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みんなでつくろうストーリー⑩

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小説大好き
16/10/17 01:55(更新日時)

みんなでつくろうストーリー⑩

複雑な家庭環境で育ち

心に傷を負った千夏は

農場の寮に住むことになった。

そこで歌穂、上畠、川上と出会う…





No.2287612 15/12/27 22:00(スレ作成日時)

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No.51 16/01/24 22:08
旅人1 

>> 50 麻由美は、川上が寮に入る前に通っていた高校の同級生だった…



No.52 16/01/24 22:14
旅人1 

>> 51 ふたりは高校1年で同じクラスだった。



高校2年になってすぐ、麻由美の父親の仕事の都合で、転校することになり、高校1年の夏休みからつきあいはじめたふたりには、遠距離恋愛になってしまった。



遠距離になってからも、LINEはやり取りしていたし、川上がこの寮に入る前までは、月に1度は会っていたのだったが…



No.53 16/01/25 22:24
小説大好き 

>> 52 川上は麻由美と過ごすうちに

何かが自分と合わないと思い始めていた…



No.54 16/01/25 22:34
旅人1 

>> 53 麻由美は、川上との将来に、過剰に期待しているような感じだった。


川上に有名大学に入ってもらい、将来は一流企業に就職した川上と結婚するのが麻由美の夢のようだった。



川上が、学校の成績がクラスで10位以内だったのも、麻由美が川上に惹かれた理由のひとつのようだった。



高校1年の夏、麻由美からの告白でつきあいはじめ、麻由美がルックスもまあまあかわいくて、明るく気さくなところが、自分にはない部分で新鮮だったし、つきあってみると、性格も気は強いが、結構かわいいところもあり、麻由美のことは好きだったのだが、だんだんと、麻由美の期待がプレッシャーになってきていたのも、また事実だった…



No.55 16/01/26 21:31
小説大好き 

>> 54 麻由美からのラインに返す言葉が思い浮かばぬまま

川上はベッドに仰向けに寝そべった。

ぼんやり天井を見ていると

一生懸命農作業をする千夏の姿を思い出した…




No.56 16/01/27 21:56
小説大好き 

>> 55 川上がボンヤリと千夏の事を考えていたら

再びラインがきた。

また麻由美からだった。


川上は小さくため息をついた…




No.57 16/01/28 22:30
小説大好き 

>> 56 川上は目を閉じた。

なぜだか麻由美からのラインを読む気になれなかった。


川上はカレンダーに目をやった。


次の農場当番は三日後だった…




No.58 16/01/28 22:34
旅人1 

>> 57 農場当番は、いつも上畠とであるが、今回もそうである。


でも、川上は、なぜか千夏と農作業をしている自分が思い浮かんでくるのだった…



No.59 16/01/29 23:05
小説大好き 

>> 58 結局川上は麻由美にラインの返事をしないまま

農場当番の日になっていた…




No.60 16/01/30 01:22
旅人1 

>> 59 農場当番の日、作業着に着替えた川上は、少し早めに農場に来た。


二段ベッドに寝ていた上畠を起こしたが、上畠は


「まだ眠い…」


と言って起きる気配がなかったのだった。



ったくもう…




上畠が朝が弱く、寝起きも悪いのはいつものことなので、川上はさっさと作業着に着替えたのだったが…。




上畠のヤツ、遅いな…




と川上が思っていると、向こうのほうから、作業着を着た千夏がやって来た…



No.61 16/01/30 09:37
小説大好き 

>> 60 この生活に少しずつ馴染んできた千夏は

川上を見ると小さく微笑みながら


千夏『おはようございます。』…




No.62 16/01/30 09:43
旅人1 

>> 61 川上も


「おはようございます…」



と、千夏に挨拶を返したものの、なんで千夏が?!


と思った。



千夏が


「和子さんが、上畠さんが起きられないからって急遽当番代わってあげて って言ってきたから…」



と、川上に言った…



No.63 16/01/30 22:46
小説大好き 

>> 62 和子から急にかりだされた千夏は


文句を言うこともなく


いつものように黙々と作業をした。


川上はその日殆どの意識を千夏の方に向けていた…





No.64 16/01/31 12:20
小説大好き 

>> 63 そこへ遠くから上畠の声が聞こえてきた。

上畠『千夏ちゃ~ん!川上~!遅れてゴメ~ン!』


上畠はボサボサ頭で走りながらやってきた…




No.65 16/01/31 21:58
小説大好き 

>> 64 お調子者の上畠は

『いや~、ゴメンね千夏ちゃん。しかし今日も可愛いね~!』

川上はそんな上畠を睨みつけ

川上『おい!上畠、早く仕事しろよ!』
と注意した。

千夏は川上が怒った顔を初めて見た…




No.66 16/02/01 13:15
小説大好き 

>> 65 川上の怒った顔を見た千夏は


なぜかキュン!とした。


しかし恋などしたことの無い千夏は


自分の感情にまだ気がついていなかった…




No.67 16/02/01 21:40
小説大好き 

>> 66 その日の夜は

寮のメンバーでしゃぶしゃぶパーティーをする事になった。
しゃぶしゃぶが初めての千夏は

皆がする様子を端から見ていた…




No.68 16/02/02 01:01
旅人1 

>> 67 しゃぶしゃぶは、上畠が仕切っていたが、結構段取りがうまかった。



川上は


「あいつ、こういうのはうまいんだよな」



とボソッと言った。



歌穂は


「ホントだね~、まああーゆうところが、上畠くんの憎めない部分なんだけどね」



と、笑って言った。



歌穂は、黙って見ている千夏に気づき



「千夏ちゃん、何遠慮してるの?」



と優しく笑って言った…



No.69 16/02/02 22:06
小説大好き 

>> 68 千夏『わたし、しゃぶしゃぶ食べるの初めてなんです。』


歌穂『あら!それは記念すべき初しゃぶしゃぶね!』

上畠『千夏ちゃん、こうやって食べるんだよ。』

上畠は熱心に実演してみせた。

千夏は上畠に習って食べながら

ちらりと川上の方をみた…



No.70 16/02/03 21:48
小説大好き 

>> 69 川上は黙々としゃぶしゃぶを平らげていた。


和子『いい食べっぷりだね~。


あ、そうそう。』


和子が何やらハガキを持ってきた。

和子『このハガキなんだけどね、ここで知り合った2人が結婚した事を知らせてくれたのよ。』

和子が見せてくれたハガキには

幸せそうに微笑む新郎と新婦が写っていた…




No.71 16/02/04 09:57
小説大好き 

>> 70 和子『これは拓也と幸子で、2人とも家の寮にいたのよ。』…





No.72 16/02/04 10:29
旅人1 

>> 71 歌穂は写真を見て


「拓兄ィも幸子ネエも幸せそうだなあ~」



と言った。




上畠も


「拓兄ィも幸子ネエも、あの頃ここでいちばん年上同士だったもんなあ。ここにいる時からすでにイイ雰囲気だったし」


と、写真を見て言った…



No.73 16/02/04 22:14
小説大好き 

>> 72 歌穂『幸ネェ、幸せそうな顔してるね。
幸ネェはね、幼くしてご両親が離婚されて

お父さんに引き取られたらしいけど


新しいお母さんが後妻に来られてね


幸ネェはその後妻さんに馴染めなかったらしいのよ。


それで家を飛び出したらしいわ。』


千夏は自分と似た境遇だと思った…



No.74 16/02/04 22:20
旅人1 

>> 73 歌穂は、当時の幸子のことを思い出していた。



幸子は、今の歌穂と千夏のように同室でふたりで一部屋を使っていたのであった。



幸子は、ある日、問わず語りに、歌穂に自分の家庭環境を話した…





No.75 16/02/04 22:33
旅人1 

>> 74 幸子「お父さんが離婚して2年後に再婚して、新しいお母さんも、はじめのうちはわずかな優しさがあったけど、そのうち腹違いの弟や妹が生まれると、実子でないあたしには見向きもしなくなったの。それで、家出したことがあって、そのときに離婚したお母さんのとこへ行こうと思って、お母さんを訪ねたんだけど…」



離婚した幸子の実母も、また新しい男性と再婚していた。


しかも、実母の再婚相手の男性は、まだ父親と夫婦だった頃から密かにつきあっていたということをはじめて知ったのだ。



幸子の実母は


「あなたには悪いけど、今の人とは、学生時代からのつきあいで、本当は結婚したかったんだけど、お母さんの親が大反対で泣く泣く別れさせられて…。親が薦める縁談で結婚させられたのがあなたのお父さんなのよ…。お父さんにははっきりいって愛情なんてなかった。お父さんは私の親の会社につとめていたから、地位がほしくて私と結婚したのよ。あなたが生まれたから我慢していたけど、偶然この人と再会して…。この人も、別の人と結婚したけど離婚したって言ったわ。お母さんの親も他界したし、もう我慢するのは嫌だったのよ…」



と、幸子に言った。そして


「あなたのことだって、本当は生みたくなんてなかったのよ…。だからあの人のところに置いて家を出たのよ」



と、致命的なことを言った…


No.76 16/02/04 22:42
旅人1 

>> 75 幸子は、実母にも見放され、結局家には戻ったものの、髪を染め、非行に走るようになった。



幸子の実母の父親(幸子の祖父)の他界によって、会社を受け継いだ幸子の父親は、幸子が補導され、警察に迎えにいくたびに幸子をなじり、継母も異母弟妹たちも幸子に露骨に冷ややかな視線を向ける。



幸子の父親が、松本の寮のことを知り、幸子を預けることにしたのは、最後に補導されてからしばらくたってからのことだった。




幸子は



「でもね、歌穂ちゃん、あたしはここにきてよかったと思ってる。拓也とも出会えたし…」



と、歌穂に言った…



No.77 16/02/04 23:18
旅人1 

>> 76 幸子が結婚した、上條拓也もまた、幸子と似たような家庭環境だった。



同じ年で、寮生の中で最年長のふたりが、やがて恋人同士になるのも自然な流れだったのかもしれない。


寮の規則で、高校卒業と同時に寮を出ることになった拓也と幸子は、寄り添うようにふたりで暮らし始め、そして数年後の現在晴れて夫婦になったのである。



拓也は、幸子と恋人同士になってからは、登校しなかった高校にも再び通いはじめるようになった。




「将来幸子と結婚するなら、嫌だけどやっぱり高校ぐらいちゃんと卒業しないとな」



と、拓也は照れながら上畠に言った。



幸子もまた、拓也が再び高校に通いはじめた頃、染めていた髪を黒く戻し、高校に通うようになった…



No.78 16/02/05 21:12
小説大好き 

>> 77 歌穂が拓也と幸子の話を千夏にしていると


珍しく川上が口を開いた。


川上『俺も…家出してきたんだ。』


千夏『え?!』


千夏は意外な言葉に驚いた…



No.79 16/02/06 22:04
小説大好き 

>> 78 川上はいきなり右腕の袖をまくり始めた。

川上『この傷跡…』

川上の右肘の少し下の方に

傷跡があった…




No.80 16/02/07 22:11
小説大好き 

>> 79 川上『この傷跡は小さい頃、母親の男に投げられて怪我したんだよ。』…




No.81 16/02/08 01:14
旅人1 

>> 80 川上竜彦もまた、父親のいない母子家庭に育っていた。



川上は北陸に生まれ、子供の頃は北陸で育った。



川上の母親は、北陸の温泉街で芸者をしていた。



小学校に上がる頃、川上は母親に


おとうさん ってどんな人?



と聞いたことがあるが、母親は



死んでしまったのよ



とだけしか言わなかった。




もちろんそれが嘘だということは、成長してからわかったことだった。



母親は、まだ芸者になりたての頃、北陸に単身赴任で来ていた妻子ある男と恋に落ち、ひとりで川上を産んだ。



川上の母親の千代子が川上を産んだ時には、相手の男はすでに単身赴任を終えて、妻子のもとに帰っていた。



千代子は、その後も、芸者を続けながら川上を育てていたが、そんな千代子を身請けしたいという男が現れた…






No.82 16/02/08 01:25
旅人1 

>> 81 千代子は、男の身請けの話を承諾し、川上が小学校6年になった時、北陸を離れて東京に移り住むことになった。



千代子を身請けした男は、いくつかスナックやキャバレーを経営していたので、自分が持っていたスナックのひとつをを千代子に与え、千代子にスナック経営をさせた。
1階はスナックだったが、2階は住居になっていた。
時には男が泊まっていくこともあったが…。


川上は、それが嫌だった。




男にもそれが伝わるのであろう。


身請けする前は、川上を可愛がっていたが、いざ身請けして、千代子が自分の女になると、川上に対しての態度も変わってきたのであった…




No.83 16/02/08 13:53
旅人1 

>> 82 男は、千代子の見ていないところで、川上に暴力を振るうようになっていた。



川上の腕にできた傷も、その当時のものである。



川上は、男に暴力を振るわれていても、千代子には何も言わず、千代子のためにも我慢していた。


そして、川上は思った。



うんと勉強して、将来はいい会社に就職して、男に頼らなくても千代子に楽をさせてやろう と…。




川上がガリ勉になり、クラスで常に10位以内の成績をキープするようになったのもそのためだった…



No.84 16/02/08 14:02
旅人1 

>> 83 川上が高校受験を控えるようになった頃、男は千代子のもとに姿を見せなくなった。



あとでわかった話だが、男には新たな、千代子よりも若い愛人ができたので、コブつきの千代子のところには寄り付かなくなったのである。

スナックは、男が、手切れ金がわりに千代子の名義にしてくれたので、男が来なくなっても、母子の当面の生活はなんとかなっていた。


千代子は、川上に


「あんたには、あの人のことで、ずいぶん辛い、嫌な思いをさせたと思うけど、お母さんもいつまでも芸者もできないし、やっぱり淋しかったのよ…」


と言った。



そして川上は、第一志望の高校に合格し、高校1年の夏に、同じクラスだった北原麻由美から告白され、つきあうようになったのだった…


No.85 16/02/08 14:04
旅人1 

>> 84 話は戻るが、まだ母親のパトロンの男が通ってきていた頃、再三に渡る暴力を振るわれていた川上は、ある日、思い余って、家出を決行した…


No.86 16/02/08 21:35
小説大好き 

>> 85 川上竜彦が家を出た日は

雪が降る寒い夜だった。

竜彦はさっき男に投げ飛ばされた拍子に
怪我をした腕をかばいながら

暗い道を歩いていた…




No.87 16/02/09 21:43
小説大好き 

>> 86 着の身着のまま家を飛び出した竜彦は

空腹と寒さで気がつけば駅にたどり着いていた。

駅で寒そうに椅子に座っていた竜彦に

駅員が声をかけた。

『君、大丈夫?』…



No.88 16/02/10 22:14
小説大好き 

>> 87 竜彦は震えながら

駅員を見た。

深夜の駅は人気もまばらだった。

駅員『君、こんな時間にこんな所にいたら危ないよ。』

駅員は優しい目をしていた…



No.89 16/02/10 22:39
旅人1 

>> 88 川上は


「か、帰りたく…ない…」



と、しぼりだすような声で言った。



言ったとたん、川上の目から涙がこぼれ落ちた。



優しい目をした駅員・佐々木は


「とにかく、駅員室に行こう。ここよりも暖かいから…」



と、川上を駅員室に連れていった…


No.90 16/02/11 22:13
旅人1 

>> 89 駅員実は、暖房がよく効いていて、暖かかった



佐々木は


「ひょっとしたら、お腹すいてるんじゃないか?」


と、川上に聞いた。



川上は、黙っていたが、そのときお腹がなったので、佐々木は


「あはは、やっぱりお腹すいてるんじゃないか。まだ俺夜食食べてないんだけど、よかったら食べるか?」


と、カバンを持ってきて、中から弁当箱を出してきた。



「これさ、俺のカミサンがつくってくれた弁当だけど…、保温機能つきの弁当箱だから、あったかいよ。俺は、近くのコンビニでなんか適当に買ってきて食べるから、心配しなくてもいいから」


と、屈託なく笑って言った。



これもあとでわかったのだが、このとき、佐々木はまだ30代前半で、半年前に結婚したばかりだった…



No.91 16/02/11 22:33
小説大好き 

>> 90 佐々木の愛妻弁当には
玉子焼に唐揚げ、菜のゴマ和え、サラダ、などが

彩りよく入っていて
どれもすごく美味しかった。

竜彦は食べながら

何故だか涙が出てきた…



No.92 16/02/11 22:51
旅人1 

>> 91 思えば、川上は、母親の手料理を知らなかった。


物心ついたときには、母親の千代子と、芸者の置き屋での生活。


母親は夜になると、芸者姿でお座敷に出ていく。



置き屋のおかみさんが出前をとってくれたので、出前の料理ばかり。



身請けされてからも、千代子はスナックがあるので、やはり出前の食事だった。



学校の遠足などで、クラスメートの親の作った弁当を見ると、うらやましかった川上だった…






No.93 16/02/12 22:11
小説大好き 

>> 92 佐々木は自分の弁当を泣きながらたべるこの少年を

ほおっておけなかった…




No.94 16/02/13 22:26
小説大好き 

>> 93 その夜佐々木は竜彦を駅の仮眠室に泊めた…



No.95 16/02/14 22:43
小説大好き 

>> 94 そして佐々木は竜彦に問いかけた。

佐々木『あんた…家出してきたのか?』
竜彦はコクリと頷いた。

佐々木『そうか…。なんか、辛い事があったのか?』…




No.96 16/02/15 00:23
旅人1 

>> 95 川上は、佐々木に言いたかったけど、なぜか言えなかった。



佐々木は


「言いたくないなら、言わなくてもいいけど…」



と、責める口調でもなく、優しく言った…



No.97 16/02/15 22:29
小説大好き 

>> 96 寡黙な川上に

佐々木は明日を夢見て生きてほしいと思った。

佐々木はその当時趣味で農業をしていて

時々松本農場へ農業の勉強に通っていた…


No.98 16/02/16 01:45
旅人1 

>> 97 佐々木が、松本の農園に通うきっかけは、佐々木がまだ大学生だった頃に、松本の農園で夏休みにアルバイトをしたのがはじまりだった。




松本夫妻の人柄に魅せられ、農業の楽しさを知ったからでもあった…



No.99 16/02/16 21:59
小説大好き 

>> 98 佐々木『君…行くとこ無いの?』


川上『…はい。』


佐々木『何があったかは分からないけど
俺の知り合いの農場に寮が有るんだよ。
とりあえず行ってみないか?』…




No.100 16/02/16 22:06
旅人1 

>> 99 まだ小学生だった川上が、松本の寮を知ったのは、このときがはじめてだったのだ。



そして、高校生になってこの寮に来ることになるとは、当時は夢にも思わなかったのだが…


  • << 101 しゃぶしゃぶは皆食べ終わった雰囲気になっていた。 腕の傷跡を指でなぞりながら 川上は初めてこの寮に来た時の事を思い出していた…
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