にいってくれる?」
『えーーーだって幼稚園お休みしなきゃいけないんでしょ(>_<)?』
「うん・・・・・・・お休みしたくないよね?」
このとき私は少し目が潤んでいたと思う。
娘は小さい頃からものすごく感受性が強い子で他人の気持ちがわかる子だった。
私の顔をみたまだ4歳の娘がいった言葉
『いいよ!おばあちゃんちにいこう^^』
本当は幼稚園にいきたかったはず。
運動会の練習をお友達と一緒にしたいはずだった。
私は娘を思い切り抱きしめた。
新幹線に乗って地元へ向かう車中の窓。
娘がポツンといった。
『パパは一人でお留守番。かわいそうだねぇ』
その娘の言葉に私は涙が出てとまらなくなった。
パパが大好きな娘にはだんなの悪口を言いたくなかった。
娘にとっては大好きなパパなんだ、とあらためて実感した。
母には心配をかけたくなかった。
だから母にはだんなが浮気をしたから帰ってきた、とは伝えなかった。
でも今思えば、察していたのだろうな、と思う。
結局娘の運動会の練習が気になって2泊してまた家に戻った。
夕方に家につくと何故かまだ仕事のはずのだんなが家にいた。
「なんでこんな時間に家にいるの?」と娘がいるので平静をよそおってきく。
『そろそろ家に帰って来ると思ったから待ってた。
本当にごめんなさい』
だんなは頭を下げた。
単純な私はだんながそこまで私を心配してくれたのだ、と
それだけで心が満たされて簡単にだんなを許してしまった。
浩司と知り合った直後、また夫の転勤話がもちあがる。
やっと新しい土地になれ、友達も出来て落ち着いてたのに。。
今度は神奈川県。
もし夫の浮気が発覚していなければもっと前向きに引越しをできたと思う。
しかしその時すでに夫の何度かの浮気が発覚していた。
悲しい気持ちで新しい土地へ。
子供たちは友達と別れて情緒不安定。
私は新しい土地と子供の心配、そして相変わらずの夫。
そんな時、私を支えてくれたのは浩司だった。
もしあの時つらい状況で浩司が私を支えてくれなければ
私はどうなっていたんだろう?
今でも浩司にはものすごく感謝している。
ある日浩司からパソコンにメールが届く。
そのメールは
うまく説明できないけど。。画面全体にハートのマークが作ってあり、その中にくりぬき文字のように「メイ大好き」と書かれていた。
ハートは小さな・をいくつも並べて作ってあり~それだけでも大変なのに中に文字を作る作業はすごく大変だったと思う。
彼は『芽衣をびっくりさせたくたちょっと頑張ってみた』といっていた。
めんどくさがりの私にはそれを作るのにどれくらいの時間がかかったのかは想像もつかない。
今まで生きてきて浩司ほど私を愛してくれた人はいない。
おそらくこれからも。
浩司は時々
『もし芽衣がいなくなってしまったら僕はどうなるんだろう』
といった。
その言葉は私を嬉しくさせる以上に不安にさせた。
「もし私が何かの理由でいなくなったら浩司は大丈夫だろうか」
繊細な彼を本気で心配していた。
もし別れでもしたら彼は自殺してしまうのではないか、とさえ思った。
この頃の私は彼に愛されてる自信があったので、そんなことを思う余裕があったのだ。
私は彼を本気で好きだったので、彼の幸せを願っていた。
「なぜそんなに好き同士だったら離婚して彼の元へいかなかったの?」
と問われたら返す言葉もない。
彼はそれを望んでくれていたのに。
結局・・・私にとって一番大事だったのは彼より子供だった。。。
もし夫がひどい父親だったら?
子供が夫になついていなかったら?
それだけではない。
彼は独身で結婚生活に甘い夢を抱いているのがわかっていた。
結婚してる私は現実を知ってる。
結婚ってそんなに甘いものじゃない。
彼は『メイの子供なら愛せる自信がある』といってくれた。
でも実の子供でも腹がたつことがある。
愛せない時もある。
優しい彼が虐待するとか、そんな風には決して思わないけれど
実の父親に勝ることはできない、とわかっていた。
子供たちに悲しい思いはさせたくなかった。
そして彼の甘い夢を壊すこともこわかった。
最終的には私の覚悟がたりなかった。
~ある日の会話~
別れ際に彼がいった。
『もうこのまま僕の住んでるところへついてくる?』
彼の目は真剣だった。
私は少し冗談っぽく
「そうしちゃおうかな」といった。
彼は
『いつでも大歓迎だよ。
でも、子供たちをおいてきたら僕は追い返すよ。
くるなら子供たちをつれておいで』
😿😿😿😿
浩司はそういう人。
なんで浩司はこんな私をあんなに愛してくれたのかな?
私にはわからない。
独身で私なんかより素敵な女性は山ほどいたはずなのに。
たまたま出会ってしまったから?
あの時お互い苦しい状況にいて、神様が二人を引き合わせてくれたのかな?
貴方はよくこういった。
『芽衣に出会えたのは運命やなぁ。
奇跡に近いと思う。
本当に会えてよかった』
きざにきこえるその台詞も貴方が本心からいってるとわかっていたから
本当に嬉しかった。
ねぇ、私のどこが好きだったの?
ねぇ、教えて。
ねぇ。
ねぇ。
~バレンタインデー~
私は女性らしくない。
だまっているとよく女性らしいと『勘違い』される。
が・・・・・
裁縫苦手
料理嫌い
家事苦手
細かいこと苦手
ようするに女らしくない。
プレゼントのチョコは手作りがやっぱりいい!と思うけれど
ハードルが高い。
でも彼のために頑張ってみた。
普通のチョコではおもしろくない。
彼のために彼の顔を形作り、彼の顔を違う色のチョコで書き込む。
私にしては頑張ったw
出来は・・・イマイチ!
でも心が大事!と自分にいいきかせ彼に送った。
『芽衣の手作り?
すごく嬉しい!!
ありがとうーーー』
思ったとおり彼は喜んでくれた。
彼はその後、その似顔絵チョコがもったいなくて食べれないと
机の上にずっと飾っていてくれました。
その写メも送ってくれて・・・
「もう腐ってるよ?捨てたら?」という私に
『いいの!!
もったいなくて食べれないからずっとこうしておく』
と言っていた。
別れた今、当たり前だけど。。
あのチョコはもうこの世にはないのでしょうね。
ねぇ、浩司。
私は貴方に愛されることが当たり前になっていて。
貴方と離れることになるんて想像もしていなかった。
いるのが当然になっていた。
人間って
あんなに分かり合っていて
必要とし合っていて
好き同士で
それでもこんな風に別れることってあるんだね。
私が婦人科検診を受けるといったら
女医さんかどうかをすごく気にしてたよね。
男のお医者さんだといったら
『想像もしたくない!!』と本気で嫌がってた落ち込んでいた浩司が
なんだか可愛かった。
『でも大切なことだから・・
芽衣にはずっとずっと元気でいてほしいからきちんと定期健診うけなきゃね』
っていってくれたよね。
私が乳癌かもしれない、って思ったとき。
もしそうだったら、別れるよ、って言った時。
『もしそうでも勝手に離れていかんといてな。
もし芽衣が乳癌で胸がなくなっても・・・・僕は抱くよ?』
切なそうに悲しそうに貴方がそう言ったから
私は泣きそうになったんだ・・・・
今思えば貴方は毎日どれほど寂しい思いをしてたんだろう。
よく
『何でもいいから芽衣の作ったものを着払いでクール宅急便で送ってほしいなぁ』といってた貴方。
私はめんどくさがりだし、そんな送るほどたいしたものは作れないから嫌だ、
といってはぐらかしてた。
貴方は美味しいものを食べたかったんじゃない、
私が作ったものがただ、食べたかったんだよね。
きっと玉子焼きでもなんでもよかったんだよね?
なんであの時送ってあげなかったんだろう。
今更後悔。
もう遅いのにね。
~真 sin~
話がコロコロかわりわけがわからなくなるかもしれませんが。
冒頭に書いたように、今3人の男性とメールをしています。
この3人目めの「真」が。。。軽い、とにかく、軽い!!!!
ちょっと前まで大っきらいで軽蔑してたタイプの人。
なぜ彼とメールしてるんだろう。
自分でもわからない。
答えがみつからないw
あまりに軽すぎて笑えてしまう。
そして最近ちょっとだけ彼のペースにはまってる自分に気づく。
真は私よりも8つ年上。
浩司が私より8つ下だったから、なんだか不思議な気がする。
真は8つも上なのにやんちゃ坊主みたい。
私は彼をちょくちょくたしなめる。
『芽衣ちゃ~~ん、今度会って手をつなごうよ~😚』
(※私たちは会ったこともありません)
「だめに決まってるでしょ👊」
『なんで~?いいやんか~😭』
「そんなことばっかりいってると返信しないよっ😥」
『はいはいは~い。反省します。芽衣ちゃん嫌いにならんといて~🙀』
いい年してあほあほメールですね。
でも今はこんなやりとりでも癒される瞬間がある私。
ばかだなぁ、と自分を落としつつも。
男たちは写メをなんでそんなに欲しがるんだろ?
最初に写メをひゅうがに送ってから、だんだん緊張もとけてきて
「写メくらい送るのはどうってことない~」とあまり抵抗なくなってきた私。
ちょっと麻痺してるかも。
もちろん、私の中での信用できるラインに達していなければ絶対送らないけど。
さて、
この真に頼み込まれて写メを送った時。
『うそや~~ん💕年齢詐称ちゃうん?
絶対その年には見えへんで、芽衣ちゃん😍
めっちゃタイプやしぃ~~!
あかん、ほれそうや💕』
ここまでくるとだんだんこうやってネットで出会う人はとりあえず
相手の女性を皆ほめるものなのだ、と私は悟った。
こんなに軽いアホみたいな(失礼w)真を私が信用した理由。
とてもシンプルー
ある日、真がまたアホアホメールをしてきた。
(彼のメールにはなぜだかいつも💕が多い)
『芽衣ちゃ~~ん。今度ご飯一緒に食べようよ~~💕💕』
「真ってノリが軽すぎ!
そんな簡単に会えるわけないでしょ?」
『なんで~?いいやん~~💕?』
「だって私は真の本当の名前も、住所も知らないんだよ。
私の常識ではこれで信用しろっていうのは無理」
しばしの沈黙。。。
おそらく軽いタイプの真にとって私はめんどくさい女とわかったんだろうな、
それならそれでよかった~と思ってたとき、
メールの着信。
『こんなん初めてやで!芽衣ちゃん。
マジの住所と名前と家の電話やで。保存しといてや』
と本名と住所と家の電話番号を送ってきた。
このメールで、真は「軽いけど危険な人ではない」と判断した私。
単純??あ、後信用できるもう一つの理由は・・・
仁と同じく奥さんと仲良くしてるから。
奥さんのことを平気で悪口いう男は信用できない、が私の考え。
で。。。
彼はほんと悪い人ではないんだけど、軽い。
でもこの軽さに癒される時がある私は、
やっぱりまだ浩司と別れた傷をひきずっているから、かな。
もう浩司みたいには愛せない。
愛してつらい思いをしたくない。
でも寂しいから愛されたい。
一人だけに重点をおくのが怖い。
わがままな女。
勝手な女。
それが今の私。
サイテー!
~元彼女~
その日は息子がインフルエンザで40度の高熱を出していた。
悪夢でうんうんうなされる息子の看病で私はへとへとになっていた。
やっとどうにか少し息子の様態が落ち着いてきた時。
ピンポーン
と家のチャイムがなる。
誰も来る予定はなかったから「宅配かな?」と思い、インターホンで答える。
『山川と申します』と若い女性の声。
その名前にききおぼえはなかったが、ハッ とした。
相手が「誰」なのかわかった気がした。
よりによって化粧もせず、普段着のみっともない格好をして、
看病疲れのひどい顔をしていた私。。
出ようかどうか、と一瞬思案したが、
「少々、お待ちください」と言い、子供たちに「ちょっと待っててね」と伝え
ドアの外に出た。
外にたっていたのは25歳くらいの若い女性だった。
私の予感はあたっていた。
いや正確にはちょっとはずれていた。
私は彼女を夫の「彼女」では?と思ったが、
彼女は夫の「元 彼女」だった。
とりあえずドアのすぐそばでは子供にきこえてはまずいと思い、
彼女を少し離れたエレベーター前に連れて行った。
最初に口火をきったのは彼女だった。
彼女は長い黒髪で色白の女性だった。
彼女は
『突然すみません。どうしてもお会いしたくて。。私、山川恵利と申します』
と自分の名を名乗った。
私はただ彼女の話をきいていた。
彼女は
最近まで夫と付き合っていたこと、
夫とケンカをして、その後夫に新しい女ができたこと、
付き合ってる間ずっと私や子供に申し訳なく思っていたこと、
などなど話始めた。
不思議なことに私は目の前で泣き出した彼女の頭を気づけばヨシヨシとなでていた。
なんだか彼女が可哀想になってしまった。
だんなを好きになった彼女に同情してしまった。
昔、奥さんと愛人がふとしたことがきっかけで親友になり仲よくなる、という
ドラマを見たことがあった。
それを見たときは「ありえない!!さすがドラマだなぁ」と呆れたものだった。
が。。。
人生ってわからないもの。
彼女と私はその後 親しくなった。
~つぶやき~
寂しい
寂しい
寂しくてたまらない...............
可愛い子供もいる
大好きな友達もいる
最近メル友もいる・・・・
なのに・・・・
なんでこんなに寂しいんだろう。。。
誰か助けて。
~浩司の存在~
忘れたくて、
忘れたくて
最近思い出すこともだいぶん少なくなったのに。
やっぱりふとした瞬間に考えてしまう。
そして時々あなたの仕事のHPを開いてオンラインかオフラインを確認してしまう。
オンラインだと。。
『あー元気で仕事頑張ってるんだな』
オフラインだと。。
『大丈夫かなぁ』って心配になる。
今さっき、また確認しちゃった。
オンライン。
また夜遅くまで仕事してるんだ。
頑張れ、頑張れ、浩司。
無理しちゃだめだよ。
私が寂しくなるのは貴方のことを思い出すから。
貴方が私をあんなに愛してくれたから。
今の私は心にぽっかり穴があいてるんだよ。
浩司を早くふっきりたいから
そのために毎日のようにラブコールを送ってくる軽~い真と会おうかな。
好きになれなくても、会ってたら情もわいてくるかな。。。
真にはすごく失礼な話だけど。
でも真には奥さんがいて、子供がいて。
彼は軽いノリの人だから、私のことはきっと『遊び』ラインからこえないと思う。
浩司やひゅうがみたいに真面目な人だったらこんな風には思えないけど。
真の軽さにのってみるのもいいかもしれない。
きっとはたから見ると、かなり馬鹿な女ですね。
私。
~元彼女の話~
彼女が家に訪ねてきたとき、いろいろ話したが
正直テンパッっていて話した内容の詳細は覚えていない。
ただなぜか彼女に憎しみの気持ちがわかなかった。
彼女は
『どうしても顔をみて謝りたかったのだ』といった。
夢によく私と子供がでてきた、と。
時々胸が苦しくなること。(過呼吸?)
それをきいて彼女もずっと長い間苦しんでいたのだな、と思った。
なぜ彼女に同情したか。
だんなは今までにずっと浮気を繰り返し、彼女はその一人であったこと。
私がだんなの「病気」に関してはあきらめていたこと。
だんなに対して『男女の愛情』がおそらく私にはもうなかったこと。
彼女が精神的につらい状態にあることを知ったこと。
私にはそのとき浩司という支えになる存在がいたこと。
泣いてる彼女の頭をなでながら、私からメアドを教えた。
その晩、彼女からメールが届いた。
私たちは何度かメールのやりとりをした後、飲みにいく約束をした。
彼女のメールは今時の若い人がかくようなメールではなく、
どちらかといえば、私よりも年配の人がかくような丁寧なメールで
私はこういう文章をかく人に久しぶりにお目にかかった。
だんなはいつも女を見る目はある・・・
と変なところで感心する私。
だんなが求めるのはただの身体の関係ではなく、
心も癒せる女性。
私と離婚するつもりはないだんな。
身体だけの関係をもとめるよりタチが悪い、と思う。
相手の女性も心身ともにだんなにのめりこんでしまうからだ。
彼女と初めて飲みにいった夜。
私たちは飲みながらいろんな話をした。
彼女からだんなのことをききだしたかったわけではない。
ただ、彼女と話がしたいと思った。
だからお互いのおいたちや、家族のこと、趣味、いろんなことを話した。
彼女は母親と確執があることを話してくれた。
彼女はつらい生い立ちのようだった。
それから私たちは度々飲みにいったり、ランチしたりした。
傍目からみれば私たちは仲の良い姉妹のようにみえたかもしれない。
ある日彼女が言った。
『私は彼(だんなのこと)と付き合ってる間ずっと苦しかったんです。
どうしてこんなに苦しいのに彼とつきあってるんだろうといつも思ってました。
でもこんなことをいうと。。。。都合のいい言い方で芽衣さんには申し訳ないですが、
今は彼と出会ったのは芽衣さんとこうやってお会いするためだったんじゃないか、と思うんです。
本当に芽衣さんとこうやって知り合えてよかったです。
彼と会ったことより何より芽衣さんと会えたことが嬉しいんです。
本当にありがとうございます』
そんなわけないでしょ?
ありえない!
そんな言葉が第三者からはきこえてきそう。
けれど私は彼女の言葉をそのまま素直に受け取りました。
彼女は本当にそう思って言ってくれたと今も思っています。
彼女はずっと、胸の中に仲がいいとはいえない母親への思いがあり。
時には刃のような言葉で彼女は母親に傷つけられていた。
その思いをきくたび私は彼女を心配した。
彼女は私のことを
『芽衣さんは私にとって今では母のようであり、姉のようであります。
芽衣さんと話しているとすくわれます』
と言った。
もし彼女がなんの悩みもない女性だったら・・・
きっとこんな風な関係にはなっていなかっただろうと思う。
彼女の母を求める気持ちが、私の母性を揺らしたのかもしれない。
メイン話ではないが、彼女とはもちろんだんなの話もした。
話をきき驚いた!
私はそれまで夫に対して、女性関係に関してはあきらめていたものの
わずかな信頼、思いは残していた。
それが見事に打ち砕かれた。
なんと。。。。。。
夫は彼女に対して大きな嘘をついていた。
私とは離婚した、と。
「一緒に住んでるのに(私が)その言葉を信じたの?」というと
『心のどこかではウソだとわかっていた気もします。
でもまさかそんなことを平気でウソのつける人だとは思いませんでした(>_<)』と。
だんなはいろいろ理由をつけて一緒に住んでいるけれど離婚した、と話していたらしい。
彼女にしてみればその時、だんなを愛していたわけだから
だんなの言葉を信じたのだろう。
それにしても、可愛い子供がいて、どうしてそういうことを平気で言えたのか??
彼女にその言葉をいってると同時期に私には土下座して
『おまえを大切に思っている。別れたら生きていけない』といっていたのに。
だんなのウソを子供がきいたらどんなにショックをうけるか・・・。
だんなに対してあきらめていた私でさえ大きな打撃をうけた。
「離婚した」と彼女にいっていたと知り、私の心は暗闇に沈んだ。
だんなのことを、すごく不誠実な人間だと思った。
だんなへの気持ちがさらに地に落ちた瞬間だった。
そして私の心はますます浩司へと向かっていった。
『離婚した』とウソをついただんな。
もし彼女を本気で愛して手放したくなくてそういったのなら、離婚してからそう言え!!
もし家族を本気で大事に思っていたなら、離婚したなんてウソをつくな!!
彼女に対しても、私に対しても、子供に対しても、不誠実な男。
結局自分が一番かわいい人なんだ、と
そのときさめた気持ちでそう思った。
バカったれーーーーーー!
彼女がだんなに言われた言葉。
『家までいって満足しただろ?』
彼女は身も心も凍ったそう。
私もまたその言葉をきいてまた心が凍った。
私は夫を優柔不断な人だと思っていた。
でも優しさはある人だと思っていた。
女にはだらしがないけど、優しさはある人だと。。。
今まで苦しめ、少なくとも本気で愛していた期間もある元彼女。
離婚しているとうそまでついて結婚まで期待させていた人に対しての
別れた後のその台詞。
私の中の『だんな像』は音をたてて崩れた。
妻の立場である私がこう言うのは変かもしれないけど・・
『今までつらい思いをさせてごめん。
君の幸せを願っている』と彼女にいえる男であってほしかった。
そういいえる人だと思っていた。
精神状態が不安定な彼女に対して、そんなことを言う人だと思わなかった。
最低の男。
これが私のだんなです。
その最低の男の妻である私もたいした女じゃありません。。。
ふと思う。
でも私も浩司に対して同じことをしてるのではないか?
自分に言い聞かせる。
私は夫とは違う。
夫とは違う。
夫は自分が一番かわいくて、だから元彼女と別れたくなくて
離婚した、とまでウソをついて将来を期待させて、、、
私は浩司を大切に思っている。
浩司のためにならいつでも身を引ける。
浩司には幸せになってほしいから。
浩司とつきあってる6年間の間、何度か話し合いをした。
私は今は離婚できないこと、
将来もどうなるかわからないこと、
浩司には幸せでいてほしいこと、
もう浩司とは別れた方がいいのではないか、といつも思っていること、
この話をするのは私にとってつらいことだった。
なぜならこの話をはじめるといつも浩司がたまらなく悲しそうな顔をするから。
私の中の葛藤。
浩司とずっと一緒にいたい、
もし子供がもう少し大きくなったなら浩司と一緒になりたい、
でもそれは言葉にできない。
言葉にしてもしその言葉が実行できなかったら浩司を犠牲にしてしまう。。
先のことはどうなるか予測がつかない。
浩司は
悲しそうに、
切なそうに
そして優しい声で言う。
僕は芽衣が大好き。
だから芽衣と今結婚できなくても、芽衣といつもあえなくても
芽衣とこうやって繋がっていれるだけでいいんだよ。
だから僕のことは気にしないで。
芽衣は笑ってて。
芽衣と別れることを考えただけで悲しくなるから。
今僕は十分幸せだよ。。
何度この会話を繰り返したことだろう。
つきあって5年たったときくらいからだった。。
そして少しずつ状況はかわっていく。
彼が子供をのぞみはじめる。
年老いていく両親に孫をみせたい、と。
何より優しい子供好きな寂しがりやの彼自身が
自分の分身をほしいと望む。
当然のことだった。。
私には産んであげることができない。
あんなに優しかった彼。
あんなに愛して癒してくれた彼。
私との子供を望み、こんな私にプロポーズしてくれた彼。
その彼にとびこんでいけなかったのはなぜ?
もちろん子供のことは大きい。
子供がいなかったら。。。
私は彼のもとへ飛び込んでいけたと思う。
私は彼より子供が大切だった。
一番大切だったのは我が子の幸せ。
再婚への不安。。
結婚を夢見てる彼。
現実を知ってる私。
彼との関係が色あせてしまうことへの恐れもあった。
彼が確実な未来を望んでると分かった時、
私の選ぶ道は一つしかなかった。
「別れよう」
彼にそう告げた。
『少し時間がほしい。考えさせて』
彼が言った。
6年という月日はあまりに長すぎた。
6年間、誰よりもたくさん話をした。
メールをしない日はなかった。
会える日こそ少なかったけど、話さない日も6年間で数日しかなかった。
濃い時間だった、と思っている。
自分で別れを告げながらも、本当に別れることができるのだろうか?
と自問自答した。
正直彼のいない生活は考えられなかった。
よく彼が『僕は芽衣がいなくなったらどうなってしまうんだろう』といってた言葉は
今は私にそのままあてはまった。
「私は浩司がいなかったらどうなるんだろう」
けれど。。。
6年の月日は、浩司にとって大きかった。
私は今の浩司の年には、もう子供も産んでいた。
男といえども、若いうちに結婚して子供がいるにこしたことはない。
というか。。もう彼は若くはない。
私の中には
彼と今別れなければ彼の人生を後悔させることになるかもしれない、
という切羽詰った気持ちがあった。
そして別れ。
言い出したのは私だけど、別れは二人で考えて、話し合って、きめた決断だった。
最後に会おうということになり、私たちはよく行っていた喫茶店で待ち合わせをした。
涙をこらえていつものように、いつもの笑顔で話をする私。
それをいつもの優しい表情で時には切なそうな表情できく彼。
今まであったことを懐かしく話す二人。
またすぐ明日にでも会えるような口調で。
ドラマでよく見る優しい男。
別れ際に「僕はまだ君が好きなんだよ。別れても好きだよ」と告げる男。
私はそんなの卑怯だ、と思っていた。
本当に相手を思うならその言葉は言わない方が相手はふっきれる。
けれど彼はいった。
『僕は芽衣のことが大好きだから。
別れても芽衣のことを嫌いなることは一生ないと思う。
だから別れても、芽衣と完全に縁は切りたくない』
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君は私のマイキー、君は俺のアイドル9レス 172HIT ライターさん
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タイムマシン鏡の世界6レス 167HIT なかお (60代 ♂)
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運命0レス 83HIT 旅人さん
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九つの哀しみの星の歌1レス 93HIT 小説好きさん
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夢遊病者の歌1レス 101HIT 小説好きさん
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神社仏閣珍道中・改
(大岩山毘沙門天) 「ああ、毘沙門さまかぁ。しばらく行ってないな…(旅人さん0)
320レス 11197HIT 旅人さん -
西内威張ってセクハラ 北進
高恥順次恥知らずサイコパス悪質飲酒運転常態化事故まで起こして全く反省な…(自由なパンダさん1)
109レス 3518HIT 小説好きさん -
北進ゼミナール フィクション物語
西内威張ってセクハラ身体を大きく見せる脇と肘は90度咽喉を拡げる天井に…(作家さん0)
28レス 383HIT 作家さん -
こんなんやで🍀
昨日、庭いじりしてる裏のババア。逃げ足早くって🤣 犬の散歩行ったら信…(自由なパンダさん0)
198レス 2080HIT 自由なパンダさん -
タイムマシン鏡の世界
反物質、それはどこにあるのか、ミクロの世界に存在する。(なかお)
6レス 167HIT なかお (60代 ♂)
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🌊鯨の唄🌊②4レス 145HIT 小説好きさん
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人間合格👤🙆,,,?11レス 152HIT 永遠の3歳
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酉肉威張ってマスク禁止令1レス 166HIT 小説家さん
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今を生きる意味78レス 529HIT 旅人さん
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黄金勇者ゴルドラン外伝 永遠に冒険を求めて25レス 986HIT 匿名さん
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🌊鯨の唄🌊②
母鯨とともに… 北から南に旅をつづけながら… …(小説好きさん0)
4レス 145HIT 小説好きさん -
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人間合格👤🙆,,,?
皆キョトンとしていたが、自我を取り戻すと、わあっと歓声が上がった。 …(永遠の3歳)
11レス 152HIT 永遠の3歳 -
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酉肉威張ってマスク禁止令
了解致しました!(小説好きさん1)
1レス 166HIT 小説家さん -
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おっさんエッセイ劇場です✨🙋🎶❤。
ロシア敗戦濃厚劇場です✨🙋。 ロシアは軍服、防弾チョッキは支給す…(檄❗王道劇場です)
57レス 1417HIT 檄❗王道劇場です -
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今を生きる意味
迫田さんと中村さんは川中運送へ向かった。 野原祐也に会うことができた…(旅人さん0)
78レス 529HIT 旅人さん
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26レス 793HIT 相談したいさん -
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13レス 385HIT 匿名さん (30代 女性 ) -
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30歳主婦です。 地元札幌で0歳児の子育て真っ最中です。 地元の大学に行って、地元で就職して…
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🔥理沙の夫婦生活奮闘記😤パート2️⃣😸ニャ~ン
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145レス 1535HIT 理沙 (50代 女性 ) 名必 年性必 - もっと見る