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みんなでつくろうストーリー8の6

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旅人
15/11/23 22:52(更新日時)

約1年以上続いた、“みんなでつくろうストーリー8”…。


一旦終了したストーリーではありますが、実はまだ未完なのであります…。


とりあえず完結するのかどうかはわかりませんが、みんなでつくろうストーリーの主さまに代わり、私フリーターが、続きを書いてみることにいたします。

完結するなら8の10ぐらいまでにはなんとかしたいですな。



もちろん9スレにもストーリーを作りにいきます!



よろしくです\(^o^)/


No.2211200 15/04/30 22:23(スレ作成日時)

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No.351 15/08/16 11:30
旅人 

>> 350 一方、真藤の家庭のほうでも、騒動が勃発していた。


24になった長女の汐里が、芸能界に入りたい と言い出したのである。



3人いる娘の中でも、いちばん麻美に似ている汐里は、10代前半からときたまティーンズ向けの雑誌でモデルの仕事をしたりしていたが、汐里が高校を卒業し、女子短大に入学したときに、真藤と麻美が芸能活動から引退させたのだった。


真藤も麻美も、娘たちには平凡な幸せを掴んでほしい と願っていたからだった。


だが、汐里の考えは、両親とは違っていた。



両親のすすめで芸能活動を中止し、短大を卒業して小さな会社に就職したが、会社勤めは性格に会わず、かつてモデルだった過去を知った同僚たちからの妬みゆえの嫌がらせなどもあり、半年で辞めてしまってからは、ときたまバイトするフリーター生活を続けていた。



父親の真藤からは、いつまでもこんな生活を続けてないで就職しろ なんなら自分の会社で働けばいい と言われたが、汐里は会社勤めはコリゴリだったし、母親の麻美が、モデルから女優に転身して売りだそうという時に父親との結婚を選んで芸能界を引退したのかがわからなかった。




汐里は、母親が出来なかったことを、自分がやってみたい との気持ちが強かった…




No.352 15/08/19 07:24
名無し2 

>> 351 真藤は汐里が芸能界に入りたがっている事を

斉藤とベル子に相談してみようと思った…



No.353 15/08/19 16:51
名無し2 

>> 352 そして、真藤は汐里の芸能界入りについて

斉藤とベル子に相談をもちかけたのだが

斉藤とベル子が揃う日はなかなかなく、
結局ベル子が汐里の相談にのることになった…




No.354 15/08/20 22:52
名無し2 

>> 353 真藤はできれば斉藤に相談にのってほしかったが

どうしても斉藤の都合が悪く

ベル子のいるマンションのインターフォンを押した…




No.355 15/08/20 23:15
旅人 

>> 354 べる子は 斉藤と住むマンションではなく、仕事部屋に借りているマンションのほうを指定していた。



最初、斉藤のほうに真藤からメールが入ったのだが、たまたまそのときにべる子がいて、誰からのメールか聞いてきたため、斉藤は真藤のことを話したのだった。



真藤の家で、一度だけ汐里と会っていた斉藤は、最初、麻美と間違えたくらい、汐里は若い頃の麻美に似ていた。


汐里が、ティーンズ誌で、“水樹汐里”という芸名でモデルをしていたことなど、斉藤は全く知らなかった。


子供がいないため、ティーンズ誌など目にすることもなかったせいもあるのかもしれないが…。



しかし、斉藤は、地方ロケが入っていて、しばらく東京に帰れなかった。



そこでべる子が



「あたしのほうが芸能界は長いんだし、あなたの代わりに話ぐらいは聞いてあげられるわよ」



としゃしゃり出て、真藤に勝手にメールをしたのだった…


















No.356 15/08/21 12:37
名無し2 

>> 355 〃ピンポ~ン〃

真藤がベルをおすと
『は~い!』

とインターフォンからベル子の声がした。
しばらくするとドアが開き

ベル子が出迎えた…



No.357 15/08/22 12:43
名無し2 

>> 356 通された部屋には

ふかふかのイタリア調の絨毯がひかれていて

その上に高そうな木製のテーブルとソファーが置かれていた。
ベル子『どうぞ、こちらへ座って!』

真藤と汐里はそのソファーに戸惑いながら腰掛けた。

高層マンションの窓からは街が一望出来た。

2人がこの生活感のない部屋をキョロキョロと見回していると

ベル子がコーヒーとケーキを持って

部屋に入って来た…


No.358 15/08/22 14:49
旅人 

>> 357 運ばれたコーヒーとケーキの皿もウエッジウッドのものだった。


確か、斉藤からは、べる子が仕事部屋として借りているマンションだと聞いていたのだが


仕事部屋のわりには豪勢だな…




斉藤もここにはよく来てるのだろうか…




などと、いろいろ真藤は考えていた…




No.359 15/08/23 12:07
名無し2 

>> 358 ベル子がまじまじと汐里を物色するように見るものだから

汐里は少しうつむいた。

ベル子『悪くないわね。』

唐突にベル子が口を開いた…



No.360 15/08/23 13:35
名無し2 

>> 359 ベル子は自分が売れるまでの

サクセスストーリーを

語り始めた。

ベル子『売れるまではお金が無くってね、

地方の酒場をまわったり

酷い時には〃下手くそ!〃って罵声をあびせられて

コップの酒をかけられた事もあったのよ。

それでも私はこの仕事を続けたかったのよ。』…







No.361 15/08/23 14:02
旅人 

>> 360 べる子の下積み時代の話になった時、真藤は、昔自分と斉藤がお笑いコンビを組んでいたときも、そんなこともあったなあ…と思い出していた。


九州のキャバレーでボーイとして働きながら、斉藤とスーパーマーケットのイベントや、キャバレーのショータイムの前座としてどさ回りをしていた日々…。



俺は、斉藤ほど、お笑い志望ではなかったから、結局就職したけど、そのかわり、麻美と結婚して汐里をはじめ3人の娘に恵まれたし



昔を回想していた真藤は、家を出る前に言った麻美の言葉を思い出した。


麻美は

「私は、本当は芸能界で長く生きるよりも、あなたと平凡な家庭が欲しかったの。オーディションに合格したおかげで、モデルで活躍したし、日向子さんがすすめてくれたおかげで、女優としても少し活動したけど、モデルや女優の仕事って、楽しかったし、芸能界に入ったおかげで、お父さんの借金だって返せたんだから、その意味では芸能界にいてよかったと思っていたけど、あの世界って、なんだか私には合ってないような気がしていたの。それに、芸能界って、華やかだけど、裏は醜くて汚いものだってこともわかったし…。汐里は、昔の私に似ていたからか、中学生のときにスカウトされて、ティーンズ誌のモデルなんかしていたからわからないのかもしれないけど、芸能界でトップに立てるのなんてわずかに一握りの人たちだけ。それに、売れていけばいくほど、裏は汚れていくのよ…。汐里にそんな思いをさせたくないの。だから、なんとかべる子さんに頼んで汐里の芸能界入りを諦めさせて…」



と言っていた。



かつて、芸能界で脚光を浴びていたことがある麻美の言葉には真実味があった…




No.362 15/08/23 21:27
名無し2 

>> 361 汐里はそんなベル子の話を

目を輝かせながら聞いていた。

真藤はそんな汐里を複雑な心境で

見守った…




No.363 15/08/24 12:33
名無し2 

>> 362 ベル子がどんなに芸能界の苦労話を聞かせても

汐里のキラキラした瞳は変わらなかった。

真藤は自分と同じように1~2年位なら芸能界を経験するのも

悪くないかもしれないと考え始めていた。

1時間位ベル子は喋り続けた。

真藤は帰るタイミングをはかり始めた…



No.364 15/08/24 21:24
旅人 

>> 363 真藤は


「じゃ、そろそろ帰ります。斉藤によろしく伝えてください」



と立ち上がり、汐里を伴って帰ろうとした…




No.365 15/08/25 07:06
名無し2 

>> 364 ベル子のマシンガントークに

ようやく割り込めた真藤であった…




No.366 15/08/26 22:29
名無し2 

>> 365 帰りがけベル子は汐里に住所が書かれたメモ紙を

ベル子『今度収録見にいらっしゃい。』
と言いながら手渡した…



No.367 15/08/27 22:22
名無し2 

>> 366 そして汐里は

ベル子に指定された日時に

撮影現場の見学に出かけた…




No.368 15/08/28 10:52
旅人 

>> 367 それは、べる子がレギュラー司会をつとめるクイズ番組の撮影だった。




撮影現場に現れた汐里は、スタッフたちの目をひいた。



モデルの現場には慣れていたが、テレビの現場ははじめてで、どぎまぎしていた汐里だったが、そんな汐里に


「汐里ちゃんじゃないの!どうしたの?こんなとこで」



と、声をかけてきた人がいた。




汐里が振り向くと、母の麻美の親友、女優の夏川日向子が立っていた。




夏川日向子は、クイズ番組のゲスト解答者として出演するので、来ていたのだった…



No.369 15/08/28 22:53
名無し2 

>> 368 夏川日向子に話しかけられた日向子は

スタッフから注目の的となった…




No.370 15/08/29 13:56
名無し2 

>> 369 そして汐里はディレクターの目にとまり
クイズのアシスタントをしてほしいと

急遽頼まれた…




No.371 15/08/30 04:12
旅人 

>> 370 汐里は嬉しかったが、麻美は、後で夏川日向子のスマホに電話し、汐里には普通の幸せを掴んでほしかったから、本格的に芸能活動をさせることには反対だったと言ったが、日向子は


「昔、あなたの家に何度か遊びに行って見たときよりも随分綺麗になったじゃない、汐里ちゃん。あの子には素質があると思うし、あの子が望んでるんだから、何年間かだけでも芸能活動させてもいいんじゃない?」


と麻美に言った…



No.372 15/08/30 22:38
名無し2 

>> 371 麻美がディレクターにコッソリ汐里の事情を説明すると

ディレクターはしばらく考えて

『よし、じゃあ五秒位の登場にしよう。』

と、ゲストにプレゼントを届け

ほんの一瞬画面に登場することになった…


No.373 15/08/31 12:31
名無し2 

>> 372 そして数日後。

汐里が待ちに待ったクイズ番組の放映時間となった…




No.374 15/08/31 13:51
旅人 

>> 373 収録前、夏川日向子が汐里に


「汐里ちゃん、大丈夫よ、落ち着いて」



と言った。


汐里は、わずかな出番とはいえ、はじめてのテレビ収録で、緊張で足がガクガク震えていたのだ。




汐里には内緒にしていたが、スタジオの隅には、母の麻美も来ていた…




No.375 15/08/31 14:23
旅人 

>> 374 麻美は、スタジオの隅で、汐里を励ます夏川日向子を見ていた。



そして、昔、真珠会社のオーディションで、緊張していた麻美に、当時まだ無名に近い駆け出し女優だった夏川日向子が

「ちゃんと背筋伸ばしなさい」


と、ピシッと、でもどこか暖かい声で言ってくれたことを思い出した。



あのときの真珠会社のイメージモデルに、麻美とWキャストで選ばれた日向子も、あのイメージモデルの仕事を機に、女優としての仕事がふえ、中年になった現在も、長く美しい脚は健在で、映画やドラマに出演し、代表作も数多くある。
そして数年前に、40前後の年齢で、有名パティシエ・二階堂晃司との結婚も果たした。



思えば、あのオーディション以来、麻美と日向子は深い友情で結ばれた親友だった。


日向子は、引退した麻美を惜しがったが、麻美が引退したことで、芸能界での愚痴や悩みを安心して麻美に吐き出せるようになっていたし、麻美もかつては芸能界にいたため、日向子の気持ちがわかる部分もあり、かえって密な友情を築くことになった。


麻美は、今また日向子が、娘の汐里を励ましている姿に、日向子との縁を感じ、感慨を覚えていた…

No.376 15/09/01 14:18
名無し2 

>> 375 そしてクイズ番組が放映されると

局の電話がひっきりなしに鳴り

『さっきプレゼントを持って出たかわいい女の子は誰?』

と、問い合わせが相ついだ…




No.377 15/09/01 14:33
旅人 

>> 376 わずかな時間だけの登場だったが、汐里はテレビを見ている人達の目をひいたのだった…


No.378 15/09/03 22:21
名無し2 

>> 377 だった五秒の汐里の登場は

予想以上に反響が大きく

それから数日後

汐里にオファーがやってきた…




No.379 15/09/04 01:20
旅人 

>> 378 それは、若手No.1イケメン俳優、麻丘弘樹主演のドラマで、麻丘弘樹演じる主人公の妹のクラスメート役だった。


もともと、その役は、大手プロダクションの女優に決まっていたのだが、どうしてもスケジュールの都合がつかず、降板することになった。
たまたま、プロデューサーがべる子のクイズ番組を見ていて、わずかな出演だった汐里をみて、決めたのだという。


若手No.1のイケメン俳優、麻丘弘樹のドラマに、端役とはいえ出演できる…




汐里は嬉しかった…




No.380 15/09/04 01:33
旅人 

>> 379 べる子のクイズ番組に出演する時に、母の麻美は、かつて真藤が所属していた事務所の諸戸社長に連絡を取り、汐里を諸戸の事務所の所属にしてもらうことにした。


今は多少年も取ったが、諸戸社長はまだ現役の芸能事務所社長だった。


そして、斉藤も、まだ諸戸の事務所に所属していた。



諸戸社長は、麻美の申し出を快諾した…



No.381 15/09/05 04:58
名無し2 

>> 380 そして汐里は胸を弾ませて

撮影現場へと通うことになった…




No.382 15/09/05 21:39
名無し2 

>> 381 汐里がスタジオに入ると奥の方に光り輝くオーラがあり

そこには憧れの浅丘弘樹の姿があった…



No.383 15/09/05 21:48
旅人 

>> 382 麻丘弘樹は、汐里と同い年の24歳で、10代後半に連続ものの学園ドラマでドラマデビューしてから、着々とスターへの階段を登っている若手俳優だった。


汐里も、彼のデビュー作で、彼が生徒役で出演していたその学園ドラマを彼目当てで見ていた過去があった。
最初は、主演のアイドル上がりの俳優のファンでドラマを見ていたのだが…。



麻丘弘樹は、今をときめく若手No.俳優らしく、まぶしい輝きを放っていた…





No.384 15/09/06 22:23
名無し2 

>> 383 汐里が浅丘弘樹を見た瞬間

パチッと目が合い、
汐里は緊張しながら自己紹介をした。

新人の汐里に対して浅丘弘樹は意外と礼儀正しかった…



No.385 15/09/06 22:37
旅人 

>> 384 すると、スタジオの入り口のほうから

「おはようございま~す」


と、ちょっとわざとらしい甲高い声の挨拶が聞こえてきた。



麻丘弘樹演じる主人公の妹役をつとめる飯田紀美(のりみ)だった…




No.386 15/09/06 22:56
旅人 

>> 385 飯田紀美の年齢は22歳だった。



10代半ばに、大手ランジェリー会社のオーディションに合格し、その会社のイメージモデルをつとめていた。
毎回新作のランジェリーや、ときにはセクシー系ランジェリーも身につけていたりしていて、プロポーションが抜群だった。
プロポーションがよいため、ランジェリー会社のイメージモデルの契約終了後は、おもに男性誌のグラビアモデルの仕事がメインとなっていた。


グラビアモデルとして人気と知名度が上がっていくと、女優としてドラマにも出演していくようになったが、どういうわけか、彼女のドラマは、グラビアほど人気がなかった。



ひとつは、飯田紀美が必ず共演の俳優と恋愛の噂を立てることで、ほとんどは紀美の所属事務所の捏造であるが、まれに、紀美がそのプロポーションを武器に共演俳優を誘惑したりすることもあるらしく、インターネット上の評判も芳しくない女優だった。


紀美も、麻丘弘樹主演のドラマで、弘樹の妹役ということで、汚名返上のためにはりきっていたのであった…



No.387 15/09/06 23:00
旅人 

>> 386 しかも、紀美も、麻丘弘樹にあこがれていて、彼が主演のドラマで、しかも妹役で、ドラマ上での絡みも多く、自分の汚名返上と同時に、麻丘弘樹ともつきあえるかもしれないという期待も抱いていたのだった。



紀美が、女王様風にスタジオに入っていくと、見慣れない綺麗な女の子がいた。



それが汐里だった…



No.388 15/09/06 23:06
旅人 

>> 387 紀美は、汐里が撮影スタッフたちから何かと話しかけられ、チヤホヤされているのをみて、


なんなの?誰なのよあの子は…



と、ムカつく気分になった。



汐里がスタジオに馴れないため、スタッフたちが緊張をほぐすために何かと汐里に話しかけていたのだったが、つねに自分が中心でいないと我慢できない性格の紀美は、その光景にムカついたのだった…



No.389 15/09/09 07:13
名無し2 

>> 388 紀美は汐里に近付くと

『新人さん?』

と、何とも嫌みな感じで聞いてきた…




No.390 15/09/09 12:44
名無し2 

>> 389 汐里は紀美の威圧的な態度に驚き

『ま、真藤汐里です。宜ちくお願いします。』

と、ちょっと噛んでしまった…



No.391 15/09/09 14:44
旅人 

>> 390 汐里は、芸人の“水樹汐里”(モデル時代から、母の麻美の旧姓を芸名にしている)ではなく、うっかり本名の“真藤汐里”を名乗ってしまうぐらいビビっていた。



テレビやグラビアで目にした飯田紀美から、いきなり声をかけられて緊張したのであった…




No.392 15/09/09 22:11
名無し2 

>> 391 緊張して、しどろもどろになっている

そんな汐里を見かねて、浅丘弘樹が助けに入ってくれた…



No.393 15/09/09 22:25
旅人 

>> 392 弘樹「飯田さん、彼女は今度君が演じる僕の妹のクラスメート役で出演することになったみたいだよ。新人だし、君よりは出番も少ないけど、君のクラスメートの役だし、君のほうが先輩なんだし、優しくしてあげなよね」



弘樹の言うことも最もな話だし、弘樹にそう言われると紀美はうなずくしかなかった…



No.394 15/09/09 23:20
名無し2 

>> 393 浅丘弘樹が汐里の肩を持ったことが

紀美には面白くなかった。

その場では浅丘弘樹の前だったからにこやかにしていたが

内心ではメラメラと汐里に対する嫉妬心が沸き起こって来るのであった…



No.395 15/09/10 22:43
名無し2 

>> 394 そんなムードの中で撮影は順調に終わり
打ち上げ会に汐里も誘われた…




No.396 15/09/11 01:49
旅人 

>> 395 汐里は、ど新人の自分が行っていいものか悩んだ。
麻丘弘樹も行くし、汐里は行きたかったのだが…。




しかし、これから打ち上げ会だと遅くなるし、帰宅が遅くなって芸能活動に反対の両親の印象を悪くすると、今後芸能活動がやりにくくなると考えて


「すみません。私は、今回は帰ります…」



と断った…








No.397 15/09/11 01:53
旅人 

>> 396 汐里は、中澤マネージャー(かつては斉藤源一郎のマネージャーだったが、現在斉藤には別のマネージャーがついていて、それで汐里のマネージャーに抜擢されたのである)の運転する車に乗って帰ったが、それが麻丘弘樹には新鮮に感じられたのだった…


No.398 15/09/12 22:26
名無し2 

>> 397 浅丘弘樹は次のドラマでは

汐里を恋人役にしたいと

考えていた…




No.399 15/09/13 23:13
名無し2 

>> 398 そして数日が経ち

汐里が初出演したドラマが放映されると
汐里は一躍有名人となった…



No.400 15/09/13 23:29
旅人 

>> 399 汐里の初主演ドラマは、連ドラではなく、2時間の単発のドラマだった。


ただ、相手役が麻丘弘樹で、しかも恋人役だった。



麻丘弘樹が、恋人役に汐里を希望し、麻丘弘樹の事務所側から諸戸社長に働きかけがあって成立したのである。


汐里は、難病におかされ、余命いくばぐもなく、最後は湖のほとりで恋人の腕の中で死ぬという薄幸な役どころだったが、汐里はこの役に挑み、せいいっぱい取り組んだ。


恋人役の麻丘弘樹も、汐里に演技上のいろんなアドバイスをしてくれたことも大きかったが…



  • << 401 そのドラマが放映された数日後 汐里にコメディードラマのオファーがきた…
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