注目の話題
友達ってなんだろう
店員が水分補給してたら怒りますか?
20代のお姉さん

沙耶香の女装官能小説2(女王様と作家編)

レス321 HIT数 35215 あ+ あ-

作家
18/07/30 08:24(更新日時)

物語

わたし水越沙耶香(仮名)はスカウトした麗奈と共に暮らしながらモデルは二年目そして新たに官能作家の道を歩むことになるが隣の部屋に麗奈の後輩早紀が引っ越してきたからたいへん。
朝は淫らにフェラチオで起こされ三角関係はますます広がる。
しかし麗奈は私の担当をはずれ代わりに担当するのはお堅い真面目な美少女。また舞先生の教室に通いながら新たに築かれる性欲に餓えた人妻たち……。
さらに私をヘッドハンディングやスカウトしようとする女装レズ雑誌の美女やAV業界、テレビ局など。私はさらに道に迷い葛藤するなか性の道を模索する。
麗奈に黙り女装SMクラブ“ヴィーナ”の女王様(見習い)としても活動していく。

物語は前回からそのままの正当な続編。
女装小説ではありますがLGBTや性同一性障害などではなく著者が女性や女性的なモノに憧れる作品です。
何度も言いますが誤解なきよう願います。

17/12/08 07:46 追記
ちなみに著者は前シリーズ同様に男性です。

登場人物紹介

水越沙耶香(♂)
ソフトサディストの性癖を持つ女装。麗奈にスカウトされそのまま沙耶香として同居。サディストではあるが本格的なSMは実は苦手。だが麗奈や早紀から愛され神無月社長の女装SMクラブ“ヴィーナ”で女王様(見習い)も兼任。

矢口麗奈
沙耶香をスカウトした張本人。もとレズ。

ニノ宮早紀
麗奈の後輩。まだ未熟。

18/01/16 05:50 追記
登場人物追加設定

冴木流菜(るな)
麗奈や沙耶香が通うフィットネスクラブに通う人妻。沙耶香とセックスをしサインを求めるが実は彼女は……。

美如月愛那(みさらぎあいな)
麗奈に代わり沙耶香の担当になった早紀より年下。実は沙耶香の学生および郷里時代を知り下着泥棒をされた被害者。ただし個人的感情の怨恨はないらしいが……。

本田透子(透・♂)
早紀に過去にいじめられた女装初心者。

No.2571700 17/12/06 06:06(スレ作成日時)

投稿制限
スレ作成ユーザーのみ投稿可
投稿順
新着順
主のみ
付箋

No.51 17/12/17 15:26
作家 

白亜の宮殿みたいな豪邸には気品ある彫像や噴水があり初めて来た時と変わらないままありリムジンは玄関前で止まりドアを開けようとすると奈々が開け豪邸内へ招いた。
断るんですかと早紀はちいさく聞いてきた。
「あたり前でしょう。女王様なんてやる理由がないわ」
あえて前を進む奈々に聞こえるようにわざとらしく答えた。
「ですけど」
「なに」
「女王様する沙耶香さんを見たいかな、て」
とある扉の前を通り過ぎた時に以前のショーの時のような人の声が聞こえたがそこには行かないらしい。
招かれたのはティールーム。奈々はお茶やケーキを出した後に姿を消し安堵した。早紀はまだ言っていた。
「女王様したくないんですか」
「去年の撮影でしたし麗奈や早紀さんの前でもできるでしょう」
「んぅ……」
それは嬉しいが早紀は沙耶香は欲が少ないのではと思う。もちろん収入面を気にしてのプライドや相手へのバランスなども男としてはあるだろうがあまりに少ない。
そこへ神無月社長が奈々たち四人のメイドを伴い現れた。早紀はつい緊張が走るが沙耶香は一度目線を合わしたが逸らす素振りもある。
ラクにしなさいと言う神無月社長の言葉の後に私は呼吸をちいさく悟られない程度にしさっそく断る返事をした。
「社長、女王様の件ですが私は向いてないと思い----」
「断るの?沙耶香さんらしくない」
言葉を遮られわずかに躊躇いがあったが私は理由を述べた。
「私が求めるのは女性が性的快感に達する姿をプレイし共感し時に同一化し精神や心を通わす女装セックスです。それに本格的なSMは苦手です」
聞いていた早紀は声に出さずちいさく頷く。ひどい目に遭った……。
しかし神無月社長はさらに魅惑的に誘う。
「本格的なSMなどは慣れればできるわ。沙耶香さんはあなたなりの性の追求をすればいいだけ。だけど今夜のお話はそれではないわ」
それではないという話に私は耳を傾け驚くことを言われた。
「今夜は森村奈々、水谷理沙、紺野彩香そして星野麻由の四人をひとりずつ抱いてほしいわ」
え、と私と早紀が声を出したのは同時ななか神無月社長は奈々に問う。
「今夜の沙耶香さんの性行為は?」
あわわと早紀が慌てるなか奈々は照れなか答えた。
「先ほど二ノ宮早紀さまと一度だけのようです」
言わないでと早紀は羞恥に膝に手を置いた。

No.52 17/12/17 20:33
作家 

早紀が羞恥心にあるなか私の中に困惑が生じた。女装であっても性同一性障害やLGBTでなく性的にはノーマルであり神無月社長の側にいる四人のメイドはみな魅力的である。そんな私の気持ちを察するわけもなく早紀は囁く。
断るんでしょう。私や麗奈さんに悪いとかないんですか。
ないわけないがと迷っていると神無月社長はさらに好条件を重ねる。
「時間の許す限り沙耶香さんの望むシチュエーションやプレイで構わないわ」
早紀と一戦を終えたばかりにも関わらずショーツやストッキングの内で男性器は隆起していた。
わかりましたと承諾した私を早紀は睨むが吐息をついた。
シャワーを浴びさせてくださいと私は神無月社長にお願いし早紀には丁重にもてなしをしてくださいとお願いした。
「あ、あたしもシャワーをお願いします」
早紀は社長の前であるがこのままむざむざと沙耶香を取られないために挙手した。
私たちは奈々の案内により浴場に案内された。男女の区別がないのかあるいは女装者優先か知らないが早紀も入るように薦められた。
私は奈々に質問した。
「混浴ですか」
「ええ、ただし女装の方が優先とされます。このクラブでは」
淡々とした口調には嫌味はないがその瞳はわずかに私を一点に見つめていた。麻由もだが彼女もどういうつもりなのか。
入りましょうと早紀は素早く脱ぎバスタオルで身体を隠し誘う。全裸になり私もバスタオルで身体を隠しながら中に入ると驚いた。
「金持ちの家にあるライオンがいます」
「……なんか平凡な生活から離れそう」
「充分変態なくせになに気にしてるんです」
洗いっこしましょうと早紀は笑みしながら湯を出しバスタオルを鮮やかに取った。
「脱がしましょうか?脱ぎますか」
「脱ぐわ」
バスタオルを取りながらも女言葉だが裸体は男そのままでなんだか妙。だけど彼女は湯を身体にかけソープを手にし手や胸で触れてきた。
「ちょっと……」
「見えなくてもわかるんですね」
「わかるわよ。柔らかくあたたかいし」
背中に乳房が触れながら勃起してしまう。タオルで隠すが早紀は手を侵入させる。
「ダメ。さっきしたでしょう」
「ならこっち向いて言ってください」
やれやれと思い向き合い言うが罠であることに気づかず唇を奪われた。
「だから……ん!?」
「んぅ、目が見えてない沙耶香のおクチ」

No.53 17/12/18 05:16
作家 

唇を離し早紀を離す。
「もうなんでですか」
「なんでもセックスで解決しようとしちゃダメ。そんなんだから早紀のいいところが私、ううんまわりに伝わらないんじゃないかな。会社にも……」
「もう知りません」
早紀もまた私の頑固な性格を知ってるためか無理強いはしないまま身体を洗いそのままライオンの像がある浴場で浮いたり泳いだりじっとしてたりしていた。
私も身体を丁寧に洗いながらも男性器は適度に勃起していた。意思に関係ないから厄介。早紀は私を無視していたが早風呂な私は上がる。
「ちゃんと上がるのよ」
「は〜い」
返事はするもののちょっと声に反発があるようだが脱衣所に持ってきた下着や服の代わりにバスローブが用意され奈々がおり部屋に案内された。
「こちらの部屋であたしたちとおこなうセックスを……お考えください」
そこは多くの官能小説や官能劇画、セクシー写真集やフェチな雑誌などが棚にありもちろん女装雑誌もあった。タンスには下着がクローゼットにはいくつかのコスチュームがあった。
「早紀さんのわがままには」
「わかっております。お答えします」
奈々が背を見え退出するなか女王様候補の要望にはいたれりつくせりらしい。
バスローブは落ち着かないので下着はブラショーツキャミソールの三点セットを選んだが困るのは服。ここで眠るわけではないが上からパジャマを羽織る程度にした。
シチュエーションか。
本棚には中には絶版になったマイナーな本も多くあり目移りした。
暫し考えながらちょっとうとうとしたが冷蔵庫には飲料水もあり食事はメイドたちが用意してくれるともあった。こういう場にいると麗奈を忘れていた。
う〜ん悩む。
クローゼットのなかからあるコスチュームを出して着替えメイドを呼んだ。奈々である。
「お決まりになったようですね」
念のために私は聞いた。
「相手は私から決められるんですか」
ええ、と彼女は恥じらいながら私を見つめたが奈々をはじめの相手に選ぶつもりは残酷だがなかった。
「水谷理沙さんからお願いします」
「……はい」
奈々に案内されたのは学校の教室丸々を復元したような教室。ひとつの机には私と同じようにブレザーの制服を着けた理沙がいた。
お願いしますと彼女は頭を下げ奈々は去っていく。理沙は私を見つめる。
「奈々をはじめに選ばなかったんですね」と。

No.54 17/12/18 05:46
作家 

シチュエーションは「女生徒同士のレズ」ではなく「女装生徒の私をいじめる先輩にあたる理沙が逆に犯される」というもの。
私は机のひとつに席に着いておどおどするなか理沙が声をかける。
「あらまだいたの」
「せ、先輩」
「よく通えるわね。女装しながら女子高に」
「いろいろ事情が……」
「言い訳はいいわ」
彼女は放課後誰もいない教室で唯一私の正体を知り脅しながら愉しんでいるのだったという設定。
「見せて」
隣に座り彼女は私がスカートを両手で捲るさまを見つめる。
「あいかわらずオチ×チ×あるのね沙耶香」
「やだ……」
「一日中勃起してたのかしら」
演技の内に理沙の頬が赤くなるのが見えた。本気で興奮しているらしい。
「だってこれは……」
「どういう事情であれあなたは女の子じゃないのよ。女の子の制服や下着を着て学校にいるなんて。こうしてあげる」
彼女は大胆に両足を広げ純白の下着が見えるのも構わず白いソックスで私の下着の上に足を重ねる。
「変態のくせに勃起は一人前ね」
「んぅ……許してください」
ソックスの爪先や感触が女装校生の下着に包まれた股間を襲う。理沙の足はやや躊躇いや恥じらいがあるようでぎこちない。
「はあ……こんなことされて嬉しいの」
「う、嬉しくなんか。やだ……」
「また大きくなった。はあ……すごい」
理沙の瞳に恍惚感が宿り身体が熱くなってるような感じが見えた。わずかにスカートの下のパンティに淫らな沁みがあった。
「あら今日は我慢するのね」
少し気分が乗ってきたのか理沙は私を教室の角に誘いキスをしてきた。
「んぅ……変態な沙耶香ちゃんの唇を奪っちゃった」
「ああ……」
「嫌がってなんかないわよね?」
理沙の表情は少し変わり新人メイドをいじめる表情のようだ。しかしわずかに本音も見えたよう。
「キスしちゃった、奈々より先に」
「……」
奈々に悪いという気持ちがあるらしいが淫靡な性の世界の彼女はよりのめり込むように求める。パンティの内にある男性器に触れてきた。
「いつも我慢して大変……」
「っ……」
「オトコらしくないわね。沙耶香ちゃん」
パンティの上から艶かしい指で擦られ軽く悶えた。
「ああ……やだ。もう」
「ふん、なにもできないくせに」
なんですって……と私の呟きが合図で立場が変わる。

No.55 17/12/18 07:56
作家 

ち、ちょっとやだ。見えちゃう……沙耶香。
私は彼女を窓に押しつけいきり勃った股間をスカート越しに擦りつけ怒りをあらわした。
「よくもいままで言い様にやってくれたわね」
「な、なによ。悪いのは女装したあなたが……」
「だからなに?正体を偶然知ったからて辱しめをさせられて。わかる?どれだけ傷ついたか」
「さ、叫ぶわよ」
理沙の表情は演技とは思えない困惑さがあり窓に押しつけた姿態を観察した。シチュエーションがこちらの自由というのに懸念があった。
だけどプレイをしてる限りは引き下がれない。囁く私。
「叫ぶつもり本当はないんでしょう?」
「あ、あるわよ」
形のいい瞳が背にいれ私を睨むなか股間をぐりぐりと押しつけて擦る。彼女は甘い声を漏らす。
「っ……ああ……」
「さっきまで虐めてたオチ×チ×なだけよ」
「沙耶香……!」
「私は力を入れてない。振り払うなら払えば」
実際にたいした力は入れてないが彼女は逆らう意思はほとんどない。テストか試しか知らないけど乗りかかった舟から途中足を下ろせない。
んぅ……と彼女は頬に恥じらいの薄紅があった。
「水谷先輩」
「な、なによ」
「私のオチ×チ×に感じてるんですか」
「ち、ちがうわ」
そのわりに抵抗の意思があまりになくそっと髪やうなじ、耳に触れる。本当に嫌なら普通なら逃げる。
「んぅ……はぁ」
「ちょっとスカート上げるわね」
「や……!いや……見えちゃう」
窓の外にはほんの数センチ離れた白い壁しかなくもちろん人はいない。彼女の想像だろうか。
「見えるのは先輩のパンツだけです。憧れの先輩のパンツをみんなに見せてあげて」
「や…!やだ」
「可愛らしく白い太腿、純白なんですね」
「や……勘弁して」
瞳を潤ませながら懇願し足を震わせる。
なにかに見られてる視線があったがわからない。
私は彼女がどう責められたいか考える。プレイに熱くなり自分を見失ってはいけない。
「いや……」
本気の懇願らしい声が正気を保たせる。女性は相反する言葉と性的本能は男性より別らしいからわかりにくい。
「このまま私のぺニスを感じなさい」
「ああ……」
そっと抱きながら甘えるようにしパッドの胸とぺニスの股間そして手をゆっくり肩から胸元へ秘部へと抱いた。
目の前にあるのは白い壁。だけど向こうになにかある?

No.56 17/12/18 09:05
作家 

不意に壁が上か下かわからないが動き見えちゃうの意味が理解した。
鏡……?いや……。マジックミラー……。
AVにあるマジックミラーモノなら鏡の向こうに何も知らない通行人や一般人がいてそれで女優や男優などが興奮を高めていくもの。
何なの?
“わかるわけないわ”
また沙耶香が応えてきた。性行為の最中に最近はよく現れる。意識のなかに彼女は住んでいる。
「なら見えないようにしてあげるけどやられた仕返しはするわ
強引に私は理沙の股の間に膝をいれパンティを食い込ませた。
「ああ……んんぅ!?」
「この向こうに何があるの……」
ハアハアと吐息しながら彼女は知らないと答えた。ならばと次を考えるしかない。
「ちょっといや!」
私は机をひとつ動かしその上に彼女を座らせた。いやと言うわりに一室からは逃げない様子。あくまでプレイの一環なのか。私は冷たく指図する。
「……足を開きなさい」
「……はい」
「ちがうわ。膝を上げるの」
「っ……」
彼女の悔しがるような息の詰まりを感じながら机の下には偶然かあるいは用意されたモノか筆箱にノート、教科書、なぜか生理用品までがあった。
なにこれ?
ふと視線を上げれば理沙は視線が合うとわずかに逸らした。
試しに筆箱からペンを取り顔に近づけた。落書きなどするつもりはない。
「……」
「落書きはしないわ。安心なさい」
「っ……はぁ」
やはりテストか試しのような挙動が見られた。試しにペンで胸元をツンツンと触れると胸元がちいさく揺れた。
「あ……やめ…」
「やめるの?」
出方をうかがうと答えないように誰かから言われてる感じがあった。どちらにせよ最後までやらないといけないらしい。手探りでやる以外ない。
「水谷先輩」
「っ……」
「ん……」
「ん……はあ…」
ほんの数瞬にも満たないキスをしたが逆らう意思はもとよりないようだ。麗奈や早紀でも口で私を罵り変態だのなんだの言うはず。
理沙の表情が少し赤い。キスだけで感じたのではなく視線は少し蕩けているようだった。
「失礼しますね」
「っ……いや」
私は声を無視し純白のパンティの肉唇の膨らみにペンを進ませる。ツーと下着の前面に触れると肉唇の膨らみが露になり彼女の表情が変わる。眉間に皺を寄せ苦悶がちいさくあった。
「あ……ああ…ん」
「感じてる?」

No.57 17/12/18 13:21
作家 

先っぽが尖ったモノに感じているらしい。
ふと思い当たる。先ほど膨らむ股間を押しつけた時に彼女は抵抗を見せなかった。
「あなた先が尖ったモノが好きなの?」
「んぅ……」
「え……と理沙さん」
はい……と答えてくれた。素では答えないルールでもあるのだろうか。わけがわからないままペンで肉唇を責め淫らな沁みがじんわり浮き出てきており女臭が鼻腔をつく。
ふと教室にあるモノがあることに気づき手に取り教壇の上にM字に膝をし座らせた。
「や……沙耶香」
「これで身体検査をしてあげるわ。それに呼び捨てかしら」
「……さん」
「聞こえないわ」
沙耶香さんとようやく答えだが何かステップを踏んでる感覚があるがまだわからない。
手にしたのは教師が黒板に使う差し棒。お誂え向きに置いてあったとしか思えない。つーっと私はブレザーの胸元を差し示し言う。
「胸を見せなさい」
「ああ……はい」
「下着もちゃんと見せること」
「はい……」
特に手足を拘束してないのに従っている。だけど教壇や机の中にはたいしたモノは入ってない。つまりは目の前にあるモノで対応することらしい。彼女は徐々に吐息が荒く興奮が見えた。
「いかがでしょう」
差し棒の先で彼女の胸を触れ形が揺れたり先を弾く程度にし見つめる。
「悪くはないわ理沙さん」
「……」
反応が時おりないのは何かがちがう。手探りだから頭を悩ます。そのまま見えたパンティに差し棒を示すと声が上がる。
「あ……ああ…」
「感じるの?」
「はい……」
瞬間質問を口に出すか否かで迷うなか質問してみた。
「オナニーはいつもどうしてるの?」
「はい……指や」
「指だけ?」
「いえ……」
答えがなく差し棒の先端をぐりぐり肉唇へ押し沁みがさらに際立つ。
「答えなさい」
ルールがわからないだけによけい苛つく自分がいたが神無月社長の思惑がわからないが理沙は喘ぎ答えた。
「指や……ヒールで」
「ヒール?おしゃれね」
はいと答えながら喘ぎが混ざる。だが興奮は高まっているはず。
なにかするたびに何か迷わすようだ。
思いついたまま従った方が後悔がないかもしれない。
「理沙さんこれを使ってオナニーをして」
「え」
間違えた判断かもしれないが彼女に差し棒を渡し時が過ぎるのを待つ。
「んぅ……やります」

No.58 17/12/18 15:31
作家 

これがオッパイ、乳首……陰毛。クリトリス、お、おま○こ……。
彼女は恥じらいながら自らの身体の淫部を声に出しオナニーしていた。
正しくは私が差し棒を渡した際に身体の淫部を声に出すように指示していた。
しかしなぜか私は気持ちが沸々と沸き上がらないようだった。
なぜ?それは“見られている”ことを意識してるからいつものように気持ちがリラックスされ解放された気持ちではないからとなんとなく思う。
カメラの位置さえ見えないし……。
「いいわ理沙さん」
「んぅ……」
いくぶん彼女は性的に感じているものの私と同じで理性にとらわれている感じがあった。
少しばかり感情的に行うべきか……と思いながら理性がゆっくり止めた。
“あなたらしくないわ”
私の内の沙耶香は俯瞰で見てるらしく感情的な行動を止める。やむ無く考えて少し思うままする。
「理沙さん」
私は笑みした。
その直後だった。
とある別室で見ていた神無月社長と三人のメイドは驚きの声をあげた。
「ふたりがいません」
「森村さんよく探しなさい」
モニターを操っていた奈々に神無月社長は命じるが沙耶香と理沙の姿は見えない。
どこに……、と数瞬思った時に奈々が見つけた。
「いました!」
「どこに映しなさい」
いた、と麻由は呟く。
ふたりがいたのは単に鏡もしくは壁と机の間にあるほんのできた通路的なモノ。
沙耶香は理沙にフェラチオをさせていたが鏡にはわずかにしか映らないから盲点だった。
「沙耶香さんたら」
安堵するような気持ちがありながら神無月社長たちはほっとした。麻由だけはちがう瞳でみていた。
理沙はフェラチオをしながら聞く。
「くちゅくちゅ……はあ。なんでこんな真似するんですか……」
「犬みたいに四つん這いさせたこと?」
「ちがいます。はむ……んぅ」
「たんにカメラを意識したくないだけ……と思っただけ」
気づくとはじめは窓側だけ鏡だったが全面四方が鏡だらけになっていた。わずかな死角さえもないのね。
こうなったら覚悟を決めた方がいい。まだ三人相手しないといけないらしいがどこでギブアップするか……。
しかしさいわいに理沙の表情は紅潮がはっきり見えフェラチオさせなおかつ人目につかないことの背徳感はあったよう。額や髪に汗や体液が浮き出ていた。こちらもペースが戻りはじめていた。

No.59 17/12/18 18:32
作家 

私は挿入する前に理沙に聞いた。聞くとプライドが傷つくかもしれないけど。
「私みたいな女装に犯されて恥ずかしくないの」
机をふたつほどくっつけて簡易なベッドに見立て上に乗りこうなれば見たいなら見せてやる以外にない。辱しめがあるのか理沙は答えることを躊躇う素振りが見え差し棒を淫肉の膣内に挿入し刺激した。
「あ、あ…はぁん……」
「答えなさい」
「わ、私は……」
机の上に犬のように四つん這いにされいくつかカメラがあり誰が見てるかもわからないなかいくら男といっても外見は女装の男性に犯されるのは人並みなプライドがあれば許し難いものがあるはずだった。
理沙の答えを待った。彼女は差し棒の刺激のなかようやく口を開いた。舌が赤く湿り唾液が垂れていた。
「わ、私は……この“ヴィーナ”の女王様となる者に従うことが悦び……です。だ、だから沙耶香様がじ、女王様になられるなら……いかような辱しめも願いも受け入れます」
できすぎた答えのように思え絵空事とどこかで私の内は笑っていた。しかしそんな心情を察したのか理沙は丸い形のいいお尻を振り淫らな花弁を見せていた。
「どうか私めにお仕置きをください……」
「くっ……」
軽く唇を噛む思いがしたまだ一人目なのにペースが握られている。
しかし性欲は充分に回復し悶々としたままではこの場は終われない。やむなく机の上に乗り彼女の淫唇に勃った肉棒をあてがう。
「あ、あ……早く……沙耶香様のぺニスを……っ!いたい」
思わず私は掌で白いお尻を叩いていた。一言口に出した。
「喋りすぎ」
「そんなっ……」
「よけいなこと喋りすぎよ。そんなことではメイドや奴隷もつとまらないわ」
何かのスイッチが頭の内に入り彼女を見る目が変わった。
彼女は喋りすぎていたと思う。たぶんそれが気に障ったと感じた。しかもそれは大半が演技やうわべと見抜いたのかもしれない。
「なあに?喋れば私がやさしくすると思った」
「ち、ちがいます」
「何がちがうの。やさしくしてたらただ黙って従えばいいの?そんなのメイドや奴隷の価値さえないわ」
「っ……」
息を詰めるやり取りのなか私は眼鏡の内にある冷徹な瞳を輝かせゆっくり淫唇に挿入していく。理沙は呻く。
「あ……あうう」
「犬みたいに喚かないで」
「っ……沙耶香様」
答えず淫唇の感触を確かめ奥まで入れた。

No.60 17/12/19 05:51
作家 

さ、沙耶香様……。
いざ挿入しようとする直前に彼女は呼びかける。うんざりしながら答えた。
「なに?」
彼女は制服のポケットに隠し持っていた猿轡を私に差し出し言う。
「お気に召しませんでしたらふつつかな私めの口をこれで塞いでください」
猿轡を手にしながら考える。猿轡を持ちながらなぜ黙っていたのか。理沙の瞳は哀願にもあるいは私を査定するようなどちらの色にも取れた。調子が狂う。だけど相手にお願いされたら答えるのもサディスト。あまり道具は使いたくないがやむを得ない。
しかし猿轡をする前にキスのひとつくらいはいいだろう。眼鏡を外し交わした。
「っ……はあはあ。キスがいい……」
「んぅ……喋りすぎ」
ちいさく呼吸し猿轡を彼女にすると呼吸の音だけが教室を模した一室に伝わる。
ふうふう……ふしゅうふしゅう……。
「これで口は聞けないわね」
「ふしゅうふしゅう……ああ……」
唾液が美しい顎から垂れていき机を濡らす。調子が狂っているのは否めない。
私は再び彼女の淫唇に肉棒をあてがうと彼女は悶える。
「っ……んぅぅ」
「じっとなさい。また叩かれたいの」
「っ……ふしゅう…ふしゅう……うう」
彼女自身従っていいものかどうか迷いがあるらしいと感じた。テストか試しをしてる側なのに?
「挿入(い)れるわよ」
「っ……うう」
同意のない性行為を中途半端にしてる感じは否めないが淫唇は湿り淫豆は適度に剥れている。が犯していいのかと躊躇いがあっては払拭の繰り返し。
「挿入(い)れるわ」
ぐっと腰に力を入れながらも四つん這いになった彼女の腰を抱く。
「んぅぅ……はあはあ」
「嫌なの」
聞くと首を横に振りむしろ焦らされている感じがありもどかしい。わずかに目を閉じ考えた。
後へは引けない。
「っ……!?うううう」
気持ちと身体が同調してないまま躊躇いある挿入をしたが手は彼女の身体を離さないようにした。
非情に徹しないと。
「っ……!?う…うう…!?」
彼女の淫唇に挿入し無数の襞が絡みつくと感じた途端自ら腰をゆっくり振りだした。
「じ、じっとしなさい」
「ああ……ふしゅうふしゅう……」
しかし彼女は肉棒の快感を求めるのか額や髪に汗の飛沫を散らしながら呼吸と共に動き出す。
これは……。
肌と肌が触れ合う音が一室にばんぱんと伝わる。

No.61 17/12/19 13:52
作家 

あたたかいそしてやらしい。
里沙の花唇の印象が言葉少ないがそんな感じだった。彼女の喘ぐような呼吸音が室内に伝わり懸命に腰を振っていた。
「んぅ……うう…はあ」
まるで牝犬や牝馬のように喘ぎながら声は出せないまま。途端に膣内の襞は締め付けてきて思わず腰を引こうとすりが肌を彼女はすぐに合わす。
「っ……」
たいして息の合った行為とは言えないが通常の性行為の感覚は肌にあった。ましてや机を簡易なベッドに見立てたので迂闊に動けばふたりもろとも落ちてしまう。
「はあはあ……ふしゅう…ふしゅう……んん」
「なあに」
「んぅ…んぅぅ…」
いったん結合を解きたいらしく従ったが私は驚く。
「きゃっ……!?」
淫部にはカウパー液や愛液が垂れ熱いなか彼女は私を机に倒して馬乗りになった。なんなの!?
しかし彼女は馬乗りになり呼吸を懸命にし挿入しようかどうか迷う苦悶の表情があった。落ち着きをなんとか戻し声に出した。
「挿入(い)れたいの?」
こくこくと小さく顎を動かすさまに納得するが性的興奮と理性が混乱し自分から口を聞けなくしているからコミュニケーションが取りにくい。
これだからSMは。猿轡ひとつで苦手というかやりにくい状況を心のなかで罵る。
「挿入(い)れなさい……」
ペースをこちらのモノにするチャンスがまるでない。そもそも里沙を相手にしたことはないのだから当然だがあと三人控えている。
「ふしゅう……ふしゅう……っ……!」
「無理しないでいいの。私は早紀さんと一回してるからすぐに果てるから」
もともと一、二回程度しか精力はなく稀に長時間や複数回できるがそれは女装という姿で性行為をしてるかららしい。
里沙は猿轡のままさながら馬に乗ったまま腰を揺らし落ちそうになり慌て支える。
「ちょ……あぶない」
「んん……んぅんぅ」
「セックスしたいのはわかるけど机の上はあぶない。椅子の上なら支えられるから」
膣内ではずぶずぶと陰茎を飲み込む感触があるなか里沙に振り回されぱなっし。頷く彼女と再度結合を解きながら椅子の上で再び彼女は私の淫部に腰を落とす。
セックスにスリルを求めてると思ったがそれはちがうらしい。彼女もまた私を手探りで見極めようとしている?
「……さま…んんぅ」
沙耶香さまと言っているらしいが愛液やカウパー液で淫臭を放ち再び膣内に飲み込まれる

No.62 17/12/19 18:45
作家 

これでは犯しているのか犯されているのかわからない。椅子の上ではふたりして転がり落ちそうなのでやむ無く床の上でしようとしたら麻由と綾香がマットを敷いてそのまま姿を消した。
やはりカメラから見てる……。
「………さま…はあはあ」
慌てないでとおそらく何度か結合を重ねながら性的快感は高まっているらしかった。そのまま仰向けになり何度目かの挿入を繰り返す。
「っ……ふしゅう…はあ…」
「無理しないで」
それは私も同じだった。いくら女装の性癖でも勃起は無制限にできない。射精感を感じながらも結合が解かれては少なからず萎えてしまい萎えては勃たせないとならない。理沙は眉間に皺を寄せ私の腰に手をやりずぶずぶと女陰を開かせ挿入していく。息が荒く乳房が制服や下着をはだけ揺れている。
「ああ…はあはあはあ」
彼女の視線は私を一点に見つめていたかと思うと自ら腰を揺らし膣内の襞と共にぐっと肉棒が堅くなった。
「っ……ああ」
「自分からしたかったの」
こくこくと頷きながらも何かを確かめ問うような瞳に見えた。身体が何度目かの結合と萎えては勃起を繰り返したことで身体が熱い。声が漏れた。
「っ……はあっ……」
脱水症状を起こすかもと胸の動悸や脈が身体中で打つように錯覚した。教室を模した一室なのに時計はない。すると理沙は猿轡に封じられた口からとろりとろりと粘液を含む唾液を落とし私の口に滴らせた。
「あ……ん」
「う、うん?」
「もう少しちょうだい……」
頷き彼女は馬乗りのまま唾液を与えてくれた。唾液でもわずかに喉が潤い身体が安心したと思った時に下半身の熱さを感じてしまう。
「っ……イク……」
汗や体液で上半身は制服やブラジャーを濡らしたようになり身体の上と下で熱が逆転したようだ。ほとんど肉棒にしか熱がいかない。男性器から熱を放出しない限りは身体は再び脱水症状を伴う。
「いい?イッていい」
「う…ううん!!」
「もうダメっ!イッちゃう……」
瞬間マットの上でふたりの身体は痙攣しながら果てていく。身体中の毛細血管が開いたようになり私は睾丸からの射精感に堪えきれず背を両の手で踏ん張り理沙は天井を見ながら猿轡の口のなか呼吸が喘ぐようだった。
若い膣内には白濁とした精液が彼女の身体の内に脈打つままあった。
互いに吐息をしどれだけの時間が過ぎたかわからなかった。

No.63 17/12/19 20:25
作家 

なんとも中途半端な性行為と我ながら思う。
理沙はそんな思いを知らずにどこからかメイド服を出し着替え一礼をし退出しようとするのを呼び止めた。
「沙耶香様何か」
私は机の下に大学ノートが一冊あることを見つけペンを走らせ一枚破り内容を見せた。内容は次の相手との性行為だった。頭を下げる理沙。
「配慮します」
「待って、あなたは私に何を伝えたかったの」
退出しようとする彼女は振り返り見つめ答えた。
「沙耶香様は奈々をどう思っていますか」
「奈々さん?理沙さんの側にいる彼女のこと」
躊躇っていると彼女はメイド森村奈々の胸の内を伝えた。
「奈々はあなた様をお慕いしてます。だけど沙耶香様は一向に屋敷をたずねないひどい方です」
去り際の彼女の言葉が彼女からの本心だったようだ。
しばらくは待つように指示されたが制服姿で軽く仮眠した。たいした射精ではなかったが体力の消耗が著しい。眠りについた……。
沙耶香様起きてください。
目の前にいたのは次に指名した紺野綾香。いくぶん大人ぽさがルイに似てなくもない。
案内されたのはOLのオフィスを模した一室。OLの制服と下着に着替えるように命じられた。オーソドックスな制服だが下着は明らかにランジェリーと呼ばれるタイプに近く色は上下ピンク、ストッキングは黒。
「シャワーは?」
「申し訳ありませんが私共の相手が終わるまで我慢してください」
彼女は躊躇いなく側で同じように着替えながら冷たく伝えた。
ブラジャーやショーツは慣れた手でつけストッキングは丸めてから爪先から通す。制服は上からつけスカートはキツいかなと思ったら意外にぴったりな感じ。すでに着替え終えた綾香が言う。
「少しメイクを直します」
「ん……」
化粧品の匂いが鼻をつき替えたばかりのショーツの内で勃起は再び始まっていた。綾香の大人の女性らしいフェロモンと化粧品の匂いが重なる。メイクを終えた彼女は言う。
「私から責めてよろしいんでしょうか」
「希望は理沙さんに渡して見たのでしょう。嫌がることを神無月社長やあなたたちがしないことを信じるだけよ」
口ではそういうが実際は強がりもあった。性的興奮と素の自分との間に埋められないギャップがあった。
綾香は言う。
「理沙が失礼しましたことを主に代わり謝ります」
ほんの少し気持ちが一言で軽くなった感じがした。

No.64 17/12/20 06:46
作家 

水越さん終わった?
綾香はしばらくしてから声をかけた。私は手や肩を震えさせ答えた。
「ま、まだです」
「あら感じてるのかしら。ここは」
椅子に座る私を背後から抱きながら先輩OLに扮した彼女はタイトスカートをゆっくり上げ椅子を引くと共に外に晒した。そこにはショーツとストッキングに包まれた隆起したペニスがローターと共に振動していた。ショーツの表面はじんわり湿っていた。
綾香は妖しく笑みした。
「こっちが気になって仕事ができなかったのね」
「ああ、許して」
「男性であることを黙ってあげている私にそんな風に口を聞くなんて」
前回のプレイ同様に『女装した私を綾香は秘密にしながら彼女は私を虐めるが逆転していく』パターンだが私は先ほどの失敗を踏まえローターの装着をお願いした。
彼女はストッキング越しに長い指で触れカウパー液を確かめる。
「もう濡れてやらしい」
実際彼女が再びこの一室に現れるまでしばらく私は放置されてローターはリモコンでストッキングとショーツのクロッチにあたる睾丸で振動していた。
「ああ、許してください綾香先輩……」
「いつも誰があなたのそのオチ×チ×から性欲を満足させてるの」
「あ、綾香先輩です」
「わかってるじゃない」
彼女がここSMクラブ“ヴィーナ”で女王様をしてるだけあり貫禄や魅力があった。
「も、もう帰っていいですか」
「書類もできてないのに」
「か、身体が……」
綾香の瞳はややつり目でちゃんと私を下に見ており淫部をわずかに頬を赤く染めていた。彼女は私に命令した。
「ならオナニーをしなさい。そしたら帰してあげる」
「ひ、ひどい」
「なら正体を会社にバラすわ」
ストッキングとショーツに指を触れカウパー液の匂いが沁みと共にショーツを濡らし吐息がこぼれる。当然私は本当のマゾではなくあくまで女性としての快感を同一視や共感することで性的に自分を高めていく。
ただ虐めるだけのサディストではいけないのが内にある信条であり女性とどこまで感覚や気持ちを共有できるかである。
「ごらんください綾香先輩……」
「綾香様」
さすがに女王様をしてるだけあり声や表情に威圧感がある。ただし綾香もまた女装ではなくれっきとした女性である。呟くように答えた。
「あ、綾香様……」
「本当水越さんいえ沙耶香さんは可愛いわ」

No.65 17/12/20 12:59
作家 

ローターの振動をショーツの生地越しに感じながらイッていいのだろうか。
綾香の瞳は私を下に見ながらも熱く蕩けそうな感じが伝わる。
「んぅ…はあ…はあ…」
「感じる?」
「え、ええ」
綾香は呟く。
「変態ね。だけどイッてはダメよ」
適度に挑発しながらイッてはいけないことに安堵した。まだ綾香の後に二人控えているから。
「ああ……」
綾香からは女性らしい甘く興奮した声がこぼれている。私はちらっと見つめた。
「綾香様」
「あ、はい」
「あら様付けな先輩なのに途端に可愛いらしくなったわね」
むっとした表情を見せ反発して見せるのは女王様を演じてるだけある。
「イカない程度にオナニーしなさい」
「……はい」
ローターの振動がランダムになり〈強〉〈中〉〈弱〉が襲う。リモコンを持ってるのは綾香だろう。睾丸にあるローターは刺激を与えては弱まるの繰り返し。
「っ……!」
「イッてはダメよ」
吐息し牽制しないと駆け引きの後に立場を逆転しないとならない。だけど相手は仮にも女王様経験者。どうしよう。
「イッたら……お仕置きですか」
甘えるような上目遣いで問う。身体は熱くなってカウパー液は亀頭を湿らす。彼女は少し驚きながら答える。
「え、ええ……」
戸惑いがあるのは奴隷の立場の私がそんなこと言うのは経験にないからだろうか。そっと椅子から立ち上がり甘えてみせた。
「綾香様……」
「座ってなさい」
毅然とした姿勢を示すのは女王様らしく共感したが逆らい反発しないと逆転はない。
「……はい。だけど綾香様が興味あるのは私?それともコレ?」
ローターの振動で揺れる隆々とした肉棒を示すと頬が真っ赤に見えるくらい紅に染めた。
「っ……な、なによ」
「どちらですか?もう下着のなかで私のオチ×チ×暴れそうです」
「っ……んぅ」
彼女は制服OLのまま少し太腿を閉じるように戸惑いをみせた。少しチャンスが来たように感じそれに従う。
「触ってみてもいいのですよ」
「あ……」
そっと彼女はぺニスに触れるために上体を屈めないといけない。女王様としてではなく女性としての面を見せはじめていた。
どうぞ、お触りください。
まだ彼女が女王様なのでへりくだりながらも機会をうかがう。里沙とのプレイの時は掴めなかったペースが見えてきた。
綾香の表情は興奮を抑制している

No.66 17/12/20 15:01
作家 

触れてはいいけどイカしてはいけませんから。
ハッと私の言葉に綾香は気づく。まんまと術中に嵌まったことに。
「綾香様触りたいですか」
「沙耶香さん。あなた」
ぐっと彼女は袋小路に嵌まらせたことに気づく悔しさと堪えがあった。だが触れても相手をイカしてはならないのは互いにぎりぎり限界の境界線なのだ。再び私は立ち上がる。
「このまま綾香さんの身体でイクこともできますがそれでは神無月社長は納得しないでしょう」
「それは……」
「どうなの。はっきり答えないならあなたに触れることなく一回イクけど以降の行為ができるかわからないわ」
これは賭けだった。駒は私自身と綾香。もちろん早めに行為を終えるつもりはないが目の前の異性に触れられないのは避けたい。
“よくやるわね”
私の内の沙耶香が浮かんでは消える。
綾香の瞳にはっきりと動揺の色が浮かぶ。女王様としての主導権がふたりの間に揺れている。彼女たちは私を試している限りは必要最低限射精の体力を保たせるはず。
彼女は思い切った口を開く。
「私が二回沙耶香さんを射精させてその後もできたらいいわ」
確かにSMプレイにおいては必ずしも互いの性交が必要ではない。まだ女王様としての威厳を保つプライドが肌に伝わる。
しかし私はわざとらしく吐息をつく。
「すでに私は早紀さん里沙さんと二回してるわ。さらに二回してあとふたり相手したら計六回。体力の前に意識が落ちる可能性もあるわ。男性の体力と意識は必ずしも合わない」
「……」
「意識が落ちた私の回復を待つ手はあるかもだけど私にもプライベートやお仕事があるわ。支障が出るのは避けたい」
取り引きだった。先ほど駒に喩えたがほんと盤上に立っている気持ちや興奮、緊張が性的快感と共に襲い支配する。彼女にこれ以上ローターのスイッチを押される前に勝負に出た。
「悪い話ではないでしょう。互いに無益な争いは避けない?」
勝負に出ると同時に女王様主導権争いを放棄すれば選択権は数えるほどもない。
「っ……沙耶香さん」
「抱かれる気持ちはついた?」
「……はい。従います」
彼女が手の内にあるローターのリモコンを示したことに内心安堵した。一方でヒステリーをされローターでイカされてたら勝負自体は負け。だけど綾香が神無月社長から叱りをくらう可能性もあった。
SMは主導権を握るまでも難しい。

No.67 17/12/21 05:45
作家 

脱ぎなさい。
綾香の制服の下にあったのは豹柄の下着。
「その下着は趣味?」
「ええ、ちなみに私は神無月様に見初められるまでレースクィーンでした」
「喋りすぎ。だけどコレに触れていいわ」
ところがこれが失敗だった。男性器の敏感さを失念していた。
綾香の指が触れた時にびくんびくんと脈打ち射精した。
「あ……」
「気にしないでいいわ。私自身の体力のなさよ」
言い訳に過ぎないが彼女を悪いと責めるのは個人的感情によることでしかなく信念に反する。
しかし綾香は興奮してるのか膝まずき熱いが萎えたぺニスを撫でる。
「触っていいですか」
「いいけど痛くしないで」
はいと彼女は驚くくらいに素直だがSの女王様を演じてるM気質なのだ。ならば好きなようにさせ淫らにさせてあげるのが温情だった。
「自分の身体を弄りながらオナニーしなさい」
「はい。あの……オッパイを」
「そうよ」
蕩けるような瞳から少しアイコンタクトされた感じがした。なんだろう?淫語だろうか。少し考えてから口に出してみた。
「私のコレはなにかしら?」
ショーツに包まれた男性器を示す。頬が赤い彼女はゆっくり呟く。
「お……オチ×…チ×……」
途端に羞恥心から頬が真っ赤になり足を内股にし床に座ってしまった。見た目が強気なだけにギャップがあり麗奈に似た面影を重ねる。
麗奈、彼女はいまどうしてるのか。ふと思い出すが目の前のプレイに集中しなくてはいけない。
「もう一回言ってみなさい」
「お、オチ×チ×」
「ならあなたの胸にあるのは」
「お、オッパイ。はしたないオッパイです」
淫語を発するたびに彼女は抵抗をなくしていく。マゾとはこういうものかと実感する。
言葉で責め自ら淫語を口にし内股を閉じるくらいの辱しめ。
「立って足を広げなさい。オチ×チ×は弄っていいから」
音もなくゆっくり立ち上がり太腿が露になる。掌は私の淫部に添えゆっくり撫でる。
「んぅ……」
「ああ……」
「クロッチを見せて」
ゆっくり腰を前に持ってきて沁みが下着に見えていた。しかし私は彼女を優先させた。
「オチ×チ×を勃たせて」
勃起すればするほど気力や体力を失うがプレイに集中することで自分を保つしかない。
しゅっしゅっくちゅくちゅと彼女は興奮を抑え気をつけ触れていた。

No.68 17/12/21 12:34
作家 

ぴちゃぴちゃくちゅくちゅじゅるじゅる……。
従順になった綾香は時折上目遣いに私を見つめる。喋りすぎと言われたことを気にしてる節が見られた。
気持ちいい反面難しい。責めることではなく接し方。考えて指示を出す。淫欲に溺れてはいけないと理性が訴える。
「足を開きながら綾香さんあなたは自分がしてることされてることを口に出しなさい」
はいとフェラチオの息継ぎの合間に返事し太腿を開かせ私の爪先が豹柄下着の淫部に触れる。
「んぅ……沙耶香様の足が……く、クリトリスを…」
「はっきり言いなさい」
「クリトリスを……し、刺激しています。あ…はぁはぁ」
爪先にじわりと湿る感覚は伝わるなかこちょこちょと軽く弄る。吐息が彼女から漏れる。
「あ……いや…」
「足ではいや?」
豹柄のブラジャーに包まれた胸に触れ人肌の体温を感じる。
「い、いえ……」
「イカさない程度にオチ×チ×に奉仕しなさい。あなたのおま×こは後で見せてもらうわ」
かあっと頬が赤くなり淫語に反応しながらフェラチオを続ける。
「ん、ん、沙耶香様のオ×ン×ン……おいしい……。あン、おま×こが爪先が……」
「下着が湿ってきたわね」
「ああ……ハイ」
びくんびくんとフェラチオされた肉棒がさらに反応し射精したがってるのがわかりあまりフェラチオされると再び射精してしまう恐れがある。吐息し言う。
「いいわ。今度は私がするわ」
「ああ……そんな」
「このオ×ン×ンは誰のモノ?」
彼女は俯き羞恥心のなか答えた。
「さ、沙耶香様のモノです」
彼女をオフィスの机に上げて仰向けにさせ豹柄のパンティの上から淫唇を弄ると桃色の声を発した。
「あ……ああン」
「聞いていい?」
「ああ……ハイ」
「ここではあなたが女王様をつとめているのよね」
M気質な女性が女王様を演じるのはどんな気持ちなのか好奇心があった。
「女王様はどんな気分かしら」
「……んぅ」
「答えられないなら構わないけど」
「も、もっと責めてくれたらお答えします……お願いします」
指では不十分なのだろうか。自分の手元には先ほどまで責めていたローターがありスイッチを〈弱〉にし下着の内から浮き出た淫唇にあてがう。
「んぅ……ああ!」
「気持ちいい?」
ハイ……と吐息と共に返事があり胸がちいさく揺れていた。

No.69 17/12/22 05:43
作家 

責めるのは気持ちいいですが責められ虐められる方が気持ちいいです。
ローターと指、舌で責められた綾香は腰を上下へ動かし胸が揺れるなかそう告白した。顔は見えないが羞恥心をあらわすように淫唇はパンティのクロッチや生地を湿らせていた。
「あ、あ……んん」
「気持ちいい?」
「指を……」
「指がいいのね」
コクりと頷く顎が見え愛液を生み出す淫唇へ指を這わす。まるで赤貝のようで性欲をそそり口をつけると悶える彼女。
「あ…!はぁはぁん」
「女王様より責められた方がそんなにいい?」
「はぁ、はあ……ハイ」
「だけどまえにステージを見たけど女王様のあなたは素敵……」
「そんな……あ、ありがとう…ございます」
淫唇に口をつけ指と共にに弄りながらお尻に指を這わすと腰を引いた。
「あ、あ……あ」
「なあに。はっきり答えて」
綾香は外見の強気なのと裏腹にはっきりしないところがある。本質だろうか?
彼女は自分の指を顔に近づけ羞じらうなか答えた。
「お、お尻は……」
「お尻はなあに」
「お尻はまだ……誰にも触らせてないのです」
「お尻は処女なのね」
ハイと彼女は頷きながらも瞳には興奮と怯えがあり考えた。
「いいわ。責めないわ。痔にでもなったたらいけないし」
「ああ、あの沙耶香様」
「なにかしら」
彼女はもじもじとしながら大人びた外見に似合わないことを口に出し始めた。
「わ、私の……おま○こ……右が……右の陰唇が少し大きいようですが。へんではないですか」
ちらっと彼女の顔と陰唇を見比べてしまい羞じらうのはわかるけど私は女性ではないし意見を求められても困ると思いながら答える。
「へんじゃないわ」
「だけど……」
麗奈や早紀とは違う形で彼女が羞じらいを覚えるタイプとはわかり喩えテストであっても答えないよりはマシだろう。我ながら単純かつ馬鹿。
私は机に仰向けになる彼女を起き上がらせショーツの右側から出した私の肉棒を見せる。
「見なさい」
「ああ……立派」
「ちがうわ。よく見なさい、私のオチ×チ×は下着の右から出す癖がついて左に少し曲がってるの。もしかしたらちいさい頃からかもしれない」
彼女は何を言われているかはっきりしない表情だが比較的なんでもはっきり口にするタイプと察する。
「いい?人間の性器にへんなところはないわ。自信持って」

No.70 17/12/23 06:23
作家 

綾香さんこれを見て。
私は制服姿でなおかつ中身はブラジャーとショーツそして下着の中からはぺニスを出した歪な姿。
「見た目はどんなに女性を装っても男性器があるわ。変なのは私」
無意識の内に女性を装うという表現が出ながらも歪ということを認識してるかもしれない。
しかし蕩ける瞳で彼女は呟く。
「美しいです……どうかこの淫らな私を犯してください」
「変態な私に犯されるのよ?」
構いませんと彼女は机の上で美しい脚を手で掴み広げ肉棒を受け入れようとする。三度も射精したが女装をはじめ生活した頃にくらべたら精力は増したのだろうか。
そっとカウパー液で濡れた肉棒の先端を若い花唇に押しつけ触れるとぬるぬるとあたたかい感触が触れ合う。
「っ……」
「もう四回目だから……すぐにイッたらごめんなさうね」
「っ……ハイ」
ぐっと彼女が肉棒の痛みに堪える表情は女性そのもの。根元まで挿入するまでは堪えないと彼女に失礼に値する。
“早漏なんて思われたら麗奈に悪いものね”
再び私の内の沙耶香が伝える。あたたかい感触に包まれ無数の襞が受け入れながらなんとか根元まで挿入できたよう。吐息がこぼれる。
「はあ……」
けっしてセックスがうまいわけでもないのになぜ神無月社長は私を女王様に仕立てようとするのか疑問がよぎった。綾香は見つめていた。
「ど、どうかなさいましたか?」
「い、いえ動いていいわ」
「ああ……ンン。はい……」
「っ……」
机の上で先輩OLを犯す後輩の女装OLというシチュエーション。そう思うだけで目の前の綾香の肢体と共に頭の内は白くなりながらも頭の内では桃色の妄想の性行為を浮かべる。そこでは私は犯す側犯される側どちらでもある。
肉棒が勃起したなかなくなるか折れるのではと女陰のなか思う。
「っ……」
「沙耶香様キスを……」
「キスなんてもったいない。唾でも飲んでなさい」
腰を揺らしながら唾液を彼女の口内に垂れ滴る。
「ああ……そんな」
きゅっと襞が締め付け女性は感情や気持ちで相手に好意や感情を示しているのだろうか。
迂闊に激しくすれば早くイク危険を伴うが性的煩悩は牝を求める。
女の装いをした自分が女性を犯す。襞に包まれる男性器そのものとショーツの柔らかくランジェリー特有の感触が男性の身体の自分を女性に同化させる。
んん!綾香は悶える。

No.71 17/12/24 05:09
作家 

喘ぎ声を漏らしながら綾香は感じる。
淫肉が包む肉棒は体内で大きくなりお腹を突くようにしながら脳内に淫らな性的快感を痛みと共にもたらす。
「ンン!ああ……!」
「感じる?」
「ああ……ハイ、感じます。さ、沙耶香さまのオチ×チ×!!」
それでも四回も射精を繰り返してるせいか沙耶香に慎重な動きが見られる。できる限り体位を変えては息を整え慎重さがうかがえた。今度は犬のようにお尻を突き出したかと思うと再び肉棒が挿入されては痛みと性的快感が伴い悶える。
「っ……はあはあ…はあ」
「早くイッたらごめんなさいね」
「そんな……」
懸命に相手を思い射精を我慢するだけでも男性には労苦。それでもショーツから出た沙耶香の男根は膣内で膨らんでは刺激を与える。
「ああ……」
「ひとつ聞いていい?」
「ああ……ンン!あ、ハイ……」
綾香は何を質問されるかと胸を揺らしながら脳内にはびりびりと刺激がきて理性を奪う。
「いつもはどんな風にセックスしてるの」
性的快感を伴いながらきたやらしい質問に彼女は桃色の吐息を漏らす。
「ああ……ショーで、ですか!?」
「違うわ、プライベートでよ」
「ぐっ……」
息が詰まるような肉棒のあたたかく堅くも柔らかく不思議な感触が自らの女陰を突く。沙耶香の額や髪には汗の飛沫が浮かんでは室内に散る。
「ああ……」
「答えられないの?」
ぐっと再び女陰を突いたかと思うと腰を離し息を整えるかと思えば飴と鞭を与えられた。
「綾香さん」
「ああ…はあ…はい」
「答えないなら私はここで帰るわ」
「そ、そんな。お許しください」
綾香はイカしてもらえないことに女性として至らないのではと感じた。すでに身体は火照り疼きは止めることはできない。慌て答えた。
「ま、麻由と共に夜を過ごしています……」
「そう麻由さんと」
「満足していただけましたか」
「ええ、代わりにキスしてあげる」
眼鏡を外した沙耶香から汗や体液が移る交わりをしながら唇が触れる。沙耶香は言う。
「イッてはだめよ」
「ああ……はい」
キスの交わしと共に淫唇に肉棒が挿入される。お腹の奥にまで挿入されるような快感に身体中の毛細血管が開いていくようだ。
「あ…はあ……んん」
「はあはあ」
沙耶香の息遣いが荒い。

No.72 17/12/24 06:27
作家 

性的快感が高まるほどに私は限界を身体に感じていた。
フィットネスクラブでは体力はついてきたが一回一回の射精は体力を容赦なく奪う。それでも相手を悦ばしたい気持ちとすぐさま射精してしまいたい理性もある。
「ん……沙耶香様のオチ×チ×オチ×ポオチ×コいいです」
「ぐっ……感じなさいこの変態女」
「ああ……そう。私は変態です!うれしい……」
彼女は自らや他人が発する淫語に感じる性質がありそのたびに汗や体液を飛沫のように散らせ膣内が熱い。
「いつもは麻由さんのぺニスバンドをくわえているのね。綾香さんのオマ×コ……」
きゅっきゅっと淫らな表現と共にに彼女は私の男性器を求め締める。女性の身体は複雑な反面これだけ男性を受け入れられる素晴らしい肉体美。
綾香は悶え答える。
「ああ……はしたない女です!わ、私は……」
「そうよ!変態!女装の私に犯される変態」
「く……ああ」
さすがに男根は五度目の射精を迎えようとするいくら懸命に堪えてもカウパー液や愛液、膣内の熱い性的快感に身体が保てない。
「イクわ……」
“限界じゃない”
再び私の内の沙耶香が伝える。気持ちや身体が限界を訴える。綾香は頷く。
「ああ……はい」
「イク!」
「あ!?……んんぅ」
瞬間的に熱い射精が迸る。綾香は熱い精液を受け止める。ショーツ内の睾丸は膨らんでは縮んでいき吐息が荒い。
ああ……。
綾香は沙耶香の身体を受け止めながら首や肩を抱いていた。
この方がここの女王様になれば……。
そう思うが麻由は。
しばし互いに身体を休めながら綾香は沙耶香を気遣う。
「何か必要なものはございますか」
「せめて飲料水で水分を補給したいわ」
「食べ物は?」
「遠慮するわ」
私は答えながら大学ノートに再び次の希望を記した紙を渡す。一旦退出した綾香は飲料水を持ってきては去った。
早紀との行為は自分からしたこととはいえ後悔すれば彼女を責めることになる。
喉を潤し身体を休めながら残り二回挑まないとならない。机に腕を枕にしそのまま眠りについた。そんな様子をカメラ越しに神無月社長と早紀たちが見ていた。
「もう沙耶香さんたら」
「ここへ来る前にあなたとしたことが負担になったかもね」
社長の側で口を尖らす彼女だが沙耶香はそういう人なのだと思う。
しかし私の出した要望に彼女たちは驚く。

No.73 17/12/24 14:04
作家 

目覚めた時にはすでに要望に出した下着と衣装が目の前にあった。
それはワインレッドのミニのスーツ、ブラウスにはリボンタイなにより黒い薔薇の刺繍が入ったブラジャーとTバックのショーツ。度を私に合わせた黒いフレームの眼鏡。
実はこれは神無月社長が普段身に付けてるという衣装と下着であった。
気づくと側には私とのプレイを終えた理沙と綾香がいた。
「ご用意はこれでよろしいでしょうか」
「ええ、だけど化粧は一度落とさせて。メイクは神無月社長と同じようにしてもらえるの」
ええと彼女たちはうなずく。麻由や奈々がこの場にいないのは私が神無月社長と同じ姿になることを知られたくないから。湯を用意してもらい顔につけた。
「ん……」
時間がすでに何時かわからない。まだ夜なのか夜明けを迎えたのか。自分の体内時計はあてにならない。湯でタオルを濡らし必要最低限だけ身体の隅々まで温めた。シャワーやお風呂に入ると意識が落ちそうになるがタオルで温め綺麗にするなら意識は落ちないし清潔感があった。
ふたりのメイドはその様子を口を開くことなく見つめている。
「シルクの下着……」
見た目の光沢感からなんとなく想像ついていたが神無月社長の下着がシルクだったことに喜びをおぼえた。シルクのランジェリーは数えるくらいしかなく女性下着のバリエーションの豊富さを語る。サテンなどもある。黒い薔薇の刺繍が入ったTバックショーツに足を通す。
はみ出ちゃう……。
前面は刺繍やレースがあり覆われさいわい男性器の竿は隠せるが睾丸からお尻はほぼ丸出し。ストッキングを爪先から身に付けてショーツとお揃いのブラジャーをつける。
「サイズは私に合わせてる?」
ええとふたりのメイドの声が揃う。そのわりにサイズが合わないのでパッドの重ねをほんの数枚外した。
スーツがかかったハンガーを手に取り上着から身に付けてミニのスカートを着ける。そして眼鏡をつけ変える。化粧をまだしてないので中途半端な女装で就寝や起床前後の素の自分が姿見に映る。
“男性でも女性でもない私自身……の本当の姿”
沙耶香はそっと意識の内で囁く。眼鏡を外し理沙たちにメイクをお願いした。
わずかに瞑想した。
どの程度眠ってたかわからないし体力がどう回復したかわからない。
神無月社長の姿で奈々と性行為を行う。モラトリアムねと自嘲した。

No.74 17/12/24 15:14
作家 

神無月社長に似たメイクを施され髪にはリボンはなく下ろしたまま。その方が神無月社長に近い雰囲気になる。
完璧、と私は姿見に映る自らに私はほくそ笑んだがたったひとつあるミスを置かした。鏡台の前にある輪状のアクセサリーを見落としていた。
あ、と理沙が小さく呟いたらしいが綾香に彼女は止められ私は気づかないまま次のプレイルームに案内された。そこは神無月社長のこの邸宅の仕事場であり棚には無数の本が並びいかにも社長が座りそうな木目のいい豪奢な机に椅子。窓にはカーテンが閉じまだ夜の雰囲気を漂わせていた。
綾香は言う。
「ここで奈々をお待ちください」
「沙耶香様、彼女の気持ちは……」
理沙が私的なことを口に出したことを綾香はおやめなさいと咎めた。ふたりは背を見せそっと去っていった。
さてどうプレイすればいいのか。女王様になるつもりはないが気持ちが乗ってしまってることに気づき冷静に抑制するようにつとめた。椅子に座り女性社長はこんな気持ちなのかと考える。
ひとの上に立つのだからよほど気を遣いありとあらゆることに手を伸ばしてはできないことや会社や部下に悪戯に負担を持たせなくなおかつ利益を上げないとならない。取引は口だけでは動くまい。
……私はまんまと神無月社長の掌に乗せられている。
模造し真似た神無月社長の姿でそのことに気づいた。そこへ扉がノックされ開かれた。
「お待たせしました神無月社長……?」
「奈々さんいえ森村さん」
怪訝な表情のメイドの奈々に神無月社長の口調を真似るまではよかったが椅子から立ち上がったのがいけなかった。
「今夜はご苦労様」
「いえ……?あなたは……沙耶香様……?」
気づかれたことに少し動揺し吐息し簡単に騙せないことと悟る。
「なぜ気づいたの」
奈々はわずかに頬を赤く染めながら私の左の足首を示した。
「神無月社長はいつも左足首にアンクレットをおつけになっています。ですが沙耶香様は……」
「迂闊だったわ。あのアクセサリーだったのね」
麻由や理沙がわざと言わなかったとは思わないが神無月社長への人間観察が甘かったと謙虚に思った。そもそも性行為をしたのはほんの一年前のあれきり以来。顔を会わしたのも新年度になっても数えるくらい。
奈々はさらに言う。
「それに髪や顔の雰囲気は沙耶香様そのものですから誤魔化しは通用しません」

No.75 17/12/25 05:13
作家 

そう?だけどあなたは一瞬とはいえ騙された。私が神無月社長に化けたことを……。
「ハイ、申し訳ありません……」
私の囁きに奈々は恥じらう表情を浮かべる。性的興奮がすでにあるのだろうか。四人のメイドの中では比較的普通の少女の面影を残すが。ふと自らが興奮しTバックショーツとストッキングに包まれた男性器が隆起していることに気づく。
「スカートの中を見せなさい」
「はい……」
神無月社長付きのメイドは共通して純白のガーターベルトでスカートは絶対領域ぎりぎりで下着が見え隠れしている。奈々のショーツにはすでに淫肉から沁みがじんわり浮き出ていた。
「もう濡らしていたの」
「ああ…はい、この時を待っていましたから。沙耶香様にはしたない姿をお見せするのを……」
そっと顔をメイドのスカートの内に入らせ嫌われるほどに強引に襲おうかと思ったがそれでは彼女の想いは報われない。
“わかってしまうとやりづらい?”
私の内の沙耶香を無視し美しい白い肌の足を触れながらショーツから薄く見える陰毛に顔ごと触れる。若い女臭が鼻腔を突く。
奈々は声を漏らす。
「ああ……いや」
「いや?私にこうされたかったのでしょう」
「はい……」
「だけど私はいまは神無月社長の姿をしてるのよ」
女装の上にさらに神無月社長に化けているのだ。それでも相手に好意を持てるか疑問だった。だが奈々は言う。
「し、失礼ながらも…申し上げます……」
ショーツの上から若い陰毛やクリトリスに指を這わされながら彼女は甘い喘ぎ声を漏らし答えた。
「さ、沙耶香様は……沙耶香様です……たとえどのようなお姿であろうと。あ、あたしは去年この邸宅の舞台で懸命にお、オナニーをする沙耶香様に……女の装いの男の姿に一目惚れしました。それ以前に媚薬にうなされるあなたの苦しみから悩ましい姿に……」
媚薬に苛まされた時のあの姿を彼女は神無月社長と共に見ていた。あの時の私の意識は半ば朦朧としておりはっきりとおぼえていない。
あの時から……。
私は吐き捨てるように言う。
「男性にも女性にもなれないでき損ない。女性にさえなれない考えの持ち主よ」
「っ……」
否定されたような彼女がどんな表情かわからないままショーツの上からクリトリスを甘噛みし腰が震えた。
女装を受け入れながら一方で受け入れられない矛盾や葛藤は永遠にある……。

No.76 17/12/25 09:04
作家 

脱がすわよ……。
「沙耶香様……恥ずかしい……」
苦悩や葛藤してようが行為の最中は相手の息遣いや体温、淫靡な雰囲気のなか忘れることができる。
いつから彼女は女陰を濡らしていたのだろう。汗や体液が女牝の花唇に混じり毛細血管がひとつひとつ開いているようだ。
ぴちゃぴちゃちゅるちゅる……。舌を這わしていくたびに彼女は悶える。
「ああ……ん。凄い……」
「うふふ感じてる。いけない子……」
「さ、沙耶香様……そんなきたない……」
「きたなくないわ。いい匂い甘い味……少しオシッコの匂いかしら」
「ああ……」
私の髪に触れながら恥じらい頷くように感じた。私は質問した。
「森村奈々さん」
「は、ハイ……」
「あなたはいつもどんなセックスをしてるのかしら」
この質問はすでに三人目。繰り返し聞くことで性的快感を高めているのか聞かずにいられないのかわからない。彼女はどうだろうか……。
恥じらいながら彼女は口を開いた。
「いつもジョン……」
ジョン?と疑問が浮かんだがその疑問はすぐに払拭される。
「誤解なさらないでください。お、お屋敷で飼っている犬です」
彼氏かボーイフレンドと思ったがちがい心の内で失笑した。
「い、犬のジョンに私のはしたないアソコを……沙耶香様がいま……舌を入れているところを慰めてもらってます」
そう、とクールを装いながら舌を懸命に這わしアクメにいたらせようと試みる。それこそお漏らしがしてもいいくらいに。
「っ……あ、ああ…ん」
「イキそう……?」
「はぁ…ン。神無月様の姿をした沙耶香様に責められて……へ、へんです……」
「あなたにはどちらに見えてるのかしら」
じゅるじゅるとわざと音を立てながらお尻を掴み離さないまま若い桃肉に舌をつけ愛液と唾液が混ざり粘り液がさらに舌に絡む。そのたびに腰ががくがくと揺れる。
「あ……い、イキそうです……」
「イキなさい」
「そんな……」
「私に抱かれたいなら恥ずかしさを心や肌で感じて」
サディストの精神が無意識に言葉を発していく。女王様になりたい願望かはわからない。しかし異性の淫唇から女性や母性そのものを感じる自分がいる。
「っ……は……イキそうです」
「イキなさい」
指を音もなく挿入し淫唇の花弁に触れた時だった。ビクン!と彼女は足を痙攣させた。
イッちゃう!!!

No.77 17/12/25 16:19
作家 

イッちゃう!!!
悲鳴に似た叫びと共に私の顔にオシッコに似た愛液が口や鼻を覆い顎や頬にかかった。あまりのことに驚いた。
「お、オシッコ……?」
「ああ……いえ申し訳ありません。こ、これは潮吹き……です……」
麗奈や早紀は時々尿を漏らすくらいに感じていたが奈々の感じ方はまたちがうようで両足をがくがくと痙攣させながらも懸命に堪えていた。よほどアクメだったのか。
ショーツをいささか汚してしまう責め方をしたが彼女の表情や瞳は熱く蕩けていたようだ。
顔にかかった愛液というか尿かわからないが粘った感触も少しありスーツのポケットを探ろうとしていたら奈々は膝をついて頬や顎、耳、耳の裏まで牝犬のように舌を出し舐めていた。
「申し訳ありません沙耶香様……いまはこれでお許しください……」
「あ、あなた……」
「奈々とお呼びください……」
しばし名で呼ぶことを躊躇うのは私の内にはすでに麗奈と早紀少なくともふたりの女性がいるから……。
だけどここまで献身的かつ奉仕の精神を示されたのはショックにも似た衝撃があった。
そっと口にした。
「奈々さん……」
「さんはいりませんが……嬉しい……」
彼女は左右の頬を丹念かつ丁寧に舌で潮吹きした淫らな液体を舐めながら微笑んだようだった。
こんな変態な私なのに。思わず何か感激めいたことを感じ涙がこぼれそうになったが堪えた。
ある程度舌で愛液か尿かわからない液を舐め取った彼女はメイド服からレースのハンカチを出しあらためて拭った。
「あ、ありがとう……」
「沙耶香様なんなりと未熟なあたしにご奉仕させてください」
サディストとはいえ私は本質的に女性を必要以上に汚すことを好まないスタイルなために命令や指示を促されるのは躊躇う。少し呼吸した。
「なんでもできるの」
ハイと彼女の声は涼やかな風のように耳に透き通り伝わる。こういうおとなしい声の持ち主は本質はおとなしいかもしれないが反面別な何かがあるかもしれない。
“疑うなんて失礼”
沙耶香は私に怒ったようだ。
「わかったわ。奉仕してもらおうかしら」
音もなく立ち上がりワインレッドのミニスカートをゆっくり上に上げていく。そこには正面は黒い薔薇の刺繍にレース後ろはTバックに包まれた男性器がある。
何度目かの射精を迎えたにも関わらず奈々や女装の匂いのなか淫らな興奮があった。

No.78 17/12/25 21:32
作家 

淫らな音を立てながら奈々は従順すぎるくらいにショーツとストッキングに包まれた男根を愛撫していた。それでいてけっして自分から脱がそうとしない。まるで飼い犬が待てと言われた躾を守るかのように。
「下着の上からではつまらないでしょう。ほらちゃんと生で味わいなさい」
むしろこちらが焦らされているみたいな気持ちに駆られストッキングを下ろしショーツの脇から天を向く肉棒を出した。射精を繰り返したわりに絶倫なのではないかと思えるほどに力強さがあった。確かめるように奈々は言う。
「よろしいのですか」
頷くと彼女は小さな吐息に興奮を隠してるつもりなのかゆっくりと両の手で肉棒を覆う。そのまましゅっしゅっとゆっくりゆっくり扱き慈しむ。
「っ……」
思わず手コキだけでイキそうなのは射精を繰り返しただけではなく彼女がただひたすら慈愛のような瞳や好意を向けてるのが伝わりTバックショーツの内の睾丸は性的快感として伝わり熱く膨らむ。
焦らされているみたい……。
表情には出さないつもりでも額や指先、爪先にまで快感は伝わる。まるでレズのような快感だった。
「沙耶香様感じてくださいますか……」
「あ、あなたね」
「なにか」
惚けた表情から精神が幼稚や未発達ではなく天然となんとなく察した。わざとじゃないだけむずかしい。吐息を交えて気持ちを整える。
いままで私が付き合った女性のタイプじゃない。
“ぐうの音を上げるなんて”
私の内の沙耶香が呆れる。
「お、おクチでしていいから。だけど射精させてはダメよ」
ハイと彼女は桃色の唇でカウパー液で湿った先端にチュッと口づけをしたかと思うとそのままちろりと舌を出したかと思うと唇の先だけでちゅうと吸う動きをした。思わずがぺニスの先端から力が抜けた。
「ああ……ンン」
「沙耶香様……イッてはいけません……」
「わ、わかってるわよ」
「いたらなくと申し訳ありません」
わざとではないだけに下手に考えて責めすぎると無駄な労力になるのが先に見える。かといって彼女の好きなようにさせてると精根尽き果てる。
純粋な好意なだけにむずかしい。
なんなの女性て。
“またぐうの音?”
沙耶香の声は快楽と苦痛をもたらす。私の内で生まれ育っただけなのに。
……。
「奈々さん」
「はい」
「少し罰を与えるけど構わない」
ひとつの賭けだった。

No.79 17/12/26 05:12
作家 

ぴちゃぴちゃ…ん…ンぅ…はあ…沙耶香様のオ×ン×ン……。
陶酔したかのように奈々は目の前の肉棒をいとおしく愛撫しながら膝を曲げながら潮吹きで愛液にまみれたショーツのなかに手を入れ自慰をしていた。
俗にいわれる顔面騎乗のまま女装の私の肉棒に奉仕しながらなおかつ床に身体をつけ仰向けのまま自慰をさせられているなかさながら人形のように従順だった。常識的感覚がある女性ならプライドを傷つけられ屈辱に思うことを彼女は躊躇いなくおこないあまりに献身的で奉仕していた。
「満足?」
私はできるだけぺニスを射精させないよう自らの手で時に握り彼女に触れさせないようにし問う。
「はい……いつまでもいつまでもしていたいです」
「下着を脱ぎなさい。このままで」
見下されたような姿勢のままでありながら彼女は器用に膝を曲げながら淫汁にまみれたショーツを脱ぎ私はそれを受け取る。ショーツはまるでお漏らしをしたようにべちょべちょとした汁のなかに愛液やクロッチに沁みがあった。女臭が身体に移りそうなくらい。
私はそのまま彼女のショーツを彼女に被せた。
「きゃ……」
「どう?自分が潮吹きした下着を頭につけた感想は」
顔面騎乗だけでなく自分の下着を頭に被せられたのではいくら相手に奉仕したとしても感情に憤りがあると思ったが違った。
「ああ……」
呼吸を漏らしながらも彼女は下着を仮面のようにした内の瞳はとろんと蕩け甘く呟いた。
「奈々はいけない女の子です……。自分の下着をの淫らでえっちな匂いのなか沙耶香様に……ご奉仕します……」
純白のショーツが彼女は頭に被せられたまま肉棒に無心のような表情が混ざりながら舐め始めた。
ちろちろんん……んちゅ…はあ。
何かが自分の中でちいさくも重く崩壊した感じだった。
「沙耶香様」
半ば私は彼女に何かを負けたと感じていたが奈々は言う。
「沙耶香様はご主人様……いえ女王様になって欲しいのです。私どもの……いえこの“ヴィーナ”の……」
女王様……私が?
一瞬崩壊した私の何かは再び一から何かを築こうと気持ちが立ち直る。
「女王様、私が」
はいと彼女は頷く。
ここまで奉仕されて答えないのは人や男あるいは愛された者としては申し訳ない。
ほんの少し自分のなかのサディストの部分がキレたように働く音がした。
後で奈々が語ると瞳に輝きがあったという。

No.80 17/12/26 07:33
作家 

私は何を考えているのだろう。
奉仕される愛されることに慣れてないくらいは理解してるが本心からはたぶんわかっていない。馬鹿な男の姿を女装で偽っているかもしれない。
しかしそんな醒めた思考とは裏腹に神無月社長のスーツとランジェリーを身に付けたまま椅子に座り背を向けた奈々の淫唇を受け入れようと秘部は恐ろしく熱く勃起している。Tバックのショーツは椅子の上でお尻に食い込み睾丸のふたつの玉を分けんばかり。
「ああ……入ります」
奈々の喘ぐ声に正気に戻り左右に結わえた髪が肉棒が挿入される悦びに揺れてるのが見える。しかし彼女からは私の顔が見えない。あるのは自らの淫部で濡らした下着と天井だけ。
っ……。
偶然かたまたまなのか私と奈々の声が肉棒と花唇の挿入の痛みと快感から声や息が止まるのが重なった。
私は言う。
「私の顔を求めても……キスを求めてもいけないから。罰ね」
何が罰かわからないが淫唇はそれに応えるように肉棒をくわえ膣内の襞が熱く包み込むようにしずぶずぶと腰を沈める。
「どれ奈々さんのお胸はいかがかしら」
メイド服の胸元のボタンをようやくいまさら開けてる自分に苦笑する。無駄に思考が働くと責めることさえ忘れる。
「ああ……」
「なに?嫌なの」
「ど、どうぞ。ご覧になり……お、お触りください……」
ちいさくカチンときたモノの正体がなんとなくわかった感じがした。
彼女はたぶんソフトマゾヒスト。
サディストとマゾヒストは相性という点なら性的関係なら噛み合うように合致するだろう。
そっと彼女の毛深い陰毛に手を這わし腰を抱く。
「あ…あん……」
喘ぎ声に反応するかのように根元からぺニスが溶けるのではないかと思えるくらい淫唇は締め付け求める。
「っ……おま×こを触ったわけではないんだから喚かない」
「は、ハイ……ン」
性的関係が合致するからといって相性がいいとは限らない。サディスト同士やマゾヒスト同士では恋愛や性的関係は成り立たない。
だけど私と奈々の場合においてはたぶんだが私が奈々の立場や女性ならいまの私が行う辱しめを受けたいと思うだろう。
私が女性としてなら。
「奈々」
「は、ハイ……なにか」
「あなたはどれくらい耐えられるかしら」
私は彼女を羨み妬み深い意識の底から冷たく嫉妬していた。早紀とは以前に二時間結合してた話を伝えた。

No.81 17/12/26 18:15
作家 

ああ、なんて意地悪に虐めるの……。
自分の潮吹きで濡らしたショーツを頭に被り自らの女臭、一日中履いていたため尿や淫らな愛液、汗などのたまらない匂いが自らを襲う快感に奈々は感じていた。それだけではなく自らの自然なままに生やした陰毛の下にある淫唇はいまかいまかと沙耶香の狂暴に勃起した肉棒をくわえんばかりに幾重もの陰唇を分け裂けるようにしながら挿入しようとしていた。
「っ……あ…」
「ゆっくり挿入して愉しみなさい。一瞬でイカせでもしたら許さないわ」
「そんな……」
ぐぐっとゆっくり腰を下ろしていると汗で湿った陰毛に手を這わされただけでも腰は敏感に感じる。
「ああ……沙耶香様」
「おま×こに触ってもないのになに感じてるの」
「んぅ……はあはあ」
けっして沙耶香の男性器は大きくはないがびくんびくんと脈打ち女陰に挿入(は)いっていく。
「あ、ああ……」
「なあに?変態のくせちまだ挿入(い)れないの」
「ん……」
奈々だってもちろん挿入したいが沙耶香に直接挿入(い)れてもらいたい願望と挿入(い)れるのを焦らされる願望のふたつの願望がある。
沙耶香のセックスによく似ている。
沙耶香は道具などはあまり用いないぶんそのぶん精神的に責めては焦らし相手がぎりぎりまで求めるまではセックスや挿入はしない。
奈々もまた焦らされることに悦びがありいまこの一秒一秒が貴重な時に思えた。そしてそういう意味ではサディストマゾヒストの違いはあってもふたりのセックスへの姿勢はよく似ている。
「はあはあ……んぅ」
そろそろかしら……と思った時に腰を掴まれた途端にすでに愛液や潮吹きで濡らした股間に肉棒の熱く堅い刺激が爪先から脳内にまで痺れる電流のまま襲ってきた。
「じれったい。私を焦らすなんていい度胸ね」
「く!?ぐあ……あああん……っ。は…はあ」
まるで処女を喪った時のような痛みが身体全体に走ったのを感じた。
は、挿入(は)いってる……。沙耶香様……のが……。
顎から唾液が漏れ腰や胸を抱かれながら奈々は白目を剥く寸前でオルガスムスに達したことを感じていた。
話に聞いていた限り沙耶香のセックスは普段は優しいが時折時間がかかると強引に挿入を求める。神無月舞の言葉によると“まだ若いから”らしいがそんなことは関係なかった。
「焦らせばいいってものではないわ」

No.82 17/12/27 05:40
作家 

っ……!?……め…!
いたい!ダメっと言ってるように聞こえ奈々が耳まで真っ赤にしてることに気づきながら私は躊躇いを捨てながら挿入していた。
潮吹きした淫唇の内は意外なくらい母性に満ち溢れ挿入した瞬間にイキそうになりわずかにどぴゅと漏らした。
「っ……ああ」
「イキました……」
「そうよ。イッたの」
まるで身体全体が男性器になったような感覚を全身でおぼえた。熱く身体がどうしようもない。ふとこの感覚が以前にあったことを思い出す。
媚薬!
かつてジェンダーアイに使われ一日中苛まされた媚薬と彼女の身体は似ていたように思う。
「あ……」
「沙耶香様気持ちよくありませんか」
「ち、ちがう。気持ちいいわ」
無数の襞に包まれ彼女の感度がいいのだ。瞬間ぐぐっと自らの肉棒が真っ赤に膨らむのを感じた。
熱い蕩けそう。
名器ではないがそれに匹敵する女陰の持ち主。しかし彼女自体はそれを自覚してなくゆっくり腰を振っていた。
「あ…あん…あ…沙耶香様……」
「ち、ちょっと……」
腰を掴みながら落ち着くように諭すが聞いてないかのように彼女は男根を求める。
「気持ちよく……ん…ああ。ありませんか」
「ちがうわ、気持ちいいけど……またイッちゃうから」
迂闊に陰毛やクリトリスにさえ触れるのを躊躇わせてしまうが天然かつ純真なフェロモンは下半身から私を支配していく。腰を振るうたびに私のぺニスを包むTバッグショーツをきゅっきゅっと擦り女陰と共に快感を高める。
「いくらでもイッてください。私は……ああん」
まただ!どぴゅと搾り取られるように白濁液が塊となって射精した。
「っ……ああ」
このままではとことん精魂尽き果てるまで射精させられる。
“だらしないこと”
私の内の沙耶香が呆れてることにプライドが傷ついた。
「はあはあ奈々さん」
「はい……なにか」
堪らず腰を掴み快感に浸っていたい欲望を抑えながら床でプレイした方がいいとお願いすると再び理沙と綾香がマットを持ってきて理沙は私をチラッと見ただけで去っていく。呼吸を整え私はスーツを脱いで神無月社長の姿を模したランジェリー姿となる。奈々の顔面を覆うショーツを取った。
こうなったらいくところまでいくべき。
「沙耶香様……」
私はTバッグショーツを脱いで彼女に渡し履くように命じ私は彼女の下着を身に付けた。

No.83 17/12/27 08:09
作家 

どうしたの?
別室でモニター越しに見ていた早紀は呟く。その疑問に神無月舞は答えた。
「いけないわね。沙耶香さんは奈々の膣内(なか)で数回イッて消耗してるわ」
「まさか」
神無月舞は先ほどまでの行為をVTRで巻き戻して見せると明らかに沙耶香の腰が跳ね射精をしてる動きがあった。早紀は悔しがる。
「なんなんですか彼女」
「森村奈々、彼女は自らがご主人様や女王様と認める者認めた者には限りなく従順に尽くす性癖の持ち主。何度もここで女王様候補だった男性はたいがい彼女で精根尽き果てたわ」
「そんな人と沙耶香さんとセックスさせてるんですか」
「さながら媚薬みたいなものね」
焦れる早紀だがいまは手出しをしてはいけないと社長の言葉を守り拳を握っていた。彼女は気づかないが同じくモニターを見てる麻由も複雑に瞳を凝らしていた。
奈々で果てるのかしら。
そんなことも知らずに私はできる限り自分のペースを考えていた。真っ白になりそうな頭の内で理性を働かせた。
似たような性癖であるならば共にイクことはできるはずだがあまりに彼女の女陰は純粋すぎる。
無垢なまま男性を受け入れる。それは男性の理想の女性であり性の願望である。
「沙耶香様のお下着……いい匂いがします」
女装の牡の匂いにまみれたTバッグの布を彼女は頬を紅潮させ自慰をしていた。その姿は麗奈や早紀の姿を弄ぶ自分の姿と重なる。
変態と罵るがふと気づく。
“どうするの”
黙ってと私は私の内の沙耶香を黙らせそっと彼女の下着を匂う。汗や体液、愛液の沁みが淫唇の形をつくりフェロモンを漂わし淫夢のなかにいるようだった。
よしと気合いを入れた。女装という性の歪かつ滑稽な姿だが本人はいたって真剣だった。私はマットに彼女を招く。
「沙耶香様……」
「私はまだ女王様ではないしここの女王様になるつもりはないわ」
気持ちをはっきり伝えないもやもやした気持ちを払拭しないといけない。無意識に性欲に駆られてたらしい。
奈々は納得しない表情を浮かべる。
「ですがあたしはあなたを慕っています」
「気持ちは受け取るけど答えるのはこの時だけかもしれない」
そっと慕う彼女の唇を奪った。驚くほどに柔らかくマシュマロを思わせた。女性は柔らかくあたたかい……。
羨望と嫉妬に駆られそうになるが抑えた。騎乗位で彼女の女陰を再び受け入れた。

No.84 17/12/27 17:42
作家 

私が女性ならどう相手に愛されたいか……。
眼鏡を外して奈々を抱くように受け入れ唇を重ね舌をゆっくりゆっくり絡め唾液が粘るくらいにキスをしそのまま彼女の毛深いけど純粋な花唇を受け入れた。
甘い声を奈々は漏らした。
「ん……ああ。き、気持ちいいです……」
意外なほどにすんなり挿入されて花唇を押し退けるというより指でスッと音もなく扉を開いた感じに似るが扉の向こうは女陰の花園。
「す、すごい……ああ」
「動いていいですか?」
「待って。ちゃんと奥まで挿入(い)れて」
淫音が飛沫のようにちいさく弾けるように伝わり根元からいや身体の芯から熱くなった。
少しわかったのは唇を重ねる行為をふつうの女性のように大切にしてるらしい。キスをするたびに女陰はあたたかく異性を迎え快感を与えている。早紀には悪いが彼女は小悪魔な駆け引きはしてないふつうの女性のままの女の子と思う。
「ん……キスしたいならどうぞ。して」
「はい……沙耶香様。んぅ……」
ぐちゅぐちゅと音を奏でながらきゅっきゅっと締め付けるが先ほどみたいに急な射精は以外なくらいない。まるで母の手に包まれている赤子のように肉棒から狂暴性がない……。
奈々は息継ぎのためか唇を離し唾液が唇からこぼれた。
「はあ……」
「気持ちいい?」
「は…はい……。うれしい……」
腰を淫らに揺らしながらも笑みは少女に近い表情に胸が高鳴った。
下手な小細工をしたのが裏目だったと省みながらも性的本能は快感を心から愉しむ。愉悦。
“まだまだね沙耶香”
内にいる沙耶香は私を見つめるように語る。
まだまだ。
「沙耶香様?」
「なんでもないわ。イクのは少し我慢できる?さっき少し射精したことで逆に我慢できるみたいだから」
「ああ、ハイ……。ですけどあまり長くは……」
しないわと微笑みキスを再び交わす。
後になって思うと無意識な女王様教育かテストだったと思うが行為の最中はわからない。
どの程度の時間が過ぎたかわからないがさすがに奈々の膣内は名器に匹敵するほど根元から搾り取られるほどに射精が迸り私は奈々の少女の面影を残す表情に唇を交わしながら果てて意識がわずかに落ちた。
「沙耶香様……。ありがとうございます……」
ハアハアと吐息のなかマットの上で悦びにある異性の声が伝わった。
さすがに身体がつらいが快感が上回る。

No.85 17/12/27 21:22
作家 

意識を失う前に少しアウターセックスをしたが快感を上回りながらも体力はある種の到達点に達し意識も半ば何かを越えたようだった。
沙耶香様……。
うっすら目を開けると奈々の女性らしい表情が覗き込んでいた。
「ああ……ごめんなさい。気を失って」
「お気になさらず」
気づくと神無月社長の姿のままブラウスのボタンやスカートのファスナー果てはショーツやストッキング、髪まで丁寧に整えられていた。
「ここまでする必要はないのに」
「身だしなみは女王様となられる方には大切なことです。覚えておいてください」
では失礼しますと去ろうという彼女を呼び止める。
「何か」
「奈々さんは私がこのクラブの女王様に相応しいと考えている?」
振り向いた彼女は私の側により答えた。
はい、と。
言葉がない。必ずしもセックスは上手な方ではないしサディストでも従来のSMとは違う考え方の持ち主。大学ノートを出して次の相手星野麻由への要望を記し一枚破いた。それを見た彼女は少し驚いた。
「あのこのような方法で麻由さんと……?」
「私は施しをされようがされなくても女王様になるつもりはないから。ただの変態」
「やさしい方ですとだけ申し上げておきます。準備が出来るまでお休みください」
要望を記した紙を丁寧に畳みながら彼女は去っていく。
疲れた、が心地よさもある。頭はぼんやりしてるものの性行為を繰り返してることで身体の芯や指先爪先などが熱い。
神無月社長の扮装を解いて下着姿のまま再び眠りについた。その様子を早紀と神無月社長はモニター越しに見ていた。
「もう限界です」
「だけど沙耶香さんが辞退しない限りはなにも言えないわ」
「社長なにを考えているのです」
物怖じしない早紀は訊ねたが彼女は怜悧な瞳を眼鏡の奥でモニターの沙耶香を見つめた。
しばしして私は目覚め奈々に用意された一室に案内された。
奈々は私の準備が終わるまでじっと待っており終わると一室から去っていく。
これでいい。
私はベッドに入り再び眠りにつくかもしれない意識を感じた。心地いい快感と時がわからないままの“ヴィーナ”の邸宅の一室。
麻由が扉を開け静かな足音とわずかに感じる女性らしいフェロモンの匂いで目覚めた。
「お待たせしました」
「あなたで最後かしら」
女言葉の私の姿は彼女から顔しか見えていない。

No.86 17/12/28 05:46
作家 

どうかしら。
麻由は相変わらず挑発的な瞳を向けその印象は去年の夏の出会いと変わらない。
彼女は言う。
「もう女王様気分かしら。沙耶香様」
「まさか」
ベッドから出ない私に彼女は近づき掛け布団を握り取った瞬間に女性らしいちいさな悲鳴と驚愕、見開かれた瞳に映ったのは私の全裸の姿だった。
「な……なにを」
さいわい部屋の冷暖房は効いているらしくほんの少し肌寒いか逆に暖かすぎると身体が錯覚してる。長いセックスで身体の感覚が麻痺しているようだった。すっと私は彼女の前に全裸をさらけ出した時に笑みがした。
アハ!アハハハ!
笑い声がしたことで私は開き直りながらも少しだけムッとした。
「やっぱりバカにするのね」
「ち、ちがうわ!いえちがいます」
「わかってるわ。あなたが初めて会った時から私を小馬鹿にしてたこと」
ちがいます!
素に近い私的な感情を含んだ感情的な声に私は思わず外に出した男性器と共に縮こまった。
「じ、じゃあなんなのよ」
麻由はその前に私の側によりクローゼットに備えつけられたバスローブを手にし私にかけベッドに座らせ私に謝罪をした。
「たしかに以前に挑発したことはありますがそれは私の個人的な範囲内でしたこと。不愉快とお感じになられていたならこの場で謝罪致します」
「しおらしいわ」
頭を垂れる彼女の意図が全く読めないまま彼女は意外なことを口に出す。
「私はただ……」
「ただ?」
見ると表情が真っ赤になりながら彼女は矢継ぎ早に思いを口に出した。
「わ、私はただ沙耶香様とお友だちになりたいのです!!」
「……ん?あ、あの?意味がいまいち……」
彼女はあらためて事の次第を語った。
彼女もまた媚薬の件で私が苛まされた時にその場にいたりあるいは神無月社長からの言伝てなどで風吹先生との繋がりがあり私がカウンセリングを受けていたことを知っていた。媚薬に私が苦しんでいた際に私の男性としての姿がオタクであると察したらしいが夏の撮影以来ほぼ接点がなかった。機会がおとずれても私が誤解し面と向かい話をすることはなかった。
「沙耶香様はご存じありません。秋葉原のタイガーレディのマユ」
「マユ?タイガー?」
ふと若い頃を思い出す。その昔秋葉原のとあるショップのコスプレイヤーが話題を呼んだことを。虎柄のコスプレをした女性を。
あ、と呟く。

No.87 17/12/28 15:27
作家 

思い出した。
その昔にタイガーレディのコスプレをし世に一斉風靡をしたマユつまり麻由のことを。
その頃の沙耶香はまだ学生であり女装を知り覚えたものの下着女装程度だったがオタクでもあったからそこそこ秋葉原の情報は耳にしてた。
マユ=麻由の年齢はよく知らなかったが虎のコスプレや93センチのバストで当時のマスコミやネットを賑わしていたが沙耶香が社会に出る直前くらいに突如秋葉原から姿を消したという。
「なんで神無月社長のもとにいるんですか!?」
「いろいろ事情があるのよ。メイドとして綾香と共にスカウトされたとだけ言うわ」
答えになってない。
女性はとかく複雑な深い事情があるらしい。麗奈はその典型といえるだろう。早紀もかな。
麻由は悪戯な笑みをする。
「お友だちになってもらえないかな」
「あのですね……」
わけがわからないと呟きかけながらも私の視線は彼女の巨乳の谷間に目がいく。
「えっちね。そんなに見るなんて」
「か、からかわないでください!私のだって見たくせに」
「見せたのは沙耶香さん!いえ沙耶香様!」
埒が開かないので私の方から口を開いた。
「え……とこれは女王様になる試験かテストですよね」
「お答えできません」
「っ……素直に答えないと可愛くないわ」
「可愛いわ」
口の減らない女性。しかも今度はかえすがえすと彼女から聞いてきた。
「なんで裸になってたの?男の姿そのままで」
少し歳上の雰囲気を漂わすところからマニアやオタクの扱いを心得ているというより年下の男性と接してることに慣れた雰囲気があった。
吐息をつく私は答えた。
「麻由さんには下手な小細工は通用しないと思ったから。裸は……私は自分の“男”を意識したりコンプレックスだけど弱点を見せたら後には引けなくなるから」
「そこまでするつもりだったの!?」
素っ頓狂な声を麻由は上げたがクスリと笑う。
「たしかに試験だけどそこまでする必要はないのに。あなたは真面目な人とわかるもの」
「ほめても何もありませんが」
「私は……いえ神無月様は……まだ早いか。不愉快かもしれないけどいまは私を抱いてくれない?」
「別に不愉快では」
いまの彼女の複雑な物言いから何か含みがある感じがした。
「だけどこれでいいの?男のままの私だけど」
顔以外は男性のままの姿。女装ではないのだが。

No.88 17/12/29 05:44
作家 

男の沙耶香さんより女王様としての沙耶香様に抱かれたいです。
無茶ぶりを言う麻由。
「だけど私は本格的なSMは苦手だしなにより麻由さんは聞いた話ではSでしょう?女装の私に責められることに抵抗はないの」
先ほどの奈々では本質的に私と彼女が似ていたために戸惑い抵抗を感じた。ましてや麻由はSつまりはサディストであるからそれこそ同質なはず。セックスが成り立つはずがないと私は意見した。
「さすがは沙耶香さん。性についてもオタクです。ですがそれはマゾヒスト同士のお話し。それに沙耶香さんいえ沙耶香様は男性、私は女性。私はここでマゾとしての快感を得ています。だからお好きに責め抱いてください」
「だけど……」
麻由はぎゅっと私の手を握りまっすぐ見つめる。
「女王様の沙耶香様なら……構いません」
「……ちょっと演技したでしょう?」
「あ、バレました」
あっけらかんとしてるのは彼女本来の性格かもしくは腐女子としてかわからないが内面は砕けた性格があるらしい。
女王様の衣装は惹かれる魅力がある。黒や赤のボンデージ衣装の女王。
「興味ありますよね」
私は覚悟を決めた。理沙、綾香、奈々まで抱いておいて彼女で逃げては恥をかかす。頷く私を見ると彼女は一度部屋を出てありとあらゆる女王様タイプのボンデージ衣装やランジェリーを持ってきては見せた。
オーソドックスなスリーインワン、ボディスーツタイプ、革やエナメル、チェーンなどついた装飾系。
思わず胸の内に火が灯るような感じがした。フェチな私が衣装に恋をしてるような感じがした。
「どれがいいです」
「どれでもいいけど」
「らしくないですね。企画AVの時は積極的だったのに」
「わかったわよ。ボディスーツのにしてブーツはこれ」
まんまと挑発に乗ってしまう。そういえば思い出したが秋葉原時代の麻由は適度にオタクなお客さんをからかう嗜好があるのだった。乗り気な麻由は私の着替えを手伝うという。
「ひとりでできるわ」
「やらせてよ。ただ責められるだけよりちゃんと沙耶香さんが女王様らしくなるようにつくりたいの」
呼び方がさんや様だったりタメ口になるのは気さくなのだろう。
ブーツや手袋、ボディスーツやガーターで繋ぎ女王様らしいネックレスや小さなティアラまで付けられ姿見の前に立たされ唖然とした。
まともに見れない気持ちがあった。

No.89 17/12/29 09:06
作家 

眼鏡をかけてると淫らな性を持った女教師が実は女王様だったみたいね。
「……恥ずかしい」
「恥ずかしがってるわりにここは勃ってない?」
黒のボディスーツの膨らむ淫部を触れられ慌て手を除ける。
「やめて」
「眼鏡を外してもプレイはできるんでしょう」
「できるけど心が通じあってないとできないから」
「私と沙耶香さんいえ沙耶香様は本質は同じ。違うのは男女の違い程度」
そうだろうか。男女の違いは性の相性や性癖でも埋められないものは無数にあるはず。
麻由は言う。
「沙耶香さん……沙耶香様がよければメイド以外のコスチュームでお相手しますが」
「メイド以外で?」
「興味あるでしょう。メイドをしてる女性の違う姿とか」
ないわけはない。メイドがメイドという奉仕してる姿がプライベートそのままなわけはない。どんな女性にもプライベートな姿はある。
「私はいろいろなコスプレに対応してますから」
「嫌味ね」
「素直なままよ」
そう言われると麻由に俄然興味が湧く。
ひとつだけひらめいた。そして彼女に要望を出し頷いた彼女は一度姿を消し数分経ち再び姿を現した。ホルダーネックのカットソー、ミニスカ、脚はパンティストッキング、一見ラフな姿だが胸、ウェスト、ヒップと強調して魅力にとらわれる。
「これが私の普段の姿です」
「痴漢に遭わない?」
思わず好奇心から口を滑らせ慌てたが彼女は事も無げに答える。
「ええ。だけど私に痴漢したら相手は腕は折られるかも」
絶句した私に彼女は「冗談よ」と笑みした。
「サディストならやりかねないわ」
「解釈は自由だもの」
はあと自然と吐息がこぼれる。時間がわからないもどかしさと四人ものメイドを相手にした性行為。厳密には連続してプレイしたわけではないから体力や精力は回復してるが睾丸のなかの精液は奈々を相手にした時は若干水っ気があった。
麻由は誘う。
「沙耶香様どうぞお願いします」
「向ける言葉がないわ」
「言葉はなくても身体で伝えることはできます」
失礼しますと肩に腕を回され巨乳が胸に触れながらキスをあっさりとされた。
甘美かつ若々しい唇の重ねに下半身から熱くなり劣情が湧いた。
男性の本能は女装をしても隠せないらしい。性本能に異性装は関係ないのだろうか。
「ん……お気に召しません?」
「決めるのは私」

No.90 17/12/29 19:31
作家 

ち、ちょっと……やだ。
麻由はキスをして間もなく沙耶香が背後にまわり大胆に胸に手を回したことにちいさく声が漏れた。
「やだ?これは試験なのでしょう」
「……そうだけど。これじゃ痴漢されてるみたい」
「麗奈や早紀さんより大きい。痴漢に触られたんでしょう」
麻由は思う。
言葉責めをするのかしらとも思うが沙耶香の手はカットソーの上から掌で触れ感触を確かめるようで露骨ではない。しかしボディスーツの下にある股間を押しつけてきて自然と声が漏れる。
「んぅ……」
「感じてる?」
「そんなことは……」
彼女は沙耶香に触れられながら彼の本質を見極めようとするが背後にいるので表情は見えない。ただ感じるのは掌と股間からの内にある性欲と思われる劣情だけ。
「もし私が痴漢なら腕を折られるのかしら」
「っ……」
「あらなにか言いたげ」
「ち、挑発しないで……」
してないわと沙耶香はそっと髪を撫でうなじや耳元に吐息をかけるが積極的には触れない。
焦らしてる……。
沙耶香から聞いてきた。
「こんな胸だと肩が凝るでしょう?」
「そ、そうね……」
「揉まれてるだけでいいの」
感触や大きさを確かめるようにしそっとカットソーの上から勃った乳首に触れるようで寸前で触れない。ムカつく。
「いつまで胸だけなのよ」
「他も触ってほしいの?へ・ん・た・い」
カアッと触られてる胸から頭へ心から恥ずかしくなる思いがした。まんまと沙耶香の挑発に乗る感じがしたと思うとじんわりとミニスカの内の下着が湿っているようだった。
「だ、誰が変態よ」
「麻由さんよ。こんな大きな胸にどうしてなったの」
「し、自然によ」
相変わらず背後からの悪戯を含む声に麻由は呼吸に自然に桃色な吐息が混ざり羞恥心が疼く。
うふふと背後から笑みがした。
「な、何よ」
「抵抗しないの」
「……したら沙耶香さんが何もできなくなるから」
「沙耶香様でしょう」
冷たい声が吐息と共にかかり身体の芯から思わず冷えた感覚と羞恥心を煽られる感覚がした。
「あ……あ……」
「なあに」
「まだ胸しか触ってないのに」
この人はマゾヒストの感覚をどこかで理解してると女性の勘が察していた。はじめから下心を見せないだけに質が悪い。
「……ん、ハアハア」
身体の芯から興奮し始めているのが麻由に伝わっていた。

No.91 17/12/30 06:01
作家 

や……。
油断してたらミニスカのファスナーを下ろされTバックの下着が露になった。
「あら?大胆な下着」
「っ……んぅ」
「いつもメイドの下はこんな下着?私が相手だから?」
肯定否定どちらをしても沙耶香に答えることは羞恥心を煽っているに違いない。
これが男の、いえ女装のサディストの責め方。麻由のなかである種のカルチャーショックがあった。ふつうの男性ならまず麻由が巨乳であることを責めるはずだがあえて沙耶香はしないと思った時だ。淫部に手を這わされ声が上がる。
「や……ん」
「ちょっとしか触ってなあのにそんな声をあげるなんて」
「な、なによ」
「感度がいい証拠。不感症じゃなくてよかったわ 」
不敵な笑みが吐息と共に伝わりながらもほめられたようで気持ちが安堵した。
「不安?相手の顔が見えないセックスは」
沙耶香の声は探るようでありながら指や手元はそっと抱き愛撫する。そこにはそっと彼の感情がある感じが背中越しに伝わる。腰に当たる男根の堅さと共に。
「ん……はあ」
「やらしい吐息。いつもは綾香さんたち相手にしてるからオトコの相手はどれくらいぶり?」
「や……そんなこと聞かないで」
手を這わされたパンスト越しのTバックショーツに指が淫裂を奏でるように這う。だけどけっして肉唇そのものに微妙に触れないもどかしさ。
「女装の女王様に従えないならお友だちにはなれないかもね」
冷たく研ぎ澄ましたような声に胸の内に冷たく寂しい風が吹く。
やだ。そんなこと言わないで。
「さ、沙耶香様……」
「やっと呼んでくれた。安心して冗談よ」
「ああ……」
やられた。
飴と鞭を言葉巧みに沙耶香は操り心が折れそうになるなか寸前で救う。完全に心を折らす真似はしないのはあくまで相手と対等でいたいからと思うが残酷だった。
羊の皮を被った狼。
ふつうの男性は社会ではそう称される。
しかし沙耶香はちがう。
女の装いをした女王様、いや女王様の振りさえしたソフトサディストかもしれない。
身体の芯のなかには責められたい熱い願望とわずかでもこの人に捨てられたくない冷たくしないでという思いが宿っていた。
沙耶香の声がした。
「キスしてあげるわ。そのまま顔だけ」
「んぅ……はあ」
もしかしたらいなくなってしまう思いから唇だけ重ね顔が見え心から安堵し涙が頬を伝った。

No.92 17/12/30 06:29
作家 

涙……?
私は麻由の頬を伝う水の流れに驚いた。もちろん私は完全に私ごときで落ちたとは思わない。
たんに手探りななか彼女を観察し特徴的かつ魅力的な92のバストに惹かれながらもできる限り欲情を抑えていた。だけど乳首には触れなかった。
なぜならそこが性感帯なら責めやすくはなるが相手の身体を知りすぎると身体を責めることが逆にできない。
「泣かなくていいわ」
「ああ……んぅ」
同じサディストではあるが彼女はうかつにもプレイの前にお友だちになりたいと言ってしまったのはたぶん失敗。
私なら最後まで強気な仮面を被り相手を認めた時に本音を吐露する。どちらにしても寂しがり屋なことにかわりない。
「ほら、可愛がるから」
そっと抱いていた指で涙を拭う。こんなこともたぶんに男性の姿ではできない女装であり沙耶香の姿だからできること。
「泣かないでいいわ」
「はい……」
だけど私がまだ力強くぎゅっと抱かない。女性の身体は母性あふれるものだから包容力は自然と彼女たちの方がある。
「ここはどうかしら」
ようやくカットソーの内にある乳首に触れるが触っていた時に気づいたが彼女は大胆にもノーブラだった。カットソー越しに勃った乳首の堅い感触が伝わり彼女は吐息した。
「ああ……ン」
「感じるのね」
「はい……」
やっと性感帯に触れられたことに安堵した。目に見える淫部を露骨に触れることは簡単。
しかしそれではただの痴漢の輩と同じ。相手から求めがない限りは私はできる限り用心深い。気持ちを許した相手に限り大胆に迫る。
麗奈や早紀だから大胆になれると気づく。
麗奈はどうしただろうかとふとよぎる。
その頃麗奈はマンションの一室でアルコールを手にしていた。
「取材だなんて」
プロ作家気取りもいいところ。
このところ早紀が隣に引っ越してきたばかりでまた相手してもらえない。アルコールで身体が火照りながら私服越しのパンツの内が熱い。アルコールのせいだけではない。
「沙耶香としたい……」
そっと指をパンツ越しの陰部に這わしながら内股に足がなり落ち着かない。はあ……と吐息がこぼれる。
んぅ……。
そんな彼女の様子を知らずに私は麻由に気持ちを向けていた。
同じサディストを相手にするのはむずかしい。麻由を完全に落とすことはしない。そんなことしたら厄介事。
自由でいたい。

No.93 17/12/31 06:22
作家 

自由でいたい。
そんな思いとは裏腹に神無月社長の掌の上で踊らされており麻由を相手にしている。私みたいな変態に抱かれ感激してる麻由の股間にそっと私は指を這わし驚きを漏らした。
「え」
女陰の上にあるべきはずの草原がない。麻由は吐息を漏らす。
「ああ……パイパンなんです」
「け、毛がないの」
「は、ハイ……」
無毛症というのはよく官能小説や劇画あるいは体験談でたまに耳にするが直に触れていると赤子の女性器を思わせ驚く。
「驚きました?」
「ああ、うん」
「大切に扱ってください」
恥じらいながらも麻由は私に身体を預けちいさく笑みした。一切毛がない自らの秘部を晒すのはよほど度胸がいること。
女性は時折凄い……。
偽ざる本音を胸の内で漏らした。かくいう私も中学後半か高校入学の前後くらいまでは男性らしい体毛が生える兆しはなかった。またもともと男性器が標準かそれ以下らしいことは体格を見てたらわかりそれは男性としてはコンプレックスになる。
女装しランジェリーや洋服を身につけることで男性器を隠せるというのもあるかもしれない。
などと考えながらも麻由の陰毛がないことにはいくぶんの衝撃があったのは否めない。そっと堅くなったクリトリスに指を向かわせた。
「あ……んぅ」
「とても女王様らしくないわね。ふつうの女の子よ」
「んぅ……ひどい」
「なにが」
「いつまでも後ろから責めて」
キスしたでしょうと囁きながらようやく淫唇に上から指を挿入し愛液の粘った感触が伝わる。
ねちょともびちゃともつかないちいさな淫音が彼女の肌と共に伝わる。
「んぅ……」
「まだ指の先……」
「焦らしてばかり……」
「そんな風に私はできてるの?嫌なら帰るわ」
そっと指を女陰から手を離そうとすると彼女は私の腕を離さないとばかりに触れた。そして言う。
「さ、最後までし、してください……」
「いたいわ。わかったわ」
たいして痛いわけではないが麻由の方から犯される場合も考慮した。彼女が試験だかテストだかを何かの弾みで忘れないとはいえない。
「淫乱ね。たいして触ってもないのに」
「んぅ……はあはあ」
「クリトリスも堅い」
「や……やだ」
「おとなしくしてたらちゃんとやらしてあげるわ

卑猥に挑発しながらも私は彼女の淫唇を弄る。指は愛液で濡れていた。

No.94 17/12/31 17:40
作家 

麻由の陰唇を弄りながらも無毛なために赤ん坊のオムツの世話をしてるみたいと思いつい口を滑らせた。
「赤ちゃんのを弄ってるみたい」
「……お、大人ですよ」
「だって直に弄ってるんだから」
「へ、変態」
ムッとするところだが陰唇の内は無制限に性の欲求を求めるように絡みつく。ねちょねちょとし人差し指や中指、薬指と指全体を濡らす。
「んあ……ああ」
「ムネじゃなくても感じるのね」
「んぅ……胸も」
ハイハイと愛液で湿らせた指でカットソーを上に上げ下着のない巨乳が外に触れた。乳首を軽く摘まんだだけで彼女は声を上げた。
「あ……いい」
「感度はいいんだ」
「なにいちいちたしかめてるの?」
私の慎重な愛撫にようやく気づいたらしく麻由はやや私を睨みつけた。がボディスーツ越しの肉棒をお尻にくっつけた。
「ち、ちょっと……」
「初めての相手に慎重になるのは当然でしょう?ましてや麻由さんはサディスト。ただでは感じないかもしれないわ」
半ば言い訳めいていたが口八丁手八丁を駆使する程度はしないとならない。言いながら乳首を指でコリコリと弄る。
「んぅ……そんないきなり」
「サディストなわりに甘えた声を出して。女性の園だけにいるからそうなるのかしら」
「……んぅ…は、ハイ」
否定すればいいものを正直に答えるように神無月社長に躾られているのか。表情こそは頬が赤く汗や体液が開いた毛細血管から浮き出ている。
「あ……はあはあ」
「ほんと女性は感じるところがたくさん。勉強になるわ」
「く……ひとの身体ですのに」
「従ってばかりでは不満な麻由さんの本性かしら。その方が張り合いあるわ」
麗奈や早紀はとことん責められる時は従順というか彼女たちに私は性的快感を与えている。代わりにプライベートでは対等もしくは私が尻に敷かれているくらいは承知の上。経済的な関係だけでなく対等であるにはどこかで引き際も必要不可欠。時にプライドが傷つき葛藤もあるけど。
「んぅ……あ、はあはあ」
「イカさないから。しばらくはそのままね」
「そんな……」
「理沙さん綾香さん奈々さん三人も相手したのよ。気力や余力でいま身体を動かしてるようなもの。あなただけイカせたら不公平」
たわわに実ったメロンみたいな胸を両の手一杯で弄ぶ。あまりの感触に痴漢してる気分が真っ白な頭にあった。

No.95 18/01/01 15:26
作家 

ぴちゃぴちゃれろれろ。
ベッドに腰掛けエナメルのボディスーツから出た肉棒を麻由は淫らな音を立てながら舐めていた。
「んぅ……イカせてはダメだから」
「ハイ……んぅんぐんぐ」
本来はこのクラブの女王様であるにも関わらずここまで従順になれ唇や口内はカウパー液や股間からの汗や体液を吸収しながらまるで猫のよう。
「んぅ……はあはあ」
「オナニーはしていいから」
はい、という返事のなかに桃色な吐息が混じる。92センチという目の前にあるが私は彼女にけっしてパイズリを求めようとはしなかった。口マン手マンもあり胸マンもあるくらい現代の女性は淫らだ。
私は彼女に言う。
「そんなに従順にして本心から平気?」
しばし麻由は口内にあるカウパー液をじゅるじゅると咀嚼し呼吸を整え返事を返した。
「沙耶香さ……沙耶香様がおっしゃるなら……」
「……私ならそこまで従順になれないしなりたくもないわ。たとえ男としての私であっても」
麻由の猫みたいな瞳は見つめ返し再びフェラチオを始めようとしたが言う。
「フェラをしていいなんて言ってないわ」
「あ……申し訳ありません」
「……していいわ」
再びじゅるじゅるぴちゃぴちゃと彼女の口内と陰部から淫らな音がした。オナニーについては見逃した。
極力私からは責めてないように見えるが焦らして責めるのが私のやり方。またできる限り道具を使用しない。
麻由という女性は何を考えているのか?友だちになりたいは理解できる。オタクや腐女子は似た者同士の寄り合いやグループ。だけどそれ故に自分と違ったタイプとの出会いがない世界。
ふと少しだけひらめきがありフェラチオをやめるように伝えた。
「あ……はあはあ」
吐息が荒く肩と共に巨乳は艶かしく揺れていた。
「お尻を向けなさい」
「え……いっ!?いたい」
瞬間彼女の腰を鷲掴みにし戻った体力のまま掌でお尻に皮膚が弾く音がした。
「い、いたい!痛い!」
彼女が悲鳴のように喚くのを無言で無視しただひたすら叩いた。
「……あ、ああ……んぅ……」
「痛いなら痛いと言っても構わないのよ」
「んぅ……」
先ほど肉棒を舐めていた口許はつぐむようにしていた。本格的なSMが苦手な私は叩くことを嫌うが麻由がどこまで耐えられるか彼女を試している自分に気づく。
室内には皮膚が弾く音しか伝わらない。

No.96 18/01/02 05:08
作家 

再び射精させないように69の姿勢になり私は麻由のバストにも劣らない巨尻にローションを塗り菊の穴をゆっくり柔らかくならしていく。
「お尻の経験は?」
「………んぅ」
答えなさいと再びお尻を平手で弾きローション液と共に揺れる液が飛び散る。
「あぅ……!あ、ありません……はぅ」
「ん……イッちゃう」
瞬間彼女が叩かれた際に口や指の動きひとつで私の肉棒から精液が彼女の顔や天に向かった。私は麻由に言う。
「あれほどイカしちゃいけないて言ってるのに」
「だって……沙耶香さんが……」
「言い訳しない!」
再びお尻を叩き彼女を悶えさせる。そもそも理沙たちから何回も射精してるのでイカせないようにするのは肉体的に不可能に近い。敏感になりすぎたぺニスは性的快感しか求めない。
パンパーン!と疲れた身体で麻由にお仕置きする。
「お尻を犯してあげるだけありがたく思いなさい」
「っ……は、ハイ」
第三者から見れば八つ当たりみたいな行為だし私自身も無毛な花弁に興味がないわけではない。
しかしこの時の私は合否の判定や結果はどうでもいいくらいに気持ちがイッていたかもしれない。意識にある沙耶香の声さえ聞こえない。
「ああ……」
「もうオチ×チ×に触れないで」
「そんな」
「何回もイカされたら身体がもたないわ」
麻由から身体を離しアヌスだけを徹底的に責めた。菊の穴は未発達ゆえに綺麗な桃肉色。とはいえなれさせるにも時間かかるが意識が時々射精の疲労感から奪われそう。
麻由はお尻を魅惑的にくねらせる。
「あ……はあん」
「タイガーレディのわりにお尻が弱いのね」
「んぅ……」
指が二、三本程度挿入できるくらいにならせばたぶん大丈夫なはず。私のぺニス自体は勃起時でも極端に大きいわけではないから。
「挿入(い)れるから力を抜いて……」
「ハイ……」
緊張からか麻由の腰から下が震えているのが伝わる。
「麻由さん」
「ああ許して」
「ちがうわ、怯えないで。怖がったら私は挿入(い)れられない」
沙耶香さんと助けを求めるような呟きに応えお尻を両の手で掴んだ。
初めてのアナルセックスに怯えがあるのは当然だ。呼吸を整え隆起した肉棒をそっと挿入し始めた。
「あ……ッ」
「そのまま……痔になったら病院くらい付き合うわ」
ハイ……と呟く時に力が緩み穴が入りやすい。

No.97 18/01/03 05:50
作家 

聞こえない音が皮膚や肉が破けるような音がする。霊感ではない。
アヌスからの音がお尻を突くたびに聞こえないはずなのに聞こえる。
「っ……んあ」
「麻由さん……」
初めてのアナル体験に彼女は痛みと快感のなか悶える。抵抗や拒否すればこんな目に遭わないのにと不憫に思わなくもない。
「っ……平気です。気持ちいい……」
「早めにイクから」
「っ……はあはあ」
そうは言ったもののこういう風に言うとなぜか気持ちが反転しイカないように身体は堪える。女装の女王様に犯されるサドな女性のマゾな姿なおかつ麻由は普段着である。
倒錯した世界に生きている感じがし脳内が性的快感で真っ白でありながら甘美な雰囲気。
「ああ……っ」
肉棒の先端や全体にかけてぬめっとした液体が触れ肉棒とお尻の結合部を見ると鮮血が滴っていた。
「はあ……っ」
「痛いなら痛いと言ってもいいのよ」
「気持ち……いい」
本来なら無毛なうぶな花弁で私と結ばれたいかもしれないのにあえて裏切っているのに麻由が堪える姿は痛々しくも美しい。
犯される姿に私は犯しながらどこかで自分が“女性として”犯される姿を夢想する。
「っ……お、大きい」
「そんなに大きくないわ……」
アナルセックスは挿入するされる側互いに体力を消耗するが私のぺニスはお尻の肉圧のなかで射精が近づくことを感じ膨らみを感じた。
「犬みたい」
「っ……んあ」
「私を軽蔑なさい」
「っ……いや」
牝犬みたいに惨めに犯されながらも麻由の胸にも負けないお尻は自ら揺れる。そのたびに射精感が近づく。
女性はわからない。
“わからないならわからなくてもいい。だけど麻由さんを突き放しすぎ”
私の内の沙耶香は優しく諭すようだ。
「イクわ。受け止めなさい」
「ああ……は、ハイ」
ボディスーツの内にある睾丸は容赦なく膨らみ下半身全体から身体を熱くさせる。睾丸から幹へ幹から肉棒全体そして鈴口へ一気に到達する。
イクという性的快感は女装してる私に矛盾をおおいにもたらす。
精液が麻由のアヌスへ流れてゆく。
瞬間麻由の淫部からもちいさな噴水のようにぴちゃぴちゃとベッドを濡らした。まるで赤子の小水のようだが彼女もイッたようだ。
「ああ……」
アヌスを犯されたぶんに女性としてのプライドを汚したはずなのに麻由は最後まで従順だった。

No.98 18/01/03 15:20
作家 

何度目かの射精に果てながら目覚めると麻由の顔があった。
「お気づきになりましたか」
「ああ……。……あんなセックスで満足した?」
「……はい」
わずかに返事に逡巡があり四人のなかでは感情が明確に見えていたことに安堵しなくもない。
「もう終わり?」
麻由はしばし考えながら口を開いた。
「それは神無月様の意向しだいです」
「んぅ……はあ」
「これでお友だちになって頂けますか」
あのねと文句を言う気力さえ麻由の笑みを含んだ表情に奪われ頷いたようにしてしまった。
「よかった」
その声と共に頬にキスをされて女性がよくわからないという戸惑いが渦巻く。去ろうとする麻由に普通のランジェリーを用意するように求めると頭を下げ再び現れ純白のブラショーツを渡され彼女は消えていった。
「はあ……お尻大丈夫?」
「……痛かったです」
「気持ちよかった?」
「ええ……」
着替え終えながら彼女の表情には初アナルに快感と後悔のふたつらしいのが感じた。こちらが欲望のままに動かなかったことが彼女はどう受け止めたか。
「いま何時?」
「……それはお答えできません。すみません」
申し訳ありませんからすみませんとやや親しみを込めた表現に個人的感情が見えたが疲れていた。
少し寝させてとお願いした。
はい、と彼女は答えそのまま去っていった。
そもそも本格的なSMが苦手なのに……と呟きながら意識が深い眠りの底についていた。
その様子を見ていた神無月社長と早紀は呟く。
「まったく麻由の気持ちに応えないなんて」
「沙耶香さんのツンですね」
欠伸混じりに早紀は呆れた。沙耶香さんのことわかってないのかな社長。
「早紀に部屋を用意してあげて」
「もうおしまい?」
などと彼女は寝惚けながら奈々に部屋に連れていかれ消えた。
神無月社長はモニターのなかの私を見つめた。
私が目覚めた時には奈々たち四人のメイドが揃っており思わずベッドの上で後ずさった。
「おはようございます」
帰らしてという言葉が喉寸前まで出かかった。
しかし目の前には和洋折衷の食事とお風呂の準備ができていると彼女たちは言う。
施しされてる……。
やむなく先にお風呂を求め湯で身体を清め食事に手を伸ばした。
時間がいまいつなのかわからない。
はあ……女王様てこんな生活なのかと変な想像をがした。

No.99 18/01/04 06:22
作家 

食事を終えると神無月社長が現れ私に言う。
「沙耶香さんはひどいひと。奈々にはこたえて麻由には意地悪をするんだから」
「私は女王様になるつもりはありませんから」
神無月社長は奈々たちメイドたちに退出するようにうながしふたりきりになった。
「はっきり言うわね」
「ジェンダーアイ三姉妹のことについては借りと思ってますから私は双星出版あるいは社長に恩と思って身を置いて返しますが女王様なんて……」
「麗奈や早紀についてもでしょう」
私が女装引いては沙耶香としての立場から彼女たちから離れられないことを彼女は見抜いている。会社とは契約上での関係だが私は先ほどの言葉を後々軽率な行動から意思とは無関係に裏切ることになる。
神無月社長は言う。
「麻由の気持ちくらい受け止められるのに残酷なひと」
「性格ですから」
「それだけ……んぅ」
「んぅ……もう勘弁して……」
最後よ、と眼鏡の奥の彼女の瞳は私を見つめ抱きキスを重ねる。
はあと吐息がこぼれるなか再び勃起を感じる。あれほど射精したのに。
「一年ぶりかしら」
「はい……」
神無月社長を抱いたのは昨年契約をしたばかりの頃にアナルセックスを一度だけ。
「沙耶香さん私を抱いてください。いえ沙耶香様……」
「様なんて……」
どういう意図があるのか私にはまったくわからないが性欲や劣情は回復さえしたら無制限なのだろうか。赤いスーツの胸元から彼女の白い胸の谷間が見え身体を熱くさせる。
「女王様にはなりませんから」
それには答えない彼女を私はベッドに押し倒しスーツを脱がしボタンを外し甘い母性や乳の香り、女性特有のフェロモンがする胸を愛撫した。
「ん……」
「アナルをするの?」
「は、ハイ……」
なぜか彼女は女陰を求めない。使えないというわけではないだろうに。
私は半ば沙耶香の姿のまま性の獣と化していた。凌辱とはまではいかないが社長という目上の立場にいる女性を辱しめている。
以前媚薬に苛まされた時の“男の私”は内に封じられたか克服したかわからない。
だけど胸元から髪やうなじ、背中、指や指の間、お洒落なショーツの内に潜む淫唇など唇や呼吸、指、掌、言葉責めなどをまさぐり愛撫する。
「あ……!んぅ」
「アナル好きな社長さん。変態ね」
「も、もっと……」
まるで男に甘える牝そのものに私には見えた。

No.100 18/01/05 12:23
作家 

彼女は謎の女性(ひと)と思った時に巨乳に顔を挟まれ息ができなかった。
「奈々や麻由を傷つけた罰を受けて……」
「んぅ…んぅ……」
さすがに胸で窒息させるまではいかなく寸前で解放されたが息が落ち着かなかった。睨むが彼女は私程度で堪えるわけがなくプレイに集中した。
「ん、なんで私にこだわるんですか」
「……んぅ…答えない」
答えないということは暗に何かに答える意思があるという意味にとらえられるがわからない。
「わかりません」
「いいの。それで」
ツンと澄ました表情が気に食わなくスカートからお尻を丸出しにして麻由にしたのと同じように肌を叩いた。
「ああ……」
瞬間二、三叩いただけなのにお尻は興奮しか牝猿のお尻のように赤くよく見たらショーツのクロッチにはやらしい沁みが浮き出ていた。
「……こんなことされて平気なんですか」
「……平気。沙耶香さんになら」
被虐的な立場が仮にこの時だけとしても彼女のプライドは汚されないのか。しかし喘ぐ声や表情に社長としての姿や欠片はない。ショーツを掴みそのまま紐状にし淫肉にさらに食い込ませた。その痛みと快感に神無月舞は悶える。
「うう……ン。はあ…」
「変態」
「そうです……。私は変態……」
美しいレースや花模様があるショーツの前面は淫花の沁みに汚れ見る影もない。下着という華が女性器という花弁に汚される淫靡な美しさ。それに興奮していた。
「フェラして」
「はい……」
こわいくらいな従順さが神無月舞にはあった。それは四人のメイドより上回るくらい。ふと気づく。彼女もまた麻由同様にSとMふたつの両面が備わっていることに。
ふだん私が麗奈や早紀に日常生活ではソフトサディストの一面はほぼ見せない。痴話喧嘩な時に男に戻る時はたまにあるがそれでも性的に虐めることはしないのがルール。
「ああ……はむ。れろ……」
「イカさないで」
互いに眼鏡の内に秘めた瞳同士で見つめあうが神無月舞は何度射精したかわからない肉棒に口をつける。
はむと大胆にくわえたかと思えばちろちろと幹や睾丸を下着越しに舌を這わせ時には太腿にまで赤い舌んつける。
「んぅ……」
皮膚が弱い私が以前湿疹な汗もなどに弱いことに触れたが太腿や背中なども実は敏感。彼女はそれを知っているようだった。
神無月舞は思う。
沙耶香さんいえ沙耶香様と……。

投稿順
新着順
主のみ
付箋
このスレに返信する

小説・エッセイ掲示板のスレ一覧

ウェブ小説家デビューをしてみませんか? 私小説やエッセイから、本格派の小説など、自分の作品をミクルで公開してみよう。※時に未完で終わってしまうことはありますが、読者のためにも、できる限り完結させるようにしましょう。

  • レス新
  • 人気
  • スレ新
  • レス少
新しくスレを作成する

サブ掲示板

注目の話題

カテゴリ一覧