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機動戦士ほのガンダム 〜宇宙に舞う9人の歌姫〜

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自由人
17/07/08 15:08(更新日時)

あらすじ

人類が、その増えすぎた人口を宇宙に移民させるようになって、すでに半世紀以上が経過していた。
地球の回りに浮かぶ巨大な人工の大地、スペースコロニーは、人類の第二の故郷となり、人々はそこで子を生み、育て、そして死んでいった。

宇宙世紀七十九。
地球から最も遠いスペースコロニー群、A-RISE3は、UTX国民こそ宇宙の最先端を名乗り歌と歌姫による軍事国家と化し、A-RISE歌公国の名を掲げ独立戦争を挑んで来た。
開戦後、わずかにひと月とたたずして、人類はその総人口を死に至らしめまたA-RISE歌公国に寝返る者もいた。
人々は、その、自らの行為に恐怖しまたA-RISEの歌声に惹かれていた。

しかし、後にu’s(ミューズ)と名乗る9人の少女が歌姫となりひとりまたひとりと終結していた。“ほのガンダム”という希望の名の下に……。

注 世界観設定は基本的に宇宙世紀シリーズに沿いますが、アナザーガンダムなど他ガンダムシリーズの機体や世界観も入ってくると思います。
オリジナル作品とは多々、異なる点はご了承ください。

16/10/31 15:28 追記
絢瀬絵里と亜里沙の登場はたぶん遅めの予定。
u’s 結成までには時間かかる可能性あり。
今後、にこは過去とサーシェスと向き合いソレスタルビーイングとして戦いに身を置く。ただしこころたちは忘れずまた穂乃果たちを影ながら支援。
ことりはトロワと行動を共にし平和を考えた連合指導者親族へ贖罪の旅。その後はゼクスによって修復されたウイングを見る、が後にホワイトベースと合流するかは未定。

No.2376760 16/09/13 07:59(スレ作成日時)

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No.201 17/03/23 15:45
自由人 

ほぼ同じ頃に通りがかった真姫は絵里の『認められないわ』発言を耳にして彼女がスパイと確信し落ち着きを保ちながら穂乃果たちに知らせたら彼女たちはババ抜きをして役に立ちそうになくやむなくいちおうまともな希のもとに向かうが。

真姫 「たいへんよ!希」

希 「こっちもたいへんや!真姫ちゃん!」

希の部屋を見るとパソコンで何かの画像を加工してるようだった。
何をしてるかたずねると先ほどの穂乃果と海未のやり取りを動画にUPしようとしてるようだった。

真姫 「たいへんなのよ!さっきの絵里というのがUTXのスパイらしいの」

ふ〜ん、と希は真姫に背中を向けて動画を加工していた。
思わず真姫はムカついた。

真姫 「だ〜か〜ら〜!スパイがいるの!」

希 「いやいやあんなんがスパイつとまるやったらポンコツスパイやで」

希はまったく相手にしないようで仕方なく穂乃果たちのところに戻ろうしたら腕を掴まれた。

真姫 「艦内に知らせないとならないのに。なに?」

希 「いやね動画を加工したいんやけどウチな上手にでけへんね。頭よくて美人でスタイルいい真姫ちゃん手伝ってえな」

真姫 「お、おだてたってむ、無駄よ……」

希 「美人の真姫ちゃん」ウルウル

仕方なく真姫は椅子に座り加工作業をした。
映像パターンは三パターン考えたという。
ひとつは矢がライフルにあたり穂乃果と海未が黒こげになる。
ひとつは穂乃果だけが黒こげになりもうひとつは海未だけが黒こげになり笑いを取る合計三つのパターンだった。

真姫 「アイドルの動画よね?」

希 「そやね。まあいいやん」

アイドルの動画と確認したのに希は悪びれることなく瞳を輝かせていた。
後にこの動画は戦後流され海未が黒こげになるパターンがいちばん人気になったという。
UTX軍マッドアングラー隊のシャアは密かに作戦を立てながらA-RIZEの動画を見ていた。

No.202 17/03/23 19:00
自由人 

シャアはマッドアングラー内の私室でスペースシップアイドルの動画を見ていた。
しかしわからないものだ。あの因縁の艦からスペースシップアイドルが生まれるとはな。
最近では“エクシア25”なる謎のちびっこまでいる始末だ。
ブリッジからシャアに連絡が入る。

ブーン 『大佐、攻撃時間前です』

シャア 「わかった」

そのままシャアはデッキに向かいブーンをはじめとした兵士たちがいる。そして見慣れない大型の機体モビルアーマーが目に入る。

シャア 「ブーンやれるか?」

ブーン 「やれます」

彼の言葉にUTX魂ジオン軍人魂の響きがあった。
どこまでやれるか、とも思うのだが。
そして出撃時間が迫りシャアは赤いズゴッグに乗り込みホワイトベースの弱点を突くつもりだ。

シャア 「ズゴッグ出るぞ」

穂乃果 「1、2、1、2!」

海未 「タイミングを合わすのです!」

穂乃果 「ほいさ!?きゃ!?」

展望デッキでダンスレッスンをしていた穂乃果と海未あやうく艦から落ちそうな衝撃に驚いた。

穂乃果 「な?なに」

海未 「敵襲です。いきますよ」

扉を開けるとこちらも凛と花陽が抱きつき転がっていた。

りんぱな 「……」

海未 「いきますよ」

穂乃果 「元気だね」

しみじみとするがブリッジに向かうと敵は新型の機体で攻撃しているらしい。
ブライト 「このままではやられる」

アムロ 「二機のガンダムなら水中戦に耐えられます」

穂乃果 「おお。大西洋で海水浴だね」

海未は無言で突っ込みをすると皆が胸の内で拍手した。

穂乃果 「いたい」

凛 「ジム系では深い海はむりにゃ」

花陽 「なおさらむりです」

真姫 「機体の性能はなかなか限界越えれないから」

希 「せやね」

ホワイトベースは武装がほぼない下面からの攻撃を受けてこころたちは転がっていた。

こころ 「きゃあ」

ここあ 「なんの」

虎太郎 「ころがる」

カツ 「アムロのお兄ちゃんたちどう戦うんだ」

レツ 「敵は水の中」

キッカ 「泳ぐのよ!」

穂乃果と同じ発想するキッカだった。
二機のガンダムはカタパルトから海中に降下した。

No.203 17/03/24 05:45
自由人 

アムロ 「アムロいきます」

穂乃果 「ほのかいくよ」

二機のガンダムは大西洋に飛び込んだ。
目の前に現れたのはシャアの赤いズゴッグ、ブーンのグラブロに他にズゴッグタイプだ。

アムロ 「シャアか」

穂乃果 「トリさん?カニさん?」

ブーン 「鳥でもカニでもないわ〜!!」

ブーンのグラブロが凄まじい推進力で進み魚雷を放つ。吹き飛ばされる二機のガンダム。

穂乃果 「目がまわる!?あわわ」

アムロ 「いくらガンダムが汎用でもこれでは」

ホワイトベースにいる者はなんとかガンダムを援護できないか考えた。

ブライト 「ホワイトベースを背面飛行してミサイルを放つか」

ミライ 「こちらが狙われるのに」

希 「いまもドカドカ受けてるで」

真姫 「Gファイターやガンペリーから攻撃すれば」

Gファイターは不運なことに整備中でありそれを聞いていたミハルは心が痛んでいた。
あたしがUTXにスパイしたから。彼女はこころやカツたち子どもがいることを知ってしまった。
絵里は隠れた部屋でガッツポーズを取っていた。
しかし亜里沙が言う。

亜里沙 「この艦が沈んだらあたしたちも海の藻屑だよ」

絵里 「あ、ヘルプミー」

凛 「海の藻屑」

花陽 「海未ちゃんはもずく好き?」

海未 「はい?」

りんぱな 「なんでもないよ」

どこからか聞こえた会話をそのまま喋る凛と花陽だった。
カイはガンペリーに乗り込むのをミハルは追いかけた。

ミハル 「カイ、あたしにもやらせて」

カイ 「ダメだ!ホワイトベースにお前はいろ」

ミハル 「これはあたしの責任でもあるんだよ」

やむなく彼女をガンペリーに乗せ敵潜水艦の方向へ向かう。
絵里はあたふたしていた。

絵里 「いやいや。大佐助けて」

亜里沙 「スパイなんだから覚悟しなさい。雪穂……」

亜里沙は慌てる姉とちがい雪穂との別れをしみじみ思う。

No.204 17/03/25 15:18
自由人 

ほのアム 「うわぁ〜!?」

ふたりのガンダムはグラブロの巨大なアームに掴まれそれぞれ片足を失い水中を漂うところをグラブロがさらに襲う。

ブーン 「大佐みてください!白い奴はもうすぐ海の藻屑でさあ」

シャア 「ああ」

そう答えるシャアだが木馬と二機の白い奴等は常になにかしら危機を乗り越えるはずだった。
期待か不安かそれはわからない。あくまで本作戦は足止めなのだから必死に倒すことはないのだと思った時だ。
海面からミサイルが見え爆発が広がる。

シャア 「木馬か」

ブライト 「敵が水中ではビームは効かん!ミサイルで応戦しろ!」

シャア 「ちいっ」

舌打ちをするシャアは海面から海中への爆発の泡が視界を遮られた。
ブーンに命令する。

シャア 「白い奴等に気をつけろ!!」

しかし時すでに遅かった。二機のガンダムが姿を消していた。
やられたのか海中に没したのか。いやそんなことはなかった。
何と二機のガンダムは互いで肩を組みそれにより推進力を合わせていた。

穂乃果 「溺れるところだったよ」

アムロ 「いいアイデアだ穂乃果くん」

爆発で海中が泡で満たされた際に穂乃果はとっさにアムロのガンダムと肩を組みあわせた。二人三脚のように互いの肩を繋ぐことで重くはなるが海中ではある。
いくぶんの浮力もあり互いのスラスターを合わせることで推進力が増すのだった。

ブーン 「二人三脚ごときでこのグラブロに勝てるものか」

その頃、カイとミハルは敵潜水艦を探していた。後方にいるのがソナーにより発見された。
カイはガンペリーのハッチを開きミサイルを発射しようとしたが。

カイ 「なぜだ!?なぜ動かねえ!」

整備不良であったのか長い戦いの間で配線に不備があったようだった。思わずミハルはハッチのある下部に走った。

カイ 「ミハル!?」

ミハル 「手動であたしがやるよ!カイはしっかりあいつらを狙うんだよ」

ミハルはミサイルがあるハッチにたどり着き手動でミサイルの発射を解いた時だった。
ミサイルの噴射と大気の気流により安全ベルトをしてなかった彼女は大西洋の海に身を投げ出された。

ミハル 「ああ……。カイ…あんたに出逢えて……」

それが彼女の最期の言葉だが伝わるものではない。

No.205 17/03/25 19:25
自由人 

ブーン 「二機の白い奴が肩を組んだだけではないか!このモビルアーマーに勝てると思うか」

グラブロの赤い巨体が強力な推進力を持ち迫る!しかし穂乃果とアムロもまた気迫を持つ!

穂乃果 「今夜はトリ鍋だよ!」

アムロ 「いやカニだ!て関係ないし!」

二機のガンダムはビームサーベルを持ちグラブロの巨体にサーベルを放ちそのまま突き刺す!
瞬間、ブーンのいるコクピット内が機能を停止してゆく各部から爆発してゆくのだった。

ブーン 「ば、バカな!大佐ぁ〜!?」

シャア 「ブーン。よくやった方だが……なんだ!?」

グラブロの爆発を見届けているとマッドアングラーらしい潜水艦が同時に爆発し随伴しているユーコン級から帰還信号が出ているのが見えシャアはここまでかと頷いた。

穂乃果 「逃げていく」

アムロ 「いやシャアはしつこくは追いかけないようだ」

戦闘が終わり二機のガンダムはホワイトベースに引き上げられそしてカイからミハルの行方不明が泣く泣く伝えられた。

カイ 「アムロ!お前は見ただろうミハルをよ」

アムロ 「いえ」

穂乃果 「誰のこと?」

海未 「どうやらスパイが乗ってたようですね」

真姫 「(もうひとり乗ってるんだけど)」

希 「(ん?あんなんがスパイつとまるんやったら宇宙中はスパイだらけや)」

凛 「ミハルて誰にゃ」

花陽 「さあ」

アムロ 「カイさんの私室に誰かをいたようなのは見た気はしますが。誰かまでは……」

ブライト 「乗員名簿にもないのではな。確認のしようがない。だがスパイだったのか」

カイ 「ミハルは…ミハルは…」

カイの言葉は誰の耳にも届くことはなかった。それを見た絵里は次の寄港地でとっとと降りようと心に決めていた。

絵里 「ジャブローで降りるわよ」

亜里沙 「つまりはそれまでは雪穂と一緒!u’sのいちばんの海未さんのサインもほしいかな」

亜里沙は修学旅行の気分だった。彼女は海未にサインを求めていた。

亜里沙 「さ、サインください!」

海未 「はい?あなたも『ガンタンクと海未』の読者ですか」

亜里沙 「みゅ…u’sのファンです!」

その言葉に海未は心から感激してしまった。心からの涙であった。

No.206 17/03/25 20:13
自由人 

大西洋を進むなか妙に海未がしあわせそうにほくほくなのが気になる穂乃果だった。

穂乃果 「海未ちゃんなんかあったの?下痢?便秘?」

海未 「なぜ下痢や便秘でしあわせに感じるひとがいるんですか!ちがいますよ。サインを求められたんです!u’sの海未として」

ほのりんぱな 「おお」

花陽 「(つまりはu’sに入ればチヤホヤされてアイドル気分なのですね!)」

凛 「つまりはu’sに入ればデカ盛りラーメンのタダ券が手に入るのにゃね」

真姫 「凛はなんでもラーメンに変換するのね」

希 「カイさんは気の毒やったけどな」

花陽 「あ、あの穂乃果ちゃんに海未ちゃん」モジモジ

花陽はu’sに入りたいという一言がいつも言えずにいた。
凛はカップ麺が出来上がるのを三分待っていた。

凛 「まだかにゃまだかにゃ」

真姫 「(幼馴染みの花陽がu’sに入りたいのがわからないのかしら)」

希 「(凛ちゃんやからね)」

海未 「はい?どうしました」

穂乃果 「雪穂は亜里沙ちゃんというのが仲がいいみたいだね」

花陽 「あのあの……おやすみなさい!」

まきのぞ 「」コケッ!!

海未 「はい、おやすみなさい」

まきのぞ 「(なにやってんのよ。花陽(ちゃん))」

穂乃果 「海未ちゃんはいいお姉さんだね。体力バカなところをのぞけば」

海未 「誰が脳筋ですか!あなたというひとは!」ガミガミ ガミガミ

穂乃果 「ひ〜ん」

凛 「いただきますにゃ!」ズルズル

ナレーション永井一郎 『大西洋を抜けるホワイトベースはジャブローを目指す。カイ・シデンはひとつの哀しみを知り小泉花陽はu’sに入りたい。キミは生き延びることができるか?花陽はu’sに入ることができるか?』

花陽 「はあ〜、あたしてダメだな」

凛 「最近のラーメンは美味だにゃ」

真姫 「やれやれ」

希 「スピリチュアルやね」

絵里 「(早くジャブローに着いて降りたいわ)」

亜里沙 「海未さんも好きだけど雪穂もすき!」

雪穂 「//////(姉貴にはファンがいないのがうれしいのかかなしいのか)」

ナレーション永井一郎 『キミは生き延びることができるか』

No.207 17/03/25 22:01
自由人 

ホワイトベースは南米のジャブローに辿り着こうとしていた。
しかしいまだに小泉花陽はu’sに入りたいと言い出せなかった。

花陽 「はあ入りたいな」

穂乃果 「?」

海未 「入れますよ花陽」

花陽 「え?」ドキドキ キターッ!?キタヨネ キタネ キタネ♪

海未 「ほら、南米ジャブローの地下基地の入り口がホワイトベースを迎えてくれますよ」

ブリッジの窓から見える光景は密林から入り口ゲートが大きく開いて一見すると地下基地とはわからない光景であり壮大であった。

花陽 「その入りたいじゃないのに」ウルウル

海未 「泣くほどうれしいんでしょうか」

穂乃果 「?」

まきのぞ 「(なんて鈍いのよ。このふたりは!!じれったい)」

ホワイトベースがゲートに入るなか真姫と希は地団駄を踏んでいた。
ちなみに命拾いをした絵里は安全にジャブローに着いたことに涙した。
亜里沙は雪穂との別れが近いことに涙した。

穂乃果 「そういえば海未ちゃん。最近ジャブローの基地内にメイドカフェができたんだって」

海未 「なんでもミナリンスキーとかいうメイドがいるらしいですね」

凛 「皆凛が好き!?」

希 「ちゃうちゃう」

絵里 「認められないわね。この艦のスペースシップアイドルは」

ホワイトベースはジャブローの地下ドッグにゆっくり着陸していった。

ブライト 「なんとか着けたな」

おやどり 「ええ(でもことりは宇宙に向かったかしら)」

ブライト 「みな休息に入ってくれ。ただしレビル将軍から指令や辞令がある場合は集まるように。以上!」

アムロ 「メイドカフェがあるのか」

カイ 「け!アムロも物好きだな」

ハヤト 「フラウがメイドコスをしてくれたらな」

リュウ(幻影)「海未、俺がメイドコスをしてもいいのか」

海未 「しないでください!なんでリュウさんはあたしの前に現れるんですか!?」

アムロカイハヤト 「」ビクッ!?

穂乃果 「う、海未ちゃん。メイドカフェに行く前にジャブローの病院で診てもらう?」

海未 「だ、大丈夫ですから」

次の指令があるまで乗組員はみな休息するのであった。

No.208 17/03/27 14:10
自由人 

ホワイトベースの側にはいかつい顔の士官が修理補修作業をしているのが穂乃果やアムロたちの目に入った。

ウッディ 「すまないがガンダムのパイロットいうのはキミたちか」

穂乃果 「ほのかだよ」

アムロ 「はい、アムロ・レイです」

ふたりを確認するとウッディはかんたんに自己紹介をしマチルダの婚約者ということを明かした。

アムロ 「マチルダさんと婚約してたんですか」

穂乃果 「アンパンマンがこんにゃく!?」

うみりんぱなのぞまき 「」(゜o゜)\(-_-)

穂乃果 「みんないたいよ」(/≧◇≦\)

穂乃果の冗談にウッディは顔に似合わない笑みをしてた。

ウッディ 「今日はゆっくり休みたまえ。ホワイトベースや艦載機は我々が修理や整備をしておく」

彼はいくぶんの優しさを含みながらアムロや穂乃果たちに休みを促した。
その少し前。
穂乃果に皆がツッコミをしたのをメイド姿のある者が見ていた。

ことり 「穂乃果ちゃん!?海未ちゃん!?……そうか、ジャブローに無事着いたんだ」

安心しながらもことりはそそくさとメイドカフェ“レビルン♪”に戻った。
穂乃果たちはジャブローにあてがわれた施設に向かいようやく休息とあいなった。

穂乃果 「つかれた」

海未 「休んでください。うふふ」

雪穂 「あたしは亜里沙のところに行くね」

雪穂は疲れていたが亜里沙ともう少し話をしたくなり彼女を探したがすでに姿は消えていた。
実は絵里と亜里沙のふたりはジャブロー地下基地を下り川を下りなんとかUTX軍に遭遇し保護された。

兵士 「大佐、木馬に潜入させたスパイ二名を保護しました」

シャア 『二名?三名ではなかったのか』

兵士 「いえ一名は行方不明の模様ですが」

その一名が大西洋で命を落としたミハル・ラトキエであることをシャアは知る由もなかった。

シャア 『その二名を私のもとに連れてきてくれ』

兵士 「了解」

絵里 「助かったわ」

亜里沙 「雪穂……」

亜里沙は後ろ髪に引かれる思いながら兵士の指示に従い姉の後についていく。
仮面をつけた赤い彗星シャア・アズナブルは快くふたりを受け入れた。

シャア 「ご苦労だった絢瀬絵里くんに絢瀬亜里沙くん」

No.209 17/03/27 20:43
自由人 

翌日、穂乃果たちはジャブローでの休息を楽しんだ。
しかし海未の様子がおかしいことにひそかに気づいていた。彼女はジャブローの地下にある街そのものよりじっと岩肌の壁面を見つめているのだ。

穂乃果 「(これはヤバいかも。メイドカフェに先にいくべきかいかざるべきか)」

凛 「(どうしたにゃ穂乃果ちゃん?)」

花陽 「(なんでヒソヒソしているの)」ヒソヒソ

真姫 「なによ」

希 「せやで。なにヒソヒソ話をしてるん?」

この時園田海未はある決断をした。

海未 「よし!ジャブローロッククライミングアタックです!!」

穂乃果 「あちゃ〜!?ついに海未ちゃんの○○アタック病が来ちゃったよ」

まきりんぱなのぞ 「○○アタック病?」

海未 「みんな待っててください!すぐにジャブローロッククライミングアタックの準備をしますから!」

やばっ、と思い穂乃果はすぐさま逃げようとしたがガンタンク乗りとは思えない素早さで登山道具六人分一式を用意した海未は戻ってきた!

海未 「お待たせしましたみなさん」

穂乃果 「待ってないよ!海未ちゃんはがんだむファイターかコレン・ナンダーなの!?」

海未 「誰がコレン・ナンダーですか!」ガミガミ

海未の説教にやられた穂乃果は満身創痍であり倒れた。

海未 「ということでみなさんには休息ついでにジャブローロッククライミングアタックをしましょう」

穂乃果 「さらりと言うところがこわいよ」

凛 「メイドカフェに行きたいにゃよ」

真姫 「ジャブローで取れるお茶は美味しいらしいし南米だから」

海未 「……この軟弱者どもが!何しに戦っているんですか!!山に生き山に登りしこそが山ガールのつとめ!!さあ!行きますよ」

花陽 「断れない状況です」タスケテー!ケテー ケテー……

希 「花陽ちゃんの声がジャブローに響いているな」

五人はいやいやながらジャブローロッククライミングアタックに付き合わされました。
真っ先にダウンしたのは穂乃果と花陽でした。

穂乃果 「おお!?エレベーターがあるよ」

花陽 「エレベーターを開発した人に感謝だね」

海未だけは意気揚々とジャブローの岩肌を登っていくのだった。

真姫 「山ガンタンクね」

No.210 17/03/27 21:21
自由人 

その頃、メイドカフェ“レビルン♪”でバイトしていることりは花陽の悲鳴らしきものが耳に伝わった。
タスケテー ケテー ケテー……。

ことり 「花陽ちゃん?気のせいかな」

次のお客様が入ったらしくことりは明るく元気よく挨拶したが来客した相手が悪かった。

ことり 「お帰りなさいませ♪お嬢様❤」

おやどり 「!?こ、ことり!?なぜジャブローにいるの!あなたは宇宙に帰ったのじゃないの。なぜメイド?メイドカフェになぜいるの」

ことりは久しく会ってなかった母親にしばらく叱られメイドカフェにいたレビル将軍はまあまあと仲直りさせていた。
戦争もこのように仲裁をできたらいいなと思うレビル将軍でありよきおじいちゃんであった。
しかしその頃、ジャブローロッククライミングで地上に向かっていたのは海未ひとりであった。穂乃果たちはエレベーターで一足先に地上に着いていた。

凛 「ジャングルにゃ」

花陽 「遠足の気分だよ」

希 「ある意味スピリチュアルに満ちあふれてるかな」

真姫 「そういえばこの辺の近くでネオジャパンのドモン・カッシュがネオドイツのシュバルツ・ブルーダーに修行させられてなかった?」

海未 「そ・の・と・お・り・で〜す〜ね!」ハアハア ゼイゼイ

ほのまきりんぱなのぞ 「!?」ノボッテキチャッタノー!?

何千メーターもある岩肌を登ってきた海未に一同は唖然とするしかなかった。
しかし海未に目的があった。

海未 「手分けしてネオジャパンガンダムファイタードモン・カッシュさんを探しましょう」

ほのまきりんぱなのぞ 「メイドカフェは?」

海未 「それは私がドモンさんやシュバルツさんに会ってからですね」

何事もさらりと言いのける彼女をいっそのことこの何千メーターとある崖から突き落としたい気分が南米に吹く風と共に穂乃果たちにあった。
ふと海未はあることに気づいた。

海未 「あれはギアナ高地ですか!!ド〜モ〜ン〜さ〜ん〜!!」

運よくギアナ高地の付近に出たらしく海未の視力はドモンにシュバルツ、シャイニングガンダムらしい機体を見つけたようだ。

真姫 「海未は南米かアフリカの原住民かなにかかしら」

穂乃果 「頭はがんだむファイターなみかな」

No.211 17/03/28 07:48
自由人 

穂乃果たちはギアナ高地を目指しバギーを走らせていた。ちなみに運転しているのは希。
バギーを取りに再び地下基地までエレベーターで戻ってきたのだ。

真姫 「免許持ってるの?」

希 「エヘンやね」

ちなみに海未だけはバギーに乗らず自分の足でガンダムファイターに会いにいくと言い出して聞かず凛でさえ2、3キロ走っただけで高地に慣れずにバテていた。言うまでもなく酸素ボンベを積んである。

穂乃果 「だいじょうぶ〜!海未ちゃ〜ん!!」

海未 「ハアハア!ゼイゼイ!だ、だいじょうぶ〜で〜す〜!!」

真姫の目にはどう見ても大丈夫にはみえなかった。ほどなくしてギアナ高地にいるシャイニングガンダムの機体が見えその付近で修行をしているドモン、彼を見守るレイン、修行を指導しているシュバルツがいた。

レイン 「あなたたちは?」

穂乃果 「サイド7にいていまは連邦軍のお世話になっているほのかだよ。こんにちは」

花陽 「花陽です」

凛 「凛にゃ」

真姫 「アナハイム・マキエレクトロニクスの真姫よ」

希 「東條希や」

ほのことりん 「またの名をどんたん希ちゃんもしくはう゛ぁーちぇのんたん」

希 「重モビルスーツちゃうで!ワシワシMAX!」ワシワシ ワシワシ!

シュバルツ 「おお!?一度に三人を倒すとは。みごとだ」

レイン 「同じ日本人としてなんか恥ずかしい」

そして遅れて海未がやって来てドモンも滝での修行を終えたようだ。

ドモン 「シュバルツ。今日はこれでいいか」

シュバルツ 「うむ。まだそのような心がけでは錆びた刀で大木を切るのはまだまだだがな

ドモン 「明鏡止水か」

明鏡止水といういかにも道を極めんとする表現に海未は疲れた身体を振り切りふたりのガンダムファイターに近づいた。

海未 「お願いです!シュバルツさんドモンさん私にも修行をお願いします!」

ギアナ高地を歩いてきたにも関わらず彼女は疲れ知らずだ。
穂乃果たちは思う。
どこまで強くなりたいの、と。
腕を組みシュバルツは瞑想するのように考える。

シュバルツ 「うむ、ドモン。お前にとってよき修行相手となるかもな」

海未 「ありがとうございます!」

海未は感涙し頭を下げていた。

No.212 17/03/28 09:52
自由人 

ナレーション秋元洋介 『こうしてぇ!園田海未を加えたドモンたち一行は修行を始めた……のだが!』

シュバルツ 「園田海未か。どこかで聞いたことがある懐かしい響きだな」

レイン 「そのむかしに園田流という道を極めんとする一家か一族がネオジャパンにいたらしいわ」

ドモン 「そうなのか」

しかしシュバルツは海未を見て錆びた刀を手に言う。

シュバルツ 「園田海未とやら、ためしにこの刀でこの大木を切ってみるか」

海未 「ですが今日は本調子でありませんが」

凛 「大西洋からようやくジャブローに着いたかと思いきや海未ちゃんは地下基地からここまで上がってきたんだよ」

花陽 「よほどガンタンク乗りでストレス溜めてたみたいだしね」

しかし海未は錆びた刀を手にする。

穂乃果 「とても地球や宇宙のあちこちで戦いが起きている未来世界にいる女子高生の姿じゃないね」

希 「むしろ西暦しかも日本でいうところの昭和のスポ魂の汗くさい女子高生のようやな」

真姫 「イミワカンナイ」

海未 「まあやってみましょう」

ドモン 「ふん。この俺でさえムリだったんだぞ。お前ごときが……!?ぬわにっ!?」

海未がふうとひと呼吸した後に大木に刀を向けて降り下ろすと大木は一瞬、切れなかったように思えたがそのまま斜めに音も切られ大木の上半分は地面に大轟音を立てて穂乃果と凛の方に倒れていった……。

ほのりん 「!?うわっ!?」

海未 「大丈夫ですか!?ふたりとも」

尻餅をついたふたりは怒るような目で叫んだ!

ほのりん 「大丈夫じゃないもん!殺す気か!!」

シュバルツ 「いやいやふたりともが悪いぞ。彼女と向かい側に立ってただろう、彼女はただ木を切っただけだ。それにしても……」

ほのりん 「むっ」

花陽 「こわかったね」

希 「命拾いしただけめっけもんや」

シュバルツは思う。
本調子ではないにしても錆びた刀で大木を斬れるとはたいしたものだった。
かたやドモンは目の前で起きた事態に目や口をあんぐり開けていた。

ドモン 「ば、バカなぁぁぁ〜!!」

レイン 「ネオジャパンのガンダムファイターより強いんじゃないの。あの娘」

レインの言葉に肩を落とした。

No.213 17/03/28 14:58
自由人 

穂乃果 「よし!今日こそはメイドカフェにいくよ」

海未 「行くんですか?修行の方が楽しいですよ?」

ほのまきりんぱなのぞ 「イヤイヤ」

凛 「メイドカフェにいっくにゃあ〜♪」

花陽 「待ってよ凛ちゃん」

希 「走ったらあかんで」

真姫 「引率の教師みたいね」

穂乃果 「ほらほら♪今日はメイドカフェ“レビルン♪”にいくよ」

海未 「メイドカフェは逃げませんのに」

穂乃果 「むっ、ドモンさんたちや修行も逃げないと思うよ」

ああ言えばこう言うみたいに言い返され不承不承ながら六人はジャブローにあるメイドカフェ“レビルン♪”に着いた。
ここで運命的な再会があることを知らずに。

ことり 「お帰りなさいませ〜♪お嬢様……がた…!?」ハノケチェン!?ンミチャ!リンチャ!パナヨチャ!マキチャ!ノゾドム!?

希 「誰がドムや〜!!」ゴゴゴ

ことりは真っ先にジャブロー内を逃げ出した!追いかける穂乃果たち!

穂乃果 「待ってよ!ことりちゃん」

海未 「待つのです」

ことりは急にストップしオランダの風車の着ぐるみを来てみんなが通りすぎるのを待つ。

ことり 「(ネーデルがんだむもーど!)」

凛 「どこにいったにゃ!」

花陽 「パナヨチャではないです!」

真姫 「いたわ!」👆

再びことりはダッシュし次はセーラー服に着替えた!

ことり 「(のーべるがんだむもーどだよ❤)」ルンルン♪

穂乃果 「じ、女子高生だ!あたしたちとおんなじ」

海未 「あなた、頭にトサカをつけたメイドの女の子を知りませんか?」

ことり 「シラナイヨ」

そうですか、とふたりは納得し広大なジャブロー基地内を探した。
その隙を突いてことりは再びメイドカフェ“レビルン”近くに戻った。
しかしそこには希がいた。

ことり 「ハアハアフウフウ、たすかった」

希 「それはどうかな?ウチはドムでもヴァーチェでもあらへんで」キッ!

あっさり希に捕まりレビルンでことりは事情を話した。
宇宙に帰ろうとしたがどこの宇宙港も戦時下で使用が困難だったことやすでに母であるおやどりに見つかったこと。

ことり 「だからここでバイトして宇宙に行くつもりだったの♪」

No.214 17/03/28 19:04
自由人 

海未 「ともかくことりは宇宙に帰るまでここにいるんですね」

ことり 「うん」

軍人たち 「ミナリンスキーちゃん♪」

ハーイ、と笑顔でことりは答える。凛は自分のことでないと悟り涙し花陽はよしよし慰めた。

凛 「ことりちゃんのことだったとは」

花陽 「世界は広いようでせまい」

海未 「それにしても仮にも連邦軍人ともあろう者たちがことりというメイドにうつつを抜かすとはレビル将軍たち高官高級将校たちに怒られますよ」

と言った瞬間だった。
背後からやたらおじさんズぽい声が多くした。

レビル他高級将校 「ミナリンスキーちゃん!!!!」

海未はカップに頭からぶつけた!!

穂乃果 「おお!?海未ちゃん斬新な飲み方だね」

海未 「ち〜が〜い〜ま〜す〜よ!!軍人といえばお堅い職業であり民間人を守りし尊いお仕事なのにことりにうつつを抜かすなんて」

ことり 「だってバイト代がないと宇宙にいけないから」

真姫 「まあことりの事情は鑑みるとして」

ことりは海未がこぼした紅茶を淹れ直していた。海未はこれならガンダムファイターの方がまともに思えた。

海未 「軍人はともかくこれならガンダムファイターの方がまともかもしれませんね」

と胸を張って言った時だった。今度はやたら男くさい声が別なところから飛んできた。

? 「ミナリンスキーちゃん〜!!!!!」

海未は再びカップを頭からぶつけ今度はテーブルを割る勢いでコケた。

新生シャッフル同盟 「ミナリンスキーちゃん〜!!」

穂乃果 「次は海未ちゃんがバク転しながら紅茶を飲むかな?」

凛 「きりもみにゃ」

花陽 「いやいや大気圏突入しながら」

希 「芸人みたいな扱いやな」

海未 「ち〜が〜い〜ま〜す〜よ〜!!ていうかなんでドモンさんたちがジャブローにいるんですか!?修行はどうしたんですか!」

ドモン 「修行は修行。休む時は休む」

レイン 「ギアナ高地から集落まで買い物は疲れるしここは地下都市でしょう?」

チボデー 「へい!ミナリンスキーちゃん」

サイシー 「チボデー!ミナリンスキーちゃんは次はオイラだよ」

ジョルジュ 「マリアルイゼ様に劣らない美貌」

アルゴ 「」

No.215 17/03/28 20:23
自由人 

海未 「まったく。ことり紅茶をお願いします」

ことり 「はい」

穂乃果 「メイドか。いいな」

ちなみに地球圏でのスペースシップアイドルの順位は以下の通りである。

一位 プラント ラクス・クライン
二位 サンクキンクダム リリーナ・ピースクラフト
三位 UTX歌公国 A-RIZE
四位 謎のメイド ミナリンスキー
五位 アザディスタン皇国 マリナ・イスマイール
六位 ウィルゲム ディアナ・ソレル&キエル・ハイム
七位 フリーデン ティファ・アディール



十位 u’s

となっていた。

希 「ことりちゃんが四位ないかい」

真姫 「スゴいわね」

ちなみににこも再び彼女たちが気になりジャブローにメイドとして潜入していたが歯ぎしりをしていた。

にこ 「ぬわんなのよ。ことりのくせに」

こころ 「お姉さま、牛乳を三人分お願いします」

にこ 「はいはい」

さらにいうとにこの順位は名前の通り二十五位であった。

二十五位 謎のアイドルえくしあ25

にこ 「なんか納得しないんだけど」ムカムカ

海未 「まったくです。軍人もガンダムファイターもですよ。これならマスターアジア東方不敗こそが硬派ですよ」

マスターアジア 「ミナリンスキ〜ちゃ〜ん!!」

海未 「」.。o○

穂乃果 「たいへんだよ!海未ちゃんが紅茶で溺れてるよ」

海未 「ぷはっ!なんで流派東方不敗の始祖たるマスターアジアがミナリンスキーにハマッているんですか!!」

マスターアジア 「うむ。ドモンたちの修行を邪魔した折りにここにきてハマッてしまったのだ。ガハハ!」

ドモン 「マスターアジア〜っ!!」

マスターアジア 「このぉぉぉ〜!馬鹿弟子がぁぁぁ〜!!」

ふたりがメイドカフェでぶつかりあおうと瞬間だった。にこが間に入ったがふたりの拳がすり抜けた!

にこ 「ぬわんなの!?ひとがせっかく止めようとしたのに!」スカスカ!

希 「スピリチュアルやね。にこっち」

しかしことりが格闘バカのふたりの間に入った時はちがった。

ことり 「ふたりとも!やめて!お店がこわれちゃうよ!」

ドモンアジア 「し、しかたない。ここは少女に免じて許そう」

No.216 17/03/29 06:13
自由人 

そしてここにもメイドカフェに潜入した絢瀬絵里亜里沙姉妹である。

絵里 「再び潜入するなんて」

亜里沙 「でも大佐があたしたちを宇宙に連れていってくれるて言ってたよ」

そうシャア・アズナブルは言っていた。

シャア 『キミたちがこの任務を果たせば宇宙へ連れていくこともできる』

しかしシャアの側にはララァと呼ばれる少女がいたのも気にかかる。
絵里は言う。

絵里 「認められないわ」

亜里沙 「まあまあ宇宙にようやく行けるんだよ。あ」

雪穂 「亜里沙っ!!」

メイドカフェで彼女を見かけた雪穂は亜里沙との再会に感激した。
そしてここにもメイドの絵里を見つめる希。

絵里 「な、なにかしら」

希 「あんたホワイトベースに乗ってたポンコツさん?」

絵里 「ポンコツじゃないわよ!絢瀬絵里!絵里」

希 「なんでメイドなん?バイトなん?」

絵里 「い、いいでしょう」

照れる彼女を希はひそかに可愛いと思っていた。ちょっとポンコツやけど。

にこ 「ふん」

真姫 「ねえにこちゃん。ソレスタルビーイングはだいじょうぶなの?朱いガンダムが破壊行為をしてるらしいけど」

にこ 「いまはそれについては何も言えないわ」

凛を以前は元気づけたにこだったがいまはなにも言えないらしかった。
真姫はガンダムスローネについてある疑いがあった。

凛 「にこちゃんにこちゃん」

にこ 「な、なによ」

凛 「この前はありがとうにゃ!」

花陽 「あたしもまだまだ未熟だけど凛ちゃんとにこちゃんの姿に元気づけられていまはパイロットなの」

にこは戸惑った。
一時は敵でありソレスタルビーイングの意向しだいでは再び敵になるかもしれないのに面と向かって礼を言われるとは思わなかった。
しかしそれを見て絵里は口を尖らす。

絵里 「認められないわ」

希 「うんうん。にこっち、ここにいるロシア人風メイドさんがちいちゃいロリメイドはあかんてやで」

にこ 「ぬわんですって!」

絵里 「誰がロシア人風よ!クォーター!」

メイドカフェ“レビルン♪”は平和な空気に包まれていた。
しかし海未はドモンたちの修行をまた見てみようと考えていた。

No.217 17/03/29 10:22
自由人 

希 「でアンタはスパイなん。まきまき真姫ちゃんが言うとたったけど」

いちおう希は確認してみた。

真姫 「ひとを糸車みたいに言わないでよ」

絵里 「な、スパイなわけないでしょう?いまはこうしてメイドをしてるわけだし」オホホ

穂乃果 「あっちにもロシアのひといるよ。え…とネオロシアの」

海未 「もと宇宙海賊でありいまは囚人でありガンダムファイターのアルゴ・ガルスキーそしてサポートスタッフのナスターシャさんです」

海未のガンダムファイターの詳しさに誰もが感心した。
しかし穂乃果は口を滑らせた。

穂乃果 「さすが脳筋の海未ちゃん」

海未 「誰が脳筋ですか!誰が作詞をしたと思うんですか!和菓子とパンと食べるそして何も考えてないあなたに言われるおぼえありません!」

穂乃果 「ひ〜ん!」(/≧◇≦\)

ことり 「クスクス、相変わらずだね」

しかしにこや絵里は口を挟む。

にこ 「こんなのがガンダムパイロットなんて世も末ね。穂乃果、敵を倒すだけでは戦争は終わらないわ」

絵里 「この子が連邦の白い機体のパイロット。認められないわ」

穂乃果 「む」

むっとした彼女に絵里は少し悲しげに言う。

絵里 「あなたが倒したパイロットにも恋人や家族がいたはずでしょう。もちろん主義主張の違いはあるけどあなたはどこかで敵から憎しみを受け止める覚悟があって戦ってるの」

希 「絢瀬はんいや絵里、いやエロちじゃなかったえりち」

希のボケを誰もがスルーしながら穂乃果はいままでただがむしゃらに戦ってたことにふと気づく。
u’sには応援コメントは寄せられているがラクスやリリーナ、マリナにはおよばない。

穂乃果 「う〜ん」

凛 「あわわ!?ほのかちゃんの頭から湯気が!よしレンジのラーメンを載せるにゃ」ヨイショ

花陽 「いやゴハンです」

ことり 「よし!チーズケーキ鍋だよ♪」

穂乃果の頭に三品が載ってることにメイドカフェにいるレビル将軍たち将校、ドモンたちガンダムファイターも見つめていた。

穂乃果 「( ̄q ̄)zzz」

海未 「寝ないでください!」

穂乃果 「(゜ロ゜;」

穂乃果 「お、起きたよ!あたまおもたいよ!」(/≧◇≦\)

喚く穂乃果である。

No.218 17/03/29 12:35
自由人 

そこへレビル将軍が彼女たちのもとにやってきた。絵里はわずかに眉間にシワを寄せた。
どういう経緯かは知らないが彼はUTX歌公国に一度は捕らえられたがその後脱走し『UTXに兵なしさらにヘイ♪もなし』の演説をしたハイカラな将校であった。

海未 「レビル将軍」ケイレイ!

レビル 「いやいやそう堅くしないでくれ。キミたちは連合のアーク・エンジェルと共に戦ったそうだな。彼らは無事にアラスカに着いたそうだ。詳細はわからないが」

ほのことうみ 「おお」

凛 「キラくんたちやっと着いたんだにゃ」

花陽 「苦労が報われるといいです」

真姫 「(大丈夫かしらね。アーク・エンジェルは私たちと違って支援が一切ないまま戦ってたらしいしあの連合でしょう?)」

真姫だけはいささか連合のやり方に疑問がありその予感は的中し後にザフトがアラスカ攻略の際にキラがいないアーク・エンジェルは他の艦隊共々見捨てられるのだった。
当然この一報の時にアーク・エンジェルにいるはずのキラは親友アスランにやられ行方不明もしくは戦死という扱いであった。将軍はそこまでは知らないのだ。

穂乃果 「よし!あたしたちもがんばるよ」

凛 「にゃあ」

花陽 「は、ハイ(u’sに入りたいよ)」

ことり 「ここであたしはしばらくバイトだから」

海未 「私はギアナ高地でドモンさんやシャッフル同盟の方々と修行をします」

希 「ガンタンク乗りやのに?」

海未 「ガンタンクでもいいじゃないですか!凛だってジム改からジムカスタムになったんですよ!」ガミガミ

絵里 「(まえも思ったけどこの子たちユルい)」

翌日、穂乃果たちはジャブローで休息しメイドカフェに通い海未はギアナ高地でドモンたちと修行をしことりとにこ、絵里と亜里沙はメイドのバイトに励んだ。
ドモンたちシャッフル同盟の五人そして海未はギアナ高地で汗を流し修行した。

シュバルツ 「まだまだだドモン!」

ドモン 「くそ!」

シュバルツ 「園田海未!」

海未 「はい」

シュバルツ 「修行をしなくても充分強い気がするんだが」

海未 「私を鍛えてください!」

機体はガンタンクではあるが生身ではガンダムファイターなみであるかもしれないとシュバルツは思った。

No.219 17/03/29 17:28
自由人 

ジャブローにいる間は穂乃果たちはメイドカフェに通いづめました。ことりとついでにこや絵里たちに会うために。
海未はギアナ高地に毎日通いました。まるでむかしのスポ根少女のように。

海未 「どうして穂乃果たちは私の特訓を見に来ないんですか?」

穂乃果 「わ、わかったよ。明日は見に行くよ」

なんだかんだで彼女は寂しかったようだ。幼馴染みや仲間ともいえる少女たちが目の前にいないから。
翌日は穂乃果たちは再びギアナ高地に向かい海未の特訓を眺めました。

シュバルツ 「まだまだだぞドモン!」

ドモン 「うるさい!わかっている」

凛は感激し熱い思いを口にした。

凛 「まさに熱血!根性!集中!汗!男の世界にゃあ〜!!」

花陽 「海未ちゃんは?」

真姫 「あそこね」

真姫が向いた目線の先に彼女もまた汗を流し呼吸を荒くし他のガンダムファイターと生身で戦っていた!

アルゴ 「グラビトンハンマー!!」

海未 「なんの!」

アルゴのハンマーが海未の拳ひとつでぱらぱらと砕けた!
しかしそこへサイ・サイシーが空から襲う!

サイシー 「甘いよ!お姉ちゃん、少林寺奥義多神疾走の術!!!」

凛 「は、早いにゃ!」

希 「いくつも残像という分身、いや違うで!」

海未 「うわぁっ!?」

なんと海未を囲む十やニ十以上の残像から拳、手刀、蹴りが飛び激痛が走る!
しかし海未はすかさずサイシーの腕を取った!

海未 「殺気がありすぎます!」

穂乃果 「さっきから?」

一瞬、ギアナ高地に住むすべての動植物も風も動きを止めた!

サイシー 「そこのお姉ちゃん!シャレはやめてよ!」

海未 「隙がありすぎます!サイ・サイシー!」

そのまま投げ飛ばしサイシーは大地に叩きつけられた!

サイシー 「つ、強い!チボデーにジョルジュ」

チボデー 「へ!やるじゃねえか。スペースシップのアイドルさんよ」

ジョルジュ 「貴女には敗北という称号を差し上げます!」

シャッフル同盟の内のふたりが海未にやられたことに一同は驚愕した。
そして思った。
なんでガンタンク乗りなのよ!?ガンダムファイターだよ。海未ちゃん!?

レイン 「ある意味、ドモン以上に向いてない?」

No.220 17/03/29 18:18
自由人 

真姫 「レインさん!?いつもあのような特訓を海未はしてるの」

絵里 「は、ハラショー!(連邦にはあんな強いパイロットがいたの!?)」

絵里の驚きをよそにレインはため息をつく。

レイン 「まあね。なんていうかドモンよりガンダムファイターらしくないかしら。彼女」

レインの言う通りであった新生シャッフル同盟のチボデーとジョルジュを相手にしながら海未は互角に戦っていた。

チボデー 「まずは俺からだ!マシンガンパンチ!ヘイヘイ!」

穂乃果 「塀?塀はないよ!ギアナ高地に」

ジョルジュ 「なんていうシャレですか。これでも見ててくださいお嬢様方!!」

穂乃果のシャレにジョルジュは穂乃果たちのまわりに薔薇を撒き彼女たちは美しい薔薇に包まれた。絵里たちはうっとりしたがにこは言う。

にこ 「トゲくらいは抜いときなさいよ!痛くてかなわないよ!」

ジョルジュ 「すまない」

意外に現実的なにこにみな感心した。たしかに薔薇に囲まれ美しく匂いもいいがちくちくした。
海未とチボデーの戦いが続く!チボデーのパンチ!ストレート!カウンター!フック!が襲う!

海未 「あまいです!ネオアメリカのチボデーさん!!」

チボデー 「なに!?」

海未 「園田流格闘術!飛翔天舞脚!」

チボデー 「なあにぃぃ!?」

海未がチボデーの頭上に飛翔したかに見えた!だが彼女の姿は見えない!実は跳んだとみせかけ足下に蹴りをいれた!

海未 「これぞ!真の園田流格闘術!目眩まし!」

チボデーは足から転びダウンした!あまりのことにジョルジュはムキになるが彼は冷静な騎士でありガンダムファイターだった。

ジョルジュ 「見事ですがお嬢さん!私の剣技を甘く見ないことです」

海未 「園田流剣道!」

穂乃果たちは思った。
海未はガンダムファイター向けだ!
しかしなぜガンタンクに乗ってたのかサイド7の戦いを振り返りあることに気づく!

穂乃果 「あたしがHONOガンダム」

ことり 「あたしはウイングガンダム」

ほのこと 「アムロさんたちはガンダムガンキャノン、……順番で海未ちゃんをガンタンクに乗せたのは」

ほのことりんぱなのぞ 「あたしたちだ!?」

事実に気づいていまさらながら驚いた。

No.221 17/03/29 19:40
自由人 

穂乃果たちはもしも海未がガンタンクに乗りながらガンダムファイトに出たのを妄想した。

ナレーションストーカー 『今回のガンダムファイトはネオジャパンのガンダムファイターもといガンタンクファイターそしてそのファイター!園田海未!対するはネオイタリアのミケロ・チャリオットだ!ガンダム&ガンタンクファイト……レディ・ゴーッ!!』

ミケロ 「なにガンタンクだと!」

海未 「このガンタンクを舐めてもらっては困ります!」

ミケロ 「ふざけるな〜!!俺さまの必殺の銀色の脚っ!」

ミケロのネロスガンダムの脚部からビームが発射されガンタンクが爆発した!!

ミケロ 「ひゃっはっはッは!!」

海未 「勝ったと思わないでください!」

ミケロ 「なに!?」

ガンタンクは瞬時に移動し背中のキャノン砲を放ちネロスガンダムに当たる!

ミケロ 「ち、雑魚がいい気になるなよ!おりゃあ!」

ネロスガンダムは接近戦に切り替え蹴りを放ち海未は苦戦した!
しかし海未は不敵に笑い相手に強く問いかける!

海未 「そこのあなたっ!このあほ乃果を知りませんか!あ、穂乃果ではありませんよ!」

ミケロはモニターに映った高坂穂乃果の写真見ながらまったくおぼえがない。
しかしなぜガンタンクごときに怯えを感じているのだと認めたくないプライドがあり必死に否定した!

ミケロ 「し、知るかよ!貴様こそとっとと負けやがれ!ガンタンクのくせに」

蹴りがガンタンクに無数に放たれながら海未は落ち着きを取り戻し気合いが機体を赤く覆う!

海未 「いまこそガンタンクの真の力を見せる時!!」

ガンタンクはキャタピラの底面にあるスラスターを噴射しミケロのネロスガンダムを睨むかのように対峙し構えた!
恐怖がわからないミケロは汗を吹き出しながら怯えてしまう!

ミケロ 「な、なんだよ!コイツは」

海未 「私のこのガンタンクの手が輝き唸る!お前を倒せと轟き叫ぶっ!ガンタンクポップミサイルフィンガーっ!!!」

ガンタンクの手のミサイルが輝き発射されネロスガンダムの頭部を破壊し勝利をおさめる妄想だった。
穂乃果たちは横に首を振った。

ほのことまきりんぱなにこのぞえり 「ないない」

No.222 17/03/29 21:01
自由人 

忘れていると思うが海未はシャッフル同盟のひとりジョルジュと戦っていたが気づいたらジョルジュが瞬時に倒されていた!彼の額に竹刀にひとつきがあった!

凛 「忘れてたにゃ!」

ナレーションストーカー 『これではあまりにジョルジュ・ド・サンドが不憫なので回想をしよう!』

花陽 「お願いします」

ナレーションストーカー『では見てみてよう!』

まずジョルジュがフェンシングのサーベルで華麗に美しく踏み出した時だった!
海未は瞬時にそれを避け竹刀をひとつき彼の頭にコツン!と当て気絶させたのだ。

希 「スピリチュアルすぎるやんか」

真姫 「こんなに強い海未がガンタンクに乗ってるのが重いくらいに不憫だわ」

にこ 「ぬわんでガンタンク乗りなのよ」

絵里 「(こんなのとUTX歌公国は戦っているの。大佐!)」

呆然とする絵里をよそにギアナ高地のなかにいる木々の頂点からその様子を見つめる男がいた。
そう、東方不敗マスターアジアである。
彼はドモンを園田海未を厳しく見つめていた。
それを知らないレインはサポートスタッフとして興味が海未にあった。

海未 「園田海未さん。よかったらシャイニングガンダムに乗ってみない」

海未 「え」

ドモン 「待てレイン!シャイニングガンダムはオレのものだぞ」

まるで子どもが玩具を貸す貸さないみたいに駄々をこねるドモンだが幼馴染みのレインに勝てるわけはない。

レイン 「構わないでしょう?彼女がシャイニングガンダムに乗るのを私が見たいだけよ」

海未 「よ、よろしいんですか」

ついに憧れのガンダムに乗れることに海未は血の涙を流すほどに感動感激感涙した。
シャイニングガンダムのコクピットに入りモビルトレースシステムが作動しファイティングスーツに海未はなった。
そこへえっちらおっちらとコクピットに入ってきた穂乃果たちは海未の姿を見て絶叫した。

ほのことまきりんぱなにこのぞえり 「む、ムネがないよ〜〜〜〜!!!!」

りんにこ 「(なんだろ。口に出して後悔した)」

凛とにこは何故か虚しさを知らずに共感していた。
しかし園田海未が機体に乗ったのを見てマスターアジアは自らの愛機マスターガンダムに乗り込み彼女たちのもとに向かった!

No.223 17/03/30 05:52
自由人 

漆黒のマスターガンダムが彼女たちの前に現れた!

海未 「みんなは早く逃げ……。あ?あれ……」

穂乃果 「う〜み〜ちゃ〜ん〜!が〜ん〜ば〜てっ〜ね〜!!」

シャイニングガンダムのコクピットから八人はすぐさま降りていて海未は声が出ないくらいだった。
しかしドモンはマスターアジアの出現に声を張り上げた!

ドモン 「マスターアジア!待っていろ。おい!少女、オレのガンダムを返せ!」

海未 「え、あ、はい」

しかも運の悪いことにチボデーたちのガンダムはすべて整備中だった。

チボデーギャルズ 「sorry、整備中なの」

チボデー 「オーマイゴッドだぜ」(/≧◇≦\)

他の三人も同様である。

サイシー 「なんてこったい」

ジョルジュ 「騎士として不覚です」

アルゴ 「」

ナスターシャ 「ボルトガンダムの整備を急ぐんだ」

マスターアジアは言う。

「いまワシが用があるのはu’sの園田海未だけだ!バカ弟子は黙っておれ!」

ドモン 「なんだと!」

マスターアジア 「お嬢さん」

海未 「は、はい」

海未は緊張した。かの流派東方不敗マスターアジアと面と向かっておりクーロンガンダムが生まれ変わったマスターアジアと対峙しているのだ。

マスターアジア 「ワシはお嬢さんの腕前が見たい」

海未 「はい?」

マスターアジア 「出よ!デスアーミー軍団!!」

マスターアジアが腕を振り上げた途端にデビルガンダムから生まれたデスアーミーが無数に現れた!

レイン 「千機ですって!?」

ドモン 「無茶だ!マスターアジア!!」

マスターアジア 「喝っ!!黙っておれと言っただろうが!!」

かつての師匠の一喝にドモンは動きを止めた。
マスターアジアは言う。

マスターアジア 「お嬢さんがデスアーミー軍団に勝てたらワシがお手合わせしてもよかろう」

海未 「や、やります!」

シャイニングガンダムの瞳の色が輝きデスアーミー軍団に立ち向かっていった!

ほのことまきりんぱなにこのぞえり 「ガンダムファイトの世界だ……」

No.224 17/03/30 06:44
自由人 

はたして園田海未は千機ものデスアーミー軍団を倒せるのか!
皆はハラハラドキドキしながら見守る!

海未 「バァァルゥカァァン!!」

穂乃果 「スーパーロボットのパイロットみたい」

などと冗談めかしてる間にもバルカンで先頭のデスアーミーを牽制しながら拳を放ち足から蹴りを放ち瞬く間に十体もののデスアーミーを倒した。

ドモン 「なに!?少女がデスアーミーを倒した」

しかしマスターアジアは腕を組み一心に見つめていることにドモンは気づき同じように見つめた。
サイシーは驚く。

サイシー 「オイラより脚が速いよ!!」

海未のシャイニングガンダムは素早く走り跳躍しデスアーミー軍団の内に入りながら手刀などを駆使し動きを止めてゆく。
ビームソードを使い凪ぎ払う!

ジョルジュ「見事な剣技だ!流れるようだ」

そして普段は無口なアルゴ・ガルスキーでさえも海未の挙動に驚いた。

アルゴ 「ば、バカな……」

シャイニングガンダムはデスアーミーを一気に二十体いや五十体を担ぎ大群のもとに投げた!
デスアーミー軍団は瞬く間に爆発してゆく!

海未 「ドモンさん」

ドモン 「なんだ」

海未 「貴方の必殺技をお借り致します!ごめん!」

なんだと!、とドモンは驚愕したがシャイニングガンダムはフェイスオープンしバトルモードに変形してゆく。

ドモン 「私のこの手が光って唸る!お前たちを倒せと輝き叫ぶ!園田流奥義シャイニングフィンガー!ラブアローモード!」

ガンダムの輝く掌が弓矢を模した光りを放ちデスアーミー軍団の頭部を貫く!
レインも驚いた。

レイン 「あれは隠しプログラムのフィンガーアローモード!」

実はシャイニングガンダムの後継機やシャイニングガンダムの改良型など次世代機のための隠しプログラムが発動したことはドモンやレイン自身が乗った時には一度もなかった。
しかし後にこのデータは対デビルガンダム用および後にガンタンクが性能が追いつけなかった海未の支援となるのだった。
海未は一時間もかからずシャイニングガンダムでデスアーミー軍団を一機残らず倒した。

海未 「はあはあ」

希 「ウチ、コロニーでこういうの見たことあるで。千人斬りとかいうの」

真姫 「海未ていったい」

No.225 17/03/30 08:15
自由人 

マスターアジア 「うむ、見事だ園田海未」

海未 「ありがとうございます」

海未は武闘家のようにマスターアジアに拝礼した。しかしドモンは納得がいかなかった。

ドモン 「あれくらいオレだってできるさ」

サイシー 「でもマスターアジアと手合わせするのかい」

チボデー 「マスターがそう言ってんだからな」

ジョルジュ 「しかし彼はどういうつもりでしょう?」

アルゴ 「うむ」

それをマスターアジアは五人の新生シャッフル同盟を前に語る。
シュバルツはそれを見守る。

マスターアジア 「うむ、この娘はすでにお前たちが達していない境地に達しておるかもしれん。それを見せよう」

海未や穂乃果たちには意味がわからない。
マスターアジアは言う。

マスターアジア 「ワシとガンダムファイトをしてくれるか」

海未 「は、ハイ!胸を借りるつもりでこちらこそお願いします!」

シャイニングガンダムに搭乗し憧れのガンダムファイトが出来ることに彼女は感謝と感激をした。
衛星軌道にあるガンダムファイト用衛星が搭乗者が異なるシャイニングガンダムを認め模擬戦としてのガンダムファイトを認めた。
地球圏のガンダムファイトを愛する者たちは園田海未という名前に注目していた。
しかし彼女はそれを知らない。

海未マスターアジア 「ガンダムファイト!レディ・ゴー!!」

ドモン 「おい」

しかしニ体のガンダムはまるで風が止まったかのように構えをしたまま微動だにしなかった。
先に動いた方が負ける、と互いに悟っているのだった。

穂乃果 「これ『ほのガンダム』だよね」

ことり 「ほとんど少年漫画の格闘ものみたいだよ」

凛 「かよちん、これでもu’sに入りたい?」

花陽 「……いま考えてるところ」

花陽が憧れていたu’sの姿とはあまりにかけ離れていたのであった。

希 「いったいどうなるんや」

真姫 「デビルガンダム細胞……」

にこ 「(くう、エクシアを取りに行きたいけどむり!取りに行ってる間にふたりの戦いが終わるわ)」

にこは歯噛みし絵里は「認められないわ」と口癖を口にしていた。
その頃、ジャブローのメイドカフェでは雪穂と亜里沙は友情を育んでいた。

No.226 17/03/30 14:02
自由人 

サイシー 「ふたりはいつ動くんだ」

ドモン 「マスターアジアも海未とか娘もわかっているんだ。先に動けば互いの繰り出す技で必殺となると……」

ギアナ高地に涼しい風が吹いた時だった。
後に三馬鹿トリオとなる穂乃果、凛、にこは鼻が痒くなり一斉にくしゃみをした。

ほのりんにこ 「ぶぁっくしょいっ!!」ショイ ショイ ショイ……!

海未とマスターアジアは互いに一撃を喰らわそうとしたがカウンターが外れた!

海未マスター 「なに!?」スカッ!

まともに語ったドモンは格闘家として立場がなかった。

レイン 「はずしてるじゃない」

ドモン 「」

ナレーションストーカー 『しかし園田海未とマスターアジアの戦いは一撃を外し外されたことにより攻めに転じたぞ!』

海未 「園田流格闘術!手刀!!」

マスターアジア 「東方不敗を舐めるなあ小娘!」

手刀を繰り出す海未にマスターアジアはかわし防ぎ頭部への攻めは一撃もない!
しかし若い海未はすかさず蹴りを入れる!

海未 「園田流武術!多脚蹴っ!!」

サイシー 「すげえ!お姉ちゃんの脚が蛸や烏賊のようだぜ!少林寺なみか!」

マスターアジア 「甘いわ!マスタークロス!」

マスタークロスのビーム布で海未は脚を取られたがすぐにビームソードを抜き放ち斬った!

マスターアジア 「早いわ!」

海未 「バァァルカァァンンッ!!」

凛 「熱いにゃ熱すぎるにゃ!」

花陽 「こ、こんなのはみゅ、u’sじゃないよ!」

ほのこと 「同意します」ペコリ

海未 「同意しないでください!」

マスターアジア 「よそ見をする余裕があるのか!?」

ニークラッシャーがシャイニングガンダムの頭部を襲いコクピット内の彼女の髪がわずかに切れ舞った!

海未 「園田流武芸術二刀流!!」

ビームソード大小二本を抜いて構えた!かの宮本武蔵を彷彿させていた!

アルゴ 「二刀流か」

ジュルジュ 「二刀流は意外に実戦に向きませんが」

マスターアジア 「マスタークロス!」

海未 「くっ!?」

にこ 「マスターアジアはデビルガンダムを使い地球環境を破壊してると聞くけど」

希 「そうなん?」

No.227 17/03/30 14:15
自由人 

海未 「あまいですよ!マスターアジア!」

海未は左右に手にしたビームソードを捨て瞬間的にマスターガンダムに接近した!
あまりの素早さにマスターアジアは驚愕した!?

マスターアジア 「なぁにぃ!?」

ビームソードでマスターアジアの動きを封じ接近戦に入り懐に近づいたのだ!!

海未 「園田流奥義!光輝手つまりはシャイニングフィンガー!!」

海未のシャイニングフィンガーがマスターガンダムの漆黒の頭部に輝きを放ち掴もうとしていた!

マスターアジア 「なあんだとぉ!?」

にこ 「(マスターアジアとはなんだか他人の気がしないんだけど)」

希 「(にこっちはオーバーリアクション芸の持ち主やからな)」

にこの心を読むスピリチュアルな希だった。

にこ 「ひとの心を読まないでよ!どわあれがオーバーリアクション芸よ!」

ほのことまきりんぱなのぞえり 「それよそれ」

そんな会話をよそに海未はひとり燃えていた。
ここでマスターアジアを倒せば一躍ガンダムファイターとして注目されガンタンク乗りから晴れて卒業である!

海未 「東方不敗!マスターアジア!デビルガンダムを使い地球を破壊しようなどと言語道断!」

ドモン 「それは俺の台詞だぞ!」

マスターアジア 「ドモンよ!よく見ておけと言っただろう!あれを見よ!」

シャッフル同盟 「あ、あれは!?」

なんと海未が乗るシャイニングガンダムはスーパーモードに変形しさらに金色の輝きを放ち始めた。

ナレーションストーカー 『こ、これは噂に聞く明鏡止水ではないのか!?』

ドモン 「馬鹿なぁっ!?」

海未 「マスターアジア!あなたの野望はここで潰えるのです!(決まりました!)」

マスターアジア 「ほざくな!小娘が!」

しかしマスターアジアとマスターガンダムも金色の輝きを放ち始めた!
この勝敗は如何なるものか!?

No.228 17/03/30 16:31
自由人 

園田海未とマスターアジアの戦いはギアナ高地を中心に地球が震えあがらんばかりの気合いに満ち溢れていた!

穂乃果 「ゆ、揺れている!?」

ことぱな 「キャー」

凛 「かよちんはあたしが守る!」

希 「えりちと真姫ちゃんはあたしが守るで」

まきえり 「え」

にこ 「あたしは!」

ドモン 「なんて気力なんだ!?」

サイシー 「あれが明鏡止水の輝き!」

チボデー 「oh my god だぜ!!」

ジュルジュ 「いったい園田海未という少女は何者なんです」

アルゴ 「ううむ」

シャッフル同盟たちはただただ驚くだけであった。
ただの少女に過ぎない海未があの流派東方不敗の始祖たるマスターアジアと互角に戦っているのだ!

マスターアジア 「ぶぁかなぁぁぁ〜っ!?」

海未 「あなたはここで倒れるのです!愛弓手っ!ラブアローフィンガーっ!!」

シャイニングガンダムの右手が隠された機能により弓と矢の形のビームを形をつくり金色と桃色の輝きを放つ!!

マスターアジア 「こうなればこのような娘に使うのもおこがましいが……(流派東方不敗最大奥義……石破天驚拳っ!!)」

この瞬間、ギアナ高地の大地を震わせながら一同が見守るなか海未は東方不敗マスターアジアの本当の気持ちを知った!!

海未 「!?(なにマスターアジアの真意が伝わる……!ああ……このひとは……!?)」

瞬間、ニ体のガンダムは互いの技の衝撃波で大地に転がった!!

ドモン 「マスターアジアァァァッ!!」

穂乃果 「うみちゃぁぁぁ……んんんっ!!」

ふたりはそれぞれ互いの機体のコクピットに駆け走りドモンはマスターアジアのもとへ穂乃果はシャイニングガンダムのもと向かった。
マスターアジアはドモンを見て吐き捨てるように言う。

マスターアジア 「ふ、敵味方に分かれたのだぞ。そのようなことではワシはワシは倒せぬぞ」

マスターアジアはドモンを機体から振り払うように地面に落とすとマスターガンダムの機体から園田海未を見つめた。
モニターを見ると彼女の母親らしい姿を見つけ懐かしむような瞳を見せた。
コクピットにいる海未を見つけた穂乃果は驚いた。なんと彼女は涙を流していたのだ。

No.229 17/03/31 05:28
自由人 

あ、あの園田海未が涙を流している?
穂乃果たちの間ではサイド7の女ジャ○アンと肩を鳴らしいまではガンタンクを誰よりも操るけどムネがちいさいのをコンプレックスに持ちいまはファイティングスーツに平たいムネを……。

海未 「ほ・の・か・!なにを言っているのですか」

穂乃果 「あわあわつい口走っちゃったよ」

海未 「誰がジ○イアンですか!平たいムネですか」

穂乃果 「しらない」

海未 「まったくあなたという人は」

ことり 「だいじょうぶ?」

ええ、と海未はコクピットから出てマスターアジアを見つめる。
マスターアジアの真意がわかってしまった。あの謎の大技(石破天驚拳)を喰らった際に彼の胸の内を感じたのだ。

海未 「マスターアジア!」

マスターアジア 「言うな小娘、お前の熱き魂はワシは受け取った!」

ゴクッと喉を鳴らしマスターアジアの真意をドモンたちに伝えたいがマスターは伝えるなと言う。
格闘家とは拳で語るものなのだ。
伝えたくても伝えられないもどかしい思いがあったがシャイニングガンダムの足元には彼女の母が来ていた。

海未母 「海未っ!」

海未 「お母様っ!?」

海未母 「あれほどむやみに格闘をしてはならないと言ったのに」

彼女はコクピットから下りた海未の頬を叩いた!ギアナ高地に頬を叩かれた音が響いた。

ほのことまきりんぱなにこのぞえり 「!?」

さらに驚くべきことが伝えられた。

海未 「いつものあなたは千分の、いや一千万分の一しか力を使ってはならないというのに。ガンダムファイトなどという格闘技に出れば。あ、あれはシュウジ・クロスさん!?」

シュウジ・クロスとは東方不敗マスターアジアがシャッフル同盟に加わる以前の本名らしかった。
マスターアジアは頷いた。

ほのことまきりんぱなにこのぞえり 「一千万分の一なの!?」

穂乃果たちは愕然とした。
なんでも聞くところによると普段の海未は相当本来の力を抑えているようであった。

ほのこと 「あわわわ」

にこ 「その力の一部か全部かわからないけどさっきは解放したようね」

レインは思い出した。
かつてネオジャパンには園田流という格闘一族が住んでいたが時の権力者により地球圏に分散されたという。

No.230 17/03/31 08:09
自由人 

サイシー 「そういやオイラたちの一族の一部がL5コロニーに移ったとかいう話がむかしあったな」

OZの記録ではL5コロニーにある竜(ロン)一族はすべて滅びたことになっており公でもそうなっていた。
しかし五飛とシェンロンガンダムの存在がオペレーションメテオにより確認されたがネオチャイナコロニーは特に公式見解は示していない。

レイン 「園田一族はあまりに強すぎたからいまは彼女と彼女の父母だけかしら」

海未母はいまは語るまい。実は東方不敗マスターアジアの唯一の血縁者が娘海未だけなのを。
だから知らなくていい。
気づくとマスターアジアはマスターガンダムと共に風のように消えていた。

ドモン 「コォラァッ!俺のガンダムを返せ!」

海未 「か、返しますよ」

海未はシャイニングガンダムの機能を止めてファイティングスーツからいつもの私服に戻った。
凛は感激していた。

凛 「強いにゃあ海未ちゃん!」

海未 「いえいえまだまだです」

あれでまだまだならそのうち惑星ひとつを手刀で斬ることくらいできるのではないか。
ターンXを持ってきた者たちの語りにある伝説巨神のように……。
怯える穂乃果たちだった。

穂乃果 「こ、こわいよ」

海未 「私は私ですが」

ことり 「そうだけど」

真姫 「コーディネーターや阿頼職システムとかじゃないの?」

海未 「ふつうの人間ですよ!私はデビルガンダムかターンXだとでもいうのですか」

感激している凛は別にしながらもさりげなく穂乃果たちはそう思った。
花陽はこんな人がいるu’sに入りたいのか迷っていた。
ドモンたちは修行を続けるようだ。
気づくと海未の足元に一枚の紙が舞いそれにはこう記されていた。
『流派東方不敗 免許皆伝!! 東方不敗マスターアジア』
どばばぁん!!と墨で記されており海未はまた感激していた。
穂乃果たちはやはり怯えた。
『ガンタンクと私』のベストセラーに続いて流派東方不敗の免許皆伝を彼女はいただいたのだ。

穂乃果 「海未ちゃん」

海未 「はい?」

ことり 「u’sを卒業する?」

海未 「しませんよ!なんでデビューした直後に卒業するんですか!」

三人の会話を聞きながら絵里は戦慄した。
海未がコワイ、と

No.231 17/03/31 10:33
自由人 

ことりがジャブローのメイドカフェでバイトしてる間は短い間だがu’sは三人揃った。
花陽は彼女たちのバイトや練習風景を見るたびに吐息をついた。
u’sに入るか入らない方がいいのか。
凛と真姫はそれぞれ気づいていたが後押しをするかどうか彼女たちも迷った。
絵里はジャブローを出てシャアに通信をした。

絵里 「大佐、聞こえますか。こちら潜入スパイのカシコイカワイイエリーチカです」

シャア 『どうした絢瀬くん』

絵里 「れ、連邦にはおそるべきパイロットがいました。ガンダムでもなくガンタンクに乗っている園田海未という者です」

シャア 『ガンタンク?戦車もどきか』

絵里 「が、ガンダムファイターなみなんです!か、彼女」コワイチカ!

シャア 『ふむ、だが木馬にはガンダムは二機しかあるまい。安心しろ絵里』

絵里 「そ、そうですが」

引き続き潜入任務を任させた絵里はトボトボとジャブローに戻ると希が話しかけてきた。

希 「どこ行っとたんえりち?」

絵里 「な、なんでもないわよ」

真姫は花陽を気にしながら月に向かえないか考えた。
軍人たちによるとUTXはジャブローを狙っているらしいが襲撃作戦直前ないし直後に連邦艦隊は宇宙を目指すという。ただしホワイトベースに関しては別動隊としての任務があるらしいと噂がある。

真姫 「迷うわね。どっちがいいかしら?」

にこ 「チョコパフェかストロベリーパフェ?あたしは断然ストロベリーよ」

真姫 「その迷ってるんじゃないわよ」

こころ 「お姉さまはメイドをしても家庭的ですわ♪」

真姫 「ヴェェ」

にこ 「あ!真姫ちゃんに聞きたいことあったの思い出した!」

なによ、と睨む真姫を片隅に連れていきにこはヴェーダについてようやく聞いた。

真姫 「ヴェーダ?たしか量子コンピュータのひとつよ。イオリア・シュヘンベルクと彼に従った者たちがイオリアの理論をもとにつくったらしいわ」

にこ 「ありがとう。真姫ちゃんあたまいい」

希 「にこっちのあたまが軽すぎるだけや」

にこ 「どういう意味よ」
真姫は希とにこがじゃれるのを見ながらヴェーダかと思う。
真姫は自分が何者かの意図で動きいまこの歴史も誰かに操られているのだろうかと思う。

No.232 17/03/31 12:31
自由人 

花陽はu’sの三人の稽古や練習をこっそり見つめていた。

花陽 「(( ̄_|」

その様子を凛もまたこっそり見つめていた。

凛 「(し、心配にゃあ。かよちんはこの前のガンダムファイトで海未ちゃんに憧れたとしたら……)」

凛の妄想

花陽(妄想)「アッハッハ!この私!小泉花陽は誰よりも強くゴハンを愛しガンダムファイトを愛するスペースシップアイドルになるのです!このバカりんちゃんがあああ〜っ!!」

凛 「ひぃやあああ〜!?あんなのかよちんじゃないにゃあ〜!?」(/≧◇≦\)

ひとり苦悩する凛にこちらも迷ってる真姫が突っ込んだ!

真姫 「なにやってるのよ」

凛 「か、かよちんが海未ちゃんに憧れて筋肉マッスルムキムキのオードリー春日みたいになったりしたらかよちんじゃあなくなるにゃよ!!」

真姫 「はあ、u’sに憧れてるだけでしょ。アレは」

凛 「そうだにゃ!」

あっさり自分の妄想を却下する凛だった。しかし花陽はu’sの三人を逐一見ていた。

花陽 「u’s、みゅーず……」(( ̄_|

真姫 「ほとんどストーカーかしら」

凛 「かよちんはあれであんがい内気にゃ」

凛の話によると幼い頃からアイドルやスペースシップアイドルを見て育つが元来が内気なためにその都度、凛が引っ張ってきたが今回はどうするか悩んでいた。

真姫 「なんで凛が悩むのよ」

凛 「かよちんが海未ちゃんみたいになったらたいへんこわいにゃ」

なるほどと納得した。

海未 「なにか言いましたか」

ほのこと 「?」

しかしUTX歌公国軍はジャブロー侵攻作戦を会議していた。
地球より遠く離れたサイド3では。

ギレン 「A-RIZE様!」

ツバサ 「ギレンなんだ」

英玲奈 「連邦にオデッサを取られたのは聞いたぞ」

ギレン 「あれはキシリアの責任だ」

あんじゅ 「今度はなんなの」

ギレン 「ジャブロー侵攻作戦を開始してよろしいでしょうか」

A-RIZE 「構わないぞ(木馬のスペースシップアイドルは潰しておかなくてはな)」

ナレーション永井一郎『UTX歌公国のジャブロー侵攻作戦が迫る!小泉花陽はどうするのか!?花陽は生き延びることができるか……』

No.233 17/03/31 15:08
自由人 

ナレーション三石琴乃『ちなみにジャブローやパナマ、一部の北欧やチベットのラサ、アフリカのキリマンジャロ、アラスカなどを含め一部に限られた拠点はザフトのオペレーションウロボロスの被害からさいわい逃れエネルギー供給がされているのでジャブローは地下都市や基地にも関わらずある程度の機能は免れ保っているのだった』

穂乃果 「ん?これにこちゃんのお母さんの声だよね」👆(≧∇≦)

にこ 「やめてよ!」

ナレーション永井一郎『UTX軍のジャブロー侵攻、ザフトのアラスカ攻略、三国家軍のガンダム破壊作戦、OZのコロニー支配など幾多の歴史が動いていた』

穂乃果 「ん?ぱなよちゃん」

花陽 「はなよです」

穂乃果 「なんであたしたちをいつも見てるの?海未ちゃんみたいにガンダムファイターに憧れてるの?ことりちゃんみたいに可愛いけどえっちな衣装を着けたいの?パン食べる?」

花陽 「ちがいますよ!パンはいただきますが」

しっかりパンを口にする花陽の目は穂乃果たち三人に目がいく。

海未 「しっかり否定されました」ウルウル

ことり 「えっちじゃないよ!可愛い衣装だよ」

穂乃果 「あ!ことりちゃん。ういんぐがんだむはどうしたの」

ことり 「うるうる、いやなこと思い出させないでよ」

ことりは思う。
大気圏突入の際にはリーオーごと海中に落とされOZのガンダム破壊作戦で間違えて自爆スイッチを押し機体は自爆、ゼクスにより再生修理されたがほとんど使わないままいまは再び海中に愛機はいるのだ。

穂乃果 「なにがあったか知らないけど練習だよ」

ことり 「もう!」

海未 「待ちなさい!」

穂乃果たちはu’sとしてジャブロー内では人気が少しずつ上がっていった。
一方忘れらかけていたアムロはウッディと話をしていた。

ウッディ 「私とマチルダは婚約者同士だったんだよ。アムロくん」

アムロ 「」

アムロは言葉もなかった。

ウッディ 「私は修理部隊、彼女は補給部隊。共に職場や任務が似通っていて会ううちにデートを重ねてたんだ」

アムロ 「(フラウにするかセイラさんにするか)」

この時アムロはすでにフラウかセイラを両天秤として考えていた。

No.234 17/03/31 21:43
自由人 

u’sの人気は少しずつだが上がっていった。
なかでもファンのなかでARISA2号なるファンが海未への応援と雪穂への応援メッセージをネットを通し伝えていた。

雪穂 「亜里沙は海未さんが好きなんだね」

亜里沙 「うん、でもこの前ジャブローで地震があったよね。なんだろ?」

ほのこと 「(地震を起こしたのは海未ちゃん)」(¬_¬)(¬_¬)


海未 「(なんですか!ひとを化け物みたいに言わないでください)」

亜里沙 「あ!u’sの園田海未さんですよね。サインください」

海未 「は、ハイ!(『ガンタンクと私』よりも感激です)」

穂乃果 「絵里ちゃんの妹の亜里沙ちゃんだよね。海未ちゃんは見ての通りのガンダムファイターを目指してる男のなかのオトコだよ?いいの」

海未 「誰がオトコですか!女の子です」

にこ 「(間違いなくガンタンクに乗ることなかったらガンダムファイターよ)」

亜里沙 「あたしが好きなのはu’sの海未さんですから!」キラキラ

ほのことうみ 「(おでこが輝く天使がいた。えくしあ25とえらいちがい)」

にこ 「?」

サインをもらった亜里沙は幸せな気分だった。
絵里はジャブローにいて大丈夫かしらと心配をした。
花陽は相変わらずu’sを見つめていた。それを見てる真姫はなぜかイライラする。

真姫 「(まったく花陽はいつ言うのよ)」

凛 「(まあまあもう少し待つにゃ)」

レビル 「なんだか今日はみんなナイショ話が多くない?ティアンム」

ティアンム 「うむ。女の子同士だからな」

などと呑気な会話をしてるなかUTX軍はジャブロー侵攻作戦の準備を着々としていた。
地球上の各部隊の大軍がジャブロー周辺に集結していた。サイド3にいるギレンは声高に演説した。

ギレン 『ジャブローを落とした者には元帥でもいかなる位でもやろうではないか!!』

この演説に誰あろう果敢に挑戦したのは赤い彗星のシャアであった。

シャア 「(ギレンらしいことだな。ならば私がやろうではないか)」

ひとりシャアは仮面の下で笑みを浮かべた。

No.235 17/04/01 05:42
自由人 

レビル将軍の計らいによりホワイトベースは第13独立艦隊ティアンム艦隊の一部として正式に組み込まれるようになった。

凛 「これはつまりどういうことにゃ」

花陽 「つまりはあなたたちは正式な軍人さんですよ、ということ」

真姫 「あたしは軍人じゃないけど」

穂乃果 「れ、連邦の軍人さんになっちゃったよ」

海未 「まあ致し方ありません」

機体がジャブローにないいことり、にこそしていまだ機体がない希と絵里は難を逃れたかに見えたが。
レビル将軍は希を見つめて言う。

レビル 「キミは乗る機体がなさそうだ。ホワイトベースには補充員と共にGファイターを二機渡すからキミはそのうちのひとつに乗りたまえ。高坂くんを助けてやってくれ」

希 「ウチがGファイター!?」

ブライト 「補充員というのはなんだ」

セイラ 「あのひとではないかしら」

スレッガー 「よろしくなブライトさんにおやどりさん」

ミライ 「ふう、もう少し襟をただしてください」

スレッガー 「きびしいな。噂のホワイトベースのお袋さんは。こちとら来たばかりだぜ」

正式に艦隊に組み込まれ補充員も来た。しかし問題がひとつあった。
こころここあ虎太郎、カツレツキッカの子どもたちの扱いだった。ジャブローの保育課が引き取ろうという配慮があったのだ。

保育士 「こら!待ちなさい!」

こころ 「お断りします」

ここあ 「逃げろ」

虎太郎 「じぇっとすとりーむあたっく〜」

希 「ん?」

キッカ 「やだやだ」

レツ 「おれたちはホワイトベースに残るんだ」

カツ 「お兄ちゃんたちのそばにいる!」

保育士 「わがままを言うのではありません」

穂乃果 「海未ちゃんがお兄ちゃん?」

海未 「おんなですが」

カイ 「おいおい。このチビたちはちいさいながらコロニーからずっと俺たちの戦いを見てきたんだぜ」

ハヤト 「無理矢理なことはやめてください」

保育士 「これは私の仕事です!口を出さないでください」

アムロ 「そんな」

保育士は子どもたちをジャブローの保育施設に連れていってしまった。
にこは複雑に見ていた。

にこ 「(あたしはソレスタルビーイングだから見てやれない)」

No.236 17/04/01 07:58
自由人 

ジャブローすべてに緊急警報が鳴り響いた。

ブライト 「総員配置につけ!我々は敵のジャブロー侵攻を阻止する」

アムロ 「マチルダさんにウッディさんがいた。よし」

セイラ 「アムロやる気ね」

戦いへの気合いと勘違いするセイラであった。
HONOガンダムに乗った穂乃果は希のGファイターを見つめた。

穂乃果 「HONOファイターにしない?」

希 「ほのファイターか。まあええよ」

海未 「よろしいんですか?和菓子屋ではありませんのに」

凛 「ジムカスタムいっくにゃあ〜」

花陽 「ジム改ですががんばります」

機体がないことりとにこは子どもたちを探そうとジャブロー内を走った。
同じ頃、南米ジャブローの上空にはガウ攻撃空母、ドップ、ガウの格納庫からはツバザク、グフ、ドムなど各部隊からの精鋭が空を覆わんばかりだ。
ギレンの演説や作戦発案もありその戦力はジャブローを落とすことができるのではと思わせるほどだ。
再びジャブロー、しかしその坑道付近にもUTX軍は少数だがいた。
シャア率いる潜水艦部隊だ。

シャア 「フフフ、せいぜい上の部隊には頑張ってもらわないとな」

赤いズゴックや量産型ズゴック以外にも奇妙なモビルスーツがいた。
ボラスキニフのゾックであった。

ボラスキニフ 「大佐はせいぜい暴れてください」

シャア 「わかった。くれぐれも気をつけるのだぞ」

洞窟や坑道から彼らは音もなく侵入していった。
地上ではセイバーフィッシュや少数ながら量産されたガンキャノン、ガンタンクタイプなどが上空からの敵を迎撃していた。
ガンタンクパイロットは園田海未に憧れを持っていた。

兵士A 「園田海未さんのように」

兵士B 「我々も戦うぞ」

兵士C 「ガンタンクの力を……!?ぐわ」

しかし空から降下してくるUTX軍のモビルスーツになかなか勝てずに撃破されていく。

パイロットA 「タンクもどきの気合いがちがう」

パイロットB 「気を抜くな」

ブラウン 「タンクもどきのくせに!」

ブラウンは小隊長となっておりドムでジャブローに部下と共に降下していた。
ドムのバズーカが火を噴いた!!

No.237 17/04/01 08:23
自由人 

ホワイトベースからガンダムやガンキャノン、ガンタンク、Gファイター、HONOファイターが発進してゆく。

穂乃果 「でもガンタンクな海未ちゃん」

無限軌道のキャタピラ音がなんとなく可愛くもあった。

海未 「なんですか!穂乃果」

穂乃果 「なんでもないよ」

などと言っていると坑道から見慣れないモビルスーツを海未は偶然見てしまった。

海未 「あれはベルファストで見たUTXのモビルスーツ」

パイロット 「大佐!連邦の基地ですぜ」

シャア 「よし!気をつけろ」

坑道内から基地に潜入したシャアの部隊の行動は素早かった。

シャア 「タンクもどきが」

海未 「ガンタンクだろうが私は海未です」

正確な射撃にシャアは舌を巻いた。
しかも二機のガンダムも追いかけてきた。

カイ 「俺たちはホワイトベースを中心に迎撃に回ろうぜ」

ハヤト 「わかりました」

海未のガンタンクもカイやハヤトについていった。
真姫はブリッジから見守っていた。
しかし戦いは激しさを増すばかりだ。

シャア 「しつこい!ガンダムにAHOとかいうヤツ!」

アムロ 「待て」

穂乃果 「アホじゃないもん!」

穂乃果はビームライフルを洞窟内にむやみに撃つことはしない。
アムロもだ。
だがシャアはズゴックの腕からミサイルを発射し妨害した。

アムロ 「しまった!?」

穂乃果 「ふさがれたよ」

シャア 「ふん、とりあえずは我々は作戦を遂行するぞ」

ジャブロー基地そのものは無理でも政治中枢や機能を破壊すれば宇宙への進出は防げるはずだった。
シャアは宇宙港そしてジムシリーズの量産工場などを見つけた。

No.238 17/04/02 11:44
自由人 

シャア 「モビルスーツを爆発させれば戦果は拡大するだろう」

部下たちに命じジムタイプのモビルスーツの足元に時限装置を仕掛けていく。
わずかに時間は遡る。
基地の保育施設に預けられたこころとキッカたちは子どもたちとはいささか馴染めないようだった。

子ども 「オレの父さんは連邦でえらいんだぞ。お前は?」

キッカ 「ふん!ベーだ😜」

戦争で家族を失ったキッカを庇うようにこころたち三人が生意気をいう子どもの前に立つ。

子ども 「なんだよ」

こころ 「あたしたちの家族は“えくしあ25”ことにこお姉さまであり」

ここあ 「u’sだ!」

虎太郎 「みゅ〜ず!」

子ども 「なんだよ!」

レツ 「け、なんだろうな。あれ」

カツ 「とにかくアムロお兄ちゃんたちのところに戻ろう」

保育士 「待ちなさい!こら」

保育士の声を無視して六人は保育施設を出たはいいが道に迷った。
しかし人の声が聞こえた方向に向かうと驚いた。

カツ 「あれは」

レツ 「UTXだ」

キッカ 「なにかしてる」

こころ 「爆弾?」

ここあ 「退治をしないと」

虎太郎 「おとなに知らせよう」

シャア 「これで数分後には基地は爆発だな」

シャアは振り返ると子どもたちの姿を見たようだが気にはしなかった。
地上に出たアムロ、穂乃果たちは上空からの敵を迎撃した。

アムロ 「シャアはどこだ」

穂乃果 「見失った」

希 「地下ちゃう」

セイラ 「そんな気がするわ」

カイ 「ホワイトベースが心配だぜ」

ハヤト 「わかりました」

ガンタンクの海未は地上に上がることなくジャブロー内を進んでいた。
するとこころたちを探していたことりたちを見つけた。いや正しくはにこをガンタンクで踏んでいた。
ぎゃああ〜っ!!

海未 「ん?なにか踏みましたか」

ことり 「海未ちゃん!にこちゃんを踏んでるよ!?」

海未はガンタンクを一度降りて踏まれているにこを確認してから動かした。

にこ 「まてまて!確認しなくてもコクピットからわかるでしょう」

海未 「いえあまりににこが低すぎますので」

低い!言うなとジャブロー内に響き渡る。

No.239 17/04/02 12:07
自由人 

ジャブロー内にあるレビル将軍たち政府高官たちのいる高官室にも爆撃は伝わっていた。

高官A 「ここが落ちることはないだろうな」

高官B 「うむ」

レビル 「案ずることはない。かのルウム戦役でも守り通したからな。それに私はホワイトベース隊の若者たちに期待をしている」

将軍の言葉に説得力があり高官たちも従った。
ジャブローの地上の爆撃やモビルスーツの降下は止まらない。
にこの叫びをシャア、アムロ、穂乃果たちは聞いたような気がした。

シャア 「なんだ(懐かしい声がしたような)」

穂乃果 「シャア?」

アムロ 「そんな気がしたと思う」

希 「ウチらはホワイトベースや」

セイラ 「しかたないわね。凛ちゃんたちだけじゃ不安だわ」

希たちはHONOファイターとGファイターたちを向かわせた。
凛と花陽の二機のジムも警戒は続いていた。

凛 「地上はスゴいにゃ」

花陽 「こわいです」

希 「地上はめっちゃ敵がおったで」

セイラ 「Gファイターではジャブローは戦いは向かないわ」

ふとなにかを感じたセイラはGファイターを降りてバギーを走らせた。

スレッガー 「ふむ、あのお嬢さんはなにかあるのかね」

ミライ 「戦闘中ですよ。いまは」

ブライト 「(ミライを狙っているのか。スレッガーとやらは)」

戦闘中にも関わらず三角関係の予兆があった。
ジャブローに激震が走るなか子どもたちは走っていた。

こころ 「さっきの人たちがいたのはここだよ」

キッカ 「がんだむ?」

カツ 「凛お姉ちゃんが乗ってたジムタイプに次世代への機体た」

レツ 「うん」

ジムタイプを中心に多くのタイプがあるがなかにはガンダムタイプもあった。

虎太郎 「とけい?」

キッカ 「ばくだんよ!!」

子どもたちはどうしよ!どうしよ!と慌てたところにガンタンクに乗った海未たちが現れた。

こころ 「お姉さま!ガンタンクな海未さま」

にこ 「どうしたの」

海未 「ガンタンクが代名詞みたいですね……」

三人は子どもたちから爆弾が仕掛けられているのを知り手分けしてモビルスーツから爆弾を排除した。

No.240 17/04/02 15:02
自由人 

海未 「ガンタンクに爆弾を載せるわけにはいけませんね」

そこへ遅れてフラウがバギーでやって来た。

キッカ 「フラウお姉ちゃん」

フラウ 「心配させて」

にこ 「まったくよ」

ことり 「フラウさんバギーにこの爆弾を載せてどこかへ捨てましょう!」

フラウ 「爆弾っ!?」

慌てるフラウの反応にみな普通の女の子と素直に思った。

うみことにこ 「(ふつうだ)」

爆弾をバギーに載せてどこか安全なところで捨てるのだ。
運転するのはにことことり。共通なのはエクシアにウイング、皮肉なことに天使を彷彿させる者同士だ。

にこ 「フラウさんはこころたちを安全な場所までお願いします」

ことり 「海未ちゃんは穂乃果ちゃんかホワイトベースにいって」

海未 「わかりました」

フラウたちが安全な場所に行くのを見ると海未は基地内を走った。
するとボラスキニフのゾックが基地内を破壊していた。

海未 「新型っ!?」

ボラスキニフ 「タンクもどきが新型のゾックを舐めるな」

そしてシャアはウッディら連邦軍人を倒していくがガンダムと遭遇していた。

アムロ 「よくもウッディ大尉を!」

穂乃果 「顔のいかついマチルダさんの旦那さんになるはずのひとを」

シャア 「ええい!しつこい」

シャアはいつまでも爆破のタイミングが来ないので失敗したのを悟りしかもアッガイ隊は二機のガンダムにやられていた。

シャア 「ボラスキニフ聞こえるか。援護しろ」

ボラスキニフ 「了解」

ゾックはガンタンクからガンダムの方へ向き直り攻撃した。

アムロ 「なんてパワーだ」

ボラスキニフ 「伊達にビームは積んじゃいない」

穂乃果 「ん?あれに見えるは海未ちゃん!海未ちゃん背中から攻撃だよ」

海未 「はい?こちらが正面ではないですか」

実はゾックは前後がほぼまったく同じ姿なために敵である穂乃果たちには区別がわからなかった。

ボラスキニフ 「おらおら」

ほのうみアム 「うわ」

ゾックのミサイルやビームが三人を襲う。
バギーで走ることりににこ!
ふたりは人気のいない坑道に爆弾を積んだバギーを乗り捨てた!
爆発が坑道内で起きそれはゾックの上から瓦礫になり現れた!

No.241 17/04/02 16:12
自由人 

ぐわああ〜!?、突如として降り注いだ瓦礫や岩にボラスキニフは戸惑った。
この機を逃す穂乃果たちではない!ビームライフルを放ち海未はミサイルを放つ!
ボラスキニフは愛機ゾックと共に四散した。

アムロ 「逃がしたか。シャア」

穂乃果 「相変わらず早い」

海未 「ん?地上の戦闘が済んだようですが」

地上の爆撃や戦闘音もあまりしなくなっていた。
穂乃果たちはホワイトベースに引き返した様子をシャアは見ていた。

シャア 「ええい、ガンダムめ。あのガンタンクとかいうのも侮れん」

潜水艦に帰ろうとした時だった。外から自分の名を呼ぶ声がしモニターに映すとサイド7で見たあの少女である。
アルティシア、とシャアはコクピットから降りた。

シャア 「アルティシアか」

セイラ 「に、兄さんなのですね。なぜUTX軍に」

シャア 「父ジオンはザビ家に殺され父が残したA-RIZEなる少女たちは利用されている」

アルティシア 「復讐ですか」

シャア 「そうかもな。だがアルティシア、連邦にいるならお前は連邦から離れろ。わかったな」

シャアは自分の身に危険を感じてコクピットに戻り闇に消えていった。
兄さん、とセイラの声は消えるようだった。
UTX軍のジャブロー侵攻は失敗に終わった。この日、ジャブローからサラミス級およびマゼラン級戦艦は宇宙へ射出された。
また時を同じくしてギアナ高地ではシャッフル同盟を狙うマスターアジアの攻撃、アラスカではザフトを狙ったサイクロプス、サイクロプスから難を逃れたアーク・エンジェルにフリーダムなど後の戦争の激しさを残す戦いがいくつかおこなわれていたのだ。
ホワイトベースは大平洋を経由し再び宇宙へ向かうのだった。
しかしまだ花陽はu’sへの参加を躊躇っていた。

花陽 「入りたいよ」

凛 「あ〜!もうかよちんおいで」

真姫 「じれったいのよ!花陽は」

ふたりに手を引かれ練習を終えた三人のもとに向かわされた。

穂乃果 「?」

花陽 「あ、あたしを!」

穂乃果 「ジムにしときなよ。ガンタンクに乗ったら海未ちゃんだよ?」ゴチン!

海未 「ガンタンクイコールわたしですか」

花陽 「u’sにあたしを入れてください!」

やっと言えた花陽である。

No.242 17/04/02 18:23
自由人 

おおっ……、と海未の拳骨に堪えた穂乃果は頭を押さえた。

穂乃果 「さ、さすが海未ちゃん……。流派東方不敗を免許皆伝した……拳骨は効いたよ……」

花陽 「」ヘイキナノッ!?

さながらムンクの『叫び』のように花陽は表情を変えたが穂乃果は頭を撫でてていた。

穂乃果 「ま、まあ平気ではないけど一千万分の一の海未ちゃんの力をむかしからやられてたし……」ウルウル

ことり 「いちおう平気なのはあたしと穂乃果ちゃん、あとは雪穂ちゃんくらいかな」

海未との付き合いも大変だなと三人は心から同情した。

穂乃果 「それで花陽ちゃんはu’sに入りたいの?こんなガンダムファイターみたいな海未ちゃんがいるのに」

海未 「穂乃果」

ことり 「まあまあ」

花陽 「はい!あたしも宇宙に平和を伝えるスペースシップアイドルになりたいです(海未ちゃんみたいなのはいやかな)」

凛 「かよちんがやるならりんもやるっにゃあ〜!」

真姫がツンとしていると凛が後押しをした。

凛 「ついでに真姫ちゃんもu’sに入ろうよ」

真姫 「ついでってなによ!」イミワカンナイ

花陽 「でも穂乃果ちゃんたちに曲を提供したんでしょう」

真姫 「ヴェェ」

穂乃果 「まあファーストライブはあまりお客さんいなかったけどね」

ことり 「ネット配信でようやく人気が見えてきたね」

海未 「まあそうですね。そういえばにこは?」

こころ 「お姉さまはジャブローを離れた時に用があるからまたね、と降りていかれました」

雪穂 「亜里沙〜!亜里沙〜!」

にこはホワイトベースを再び降りてソレスタルビーイングとしての活動を再開しながらu’sの活躍を見守りながらライバルとしても見守るのだった。
同じくジャブローで降りていた絢瀬姉妹はシャアと合流していた。

絵里 「助かりました大佐」

亜里沙 「姉の情報がお役に立ちましたか」

シャア 「まあその件はよしとしよう。木馬も宇宙へ向かうか」

ナレーション矢島晶子『オラ野原し……コホン。この日、六人となったu’sの歌声は満身創痍のアーク・エンジェルやオーブ、サンクキングダム、アザディスタン皇国などに配信されていき歌声は平和の灯となった』

穂乃果 「しんのすけ?」

No.243 17/04/03 10:01
自由人 

ホワイトベースは大平洋を進んでいた。この後に大気圏突入をして宇宙へ出るはずなのだが。

穂乃果 「ブライト艦長さん」

ブライト 「なんだ」

海未 「(めずらしいですね。穂乃果がブライト艦長に意見するなんて)」

ことり 「(なんだろね)」

穂乃果 「ほのかは意見します!オーブに寄ってください!ブラちゃん!」

瞬間、ミライの操舵ミスで艦が大きくバレルロール(旋回)した!
当然、こころたちは艦内を転がっていた!

こころ 「きゃあ」

ここあ 「なんの!」

キッカ 「ミライさん!!」

レツ 「よく踏ん張れるな」

虎太郎 「かいてん〜♪」

カツ 「やれやれ」

子どもたちはジャブローを救った功績と本人たちの意思によりレビル将軍の配慮でホワイトベースにいることを許されていた。

ブライト 「なぜだ、高坂曹長」

曹長という響きに本当に連邦に入っちゃったと思う感慨もしばしばすぐさま意見した!

穂乃果 「オーブに寄って温泉たまごや観光……ではなく」

まきりんぱな 「(ほぼ目的を口走ったわね(にゃ))」

穂乃果 「オーブの他国をしんりゃくしないしんりゃくさせない。中立を保つ国の在り方を勉強したいのです」

ことうみ 「(途中がひらがななのはうろ覚えだよ)」

ブライト 「そんなことはコンピュータールームで学べるだろう」

セイラ 「ですがサンクキングダムの完全平和主義同様に学ぶところもあるはず」

ミライ 「まあ大平洋を通り抜けるから航路上だし」

スレッガー 「いいんじゃないのか。レビル将軍もゆっくり宇宙に上がれって言ったんだろう」

レビル 「いや言ってない」

ブライト 「ううむ」

穂乃果 「ブライト艦長、便秘なら海未ちゃんに気張り方を習ったら……」

海未ブラ 「ちがう!」

海未 「なんで私が便秘の時の力の入れ方を教えるんですか」

ブライト 「便秘ではなく考えているんだ」

悩む。
たしかにオーブに興味がないわけではない。しかし欧州にあるサンクキングダムよりは近い。
なんでもヘリオポリスは平和なコロニーだったがザフトにより破壊されたと聞く。
決断した。

ブライト 「まあいいだろう。滞在は数日だぞ」

No.244 17/04/03 10:38
自由人 

ホワイトベースが大平洋で進路をオーブに変えていた頃、にこはプトレマイオスからエクシアに乗って発進していた。

スメラギ 「刹那」

にこ 「ガンダムエクシア、刹那いくわよ」

エクシアの飛び去る姿がブリッジから見えた。
アレルヤは言う。

アレルヤ 「彼女はどこに」

ロックオン 「チームトリニティだな。奴等のやり方はいけすかねえ」

ティエリアは思う。
彼女とはいさかいはあるものの彼女の考えや行動に納得するものはある、と思われた。
にこはエクシアのコクピットで思った。
民間人を巻き込むトリニティの非道なやり方は連邦軍人やUTX、OZの一部にも見られるがトリニティはやり過ぎた。
ネーナ・トリニティは自分たちの前のエクシアに真っ先に気づいた。

ネーナ 「ガンダムエクシア!?刹那・F・セイエイ」

にこ 「あなたたちは穂乃果以上にガンダムではないわ!」

ヨハン 「穂乃果だと」

ミハエル 「なんだと!スペースシップアイドルと俺らを一緒にすんな!」

三機のガンダムスローネはホワイトベースが通りすぎた大平洋上上空でエクシアとぶつかりあう!

にこ 「あんたたちはやり過ぎなのよ!」

GNビームソードがにこの感情が伝わったように輝く!
ネーナは叫んだ!

ネーナ 「あんた!本当の刹那じゃないでしょう!ちびっこ!」

にこ 「ちびっこ言うな!ちいさくてもあたしもスペースシップアイドルだ!えくしあ25よ!」

ミハエル 「正体がどうあろうが関係ねえ!」

ヨハン 「く、よせ!ちびっこエクシア」

ヨハンの言葉によけいに怒りが燃えるにこである。
にこは個人的感情よりもソレスタルビーイングの一員として自らの不遇な運命と戦うようになっていた。
しかし敵は三機のガンダムだ。疑似GNドライブとはいえ互角なのだ。

ミハエル 「死ね!」

ツヴァイのGNバスターがエクシアを襲った時だ!
もうひとつエクシアの背後からビームが飛んできて干渉し爆発した。

にこ 「ヴァーチェ……(一瞬、希かと思ったあたしがいたわ)」

ティエリア 「援護する。刹那・F・セイエイ」

ホワイトベースにいる希は盛大なくしゃみをしていた。

希 「ぶぁっくしょい!!」

穂乃果 「風邪?」

No.245 17/04/03 12:04
自由人 

にこ 「ティエリア……」

ティエリア 「よそ見をするな。フォーメーション25だ」

エクシアとヴァーチェは巧みにフォーメーションを取りトリニティのスローネ三機を追い詰めてゆく。何度か練習でフォーメーションは積み重ねていたが実戦はこれが初めてであるがふたりの息は合っていた。

にこ 「GNダガー!」

ティエリア 「ふ、ムキになるな。この程度の奴等僕たちでも倒せるはず」

にこ 「そうね」

エクシアは蹴りをスローネドライに放ちネーナは悲鳴を上げた。

ネーナ 「きゃあ」

ミハエル 「いい気になるなよ!てめえ」

ヨハン 「く、よせ」

たが数で劣るはずのソレスタルビーイングのガンダムにトリニティは劣勢を感じる。
ネーナはムキになる。

ネーナ 「いい加減にしなさいよ!ちびっこ」

にこ 「うっさいわね!ツンデレシスター」

ネーナ 「本物の刹那ではないくせに!!」

なに、とヨハンはこの時愛妹の言うことをたしなめようとしたがヴェーダにある刹那のプロフィールにリンクした時だ。
刹那のプロフィールが以前見たときと異なっていたのに気づく。

ヨハン 「ヴェーダが書き換えられている!?いや」

ヴェーダを操る何者かが書き換えたと咄嗟に感じた。そこにはこう書かれていた。

コードネーム 刹那・F・セイエイ
本名 ニコ・ヤザワ(矢澤にこ)
age:18
スペースシップアイドル名:えくしあ25




など無数のデータの羅列をヨハンは読んでいた。
そこへヴァーチェがトライアルシステムを発動させナドレに姿を変えていた。

ティエリア 「キミたちはガンダムに相応しくない!ナドレ、トライアルシステム!」

にこ 「やるじゃない」

トリニティはガンダムが動かないことに慌てた。

ネーナ 「ちびっこエクシア!!」

ミハエル 「くそ」

ヨハン 「く」

しかしトライアルシステムの発動は急に停止した。

ティエリア 「なに?やはりヴェーダは……!?」

にこ 「ティエリア!」

にこはヴァーチェをかばうようにGNソードを構えトリニティからの攻撃を防いだ。
危機がにことティエリアに迫った時だった。
もうひとつGN粒子を放つ機体が現れた。

No.246 17/04/03 15:19
自由人 

ロックオン 「ミススメラギもやるねえ」

GN粒子を放ったのはロックオンのガンダムデュナメスでありにこたちを援護した。

ヨハン 「ロックオンか。いやライル・ディランディか」

ロックオン 「それがどうした」

不敵な瞳をする彼の耳にヨハンはにこの正体を明かした。

ヨハン 「キミたちの側にいる刹那・F・セイエイは刹那であるが最初の刹那ではない」

ロックオン 「それがどうした!」

ヨハン 「彼は、いや彼女はキミの仇だ」

なに、とロックオンはライフルを放ちながらも絶句していた。
ヨハンは言う。

ヨハン 「彼女はキミが家族を失ったテロに加わっていた。キミの父母や妹を倒した仇だ、どうする」

てめえ、と息が詰まる思いをしながらロックオンはライフルを放ったが三機のガンダムスローネは空に消えていった。
ロックオンはエクシアにいる刹那いやにこを見つめた。
大平洋の孤島にあるソレスタルビーイングのアジトでロックオンはにこに事情を聞いた。
にこはすべての事情を話した。

にこ 「ええ、あたしはサーシェスのいたテログループにソランくんと共にいたわ。主に食料調達係兼雑用で。足のくさいサーシェスにこき使われたわ」

ロックオン 「サーシェス?そいつがお前に命令してたのか」

ええ、と頷くふだんはツンデレなにこにしては素直だった。
ロックオンが銃を向けていたからだ。
死んじゃう死んじゃう、とにこは心から嘆いた。ホワイトベースにいたらまだ死ななかったのにととことん嘆いていた。

ロックオン 「仇を討たせろ!刹那」

にこ 「」

あまりに怯えてにこは放心寸前だった。
ティエリアは黙って見ていた。

にこ 「(死ぬわ死んじゃうわ……うわわわん!!)」

ロックオンの銃から弾丸を放つ音が島に響いた。
ダァーッーン!

にこ 「」ハッ!

にこ 「(い、生きてる?生きてるわよね!?)」

ロックオン 「なぜ避けなかった、刹那」

にこ 「あたしがガンダムになれなかったらロックオン、あなたがガンダムになればいい。それだけよ……」

にこはガクガク震えながらカッコいい台詞を言った!と言えた!と確信した。
震えながら。

No.247 17/04/03 19:20
自由人 

ロックオン 「ガンダム?あははは」

ティエリアがなにが起きたかわからない顔に気づいたロックオンは笑う。

ロックオン 「これが人間だ。ティエリア、いいことも悪いことも飲み込もうとする。矛盾もな」

ティエリアは少しわかった風な顔をしたがにこは少しちびっていた。
プトレマイオスに帰るまでエクシアのコクピット、艦の私室でちびっていた。
しかし歴史は動く。
連邦、連合、マスターアジアなどに遅れること三国家群は何者かの手により疑似GNドライブを手に入れチームトリニティを狙い動いた。
三国家群にまとまりが見えはじめていた。

にこ 「チームトリニティが、あのツンデレが」

ロックオン 「これは俺たちも標的だな」

スメラギ 「ええ、ソレスタルビーイング自体が彼らの敵なのよ」

アレルヤ 「これは心してかからないと」

ティエリア 「だが戦争根絶のためには僕たちはやらないといけない」

にこは整備を終えたエクシアに向かい出撃した。
トリニティと戦うために。
しかしトリニティはサーシェスの手によりすでに兄ふたりがやられ生き残ったのはネーナだけであった。三国家群と戦い疲弊してたところを不意打ちされた。

にこ 「同士討ちしてる?ちがうわ」

ネーナ 「く、兄兄ズのかたきを」

サーシェス 「アッハッハ!これがガンダムか」

サーシェスの操るガンダムスローネツヴァイは圧倒的な力を示していた。
にこは叫んだ!

にこ 「埼玉のヒロシ!いやサーシェス!」

サーシェス 「クルジスの雑用メイドかよ!また足の臭いを嗅がすぞ」

にこ 「自分の足の臭いを嗅いでなさい!」

エクシアのGNソードを構えさせサーシェスに挑む!その間にネーナは逃げていった。

にこ 「いいかげん埼玉に帰りなさいよ。みさえのもとに!」

サーシェス 「うっせえ!いまは単身赴任なんだよ!」

しかしにこは劣勢を強いられた。一本一本のGNソードが弾かれていた。

にこ 「この足くさオヤジが!!」

サーシェス 「うっせえ!屁をかますぞ」

しかし奇跡が起きた。
トランザムシステムが発動したのだ!

サーシェス 「な、なんだ!?」

トランザムが発動したエクシアに翻弄されたサーシェスは引き返した。

No.248 17/04/04 05:13
自由人 

スメラギ 「トランザムシステム、イオリアが残したシステム……」

リヒティ 「スゴいじゃないですか!」

ラッセ 「だがな、時間制限もあるしおいそれと使えんのもある」

プトレマイオスに戻ったにこたちガンダムマイスターは頷いた。
なにより三国家群に疑似GNドライブが渡ったことは驚異的な事態だ。

にこ 「イオリア・シュヘンベルク……//////」

また真姫に聞きたいことが増えた彼女であった。むしろ聞きたいことを口実に親しくもなりたかったりする。
しかし適度にネットでu’sに嫌がらせなコメントをにこはしていた。
自称ライバルとして。
“あなたたちはまだスペースシップアイドルじゃないわ’と。
その頃、ホワイトベースはオーブに入港しようとしていた。
港にはカガリが迎えに来ていた。

穂乃果 「よーし!観光……じゃなくて社会勉強だよ」

海未 「そのわりにおしゃれをしてますね」

穂乃果 「し、してないよ!」o(T□T)o

ことり 「うふふ」

海未 「ことりはいいのですか?宇宙にいかなくて」

ことり 「ホワイトベースが宇宙にいくんなら途中、シャトルを貸してくれたらいいから」

ガンダム01パイロットが宇宙に不在のためコロニーはOZの懐柔政策が進んでいた。
デュオは捕まりトロワはOZに潜入しカトルはL4コロニーで父や姉と出会い五飛は孤独に戦っていた。

デュオ 「ことりはどうした!!」

トロワ 「……」

オーブは連合がアラスカにサイクロプスを使い味方をも犠牲にするやり方をマリューやキラから聞きながらも中立を保っていた。
ウズミはホワイトベースの入港を認めたのはu’sを見たかったからだ。数少ないスペースシップアイドルを。

ウズミ 「カガリも見ておくんだな。u’sの伝えたいことを」

カガリ 「はい(つまりは私にCDデビューをしろですね)」

そんなことがあった。

カガリ 「穂乃果!」スカッ

穂乃果 「カガリちゃん!これから観光だからごめんね」ダッシュ!

海未 「申し訳ありません」

ことり 「ごめんね」

凛たちもおしゃれをして後を追いかけた。

真姫 「やれやれね」

カガリ 「キラたちもいるのに」

落ち込むカガリだった。

No.249 17/04/04 16:23
自由人 

穂乃果たちは観光……もとい社会勉強をした後にようやくキラたちと再会した。
なんでもキラとアスランは互いの友や仲間を殺し殺され憎しみの頂点に達しておりキラは一時は爆発したイージス、ストライクの中で生命の危機だったらしい。
さいわいマルキオ導師に救われプラントでラクスと出会ったという。

ほのことうみまきりんぱな 「ラクス・クライン!?スペースシップアイドル人気ナンバー1の!?」

彼女たちの驚きをよそにキラは淡々と話を続けた。
プラントで傷を癒していたがプラントもナチュラルを倒すことしか考えていない思想を悟りアーク・エンジェルにいる仲間を助けたいと願いラクスからフリーダムを与えられアラスカで連合ザフト勢力に関係なく停戦を求めたという。
穂乃果たちはアーク・エンジェルのデッキでフリーダムという機体を見つめた。

穂乃果 「スゴい」

ことり 「うん」

海未 「(ラクスに会えばガンダムという特典がつくのですか)」

真姫 「カッコいいにゃ」

花陽 「あたしもいつかはガンダムに」

真姫 「これは……(Nジャマーキャンセラーが……Nジャマー…にこちゃんジャマー…にこちゃんジャマじゃないわね)」フフフ……

フリーダムを見つめちいさく笑みする真姫に穂乃果たちは「だいじょうぶ?」と心配した。

真姫 「な、なんでもないわよ!」

しかしキラとアスランが互いを殺しあったことはにわかに信じられなかった。

穂乃果 「ズラちゃんがキラちゃんを殺そうなんて」

海未カガ 「ザラです(だ)!!」

そこへエリカ・シモンズ、ムゥが現れた。

エリカ 「あらお姫様にもいい友達ができたようね」

カガリ 「ふん」

穂乃果 「真姫ちゃんに似てツンデレだね」

エリカに案内されたのはアスランにより破壊されたはずのストライクが修復されていた。
まるで新品同様に輝いている。

エリカ 「今度はナチュラル用にOSを書き換えてみたんだけど」

海未カガ 「私を乗せろ!むっ!なんですか(だと)」

穂乃果 「う、海未ちゃんにはモビルとれーすしすてむがいるよ!ガンダムファイターなみなんだから」

ことまきりんぱな 「うんうん」

海未 「」

ムゥ 「ダメだ、コイツには俺が乗るからな」

No.250 17/04/04 17:21
自由人 

しかしオーブにも長い平和の刻が連合の手により崩壊しようとしていた。
連合はモルゲンレーテとマスドライバーを力により接収しようとしていた。

司令官 「アズラエル理事、事前情報によるとHONOガンダムを搭載した連邦のホワイトベースが入港したらしいですが」

アズラエル 「ア〜、連邦の艦ですか。巻き添えということにしときまショ。しかしHONOガンダムですか……サイド7以来戦績を上げている機体ですネ。キョーミあります。キミたちできれば捕獲してください」

モニターに映る強化人間のオルガたちに彼は命じた。
再びオーブ。
ことりは機体がないことに悩んでいたがエリカに意見を言ってみた。

ことり 「あ、あのよそ者のあたしが言うのもなんですけど機体を貸してください!なんでもいいんです!」

エリカ 「あなた」

カガリ 「エリカ・シモンズ!私にも機体を貸せ」

海未 「私もお願いします」

穂乃果 「よし!恒例のババ抜きだね」

ことうみカガ 「負けないよ(ません)!!!」

ことり 「いち抜けたよ!!」\(^o^)/

勝負は脳筋同士の対決となった。
しかしふたりは気づいてなかった。どっちが勝っても負けても機体はことりのモノであった。

カガリ 「右か」

海未 「負けません」(≧∇≦)

カガリ 「左か」

海未 「なんのです」(/。\)

カガリ 「右だ!よし!勝った!」\(^o^)/

海未 「また負けました」(ToT)

エリカ 「だけど機体はことりさんのモノね。一機だけ乗り手がいなくて困ってたのよ」

両雄ならび立たずであった。海未とカガリは似た者同士なのかもしれなかった。
エリカがことりに貸す機体はオーブの象徴たらん機体であった。

エリカ 「M1アストレイよ」

ことり 「M1あすとれい、……つまりは“ミナリンスキーはナンバー1。だけど王道じゃない”……いいよ!」

海未 「な、なんでことりにガンダムなんですか!あなたにはウイングガンダムがあるのに!」

海未はみっともないくらいに歯噛みした。
しかしその間に連合からの攻撃が開始された。
穂乃果、アムロたちも発進していった。

穂乃果 「ほのかいくよ!」

アムロ 「アムロいきます!」

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