逆子の主な原因と出産へのリスク
どうして逆子に?
逆子とは胎児の頭が上や横にある状態です。正常ですと胎児の頭は下を向いています。妊娠初期の段階は胎児が小さいので羊水の中で活発に動けますが成長するにつれ頭部が重くなるので徐々に重力の関係で頭が下に向いていきます。そして、頭が下で足が上という状態に収まるのです。 逆子になる原因は母体側にある場合と胎児側にある場合があります。
目次
逆子になる原因
現代の医学ではまだ解明されておらず逆子になる原因は諸説あります。
母体側の原因
骨盤が小さい 前置胎盤 子宮筋腫などによる子宮内の圧迫 子宮の奇形 羊水過多や過少 母体の血流不足 ストレス 胎児側の原因
胎児奇形 多胎妊娠 胎児水腫
逆子の種類
逆子にも種類があります。
単臀位
臀部が下になっており両足共に上向きになっているので自然分娩も可能。
複臀位
臀部が足の下にある場合は自然分娩も可能ですがリスクがあります。
全複殿位
お尻が下がっており体育座りのように両足の膝が曲がっている。
不全複殿位
片膝は曲がり、片足は上にあがっている。
足位
伸びた足が最初に出るカタチになるので帝王切開になります。
全足位
胎児が両足を伸ばしお腹の中で立っている。
不全足位
胎児が片足を伸ばしている。
膝位
膝が最初に出るカタチになるので帝王切開になります。
全膝位
両膝を曲げて膝が下になっている。
不全膝位
片膝を曲げている。
逆子のリスク
妊娠週数、胎児の成長には影響はありませんが、分娩時に頭が出にくく時間がかかることが多く胎児が低酸素状態になり仮死、障害などに陥る可能性があります。逆子が治らない場合は、母子の安全を考慮して帝王切開にする病院が多いようです。
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