作者はあなた✨ケータイ小説
小説書くの好きな人😃
読み切りなカンジでタイトルも付けて、ちょっと怖いミステリー小説書いて下さい✨
上手い、下手とかは気にしないで、思いついたら載せて下さい✨
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カツコツ
カツコツ
カツコツ
どれくらい歩いただろうか…
午前1時半頃ある峠に車が差し掛かると突然エンジンが止まった。
携帯をかけようとポケットから取り出すが圏外になっている。
仕方なく私は、
人家に助けを求めるため車をその場に置き歩き出した。
車が通ったら助けて貰おうと期待したが全然一台も通る気配がない。
その内、だんだんと濃い霧が出てきて私の体は氷の様に冷たくなっていく…するとトンネルが見えてきた。
500mほどある薄暗いトンネルを中間ぐらいまで進むと
突然
RiRiRi
RiRiRi…
携帯の着信音が鳴りだした。
ドキッ
「!?」
私は慌てて取り出す。
見ると圏外なのに着信音が鳴っている…
RiRiRi
RiRiRi…
恐る恐る出てみると
「わ た し よ !
わ た し !!」
その聞き覚えのある声に驚愕した。
「!!!」
その声の主は、私が三日前に口論の末、冷たい土の中に埋めた人なのだから…
「い ま
い く わ !!」
プツ
ズズズ…
ズズズズズズ…
ズズズズズズ……
だんだん何かがする音が近づいてくる…そして、私は…
Fin
>> 3
_続_
私は背後に気配を感じた。
振り向くと、
ソコに立っていたのは
…カッ、カッパだった!
「うわぁ!!カッ…パパパパぁ!?」
「ちょっと先輩!?
大丈夫っスかぁ!?」
あれ?
私が見た…カッパは、今一緒にキャンプに来ている…同じ大学の天文部に所属している…後輩の河童(こうどう)だった。
「な…何だよ。脅かすな!」
俺は突然現れたカッパ……河童に罵声を飛ばした。
「だって先輩の車…後ろ向いたら付いてきて無いんスもん!」
「あっ…あれはお前!突然車のエンジンが……だなぁ…。」
私はコレまでのいきさつを、彼に話した。
…電話の話を除いて…
彼は半信半疑の目で私を見ていた。
クソっ!信じてないな!!
しかしせっかく助けに来てくれたのだ。ここは素直に感謝すべきだろうか…。
私は河童に連れられ…トンネルを出た。
外に出ると、同じ大学の部員達が迷惑そうに待っていた。
「せ~ん~ぱぁ~い!
どこ行ってたんですかぁ!?
もぅ、ずっと探してたんですよ!!」
天文部1元気の良い山下 美代子が、真っ先に文句を付けてきた。
まぁ、勝手にうろついたのは悪かった……と思っている。
しかしあの電話…
>> 5
🐾続🐾
おかしいぞ!?
確かにココに埋めておいた筈なんだ!!
クソ!!どうなってんだ一体!!!有り得ない!
だって俺は…確かにバレないように埋めといた筈なんだ!!
大体…こんなクソつまらねぇキャンプに参加したのだって…あいつらが…天文部の部員共がウッカリ見つけて掘り出したりしないよう、するためであっ…てだな…
「…畜生!!!」
俺の叫びが木霊するのと同じくして、林の中に不気味な山犬の鳴き声が木霊する。
『山……犬?
の…仕業なのか?
だとしたら……いや、だとしたらこんな……掘り返した後をキレイに埋め直すわけがない!!
やっぱり誰かがココに来たんだ!!』
俺が頭を抱え込むのと同時に…一枚の紙切れが目に映った。
『なっ……紙…切れ?』
俺は手袋をはめたまま、その紙切れを拾った。
《アナタは彼の人を…
殺しても尚…思い続けているのですか?
私はアナタに苦痛を強いるつもりはありません。
私は…アナタと共にある。
彼の人は…私が責任を持って処理しておきました。
ですがもう一人…悪魔が…アナタの所行を見ていた。
気を付けなさい…
その人は、七人のうちの誰か………》
泥でこれ以上読めない。
七人……部員か!?
>> 7
👣続👣
俺はハッと……
…気が付いた。
まさか…先輩が…?
今日、このキャンプに参加してるのは…俺を含む八人。
うち、一人の女生徒に俺は心当たりがあった。俺と…死んだ"香奈恵"を引き裂いた存在……いや、正確には"香奈恵"と俺の関係を壊したのは俺自身か…。
だがしかし、そのキッカケとなった人物を俺は知っている。
桜葉 京子……先輩…
彼女が……散歩に誘ってきて…それを"香奈恵"が見ていて…
それで……喧嘩になって……
それで………
それで……
『行かないで…
…先輩のと・こ・ろ・に…』
『うっ…うわぁぁぁ!!!香奈恵ぇぇ!!!
死ぬな……死ぬ……な……』
……冷たい……わざとじゃない……わざとじゃなかったのに……軽い弾みで……"香奈恵"……起きてくれよ……"香奈恵"?
横たわり……口からすごい量の吐血をする彼女は……既に白くなり…息絶えていた。
俺は……殺すつもりなんか……無かったんだ!!!
"香奈恵"!"香奈恵"!
畜生……っ!!
…それからこのキャンプ場を訪れ……林の中に彼女を……
それを……桜葉 先輩は一部始終見てたのか。
📴
小学生2さん。
ナイ
>> 9
👄続👄
……見ていた……
先輩は俺が、"香奈恵"を殺したのを……
俺が、"香奈恵"をここに埋めたのを……
……見ていた……!
「……イヤ待て、まだそうと決まった訳じゃ無い。大体……もう一人の"悪魔"って誰なんだよ!!」
『もう一人の悪魔が、あなたの所行を見ていた』
もう一人の"悪魔"……
『その悪魔は、七人の内の……』
七人……俺を除く、天文部の部員の中の誰か……
そう考えるべきか……この辺りに人は住んでいない。
ウチの天文部の…歴代の先輩達が買い占めた別荘地。
薄気味悪く、物好きでも無い限りはこの地域には人は来ない。
そう、同じ天文部で無い限りは……
そしてその中の誰かが、俺の所行を見ていた……そしてソイツを始末しないと……俺は本当に捕まってしまう。
更に、その中にもう一人……おそらくは桜葉先輩だろう。
俺が"香奈恵"を殺して、ここに埋めたのを見ていた。
彼女が"香奈恵"の死体を…よそに棄てたのか…?
だったら……
まずハ彼女カら殺サナいト
『俺の"香奈恵"を……"棄てた"ダト?!
…殺してヤる!!』
📴
主…来ないね
- << 12 続 「そうだ…」 隼人は天文部みんなで星の観測をしている時に、気付かれないよう桜葉京子にそっと近づくと手にメモ書きを渡した。 《五時に別荘の裏の倉庫で逢いたい。》 京子はメモを見るとコクッと頷いた。 別荘のラウンジで熱々の珈琲を飲みながら、皆の会話が弾む。 「私、隼人さんと一緒の部屋が良かったな~っ。」 山下美代子はじゃれた声をかける。 「僕の部屋なら大歓迎だけど…」 同じ一年のクラスの河童が言う。 「え~っ!カッパはタイプじゃないわよ。」 美代子は舌を出して笑った。 他の部員達も笑った。 四時半に各々が一階と二階へと別荘の部屋に散って行く。 私は二階に上がるとき、チラッと京子の方に目線を送った。 京子もチラッと見ると、そのまま一階の自分の部屋に歩いていった。 私は、部屋に入るとベッド脇に無造作に置いているバックからサバイバルナイフを取り出し懐に入れた。 チッ チッ チッ 腕時計の秒針が頭に鳴り響く。 ギィ~ッ 四時五十五分になると懐中電灯を持ち部屋を出て階段を下りると鍵を持って倉庫に向かった。 …しかし、倉庫の扉は既に開いている… 主さん来ませんね💦
>> 10
👍この辺でおさらいね👍
主人公:臼井 隼人(うすい はやと)
…主人公。大学2年生。ガールフレンドの"香奈恵"を喧嘩の衝動で殺してしまい、死した彼女を別荘地の林の中に埋葬する。
部活の合宿で死体が見つかるのを恐れ、同行。
殺した彼女"香奈恵"に対し、異常な程の歪んだ愛情を持っている。
死体が『処理された』事を知り、恐らくその犯人である…桜葉 京子の殺害を決行しようとする。
そしてその傍らで、"もう一人の目撃者"と…"謎の電話の女性"を探す。
香奈恵
…主人公のガールフレンド。大学2年生。三日前の夜…口論の末に主人公に殺され、遺棄された。
現在…彼女の"屍"を巡り、新たな"惨劇"が幕を開けようとしている。
桜葉 京子
…主人公と香奈恵の先輩。大学3年生。事件の夜、主人公と歩いていたところを"香奈恵"に目撃され…それが原因で今回の事件が起こった。
現在、一緒に合宿に参加している。
"香奈恵"の死体を他所に移した可能性が高いが…真意の程は不明である。
河童
…主人公の後輩。大学1年生。
顔と髪型がカッパに似ている。
"目撃者"の可能性有り。
山下 美代子
…後輩。大学1年生。
"目撃者"の可能性有り。
>> 10
👄続👄
……見ていた……
先輩は俺が、"香奈恵"を殺したのを……
俺が、"香奈恵"をここに埋めたのを……
……見ていた……!…
続
「そうだ…」
隼人は天文部みんなで星の観測をしている時に、気付かれないよう桜葉京子にそっと近づくと手にメモ書きを渡した。
《五時に別荘の裏の倉庫で逢いたい。》
京子はメモを見るとコクッと頷いた。
別荘のラウンジで熱々の珈琲を飲みながら、皆の会話が弾む。
「私、隼人さんと一緒の部屋が良かったな~っ。」
山下美代子はじゃれた声をかける。
「僕の部屋なら大歓迎だけど…」
同じ一年のクラスの河童が言う。
「え~っ!カッパはタイプじゃないわよ。」
美代子は舌を出して笑った。
他の部員達も笑った。
四時半に各々が一階と二階へと別荘の部屋に散って行く。
私は二階に上がるとき、チラッと京子の方に目線を送った。
京子もチラッと見ると、そのまま一階の自分の部屋に歩いていった。
私は、部屋に入るとベッド脇に無造作に置いているバックからサバイバルナイフを取り出し懐に入れた。
チッ
チッ
チッ
腕時計の秒針が頭に鳴り響く。
ギィ~ッ
四時五十五分になると懐中電灯を持ち部屋を出て階段を下りると鍵を持って倉庫に向かった。
…しかし、倉庫の扉は既に開いている…
主さん来ませんね💦
- << 14 💀続💀 『何だ……?扉が…』 隼人はソッと、中を覗いた。出来る限り聞き耳を立て…出来る限り忍び足で…出来る限り目を凝らして… 利き腕の右手が自然と…懐のナイフへと伸びる。服の下から柄を握り締め、もう片方の左手で…服の上から鞘を握る。 汗が…服に染み込むのがわかる。 不思議と手が震えていた。別に、隼人は殺すのが怖い訳では無かった。 隼人は…懐のナイフから両の手を離した。 …この震えは…焦り。隼人は、彼女を確実にしとめなければなら無い。 だがその前に……"香奈恵"の居場所を聞き出さなければならない!! まず"香奈恵"の居場所を聞き出して……それを確認する必要がある。 『彼女と…京子と、"香奈恵"の所在を…"香奈恵"の姿を見に行った後で………今度は彼女を ……始末スル……』 隼人は扉から中に入り……ソッと倉庫の中を見渡した。 中は真っ暗だった。しかし隼人にはそんな事は関係なかった。 今の隼人には、殺人衝動を抑え込む事の方がよっぽど… そんな時だった… 隼人の殺人衝動が、その一瞬で削げてしまった。 京子が…首を切られて死んでる… 📴 ま、良いさ
>> 12
続
「そうだ…」
隼人は天文部みんなで星の観測をしている時に、気付かれないよう桜葉京子にそっと近づくと手にメモ書きを渡した…
💀続💀
『何だ……?扉が…』
隼人はソッと、中を覗いた。出来る限り聞き耳を立て…出来る限り忍び足で…出来る限り目を凝らして…
利き腕の右手が自然と…懐のナイフへと伸びる。服の下から柄を握り締め、もう片方の左手で…服の上から鞘を握る。
汗が…服に染み込むのがわかる。
不思議と手が震えていた。別に、隼人は殺すのが怖い訳では無かった。
隼人は…懐のナイフから両の手を離した。
…この震えは…焦り。隼人は、彼女を確実にしとめなければなら無い。
だがその前に……"香奈恵"の居場所を聞き出さなければならない!!
まず"香奈恵"の居場所を聞き出して……それを確認する必要がある。
『彼女と…京子と、"香奈恵"の所在を…"香奈恵"の姿を見に行った後で………今度は彼女を
……始末スル……』
隼人は扉から中に入り……ソッと倉庫の中を見渡した。
中は真っ暗だった。しかし隼人にはそんな事は関係なかった。
今の隼人には、殺人衝動を抑え込む事の方がよっぽど…
そんな時だった…
隼人の殺人衝動が、その一瞬で削げてしまった。
京子が…首を切られて死んでる…
📴
ま、良いさ
- << 16 続 『京子』・・暗闇の中、隼人は声を掛けてみた 京子は黙ったままだった ハッ❗隼人はふと我に返り暗闇を見渡した 誰か居るのか❓ しかし暗闇の向こうに人の気配はないようだ と❗その時京子が動いた 《ん 生きてるのか❓ 死後硬直なのか❓》 頭で考える か否や 京子~❗心の中で叫びながら近づいた よく見ると京子の左手にナイフが たしか右利きのはずだが❓ 口が聞けるのか❓ このままとどめを刺すべきか❓・・・
主デス😺✨
カキコミ遅くなってごめんなさい😔
リレーストーリーなんで私も考えようとしたんですけど…思いつかなくって…😥💦
ストーリー面白いけど怖い…!(>_<;)
しかも今、スゴイ急展開…😨
先が凄い気になります‼
>> 16
🐜続🐜
『コイツ…まだ微かに息が……』
桜葉 京子は死んではいなかった。微かながら…まだ口で呼吸しているようだった。
幸いなことに…舌根沈下を起こしていなかったのだろう。
…しかし、この血の量……長くは保たない。
倉庫の床は地面が剥きだしになっており…土に血液がしっかりと染み込んでいる。故に…彼女自身もそれ程、全身血まみれと言うわけでは無かった。
しかし彼女は…俺が静かに眼前に忍び寄ったにも関わらず…まるで目の焦点がハッキリとしてい無い様子だった。
「見えて……無いのか?」
彼女は幸い急所を外されたものの、凄い量の血を流しており…恐らく貧血が原因であろう。何も見えていないのだ。
恐らく今…彼女の目の前は真っ暗な筈だ。隼人はそう確信した。
改まって近付いて…ようやく確認出来たが、彼女は首の少し下を刺されており…
その為かは分からないが…運良く即死は免れたようだ。
「誰が……こんな…
『…もう一人の悪魔が…』
…!!」
もう一人の目撃者…
『…まさか!もう一人の目撃者が…俺にバレないように…桜葉 京子を……!?』
📴
んじゃ、主さんは読者第一号って事で。
>> 17
続
(然し、どうにかして香奈恵の事を聞き出さないと…それにしても一体誰が…京子が見ているかも知れない。)
「京子!一体誰にやられたんだ!!」
体を揺すった。
最後の力を振り絞って震えた手を上げると右手の人差し指を一本突き出した。
「京子…人差し指がどうしたんだ!?」
事切れたのか手が床に力無くパタッと落ちた。
(人差し指の意味は何なんだ…
イチ とも取れるな…
一年生…後輩の中の誰か…
一階…別荘の部屋の残り三部屋の誰か…
上… 上田健…天文部部長…
色々意味が取れるな…
このままでは不味いとにかく京子の遺体をどうにかしなくては…)
🍺色々な人もリレー小説チャレンジしてみては☝
>> 18
🐛続🐛
京子は完全に息を引き取った……
脈もない、呼吸もない、瞳孔が開いており、心臓も停止している……
だが不思議と……彼女の顔は微笑んでいた。
『……何で……笑ってやがる…んだ?』
…少なくとも、第三者からしてみれば彼女のその笑顔には、一点の曇りもなく…純粋で幸せそうだっただろう。
…だがしかし、隼人の目には…そうは映らなかった…
『この女……何を笑っていやがる……
……畜生!!!』
隼人はブチ切れた。だが音をたてる訳にはいかない。
隼人は自分の両の腕を掴み、カタカタと震えだした。
『畜生畜生畜生畜生畜生畜生畜生!!!!!さっさと死にやがって!!!"香奈恵"をどこに…!クソっ!!!』
両の手の十本の指に力が入る。腕から…服の下から血がにじむ。
『…犯人がもう一人……部員の中に居る筈だ。
見つけ出して……殺してやる…!
…だが直ぐには殺さない…
ソイツならひょっとすると……"香奈恵"の隠し場所を知っているかも知れない。
見つけ出し……拷問して……"香奈恵"の居場所を聞き出してやる!!』
隼人は顔を上げると、静かに立ち上がった。
📴
『お調子者4』改め『バトー』です。
宜しく。
>> 19
続
隼人は京子を寝かせたまま傍に有った机でカモフラージュした
《よし 暫くは見つからないだろう》
倉庫に鍵を掛けながらそう呟いた
真っ暗な中
別荘に着いた時を想像した・・・
もし もしも・お帰り~
と声を掛けられたら
外出を知っていた❓
どこか行ってたんですか~❓と聞くのが普通だろう
初めに声を掛けた奴が怪しいのか・・
そんな事を考えながら夜道を歩いた
いや 待てよ
ひょとしたら今も暗闇の向こうから俺を見つめているかも知れない
あの天に向けた人差し指の意味は❓
とりあえず部長の部屋へ行ってみよう・・・
バト―さん御新規さんと思っちゃた😂
よろしくね
- << 24 😱続😱 隼人は出来る限り忍び足で別荘へと戻っていった。 『ヘタに部員共に見つかったら面倒だ…… 今別荘に帰って…バッタリ部員の誰かに出くわしたら、俺が外に出ていたことがバレてしまう。 連中が、京子が居なくなったことに気づき…捜索し始めた時… 連中が…京子の遺体を見つければ、真っ先に警察に電話するだろう。 仮に、京子が見つからなくても…やはり連中は警察を呼ぶはず… そうなると真っ先に疑われるのは俺…! 確かに殺したのは俺じゃない。だがしかし、死体を隠した時点で…『死体遺棄』の罪になる可能性が高い。 それに、そうなると…捜査の過程で"香奈恵"を殺した事がバレてしまう… イヤ…この際警察なんて怖くない。 怖いのは……彼女の遺体が見つかり、火葬され… …二度とあの顔に触れることが出来なくなること… 俺が何年も刑務所に入っている間に……彼女は骨と化し…墓石の下で…どんどんと朽ちていく… 俺は…死んでても良いから……もう一度彼女…彼女の顔に触れたいだけなんだ! そして俺は……彼女の傍らで…自らも命を絶ちたい……それだけだ…』 隼人はしばらく立ち尽くした。
>> 20
続
隼人は京子を寝かせたまま傍に有った机でカモフラージュした
《よし 暫くは見つからないだろう》
倉庫に鍵を掛けながらそう呟いた
…
😱続😱
隼人は出来る限り忍び足で別荘へと戻っていった。
『ヘタに部員共に見つかったら面倒だ……
今別荘に帰って…バッタリ部員の誰かに出くわしたら、俺が外に出ていたことがバレてしまう。
連中が、京子が居なくなったことに気づき…捜索し始めた時…
連中が…京子の遺体を見つければ、真っ先に警察に電話するだろう。
仮に、京子が見つからなくても…やはり連中は警察を呼ぶはず…
そうなると真っ先に疑われるのは俺…!
確かに殺したのは俺じゃない。だがしかし、死体を隠した時点で…『死体遺棄』の罪になる可能性が高い。
それに、そうなると…捜査の過程で"香奈恵"を殺した事がバレてしまう…
イヤ…この際警察なんて怖くない。
怖いのは……彼女の遺体が見つかり、火葬され…
…二度とあの顔に触れることが出来なくなること…
俺が何年も刑務所に入っている間に……彼女は骨と化し…墓石の下で…どんどんと朽ちていく…
俺は…死んでても良いから……もう一度彼女…彼女の顔に触れたいだけなんだ!
そして俺は……彼女の傍らで…自らも命を絶ちたい……それだけだ…』
隼人はしばらく立ち尽くした。
>> 24
💣続💣
隼人はしばらく、近くの茂みに身を潜め…別荘の中から部員達が窓際からこちら(外)を見ていないかをチェックした。
『よし……今なら別荘に戻れる……予定通りだ。』
現在午前六時前。
朝日が森に差し掛かっている。
昨日の晩九時頃…大学を離れ…午前三時にこの別荘地に到着した。
午前四時頃に、各自…部屋分けをし…みんなでコーヒーを飲んで…各自就寝。
午前五時頃に、京子の死に際に遭遇。
『部員達は寝ているだろうが…やはり念には念を入れ…細心の注意を払うべきだな。』
隼人は周到な計画を既に実行していた。
まず、別荘地に着いて…コーヒーを飲み終えた後…配布した夜食に、睡眠剤をまぜておいた。
勿論、致死量の睡眠剤をまぜておいても良かったのだが…睡眠剤が足りなかったのと、出された夜食と言うのがホントにつまめる程度の極少量の物ばかりだったため、バレ無い用に少なくしておいたのだ。
さらに言えば…京子が"香奈恵"を他所に遺棄したと知り…予定が狂ったためだ。
他の計画と言うのは、まず…車を全て…走れないように細工したこと。そしてもう一つは、電話回線を切除した事だ。
ここは人里からかなり離れている。
>> 25
👂続👂
故に、車無しでは人里には戻れず…
更に携帯もここでは使えないため(事前に検証済み)、まず電話回線を切除すれば…警察だって呼べない。
仮に足で山を下ろうとしても…(事前に隼人が用意しておいた)バイクで追いつき……始末することが出来る。
『ヤツらは既に、地上の牢獄に入った。
だが安心しな…もし…もしも、"もう一人の目撃者"を見つけ出し…"香奈恵"の居場所(在処)を見つけ出すことがたら………俺は真っ先に"香奈恵"の所に行き…自害する…
だから……"香奈恵"が見つかったら逃がしてやる。だが…
……モシ見ツカラナカッタ時ニハ……』
この時…隼人は鬼の様な形相をしていた。
『…"もう一人の目撃者"は、俺が京子の死に際に遭遇したのを知っているのか?』
隼人が駆けつけた時…既に京子は虫の息だった。
そして、現場に人の気配はなかった…
『…おそらく、俺が京子の死に際を目撃してたのは知らないはず……だが、俺が京子と待ち合わせしてたのを……知ってる可能性がある……
なら、ヤツも十中八九…警戒している筈!』
隼人は立ち上がり…静かに別荘へと走っていった。
📴
書きすぎた。
すんません。
>> 28
🍶続🍶
『どうなってやがる!?
何で…部長が…イヤ!今はそんな事どうでも良い!
恐らく"もう一人の目撃者"が。
』
隼人は別荘の影まで走りよってすぐ…その場に立ち尽くした。別荘の中からは見えない、建物の影…そう、死角だ。
『……大体いきさつは分かる…』
隼人は立ち尽くした状態のまま、その場で考え込んだ。
『恐らく"もう一人の目撃者"は…京子を殺した直後…俺に見つからないよう直ぐに、現場を去ったんだろう。
そしてこの宿舎に帰ってきて直ぐに、部長と鉢合わせになり……部長の口から、その時間外出していた事がバレるのを避け…殺害した。
と来ると、やはりソイツは…京子と俺が待ち合わせて居たことを事前に察知していた……訳か。
しかし、部長の死体をこんなところに放置するとは……よっぽど焦っていたのか?』
隼人は静かに考えながらも、周囲に対する警戒を解くことは無かった。
『…まぁ、何でも良い…見つけ次第殺してやる。』
隼人は目つきを変え、ソッと一階の便所の窓から宿舎へと入っていった。
こうして…
…悪魔と悪魔の…
…静かなる殺し合いが幕を開ける…
📴
高校生21さん、遠慮せずに参加して下さい👍
>> 29
続
するりと窓をくぐり抜け、隼人は別荘の中へと戻る。
便所を抜けると、別荘の玄関と直接繋がる広間に出る。
別荘は木造なので、足音が立ちやすい。
部員が目を覚まさないよう、慎重に歩く。
『目撃者』が警戒して夜食を食べなかった可能性はあるが、上田部長が外に出ていたというのはどうもおかしい。
混入させた睡眠薬は殆んど効果がなかったのかもしれない。
歴代の部員がそれぞれに手を加えてきた別荘は、作りは古いが独特の趣きがある。
西洋の屋敷の様な重厚な暖炉があると思えば、現代風のガラスのコーヒーテーブルが同じ空間にあったりする。
隼人は広間の中心から周囲を眺める。
北に玄関、東と西に部屋が一つずつ、南向きには、二階への階段を挟むように部屋が二つ、一階は計四部屋が広間を囲む様に配置……それに加えて簡単なキッチンとトイレが南東、南西の角にそれぞれ配置されている。
階段は壁に当たるまでは一本で、そこから壁ぞいに二股に分かれている。
二階はキッチンとトイレが無く、北側に大きな窓が有ることを除けば、ほぼ一階と同じ配置の四部屋……広間は吹き抜けになっている。
合計八部屋……だ。
参加させてもらいます
>> 31
続
そう考えながら二階の自分部屋に向かおうと階段を半分程登り上がった時、
カシャン
一階の方から何か物音がした。
(さっき、一階便所の窓から入った時には気配など感じ無かったが…)
ピリピリと神経を研ぎ澄ませ、懐に忍ばせてあるサバイバルナイフに手をかけたまま、音を立てないようゆっくり下っていった。
手に汗が滲む…
ギィ~ッ
と、同時に二階の部屋の扉が開く音が聞こえた。
「!?」
(くっ!!どうする…)
🍺なかなか、スリリングな展開のリレー小説になってきましたね😨皆さん挨拶が遅れました。アル🍺と言います。宜しく 〆
m⊆(_ _)⊇m
主さんも、他の方も参加すると先が見えないから楽しいよ😁
>> 32
♒続♒
『まっ…マズい!慌てるな……冷静になれ!
何を戸惑っているんだ俺は! そうだ落ち着け!』
そう心の中で、隼人は自分に言い聞かせた。言い聞かせながら、急ぎ足で階段を降りていった。そして、上からは見えない…階段の下のギリギリの死角に隠れ…息を殺した。
「ふぅっ、よく寝た!」
『…この声は…一年の小島?』
小島 タカシ、今年入ってきた一年生である。
『ヤツは確か、二階の東南の部屋に居た筈…マズいな…俺の部屋は奴の隣。
上手い事誰にも見つからないように部屋に戻らなければ…ややこしい事になるのに…』
隣の部屋に居た小島が目を覚まし…隼人はバツが悪そうに軽く舌打ちをした。
『…もし、また誰かが起きてきたら…更にややこしい事になるぞ。
…ましてや、この一階フロアの誰かが部屋から出てきたら…真っ先に俺は見つかってしまう…』
隼人は忍び足で便所へと駆け込んだ。そして、個室便所に入り…鍵を閉めた。
『……どうするべきか、何とかして目撃者を捕らえなければならないのに………クソ!"香奈恵"の居場所さえ分かれば…真っ先に、目撃者なんか気にせずに全員始末できるのに…』
📴
段々知能戦になってきましたね
- << 35 続 (いや…待てよ) 隼人は大事な事を見過ごしていた。 (自分が一番早く起きたことにすれば済む話じゃないか) ギイ…… 扉が音を立てて軋む。 テーブルで朝のコーヒーを飲もうとしていた小島はぎょっとした。 「……隼人先輩!?何だ……起きてたんですか?」 「起きてちゃ悪いのかよ?」 「……まあ俺の心臓には良くはなかった気が……」 「多分気のせいだ」 「じゃあ気のせいでいいですよ……コーヒー飲みます?」 「ああ、悪い」 まずまず自然にごまかせた。上出来だ。 「タカシ君、私にも貰える?」 そう言って一階東の部屋から出て来たのは2年の一ノ瀬香織だ。 「もちろん。香織先輩はブラックですよね?」 「覚えのいい後輩で助かるわ」 あくびをしながらそんな事を言う香織は、無造作に起きて来たように見えて最低限のメイクはしっかり整っている。 「タカシ~私もコーヒー、って聞いてる~?」 「聞いてる聞いてる!……たくっ、まとめて言えよ、メンドイな……」 「聞こえてる~」 対称的にスッピンで一階西部屋から出て来たのは1年の橘美咲だ。 とは言え彼女はノーメイクでも十分な顔立ちだった。 とりあえずキャラ確定
高校生さんへ
もしよかったら
見取り図書いてもらえるでしょうか☝
配置を📝してたら、ごちゃごちゃになって💦お馬鹿なもんでスイマセン😂お手数かけます😚
因みにレス30参考に自分の頭の中の見取り図です💦
⬇
2F
 ̄ ̄ ̄ ̄窓 ̄ ̄ ̄ ̄
上 臼
― ―
河 |≡| 小
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
1F
 ̄ ̄ ̄ ̄玄 ̄ ̄ ̄ ̄
❓ ❓
― ―
山 |≡| 桜
― ―
🍴 👄 🚻
勝___🔥____
🍴=キッチン 🚻=トイレ
👄=ラウンジ 🔥=暖炉
勝=勝手口
臼(臼井隼人👨2年
小(小島タカシ👨1年
河(河童👨1年
上(上田部長👨3年
桜(桜葉京子👩3年
山(山下美代子👩1年
❓(残り部員二人
修正お願いします🙏
アル🍺
- << 36 分かりずらいですよね?イメージはこんな感じです。 (↑が北) 一階 ――――玄―――― 美| |香 広 間 咲| |織  ̄ |Ξ|  ̄ 🔥 |Ξ|  ̄ |Ξ|  ̄ 🍴|↖∥□∥↗|🚻 _| ___ |_ 勝|山下|桜葉| | | |  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 二階 ――――窓―――― 上|| ||隼 |吹 抜| 田|| Ξ ||人  ̄| ↖□↗ | ̄ ||___|| | ___ | |河童|小島| | | |  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ↗↙↖↘…階段の上がり下り 🔥…暖炉 🍴…キッチン 🚻…トイレ 勝…勝手口 ・南の部屋はくっついて二部屋並んでいる感じです。 ・一階の山下、桜葉部屋は階段の下をくぐるとドアがあるイメージです。 ・暖炉は広間の角に置いてますが、仮なのでどこでも構いません。 ・階段は上から見ると逆T字型です。 ・二階は広間をぐるっと囲むような廊下があって、そこに一階と同じ部屋の配置です。 一応こんな感じですが、話に沿って修正お願いします。
>> 33
♒続♒
『まっ…マズい!慌てるな……冷静になれ!
何を戸惑っているんだ俺は! そうだ落ち着け!』
そう心の中で、隼人は自分に言い聞かせ…
続
(いや…待てよ)
隼人は大事な事を見過ごしていた。
(自分が一番早く起きたことにすれば済む話じゃないか)
ギイ……
扉が音を立てて軋む。
テーブルで朝のコーヒーを飲もうとしていた小島はぎょっとした。
「……隼人先輩!?何だ……起きてたんですか?」
「起きてちゃ悪いのかよ?」
「……まあ俺の心臓には良くはなかった気が……」
「多分気のせいだ」
「じゃあ気のせいでいいですよ……コーヒー飲みます?」
「ああ、悪い」
まずまず自然にごまかせた。上出来だ。
「タカシ君、私にも貰える?」
そう言って一階東の部屋から出て来たのは2年の一ノ瀬香織だ。
「もちろん。香織先輩はブラックですよね?」
「覚えのいい後輩で助かるわ」
あくびをしながらそんな事を言う香織は、無造作に起きて来たように見えて最低限のメイクはしっかり整っている。
「タカシ~私もコーヒー、って聞いてる~?」
「聞いてる聞いてる!……たくっ、まとめて言えよ、メンドイな……」
「聞こえてる~」
対称的にスッピンで一階西部屋から出て来たのは1年の橘美咲だ。
とは言え彼女はノーメイクでも十分な顔立ちだった。
とりあえずキャラ確定
- << 38 続 皆は小島タカシが淹れた熱々の珈琲を啜る。 (この中に桜葉京子と上田部長を殺害した奴がいるはず… そういえば、河童がまだ降りてこないな… まさかアイツが… いや、まだ分からない…焦りは禁物だ。) 隼人はゆっくり思考を巡らせながら珈琲に口をつけた。 ラウンジに壁に掛けてある時計を見ると7時五分を指していた。 「お腹空いたわね~たかし~ッ 何か朝食作ってよ!」 小島タカシと同じ授業を受けている橘美咲が言った。 「何で俺が…美咲が作れよ。」 「だって私料理苦手だもん。お願い。」 手を擦り会わせ哀願した。 「私も小島くんの食べてみたいわ。」 一ノ瀬香織が言うと、「ハイ只今準備します。」と直ぐキッチンにタカシは向かった。 バタン 「おはよ~ございま~す。」 そうこうしているうちに山下美代子が部屋の扉を開け元気よく出てきた。
>> 34
高校生さんへ
もしよかったら
見取り図書いてもらえるでしょうか☝
配置を📝してたら、ごちゃごちゃになって💦お馬鹿なもんでスイマセン😂お手…
分かりずらいですよね?イメージはこんな感じです。
(↑が北)
一階
――――玄――――
美| |香
広 間
咲| |織
 ̄ |Ξ|  ̄
🔥 |Ξ|
 ̄ |Ξ|  ̄
🍴|↖∥□∥↗|🚻
_| ___ |_
勝|山下|桜葉|
| | |
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
二階
――――窓――――
上|| ||隼
|吹 抜|
田|| Ξ ||人
 ̄| ↖□↗ | ̄
||___||
| ___ |
|河童|小島|
| | |
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
↗↙↖↘…階段の上がり下り
🔥…暖炉 🍴…キッチン
🚻…トイレ 勝…勝手口
・南の部屋はくっついて二部屋並んでいる感じです。
・一階の山下、桜葉部屋は階段の下をくぐるとドアがあるイメージです。
・暖炉は広間の角に置いてますが、仮なのでどこでも構いません。
・階段は上から見ると逆T字型です。
・二階は広間をぐるっと囲むような廊下があって、そこに一階と同じ部屋の配置です。
一応こんな感じですが、話に沿って修正お願いします。
>> 35
続
(いや…待てよ)
隼人は大事な事を見過ごしていた。
(自分が一番早く起きたことにすれば済む話じゃないか)
ギイ……
扉が音を立…
続
皆は小島タカシが淹れた熱々の珈琲を啜る。
(この中に桜葉京子と上田部長を殺害した奴がいるはず…
そういえば、河童がまだ降りてこないな…
まさかアイツが…
いや、まだ分からない…焦りは禁物だ。)
隼人はゆっくり思考を巡らせながら珈琲に口をつけた。
ラウンジに壁に掛けてある時計を見ると7時五分を指していた。
「お腹空いたわね~たかし~ッ 何か朝食作ってよ!」
小島タカシと同じ授業を受けている橘美咲が言った。
「何で俺が…美咲が作れよ。」
「だって私料理苦手だもん。お願い。」
手を擦り会わせ哀願した。
「私も小島くんの食べてみたいわ。」
一ノ瀬香織が言うと、「ハイ只今準備します。」と直ぐキッチンにタカシは向かった。
バタン
「おはよ~ございま~す。」
そうこうしているうちに山下美代子が部屋の扉を開け元気よく出てきた。
>> 39
🐍続🐍
『…美代子…何かあったな…』
隼人の彼女を見る目は、冷静そのものではあったが、その反面で…やはり心の奥に僅かながらの動揺がうごめいていたのは…言うまでもないことだ。
事実彼は今、背中一面に冷や汗をかいている。隼人は、まだ生き残っているメンバーが全員、この空間に揃っているという事実…
それを考えるだけで、しばし鳥肌が立った。
怖いのだ…
ここに居る部員達が全員…自分を殺そうと目論で居るように見えて…
隼人は死ぬ覚悟は出来ている。
だがしかし、それは"香奈恵"の存在あっての話だ。もし…もしも、今手元にあるナイフで自害を図ったら…彼女にまた出会えない。
元来、"死後の世界"なる非科学的な妄想世界を嘲笑してきた口だ。
死んだら幽霊になって…死んだ"香奈恵"と再会出来る。そして二人で天に昇れる…
そんな思考、彼の脳には存在していなかった。
と、言うのは…建て前上の理由の一つ。
実際にはもう一つ…もう一つの思考があった。
『今ここで死んだら…"香奈恵"はどうなる?
腐敗するまで、その遺体を…犯人に陵辱され続けるのか?』
📴
そんな事無いですよ。小学生2さん。
個性が出ていて、味があります。
>> 40
🔑続🔑
『いや…あるいは何処かに、延々と放置され続けるのかも…。
腐敗して…何処か人目の付かないところで、ただ一人…誰にも気づいて貰えないまま…朽ちるのか?
そんなの……許せない!!』
矛盾している。
隼人はつい先ほど…京子と上田の遺体を放置してきたばかりだ。彼が今"香奈恵"に向けている感情は…本来この二人にも向けられるべき感情。
だが彼には今、そんな事はどうでも良かった。"香奈恵"は…彼にとって唯一無二の存在…彼の中では既に、神格化していると言っても過言では無い。
"神"と"人"…
長きに渡り、人々が作り上げた主従関係…
無神論者の隼人だが、長い間その主従関係にも似た環境で育った彼は…知らぬ間にそれと似た思考を抱き始めていた。
『全ては…"香奈恵"の為に…』
彼はしばらく黙り積めて考え込んでいたが、その『しばらく』が…ほんの一瞬だった事にようやくと気付いたのは、一ノ瀬 香織が唐突に話し掛けてきた時だった。
「ねぇ~…臼井君もそう思わない?」
「…っ!?は、えっ!?
何………が?」
隼人の間の抜けた返事に香織は、『もぉ!臼井君、わざとらしい!ホントは気付いてる癖に!』と、野次を飛ばしてきた。
>> 41
🐸続🐸
…全く気付かない。
隼人は心の中でそう思った反面、突然に話を振られ…一瞬焦った。
『…犯人がこの中に居る……犯人がこの中に…犯人がこの中に居る…』
心の中にその声が木霊する。隼人は背中一面に冷や汗を書いていたが、反面…表情は至って冷静だった。
『…犯人がこの中に居る……なら、出来る限り自然な顔をすべき…』
「…すまん。ぼぉっとしてたから聞いてない…」
隼人のその発言に、香織は『はぁ=3』っと、ため息をついた。
「ほら、よく見てみなさいよ!美代っち、何かいつもと違うと思わない?」
香織はキツい目つきで視線を向けてくる。隼人は、『ああ、そんな事か』と心の中で呟いた後で…
「………今日はヤケに黒い服なんだな」
とだけ答えた。
案の定香織は満足そうだ。『何なんだ…』隼人はそう思った。
「よぉ~く気付いたわね。これで河童君以外は全員気付いたわよぉ?」
香織はヤケに嫌味口調で今度は河童に話を振った。案の定、河童は眉をヒクつかせており、何だか気まずそうな顔をしていた。
>> 43
続
(もしかすると…
美代子は暗闇に紛れるために…)
隼人はポーカーフェイスのまま
山下美代子を足のつま先から頭のてっぺんまで気付かれないようにジックリ観察した。
(んっ、あれは…)
そう思った時に
小島タカシがキッチンからテーブルの上に朝食を持って来た。
「せっかく腕によりをかけて作ったんだ! 冷めないうちに食べてくれ。」
「うわぁ~♪美味しそう♪よっ、タカシ名コック!」
橘美咲がタカシを、はやし立てた。
「そういえば、
上田部長と京子先輩を
朝食に起こさなくていいかな?」
と河童が言い出した。
「そうねぇ~起こしに行く?」
誰かが言った…
ドクン
隼人は全身の汗が噴き出し、
自分の心臓が飛び出しそうになった。
(上田部長と京子を
殺った犯人が
この状況で
何か動きを見せるのか…)
隼人はみんなの仕草に神経を集中させた。
🍺前回自分の読んだら7時五分に😨7時5分に訂正です😂
アル🍺
>> 44
🐲続🐲
別段、隼人は畏れてはいなかった。ただ、犯人がこの中にいるのかと考え…心臓が張り裂けんばかりの期待をしていたのだ。『今か今か』と、その…不穏な動きを見つづけながら…。
「じゃあ、僕が起こしてきますよ。」
すると、そう突然に言い出したのは小島タカシだった。無論…隼人はいち早く彼に疑いを抱いた、が…山下美代子が
「良いよ良いよ🎵アタシが見て来るから。
小島君は、座って待ってて?」
と言ったため、山下美代子も犯人として視野に入れた。
『…この二人ならば事件当時、俺と接触せずに犯行を行う事も可能だった筈…
と言いたいところだが………何せ事件当時、俺はこの建物に居なかった…聞き込みでもしない限りは誰にアリバイがあるかなんて分からない…』
そこで隼人は、周りから怪しまれないようにある程度自然な表情をしながら、全神経を耳に集中し、聞き耳をたてた。部員達の会話から、何かヒントを得るためだ。
「上田君さぁ、今朝方一回トイレに降りてくんの見たけど…彼、そんなに眠そうじゃなかった気がするのよね…。」
『…橘美咲…上田と今朝方出会ったのか…じゃあ上田が殺される前か』
📴
ノンビリいきましょうや。
🐭続🐭
『上田が殺される前…成る程。恐らく犯人は、橘 美咲が上田と接触した直後…何らかの流れで遭遇したんだ。
そして外に出たのがバレて、その場で殺害を決行した。
遺体を外に放置したのは、恐らくは精神的な焦りと見て妥当だろう……上田の遺体が捨ててあった場所から見ても、突発的な犯行であった事は否めないだろうな。』
隼人は僅かな情報から脳を最大限に駆使し、犯行当時の現場の様子を頭の中でシュミレーションした。
そうしている内に、山下美代子が先に二階の上田の部屋へと上がっていった。
『…何故二階から?一階の桜葉 京子の部屋から先にいけば良いのに…』
そうこう考えていると、橘 美咲が隼人の思っているのと全く同じ事を口にしだした。
「桜葉先輩の部屋から先にいけばいいのに…」
すると誰かがこう口にした
「また喧嘩?でもしたんじゃないの…?
あの二人しょっちゅうだよ=3
まっ、でもあの二人…歳離れてるけど姉妹みたいなもんだしさ、直ぐに仲直りするでしょ。確か…幼なじみだっけ?」
無論、声の主は一ノ瀬 香織だ。
📴
皆さん、あけましておめでとうございます。
新年早々暗い物語ですが、楽しみましょう。
>> 48
続
隼人が二階に上がった時は河童の姿は無かった…
(上田部長の部屋にもう入ったのか…)
ドタンバタン
荒々しい音が聞こえる…
ガチャ
上田部長の部屋に入ると一匹の蛇が逃げ惑いそれを河童がその蛇を電気スタンドで叩いていた。
「先輩、危ない!」
山下美代子は青くなってベッドの上に座り込んでいる…
(この蛇の模様は…
マムシだ!!
以前、テレビか何かで見たことがある。)
ドガッ
「はあ、はぁ…」
河童は蛇の頭を潰し、放心状態となりその場にへたり込んだ。
蛇はぐったりとなりやがて動きを止めた…
「痛いっ」
山下美代子は右足を抑え呻いた。
「大丈夫か!?」
隼人は美代子に近づくと足を見た。
二つの赤い傷あとがあり血が滲んでいる。
(山下美代子が悪魔だと思っていたが…
まさか、こんな毒蛇を自分自身に咬ませる訳がない…)
隼人は冷静に考えつつ、美代子の足の上をハンカチでキツく縛った。
(然し…美代子でないとすると誰が…)
隼人は思考を巡らせた。
🍺みんな、続き待ってま~す😚
アル🍺
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