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旅人
14/03/22 15:46(更新日時)


どうして、同性を愛してはいけないの?

異性も同性も、複数の人を愛することも、自由だと思うのに。


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No.2073359 14/03/16 19:39(スレ作成日時)

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No.51 14/03/17 23:48
旅人0 


『何?』

私が封筒を開けると、手紙と写真が数枚入っている。

写真の女の子は下着姿。


『何これ?!』

No.52 14/03/17 23:50
旅人0 


『手紙を見たらわかるよ』

こうたに言われて手紙に目をやると、付き合ってもらえないのはわかったから、せめて思い出に抱いて欲しいとかかれていた。

No.53 14/03/17 23:52
旅人0 


『積極的な子だね』

私は、封筒に戻すとこうたに返した。

『まいったよ、』

こうたは、頭を抱えていた。

No.54 14/03/17 23:54
旅人0 


『まぁ、なかったことにしなよ。忘れちゃえよ、なぁ』

何を言っていいやら、的外れなアドバイスをする。

No.55 14/03/17 23:56
旅人0 


『もうこんなの面倒だしさ、お前と付き合ってるってことにしたらまずいか?』

こうたが珍しく私に頼みごとをした。

No.56 14/03/18 05:32
旅人0 


『…うーん、いいよ』

私は、少し悩みながらOKを出した。

『サンキュー、でも今まで通りにしてたらいいだろうからさ』

[確かに2人で出掛けることもあったし、特段変わったことをしなくても、そう見えるかもしれないな]と思った。

No.57 14/03/18 05:34
旅人0 


翌日、学校に行くと皆が何か騒いでいる。

『何かあった?』

輪の中にいたあいちゃんに聞くと

『中村先生、学校やめるって』

『えぇ!』

私は、びっくりした。

No.58 14/03/18 05:37
旅人0 


[昨日のこと…いや、私は誰にも言ってないし…]

『なんで?』

『先生のお父さんが急に亡くなって、会社を継ぐのが早くなったらしいの』

[良かった…原因は、私じゃない]

私は、何故だかほっとした。

No.59 14/03/18 05:40
旅人0 


[でも、先生がやめたら会えなくなるし昨夜のあの舌、どうして気持ち良かったのかわからなくなるな…]

私は、そんなことを考えながら授業を受けていた。

No.60 14/03/18 05:42
旅人0 


『あゆみ行こう』

授業が終わると、かおりちゃんが声をかけてきた。

『うん』

私達は駅で持参した私服に着替えて、合コン会場に向かった。

No.61 14/03/18 05:44
旅人0 


まだ時間が早かったので、かおりちゃんが呼んでいる他の2人の友達と、カフェでお茶することに。

2人共に可愛い子で、私はウキウキしてしまう。

No.62 14/03/18 05:48
旅人0 


時間になり4対4の合コンが開始。

相手は一流企業の社員さん達。
見た目もそこそこだし、上品な立ち振舞いで、楽しい雰囲気。

No.63 14/03/18 05:50
旅人0 


私の隣に座ったソフトマッチョ系の松田さんは、どうやら私が気に入ったようで一生懸命あれこれ気を遣ってくれた。

[笑うと可愛いな…でもやっぱり男に興味がわかない]

No.64 14/03/18 05:52
旅人0 


適当に話しを合わせてその場を過ごしていると、おひらきの時間ななった。

『あゆみちゃん、送らせて』

松田さんが車のキーを見せた。

No.65 14/03/18 05:54
旅人0 


[どうしようかな…]

少し悩んでいると、

『さぁ、行こう』

肩を抱かれて連れて行こうとされる。

『あゆみ、また明日ね』

かおりちゃんが、私に手を振る。

No.66 14/03/18 05:57
旅人0 


『明日ね』

私は、慌ててかおりちゃんに手を振り返した。

車につくと、助手席の扉を開けてくれる。

『載って』

笑顔の松田さん。

車は、有名な外車。

[さすが、一流企業の社員お金持ってるんだな]

No.67 14/03/18 06:00
旅人0 


松田さんは、私の指示通りに車を走らせてくれた。

『俺さ、本当にあゆみちゃんのこと気にいっちゃった。また会ってもらえる?』

家の近くで車を止めてそう言われた。

No.68 14/03/18 06:02
旅人0 


[どうしようかな…]

返事に困っていると、名刺を取り出して何か書いている。

『また会ってもいいと思ったら連絡して』

携帯番号とアドレスがかかれた名刺を渡された。

No.69 14/03/18 06:03
旅人0 


『…はい、送ってくれてありがとう』

私はそう言って車を降りると松田さんは、笑顔で手を振ってくれた。

No.70 14/03/18 06:04
旅人0 


私は、名刺を机の中にしまうと帰宅したお母さんと少し話して、眠りについた。

No.71 14/03/18 06:07
旅人0 


翌日、かおりちゃんから松田さんとのことを色々聞かれた。

『また会うかはまだわからない』

私は、曖昧な返事をしておく。

かおりちゃんの話しによると真面目でいい人らしかった。

No.72 14/03/18 06:09
旅人0 


体育の授業で、校庭に移動している時は、廊下で中村先生とすれ違った。

先生は、私の顔を見て何か言いたそうだったけど、

『こんにちは』

私は、皆に混じって挨拶して素早く立ち去った。

No.73 14/03/18 06:11
旅人0 


それから1週間、特に何もなく過ごしていた。

『あゆみ、まったく脈なし?』

昼休み、お弁当を食べている時にかおりちゃんが松田さんの話しをしてきた。

No.74 14/03/18 06:13
旅人0 


『松田さん、連絡待ってるらしいよ』

『〇〆会社の社員でしょ?いいじゃん』

あいちゃんも連絡してみたらと2人で私にたきつける。

[男に興味ないなんて言えないんだよね…]

『そうだね、連絡してみるよ』

No.75 14/03/18 06:15
旅人0 


その夜、松田さんにメールをすると、すぐに返信があった。

《連絡ありがとう!また食事にでも行こう。》

No.76 14/03/18 06:17
旅人0 


《はい、そうしましょう》

適当に話しを合わせる。

《2人で会うのがまだ気が進まないなら、友達も誘って皆でバーベキューなんてどう?》

松田さんのメールは紳士的で、いい人な感じが伝わってきた。

No.77 14/03/18 06:19
旅人0 


《はい、是非お願いします》

《わかった、準備はこちらに任せて。都合のいい日がわかったら連絡して》

そこで、その日のやりとりは終わった。

No.78 14/03/18 06:21
旅人0 


湯船につかりながら、

[松田さん、いい人だな…あんな人好きになれたらいいのにな]

そんなことを考えているとふと中村先生とのあの夜のことが思い出された。

No.79 14/03/18 06:23
旅人0 


先生の舌づかいを思い出したら、体が熱くなる。

[まずいな…相手は男なのに]

私は、初めて男の人のことを思って自慰行為をしてしまった。

No.80 14/03/18 06:24
旅人0 


翌日、かおりちゃんにバーベキューの話しをすると喜んで参加するという。

あいちゃんもくることになり、楽しくなりそうだった。

No.81 14/03/18 06:26
旅人0 


放課後、教室で何となく読書をしていた。

誰もいなくなった教室でこうやって読書をするのが好きだった。

No.82 14/03/18 06:27
旅人0 


教室の前の扉が開いて中村先生が入ってきた。

『ちょっといいか?』

私から少し離れた場所にたってそういう。

No.83 14/03/18 06:30
旅人0 


私は、先生の口元に目がいく。

『来週でもう学校をやめることになったら…だからこれ、良かったら連絡して』
私の座っている隣の席の机の上に紙を置いてすぐに教室を出て行った。

No.84 14/03/18 06:32
旅人0 


私は、紙を手にとって書かれたアドレスをすぐに携帯に登録して、紙を破り捨てた。

[先生が学校をやめたら確かめてみたい…自分が男を好きになれるのかどうか]

No.85 14/03/18 08:18
旅人0 


その日は、久しぶりにこうたの家で食事。

『あゆみちゃん、こうた呼んできて』

食事の用意からお手伝いしていた。

No.86 14/03/18 08:20
旅人0 


皆で食卓を囲んでいると、ここが自分の家なんじゃないかと勘違いしそうだ。

食後にこうたの部屋に移動してお茶を飲む。

No.87 14/03/18 08:21
旅人0 


『こうたって、キスとかしたことある?』

ゲームをしながらこうたに聞いてみた。

『さぁな』

こうたは、適当にはぐらかそうとする。

No.88 14/03/18 08:23
旅人0 


『けち、教えてくれたっていいでしょう』

こうたをこずいてみる。

『あのな、そんなことはべらべら話すもんじゃないの』

こうたは、まったく応える気がないようす。

No.89 14/03/18 08:25
旅人0 


『こうたってさ、彼女は作らないくせにやることだけはやってそうだもんね』

私が、ボスキャラに必殺技を仕掛けながら言うと、

『まぁな、色々あるさ』

そういうと、こうたの操作するキャラクターがボスにとどめをさした。

No.90 14/03/18 08:28
旅人0 


自分の部屋に戻り、携帯の中村先生の番号を出して、かけてみようかと悩む。

[やっちゃえば、わかるかも…先生ならそんなに嫌じゃないかも]

受話器ボタンを押そうとした瞬間、玄関の開く音がした。

No.91 14/03/18 08:30
旅人0 


母が、会社で貰ったお菓子を持って帰宅したので、お茶を入れて2人でリビングで食べることにした。

『お母さんって、初めて男の人と付き合ったのっていつ?』

『高校2年だから、今のあゆみの歳ね。お父さんが初めての彼氏だったわよ』

No.92 14/03/18 08:33
旅人0 


母の話しによると、父とは何度も喧嘩をして、別れたりを繰り返して結婚して今に至るという。

『他に好きな人出来なかったの?』

『出来たわよ、でもお父さんが1番だったな。あゆみも沢山恋をして、本当に好きな人を見つけなさい』

No.93 14/03/18 08:34
旅人0 


『でも、女の子だから体は大切にしてね』

最後に母親らしくしっかりとそこを念を押された。

No.94 14/03/18 08:36
旅人0 


ベッドに戻り、

[先生とは、先生が退職した後って決めたよね]

好奇心にかりたてられていた気持ちは、いっきに静まった。

No.95 14/03/18 08:38
旅人0 


松田さんとは、毎日数回メールのやりとりをしていた。

バーベキューの日程は来月の初旬に決まっていた。

松田さんは、早くまた会いたいと言ってくるものの、強引に誘うことはなかった。

No.96 14/03/18 08:40
旅人0 


中村先生がいよいよ学校をやめる日、皆は別れを惜しんで涙を流す子もいた。

花束や色紙、プレゼントを抱えて中村先生は学校から去って行った。

No.97 14/03/18 08:41
旅人0 


その夜、先生に初めてメールした。

《先生、ようやく先生じゃなくなったから、メール出来るね、あゆみ》

簡単な文章で送信。

No.98 14/03/18 10:25
旅人0 


お茶を取りに行って部屋に戻ると

《メールありがとう。すぐに会いたい》

《〇▽駅に来て》

私は、最寄り駅を指定してすぐに部屋を飛び出した。

No.99 14/03/18 10:27
旅人0 


駅について、先生の車を探した。

15分ほど待つと先生の車が現れた。

[今夜、どうなるのかな…ホテルとか行っちゃうのかな]

私は、少しドキドキしていた。

No.100 14/03/18 10:30
旅人0 


ところが、先生はその夜はとても紳士的な振る舞いでコンビニで飲み物を買って車の中で話していても、一切前回のようなことはない。

[これじゃ、わざわざ会った意味ない。…けど自分からしてなんて言えないし]

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