記憶の扉
暇な時に記憶の扉を開けてみよう。
書いてみよう。
※この作品群はフィクションだ。
誰が何と言おうとフィクションなのだ。
読まれる方はご了承願います…
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『なにを意味のわからん事をしてるのかお前たちは…』
的な冷たい目線で虐げられている4人…(実際は言ってないが)
フォローを入れる様に章吾が『すげ~!何匹おるんコレ?』
やさぐれた気持ちの我々を代表して深が一言。
『一匹ずつ数えて逃がせばいいやんか…』
ああ可哀想な章吾。何も悪いことなどしていないのに…(笑)
すると…
『こんなの…おりゃ!』
囲いの一角に蹴りを入れて破壊する足。
よしのりだ!
シュっと逃げる魚…
続いて逃げる二匹目…三…
シュシュシュシュシュ…
群れながら一瞬で出て行く様は爽快ではあった。
しかしよしのりには腹がたつ…
俺は背後からフルネルソンに固め…(羽交い締めって事)
『西村ぁ!足を抱えろ!』
水に投げいれるつもりの西村は両手で両足首を確保。
『馬鹿!脇に抱えろ!』
『え??どうすると?』
『お前の馬鹿力でジャイアントスイングたい!(笑)』
やらせたのはいいが…
これが…回る回る!
スピードも半端ではないし時間も…
まさに馳弘(プロレスラー兼元議員)も真っ青だった。
回る西村が一言…
『…これ、いつ終わればいいとぉ?』
知らんのかいっ!
『ぶん投げて終わりぜ~』
疲れた西村は超低空飛行でよしのりを投げてしまった。
水深40センチ程度の場所に投げられたよしのりは、勢いよく《ジャボっ》水平より少し角度を付けた程度で真っ直ぐ水中に突っ込んでいき…
『は・はな・鼻に水がぁ…背中もいてぇし!』
あわれよしのり。
最終日に背中に擦過傷を負ってしまった…………
ほんのり赤くすりむいたって程度だけどね…
……………………………
『さて…じゃあしまおうか…(片付けようか)』
落ちついてまったりする我々に承平が促した。
……………………………
意外な事にテキパキと皆は動き、あっさりと片付けは完了。ま、テントなどは畳んで収納するだけなので設置と比べるのもナンセンスな訳だが…。
片付けて掃除をしていると…承平が暗い顔をして水辺を見ている…
『どうしたん?』
声をかけて近寄ると…
忘れてずっと水中に放置してたブラックバスを発見してた。
例の承平のバスだ。
『昨日食べてやればよかった…無益な殺生をしてしまったよ…』
一度暗くなった彼は復活するまで時間がかかる…
リーダー代行を俺が引き受け『さぁ荷物は皆で持てよ!』
よしのりが一言。
『いやだ』
『せっかくやしボートで運ぼうぜ~!』
確かに的を得てる発言だった。行きより軽くなった手荷物だけを背負い陸地を歩いて、大物類はボートで運ぶ。
荷物受け渡しのため1人残り、最後は荷物と2人がボートで帰ってくる。よしのりにしちゃナイスな案だ。
さすが力仕事の手を抜かせたら仲間で一番なだけはある。
漕ぎ手は怪力西村に無条件で決定。じゃんけんで負けた章吾が渡し役として残り、あとは森を通って脱出する事に…。
我々が到着すると、すでに西村は荷物を積んで待っていた。『はやっ!』
『だってほぼ直線でここまで着くからね。ほら、荷物受け取ってよ』
『よし。じゃ、また頑張れ~』『うん…なんか俺一番キツい気がするっちゃけど…』
『気のせい気のせい!』
『おかえり西村』
『はぁはぁ…はい荷物』
『行ってらっしゃーい』
『いや、俺じゃんけんもしてないよね?キツいんだけど…』
『気のせい気のせい♪』『そうかなぁ…行ってくる!』
『おかえり西村♪♪♪』
『はぁはぁはぁはぁ… なんかだんだんボートが重くなってきたよ!空気抜けてない?』
『気のせい気のせい♪』
だんだんくの字に折れていくボートに皆は…
『行ってらっしゃーい♪(笑)』
ラストの荷物を積んで戻ってきたボートは、ちょうどオールの部分がヘタレて水が入りそうなほど空気が抜けていた。
『やばいってコレ!絶対空気抜けてるって!』
『気のせい気のせい♪』
『いや!騙されんよ!溺れたらどうするん?』
『泳いで帰ってこいよ♪』
『みんな…冷たかぁ…』
『だいたいさぁ西村、ポコポコ空気の抜ける音はしてないだろ?ゆっくり抜けてるだけよ!章吾迎えに行って戻ってこい!』
『ん~…わかった…』
『行ってらっしゃ~い♪』
西村が出発し、しばらくすると森からガサゴソと人の気配が…
章吾だ。
『あ~…きつぅ…
あんなボートで帰るより森抜けたほうが安全や…』
見捨てられた西村に大声で『章吾こっち来たから戻れ~!』
しばらくするとバシャバシャと水を掻く音と共に西村の『ひぃ!ひぃ!』と言う声が…
木の影からボートが見えた。
『あ……折れてる…』
ボートの空気は体重を支える限界を超え、完全に《くの字》を超える程に。
『西村頑張れ~!』
『頑張れん!進まんとよコレ!』
確かにそうだ。折れ曲がって縦に抵抗ができた状態…さらにオールも自由に動かせないような感じになってる…
頑張れ西村!!
『頑張れ西村ぁ~!みんながついてるゾ~!!!』
『助けてくれんくせにぃ~!』
よしのりが冷静に一言呟いた。
『そこはスパルタ!』皆は大声で
『そうそう!スパルタだぁ!』
『そうだそうだ!』
承平も元気に『獅子は我が子を千尋の谷に…うちのコはダムに落とすのだぁ!』
こいつの言う事はいちいち難しい…(笑)しかし元気になった!
『真価を問われてるぞ西村ぁ!お前の力を見せてやれぇ!』
ここで一旦説明を。
解りやすく説明すると…ボートはガマグチ財布の鉄の部分の動きをしているのである。
パコっと閉じて水中に半分沈んでは漕ぐ瞬間に少し開く感じだ。
『どげん(どう)すればいいとよぉ!?』
『伸びろ!』
『何を!?』
『背伸びしてボートを伸ばせ!』
『解ったぁ!』
ボートの内部で頭と足を突っ張る西村。
こちらからは消えた状態だ。
ボートは弱々しくも、普通のボートの形をした。
『そのまま漕げ!』
手だけがボートから伸び、オールを掴む。
あら…
①ガマクチは閉じた!
②次の瞬間、オールが白波を立てた!
③ボートが伸びた!
想像力を働かせて欲しい…
しゃくとり虫のさかさま…逆になった感じだ…
①②③の動きを繰り返す西村。
こちらからは彼の姿は見えないが…
アメンボのように《すいっ すいっ》っと…ちょっとずつではあるが、こちらに近づいている。
しかし…ガマクチが閉じる動きが慌ただしくなってきた…
章吾が一言…
『あのさぁ…あれってさ…溺れてない?』
ん…そうかも…
『西村ぁ!大丈夫かぁ?』
『大丈夫ばん!!』(大丈夫では無い!)
そりゃ確かにそうだ
全体的に七割以上沈んでるし…(笑)
浮き輪より心もとない程度の空気を含んだガマクチの上部がペコペコ閉じたり開いたりって感じだからだ。
『諦めろ~!泳いで戻れ~!』
承平の叫びに反応し、ボートから脱出し泳ぎはじめた西村。
左手にはボートの先端にある紐を持ちながら、それは見事な平泳ぎで岸まで帰還。
『はぁはぁ…死ぬかと思った…はぁはぁ…』
ここは突っ込まなきゃだ。
『西村お前…はなっから泳げよ!』
『はぁはぁ…だって…ボートを捨てれんやん!』
『あのな…そんなポンコツなボート…今更必要なくねぇや?』
『あ…そうかも…』
優しい男、西村は…
共同出資のビニールボート・1人千円以内の出資額のために命を賭けるほど優しい男なのだ…
とりあえず一旦西村を休ませる我々。
西村の着替えはもう無い…自然乾燥に頼るしか無い状況だ。
『とりあえず荷物を減らそう』
俺の案で、ボートを焼却処分。
現在でこそ、やれ『野焼きは有害物質が!』など言われるが…田舎だし関係は無いのである。
当然のように…
『ついでにゴミも燃やしちゃえ!』
釣り糸のカスや紙皿…ビニール袋や菓子の袋…
それこそ缶類などの鉄以外で炎が着くものは全て焼却。
西村の服を乾かす材料になった。
※
(決して真似はしない様に…地方自治体により罰則も多分様々です。当時は我が地方にはその様な条例もありませんでした。これは我々の決めていた、《石油製品は【釣り糸やルアーのケースなど】焼却処分の徹底》というルールに基づいた行動の結果です)
野鳥や野生動物などの二次災害を減らすための我々なりの…
[燃やして固めて土に帰せばいずれは石油に…石の様に丸く固めれば被害は出ない]と、ガキなりの思考をフルに使った………
荷物を減らす方法でした(笑)
大量のゴミは一気に1/4程度まで減り…
よし。丘を下れば駅まで4キロ!
『行くぞ!』
よしのりが俺に呟いた。
『これ燃やしたらダメ?』
俺のテントぉ?
『ったく…お前くらすぜ!(怒)【殴るぜ】』
『だって重いっちゃもん!』
『みんな重いくさ!グダグダ言うな。行くぞ』
横一列&後ろに1人遅れながら歩く我々。
丘を下り、田畑に囲まれた一本道を歩く。
西村が一言…
『花が綺麗やね~』
『顔に似合わんったい!』
後ろからよしのりが毒を吐く。
そんなやりとりを皆で笑いながら歩いてると…章吾が歌い始めた。
『ええんじゃない♪
はずふぁ~ん♪
へねへに~ふぉ~ん♪
へんざむぅん♪
るぶぅりおんるぃ♪
らくうぃるし~♪
《ここらで皆は何の歌か気がつき、各々なりの解釈で同調しはじめた》
うぉないろん♪
びあふれ~♪
のああああうぉん♪
びあふれ~♪
じゃすあずろん~♪
にゃにゅすてん♪
すてんばいみ♪
そ だーりんだーりん
スタンド~バイ~ミ~♪
おおおおスタンド・バイミ~♪
お~すてん♪
すてんばいみ♪
すてんばいみ♪』
『かっかっか…メロディー合ってりゃなんとかなるなぁ!』
『無茶苦茶な歌詞やしな!』
『歌はハートで伝えるもんたい!』
唯一まともな英語力を持った承平に正しい歌詞を教えてもらいながら…
駅までの道を楽しんだ。
クタクタに疲れながらも明るく愉しく駅前商店街に到着。
『の゛ ど が ぁ゛ が わ゛ い゛ だ ぁ゛……』
3日ぶりの自販機に群がる我々。
深は何故か自販機に抱きつき『気持ちいい…』
どうも利用方法に誤りがあるようだ。
『承平、500mlのコーラ!』
大蔵省を勤めあげる承平にすがる皆。
『電車賃が問題やけん、駅で調べてからな!』
『そんならはよ調べに行け!俺たちゃもうココを動かんぞ!』
『……………分かった…待っとって』
荷物をその場に置き歩く承平によしのりが一言。『走れボケぇ!』
承平は当然無視。
深にヘッドロック(脇に頭を挟み締め上げるプロレス技)をかけられて苦しむ生意気なよしのりを見ながら笑ってると、承平が帰還した。
『大丈夫。ちょっと余裕あるし買おう!』
……………………………
『はい!あと480円。次は何がいい?』
『もいっちょコーラ!』
『ジンジャーエール!』
『多いのやないと揉めるよ!ただでさえ深の一口は二倍なんやけん…』
『ふふふっ…あなどるな。皆の三倍だよ(笑)』
またよしのりが得意の《歳の離れた姉2人で長男末っ子》のワガママを…
『俺つぶつぶみかん!』
当然却下(笑)
よしのりの意見は皆もスルー。
深の一口は半分を飲み干す恐れがあるから当然だ。
回し飲みもいいが…
俺はここでお願いしてみた。
『あのさぁ…1つお願いがあるっちゃけど…』
『ビールは駄目ばい。高いし。』
『違う違う…煙草が欲しいとよね…』
『駄目くさ!残金無くなるやん!』
『いや…だからさ…ショートホープ120円やん…?駄目?』
『駄目たい!』
『つまらん!ジュースかアイスにすべきだ!』
『俺はカレーパン♪』
『多数決で囲炉の負けやろ…』
『ちょっと待ってくれ…俺な、このキャンプに煙草八箱持ってきたんばぃ。誰のせいで無くなったか解るやろ?』
ならない口笛を吹くデブ(深)と章吾。
《《こいつらポケットに入った1箱だけでバカバカ他人の煙草を吸いやがって…しかも二日目には勝手に開けて1箱ずつキープまで…(怒)》》
『お前らは反対せんよな?』
『ん…俺はもうお腹たぷたぷ』
『カレーパン~~(泣)…煙草もらわんどきゃ良かったょ…』
『な?半数確保や。割れたぞ承平、どうする…?』
……………………………
朝から吸ってない上に、いつもより重い煙草の先から煙をくゆらせて…
三人並んでクラクラクラクラ…
久しぶりに感じた一服を終了し、飲み物も満喫した我々は駅へ向かった。
……………………………
荷物を1つの山のように盛り、電車を待つ皆。
『疲れたねぇ…』
目の前の逆車線のホームの向こうは一面に広がる田畑と遠く見える山々。
涼しい風達が正面から流れ、我々をすり抜けていく…
言葉を発さずに皆は風に身を任せていた…
こういう時期もあともう少しで…
『腹がやべぇ…冷たいジュース飲みすぎたみたい…便所いってくる!』
空気感を無視する発言で笑いをとる男よしのり…
胃腸の弱さも天下一品だ。
よしのりもトイレから帰還し、しばらくして到着した電車に乗る。ガラガラだ。
ドアの脇のスペースに荷物を盛り、相席4人の座席に2人づつ贅沢に座る。
地元までは乗り換え1回だ。
……………………………
『…い、おきろよ…囲炉、乗り換えるよ』
いつの間にかうたた寝してた俺を承平が起こしてくれた。
乗り換え駅を降りるとすぐに次の電車が来て、バタバタと荷物を抱え乗り込む。
そこそこ乗客も座ってて、よしのりと俺が荷物の上に腰掛ける事に。
………………
あと2つで地元の駅だ。
なぜか最後に悪い癖が出た…
承平が『起こそうか…』
『待て。静かに…』
皆を静かに誘導(電車なので騒がない程度のレベル)して、到着駅へそなえた。
『プシュー』
扉が開くと皆で静かに荷物を下ろす。
《ピリリリリリー》
《プシュ~…》
扉は閉じた。
中では…
ガラス窓にほっぺたをつけて眠る深。
隣の席には当然……
金色に光る大鍋♪
動きだした電車を追いかけて、窓を《コンコン》
薄目を開ける深。
ヤツの目には窓際を走って笑ってる我々が映ったはずだ。
だが…
瞳を閉じた!(笑)
加速する電車…
追いつけなくなった我々はあきらめ荷物まで戻りながら…
『深、また寝たな…』
『多分気づいてないね…』
『どこまで行くんやろ…』
『門司(終点駅)までは…いきそうやねぇ、深やし…』
『だいたいやりすぎやん…』
相談の結果、駅前で待つ事に。
下り電車が10回ほど過ぎたぐらいに…
大鍋を抱えた深が下車してくるのを確認した…
『うわぁ…めっちゃ食いしん坊や…(笑)』
『怒ってるかな?』
『大丈夫!論で攻めりゃ馬鹿やし納得するよ』
『うわぁ…大鍋もったデブは目立つねぇ…』
『これ以上は無い組み合わせだぁ(笑)』
改札を通り抜けた深は我々に気がついた。
緊張の一瞬だ…
なにしろ彼は不良なデブ。喧嘩になると俺も手を焼くどころではない。力でかなうのは優しい西村ぐらいしかいないのだ。
彼がこちらに来た。
はにかんだ顔だ…
『なんで鍋よ!恥ずかしかろーもん!せめてテントとか…』
『お前テントなら置いてくるやろ!?自分のやけんちゃんと持って帰ってきたったい(笑)』
『お似合い!』
『そうだそうだ!』
『同情するよ深…』
『この面子だからしゃあないよ(笑)』
『やけんって鍋って…
目があう皆からニヤけられるっちゃが…滅茶苦茶恥ずかしかったんばぃ!』
『じゃあ痩せろ!』
……………………………
よしのりの毒をもってこのストーリーは終了です。
ちなみにその後…
深は40キロのダイエットに成功し…
22歳で中学の同級生と結婚。
四年ぶりに吐いたよしのりの毒…
6章 淡い想いから…
時期は前後して…
幼稚園の年少組の頃のお話
幼稚園に通い始めた4歳の頃…
自我が芽生えたのは多分その頃だと思う。
我が《うめ組》の担当の鬼ばばぁ(多分20代)に虐待されまくった記憶があるから、間違いないはずだ!
《虐待の理由は我にアリ!なのだが…(笑)良くも悪くも厳しい先生でした》
ま…当然鬼ばばぁには憧れなど抱く訳もなく…
年長さんをフルパワーの頭突きで泣かせて、彼らの遊んでた遊具を強奪したり…
可愛いやんちゃな時代のお話です
その幼稚園のうめ組にはお姫様がいた。
その名も《じゅんこ姫》
なんと表現したらいいのだろう…
幼稚園生なのに面長な顔形に、決して大きくは無いのだかクリっとした二重の…
上品な顔立ちなのだ。
生まれて初めて、彼女から異性を意識しはじめた僕なのだ…
幼少時代によくある話…
好きなコには意地悪をしてしまう…
まだそんな感覚はなかった。
同年代の男児が…
砂場でだれが一番大きな砂山を作るか!ってので勝負をしてる横で…《お父さん役》をするのが至上の喜びと優越感に浸れる瞬間だった。
いわゆる《おままごと》だ。
2つ上の姉がいる身…
そりゃ馴れたモノなのだ!(笑)
『おかえりなさい お父さん♪ごはんできてるわよ~』
エリアには何故か母役のじゅんこ姫と娘役2人…
ま…2人でおままごと…は、かなりのスリリングな訳だけれども…(笑)
答えが1つに限定された砂団子を食べるふりをする僕…
周りには砂を集め山作りに夢中な男共…
『おなかいっぱいになった。もうねるばい!』
想定に無い台詞に戸惑う三人…
『お父さん、布団敷いてないよ~』
ん、想定内♪
『知らんとや!夜じゃなけりゃ大人はひざまくらで寝るっつぇ~!』
ハテナな三人。
『はい!おかあさん座りせんや!』
正座する三人。
『こうするったい!』
当然のように姫の太ももに突入♪
『おれの父ちゃんはな、こっちむきで寝るんばい!』
親父をダシに姫の腹部に抱きつく僕…
ん~…至福♪♪♪
『わたしも~!』
『クミにも~!』
ん~…クミちゃんはぶちゃいくだしイヤかも~!(汗)
姫に何故かヨシヨシされて至福な僕に…
『はやくアタシもぉ~』
じゃまするなこころちゃん!
きみは笑顔が素敵な可愛いコなのだが…
いかんせん姫の幼児体型特有の、腹部の柔らかさには代え難い…
しかしあまり長期に渡る抱きつきも自然では無い訳で…
しぶしぶこころちゃんの膝枕に移動…
ひとときのやすらぎのあと…
『よ~~くねた!』
ごめんクミちゃん!
体積の多いからだはあつそうだし…ごめ~ん!
そんな至福な時を過ごす僕を射るような視線が、砂場の山越しに刺さっているのには当時は気がつかなかった。
その男の名は《ゆきお》
途中で入園してきたいわゆる転入生だ。
やつは僕に近づいてきた。
『いろちゃん、家がそばだし遊ぼうよ』
汚ねぇヤツだ…
母親に迎えにこられた時に言うもんだから…断れねぇ!
母親も『囲炉ちゃん、仲良くしてねぇ』
『うん。』しか言えないよ…
しかしコイツが何も楽しくないんだ…
ちょうど1章の年上達とか、近所の年上連中と遊びはじめた時だからなおさら…
ぶさいくなヤツなのに虫は怖がる、川で魚を釣っても怖がる…
自然に付き合いは園内だけになっていく訳だ…
ゆきおはまるで金魚のフンのように僕についてまわる。
園内だけならまだしも…家もそこそこ近いので、帰り道もついてくる。
『えんちょ~せんせ~ばいばい~!』
『さようならせんせ~…あ、いろちゃんまってよ~』
だだだだ~っと駆けて逃げる僕。
くにゃくにゃクネクネ変な走り方で追いかけてくるゆきお。
『まってよ~…はぁはぁ…ひっぐ…うえぇぇ~~ん』
泣かれちゃこまる…
ご近所の《おばちゃん》にみられたら、また怒られるからだ。
『あんたまた意地悪しよ~とね!僕ぅ、大丈夫よ。おばちゃんがいろちゃんに仕返ししてあげるからね♪いろちゃ~~ん!覚悟しなさいよ~!』
ひきつる。
これほど恐い事は無い!
毎日通る道で必ずエプロンを着て片手に布団叩きをもつ《おばちゃん》の家を通り過ぎるまでに彼をなだめなきゃいけないのだ。
『ゆきおが足が遅いのが悪いとよ!』
『泣くなって!ほら…これやるけん』
手渡したモノを見ながら『ひぐっ ひぐっ…何これ?』
『とかげの尻尾よ』
ポイッ
『うぇぇ~~ん!!!』
ったく… どうすりゃいいんだよぅ…
ゆきおから逃げるのには実は訳がある。
帰宅の時間の後のお楽しみ、じゅんこ姫との密会を邪魔されたくなかったのだ。
じゅんこ姫の家は、園から100m程度しか離れていない。
家とは真逆の方向なのだが三日に一度は訪れて遊んでいた。
ほとんど二人きり、たまにこころちゃんが入り三人で…
そんなスイートな時間をゆきおに邪魔されてしまう事件が起きてしまった…
逃げる振りをして隠れ、道を引き返しじゅんこ姫の家にスキップで向かう俺の後ろ姿を睨む目が…
ゆきおに見つかってしまっていたのだ!
『じゅ~んちゃん♪ あ~そ~ぼ♪』
『はぁ~い♪ちょっとまってね~♪』
ガチャっと扉を開け出てくるお姫様。
まばゆい♪
毎度のように庭にむかい、2人で向き合う小さな白いブランコに座る♪
『うふふっ』
『あははっ』
そんな目で見つめちゃ照れちゃうよ♪
しかしかわいいなぁ♪
なんて思っていると…
『い~ろちゃん♪あ~そ~ぼ~♪』
かぁぁぁ…ゆきおの声だ…
『うぇぇ…なんでくるとかいなアイツ…』
しかし姫は初めて来るお客様を気遣い、僕に優しい声で『いっしょにあそびましょ?(ニコ)』
その笑顔にはかないません…
ゆきおを招き入れた姫の手を僕は引き、ブランコに戻った。
『ゆきお、いっしょにあそんでやるからブランコ押せ』
『うん』
ゆれるブランコ。
『うふふ』
『あはは』
ん~、甘い時間だ♪
『ま~だ~?』
『ま~だ~!』
またゆれるブランコ。
『うふふふ』
『あははは』
『ま~だ~?』
『ま~だ~!』
さらにゆれるブランコ。
『うふふふふ♪』
『あはははは♪』
『ひぐっ…ひぐっ…』
『ぼ ぐ も゛の゛り゛だ い゛~~~』
また泣きやがった…
だからヤなんだよなぁ…
すると姫が『わたしがおすから♪』とブランコを降りた。
ぐずりながらもブランコに乗るゆきお。
何が悲しくてこの野郎と向かい合ってブランコに乗らなきゃいけねぇんだょ…
ゆれるブランコ…
『グスっ…』
『むす~(顔色)…』
『ま~だ~?』
『ま~『もういいよ~♪』
ったく…姫に要求するなんて10年ぐらい早いったい!
『よし、次はゆきおが押せ!』
『えええぇ~…』
『だめよいろちゃん、つぎはいろちゃんでしょ?』
『あい…』
姫のお叱りをうけてしぶしぶと降りる僕。
『じゃあ押すよ~』
ゆれるブランコ…
『うふふっ ゆきおくん、たのしい?』
『うん、たのしい』
僕はたのしくないゾ…
『ま~だ~?』
『ま~だ~!』
ちくしょ~この野郎…
ゆれるブランコ…
『ふふふっ たのしいネ♪』
『うん、たのしい♪』
でも僕はたのしくないんだよね…
『もうよかろ?』
『ま~だ~!』
むかっ!
ゆれるブランコ…
はげしくゆれるブランコ…
土台までゆれるブランコ…
『わぁ~♪恐いね~♪』
『ひぐっ…ひぐっ…うええぇぇ~ん』
また泣いた…
『いろちゃんとめて!』
『あい…』
ブランコから降りる2人…
しゃがんで泣いてるゆきお。
なんとあろう事か、姫は『怖かったねぇ、よしよし』
頭を撫でて慰めている…!
俺に膝枕してくれる時だけじゃないのかよぉぉ…(泣)
『いろちゃん!』
『あぃ!(きおつけの姿勢でピシッと)』
『泣かせたらダメでしょ!』
『あい…ごめんなさい…』
『もう大丈夫だからね~』
姫、布団叩き持ってないよね…?
その日から何かがかわった。
同じ組で同じ時間に帰るはずの《ゆきお》が僕より先に…
僕と一緒に手をつないで帰る姫の家の前でまっているのだ。
《あいつまたおる…》
これが僕の考えれる思考レベルである。
それは3日に一度…
僕が姫の家にいくスパン通りに思う事。
それ以降、ゆきおがつきまとい家に帰るときはほとんどなかった。
そう。ヤツは毎日のように姫の家にいっていたのだ。
今になれば解る事だが、当時は抜け駆けするなんか当然解らない。
しかし解らないのには理由がある。
園での《おままごと》ではずっと僕は王子(父親役)なのだ!
そりゃゆきおの行動にも気がつかない。
ちなみに…
唯一、母親役がこころちゃんになった時だけは…
姫とは密着できない日になる訳だ…
そんな日々をすごし、明日は夏休みに…
そこで事件は起こった。
当時の僕は予想をはるかに超える衝撃を受けて…
かたまった!!!!!!
『は~いみんな~、明日から夏休みですよ~♪
棚のお荷物も全部持ってきましょ~ね~♪』
『は~い』『は~い』『は~い』
ぞろぞろと棚に集まる園児たち。
その時僕は、おそらく長期間逢えない事になるだろう姫の姿を目で追っていた。
『あ~あ… さみしいな…』
その時姫は僕の目線に気がついて…
《にこっ》
ん~♪かわゆいっ♪
って思った瞬間に姫に近づく影が!
《ぶちゅっ!》
そいつは人混みにまみれてほっぺにキスして逃げていく!
僕はしっかりこの目で見た。ゆきおだ!
キョトンとして動かない姫から目線を外した僕は…
『ゆ~き~お~ぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!』
だだだだ~っと人混みに突っ込み必殺のライダーキック!!
《バキッ 『ぐぇ』 ドテン 『うぇぇぇん』》
ふんっ!人の女に手を出しやがって…
『なんしよるとね いろ!』
うわぁ…鬼ばばあ先生やん…
『いっつもあんたは…皆が帰るまでおもてに立ってなさい!(怒)』
『ちがうとよ先生、ゆきおが…』
『ちがうくない!いいからグラウンドに出てなさい!』
『あぃ……』
グラウンドに立たされる僕。
窓際を見ていると…
ゆきおが《あっかんべ~》をしていた!
腹が立っておもわず足元の砂を集めてゆきおにむかって投げた!
『ぱちぱちぱちぱち』
ぐぅぅぅ…ガラスの向こうにいやがった…
しかも開いている窓際にいる他の園児には砂があたってしまい、《うめぐみ》は阿鼻叫喚の世界に…
『こりゃぁぁぁぁぁ~!いろ!なんばしよるとねアンタはぁぁぁぁぁぁ!(怒)』
うわぁ…
僕は反射的に逃げてしまった。
逃げる僕…
追う鬼ばば先生…
ちぢまる距離…
間一髪ですべり台付きのアスレチックの中に逃げ込む僕…
ほえる鬼…
『こ゛ら゛~!こ゛っ゛ち゛に゛こ゛ん゛か゛ぁ゛ぁ゛~!』
これが怖い事怖い事…
『いやばぃ!せんせ~叩こうが!』
『あ゛~た゛~り゛~ま゛~え゛~や゛~ろ゛~も゛~~~ん゛!』
そんなのそっちにいけるかっ!
その時、園長先生が登場♪
『いろちゃん…大丈夫。出てきなさいな。』
救いの神が降臨した!
まるでホントのばあちゃんに甘えるようにアスレチックから出る僕。
《ぎゅっっっ》
ん?
んんっ???
いや…なんか首が痛いんですケド…
《は~い先生…捕まえたわよ~♪》
てめぇ園長…お前も仲間かぁぁ!!??
たかが女
されどはばぁ…
幼稚園児の親な皆様は試してみたら解るはず…
女の力でも、首元をギュっと後ろから掴まれたら……
ガキは子猫のように力が入らなくなるのだ。
《へへへっ……ようやく捕まえたわよ…さて………………どう料理してやろうかしら…♪》
的な目線を投げかけながら近寄ってくる鬼…
いやだぁぁぁ~(泣)
当然のように下半身をむき身にされ…
《バシっ》
『あ゛ぁっ』
《バシっ》
『いぃっ』
《バシっ》
『うぅぅ…』
《バシっ》
『ええぇぇ』
《バシっっっ》
(誤)『おぉぉぉふ…♪』
【いや…なんか間違えましたね♪】
(正)『うわ~~~~~~~~~ん(泣)』
ま…5連発生尻叩きは定番でありながら最強の罰だった訳で…
痛さにより、とめどなく頬を流れ落ちる涙…
涙に濡れた視界に映る憎らしい影…
ゆきおだ。
ゆきおは僕が叩かれている一部始終を見ていた。
涙で視界が歪む眼(まなこ)を拭う僕。
ガラスの向こうにいるゆきおの姿がはっきり…
両手の親指を耳に入れ、指をヒラヒラと…
舌を出して目を真ん中に寄せてやがる姿が見えた!
その仕草の憎らしい事と言ったら…
僕は
『もいちど泣かす!』
心に決めた。
先生だけが【うめぐみ】に帰り、さようならの挨拶をした。
ぞろぞろと出てくる園児に混じり、ヤツが僕を通り過ぎる。
『ばかや~~ん』
通り過ぎながらの一言…(怒)
これが悪かった…
反射的に追いかけてアントニオ猪木の必殺技、【延髄切り】を蹴ってしまった。
しかもメガヒット!!!
だだだ~っと走り込み、これ以上無い角度で首筋に勢いを付けた延髄切り(蹴り)
ぶっ倒れるゆきお。
右手親指で自らの鼻をピンとはじき…
『くらすばぃ!』
(殴るばいって意味)
決まった!
我ながら完璧♪
まさにブルース・リー♪
『い"~~~~ろ"~~~~~!!』
うわわわわわわ~!
逃げろ~~~~!!!
夏休みも終わり、幼稚園に通い始めた僕。
ん~…変だ…
姫が輝いてるように見えないのだ。
何故か興味がもてない…
何故なのかは…のちに判明した。
【ゆきおに汚された感】があるのだ。
ごめんよじゅんこ姫…
その後…
おままごとゴッコも僕の興味はこころちゃんに向いてしまう…
2つ歳上の姉が2人には居て、もともと母親同士が知り合いって事もあり…
距離は急速に縮まっていった。
天真爛漫なこころちゃん
『【あたしね、囲炉ちゃんのお嫁さんになる~♪】
って言ってたよ!』
こころちゃん家族とうちの母親がスーパーなどで会うといつも言われていたらしい…
照れる僕は『僕は好きじゃないもん~』
と…去勢を張っていた。
……………………………
一年半ほど前に偶然こころちゃんと小料理屋にて再会。
凄い素敵な笑顔だ。
『俺の嫁さんになってくれるって言ってたの覚えとる?』
『え~…なんとなく記憶にあるけどぉ(笑)よく覚えとるよね!』
『そりゃそうさ。当然まだ結婚してないんやろ?』
『独身よ♪』
『わぉ!じゃ…約束を果たそうか♪』
『ふふ…コブが3つ付いてくるけどいいの?(笑)』
『結婚してたん?ちゅうか離婚してたんや!』
『ふふふ…しかも私は×2よ…(笑)』
天真爛漫なこころちゃん…
天真爛漫すぎでしょう…
連絡先を交換せずにサヨナラしたのは言うまでもない話だった。
6章 淡い想いから
完
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