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みんなでつくろうストーリー⑩

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小説大好き
16/10/17 01:55(更新日時)

みんなでつくろうストーリー⑩

複雑な家庭環境で育ち

心に傷を負った千夏は

農場の寮に住むことになった。

そこで歌穂、上畠、川上と出会う…





No.2287612 15/12/27 22:00(スレ作成日時)

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No.201 16/04/14 22:15
小説大好き 

>> 200 そしてその初老のカップルたちと


歌穂たちは同じタイミングで水族館に入り

何となく一緒に行動していた…




No.202 16/04/19 07:30
旅人1 

>> 201 水族館は、まあまあ人が来ていた。



家族連れや、カップルなども多い。



歌穂は、久しぶりにこういう場所に来て、水族館にいる珍しい魚たちも興味深く、



来てよかったかも




と思った…




No.203 16/04/19 21:51
小説大好き 

>> 202 歌穂と上畠は2人で行動をしているつもりであったが


初老の2人がやたら歌穂たちに話しかけてくるものだから

周りからみたら4人のグループのようであった。

そして、何故か昼食も一緒に食べないかと

初老カップルが誘ってきた…




No.204 16/04/19 21:58
旅人1 

>> 203 歌穂と上畠は、昼食の誘いを、最初は遠慮して断ったが、初老カップルの二人が


「ワシらがおごっちゃるけえ~、遠慮せんでもええよ~」



とあまりにも言うので



まあ、いいか…




と、好意を受けることにした…





  • << 208 初老のカップルは山田甚八、鈴木民といった。 お互いを〃甚八さん〃〃民さん〃と呼び合っていた。 甚八『わてら、ヘイスボックで知りおうたんや。』 民『ヘイスボックやなくてフェイスボックスやないの!』 上畠『あ…フェイスブックで知り合われたんですか?』 甚八『あ~、そうやそれそれ!』 歌穂『へ~、すごいですね!』…

No.205 16/04/19 22:00
旅人1 

*ストーリーの途中ですみません💦*




主さま、地震大丈夫でしたか?




更新がなかったので、心配しておりました…




No.206 16/04/19 22:11
小説大好き 

>> 205 心配かけてしまってすみません。

地震の影響はありませんでしたが、報道を見ていて被害の凄まじさに呆然としてしまいました。

被災された方々が1日も早く

普段の生活を取り戻すことが出来ることを祈ります。

フリーターさんの所は大丈夫ですか?




No.207 16/04/20 00:07
旅人1 

>> 206 私は関西在住ですので、直接地震の影響はありませんでしたが、強い余震(本震?)があった夜、やはり関西方面も揺れたようです。


私は気づかなかったのですが…。



でも、主さまが被災されていなかったのでよかったです~。



本当に、一日も早く地震が鎮静化して、復旧の目処がたつとよいですね…。



No.208 16/04/20 22:15
小説大好き 

>> 204 歌穂と上畠は、昼食の誘いを、最初は遠慮して断ったが、初老カップルの二人が 「ワシらがおごっちゃるけえ~、遠慮せんでもええよ~」 … 初老のカップルは山田甚八、鈴木民といった。

お互いを〃甚八さん〃〃民さん〃と呼び合っていた。

甚八『わてら、ヘイスボックで知りおうたんや。』

民『ヘイスボックやなくてフェイスボックスやないの!』

上畠『あ…フェイスブックで知り合われたんですか?』

甚八『あ~、そうやそれそれ!』

歌穂『へ~、すごいですね!』…



No.209 16/04/21 22:17
小説大好き 

>> 208 甚八『あんたら、つきおうてどんぐらいや?』


歌穂『つきあって…』

上畠『今日が初デートなんです。』

歌穂は思わずむせた…




No.210 16/04/22 22:02
小説大好き 

>> 209 へんな空気になってしまったと感じた上畠は


ひたすらお魚トークをした…





No.211 16/04/22 22:12
旅人1 

>> 210 歌穂は、上畠から


初デートと言われ、最初はむせたが、気持ちに余裕ができると、特に何も言わず、ただクスクス笑った。



民ばあさんが


「しっかし、アンタの彼女、ベッピンさんだねえ~」



と、歌穂を見て言ったので、上畠はドキッとした。


歌穂が、自分が綺麗と言われるのを嫌がっていたからだ。



しかし歌穂は、民ばあさんのほうを見て、ただ




「ありがとうございます」



と、上質の微笑みで言った…



No.212 16/04/24 21:54
小説大好き 

>> 211 その時上畠は

歌穂の中の闇の部分を感じた…





No.213 16/04/24 22:35
旅人1 

>> 212 歌穂の中に、闇の部分があることは薄々は気づいていた。



だいたい、あの寮にいるのはみんな、大なり小なり、家庭に何らかの問題のあるヤツばっかりだしな



でも、歌穂は…



美しい容姿に恵まれているのに、なぜそれを必要以上に嫌悪するのか…



上畠は、歌穂の闇の部分が何からくるのか知りたいと思った。




そして、自分にも、少なからぬ闇の部分があることも思っていた…



No.214 16/04/25 22:01
小説大好き 

>> 213 ようやく初老カップルから解放され

水族館をでた上畠と歌穂は

賑やかな笛と太鼓の音がする方向に歩いた。

しばらく歩くとどんどん人混みになってきた。

歌穂『お祭りみたいね。』

上畠『そうだね。』
道の両脇には沢山の店屋が並んでいた…




No.215 16/04/26 20:12
旅人1 

>> 214 歌穂「何かのお祭りなのかなあ?」



いろいろな出店が並ぶ中を、ふたりはひやかしつつ歩いていた。



そうやって歩いていると、歌穂は、少し先の店に、行きのバスの窓から見た宮下と女の子の姿を見つけた…



No.216 16/04/26 22:07
小説大好き 

>> 215 宮下と女の子はオモチャ屋の前で立ち止まり

楽しそうに2人で指輪を見ていた。

宮下が選んだ指輪を女の子の指にはめて

『これください。』
と買っていた。

上畠はじっとオモチャ屋を見ている歌穂を見て

歌穂は指輪が欲しいのかな?

と思った…




No.217 16/04/26 22:21
旅人1 

>> 216 歌穂は、宮下と女の子が、オモチャの指環を買って、出店をあとにするのを、悲しい気持ちで見ていた。



中学卒業後、宮下からの連絡が途絶えがちになり、やがて連絡が来なくなった直後だった。



宮下が、同じ進学校の制服を着た女の子を、自転車の後ろに乗せて、楽しそうに、仲良さそうに帰っていた姿を見たのは…。



ふたりの姿を見てすぐに、歌穂は携帯を解約した。
そして現在も、携帯は持たないままである。


携帯なくて不便じゃないのか? と上畠から聞かれたことがあったが、


別に、電話したりLINEするような友達もいないから



と返事をした。



義父から絶えず電話がかかってくるのが嫌なのもあったが、宮下と電話やLINEをしていた頃を思いだし、悲しくなったからだった…



No.218 16/04/26 22:25
旅人1 

>> 217 でも、あの時自転車に乗せていた女の子とは別の女の子と、今は仲良くしているんだ
あたしがここにいることも気づかずに


いずれにしても、もうあたしのことは忘れているのよね




歌穂は、悲しくふたりの姿を見送った…







No.219 16/04/27 07:20
小説大好き 

>> 218 上畠『歌穂、あそこ行こ!』

上畠の声に歌穂は我に返った。

上畠はさっき宮下達がいたオモチャ屋の出店を指差した。

オモチャ屋の前につくと

上畠『歌穂、指出して!』

上畠はさっき宮下が女の子にしたように
歌穂に指輪をはめたいようだ…




No.220 16/04/27 07:31
旅人1 

>> 219 歌穂が戸惑っていると、出店の中年店主が


「きょうは結構アベックが指環とか買っていってくれてね~、さっきのアベックも、これ買っていったんだよ」



と、赤い小さな石のついた指環を示した。




上畠が


「それ下さい!」



と店主に言った…






No.221 16/04/27 07:55
小説大好き 

>> 220 歌穂は、宮下が女の子にあげたものと同じものを上畠からもらうなんて嫌だと思い

歌穂『ごめん!私、違うのがいいな。』
と言うと

出店の店主が

『いいものがあるよ!これなんだけどね…』

と何やら下の方をまさぐり始めた…




No.222 16/04/27 22:29
小説大好き 

>> 221 店主『これこれ!シンプルだけどあんたみたいな美人さんにはよく似合うと思うよ。』


それはシルバーに小さなガラス玉がついた本当にシンプルなペアの指輪だった…




No.223 16/04/27 22:32
旅人1 

>> 222 歌穂は、ペアリングなんて… と思ったが、上畠が速攻で



「じ、じゃあそれください!」




と、店主に言ってお金を払った…



No.224 16/04/28 23:55
小説大好き 

>> 223 上畠がペアリングを買った事に

歌穂は驚いた…




No.225 16/04/29 22:37
小説大好き 

>> 224 上畠は買った指輪を歌穂の指にはめると


自分の指にも指輪をはめた。


それから上畠は歌穂の手を震える手で繋いだ…




No.226 16/04/30 22:02
小説大好き 

>> 225 上畠がふるえる手で歌穂と手をつなぐと

歌穂は優しく微笑んで受け入れた。


その時、再び宮下と彼女が反対方向から歌穂達がいる方へ

手をつなぎながら歩いていた。

その時宮下は上畠と手をつなぎながら歩く歌穂をようやく見た…




No.227 16/04/30 22:26
旅人1 

>> 226 宮下は、上畠と手を繋いで歩く歌穂を遠くから見た。



菊池…




宮下の胸中に、甘く苦い思いがよぎった。




同じ進学校を受験し、不合格だった歌穂と、高校は違っても、つきあっていくつもりでいた。



連絡はしていたが、何となく気を使いながらだった。



ある日、宮下は、見知らぬ男に道で声をかけられた。

それは、歌穂の義父、菊池優だった。



「あんた、歌穂の彼氏だろ?」



いきなり無遠慮に言われ、宮下は内心気を悪くした。



「失礼ですが、どなたですか?」



菊池は


「俺は、歌穂の義理の父親だが、あんたに話があってな。ここで待ち伏せてたんだ。よくこの辺で歌穂とキスしたり、イチャイチャしてたよな…」



と、ニヤニヤ笑いながら、宮下に言った。



宮下は



「そ、それがどうかしたんですか?僕たちは、つきあってるんだし、関係ないでしょう?」



と切り返したが、菊池は



「それが、関係あるんだよなあ~、歌穂は、実は俺の女なんだよ…、俺が時々、あいつの母親の目を盗んで抱いてるンでな」



と言った。





宮下は、衝撃で凍りついた…







No.228 16/04/30 22:30
旅人1 

>> 227 宮下は



「そんな話、嘘です!歌穂はそんな子じゃないですから!」



と言ったが、菊池は



「じゃあ、証拠を見せてやろうか…」



と、ズボンの後ろポケットからスマホを取りだし、宮下に見せた。




そこには、歌穂が裸で写っていた…



No.229 16/04/30 22:38
旅人1 

>> 228 菊池のスマホには、歌穂の裸だけでなく、歌穂の、形のよい乳房や、恥ずかしい部分がアップで写っていたり、結合している部分もアップで写っている画像があった。



菊池はニヤニヤ笑いながら


「これでも、まだ信用できないっていうのなら、俺と歌穂の動画を見せてやってもいいんだぜ…」



と言った。




宮下は、その場を走り去った。




自分は、キスだけで、高校に入学したら、歌穂と と思っていたのに、歌穂は、義理の父親と…



宮下は、自宅に帰ると、ショックのあまり部屋に閉じ籠ってしまった。



歌穂からのLINEも未読、電話がかかってきても出なかった。



そして、歌穂を忘れることに決めたのだった…



No.230 16/04/30 22:54
旅人1 

>> 229 むろん、歌穂が望んで義父にそんな画像を撮らせたわけではない。


母親・瑞穂が、秋穂を出産して入院していたとき、菊池が歌穂を犯しながら



「ホント、10代のくせにいい身体してるよな…」


と言って、自分のスマホを取り出し、自分と歌穂の結合している部分をカメラで写したのである。



歌穂は恥ずかしさと嫌悪で



「やめて、そんな画像撮るの!」



と言ったが、菊池は



「瑞穂には見せないし、変な雑誌にも投稿したりしないからいいだろ」



と言って、歌穂の局部をアップで撮ったり、裸の写真も撮った。


さらには、歌穂を犯しているところを動画で撮ったりした。



歌穂は顔をそむけ、カメラに映らないようにしたが、菊池は無理矢理、歌穂の顔をカメラに向けさせた。



そして、終わってから、歌穂の恥ずかしい画像の数々を歌穂に見せて



「イヤだとか言っても、俺の○○○をこんなに奥まで受け入れて、イヤらしい汁が出てるのも丸見えだぜ…」



と、歌穂が嫌がるのがわかっていて、言うのだった。



「お義父さん、お願い、消して…」



と歌穂が泣きながら言ったが、菊池は


「何言ってんだ。こんなエロいお前の画像を消せるわけないだろ。さっきも言ったが、投稿雑誌なんかには出さないから安心していいぜ」



と言った。



歌穂が菊池のスマホを奪おうとしたが、菊池は歌穂の顔を殴り、痛さで半ば気絶した歌穂をさらに犯した…




No.231 16/04/30 23:04
旅人1 

>> 230 そして、その時、菊池は歌穂の中に放出した。


菊池は、トイレで歌穂の使用済みの生理用品をチェックし、安全な日を割り出して、安全なときは平気で歌穂の中に放出していた。



菊池は、歌穂の中に放出しながら



「うう~、ホントにお前を孕ませたいぜ~」



と、安全とわかっていても言ったのだった。



歌穂には地獄の日々だったが、宮下は、菊池から画像を見せられて、歌穂が、義父との関係を望んでいたと思い込んでいた。



むろん、歌穂はそんなことなど知らず、宮下からの連絡もなくなり、高校にも馴染めず不登校になっていた。



歌穂を忘れようと決めてまもなく、宮下は同じクラスの女の子とつきあうようになった。
歌穂が見た、自転車に乗せた女の子だった。



そして、その女の子と、宮下は初体験をした。



女の子が処女でなかったことにはちょっと驚いたが、初体験のとき、なぜか歌穂の顔が浮かんだ宮下だった…





No.232 16/05/01 14:06
旅人1 

>> 231 宮下が初体験をした女の子・詩子(うたこ)は、初体験後もしばらくはつきあっていて、ふたりで会うときにはセックスしていた。


はじめて知った世界で、宮下は彼女とのセックスに夢中になり、詩子も求めてきたので、勉強がおろそかになるぐらい、セックスばかりだった。


だが、そんな日々でも、宮下の脳裏には歌穂がまだ焼きついていた。


歌穂の義父から見せられた、自分は見ることがなかった歌穂の裸や乳房、あの部分の画像が…。


これが歌穂とだったら、もっとよかったかもな…



宮下は心のどこかで、そう思いながら、詩子とのセックスにのめり込んだ。


だが、詩子は、宮下以外にも、同じ進学校の一学年上の男がいて、その男と二股をかけていたことがわかった。



噂を耳にした宮下が問いつめると、詩子は


「だって、豪(ごう)くん、あたしと会ってても、エッチしてるときも、いつもどこかうわのそらだし…。あたしのことホントに好きじゃないんでしょ?センパイは、ちゃんとあたしのこと見ててくれるから…」



と、宮下に言って去っていった。



詩子とは別れたが、もともとイケメンで、スポーツ万能な宮下は、すぐに別のクラスの女の子から告白され、つきあいはじめた。



それが、指環を買ってあげた、此恵(このえ)だった…



No.233 16/05/01 14:25
旅人1 

>> 232 もちろん、つきあいはじめてまもなく、宮下は此恵ともセックスするようになった。
此恵は処女だった。



宮下は、時々は歌穂のことを思い出したが、此恵は、


「宮下くんとつきあえるなんて思ってなかった。勇気だして告白してよかった…」



と言った。



此恵は、歌穂ほど美貌ではないが、結構かわいくて、此恵を狙っている男子は多いと聞いていたので、きっと自分にも自信があるんだろうと思っていた宮下には意外だった。


宮下は、此恵を大事にしようと思った。



此恵とつきあいはじめてまもなく、街で中学時代の友人と偶然再会し、歌穂が不登校になり、そういう子ばかりを受け入れる寮に入ったと聞いた。



その話を聞いた宮下は、平日仮病で学校を休み、歌穂の家を訪ねてみた。
平日の昼間ならば、義父の菊池は仕事でいないだろうと考えたからだ。


はたして、義父の菊池はいなくて、母親の瑞穂が出てきた。


そして、歌穂が入寮したことを話してくれた。


瑞穂はその頃、歌穂が菊池にひそかに餌食になっていたことを気づいていて、


「もう、あの子には会わないつもりだし、あの子もそうだと思うわ。だから、宮下さんも、あの子を訪ねていったりしないで…、あの子の傷がさらに深くなるだけだから」


と、宮下に言った。



宮下は、その時、歌穂が、義父に無理矢理犯されて、あんな画像を撮らされたのだと悟ったが、無理矢理とはいえ、歌穂が義父と身体の関係をもっていたのは事実だし、連絡も無視した自分が今更会いにいったとしても、歌穂のほうが拒絶するかもしれず、それに今自分には此恵がいる…



そうして宮下は、ようやく歌穂への思いを封印したのである…






No.234 16/05/01 16:58
旅人1 

>> 233 宮下は、上畠と手を繋いで歩く歌穂を、遠くから眺めた。



ああやって、普通につきあえる男ができたんだな…



僕は、できなかったけど、そいつと幸せになれよ




ちょっと苦い気持ちもかみしめつつ、宮下は思った。



此恵が


「宮下くん、どうしたの?誰か知ってる人でもいたの?」



と訊ねたが、宮下は



「いや、別になんでもないよ。その指環、よく似合ってるよ」



と言って、此恵の指を自分の指に絡めるように、手を繋いだ。



歌穂は、宮下が、自分と上畠を見ていたことなど知らず、上畠と手を繋いで歩いた…



No.235 16/05/04 23:08
小説大好き 

>> 234 繋いだ歌穂の手は少し震えていた。

上畠はそんな歌穂の気持ちを察したように

さらにギュッと歌穂の手を握った…




No.236 16/05/06 21:54
小説大好き 

>> 235 上畠が歌穂の手をギュッと握ったら


歌穂はビクッとして

思わず立ち止まった。

上畠『あ…ごめん。痛かった?』…





No.237 16/05/07 00:14
旅人1 

>> 236 歌穂は


「ううん。でも、ちょっと痛かったかも」




と、笑顔をつくって言った。




上畠は


「ごめん…」



と、今度は優しく歌穂の手を握った…



No.238 16/05/08 09:30
小説大好き 

>> 237 人混みを抜け静かな道に出ると


歌穂はちょっとほっとした。


こんな風に人混みを男性と手をつないで歩くなんて

想像していなかったから

緊張していたのだ。

丁度道端にベンチが見えると

歌穂『ねえ、ちょっと座ってたこ焼き食べない?』


緊張から解放された歌穂は何時もの笑顔に戻って聞いた…




No.239 16/05/09 22:46
小説大好き 

>> 238 2人はベンチに腰掛けると


歌穂がさっき買ったたこ焼きをゴソゴソと袋から出してきた。

丁度2人が座ったベンチの横に

ジュースの自販機があり

上畠『歌穂なに飲む?』

とコインを出した。

歌穂『う~んと、カルピスソーダ!』…




No.240 16/05/09 22:50
旅人1 

>> 239 カルピスソーダは、歌穂が好きな飲み物で、宮下とも学校帰りによく自販機で買って一緒に飲んだ。





なんだか昔に戻ったみたい




ただ、横にいるのは、宮下くんじゃなくて、上畠くんだけど…



歌穂は、上畠が買ってきてくれたカルピスソーダを見て思った…



No.241 16/05/10 22:08
小説大好き 

>> 240 歌穂はカルピスソーダを眺めながら

宮下の事を忘れていない自分に気がついた。

もう昔の話なのに気がついたら宮下の事を考えている。

『ハァ…』

歌穂は小さくため息をついた…




No.242 16/05/11 07:15
小説大好き 

>> 241 ひとけの無い道端のベンチに上畠と歌穂は二人きり


辺りはうっすら暗くなってきた。


夕日は歌穂の横顔を赤く染め

歌穂を抱きしめてキスがしたいという上畠の欲望を掻き立てた…




No.243 16/05/11 07:59
旅人1 

>> 242 上畠の中に、歌穂を抱き寄せてキスしたい という気持ちが膨らんでいったが、以前歌穂が、夏休みバイトで農園に来ていた大学生たちが歌穂を誘ってきた時に、手酷く拒絶していたことを思い出した。




俺も、歌穂に拒絶されるかも…





上畠は迷った…



No.244 16/05/11 10:41
小説大好き 

>> 243 上畠がもじもじとしていると

歌穂が沈黙を破った。
歌穂『私は自分の生い立ちが憎たらしい…。』

上畠は突然の歌穂の言葉に


頭の中のキスが吹っ飛んだ…





No.245 16/05/11 22:32
旅人1 

>> 244 歌穂は、問わず語りに、今までの自分を上畠に話した。



歌穂が子供の頃、建設作業員だった実父が、施工中のビルから転落死し、中学1年の時に、母が歌穂を連れて再婚したこと



母が義父の子を妊娠してから、義父から性的虐待を受けていたこと


「あたしは、汚れた女…。こんな、こんな自分が嫌い…」



話しているうち、歌穂の声は涙声になっていた。


ただの性的虐待ではなく、義父に犯され続けていたことまでは、さすがに上畠には言えなかったが、話を聞いていた上畠には、歌穂が義父から何をされていたのかは、薄々想像がついていた…



No.246 16/05/12 21:48
小説大好き 

>> 245 上畠はそっと歌穂の背中をさすった…





No.247 16/05/13 22:29
小説大好き 

>> 246 歌穂は上畠に心を許している事に


自分で驚いた。


そして歌穂の左手は上畠の右手を握った。

上畠はちょっと驚いて歌穂を見つめた。

上畠はまだ涙がかわききらない歌穂の

唇にそっと自分の唇を…




No.248 16/05/14 07:02
旅人1 

>> 247 歌穂は、上畠からのキスに、一瞬ビクッと身体を固くしたが、上畠のキスを受け入れた。


上畠が少しだけ唇を開き、歌穂の口腔に少し舌を入れると、歌穂も、少しだけ、上畠の舌に自分の舌を絡めた。



宮下とも、舌を絡ませあう、大人のディープキスを何度もした。


義父から犯され続けていたときも、義父から無理矢理キスで舌を吸われたこともあった。



義父から犯され、何度も死ぬことを考えたが、母の瑞穂が悲しむと思うと死ねなかった。



上畠とのキスで、歌穂はそんなことを思い出していた…



No.249 16/05/14 07:12
旅人1 

>> 248 上畠は、歌穂が徐々に、自分のキスを受け入れているのを感じると、今度は深めに舌を入れ、歌穂の舌に自分の舌を絡ませた。

歌穂も拒まず、上畠の舌に自分の舌を絡めてきた。



上畠は、歌穂を抱きたい と思った。



歌穂とキスをしながら、身体が欲望で熱くなってきたのが自分でもわかった。



だが、歌穂は、義父との辛い経験がある…



今は、これ以上求めると、歌穂から拒絶されるだろう


そう思った上畠は、歌穂から唇を離した。



そして


「ごめんな…、でも、我慢できなくてつい…」



と言った。そして



「でも、いい加減な気持ちじゃなくて、ずっと前からこうしたいって思ってた…、好きだったから…」



と言った…



No.250 16/05/14 17:53
小説大好き 

>> 249 歌穂の体は久しぶりに男を求めた。


歌穂は義父から毎日犯され続けているうちに

意志とは裏腹に体は感じ方を覚えていた。

歌穂の手は上畠の股間を触った…





  • << 251 上畠は、歌穂の大胆さにビックリした。 上畠も、14で初体験をしていたので、女を知らないわけではなかった。 歌穂は、上畠とのキスで欲望が目覚めていたのと、宮下のことを忘れたくて、大胆になっていた。 歌穂が、上畠のズボンの上から股間を撫で上げると、やはり上畠も反応してきた。 「歌穂…」 上畠はたまらず歌穂にもう一度キスをした…
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