🌼道🌼
あなたは運命を信じますか❓
赤い糸を信じますか❓
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塾の時間…
駅まで二人で歩くのも
小学生低学年以来かも
こんなところ
誰かに見られたら
いや
由香に見られたら
殺される
私は少し下がって
後ろを歩いた
「メグそんなに足短いっけ⁉」
私が気を利かせてる事なんて
なんのその
男ってそんな物⁉⁉
と目をまん丸にしながら
ふてくされていた
りゅうは笑って
駅までの道を歩いていた
りゅうは塾の前で待っていた
「メグは何時に終わる⁉」
「9時」
「じゃあ9時半にここな➰」
え⁉⁉
私の塾と
りゅうの塾は少し離れていた
今まですれ違っても
一緒に帰らなかったのに…
今日は🏠に泊まるから仕方ないのか…。なんか私は弟みたいだなぁ💦💦
ぶつぶつ文句を言いながら塾へ入った
『じゃあ月曜日テストだから きちんと復習しとく様に』
塾の先生が言った
9時を少し回って
まだノートを取ったり
必要な書類を貰ったり
あっという間に9時半になってしまった
急いで下に降りると
りゅうが待っていた
「お疲れ~」
笑ったりゅうの顔を見て
ニヤついたのは言うまでもない(笑)
缶ジュースを渡され
二人で飲みながら
🏠までの道を
歩いていた
いつも歩いてる道なのに
夜だからわからないだろうと
りゅうと並んで歩いていた
「なぁ…」
りゅうが言った
「お前好きな人居るのか⁉」
今それ~🔥🔥🔥⁉⁉⁉
「別に…」
「お前高橋先輩の事好きなんじゃないの⁉」
「何で⁉」
(誰だ😱余計なチクリいれた奴😭😭)
「噂でね⤴⤴違うの⁉」
「違うよ…」
「りゅうは由香と付き合ってていいね❗」
(やべっ🔥)
「付き合ってって言うかアイツが勝手に強引に帰ろうとか頼み事されたり~なんとなく
気づいたら一緒に居るだけで 俺は付き合ってるって自覚無いかも」
「そんな事言ったら
由香傷ついちゃうよ❗
まさか言ってないよね⁉」
「言ったよ⁉まずかった⁉だってアイツ強引過ぎて俺疲れちゃったんだよね。なんでもかんでもアイツの思い通りにならないと泣くしワガママだし、女って面倒くさいなぁって」
「酷いなぁ~。女をヒトククリにしないでよ。好きだからって事じゃないの⁉」
「でもさ~、俺の都合とか気持ちとか考えないで土足でズカズカされる身にもなれよ。
俺は自分を失ってまでアイツと付き合えないよ」
(そうなんだ…)
無言の時間が流れた
「お~い❗」
後ろから声がした
思わずりゅうから離れた
「珍しい組み合わせだな❗
そうでもないか(笑)」
幼稚園から一緒の
孝太
少しホッとした
孝太なら別に変な事
考えないし
勘繰られない仲だって知っている
「三人で歩くのも久しぶりだな」
ほんと…久しぶり
なんか懐かしい気持ちと嬉しさで涙が出そうだった
夜で良かった
孝太が来てくれて
良かった
ぎこちない空気から一変
笑い声絶えない帰り道に変わった
小さい頃はこうやって
男とか女とか
そんな事意識しないで
毎日当たり前に
じゃれたり喧嘩したり
でもそんな当たり前の生活から
意識したのはいつからなんだろう
孝太とりゅうが前を歩いて
その後ろを私が歩く
あんなに小さかった
二人が
今では私より俄然大きい
なんか不思議だなぁ
私はこの二人から
変わったと思われてるのかな
「じゃあなぁ⤴おやすみ」
孝太が振り向き手を振った
私達の🏠より手前の団地に住んでる
「またね⤴おやすみ」
孝太は私達を小さかった頃と変わらず
付き合ってくれる
りゅうもそうなのかな
いいのか悪いのか
解らなくなってきた
🏠に着き二人で入る時
急に意識してドキドキしてしまった
意識してるのは私だけ
りゅうは笑ってお母さんに
「おばさん❗ただいまぁ~❗」
と我が家の様に寛いでいた
夕御飯はお母さんが
奮発したのか
得意料理が並んだ
まるでお誕生会並みだ
りゅうはテンション上がりまくりで
怪獣の様に食べていた
🏠にはこうやって
ガツガツ食べる男の子が居ないから
お母さんは喜んでいた
食事が終わり
りゅうに先にお風呂を勧めた
りゅうはお風呂に
私とお母さんは
りゅうが寝る部屋に
布団の仕度をした
「すみません。ありがとうございます❗」
りゅうがお風呂から上がって二階に来た
お風呂上がりのりゅうを見て何故かドキドキした
(普通ドキドキするのは男の子だろ)
りゅうを見れずに
下に行く
お母さんがメグもお風呂に入りなさいと二階から言われ
渋々入った
私が意識してどうすんのよ❗
りゅうの入ったお風呂に
私も入り
一人逆上せる位入っていた
「お前随分長いな」
りゅうが私の部屋に居た
部屋のテーブルで
塾の宿題をしてる
私はパジャマ姿で
あたふたしながら
上着を探し着た
りゅうは黙々と勉強していた
どうすべきか仕方なく
私も勉強を始めた
「ラジオ掛けていい⁉」
沈黙が嫌なのと
私はいつもラジオ掛けながら勉強していた
「あぁいいよ❗俺もいつもそうしてるから」
ラジオをつけると
なんだか不思議と自然になった
「ちょっと飲み物持ってくるね。」
そう言って一階に降りてココアを作った
お父さんが帰ってたので
りゅうを呼び挨拶して
また部屋に戻った
しかし🏠の両親は
私とりゅうが幼なじみだからといって
全く心配無いの⁉
そんな疑問を持ちながら
二階に上がった
りゅうは私の部屋で
アルバムを見ていた
小さい頃からの写真を見ては
大爆笑していた
あの頃こうだったとか
別の中学に行った
友達の話など
懐かしい話を永遠としていた
卒業式の写真を見ながら
りゅうが言った
「俺の記念日」
「記念日⁉」
私も同じ事を思っていたが…
りゅうがどういう意味の記念日だかわからない
「何の⁉」
あえて聞いてみた
「俺の初恋記念日」
「え⁉」
どういう意味で言ったのか…
動揺してる私
「メグとキスしたの忘れた⁉」
(忘れる訳ないよ❗
私の大切な記念日だもの)
首を振るのが精一杯
アルバムを捲りながら
りゅうは言った
「俺メグが好きだったよ」
衝撃的過ぎて
何も言葉が出ない
少し沈黙が続き
りゅうが話した
「メグは俺にキスされて嫌だったか⁉」
頭がグルグル回ってる
どう答えるのが正解か
どんな難問の数学より難しい
でも素直に言いたくて当時の気持ちを伝えた
「メグもりゅうが好きだった」
「だったって過去形で何か寂しいよなぁ」
(進行形だよ❗
でもそれは言えない)
冷静に考えたら
お互いあの頃は好きだったんだ
じゃあ何で付き合え無かった⁉
そう…私が避けたせい
メグが好きだった
その言葉の意味は
お前に振られたの意味
何であの時避けたのか
情けなくて涙が出そうになった
「そろそろ寝るよ💦
明日また宿題しよう」
私がりゅうに言った
「うん。じゃあ明日なぁ⤴おやすみ。」
りゅうは片付けて
部屋に戻った
私は涙が止まらなかった
こんな形でりゅうの気持ちを知って
自分の愚かさと
情けなさに泣くしか無かった
小学生のりゅうには
精一杯のアピール
バカな私
布団に入って
ずっと泣いていた
次の朝
腫れた目を冷やす為
りゅうより早く起きて
アイスノンを取りに行き
目を冷やした
両親は朝食を済ませ
寛いでいた
二階に戻り
着替え ひたすら
目を冷やした
りゅうが私の部屋を
ノックした
「おはよう⤴ん⁉
どうしたん⁉」
「ちょっと目が痛くてね…大丈夫だよ」
切なくて泣いたなんて言えない
「腹減ったわ(笑)」
思わず吹き出してしまった
「食べてこよう」
二人で下に降りて
朝食を食べた
りゅうは朝から三杯
それでも遠慮したのかな⁉
なんだかその姿が
可笑しくて楽しくて
ずっと笑っていた
二階に戻り
私の部屋にりゅうと
入った
なんか自然な感じが
心地よい
昨日の宿題を持ち寄り
勉強を始めた
りゅうは学年で
10位に入る位頭がいい
私は…聞かないで😭
りゅうは高校に
この近くにある
有名公立高校志望らしい
りゅうなら入れる✌
でも塾の模擬では
まだ足りないらしい
私なんかその下の
その下の下の…(笑)
頑張らねば(泣)
ちんぷんかんぷんの問題を
ひたすら向かう
姿を見て
りゅうは笑っていた
「お前の顔めちゃくちゃ
しんどそうだよ」
(;□;)!!
「笑わないでよ💦
頑張ってるんだから」
(≧∇≦)(≧∇≦)
「わからないなら教えてやるよ(笑)」
「うわぁ助かる(;_;)」
りゅうが細かく説明してくれて
一つ解くのに時間が掛かったが
凄くよく理解出来
助かった
「よし❗終わり➰❗」
バタ~ンとりゅうが
大の字に寝転がる
私も思わず大の字に
寝転がった
りゅうがウトウトした
寝息を感じ
毛布を掛けてあげた
私は下に降りて
ココアを作った
お父さんはゴルフに
出掛け
お母さんは庭で花を
手入れしていた
「りゅう勉強して疲れちゃったみたいで
寝ちゃったよ(笑)」
『じゃあゆっくり休ませてあげなさい』
私はリビングで
ココアを飲んだ
泣いたせいか
私も眠くなり
リビングのソファーで
うたた寝してしまった
階段から足音がして
目が覚めた
「寝ちゃった(笑)悪い悪い」
『あらりゅうくん。
ゆっくり休んでいいのよ❗』
お母さんが言う
『私これから買い物行ってくるから留守番お願いね~。』
お母さんは身支度をし
買い物へ出掛けた
「ココア飲む⁉」
「うん。ありがとう」
私はキッチンに行き
ココアを二つ作った
りゅうはピアノを
ポロンポロンとイタズラしていた
「なぁ⤴ピアノ弾いてよ」
ココアを渡しながら
りゅうに言われた
「いつも聴こえてるでしょ⁉
下手なのが」
「アハハ❗いつも同じ所でつっかえるから
ガクってなるや(笑)」
「酷いなぁ😣
益々弾きたくないわ」
「いつもの弾いてよ」
この所毎日弾いてる
ショパン
少し緊張しながら
弾き始めた
人前で弾く事に慣れてるはずなのに
りゅうの前では
凄く緊張した
それでも気持ちを込めて弾いた
弾き終わって
恥ずかしくなり
笑って誤魔化した
「やっぱり落ち着くわ」
りゅうが言った
幼稚園の頃からずっと私はピアノを弾いている
そのピアノを聴いてきたりゅう
下手なりにりゅうは
私のピアノを誉めてくれた
『ただいまぁ~。』
お母さんが帰って来た
買い物袋いっぱいと
ケーキを買ってきたようだ
紅茶を入れて
三人でケーキを食べた
お母さんが一人はしゃいでりゅうと話してた
食べ終わって
散歩でも行きなさいと追い出され
仕方なくりゅうと
外を歩いた
あまり二人で歩いてるねを人に見られたら
嫌だなぁなんて思いながら…
りゅうは図書館に行く道を歩いて行った
図書館に行く手前
私達が卒業した
小学校がある
「入る⁉」
りゅうが指を指し
どんどん入って行く
訳も解らず小学校に入る
たった数年なのに
小学校が小さく感じる
そういえばりゅう
六年生から随分身長が伸びた
同じ位だったのに
今は見上げる高さ
なんだか不思議
りゅうは体育館の近くに走って行き
私を呼んだ
「ちょっと来いよ。」
なんでこんな場所にと思いながら
裏に回った時
りゅうが私の手をとった
「何❓」
びっくりして思わず
声がうわずった
「どうしたのよ❗」
りゅうが手を離さないのでどうしていいか
解らず
何度も同じ事を聞いてしまう
「どうしたのよ❗」
りゅうが私を抱き寄せた
心臓が飛び出しそう
しばらく時間が過ぎていた
長く感じたのは私だけだろうか
手は垂直のまま
どうしていいか
抵抗すると
りゅうがまた強く
抱き寄せる
「痛いよ💦💦」
「あぁ❗ゴメン…。
なんかこうしたくてさ…メグを…ゴメン…」
「ちょっと…💦💦」
一旦りゅうを押し退けて
ドキドキを落ち着かせた
私の頭の中に
由香がよぎる
りゅうは❓
でも聞いたらシラケそう
私はどうしたい❓
りゅうはどうしたい❓
頭の中でグルグル回る
「学校出ようよ…。」
私はそう言うのが
精一杯だった
りゅうは少し恥ずかしそうに歩いた
「なぁ川行かねぇ❓」
また急な展開😣
「いいよ(笑)」
なんか変な空気になるのも嫌だし
笑ってまた歩き出した
河川敷のサイクリングロード
よく小さい頃から
家族で歩いた
野球をしてる子供達
家族でピクニックをしたり
ほのぼのした日曜を
送っている
風が気持ちいい
橋の下に行き
りゅうが川に石を飛ばした
「私も得意よ(笑)」
私も石を飛ばす
二人でいつの間にか
夢中になっていた
なんだか幸せだった
「あれ❓メグはりゅうと…あれなの❓」
みっちゃんそこ聞く⁉
シドロモドロな私💦💦
「いや…偶然会って…帰るの…」
そう言うしかなく
みっちゃんと帰ろうとした
りゅうが
不機嫌そうに
「俺も帰る」
私達の後ろを着いて来た
どうすりゃいいの(汗)
なんだか気まずい
空気は流れまくり
みっちゃんは
私とりゅうを少し疑っている眼差しだった
「私の🏠ここだから」
みっちゃんは直ぐに
帰ってしまった
明日何か言われそうな感じがして
幸せ気分から一転
困惑気分だった
りゅうは私の前を歩き
「俺と居るのまずかった⁉」
(それ私のセリフだよ🔥)
「いや…由香に知れたらマズイでしょ」
「いいんだってば」
(りゅうが良くても
由香の怒りは見えるよ)
何だか複雑な思いで
家路に着く
「メグ❗俺の🏠来いよ」
「え⁉」
りゅうは自宅を開け
私を見た
なんで⁉⁉⁉⁉
私の🏠に入れば
いい事じゃん……。
思わず周りを見てしまう私
ドアを静かに閉めた
りゅうのお母さんが
法事で留守にするから私の🏠に居たのに
留守の所に私が
上がるのって
マズイでしょ😣
ドキドキしながら
りゅうに着いていく
久しぶりのりゅうの部屋は
小学生の時とさほど変わらなかった
あえて言うなら
本や参考書が増えて
ユニフォームやグローブが無造作にあって
男臭さもある
りゅうは自分の机の椅子に座って
私は床に座った
机には
変わらず小学校の卒業式の私との写真がある
嬉し恥ずかしで
見ないフリをしていた
「おばさん心配してるかな(笑)」
「まさか前の🏠に居るなんて思ってないだろうね(笑)」
笑わないと何か
緊張しまくって
ひきつり笑いしていた
「俺さぁメグが今でも好きだよ」
「…………。」
「それだけ言いたかった。」
私は黙っていた
由香に殺される事より嬉しかった方が勝っていた
気づいたら
泣いていた
りゅうが近付いてきた
「私昨夜…りゅうの事避けてた自分に情けなくて…申し訳無くて…泣いていたの…。
りゅうの気持ちを確かめるのも怖かったし…中学に入ると
色々違ってきたり
小さい頃と違って…。
りゅうを好きだったのは私だし
今も変わらないのは
私も同じ…。」
りゅうは私を抱き寄せた
「良かった(笑)」
恥ずかしくて笑ってた
小さい頃は手を当たり前に繋いだり
🏠を行き来出来たのに
またそうなれるかは
お互いがしっかりしないとね
誰に何を言われても
大丈夫だよね
そう約束した
キッチンから
いい匂いがしてる
「ただいまぁ~」
『お帰り~、何処まで行ってたの❓ご飯出来たわよ』
「すんません(笑)
お腹すいたぁ~(笑)」
三人で
爆笑(笑)(笑)
りゅうは相変わらず
遠慮なく食べまくっていた
その姿がたまらなく
愛しかった
リビングで家族とりゅうで📺を観ていた
お父さんも帰ってきて
りゅうと高校の話や
野球の話で盛り上がってる
私は台所で片付けしながら
ニヤついてしまった
何だかさっきの告白を思い出し笑い
お父さんお母さん
びっくりするだろうなぁ~なんて思っていた
ピンポ~ン🎵
「お袋だよ(笑)」
りゅうのお母さんが
お土産片手に
りゅうを迎えに来た
「お世話になってすみません~。」
りゅうは私と
両親に向かって
「ご馳走になりありがとうございました」
と丁寧に頭を下げた
「じゃあまた明日」
「おやすみ✨」
昨日と今日の二人の違った瞳は
誰か気付いただろうか
土日の事は夢だろうか
☎が鳴った
りゅうだった
「どうしたの⁉」
「声聞きたいから(笑)」
ちょっとホットしてる私
「夜塾の帰り待ち合わせしようよ」
りゅうが言った
「こないだと同じ時間なぁ❗」
「わかった✨」
夜まで塾の宿題と
学校の宿題に奮闘した
こんな日々が当たり前に続いて
トラブルはやっぱりあった
由香は部活中
私を呼び出し
りゅうの事を聞いて来た
私をビンタで張り倒したり
髪を引っ張り回したり
りゅうを返せと
怒鳴られた
私は何をされても
言われても我慢した
だって私は由香に嘘をついたから
この仕打ちは当たり前
何をされても耐えた
抵抗しない私に
由香は泣いていた
私はゆっくり由香に言った
「りゅうを好きな事
隠しててごめんなさい…。由香もりゅうが好き…りゅうときちんと話して欲しい。
由香が納得するまで…りゅうと話して。」
私の本心を伝えた
由香は泣きながら
行ってしまった
身体はあちこち痛く
血も出ていたので
先生や周りにバレない様に
タオルで顔を隠して帰った
お母さんにバレない様にコッソリ🏠に入った
幸いお母さんは台所で料理に夢中で
遠くから
「メグなの⁉おかえり~」
口を切った私は
「ただいまぁ」
と小さい声で応え
二階に上がった
下からお母さんが
ご飯だと呼んでいたが
寝たふりをしていた
塾も無いし部活で疲れてるからと
布団被っていた
両親が寝静まり
下に降りてお風呂に入りご飯を食べた
りゅうに今日の事
話した方がいいのか
でもこの顔は見せられない
これ以上由香を
傷つけたくない
だから言わなかった
由香部活辞めるんだって…
部長が言った
私のせいだ
由香は先生にも先輩にも皆から期待されてるだけに
かなり厳しいと揉めてる
私の事で…知ってる人はどれくらい居るのだろうか
顔をあげる事も出来ず部室を出た
由香に謝らねば
それしか出来る事が
なかった
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