扉のむこう…
妊娠、出産…
喜ばしいことなはずなのに。。。
失っていくモノが多すぎて、出るのは涙ばかり。
自分一人では抱えきれなくなった思いを、吐き出させてください。
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妊娠がわかった時…
喜ぶダンナを横目に
“なんで…?…早すぎる…”
そぅ、思ってしまった。
付き合い出して3ヶ月で遠距離に。
2年間の交際後、結婚。
でも、私の仕事の都合で一緒に住むことができず、やっと2人の生活がスタートしたばかりだったのに。
避妊もしてたのに…
何で…?
神様…まだ覚悟ができてません…。
もぅ少し…時間が欲しかった。
みんなが喜んでくれた。
初孫を心待ちにしてくれていた。
たぶん、私一人だけ。
どんどん心が沈んでいく。
体調が悪くなり、悪阻も酷くなり…
ますます嫌になってくる。
ごめんね…赤ちゃん。
最低なママだよ…。
仕事だけが気を紛らわしてくれた。
でも、体調の悪化でそれすら辞めることに…。
一人の時間が苦しかった。
ダンナと別室で寝ることになったのは、いつだっただろう…。
そぅ…お腹も目立ち出した7月中旬。
冷房の温度に耐えきれず、私から言い出した。
今思えば、あれが間違っていた。
2人で選んだセミダブルのベッド。
あの日以来、私の居場所はなくなってしまった。
そして、ダンナにも求められなくなった。
一緒の部屋で眠りにつくこと…
それが、こんなにも大切なことだったなんて…。
どうして気づけなかったんだろう…。
ダンナは優しかった。
体調が悪くて、家事も満足に出来ない私を労ってくれた。
頼んだことは何でもやってくれた。
産婦人科にも、毎回、付き合ってくれた。
きっとよいパパになってくれる。
それだけは嬉しかった。
けれど、少しずつ不安が募っていった。
私の身体を心配するあまり、全く夜の生活を求めて来なくなってしまった。
あれだけ性欲があったのに…
どうしてるの ?
そんなことで悩むのもおかしいと思い、勇気を出して聞いてみた…。
『最近、Hないよね?…大丈夫…?』
ふふっ
って笑いの後、冗談ぽく
『大丈夫~。ちゃ~んと自分で寂しく処理してますから♪』
私も笑った。
『そっか…ごめんね。ちょっと我慢してね。』
安心したのも束の間。
何気無く開いたパソコンに、消し忘れた検索履歴。
“風俗”
“ソープ”
“ヘルス”
身体が震えて、止まらなくなった。
怖くて…怖くて。
とても聞けなかった。
けれど、何事もなかったかのように振る舞うほど大人でもいられなかった。
顔をまともに見れなくて、ダンナを避けたり、必然と会話も少なくなってしまった。
それでも、体調が悪いのだろう…と思ったのか、ダンナが私の態度について触れることはなかった。
変わらないダンナを見て、疑心暗鬼。
興味本意で検索しただけなのかな…
それとも、もぅ…。。
だとしたら、いつ…?
営業マンで時間の融通もきき、泊まり出張も少なくない。
金銭にも多少余裕がある…
そして、何より『女好き』
疑う要素が有りすぎて、一人で勝手に苦しんでいた。
私…何やってんだろ。
聞けないまま何日か過ぎ、偶然、テレビ番組で“浮気”“風俗”の話題をしていた。
聞くなら今しかない…!
そぅ思って、勇気を振り絞る…。
『カズくんは、風俗とか行ったことあるの…?』
表情一つ変えずに、
「まぁ…仕事の付き合いでキャバクラくらいはね。でも、俺は本当にダメ!お金払う奴の気が知れない。」
『ソープ…とか、ヘルスは?』
「よくそんな言葉、知ってたね(笑)びっくりするわ!
絶対、ない!!逆に気持ち悪い!!」
“じゃあ、何で検索してたの…?”
喉まで出かかった言葉を、飲み込んでしまった。
微妙な私の表情を察して、ダンナが言った。
「大丈夫。何も疚しいことないよ!誓ってもいい。第一、そんな暇がないから」
“じゃあ、暇があったどうするの…?”
ひねくれた心が、頭の中で呟いた。
性格…悪いなぁ…。
結局、聞けないままだった。
ダンナは私よりも7コ上。
私が男性経験2人に対して、ダンナは3桁に行くほど…。
高校卒業後、自力で首都圏の大学を受験し、奨学金を受け、両親から一切の援助も受けず、独りで暮らし働きながら学校に通っていたダンナと…
親元でぬくぬくと、バイトの稼ぎは遊びに使い、何もかも両親の援助を受けて育った。
社会人経験も3年しかない、子どもに毛が生えたほどの精神年齢しかない私。
太刀打ちできる相手ではない。
どう切り出せば、納得のいく答えをもらえるのか…
『そんな風に疑われるのは、悲しいよ…。やっぱり俺は信用ない?過去が過去だもんね…』
と、寂しく呟く姿を見なくて済むのか…。
わからなかった。
普通、妊娠7ヶ月にもなれば安定期に入り、ちょっとした旅行や運動なども許されるハズだった。
けれど、私は外出禁止。
階段の昇り下り、家事労働などもたくさん制限された。
ダンナの負担はとても大きかったと思う。
文句も言わず、優しくしてくれたダンナに感謝していた。
でも、優しさゆえに?たまにお腹に触れる意外は、全く私に触れてこなくなった。
手をつなぐ…
キスをする…
そんな軽いスキンシップすらない。
ダンナとの甘い新婚生活を夢見ていた私。
結婚して1年。
一緒に暮らし出して6ヶ月。
妊娠がわかって5ヶ月。
セックスレスになって4ヶ月。
別室で寝るようになって1ヶ月。
一番の当事者なのに…
状況の変化について行けなかった。
もちろん、私から何も行動しなかったわけじゃない。
たまに、きゅっ…と抱きついてみたり…
キスをねだったり…
その度に優しい笑顔で応じてくれた。
『応じる』ことはしてくれた。
でも、『求める』ことはなかった。
風俗の不安も完全に拭えていなかったが、それが一番悲しかった。
後からわかったことだけど、ダンナはインターネットで子育てに関する悩み相談をするサイトに入っていたらしい。
そこで、私と同じような状況の妊婦さんが、旦那の要求に答えられない苦しさを訴えていた。
そんな人がたくさんいた。
だから、ダンナは私に同じ思いをさせたくなかった…と。
それを聞いていれば、私の心も晴れていたかもしれない。
けれど、その時の私はそのことを知らなかった。
ただ、ダンナの態度の変化に戸惑い、悩むことしかできていなかった。
今思えば、ダンナがとった行動が正しいと思う。
仮に、ダンナが求めてきたとして…
それに応じることはできなかったと思う。
ちょっとしたことでお腹がハリ、体力もなかった。
一日のほとんどを寝て過ごし、食事もあまり食べれない。
そんな女を相手に性欲が湧くか…
ちょっと無理してでも…と、思うか。。
普通はそんなことしない。
しかし、既に普通な精神状態じゃなかった私には、そんなこともわからなかった。
ただ単に、女として必要とされたかった。
応じられないけど…
求めて欲しかった。
つくづく情けない。。
自分が守るべき小さな命の心配よりも、つまらない女としてのプライドを優先させていた…。
妊婦さんは朗らかに…できるだけ穏やかな精神状態で、過ごさなければいけなかったのに。
その日は突然やってきた。
まだ暑さも残る8月下旬。
妊娠8ヶ月目にして、入院することになった。
無事に赤ちゃんが生まれるまで。
旦那は帰りも遅く、出張もある。
何かあっても直ぐに対応できるようにと、車で3~4時間かかる私の実家近くの病院で…。
さらに、私の父が働いている。
これ以上、心強い病院はないのに。
私の心はますます沈んだ。
また、離ればなれか…。
『離れたくない』と、私は泣いた。
お腹の赤ちゃんの事は全く関係なく。
自分のことだけを考えて泣いた。
『俺も寂しいし、できれば行かせたくないよ。でも、今、一番大切なのは無事に赤ちゃんに会うことだろう?』
どこまでもダンナが正しかった。
ダンナに勇気づけられ、
『頑張る!今は、無事に赤ちゃんに会うことだけを考える!』
と…何かを吹っ切った形で入院した。
不安が無くなったわけではないが、入院中はセックスレスや風俗の件は少しずつ頭の片隅においやられていた。
暇があれば会いに来てくれるダンナを、改めて頼もしく感じ、信じきっていた。
その裏で、ダンナが密かにしていた“ガス抜き”。
それに気付くのは、まだまだアトノコト。
病院での生活は、何気に楽しかった…と、思う。
日中、いつも独りで家に引き込もっていなければいけなかった。
話し相手がいると言うことがこんなに楽しいなんて…
私がいたのは大きな総合病院だった。
その中でも、産婦人科は特にベッドの回転率が高い。
みんな、陣痛と共に入院、出産し、1週間で退院していく。
3ヶ月の間に、いろいろな夫婦、家族を見ることができた。
話してみると、みんな、少しずつ何かしらの問題を抱えていた。
けれど…大切そうに赤ちゃんを抱く姿は、みんな等しく幸せそうだった。
入院して、やっと…
お腹の我が子の誕生が、待ち遠しくなってきていた。
なんて母親なんだと…今さらながら反省してます。
季節は変わり、秋も深まった11月の中旬。
出産予定日の2日前の土曜日でした。
薬を使って、誘発的に出産を行いました。
当初は立ち会い出産を戸惑っていたダンナでしたが、流れでいつの間にか立ち会っていたようです。
可愛い娘の誕生を目の当たりにして、目を赤らめていたダンナ。
私も涙が止まらなく、自分勝手に妊娠を嫌がったことを、心の底から後悔しました。
この立ち会い出産が、ダンナのパパとしての意識を高め、私たちは夫婦から“家族”になったような気がします。
後に、ダンナは立ち会い出産を“してよかった”と言いました。
そして、私は…
“しなければよかった”と思うことになります。
>> 15
ほのかさん…
その後…お元気でしょうか…
ほのかさんのスレを読んでなかなかレスがないので…どうされたのかな😱と思い書きしまちゃいました。
落ち着いたらまた続きをお聞かせ下さぃね。
>> 16
看護婦さん
ありがとうございます。
なかなか更新できずに、申し訳ありません。
育児をしながら…ダンナの目を盗みながら(このサイトのことを知られたくないので…;)となると、思うように書けないでいました><;
しかし、気にかけていただいている方がいることは、本当に嬉しく思いました。
ありがとうございます。
つたない文章で申し訳ありませんが、もう少しお付き合いいただけると嬉しいです。
ほのか
娘は、予定日ぎりぎりまでお腹にいたわりには、少し小さめの2410gで産まれました。
自分で出てこようとする力が弱かったため、最後の最後で時間がかかり…
『危ない』と判断したお医者様が、
「お母さん、少し“出口”を切らせていただきますね。お父さん、よろしいですか?」と…
ダンナは、訳がわからず…
それでも『…は…い』と返事をしようとし、し終わらないうちに…。
ジョキッ!
すごい軽快な音だった…と。
そして、ぐいっ!と娘を引き出してくださったそうです。
私は無我夢中…
その一部始終を、ダンナは見ていました。
「力みすぎて、ほのかの目が飛び出るかと思った!」
「あんな顔は見たことなかったよ~」
「いやぁ~すごかった!」
「女って強ぇなぁ~」
後から、何度も何度も聞かされた話です。
いろんな人に、体験談を自慢そうに話していました。
そんな姿を見て…
嬉しいような…でも、女としては恥ずかしく…
複雑な心境でした。
「それにしても、貴重な体験だったよ~。最初は、無理だと思ってたけど、立ち会ってよかった。」
ずーっとしゃべり続けるダンナ。
相当、刺激的な体験だったらしい…。複雑。
「そう言えば、傷口を縫うとこまで見せてもらったんだよ~。
男の先生で、“大変ですね~”って言ったら、『慣れてますから何にも感じませんね』って言ってたよ。
ま、そうだよな~」
トドメでした…。。
気付いたら、涙がポロポロと…。
そんな私の反応に、ダンナも驚き…
「どうした?痛い?大丈夫?先生、呼ぶか?」
オロオロオロオロ…
『…ちがう。』
『何で?…何でそこまで見る必要があるの?』
『あの時は一生懸命だったから、形振りかまう余裕なんて無かったよ。でも、そんな状況だって、されたら嫌なことだってあるよ…。』
『何で、縫うとこまで見る必要があるの…?先生は仕事…でも、カズくんは興味本位でしょ?
見て欲しくなかった。
腕や、足の傷とはワケがちがうでしょ…。』
泣きながら…
嗚咽に混じりながら…
途切れ途切れで、どれだけの言葉が伝わったのかわからないけれど…。
私は、悲しさをぶつけた。
それは、たった6時間前に流した涙とは全然別の…
悔しさと、恥ずかしさと…
そして怒りが混ざった、嫌な涙でした。
ダンナは必死に謝っていたと思う。
そして、私を讃えていた。
「よく頑張った」って
「自慢の奥さんだ」って
家に帰らないといけないギリギリの時間まで…。
大人気ないとはわかっていても…なかなか気持ちを立て直すことができなかった。
ダンナを好きだったからこそ、見て欲しくなかった…。
それは、今でもトラウマとして残っています。
3ヶ月ぶりの外気はとても冷たく、冬を感じました。
入院したのは夏…。
少し、うらしま太郎気分を味わっていました。
私の身体のためには、もう少し入院してた方が…と、言われたのですが、私はとにかく退院したかった。
娘が大丈夫なら、一日も早く退院したい!
根負けしたのか、無理はしないこと…、しばらくは実家のお世話になって、1週間に1回は通院すること…
これを条件に、退院を了承してもらいました。
あれほど居心地のよかった病院は、出産の責任と不安から解放されてみると実に窮屈で味気無く…
隣のベッド人のイビキも豪快で…
ストレスになっていました。
それでも、もう少しだけでも入院しておくべきだった…。
結局、私の回復にも3ヶ月かかってしまうことになるとは…。
ほのかサン🍒
おはょうございます。
たまに…ほのかサン🍒の日記にお邪魔してしまうかと思いますが…🙇
ほのかサン🍒の経験してきた日記を暖く見守っていきたいと思ぃ、読ませて頂きます☺
ゆっくりとレスして下さぃ☕
>> 24
看護師 サマ
ありがとうございます。
見守っていただけると嬉しいです。
よろしくお願い致します。
ほのか
娘との生活は、予想をはるかに越えて大変でした。
昼夜問わず、二時間ごとの授乳…
オムツを変えたり、あやしたり…
一日一日が、慌ただしく過ぎていきました。
それでも、両親に助けられ、ダンナも毎週末会いに来てくれ…
いつの間にか、お正月を迎えました。
予定では、もぅ家に帰っているハズでしたが…
まだ、私の通院は続いていたので、ダンナも一緒に私の実家で年越しをしました。
いつも柔軟に動いてくれるダンナに、私も両親も感謝していました。
そして、実家で過ごす最後の夜に…
私はダンナの“影”の部分を見ていました。
明日の昼には帰ってしまうダンナに…
『寂しいな…。一緒に帰りたいよ。』と呟いていた私。
「俺もできることなら、2人を連れて帰りたいよ~。でも、しょうがないよな…。ほのかは、まず自分の身体を大切にしなきゃ。
俺のためにも、チビのためにも」
優しいダンナの言葉…
思いやりに溢れた言葉…
でも、何かがひっかかりました。
それが“何か?”と聞かれても…うまく説明することはできません。
一人、家に残されコンビニ生活。
忙しい仕事の中で、毎週末は妻の実家に通いつめる。
大変なハズなのに…
“満たされてる”雰囲気のダンナ。
娘の存在がそうさせてる?
それも何か違う気がする…
胸に何かが引っ掛かり…
その時、母がダンナにお風呂をすすめに来ました。
ダンナはそのままお風呂へ…
すると、ダンナの携帯が鳴り出しました。
メールかなぁ…と思っていたけれど、着信音は続き、電話のようでした。
今ならまだ、脱衣場だろうから…と、携帯を持ってお風呂にいきました。
ちょうどその時、ダンナがお風呂場に入った気配がし、携帯も鳴り止みました。
まぁ…いいか。
誰からだったのかなぁ?
そう思って、携帯を見つめていると…
私の中の別の“ワタシ”が囁きました。
“さっきの不安はもういいの?その中に、解く鍵があるかもよ…”
常々、ダンナは携帯は自由に見ていいよ~と言っていました。
しかし、プライバシーだから…と、用事がないかぎり実際に見たことはほとんどありませんでした。
見てもいいって言ってたし…。
着信はダンナの母からでした。
後からかけ直すように言っておこう…
と、思いながらメールの受信ホルダーを開くと…
そこには、きちんと整理されたメールファイルがずらり…。
私、家族、友達、仕事ときちんと振り分けてありました。
脱いだ洗濯物もカゴに入れられない人が、何でこんな面倒なことができるの?
以前、そう尋ねたことがありました。
仕事で1日何百件もの問い合わせメールと格闘するうちに、身に付けた習慣だとダンナは言いました。
いらないものはすぐ削除。
必要なものは、それぞれのフォルダに分けて整理する。
なるほどなぁ~と、感心したことを思い出しながら、私のフォルダを開くと…
確かに、私からの泣き言メールがずらりと入っていました。
今度からは、ちゃんとしたメールを送らなきゃな…と、反省しつつ…携帯を閉じようと…
と、その前に…
本当に何気無く…
まだ整理される前の、受信フォルダを開きました。
そこには5件のメールが…
私からのメール。
聞き覚えのある、ダンナの友達とのメール。
そして…知らない女性からのメール。
グループ分けでは、“仕事”の部類に入れられているであろう彼女。
その証拠に、名前の頭にダンナの取引先である大手の会社の記しが入っていました。
(仮に…)
NBC ゆき―りさ
ハイフンで繋がれ、女性の下の名前だと思われるものが、2つも並んで入ってる。
おかしな登録…。
本当に仕事関係の人?
胸騒ぎを感じながら、少し震える手でメールを開きました。
『おはよう😄』で始まったそのメール。
彼女の来週の出勤の予定と、『来れそう?』の確認。
そして
『泊まりは無理なんだけど😫』
と締め括ってありました。
泊まり?
泊まりって何?
仕事の話では…
ないよね…。
身体中の震え…
突然の吐き気…
理解しようとする頭と
拒否しようとする身体
できるものなら
叫びたかった…。
嫌だ…
嫌だ…
イヤだぁ…
何で…
どうしてなの…
どうして…
叫び出したい衝動を抑え、メールの文章を嫌と言うほど見つめた。
何度も何度も読み返した。
仕事のメールかもしれない。
その可能性だってある。
そうあって欲しい。
お願いだから…何か、何か。
しかし、少しずつ冷静さを取り戻してきた私の脳は…
『仕事ではないね。』
と、判断した。
意味深な名前の登録。
絵文字入りの可愛い文章。
“泊まり”の言葉。
アドレスのみの登録で、電話番号はなし。
こんな商談相手がいるはずない。
アドレスから、彼女の名前がユキさんであることがわかった。
“私…どうすればいい?”
やっと…涙がこぼれてきた。
いつの間にか
『そっか…』
『そっか…』
と、呟いていた。
その時、お風呂場の扉が開く音がした。
>> 35
『どうしよう!』
と、考える前に身体は動いていた。
音をたてず、部屋に戻り…
携帯を元の場所に戻しておいた。
そして、そのまま静かにリビングへ…。
両親が代わる代わる、娘をあやしてくれていた。
私も、なるべく自然を装い…輪の中に入った。
一生懸命、笑顔を浮かべながら…心は凍りついていた。
『今はダメ…。ここで取り乱してはいけない。両親に知られてはいけない。今はダメ…。今は…。』
頭の中で、呪文のように繰り返していた。
もうすぐで家に帰るのだから…
その時に…。
「お先でした~。」
と、リビングに入ってきたダンナに背を向けたまま…
『さっき、お義母さんから電話があったみたいだよ。掛け直してね~』
とだけ告げた。
その後も顔を合わせることができなくて、娘を寝かし付けた後、ノロノロとお風呂に入った。
といっても、私はシャワーはできても入浴は許されていない…。
とにかくゆっくり身体を洗い、ゆっくり髪を洗い…
出る頃には、身体は冷えきっていた。
寝室に戻ると、ダンナは小さな娘の手を握って寝ていた。
少しホッとして…
少し腹立たしくなった。
そして、長い長い夜が始まった。
全く寝付けなかった。
ボー…っと天井を見つめたまま、頭では何も考えていなかった。
何を考えればいいのかも解らず…
今は何を思っても、泣き出してしまいそうな気がして…
ただただ、ボー…としていた。
2時間置きに娘が目を覚まし、授乳。
ダンナは、一度も目を覚ますことはなかった。
さすがに疲れたのか、明け方頃にウトウトし始め…
いつの間にか、寝ていた。
そして、今でも忘れない…
嫌な夢を見た…
夢の中で…
私は娘と家で遊んでいた。
すると、『ただいまー♪』と一人の女性を連れたダンナが帰って来た。
「どちらさま…?」と尋ねる私に、ダンナは笑顔で答えた。
『こちらは、ユキさん。これから、俺の世話をしてくれる人だよ。
だからほのかは、安心してチビの面倒を見てくれればいいからね。
暇な時は、話し相手にもなってくれるし…
仲良くしてあげてね。』
凍り付いた私に、
『どうぞよろしく。』と笑顔を浮かべて彼女は言った。
笑顔だとわかるのに、顔はよく見えなかった。
ただ、ダンナ好みのスラッと綺麗な若い女性だということはわかった。
「…そんなの困る!私はイヤだよ」
と、応えた私の横を
『もう決めたことだから。』と、女性の肩を抱いたダンナが通りすぎていった。
遠くに、娘の泣く声が響き…
私は目覚めました。
ダンナが娘を抱き上げ、あやしているところでした。
『チビが泣いてるのに、ほのかが起きないからさ…焦ったよ。よっぽど疲れてたんだね。』
『…ほのか…泣いてたよ。どうした?怖い夢でも見た?』
ダンナの言葉で、ハッと気付き…顔に触れてみると、確かに濡れていた。
枕にも跡が残るほど…
“私…泣いてたんだ。気づかなかった。…”
「怖い夢じゃないよ。…悲しい夢」
娘を受け取りながら、答えた。
『どんな?』
いかにも優しそうな表情で尋ねるダンナに腹が立った。
「…カズくんが、浮気相手を連れてきた。」
『なんだそれっ(笑)』
さらっと笑われた。
言うつもりはなかったのに…口が止まらなかった。
ただ、流石に“ユキ”と言う名前を出すことはできなくて、とっさに“幸子”に変えました。
私が好んで読んでいるマンガの主人公の、彼氏の浮気相手の名前です。
ダンナは、その事に気づいたみたいで、
『幸子かぁ~(笑)』
と笑っていました。
『何でそんな夢、見たんだろうね~。昼ドラとか見すぎなんじゃない?』
あまりに自然に、サラッと会話するので少し拍子抜けしました。
少しくらい焦るかと思ったけど…
“ユキ”にすれば良かったか…
私が黙ったままだったので、
『ま、心配ないよ。俺は絶対にそんなことしないから。今となっては恋愛や浮気なんて、面倒なだけだしね。』
と、付け加えました。
でも…私の顔は見ていなかった。
少し目線を反らして…
敏感になっていた私は、そんな小さな行動も見逃すことはできなかった。
「そうだね…。信じてるよ。」
「あなたが浮気してたら…きっと…一度だって許せないと思う。
…私は…心狭いから。
浮気は男の甲斐性なんて、死んでも言えないよ…。」
ポツリポツリと話した後、最後の一言だけはしっかり顔を見て言った。
「それだけは忘れないでね。」
“それでも来週、彼女と何かするつもり…?私を裏切るの?”
はっきりと言うことはできず、言葉の裏に込めた、悲しい抵抗だった。
『もちろんわかってるよ。ほのかは、俺のことが信じられないの…?』
きた…決まり文句。
「もちろん信じてるよ。」
“信じてたよ。信じてたのに…”
「だから、裏切らないでね。」
“せめて、これ以上…悲しませないで。”
『あたりまえだろー!』
ダンナは娘と私に抱きついてきた。
抱き締められながら、心の中でため息をついた。
昨日の私に戻りたい。
『また来週来るからね。今度は一緒に帰れるといいね。
…それでは、お義母さんよろしくお願いします。』
ダンナはいつものように、昼食を食べてから家路についた。
それから約3時間後…
『着いたよ~😁』とメールをくれた。
私もいつものように、「お疲れさま😄」と、返事をした。
それから30分後…電話をかけた。
電話が苦手な私が、いつもならしないこと…。
すぐに『もしもし?どうした?』とダンナの声がした。
「もしもし。ごめんね…大したことじゃないんだけど…。」
「リビングの水槽の横に、観葉植物があるでしょ?“ドラセナ マジナータ”って言うんだけど…。
それに付いてる名札を見て欲しいんだけど…冬場の水やりについて何か書いてない?」
『あぁ…
えっと、暖かい場所に置いて、土を渇かさない程度に…だって。』
「そっか…ありがとう。どうだったかなぁ~と、思って。
じゃあ、少し霧吹きで土を湿らせてあげてくれる? あと、上の方だけでいいから、埃を拭いてあげて欲しいな。お願いできる?」
『いいよ。わかった。』
「ありがとう。じゃあ、申し訳ないけど、もうしばらく一人で頑張ってね。」
そう言って電話をきった。
“ドラセナ マジナータ”通称 “真実の木”。
もぅ、5年近く大切に育てている。
水やり方法だって知らないわけじゃない。
ただ…
本当に家に帰っているのか
それが知りたかった。
それから数日は、ほとんどをぼんやりと過ごしていた…。
「体調が悪いの?」と、母に心配されていた。
元気なフリをしたくても、どうしたらいいのかわからなかった…。
どうやって切り出すか…
ダンナは、何て答えるのか…
認めたら…?
認めなかったら…?
勘違いだったら…
私は…どうしたいのか…。
「やめて…」って言えばもぅ二度としなくなる?
本当にダンナを信じられる?
“離婚”の覚悟は…?
いろんな思いがめぐって…。。。
苦しい…
ではない。
辛い…
も、ちがう。
怒りよりも…
悲しさよりも…
“虚しい”
このお腹に命を宿した時から、決して十分ではなかったけれど…
“母になろう”と頑張ってきました。
どうして私ばかり…
と、負担が増す度に思ってしまったり…
身体の変化に怯えたり…
出産の痛みに、挫けそうになったり…
決して、いい妻でもいい母でもなかったけれど。
「命」を預かった者として、私なりに精一杯、頑張ってきたつもりなのに…。
アナタにも、たくさんの負担をかけてしまった。
仕事をしながら…
きっと、大変だったと思う。
でも、それは…
「父になる」ための避けて通れない“試練”として、「母になる」私と一緒に頑張ってくれてる…
そう、信じてたのに。
思うようにいかないこと…
欲求不満…
ストレス…
たくさんたくさんあったけど。
『今を乗り越えれば!』と我慢…我慢…
我慢…我慢…
してたよ。
私は…。
アナタもそうだと…
信じてた。
そうであって欲しかった。
『私だけが辛いんじゃない。』
そう思うことで、頑張れたのに…。
そうすることで…やっと…
やっと…娘を抱き締め…母になった幸せを感じることができたのに。
私は独りだったんだ。
そう思えてしかたがなかった。
浮気なの…?
本気なの…?
ただのガス抜き…?
それとも魔がさした…?
私がアナタを、そこまで追いつめてしまったのかな?
どうすればよかった?
無理してでも、妊娠前と何ら変わらない生活をおくればよかった?
“母”になろうとする身体に逆らって…
女を感じさせる努力をして
いつも笑顔でアナタの癒しになり…
そうすれば、こんなことは起こらなかった?
それとも…
何をしようが…無駄だった?
結局…私は…何のために…
自分が壊れていくのがわかった。
初めまして、扉のむこう・・・さん自分は彼女もいなく余り、貴女の、お役に立てるか分からないですけど、自分で良ければ何でも言って下さいね連絡、待っていますね😃
- << 51 goldさま ありがとうございます。 決して楽しい話しでも、役に立つ話しでもなく… つたない文章で申し訳ないのですが、その時、自分が感じた思いを素直にかかせていただいています。 よろしければ、今しばらくお付き合いいただけますと嬉しいです。 読んでいただいてありがとうございます。 ほのか
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今回の自スレの画像はこういうの500レス 1148HIT 常連さん -
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臓器、好きです。500レス 3964HIT 第三臓器 (30代 ♂)
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螺鈿
🧚♂️(螺鈿の簪/°)
263レス 4620HIT 螺鈿の簪/° -
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春夏秋冬 令和八年春(ひまお)
221レス 5288HIT ひまお (♂) -
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大笑いしたいメンバー専用遊び日記スレ⑨さてとここも終わらせるかな。 今日は帰宅してから少し昔のスレを読…(匿名さん500)
500レス 11924HIT 遊び人 -
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アラフィフ女の徒然日記
子供が高熱で看病中。もう、レスできない。終わり。(主婦さん0)
45レス 465HIT 主婦さん (40代 ♀) 名必 年性必 -
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深呼吸して笑顔で(*^^*)♪
明日までってことだけど いつまで書き込めるのか わからないので…(トトロ)
500レス 27202HIT トトロ
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不倫やめたくなります。
もうすぐ2年を迎える不倫相手がいます。 Wです。 最近 急に不倫をやめたくなります。 …
392レス 19082HIT 恋わずらいさん (50代 女性 ) 年性必 -
黒い女 私のはなし 表面上は普通の人間 普通に親がいて 友達がいて 毎日仕事して… カレシはいないけど……
325レス 822188HIT ラナ -
綺麗と可愛いの違い
可愛い系の顔立ちらしいのですが、最近綺麗だと褒めてもらえることが増えました。 綺麗と可愛いは全然違…
9レス 11070HIT 恋愛好きさん (20代 女性 ) -
この方非常識では?
無神経ですよね?横で聞いてた会話です。 今日、他部署で働いていた女性スタッフ同士が 「そうい…
6レス 11206HIT おしゃべり好きさん -
ミスドのドーナツ食べ放題行ってきました! 一時間制で1200円 ドリンクも10種以上の中から何を何杯飲んでもOK …
301レス 15407HIT グルメなやつ - もっと見る
