🌼道🌼
あなたは運命を信じますか❓
赤い糸を信じますか❓
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次の日の朝
あまり寝れなかった
朝からシャワーを浴び
目を覚ました
まだ家族も寝てるし
勿論りゅうも寝てるよ
部屋の灯りを点け
髪を乾かし
日記を書いていた
昨日の事を
一つ一つ思い出し
書いた
この日記は
私以外誰も読めない
鍵は私が持っていて
ましてや
秘密の場所に隠してあるから
お母さんにもバレない
と思う
下で音がした
お母さんが起きたみたい
8時頃家族が起きてきて
ご飯を揃って食べた
久しぶりに四人揃って食べた
最近はお姉ちゃんは
夜遅いので
殆ど揃ってご飯を食べる事が無いと
お母さんが愚痴をこぼした
りゅうは殆どの毎日を
一人で過ごしていたと思うと
胸が苦しくなった
でもりゅうのお父さんもお母さんもまた
一人でご飯を食べてきた時間があると…
寂しかった
「行かないの❓」
まだ9時を過ぎた所
りゅうをゆっくり寝かせてあげたい
だから私は自分の🏠の庭に出て
草むしりをしていた
外にいれば
りゅうが起きた時
気付いてくれるから(笑)
案の定
30分もすると
りゅうが私を呼ぶ声がした
「お~い❗メグ❗」
りゅうは朝から笑顔満開だった
「今行くよ❗(笑)」
「勝手に入ってなぁ❗」
りゅうのお母さんは
今日も仕事
いつ休みなのか
よくわからないが
凄く忙しそうにしてるのは
小さい頃から記憶にある
手を洗い
顔を洗って
髪を整え
薄くリップをつけた
「お邪魔しま~す❗」
りゅうの部屋に
私は向かった
段ボールが少し
出来上がっていた
りゅうの部屋は
随分片付けていて
私の手伝う事もなかった
「なんだか私邪魔しに来た感じだね(笑)」
りゅうは笑いながら
私に近づき
私を抱え
段ボールに入れた
「酷い~(笑)(笑)」
「必要なものだから(笑)」
私はすっぽりお尻から入ってしまい
一人では出られない
その姿がおかしいのか
りゅうはゲラゲラ笑っていた
ジタバタ手足をもがき
りゅうが手を持って
引っ張ってくれた
「もう~‼」
手伝いに来たのに
じゃれ合いばっか(笑)
「今日ね
夕飯私の🏠で食べて❗大丈夫かな❓」
「マジ❓やったぁ❗」
りゅうはホントに嬉しそうにしていた
りゅうの🏠は実質
二人家族
この🏠は広すぎる位だ
りゅうのお父さんの🏠と二つある理由は
きっと家族にしか
わからない事だろう
りゅうの🏠に
両親がいつも居ない
イメージだったから
私は特に気にしてなかったが
こんな日が来て
色々わかっていくのも
寂しいね
明日になれば
見慣れたりゅうも
しばらく見えなくなる
机の写真をしまう
りゅうの姿が小さく見えた
「メグ洗濯手伝ってくんない❓」
「うん❗どれ洗うの❓」
ドサッと出された
大量の洗濯物
思わず目が点に…
急いで回さないと
乾かなくなるや(汗)
一階に降りて
洗濯機を回し
リビングの写真に
目がいった
リビングに飾ってあったのは
りゅうが小学校入学した時の
親子三人の写真
三人共笑っていた
またこうやって
笑って暮らせる日が
来るよ
きっと
りゅうの部屋に
私は戻った
「明日早く行くの❓」
「いや…多分お昼過ぎだと思うよ❗
メグは部活だもんなぁ。」
「うん…
ごめんね…」
「別に一生のお別れじゃあるまいし
大丈夫だよ❗
メグ親父の🏠の場所
覚えてる❓」
「駅はわかるけど
その先微妙かも(泣)」
「相変わらず方向音痴だなぁ(笑)」
そう言うと
りゅうは地図を書いてくれた
その下には
☎番号
唯一の絆
泣きそうなのを
こらえていた
「大丈夫か❓」
私の頭を撫でるりゅう
その瞬間に
ポロッと涙が落ちた
りゅうが抱きしめてくれると
より涙が出た
「夏休み何処か旅行したいな(笑)
メグのおじさん許さないか(笑)」
「殺されるかもよ(泣)(笑)」
「じゃあ海行こうな❗一緒に…」
「うん…痩せなきゃ(笑)」
「そのままがいいの(笑)」
「笑ってるし~(泣)」
「お前が泣いてるから笑ったの(笑)」
顔面涙と鼻水(笑)
ティッシュを大量に
使ってしまった(笑)
「お袋に誤解されるからお前捨てて来いよ(笑)」
爆笑
りゅうは私を後ろからしばらく抱きしめていてくれた
洗濯機のブザーが鳴った
急いで洗濯物を干した
なんだか奥さんみたい(笑)
りゅうのパンツ(笑)
ウケる(笑)
お父さんのパンツしか知らないから
なんか新鮮だった(笑)
天気も晴天だから
どうにか乾くだろう‼
空を見上げ
大丈夫だよと
自分に言い聞かせた
チャイムが鳴った
りゅうが玄関に出ていく
何だか楽しそうな声が聞こえた
ドカドカと足音が増えた感じ
「よぅ‼」
共だった
「お邪魔虫ですんませんね(笑)」
共が茶化す
「お邪魔虫だわ~(笑)
共相変わらず元気そうだね‼」
それから高校に入ってからの話や
私達の今までの話を
それぞれが
話したいがまま
話していた
共に彼女が出来たらしい(笑)
でもなかなかデートに誘えないみたい
りゅうは偉そうに
アドバイスしてる(笑)
難しいのは
やっぱり
他人行儀になる事と
お互い知らない事ばかりだから
フランクになれない事らしい
作ってる自分と
付き合ってて
楽しいか解らなくなるらしい
きっと彼女もそうだろうと
殻を破れば
楽になれるし
想いを伝えたら
もう一歩進めるはず
私はそう伝えた
「俺彼女の事好きなのかな…」
「なんで❓」
「多分興味とか見栄とかそっから入ったのかもしれない。
だから彼女と逢っても何をしていいか
わからないし
デートにも誘えないんだよ…
嬉しいはずなのに
逢ってても何も出来ないし~(笑)」
りゅうも考えこんだ
そうか…私とりゅうは小さい頃から知ってる言わば幼なじみの延長で…歴史を知っていたり共感出来る過程を
お互い持っている
学校の話や友達の話
お互いの親は勿論
ご飯を食べる仲だ
もしりゅうと付き合ってなければ
一からスタート‼
でもそれもお互いを
知っていくのに
ワクワクしそうだけど(笑)
りゅうの事だって
まだまだ知らない事の方が多い
大人になればなるほど明も見えれば
暗も時に見えてしまう
知らない幸せもあると…
とりあえず一旦
荷物を一階に下ろす事にした
三人いるから
バケツリレー方式
実質
りゅうと共が動いていたけど(笑)
私は掃除機を掛けて
ジュースを買ってくると外に出た
共もりゅうと
話がしたいだろう(笑)
少し離れたスーパーにパンとお菓子と
ジュースを買いに行った
あの二人だから
相当食べると思った
大きなピザがあったのでそれを二枚買って
帰った
「ただいま~‼」
りゅうが上から
慌てて来た
「何処までジュース買いに行った❓」
ちょっと遅かったから心配したみたい
「大丈夫だよ(笑)
パンとお菓子買って来たの(笑)」
二階に上がっていく
「りゅうがずっとメグの心配してたぜ(笑)」
「うるせーな‼」
(笑)
「ごめんごめん‼
どれにしようか迷っちゃった‼
食べよう(笑)」
「サンキュー‼
こういう当たり前の事が出来ないんだよな…俺も彼女も(泣)」
共が嘆きながら
ピザに食いついていた(笑)
昼食を終えても
私達の話は尽きない
中学の時の話や
今同級生と逢ってるかとか
同級生の誰と誰が
付き合ってるとか
別れたとか
その中に常に
私達は常連らしいが(笑)
先輩が子供が出来て
結婚しちゃったとか
え~(@_@)
と次から次へと
新しい話に
興味津々で盛り上がっていた
夕方になり
洗濯物を取り込んだ
りゅうと共は
まだまだ話しに夢中だ
たたみおえて
リビングに置いて
りゅうを呼んだ
りゅうが降りてきた
「洗濯物そこにあるから…私一回🏠に帰って夕飯手伝いするから
また呼びに来るね(笑)
ゆっくり共と話してね‼」
「悪い。ありがとう❗」
私は静かに🏠に帰った
せっかくの休み
私だけりゅうを独り占めしたら駄目だ(汗)
私も反省した
自宅に戻ると
お母さんは夕食の支度を始めていた
「あら‼どうしたの❓」
お母さんが不思議そうに言うので
一緒に作りたいと
返した
一口カツや海老フライ唐揚げ
ポテトサラダに
ホウレン草のお浸し
里芋まで煮ていた
「こんなに‼‼」
揚げ物はまだ下拵えが出来てないので
こちらをひたすら
頑張った
揚げ物は下手すりゃ
二時間位かかるわねと言っていた
料理って大変だ(泣)
「もしかすると一人増えるかもしれないけど大丈夫な量だね(笑)」
「誰か来るの❓」
「りゅうの親友がね(笑)わからないけど」
「そう❗」
お母さんの手は
次から次へ動き
私は言われた事だけ
ひたすらやっていた
下準備を終えたのが
6時を回っていた
ダイニングを
片付けて
テーブルを飾り付けした
食器もそれぞれ並べ
ポテトサラダも
盛り付けた
揚げ物を始めるから
7時にはりゅうを
呼べと言われた
揚げたてを食べさせたいからって(笑)
まるで給食の様な
見たことの無い
大量の材料に
お母さんのりゅうが食べる計算は
凄いと肝心した
りゅうを呼びに行った
共は少し前に帰ったらしい
なんか悪かったな(汗)
自宅に戻り
ダイニングテーブルの料理を見て
またりゅうは感激していた(笑)
お父さんもお姉ちゃんも今日は揃って
皆でご飯
りゅうは勿論
怪獣喰い(笑)(笑)
なんだか本当に
りゅうも家族の一員の様だった
今後りゅうの生活を
少しだけお父さんが
聞いていたが
私はあまり聞いてなかった
というか
聞きたくなかった
一番困惑してるのは
りゅうだもの
ますます大変だから
なんか可哀想だった
お父さんが
「時々ここに寄って
ご飯食べていきなさい…
お隣りなんだし
メグと付き合いもあるし(笑)
一人で 抱えると
苦しくなるのは
大人でもあるから
まだ高校生として
やりたい事を
沢山経験して
お父さんの手伝いを
してあげなさい」
りゅうがなんだか
泣きそうになっていて
びっくりした
「ありがとうございます。
いつもよくしてくれて
本当に助かります。
メグも大切に付き合っていきますし
僕なりに頑張ってみます。」
ちょっと声を詰まらせ
言い切った
二階に上がって
私の部屋に二人居た
あと少しだけ…
こんな時間は無いと
思った
「渡したい物があるから❗」
そう言って部屋に来た
一つのアルバムを
りゅうに渡した
それは二人だけの
アルバム
小さい頃から
昨日のデートの写真まで
丸々一冊
コメントを入れて
作っていた
そして
「こっちはおばさんに渡して…お父さんにも見せなよ」
高校の入学式の日の
写真を伸ばした
りゅうは嬉しそうに
そして
涙が少しこぼれてた
黙ってティッシュを
渡した
「さっきのお返しだ❗」
りゅうは大量に
ティッシュで鼻を噛んでいた(笑)
1ページ毎
思い出しながら
写真を眺めてた
そんなりゅうの
横顔が大好きだ
「俺なんもメグにしてないよ…ごめんな」
「私はいっぱい
りゅうにして貰った
それに今からだって
りゅうと沢山思い出を作るの
だからこれからも
よろしくお願いします」
「ありがとう(笑)」
最後にキスをして
りゅうは帰っていった
凄く切なく
心が痛い夜だった
次の日の朝
私はいつも通り朝練に出掛けた
りゅうは今日行ってしまうけど
必ずすぐ逢える
そう信じて
りゅうの部屋に向かって
行ってきます
走って駅に向かった
休み明けの練習は
疲れてしまった
発声法だけを
ずっとするのも
体力使う
コンクールに向けて
先輩は最後の舞台に
向けて
皆凄く頑張っていた
りゅうが居なくなって
私は少し寂しかったが
部活と友達と
ピアノに忙しく
それなりに気は紛れていた
クラスの友達も
沢山増え
お昼には
グループで
彼の話しや
恋愛話しで
盛り上がっていた
彼がいる子
いない子では
相談する内容や
話す内容が違う
彼がいる友達とは
セックスの話を
意外と自然に出来た
高校はお互い共学だから
学校に通う中で
付き合ってる人達も
勿論いる
クラスの友達も
先輩と付き合ったり
違うクラスの人と
付き合ったり
様々恋愛も楽しんでる
中学と違うのは
セックスがそこに
関わってくる
可能性はある
その先に妊娠もある
ティーン雑誌じゃ
リアリティが無いと言うか
頭でっかちな知識で
混乱する
私の友達の中で
経験した人は少なく
やっぱり怖いのもある
友達にりゅうの事を
話すと
夏休みはあるねと
皆が口を揃える
私自身も多分
そう思う
りゅうからの連絡は
週1の☎
お父さんは退院したそうだ
あまり長電話も出来ないけど
声が聞けて安心する
夏休み必ず逢いに行く
その言葉だけが
支えだった
私達はそれぞれ
夏の大きな大会に向かって
毎日毎日忙しかった
りゅうの学校は
甲子園出場に向かって
私はコンクール
りゅうはまだレギュラーに
なれないけど
毎日充実していると
言っていた
私は何曲か
伴奏を任され
責任重大な感じを
受けていた
毎日歌とピアノ
🏠に帰っても
沢山練習した
りゅうは塾を
辞めてしまったので
勉強がヤバいと
進学校での厳しさを
話していた
クラスの友達の
綾が彼との初体験を
教えてくれた
綾は違う学校の
先輩と付き合っていて交際歴半年
綾から告白したみたいで
常に先輩の話を
私にしてきていた
別々の学校だと
お互い見えないせいか相手も焦るらしく
不安を安心に変える
気付いたら
身体の関係無しで
逢うのが難しくなったと言った
男女問わず
興味はある年齢
でも線を越えられるかは…
やっぱり最初は痛かったらしい
どうも先輩は経験してたらしく
スムーズだったと言った
スムーズって…
経験してた方が大人とかって
何か違うよね
確かに初めて同士は
何か試行錯誤だけど
過去が無いだけに
純粋だよ
セックスって
教えてくれる人居ない
男子がリードするからやっぱり男子は
色々見たり聞いたり
勉強するんだろう
女子は受け身なだけにドキドキするだけ
固まってしまう
何が正解かも
わからない
ただドラマや映画
ちょっとエッチな
雑誌の知識しかない
りゅうは⁉
何か考えたら
笑ってしまった
期末試験前
部活は無いが
勉強が思うように
進まない
りゅうは塾に行かない分
必死さは半端ないそうだ
常に順位で表される学校だから
負けたくない意識も
半端ないみたい
確かに学区1偏差値高い学校だもの
受験が終わって
のんびりしてる
私とは違う環境だ(泣)
逢いたい気持ちを抑え
テスト勉強に励んだ
結果は中の中(笑)
夏休みに入っても
お互い部活の毎日で
生活リズムは全く変わらなかった
お母さんは
たまにはお弁当作り
休みたいわと
嘆いていたが
結局全員お弁当なので
休みが無いも同然
ごめんねお母さん
ありがとう
りゅうはお弁当どうしてるかな
作る時もあれば
買うときもあるみたい
近くに居たら
作ってあげたのに
(多分お母さんが(笑))
部活では
コンクール予選の仕上げに毎日追われ
私はピアノ伴奏を
任されてしまい
緊張しない私でさえ
個人じゃないので
流石にプレッシャーで
ガチガチだ
私が間違えたら
それも減点対象
リズムを崩す事なく
小中と確かに伴奏は
してきたが
コンクールは初めて
しかも先輩のプレッシャー
学校のプレッシャー
皆も同じだろうけど
楽しむ余裕が無い
それほど緊張してた
りゅうは
夏の大会三回戦まで
行ったらしい
レギュラーになれなかったが
充実してると
楽しそうな話をしてくれた
来年はレギュラーで
甲子園に行きたい
そう言ってた
りゅうを📺で観たいなあ
いや甲子園で観たい
好きな事を続ける事って
実は凄く大変で
好きな事が好きじゃなくなる事もある
それでも目標があると
それに一生懸命向かい
頑張って達成した時
たまらない感情だ
りゅうも私も
そして皆も
予選当日の朝
私は自宅前のりゅうの🏠を眺めてた
うまくいくように
守ってね
そう願い
駅までの道を走った
待ち合わせの駅に着いて
皆が緊張してるのがわかった
先輩はリラックスしようと声を掛けてくれた
会場に着くと
会場の大きさと
他校の多さに圧倒され
また緊張が増した
私達の出番は
八番目
喉がカラカラになり
手は震えていた
ついに私達の出番
先輩達は度胸を決めたのか
気合いが入っていた
私に声を掛けてくれた先輩は
今までずっと伴奏を
していた
ラストイヤーは
歌いたい
顧問の先生が
伴奏者を何人か
弾かされ
私になった
「楽しんでね」
先輩が笑って言った
その瞬間
肩の荷が降りた
思いきり
全力で弾いた
部員の皆も
全力で歌った
いつもより
とても良かった
そう感じた
私達は予選突破
本選に行く事になった
先輩達は泣いていて
私もうまくいって
良かったと
プレッシャーから
解放されていた
ピアノもいいけど
歌いたい
歌ってる皆を見てるとキラキラしていた
先輩の歌いたいという意味は
伴奏者の目線があって
思う強い気持ちかも
私も来年は歌いたいな(笑)
本選頑張らなきゃ
私達は帰りの電車
本選への意気込みで
浮かれ騒いでいた
私はピアノの発表会も夏休みにあって
忙しかった
部活と発表会の曲を
毎日練習すると
夜はクタクタだ
今回は三曲弾くので
またまた忙しく
それでも
コンクールと違い
個人の表現なので
こちらは慣れていた
りゅうは少しだけ
楽な生活になったと
お父さんの快復を
報告してくれた
発表会一週間前は
リハーサルや
アンサンブルも含め
一日がかりの
稽古が続いた
食事係も
私達高校生以上が
率先してやる
アンサンブルは
先生と二曲
メインなので
合わせは何回もした
先生が忙しいので
練習不足もあり
うまく合わない
でも私のせいになる
仕方ないか…
先生
他の二人とも弾くけど
大丈夫だろうか
なんて不安を持ちながら
一週間
過ごした
明日は発表会
夜6時開演
発表会当日
私はドレスを着て
メイクアップしていた
私の出番は遅いので
7時過ぎに
会場入りした
部活の友達を数人
招待した
二部が始まり
アンサンブルも始まった
私は三曲目
緊張もせず
楽しんでいた
なんとか無難に
まとまったと思う(笑)
個人は三部で二曲
凄く緊張した
友達がお花を持ってきてくれた
その後誰かが来るのが見えた
りゅうだった
りゅうが大きい薔薇の花束を持って来てくれた
私はびっくりして
感激してしまった
友達もりゅうの姿を見て
騒いでいた
りゅうとの再会は
突然過ぎて
周りの人には全くわからない時間で
ソデにはけても
私は一人興奮覚めやまなかった
最後に写真撮影があり
その時も
りゅうを探していた
解散になり
友達と合流しながら
りゅうを探した
「あの人彼だよね⁉」
そう聞かれても
ずっとりゅうを探していた
なかなか見つからず
お母さんに聞いてみた
「りゅうと逢った⁉」
「さっき挨拶しに来て今日は🏠に居るって
伝えてと言われたわ(笑)」
りゅうはもう帰ったらしい(泣)
友達とりゅうの話で
盛り上がっていたが
早く帰りたくて
仕方なかった
友達と別れたのは
それから一時間過ぎてから
食事を一緒にして
りゅうの事情を知り
早く帰りなと
気をつかってくれた
ありがとう(泣)
友達を近くの駅まで送り
急いで帰った
もう10時を回っていた
りゅうの🏠の灯りは
点いていたので
遅かったが
チャイムを鳴らしてしまった
出てきたのは
りゅうだった
私は思わず自宅前に
関わらず
りゅうに抱きついてしまった
りゅうは笑って
私を受け止めてくれた
「びっくりしたよ(泣)来るなら言ってくれたらいいじゃん…」
「サプライズしたかったの(笑)」
「もう‼(笑)」
久々のりゅうは
真っ黒に日焼けして
凄く背が伸びていた
見上げる顔の高さが
違った
凄く大人になってる感じだった
りゅうは発表会を知っていて
どうしても今日来たいと
お父さんにお願いしたらしい
お父さんは一人で
なんとか生活出来る程順調に
快復され
りゅうの気持ちも知っていた
明日もいるから
そう言った
私は明日…部活
休みたい(泣)
なんで早く言ってくんないのよ(泣)
「化粧すると違うメグだな」
「変⁉」
「綺麗でびっくりしちゃったよ。
本当にメグ⁉って
何度も確認した位(笑)」
「どっちがいい⁉」
「久々の再会がこんなに綺麗なメグだったから…俺が恥ずかしかったよ(笑)
今日のメグも最高だしいつものメグも大好きだよ(笑)」
「満点の返しだね(笑)」
お互いちょっぴり
大人になっている姿に
ドキドキしていた
おばさんが玄関に出てきて
「入りなさいよ」
そう言ってくれたが
遅かったし
貴重な親子の時間だったから
「いえ(笑)明日夜逢えたらいいです
すみません…遅くに」
頭を下げ
りゅうの🏠を出た
りゅうは
「明日終わったら☎して」
そう言った
明日絶対速攻帰る(泣)
次の日
学校に行くと
帰る事ばかり考えていた
友達は事情を知っていたので
先輩には
お母さんが具合が悪いので早く返してあげて下さいと
嘘をついてくれた
いつもより
私だけ早く返してくれた
帰りの電車は凄く遅く感じた
駅に着いて
りゅうの🏠に☎した
りゅうが駅に来ると
言ったので
駅前の喫茶店で
待っていた
暑かったので
クーラーの効いた
店は気持ちよく
サザンが流れていて
なんだか心が踊っていた
15分くらい待って
りゅうが来た
昨夜は暗かったので
明るい時間に
改めて見ると
やっぱりカッコイイ(笑)
バカだね私(笑)
「意外と早かったね(笑)‼」
「ちょっとだけ早く返してもらっちゃった」
「悪いやつ~(笑)」
「だってぇ~(泣)」
注文したアイスティーとアイスコーヒーが
来た
なんか改めて
向かいあうと
恥ずかしい(笑)
りゅうもなんか照れてた
「今日は何してたの⁉」
「お昼まで寝ちゃった(笑)気付いたらお袋居ないし(笑)
んで共に連絡したり
ずっと話してたかな」
「そっかぁ(笑)
共元気だった⁉」
「彼女と別れたみたい(笑)でも好きな人が
いるんだってさ(笑)」
「へぇ~‼」
30分ほど話して
私が制服でりゅうが私服なので
一度🏠に着替えに帰った
お母さんがりゅうに
声を掛けて
結局上がった(笑)
昨日の事で盛り上がってる間
私はシャワーを浴び
私服に着替えた
りゅうは私の部屋で
待っていた
「やっぱりメグの🏠
落ち着くわ(笑)」
「お母さんしつこいでしょ(笑)ごめん」
「こうやって
メグの部屋に通してくれるなら
なんでも話すよ(笑)」
りゅうと私の家族は
家族を超えた関係に近い
おばさんに渡した写真の礼をおばさんが
言いに来てくれた時
おばさんは私達家族に感謝していたのを
思い出した
いつまでも
いい関係でいて欲しい
おばさんは私に
そう言っていた
りゅうはずっと
私と一緒に居てくれるかな…
そうありたいと思った
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15レス 276HIT 恋愛好きさん (20代 女性 ) -
飲んでないからいいよ!‥?
友人と私と男性2人で飲みに行きました。 私の友達は飲めないのでノンアルコールを頼んでいました。…
19レス 442HIT 聞いてほしいさん ( 女性 ) -
煽り運転や過剰な威嚇運転は駄目だけど・・・
煽り運転や過剰な威嚇に厳しくなりましたが、皆さんは後ろの車の車間距離が近い時、どうやり過ごす、又…
10レス 223HIT 主婦さん ( 女性 ) - もっと見る