夢で見た出来事
今朝方に見た夢が、まるでドラマを観ているような感覚で、鮮明に覚えています😃
誰かに聞いてほしいけど、恥ずかしくて言えないのでこちらに書かせていただきます🙈💦
夢なので、批判中傷はご遠慮ください🙇
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『店長なんだったんですかぁ~?』
如月さんが聞いてきた。
お菓子を買う店長を想像したら、また笑いそうになった。
『…うん、昨日宮島さんが急遽休みになっちゃって、店長が休憩なしで出るって言うから…私のお弁当を食べてもらったの』
『…生け垣さんの手作りですか?』
『うん、娘のお弁当を作るついでに自分のもね』
『それで店長は…?』
『えっ?全部食べてくれて、さっきはそのお礼だったみたい』
『…そうなんですか』
如月さん…もしかして店長のことが好きなのかな?
なんだか悪いことしちゃったかな…
でも、如月さんと店長だと歳がけっこう離れてると思うけど…好きな気持ちは自由だもんね。
店長もこんな可愛い子に好かれたら悪い気はしないだろうな。
そうだ、あとで店長にもらったお菓子を如月さんにもおすそわけしてあげたら喜ぶかな。
一通り仕事をして、あがる時間になり事務所に行った。
すると、後から如月さんが入ってきた。
『あの…ちょっといいですか?』
『うん?いいよ!私も如月さんに用があったから』
『えっ?なんですかぁ?』
『これ…もしよかったらもらってくれないかな?店長にお礼にっていただいたんだけど、たくさんあるから』
『それ、生垣さんにあげるためだったんですね。』
『あっ…ごめんね、嫌だったよね…』
『いえ、ごちそうさまです!いただきまぁす✨』
『よかったぁ…』
『生垣さん、番号交換しませんか?』
『えっ…私とっ?!』
『ダメですかぁ…?』
『ううんっ!ダメじゃないです💦』
『よかったぁ💓じゃあ、赤外線っ!』
赤外線送受信して、お互いに登録完了になった。
『わぁい!これからもよろしくお願いしますね💓』
『こちらこそ、よろしくね☺』
なんだかとても嬉しかった。
未だに少し人付き合いが苦手だからか、自分から番号を聞いたりということは出来なかった。
だから、如月さんみたいに自分から行動に起こせる人が羨ましかった。
私もいつかそんな風になりたいな…
『あっ…お迎えにいかなきゃ💦お先に失礼するね』
『はぁ~い、お疲れさまでしたぁ!』
お菓子の袋を持って、買い物をして急いで迎えに行き、家に帰った。
結笑はお絵描きをしてる。
その間に料理を作った。
そろそろかな…っと思っていると、着信があった。
画面を見ると、
『如月 未来』
っと出てた。
なんだろう?
電話に出てみた。
『はい?』
『お疲れさまです、如月です。いきなり電話してごめんなさい、実は…』
なんだか深刻そうな感じだった。
『…どうしたの?』
『私…店長のことが好きなんです。入店したときからずっと…』
私より先に入ってた如月さん。
そんなに前から好きだったんだ…
少し驚いた。
『うん…好きなのかなぁとは思ってたんだけど、やっぱりそうだったんだね』
『はい…。それで…生垣さんに聞きたいことがあって電話したんです。』
『…なにっ!?』
なんだか不安になった。
『…生垣さんは、店長のことが好きですか?どう思ってますか?』
『えぇー?』
すごく驚いた。
私が店長を好きだと思ってるのかな?
誤解をとかなくちゃ…!
『あのね、私と店長とは何でもないよ?』
『…好きじゃないんですか?』
『うん、だから安心してね』
『…なぁ~んだ!よかったぁ~!』
すごく安心しているようだった。
如月さん可愛いなぁ…
これからは如月さんと店長の恋を応援することを約束した。
電話を切ると、すぐにまた着信があった。
『吉岡 勇気』
今度こそ吉岡さんだ。
電話に出る前から、ドキドキしてきた…
緊張して声が震えそうになる。
『…はい』
『あっ…ゆりちゃん?』
『はいっ、吉岡さんお疲れさまです』
『ゆりちゃんもお疲れさまっ!会社を出たところだから、15分くらいでそっちに行けると思う』
『はいっ!お待ちしてますね』
『うん。待っててね』
電話の向こうから聞こえてくる吉岡さんの声が愛しくて、顔が自然と笑顔になってるのがわかった。
もう少しで吉岡さんに会えるんだ…
どうしよう、私どこか変じゃないかな?
部屋は片付いてるよね?
料理は出来てるし…
あとは吉岡さんを迎えるだけっ!
一人で舞い上がってると、とうとう吉岡さんが来たようだった。
『ピンポーン』
結笑が走って玄関に行く。
『バタンッ』
『お兄ちゃ~んっ!』
『こんばんわ、結笑ちゃん』
吉岡さんが結笑を抱き上げる。
『…こんばんわ、ゆりちゃん』
『こんばんわ』
なんだかお互いに照れくさかった。
『どうぞ』
中へすすめると、
『じゃあ、お邪魔します。あっ、これ会社の子達がおいしいって言ってたお店のケーキなんだ!食後に食べようか』
手土産に有名なケーキ屋さんのケーキを買ってきてくれた。
私も雑誌で何度か見かけたことがあるお店だった。
さすが甘党だなって思った(笑)
結笑が席に案内する。
『お兄ちゃんここ!ここだよっ!』
『ありがとう、結笑ちゃんの隣だねっ!』
アパートなので、低いテーブルに料理が並べていて、丸い形をしているから必然的に私の隣も吉岡さんだった。
全部が並び終えたら、三人でいただきますをした。
結笑がずっと吉岡さんを独占してる…(笑)
嫌な顔ひとつせずに結笑に付き合ってくれる吉岡さん。
私はちょっぴり寂しかったりした(笑)
楽しい食事。
こんなにぎやかな食卓は、この家に来てから初めてだった。
いつも結笑と二人の食事。
今日はいつもよりも結笑がすごくはしゃいでる。
普通のパパがいるおうちなら、これが当たり前なんだよね…
ごめんね…結笑。
時おり吉岡さんは私の方を向きニッコリ笑う。
その度に私はドキッとする。
楽しい食事を終えて、後片付けをしていると吉岡さんが手伝いに来てくれた。
『ごちそうさまでした。すごくおいしかったよ!どんなコース料理より、ゆりちゃんのハンバーグが断然僕は好きだな♪食器は僕が洗うよ』
そう言って、吉岡さんの手が私の泡だらけの手に触れる。
心臓がはやくなった。
私の手からスポンジを取ると、お皿を洗い始めた。
すると、テレビを見ていた結笑が吉岡さんがいないのに気づき、キッチンまで走ってきた。
気づくと結笑が吉岡さんの足にしがみついて
『おにぃ~ちゃ~ん…ゆえとテレビみようよぉ~』
私と吉岡さんは顔を見合わせ笑った。
『私が洗うので、結笑と向こうでテレビでもみて休んでてください(笑)』
『…ごめんね、ありがとう(笑)』
二人が隣の部屋に移動した。
楽しそうな声が聞こえてくる。
お皿を洗い終え、熱いお茶を入れた。
『どうぞ』
『ありがとう、食後のお茶って落ち着くよね…』
『ふふっ(笑)なんかおじいちゃんみたい(笑)』
私がクスクス笑っていると、吉岡さんは照れたように笑った。
可愛い人…
しばらく三人でアニメをみて、
『アニメって意外におもしろいんだね…子供が好きなのがわかった気がしたよ…』
真剣にそんなこと言うからすごくおかしかった。
それがかなり私のツボだったらしく、笑いが止まらなかった。
『ママ~どうしたの?』
結笑が聞いてくる。
『なっ…なんでもない(笑)吉岡さんがおもしろいこと言うから…(笑)ふふっ…』
『そんなに笑われたら困っちゃうな…』
吉岡さんが困った顔をしてる。
そんな顔もまた可愛らしかった。
『ママはどうしてヨシオカサンって言うの?』
その質問に笑いが止まった。
チラッと吉岡さんを見ると、吉岡さんは優しく笑う。
答えに困っていると…
『そうだよね~、吉岡さんじゃ変だよねっ!』
イタズラっぽくニヤッと笑って私を見る。
…さっきの仕返しなのかな?
『うーんもぅお兄ちゃんって歳でもないから、あだ名を決めようか!』
吉岡さんは何だか張り切っている。
『何がいいかな?』
優しく聞いてきた。
困った私がとっさに
『吉岡だから…よっちゃん??』
急に沈黙になった…。
二人の目が点になってる。
先に吉岡さんが吹き出した。
『…ふっ💨よっちゃんは無いでしょ!(大笑)』
ケラケラ笑う。
恥ずかしくなって、ふんってそっぽ向いてみた。
『わぁ~い!よっちゃん!』
結笑がはしゃぐ。
『いやっ!結笑ちゃん?よっちゃんはちょっと…』
焦った吉岡さんが必死に結笑にやめるように説得してる(笑)
そんな姿がまたおもしろくて笑った。
笑っていると吉岡さんの優しい声で
『…勇気です』
って聞こえた。
『…えっ?』
半笑いで聞き返すと、吉岡さんはまっすぐ私を見つめ、穏やかな口調で
『僕の名前は勇気ですよ』
そう言って微笑んだ。
また心臓がはやくなる。
ドキドキが止まらない。
声に出してみた。
『…ゆう…き…さん?』
顔から火が吹き出しそうなくらい恥ずかしかった。
恥ずかしくて目をそらすと
『…はい』
っと…優しい声が返ってきた。
この日から彼を『勇気さん』と呼ぶことになった。
結笑はやっばり『お兄ちゃんが』しっくりくるらしく、そのままだった(笑)
食後にいただいたケーキを食べて、勇気さんが
『長々とお邪魔したから…よろっと失礼するね』
っと席を立った。
結笑が駄々をこねる。
よっぽど楽しい時間だったのだろう…
しまいには抱きついたまま泣き出してしまった。
困った勇気さんに
『すいません💦ここは大丈夫ですから今のうちに…』
っと、結笑を引き離して帰れる隙を作った。
『や~だぁぁぁ~…やぁぁぁ~…』
ジタバタ暴れる結笑に手を焼いていると、勇気さんが私の前に立った。
そして結笑をまた抱き上げ、
『じゃあ、僕もう少しここにいてもいいかな?』
優しく問いかける。
『…う゛ん…ヒック…』
鼻水をズビズビしながら勇気さんに抱きつく結笑。
どうしてこんなにも勇気さんは優しいのかな…
しばらく勇気さんが抱いていると、結笑はそのまま眠った。
はしゃいでいたから疲れたのかな?
泣いたのはもぅ眠かったのかな?
勇気さんが来てくれてよかったね…結笑…。
結笑を寝かせると、勇気さんが
『じゃあ、もう行くね…長い時間お邪魔しちゃってごめんね』
はにかんで笑う。
『いえ…こちらこそ…結笑がたくさんごめんなさい』
私も寂しくなり、下を向いたまま玄関まで送る。
私まで子供みたいだな…と思った。
勇気さんは靴を履き、こちら側へと振り向いた。
ずっと下を向いたまま顔を見れずにいると、勇気さんの手が私の首へとのびてきた。
体が固まっていると、すぅっと首につけていたネックレスを指で持ち上げた。
『これ…まだつけていてくれたんだね…』
懐かしむように眺めてる。
そぅ…
三年前にもらったお花のネックレス…
私はずっとはずせずにいた。
『あの日、ぶつけられて転びそうになった君を引き戻したときに…そのネックレスが目に入ってきたんだ』
ゆっくり勇気さんを見つめる。
『まさかね…なんて思ってたら…振り返ったのは紛れもなくゆりちゃんだった』
話を聞いていたら、私の目から涙がひとつ…
『正直、驚いた。もう会えないと思っていたから…』
そして、またひとつ…
『ペンを届けたのも、もう一度君に会いたかったから…』
次々と涙がこぼれて落ちてゆく…
『…食事に誘ったのも、今日ここへ来たのも…みんな君に会いたかったからなんだ』
ネックレスを持っていた手が、私の頬に触れる。
『君の幸せを願っていたはずなのに…僕はどんどん欲張りになってくよ』
大きな手で私の涙を拭う。
『…君のそばにいたいと思ってしまう僕がいるんだ』
涙を拭ってもらっても、止まることなくまたひとつとこぼれてく…
『…ごめんね…』
今にも泣きそうな顔で笑う勇気さん…
…謝らないで…
眠り姫様、いつも楽しく拝見させていただいてます。
吉岡さん素敵ですね。
外見はこんな感じかな?洋服はこんな感じかな?表情はこんな感じかな?なんて想像しながら読んでます。
またいずれ高柳さんや楓さんも登場するのかなあ。
店長と主人公の今後も気になっちゃう。
これからもどうぞわくわくする小説書いてください。
がんばってくださいね。
きっと私の気持ちなんて、言わなくても勇気さんには伝わってしまってると思う…
あなたを想うだけでこんなにも切なくて、愛しくて、涙が止まらなくなるのだから…
あなたの態度や言葉に、一喜一憂してしまうのだから…
勇気さんが私を優しく包み込んだ。
二人の心臓の音が重なりあうように聞こえる。
勇気さんはこんなにも温かい…
だけど、すごく遠い人のように感じるよ…
謝るのは私の方
あなたに惹かれてしまってごめんなさい…
大切な家族を裏切らせてごめんなさい…
あなたに甘えてはいけないのに…
あなたの優しさはまるで花の蜜のように、私はあなたの甘い蜜を求めて探してしまうの。
私は静かに泣いた。
勇気さんの腕の中で。
初めは優しく包んでくれていた腕が、今度は少し強く抱きしめてきた。
『…泣かせてごめんね』
勇気さんの声が悲しそうで、なぜだかあなたまで消えてしまうような気がして…こわかった…
私も勇気さんの背中に腕を回して抱きしめた。
どのくらい抱き合っていたかな。
私の涙が止まったころ、勇気さんがゆっくり私から離れた。
泣いた後のひどい顔を見られたくなくて、両手で顔を隠した。
『…どうしたの?』
不思議そうな声で勇気さんが聞いてくる。
『…ひどい顔してるから、見ないでください…』
急に無言になった。
引かれちゃったのかなっと心配になり、そぉ~っと指の隙間から勇気さんを見てみた。
優しい顔で私を見てた…。
引かれたと思っていたから、勇気さんの優しい顔を見たら気が抜けて両腕がゆっくり下がった。
その瞬間…
『ムニッ』
一瞬なにが起きたのか理解できずにいると…
勇気さんが私の頬を両手で挟み、タコクチ🐙にしていた。
『…ぷっ(笑)』
勇気さんが笑う。
『ん゛~っ!!』
恥ずかしくなった私は勇気さんの手首を掴み、必死にどけようと頑張った。
細身の勇気さんでもやっぱり男の人なんだなって感じた。
勇気さんの腕は全然動かない。
すごくニッコリと勇気さんが笑ってる。
勇気さんって…意外にイタズラ好きッ?!
でも、好きな人の前でタコクチなんて嫌~(涙)
すると…
勇気さんの手の力がゆるみ、両手で私の顔を包み込んだ。
ドキドキと鼓動がはやくなる…
ゆっくり…
ゆっくり…
勇気さんの顔が近づいくる。
綺麗な顔。
あっ…まつげが長い…
奥二重だったんだぁ…
切れ長な目が綺麗さを増してるのかな
色も白いなぁ…
とうとう鼻と鼻が触れ合いそうな距離になり、私のドキドキがピークに達した。
目をぎゅっと閉じた。
そのとき、勇気さんの口唇と私の口唇がそっと触れた…。
もう何も考えられない。
勇気さんが好きだよ。
初めて勇気さんとキスをした。
三年前はおでこにキスまでだった。
少しだけあなたに近づけた気がした。
ずっと抑えてた気持ちが今あふれ出る。
ゆっくり口唇が離れ、近い距離で目と目が合う。
『…好きです…』
もう気持ちを抑えることはできなくて、私は初めて想いを口にした。
『…あなたが好きです…もうずっと前から…勇気さんが好き…』
想いと一緒に、止まったはずの涙がまた目にたまる。
『…ありがとう。僕も君が好きだよ。初めて君を見たときから惹かれてた』
胸が苦しくなった…
この想いはどこへいけばいいの?
そのとき…
『…ママァ…』
結笑の声がして、私と勇気さんの体がビクッとした。
『…長居してしまってごめんね…もぅ帰るね(苦笑)』
勇気さんがバツが悪そうに言う。
『…いえ…ごめんなさい…また…会えますか?』
勇気さんを見上げると、ニッコリ笑って
『うんっ!また連絡する』
頬にキスをして『それじゃあ…』っと笑顔で帰っていった。
結笑のもとに行くと、結笑はすやすや眠っていた。
『…寝ぼけてたの?💧』
一気に力が抜けその場に座り込んだ。
勇気さんが触れた感触をはっきり覚えてる。
体全体…
顔…
そして口唇…
思い出したら顔が熱くなった。
すごく愛しい人。
胸に小さなひっかかりは秘めたまま、今は勇気さんと想いが通じたことが何より嬉しかった。
とりあえず、たくさん泣いたので目を冷やしながら眠りについた。
次の日…
鏡を見ると、これくらいならなんとかお化粧でカバーできるくらいの目の腫れ具合だった。
『ママ~お兄ちゃん帰っちゃったのぉ…?』
結笑が残念そうに聞いてきた。
『お仕事があるからねぇ…ほら、結笑も早く支度してっ』
ブーブー言いながら朝ご飯を食べてる(笑)
『…また会えるよ!だから、早く食べちゃいなさぁい』
『また会えるの?!やったぁ~!』
ぴょんぴょん飛び跳ねる。
『こら~っ!ご飯中はバタバタしちゃダメッ』
ペロっと舌を出して『はぁ~い…』っとお返事をする結笑。
今日も一日頑張らなくちゃ!
何も変わりないこの窓から見える景色が、今日は違って見える気がした。
結笑を保育園に送り、本屋に着いた。
マナーモードにしようと思い、携帯を開くと一件のメールが入ってた。
見てみると勇気さんだった!
緊張しながらメールを見ると…
『おはよう』
『昨日は遅くまでごめんね。少しは休めたかな?今日も一日頑張ろうね!』
他の人から見ればきっと普通のメールなのに、私にとっては特別なものだった。
仕事前に返信した。
『おはようございます』
『昨日は色々とありがとうございました。私は元気いっぱいですっ!勇気さんこそ全然休めなかったですよね…ごめんなさい。今日も一日頑張りましょうね!』
パタンと携帯を閉じると、近くに人の気配があることに気づいた。
気配のする方に振り向くと、そこには宮島さんがニヤニヤしながら立っていた。
『…宮島さん!おはようございます。もう風邪は大丈夫なんですか?』
今日もお休みだと思っていたので、宮島さんがいることに驚いた。
『おはよ~!ねぇねぇ…今のメールの相手って彼氏でしょ?百合ちゃんすごく可愛い顔でメールしてたわよ!』
私の顔は正直だった…
真っ赤になってしまい、何を言っても宮島さんには見抜かれてしまっていたと思う。
『ちっ、違いますよ…💦友達です😳💦』
宮島さんはニヤニヤしながら、
『はいはい!若いっていーわねっ!(笑)』
全く話を聞いてもらえなかった。
恐るべし…宮島パワー…
そこへ店長が入ってきた。
『なんだぁ~?事務所が騒がしいなぁ…どうかしたか?』
(…宮島さん、余計なことは言わないでっ!!)
心の中で叫んだ。
『店長~!ゆりちゃんにも春が来たみたいですよ!(笑)』
店長が変な声を出した。
『…春だぁ~?俺がまだ独り身なのに、ゆりさんまで俺を置いていくのかぁぁぁ!!(涙)』
店長が追いかけてくる。
『…きゃあぁぁぁ😫💦!』
本気で少し怖かった…💧
宮島さんが笑いながら叫んでる。
『ふざけてないで、もうすぐお店開けますよぉ~!(笑)』
…誰のせいでこうなったと思ってるの、宮島さ~ん😭(涙)
裏で店長に捕まった。
腕を掴まれたので、店長の方へ振り向いた。
『ハァ…ハァ…ゆりさん意外と逃げ足が速いんだね…』
『ハァハァ…店長が追いかけてくるから…こわくて…必死でした…ハァ…』
店長の顔が真剣になった。
『…付き合ってる奴がいるの?』
手は掴まれたままで、もう逃げようがなかった。
『…わかりません』
そう答えるしか出来なかった。
実際に私と勇気さんの関係は、自分でもわからなかった…。
『…わからない?でも、ゆりさんはそいつのこと好きなの?』
『…はい。』
『…そいつは?ゆりさんのことなんて言ってるの?』
…何で私はこんなことを店長に聞かれてるんだろう…。
黙っていると、店長の手に力が入ってきた。
『…痛ッ。』
店長はまだ離してくれそうにない。
少し店長のことが怖い人のように思えてきて、店長の質問に答えることにした。
『…彼も好きだと言ってくれました。あのっ…もぅ手を離してください…』
更に強く握られた。
『なんでそれで付き合ってるかわからねーの?納得できねーんだけど?』
なんで店長に納得されなきゃいけないのか…
いつもと違う店長に戸惑った。
『手を…離してくださいッ!!』
大きな声を出してしまった。
それでも店長は離してくれない。
『…俺が納得できるまでこの手は離さねーよ』
店長が別人のように見えてきて、怖くなって、離してもらうために勇気さんとの関係を話した…。
『…彼には…家庭があるからッ!好きでも付き合えない理由があるんですッ!…これで満足ですかッ?!…この手を離してください…ッ!』
店長の手が離れた。
『…それで?そいつ、かみさんと別れてゆりちゃんとこに来るわけ?』
まだ店長は質問してくる。
そんなこと…私にだってわからないのに、店長に答えられるわけない。
勇気さんの性格から言って、きっと家庭を見捨てるようなことはしないと思う…。
そうしたら私はどうなっちゃうのかな…。
急に不安になり、胸が押し潰されそうなくらい痛かった。
私は手を解放されたからか、少し強気に出てみた。
ただ、恐怖感から目を見て言う事はできず、下に目線を落として言った。
『…店長には関係ありません。』
実際、本当に全く関係ないのだから…。
『…関係あるんだよ。』
その言葉に思わず店長を直視した。
『…えっ?』
『あんたはどこまで鈍い人なんだ…?それともわざとなのか?』
『…なんのことを言ってるんですか?』
『…はぁ…』
店長は深いため息をつく。
『…関係あんだよ。俺はあんたが好きだから』
言っていることがよく理解できなかった。
それが店長にも伝わったらしく、
『…だ~か~らっ!俺は生垣 百合に惚れてるのっ!二度も言わせんなよ…照れくさい…』
店長が…私を…?
どうしよう…
この状況はどうしたらいいのかな…
言葉に詰まる。
無言な空気が苦手なのか耐えられずに店長が、
『…別に、ゆりさんに付き合ってる奴がいてもいーんだよ。ただ、ゆりさんを泣かせるような奴だったら、俺が諦めつかねーじゃん』
っと、自分の頭をかきながら話す。
ぶっきらぼうだけど、店長なりの優しさなんだろうな…。
だけど、私も誰でもいいわけじゃない。
吉岡 勇気さんだから好きなんだ…。
『…ごめんなさい』
その言葉しか出てこなかった。
店長はまた普段通りに戻って
『まぁ…アレだっ。そいつに愛想がつきたら俺んとこに来なさい(笑)』
さすが大人の男性だな…。
どんな結果も受け止めて、最後はまた空気を元に戻してくれる。
店長が『先に仕事に戻るぞ~宮島さんにま~た怒られちまう』っと、向こうを向いたまま手をヒラヒラと振りながら歩いて行った。
『…はぁ』
最近はいろんな事がありすぎて、頭がついていかない。
…逢いたいな…
…声が聞きたいな…
…今ぎゅうってしてほしいよ…
…勇気さん。
時間差で私も仕事に戻った。
宮島さんがすかさず聞いてくる。
『遅かったじゃない!なにしてたの?』
嘘をつくのが得意ではない私は、宮島さんのように直球ストレートな質問には困ってしまう。
そう言えば…
こんな状況の時はいつも、店長が私の代わりに適当に宮島さんに答えてくれていた気がする。
あれは助けてくれていたんだね。
…今気づいちゃった。
私って本当にバカだな。
いつだって人を傷つけてばかり。
高柳や沙織さんも、私さえいなければ傷つくことなんてなかったよね。
私には誰かを幸せにすることができない。
今はきっと私って人間が存在するだけで、勇気さんや、勇気さんの家族を傷つけようとしているのかもしれない…。
お父さんとお母さんが亡くなったあの事故で、私も一緒に消えていれば…
こんなに苦しい想いもしなくて済んだかもしれないのに。
でも私の体は生きたがってる。
あのときに生還したのも、今を生きているのも、全ては愛しい結笑に出会うためだったのかもしれない。
あぁ…ネガティブに考えちゃったな…
私の悪いところだ。
『前を向いて』生きていきたい。
『聞いてる~??』
ハッ…
すっかり宮島さんのことを忘れてた💧
返事になんて返そうか困っていると…
『ゆりさんが意外にも足が速いから、俺も群がるギャル達から逃げるためにゆりさんに特訓してもらってたんだよっ!』
私の真後ろに店長が立ち、また代わりに答えてくれた。
はっはっはっ!っと笑うも、宮島さんに
『…群がるギャル達ぃ~?店長にぃ~?…無いわねっ💨』
バッサリ切り捨てられていた(笑)
『なんだと~!』
話が自然と店長の話題へと移り、私の話はなくなった。
きっとそうなるのも店長の計算のうちだったんだろうなっと思った。
そう言えば誰かが言ってたな。
店長は名門大学が卒業したのに、なぜか本屋の店長をやってるって…。
本が好きだからこの仕事についたんだろうけど…
名門の大学を出たのに、全てを捨ててこの道を選んだ店長はカッコイイと思った。
やっぱり頭がいいんだろうなぁ。
普段はぐーたらで、従業員に頭が良いと思わせないとこが店長のすごいとこだな~って思った。
気にするようになったせいか、どんどん店長の違う面が見えるようになってきた。
はぁ…なんか朝から疲れたな…っと思い、お昼休憩に入った。
携帯が点滅してる…
着信かメールがあったみたい。
携帯を開くと、メールがきてた。
『今は外回り中…ゆりちゃんは仕事中かな。元気?』
勇気さんからだった。
…元気?って(笑)
思わず一人で笑った。
少し落ち込んでた気持ちも、勇気さんのメールで元気がでた。
離れていても、私のことがわかってくれているみたいですごく嬉しかった。
『ちょっとへこんでたけど、メールをいただいたので元気になりました!ありがとうございます』
色々と悩みながら、結局は無難に返信をした。
送ってすぐ携帯に着信があった。
『吉岡 勇気』
周りをキョロキョロして、誰もいないのを確認して通話ボタンを押した。
『…はい』
恥ずかしくて、声が震えてしまいそう…。
『…ゆりちゃん?お疲れさま。吉岡です。今はお昼かな?』
電話の向こうの勇気さん…
胸がキュンとする。
『はいっ。お弁当を食べてました。…勇気さんはまだ外回り中ですか?』
『ううん、今は会社。誰もいない廊下でこっそり話してる(笑)夜は取引先と打ち合わせをかねた接待に行かきゃならないから、今のうちに声を聞いておこうと思って…』
…ズキューンッ!
私のハートが射ぬかれた。
嬉しくて…
恋しくて…
電話を持つ手に力が入った。
『…どうかした?』
なにも答えない私を心配したのか、勇気さんが聞いてきた。
『…嬉しすぎて、言葉になりません。』
『えっ?』
『声が聞きたいって言ってくれたの…すごく嬉しかったから』
『…クスッ(笑)そんな言葉で喜んでもらえるなら、いくらだって言うよ』
『…そんなにいっぱいはいらないんですっ!』
『そうだね(笑)言い過ぎて、ゆりちゃんに引かれたら大変だ(笑)』
『引いたりしませんよ…勇気さんの言葉なら…』
二人でクスクス笑った。
会社から電話しているからか、勇気さんの声が小さめで囁くように話してる。
想像したら可愛らしかった(笑)
すごく幸せな時間だと思えた。
でも…やっぱり会いたいな…
顔が見たいな。
今はどんな顔で話しているんだろう…
欲張りになる。
ワガママ言ってるみたいで、勇気さんにそんなこと言えないけど…
すると少し会話に間があいたときに、ゆっくり勇気さんから話し始めた。
『…声だけ聞ければいいなと思って電話したのに…逆効果だったみたいだ…』
『…えっ?』
『百合ちゃんに会いたくなってきた…』
同じことを勇気さんも思ってくれてた。
この人は本当に私の欲しいものばかり与えてくれる。
『…ごめんね』
なぜか勇気さんが謝った。
『…どうして謝るんですか?』
『昨日会ったばかりなのに、ごめん』
『ううんっ!謝らないで…私も同じことを思ってました。勇気さんに会いたいって…』
二人の間に無言の時間が流れる。
今どんな顔してるのかな…
表情が見えない分だけ、たくさん不安になる。
『…明日の休憩は何時から何時まで?』
勇気さんが聞いてきた。
『えっと…1時~2時までの一時間…ですよ?』
なんでそんなこと聞くのかわからずにいると、
『じゃあ、明日はお弁当はお休みして、僕とランチに行きませんか?』
『…勇気さんと二人で…?…行きたい!』
『じゃあ、決まりっ!そうだなぁ…あまり時間がないから簡単なものになってしまうけど…いい?』
『はいっ!勇気さんと一緒ならどこでも嬉しいですっ』
『ありがとう(照)』
1時過ぎに本屋の近くのファーストフードに待ち合わせになった。
懐かしいな…
初めて勇気さんと行ったファーストフードのお店。
あの時は、場違いな私なのに勇気さんが『前を向いて』って背中を押してくれたんだよね…
あの出来事があったから、今の私がいます。
勇気さん覚えてるかな?
三年も前のことだから…忘れちゃったかな?
あの日だけ、高柳の人形じゃない自分でいられて楽しかったな。
私を救い出してくれた勇気さん…感謝してもしたりないね。
電話を切って、幸せな余韻にひたりながらお弁当を食べた。
明日はランチデート!
今から何を着ていこうか悩んでしまう(笑)
楽しみができたから、午後の仕事も張り切って頑張れた。
…意外に私って単純?
そう思えるくらい、勇気さんといると素直になれた。
結笑を迎えに行き、夕飯を作る。
『ママ~、楽しいの?』
結笑が不思議そうに聞いてきた。
ちょっぴり恥ずかしくなった。
子供から見てもハシャいでいる風に見えるなんて…💧
いい歳をして恥ずかしい…⤵
『今日はシチューだよ!』
『やったぁ~💓』
保育園でつみきしてきた~などのお話をして、お風呂へ入り、眠りについた。
最近は少し寝不足だったせいか、早く寝付いたみたいだった。
朝になり目覚ましが鳴り目が覚めた。
とてもよく寝れた気がした。
今日は勇気さんとのランチデート。
気持ちがソワソワしてる。
嬉しさからか、後ろめたさからか、結笑のお弁当も手が込んだものになった。
結笑が見て喜んでる。
支度をして保育園に送って行った。
『早くお弁当の時間にならないかな~』
お弁当をみんなに自慢したいらしく、お昼が待ちきれないようだった(笑)
私の気持ちも結笑と同じ。
お昼が待ちきれない。
でも…
店長に会ったらどんな顔をして会えばいいのかわからない。
普通が一番だよね…。
少しだけ職場に行くのが気が重かった。
本屋に着いてみると、特に何も変わりなく午前が終わり休憩時間になった。
なぁ~んだ…
深く考えることなかったな!
ホッとひと安心した。
これから勇気さんに会えるんだっ!
心が弾む。
お化粧を直して、
『ちょっと出てきます!』
足早に待ち合わせのお店へ向かった。
本屋からかなり近いところにある。
休憩時間が一時間しかないため、勇気さんが私に合わせてこっちまで来てくれた。
緊張しながらお店へ入ると、
『いらっしゃいませ~!』
店員さんの元気な声が飛びかった。
…店内を見渡す。
左から右側へ目線をやると…
いたっ!!
勇気さんは私に気づいていないようだった。
テーブルの下で足を組み、イスに寄りかかるようにして、この前うちの書店で買った本を読んでいた。
ゆっくり近づく。
やっぱり勇気さんの本を読む姿って素敵だなぁ…。
このまま声をかけずに見ていたいな(笑)
そう思っていたのは私だけじゃないみたい。
周りはOLさんや、小さな子供を連れた主婦の方たちで賑わってた。
勇気さんのことを言ってるんだろうな~って感じの内容がヒソヒソと聞こえてくる。
『すっごいイケメンがいるぅ~!』
『何の本を読んでるのかな?!』
『あんなカッコいい人に彼女がいないわけないよねぇ…』
『毎日うちの旦那ばっかり見てるから、目の保養になるわね(笑)』
みんなが勇気さんを見てる。
よっぽど本に集中しているのか、本人は全く気にしてないみたいで面白い光景だった。
そこがまた紳士的な雰囲気を出してるんだろうな~なんて思った。
そんな勇気さんとランチを食べられる私はちょっぴり優越感を感じてたりして(笑)
近くまで行くと私は足を止めた。
あれ…?
なんかいつもと雰囲気が…違う…?
近くで人の気配がしたからだろうか?
勇気さんがこっちへ振り向いた。
目と目が合い、勇気さんがニッコリ微笑む。
『…あっ!』
勇気さんの顔を見て、初めて違和感に気づいた。
『…勇気さん…めがね…?』
そう、勇気さんが眼鏡をかけてた!
『…んっ?あぁ…(笑)普段はかけないんだけどね。仕事するときや、本を読んだりするときにたまにかけるんだ(照)』
照れながら眼鏡をはずす勇気さん。
すごく大人っぽい…。
草食系ですか…?
かなり萌え~なんですけど…
カッコよすぎですッ!
ドキドキが止まらない…
また惚れ直した…
『…座らないの?』
勇気さんが椅子を引いてくれた。
ファーストフードが一転して、レストランみたいに勇気さんがリードしてくれた(笑)
勇気さんが買ってきてくれた。
『ハンバーグをごちそうになったからね!今日はたくさん食べてね…って言ってもファーストフードなんだけどね(笑)』
『私けっこう好きなんです(笑)ごちそうさまですっ』
ハンバーガーを食べる姿も様になるなぁ…
あっ、コーラ飲んでる…
ポテトが熱かったみたい(笑)
食べるのも忘れて、勇気さんを見つめてしまった。
『…ゆりちゃん』
『…はいっ?なんですか?』
『あんまり見られると恥ずかしいんだけど…💧』
『あっ…ごめんなさい💦』
『早く食べないと時間がなくなっちゃうよ(笑)』
『…はぁい。』
しぶしぶ食べ始めた。
一通り食べ終わり、休憩も終わりに近づいた。
お店を出て、勇気さんと街を歩く。
お店の手前で勇気さんに挨拶をした。
『今日はごちそうさまでしたっ。それじゃあ…』
楽しい時間はあっという間で、別れ際はいつも寂しくなる。
『うん。午後も頑張ってね!』
勇気さんはいつもアッサリ引いて帰ってしまう…
勇気さんは寂しいって思わないのかなぁ…
そう思ってるのは私だけなのかな…
その場に立っていると、
『…行かないの?行かないならこのままどこかに連れていっちゃおうかな(笑)』
イタズラっぽく笑う。
『いや…💦』
慌てて手を降ると
『…冗談だよ(笑)でも、そんな顔されたら抱きしめて離したくなくなるよ』
嬉しいけど、恥ずかしくて勇気さんを見れなかった。
『…ほらっ!行っておいでっ』
頭をポンポンと叩く。
触れられたとこを押さえながら、
『…いってきます(笑)』
元気をもらって仕事に戻った。
裏口に入るまで勇気さんが見ててくれた。
エプロンをつけて仕事に戻る。
気持ちにゆとりが出来ると、人にも優しく出来るものだ。
明るい接客ができたと思う。
勇気さんがいてくれると、毎日頑張れる気がした。
毎日が充実してる。
やりがいのある仕事、可愛い娘に、愛しい人…
こんなに幸せな気持ちでいいのかと、逆に不安になるくらいに。
…そんな時、勇気さんの出張が終わり帰らなければいけない日が近づいていた。
週も後半にさしかかり、勇気さんからメールが来た。
『来週の月曜日に本社に戻ることになりました。それでね、日曜日に結笑ちゃんと一緒に水族館に行きませんか?』
嬉しいことと、寂しいことが一気に押し寄せた。
勇気さんが戻ってしまったら、またぽっかり心に穴が開いてしまうのかな…
水族館…
勇気さんも気を遣って言ってくれてるんだよね…
私はワガママだよね…
勇気さんの奥さまも、お子さんも寂しい想いをしてたよね…
私はズルイよね…
勇気さんと気持ちが通じただけで嬉しかったのに、一緒にいたいと願ってしまう私がいる…
結笑…
こんなママでごめんね…
ごめんね…
勇気さんが気にせず戻れるように、出来るだけ笑顔でいようと思った。
まずは返信。
『はい。わかりました。向こうに戻ってもお仕事を頑張ってくださいね。水族館すごく楽しみにしてますね!結笑も喜びます。ありがとうございます』
心とは裏腹に、明るいメールを送った。
無情にもあっという間に時間は流れ、約束の日曜日になった。
少し早く起きてサンドイッチをたくさん作った。
荷物は多くなってしまったけど、結笑と勇気さんに食べてもらいたくて頑張った。
9時頃になり、ピンポーン…っと呼び鈴がなる。
結笑が走って玄関に行く。
ガチャ…
『お兄ちゃ~ん⁉』
結笑が驚いた声をあげている。
驚かせようと思って結笑には言ってなかった。
予想以上に結笑は驚いてくれたから面白かった(笑)
『やぁ、結笑ちゃんおはようっ!一緒に水族館にお魚に会いに行こうかっ』
『お魚~❤』
二人でキャッキャッしてた。
荷物を持ち、バスに乗りたいと言う結笑の希望でバスで行くことになった。
朝イチだからか、一番後ろの席が空いていてよかった。
結笑が真ん中をしっかりキープしてたっ(笑)
…他の人から見たら、私たちも仲の良い家族に見えたりするのかな。
『お兄ちゃん!手ぇ☺』
バスを降りて、水族館の入り口までにはしばらく距離があった。
結笑と勇気さんが手を繋いだ。
…結笑さん
あなた羨ましすぎますよ(涙)
勇気さんは左手に結笑、右手に荷物を持ってくれた。
…サンドイッチ、作らなきゃよかったな。
少し後悔した。
入り口に着き、待ってるように言われたので結笑と待っていたら、勇気さんがチケットを買ってきてくれた。
一切お金を受け取らない勇気さん。
なんだかいつも申し訳ないな…そんな気になってくる。
お昼にサンドイッチで挽回しよう!そう割り切り、水族館を満喫した。
大きなサメに結笑は怖がり、イワシの群れはキラキラしていて綺麗だった。
亀はのんびり優雅に泳いでいて、大人二人は『のんびりいいね』っと言って笑った。
日曜なので、人が結構いてまだ小さい結笑には見えないところもたくさん…。
その度に、勇気さんがヒョイっと結笑を抱き上げ見せてくれたりした。
天気も良いので、野外の芝生の上でランチタイム!
サンドイッチを出した。
ぱくぱく口にいっぱい頬張る結笑。
『慌てなくてもたくさんあるから大丈夫だよ!(笑)』
お腹がすいてたのかな~なんて思って見ていた。
『午後からは何をみようか?』
勇気さんが結笑に話しかける。
『ん~…イルカッ🐬!』
午後にあるイルカショーを観に行くことにした。
席がなくなると悪いからと言うことで、ランチを早々と食べ終わりイルカショーがやってるところに向かった。
結笑はよっぽど勇気さんを気に入ったのか、勇気さんにべったり…
父親が恋しいのかな…
ふっとそんなことを考えた。
勇気さんはうまく結笑に付き合ってくれている。
さすがお子さんがいるだけあって、扱いになれてるな…
なんてのも考えたら、更に胸がズキズキ痛んだ。
いけないっ!
今日は笑顔だぁ!
気を取り直して、イルカショーを楽しんだ。
『イルカさんイイコだったねぇ~☺』
テンションの上がる私。
『ゆえもイイコになる❗』
テンションの高い結笑。
そして、私たちを優しく見守る勇気さん。
楽しいな…水族館。
連れてきてくれてありがとう…
勇気さん。
館内にあるお土産売り場で、勇気さんが結笑に
『好きなものを一つ持っておいで!結笑ちゃんに買ってあげる』
優しく語りかける。
喜んだ結笑は、必死になってどれにするか悩んでる。
すると、勇気さんが私の方を向き
『百合ちゃんも一つ持っておいで(笑)百合ちゃんにも買ってあげる』
優しく微笑む。
『じゃあ…、勇気さんも一つ持ってきてください!私が勇気さんに買ってあげます(笑)』
ちょっと勇気さんをマネして言うと
『…ぷっ(笑)本当?じゃあどれにしようかなぁ~』
三人で必死に選んだ。
結笑は大きなイルカのぬいぐるみ。
私はクリスタル硝子の中にイルカが浮かんでいる、小さな置き物。
勇気さん…はイルカの柄のボールペン…?
『ちょうど会社で使うボールペンのインクがなくなってたんだぁ。だからコレにする!』
素で言ってる…。
『…えっ?それ会社で使う気ですかッ?!💦』
『んっ?どうして?おかしい?可愛いじゃんっ』
…天然ですか?
勇気さんが私の問いかけに不思議そうに答える。
『会社で使うのだったら、今度私がもっといいペンをプレゼントしますよ~💦』
勇気さんが私の頭に手をポンッと乗せ、
『いいものが欲しいんじゃなくて、これは百合ちゃんと結笑ちゃんとの大切な思い出だからいつも使っていたいんだよ』
どこか少し悲しそうな顔をした気がした。
結笑がイルカのぬいぐるみを抱えて走ってきた。
『お兄ちゃん、ありがとう❤』
『どういたしまして(笑)』
『このイルカさんね、ミミちゃんのお友だちにするの!』
『ミミちゃん??』
『うんっ❤ゆえのピンクのうさぎのミミちゃん!』
イマイチ訳がわからなそうな勇気さんに、私が付け足した。
『…結笑の宝物のお人形なんです。ミミちゃん。覚えていませんか?』
勇気さんをチラッと見ると、何かを思い出したような顔をして、
『…結笑ちゃんもまだ持っていてくれたんだね。そっか…宝物かぁ…嬉しいな…』
優しく優しく結笑を見つめる勇気さんを、私は愛しく愛しく見つめた。
二時頃になり、勇気さんに抱かれていた結笑がうとうとし始め、そのまま眠ってしまった。
すると、勇気さんが右手に持っていた私のカバンを
『…少し持ってもらってもいいかな?』
っと渡してきた。
『あっ…はい💦すいません、ずっと持ってもらっちゃって💦結笑まで…』
すると勇気さんがすぅーっと私の左手をとった。
ドキっとして、勇気さんを見上げると
『…やっと繋げた(笑)』
ニッコリとイタズラっぽく笑いながら言った。
…たまに見せる勇気さんのこのイタズラっぽい顔が好き。
勇気さんの左肩には結笑がもたれて眠っていて、右手は私と手を繋いでる。
私の左手は勇気さんと繋ぎ、右手にはカバンを持った。
しばらくそのままゆっくりと魚の群れを眺めてた。
『…大丈夫?荷物は重くない?』
心配そうに勇気さんが聞いてくる。
『これくらい平気ですよ(笑)結笑の方が重いもん!勇気さんこそ結笑が重くないですか?』
心配になり勇気さんに聞いた。
『全然っ!僕これでも一応、男ですから(笑)』
勇気さん…
あなたは私の心を掴んで離さない人…
心から大好きです。
そして、楽しい時間はあっという間に過ぎていく…。
明日の出発が朝が早いと言うことで、帰ることにした。
勇気さんは食事でもと誘ってくれたけど、寂しくなるから断った…。
明日からはもう会えない。
うちに着いてから、結笑と簡単にご飯を食べてお風呂に入った。
結笑を寝かせて、ふっと携帯を見ると勇気さんからメールが来てた。
『今日はどうもありがとう。すごく楽しかったよ。ペン大切にするね!』
胸の奥が苦しくなる。
『こちらこそ、今日はたくさんありがとうございました。結笑も、もぅ夢の中です(笑)私も買ってもらったイルカの置き物、大切にします!』
メールって便利だなって思った。
だってどんなに寂しくたって、泣きそうになったって、顔が見えないから相手にはわからないから。
『向こうに戻っても連絡するから。百合ちゃんも頑張ってね。何かあったらすぐに連絡するんだよ』
心配性な勇気さんに、寂しいなんて言えないよ…
余計に心配にさせちゃうから。
私は平気だよ。
今までだってそうしてきたんだからっ!
…でも、恋しいよ。
『大丈夫ですよ!勇気さんは心配せずに、お仕事頑張ってくださいね!私も連絡しますね』
奥さん待ってるよね…
きっと娘さんも、パパに会えなくて寂しかったよね…
勇気さんは私のものじゃない。
たまに忘れかけてしまう自分がこわい。
その日の夜は、勇気さんが恋しくてなかなか寝付けなかった。
勇気さんと過ごした時間が楽しかった分だけ、寂しさが押し寄せてきた。
気づいたら眠っていて、目覚ましの音で目が覚めた。
また前と同じ日常に戻っただけ…
自分にそう言い聞かせて、やる気を出した。
何も変わらないよ。
結笑を保育園に送って、仕事に行って、終わったら結笑のお迎え、ご飯食べて、お風呂に入って、寝て…の繰り返し。
なのになぜだろう…?
前は何も寂しいなんて思わなかった生活。
あなたと再会し、あなたと過ごした時間、あなたと交わした言葉、触れた感触、あなたの優しさ…
この街に来て三年間ずっと平気だったのに、あなたといた一週間が勝ってしまった。
あなたの胸へ飛び込むことも出来ず、あなたを諦めることも出来ず…
私は一体何がしたいのだろう…
お昼休みになり、携帯を見ると勇気さんからメールが来てた。
最近、携帯ばかり気にするようになったな。
前はそんなに使わなかったのに。
気づけば、暇さえあれば携帯を開いてる。
ただ一人の連絡を待って…。
『おはよう。仕事中かな?今やっと会社に着きました。少し仕事をしてから帰ります。』
着いたのは11時頃。
今は13時すぎ…
もう家に帰った時間かな?と思い、メールの続きを読んだ。
『来週、資料を取りにまたそっちへ行きます。』
わざわざ資料を取りに来るの?っと思っていると、しばらく改行した後に
『…何とか理由をつけて、百合ちゃんに会いたいだけなんだけどね(笑)』
イタズラっぽく笑う勇気さんの顔が浮かんだ。
…一人ひっそり事務所で笑った。
来週が待ち遠しい。
私って単純かな?
もう元気になってる。
会える日を励みに頑張れる。
詳しいことは、また近づいたら連絡をくれるとあったから、とりあえず
『お疲れさまです。わかりました。もう会えちゃうんですね(笑)楽しみにしています』
っと返信した。
さっきまで落ち込んでいたとは思えないくらいに元気になった。
ルンルン気分で休憩を終え仕事に復帰すると、その姿を店長がじっと見ていたことに、私は気づかなかった。
しばらく平穏な日は続き、とうとう明日…
勇気さんがこっちに来る日。
あまり時間がないため、またランチデートすることになった。
その日は朝から浮かれていたと思う。
店長が、
『今日はご機嫌だね』
っと聞いてきた。
『えっ…そうですか?』
なんだか気まづいので、話を変えようとすると
『彼とデートかぁ?』
店長は話題を変えない。
仕方なく
『えぇ…まぁ…』
っと答えた。
『ふ~ん…いいなぁ!若いもんわ(笑)』
おちゃらける店長に少しホッとした。
休憩になり、走ってまた前のファーストフードに向かった。
勇気さんに会える。
まだ勇気さんが帰ってからそんなに日は経たないのに、もうすでに恋しかった。
店内を見渡すと…いた。
また先に来てる。
目立つ人だなぁ…
カッコよすぎるもん。
勇気さんは書類を見ていた。
忙しそう…
なんだか申し訳なかったな…
罪悪感に胸が痛んだ。
『こんにちは』
私から声をかけると、いつもと変わらない勇気さんスマイルで迎えてくれた。
書類を鞄にしまい、二人で楽しいランチを過ごした。
ランチ少し早めに切りあげ、手を繋いでゆっくり本屋まで戻る。
すると…
店長がタバコを吸いながら裏口の前に立っていた。
なんで…
私の足が止まっていると、気づいた店長がまっすぐこっちへ向かって歩いてくる。
『よぉ!』
右手をあげて声をかけてきた。
『…勇気さん、こちらこの本屋さんの店長さんです』
紹介すると、勇気さんは優しく微笑み店長へ右手を差し出した。
『…はじめまして。吉岡です』
店長は勇気さんの握手の手をとらない…
『…あんたが百合さんの男か』
勇気さんは手を戻し、顔つきが変わった。
にこやかないつもの顔から笑わなくなり、目はまっすぐ店長を見ている。
『て…店長…!仕事に戻りましょう?』
私は重い空気に耐えられなくなり、声を出した。
店長は動こうとしない。
『…勇気さんも…お仕事に戻ってください…』
勇気さんを帰そうとすると、
『いや…店長さんが僕に話があるみたいだから。百合ちゃんは仕事に戻って?』
私には優しく微笑みかける。
でもそれがこわい…
私はどうしたらいいのかわからなかった。
『百合さんは仕事に戻ってな。』
店長まで言ってきた。
いくら上司の指示でも、聞くわけにはいかないと思った。
『…戻りません。店長が仕事に戻るまでは絶対に!』
ふぅ…💨っと、ため息をつく店長。
ゆっくりと話し出した。
『…お前さ、百合さんのことどう想ってるわけ?』
いきなり核心を…
勇気さんが真剣な顔で答えた。
『…失礼ですが、あなたに僕らのことに口を出す権利は無いと思うのですが?』
店長が鼻で笑う。
『はっ(笑)百合さんから聞いてないの?俺は百合さんが好きだって、本人に伝えたはずだけど。俺には真実を知る権利があんだろ?』
勇気さんが黙ってる。
店長が続けて
『お前、大人しそうな顔してよくやるな。二股?かみさんと子供がいて、よく堂々と百合さんと手を繋いでこの街を歩けるなッ!』
後半は声が大きくなった。
『…店長!勇気さんは悪くありません…私が悪いんです。勇気さんを責めないでください』
店長を止めたくて必死だった。
すると、勇気さんが重い口を開いた。
『確かに僕には妻と子供がいる事実は変えられない。』
私は耳を塞ぎたかった。
勇気さんの顔が見れない…。
『開き直ってんのか?』
店長が攻撃的に質問する。
勇気さんの答えを聞くのがこわくて、目をぎゅっと強く閉じた。
『店長さんは何か誤解をなさっていますね。』
『…何がだよ』
『僕には二年前まで家庭があり、妻も子供も確かにいました。』
『…………』
『…今はもう独り身です』
私は目をパチっと開いた。
『…どーゆことだぁ?』
店長も不思議がっている。
勇気さんが独り身…?
…なぜ…?
頭がパニックになりそうだった。
私が混乱しているのに気づいた勇気さんが、ゆっくり話し始めた。
『三年前、僕は家庭がありながら百合さんに惹かれていました。しかし、家庭も壊す勇気がなかったのも事実…。』
私と店長は黙って聞いていた。
『百合さんがこの街へ引っ越し、一年は普通に過ごしていたと僕は思ってた。けど…』
勇気さんに背中を向けたまま、意識だけが勇気さんの言葉に反応してる。
『妻は違った…。他に好きな人が出来たからと、娘を連れて出ていった。僕では家族を守れないと見限ったらしい。2~3日して妻の欄だけが記入された離婚届が届き、僕も記入をし判を押して提出した。』
嘘…。
そんな話は初めて聞く。
勇気さんはすでに家庭持ちじゃなかったの?
…確かに…
今思えば、三年前までしていた左手の結婚指輪がなくなっている…。
体の力が抜けた。
『あなたが気にしている二股疑惑は解決と言うことでよろしいですか?他には何か?』
勇気さんはニッコリ店長に笑いかける。
店長も驚いて言葉にならなかったようだった。
店長はくるりと体勢をかえて、裏口の前に立った。
『…他にはね~よっ。ただな…』
チラッと店長が私を見る。
『俺は諦めねーぞっ!百合さんのことを!これからもう遠慮はしねーから(笑)』
ニカっと笑い、高らかに宣戦布告をして仕事に戻って行った…。
ホッとしたような、気が抜けたようなでその場に座り込んでしまった。
すると、勇気さんが後ろから優しく腕を掴んで立たせてくれた。
『…大丈夫?』
『あっ…はい…』
なんだか気まづい雰囲気。
『楓から聞いて知っているもんだと思ってた。ごめんね…』
勇気さんが謝る。
『いいえっ!謝らないでください…』
勇気さんの顔が見れない。
『…どうしてこっちを見てくれないの?』
クイっと勇気さんが私の顔を自分の顔の方へ向けた。
『………っ💦』
言葉に出来ず焦っていると、
『…これで堂々と付き合えるかな?なかなかタイミングを逃してしまっていたけれど、僕と付き合っていただけませんか?』
真剣な顔で勇気さんが告白してくれた。
私は嬉しくて、安心して目に涙が溜まってきた。
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