妊娠高血圧症候群とは。妊娠中毒症との違い

妊娠高血圧症候群とは?

妊娠中毒症という病名は現在では正確に言うと病名としては使われていません。 現在では、妊娠高血圧症候群と言うようになっています。 それは、何故なのか? 医学が進歩することにより、母体や胎児に直接、影響を与える異常の原因が高血圧が主な原因だと解明されて来ました。 血圧が正常値であれば、母体と胎児には急激な異常を発症するリスクは少ないことが分かったのです。 タンパク尿、ムクミなどは急激な異常にはつながらないと分かったことで、高血圧の人と血圧が正常な人を区別して医師側が管理するように変わってきています。 妊娠高血圧症候群という病名は2005年4月から正式に採用されています。 妊娠中毒症という病名は廃止されていますが、症候群としての名称としては現在も使われています。 妊娠高血圧症候群は、妊娠中毒症の中の高血圧に特化した病状をまとめた病名と言えます。

妊娠中毒症と妊娠高血圧症候群の違い

妊娠中毒症は、妊娠20週~分娩後6週の間に起こり、高血圧、タンパク尿、ムクミのどれか一つ以上、確認された場合に呼んでいます。 妊娠高血圧症候群の場合は、違う点は、必ず症状に高血圧を伴うという点です。

妊娠高血圧症候群になる原因は、現在の時点では解明されていません。 予防や対策がないとされていますが、肥満、高齢出産で妊娠高血圧症候群の症状がでやすいというデータはあります。 原因は、妊娠初期の間に胎盤が上手く形成されないことではないかと言われていますが現時点では研究段階です。

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