私の歴代彼氏
初めて彼氏が出来たのは 中学1年の冬☔
あの頃は恋愛に恋していたのかもしれない💦
私は明日26才の誕生日を迎える🎵
25才の最後の日に 今までの恋愛を思い出してみよぅかな😌
文章力に欠けますが…どうぞお付き合い下さい🌸
「葬式に着いたら、親戚の人達から、よく顔だせたなとか…早く帰れとか…色々言われてさ。」
すかさずお母さんが話し出した。
「線香あげに、わざわざよそから帰ってきたの知ってるはずなのに…普通、そんな事言う?!もぅ私は我慢できなかったわよ!!」
ヒロさんが苦笑いする。
「あっちが離婚の原因を何て説明したのか知らないけど…凄い悪者扱いだったんだよね。一応、線香だけはあげて帰ったけど…。」
「そうだったんだ…。」
私はそれ以外言葉がなかった。
「その時にさ…遠くで親戚に抱っこされた子供が見えた。赤ん坊の時から見てないから大きくなってて…。」
「あら、あんた見たの?私、見てなかった。」
お母さんは気づかなかったらしい。
「遠かったけど、抱っこされてたよ。俺さ…冷たいのかな…その時、何も感じなかった。久しぶりに見れたのに、自分の子供って感じが一切なかった…。」
そんなものだろうか…。その時の私には分からなかった。
ただ…今の私には、そうだろうなと思う。
女の人は10ヶ月お腹で育てて、痛い思いして出産する。だから出産した時には母親の気持ちになる。
それでも、育児という苦労がなければ、可愛さはあまり感じない気がする。
私の考えだが、産みの母と育ての母がいるとしたら、本当の母親は育ての母親だと思う。
ましてや、ヒロさんは男で…生まれてすぐに離れた…育児の記憶がお風呂に入れたのしかない。
そして、自分を批判する人達に抱かれて育つ我が子。
何も感じないのは分かる気がする。
「もう、この話は終わりね。えりちゃん。大丈夫よ。私たちがついてるから!何かあったら、ヒロより、えりちゃんの見方よ!」
お母さんが笑顔でそう言ってくれた。
お母さんも色々苦労してきた人だ。
若くで両親を亡くして、父親の葬式の時、お父さんの浮気相手から電話がきたらしい。
そんな話しを子供であるヒロさんの前でペラペラ話すお母さん(笑)
「もう色々あったわよねー。」
お母さんは笑っていた。
お父さんの浮気話しは他にも色々あり…子供の頃、ヒロさんが浮気相手を見て、お母さんにチクった事もあったらしい。
今では想像できない話だ。
浮気か…私は許せないな…。
ヒロさんが浮気する事があるのだろうか…私は浮気されても、ヒロさんから離れる勇気があるだろうか…。
分からない。
ウチに帰り、ヒロさんが私を気遣う。
「母ちゃんに話して少しは楽になった?」
「うん。ありがとう。なんか…色々話せて良かった。今までの不安もなくなった気がする。」
「そっか…それなら良かった。」
ヒロさんは少し疲れた様子だった。
今夜の話題はヒロさんには苦手なジャンルだったもんね。
話してくれてありがとう。ヒロさん。
それから、元嫁から連絡くる事はなかった。
ただ、腹が立っただけだったのかもしれない。
そうこうしてるうちに、結納の日が訪れた。
私は、前日から実家に泊まり、結納の練習をし、朝から準備をし、髪も美容院にセットしに行った。
雲ひとつない。晴れた結納日和だった。
この日、私は厳しかった両親の本当の気持ち…父親の本当の愛を知らされる。
お父さん、お母さん。私は今まで自分の事しか…考えてなかった。
いきなりの妊娠で…うちの家系では、初めての出来ちゃった婚。だけど、誰からも批判される事なく結納の日を迎えた。
今では出来ちゃった婚なんて珍しくない。逆に、孫を早く見せる事もできるし良かったー♪
なんて…結納の日まで私は軽く考えていた。
どんどんウチには、親戚のおじちゃんやおばちゃんが来てくれた。
ヒロさん達は両親とおじいさんが来られるとの事だったので、ウチの親戚も父親の兄弟夫婦まで来てもらった。
幼い頃から、可愛がってくれてるおじちゃんとおばちゃん。
特に私は父の家系で初孫だったのもあり、父の兄弟である、ばあちゃんや、おじちゃん二人には凄く可愛がってもらった。
ばあちゃんは、体調が悪い為、欠席なのが残念だったが、結納が終わったら、お見舞いに行く予定だ。
みんな、私の少し膨らんだお腹を見て、
「おめでとう!大切にするのよ♪」
って声をかけてくれた。
私は結納のセリフをしっかり言えるか心配で緊張していた。
すると!
ヒロさん達の乗った車が庭に入ってきた。
きたぁー(;´д`)
緊張するぅー。
私の緊張はMAX。
ヒロさん達が入ってきた。
軽く挨拶をし、ヒロさんがお父さんに手伝ってもらいながら、床の間の前に結納セットをセッティングし始める。
いよいよ始まった。
両家向かい合って座り、私がお礼を言う。
色々セリフを言った。
(もう忘れました。)
途中、私がカミカミになってしまい…ヒロさんのお父さんが
「えりちゃん。かしこまらなくていいから、自分の言葉でいいよ(笑)」
そう言ってくれたお蔭で緊張していた場が和んだ。
何とか、食事になり、みんなお酒を飲み始めて盛り上がった(*^^*)
しかし、私は緊張していた。
私の父もヒロさんのお父さんも、おじいちゃんまで酔っぱらっていた。
もちろん、おじちゃん達も(笑)
いい結納になった。
4時間程滞在して、ヒロさん達は帰っていった。
私は緊張していたせいか、ヒロさん達が帰った途端にドッと疲れた(>_<)
「はぁー!緊張したぁー」
私の言葉にみんな笑って、
「いい人じゃないの!」
「真面目そうな人ね♪」
とか、おばちゃん達がヒロさんの感想を言ってくれた。
普通ならば、そこで私は、みんなに今日集まってくれた事にお礼を言うべきだ。
しかし、私は疲れて、妊婦だからとソファーに座らされ、周りの言葉に甘えてゆっくりしていた。
それを、見かねたのだろうか…おじちゃんが私に話してきた。
「えり。今日はいい結納ができて良かったな。これは感謝しないといけないぞ。」
そう言うのは、父の一番下の弟になる人で、私はこの人に物凄く可愛いがられてきた。
もしかしたら、父よりもヒロさんへの目が厳しいかもしれない。
「はい。ありがとうございました。」
私は慌ててお礼をみんなに向かって言った。
すると、おじちゃんがまた慌てて話し出す。
「おじちゃん達に、お礼なんていいんだ。ただ…誰に感謝しないといけないのか、分かるか?」
え…?
正直、両親?と思ったが、おじちゃんが何を言いたいのか私には分からない。
「えり…。お前のお父さんが、どんな気持ちで今日まで過ごしてきたか…分かるか?」
…考えてなかった。私は何も返事できずに父を見た。
すると、父がおじちゃんに向かって
「章人…もういい。お前、酔ってるだろ。もう黙っとけ。」
そう言って、部屋を出て行った。
周りのおばちゃん達も、みんな黙っている。
「いいや。えり。お父さんはあんな言うけど、おじちゃんは、黙ってられない!」
私は姿勢を正した。
「えり…。ヒロ君はいい男だと思うよ。おじちゃんも安心した。ただね、順番を間違えた事は分かってるよな?」
「はい…。」
やはり、出来ちゃった婚はまずいよね…。
初めて、それを叱られた気持ちになった。
「まぁ…それが悪いとまでは言わない。だけど、お父さんはヒロ君を殴りたかったと思うぞ。でも、殴らなかった。何でだと思う?」
「え…。分からない…。」
何でだろう。
「えりを幸せにしたいからだよ…。」
おじちゃんの目から涙が出ていた。
私を幸せにしたいから…ヒロさんを殴らなかった?どうして?
何も父の気持ちを考えてなかった私には、おじちゃんの言葉にピンとこなかった。
ただ…周りのおばちゃん達は分かっていた様子で涙を拭いていた。
「えりが、ヒロ君を初めて挨拶に連れてきた日、庭も、外壁も綺麗だったろ?あれな…全部お父さんがしたんだよ。」
「そうだったんだ…。どっか業者に頼んだのかと思ってた。」
「違うよ。えりが嫁に行くかもしれないって…壻さんが見て、恥ずかしくないようにするんだって…休みの時は毎日手入れしてた。」
すると、父のすぐ下のおじちゃんも話しだした。
「そしたら、お前のお腹に赤ちゃんがいただろ?お父さんは、まず、おじちゃん達の家に報告に来たんだよ。もちろん、親戚の家にも報告してた…。えりが、結婚する事になった。だけど、お腹に子供がもういる。本人達も頭を下げてきたし、俺は許した。だから、お前達も許して欲しい。えりを祝福してくれ。って…お父さんがおじちゃん達に頭下げてきたんだよ。お前のお父さんに頭下げられたら…おじちゃん達も何も言えなかったよ。ただ、おじちゃんも、えりに幸せになって欲しい。幸せにならないと、許さんからな!」
…。
私は何も言葉が出なかった。
父が人に頭を下げた姿を私は見た事はない。
私は…なんて事してしまったんだろう…いや…今まで、何してきたんだろ…どれだけ父に守られてきたんだろうか…。
よく、父には
「親の傘のしたにいるうちは、親の言う事を聞け!ただ、何があっても、お父さんがどうにかしてやる。」
って言われ…何かとうるさかった。
それは子供の時の話し。
もう私は24才…。成人になってるのに…。
父はまだ私を守ってくれてる。
私のために、私を幸せにするために…父は結婚を許し、初めての挨拶の日、
「お腹に子供がいるなら、身体を大切にするんだよ。」
そう言って、見送ってくれたのを思い出す。
私は涙が止まらなくなっていた。
初期の頃から楽しみに読んでいます😄
今はヒロさんとは別れてるんですよね。文面ではまだそんな気配ないですが。。。
別れた男でも、いい思い出とか優しくされたところとか、きちんと書いていてすごいですね😄冷静で客観的に物事を見られる方なのでしょう。
私は昔の男の事、冷静に書くのは絶対無理だなぁ~💦あといろいろ細かい事まで覚えてるのがすごい‼
何はともあれ、最後まで書ききって下さいね。応援してます✨
- << 320 ☆七海さん☆ レスありがとうございます! 初期からだと、もう一年近くお付き合い頂いてるのですね(;o;)!! 本当に嬉しくて有り難いです! ヒロさん…そうですね…もう別れたのか…今も一緒なのかは、この先を読んで頂きたいと思います。 ただ、これは現在進行形のノンフィクションなので…期待に添えない終わりになるかもしれません(ToT) これからも応援お願いします♪
私は高校の同級生から、結婚式の前に集まろうと誘われ、夜出掛ける事になった。
「ひーくん。今日は何か自分で夜ご飯食べてね♪」
「うん。楽しんでおいでよ。」
ヒロさんはソファーに横になりながら私に手を振った。
集合場所に行くと、みんなが待っていた。
久しぶりに会う友達もいて、楽しかった。
すると、やっぱり恋愛の話になってくる。
「ねぇ…。彼氏とか旦那の携帯をチェックしたりする?!」
既婚者のトモカが話題を持ち出した。
「私は見ないな。やましい事してないけど、自分も見られたくないし。」
彼氏持ちのレナが答える。
ほとんどが、見ない派だった。
しかし…私は見た事ある。
「私さ…今まで見てなかったんだけど、旦那のは見ちゃったんだよね。」
私は暴露した。
「え?何?何かあったの?!」
話題を持ち出したトモカが聞いてきた。
「うん。旦那が寝てる時にめっちゃ、着信鳴る時があってさ…。女の名前だったから、腹立ってメールまで見ちゃった。」
私は、前にあった出来事を全てはなした。
(この出来事。前のレスに書いてます。若干、私も忘れました。)
すると、トモカも話し出す。
「私も見ちゃった。旦那のだけ。」
「トモちゃんも!?」
私は仲間が出来た気がして、少し嬉しくなった(笑)
「そう。まだ付き合ってた時なんだけど、元カノからの連絡がひどくて…。」
「えー元カノー(;´д`)?!」
ヤジが飛ぶ。
「そう。何か、本人は別れたって言ってたんだけど、彼女は別れた気になってなかったらしくって…それがさ…普通の彼女じゃなくて、ストーカーみたいな感じでさ↓」
「ストーカー(;´д`)?ヤダー!!」
またヤジが飛ぶ。
「そう。私の存在を彼女が知っちゃって、私に被害を与えるような事言ってきたりとか、自殺をほのめかしたりとかするから、旦那も、ほっとけなかったらしくて…夜中の2時とか呼び出されて、行ってたりしてたから…。気になってさ…。」
トモカは社内恋愛だった為、旦那さんとは付き合ってた頃、同じ寮に別の部屋で住んでいた。
「私には言わないけど、バイクの音で分かるんだよね↓。あぁまた行ったなって…で、駐輪場見たらバイクないし。やっぱりな…みたいな。」
トモカは思い出したのか、嫌な顔をしながらはなした。
そりゃ…携帯もチェックしたくなるわな。
結局、トモカの旦那は元カノと別れたらしいが、トモカや子供にも被害を与え兼ねない人格な為、結婚や住んでる場所など元カノの知り合いとかにも極秘にしてるらしい。
トモカの旦那…高収入で…育ちも良さそうだもんな(>_<)
モテそうで大変だ。
そんなこんな話しをしながら、私たちは解散した。
家に着くと、ヒロさんが待っていた。
「おぉ。お帰り。早かったね」
ヒロさんはまだソファーに横になっていた。
「うん。子供連れの友達もいたしね♪私も妊婦だから。」
「そっかぁ(笑)俺、ビール飲みすぎた…。寝ようかな。」
そう言ってヒロさんは寝室へ行った。
忘れてたが、この頃に私の1Kマンションから2LDKのマンションに引っ越した。
そして、別々だった財布も私が管理するようになった。
ヒロさんが自由に使える金は毎月3万になった。
じゃなきゃ、私の収入も育児手当てのみになるし…家賃も高くなったし…貯金ないし…やってられない。
ヒロさんに任せてたら、何かと使う。
趣味の多いヒロさん。
バイク…レトロ雑貨(ボロなのに高額)…少しパチンコ…タバコ…服…。
今まで自由に使っていたであろう。金使いを規制させなければと、私も頑張った。
口うるさく、節約しろとヒロさんには毎日言った。
ヒロさんは友達と飲みに行かなくなっていた。
ヒロさんなりに節約を頑張っていた。
いきなりそんな生活になったヒロさんもストレスを感じたのかもしれない…。
翌朝、私とヒロさんは休みだった。
二人揃っての休みは久しぶりで、私は嬉しかった。
お腹も大きいし、部屋でまったりしてるとお腹が空く。
「ひーくん。お腹空いたね。どっか食べに行く?」
「うーん。今日はゆっくりしたいし…何かないの?」
「ないよ。」
「よし。俺が旨いラーメン作ってやる!買い物してくるから、お金ちょーだい。」
ヒロさんはラーメン大好きで、唯一インスタントラーメンはまともに作れる。
私はラーメン代を渡した。
「余計なもの買わないでね(-_-)」
「分かってるよ。妊婦さんは黙って横になってて下さい!」
ヒロさんは一人で出ていった。
ヒロさんはやる気スイッチが入ると、子供のように上機嫌になりはしゃぐ。
もぅ…文章では現せない程…顔は恵比寿様のようにニッコリなって…歩き方もかなり軽快になる…。
ラーメン作る時は、だいたい…そうなる。
インスタントラーメンなのに、どや顔もひどい。
だけど、そんな時、私は幸せだ。
部屋に一人になった私。
昨日の友達の集まりの事を思い出していた。
楽しかったなー。結婚式の余興もお願いしてるけど…何してくれるんだろう…。
そういや…恋愛とか子供の話メインになっちゃったな(>_<)
ふと、私は床に目をやる。
ん…?
あらら。ひーくん。ケータイ忘れてる。
無防備に…。
また、昨日の事を思い出す。
ケータイチェックの事…。
見ようか…いや…見たらいかん…。
見たって…いい事ない。
昨日の夜…ひーくん。何して過ごしてたのかな…ずっと部屋で私を待ってた?
気になる…。だけど、見ちゃだめ。
良かった。問題なさそう。
見慣れた女友達の名前だった。
サチコさんか…。会った事ないけど、この人からの電話はひーくんも普通にいつも出るし、バーの常連客みたいな感じだったな♪
私は安心した。一応、どんな内容か流して見てみた。
ん…?
なんか赤い絵文字があった?
私は流して見ていたメールを、もう一度、ゆっくり見る。
ハート。
ハートの絵文字。
たかが絵文字。
されど絵文字。
どういう流れで、ハートを使う会話になってるのか…。
私の心拍数は上がっていた。
手が震える。
サチコさんって…安全な人だったよね…?会った事ないけど…。普通の古い友達だから、サチコだけは心配いらないってひーくん言ってたよね…?
え…?
私は受信BOXと送信BOXを交互に見た。
どんな会話か見よう…。
怒りというより…恐怖感を抱きながら私はメールを見た。
ヒロさんからメールしていた。
ヒロ【元気してるか?】
サチコ【元気だよー!仕事忙しい(>_<)最近、会わないね(悲しい顔)】
ヒロ【もうバーにも出てないからね。最近
は大人しくしてる。】
サチコ【私も仕事ばっかりだよ…だけど、明日休みなの!ヒロチャンは?】
ヒロ【俺も休みだよ。】
サチコ【じゃあドライブ行きたいなぁ♪】
ヒロ【たまにはいいねー!】
サチコ【嫁いるの?】
ヒロ【いるよ。】
サチコ【えー(-_-)じゃあ期待しないで待ってるね(ハート)】
ヒロ【うん。待ってて(ハート)】
これでメールは終わっていた。
なんじゃこりゃ。
色んな事が腹立つ。何でひーくんからメールしてるの?しかもサチコは私の事、嫁って呼び方してるし…何よりハートとか普通使う?!
ドライブとか…絶対ダメでしょ!
何?浮気?このやりとり嫌だ!
私は放心状態になった。
泣きたくなってくる。
ただの友達って思っていた女と、いくら冗談だったとしても、ハート使うのは嫌だ。
しかも、サチコとは結構仲良しなのはヒロさんの電話の話し方からして分かる。
ヒロさんは、あまり女の子とは本音で話さない。だけどサチコとは他の人より本音で話すのだ。
ただの古い知人だからだと思って、気にもしていなかったけど…。
他の女とハート使うようなメールされるより余計にショックだった。
どうしよう…。ヒロさんに言いたいけど…また、メール見たのバレたら嫌われそう…。
だけど、黙ってられない。
サチコに取られたくない。
サチコより私の方がいい女だって思わせたい。
怒りより、ヒロさんの気持ちを繋ぎ止めたい思いにかられていた。
どんな汚い事してでも、私はヒロさんを取られたくない。少しも他の女に気持ちを取られたくない。
まだ…私の心は幼くて…ただ、ヒロさんが好きだった。
そうこう考えてるうちにヒロさんが帰ってくる。
私は慌てて、ケータイを元に戻す。
「えりちゃん、ただいまー!」
「おかえり…。」
私の小芝居が始まる。
「えりちゃん?どうした?ラーメン買ってきたよ?」
「うん…ありがとう…。」
私はヒロさんを見て、泣きそうでも、笑いました。みたいな顔をする。
「どうした?泣いてるの?」
ヒロさんが私の肩に手をかけながら横に座った。
「泣いてないよ…。」
少しすねた様な口調で言う。
我ながら、下手な芝居で…少しブリッコ入ってて…キモい。
だけど、何も知らないヒロさんは、マジで騙されてる様子。
「おい。どうした?何かあった?言ってごらん。」
私はこの瞬間に今まで我慢していた涙を流して、ヒロさんに抱きついた。
「ひーくん。どこにも行かないで。」
涙は本当だけど、この演出は…ちとオーバーにした。
ただ、ケータイチェックして、泣いて攻める女よりも、健気にヒロさんを愛してる女を演じたかった。
その方が、勝手にケータイ見たという行動をうやむやに出来る気がした。
ヒロさんは戸惑いながら私を抱き締めてくれた。
「え?えりちゃん?どうした?」
「ごめんなさい…。」
私は小さな声で泣きながら謝る。
「は?」
ヒロさんが私の顔を覗きこむ。
「ひーくんのケータイ見ちゃった…。」
するとヒロさんは、拍子抜けしたような感じだった。
「で?どうしたの?急に泣くから、ビックリしたよー。」
「ひーくん、昨日サチコって人とメールしたでしょ?」
「うん。別に何もないけど?」
「何もなくない!ドライブしようとか、ハートとか使ってた!」
「うん。冗談じゃん。」
ヒロさんは普通に答える。
「私は男友達にハートとか使わない。少し恋愛感情みたいのないと使おうとも思わない!ドライブとか…私がいるのに…。」
「だから…冗談だよ。ドライブなんてサチコとした事ないし、行く気もないよ。」
「ひーくんが取られると思って…怖かった…。」
そう…あまりにも言い過ぎると、ヒロさんが逆ギレするので、ここら辺で責めるのをやめて甘える。
「何言ってるんだよ。えりちゃん以外の女には興味ないよー。」
ヒロさんが笑いながらそう言った。
ヒロさんは、少し?結構なお調子者だ。
他の女にも興味あるのはバレバレ(-_-)
だけど…こうやって、やましい事すればバレるんだという事を心の片隅に刻んで頂きたい。
そんなヒロさんを好きになったのは私。
これからも、こんな事あるんだろうな…ヒロさんには私しかいないんだって思わせるように頑張らなきゃ。
だけど、それから私はヒロさんのケータイを見ていない。
逆に今回の事で、私はヒロさんに浮気されても別れる勇気がない事を思い知らされた。
それなら見ないのが一番。
ヒロさんが私以外の女には興味ないと言ってくれるなら、それを信じて一緒にいたい。
それに…私は変わってるのか…少し刺激を感じさせる関係が心地よく感じてしまう。
ヒロさんを追いかけて、たまにご褒美をもらえるような関係でいたい。
やっぱ私…変わってるのかな。
そして私たちの結婚式の日。
やっとこの日がきた。見事に晴天。
チャペルだからホッとした。
父と歩くバージンロード…母は既に泣いていた。
披露宴も友達からのサプライズDVDが流れたり、ヒロさんが手紙読み出したり、本当に心に残る結婚式になった。
結婚式が終わって、母が
「これで、えりを嫁に出したって感じね。
」
お母さん。ありがとう。
ドレス選びも、ヒロさんの衣装まで、お母さんが付き合ってくれた。
お母さん。私は、お母さんがいなくなったら、今でも無理です。
お母さんって…死ぬまで子供にはかけがえのない存在になるんだね。
私はもうすぐ、お母さんになるんだ。
結婚式の翌日から私は体調が悪くなった。
お腹の張りが頻繁に起こるようになり、仕事も早めの産休に入らしてもらった。
楽しかったです( ´ ▽ ` )ノ
お疲れさまでした✨
ただ、気になってたんですが317の別れてるんですよねって何だったんでしょうか?
- << 342 ☆名無し338さん☆ 読んで頂いてありがとうございました(*^^*) ヒロさんとは別れてないですよ? きっと代名が歴代彼氏なので、中には、全ての恋愛が終わった話しだと思われながら、読んで下さってた方もいらっしゃったかと思います(>_<) 正直、私もどこまで書こうか悩んでいたのですが…ずるずる出産まで書いちゃいました。 実際、結婚してからのヒロさんエピソードが面白いんです(-_-;) しかし、ここは彼氏について書いてたので、控えさせて頂きます(笑) 本当にありがとうございました(*^^*)
>> 338
楽しかったです( ´ ▽ ` )ノ
お疲れさまでした✨
ただ、気になってたんですが317の別れてるんですよねって何だったんでしょうか…
☆名無し338さん☆
読んで頂いてありがとうございました(*^^*)
ヒロさんとは別れてないですよ?
きっと代名が歴代彼氏なので、中には、全ての恋愛が終わった話しだと思われながら、読んで下さってた方もいらっしゃったかと思います(>_<)
正直、私もどこまで書こうか悩んでいたのですが…ずるずる出産まで書いちゃいました。
実際、結婚してからのヒロさんエピソードが面白いんです(-_-;)
しかし、ここは彼氏について書いてたので、控えさせて頂きます(笑)
本当にありがとうございました(*^^*)
えりさん最後まで楽しく読ませてもらいました😄
ありがとうございます💕
今が幸せそうで、本当に心が温まりました🍀
二人目の出産、がんばってください!
落ち着いたらまたヒロさんの面白エピソードが聞けるのを楽しみにしてます⤴
- << 350 ☆自由人267さん☆ 最後まで読んで頂いてありがとうございました(*^^*) 楽しんで頂けて、幸いです! 正直、どこで終わらせようか悩んでしまい…お産も近づいているので、出産まで書いちゃいました(笑) ヒロさんエピソード…沢山あるのですが、まぁ…皆様がイメージしている人物とは違う率100%です(>_<) これにつきましては、検討したいと思います。 また、私が書いた時は宜しくお願いします! 本当にありがとうございました☆
お疲れさま
ずっと見てましたヽ(^○^)ノ
お父さんとのくだり・・(涙)なしでは読めません
いつまでもいつまでもご家族皆さまとお幸せにね(*^^*)
part ② 是非読みたいです(笑)
- << 351 ☆みいこさん☆ ずっと読んで頂いてたんですね! ありがとうございました(*^^*) 父との話は私も泣きながら書きました。 世間体ばかりを気にする親と思っていてので、それが間違っていたのを結婚を期に気づかされました。 続きにつきましては、今、現在のわが家の話になるわけですが、お恥ずかしいので検討中です(>_<) とりあえず、二人目産んでから考えたいと思っております。 もし、書いた時は宜しくお願いします! 本当にありがとうございました(*^^*)
はじめまして(^-^)
ずっと楽しみに読ませて頂いてました。
スタートから、そんなに経っていたとは思えない位に、ハマり続けていたので、終わってしまって寂しいです。
でも、ヒロさんと仲良く暮らしていらして、二人目のお子さんが産まれるそうで、嬉しい近況も聞けて、こちらもハッピーな気持ちになりました✨
長い間、お疲れさまでした。本当にありがとうございました。
お身体を大切に、素敵なマタニティーライフをお過ごし下さいね(*^_^*)🍀
またいつか、面白いヒロさんのお話を是非お願いします😄✋
- << 352 ☆匿名348さん☆ 初期から読んで頂いてありがとうございました(*^^*) 更新もマイペースだったので、長くかかっちゃいました…スミマセン(;o;) 色々とありましたが、何とか、今幸せに暮らしております! 来月に迫った出産だけが少しドキドキです(>_<) また、ヒロさんの奇妙な話は書くか検討中ですが、その時はまた宜しくお願いします! 本当にありがとうございました(*^^*)
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