カヤの依存
自分の居場所と愛が欲しかっただけ…
一男二女。
カヤは戸田家の長女として生まれた。
宗教に熱狂的にハマる母。
堪え性と甲斐性のない父
兄ほど期待されず、妹ほど可愛がられていない事を幼い頃から痛いほど感じてきた
心にポッカリ空いた穴は成長を増す事に大きくなっていった…
新しいレスの受付は終了しました
>> 353
【コメントを下さった皆様、読んで下さっている皆様へ】
コメントを下さった方
お返事が出来ないでいてごめんなさい
本当に古いスレなのにお付き合い続けて下さっている方、また最近見つけて下さった方もいるかもしれません
一昨年の11月にスレを立ち上げてから
何度も投げ出し、放置し、閉鎖を考えた事も多々ありました
それでもまた結局書いているのですが、その長期放置してしまった時から書き上げる事に全く自信が持てなくなってしまいました
それから皆様の温かいコメントを頂いても、胸を張って「頑張ります!」と言えなくなってしまいました
しかし、コメントを頂けるとやはりそれはいつでももの凄く嬉しくて、涙が出る時もあり、その度感謝の気持ちと、書こうという意欲に繋がっていましたので
本当に書き上げた時、もしくは本当に閉鎖すると決めた時に改めてお礼を言わせて頂こうと考えていました
続きます
>> 354
決して綺麗な話でも感動的な話でもないですし、不快に思われてしまうワードも沢山入れているので、受け入れられない方が大勢いるのは承知しております
何度も投げ出してしまう私が書いているものなので、今では自分でも小説なんて大それた代物だとは思っていませんし、ましてこれがどんなジャンルにカテゴリされるかはわかりません
なのでどんな風に受け取って貰っても結構です
読む方が決めて下さればよいと思っています
エロ小説でも、つまらない話でも、くだらない話でも
読む方がそう思うなら、間違いなくそうなのだと思います
コレを読んで下さっている方、コメントを下さった方、温かいお心遣いと貴重なお時間を頂き本当にありがとうございます✨
匿名さん、何度もコメントありがとうございます✨
嬉しくて凄く元気が出ます
横レスの削除より、自分に負けない様に頑張りますね🍀
ちゃら
ちゃら様🌱
本当につまらない邪魔が入りましたね💧
ヤツは他にスレ立てしてましたが【PS3🎮】についてレスの中でも意味分からない事を言ってました😒
なので、気にする相手では無いですよ😉
他にも、たぁ~くさん、ちゃら様のファンは居ますよ😉
応援スレがないから、皆さん本編へのレスを遠慮してるはずです☺しかし、作ってしまうと、ちゃら様への負担になっても申し訳無いので、これからも今まで通り、ちゃら様のペースで頑張って下さい☺
何度もすみません💧
ヒナカさん
スタート時からでしたら更新の遅さにイライラした事もあったでしょうに、今でも読んで下さってましてやこんなあたたかいお言葉まで頂けて幸せを感じました
ありがとうございます🍀
専業主婦さん
この様な話と私に貴重なお時間頂き、またあたたかいお言葉に重ねて感謝の次第です
ありがとうございます🍀
かなさん
度々のコメント有り難いお言葉ばかりです
心配して下さって申し訳無さと
お心遣いに嬉しさで胸がいっぱいです
ありがとうございます🍀
ちゃら🐢
>> 359
ちゃら様🌱お返事ありがとうございます☺
だって【カヤの依存】ってメチャクチャ楽しいですもん😊10代の頃にヤンチャしてた人や、多感な時期にいろいろ体験した人なら誰しも共感できる内容です☝
そして更新の遅さ(笑)コレもちゃら様の素敵な所だと思います😁
今回の🌀があった後の更新がなかった事だって、ちゃら様のペースでまた更新されるであろうと信じて待っていた所です😊
他にもたくさんファンは居ますよ☝だって🌀の消去が早かったでしょ💨
ゆっく~りでいいですよ😊大丈夫です😊
だって一年以上前からマイレスに居るんですからね😁全然あきないし、これほど引きつけられるって事は素敵な小説なんだと思います☺
応援してます🌱
>> 350
リョウが腰を動かす度、歩のペニスしか知らない蜜壷は
その違和感に抵抗する様に押し出そうと締め付ける
無理やり動かせば更に抵抗を見せ、リ…
顔を背けているカヤのその表情と
対照的で大胆な行動のギャップに魅せられ
リョウは興奮と勢いに任せ腰を動かした
しかしそれはすぐに
2人同時に
絶頂という形で終わりを迎えた
カヤもリョウも少しも耐える事が出来なかったが、お互いが一番いい状態でそれを迎えられた事が
安心感と至福感で心まで満たしてゆく…
まるで恋人同士の様に甘く唇を重ね、見つめ合うと
それが新たなる欲へと更に掻き立て
カヤはリョウの
まだ沈まりきらないものを口に含んだ
カヤはあの日
歩から教え込まれたやり方を
ひとつひとつ思い出しながら
形も太さも長さも微妙に違うリョウのそれで実践した
>> 362
「何がぢゃねーよ!
そんなモン何で飲んでんだって聞いてんだよ!!」
「普通飲むんぢゃないの…?」
素っ頓狂な顔をしているカヤにリョウは
小さく溜め息を吐き
そして切なさの混ざった優しい眼差しを向けて言った
「普通飲まねーだろ…
いや普通に飲むヤツも飲ませるヤツもいるかもしんねーけど…
俺は普通だったらそんな事させられねぇ…って思うってゆーか…
それって、お前のその好きなヤツにさせられたのかよ…?」
「じゃあ、こーゆー時
あなたの普通だったらどうするの?」
それはカヤの純粋な質問だった
「ティッシュの中に出して貰うとか、
まぁ…最悪でも俺の腹の上に吐き出して貰うとか…
お前はさぁ、
飲めって言われてそいつの飲んだ時
どー思ったんだよ…?
嫌ぢゃなかったのかよ?」
「…
喜んでくれて嬉しかったよ…」
それはカヤの本心だった
なんだか間の抜けたような顔をしてそう言ったカヤを見て
リョウはカヤの頭を優しく抱き締めると言った
「やっぱりお前ってバカな女だわ…」
>> 363
それからしばらく、リョウといる時間
カヤは何をしても楽しかった
くだらない話に盛り上がり、身体を重ねたり…
喉が頻繁に乾くくらいで
全然疲れない、眠くならない、腹も空かず
ずっと元気なままだった
乗る予定だった始発の時間はとっくに過ぎて、もうじき正午を回る頃
リョウの携帯電話が鳴った
リョウは画面に映し出された着信相手の名前を確認した
「みつるからだ…
あんたとまだ一緒にいる事黙ってた方がいい?」
カヤは一緒では考え切れず
とっさに黙って頷いた
「もしもし!
あ~、みつるか
あぁ…
あの子ならあのまま家の近くまで送ってたけど…
別になんもねーよ
あぁ…それは別にいいって…
それよりそっちはその後どうしたよ?
そうか…
まぁ…あんま遊び過ぎんなよ…
おぅ、じゃあまた月曜日に
遅刻すんなよ!
おぅ…じゃーな!」
リョウが携帯を切るのを確認すると
「みつるさん何だって?」
>> 364
「あの後それぞれお持ち帰りして
みつるはサヤカって子とまだ一緒らしい
これからまた昨日のメンツで合流するらしいけど、あんたの友達が俺とあんたがどうなったか気になってるらしくて掛けてきたみたいだな
あんた友達に遊ばれてんじゃねーの?」
「じゃあ、本当の事言った方が楽しんで貰えたかもね」
こんな話は深く重く捉えてしまっただろうが、あっけらかんと明るくさせたのも
やはりあの薬のせいなのか
再びリョウの携帯電話が鳴った
リョウが一瞬戸惑った表情をした様に見えたがそのまま電話に出た
「もしもし香織…?
え?!これから…?
いや…そーゆー訳ぢゃねーんだけどさ
うん…うん…
わかった…
じゃあ、
後でまた掛けるよ…
」
リョウが香織と呼んでいた電話の相手が
リョウの付き合っている
幼なじみの人妻である事は
カヤにも想像できた
「電話、彼女さん?」
「あぁ」
「何て?」
「いや、旦那が出掛けたみたいで…
多分浮気相手の所だろうって
で、今から会えないか?って」
「え?!本当?!
じゃあ、私帰るよー!」
「いや…」
リョウは何だか申し訳無さそうな顔をしていた
「何でそんな顔してるのー?
これから好きな人に会えるんだからもっと嬉しそうな顔しなきゃ!」
「いや、それじゃ
お前に悪過ぎる」
今度は真っ直ぐにカヤを見て言った
「何にも悪い事ないよ
私のが迷惑掛けちゃったし
私もそろそろ帰らなきゃ
それにセックスは自己責任だよ!」
カヤはケラケラと笑って言った
それから何度か押し問答を繰り返し
それならば車で家まで送るというリョウの申し出にも
彼女との時間に使ってくれ
と制した
手早く身支度を済ませ出て行こうとするカヤに
リョウは慌てて自分の携帯番号を書いた紙を渡した
「取りあえず家着いたら一回電話して!」
それから
スポーツ飲料を沢山飲み
熱い湯に浸かって沢山汗を出せば
アレは早く抜けると教えてくれた
- << 368 リョウのマンションから出ると 日の光が痛く眩しかった しかし気分は良い 心に煩う物は何も無かった カヤは少しだけ慣れた自分が歩くヒールの音を 心地よく聞きながら背筋を伸ばし歩く 家路に着いても、家族の冷やかな視線に平気でいられた カヤは久しぶりに心の平安を取り戻し それ所か全てに高揚していた
>> 368
約束通り、リョウから貰った携帯番号に掛けてみた
「もしもし…」
「もしもし私だよ!
【バカな女】だよ!
今家に着いたの」
「お前、この番号って家電?!」
表示された見慣れない携帯番号以外の数字を見て
リョウは驚いていた
カヤは携帯電話を持っていない事とその理由を話した
リョウはあの後
カヤを送らなかった事をやはり後悔したと何度も謝った
しかしカヤは久しぶりの電車に、高校時代の事を思い出し、懐かしく新鮮だったと楽しそうに話した
その興奮気味なカヤの話し方に
「お前まだ…
全然抜けていないな…」
と心配し
安易にカヤに
あの薬を分けてしまった事にも後悔した様子で
再び謝った
「な~んか謝ってばっかりだね
そんなに謝られたら私のが申し訳なくなっちゃうよ」
カヤは再びケラケラと笑いながら言った
その日は結局
リョウの言う通りスポーツ飲料を沢山飲み、熱い風呂で汗を流したが
いつまでも目や頭が冴えたままで眠る事ができなかったカヤは
翌日、夕方に掛かってきた美也子からの電話でようやく目を覚ました
いつも通りの遊びにこないかという誘いに、借りていた洋服が乾いている事を確認すると
カヤは自転車に乗って美也子の家へと向かった
「ねぇねぇ、リョウさんって人とどうだったの?!
本当に送って貰っただけ?!」
カヤが美也子の部屋に上がるなり
3人は目を輝かせてカヤの回りに集まった
一瞬
リョウがみつるに本当の事を言ったのか
と考えたが
何度も謝っていたリョウを思い出すと、とてもそんな風には思えなかった
>> 370
「うん…
送って貰っただけだよ…」
カヤはまた
美也子に嘘をつき
隠し事が増えてしまった事で
すぐ様苦々しい気分になる
「な~んだ!
やっぱりみつるさんが言ってた通りかー」
一番に美也子が落胆の声をあげた
「でも、カヤちゃんにしては頑張ってた方だよね!
お酒もいっぱい飲んでたし
結構喋ってたし」
サヤカがフォローする
「一番おいしい所持ってって
結局つまんないよね
カヤちゃんらしー」
やよいの言葉に3人が笑った
早々
カヤは美也子の家に来た事を後悔した
【お前、友達に遊ばれてんじゃねーの】
あの時のリョウの言葉が
カヤの頭をこだまする
しかし
カヤも
もう
笑うしかなかった
>> 371
彼女らに悪意があっても無くても
冗談として笑っているなら
カヤ自身も笑って冗談にしておかないと
涙が出そうだったのだ
それから深夜まで談笑し、カヤが美也子の家を出たのは22時を回った頃だった
一刻も早く帰りたいと思っていたが、いつも通りでなければ
自分が
やよいの言葉や、美也子とサヤカに笑われた事に対し傷ついたと悟られるのがカヤは怖かった
帰り道、カヤは自転車を漕ぎながら
【お前、友達に遊ばれてんじゃねー】
再びリョウの言葉を思い出していた
しかし
自分も嘘をついているのだ
だから仕方ないのだ
罰が当たったのだ
自分にも責めるべき所がある
カヤは自分が傷付いた事で
自分の嘘の罪が軽くなった気がして
安堵した
>> 377
リョウは玄関の扉に無抵抗のカヤを強く押さえ付け、乱暴に身体を触り
皮を剥ぎ取るように洋服をまくし上げ、ブラのホックを外す
乳房を鷲掴みにし揉みしだき
執拗に舌を絡ませた
最初から受け入れるつもりだったカヤだったが
その激しさに息苦しさを覚え激しく咳込むと
我に返ったように
リョウの押さえ付けていた力は弱まり
カヤは扉にうつかったままヘロヘロとしゃがみ込んでしまった
やがてリョウも
カヤと向かい合う形でしゃがみ込むと
「ごめんな…」
と呟き
カヤの頭を抱き寄せた
リョウの腕の中で大きく首を振るカヤ
リョウの体温を感じ、リョウの匂いを感じ
やっと心の痛みから、本当の意味での息苦しさから解放された気がした
>> 379
その口調は優しく諭すようなあたたかいものだった
カヤが顔を上げ、リョウの顔を見ると
しかしその瞳は
とても悲しげだった
自分は人をこんな目にしてしまうほど
傷付け…悲しまさせてしまう人間なのか…
カヤは胸の奥にチクチクする痛みを感じた
「違うの!
別にあの薬にハマった訳じゃないし、あなたのせいなんかじゃないの!」
カヤは今日起きた出来事や
友達や家族や自分に対して
そして歩への
思いを話した
そして全てを自分の心で処理するのが辛かった
逃げ出してしまいたかった
ただそれだけで
薬やリョウは関係ないと
必死で訴えた
リョウはずっと黙ってカヤの瞳を真っ直ぐ見つめ聞いていた
それはまるで
カヤの一言をも聞き漏らさずとしているかのように
真剣なものだった
「いや、
だから俺のせいなんだよ…
お前の友情に口出したのも
その男を好きだと自覚させちまったのも
お前を悩ます原因を作った上に、あんなものやっちまったから
マジでごめんな…」
>> 380
リョウの顔があまりにも痛そうな表情で
カヤはどうしていいかわからなくなり
リョウの目を直視出来なくなってしまう
そんなカヤを見ながら
リョウは続けた
「だけどな…
あの時も、さっきの電話でも言ったけど
俺にはもうアレを手に入れるルートはねぇんだ
だけど、そのルートが今の自分に無くて良かったと心底思ってる
めんどくせーって思って、最終的にお前にやったかもしれねーし
俺は正直
さっきのお前の電話で
つくづくお前はバカな女だってすげームカついた
だから、お前に痛い思いさせて
俺から離そうと思った
だけどお前、全然抵抗しねーし
余計イラついた
さっきは悪かったな…
だけどこれが俺なんだわ
冷めてーかもしんねぇけど」
リョウはやっと少し笑った
カヤは必死で首を振る
「私こそ…
嫌な思いさせてごめんなさい…」
カヤの目から涙が零れ落ちた
>> 382
それから
思い出したように、やっと2人は家に上がった
「デートはどうだった?」
カヤは目を輝かせて聞く
「普通にいつも通り
いつもだいたい飯食ってセックスしてバイバイ」
「いつも通り」と
「バイバイ」
の所で、カヤは何かリョウの寂しさみたいなものを感じた
黙って様子を窺っているカヤに気付いたリョウは
やはりちょっと億劫そうに
話しはじめた
「アイツはいつも、例え旦那が浮気相手の所に泊まるって知ってても
必ず夜10時には帰るんだよ…
俺と会う時も誰が見てるかわかんねーって
人の多いとこは避けて
何処に出掛ける訳でもなく、適当な所でさっさと飯食って
ホテル行くだけ」
「…ここには来ないの?」
「こんなとこ絶対来ねーよ」
同じ地元で幼なじみの彼女がリョウと一緒の所を誰かに見られてしまう事を
彼女は一番怖れているという
結局、今の結婚生活が一番大切なんだと
無表情に語った
>> 383
ではリョウと彼女が付き合っている事は誰も知らないのかとカヤがたずねると
リョウは「そうだ」と答えた
どこで漏れるかわからない為、彼女を知るやはり同じ地元の親友にすら話していないと続けた
「そんな大切な事…
私に話してくれてたんだね…」
「お前だって、その好きなヤツの事とか
処女捨てた事とか
誰にも言ってない事教えてくれたじゃんよ」
リョウは、カヤが誰にも言えないでいた秘密を自分に打ち明けた事で
カヤも絶対自分の秘密を守るだろうと確信していた事を話した
だがそれは後付けであって
何故あの時、カヤにつらつらと語ってしまったのか
実はリョウ自身にもわからなかったとも言った
「そっか!
なら私、精一杯あなたの恋を応援するよ!
誰にも応援して貰えない恋なんて寂しいじゃん!」
カヤも、自分の話を聞いてくれると言ってくれた
リョウの力になりたいと
強く思った
「お前はどうなんだよ?
今日、その男に電話してみようって思って出来なかったんだろ?」
カヤは歩に
迷惑に思われるのも、自分が傷付くのも
怖いと話した
だいたいこんなに時間が空いてしまったのに、今更何を話したらいいのかもわからない
自分を覚えているかもわからない
現状から考えても
もし告白しても確実に振られてしまう事はわかっている
だからと言って、振られてスッキリできる程
今の自分は強くはないと
全て正直に話した
黙って聞いていたリョウは
「あんたがどうしたいかわかんねーけど
あんたの人生だし、あんたの好きにすりゃいーよ
あんたの中で答えが出るのを
俺も応援するわ」
そう言ってくれたリョウの言葉に
孤独感が溶けてゆく
本当に強くなれそうな気がして
また涙が出そうになるのをこらえて言った
「じゃあ私たち、お互いの応援者だね!」
カヤの言葉に
リョウは再びカヤを抱きしめた
>> 385
頭を優しく撫でながら
「お前…
バカだけど可愛いな…
いいヤツだし…」
そう言ってカヤの首筋に優しくキスをした
「…んッ……」
カヤの小さな声が漏れると
リョウはカヤの瞳を見つめ、唇を重ねた
カヤも目を閉じ
リョウの舌を受け入れる
リョウがトレーナー越しのカヤの乳房に触れると
先ほど玄関でブラのホックを外されたままでいた事に気づく
「お前…
ずっとこのままでいたの…?」
「…付けるタイミングを逃しちゃって…」
恥ずかしそうにうつむくカヤに
今度は激しく唇を重ねると
リョウは洋服の下に手を入れた
そのキスとは対照的に
まるで壊れ物を扱うように
優しく乳首を愛撫した
「ん…ぁ…」
カヤの小さな乳首が
リョウの優しい指先で固くなっていった
>> 387
リョウはカヤを抱き抱え、ソファーからベッドに移すと
「入れていい?」
と聞く
カヤがコクリと頷くと
リョウは自分が着ていた洋服を脱ぎ捨て
全身でカヤを抱きしめた
もう一度深いキスを交わし
既に大きくなっている自分のものを、カヤの秘部にあてがう
ヌルヌルとしたその部分にゆっくりと少しずつ
腰をうずめてゆく
相変わらず、キツく締め上げるようなカヤの蜜壺が
何度も息を荒げ苦戦するリョウの全てをようやく受け入れると
リョウはカヤの膝に優しくキスをした
数回確認するように上下に動かしてみる
そして意を決したように
激しく突き上げた
カヤはシーツを掴み、リョウの行き交うそれの形を
身体の中ではっきりと感じてしまう
まもなくすぐ
あの電流が走る快感に包まれると
リョウも一気にたたみかけ
2人はお互いが脈打つのを感じながら絶頂を迎えた
>> 390
食事をしながら
リョウが言った
「お前、今日はどーすんの?」
「どーすんの?って?」
「家に帰るのか帰らねーかだよ…」
カヤは少し考えながら
「帰らないって言ったら、置いてくれるの?」
「仕方ねーだろ、捨ててく訳にも行かねーし」
カヤは勿論あの家になど帰りたくは無かった
しかし、自分がいたらリョウはよく休めないであろう
昨日もきっとあまり寝ていないだろうし、今日は仕事をしてきたのだから疲れてもいるはずだ
それに、そんな風に言ってくれただけでカヤはもう満足だった
「今日は帰るよ
だけどさぁ
もし私がまた独りでいるのが辛かったら、会ってくれる?
勿論、あなたの生活優先であなたが大丈夫な時だけでいいんだ
仕事で疲れてる時とかさ断ってくれていいし
彼女さんと会う時なんか特にね!
あなたの仕事の邪魔はしたくないし
彼女さんとの事は本当に応援したいと思っているから」
カヤの言葉にしばらくリョウも考え言った
「お前さ、それが俺にとってどーゆー意味になるのかわかってんのかよ?
俺にまたヤラれてもいーのかよ」
「いいの、いいの
だってお互い様でしょ?
私が辛い時、話聞いてくれるって言ったじゃん!!
だからあなたも彼女さんの事で
寂しい思いしてる時私とセックスすればいい
私だってセックスしてる時は色んな事考えないで済むんだし
私を彼女さんだと思って抱いてくれてもいい
その代わり私も約束は破らないよ!
あなたの恋の応援はしても、絶対邪魔しないって誓うし、私を必要としなくなったら、そう言ってくれていいから!
その時は絶対にあなたから離れるって誓うから」
こうして
2人は
お互いの寂しさを埋める約束を交わした
>> 392
それから更に2ヶ月経った
カヤはアルバイトを始めていた
周りは自分の母親との方が歳が近い主婦ばかりで
話が合う者もおらず、仕事内容にも全然楽しさややりがいを見いだせなかったが
仕事の疲労感でよく眠れ、
仕事を理由に美也子たちと安心して距離を保つ事が出来たし、たまに会うくらいの方が関係は安定した
美也子たちとは比べものにならないが
カヤも少し収入を得られる様になった事で、お金を使う遊びなども少し共有する事が出来るようになった
親との関係も良好とは言えず
母親とは相変わらず殆ど口をきかない関係が続いていたが
カヤが働き出した事で、うるさい事はあまり言わなくなった
何より、そんな関係になった事で、精神が不安定だった妹のチエの表情が軟らかくなってきた事に
カヤは一番安堵していた
そしてリョウとは相変わらず、週に一度のペースで
悩みや愚痴を言い合い、寂しさを埋め合うように身体を重ねていた
カヤはまだ度々歩を思い出しては切なくなり
勿論、リョウは彼女との時間を優先する形であったが
リョウとの時間が全てを少しずつ変え
支えてくれている気がした
>> 393
ある日カヤがバイトから帰ると
妹のチエから電話があった事を伝えられた
「谷川っていう男の人
帰ったら掛け直して欲しいって」
その名にカヤはしばらく立ちすくんだ
【谷川】とは…
歩の苗字で
カヤは歩以外に
その名を知らない
鼓動を打つ音が大きくなり加速してゆく
カヤは自室に入ると、あの日再び引き出しの奥へとしまい込んだ
歩の携帯番号が書かれた紙を取り出した
電話番号の上に
歩本人の字で
【谷川 歩】
と書かれているのを確認すると
カヤの手はじっとりと汗を書き、紙を持つ手は震えていた
落ち着けとタバコに火を付けた
ゆっくり吸っていたつもりが、あっと言う間に短くなり
カヤはそれを灰皿に押し付けるとすぐにまた二本目に火をつけた
そしてそのまま電話を手に取ると
やっと歩の携帯番号を押し始めた
「もしもし…」
4コールほどで歩が出た
受話器から聞こえる懐かしい声にカヤの言葉がつまる
「カヤだろ?」
「そうだよ…
オニイサン
久しぶりだね、元気してた?」
「おぅ!
俺は元気
カヤも元気そうだな」
目を瞑りその声を聞いていると
瞼の裏に歩の笑顔が浮かんだ
「うん、元気だよ
今日はどうしたの?」
「実は俺、4月からこっちの美容の専門通う事にしたんだわ
で、その前に一回そっちに帰ろうと思ってさ
まぁ3日間くらいだけど
それで明後日帰ろうと思ってんだけど
カヤ会える?」
カヤは慌ててバイトのシフトを取り出す
明後日からの3日間 のうち、明後日は仕事が入ってしまっているがその後の2日間は丁度休みになっている事を確認すると
歩にそれを伝えた
歩は喜び、会う約束をした
「カヤ、バイト始めたんだ
偉いな」
「うん…」
「明後日は、カヤがバイト終わってから迎えに行くから
終わったら電話して」
>> 396
いつもの所でリョウと待ち合わせをした
リョウの車はやはり先に着いていて、カヤは助手席に乗り込む
電話の内容とは全然関係ない話ばかりしてくるリョウに
少し違和感も感じたが
カヤはいつもの様にリョウの話を笑って聞いていた
リョウのマンションに着くと
リョウは冷蔵庫からビールを取り出し、カヤに渡した
「前祝い!」
「え…?」
「お前が好きなヤツと4ヶ月振りに会えるんだろ?」
「うん…」
「ちゃんと自分の答え見付けてこいよ」
「わかった…」
2人は缶ビールで乾杯を交わした
「あれ?
飲酒運転になっちゃうよ!」
「ばーか
明日朝送ってやるよ
お前もバイトだろ?
朝早いけど叩き起こすからな!」
【前祝い】
そう言ってくれたリョウに
カヤはまたあたたかい気持ちに包まれた
>> 399
歩と目が会う
「こ、こんばんわ!」
表情固くすぐに目をそらし、車に乗り込んだカヤを見て
歩が笑い出す
いきなり笑い出した歩にカヤはびっくりして
不思議そうに歩を見つめた
「だってさ
カヤが変な歩き方してくんのが見えて
あそこで止まったかと思ったら
何か気合いみたいなの入れて、今度は凄い速さで向かってくるからさ
それで
『こ、こんばんわ!』
だろ
おもちゃみて~って…
」
全部カヤの様子を見ていた歩は
そう言って説明しながら、また笑った
カヤは見られていた恥ずかしさと
自分のカッコ悪さに
いきなり全てのペースを歩に持っていかれた
- << 401 うつむき黙り込むカヤにも 歩はむしろそれを楽しむかのように容赦なく続けた 「あそこで何の気合い入れてたの? 気合い入れなきゃいけないほど 俺に会うの緊張してたの?」 全てカヤの心を見透かしている様な歩の言葉に カヤの耳は真っ赤に染まった 「今日は無口なんだな ってもしかして 俺に会うのそんなに嫌だった?」 歩の問いに カヤは大きく首を振り ようやく顔を上げ 歩の顔を見た 「イジメ過ぎたな… 俺もホントはちょっと緊張してたとこ でもカヤ見てあの動きに緊張がほぐれたから 俺もカヤの緊張解してやろうと思ったんだけど 逆効果だったな」
新しいレスの受付は終了しました
お知らせ
小説・エッセイ掲示板のスレ一覧
ウェブ小説家デビューをしてみませんか? 私小説やエッセイから、本格派の小説など、自分の作品をミクルで公開してみよう。※時に未完で終わってしまうことはありますが、読者のためにも、できる限り完結させるようにしましょう。
- レス新
- 人気
- スレ新
- レス少
- 閲覧専用のスレを見る
-
-
満員電車とアタシとイケメン痴漢22レス 617HIT 修行中さん
-
君は私のマイキー、君は俺のアイドル9レス 187HIT ライターさん
-
タイムマシン鏡の世界7レス 183HIT なかお (60代 ♂)
-
運命0レス 90HIT 旅人さん
-
九つの哀しみの星の歌1レス 104HIT 小説好きさん
-
また貴方と逢えるのなら
見ると天井が見えた。 誰かが看病でもしてくれていたのかしら。 「す…(読者さん0)
12レス 391HIT 読者さん -
わたしとアノコ
【苺花目線】 あぁあゎわわわわゎわ,,,。。 やってしまったっー!…(小説好きさん0)
175レス 2887HIT 小説好きさん (10代 ♀) -
神社仏閣珍道中・改
(追記) …お護摩ではよい思いができなかった、こちらではあったの…(旅人さん0)
341レス 11704HIT 旅人さん -
西内威張ってセクハラ 北進
高恥順次恥知らずサイコパス(自由なパンダさん1)
111レス 3597HIT 小説好きさん -
北進
勘違いじゃねぇだろ本当に飲酒運転してるんだから高恥順次恥知らずサイコパ…(作家志望さん0)
24レス 528HIT 作家志望さん
-
-
-
閲覧専用
🌊鯨の唄🌊②4レス 147HIT 小説好きさん
-
閲覧専用
人間合格👤🙆,,,?11レス 153HIT 永遠の3歳
-
閲覧専用
酉肉威張ってマスク禁止令1レス 191HIT 小説家さん
-
閲覧専用
今を生きる意味78レス 535HIT 旅人さん
-
閲覧専用
黄金勇者ゴルドラン外伝 永遠に冒険を求めて25レス 993HIT 匿名さん
-
閲覧専用
🌊鯨の唄🌊②
母鯨とともに… 北から南に旅をつづけながら… …(小説好きさん0)
4レス 147HIT 小説好きさん -
閲覧専用
人間合格👤🙆,,,?
皆キョトンとしていたが、自我を取り戻すと、わあっと歓声が上がった。 …(永遠の3歳)
11レス 153HIT 永遠の3歳 -
閲覧専用
酉肉威張ってマスク禁止令
了解致しました!(小説好きさん1)
1レス 191HIT 小説家さん -
閲覧専用
おっさんエッセイ劇場です✨🙋🎶❤。
ロシア敗戦濃厚劇場です✨🙋。 ロシアは軍服、防弾チョッキは支給す…(檄❗王道劇場です)
57レス 1427HIT 檄❗王道劇場です -
閲覧専用
今を生きる意味
迫田さんと中村さんは川中運送へ向かった。 野原祐也に会うことができた…(旅人さん0)
78レス 535HIT 旅人さん
-
閲覧専用
サブ掲示板
注目の話題
-
家に帰るのが苦痛、ストレス。離婚したい。
週6勤務で、小遣い月1万。 ロクな昼飯も食べれないから晩飯が楽しみなのに、大体おかず1品だけ。盛り…
32レス 1741HIT 逡 (30代 男性 ) -
助けてください、もう無理です
生きるのに疲れました 親に制限されます あそんじゃだめ すまほだめ ゲームダメ など制限さ…
54レス 842HIT 聞いてほしいさん -
馬鹿な子に「馬鹿」と言われたくない
頭が賢く、エリートな子から「君、馬鹿だね」と言われても納得はします。 ただ、頭が馬鹿な子に「馬鹿だ…
20レス 397HIT 東雲絵名 (10代 女性 ) -
まじでムカつく店員
会計の時現金で支払うって言ってるのに「すみません、もう一度言ってください」を言われて、これが3回続い…
12レス 399HIT おしゃべり好きさん -
マッチングアプリで知り合って、、
マッチングアプリで知り合った年下男性と毎日かなりLINEもして、電話も2回くらいしました。 アプリ…
24レス 859HIT 恋愛好きさん (20代 女性 ) -
男女は結婚したら不倫や浮気をするの?
人は結婚して1、2年は大丈夫と思うけど(すぐにする人も居る)大体の人って不倫しますよね 例えば男が…
12レス 251HIT 匿名さん - もっと見る