注目の話題
箱入り妹について
気になる人が社内恋愛。それを理由に仕事をやめるのはありか
同僚から紹介された相手とどうするのがよいでしょうか…

香織。

レス119 HIT数 48830 あ+ あ-

キティー( ♀ cyyCh )
11/12/01 21:05(更新日時)

香織 -13歳-

香織は普通の女の子。
クラスの中では結構可愛い方。
はにかんだ時にちらっと見える八重歯は、なんだか男心をくすぐる。
少し小悪魔チックな性格である。

『香織、何の部活はいる??』
入学式を終えて体験入部の時期がやってきた。
幼なじみの理絵が聞いてくる。
『んー、まだ決めてない。』

人に自分のことをなかなか教えない、というところが『小悪魔チック』の所以か…。

『あたしテニス部の体験してみたい!』と理絵が言ったので、ついて行った。

体験入部してみてすぐにテニスの虜になり、理絵と一緒にテニス部に入ることに決めた。

No.1664966 11/09/03 23:38(スレ作成日時)

新しいレスの受付は終了しました

投稿順
新着順
主のみ
付箋

No.101 11/11/18 20:12
キティー ( cyyCh )

『ハイ、できますよ。
どの子にしますか?』


香織は、食事が書かれたメニューを裏返しにして見せた。

お店の女の子の顔写真、名前が載っている。


『じゃあ…この子』


ケイスケが指差したのは…


『あたし…ですか?』


『うん、よろしくね』


ケイスケはニコッと笑った。


白い歯がこぼれる。無邪気な笑顔。


香織はドキッとした。


(なんだろ…この『ドキッ』は?)


香織はふるふると首をふった。


『じゃあ…お席にご案内いたしますね、ご主人様』


『なんかご主人様って呼ばれるの恥ずかしいね!』


ケイスケは顔を赤らめてはにかむ。


(なんか可愛いな…)

No.102 11/11/19 12:21
キティー ( cyyCh )

席に着いて、先程見せたメニューを差し出す。


『お食事はどうなさいますか?』


『じゃあ…ハンバーグセットと、コーヒー。ブラックで』


『かしこまりました』



しばらくしてハンバーグがきた。

ケイスケはナイフとフォークをつかい、切り分ける。

ハンバーグからは湯気がでて、肉汁が溢れ出てきている。

ここのハンバーグは、フライパンで焼いたあとオーブンでじっくり中まで火を通しているので、本格的で評判が良い。

香織の鼻いっぱいにいい匂いが広がる。


『あの男はあれからこない?』


ケイスケはフーフーと熱々のハンバーグを冷まし、一口食べる。


『うわ、うまっ!』


No.103 11/11/19 12:42
キティー ( cyyCh )

『ハイ、店長が話をつけて、出入り禁止にしたそうです』


『それならよかった』


ケイスケはライスをフォークの背にのせ、一口食べる。


(まつげ長い…

というか、前はあんまり顔覚えてなかったけど、よく見るとカッコイイかも)


整った目鼻立ち、きちんと剃られたヒゲ、髪は爽やかにカットされている。

身長も180cmぐらいありそう。


香織は以前付き合っていたコウを思い出した。


コウも背が高かったけど、もう少し高そう…


香織はじーっと見つめていたが、ケイスケと目が合うと恥ずかしくなり下を向いた。


『あの…この間は助けていただいて本当にありがとうございました』


No.104 11/11/19 16:23
キティー ( cyyCh )

『さっきも言ったけど、メイドカフェってこの間きたのが初めてなんだ。

店入ってすぐ、ももちゃんが目に入った。

可愛いって思って、ずっと目で追ってたんだ。

それでなんか様子が変で、気づいた』


香織は『可愛い』と言われたことに反応して、顔を赤らめた。


『また…指名しても良いかな』


ケイスケが真っすぐ香織を見つめる。


二人だけの世界になったような気がした。


香織は、周りの笑い声で現実に引き戻された。


(あたし…どうしちゃったんだろ…)



『じゃあ、またくるね!メール…しても、良い?』

『ハイ…。』


そんな会話をして、ケイスケを見送った。

No.105 11/11/20 00:09
キティー ( cyyCh )

その夜。


香織の携帯にメールがきた。

ケイスケからだ。


『ももちゃん(メールでは香織ちゃんで良いのかな)、今日はありがとう!

すごい楽しかった。また遊びに行くね』


香織はすぐ返信した。


『来てくれてありがとうございました。
いつでもお待ちしていますね、ご主人様(笑)

メールでは香織で良いですよ』


少ししてケイスケからメールがきた。

『あの…もし良かったら。
デートに誘っても良いかな』


香織はいきなりのデートのお誘いに一瞬おどろいたが、

正直、うれしかった。


深呼吸して、ゆっくりとメールをうつ。


『ハイ、良いですよ』


…送信。


No.106 11/11/21 20:26
キティー ( cyyCh )

そうして、会う曜日、時間、場所を決めた。


次の土曜日、午前11時、お台場…


今日は水曜日。


ケイスケとのデートまであと3日…


香織は、ドキドキと高鳴る鼓動をしずめようと胸に手をおいて、フゥーとゆっくり息を吐いた。



次の日の放課後。

香織はバイトが休みだったため、彩と一緒に学校近くのショッピングセンターに行くことにした。

学校の最寄り駅からバスで10分ぐらいで行けるため、よく二人で放課後に遊びに行く。


『サーティワンにするー?』『あたし今日はクレープの気分~』


キャッキャと女子二人ではしゃぐ。


結局、香織が食べたいと言ったクレープのお店に入った。


No.107 11/11/21 21:21
キティー ( cyyCh )

香織が頼んだのは、イチゴ・たっぷりの生クリーム・小さくカットされたチーズケーキが入っているもの。

彩は、チョコアイス・チョコケーキ・チョコソースがかかったチョコ三昧のもの。


『おいし~』
『やっぱクレープうまっ』


香織は久しぶりに食べるクレープに舌鼓をうつ。


クレープを食べ終わり、一緒に頼んだミルクティーを一口飲み、香織は口をひらいた。


『あたしさ…

メイドカフェで知り合った人と、今度デートすることになったんだ』


香織は彩に、少しずつ話はじめた。


オタク男にセクハラ?されそうになったこと…

助けてくれたケイスケのこと…

メールをはじめて、デートに誘われたこと…


No.108 11/11/24 22:16
キティー ( cyyCh )

>> 107 彩は、オレンジジュースを一気に飲み干した。


『そうだったんだ…
なんか大変だったみたいだね。

…で・も!
そのおかけでケイスケさんと知り合って、デートまですることになったんだ?』


彩は神妙な面持ちから、一瞬でニヤついた顔になる。


『そんなんじゃないってばー!』


香織は顔を赤らめ、下を向いて前髪を触る。


『またまたー照れちゃって。

でも香織はホントモテるよね!やっぱ可愛いと得だよね~』


彩は鏡を取り出して、見ながらハァーとため息をつく。


『彩の内面を見てくれる人を探そうよ』


『そうそう…って、オイ!顔はナシってことか!』


二人、あははと声をたてて笑う。

No.109 11/11/26 00:49
キティー ( cyyCh )

土曜日…

東京テレポート駅の改札前で待ち合わせ。


香織は、ピンクのカーディガン・白のフリルブラウス・黒のふりふりミニスカート・ニーハイブーツの大人可愛いコーデ。

髪は巻いて、メイクもバッチリ。


電車に乗って11時ちょうどに駅に着く。


改札に行くと、すでにケイスケが待っている。


『ごめんなさい!待たせちゃいましたか?』


『ううん、俺も着いたばかりだから大丈夫』


ケイスケはニコッと微笑んだかと思うと、ジッと香織を見つめる。


『どうしたんですか?』


香織は気になって聞いてみる。


『いや…メイド服も可愛いけど、私服姿もめちゃくちゃ可愛くて…

見とれた』

No.110 11/11/26 01:13
キティー ( cyyCh )

恥ずかしいことをサラっと言ってのけるケイスケに、香織はたまらず顔を赤くさせる。


『そんなことっないですっ』


『香織ちゃん、可愛いなぁ。
じゃあ、とりあえず行こうか。』


香織とケイスケは話しながらお店へ向かい、洋食屋でランチする。


『香織ちゃんて高校生だよね?
メイドカフェって働いても大丈夫なの?』

『はい、16歳です。お店は大丈夫です。

ケイスケさんは…大学生ですか?』


『そう、大学生。ハタチ。香織ちゃんは4コ下かー。いいなぁ』


香織は一瞬、ケイスケが言った『いいなぁ』の意味がよくわからなかったが、聞き流すことにした。


『ランチ食べたらどうしよっか?』

No.111 11/11/26 01:28
キティー ( cyyCh )

『近くに屋内型テーマパークあるけど…
行ってみる?』


香織は、その周りのショップは行ったことがあったが、テーマパークは入ったことがなかったため、興味があった。


そこで二人で行くことにする。


アトラクションによってはかなり距離が近いものもあり、二人の心の距離も少しずつ近づいていった。


『あー楽しかった!』

その建物をでてすぐ、レインボーブリッジが目の前に広がる視界のひらけた場所にでた。

ベンチがいくつもあり、タコ焼き、アイスなどの小さいお店が出ていた。


ベンチに座り、8コ入りのタコ焼きを二人で仲良くわける。


天気も良く心地好かったため、そこでしばらく過ごす。

No.112 11/11/26 01:42
キティー ( cyyCh )

話は弾み、まだ夕方だがあたりは暗くなってきた。


『香織ちゃん、まだ時間大丈夫?』


香織は腕にはめた時計を見て

『まだ…大丈夫です』

と答える。


『行きたいとこがあるんだけど、良いかな』


そういってケイスケは、香織の手をひいて歩きだす。


(恋人つなぎだ…)


香織はつながれた手を見つめる。


15分ほど歩き、駅に戻ってきた。


『観覧車、好き?』

突然の問い掛けに一瞬戸惑ったが、頷く。


『ほら、あれ』


ケイスケが指差す方を見上げると、観覧車があった。


ケイスケは再び香織の手を引き、観覧車まで連れて行って乗る。


香織は少し緊張して固まってしまう。

No.113 11/11/26 13:40
キティー ( cyyCh )

香織はケイスケに手を引かれ、そのまま観覧車に乗る。


観覧車は、ゆっくりゆっくりと頂上を目指していく。


もうすでにお台場は、夜の色に染められていた。


観覧車に乗ったのも久しぶりだったし、高いところから見るビルや街のあかりは、いつもとはまた一味違ってとても美しく見えた。


レインボーブリッジも見える。
夜になるとキラキラとした光をまとい、幻想的な姿に変わる。


『キレイ…』

思わず、感嘆の言葉がもれる。


『ベタだと思われるかもしれないけど…

香織ちゃんの方が、綺麗だよ』


ケイスケが香織の隣にきて座り、香織の肩を抱き寄せる。

甘い香水の香りが、香織の鼻をかすめる。

No.114 11/11/26 16:01
キティー ( cyyCh )

ケイスケの顔が香織に近づいていく…


二人の唇が重なる。


ケイスケのキスは、最初は優しく、だんだん激しくなっていく…


ケイスケの舌が、香織の舌に絡み付いてくる。


以前付き合っていた、コウのとは全く違うキス。


コウとはディープキスをしたことがなかった香織は、ケイスケの激しい舌づかいと初めての感触に、されるがままになる。


綺麗な夜景と、甘い香りに酔わされていたのかもしれない…


ケイスケの唇が香織から離れる。



観覧車が地上に近づいていたようだ。


『こんな気持ちじゃ、今日は香織ちゃんを帰したくないよ…』


香織も、このまま帰りたくなくなっていた。


No.115 11/11/26 16:48
キティー ( cyyCh )

地上に着き、ケイスケと香織は観覧車を降りた。


香織は先ほどの夢のような出来事のせいで、足がふらつきよろめく。


ケイスケがすかさず

『大丈夫?』

と声をかけ、支えてくれる。


香織は小さく頷くが、ケイスケの顔を見ると、ついさっきのことを思い出して恥ずかしくなり顔を背ける。


『ごめん、俺、あんなこと…

嫌じゃなかった?』


香織は下を向いたまま、こくん、とまた小さく頷く。


『俺、今日は香織ちゃんを帰したくない。

香織ちゃんが嫌なら無理強いはしないけど…』


ケイスケは、支えていた腕をゆっくり離し、香織の顔をあげさせた。


きっと香織は真っ赤な顔をしていただろう。

No.116 11/11/26 17:05
キティー ( cyyCh )

『…あたしも…

帰りたくない…』


香織はケイスケの顔を上目遣いで見て、ケイスケの服のすそを持った。



香織はママに『友達の家に泊まる』とだけメールをした。


生まれて初めて、男との外泊。


香織の胸は高鳴っていた。


適当なホテルを探し、入った。


部屋を適当に決め、受付でキーを受け取り部屋へ向かう。


香織は初めてのことだらけで、すべてケイスケに任せた。


ケイスケは、香織はよくわからないがどちらかというと、慣れているような印象を受けた。


エスカレーターの中で、香織はケイスケに後ろから抱きしめられ、耳元でささやかれた。


『大丈夫?こわい?』


No.117 11/11/26 22:35
キティー ( cyyCh )

>> 116 ⚠訂正⚠

❌➡エスカレーター

⭕➡エレベーター

No.118 11/12/01 12:48
キティー ( cyyCh )

『大丈夫…です』


香織は、全く怖くないというのはうそになるが、もうあと戻りはできないと思った。


エレベーターがチン!となり、止まる。

部屋を見つけ、鍵をあけて中に入る。


入った途端、ケイスケが香織を抱きしめ、唇に吸い付いてくる。


香織の小さな唇は、あっという間にケイスケに覆われる。

いきなりのキスに、香織は少し抵抗して唇を離す。

『はっ…はぁ』

吐息がもれる。

なんだか息が苦しい。


『香織ちゃん…
俺、もう理性が保てない』

ケイスケは香織を抱き寄せて耳元でささやいたかと思うと、香織をお姫様抱っこで持ち上げた。


『っ!?

あたし…重いよ!』

No.119 11/12/01 21:05
キティー ( cyyCh )

『全然重くなんかないよ』

ケイスケがニッコリ微笑む。


ドサッとベッドにおろされると、香織の上にケイスケがのる。


ケイスケは、香織にキスをしながら脱いでいき、上半身裸になる。


香織はどうすれば良いのかわからず、されるがままになる。


ケイスケが香織のカーディガンを脱がせ、ブラウスのボタンをはずしていく…


香織の胸があらわになる。


ケイスケは香織の首筋、鎖骨、そして胸へ…

顔をうずめる。


『ぁっ』

香織は思わず、小さく声をもらす。


『香織ちゃん、すごくかわいいよ…』


ついに香織はスカートも脱がされ、下着とニーハイブーツだけにされてしまう…

投稿順
新着順
主のみ
付箋

新しいレスの受付は終了しました

小説・エッセイ掲示板のスレ一覧

ウェブ小説家デビューをしてみませんか? 私小説やエッセイから、本格派の小説など、自分の作品をミクルで公開してみよう。※時に未完で終わってしまうことはありますが、読者のためにも、できる限り完結させるようにしましょう。

  • レス新
  • 人気
  • スレ新
  • レス少
新しくスレを作成する

サブ掲示板

注目の話題

カテゴリ一覧