注目の話題
ピアノが弾けるは天才
一人ぼっちになったシングル母
既読ついてもう10日返事なし

沙耶香の女装官能小説2(女王様と作家編)

レス321 HIT数 35225 あ+ あ-

作家
18/07/30 08:24(更新日時)

物語

わたし水越沙耶香(仮名)はスカウトした麗奈と共に暮らしながらモデルは二年目そして新たに官能作家の道を歩むことになるが隣の部屋に麗奈の後輩早紀が引っ越してきたからたいへん。
朝は淫らにフェラチオで起こされ三角関係はますます広がる。
しかし麗奈は私の担当をはずれ代わりに担当するのはお堅い真面目な美少女。また舞先生の教室に通いながら新たに築かれる性欲に餓えた人妻たち……。
さらに私をヘッドハンディングやスカウトしようとする女装レズ雑誌の美女やAV業界、テレビ局など。私はさらに道に迷い葛藤するなか性の道を模索する。
麗奈に黙り女装SMクラブ“ヴィーナ”の女王様(見習い)としても活動していく。

物語は前回からそのままの正当な続編。
女装小説ではありますがLGBTや性同一性障害などではなく著者が女性や女性的なモノに憧れる作品です。
何度も言いますが誤解なきよう願います。

17/12/08 07:46 追記
ちなみに著者は前シリーズ同様に男性です。

登場人物紹介

水越沙耶香(♂)
ソフトサディストの性癖を持つ女装。麗奈にスカウトされそのまま沙耶香として同居。サディストではあるが本格的なSMは実は苦手。だが麗奈や早紀から愛され神無月社長の女装SMクラブ“ヴィーナ”で女王様(見習い)も兼任。

矢口麗奈
沙耶香をスカウトした張本人。もとレズ。

ニノ宮早紀
麗奈の後輩。まだ未熟。

18/01/16 05:50 追記
登場人物追加設定

冴木流菜(るな)
麗奈や沙耶香が通うフィットネスクラブに通う人妻。沙耶香とセックスをしサインを求めるが実は彼女は……。

美如月愛那(みさらぎあいな)
麗奈に代わり沙耶香の担当になった早紀より年下。実は沙耶香の学生および郷里時代を知り下着泥棒をされた被害者。ただし個人的感情の怨恨はないらしいが……。

本田透子(透・♂)
早紀に過去にいじめられた女装初心者。

No.2571700 17/12/06 06:06(スレ作成日時)

投稿制限
スレ作成ユーザーのみ投稿可
投稿順
新着順
主のみ
付箋

No.301 18/03/13 07:45
作家 

流菜は考えた。
麗奈の双星出版での立場を考えればそのまま引き抜くあるいは自分のモノにするのは彼女を危うくさせるだけ。
ならば沙耶香ごと取り込んで麗奈が手中に入った時にこの変態は用済みにすればいい。
「やめて流菜さん。冴木さん!」
沙耶香の声色は不快に思う。女性らしいソプラノな声と少し残る男性らし深いアルト声。微妙に複雑に混ざりあい男女両方として感じてしまう。
「調教してあげる。桜子たちともセックスできないままこの部屋にいるのよ」
「拉致監禁じゃない」
「進んで自分からここに来たくせに何を言うの」
抵抗していいかわからないまま腕を振りたいが沙耶香は力をすべて出していない。意図したものか女性になりきっているのかわからない。
ベッドに座らされ昨夜と同じように四肢を手錠やロープで意外なくらいあっけないくらいに抵抗がない。
「お願いやめてください……」
「オトコの力を使えばかんたんなのに」
なぜ、という言葉を流菜は飲み込んだ。何か裏があるのではと思うが桜子たちが飼い慣らされたようになったのだって理由があるはず。
もう麗奈とは連絡もさせないとばかりにスマホを取り上げた。
「これは預かるわ」
「よして冴木さん」
「うるさいわね」
ボタンをひとつひとつ外してパジャマの下を脱がすとそこには自分が用意した女性用下着。スポーツタイプのブラショーツセット。そこには勃起した男性の膨らみがあった。
「なんで勃ってるの」
「よして。いまは疲れてできるものではないわ」
嘘だった。
沙耶香は“女王様”が目覚めかけることをどこかで理解していたかもしれない。
もしも彼女が目覚めでもしたら流菜にセックスどころではなく最悪の性行為を記憶させるかもしれない。
だから私は嘘をついた。
「よして冴木さん……!?」
頬が叩かれる音がし眼鏡が枕の脇にずれた。
気づくと流菜の頬には涙の輝きが見えた。
「……んで。なんであなたなのよ」
「……なんのこと」
彼女は答えずに備えつけられた黒塗りの棚からオナホールを出した。ショーツの脇から男性器を出して強く握った。
「い、いたい!?」
「これから気持ちよくさせてあげるわ。この人造ま×こで」
ローションをオナホールに塗るようにしながら私の勃起した男性器にゆっくりぬるりとつけた。
「っ……あ…」
声が漏れた。

No.302 18/03/13 15:35
作家 

「感じるのね。ニセモノのおま×このくせに」
感じる私の姿に流菜はレズのタチらしく笑みした。
「ッ……んん」
声に出さないまでも呼吸や甘い吐息になりながらも肉棒と化した男性器は肌色のオナホールの内で膨らみカウパー液がぐちゅぐちゅと亀頭を鈴口を濡らし幹はローションの粘りともぬるぬるともつかない間の感触で膨らみが増していく。
「ッ……はあはあ」
「私はあなたを許せないわ。あなたみたいな変態が麗奈みたいな女性といることが」
オナホールで肉棒を憎々しい感情のまま上下や斜めにしたり根元から折れたりなくなるのではと思うほどに扱いたり強弱に撫でる。
「あ……!ンン。やめて……」
「やめるわけいかないわ」
「なんでよ……」
ぐぐぐと肉棒が射精にいたる快感を思い出させようとするくらいに睾丸から熱いものをおぼえる。
鋭く冷酷な気持ちと麗奈への熱い感情が混じる複雑な瞳の色で麗奈は語る。
去年の春に偶然麗奈を見かけあまりの懐かしさに声をかけようとした。
しかしそこに見慣れぬ女性がいた。後でわかったがそれは女装した男性であり名を水越沙耶香という。保育士の資格を持ち麗奈と同居しモデルとして共に仕事している。
なんであんなひとと……。
愛とも憎しみともつかない感情が胸の底に滲みのように広がった。
時には一緒に食事をしたり淫靡なセックスをしたりと女装や性差を超えた関係が許せなかった。
しかし流菜もまた一方で主婦として幸せを手にし一方では新星出版で編集の仕事に就いてまた桜子たちという人妻仲間の茶会に入りながら確実に地位やポジションを築いていたが幸せな麗奈を見るたびに表現できない胸の隙間ができる感じがした。
かつてのレズメイトに声をかけられない気づかれないまますれ違う。会社も側にあるのにだ。
去年の夏の撮影旅行の際に流菜もまた尾行し沙耶香の女装レズを見ていた。相手が麗奈だけでなく早紀という麗奈の後輩、AV女優を相手に誰彼構わずしている。
なぜ麗奈が怒りや憎しみもなくいられるかわからないことばかりだった。
なぜ幸せにしてられるのか……。
かつての愛が憎しみに変わるまで時間はいらなかった。
麗奈を自らの手に戻し女装する変態な沙耶香と別れさせてやると。
私は呼吸を荒くしながら答えた。
「逆恨みじゃない」
「黙りなさい。ほらイキなさい!」

No.303 18/03/14 14:27
作家 

イクっ!!
どぴゅどぴゅと牡の精液はオナホールの肌色を汚すように噴出し睾丸に溜まったものを出していく。
はあはあと呼吸が止まらない。
「これで何度目かしら。三回?四回五回かしら」
「さ、冴木さん……」
「まだ声を出せるほどに力はあるのね」
彼女は衣服のボタンを外し胸元や足元から下着や胸を見せながら射精し終え力を失い萎えたはずの肉棒は再び力を取り戻す。
「み、水を……」
五回か六回かそれ以上射精させられたのか身体が過呼吸と喉の渇きに襲われ窓から射し込む太陽の輝きさえまるで砂漠にいるようにまぶしく映る。
ごくごくと彼女は私の目の前でアルコールやジュースを飲んだかと思えばそのまま唇いや口内を重ね合わせる。
「ああ……んぐんぐ」
縛られ身体が動かない私は口移しでいただく喉の渇きを癒すアルコールや飲料水を必死に口内から喉へ喉から体内に吸収し喉の渇きをなくしていく。
「はあ……ン」
「はあはあ、も、もうやめて……」
「まだ半日も経ってないわ」
すでに昼過ぎで季節は初夏から夏に変わろうとしている最中。
脱水症状か過呼吸で死ぬのではと思わせるくらいに流菜は射精という責めと飲料水を与えないという性欲と生存本能に対して鞭と鞭しか用いずあれから数時間しか経ってないのに疲弊していた。
「ほら、ここは復活してる。オチ×ポオチ×コペニスに肉棒、オチ×チ×……」
口移しの間しか水分補給ができない私の股間を撫で復活した男性器を彼女は撫でたり皮や幹に爪をいれる。
い、痛いと悶え呼吸は荒く瞳から水滴は何度こぼれたかわかるわけもない。
「またイカせてあげるわ」
「や、やだ。やめて……ああ…っ……う…ん」
オナホールはひとつだけではなく形状や仕組み豊かなのがいくつもありベッドのまわりには牡の匂いがしたオナホールが散乱していた。
……!
気のせいか。ふと以前に見たこの部屋の様子と何かが重なる気がした。
「あ……ン。はあ……」
「あら?こんな時でもよく冷静になれるのね」
「……」
いったん泣いて喚くのは屈折や挫折した時の絶望や絶望感そのもの。
一度その状態を過ぎたら気持ちは自然と切り替わっていく。
表面上麗奈や早紀に敵わないようにしてたのも日頃のバランスを取るための処世術。それがこんな時でも生かされているらしかった。
どうにかしないと……。

No.304 18/03/14 15:08
作家 

気づくと夕方だった。
ぱたぱたと子どもらしい足音が階下から聞こえさらに耳に伝わった。
「ママ、さやかお姉ちゃんは?」
「仕事が済んで帰ったわ」
「ざんねんだな」
ちがう。私はこの部屋にいる。脱出しないと思った時だ。
ぐっと力をいれると四肢はベッドの上下の柱に縛られているはずなのにわずかほんのわずかにベッドが動いた気がした。一ミリにも満たないくらいだけど。
疑問に思う間もない。
ふと大声を出してみた。
「た、助けて!誰か助けて!!」
……。
恐ろしいくらいにまわりが流菜の子どもたちや外を行き交う人達や車の音など平和な日常が壁の向こうにありそのことにむしろ背筋だけでなく身体全体が冷えるようだ。
力を入れるとやはりベッドはわずかにごくわずかにだが動いている感じがした。
馬鹿だった。むざむざ流菜の手に落ちるなどという行為は愚行だった。
だが嘆いてもいられない。脱出することだけを考えて身体を動かす。
気づくとペニスはスポーツタイプのショーツにちゃんとおさまっており同じようにブラも胸にフィットしていた。
……気持ち悪い。
太腿の内側や外側に自ら出した精液のよごれがあった。
しかしあれから射精を何度かさせられたのに身体は力を失ってないのは奇妙だった。ベッドを身体だけで何度か一ミリでも動かしては休み動かしては休みを繰り返した。
階下から流菜たち家族の声がした。
「私は明日からまたお仕事に戻るけど今度の日曜日には時間を取れるわ」
「そうか。みんなでどこかへ出かけるか」
「わ〜い」
「やったね」
……。
なんだろう、この違和感。
一見するとしあわせな家庭なはずだがこの部屋といいあの家族の会話。あたたかくあまく気持ちいい空間や時間と想像はできる。
だけど奇妙な違和感は肌にひたひたとくっつく感覚……。
力が休んでは出て手首や足首には手錠やロープの跡がくい込むよう。
どこにこんな力があるのだろう。フィットネスクラブに通ったのは半年程度で筋肉がかんたんに身についたとは考えにくい。
疑問に思うのは後だった。
脱出をしたい、ここから抜け出し麗奈に会いたい!
素直にそう思えたのはこの時が心から初めてだったかもしれない。
しかしそれは叶うことはなかった。
夜になり私の体力が尽き眠りにとらわれた時に扉から流菜が現れ瞳が輝いていた。

No.305 18/03/15 13:50
作家 

ふと彼女は床に気づいたように目をやった。
ベッドが動いている……?まさか。
そう思いながらも沙耶香と麗奈が結ばれるのは見たくない思いがある。彼女の内にあるのは許せないという黒く深い愛憎である。
「ここから脱出するつもりだったかしら?縛られているのにベッドが」
「動かしてなんか」
「いない?数ミリ動いているからわかるわ」
……。
私は口を開いた。
「もうやめて。こんなこと……」
「観念したわけ……には見えないわね。これだけのベッドを縛られながら数ミリでも動かす愛、愛情。それとも私への憎しみ、なんでもいいわ」
「よ、よくない。聞いて……」
思いのたけを私は彼女に伝えた。
麗奈との出会いや早紀との関係、AV女優との撮影。恋愛からではなく始まった麗奈との関係からいまに至り私が女装したきっかけやいま私の内に存在している私とはちがう“沙耶香”と“女王様”の葛藤や“女王様”がいつか私を乗っ取るのではないかという複雑な絡み合い。
息も切れ切れな私を流菜は見つめた。わかってくれただろうかと思ったがそれは裏切られた。
「なによ。そんな話?私を騙せると思ったかしら。そんな子どもじみた話。バカにしないで」
「ち、ちがうの。本当に、ほんとの私はひ弱な男性だし舞先生のところで鍛えてはいたけどベッドは動かせないはずよ」
「たしかに男としては甘ちゃんのようだけど……」
彼女は思う。
男性としての沙耶香の生い立ちや経歴もまた調べていた。男性としては際立った特徴は少ない。ヲタクだったり女装が性癖だったり意外なのは保育士という資格持ち。
子どもたちがなついたのはわかる気がするが、麗奈についてはやはり許せない。
「痛いかもしれないけど今夜は一晩オナホでヌカせてもらうわ……」
「や、やだ……」
ぐっと身体に力がまた入る。火事場の馬鹿力なのか四肢を縛る手錠や縄が手首や足首に食い込むようになりながらもベッドが軋む音がし床からわずかに動いた。
「あなた……」
すでに体力は尽きているのにまだあるのかとふしぎに思えるくらいにベッドが動いたのがわかる。
“もう少し……”
沙耶香とはちがうサディストを秘めた声が脳内からした。
「や、やめて……」
流菜は手にしたオナホを調節しながら私の口に離乳食みたいなスープを与えるが私の声は無視していく。スープの味がわからない。

No.306 18/03/15 15:26
作家 

スープを口になんとか体力は人並みに戻る私の股間に流菜はオナホを再び着ける。
「次は電動式よ」
「ち、ちょっとやだ。お願い……」
「ベッドを動かしたくせによくそんな演技ができるわね」
「演技じゃない。本気だってば」
麗奈たちとの行為で演技して気分やシチュエーションを高めたり愛情の確認などはすることはあったが本気だった。
「あまり動かないで電動なんだから。下手に動くとオチ×コがどうなるかわからないわよ」
一度勃起状態にまでして鈴口や亀頭から幹の根元にまでオナホがすっぽり入りそこにローションを垂らされ不覚にも気持ちいい感覚が襲う。さらに流菜はできる限りぺニスがオナホから離れないように工夫し身体を固定してる四肢のように四方から男性器を睾丸と根元を萎えた状態と勃起状態を踏まえ紐で輪を作りオナホが萎えた時も離れずほぼ八割方固定していた。
「や、やめて……」
「同じことしか言わないのね。バカな男」
「旦那さんだって男じゃない」
キツく睨みながら何も言わない。
桜子たちは私と性行為をしている間は快楽に浸りながら日常という現実を理解し葛藤していた。私は彼女たちに性行為をしながら現実に戻す行為を少し手伝っただけ。
しかし流菜はちがう。
私を憎むことや麗奈を再び手にしたい欲望で現実から目を背けるような態度が成熟してる身体から沸々と感じ愛憎は私に向けられていた。
「スイッチ入れるわ」
ちいさな音がしたかと思うと肌色の電動オナホはぶるぶると震え疑似的女性器はローションのゆるやかな粘りと共にぺニスに刺激を与える。
「あ……ああ……」
“やってくれるじゃない。冴木流菜……”
ぞくっとする凄味ある女性らしい声が内からし肉体的な快感と精神の内にある“女王様”の声に熱さと冷気を等しくおぼえた。
快楽と恐怖。
「あ…あ…ああ…ンン」
「一人前に感じてるじゃない」
“麗奈は渡さない”
“あなた?”
意識の内で“女王様”に“沙耶香”は意外な声に問いかけたが彼女は応えないまま。
私自身は電動オナホと戻った体力により性的快楽に襲われ呻いていた。
「ん……ンン」
「声は出してもいいわよ。防音なんだから」
「……ああ」
肉棒と化し睾丸には与えられた栄養で精液が時間の経過と共に溜まる。それを見て残酷に言い放つ。
「一晩中そうやってなさい。射精という快楽に」

No.307 18/03/16 08:13
作家 

“さようなら”
誰に向かって離別を伝えているかわからないなか下半身が射精という快感に耐えきれず淫靡かつかなしい別れを感じさせた夢から現実に戻す。
い、いまのは……。
「あ、あ……イ、イクっ……イグぅぅぅ!!」
ハアハアと息切れを起こしながら肉棒は果て萎えていくが熱を帯びては醒めてもと通りの大きさに戻るがぺニスは綿密な計算によりオナホはどんな角度になっても自動的に時にランダムに動いて刺激していく。
「あ……やだ」
上下左右斜めいかなる角度にぺニスが萎え倒れても精液とローションが散々混じった気持ちいいのと不快な感覚は敏感になりすぎたぺニスを刺激する。
ベッドのシーツには射精後の尿意に耐えきれず漏らした尿が沁み証拠に身に付けたショーツからも尿の跡があり泣きたいいや泣いたのだろう。目元や頬には涙の跡が残酷にあった。
プライドさえずたずたにされながらも何かに堪えていた。
麗奈への愛情か自らのプライドか誇りか形はわからないが必死に自分の内にある芯のようなもの、“汚してはいけない”なにかがあった。
荒い呼吸や淫らな吐息のなか一晩中の射精に脱水症状や過呼吸に限界を感じ死をおぼえる。
死なない。生きて麗奈に再び……。
そう思った時に扉が開かれ流菜はワンピースやエプロンにいかにも清楚な雰囲気で現れたが瞳は残酷な輝きがある。
「生きてたわね。死なれたら困るもの」
「……ハアハア、やめて。お願い。あう……」
瞬間彼女は手に隠していた鞭で私の身体を打った。
「黙りなさい。生かしてあげてるんだから」
手には鞭だけでなく飲料水が入ったペットボトルにコンビニのお弁当などあった。
「手は自由にしてあげるからいまのうち食べなさい」
「あ、あなたね」
「ご主人様もしくは流菜様と呼ばないとあげないわよ」
「ご、ご主人様……」
言わなくてもわかってるわねという睨みで私を従わせようとする瞳が見えた。
「ご主人様……。私に水と食料をお、お与えください……」
ほどかれた両腕と共に身体を折り曲げお願いした。数時間ぶりの食事に生きた心地がした。
食事をしてる間に麗奈はオナホを取り替え足や腰についた精液や尿の沁みや跡を拭いていた。
「勘違いしないでね。あなたはここから解放されない。だけどお仲間を呼んであげるから心して待ってなさい」
意味深なことを伝え彼女は去っていく

No.308 18/03/19 05:46
作家 

週が明けて双星出版社に麗奈は出勤した。
透子は女の子らしくなるように教えないと。
いまのままではいいと思いますが。
早紀と愛那は以前とちがい互いに意見を言い合える仲になったのはいいこと。微笑ましい。
しかし麗奈自身は……。
流奈から新星出版社に来ないかという悪辣かつ淫靡な誘いと自分を庇うために沙耶香がさながら生け贄のような目に遭いまた自らそのような目に遭っていると思うと精彩を欠いていた。
「これではダメ。男の娘(こ)の魅力はなにひとつ伝わらないわ」
神無月社長からの厳しい一声を直接伝えられまるで新入社員のようである。神無月社長は麗奈を眼鏡の奥から怜悧に見つめる。
「沙耶香さんが自ら望んだことでしょう。受け入れなさい」
心の奥それも最深部にある本心を見透かされ鋭い言葉に麗奈は女性としてではなく少女のように心がちいさくなったように思う。
「……できません。私を新雑誌担当の企画から外してください」
弱音を吐く麗奈に神無月社長は見つめる。
「その程度なのあなた?レズであることを克服し私にいつか立ちはだかる存在になるんじゃないの。あなたのかつてのお姉さま冴木流奈そして水越沙耶香はいまは敵、ライバルよ」
その言葉に週末に見せられた淫靡な撮影がよぎり身体が芯から熱くなりながらも心のどこかは醒めていた。
「……」
神無月社長は彼女の肩に手をやる。
「ここを乗り越えないと、沙耶香はいつかも将来は結ばれないかもしれないわ」
「……っ、沙耶香をSMクラブの女王様にしようとしてるくせに」
口に出してしまい神無月社長や流奈にさえ沙耶香を取られることに麗奈は本心から怯えていたかもしれない。それは少女のように彼女の内で数少ないけがれのない思いかもしれない。
「それはそれとあなたに伝えてもわからないでしょう」
意味深であり意味不明な言葉で麗奈には届かない。
わかりません。
麗奈にはなにがなにがわからなくなっていた。
気づくと社長室から退室しており屋上にいた。夏になった暑い陽射しが照りつけ蝉の鳴き声が耳を打つ。
涙が頬に流れ泣いていた。
早紀と愛那がたまたま屋上に来て彼女に気づき慰めては励ます日々が続く夏の始まりだった。
早紀は思う。
沙耶香さんどこまで馬鹿なんですか。
愛那もまた思う。
この業界はつらいことばかりなんだと。

No.309 18/03/19 15:40
作家 

考えていた。
流菜は誰を沙耶香に差し出すか。同僚たちではまずい。なかには沙耶香に興味を持つ女性たちもいるが失踪に近い扱いになることに間違いない。
だがオナホでは沙耶香が満足しないだろう。
冴木さん、社長が呼んでます。
同僚の声に社長室に向かいふと思い浮かぶ。
社長か……。
双子の妹だかなんだか知らないが姉妹同士の争いに巻き込み利用し利用される関係。わずかに冷たい輝きの瞳があったことを誰も知らない。
「沙耶香さんの様子はどう?」
神無月恋もまた姉舞に似た端正な表情で流菜はわずかにむっとしたがあえて嘘偽りを答えなんとか彼女を家に招く方法はないか画策した。
「社長」
「何かしら」
社長の失踪はまずい事態かもしれないが沙耶香の性欲を満足させ場合によっては……と思う。ふと自然な笑みがこぼれた。
「沙耶香さんを懐柔し激励するためにウチへ来てくれませんか。ご馳走を用意します」
「あら気前がいいのね。なら週末にでも構わないかしら」
さすがに週の始めでは怪しまれるだろう、ならそれもかまわない。
「ええ、お待ちしております。沙耶香さんも喜んでくれると思います」
沙耶香という女装変態男をご馳走させて悦びを与えてあげるわ。
社長が沙耶香と共に行方不明になるかならないかはうまく立ち回らないとならないことはむずかしい。
社長室を退室した流菜はどうにか頭を回転させた。編集部に戻るとつい先頃AV業界を引退した早乙女美紀と前原祐から沙耶香についての質問や依頼があった。
『ええ昨年の『クロスドレッシング』ですか。ライバル会社ですから当然拝見しました』
「沙耶香さんはお元気です」
『そうですか。できましたらアポイントメントを取りたいのですが』
「……アポですか。まだ今後の日程については未定なのでこちらからそちらに連絡する形でよろしいでしょうか」
ええ、お願いしますと美紀や祐の声にうまく切り抜けたと思った。
電話を切り終えなんとか息をついた。
社長といいAV女優たちがなぜ沙耶香を慕うか理解に苦しむ。
しかし手駒は揃うようだ。神無月恋社長にAV女優ふたりか……。企画を立ち上げあの変態沙耶香を満足させないとならない。怪しい笑みを流菜は密かに浮かべていた。
同じ頃電話を終えた美紀と祐。
「沙耶香さんはあちらにいるようだけど」
「危険な賭けかもしれないわ」

No.310 18/03/20 05:59
作家 

ウィンウィン……ぱくっ……!ころころ……。
イクッとした瞬間にまたもオナホが割れた。割れたオナホの破片がローションと淫靡な牡の匂いをさせながらベッドの端に転がった。
あれから何日……。まだ一週間は経ってないはずと思うが理性が性欲にとらわれまいと必死だった。
はあはあ、と息をし少しは自由に動け流菜が置いたペットボトルで水分は補給したが手錠やロープの長さは限られ座るのがやっとだった。ティッシュで太腿やペットについた精液を拭いゴミ箱に捨てる。
ああ……。嘆くくらいはいつでもできた。なんとかこの状況を打破しないとならない。
「くっ……」
手首や足首には手錠やロープの跡が生々しい。水分を補給はしないとならないがペットボトルの水は限られていた。下着は日毎に変えられてもいたが朝から晩まで射精を繰り返させられ身体も下着も牡の匂いだけ。
いつかチャンスはくると思いたい。
“その時こそ私があなたになる時……”
私の内の“女王様”はいまかいまかとうかがってるようだ。身体ごと私を乗っ取るような野心を秘めた恐ろしい人格。ただ彼女もまた私が性経験の内で育った人格だろうと想像した。
“女装の女王様”“女装のサディスティン”など私は女装としてはマゾではない。疑似的ではあるがそれは女性に軽く責められる範囲やプレイ程度……。
ぱたぱたと廊下を歩く音が階下にした。
ママまだかな。
もうすぐだよ。
ただいま、て誰もいないか。遊ぼう。
うん。
流菜の子どもたちが学校から帰ってきたがはじめは助けを求めていたが純真無垢な子どもたちに自分の変態な姿を見せたらと思うとこわくて助けを呼べなかった。
すべて計算ずくだろうか。理性が崩壊しない程度に射精をしてオナホが膨らむ男性器で壊れていく。
子どもたちに見せられない……。諦めが時々やってきては立ち直る。ペットで身体を休めては理性を失わせないようにしていた。
流菜が帰ってくるまで身体を休ませた。
……。
「あら、いい気なものね」
「……お帰りなさい」
「殊勝な態度ね。主人や子どもたちにさえ助けを求めないなんて」
「子どもたちに私のこんな姿を見せられないだけ……」
強がりだった。あるいはは本気で助けを求めてないのではと葛藤もある。彼女は下着とオナホを変えては私を再び拘束はするが食事や水分は与えられていた。

No.311 18/04/01 08:58
作家 

流菜は憎々しげに思いながらも自らが間接的にと思いながら沙耶香に興味を抱いていた。
セクシーなランジェリーに包まれた肢体の女陰は牡を求めるように下着のクロッチを湿らせる。沙耶香は自らにあるであろう狂暴性か牡の性を訴えながらも飲食中はおとなしい様子。とてもそんな風に見えないから警戒心はあるがこの女装男性は自らがどんなに汚れても汚されない“なにか”意思のようなものが内にある。
私はこの人と交わりたいのか……。
沙耶香が離乳食みたいな夕食を咀嚼しながら抵抗はほぼない。
麗奈を汚したいと思う気持ちはあるがふたりの間にはほんの一年ほどしか過ごしてないのに見えないつながりがあり愛らしくも憎くもある。
まだ流菜の内には許せないなにかはあり愛憎と思うことでまだ付き合ってもらわないと意地に近い感情があった。
その頃麗奈はマンションで目の前の光景に愛那と共に呆れていた。
「なんなのこれ」
「先輩を元気つけるために……見せつけたいらしく」
早紀は早々と隣県から透いや透子を呼んで麗奈に紹介した。なにもこんな時にすることかしら……と苦いビールを口にした。
「でさえあたしはスケバン時代に透いや透子をいじめてさ」
「せ、センパイ……」
麗奈の見たところたしかに女装モデルとしての原石を本田透いえ透子と名乗った人物は秘めているように思う。それなり早紀に見る目があるくらいに成長はしたと思う……。
しかし流菜は澄真や助手の綺羅女王様を使いハードな撮影を沙耶香はなんとかこなしたらしい。
だけど連絡が取れなくなった。何があったのか。
「女性てオトコができたら変わるんですか」
少し愛那も酔っぱらったように頬が赤く酔いか沙耶香がいないストレスか。
「まあ……ね」
「なんなら4Pしちゃいます?」
「さき……」
少しばかり彼女のからかいに麗奈は沙耶香を取り戻さないとならないことにしか頭がまわってないが流菜や新星出版社は一筋縄ではいかない。
これなら慰める必要なかったかなと早紀は感じながらもようやくできた彼氏に近い存在の透子だ。
「せ、センパイ」
「冗談よ」
しかし沙耶香がいないことには社内もだが麗奈の部屋の雰囲気はいくぶんの寂しさはある。
クスッ、としながらも早紀は透子に軽いキスをした。
ん……。
「あなたね」
睨む麗奈を無視しながら透子にキスをした。

No.312 18/05/19 11:14
作家 

早紀は胸の内に躊躇いありながらも透子にキスをした。
「ん……先輩」
「はぁ……ンン…しましょ……」
麗奈や愛那が目の前にいるのも構わず早紀は性交を見せつけてでも慰めたい気持ちはあった。
睨む麗奈。
だけど透子は中性的な姿なために見方によれば宝塚の舞台の淫靡な感じがして身体が内から熱くなるのがわかった。
「さ、早紀先輩……」
そばで愛那も困惑しながらも頬が赤い。
「ン……んう」
「はぁ…はぁ……」
「うふふ、コーフンしてる……
早紀は自らもスーツを脱いで甘く柔らかい胸を揺らせ透の耳やうなじ、唇などを愛撫していく。透子の上着を脱がすとハデではなくオーソドックスな装飾ないブラジャーが現れる。
「ここコーフンしてる……」
「や……ん」
透子の甘い声が室内に伝わり愛那はもじもじと膝を内股にし指がスカートの上に触れる。
…………。
なるたけ麗奈は平常心を保ちながらも女性の身体は熱い。
沙耶香……。
ふと心が呟く。
が、早紀には聞こえない。ちらっとこちらをうかがいながらもブラジャーのカップやパッドを撫でてパッドの下から肌にある乳首をこりこりと撫で指で弧を描く。
「ん……や…ん」
「感じてる……」
透子が中性的な姿なため女装ともノーマルな性行為に見えるのが麗奈には困惑があった。
女装レズかノーマルな性交なのか。
構わず早紀は透子のスカートの淫部な膨らみに手をやり感触を確かめながら桃色の吐息を漏らす。
「オチ×チ×……」
「あ……はあ…ン」
「まだまだ気持ちいいことしてあげる……」
「ン……はい」
透子は沙耶香ほどに女装者として完成はしてないらしいが、充分な魅力や未知の可能性は秘めているらしかった。
早紀はひとを見る目が備わったのかもしれない。
だけど目の前でセックスする……。そこはちいさな沸々した怒りに似た感情があるがお互い様である。
「ん……はあはあ」
透子は見られることに羞恥と興奮がありながら椅子の上で身体が跳ねる。ショーツの上からの早紀の指が気持ちいい。
しかし早紀は言う。
「まだよ。……先輩、ベッドいいですか」
「……すれば」
「矢口先輩……」
見せつけられる性行為はある種の屈辱であり快感でもある。
早紀の意図はわかりにくい。憎くてしてるわけではないだろう。
だけど見なくてはならないとも思う。

No.313 18/06/21 09:22
沙耶香(女装) ( DQITnb )

透子と早紀のキスは一見したら男女のそれにも見えるが、中性的な外見だからか。
ン……、くちゅ。
わずかにショーツの内にある女陰が疼く。
早紀に加わり愛菜も少しずつ仲間に入り室内に淫靡な雰囲気が漂う。
見せられたって。
沙耶香……
理性と沙耶香を思うふたつの面が葛藤する。
この人……。
透子はちらりと麗奈を見つめ欲情してると感じる。なら……。
んむ、はむ……れろれろ。
三人の舌が蛇のように絡み透子は大胆に早紀と愛那の胸に手をやる。
「あ………」
「ん……ンン」
透子の素質は麗奈は知らないしまた早紀もまだ和解し愛情を抱き始めただけ。
だけど透子は沙耶香にライバル心を持っていた。
「んンン……」
「はあ……」
「スゴい……」
中性的な姿だが下着はしっかり女性用ランジェリー、そこから生えた男性器は生々しい。
くちゅくちゅ……
れろれろ……
下腹部からふたりは透子の男性器に手や舌を伸ばし味わい始めた。
「っ……」
「あ……ン」
「透子は感じやすいのね」
中性的ではあるけど蕩けそうな透子の表情は女性に近い。
はむはむ。
「っ……」
早紀は大胆にも睾丸をショーツのうちから責めていき愛那はぺニスの上から舐める。
「……」
見なければいいものと思いながら見てしまうのは性。
「矢口さん」
「な、なに」
「羨ましい?」
ムッとしたが麗奈は彼には答えなかった。耐えてやる程度の意思や理性はある。
しかしである。
「まずは愛那さんから」
「や……ン」
愛那の丸いお尻を上げて可愛らしいショーツが見え膨らむ淫部のワレメが見えたようだ。
「はあ……」
「可愛らしい」
「やだ……」
愛那は以前よりは女性らしい身なりをするようになり幼児体型も少しずつ変化していってる。
まだまだ成長の余地を残している。
透子の指先が若い愛那の女陰に挿入され愛液が指に絡む。
くちゅくちゅと。
「あ……はぁ…」
「愛那ばかりずるい」
「先輩はあと」
愛那のお尻はくねくねと揺れながら扇情的。
3Pという難しい行為を透子はできるのか。
沙耶香……。
沙耶香を取り戻したい思いはあるがまだまだなのだ熱く胸の内に葛藤があるなか透子たちの性遊戯は続く。

No.314 18/06/25 12:41
沙耶香(女装) ( DQITnb )

相手が沙耶香でなくとも相手は異性。
双星出版でも顔を合わしあげくには透子のもとで居候するという。
っ……。
まるで過去の自分の男性遍歴や沙耶香との関係者を再現するようだ。
「麗奈さん?」
「なんでもないわ」
ビールを煽りながらなんでもないわけない。身体の芯から雄を求める情欲はある。沙耶香と逃げていればと思うが流菜は何か恐ろしい。
わからないのだろうか。沙耶香がではなく他人がである。
透子は言う。
「センパイはえっちです」
「いやん」
「愛那さんも」
「っ……」
自然な言葉ながらしっかりふたりを愛撫してるようだ。頬やうなじ、髪に首筋など。
ふん。
麗奈は強がっていることを理解しながら見守り陰部に手を這わす。ショーツの内に手を回しそっと指を重ねいじる。
くちゅ……。
「はじめはセンパイから」
「ああ……ン」
「む」
まるで沙耶香を意識してるかのような透子の言葉にわずかに勘があった。
しかし透子は構わない。
「こんなやらしい身体で女装出版社のお仕事してたんですね」
「だって……」
罪滅ぼし、といいかける早紀の唇を指で塞ぐ。お約束事なのだ。
「でもあたしをこんなヘンタイにして」
するりと透子はストリップのダンサーのように衣服を床へ流れるように落とした。
「む……」
沙耶香ほど女の装いはないが逆に男性の魅力がランジェリーと交わりさながらアンドロギュノスのようだ。
愛那もお尻に顔を擦り付けた。ただし彼女はあくまで麗奈への演技もあり芝居に等しい。
「透子さん……」
「わかったわ」
透子のランジェリーはシンプルながら装飾は少ないがかえって“男性”を際立たせる。
男。
麗奈は男を意識した。それを知っているかはわからないが透子はふたりを愛撫し愛しはじめた。
「ん……」
「はあ」
「んん……」
中性的なレズビアンのように見え酔いが回りそうだった。くちゅ。わずかに女陰から淫らな音がした。
「センパイから」
「ハ〜イ」
「あらあれだけ怖かったスケバンな早紀センパイが可愛らしい」
「もう」
会話だけ聞けば女性同士と変わらない。ふたりの距離は近いのだとわかる。

No.315 18/07/04 12:34
作家 

麗奈の見たところ沙耶香ほどに女性経験はないようだけど……。
チラッと互いの目が合う。沙耶香を意識してる。
いない相手を意識させるくらいに沙耶香は大きな存在になったのかしら。
業界内、女装雑誌やAV業界そしてマスコミに波紋が広がっている。
流菜や新星出版社はやり過ぎている。
「やらせて」
早紀からスカートを脱がしゆっくり抱いていく。
「む」
早紀は早々と沙耶香への気持ちを振り切ったのか。愛那は少し気にする素振り。
透子は早紀の陰部へ愛撫しながらも自らの勃起は隠れて見えない。
なんなのかしら。
アルコールを口にしながら目の前の淫靡な光景から目は離せない。いや離さない。
「ん……」
「やらせて」
早紀は透子に愛撫を返しクンニ、フェラへと変わる。
ずるいと愛那は言いながらちょっとのけ者。
3Pは難しいんだから。
沙耶香はソフトサディストで神無月社長に女王様候補のひとりとして認められている。
「んあ……」
責められた透子は声を上げ悶えた。ぴちゃぴちゃと淫靡な音が広がる。
うふふ。
いいな。
リードする早紀、後追いする愛那。
まだ透子は二人を支配しきれてなく互いに綱引きのように引っ張りあうような行為。
沙耶香……。
彼を思う麗奈はとろんと蕩けた瞳をし見つめた。
その頃沙耶香は……。

No.316 18/07/06 09:06
沙耶香(女装) ( DQITnb )

麗奈が複雑な心境の頃、新星出版社にとある動きがあった。
サインをください、と流菜は神無月恋社長に書類を求めた。
なにかしら?
何のサインかと疑問が生じた時には彼女はスタンガンで気を失い意識をなくした。
流菜は言う
「これからこの会社は私のものですから」
ほくそ笑む。
サインされた書類は会社の権限を流菜に委託するものだった。何人かの株主にも手は回してある。
ハイヤーを呼び流菜は気を失った恋を運んだ。少々重いがプレハブに彼女を運んだ。
「沙耶香さんにお土産よ」
「神無月社長!?いえ双子の……」
驚く私を尻目に流菜は恋のスーツを脱がし縄で縛り手錠で拘束した。
「ん……」
「神無月社長、いえ恋さん……」
「んぅ……」
流菜は下着から胸を出して沙耶香の身体に恋の女体をくっつけた。
「ん……」
「ちょっ……」
「ん……さ、沙耶香さん?流菜、あなた!?」
私の声に気づいた恋は自分の事態に気づいたが時すでに遅い。
「あなた何を」
流菜は先ほどサインした書類を見せつけ勝ち誇る。
「会社は私のモノとなりました」
さらに恐ろしいことを伝えた。
「沙耶香さんの子どもを神無月恋社長に孕ませてあげる」
ふたりして青ざめた。
そして雑誌発売日。
紗耶香をモデルとした新星出版社、早紀がスカウトした透子をモデルにした双星出版社。
出版社は方向性がちがっていた。
新星出版社はSMを主体に沙耶香をモデルに、かたや双星出版社は透子の若さや新鮮さを魅力に出していた。
はじめは新星出版社がリードしたが後半は双星出版社が盛り返した。
勝負は五分五分というよりわずかに透子は負けた。
麗奈は思う。
流菜は沙耶香の魅力を不完全なままメディアに出したが反面不完全ままでも沙耶香のままなのだ。
しかし沙耶香を取り戻さないといけない。そこへ電話が入った。
『もしもし』
」お姉さ……流菜さん!?」
『勝負は痛み分けかしら』
言葉を返せない。そこへ流菜はとどめの一言を放つ。
『沙耶香さんは私たちの社長と子作りをするわ』
「なんですって」
『出産は来年の春頃かしらね』
そこで電話は切れ言葉を失った。
あまりの言葉に麗奈は身体が震えていた。

No.317 18/07/09 16:47
沙耶香(女装) ( DQITnb )

流菜は可能な限り社長不在のアリバイ作りを徹底した。
株主に手をまわし不在の際に自らが社長代理をつとめること社長付きのメイドにもとりあえずはうまく言いくるめた。
あとは自らの家に運び沙耶香との淫らな日々を過ごさせればよい。
おおざっぱかつ大胆だが、会社では社長代理を演じるつもりだが表向きは普段の自分を演じた。
その頃沙紗耶香は……。
またしてもオナホールが音もなく割れながら性欲や麗奈への思いを抱きながら理性をかろうじて保っていた。
車の音がし流菜が現れさらにその背後に神無月恋が現れた。
「社長!?社長の妹さん」
「ん〜ん〜」
猿轡をされた彼女は私のもとに並べられた。
「なんてことを」
「説得力がないわ。またオナホールを壊したのね」
「っ……」
流菜は語る。
「社長不在は社内や株主たちにうまく言いくるめたわ。沙耶香さん、そこらの人妻より神無月恋社長とセックスしたくない?」
魅惑的な表現のなかにあるなにか残酷な笑みに私は警戒した。
「なに考えてるの」
「あなたの考えてるとおりかもよ」
しかし流菜は丁寧なくらいに私と恋を扱う。猿轡を恋に使ったのは抵抗が激しいからという。
息遣いだけが荒く私は彼女に話しかけた。
「落ち着いてください。抵抗すればするほど立場が危なくなります」
「……うう」
頷くように慰められたことで恋はおとなしくした。しかし猿轡は外されない。
入浴はふたり同時。ただし私は両手足は自由だが、恋は手も足も縛られていた。
「足だけでも外してあげて」
わかったわ、と流菜は縄を解いて私たちの様子を見つめる。
恋の下着姿は神無月社長に瓜二つのように見えるがいくぶんなにかちいさい。身体がではなく気持ちぶんか。
シャワーを使い彼女をあたためた。
「ふしゅーふしゅー」
猿轡で息がまともにしにくいなかシャワーが身体をあたためる。
「猿轡までして」
少々どころかかなりやり過ぎな印象だ。
流菜はじっと見つめる。このままおとなしくしてた方が無難かもしれない。
「ん…ん…」
「私?私はできるから」
「ん……んん」
恋は私を気遣う余裕はできたらしいがこれからどうなるのか。
流菜は私と透子のとりあえずの結果について伝えた。
「結果は痛み分け。しかし沙耶香さんには作品も書いてもらうから」

No.318 18/07/10 03:29
作家 

流菜はまるですべてを仕切るかのように作品を書かせたり自ら不在な時は私に神無月恋社長の世話をさせた。
「猿轡は解いてもいいけど騒がせないで」
「……はい」
自分の内を抑えながら従順な振りをしながらも内にある“女王様”は目覚めていたかだおとなしい。
おとなしいのだ。
「はあはあ……」
猿轡を解かれた恋社長は流菜に反感の目を向けた。
「あなた、こんなことして……」
「立場がわかってないようですね」
スタンガンを見せ威圧する彼女の前に私は身体を盾にした。
「やめてください」
「あら、男なんだ」
「こんなことしてただですむと思うわけ」
恋の口調に流菜は言い返す。
「ただですまないのは社長かもしれませんよ」
夕食の用意をしますから、と彼女はプレハブから姿を消した。
安堵が宿る。
「なぜ脱出できるのに逃げないの」
「たしかに脱出はできますが二重契約で不利になるのは神無月社長や麗奈たちです」
「そのためにわざと人質に……?」
ちいさく頷く私だが同時に流菜が隠してある一面に気づく。
あの女性は私を憎みながらなにかを隠してもいた。
「夕食よ」
ミートソースのパスタだった。付け合わせにサラダもあった。
「食べさせてあげなさい」
「はい」
従順な振りをすることで身を守ることが大切。神無月恋社長に危害がいつ及ぶかわからない。
「……一流とはいかないけど主婦の味ね」
「む」
「黙って食べましょう」
主婦という表現に流菜がなにかムカついた印象があった感じだ。
そんな日々が何日か続く。
流菜は私と恋に互いの淫らな一面を見させていた。
恋は羞恥心に顔や身体を赤くした。若く美しい肢体を見せられながら涙腺から涙がこぼれる。
「ああ……」
「沙耶香さん見なさい。オナホより生身の方がいいでしょう」
「く……ハアハア」
男性の本能が再び芽生える。ただ狂暴ではなくただ普通の牡の本能。
神無月恋は一見姉である舞に似ているが妹なぶん性的経験は少ないのか。
魅惑的なショーツから淫裂から愛液が滴り汗や体液が身体を輝かせやらしい体臭が鼻腔を覆う。
「ハアハア……」
視姦されてる恋にどの程度プライドが残ってるかわからない。
だけど流菜はある考えがあるみたいにほくそ笑みした。

No.319 18/07/13 14:59
沙耶香(女装) ( DQITnb )

それからプレハブでの奇妙な生活が始まった。
流菜はなんだかんだで社長代理に新星出版社で落ち着いたようだ。
だが、態度から周囲の反発はあるようだった。
私は恋社長とプレハブのなかで生活をしていた。
時にオナニーの見せあい、唇を交わすだけ、互いにクンニやフェラチオをしたり時には腋やお尻の穴、足の指の間や裏まで舐めさせられる日々。
季節が夏になりプレハブは冷房が効いているが、互いに淫らな匂いがしていた。
執筆活動を私はしていた。皮肉にも流菜が与えた経験が短編ながら書けるようになったようだ。もちろんプロから見たら拙い表現などもあるが、女装者が女性に憧れ女装する悦びと性への興味を書いていた。
「沙耶香さん書けるのね。こんな状況で」
「ええ、恋社長のおかげでもあります」
流菜がいない昼間はふたりで会話をしたり彼女がいなくても身体を触れ合わせていた。
「セックスしたい?」
「……思うけど」
私は“女王様”の私がおとなしいのだ。人妻たちはほんの時おり顔を見せにくるが、私の支配下から離れたはずなのに慕うように時々差し入れをしてくれ麗奈に会ってるようで彼女の近況を知らせてくれた。
「ありがとうございます」
「社長さんまで監禁するなんて」
「ひどい。抗議よ。警察に訴えましょう」
しかし私は断った。
何で、という人妻たちの疑問に答えなかった。
流菜は社長代理のまま帰宅し私と恋の様子を見つめた。
「おとなしいのね」
「む。訴えたらあなたはおしまいよ」
「恋社長」
私は彼女をなだめた。
しかし流菜は言う。
「沙耶香さんから醜い性欲を出してあげないと。エッチな小説を書いてるんだから」
流菜は恋に私を責めるように指示した。
「昼間にイカしてないでしょうね?」
「沙耶香さんが断るから」
そう、とわずかに驚きはあったようだ。性欲のまま沙耶香が恋を襲わなかったのは意外なようだ。人妻たちとはあれだけ身体を交わしたのに。
「フェラチオしてあげて」
「……はい」
恋社長は姉神無月舞と一見うりふたつのようだがおとなしい表情のまま私の陰部に吐息をかけ柔らかい掌で触れた。
「はあ……、ん……れろれろ」
「ん……」
「性欲はかなり溜まってるようね」
流菜の思惑は私や恋にはわからないが女の装いした私と恋社長の淫らな性交が始まった。

No.320 18/07/17 04:21
作家 

流菜に屈服させられた神無月恋社長は従わざるえなかった。
ちろちろと沙耶香のぺニスに愛撫しながら本心は怯えがあった。
会社が乗っ取られることがではなく沙耶香同様に自分の身に何があるかわからない怖さだ。
「ん……あ」
「ちゃんと舐めてあげなさい」
ああ、恋はちいさく呻きながらも男臭のする沙耶香のぺニスを愛撫した。オナホに一日中翻弄されすでに彼の肉棒はギンギンかつ堅く男性の匂いを放つ。
が、それでも顔は女性的で理性や理知的さは失われてないようだが額には苦悶の皺があった。
あとで事情を知ればほとんど一日中性的なことに食事と入浴以外は関わってたようだ。ある時は人妻たちにまたある時は大人の玩具あるいは寝てる時でさえ官能小説の朗読CDさえ聞かされていたという。
必死に理性を保っているのがわかる。これが性欲にあふれた十代でもはじめは天国でも地獄にいつかは変わるだろう。
「恋社長でも勃つのね」
「ああ……」
「ああ……イクっ」
敏感になりすぎた沙耶香の肉棒はすぐさま射精し恋の口内や喉、顔や髪を汚した。
はあはあと息遣いが荒い。一日中拘束され射精させられてるからだ。
流菜は言う。
「次は沙耶香さんがしてあげなさい」
クンニしなさいと抵抗する恋のスーツから太腿をを開かせるとそこには扇情的なショーツに包まれた秘部がありそこはうっすら沁みができていた。
「はあ……、はあはあ」
まるで盛りのついた雄犬みたいな沙耶香だが下半身は男性のそれだが、上半身は女性らしさがあり奇妙な魅力を放つ。
ん、と沙耶香が舌を這わすと恋は吐息や舌の動きに感じてしまった。
「ああ……ンン」
「はあ……れろれろ」
「ん……」
なんとなくだが恋はわざと沙耶香は耐えているように思う。
残してきたルームメイトのたも?姉のため?
わからないが耐えることで何かを掴もうとしてるのはたしかだった。
ショーツの上から淫肉やクリトリスを刺激されながら腰が動く。パンストを脱がされその美脚の蒸れた匂いがまた刺激する。
沙耶香は男性であり女性でもあるのだ。
れろれろ……。
舌の動きや息遣いが部屋の中に伝わる。
また流菜は思う。
忌々しい。沙耶香は私から何もかも奪おうとしているようだ。ご近所の仲間たちだけでなく今度は社長も。
言いがかりではあるが彼女の不器用さがあった。麗奈も取られる。

No.321 18/07/30 08:24
作家 

流菜の思いは徹底した私への逆恨みで成り立っているのかもしれない。
「フェラされるばかりでなくお返ししてあげなさい」
恋のフェラに感じていた私に流菜は彼女の腰を動かしスーツの下にある黒いショーツが扇情的に映り湿っていた。
「きゃ」
「社長もひとりの女ね」
「流菜さん……」
スーツの上から恋の腰を撫でるように掴みストッキングやお尻を愛撫した。甘い声が響く。
「ん……ああ」
「ん……れろれろ」
「ああ……ン」
流菜はプレハブでの性行為を支配者のように見つめる。ふんと鼻が鳴った。
「ああ……やめ」
「恋社長、いまは我慢して……」
神無月舞にくらべたらひとりの女性として儚げや脆さがあったようだ。スカートとストッキングを脱がしていくと姉舞とはちがう女性の匂いがした。大人っぽいというよりわずかに少女らしさの酸っぱい感じがあった。
「ああ……」
黒いショーツのクロッチには淫裂の膨らみが見えやらしく見えた。
「ああ……」
はむ、と私は甘噛みしながら滴る愛液を太腿や足を舐めた。
「ン……ああ…ンん」
「はぁ……」
「フェラしてあげなさい社長」
はい、と恋は頬を薄く赤く染めながら私のペニスに口をつけた。
れろれろくちゅくちゅ。
「ん……」
びくんびくんとショーツの脇から元気な肉棒が姿を現して彼女の口内に触れる。
「ああ……」
「ン……」
互いに69のまま身体を交わして手足がその都度揺れていく。
恋は思う。
このまま流菜により沙耶香に犯されるのだ。
なんのために?もちろん流菜の麗奈や沙耶香への復讐のためだ。
「ん……あ」
いつの間か沙耶香は恋のショーツの上から淫豆や淫唇を襲う。女装した男性ではあるが隠微な雰囲気があった。
すごい……。
ショーツの内からびくんびくんと肉棒を揺らし口や指で淫豆や淫唇を支配していく。
えっちだ。
もちろん自らも官能女装雑誌の社長でなれているはずだが、実際の行為はそれを越えていた。
「社長、沙耶香さんの助手でもアシスタントになって満足させなさい」
流菜は冷たく言い放つ。
「く、そんな……」
恋とてプライドや誇りは人並み以上にあるが、反面その魅惑的な誘惑に駆られるおもいもあった。
「ああ……んん」
沙耶香の責めは自らのクリトリスやオマ○コを襲う。サディストの気配があった。

投稿順
新着順
主のみ
付箋
このスレに返信する

小説・エッセイ掲示板のスレ一覧

ウェブ小説家デビューをしてみませんか? 私小説やエッセイから、本格派の小説など、自分の作品をミクルで公開してみよう。※時に未完で終わってしまうことはありますが、読者のためにも、できる限り完結させるようにしましょう。

  • レス新
  • 人気
  • スレ新
  • レス少
新しくスレを作成する

サブ掲示板

注目の話題

カテゴリ一覧