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余裕を持った行動はしないのでしょうか。
ファミサポで預かってもらっていたのですが・・・。
この人はやめるべき?

無理しないでね

レス500 HIT数 176442 あ+ あ-

蜜( Ymr7h )
12/01/22 10:12(更新日時)

無理してないよ。。
無理しないとやっていけない時もあるよ。。

無理な時、誰か助けてくれるの?

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No.1159845 09/05/10 09:22(スレ作成日時)

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No.151 09/09/11 08:43
蜜 ( Ymr7h )

「うっ!そんなんしたらいってしまうわ」

いっていいんですけど。。。
そう思った。

「タエちゃん、エロいな」

客は鏡にうつっている私の姿を見て言った。

「エッチですよ私は。人はだれでもエロいと思う。ただそれを出すか出さないかの問題なんじゃないかな」

「タエちゃんはお金がほしいんかな」

客は唐突に言った。

No.152 09/09/11 08:50
蜜 ( Ymr7h )

お金はほしかった。
「もちろんお金はほしいよ。でもお金だけじゃない、何かを求める気持ち、お客さんに対しての何かの気持ちがあるからこういう仕事をしています。」

客は、へぇーという顔でうなずいた。

「俺、タエちゃんの事ある意味知っとるんだわ」

客は言った。

No.153 09/09/11 21:31
桜 ( 20代 ♀ EHABh )

>> 145 蜜より🙇 放置してしまいました。。もし、もし読んでくれていた方がいましたら本当にすみませんでした。 同じような事を繰り返し書いていて、無… 更新を楽しみにされている方がたすみません、レスを使ってしまって🙇💦

蜜さんはじめまして。
始めからずっと読ませていただいていました。同じようなことをと書かれてましたが、淡々とした文がかえって味になっているように私は感じます。とても読みやすいですし。

そして、人間観察というか、描写が上手いのだと思いますが面白いです。実話なのに面白いなんて失礼かもしれませんが💦

ぜひ続きを読みたいです。
気長に待ってますので、蜜さんのペースで進めていってください🎆
楽しみにしています😺

No.154 09/09/12 10:43
蜜 ( Ymr7h )

>> 153 蜜より🙇

桜さんへ☺

ホントにホントにありがとうごさいます🙇
その暖かいお言葉染みました😭

実話ですけど、面白いって言って頂けてうれしいです☺

言葉の裏にある本当の姿と言うものを上手く表していけたらと思って書いているんです🙇

考えすぎ💧と言われてしまえばそれまでなんですけどね😥

あまり体験する事ではないので共感と言うのは無理かもしれませんが、伝えやすく書いていきたいと思っていますので。。

どうぞこれからもよろしくお願いします🙇🙇🙇🙇🙇🙇🙇

No.155 09/09/12 10:57
蜜 ( Ymr7h )

たまにいる、こういうお客さん。

会った事あるよね?どっかで見かけた。知ってるかも?

まぁ私はどこにでもいそうな顔だ。

ただ、そう言って妙に親近感をわかせようとする客が嫌いだった。

「私、関西弁の知り合いいないんだ」

と言うと、

「いや、直接関わったのは初めてや。タエちゃん、前に客でビデオの勧誘したやつおらんかったか?」

あ。。。いた。

その人とこの客とどういう関係なのか。
あの客から何か聞いてきたのか。

私は色々考えてしまった。

いつの間にかサービスは中断していた。

No.156 09/09/12 23:59
蜜 ( Ymr7h )

この口調からすると、以前来た客の友達と言う感じではなさそうだ。

同僚?
部下?

客は遠回しに話をしてくる。

「タエちゃんは彼氏おるんか?」

は?
今そんな話してないし。
で、あなたは誰?

いちいち答えるのが面倒だった。

「あの。。まだ終わってないし、時間もなくなっちゃいますよ」

客は腰にタオルを巻き、タバコに火をつけた。

「サービスはもうええ。後でちょっとテストするわ」

テストやら良くわからない事を言っている。

一体何がしたいのだろう。

No.157 09/09/13 11:36
蜜 ( Ymr7h )

無言でタバコを吸っている客。

タオルを巻いて座っている私。

妙な空気が流れていた。

「私の事聞いて来てくれたんですか?」
「タエちゃんが来んかったから自分から来てしまったわ」

。。。

更に微妙な空気が流れた。

私が行かなかったから来た?
どこに?
。。。面接?
何の。。。?
あ、誘われて。。断って。。

あ!文句言いに来たのかも!

でもそれ位で?

私は沈黙の中考えた。少し怖くなってしまった。
表情も固くなっていた。

「。。。何か私悪い事しました?」

そう言うと、客は笑った。

No.158 09/09/13 11:58
蜜 ( Ymr7h )

「タエちゃん、さっきの大胆な行動はどうしたんや(笑)怖がることないで(笑)」

どうやら怒っている訳ではないらしい。
ハァ。。と私はうなずいた。

「私、AVやってた事あるんですよ」

客はニヤリと笑った。

「やっぱりな」

No.159 09/09/13 12:13
蜜 ( Ymr7h )

「ぶっちゃけタエちゃんスタイルも顔も並み程度やけどな(笑)自分を綺麗に見せようとする姿勢はわかるわ」

スタイルは決して良くないのは自分でもわかっている。

でも改めて指摘されると微妙な心境になる。。

「お客さんは前に来た方とお友達なんですか?」


「一応社長って呼ばれとるわ」


社長。。

No.160 09/09/14 08:48
蜜 ( Ymr7h )

話を聞くと、社長と言っても会社の社長のような地位ではなく、仲間の中のボス的な存在なので社長と呼ばれてるらしい。

「うちはな、趣味の集まりの延長みたいなもんでな。誰かが決めた事に動くんではなくて、皆で作りあげていきたいんだわ。で、今女の子を探しとるんだわ」


趣味にしろ会社でやるにしろ、AVをとるには女の子が必要だ。

自主制作をする彼らは、スタッフ兼男優兼スカウトといった所だろう。

社長は話を続けた。

No.161 09/09/15 08:46
蜜 ( Ymr7h )

「裸になる事もある仕事だからな、街で声かけたってOKする確率は低いやろ。時間の無駄なんや。風俗ならほぼ100%OKやろ。ただ性格がな。。。」


ワガママ、協調性がない、金に執着。

どれも風俗の子に当てはまると思う。

綺麗事かもしれないけど、私はその部類に入りたくなかった。

心まで変えてしまう裸の世界。

それでも何かを求めて、求められてはまっていく世界。


話は長く続いた。

時間ももうすぐ終わってしまう。

「そろそろ時間やろ。一時間延長や」

客は私に延長コールをさせた。


「タエちゃん大丈夫?何か関西弁で強引そうだったから」

フロントのスタッフは言った。

「見た目じゃないですよ、どこを見てたんですか?」

No.162 09/09/15 12:35
蜜 ( Ymr7h )

電話を切った後、客は笑いながら言った。

「何か言われたんやろ、大体わかるわ」

特に何を気にするでもないようだった。
「私、ここで働いて色んな人を見てきました。快楽を求めるって言うのは共通してますけど、体より心が皆さん疲れてますよね。見た目元気そうでも中身は接さないとわかんない。見た目だけで人を判断しちゃいけませんね。」


「客の事よう考えてるんやな。
よし!一本とってみるか」


社長が私の事をどう思ったかわからない。

ただ話が進んでいた。


私はこの出会いをきっかけにまたビデオの仕事をする事になった。

No.163 09/09/15 12:46
蜜 ( Ymr7h )

私のイメージを表現すると言う意味で、イメージビデオをとる事になった。


日時を決め、待ち合わせをした。


「信用しとるからな、バックレなしやで」


会って数時間しか経っていない私に信用と言う言葉を使った。

そんな簡単に使える言葉なのだろうか。

でも私はこの人を裏切ってはいけないという不思議な気持ちになった。


社長は結局三時間滞在し、射精しないまま帰っていった。


その日は淡々と仕事をこなし、客を体の快楽へ導いた。

No.164 09/09/16 08:47
蜜 ( Ymr7h )

約束の日は一週間後。

それまでの間、毎日社長から電話がかかってきた。

体調や精神面を気遣う内容だった。


優しいと感じるよりも、私は逃げないのに。。と感じていた。


毎日淡々と過ぎていき、約束の日が来た。

No.165 09/09/16 12:38
蜜 ( Ymr7h )

9時の約束で指定されていた場所に向かう。

着くと既に六人程の人がいた。


「タエちゃん、久しぶりやな、一週間ぶりや笑」


そこには社長に会う前に店に来た客もいた。


そこからワゴン車で少し外れた公園へ向かった。


「今日はな、タエちゃんの姿がとりたいんや。飾らないタエちゃんでいいからな」


車の中で社長は言った。


到着すると小さなカメラを片手に私を映し始めた。


ただ歩いているだけの姿。。

普通の会話。

カメラは回っていた。


「少し座ろうか」


私は緩やかな階段に座った。

私の向かいにカメラマンがしゃがみこんだ。


手で合図をしている。

「足、ちょっと、ひらいて」


私は足を少し恥ずかしそうに開いた。


何故か裸になるより恥ずかしかった。


公園の静けさとカメラマンとの1対1でのやりとりは、私を興奮させた。

No.166 09/09/17 12:11
蜜 ( Ymr7h )

好きな食べ物は?
好きな場所は?

普通の質問から、

初エッチはいつ?
好きな下着の色は?
とエロい質問に変わってきた。

「好きな下着の色はピンクかな。(ホントは黒)今日もピンクなんです」

かわいこぶって言ってみる。

「少しスカート上げて見せてみて」


私はスカートを少しまくりあげる。

お決まりのパターンだ。

「エッチだねぇ。。」

そんなやりとりをしていると社長がやってきた。

「タエちゃんのってきたな。そのノリで撮影つづけるか。今日はここまでだったんやけどな」

少し考えた。。

「無理せんでいいで」

社長は早速私の嫌いな言葉を使った。

No.167 09/09/17 12:33
蜜 ( Ymr7h )

このまま続けても良かった。

ただ私が断った時社長がどういう反応をするか見てみたかった。

「どうしましょうかね。。心の準備もありますし」

「そうやな、ご飯でも食べて送ったるか」

あっさりと社長は受け入れた。

本心だったのか。。
社長は悪い人ではなさそうだ。
今までの人とタイプが違った。


車に戻ると雑談をしながら引き返した。

和食の店へ入り皆でご飯を食べた。

そこでも笑いは絶えなかった。

この人達が少し好きになった。


「タエちゃん、バカばっかりの集まりやけど、楽しいやろ。でもやるときはやるで笑」

私も自然に笑顔だった。

No.168 09/09/17 12:40
蜜 ( Ymr7h )

食事を終え、また車にのった。

社長がまた話だした。

「なぁ、ここでちょっとやってみるか」
他の人は、面白い、タエちゃん次第と言い、私も何をするのか好奇心があった。

「どんな事するんですか?」

すると、隣にいた男性がバイブを取り出した。

「必需品でね(笑)持ち歩いてんの(笑)」

男性はスイッチを入れ、私の股に押し当ててきた。

No.169 09/09/17 12:48
蜜 ( Ymr7h )

私は軽く声を上げた。

「うっ。。そんないきなり。。」

「好きなんでしょこれ。」

男性はニヤリと笑った。

「手縛ったれや」

社長が小声で言った。

私の手は車の上部の手すりに縛り付けられた。

「やめて!!!」

私が叫ぶ。

恥ずかしさから来る言葉だった。

この感覚。。

高校生の頃にあった。。。

これで二度目だ。

No.170 09/09/28 08:41
蜜 ( Ymr7h )

恥ずかしさと興奮で私の心臓はドキドキがおさまらない。

男達は無言で私を攻め続けた。

私の声が響いている。
「はぁっ。。あぁ。。」

カメラの機械音と私の声が一体化していた。

No.171 09/09/28 08:49
蜜 ( Ymr7h )

イクと言う感覚より、おしっこが出てしまいそうな感じになってしまった。

初めから計画を立てている内容ではなかったので、余計に恥ずかしかった。

「あーだめ!!おしっこ出ちゃいそう!!」

「出して出して!」私の隣にいた男が言った。

数人の男が私のおしっこする姿を構えて見ている。。。

No.172 09/09/28 12:34
蜜 ( Ymr7h )

「もうやめて!」

私が叫んでも、男達はやめなかった。

「いいよ、出して出して」

男の声と共に、ついに出してしまった。
「おぉー」

と言う声。

皆が見ている。

恥ずかしい。

結局初めから素顔の自分を撮られてしまった。

No.173 09/09/28 12:49
蜜 ( Ymr7h )

その後週に一度ペースで撮影をした。

朝から車の中で移動中ローターを入れらたり、野外の撮影も多かった。

イメクラの仕事も順調にしていた。

ある時イメクラの店長が休みの日に私を見たと言ってきた。
「AVやってるの?」
AVと言うか。。

言葉につまってしまった。

「そんなに体使って体壊さないようにね」

店長はそんな声をかけてくれた。

「かけもちは禁止じゃないけど、あんまりね。。タエちゃんAVやってるのプロフにのせようかね」

その方が客を呼び込めるのはわかっている。
でもカメラが回っていないところでAVみたいな事をしても盛り上がらない。。

でも盛り上がらないのは私だけ。

店にとって私がやっている事は都合がいいんだろう。

No.174 09/10/05 08:50
蜜 ( Ymr7h )

帰る時、私の写真の下に、

「AV出演中!」

という紙が張られていた。

こんなでかでかと張られたら、レベルの大きいサービスを要求されるに違いない。

AVと言っても、芸能人並みに有名になる単体から、誰でもやる気があればできる、インディーズもの、企画もの、事務所も大きい所から小さい所までピンキリだ。

その中でも私は、誰でも~の部類。

あまり期待されても特別なサービスは出来ないのに。。。

No.175 09/10/11 18:00
タム ( 20代 ♀ dojKh )

主さんの更新を楽しみにしている方申し訳ありません💦💦

さっきこの小説を見つけて一気に読んでしまいました✨
すごく興味深い内容だし、小説としてきっちりとした文章だなと思います😍

更新楽しみにしています🎵

No.176 09/10/13 21:46
蜜 ( Ymr7h )

蜜より🙇

タムさんへ🎆

本当に本当にこんな不定期の更新の小説を読んで頂いてありがとうございます🙇
何とか完結まで書いていきたいと思っています🙇

淡々とした内容ですが。。

1日一ページ更新は当たり前になってしまってますが💧

読んで頂ける方に読みやすい文を書いていきたいと思っていますので、

どうぞ、どうぞ、これからも覗いて頂けたらと思います🙇

レス本当にありがとうございました😭

No.177 09/10/14 08:49
蜜 ( Ymr7h )

久々の1日休み。

数少ない友達の1人と会った。

どこか頼りない女の子といった気の弱い子だった。

その子も風俗をやっていた。訳ありで。
「ねぇ、少し疲れてるんじゃない?大丈夫?」

彼女は優しい言葉をかけてくれた。

「大丈夫だよ。そっちこそ大丈夫?」

彼女は首を傾けながら言った。

「何か店長私の事嫌いになっちゃったのかな。最近お客さんあんまりつけてくれないし、生理でも休めないんだもん」

彼女は店長の事が好きだった。店長は彼女の事を利用しているように見えた。

彼女に言っても否定されるだろう。だから私は言わない。
アドバイスや否定的な意見がほしい訳じゃない。

ただ話を聞いてほしいだけ。
優しい言葉をかけてほしいだけ。

そういうタイプの子だった。

No.178 09/10/14 22:38
蜜 ( Ymr7h )

「お客さんつけてくれないのに生理でも休めないんだ。何か嫌な感じだね」

と私が言うと、

「店長の事好きだし、私の事わかってくれてるし、必要とされてるって思ってるから嫌じゃないんだけどね」

と理解に苦しむ返事が返ってきた。

休めないから嫌な訳ではないのね。
言いたい事がわからないなぁ。。

と心で思っていた。

「何か私頑張りすぎてるのかな」

と彼女は言った。

。。。。

何て返したら言いのかわからない。

私に何て言ってほしいのだろう。

自分で頑張りすぎてると言ってしまっている以上否定的な言葉は出せない。

「うーん。。あまり無理しないようにね」

と言ってみた。

彼女は「うん」とうなずいた。

何て疲れる子なんだろう。

それに友達にさえ、こんな感情を持ってしまう自分が冷めているように思えた。

No.179 09/10/14 22:48
蜜 ( Ymr7h )

彼女は家庭環境が複雑らしく、私より前から風俗をやっていた。

風俗で稼がないと生活していけない状況におかれていた。


私にしてあげられるのは優しい言葉をかけてあげる事だけ。
彼女はそれだけでも満足しているようだった。

良く言えば素直。
悪く言えば単純。


こういう子がうらやましい。

素直に言葉を受け入れて何も疑わない子。

No.180 09/10/15 08:50
蜜 ( Ymr7h )

彼女は店に用があると言ったので一緒に行く事になった。

店は有名繁華街の風俗店。私が絶対に働きたくない土地だった。

店に入ると店長は私に軽く会釈をした。
彼女は甘えた感じで体をクネクネさせながら店長によっていった。

店長はクールに小声で話をしている。

異様な光景だった。
店長の態度はどう見ても彼女に好意は持っていない。

彼女は店長にお金を渡していた。見た限り三万程。。

そのお金が気になった。

No.181 09/10/16 08:34
蜜 ( Ymr7h )

話が終わり店を出た。

彼女にさっきのお金の事を聞いてみた。
「雑費分をまとめて払ったの。今月は多めに使ったからって言われて」


。。。騙されてる。
雑費はタオル、シャンプー、ボディソープやローションなど店で使うものを一律でその日に引かれる。

値段も1000円から2000円位で、雑費分を取らない店もある。
「毎日引かれてるんじゃないの?それ+あんなに請求されるの?」

私が聞くと彼女は言った。

「今月毎日出るからだと思うんだ。でもさ、そんなに無理して体壊さないようにねって言ってくれるんだ」

No.182 09/10/16 08:50
蜜 ( Ymr7h )

何て幸せな子。

疑う事を知らないのかしら。

優しい言葉には何の根拠もない。

根拠がないから私は鵜呑みにしない。

でもそんな事を言っても彼女は否定するだろう。

彼女は完全に店長に依存している。

何も知らない方が彼女にとって幸せなんだろう。

No.183 09/10/19 08:50
蜜 ( Ymr7h )

それからは彼女にお金の事は深く聞かなかった。

そもそもお金の価値観は風俗で働いている子とはあわない。
移動はタクシーが当たり前。
ブランドにこだわる。
毎日コンビニ。
身につけているものの高さ。

どれも私には当てはまらなかった。

ブランドに興味がなく、タクシーなどよっぽどの事がないと使わない。毎日おにぎりとお茶を作り、自販機さえ使わない、こんな私に三万は大金だった。

あっさり雑費分と三万差し出す彼女が信じられなかった。

No.184 09/10/19 12:51
蜜 ( Ymr7h )

私は帰りに店に寄った。

「タエちゃん、明日三件予約入ってるよ~、待ってるからね~」

内心あまりうれしくなかった。

楽しいはずの仕事。
必要以上なサービスを求められるであろう。

それをわかっていてする仕事は心の負担が大きかった。

No.185 09/10/20 08:47
蜜 ( Ymr7h )

次の日起きると気が重かった。

気分を軽くするため寄り道しようと早く家を出た。

大好きなシルバーアクセサリーを見に行き店員さんとあれこれ話した。

私物のネックレスも磨いてもらいキラキラよみがえった。

毎日身につけているシルバー。私にとってお守りのようなもの。
同じ物を毎日身につけている。

私は物をなかなか変えない。1つの物を長く使う方だ。

汚れたりしてもそれはそれで味がでる。
シルバーは特に私にとって大切なものだった。

No.186 09/10/20 12:29
蜜 ( Ymr7h )

ピカピカになったネックレスをつけて店へと向かった。

「おはよう。タエちゃん今日は予約が埋まりました!8時までだから七人入ってるからね。忙しいと思うけど、よろしくね。」

店長が出迎えた。

「15番角部屋でお願いします」

部屋は早く来た人から選べる。
角部屋は唯一畳とベッドがある広い部屋だった。

予約がある時は広い部屋を空けておいてくれる。

シャワーやタオル置き場も近く、長くいるには良い部屋だった。

部屋に行き、準備を始めた。

No.187 09/10/20 12:35
蜜 ( Ymr7h )

予約が入っていてもお客全員が満足はしていないと思う。

写真はかわいく映る。プロフィールは多少サバを読んでいるし、AVと言っても単体ではない。

反応は様々だった。
この日の客は風俗初体験ばかりだった。

No.188 09/10/20 12:46
蜜 ( Ymr7h )

一人目マット。

一人目からマットはキツイ。ローションを体にぬりまくり、なかなか落ちない為シャワーで時間がかかる。

「ねぇ。ここでくわえてよ。」

サービスが終わってからも客は求めてきた。

シャワーを流しながら私はくわえた。

「あぁ。。またイキそうだ。。」

恍惚の表情をしながら客は前後に腰を振った。

「こういうのも興奮するね。。あぁ。。イクッ!!」

私の口の中に、少なめの精液が溢れた。
「元気なんだね。こんなにでたよ。」

口の中から垂らして見せた。

何故かこの、タラーというのを客は皆喜んだ。

No.189 09/10/22 12:08
蜜 ( Ymr7h )

二人目。

入って来て早々に立ちフェラを要求される。

シャワーを浴びてないのに生は抵抗があり、会話しつつ口にゴムを仕込み快楽へ導いた。

このままイキそうな客をなだめてシャワーへ急いだ。

そこでも要求してくるフェラ好きだった。

既に口が疲れていた。

No.190 09/10/22 12:53
蜜 ( Ymr7h )

三人目。

素股中どさくさに紛れて入れようとしてきた。

「AVやってるんでしょ。少しだけ。」

AVをやっている=入れさせてくれると言う考えはどんなものか。。。

勿論拒否した。

「固いね」

と一言。

苛立ちを必死に抑え、素股を続けた。

「あーいっちゃうよ!!」


早くいってよ。。。

No.191 10/02/08 20:35
蜜 ( Ymr7h )

四人目。

いかにも初めてそうな人が来た。

たわいもない話をする。

「何やってる人なんですか?」

「大きな声では言えないけど、警察官なんだ」


本当か嘘かどっちでもいい。今はお客なんだから。

モノは小さく、肌は私より綺麗な子供みたいな警察官。


すぐに果ててしまった。

No.192 10/02/08 20:44
蜜 ( Ymr7h )

5人目。

そろそろ疲れてきた。。。

義務的な対応にならないように、とにかく笑顔でいた。

肌もかさかさ、顎も疲れて精神的にきつかった。

5人目を終えた時、フロントにコールをした。

「少し疲れてしまったんですけど。。時間ずらしてもらえませんか?」


対応は優しかった。

言葉だけは。


「大丈夫?無理して頑張らなくていいよ。五分位は来て待っててもらうから、少し休んで」

五分で休める訳ないじゃないの。

でも私は時間にルーズなのは嫌いだった。
人を待たせるのはもっと嫌い。

私が我慢するしかない。

ゆっくりとタバコを吸って気持ちを落ちつかせた。

No.193 10/02/08 20:51
蜜 ( Ymr7h )

六人目。


相当酔っ払いの客だった。


「たえちゃゎ~ん、ちゅーしてちゅー」

無理無理無理無理無理無理!


なんでお酒飲んでくるの!お酒飲んでたらなかなかイケないじゃない。。。


きっと明日には覚えてないんだろうな。

No.194 10/02/09 12:28
蜜 ( Ymr7h )

七人目。

最後のお客さんだった。

入ってくると、石鹸の香りが漂った。

「シャワー入ってきたんだ。」

客はそう言うと、すぐにプレイを始めようとした。

「シャワーでのお楽しみもあるのにな」私が言うと、客はすんなりシャワーへ向かってくれた。

石鹸の香だけでは騙されない。

シャワー室で洗いつつ、プレイを始めた。

No.195 10/02/09 12:32
蜜 ( Ymr7h )

「ここで舐めてもいい?」

返事を聞く前に私は中腰になりモノを舐めた。

風俗孃たえになりきっていた。

最後の客は必然的に気合いが入る。

No.196 10/02/09 12:47
蜜 ( Ymr7h )

客はあっという間に気持ちよくなった。
「こんなとこでそんな事したら…イってもいい…?」

私は返事をせずに続けた。

確信のない自信が私の中に湧き上がる。
二回いかせてみせる。

No.197 10/02/10 12:42
蜜 ( Ymr7h )

客は大量に放出した。

すっきりしたのか、狭いシャワー室で私の嫌いな事を要求してきた。

「ねぇ、ここで出してみて」

出してと言うのはあれしかない。。

そう。オシッコ。

「うーん。。今は出ないかも」

軽く受け流すと、部屋に戻ってからでもしてほしいと言われた。

最後に厄介な人が来た。。

部屋で出す位ならここで出す。

客は私の下半身を触り始めた。
次第に指を入れて刺激してきた。

「うっ。。」

私は高い声を出した。

多分潮をふくかもしれない。
冷静に思った。

No.198 10/02/11 16:07
蜜 ( Ymr7h )

客は満足していた。

私が必要以上に乱れた事で本来の要求を忘れているようだった。

こんな狭いシャワー室でなぜ私はこんな事をしているのか。。。

部屋へ戻ると客は私に覆いかぶさってきた。


この後は普通の恋人同士がやるような事を淡々とやった。

今日はこれで終わりだ。

疲れた。。。

No.199 10/02/11 16:41
蜜 ( Ymr7h )

片付けが終わりタバコ吸いながら考えた。

私は何でこの世界にいるんだろう。

ふと考えた時、始めて脱ぐという仕事を始めた時の事を思い出した。

あの時あの場所にいなければ、この世界を見なかったかもしれない。 私は性に対する興味が人一倍強かったんだろう。

借金があった訳でもない。

興味本位で始めた仕事。好きな事をしてお金になればこんな楽しい事はない。 仕事自体は今までと同じように気を使う事も沢山あったけど、思った以上に私に向いていたのかもしれない。

でも。。。 同時に失った物。

人を信じる事。 一つ一つの言葉が全て嘘に聞こえるようになってしまっていた。私の仕事に関わる全ての人。優しい言葉は私を更に人間不信にさせていた。

優しい言葉の裏には必ず何かある。

相手を思って優しい言葉をかけてるんじゃない。 優しい言葉をかけている自分は優しいと自分に酔っているだけ。

No.200 10/02/11 17:03
蜜 ( Ymr7h )

考える事も疲れてきてフロントへ行った。

きっと、「お疲れ様!疲れたでしょう。あまり無理して体こわさないでね。」 と言われるのだろう。

私が体を壊せば、利益にも関わる。

「たえちゃん!お疲れ様!!今日は稼いだね~。今日分だよ」

手渡されたのは6万2千円。予約の指名分が入っていたので、随分多かった。

お金手渡されると急に脱力感が来た。

「さすがに疲れてるね。無理して体こわさないようにね」

当たった。。。この言葉。。。

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