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カヤの依存
自分の居場所と愛が欲しかっただけ…
一男二女。
カヤは戸田家の長女として生まれた。
宗教に熱狂的にハマる母。
堪え性と甲斐性のない父
兄ほど期待されず、妹ほど可愛がられていない事を幼い頃から痛いほど感じてきた
心にポッカリ空いた穴は成長を増す事に大きくなっていった…
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>> 50
夢中で遊具から遊具へと走っては移動しながら、一通り遊び終えても上がったテンションが下がる事はなく、本当に童心に返ってしまった様にさえ見えた…
カヤのテンションは車に戻っても、直も下がらず、しりとりゲームやあっちむいてホイををせがんでは男に付き合わせた
男は嫌な顔ひとつせず、笑いながら全てカヤに付き合ってくれた。
「ぢゃあ、次何やろっか!」
「指相撲やろうぜ!
ハンデとしてカヤは指二本使っていーよ!」
初めて男がゲームの提案をしてくれたので更にカヤを楽しい気持ちにさせ、テンションは下がるどころか益々上がってゆく…
ここまで上がるとまるで酒にでも酔っているかの様にさえ見えた
「よーしッ!
絶対負けないからッ!!」
>> 57
窓を少し開け、二人はタバコを吸った。
冷たい風がカヤの頬を撫でるのが気持ち良かった。
カヤは考えていた
確かに自分がどぅしてあんなにはしゃいだのか分からない…。
幼少の頃でさえ真剣になって遊びに夢中になり、心から楽しんだ事なんかあったっけ…
ドコかいつも暗い、寂しい気持ちが隣り合わせにいて、それが自然と楽しむ気持ちにセーブを掛けてしまった様な気がする。
カヤはそんな事を回想していると、先程とはうって変わって重たい気持ちになっていった。
こんな時、いつもカヤはよく眠くなる。
寂しい事や辛い事を考えたり、思い出すのを頭が拒否するかの様に…現実から逃避するかの様に…次第に瞼が重くなる…
>> 59
「カヤ!カヤ!」
男がカヤの肩を優しく叩く。
カヤはあのまま眠りに落ちてしまった様だ
見渡すと車一台分しか入れない車庫の様な所だった。
目の前には、現実離れした様な生活感の無い綺麗な部屋の写真に、大きく「302」と番号が書かれていた。
前付き合ってた男と何度か行った事のあるカヤには、ココがラブホテルの駐車場なんだという事がすぐにわかった。
しかしカヤは、はしゃぎ疲れたのか少し眠ってしまった事で、更に眠りたいと睡眠への欲求が増していた。
そして、あのキスでカヤよりショックを受けていた男を思い出すと何となく安心したのと、カヤの中でも男とのキスが嫌なものぢゃなかったんだなと感じ、一晩中付き合わせてしまった男にも寝かせてやりたいと
促されるままホテルへと入った。
>> 61
「腹減ったな~」
男が冷蔵庫を開けた
「カヤもなんか食えよ!たいしたモンないけど入れておいた方がよくね?」
カヤも冷蔵庫を覗き込んだ。
冷凍庫にはピラフやたこやきなど冷凍食品が入っていた
「ん~、いいや、そのお茶だけ欲しい」
「マジで!?
食べたい物無かった?
コンビニ寄ってくりゃ良かったな~」
「違う!違う!
今そんなに食べたくないな~と思って」
本当にお腹が空いていないだけなのに、余計に男の気遣いに申し訳なく思った。
男はペットボトルのお茶をカヤに渡し、自分様にスポーツ飲料とピラフを取り出した。
備え付けのレンジでピラフを温めた。
「私、お風呂見てくるね!」
カヤは風呂場に入った。
>> 71
カヤは自分が「不感症」というものだと思っていた
以前付き合ってたあの男とは最後までは行ってはいなくても、これ位の事はしていた。
ある日、自分より経験のある美也子に
自分の体を触られる時はどんな感じか聞いてみた
「え!?
…くすぐったいに近いケド、それを超えて気持ちイイとかぢゃん?
電流が走るみたいな」
「…私気持ち良くないんだ…
確かにくすぐったいとかはあるケド
それを通り越すと嫌になってくるの
あ~、早く止めてくれないかな~とか考えちゃう」
「マジで?!
それはさぁ…
男がよっぽど下手か
カヤが不感症か
カヤに全く気持ちが入っていないか
どれかだと思うよ」
そぅ言われ、確かに今思えば気持ちは入っていなかったのかもしれないが、それだけでそんなに変わるものなのか?
上手い下手は比べる対象がいないから分からなかったが、皆同じ様な事をして、美也子の言う「よっぽど」の中には一体どれくらいの人が入るんだろう…
カヤの中で、一番可能性が高いのは自分が「不感症」というものなんだろうという答が出た
>> 82
「運転席に来て」
『バタンッ』
カヤは助手席から出て運転席に回る。
男が運転席の扉を中から開ける
「ココ、乗って」
男はシートに深く座り自分の前の僅かなスペースをポンポンと叩いた
二人羽織りの状態で男の前にカヤが座った
カヤがハンドルを持つと男もカヤの置いた手の上の部分のハンドルを握った
いくら男がハンドルを握っているからと思ってもやはりカヤは怖かった。
アクセルとブレーキは男が操作すると言う
かなりの徐行で車は進んだが、ハンドルは殆どカヤの操作に任せているのがわかった
男の手に力が入っていないのがハンドルをとうしてわかったからだ
車はフラフラと安定していない
フラフラするのが大きくなると、男がハンドルを修正する
それを数分くり返して、やっと元の場所に戻った。
カヤの手の平はグッショリと汗で濡れていた
>> 88
片方の乳首を子犬がミルクを舐める様にチロチロと舐め上げ、もう片方の乳首は親指と中指でつままれ、人差し指で優しく撫でられる
長い時間この行為だけが繰り返され、カヤは狂った様に感じていた
頭がおかしくなりそうだ
「小さい乳首がこんなに固くなっちゃったね…」
一旦口から乳首を離し、唾液にまみれた乳首と、指で弄んでいる乳首を交互に見ながら男は言い、また乳首を咥えると今度は優しく噛み始めた
そして片方の乳首は相変わらず親指と中指で固定されたまま今度は爪先でクルクルと円を描いた
「…あんッ
…あんッ
ンッ…
ンッ…」
男のいやらしい言葉に刺激され、乳首のに与える刺激を変えられ、カヤの声はかなりの大きさになっていた
- << 92 男はカヤの上半身の全てを時間を掛け愛撫した。 カヤは今まで感じた事のない、あまりの快感にその先を期待してしまったが男は満足したのか、冷静を取り戻しとどまったのか、カヤの付けていたブラや洋服をすっかり直してしまった カヤの中で燻っている物を押さえ切れそうになく、男がいきなり止めてしまった事になんだか悲しくなってきてしまった 男はまた優しくキスをすると 「明るくなってきちゃったよ…」 見渡すと冬の朝が白々と光っている いつの間にかうっすら雪が降っていた様だ
>> 89
片方の乳首を子犬がミルクを舐める様にチロチロと舐め上げ、もう片方の乳首は親指と中指でつままれ、人差し指で優しく撫でられる
長い時間この…
男はカヤの上半身の全てを時間を掛け愛撫した。
カヤは今まで感じた事のない、あまりの快感にその先を期待してしまったが男は満足したのか、冷静を取り戻しとどまったのか、カヤの付けていたブラや洋服をすっかり直してしまった
カヤの中で燻っている物を押さえ切れそうになく、男がいきなり止めてしまった事になんだか悲しくなってきてしまった
男はまた優しくキスをすると
「明るくなってきちゃったよ…」
見渡すと冬の朝が白々と光っている
いつの間にかうっすら雪が降っていた様だ
>> 92
カヤが助手席に戻ると、二人でタバコを吸った。
自分が感じた…
それもとてつもなく…
カヤは自分が少し大人になった気がして、朝の始まりを見ながら、なんだか自分の新しい始まりの様だと思った。
男がタバコを消すと
「じゃあ、今日も寝に行くか!」
と車をホテル街へと走らせた
- << 95 途中、コンビニに寄ってお弁当とお菓子や飲み物を買った 静かな田舎には似つかわしくないきらびやかなネオンは、朝だというのにギラギラしていて、のどかな風景の中にあるそれは一種異様な感じがする たった4、5件が立ち並んでいるだけなのに、明らかに怪しい存在感を出していて、近寄りがたい雰囲気だ 「どっか入ってみたいトコある?」 男が聞いた 「ううん、よくわかんないから決めて」 男は昨日とは違う大きな一番大きなホテルを選んだ 「ここなら部屋もいっぱいありそうだから、部屋はカヤの好きなとこに決めな」 昨日と同じで、田舎のホテルはだいたい駐車場に部屋の写真が貼ってあり、そこから直で部屋に行ける扉が付いている。 駐車場に貼ってある部屋の写真を車内から覗きながらグルグルと回った。 カヤは大役を任された感じがして、慎重にパネルをじっくり見ていた 「ココにしよ!」 可愛いキャラクターがあちらこちらに付いている部屋や、いかにもなムードがありありとしている部屋などあまりにも現実離れした部屋は、なんだか恥ずかしくて、カヤは避けたかった。
>> 93
カヤが助手席に戻ると、二人でタバコを吸った。
自分が感じた…
それもとてつもなく…
カヤは自分が少し大人になった気がして、…
途中、コンビニに寄ってお弁当とお菓子や飲み物を買った
静かな田舎には似つかわしくないきらびやかなネオンは、朝だというのにギラギラしていて、のどかな風景の中にあるそれは一種異様な感じがする
たった4、5件が立ち並んでいるだけなのに、明らかに怪しい存在感を出していて、近寄りがたい雰囲気だ
「どっか入ってみたいトコある?」
男が聞いた
「ううん、よくわかんないから決めて」
男は昨日とは違う大きな一番大きなホテルを選んだ
「ここなら部屋もいっぱいありそうだから、部屋はカヤの好きなとこに決めな」
昨日と同じで、田舎のホテルはだいたい駐車場に部屋の写真が貼ってあり、そこから直で部屋に行ける扉が付いている。
駐車場に貼ってある部屋の写真を車内から覗きながらグルグルと回った。
カヤは大役を任された感じがして、慎重にパネルをじっくり見ていた
「ココにしよ!」
可愛いキャラクターがあちらこちらに付いている部屋や、いかにもなムードがありありとしている部屋などあまりにも現実離れした部屋は、なんだか恥ずかしくて、カヤは避けたかった。
- << 97 選んだのは明るい感じのシンプルな部屋だった 二人で買ってきた弁当を食べ終わると 「風呂入れてくるね」 男がまた風呂を入れに行こうと立ったのでカヤは慌てて 「今度は私が入れてくるよ!」 男を座らせ湯を張りにバスルームへ向かった。 洗面台に入浴剤が二袋あったのを見付け、湯を少し溜めて一袋を入れてみた みるみる内に湯がショッキングピンクの色に染まり、それが凄くいやらしく感じ、カヤはすぐに後悔した 「凄い色だな」 カヤがビクッとなり振り返るといつの間にか、男が入口からバスタブを覗いていた 「入浴剤があったから、嬉しくなって入れてみたんだけど… こんな変な色になるなんて知らなくて!」 カヤは慌てて、まるで弁解でもする様な口調で言った 「アハハ いいぢゃん!そんな風呂入った事ないからちょっと楽しみかも」
>> 95
途中、コンビニに寄ってお弁当とお菓子や飲み物を買った
静かな田舎には似つかわしくないきらびやかなネオンは、朝だというのにギラギラしてい…
選んだのは明るい感じのシンプルな部屋だった
二人で買ってきた弁当を食べ終わると
「風呂入れてくるね」
男がまた風呂を入れに行こうと立ったのでカヤは慌てて
「今度は私が入れてくるよ!」
男を座らせ湯を張りにバスルームへ向かった。
洗面台に入浴剤が二袋あったのを見付け、湯を少し溜めて一袋を入れてみた
みるみる内に湯がショッキングピンクの色に染まり、それが凄くいやらしく感じ、カヤはすぐに後悔した
「凄い色だな」
カヤがビクッとなり振り返るといつの間にか、男が入口からバスタブを覗いていた
「入浴剤があったから、嬉しくなって入れてみたんだけど…
こんな変な色になるなんて知らなくて!」
カヤは慌てて、まるで弁解でもする様な口調で言った
「アハハ
いいぢゃん!そんな風呂入った事ないからちょっと楽しみかも」
>> 98
男が出るとカヤも早速入った。
昨日は嫌に恥ずかしく感じたバスローブも、今日は何の躊躇いもなく着た
風呂に入っている時、既に眠気はピークになっていた
部屋に戻ると既に電気は消され男は先に寝ていた
カヤも布団に入り、男の横で静かに目を閉じる
その瞬間、後ろから急に強く抱き締められた
「キャッ!!!」
カヤはあまりの驚きで小さい悲鳴をあげた
カヤの首筋に何度も唇が這っている。
バスローブに手を滑り込ませ左の乳房を強く揉み始めた
眠気ですっかり消えて無くなったと思っていたが、カヤの中で燻っていた物が目をさます。
それをずっと待っていたかの様に瞬時に乳首が反応する
みるみるカチカチになっていくカヤの乳首を楽しむかの様に、男の指は同じ動作だけを繰り返し執拗に動き続ける
「んん…ッ!!
はぁ…
ん」
まだ声になり切らない切ないため息がカヤの口から甘く漏れ始める
- << 102 男はバスローブの上半身を脱がし、後ろから唇や舌を這わす あちらこちらに行き交うそれに、カヤはその度何度もビクンと反応してしまう 同時に乳房に受けている刺激により一層カヤの背中はのけぞった 「あん… アン…ッ」 漏らす声は遠慮がちだが、ガマンする事などもはや出来ない 「可愛い声で鳴くんだね…」 その言葉のいやらしさにカヤはおもいきり感じて声はどんどん大きくなる 「今ので感じたの?」 男の意地悪な言葉が続く 男は手は乳房から腹へと… ゆらゆらと這いカヤのあの部分へそっと指を当てた
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