作者はあなた✨ケータイ小説
小説書くの好きな人😃
読み切りなカンジでタイトルも付けて、ちょっと怖いミステリー小説書いて下さい✨
上手い、下手とかは気にしないで、思いついたら載せて下さい✨
新しいレスの受付は終了しました
何か……読み直してたんですけど、No.72スレ位からセリフやら文章構成やらがガタガタになっちゃいましたね。
セリフとか意味わかんねぇ😂
何か……同じ様なセリフを繰り返し発言してましたね…隼人君。いけませんね。
しかもキャラの呼称とかもメチャクチャでしたね。って言うか、先輩・後輩の立場が曖昧だ……ちゃんと覚えとけよ自分😣
と言うわけで、誠に申し訳ありませんでした。今度からはこう言うことが二度と起こらないよう……しっかり本編を繰り返し読み返して、諸設定やストーリーをしっかりと頭に叩き込んでから書きますのでどうか、御勘弁下さい。
大きな声では言えませんが、自分でも何書いてるか理解できませんでした。
頭の中の構想を上手く表現出来ないんですよ😣なかなか…
>> 102
シュタ
黒装束を纏った背中に奇妙な刀を背負った大柄な男が舞い降りた。顔には、時を感じさせる皺が刻み込まれている。
「ふおっふおっ、どうじゃったかの。主さん?この、みんなが協力して作ったリレー小説は?」
白髪の頭をボリボリ掻くと、辺りを見回した。
「ぬっ!?」
シュン
誰かの気配に気付いた男は地面を蹴り大木の枝に移り下を見下ろした。
「いや~ッ。参った今日の小テスト散々だった~。」
学校から帰宅途中のバトーが鞄を左肩に担ぎ林道を歩いて来た。
ザシュ
枝が揺らぎ数枚の葉が落ちていく…
チャキ
バトーの首もとに冷たいものが当たる。
「ヒッ!」
「最近、シャドーmkⅢのバトルルームで修行しとらんのう…」
「こっ…この声はまさか…」
タラ~ッ
背中に冷たいものが流れていく。
ガシッ
「ふおっふおっ、儂じゃ!さぁ、行こうかの…」
ズルズルズル
男はバトーの襟首を捕まえ地面を引き摺って行く。
「嫌だ~ッ!命がけの修行はもうたくさんだ~誰か~!!」
バトーの叫び声だけが森の中に木霊していた…
《完》
友情出演バトーさん
アル🍺😁ニヤリ
>> 104
カズ様、直接ご挨拶するのは初めてになりますが、こんにちは、ごんばんは。バトーと申します。アル様からはいつもお世話になっておりますです😊。
こんな稚拙で矛盾だらけの文章(僕が書いた分)で、おまけに最後の方など一人よがりで勝手に暴走しながら書かせていただいた本作品…余りにも雑な仕上がり(主に僕のせいですが…)になってしまいましたが、最後まで読んでいただき誠に恐縮です😂
そしてありがとうございました!
この場を借りて謝ざぃ……もとい、感謝をさせていただきます。ありがとうございました!応援レスもありがとうございました!
後、後半好き勝手やっちゃってすみませんでした。反省しております。
『話つく』みたいに丁寧で周りと連動のとれた作品に仕上げたい…😂
また機会があったらリレー小説…書きたいです。
ね、アル様?
コレだけはバトルルームでも…どうにかならならい様な気が…あっいえ💦何でもないです…
- << 107 <バトーさん、さぁ逝こうか…> …。 (んっ!?ここは…) ズキッ バトーの後頭部に激痛が走った。 「痛ッ!!」 バトーは余りの痛さに後頭部をソッと触った。大きなコブが出来ている。 (頭がボンヤリしてるがこのコブが原因で気絶していたみたいだな…) ボーッとした頭で辺りをゆっくり見回した。 (ハッ…ここは…) そうあの惨劇が今から起きるあの場所… 別荘の二階の上田部長の部屋に寝かされていた… フッフッフッ バトルルームでは駄目みたいなので、ここで修行しなさい … 生き残って… (-_☆)ギラリ アル🍺
- << 108 そうですね。レスを交わすのは始めてですね (P⊿q)⚡ お互い存在❓は気付いていたようですが…w バトー様の小説は拝見させて貰ってますよ。性分から応援レスはしてはいませんが…😳影ながら応援しています。 アルを含め、僕らも気づけばミクル板の古株みたいな存在になってる気もなくはない今日この頃w 僕も話つく以外に《違う世界にあるものは…R2》という小説も書いているので💦暇な時にでも見てやって下さい💦 と 宣伝スレを残しw 失礼します (o_ _)o
>> 105
カズ様、直接ご挨拶するのは初めてになりますが、こんにちは、ごんばんは。バトーと申します。アル様からはいつもお世話になっておりますです😊。
…
<バトーさん、さぁ逝こうか…>
…。
(んっ!?ここは…)
ズキッ
バトーの後頭部に激痛が走った。
「痛ッ!!」
バトーは余りの痛さに後頭部をソッと触った。大きなコブが出来ている。
(頭がボンヤリしてるがこのコブが原因で気絶していたみたいだな…)
ボーッとした頭で辺りをゆっくり見回した。
(ハッ…ここは…)
そうあの惨劇が今から起きるあの場所…
別荘の二階の上田部長の部屋に寝かされていた…
フッフッフッ
バトルルームでは駄目みたいなので、ここで修行しなさい …
生き残って…
(-_☆)ギラリ
アル🍺
>> 105
カズ様、直接ご挨拶するのは初めてになりますが、こんにちは、ごんばんは。バトーと申します。アル様からはいつもお世話になっておりますです😊。
…
そうですね。レスを交わすのは始めてですね
(P⊿q)⚡
お互い存在❓は気付いていたようですが…w
バトー様の小説は拝見させて貰ってますよ。性分から応援レスはしてはいませんが…😳影ながら応援しています。
アルを含め、僕らも気づけばミクル板の古株みたいな存在になってる気もなくはない今日この頃w
僕も話つく以外に《違う世界にあるものは…R2》という小説も書いているので💦暇な時にでも見てやって下さい💦
と
宣伝スレを残しw
失礼します
(o_ _)o
ザーザーと体を叩きつける土砂降りの雨の中、男は樹海をさまよい歩いていた…
(もう、駄目だ…)
ザー ザー
ザッザッザッザッ
数十分、歩きづらい道のりを奥に進んだ男は立ち止まった。
ザー ザー
意識が朦朧とする中、日は落ち辺りは段々と漆黒の闇に閉ざされていく。
カチッ
ポケットから氷のように冷たくなった手で懐中電灯を出し乏しい灯りをつけると、一本の大きな木を照らしその根元に腰をおろした。
ザー ザー
(はぁ…疲れた…もうこの辺でいいだろう…)
背中に背負ったリュックサックから一枚の写真を取り出した。
(父さん…母さん…美代子…ウッウッウッ…)
男はびしょびしょになった写真をポケットに入れると、一本のナイフをリュックから取り出した。
ザーー ザーー
雨はスコールのようにますます激しさを増した。
>> 114
ザー ザー
「何だ、君か…」
男は振り返り少女の顔を見てホッと胸を撫で下ろした。
「僕の後を付けてきたのか。」
「だって、一人じゃ怖いし。二人が楽しいでし…」
「シッ!」
男は、少女の声を遮ると耳の神経を研ぎ澄ませた。雨音に混じり遠くから木が薙ぎ倒される音が聞こえる。
ガシャン ガシャン
バキバキバキ…
「先を急ごう!」
「分かったわ。」
二人は樹海の更に奥深くへと入って行った。
バサバサッ
ガザガザ
「はぁ…はぁ…」
途中、二人が入れる程の岩の窪みを見つけ休憩した。
夢中で走ったせいか顔が傷だらけで、男の右の頬から血が滴り落ちる。
それをみた少女はポーチから絆創膏を取り出し貼ってくれた。
「えへっ!」
「ありがとう…」
(然し、どうやったらあの化け物から逃げられるのか…)
いつの間にか雨はあがっていた。
(さっきまでは追い込まれ諦めていたが、二人になったお陰で気分が楽になった。まずは、腹ごしらえだ…)
男はリュックから缶詰めと乾パンを取り出し少女と一緒に食べだした。
>> 115
いつの間にか、木々の間から月の光がもれうっすらと辺りを照らしていた。
「君はどうしてここに…」
熱々のコーヒーを煎れ一つを手渡すと、ゆっくり啜りながら少女に尋ねた。
「それがね。《ミステリーツアー》って言う旅行に応募してたら、当選しました!って手紙と宝の地図が入った封筒が来て指定された場所でミステリーバスに何人か乗ったんだけど…シートに目隠しとヘッドホンをして下さい。って紙に書いてあったの…」
少女は一気にまくし立てた。
「…一緒だ…後は、着いたらリュックサックスを背負わされ、スピーカーから男か女か分からない声で『宝探しをしてもらう。ただし、30分後に放つものに捕まったら死ぬ事になる!頑張って宝を探してくれ、以上!!』…だった。」
男は何故こんな理不尽な事に付き合わなくてはならないのかサッパリ分からなかった。
「その時だよね!あなたが隣りに居て最初に声かけてくれたの。心細かったから、嬉しかったわ。」
「あの時は、他の人達は歩き出してたし、ポツッと一人君が突っ立ったままだったから…」
ガシャン ガシャン
バキバキバキ
「!?」
遠くから、また嫌なあの音が聞こえてきた。
>> 116
二人は急いでリュックに詰め込むと岩場を降り音とは反対方向に進んだ。だが、いくら月明かりが所々さしているとはいえ、樹海の道は険しくなかなか前進むのは困難だった。
「ハアハアハア…」
二人は、さっきまで降っていた雨と疲労でかなり体力を消耗していた。
「どうして、私こんな目にあわなきゃいけないの!!何で…」
少女は半泣きになると、その場に座り込んでしまった。
ガシャ ガシャ
バキッ バサバサ
音が段々近づいてくる。
「くそっ!!捕まれ!」
男は少女の手をしっかり捕まえると肩に担いだ。
「重っ!」
「レディーに向かって失礼ね。離して!」
さっきまで泣いてたのはどこへやら、怒って先にズンズン進んで行った。
「やれやれ…」
男は、ため息を付くと少女の後を追った。
>> 118
「おいっ!」
男は少女を呼ぶが返事が返ってこない。
(参ったな…)
深い霧に包まれ1m先が見えない。
ギィー ガシャン
ギィー ガシャン
バキバキガサガサッ
深い霧に紛れあの音がまた近づいて来た。
(いつの間に…)
男は恐怖心を抑え、多分少女がいる筈の大きな一枚岩を目指す。
ガシャン ガシャン
何処からか機械音が近づく。
「くっ…」
男は大きな木の陰に小さく隠れる。
ズオンッ
いきなり目の前に霧を切り裂き大きな戦車に取って付けたような二足型ロボットが現れる。
肩にはガントリックガンが装備され、首が左右を見回す。
グィーガシャン
グィーガシャン
バキバキッ
男は、いつ見つかるか分からない恐怖心で我を忘れ走り出した。
>> 119
ウィーガシャ
ロボットは男の姿を捉えるとガントリックを連射した。
ガガガガガガ…
ガガガガガガ…
ガガガガガガ…
「うっ!!」
数発の巨大な弾が男の体を貫通した。
「ごはっ…」
(何故、こんな目にあわなくちゃいけないんだ…あの娘は大丈夫だろうか…)
男は朦朧するなか仰向けになり、次第に何も見えなく聞こえなくなった…
……
…
【GAME OVER】
「ああ、このキャラ死んじゃったよ!」
「この下手っぴ!!」
数人の男の子等はテレビゲームを囲み遊んでいる。
「今度誰がやる?」
ピッ
STARTボタンを誰かが押した。
…
そうゲームの中の男と少女の恐怖は永遠に繰り返される…
ザー ザー
~GAME~
おわり
ザー
ザー
「誰か~ッ 助けて…」
原作者のアル🍺様の許可が下りまして、これより
『GAMEー2ー』
の執筆を始めようと思います。早速ですが、私…バトーはサボり魔です。おまけに受験生です。
なので更新が不定期になると思います。
その事を先に、謝罪しておきます。
読者様の皆様、スミマセン💧ゴメンナサイ🙏
なので本作は、"どなたでも"御自由に参加できる様に、リレー小説とさせて頂きます。
気が向いたら、気軽に書き込んでやって下さい。お願いします。いや、ホントお願いします。
なんか一人で黙々と書くの…とかって、ホント寂しいんで😂ホントお願いしますね💦この通り🙏
えー…っと、では、始めます。
~GAMEー2ー~
_フリーのジャーナリストを始めて、かれこれ1ヶ月になる。
以前勤めていた出版社では、セクハラ上司に鬼の様な女先輩方からの…過酷な嫌がらせに耐えてきた。
それも先月までの話だ。私が(口には出せないが)仕事上…とんでもない事をやらかしてしまい、出版社は大打撃を受けた。
そして当の私はと言うと、そうなることを予め予知していたから(と言うか私が招いた事態だ)、バレる前に自分から辞めた。厄介事には巻き込まれたくなかったし
結局そんなこんなで、専門学校を出てから四年間勤め上げてきた会社と…最終的に『裏切る』と言う形で縁を切ってしまった私でしたが、今は住居を転々としつつ…フリーのジャーナリストとしての人生を楽しんでいるのでした!
めでたしめでたし…
と言うのはさて置き、私は今…ある事件の取材をしている。勿論フリーの私にはかなりハードルの高い仕事だが、しかし…なかなかの収入になる。
因みに、私の名前は高橋 菜月(たかはし なつき)。
年齢は秘密。
私が今取材してるのは…とある小さな出版社からの依頼だ。最近…多発している集団失踪事件。その手掛かりを探せ、との事だ。私は刑事じゃ無いのに…。
ー続…
それにしても随分と、大ざっぱな仕事の内容だ。
大方、私が『仕事をくれ』とうるさいから厄介払いがしたかったのだろう。ただの嫌がらせだ。
しかし、報酬はくれると言うのだから引き受ける手は無い。
フリーと言うのは自由過ぎる。可能な範囲で自由に仕事を選べるのだが、掴まなければ本当に何も来ない。
弱肉強食とはこの事だろう。
「仕事…仕事…仕事…」
同じ単語を繰り返すのは私の癖である。気持ちが落ち着くのだ。
駅のホームのベンチに座り、先程からブツブツと独り言を呟いている私の姿は…端から見たら、さぞ不気味な事だろう。
人間…20年以上も生きてたら、『裏』と『表』がハッキリしてくる…と母が言っていた。
確かにそうだな…と、最近になって要約気付いた。
『あーあ、早く結婚したいなぁ…』
こんな事を考えるのは私くらいのものだろうか…。
私は仕事が嫌いだから、早く結婚して旦那に稼いで貰いたい…などと言う馬鹿げた理想を抱いているのだ。しかしそんな都合の良い話は無いと言うことは、重々理解しているつもりだ。
もっとも、そんな男は私にはいないのだが…。
もし結婚するならそう…子供は欲しい。私の理想だ。
ー続…
別段深い理由は無いのだ。ただ欲しいのである。
子供を抱いている女性の姿を街でよく目にする、あの満ち足りた笑顔ときたら…人生の疲れを感じさせないから不思議だ。と同時に、凄く羨ましい。
…《一人の人間》を深く想いやれる事が。
何でだろう…
割り切ったはずなのに…
大嫌いな上司…
大嫌いな先輩…
無関心な同僚…
冷たい後輩…
私は知らず知らずのウチに、人間が信用出来なくなっていたからかも知れない、寂しいから…今もそう_
「…こんな世界に生まれたくなかった…」
とっさに空に向かってそんな愚痴を漏らしていた。
そしてそうこうしているウチに電車が来た。こんな片田舎でも電車が通っているのだから驚きだ…と思うのも長いこと街の方で働いてたからの事だ。
行き先は…
『鴨川駅…鴨川駅…』
車内放送がそう告げる。と共に電車は静かに走り始めた。
今は夏。
外の風景は如何にも田舎だった。
線路の周りには見渡す限りの田んぼ。しかも既にどの田んぼにも稲が植えられている…水田と言うヤツだ。
よく見ると、小学生だろうか…子供が三人ほど田んぼの中に網を入れて遊んでいる。オタマジャクシでもいるのだろうか…。
ー続…
私も昔ああやってよく遊んだものだ。もっとも、オタマジャクシは大嫌いだったが…。
如何にも初夏を思わせる田舎。
見渡す限りの水田とあぜ道、
帽子をかぶった半袖半ズボンの小学生、
すっかり木々が生い茂り青々とした山々。
昔、親に連れられて遊びに行った田舎を思い出す…あの頃は良かった。少なくとも今よりは希望に満ち溢れた人生だったと思う。
そんな事を暫く考え込んでいると、目的地に電車が着いた。やはり田舎の電車は人混みが少ない。
先程二つか三つほど別の駅前で停車したが、乗り込む人どころか切符🎫を買おうとする人すら見かけなかった。
小さな駅だし、人が一人くらい居ても良いものだが…。
まぁ良いや…
私は目的の駅で電車を下りた。
見渡すと、そこは乗車した駅にも劣らない程の田舎町だった。
駅の隣には畑、大通りと言うにはあまりにも小さな通り。
建物と言えば一階立ての小さな駄菓子屋…後は民家が点々と在るだけ。古びた木造建築だ。
その背後には今にも覆い被さってきそうな高い山…山…
昭和時代の怪獣映画を思い出す。確かこんな風景だった…
「…こんなとこに何が在るってのよ…」
出版社しゃからの命令で来てみたが
ー続…
流石の私でもコレは明らかな嫌がらせだと直ぐ分かった。
まったく………ムカつく!
抑えきれないイライラが…とうとう私の中で爆発し近くにある自動販売機に自然と足が歩み寄った。
そしてビールを一本買うと、それを一気に飲み干した。
「ップはぁ~…!」
私は一気に気分が良くなった。勤務中(?)に、しかも白昼堂々と酒を飲んでやった。羨ましいか編集部の堅物供め、などと随分腹黒い事を考えつつ私は普段の平然を取り戻していた。
さて、仕事に戻ろう…。
やってる側で恥ずかしくなったのだ。何か小学生くらいの男の子が珍しそうに…こっち見てるし。
こんな大人になったらダメよ?と思いつつ、私は足早にその場から離れた。
暫く歩き続けると目的の場所に辿り着いた。つい最近の行方不明者を、最後に見たと言う男性の家…
木造建築でヤッパリ古びている。山の陰になっていて日照条件は最悪だ。カラスが屋根に止まっていて、何だか気味が悪い。
「…えっと…この家……よね?」
本当はそうであって欲しくないのだが…
因みに、その男性と言うのは齢七十を過ぎた老人だと言うではないか。若い男を期待してたからその分…残念でならない。
ー続…
ため息しか出ないが、此処は抑えよう。私は呼び鈴を鳴らして門の前で待った。
暫くするとスピーカーから女性の声がした。
『どちら様ですか?』
「こんにちは、実は私…高橋と申しまして…」
…そんな感じで私は淡々と事情を説明した。いつも通りの《仕事用の表情》に切り替えて…。
それからはいつもの調子、相手を言いくるめて私は無事に家に入れて貰うことが出来た。
後はとぼけた男性の話を聞いて帰るだけだ…出版社から高給が貰えるくらいのネタは欲しいところだが…。
『ま…期待はして無いけど。』
難しいだろうなぁ…。
目撃者が一人だけ…しかも老人だ。
これだけじゃ、ろくな報酬など貰えるわけがない。良くて予定の2~3割程度かな。
溜め息しか出ないが今は仕事中やるしか無い。
ソレから私は家に入れてもらった。日照条件が悪いのと他の家に比べてボロいのを除けば、大きさも形もまぁまぁ普通の家だ。この寂しい雰囲気は流石に普通とは言えないが。
それから玄関のドアが開くのと同時に、中からこれまた五十歳くらいの女性が出てきた。男性の娘さんだろうか?
「……どうぞ……」
女性に招き入れられて私は家の中に入ったのだった。
>> 131
_続
女性に案内されドアの中に入ると独特の湿ったようなカビ臭さが鼻をついた。
(うっ…流石は日が照りつけてない家だけあるわね。)
「どうか、しましたか…?」
女性はスリッパを出しながら不思議そうに私の顔を覗き込む。
「いえ。別に靴棚に飾ってある、お花が綺麗だなぁって。あはは…。」
(ふう…)私は変な笑いをすると、スリッパをはき女性の後を付いていった。
思ったより家の中は広く廊下を進む度に、土壁には色々な童話か何かの人物画が墨絵で描かれているのが目に入ってくる。薄暗いせいか、気味が悪い。
女性がある障子の前に付くと「お父さん、お客様をお連れしました。」と中に居るであろう老人に声を掛けた。
「……
……。」
何故か老人の声が聞こえない。
「お父さん、宜しいですか?入りますよ!」
私は、何故か胸騒ぎを覚えた…
- << 134 ー続… 不気味な静けさも働いてか私の胸騒ぎは一層激しくなってくる、部屋のドア開くのと同時に額を冷や汗が伝う。 唇を噛み締めながら私はその中の光景を確かに視認した。 「…お父さん?」 廊下の薄暗い光が部屋の中を満たしてゆく。中は真っ暗。その中に一つ、光が見えた。 目を凝らしてその光の正体を確認した…それは、 「お父さん!また暗い部屋でパソコン!? お客様がいらしてるのに…」 怒鳴る女性の視線の先に居たのは、暗い部屋で一人…パソコンをいじる男性の姿だった。 「おぉ、公子(きみこ)か…どうした?」 「お客さんがいらしてるの!またこんなに暗くして…!」 そう言うと女性は部屋のカーテンを開け始めた。薄暗かった部屋に光が戻る…とは言っても元々日照条件が悪いから大層変わりは無いのだが。 女性はサッサと部屋を出て行き私は部屋に入れられた。 先程までは真っ暗でよく見えなかったが、思ったよりも広々とした部屋だ。不気味な置物が壁周りの棚の上に飾ってあるが怖いので無視しよう。 男性は齢七十にしては若々しく、部屋には薄型のパソコンが置いてある。清掃も行き届いた部屋だし、絨毯や壁紙の柄…それに置物さえ意識しなければ悪くない部屋だ。
>> 83
「ゲーム」
高校生の田川仁は暇であった。
「今日も特にないな」
ネットサーフィンをしていると
「ん? ゲーム参加者募集中?」…
ゲームー2
「ハァハァ、なんであんなのがいるんだ!」
仁は一つ目の巨人に追われていた。
外の様子があまりに、変だったので外に出て様子を見に行ってみると、人間に代わり化け物が彷徨いていた。
追ってくるので必死で逃げている。建物の陰に隠れなんとかやり過ごした。
「なんであんなのが町中にいるんだよ有り得ないよ」
仁にある考えが浮かぶ。
「いやでもそんなことって‥」
ゲームに参加をしたことが関係するという。
「考えられる状況てしは」
世界自体がおかしくなった、もしくは、自分自身がおかしくなった。
周りに人がいないとなると後者である確率が高い。
「ゲームならクリアすれば元に戻るだろう」
仁はクリア条件を探しに行動を開始した。
>> 132
_続
女性に案内されドアの中に入ると独特の湿ったようなカビ臭さが鼻をついた。
(うっ…流石は日が照りつけてない家だけある…
ー続…
不気味な静けさも働いてか私の胸騒ぎは一層激しくなってくる、部屋のドア開くのと同時に額を冷や汗が伝う。
唇を噛み締めながら私はその中の光景を確かに視認した。
「…お父さん?」
廊下の薄暗い光が部屋の中を満たしてゆく。中は真っ暗。その中に一つ、光が見えた。
目を凝らしてその光の正体を確認した…それは、
「お父さん!また暗い部屋でパソコン!?
お客様がいらしてるのに…」
怒鳴る女性の視線の先に居たのは、暗い部屋で一人…パソコンをいじる男性の姿だった。
「おぉ、公子(きみこ)か…どうした?」
「お客さんがいらしてるの!またこんなに暗くして…!」
そう言うと女性は部屋のカーテンを開け始めた。薄暗かった部屋に光が戻る…とは言っても元々日照条件が悪いから大層変わりは無いのだが。
女性はサッサと部屋を出て行き私は部屋に入れられた。
先程までは真っ暗でよく見えなかったが、思ったよりも広々とした部屋だ。不気味な置物が壁周りの棚の上に飾ってあるが怖いので無視しよう。
男性は齢七十にしては若々しく、部屋には薄型のパソコンが置いてある。清掃も行き届いた部屋だし、絨毯や壁紙の柄…それに置物さえ意識しなければ悪くない部屋だ。
ー続…
「よく来なすったな…で、俺に何の用だい?
念の為に言っとくが違法サイトには入ってないぞ。」
何の話だろう。
「失踪事件の話が聞きたいんです。
申し遅れましたが、
私…高橋 菜月と言う者です、フリーのジャーナリストをやっています。」
横文字が分かるだろうかと少し心配したが大丈夫みたいだ。男性は私の言葉をちゃんと理解してくれて、そこからは話が淡々と進んだ。
「…では最後にその若い女性を見たのは?」
「一昨日の夜8時くらい…だったかな、
ここだ…このバス停。」
男性は近所の地図を簡単に紙に書いてくれた。そしてその女性を最後に見た場所と日時を記してくれた。
「成る程、その時の状況を…詳しく話して貰えますか?」
「あぁ…確かあの夜は丁度ウチの娘と口喧嘩をしてな、
それで気分が悪いから外に散歩に出掛けたんだよ。せっかくだからタバコでも買おうと思ってよ、近くの自販機まで歩いてたんだよ。
そん時に行方不明になったって娘さんがバス停に居たんだよ。」
「一人でですか?」
「いや、子供も一緒だった。」
《…子供?…》
私は一瞬耳を疑った。子供…今までの失踪事件の中に子供が消えたと言う話は一つも無かったからだ。
ー続…
「どんな子供でしたか!?」
「え…?
あぁ…えっとな、確か黒い髪の少年だったよ。
年は七歳か八歳か位だな…まぁとにかく小さいガキだったよ。」
黒い髪で七歳か八歳くらいの子供…駄目だ、まるで覚えがない。失踪事件の事なら全て街の図書館でパソコンを使って調べ上げていた(筈である)。
しかしそんな少年が消えたと言う記事は一つもなかった。
「その時の女性の様子はどうでしたか?
何か喋ってませんでしたか?」
「いや、何も喋って無かったね。ただ…」
「…ただ?…」
「何かこう…目が虚ろになってたね。」
「目…ですか?」
薬でもやってたのだろうか…しかしそんな話は聞いた事がない。
今回の取材に当たって徹底的にその女性の身元やら何やらを調べ上げたが、事件後に彼女の身辺から薬が見つかったと言う話は無かった。
ひょっとしたら暴力団が絡んでいるのでは、とも考えたが…まさか此処に来て子供が出てくるとは思っても無かったから、だんだんと私は混乱してきた。
「…それからは何も無かったんですか?」
私は気持ちを整えてからもう一度男性に尋ねた。
「いや、悪いがそれ以上は何も見てないな…。
何せ先を急いでたもんだから。」
ー続…
「悪いな…。」
男性は少し申し訳なさそうにそう呟いた。
「いえ、ありがとうございました。
今日は色々と貴重なお話を聞けて、ホント助かりました。」
私はそれからまた礼を言って、部屋から出ようとしたすると男性がまた口を開いた。
「…そう言えば、あ…そうだ!
散歩の帰りにあの女性をもう一度見かけたぞ!」
男性のその言葉に私は敏感に反応した。
「え…!
ほ、ホントですか!?
ば、場所は!?
バス停とは別の場所ですか!?」
私は夢中で男性に問い詰めた。消えた女性の最後の目撃証言…ひょっとしたらそれは、何か重大なヒントが隠されているのではないか。
全ての事件に繋がる何か…重要なヒントが。
「うん、ちょっと自信が無いんだが…」
「…!
…と、言いますと?…」
私は男性の言葉を待つ。その時、何かあったのだろうか?
「うん、その時…その女性ってのがバスに乗っていてな。
街灯の光で一瞬だけ顔が見えたんだよ。
確かにあの女性だった。綺麗な肌…と髪だったからハッキリ覚えてる。
多分あの女性だ。」
…納得。
確かにテレビや新聞、更にネットで彼女の顔写真をしょっちゅう見ていたが、確かに綺麗な髪と肌だった。男性は続ける…
ー続…
「その時のその女性なんだがな…アイマスクって在るだろ?
昼寝するときに使う目隠し、アレとデッカいヘッドホンを付けてたんだよ。」
アイマスク(目隠し)にヘッドホン…ますます分からない。一体彼女何でそんなモノを…。
「そのバス…と言うのは?」
駅前のバス停で時刻表を確認してきたが、夜の8時過ぎに走っているバスは一台も無い。最終でも6時だ。
「うーん…それがよ、何か不気味なバスなんだよ。
この辺じゃ見かけない…そう、英語が書いてあった。」
「英語…?」
「そう…黒い字で、アレは……
《Mystery tour》
(ミステリー・ツアー)
…だったかなぁ。
流石にナンバープレートまでは覚えてないがな。」
「ミステリー…ツアー…」
_
_
それから暫くして、私は男性の家を跡にした。時刻は午後3時、私は変に胸騒ぎがしていた。
《消えた女性…
子供…
ミステリーツアー…
バス…
……………………》
もう何が何だかサッパリ分からない。私はそのまま電車に乗り帰るのだった。出版社に寄らず…私が向かったのは。
《…図書館…》
私は真っ先にそこのパソコンに向かった。
《ミステリー…ツアー…》
ー続…
ひょっとしたら何か在るんじゃないか…
そんな衝動に駆られて私はパソコンでインターネットを繋いだ。
帰りに男性に言われたバス停を見てきたが、あの場所には特別違和感は覚えなかった。私はコレでも霊感は鋭い方だ。
とは言っても、今回の事件とそれとは全くの無関係だろうけど。
「あ…出た。」
ディスプレイの画面上にはインターネットのアイコンが表示された。私は検索エンジンに
《ミステリーツアー》と入れ…『検索』をクリックした。
《…めぼしい情報が在りますように。…》
私は画面上に出て来たサイトの中から、めぼしいモノを片っ端からクリックした。
《…どれもこれもインチキ臭いわね。…》
其処に在るのはオカルトなサイトばかりだ。信憑性が薄い事この上無い。
…そして暫くそんな感じで検索していると漏らしそうな溜め息をグッと飲み込んでしまうような、そんな衝撃が私の中で走った。
それは、あるサイトにアクセスした時の事だった。
画面上にソレが表示された瞬間…私は画面に釘付けになった。
動いていた手がグッと止まり、私は画面をガン見した。
瞬間…頭の中に声が響く_
__《捕まった者には死を!!》《死を!!》《死を!!》__
ー続…
_直接脳に働きかけて…
_頭の中で声が響く…
_視界がゆれる……
_シカイが………
_ゆれル………
_カラダ……
_動カ……
_ナイ…
_カラ
_ダ
_…………
_……
_…
_…
_……
_……体が…
_動い…て
_…視覚が戻る。
_あれ…
_何が起こったの…?
_今…は…
……気のせいだろうか、私は何時間も眠っていたような感覚に襲われた。
実際に、意識が飛んだ…。
でも…ソレはほんの一瞬の出来事だったみたいだ。
先程このサイトを
開いたのは午後5時7分。
そして今は午後5時8分。
私は何時間も気絶していたつもりで、実際にはこの場で…一分間ずっと固まっていたのだ。
頬に触れると…凄い量の汗をかいていた。
私は怖くなったのでパソコンの画面を切ろうとした、しかし…バカだった。ウッカリまた画面を見てしまったのだ。
……だが、今度は何とも無かった。声は聞こえない。
ただ視界の先に…不気味な象形文字の様な模様が映っているだけだった。
男性の家の壁紙より趣味が悪い。
そしてその上には大きく
《ミステリーツアー》
と書いてあった。
ー続…
私は思わず固唾を飲んだ。そして無意識に手が動いた。
不気味なのはその風貌だけではない。
このサイトは…何かがおかしい。何だか凄く怖い。しかし手は止まらない。止められない。
見てはいけないと思うのに、見なくてはいけないと思っている。
分かる…。
見ないと…大変な事になる。
霊感では無い…私の脳がそう言ってるのだ。
下にスライドして見たがやっぱり変だこのサイト。
何で…リンクとか、
メニューが無いのか…。
普通、こう言うサイトには色々とメニューが在るものだ…来訪者を楽しませるために。しかしこのサイトには殆どソレが無いのだ。
在るのはただ、
《申し込み》
と言うアイコンと、
ページの右上に書かれている
《0‐SEED》
と書かれた…管理人だか団体だかの名前だけ。
まるで…この不気味な象形文字を見せる為だけのサイト…私にはそう見えて仕方がない。
そしてもう一つの狙い…そう、
《申し込まなくちゃ…》
私はそんなつもりなど毛頭無いのだが。しかし脳が言う事を聞いてくれない。
申し込ま無いとダメな気がする…何故かは分からないけど。
…象形文字を見た瞬間から…
ー続…
動く。
自然と手が動く。
頭では何も考えてないのに。
私はパソコン画面に釘付けになる…文字が、キーボードを伝って記入されてゆく。
私の名前、住所、郵便番号_
そして、《送信📩》の文字。
心の中で叫ぶ。何度も何度も叫んだ。
《…やめて…》
一瞬手が止まった…でも、次の瞬間画面に出てきた文字を見て…
…私は…
《_退屈ナ現実ニ…
…陰湿ナ社会ニ…
…アナタハ…
…ウンザリシテイル…
…ノデショウ?…》
「え…」
《_オ連レシマショウ…
…アナタヲ…
…不思議ナ世界ヘ…》
_私は…現実に疲れていたのか…
ウンザリしてたのか…
行きたい…
こんな現実とは別の…
新しい世界へ…_
______________
…GAMEー2ー…
序章・完
➡第一章に続く。
『…目隠しをして下さい。ヘッドホンは…コレからルールを説明しますから、その後でお願いします。
高橋 菜月さん…』
《第一章:樹海》
…あれからどの位経ったかな。
確か私はあの後…いやダメだ、記憶が混乱している。
覚えているのはそう…
家に帰ってから…ポストを開けた…
…中には"招待状"が届いてて…
近所のバス停に向かった…《バス停に来い》って…そう書いてあったから
…そこから…分からない…
誰かと一緒にいた気がするけど…覚えてない…
確か黒いバスが来たから…それに乗って…
ああ、そう言えば…今…目の前に居る人たちは…その時一緒に乗り合わせたんだった。
あんまり話しはしてないけど…
……頭が痛い。
そうだ…寝てたんだ…
バスに乗ってたら…急に眠くなったから…
…それで目が覚めたら此処にいた。
此処は……
ーーーーーーーーーーーーーー
ー《ビーーーッ!!
コレより、ルールを説明します!
アナタ達はこのゲームの参加者…つまりプレイヤーです、
コレから我々の出すミッションをクリアーしてください。
コンプリート出来なければ、何度でもチャレンジして頂きます。
また、仮に次のミッションに移っても…そのミッションで失敗した場合は…また初めのミッションからやり直しとなります。》
ー続…
《尚、ゲーム開始よりより三十分にハンターを放ちます。
見つからないように気をつけて下さい。
制限時間が過ぎればゲームは終了、ハンターは襲ってきません。但し制限時間内にお宝を一つでも確保出来なければ、失格と見なし再チャレンジしていただきます。
お宝の数はプレイヤーの数よりも多めに隠してありますから、勿論複数個…確保していただいても構いません。
また、
お宝一個なら次のミッションへ
お宝二個なら次の次のミッションへ
お宝三個なら更にその次のミッションへ
一気に飛ぶことが出来ます。
つまり、ゲームクリアーの時間が短縮出来るわけです。
また、お宝一個につき一度のミスを見逃す事も出来ます。例えば、第一ステージでお宝を三個確保します、その時、いっきに第四ステージまで移らず…次の第二ステージに移った場合手元には二つお宝が残ります。
第二ステージでミッションに失敗した場合、第一ステージに逆戻りになるのがルールですが…その際、既にお宝を所持していればそのウチのお宝一個と引き換えにミスを帳消しにする事が出来ます。つまり、初めの第一ステージに戻る必要無く、第二ステージを再度やり直せるわけです。》
ー続…
《それと、プレイヤー同士でチームを作ったりするのもありです。
この先のミッションの中には、チームを組んでクリアーして頂くモノもありますから…今の内にチームプレイに慣れて頂けたらと思います。
また、他のプレイヤーのお宝を奪うのもありです。これはサバイバルですから、自分以外の全てが《敵》であり《味方》です。
充分な気配りを怠らず…ゲームを楽しんで下さい。では…これより十分後、ゲームを開始します。》
ーーーーーーーーーーーーーー
>> 145
昉続昉
何故こんな事になってしまったのか…
…ミイラ取りがミイラに…
そんな事を考えてる場合じゃない…!
現状を把握している人は、いったい何人いるのか?
辺りを見回す
ボディービルダーでもやってらっしゃるんですか?と、思わず突っ込みたくなるような逞しい身体をしている人
この場に似つかわしくない程メイクをバッチリし、入念に化粧直しをしているOL風の女性
普通のサラリーマン風のおじさんから その道のプロのような男性、異種様々な人達が10数人乗っていた。
皆それぞれ手に大きなリュックを持っている…
もちろん私も。
中身はカンパンや缶詰など日保ちする食糧や水、ロープ、ナイフ等、まるでサバイバルでもしろと言わんばかりの品々が詰まっていた
この10分で、一体なにが出来るのか…
逡巡する…
考えが纏まらない…
頭が空回りする!
私は一体これからどうすれば良いのか…?
~続く~
レス全部読みました垬すごく楽しませていただきました炻
これからも楽しみにしてます溿
鋓鋓鋓
>> 146
_続
チッ
チッ
チッ
試行錯誤している間に刻々と時間は過ぎてゆく…
(一人より多人数の方が有利かも…)
右手に身に付けているアナログな腕時計をチラッとみた私は、近くに今の現状が分からずボーっと佇んでいる二十代前半ぐらいの青年に声を掛けた。
「ねぇ、私と一緒に組んでくれない。一人じゃ怖くてたまらないの。」
「えっ!?」
(今までの仕事での経験上こういうタイプは…)私は近づくと必死にお願いする(ふりをした)。
「ああ…良いよ。」
ニカッと白い歯を見せた。
(うっ…人選誤ったかな…)
青年をよく見るとラグビーでもやっているのか結構ガッチリした体格でピッチリ張り付いたようなブルーのストライプのシャツに片方の膝が破れたジーンズをはいている。
「私、菜月…高橋菜月よろしくね。」
「あっ、俺は柳田大吾よろしく。」
軽く二人は挨拶を交わす。
(他にはいないかな…)
辺りをササッと見回した。
👻➰ゆぅさん、初めまして!
〆
m⊆(_ _)⊇m
アル🍺と言います。たまにしかレスしませんがバトーさん共々盛り上げていきましょう😚💦
他の方もリレー小説にドンドン参加して下さい😁
>> 147
竑続竑
「ねぇ、おばさん」
…?
「おばさん、ねぇ、聞こえないの?おばさん!」
「おば…、て、えっ?私の事??」
後ろを振り向くと、そこには小学生くらいの男の子がいた。
こんな子、さっきまで居ただろうか…?
「そう、おばさん。仲間探してるみたいだけど、僕も仲間になってあげようか?」
「…え?
ぼく、お姉さん達と行きたいの?」
「…違うよ。…おばさんにとって、僕と一緒に居た方が 有利 って事」
ニッコリと微笑みながら、私を見上げてきた。
この子は何か知っているのだろうか…
私の事を…
この『ミステリーツアー』について…
~つづく~
アル勛さん、はじめまして垬
なんか勢いでレスしてみたんですが、雰囲気っていうか、趣を壊してしまうんじゃないかとドキドキです昉
若輩者ですが、よろしくお願いします珵
ー続…
「菜月…その子誰?」
少年と面を向いて話しているとすぐ後ろにいた柳田大吾が声をかけてきた。
…って言うか、いきなり呼び捨てですか。
「え…今初めて会った子…。」
何だかヤケに図々しいヤツだな…と思いつつも私は大吾にそう言った。
大吾はソレを聞くと大して不思議がる様子もなく少年に近づいた。
何だか(色んな意味で)物凄く危険な香りがする…。
「やぁ坊や、
お母さんは美人かい?
趣味は?スポーツとかやってる?
若々しい肌だねぇー!」
「お母さんはいないよ。
顔も知らない。
趣味は無いよ。
スポーツも基本嫌いだからやってない。
肌が若いのは子供だから。」
「アッハッハッ!
全く最近の子供は活きが良いなぁー!
アッハッハッ…ところで君、名前は?」
聞く順番が逆だろう。
「…カイ…」
少年は先ほどから微妙なテンションを保ちつつ、このムダにテンションの高い大吾の質問に素直に答えている。心なしか少しイヤそうな顔をしている…様に見えるのは私だけだろうか。
📴
ゆぅさん、初めまして😂バトーと言う者です😊
書き込んで貰えてメチャクチャ嬉しいです😂✨
コレからも色々と宜しくお願いします☺
ー続…
困ったぞ…話がもつれてきた。
…ソレもコレも全部、
「カイかぁーッ!
良い名前だなぁ~おいッ!
俺も昔《カイ》って名乗ってたんだよ~バンドやってた時にね。
あ、バンドって言っても吹奏楽の方ね?」
コイツのせいだろう。しかも吹奏楽はバンドじゃ無いからね。
「あのぉ…お二人さん?」
「っしゃあ…ッ!
…景気づけに写真でも撮ろうか?」
私の呼び掛けには全く耳を貸してくれない。
「ちょっとッ!」
「ん?」
「時間無いんだからふざけて無いで真面目にやってよねッ!!」
流石にイライラが溜まってきて私は少しキレた。そして大吾は暫し沈黙した後…私の言葉で落ち着きを取り戻した。
「あ、ゴ…ゴメン…えっと……
……"つむぎ"」
「菜月だッッ!!!」
どう間違えたら"つむぎ"に変わるんだ…しかもさっき普通に呼び捨てにしたじゃ無いか。
私は本気で一瞬帰りたくなった。
コイツに声を掛けた事を後悔した。
…でも今更
《仲間にならないで》とは言えない。コイツは間違い無く地獄の果てまでついて来る、私はそう確信した。
「はぁ…仕方ない。とりあえず、カイ君…?
…私達と組みましょうか。アナタ一人じゃあ危険すぎるしね。」
新しいレスの受付は終了しました
お知らせ
小説・エッセイ掲示板のスレ一覧
ウェブ小説家デビューをしてみませんか? 私小説やエッセイから、本格派の小説など、自分の作品をミクルで公開してみよう。※時に未完で終わってしまうことはありますが、読者のためにも、できる限り完結させるようにしましょう。
- レス新
- 人気
- スレ新
- レス少
- 閲覧専用のスレを見る
-
-
神社仏閣珍道中・改0レス 72HIT 旅人さん
-
あ行がない世界3レス 69HIT 修行中さん (♀)
-
ガーン2レス 102HIT 小説好きさん
-
駆け込み寺の暁姉妹0レス 103HIT 通りすがりさん
-
つぶやき0レス 87HIT 夜中の紅茶
-
September〜アースウィンドあんどファイア
来月は演場視位訪問、前夜に仕事終わりにタクシーで駅に。駅から電車でお出…(シェヘラザード)
488レス 1510HIT シェヘラザード (60代 ♀) -
ニコニコワイン
北澤八幡神社 世田谷区代沢 北澤八幡神社に 参拝に来ました …(旅人さん0)
64レス 2407HIT 旅人さん (20代 ♀) -
不思議な帽子
そこで犬のロンはお母さんはおつきさまちいるから、一緒に行こうとねこのも…(小説好きさん0)
6レス 128HIT 小説好きさん -
神社仏閣珍道中・改0レス 72HIT 旅人さん
-
神社仏閣珍道中・改
(続き) などとブツブツ心の中でつぶやくうちに、かつての北の上新…(旅人さん0)
500レス 20316HIT 旅人さん
-
-
-
閲覧専用
独り言葉33レス 567HIT 通りすがりさん
-
閲覧専用
Tell me a bedtime story500レス 1622HIT シェヘラザード (60代 ♀)
-
閲覧専用
お掃除やさんには裏がある5レス 177HIT 小説ファンさん
-
閲覧専用
🌊鯨の唄🌊②4レス 259HIT 小説好きさん
-
閲覧専用
人間合格👤🙆,,,?11レス 244HIT 永遠の3歳
-
閲覧専用
独り言葉
カテ違い つぶやき、です なんなんでしょね こんな つまら…(通りすがりさん0)
33レス 567HIT 通りすがりさん -
閲覧専用
Tell me a bedtime story
宿にチェックインしてから2人でピアノを弾いた。感動して感動して涙が出た…(シェヘラザード)
500レス 1622HIT シェヘラザード (60代 ♀) -
閲覧専用
マインドゲームス~ジョンとヨーコのバラードのその後
最後のレス。例様と私に関するスレを立てよう(シェヘラザード)
500レス 3314HIT 涼夏 名必 年性必 -
閲覧専用
お掃除やさんには裏がある
γ:はあ。冷ったら私を送るな否や講義受けるかと思ったら、 「やること…(小説ファンさん0)
5レス 177HIT 小説ファンさん -
閲覧専用
大切な命
何かミクルってエロ広告ばかり こんな掲示板に子供の事を投稿するのやめ…(初心者さん0)
5レス 623HIT 初心者さん (♀)
-
閲覧専用
サブ掲示板
注目の話題
-
小学校に行かせずに保育園に通わせる
7歳女の子なのに保育園の園長(保育士)さんと打ち合わせて保育園に通い続けるとどうなるんですか?園長さ…
45レス 2016HIT おしゃべり好きさん -
秋になったら食べたい物は?
やっともうすぐ秋に近づいています、秋になったら食べたい食べ物教えてください! 私は栗が大好きなので…
32レス 545HIT 東雲絵名 (20代 女性 ) -
お金のない彼氏…
彼氏も私もお互い30代後半。 彼の収入は手取り20万弱で、 1人暮らし、保護猫飼い、実家に仕送り…
33レス 397HIT 恋愛好きさん (30代 女性 ) -
呆れてしまったのでしょうか…?
彼女の誕生日、仕事でお祝い出来なかったので、インスタでメッセージを送りました。 彼女からは「メッセ…
11レス 384HIT 匿名さん -
自分が惨めになるバイト
自分よりも人気の後輩が入ってきて、自分の居場所が無くなるようで辛いです。 私は1年ほど保育所で…
15レス 268HIT おしゃべり好きさん - もっと見る