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みんなでつくろうストーリー8の6

レス500 HIT数 6405 あ+ あ-

旅人
15/11/23 22:52(更新日時)

約1年以上続いた、“みんなでつくろうストーリー8”…。


一旦終了したストーリーではありますが、実はまだ未完なのであります…。


とりあえず完結するのかどうかはわかりませんが、みんなでつくろうストーリーの主さまに代わり、私フリーターが、続きを書いてみることにいたします。

完結するなら8の10ぐらいまでにはなんとかしたいですな。



もちろん9スレにもストーリーを作りにいきます!



よろしくです\(^o^)/


No.2211200 15/04/30 22:23(スレ作成日時)

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No.401 15/09/15 21:25
名無し2 

>> 400 そのドラマが放映された数日後

汐里にコメディードラマのオファーがきた…



No.402 15/09/16 22:58
名無し2 

>> 401 その話は中澤マネージャーから汐里に電話で伝えられた。

中澤『いや~、汐里ちゃん、ドラマが好評だったから

今度はコメディーのドラマのオファーが来たよ。』…




No.403 15/09/16 23:07
旅人 

>> 402 汐里「コメディ…ですか?」


中澤「うん、でも前回とは違って今度は連ドラなんだよ。しかもうちの事務所の斉藤さんも出演するんだ。まあ汐里ちゃんは主演ではないけど結構重要な役どころだからね」



中澤はそう言ったが、


コメディなんてやったことないし



と、汐里は自信がなかった…



No.404 15/09/18 22:31
名無し2 

>> 403 汐里はコメディーの表現方法を知りたくて

お笑い劇場に足を運んだ…



No.405 15/09/18 23:05
旅人 

>> 404 しかし、若手漫才師や若手芸人たちのギャグではなんだか笑えず、笑いのツボや表現方法が食い違ってるんだ酔うに汐里には思えた…



No.406 15/09/19 16:36
名無し2 

>> 405 汐里は

コミカルな演技に自信がもてぬまま

近くのカフェへ入った。

汐里がカフェで1人チョコレートパフェを食べていると

隣には初老の女性達が3人

何やら楽しげにお喋りしている。

汐里はいつしかその女性達の会話に聞き入って

時折話が可笑しくて吹き出しそうになった…




No.407 15/09/20 21:48
名無し2 

>> 406 汐里はその初老の女性たちの会話を聞きながら

その会話が織りなす間やリズムが心地良く感じる事に気付いたその時

『姉ちゃん、どっかで見た顔だなや!』
とその集団のなかの一番ボス的な初老の女性が

汐里に声をかけてきた…





No.408 15/09/20 21:57
旅人 

>> 407 初老な女性の連れの女性が汐里を見て


「あんた、もしかしたらテレビに出てる子やない?この前弘樹のドラマに出とったやろ!」


と結構デカい声で言った。


初老女性「まっちゃん、あんたこの子知ってんのかいな」


まっちゃんと呼ばれた連れの女性は


「うち、麻丘弘樹のファンやから、あの子のドラマは必ずチェックいれてんねん。弘樹と共演しとった子やろ?なあ、そやろ?」


と、やっぱりデカイ声で言ったので、まわりがざわざわしだし、汐里はうつむいた…



No.409 15/09/22 21:47
名無し2 

>> 408 マッチャン『うち、見たで!この間のドラマ!弘樹めっちゃカッコえかったねん!』

マッチャンと呼ばれるおばちゃんは

周囲のざわめきを気にすることなく

喋り続けた…




No.410 15/09/23 22:27
名無し2 

>> 409 マッチャンおばちゃんはそれから弘樹について暑く語りはじめ

汐里はマッチャンおばちゃんの演説を聞きながら

知らぬ間に笑顔になっていた。

マッチャン『それや!姉ちゃん、その笑顔や!』…




No.411 15/09/23 22:33
旅人 

>> 410 汐里「その笑顔って…?」



まっちゃん「かわいらしい顔しとるがな。あんたあのドラマで弘樹との絡み多かったけど、そんな感じの笑顔やなくて、なんか固かったで~」




汐里は結構驚いた…



No.412 15/09/25 07:18
名無し2 

>> 411 こうして汐里はこのフラッと入ったカフェで

たまたま隣にいたマッチャンおばちゃんから演技のダメ出しをされたのであった。
しかしそれは演出家さながらの

的を得た言葉であった…



No.413 15/09/26 23:24
名無し2 

>> 412 汐里は自分が笑顔になれたのはきっとこのおばちゃん達の醸し出す雰囲気に

リラックスできたおかげであろうと思った。

汐里『あの…私こんなに笑顔になれたの久しぶりなんです。皆さんと出逢えて嬉しいです。』…



No.414 15/09/26 23:38
旅人 

>> 413 まっちゃんは汐里の言葉に



「うちもあんたに会えて嬉しいでえ~」



と、あははと笑いながら言った。



連れのおばちゃんが



「このまっちゃんはなあ、昔大衆演劇におったんやで。うーんと若い頃の話やけど。まあ今は単なる大阪のおばちゃんやけどな」




と、汐里に教えてくれた…




No.415 15/09/29 22:15
名無し2 

>> 414 汐里『皆さんと話していたら何だか元気になれました。』

マッチャンおばちゃん『さよか!ほな、落ち込んだらまたおいで!ハハハ!』…



No.416 15/10/01 22:01
名無し2 

>> 415 汐里は家に帰ると

マッチャンおばちゃんの事を

両親に話した…



No.417 15/10/01 22:21
旅人 

>> 416 芸能活動の話には、両親はあまりいい顔はしないのだが、汐里がまっちゃんと会った話をすると、母・麻美は

「その人、なんかどこかで聞いたことがあるような気がするわ…」




と、つぶやいた…



No.418 15/10/01 22:30
名無し2 

>> 417 麻美は

昔自分も似たような経験をしていた事を思い出していた…




No.419 15/10/01 22:44
旅人 

>> 418 親友で女優の、夏川日向子にすすめられ、モデルから女優に転身したばかりの頃だった。

フレッシュだがどこかアンニュイな雰囲気を醸し出す麻美は、演技はまだつたない部分はあったものの、ドラマでも好評だった。


いくつかドラマに出演した頃、麻美に映画出演の話が舞い込んだ。


はじめての映画出演で、麻美は何度も監督から演技のダメ出しをされ、役づくりに悩んでいた…



No.420 15/10/01 22:53
旅人 

>> 419 その頃、のちに夫になる真藤(しんどう)とつきあっていたのだが、真藤も、旅行会社エラソーに就職したばかりで忙しく、たまに会うことができても、なかなか自分の仕事の悩みなどは言い出せなかった。


だが、久し振りに真藤の独り暮らしの部屋で会ったとき、麻美を抱いた後に真藤が


「なんか元気ないね…、なにかあったの?」


と聞いてきたことがあったが、真藤も新入社員で慣れない仕事で大変なんだと思い、言えなかった。



麻美も、カフェや喫茶店でひとりボーッと過ごし、演技のことでいろいろ考えていた…



No.421 15/10/01 23:20
名無し2 

>> 420 麻美が一人カフェで過ごしているとき

隣の席から

〃ガハハハハ!〃

と、けたたましい笑い声が聞こえてきた。
麻美が笑い声の方を振り向くと

『あ!テレビにでとった姉ちゃんやろ!』
と関西弁の女性たちに声をかけられた…


No.422 15/10/02 21:55
名無し2 

>> 421 それ以来麻美は

落ち込んだり悩んだりした時

そのカフェへ行って
おばちゃん達の姿を探すようになっていった…



No.423 15/10/02 22:44
旅人 

>> 422 おばちゃんたちと会っていると、何となく麻美は心がほぐれるのを感じていた。



そんなある日、麻美はおばちゃんから

「あんたは長いことテレビに出てるようなタイプやないかもな…」



と言われた…



No.424 15/10/05 21:45
名無し2 

>> 423 マッチャンおばちゃん『あんた優しいから、芸能界よりも家庭の主婦の方が向いているかもね。』


麻美は強ち間違ってないと思いながら


真藤の事を思った…



No.425 15/10/06 00:39
旅人 

>> 424 福岡の場末のキャバレーで、父親の借金の返済と、身体を壊して入院していた父親の入院費や生活費を稼ぐため、年齢をごまかしてホステスとして働いていた麻美と、そんな麻美を助け、守ってくれた真藤と、恋人としてつきあうようになって1年半が過ぎていた。



真藤が、斉藤とのお笑いコンビを解散し、旅行会社に就職したのは、いずれは麻美と結婚しようと考えてのことだとも、麻美にはわかっていた。


麻美も、本当は、真藤と結婚したかった。


だが、女優になるために移った新しい事務所は、諸戸社長のように理解がなく(麻美は、真藤とつきあっていることを諸戸社長には打ち明けていた。最も、諸戸にはとっくにバレバレだったのだが)、これから女優として本格的に売りだそうとしている麻美に、結婚してほしくはないようで、遠回しに真藤と別れるように麻美に言ってきたりもしていた。


麻美は、このまっちゃんに

「あたし、そんなに向いてないんですか…?」


と思わず聞いていた…



No.426 15/10/06 00:52
旅人 

>> 425 まっちゃん「あんたのドラマを何作か見たけどな、演技がヘタとかいうのはともかく、あんたには 何が何でも芸能界で生きていく! みたいな根性があんまり感じられへんねん。有名になるならどんなに汚いことでもする みたいな。まあ、芸能界の女優なんてな、大なり小なり汚い部分あるし、しゃーないんやけど、あんたは優しいとこあるしな。守るもんもありそやし、本質的には芸能界向きではないやろな」


麻美は、何となく納得した。



それから数ヶ月後、麻美は妊娠し、真藤と結婚するために芸能界を引退した。


その時に身ごもった子が汐里なのであるが…



No.427 15/10/06 21:38
名無し2 

>> 426 麻美はあの時のおばちゃんの言葉に感謝していた。

おばちゃんの言うとおり

自分には平凡な家庭が一番相応しいと思えて

あの時家庭を選ぶべき

背中を押してくれた言葉であった…




No.428 15/10/07 01:53
旅人 

>> 427 目の前にいる汐里には、そのことは言わなかったが、もしあのときのおばちゃんが、汐里を見たらどう言うのだろうか と、麻美は思った…


No.429 15/10/07 22:22
名無し2 

>> 428 数日後

汐里のコミックドラマの撮影が始まった。
マッチャンおばちゃんの言葉は

汐里の表情を明るく変化させていた…




No.430 15/10/08 22:13
名無し2 

>> 429 そして今回も華やかなオーラを放ちながら

浅丘弘樹が現れた…




No.431 15/10/08 22:23
旅人 

>> 430 浅丘弘樹は、汐里の出演するコメディの連ドラの1話だけのゲストとしての出演だった。



浅丘弘樹は、汐里のことが気になっていて、今回のゲスト出演も事務所に働きかけていたのであった…


No.432 15/10/10 22:50
名無し2 

>> 431 浅丘弘樹といいムードでスタートをきっていた汐里をジッと見つめていた女がいた…




No.433 15/10/10 23:10
旅人 

>> 432 それは、飯田紀美(のりみ)だった…


No.434 15/10/11 21:29
名無し2 

>> 433 紀美は汐里と浅丘弘樹が

なんとなくいいムードだと感じて

面白くなかった…




No.435 15/10/12 10:25
旅人 

>> 434 例の連ドラの収録が終了してからは、弘樹との接触がなく、仕事でも会えなかったので、紀美は焦っていた。


しかも、弘樹は、自分のクラスメート役という端役でデビューした水樹汐里とばっかり共演していて、さらに面白くなかったのだった…



No.436 15/10/12 22:12
名無し2 

>> 435 紀美は汐里がなにか失敗をしないかと

揚げ足を取るつもりで

汐里の行動を見張っていた…




No.437 15/10/14 22:46
名無し2 

>> 436 紀美は汐里に威圧的な態度をとって

平常心を失わせてやろうと目論み

すれ違いざまに

紀美『ちょっと臭くない?』

などと嫌みタップリな言動をとるのであった…




No.438 15/10/15 01:57
旅人 

>> 437 しかし、素直な汐里は、紀美に指摘されて自分の服を匂ってみて、


「そういえば、服にタバコの匂いみたいなのがしみついてるみたい…」



と言った…




No.439 15/10/15 22:31
名無し2 

>> 438 その言葉に浅丘弘樹が

『タバコ?あ、ごめん、さっき僕が隣でタバコを吸っていたから
匂いがついちゃったかな!』…




  • << 441 それは、弘樹のとっさの嘘だった。 しかし、その弘樹の言葉に、飯田紀美は タバコの匂いが移るぐらい弘樹と一緒にいたんだ… と、カッとなった…

No.440 15/10/16 01:54
旅人 

>> 439 それは、弘樹のとっさの嘘だった。


しかし、その弘樹の言葉に、飯田紀美は



弘樹と一緒にいたんだ…




と、カッとなった…







No.441 15/10/16 01:56
旅人 

>> 439 その言葉に浅丘弘樹が 『タバコ?あ、ごめん、さっき僕が隣でタバコを吸っていたから 匂いがついちゃったかな!』… それは、弘樹のとっさの嘘だった。


しかし、その弘樹の言葉に、飯田紀美は



タバコの匂いが移るぐらい弘樹と一緒にいたんだ…




と、カッとなった…







No.442 15/10/17 07:15
名無し2 

>> 441 カッとなった紀美は
今度は汐里の演技に
いちゃもんを付け始めた…



No.443 15/10/17 22:56
名無し2 

>> 442 汐里の出番が終わった後

すれ違いざまに

紀美『ちっ、下手くそ!』…




No.444 15/10/17 23:02
旅人 

>> 443 それは、すれ違った汐里にだけ聞こえるぐらいのボリュームで言った声だったので、弘樹には聞こえなかった。



汐里はショックだった…




No.445 15/10/18 00:30
名無し2 

>> 444 純粋な汐里は紀美の陰険な発言を真に受け

落ち込んだ。

そんな汐里の元気の無い様子を

紀美は満足そうに勝ち誇った表情で眺めていた…




No.446 15/10/18 06:57
旅人 

>> 445 紀美は、自分の所属事務所に頼んで、自分を汐里が主演するコメディものの連ドラに出演させるように頼んでいた。


汐里の連ドラは、毎回有名俳優や女優をゲスト出演させることで、話題性を作っていた。


第1話は麻丘弘樹がゲスト出演だったが、事務所からのアプローチで、4話に紀美がゲスト出演することに決定していた…


No.447 15/10/18 16:43
名無し2 

>> 446 汐里は紀美に罵られた事から

完全に自信を無くしていた。

汐里の表情は徐々に影が出て来た。

しかし、汐里のその影がある表情が監督の評価を買うのであった…



No.448 15/10/20 21:32
名無し2 

>> 447 汐里は出番の合間

紀美の言動に傷つき元気を無くし頭を垂れていた。

しかしながらその表情は

監督が次の作品で考案中の

耐え忍ぶ女性のイメージにピッタリであった…




No.449 15/10/20 22:46
旅人 

>> 448 もちろん、そんなことなど知るよしもない汐里は、紀美の言葉に落ち込むばかりだった。



中澤マネージャーの車も断り、汐里はひとりで帰りたかった。



しょんぼりしながら歩いている汐里の横に、真っ赤なオープンカーがするりと止まった。


「どうしたの?きょうはひとり?」



オープンカーから声をかけてきたのは、麻丘弘樹だった…



No.450 15/10/21 08:53
名無し2 

>> 449 汐里の落ち込んだ顔を見て

浅丘弘樹は

『一緒に食事に行言ってくれないかな?』

と優しく微笑んだ…



  • << 451 そんな浅丘弘樹の笑顔が 汐里にはまぶしかった。 汐里『私でよければお供させて下さい。』…
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