夢で見た出来事
今朝方に見た夢が、まるでドラマを観ているような感覚で、鮮明に覚えています😃
誰かに聞いてほしいけど、恥ずかしくて言えないのでこちらに書かせていただきます🙈💦
夢なので、批判中傷はご遠慮ください🙇
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私は『百合』。
両親を小さい頃に事故で亡くし、母方のおばあちゃんに育ててもらいました。
現在23歳。
ここまで育ててくれた祖母が体調を崩し入院。
私は病院代などを稼ぐために、昼間は病院に行けるように夜の街で働くことにした。
ドレスを来て、お酒を作り、タバコに火を付け、相づちを打つ。
でも、私は笑えない…。
両親を亡くしてからは、笑顔が少ない子になっていた。
あまり喋れる方でもない。
背中まである、長いストレートの黒髪。
父に似て少し高めの身長と、母に似てくっきりした目元。
祖母に育てられた為、女性は大人しく男性の三歩下がって歩くような感じに育てられた。
普段はあまりお化粧はしないけど、お店側から少しはするように言われた為、慣れない手つきで顔を作っていく。
白い肌にはピンクの口紅が合うと、クラブ『アゲハ』に同じ頃に入った『美春』に教えてもらった。
そんなことが繰り返される毎日の中で、お店に来た彼と私は出会った。
私にはあまりお得意様がいなかったから、ヘルプでつくことが多かった。
あの日も、大きな会社を経営している常連の『高柳様』が部下の方を数名つれてご来店。
初めてそこにつくことになり、名刺を差し出す。
私は源氏名も『ユリ』にしていた。
高柳様は、27歳の独身。25歳でお父さんから譲り受けた会社を瞬く間に大きく成長させ、凄腕の方らしい。
長身でがっちりした体型なのに引き締まっていて、隣に並ぶと私なんかはすっぽり収まってしまいそうなくらいだった。
金髪の髪の毛は、毛先が遊んでいてとてもワイルドだ。パーマだと思っていたけど地毛がクセっ毛だったらしい。
目鼻立ちはハッキリしていて、俺様的で、すごく自信に満ち溢れている方だなぁ…と思ったのが第一印象でした。
お店の女の子はみんな、そんな高柳様に惹かれていて、前から常に高柳様の話題で持ちきりだった。
私には興味がない。
違う世界の人間だ。
席につき、お酒を作り高柳様の隣でただただ…盛り上がるのを眺めている自分がいた。
部下の方は、高柳様の右腕とも言われている『吉岡様』、すごく綺麗でグラマラスな秘書の『楓様』、大人しそうな『山崎様』がご一緒に来店してた。
『吉岡様』は、高柳様と同じ年の27歳で、すでに家庭をお持ちのようだった。結婚指輪が左手の薬指に光ってた。一歳の娘さんがいるらしいと、お店の子達が話していたっけ。
温厚で常に優しく笑う雰囲気の方で、遊び好きな高柳様とは正反対な性格で、クラブの女性にも目もくれないので、そこがまたいいと言われてた。
秘書の『楓様』は、パーマのかかった髪をゆるくまとめあげて、わざと残した髪が美しさを更に引き立てていた。
真っ赤な口紅に眼鏡がとてもよく似合い、着こなしているスーツから見える胸の谷間は、女である私から見てもドキッとするくらい妖艶な雰囲気を持った方だった。
なにより、その性格のギャップに驚いた…。なんとも豪快な性格で、綺麗な顔立ちからは想像も出来ないくらいの姉御肌だった…。
秘書として高柳様につかえられるのがわかる気がした。楓様だからついていけるんだろうな。
一番大人しい『山崎様』はまだお若く、私とそんなに年は変わらないみたいだった。
クラブに慣れていないせいか少し緊張ぎみのようでした。そういった方は、言い方は悪いけど『いいカモ』になってしまうので、みんな躍起になってかまっていました。
テーブルには高いお酒やフルーツが並び、テーブルにつく女の子の数も他のお客様と比べ物にならない程ついていました。
こんな人たちって、本当にいるんだなぁ…
そう思いながらお酒に口を付けると、急に頭がクラッとして目の前が歪んで見えた。
それが最後に見たクラブ『アゲハ』。
目が覚めると小さく疼く体の痛みと、見たことのない大きな部屋…
ここはどこなの…
なぜ裸なのか…
パニックにならないように、一つづつ頭の中を整理して、昨日は確か…っと考えていると、隣で
『う…ん』
っと何かが動く声がして、恐る恐る隣を見てみると、そこには…
裸の『高柳様』が寝ていた…。
体が痛い。何が起こったのか、だいたい予想ができてきて空虚な気持ちでいっぱいになってきた。
とりあえず、祖母の病院に行かなきゃいけないので、静かに支度をして着ていたドレスを着てホテルを後にした。
家につき、シャワーを浴びているときに涙が出てきた。
学生時代から誰とも付き合うことはなかったので、私にはすごくショックな出来事だった。
痛む体が現実に引き戻す…
祖母を待たせてはいけないと支度をし、病院に向かう途中…
知らない番号からの着信…
出れずにいると、切れてしまった。
しかし、またすぐにかかってきて私は静かに出た。
『…はい。』
『…俺。お前今どこにいんの?』
『…えっ?』
『だからッ…どこにいるんだよ!』
『あのっ…間違い電話です!』
『…………。』
『…………😥💦』
『お前、クラブアゲハのユリだろ?』
『…えっ…』
『俺、高柳 瞬だけど。起きたらいねーし。勝手に出ていくなよ』
ドクンっと大きく心臓がなる。体の痛みが蘇る。声が震える。
『…なんで番号』
『お前が寝てる間に見た。俺の番号、ちゃんと登録しとけよな。』
急に立ちくらみがしてきて、プツンっと電話を切ってしまった。電源も…。
しばらくその場に立ち尽くし、また歩き出した。
祖母の病院について、他愛ないお喋りをして夕方になったので、
『また来るね』
そう祖母に言って、仕事のために家に帰った。
空が赤く染まり、自分の影がのびる。
ふっと顔をあげると、家の前に黒い車が止まってる。
向こうも私に気づいたのか、運転席から人が降りて後ろのドアを開ける。
見えてきたのは金髪の髪の毛…
私の足は後へと下がった。
降りてきた人を確認すると、そのまま後ろへ走って逃げた…。
サンダルでうまく走れない。
ただひたすら走り続けた。
振り返らず走った。
でも…
左手を掴まれ、その勢いで壁に背中をぶつけた。
『ハァ…ハァ…ハァ…』
息切れをしていると、いきなりガンッと首を掴まれ上を見上げる形になった。
『…ハァ…ハァ…』
『…逃げてんじゃねーよ。』
呼吸を乱しながら、高柳様が言った。
恐怖のあまりに喋れずにいると、
『…お前、クラブアゲハ辞めろよ。店長には話つけてあっから。』
『なっ…!ハァ…ハァ…勝手に決めないで!!』
息が切れているのに、叫んだためにむせてしまった。
首を掴まれた手は取れ、やっと大きく息を吸えた気がした。
『コホッ…コホッ…ハァ…ハァ…』
『なんだ。お前ちゃんと声出んじゃん。昨日は人形みたいに大人しかったのにな。』
ニヤっと高柳が笑う。
睨み付けると、高柳が続けた。
『お前、面白いから俺に買われろよ。金がいるんだろ?ばぁーさんの入院代も稼ぐんだろ』
『…勝手に調べたわね。誰があんたなんかに!』
『断ってもいーけど、お前どこでも雇ってもらえないよ。』
『…何をしたのよ』
『お前を雇う店は俺が圧力かけるから。』
『あんた何様なの!?何がしたいのよッ!』
『だから、俺のものになれよ。また連絡すっから!』
そう言って高柳は帰って言った。
高柳の言う通り、クラブアゲハに戻ることも出来ず、他でも雇ってもらえない…
無力だった。
悔しかった。
高柳が憎かった。
そして私は決めた。
ずっと育ててくれた祖母の為に『人形』になることを…。
こっちから電話した。
『プルルル…プルルル…』
『おうっ。どこもダメだっただろ?それで、気持ちは決まったか?』
電話の向こうから聞こえてくる声は、勝ち誇ったように笑ってる高柳の顔が見えてくるようだった。
『…あなたの好きにしたらいい。』
『へぇ~。じゃあ、今夜この前のホテルのラウンジに9時に来いよ。』
『わかりました。』
電話を切り、部屋でこれでよかったのだと言い聞かせた。
一方、高柳の方では電話を切ったと同時に、社長室にに入ってきた吉岡が高柳に言った。
『…何かいいことでも?』
『まぁな。面白いお人形さんが手に入ったんだ。ふっ…』
『なんだか珍しく楽しそうだね。』
『そ~か?』
『えぇ。あなたはいつもどこかつまらなそうだ。女性遊びもほどほどに!』
『…別に。お前はクソマジメでつまんねーなっ!』
『はいはい…』
社長の高柳に、プライベートでも仕事でも、ズバズバ意見を出していく吉岡は、高柳にとって新鮮だったのかもしれない。
高柳の気をおける人は、吉岡と秘書の楓だけだった。
夜8時45分…
ラウンジで待つ私。
『はえ~なっ!』
目線だけを声のする方に移す。
…私は人形。
高柳に肩を抱かれ、車に乗り込む。
着いた先は、高級そうなドレスや洋服が売っているお店。
高柳が店員と何やら話している。
ガラス越しにキラキラ輝く外を見ていると、
『こちらへどうぞ』
店員に試着室に案内された。
下着から大人っぽい綺麗なドレスが用意されていて、それに着替えるように言われた。
着替えて出ると、新しい靴も用意されていて、美容室に行き、ジュエリーショップに行き、本当のお人形さんのように綺麗にされた。
『いいじゃん!』
満足そうな高柳に連れられ、夜の街へと繰り出す。
高級クラブに入り、高柳はどんどん高いお酒を注文した。
隣についた綺麗な人に
『高柳様とはどういったご関係ですか?』
っと聞かれ、チラッと高柳を見ると
『こいつ?コイツはおれのお人形ちゃんだな!』
周りから
『い~なぁ~』
『ずる~い!』
『高柳さまぁ~あたしもお人形にして~』
そんな声が聞こえてた。
『ねぇ、どうやって取り入ったの?』
綺麗な子が小さな声で聞いてきた。
『…気がついたら隣に彼がいただけ。』
『えー!じゃあ、あなたも薬盛られたんだぁ!』
『…薬?』
『あなた知らないの?高柳様ってゲーム感覚で、その日にお持ち帰りする子のお酒に薬を入れるんだって!それで目が覚めたら高柳様がいてラッキーって子が何人かいて聞いたのよね!』
(薬盛られたんだ…だから、急に眠気が…)
『一夜限りの相手じゃないんだね~!お人形にされるんだぁ!その後がどうなったかだけは、噂にならないから気になってたのよね~!あなたはラッキーね!高柳様の人形なんて羨ましいわよ~』
(…羨ましい?好きでやってるわけじゃない)
薬のことを聞いて、更に高柳を軽蔑した。
その日の夜、高級ホテルのスイートで高柳に抱かれた。
この前は記憶がなかったけど、今度はしっかり刻まれる…。
これでいいんだ。
私は人形なのだから…。
『お前さ、初めてだったんだな。』
『…………。』
『今まで金に群がる女ばっかだったから、お前みたいな女は初めてで面白いわ』
『………。』
『なんか喋ろよ!今後ちゃんと会話しろ』
『…わかりました。』
高柳が会社に行っているときは、私は祖母のもとに行き、夜は綺麗に着飾った私を連れて夜の街に繰り出す。
それが日課になっていた。
夜の街に行くときには、三日に一回は吉岡さんも一緒に来ていた。
『家庭持ちを頻繁に誘うな』とぼやきながら。
たまには楓さんも顔を出したりしていて、お人形になり少ししてから楓さんに
『実は瞬(高柳)とあたしイトコなの!内緒よ(笑)』
っと聞いて驚いた…。
前にみんなが『あんなに綺麗な秘書さんなのに、高柳様が手を出してないわけがない』っと言っていたのを思い出した。
楓さんいわく、兄妹のように育ってきたから、お互いに色恋に見たことがないんだとか。
あんなに綺麗な楓さんなのに、鼻にかけることなく、意外に豪快な楓さんは憎めない人だなと思った。
高柳も派手な生活ではあったものの、祖母の病院代や私の身の回りのものも払ってくれていた。
私は何なんだろう…
たまにわからなくなる日があった。
そんなある日、待ち合わせ場所で待っていると…
『ユリさん…おまたせ』
高柳の声じゃない声に振り返った。
振り返るとそこには、吉岡さんがニッコリ立っていた。
『驚いた顔してるね(笑)当たり前だよね、社長じゃないからね。驚かせてごめんね』
ニコニコ優しく笑う吉岡さんは、
『今日はどうしても外せない会食があって、社長が来れなくなってしまって…代わりに僕が迎えに行くように言われたんだ』
『あっ…すいません…』
『ユリさんって面白いね(笑)ユリさんは気にしないで!社長が゙俺が行くまで相手してろ゙って言うからね。ワガママだよね~(笑)』
無邪気に笑う顔に、つられて笑ってしまった。
人形なのに…。
『ユリちゃんが笑ったの初めて見たな!とても可愛く笑うんだね。社長が手放さないのがよくわかるよ!』
『私は高柳さんにとってただの人形ですから…』
『…まぁ、立ち話もなんだから、行こっか!今日は僕がエスコートさせていただきます』
ニコニコした差し出された手をとるのに戸惑っていると、吉岡さんは私の手を取り軽やかに歩き始めた。
強引に肩を抱く高柳とは全く違う優しい扱いに、温かい気持ちになった。
『社長のブラックカードを預かってきたからね!さぁドレスアップしようかっ(笑)』
なんだかワクワクしているように見えて、子供みたい…
吉岡さんといると、心が軽くなっていくようだった。
高柳が選ぶドレスは、黒や赤など大人っぽいものや、華やかなものが多かった。
でも、吉岡さんが選んでくれたドレスは優しい淡いもも色で、とても可愛らしい感じだった。
高柳より時間の使い方が上手なのか、時間があったので少し何か食べようか?っと吉岡さんが聞いてきた。
『何がいい?』
『えっ…』
いつもは高柳が決めて、自分はついていくだけだったので、聞かれるのには慣れていなかった。
困っていると、それを察したのか
『ゆっくりでいいんだよ。ユリちゃんは何か食べたいものとかない?』
考えていると、あっ!っと声をあげてしまった。
『なぁに?』
優しく私の顔を覗きこむ吉岡さんに、恥ずかしくてつい大きな声になってしまいました。
『あっ…あの…私、ファーストフードが食べたいです!』
急に大きな声を出した私に、吉岡さんは大爆笑…
『はははっ!(笑)うん、食べに行こうね!』
高柳といると高級なレストランばかりだったから普通のことがしたかった。
ただ、お店についてから場違いなことに気づいてしまった。
ドレスアップした私がお店に入るのは、どう考えても浮いてしまう…。
前は普通に入れたのに…少し悲しくなり
『やっぱり…』
そう言いかけたときに、吉岡さんが私の手を引き
『行くよっ!』
無邪気にお店に入った。
やはり場違いで、みんながヒソヒソ言ってるのが聞こえた。
うつむいて席で待っていると、
『おまたせ~はいっ!食べよっ』
『…あの』
『んっ?なに?』
『ごめんなさい…』
『えっ?なんでっ?』
吉岡さんはなんだか焦っていた。
『…私が場違いだから…』
『…そんなことないよ。ちゃんと前を向いて、耳を済ましてごらん?』
『えっ…』
耳を済ませてみると、ヒソヒソが聞こえてきた。
『ねぇ…あの子超可愛くない?』
『どっかで雑誌の撮影でもしてるんじゃない?』
『美男美女だね~』
『彼氏かっこよすぎ!』
『絵本から抜け出してきた二人みたいだね』
顔を真っ赤にしてると、吉岡さんがニッコリ笑って
『さぁ食べようか!』
そう言って、ハンカチを私の膝の上にそっと乗せてくれた。
美味しかったし、楽しかった。
そぅ…。吉岡さんは、スラッとしていて高柳より背は低いものの、それでも私よりは全然高いし、やせ形だから背が高く見えた。
黒髪で短めの髪は、清潔感を出していて、色が白くてとても綺麗な顔立ちだ。
女装したら、きっと女の私より綺麗なんだろうな…なんて考えたりした。
楽しい時間はあっという間に過ぎて、そんな時に吉岡さんの携帯が鳴った。
『はい。うん、うん。わかったよ。それじゃ』
『…奥さんですか?』
『あはははっ!違うよ!社長だよ(笑)終わったから、ユリちゃんを連れてこいって』
『あっ…』
なんだか急に現実に引き戻された感じがした。
『じゃあ、行こうか』
『はい…』
シュンっとしたのが顔に出てしまったのか、吉岡さんが耳元で
『ファーストフードで食事したのは内緒だよ!そんなとこに連れて行ったのかって怒られちゃうからね(笑)』
茶目っ気たっぷりで、人差し指を口先に当てて言った吉岡さんは可愛らしかった。
思わず『ぷっ…』っと吹き出してしまった。
今日はとても素敵な時間だった。
ただまた高柳の人形に戻るだけ。
吉岡さんの言う通り、顔をあげて前を向いたら違ったものが見えるかもしれない。
そう思えた。
一足先についた私たちは、近くの夜景を見ながらおしゃべりしてた。
自分でも驚くくらい。
すると、いきなり後ろから左腕を引っ張られた。
『きゃっ…』
よろけた私は、そのまま倒れそうになった。
『危ない!』
右腕を吉岡さんに掴まれ、そのまま吉岡さん側に引き戻されて、地面におしりをつかずに済んだ。
ほっとして、後ろを見ると高柳が立っていた。
すごく機嫌が悪そうに…。
それを見て、温厚な吉岡さんの口調も少し変わっていた。
『社長…いきなりそんなに強く引っ張ったら危ないでしょう…?』
なんだか険悪な雰囲気に、私は吉岡さんから離れ『今日はたくさんありがとうございました』とお礼を言い、高柳のもとに行きました。
『…行くぞッ。』
高柳は肩を強く抱き、歩き出しました。
振り返り小さく会釈すると、いつもの吉岡さんの笑顔で手をふってくれてホッとしました。
車の中もずっと無言で高柳のマンションに連れていかれ、入ると同時に
『なに笑ってんの?』
っと言われた。
『えっ?』
そう言った瞬間に、ソファーに押し倒されて見下すように
『お前は俺の人形だろ?そーだよなぁ?』
『あっ…はい…』
こわくなって体が動かなかった。
普段は俺様で、強引で、それでもこんな冷めた目で見られたことは一度もない。
今までとは違う何かに、想像ができない恐怖に怯えた。
『なにこの安そうなドレス。』
ビリビリに破き始め、とっさに
『やめてっ…!』
っと始めて高柳を拒否した。
高柳は初めて私が拒否をして更にムカついたのか、それでスイッチが入ってしまった。
もぅどうすることもできなかった。
私は人形…。
そぅ初めから人形だったんだ。
ドレスは無惨に破かれ、乱暴に扱われた体は所々痛かった。
強く掴まれたところも、何ヵ所もアザになっていた。
私はシャワーを浴びた。
そして泣いた。
シャワーから出ると、高柳はいなかった。
うちにも、このマンションにも私用の着替えが揃えられていた。
すべて高柳が用意させたもの。
その中から服を選び着て、マンションを出た。
夜中の3時。
人はまばらにいるくらい。
こんな時間に女が歩いているのはどうなんだろ…。
さっき吉岡さんと見た夜景の場所に向かってた。
タクシーを降りて、階段をのぼり、顔をあげたとき…
そこにはまだ吉岡さんがいた。
なぜだか涙が溢れて止まらなかった。
空を見上げる吉岡さんの、スーツの裾に手をのばした。
泣きながらクイっと引っ張ったら、一瞬だけ吉岡さんがピクっと動いてして、振り返らずに
『ここに何時間いたかな~。なんでまだ僕はここにいるんだろうね(笑)』
って笑いながら言った。
『わっ…ひっく…わかり…ませ…ひっく…ん…』
ゆっくり振り返った吉岡さんが、優しく私を包み込む。
子供みたいに泣いた。
両親が無くなったとき以来にこんなに涙がでた。
ヨシヨシってしてくれる吉岡さんはお父さんみたいだった。
そぅ…この人はお父さんだ。
一歳の娘さんがいるお父さん。
この人に甘えてはいけないと、高柳のお人形でいなきゃいけないと何度も思った。
泣き止むまで側にいてくれた吉岡さん。
空がうっすらと明るくなってきた。
『もぅ大丈夫?』
あの優しい笑顔で私の顔を覗きこむ。
『はい…ごめんなさい…』
恥ずかしくて吉岡さんの顔が見れなかった。
それからタクシーで家まで送ってもらい、泣きつかれたのかそのまま深い眠りについた。
吉岡は早めに会社に行き、社長専用のシャワーを浴び、新しい置きシャツスーツに着替えた。
コーヒーを飲みながら書類に目を通していると、楓が出勤してきた。
『あら、早いのね!』
『あぁ、書類に目を通したくてね!』
『…シャワー室、瞬には私が使ったことにしておくわね!』
『…ありがとう!助かるよ(笑)』
『ねぇ…』
『なに?』
『ユリちゃんは可愛い子よね!』
『…そうだね(笑)』
『あまり深入りしちゃうとツラくなるわよ!』
『ご忠告ありがとう(笑)』
『さぁ!今日もバリバリ仕事しちゃうわよ!』
『はいはい、頑張りますよ(笑)』
少ししてから高柳が出勤してきた。
『おはようございます』
ニッコリ吉岡が挨拶した。
『…おぅ。』
高柳は軽く返事をして通りすぎていった。
ふっと目を開けると、外はうっすら暗くなり始めていた。
『どれくらい寝てたのかな…』
鏡を見るとすごい顔になっていた。
急いで支度して祖母のところに行った。
目が腫れてるのを見て祖母が心配そうに聞いてくる。
『大丈夫だよ!おばぁちゃんは心配しなくても大丈夫!私は元気だよ!』
吉岡さんのように笑ってみた。
なんだか本当に元気が出てきた気がした。
夜になり、私はまた人形になる。
っと思ったら高柳から連絡がこない。
毎日連絡してくる高柳から連絡がないのは、少し変な感じだった。
結局その日は連絡がこなくて、ゆっくりと家で過ごすことができた。
私はなんなのだろう…。
そんなことを考えながら眠りについた。
次の日の夕方、高柳から電話が来た。
『あとで迎えに行くから、待ってろ』
『…わかりました』
それから、少しして高柳が迎えに来た。
ドレスアップして、またお人形の始まり。
とある高級クラブで飲んでいると、
『見つけた~!瞬っ!』
バラのような香水の香りが通りすぎたと 思ったら高柳に抱きついていた。
一瞬なにがあったのかわからずにいたら、
『…離せよ、沙織ッ!お前こんなとこまで来てんじゃねーよ!』
『や~だぁ~離さない~!』
『お前ふざけんなよ!』
『…だって~、昨日は愛し合ったでしょ!』
『…はっ?たかが一回ヤッたくらいで、俺の女ヅラすんなよ。』
『ひっどぉ~い!でも、沙織は諦めないからね!』
『うっせーよ!失せろっ』
すると沙織がこっちを向いた。
『…あんた、瞬の女なワケ?』
『わたしは…』
そこまで言うと、沙織はボーイに外に連れていかれた。
高柳は機嫌が悪くなり、帰るぞッと言ってマンションに帰ることになった。
昨日、連絡がなかったのは彼女と一緒にいたからなんだ。
不思議と何も感じなかった。
マンションについて、高柳が抱きついてくる。
無表情のままされるがままにしていたとき、吐き気が襲ってきた。
『うっ…』
高柳をはね除け、キッチンまで走って行きむせていた。
『まさか…』
後ろに高柳が立っていた。
そのまま後ろを向けずにいると、高柳が抱きついてきて
『お前、ガキが出来たのかよ!?俺のガキかっ!』
嬉しそうに興奮ぎみに聞いてきた。
『おいっ!大丈夫か?』
『だっ…だいじょうぶです…』
『明日、病院行くぞっ!』
『えっ…』
『えっ…じゃねーよ!病院に行くんだよ!』
そう言うと、高柳は携帯を取りだしどこかに電話をし始めた。
『プルルル…あっ!吉岡かっ?』
ドキッとした。
『俺、明日会社休むわ!』
『はい…?無理ですよ…はぁ…(ため息)』
『はっ?無理?じゃあ、午前だけ休ませろ!お前が何とかしろ!』
『…何事ですか?』
『あぁ?ガキが出来たかもしれねーんだよ!ユリになっ!だから明日医者に行くんだよ』
『…そうですか。わかりました。では、午前中だけなんとか開けておきます』
『おぉ!ありがとな!』
遠くで耳鳴りがしてた。
珍しく優しい高柳は、上機嫌であたしをベッドに休ませそわそわしていた。
『なにか食いたいのないか?…なんか飲むか?』
『あっ…大丈夫です』
『寒くないか?それとも暑い??』
『…いえ』
『………。』
『………。』
『なぁ…』
『…はい』
『昨日はこの前はゴメンな。痛かったろ…』
『大丈夫ですよ…』
『いや!ガキがいるかもしれないのに、乱暴に扱ってごめん。』
『大丈夫ですから…』
『あと…』
『…はい?』
『昨日…俺さ…』
『………。』
『お前と吉岡が楽しそうに喋ってるの見たら、なんかムカついてさ…俺はお前のあんな顔みたことないから…』
『………。』
『お前に会うことがなんかできなくて、一人で飲みに行ったらクラブにノリのいい女がいて、沙織とそのまま…』
『…別に報告しなくても大丈夫ですよ』
『…そうだな。なんかお前にいいわけしてるみたいで、かっこわりぃな俺(苦笑)』
『…………』
『もぅ寝ろよ。俺ソファーで寝るし。じゃーな。』
『…はい。おやすみなさい』
なんだか寂しそうに高柳は部屋を出ていった。
広い部屋なのに必要なもの以外は何もないなさっぱりした部屋。
一人で寝るには広いベッドの上で、たくさん考え事をした。
自分のこと、祖母のこと、高柳のこと、そしてなぜか吉岡さんのこと…。
少しづつ眠くなり、気づいたら眠ってた。
手に違和感を感じて起きたら、私の右手を高柳が握ったままベッドにもたれて寝ていた。
そっと手をはずしベッドを降りる…
外はまだ薄暗い。
そっとお腹に手をあて、
『赤ちゃんいるの?』
聞いてみた。
私は人形。
もしお腹に赤ちゃんがいたら、この子はどうなってしまうんだろう…
おばあちゃんに何て言おう…
テーブルに座り、ただただ外を眺めてた。
しばらくして、朝日が部屋へ差し込むと、バタバタと足音が聞こえてきて、勢いよくリビングのドアが開く。
『バタンッ!』
こんな慌てた様子の高柳は初めてだ。
私の顔を見るなりホッとしたように少し見えた。
『…こんなとこにいたのか。』
『…眠れなくて…』
『お前、いつもいなくなるから、またそうなのかと思った』
高柳の少し寂しそうな顔を見たら
『…ごめんなさい』
そう言葉が出た。
この人はいつも、私が姿を消したときには毎回息を切らせながら、この広い部屋を探しているのかな…そんな風に思った。
軽い朝食を作り、二人で食べた。
私は気持ちが悪くてあまり喉を通らなかったら、
『…食えねーの?』
『…ちょっと気持ちが悪くて…』
『…無理すんなよ。』
『…はい。』
小さく頷いた。
それから支度をして、高柳の運転する外車で病院に行った。
受付を済ませ、内診をしてもらうと…
『見えますか?これが赤ちゃんですよ~』
確かにそこにはちゃんと形が存在してた。
なんだか無意識のうちに涙がこぼれた。
赤ちゃんは今二ヶ月に入ったばかり。
エコー写真をもらい、先生とお話して待合室で待つ高柳のもとへ行った。
『…どうだった?』
『赤ちゃん…今二ヶ月だそうです』
そう言ってエコー写真を見せると、高柳はふっと笑いながらエコー写真を眺めてた。
『…どうするか決めたらまた来てくださいって言われました。』
『…はっ?お前、産まねーの?』
『…えっ』
『産めよ!俺のガキ!』
『…でも…』
『…なんだよ。産みたくねーのかよ?』
『…わからない。』
『わからないって何だよ?』
高柳の声が大きくなり始める。
泣きそうな私を見て『…後で話そう』と言い、会計を済ませて車に戻った。
『…で?お前はどーしたいわけ?』
『………。』
『…言えよ。』
『………。』
『言えってッ!』
大きな声にビクッとなった私は、妊婦だからか精神不安定になり泣き出してしまった。
『…わか…らない。どうしていいか…わからないん…です。赤ちゃんは生みたいけど…』
高柳は私の泣き顔をみたからか口調が優しくなってきた。
『…お前が生みたいなら…俺は生んで欲しいと思ってる。』
『…でも…』
『…結婚はお前の気持ちが落ち着いてからでいい。お前が俺を男として見てないのは初めからわかってた。だから…お前がもし俺と結婚してもいいと思ったときに籍を入れるってのはどうだ?』
『…ごめん…なさい…』
『…謝んなって。俺のガキなんだから生活の面倒も見るし、今までと何も変わらねーから。それでいいか…?』
『…ごめん…な…さい』
『だから…謝んなってッ!頼むから謝んなよッ!俺はそれでいいっつってんだろッ…!?』
言葉にならなかった。
一度も高柳を愛したことがないのを、彼は知っていた。
それでもいいからこのままでなんて、すでに私の頭はついていかなかった。
憎しみから始まった私と高柳の関係に…
私は応えることが出来なかった。
今でも変わらない。
それから、高柳のアパートと家を行ったり来たりするようになった。
妊娠五ヶ月に入り、祖母に赤ちゃんの話をした。
喜んでくれてたし、詳しいことや相手のことは聞かないでくれた。
…昔から変わってない。
私が話したくないことはあえて聞かずに見守ってくれるおばぁちゃん…
ありがとう…。
その手にひ孫を抱いて欲しいと強く思いました。
お腹が大きくなるにつれて、高柳はベビー用品を買ってくるようになった。
おかげで部屋は赤ちゃん色に染まりつつある…。
あんなに俺様だった高柳が、妊娠がわかってからは一度も手を出してこない。
私にはとてもありがたかった。
高柳は飲みに歩く回数も減っていった。
健診にはたまについていくと言い張り、会社で待っているように言われたことが何回かある。
その時に2~3回、吉岡さんや楓さんに会ったくらいで後は会うことはなかった。
吉岡さんは相変わらず優しい笑顔で手をふってくれ、時には
『妊娠おめでとう!ちゃんと前を向いて生きていくんだよ!その子のためにもね!』
そう言葉をかけてくれた。
吉岡さんに会うと、なぜか心が軽くなる感じがした。
会社のどこにいても、吉岡さんを探している自分がいた…。
ある日の朝方、ゆるい痛みから激しい痛みにかわり、病院に行った。
渾身の力を振り絞り、元気な赤ちゃんが生まれた。
女の子だった。
名前は笑顔を結ぶと言う意味で『結笑』。
ゆえは私によく似ていた。
可愛い結笑。
私の結笑。
この子の為なら、強くなれる気がした。
祖母も大切そうに抱いては喜んでくれた。
高柳も娘が可愛いのか、率先して抱いたりしていた。
あの高柳がこんなに変わるなんて…。
それでも私はまだ高柳を愛せなかった。
愛することはできないとさえ思ってた。
きっとそれは、すでに惹かれている人がいたからなのだろう…
ある日の夜、高柳のマンションに吉岡さんと楓さんが遊びに来た。
小さなユエは、吉岡さんを見ても、楓さんを見てもご機嫌。
楓さんが高柳をかまっているときに、吉岡さんが私に
『ユリちゃんに似て可愛いね!』
って、イタズラっぽく笑った。
吉岡さんと喋っていると、ついついつられて笑ってしまう…。
そんな光景を見ていた高柳に楓が、
『もういいでしょ…あの子はあなたではダメなのよ。わかってるんでしょ?』
『…うるせーな。』
『ユリちゃんはもぅ気づき始めてるんじゃないかしら?自分の気持ちに…。』
『………。』
『もぅお金ではユリちゃんを縛れないことを、あなたもわかっているんでしょ?』
『…………。』
『解放してあげなさいよ。あの子のとユエちゃんのことを想うなら…』
『うっせーなっ!ほっとけ!』
そう言って高柳は外へ出ていった。
『あのバカ、外に頭を冷やしに行ったわ』
『えっ…?』
『あっ、気にしないで!(笑)それよりおばちゃんにユエちゃんを見せてちょ~だい!可愛い~』
しばらく三人でユエをあやしていると、楓がタバコを吸いにベランダに出た。
こんにちは😃
楽しく読ませてもらってます✨
次の展開が楽しみでドキドキしてます😍
こんな夢見たいです🙈
では、続きを楽しみにしてま~す✨
失礼しました🙇
- << 33 その間、この空間には吉岡さんとユエと私の三人だけ… 緊張した。 すごく…すごく…。 高鳴る心臓の音が、吉岡さんに聞こえてしまうんじゃないかってくらいドキドキしてた。 最初に口を開いたのは吉岡さん。 『…社長と結婚しないの?』 優しく私を見つめる。 『あっ…どうしたらいいかわからなくて…』 恥ずかしさのあまり目を反らしてしまった。 クスクス笑う吉岡さん。 今度は勇気を出して、私から話しかけてみた。 『吉岡さんの娘さんは、吉岡さんに似てますか?』 ユエを見たまま聞いてみた。 『うーん…うちの子は奥さん似かな(笑)』 『そうなんですか…』 会話が終わってしまった。 こんな質問しなきゃよかったと思っていると、いきなり吉岡さんが私の頭をイイコイイコした。 ビックリして、吉岡さんの方を振り向くと… 『ユリちゃんはとても頑張りやさんだね』 優しく、優しく、頭をなでるその手は、その笑顔は、その声は… 吉岡さんが誰にでもかける言葉なんだと思うと、涙がひとつ…またひとつと頬を伝って落ちてきた。 吉岡さんは目を丸くして驚いてた…。
>> 31
こんにちは😃
楽しく読ませてもらってます✨
次の展開が楽しみでドキドキしてます😍
こんな夢見たいです🙈
では、続きを楽しみにしてま…
その間、この空間には吉岡さんとユエと私の三人だけ…
緊張した。
すごく…すごく…。
高鳴る心臓の音が、吉岡さんに聞こえてしまうんじゃないかってくらいドキドキしてた。
最初に口を開いたのは吉岡さん。
『…社長と結婚しないの?』
優しく私を見つめる。
『あっ…どうしたらいいかわからなくて…』
恥ずかしさのあまり目を反らしてしまった。
クスクス笑う吉岡さん。
今度は勇気を出して、私から話しかけてみた。
『吉岡さんの娘さんは、吉岡さんに似てますか?』
ユエを見たまま聞いてみた。
『うーん…うちの子は奥さん似かな(笑)』
『そうなんですか…』
会話が終わってしまった。
こんな質問しなきゃよかったと思っていると、いきなり吉岡さんが私の頭をイイコイイコした。
ビックリして、吉岡さんの方を振り向くと…
『ユリちゃんはとても頑張りやさんだね』
優しく、優しく、頭をなでるその手は、その笑顔は、その声は…
吉岡さんが誰にでもかける言葉なんだと思うと、涙がひとつ…またひとつと頬を伝って落ちてきた。
吉岡さんは目を丸くして驚いてた…。
『ごめんね…。嫌だったかな。』
首を大きく横に振った。
『参ったな…。』
困った顔をした吉岡さんを見て、早く泣き止まなきゃと思った。
そう思えば思うほど、胸が苦しくなってきて涙は流れ続けた。
吉岡さんが立つ。
隣から離れ楓さんのいるベランダへ…
(どうしよう…私が泣き止まないから呆れられちゃった…困らせちゃった…)
吉岡さんが離れたら急に寂しくなって、下を向きながら何度も何度も、手で涙を拭っても止まらない。
カラカラカラ…
ベランダの戸が開き、足音が聞こえてきた。
楓さんだろう…
(どうしよう…変に思われちゃう…)
そう思った瞬間、泣いている私の頭をポンポンっと軽く二回叩いて外へ出ていった。
その行動に驚き、涙は止まった。
すると、次の瞬間…
後ろからふわっと何かが覆い被さる感じがした。
『…参ったな。ユリちゃんを泣かせちゃったよ…』
そう言いながら、吉岡さんがしゃがんで私の方に腕を置いて話しかけてきた。
『…は~。ごめん…』
吉岡さんのオデコが、私の後頭部にコツンと当たった。
何が起きたのか理解できなかった。
軽くオロオロしていると、吉岡さんが言葉を続けた。
『…ユリちゃんのこと…初めて社長に連れていかれた時から、すごく心配だったんだ。』
『僕は結婚もしてるし、奥さんも子供もいる。家族が大切だし、飲み屋も他の子も興味はないんだ。』
そんなこと…わかっていたし、何より吉岡さんの口から聞いたことがショックで放心状態になった。
吉岡さんはまだ続ける。
『なのに…なんでかな。君に惹かれるのは…。君のことが心配で放っておけないんだ。』
『…同情なんか…』
『うーん…同情なのかなぁ…僕は違うと思うんだ。』
『何が違うん…ですか…』
『僕は子供に戻ってしまったみたいなんだ(笑)ただ純粋に君が好きで、ただこうして側にいるだけで気持ちが安らいでいく。手を繋ぎたい…君の髪に触れてみたいって思ってしまう僕がいるんだ。』
僕ってピュアだなぁ~なんて吉岡さんが笑うから、つられて笑っちゃうよ。
私も同じ…
ただ側にあなたがいてくれたら…それだけで私は私でいられる気がした。
どうして私は人形なの…?
どうしてあなたに出会ってしまったの…?
どうして私はあなたに惹かれるの…?
どうして私は…
あなたじゃなきゃダメなの…
こんなの、誰も幸せなんかじゃないよ…
誰かを傷つけてばかりだよ…
こんな私は嫌だよ…
吉岡さん…
吉岡さん…
吉岡さん…
なぜ突き放してくれないの?
なぜ優しくするの?
なぜそんなことを今口にしてしまうの?
こんな気持ち初めてで、どうしたらいいかわからないよ…
私はどうしたらいいのかな…
そんな風に考えていたら、吉岡さんに伝わってしまったみたいで、吉岡さんは笑った。
『…ごめんね(笑)ユリちゃんを困らせちゃったみたいだね。そんなにたくさん考え込まなくても大丈夫だよ…』
また頭をイイコイイコしてくれた。
こんな時間がずっと続けばいいのに…
そう願わずにはいられなかった。
しばらくして涙が止まった頃、高柳と楓さんがマンションに帰ってきた。
高柳は飲んでたみたいだ。
吉岡さんがさっき楓さんに頼んで、高柳を飲みに連れ出したらしい…
楓さんにも悪いことをしてしまったと、胸がチクンと痛んだ。
高柳がソファーで眠ってしまったため、吉岡さんにタクシーで家まで送ってもらった。
今夜はマンションに泊まる気にはなれなかった。
家についてお茶でもとうか…と思ったが、家庭がある吉岡さんには言ってはいけないと思い言葉を飲み込んだ。
すると、吉岡さんの方からから
『…今日はごめんね。』
『いえ…嬉しかったから』
吉岡さんが笑う。
『一緒にいたいけど、今日は帰ります(笑)』
『あっ…はい…』
シュンとする私のオデコに吉岡さんが優しくキスをする。
胸がキュンとして、離れがたくなる。
でも、その気持ちを押さえてサヨナラした。
家に入りベビーベッドに結笑を寝かせる。
そのとき、家の電話がなった。
『プルルルル…』
時計を見ると夜の11時。
そっと電話をとり出た。
『…はい、生垣です。』
『山の下病院ですが、生垣 百合さんですか?』
『…はい。』
『…おばぁさまのキヨさんがお亡くなりになりました。』
『…えっ………』
その瞬間…ガタっと受話器をしたに落とし、その場に崩れ落ちた。
『おばぁちゃん…』
受話器の向こうから何かを言っているけど、何も耳に入らない。
目の前が真っ暗になった…。
小さい頃から育ててくれた祖母。
大好きな祖母。
どうしていいかわからず、とりあえず結笑を抱いて病院に向かった。
病気は持っていたが、祖母は老衰だったようだ。
苦しまずに逝った祖母の顔は、なんとも安らかな顔をしてた気がする…。
祖母にすがりつき泣くのはどれくらいぶりだろう…
小さいときは怖い夢を見ておばぁちゃんに抱きついて泣いたっけ…
あったかかったなぁ…
もう…いないんだね…
それから数日後には、高柳のはからいで無事にお通夜とお葬式が終わった。
部屋の仏壇の前に座っていると、
『…大丈夫?』
吉岡さんの声がした。
『はい…。』
『何か力になれることはない?』
『…いえ…大丈夫です…』
『…わかったよ。何かあったらすぐに連絡して。これ僕の番号だから…』
そう言って、吉岡さんは私に名刺を渡してくれた。
そして耳元で吉岡さんが
『明日、またユリちゃんに逢いに来てもいい?』
心配そうに私を見つめる。
『…はい。明日待ってます…』
心配をかけないように笑ってみたけど…
ちゃんと笑えてたかな…
吉岡さんは帰り、あの高柳も珍しく静かだった。
近づいてきて、高柳は真剣な顔で
『お前…これから俺のマンションに住めよ。』
『…いえ…私は…ここにいたい…です』
『…なぁ。俺たち…結婚しないか?』
『………。』
それからお互いに無言のまま、時間だけが過ぎていった。
私はどうしても高柳を愛することができなかった。
始まりが始まりだったからなのか…。
男性としての魅力を感じないからか…。
だけど結笑の父親だ。
両親を早くに亡くした私には、いつか家庭を持ったときに子供が生まれたら、夫婦揃って愛情をたくさんそそいであげるのがささやかな夢だった。
意外なことに、高柳はとても結笑を可愛がってくれる。
生まれたときも、会社を抜け出して会いに来てくれた。
(すぐに楓さんに連れ戻されたけど…笑)
サッパリした高柳のマンションには、おもちゃがひとつ…またひとつと増えていってる。
洋服だって、高柳の好みでたくさんの服を買ってくる…
(そんなにいらないって言ってるのに…)
高柳にとって、結笑は可愛い娘なんだろうなっと伝わるくらい溺愛してる。
私さえ気持ちを押し殺せば、みんなが幸せなのかもしれない…
ううん…
きっとみんな幸せなんだよね。
私は人形…
そこから始まった高柳との関係。
私は『高柳 百合』になる。
そうすれば…
吉岡さんの家族も幸せだよね…。
次の日の夜、8時頃に吉岡さんがうちに来た。
ついさっき高柳から連絡があり、
『…無理矢理、楓に誘われて飲みに行くから。』
なんだか不機嫌だった。
吉岡さんが楓さんに頼んでくれたんだろうな…
人を巻き込まなきゃ会えない私と吉岡さんは…
きっと神様も間違ってると言ってるんだろうな…
『こんばんわ』
吉岡さんが優しく笑うから…
私もつられて笑うの。
『…いらっしゃい』
あなたは優しいから…
私の嫌な部分も包んでしまうの。
『これ…結笑ちゃんに』
可愛いピンクのフワフワうさぎさんのお人形…
高柳とは全く正反対な吉岡さん。
たまらなく私の好きなものばかり与えてくれる。
『…ありがとう』
あなたといると心から笑える
『…これはユリちゃんに(笑)』
小さなお花の形をした綺麗なネックレス
『綺麗…』
『それユリちゃんみたいでしょ!可愛くて(笑)それ見た時、ユリちゃんのイメージにピッタリだなって思ったんだ』
首の後ろで吉岡さんがつけてくれた。
どうかこのドキドキが吉岡さんに伝わりませんように…
吉岡さんが後ろから抱きしめてきた。
『どうしよう…僕の心臓…ドキドキしてる…』
吉岡さんの鼓動もはやかった。
私だけじゃないんだとわかったら嬉しかった。
優しく…
優しく…
壊れ物でも扱うかのように、ふんわり包んでくれる。
力づくで抱きしめてくる高柳とは本当に正反対。
…こんなときにまで高柳と吉岡さんを比べてる私は最低だ…。
あなたに惹かれるたびに、私の心は醜くなっていくようで…すごくこわかった…
ただ抱き合いながら、私の小さいときの話、吉岡さんの小さいときの話、たくさんたくさん語り合った。
結笑が夜泣きすれば、ミルクを作ってる間に吉岡さんがあやしてくれ、すごく慣れた手つきに胸がチクンと痛んだ…
何をしていても消えることのない事実…
あなたには守るべき人がいる…
帰るべき場所がある…
わかっていながら、あなたに甘える私は最低だよね…
吉岡さんが言った。
『…百合ちゃん…もう社長から解放されたらどうかな?』
『…えっ…』
『こんなことを言ったらとても不謹慎なんだけど…ユリちゃんのおばぁさんは亡くなってしまったから、もぅ病院代とかも社長に援助してもらわなくていいでしょう?』
『…あっ。』
確かに、吉岡さんに言われるまで高柳との不思議な関係を忘れかけていた。
なぜ人形として側にいるのか…
『僕が君を助けたいんだけど…いいかな?』
『吉岡さんが私を…?』
『…そぅ。社長みたいな暮らしをさせてあげることは出来ないかもしれないけど…人並みにはユリちゃんもユエちゃんも暮らせるだけの援助は出来ると思う。』
『…そんな…』
『僕は君を人形として見てるんじゃないよ。君を買うつもりもない。ただ、君が笑っていられる場所を作りたいだけなんだ。』
いつもとは違って真剣な顔の吉岡さん…
本気で言ってくれてるんだと伝わってきた。
高柳から離れる時なのかもしれない。
でも、家庭がある吉岡さんに甘えるわけにもいかない。
吉岡さんはまたいつものように笑って言った。
『後で返事してねっ!』
こんばんは✨
いや~、素敵な妄想?ですぅ☺
毎日続きが楽しみでドキドキしてます💓
吉岡さんとどうなっちゃうのか…😏
考えただけで興奮しちゃいます😍笑
眠り姫さん、最後まで読ませてもらうので頑張ってくださいね😉💕
私は強くならなきゃいけない。
私の為に
娘のために
吉岡さんのために
そして、高柳のために…
吉岡さんは朝方帰っていった。
そのまま会社に行くそうだ。
休んでいってはどうかと聞いてみたけど、
『今日は失礼するよ!離したくなくなってしまいそうになるからね(笑)』
冗談まじりに照れながら言うから、私の方が恥ずかしくなって真っ赤になってしまった。
そんな私を見て
『…困ったなぁ。そんな顔されたら僕の心臓がまたドキドキしてくる。ユリちゃんといると、僕の心臓は忙しいみたいだ(笑)』
二人で顔を見合わせプッと笑った。
ありがとう吉岡さん。
私は強くなります。
あなたが言うように、まっすぐ前を向いて歩いていきます。
もう下ばかり向いている私なんか、過去に置いていくから。
…あなたも私を忘れてください。
たくさん吉岡さんと語り合ったので、一睡もしていない。
それは彼も同じこと。
高柳が仕事へ行く前に会って話がしたかったので、私は支度をして家を出た。
合鍵を渡されていたため、鍵を開けて入る。
目にとまったのは…
ゴールドラメのヒールの靴。
私のではない。
高柳はこういう系の靴を私に履かせない。
一睡もしていないせいか、私の思考回路はおかしくなっていたのかも。
普段の私なら決して中へ入ったりしないだろう。
でも今日は違った。
私はユエを抱いたまま、長い廊下を歩き、リビングの扉を開けた。
…誰もいない。
次に、高柳の寝室へ向かった。
ゆっくり扉を開ける。
『キィィ~…』
部屋には朝日が差し込んでいて、広いベッドに二つの山があった。
私はベッドに近づいた。
ベッドの周りには高柳のスーツや、女性ものの服が脱ぎ散らかされてた。
それらを見ても何も感じない。
ベッドの脇に立ったとき、いきなりユエがグズり出した。
『ふぇ~…』
その声に高柳が目を開けた。
そして寝ぼけながら、ユエの声がする方を向く。
『…おー。来てたのか…あぁぁぁ~頭痛てぇ…』
寝返りをうち、こっちに向いた瞬間…
高柳の動きは止まった。
目がパッチリ覚めたようで、隣で眠る女性に気づいたようだ。
しばらく無言が続き、ユエのグズり声だけが響いてた。
すると、ユエの声で寝ていた女性も起きたのか、目の前にいる高柳に手をのばし…
『う~ん…おはよう❤瞬❤朝からなんか騒がしいわね…どっかから赤ちゃんの泣き声みたいなのがする…』
くるりとこちらに振り返る。
それと同時に、
『…キャーッ!何っ?!何なの?!あんた誰ッ?!』
その声に驚いたユエが大泣きし始めた。
私はその女性を知っていた。
『…沙織ッ!ここでお前こそ何してんだよッ!つーか、結笑を泣かしてんじゃねーよッ!ぶっ飛ばすゾッ!!』
沙織さんの頭の中はパニックしているようだった。
『…何って…昨日あんたが二件目に来た店に、あたしがいて意気投合して三件目に行って、エッチしたんでしょ!覚えてないわけッ?!てゆーか、この状況ってなんなのよーっ!!』
『うるせーよっ!こっちが聞きてーよッ!』
『ふぇーん。ふぇーん…』
『瞬、あんた子供いたの?!てか、結婚してたの?!てゆーか、あんた見たことあるし!前クラブで会った瞬の人形じゃん!瞬、本気でこの子のこと好きなわけッ?!』
『だから、ギャアギャアうるせーんだよっ!ユエが怖がってんだろ!テメー黙れよッ!!』
『ふぇ~ふぇ~ん…』
とりあえずユエを落ち着かせようと思い、
『あのっ!私は結笑顔にミルクあげてくるので、着替えたらリビングに来てください』
そう言って寝室を後にした。
スウェットの下だけはいた高柳が先にリビングに来た。
『おい…。今アイツ帰らせるから…』
『…別にゆっくりしてもらってもかまいませんよ』
『………。覚えてねーんだ。楓と飲みに行ったとこまでしか…。』
『…そうですか。』
ミルクを飲ませながら、ユエだけを見て答えた。
そこに、着替えた沙織が入ってきた。
『しゅん~❤覚えてなくても、やっちゃったもんは事実だからねっ❤』
『うるせーよ、お前は黙ってろッ!つーか、帰れよッ!』
『きゃ~❤瞬の赤ちゃん見せて~❤』
『沙織ッ!俺のはなし聞いてをのかよっ!』
『聞いてるよ~!名前はなんてゆーの?』
『…ゆえです。』
『てか、百合ッ!お前も勝手に答えんなっ!』
『わぁ💡女の子だぁ~❤可愛い~❤』
『いいから帰れよッ!』
高柳が沙織の腕を掴む。
『いったぁ~い!もっと優しくしてよ!昨日はあんなに優しくしてくれたじゃん!』
『…あぁっ?💢知らねーよ。つーか覚えてねーしッ!』
『ひどぉ~い!でもちゃんとヤったからね!あたしも瞬の赤ちゃん欲しいなぁ~❤』
『…ふざけんなよッ!💢帰れよ!!』
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