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機動戦士ほのガンダム 〜宇宙に舞う9人の歌姫〜

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自由人
17/07/08 15:08(更新日時)

あらすじ

人類が、その増えすぎた人口を宇宙に移民させるようになって、すでに半世紀以上が経過していた。
地球の回りに浮かぶ巨大な人工の大地、スペースコロニーは、人類の第二の故郷となり、人々はそこで子を生み、育て、そして死んでいった。

宇宙世紀七十九。
地球から最も遠いスペースコロニー群、A-RISE3は、UTX国民こそ宇宙の最先端を名乗り歌と歌姫による軍事国家と化し、A-RISE歌公国の名を掲げ独立戦争を挑んで来た。
開戦後、わずかにひと月とたたずして、人類はその総人口を死に至らしめまたA-RISE歌公国に寝返る者もいた。
人々は、その、自らの行為に恐怖しまたA-RISEの歌声に惹かれていた。

しかし、後にu’s(ミューズ)と名乗る9人の少女が歌姫となりひとりまたひとりと終結していた。“ほのガンダム”という希望の名の下に……。

注 世界観設定は基本的に宇宙世紀シリーズに沿いますが、アナザーガンダムなど他ガンダムシリーズの機体や世界観も入ってくると思います。
オリジナル作品とは多々、異なる点はご了承ください。

16/10/31 15:28 追記
絢瀬絵里と亜里沙の登場はたぶん遅めの予定。
u’s 結成までには時間かかる可能性あり。
今後、にこは過去とサーシェスと向き合いソレスタルビーイングとして戦いに身を置く。ただしこころたちは忘れずまた穂乃果たちを影ながら支援。
ことりはトロワと行動を共にし平和を考えた連合指導者親族へ贖罪の旅。その後はゼクスによって修復されたウイングを見る、が後にホワイトベースと合流するかは未定。

No.2376760 16/09/13 07:59(スレ作成日時)

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No.301 17/04/14 05:40
自由人 

フツウのこと?とほのりんぱなトリオは揃って首を傾げた。
ナタルはなんでもオルガたちがドニミオンの他のクルーに馴染めてないらしくなんとか普通のことを学ばせようとしたらしくサイド6のコロニーに訪れたらしい。
彼女らしくないではあるが艦長になった責任や監督もあるのだろう。
海未や希はイヤな予感しかしない。

穂乃果 「フツウといえばパンだよ!パン」

花陽 「いえいえゴハンです!ゴハンといえば白米!そして定食屋もいいです!」

凛 「にゃにを言いますか!フツウつまり庶民にはラーメンが付き物!」

ほのりんぱなトリオは睨み合う!
海未はたまりかねて叱る!!

海未 「食べることしか頭にないのですか〜っ!!!」

ひええ!と怯える。
海未は意見する。

海未 「フツウといえば健康的な生活を送り規則ある食生活をしてバランスよく食べること。あとは出来ましたら人並み以上の体力を身に付けること」

うむ、と満足するナタル。ナタルと海未は似た者同士のようだ。
しかしオルガたちは舌を鳴らす。

オルガ 「艦長さんよ。とっとと帰ろうぜ」

シャニ 「同感」

クロト 「なんもねえしこのコロニー」

海未はムッとし口を挟む。

海未 「なんですか!?ナタル艦長に対してその口の聞き方は!仮にもあなたたちは部下でしょう!」

ナタル 「私も困っているのだ」

海未 「わかります。そのお気持ち。私も穂乃果のようなちんちくりんを仲間に持って苦労が耐えません」

穂乃果 「ちんちくりんじゃないよ」

海未 「ちんちくりんですよ!」

ガミガミとふたりは路上で口喧嘩をしあいさすがに大人のナタルは咎めた。
よさないか!
ナタルに言われふたりは静かになった。
希が言う。

希 「まあ普通のことがしたいんなら観光がベストちゃうかな」

ナタル 「観光?修学旅行みたいだが」

希 「ウチらと一緒に遊んだらええやん。ナタルはん」

うむ、とナタルは仕方なく同意した。
オルガたちは戦闘時以外はほぼ自室にとじ込もっているか医師たちから薬をもらったり何らかの処置をされているらしかった。
再度、月に向かう際にはオブザーバーが乗り込むとか聞いてはいた。

穂乃果 「よしあそぶよ」

No.302 17/04/14 09:56
自由人 

穂乃果たちが遊んでいる頃、アルはバーニィと作戦会議をしていた。
連邦軍の新型NT-1を倒すためにだ。

アル 「やっぱバーニィがケンプファーのパイロットになった方がよくない?」

バーニィ 「オレが?」

アル 「だってバーニィは片手片足のザクでジムをバッタバッタ倒したんだろう。スゴいよ」

バーニィ 「あ、ああ……だけどケンプファーはミーシャが乗る。俺たちは新型に爆薬を隊長たちともに仕掛けるんだ。そしてトンズラさ」

ちぇ、と口を尖らしていると仕事を終えたクリスが顔を出した。

クリス 「なにがトンズラなの?」

バーニィ 「な、なんでもないさ」

アルがクリスに甘えるように抱きつくのを見てバーニィは思う。
いいな。子どもはなんでも戦争ゴッコと思ってやがる。
だけどオレは……。
クリスはバーニィたちを見て食材を見せる。

クリス 「今夜はドラゴンガンダムカレーよ」

サイシー 「オイラのドラゴンガンダムがカレーに!?」

クリス 「ただしくはドラグスレイブカレーよ。うふふ」

アスラン 「彼女はリナ・インバ□スだ……」

アスランはアーク・エンジェルで与えられた自室でクリスをネットで見て震えた。
同じ頃、アムロとようやくセイラと食事を共にしていた。奮発してディナーだ。

アムロ 「セイラさんこんなお食事で申し訳ありません」

セイラ 「構わないわ。アムロだって若井おさむと同じで安いのでしょう」

アムロ 「」

セイラ 「ゴメンなさい。気を悪くしたかしら」

アムロ 「い、いや(あんなのと僕はちがう!)」

すると側の席ではロシア人クォーターの姉妹がディナーに涙していた。

えりあり 「」ウルウル ウルウル

クスコ・アル 「そんなに嬉しいのか」

絵里 「な、なにを言ってるのですか少佐。いつも食べてます」

亜里沙 「うんうん」

見栄を張る絢瀬姉妹。
彼女たちはソロモン戦を控えているがシャアの好意によりサイド6に来ていた。
ちなみにそのシャアはララァと二人きりの夜を過ごしていた。

シャア 「ララァ、エルメスをお前に試すような真似をしてすまなく思う」

ララァ 「大佐は私のような者に優しくしてくれました」

アムロと大違いである。

No.303 17/04/14 18:30
自由人 

このような一時的な穏やかななかL4コロニーではカトルは父ザイードと再会し異母姉イリアに救われていた。

ザイード 「ウィナー家の跡取りがガンダムパイロットなど」

カトル 「しかし誰かがやらなくてはいけないんです」

イリア 「立派な息子ですわ。お父様」

ザイード 「私はコロニー代表会議に出る。いいな?カトルお前は二度とガンダムに乗ってはならん」

カトル 「父さん」

ザイードが出席したコロニー代表会議ではOZによる懐柔策により武装化の一途を辿り彼はひとり反対していた。

代表A 「ウィナーさまお分かりください」

代表B 「我々は安全でありたいのです」

ザイード 「誰のための!なんのための安全だ!OZにそそのかされおって」

OZ代表 「」

代表C 「コロニーはザイードさまただひとりのものではありません」

彼はわかってもらえないことに苦悩し葛藤していた。ウィナー家はかつては私財を投資しコロニー創成期の時代を他コロニーと共につくった一族である。
同じ頃、カトルはガンダムサンドロックがH教授によって作られた隠し工場にイリアと共にたずねていた。

カトル 「ガンダムをまた作らないと」

イリア 「また戦うの。コロニーの人たちはわかってくれないのに」

カトル 「それでも戦わないといけないんだ。ん?これは」

データを調べていると愛機ガンダムサンドロック以外にもう一機見たことないガンダムのデータが入っていた。
しかし家の者から通信が入り驚愕した。

執事 『大変です!カトルさまザイード様が資源衛星を!』

慌て姉と共に駆けつけるとザイードが資源衛星を切り離しているのが見えシャトルで追いかけた。
しかしOZの手も迫り攻撃されていた。

カトル 「父さん!」

ザイード 「カトルか!お前はなにがあっても戦ってはならん!ぐっ……私は戦っておるのだ!?」

瞬間、資源衛星もろともザイードは絶命し資源衛星の破片がシャトルを襲いカトルはイリアに庇われた。

イリア 「カトルっ!?よかった、無事なのね」

カトル 「姉さん」

イリア 「お父様は戦われたわ。だからあなたは……」

最後の言葉は耳に入ることはなくカトルは涙した。宇宙にわかってくれる人はいなくなった……。

No.304 17/04/14 21:08
自由人 

ナタル 「ではホワイトベース隊のu’sの諸君ご苦労だった」

穂乃果 「ハッ!」ケイレイ!

海未 「オルガくんシャニくんクロトくん楽しかったですか」

オルガシャニクロト 「ふん」

海未 「た・の・し・か・っ・た・で・す・よ・ね・?」ゴゴゴ

りんぱな 「こ、コロニーが揺れている!?」

オルガシャニクロト 「……ああ」

海未 「よかったです」

希 「(海未ちゃんやったら地球圏で起きてる問題すべて解決できるんちゃう?)」

りんぱな 「(だよね)」

ナタルはオルガたちを連れてドミニオンがある反対側の軍港に戻ってゆく。穂乃果たちを見送った。

穂乃果 「変わった子達だったね」

海未 「私はオルガくんとは仲良くなりましたが」

凛 「恐ろしかったにゃ」

花陽 「キャノントークだけであれだけ盛り上がるのは海未ちゃんとオルガくんだけでした」アセアセ

ナレーション永井一郎『キャノントークとはつまりは中距離遠距離モビルスーツに乗ってる者だけがわかるマニアックなトークである。一例を紹介しよう。回想である』

海未 「オルガくんはどんな機体に乗ってるんですか?私はガン……タンクです」

ほのりんぱなのぞ 「言った!?」

オルガ 「カラミティだ。強いんだぜ」

u’s(希含む)は思い出した。
オーブでキサカさんから教えられた機体にカラミティというやたらキャノン砲やメガ粒子砲を撃つ緑ぽい機体があった。

海未 「あなたがあのパイロット……いや何でもないです」

穂乃果 「(バレるよ海未ちゃん……)」

海未 「コホン、やはりキャノン乗りとしては射撃がいいですね」

オルガ 「お!?あんたわかるか」

クロト 「オルガと同じヤツがいたか」

シャニ 「物好き」

一瞬、場が静まるが海未とオルガのトークは盛り上がる。

海未 「中距離遠距離から撃つ快感!あれこそキャノン使いです」

オルガ 「だな。わかるぜ。オレも胸のスキュラを発射する快感わかるぜ」

ナタル 「(これのどこがフツウなのだ)」

ナタルが困ってる顔をしながらもふたりのトークだけは盛り上がったのだ。

海未 「オルガくんとはまた会いたいですね」

他四人は引いていた。

No.305 17/04/15 06:35
自由人 

その少し前、アムロとセイラは食事をしアムロはセイラからニュータイプやジオン・ズム・ダイクンについて聞いており彼女の秘密を明かされた。

セイラ 「私の本名はアルティシア・ソム・ダイクン。ジオンの娘よ」

アムロ 「セイラさん」

セイラ 「父ジオンはザビ家に暗殺されたと義父は言ってたけど本当はわからないわ」

アムロ 「セイラさん。何を言うんです」

しかしセイラはさらに驚くべきことを伝えた。
赤い彗星シャアが兄であることを。

アムロ 「シャアが。セイラさんのお兄さん」

セイラはアムロならば事実を伝えても構わない心があった。
その様子を見ていたクスコ・アルと絢瀬姉妹はうかがう。

絵理 「あれは連邦のパイロット」

クスコ・アル 「そうなのか」

亜里沙 「きっとここの料理が高すぎて払えなくて驚いてるんだよ」

亜里沙は子どもぽい勘違いをしていた。
アムロは食が進まないがセイラは普段食べられないものなので結構食べていた。

セイラ 「アムロ?」

アムロ 「僕がニュータイプかわかりませんがいまわかることがあります」

セイラ 「なにかしら」

アムロ 「セイラさん食い逃げはダメですよ。ということで今夜は一緒にいてください」

セイラ 「(バレてた。だけどアムロはやはり父のいうニュータイプ……)」

こうしてアムロとセイラはサイド6で一夜を共にした。
翌日、サイクロプス隊が潜む運送会社の工場ではケンプファーが最後の組み立てや調整が行われていた。

シュタイナー 「ようやく完成だな」

ミーシャ 「ええ。しかし木馬や連合の足つき2号が港に入ったと聞きますが」

シュタイナー 「構わんさ。我々は我々のやることをやればいい」

ガルシア 「隊長。あの子どもとバーニィはどうするんですかい?」

シュタイナー 「考えてあるさ」

いまや四人とバーニィだけになったサイクロプス隊だが真のサイクロプス隊は亡きアンディを含めた四人だけであるとシュタイナーとふたりは理解していた。
ちなみにマスターアジアとシュタイナー隊長は同じ声であるが別人である。
バーニィ、アル、クリスは平和な時を過ごす。
ガンダムNT-1破壊作戦。後にレビル将軍は名付けた。
ポケットの中の戦争と。

No.306 17/04/15 06:59
自由人 

穂乃果たちはアルたち子どもたちのなかでu’s内の人気を調べた結果涙していた。

一位 ミナリンスキー 南ことり
理由 カワイイ 巨乳 メイドだから

二位 西木野真姫
理由 美人 ツンデレ 作曲の才能ある

三位 東條希(現時点ではu’sではないがマネージャーみたいなので)
理由 巨乳 巨乳 巨乳 ドムみたい ヴァーチェみたい



七位 園田海未
理由 カミ×ザワンダ? ガンタンクはカッコいいがパイロットは貧乳 宇宙時代じゃなく昭和 オンナ巨人の星

海未 「なぁぁぁんですかぁぁぁ〜っ!!この調査結果は」

希 「ウチ巨乳ばかりやん」

ほのりんぱな 「しくしくうるうる」

海未 「なんなんですか。昭和とは。西暦時代の日本の年号ですよ」

穂乃果 「調べたら海未ちゃんがいてもふしぎな時代じゃないよ」

凛 「星一徹とか力石徹とか海未ちゃんのお父さんぽいにゃ」

花陽 「昭和、『三丁目の夕日』……ごはんがいまより白い時代」

ほのりん 「いまも白いよ」

希と海未は泣いていた。
希はもう少しu’sに入るタイミングを考えようと画策していた。
アムロとセイラが朝帰りしてきたことに穂乃果たちは気づく。

穂乃果 「アムロさんがツヤツヤ」

海未 「朝帰りとはなんて破廉恥な」ゴゴゴ

ブライト 「園田海未っ!港を揺らすな」

海未 「は、ハイ」

海未は最近気力の調節ができなくなっていた。戦争のせいかはわからない。ほぼドラゴンボ△ルである。

凛 「海未ちゃん『ドラゴ×ボール超』に出てない?」

海未 「出てません」

花陽 「……(昭和だよ)」

穂乃果 「朝帰りしたら破廉恥なのかな」

海未 「ええ」

穂乃果 「意味わかんないよ」

おバカではあるが純真な穂乃果である。

No.307 17/04/15 07:42
自由人 

雪穂は今日も両親の手伝いで和菓子を作り売っていた。

穂乃果父 「穂乃果ときたらまったく」

穂乃果母 「モビルスーツのパイロットになんでなるかしら」

雪穂 「あたしがいるよ。ん?雪穂?雪穂!!」

お店を出している通りに雪穂の姿を見かけた。

亜里沙 「雪穂!?なんで。そういえば連邦のひとが……」

雪穂 「亜里沙会いたかったよ」

感動的な再会である。
クスコ・アルはスパイ任務を彼女たちに任せようとしたが事情を聞いて複雑な顔をする。
絵理が言う。

絵理 「スパイならこのKKEのわたしが……」

と言いかけたところだった。

希 「ポンコツちゃん!ポンコツえりちやん!?」

絵理 「誰がポンコツよ!!この巨乳ドムのぞみ!!」

希 「いやドムやなかいけど名前おぼえてくれたやんな」

いやでもおぼえる。
ベルファスト、ジャブローでの出会い。
いま思い出しても忌々しいやら懐かしいやら。

希 「ポンコツはん?どないしたん」

絵理 「絢瀬絵理!あ・や・せ・え・り・!どこにポンコツが入ってるのよ!」

クスコ・アルは思う。
ポンコツと言われる人にスパイがつとまるのか。いやつとまったのか。

希 「えりちやん。わかってるよ〜ん」

絵理 「(なんでいるのよ。いまはサイコミュ搭載のエルメスを任されているニュータイプなのよ)」

穂乃果 「絵理ちゃんなんか綺麗」

希 「そう?中身はポンコツのはずやで」

絵理 「なんであんたが答えるのよ」

海未 「ベルファストにジャブロー、サイド6と奇遇ですね」

凛 「ロシア料理の匂いにゃ」

花陽 「いいものを食べたのわかります」

絵理 「別に構わないでしょう。ほら亜里沙いくわよ」

亜里沙は手を引かれ雪穂に会えたことに感激しガンタンクパイロットの海未を見つめた。

亜里沙 「(ガンタンクとエルメス迷うな)」

絵理とはちがう意味でこの子も少しセンスがズレていた。
しかしこの日サイド6でとある戦いが起きる。

シュタイナー 「作戦開始だ」

ガルシア 「了解」

バーニィ 「はい」

アル 「ついに戦争だ」

本物の戦争を戦争ゴッコと思い違いをしていたアルもいた。
ケンプファーが動く。

No.308 17/04/15 10:15
自由人 

兵士 「なにコロニーの中にモビルスーツだと!?」

兵士 「UTXだ!!」

サイド6に駐留している連邦の兵士は浮き足立つ。中立サイドなのになぜUTXがいるのか。
それに構わずミーシャはケンプファーを操縦し街中を進み破壊する。ただし破壊は最小限、任務は連邦の新型を奪取か破壊だから。

ミーシャ 「おらおら!とっとと引け。連邦のヒヨッコ共。巻き込みに遭われた民間人には悪く思うぜ」

戦闘車輛やヘリなどに武器を向けるがコロニーの破壊が目的ではない。
中立サイドゆえに政治的配慮もある。
別動隊のシュタイナーたちもガンダムNT-1が格納されてた偽装された工場に銃撃しながら潜入には成功した。

シュタイナー 「やはり完成してたか。できそこない。いやニュータイプ専用ガンダム」

ガルシア 「爆弾を仕掛けやす」

シュタイナーはアルに礼を言う。

シュタイナー 「アルくん。キミはよくやってくれたUTX歌公国の誇りだよ。悪く思わんでくれ」

アルはシュタイナーの一撃で気を失いバーニィは驚く。

バーニィ 「隊長、なにを!?」

シュタイナー 「お前はこの子を連れて逃げろ。ここは俺たちの役目だ」

バーニィ 「しかし」

シュタイナー 「このコロニーはUTX歌公国上層部により核の標的となっている。俺たちが失敗した場合な」

な!?、と絶句しかない。シュタイナーは言葉を続け彼に脱出を促す。

シュタイナー 「お前だけでも脱出するんだ」

バーニィ 「ですが」

シュタイナー 「つべこべ言うな。特務ではつべこべ言うヤツはやっておけん。その子を守るくらいはして見せろ。さらばだ 」

ガルシアも爆弾を仕掛けながら同じように声をかけた。
バーニィはアルを背負い工場から逃げた。さいわい連邦の兵士は怪しまなかったようだ。
工場に近づくケンプファーの姿が見える。
コロニー内の様子はホワイトベース、ドミニオンどちらにも伝わる。

ナタル 「UTXだと?」

ブライトたちにもだ。

ブライト 「中立サイドのはずだがなぜUTXが」

おやどり 「穂乃果ちゃんたちとアムロたちを呼んで!」

No.309 17/04/15 11:21
自由人 

穂乃果 「コロニーが揺れている……」

凛 「にゃんと」

花陽 「これは」

穂乃果たちは海未を凝視した。海未はすぐさま否定した。

海未 「私ではありません。これは」

ほのりんぱなトリオは希を見つめた。希も否定した。

希 「ウチちゃう」

ブライト 「コロニー内の戦闘の影響だ」

ほのりんぱな 「なんだ」

なんだと抑揚ない三人の言葉に海未と希は何か傷つく。
アムロは言う。

アムロ 「どうするんだブライト」

ブライト 「我々の任務はサイド6の新型モビルスーツの視察だ。戦闘ではない」

ハヤト 「しかしこれではコロニーの住民に」

カイ 「被害があるぜ」

同じことはドミニオンのナタルも考えていた。

シャニ 「出撃は?」

クロト 「コロニーで戦えるなんて悦び、愉悦」

クロト 「艦長さんよ」

ナタル 「キミたちの出撃はない。我々は連邦ではなく連合だ」

くっと彼らは憎々しい表情をしたが艦長命令は絶対だ。
ホワイトベースの穂乃果たちはアルたちを心配し機体もなくエレカで走ってゆく。

海未 「待ちなさい」

希 「もうあの子たちは堪忍や」

ブライト 「園田曹長」

希 「村長に聞こえた。空耳アワーや。園田村長、つまりは海未ちゃん村長」

海未ブラ 「むっ」

ブライト 「やむを得ん。ガンタンクで彼女たちを連れ戻せ。希くんもガンタンクに同乗したまえ」

え〜、とあからさまに希は嫌な顔をした。
なんでもHONOガンダムや他の機体は整備中で出撃はできないようだ。

海未 「ガンタンク園田海未と」

希 「東條希」

うみのぞ 「いきます(いくで)」

ホワイトベースから出撃するガンタンクの姿にサイド6リーア駐留軍の兵士は驚いた。

兵士 「ホワイトベースのガンタンクだ」

兵士 「やれるのか」

兵士 「でもガンタンクだぜ」

驚きはむしろ呆れていた。その声はコクピットにいるふたりを泣かせた。

うみのぞ 「しくしく」

ケンプファーは工場の前に辿り着く。すでにシュタイナーたちはやられ倒れていた。
クリスはすぐさまコクピットに乗りガンダムNT-1を起動しその様子をアルたちは見ていた。

No.310 17/04/15 15:10
自由人 

穂乃果たちはチェイ達を見つけ避難を促す。

穂乃果 「早く逃げないといけないよ」

チェイ 「なに言ってんだ。モビルスーツが見れるんだ」

凛 「怪我したら親御さんが心配するにゃ」

テルコット 「そうだな」

花陽 「きゃ」

ドロシー 「爆発?」

ガンダムNT-1とケンプファーの戦いの余波か爆発音が彼女たちの付近にした。
そこへやってきたのは海未と希のガンタンク。

海未 「ほ〜の〜か〜!!」

ガンタンクを止めて海未はみんなに避難を促そうとした時だ。
穂乃果が希に耳打ちすると希はガンタンクの前で倒れ叫ぶ。

希 「海未ちゃんに踏まれてもうた」o(><;)(;><)o

海未 「踏んでませんよ」

希 「これでいい?」(☆∀☆)

穂乃果 「ぐっジョブ」( ̄▽ ̄)b

ちなみにこの時に戦場カメラマンが撮影しており戦後に「ガンタンクと私の海未、巨乳踏む」のタイトルで戦後ピューリッツア賞をいただくことになる。
ちなみに海未と希の知名度に後々関わる。

うみのぞ 「え」

海未 「そんなことより避難してください」

同じ頃、和菓子屋を出して高坂ファミリーも避難をしていたが慣れないコロニーで道がわからない。
運よく亜里沙が雪穂たちを保護した。

亜里沙 「ここは領事館だから地下に専用シェルターがあるわ」

絵理 「亜里沙、この人達は」

連邦の人達なのにと言いたいが妹が必死なために言い淀みクスコ・アルもやむを得ないと複雑だった。

雪穂 「亜里沙ありがとう」ギュッ

亜里沙 「(連邦やUTXとかかんけいないもん)」

絵理 「む」

クスコ・アル 「しかたあるまい。戦闘が終わるまでだ」

穂乃果父母 「ありがたいことだ。後で和菓子を寄付しよう」

クスコ・アル 「和菓子?」

ケンプファーとガンダムNT-1の戦いを穂乃果たちは見た。

穂乃果 「ガンダム?いや希ちゃん?」

チョバムアーマーを装着したガンダムNT-1を見た感想だった。

希 「穂乃果ちゃん」ワシヅカミ!

穂乃果 「//////」

ケンプファーはチェーンマインをガンダムに巻き爆弾を起爆させた!
広がる爆発!!

ほのうみりんぱなのぞ他 「キャー」

No.311 17/04/15 18:17
自由人 

ガンダムが爆発するのをバーニィとアルも見ていた!

アル 「やったの?」

いや、とバーニィは爆風からアルを庇いながらガンダムを見た。
黒い装甲は焼けただれたように見えた時である。重力に従うようにばらばらと地面に落ちてゆく。そしてその姿は青と白の洗練されたカラーリングの機体が現れた。
バーニィとアルは驚きを隠せない。
穂乃果たちも驚いた。そのなかで希は妙に共感していた。

希 「ウチも脱いだら結構スゴいんよ」

チェイテルコット 「」ジー

希 「いややわ。照れるやん」

花陽 「あたしも意外とスゴいですよ……」

チェイテルコット 「」ジー//////

穂乃果 「そ、それなりにスゴいよ」o(T□T)o

チェイテルコット 「」ホント

海未 「なんの話をしてるんですか!!」

凛 「だにゃ」

肩を叩いて海未を慰める凛。

海未 「とにかく避難します!みんな乗ってください」

穂乃果たちはコアファイター側に乗った。

穂乃果 「せ、せまいよ!」

凛 「何人乗ってるにゃ」

花陽 「ほのかちゃんあたし凛ちゃん、チェイくんテルコットくんドロシーちゃん。あ……希ちゃんが来たよ」

海未 「はい?」

希 「おじゃますんで」

海未 「なぜ?」

穂乃果 「リュウさんの件からコアファイター側に乗ってた方がいざという時はガンタンクの上半身を外して脱出できるからだよ!」エライ!

海未 「なんでですか〜っ!!」

とにかく海未は怒りながらガンタンクを猛ダッシュさせて港に戻ろうとする。
しかしミーシャのケンプファーは見つけた。
逃がすかよ!とバズーカを放つ!

海未 「なんのです」

穂乃果 「せ、狭い」

凛 「かよちん」

希 「ウチ希」

チェイ 「なんか気持ちいい。誰のムネ?」

花陽 「いやです」

ドロシー 「オトコはこれだから」

テルコット 「なんかムネを揉まれてる?」

チェイ 「おい」

猛スピードを出すガンタンク!
庇うように立つクリスのガンダムNT-1!
腕を出し右腕のガトリング砲が放たれる!
ケンプファーに猛然と放たれしばし装甲を貫通する音が無慈悲に伝わる。そしてケンプファーは膝を折り倒れていく。

No.312 17/04/15 20:51
自由人 

戦闘が終わりバーニィとアルは逃げるようにその場を離れ海未に保護された穂乃果たちは港に戻った。

穂乃果 「ち、窒息しちゃう」

凛 「脱出にゃあ」

花陽 「助かりました」

チェイ 「なんでテルコットのムネなんだ!」

テルコット 「お婿にいけないよ」テレテレ

ドロシー 「行けるから安心なさい」

希はガンダムNT-1の活躍を思い出していた。
装甲を脱いだ途端に青と白の洗練されたボディが現れまるでウチみたいやんと思う。
にこから聞いたガンダムヴァーチェからガンダムナドレな活躍、ガンダムファイト決勝リーグに参加中のネオスウェーデンのノーベルガンダム。
ウチもああなりたいと妄想した。

希(妄想中)

希 「美機動戦士ノーベルノンたんガンダム!トライアルシステム!スピリチュアルモードっ!!」

希 「ええやん」クネクネ

穂乃果 「希ちゃん?」

凛 「めずらしく希ちゃんが壊れたにゃ」

花陽 「乙女に悩むものがあるんですよ」

海未はガンタンク頭部コクピットからなぜ穂乃果たちがこちらに乗らなかったとムッとしていた。

海未 「ほ・の・か」

穂乃果 「うううう海未ちゃん!スゴいね!ガンタンクにF1レースがあったらゆうしょうだよ!」

海未 「ほめてるつもりですかっ!!」

ガンタンク頭部コクピットから仁王立ちする姿はむしろガンダムファイターであった。
希はまだ妄想していた。
しかし彼女は知らなかった。その希の姿を火星ヴェイガンのひとりとして覚醒した真姫が見ていたことを……。

真姫 「ノゾミ……スピリチュアル……彼女もまたガンダムに乗りたい者の……ひとり……」

クスコ・アル 「戦闘は終わったみたいね。!?なにこの感覚?」

絵理 「?」

亜里沙 「知っている感覚?」

ニュータイプであるはずだが絵理は感知できなかったようだ。
高坂雪穂と父母はクスコ・アルや雪穂に礼を言い和菓子をお裾分けし領事館を出ていく。
真姫は月から地球圏すべてを見つめていた。

真姫 「月にフリット・アスノ率いる連邦艦隊および謎の海賊船接近中、プロトタイプシド・タイプMAKI起動準備……」

彼女の瞳や言葉はすべて無機質であった。

No.313 17/04/16 06:24
自由人 

アルがバーニィを密かに匿っていた頃、軍港では穂乃果は海未に反省文を書かされ泣いていた。

穂乃果 「小学生じゃないのに」シクシク

海未は書くまでは外出禁止と言う。

穂乃果 「なぜほのかだけ」

凛 「ちなみに凛は座禅」

花陽 「ちなみにあたしはボランティア」

希 「ウチはこころちゃんたちの世話。いつものことやね」

穂乃果はアムロが出掛けるのを見つけ後をつけた。

アムロ 「(セイラさんと泊まったホテルを見に行こう)」

穂乃果 「お出掛け禁止なのに」

アムロの後をついていく穂乃果はアムロがある人を見つけるのだった。

アムロ 「ああ(よし記念だ)」パシャ📷

アムロ 「あれは……父さん!?父さんじゃないか」

テム・レイ 「アムロ?アムロじゃないか。久しぶりじゃないか」

穂乃果 「ほえ?お父さん。アムロくん」

アムロ 「穂乃果?なんでキミが」

穂乃果 「なんでもないよ」

アムロはちょっと赤面した。セイラとえっちしたホテルの近くだったからだ。

テム 「おお!?アムロの彼女かね」

ほのアム 「ちがう」

テム・レイに誘われふたりは彼が住む近くのアパートに向かう。
クスコ・アルはそれを見ていた。

クスコ・アル 「あれが連邦のニュータイプのアムロ・レイに……正体不明の和菓子屋の娘か」

クスコ・アルはテム・レイのアパートをスパイしていた。
絵理も同行していた。

絵理 「テム・レイは連邦のV作戦モビルスーツ開発責任者だったはず。それがなぜここに」

クスコ・アル「コロニー公社に問い合わせる」

No.314 17/04/16 13:26
自由人 

クスコ・アルはコロニー公社のカムランから情報を得た。彼はコロニー付近を漂っていたのを保護されある病気にかかっていた。

カムラン 「その方は我が公社が保護した際に酸素欠乏症であったようです」

クスコ・アル 「そうか、わかった。ありがとう」

絵理 「酸素欠乏症?」

クスコ・アル 「たまにコロニー作業従事者やジャンク屋、モビルスーツ乗りがノーマルスーツや機体内の酸素量を考えないまま宇宙にいてなる病気や後遺症だ」

ひええ、と怯える絵理。
真空の闇でさえ苦手なのに。

クスコ・アル 「まあヤツにはもうモビルスーツを開発する能力はあるまい。が相手は連邦の白いヤツのパイロットだからな」

絵理 「どうします」

様子をうかがうとだけクスコ・アルは絵理と共に待ち伏せした。
アムロと穂乃果はテム・レイのアパートに連れられお茶を出された。
穂乃果は思う。
大学生ならビンボー学生が住むようなところだよ。海未ちゃんなら絶対オトコを入れないようにするしコンビニやコインランドリー、最寄りの警察署や派出所とか見つけて用心するよね。

テム 「アムロ、ガンダムの調子はどうだ」

アムロ 「ああ調子はいいよ(セイラさんという美人と一夜を共にしたよ)」

テム 「そちらのお嬢さんもパイロットらしいね」

穂乃果 「は、ハイ」

テム 「いまガンダムをパワーアップさせるある装置を完成させてるんだ」

それを盗み聞きしていた絵理は慌てた。
ガンタンクでさえ海未の人間離れした力であの能力なのだ。ガンダムがパワーアップしたら負けちゃうわ。

クスコ・アル 「なあに大丈夫だ」

絵理 「で、ですが」

テム・レイ 「今夜は疲れたな。アムロまた来てくれ。そちらのお嬢さんもな」

アムロ 「穂乃果、僕は父さんの側にいる。ブライトさんに伝えてくれ。明日には戻る」

わかった、と穂乃果はとととホワイトベースに戻りブライトに伝言を伝えた。
ブライトも了解した。
やれやれやっと帰れたよと思った時だ。海未が腕を組み仁王立ちしていた。

海未 「お帰りなさい」

穂乃果 「ただいま、……怒ってる?」

海未 「反省文も書かないでどこに行ってたんですか!」

海未の怒りがまた爆発した。

希 「花火やね」

No.315 17/04/16 15:00
自由人 

海未 「まったく反省文をほったらかして」

穂乃果 「よく気づくね」

海未 「気づきます」

穂乃果 「ほめてるんだよ」

海未 「穂乃果にほめられてもうれしくありません」

若干照れがありながらツンツンしているようである。

凛 「にゃあ」

花陽 「ボランティア終わりました。コロニーの中は戦いの痕が残っていました」

海未 「ごくろうさまです花陽」

ほのりん 「(女ブライトさんだよ。海未ちゃん)」

海未 「はい?なにか言いましたか」

ほのりん 「ナニモイッテナイヨ」

希 「まあまあ海未ちゃん目くじらを立てないことや」

ほのりんぱな 「(いやいやそのうちツノが生えると思うよ)」

海未 「はい?なにか言いましたか」

ほのりんぱな 「ナニモイッテナイヨ」

怪訝な顔をする海未である。
翌日、アムロは二度目の朝帰りをしたのを海未は見た。

海未 「まあお父さんが見つかったわけですから。今回はおとがめなしです」

穂乃果 「ほぼブライトさんみたい」

海未 「私は海未ですが」

穂乃果 「(自覚ないよ)」

海未 「お帰りなさいアムロさん。ん?」

アムロ 「ああただいま。どうした」

海未 「なにか香水の匂いがするような」

アムロ 「ああ父の主治医というクスコ・アルという女性から話をうかがっていたんだ」

海未 「女性?」

穂乃果 「あわわ!海未ちゃんシミュレーションするよ」

穂乃果にシミュレーションルームに連れていかれる海未である。
アムロはサイド6はいいところだと思う。
セイラと一夜を過ごしまた新たなクスコ・アルという美人と知り合いになれたのだ。

アムロ 「(軍人やめようかな)」

? 「アムロ…アムロ・レイ…キミが倒すべきは高坂穂乃果たち…u’sだ……」

アムロ 「な!?(お前は誰だ!)」

? 「いずれわかるさ……」

どこかで聞いたようなな声である。
アルに匿われたバーニィは一度は落ち込んでいたがコロニーに核を打たせないために初陣で傷つき倒れたザク改のもとに彼はいた。

アル 「バーニィ!」

バーニィ 「オレはあのガンダムを倒してみせる。協力してくれ」

まだポケットの中の戦争は続く。

No.316 17/04/16 17:16
自由人 

アルとバーニィは公園に放置されたザク改の修理を始めた。
さいわい壊れていたのは脚部の電気系統くらいで簡単な部品の取り替えや配線で済む。
バーニィはアルに言う。

バーニィ 「レバーを動かしてみてくれ」

アル 「いいの?」

少しだけならという彼の言葉を無視し動かすとバーニィは地面に転がった。

バーニィ 「いてぇ!」

アル 「大丈夫」

バーニィ 「お前な。だがこれで連邦の新型ガンダムは倒せるさ」

バーニィに作戦があった。
公園はいまはザクがあるせいで人はいない。爆薬を公園内に仕掛ける。いくらスピードがあるといっても動きを封じればチャンスはある。
アルはバーニィを手伝いながら考える。
クリスならあのガンダムの弱点を知っているのでは。なんといってもサイド6のスペースシップアイドルなのだ。

アル 「オレクリスにあのガンダムの弱点を聞いてくる」

バーニィ 「待つんだアル。お前にこれを預ける」

預けられたのは今どきめずらしいVHSタイプのビデオカセットだ。

アル 「これは?」

バーニィ 「作戦が終わった時にこれを見て大人にもこのビデオを見せてくれ」

わかったと曖昧に頷きアルは一度自分の部屋にビデオテープを置いて隣宅のクリスをたずねた。
運よく彼女はいた。
アルは彼女に新型ガンダムの弱点を聞く。
その頃、穂乃果たちはシミュレーションをしていた。

穂乃果 「凛ちゃんに花陽ちゃん動きが早い」

海未 「穂乃果は性能に頼りすぎです!」

ガンタンクのキャノン砲がHONOガンダムを襲う。
しかし穂乃果を希が援護する。

希 「穂乃果ちゃんは全身に気を配るんや」

凛 「全身に」

花陽 「ワシワシMAXみたいに」

海未 「破廉恥なのです!」

うみのぞ 「!?爆発した」

シミュレーションではあるがビームとガンタンクのキャノン砲が爆発した!

穂乃果 「いまだ!」

HONOガンダムはライフルでガンタンクを撃つ!しかしガンタンクは後退しながらポップミサイルを放つ!

海未 「まだまだです!花陽、凛!」

りんぱな 「はい」

二機のジムのライフルが穂乃果に向かう!

希 「穂乃果ちゃん」

穂乃果 「なんのだよ」

No.317 17/04/16 17:40
自由人 

u’s(希含む)がシミュレーションに明け暮れていた頃、アムロはクスコ・アルで出会っていた。
セイラは思う。肉体関係は一度きりよ。

クスコ・アル「ウフフ、アムロさんは可愛い方ですね(坊やなのよ)」

アムロ 「そんなことないですよ(よし!セイラさんに続くぞ)」

しかし世の中はそんなにうまくはいかない。
父テム・レイがデート中の息子に気づく。

テム 「アムロ!アムロじゃないか。これを見てくれ。ガンダムに付ける新型のバックアップシステムだ」

デートを隠れ見ていた絵理は驚いた。

アムロ 「父さん、これは」

どう見てもガラクタである。やはり父は酸素欠乏症であった。

クスコ・アル 「お父様はつかれてらっしゃるようです。私が自宅に連れ帰りますので」

テム 「なんだお前は」

クスコ・アル「あなたの主治医です(アムロ・レイただの坊やだな)」

クスコ・アル 「また会いましょうアムロさん」

アムロ 「ええ(オヤジ!なんで出てくんだよ)」

失意のアムロが港に戻った時と同じ頃。
クリスから新型ガンダムの弱点を聞こうとしていたアルは驚く。
クリスがノーマルスーツを着てガンダムNT-1らしい機体の側で写真に映っていた。

アル 「クリス、パイロットなの!?」

クリス 「ええ、親からは軍をやめろと言われるんだけど」

その時である。
バーニィのザク改がコロニー内を動く姿がふたりの目の前に入った。

クリス 「あれはツバザク改!?アル私いかないと!」

クリスは駆け出しアルは思い出したように部屋に置いたビデオテープを持つ道路に出るが新聞記者の車にひかれそうになるが彼に保護された。

アル 「大変なんだ。このコロニーはUTXの核攻撃に遭うんだ!」

記者 「なんでキミみたいな子どもがそれを知っている!私がさっき手に入れた特ダネだぞ」

アル 「え」

記者 「だがこのコロニーに攻撃はもうない!察知した連邦の艦隊がUTXの艦隊を撃破したようだ」

アル 「止めて!」

このままではバーニィとクリスが殺しあうことになることに気づいたアルはガンダム、ツバザク改が公園に向かうのに気づく。
戦いをやめさせなければ!

No.318 17/04/16 19:14
自由人 

同じ頃、再びホワイトベースとドミニオンにも戦闘の報告が伝わる。

ブライト「なんだと!?また戦闘か」

穂乃果たちはブライトの声よりも先も自分たちの機体に乗り込むのだが。

穂乃果 「HONOガンダムいくよ。あれ?動かないよ」

凛 「ジムカスタムもだにゃ」

花陽 「なんで?」

希 「ウチもや。マイナススピリチュアルかいな?」

海未のガンタンクは動く。

ほのりんぱなのぞ「なんで!?(や)」

さあ、という海未のガンタンクのコアブロック部分にみんな乗る。

穂乃果「さあ!行こう海未ちゃん」

凛「操縦は任せたにゃ」

花陽「いざという時はコアファイターが戦い」

希「逃げるで」

この人たちはと海未は眉間にシワを寄せ目を座らせた。
震える四人だがブライトにより出撃が認められたのは海未だけである。

ほのりんぱな「なんで!?(や)」

海未のガンタンクはコロニー内に再び入る。
ドミニオンのナタルはサイド6のコロニー公社からコロニーから出るなと通達されていた。

ナタル「く、連合だぞ。我々は」

オルガ「希というヤツに習ったアレをするか」

シャニ「アレねアレ」

クロト「け、気が進まねえがな」

オルガたち三人は艦長席の後ろからナタルにワシワシMAXを仕掛けた!
悲鳴をあげるナタルに振り向くブリッジクルー。

ナタル「な、なにをするんだ貴様ら」

オルガ 「(意外にカワイイじゃねえか)」

シャニ「(一緒に音楽が聞きたいと思ったのはハジメテ)」

クロト「(瞬殺できなかったが意外に少女だぜ)」

ちなみにブリッジクルーの気持ちは。

ブリッジクルー「(俺たちの艦長可愛い。スペースシップアイドル候補だ……)」

その様子を月から真姫は見ていた。

真姫「穂乃果たちのモビルスーツは我がプロトタイプシドにより起動不可成功。ヴェェ……」

謎の震動波をフリット、キャプテンアッシュ、ゼハートたちは既に察知していた。

フリット「連邦艦隊よ!月にいるヴェイガインを殲滅せよ」

キャプテンアッシュ「EXA-DBの力を解放させるわけにはいかん」

ゼハート「この戦いに意味はない」

三者の思惑が絡みその中にキオという少年がいる。

No.319 17/04/16 20:27
自由人 

同じ頃、プトレマイオスではスメラギ以下三名がスペースシップアイドルになるため運動をしていたのだが刹那=にこがいないことに気づく。

スメラギ 「刹那は」

フェルト「さっきまでいたのに」

クリスティナ「勝手ね」

にこは再び月に向かっていた。ちいさな小さな胸の中で胸騒ぎがしていた。

にこ「何回ちいさいを強調するのよ!待ってて真姫ちゃん……」

月ではフリット・アスノによりプラズマダイバーミサイル発射の準備がされようとしていた。

キオ「このままじゃダメなんだ」

キャプテンアッシュ「オヤジ……いや父さん」

ゼハート「エデンのためは理解するが月にいる真姫いやマキとはなんだ」

フラム「私の知るところではイゼルカント様の娘とあります」

なに!?、ゼハートは耳を疑う。
月面上空には禍々しい姿をした巨大モビルアーマーが姿を現す。その姿に誰もが驚愕した。

キオ「ボクのXラウンダーはあのひとを感じていたのか」

フリット「やむを得ん。ワシも出る。ガンダムAGE-1グランサでな」

フリットはAGE-1グランサで艦を出た。
ディーヴァのナトーラ艦長は唇を噛む思いがした。
真姫が乗るプロトタイプシドは敵味方互いに恐怖を与えるには充分でありフリットにプラズマダイバーミサイルを発射させるのを決定させる意思をもたらそうとしていた。

ゼハート「このままではみんな死ぬ」

フラム「そんな」

キャプテンアッシュ「これでは戦いは終わらない」

キオ「じいちゃん!みんなやめて!」

キオの悲痛な叫びはあるガンダムを呼んだように聞こえた。
プロトタイプシドの前に天使の名を持つガンダムエクシアとにこが立つ。
にこは叫ぶ。

にこ『あぁぁんたたぁぁちぃぃいいかげんにぃぃしなさぁぁぁい!!』

キオ 「ソレスタルビーイング?」

ゼハート「なに介入するつもりか」

フラム「我らのエデンを阻むのか」

キャプテンアッシュ「戦争根絶を掲げるか。この期に及んで」

誰もが一瞬の戦いを止めるには充分であった。
フリット・アスノはいつもは自分の暗くなった瞳を隠すサングラスを上げて疑い叫ぶ。

フリット『ワシはにこちゃあああんが好きじゃああっ〜〜〜!!』

月に沈黙が一瞬宿った。

No.320 17/04/17 05:45
自由人 

にこはガンダムAGE-1グランサの前に向かい一度どついた!

フリット「なんじゃと」

にこ『あんたはぁぁぁ!ぶぁかかぁぁ!!』

あらためてにこはガンダムAGE-FXのパイロットキオに通信を送る。

にこ『あんたはあんたのやるべきことをやりなさい!私はあの機体いえ真姫ちゃんを止めるから』

キオは頷く。
しかしヴェイガンのすべてに呼びかけるが戦いを止める者や継続する者それぞれである。
にこはプロトタイプシドに向かい真姫に呼びかける。

にこ「真姫ちゃん!真姫ちゃん」

プロトタイプシドは彼女を拒むかのようにビームやファンネルからの攻撃を止めない。

真姫「……」

にこ「真姫ちゃん!真姫ちゃん!」

真姫『来ないで!にこちゃん!』

ガンダムエクシアは機体を止めた。
しかし逡巡したのはわずか。にこは機体を近づけファンネルをセブンスソードで凪ぎ払い爆発が月から見える!

にこ「どうしたの真姫ちゃん」

真姫『あたしはヴェイガン、ヴェイガンだったの!!この戦いも穂乃果たちもにこちゃんを戦いに招いたのはあたし!フリット・アスノも!』

フリット「なんじゃと」

にこ「そんなの関係ない!にこちゃんは友達!u’sだもの!」

来ないで!と真姫はプロトタイプシドのすべての武器を解放しヴェイガン、連邦、海賊の戦力を破壊してゆく。

フリット『く。プラズマダイバーミサイル発射じゃ』

ナトーラ「いけません」

キオ『みんなこの場での戦いは止めるんだ!この戦いいやすべての戦いに意味はない!』

キャプテンアッシュ「キオ」

ゼハート「キオ……」

フラム「ゼハートさま」

にこはその間に真姫に接近する!
真姫は彼女を拒む。

フリット『プラズマダイバーミサイルじゃ。ヴェイガンは殲滅する』

キオ「させないよ!じいちゃん。ゼハートさんも戦いをやめて!」

キオの叫びは両軍の武器をファンネルで破壊していき戦闘行為は不可能に近かった。
しかし真姫だけは違う。

真姫『来ないでぇ〜!!』

にこ「いつまで甘えたツンデレをしてるのよ!バカまきちゃん!」

トランザムを使わずとも近づけたのは真姫が本気でない戦いをしていたからだ。
にこは彼女に呼ぶ。
真姫ちゃん!

No.321 17/04/17 07:25
自由人 

同じ頃、OZに囚われていることりたちも月面付近の戦闘を感じていた。

ことり「揺れてる?」

トロワ「ああ、月にいるヴェイガンと連邦や海賊、それにソレスタルビーイングのガンダムが一機介入してきた」

扉の外側からのトロワからの話を三人は耳を傾けた。
ことりは思う。
にこちゃん大丈夫かな。身長……。

にこ「ぬわんでこんな時に身長を気にすんのよ!」

真姫『来ないでぇぇ!!』

プロトタイプシドとエクシアは互いの思いをぶつけあう!
シドが武器を放てたばエクシアは被害が及ばないように剣で防ぐ!

真姫『なんでよ。なんでなのよ。あたしはヴェイガン!なんで自分がいつもヴェェというのかわかったの』

にこ「そっち!?」

モニターに映る真姫の表情は珍しく涙を頬に伝う。その時である。
イゼルカントから通信が入る。

イゼルカント『真姫いやマキ。お前はよくやってくれた。シドのデータはもうすぐ完璧だ。そのためにはお前の命が必要だ……。さらばだマキ』

にこまき「な!?」

瞬間、プロトタイプシドは暴走を始めた!
ゼハート、アッシュ、フリットそしてキオは焦る。
ヴェェ、と謎の振動波が機体を狂わせてゆく。敵味方関係なく。
しかしキオのFXとにこのエクシアは何故か動けた。

にこ「キオくんは真姫ちゃんからすべての勢力を救って!あたしは真姫ちゃんを」

キオ「わかりました。あとでゲームをしましょう、ソレスタルビーイングの刹那さん」

二機は各々が向かうべき相手に向かう!
エクシアは再びシドに接近しコクピットにいる真姫を見つけた!
叫ぶにこ!

にこ「真姫ちゃんは真姫ちゃんでしょう!u’sでしょう!あのバカ穂乃果やことり、凛や花陽、ガンタンクの海未、そしてあたしをほったらかしなの!!」

真姫「にこちゃん……。え、自爆装置!?」

自爆装置が作動すれば月面空域や月面都市まで被害がおよぶ。
真姫は全勢力に伝えた。
全ての勢力は月面より脱出すること!と。
しかしにこのエクシアは離れない!

にこ「まだまだよ」

真姫「にこちゃん」

トランザムを解放しシドのコクピットを見つけ手を伸ばそうとする。
瞬間、ビームが襲う!

にこ「ツンデレなところは真姫ちゃんみたい」

真姫 「」

No.322 17/04/17 15:48
自由人 

にこはやむを得ずにプロトタイプシドに接近しエクシアの腕でそのまま持ち上げた。
機体にシドのファンネルやミサイルが迫った時だ!

にこ「!?」

フリット「にこちゃんは殺らせん」

アッシュ「ふ、オヤジ。いつまで過去を引きずっている」

キオ「刹那さんの考えはわかりました。彼女を救ってください!ファンネルバリアー!」

フリット「く、これではプラズマダイバーミサイル発射しても無意味じゃ」

アッシュ「使う必要はないくらいわかれ。フリット・アスノ」

にこはエクシアで可能な限りプロトタイプシドを月から離した!
そしてファンネルバリアーがAGE-FXから解放された。
にこはプロトタイプシドのコクピットにソードを構えた!真姫は死を覚悟した。
死なせない。
エクシアはトランザムを使いソードでコクピットだけを切り離した!瞬間、AGE-FXやAGE-1グランサ、AGE-2ダークハウンド、レギルスなどから攻撃が開始された!
プロトタイプシドは爆発に包まれるなかイゼルカントの声が伝わる。

イゼルカント『ククク、彼女は試しに過ぎない……』

にこ「だいじょうぶ真姫ちゃん」

真姫「……あ、あたしは……!!うわぁぁん!!」

にこは泣きじゃくる真姫を出力の落ちたエクシアのままプトレマイオスに連れていった。
ロックオンたちは叱責を躊躇いながら見送る。
連邦、海賊、ヴェイガンの月での戦いはにことキオの介入により犠牲は少なかった。
しかし月に新たな脅威が再び迫る。
L4コロニー付近のOZは新型シャトルを目撃していた。

OZ兵士『こちらOZ、未確認のシャトルに告ぐ。停止を求める。聞こえるか』

OZ兵士『なんだ!?変形、ガンダムか!?』

ガンダム01に似た機体がL4付近にある資源衛星を無慈悲にもバスターライフルらしい武器で破壊したと月に伝えられた。

レディ・アン「新型のガンダムだと」

通信兵「ええ。ガンダム01に似た機体とだけ通信を残しロスト。資源衛星も破壊」

トロワは留置場に向かう。

トロワ「カトルが来たかも知れない。反撃の時かもな」

トロワから事情を聞いたことりは珍しく憤った。

ことり「ガンダムはコロニーの味方なのに」

トロワ「ことり?」

No.323 17/04/17 16:17
自由人 

ことりとトロワはレディ・アンの命令でメリクリウス、ヴァイエイトで謎のガンダムのもとに向かう同じ頃サイド6では。

バーニィ「来たなガンダム。コロニーを守るためだ」

クリス「コロニーはやらせない」

皮肉にもふたりは互いを知らないで戦っていた。バーニィは公園に向かいクリスは追う。
アルもまた追った。
海未のガンタンクも走る。

海未「うおおお!!」

ブライト「熱いな」

おやどり「海未ちゃんはああいう女の子ですから」

海未母「ガンダムファイターにもなれない不憫な子に私は育ててしまった」シクシク

ほのりんぱな「(泣くこと?)」

サイド6の戦争は終わりが近い。

バーニィ「来たな!くらえ」

クリス「なに!?きゃ」

公園に仕掛けた爆薬が爆発し機体を爆煙が覆う。その隙にバーニィはガンダムに向かいヒートホークを抜いた!
機体が損傷を受けたのがクリスに伝わる!

クリス「やられる!?ガンダムなのに」

バーニィ「すまないな連邦のパイロット。コロニーのためだ!」

クリス「まだまだよ。弾切れっ!?」

腕のガトリングガンの弾丸が少なかったのだ!
バーニィはヒートホークでガンダムを攻める!互いに機体の損傷が出てくる!ビームサーベルでツバザク改がやられる。
その時だった。
公園に入ってきたひとりの少年に気づく。

バーニィ「アル!」
クリス「アルっ!?」

アル「戦わなくていいんだ!!」

しかしその叫びも虚しくガンダムのビームサーベルはツバザク改に向けられた!

バーニィ「すまないなアル。だが……クリス…」

会いたかったと叫ぶが彼の声は聞こえない。
ツバザク改は動力部をサーベルに貫かれ動きを止めた。
アルは爆風で気を失っていた。

海未 「うおおおっ!?あれ……戦闘は」

連邦兵「終わりましたけど」

海未「わ、私は何しに……」ウルウル

こうしてサイド6のちいさな戦争は終わりを告げた。
クリスはアルに別れを告げる日が来た。

クリス「バーニィによろしくね。アル」

アル「う、うん。元気でね」

サイド6のスペースシップアイドルクリスチーナ・マッケンジーは引退するという。
希も涙だった。

希「(チャンス逃したやん)」

No.324 17/04/17 19:22
自由人 

サイド6を攻撃しようとしたUTXの艦隊は連邦艦隊により撃破されコロニーは救われた。
戦争を経験したアルは少し大人になりドロシーは少しだけ彼を好きになりそうであった。

海未「私はなんのためにコロニー内をガンタンクで全力疾走したんですか」ウルウル

希「クリスはんがスペースシップアイドルやめたんや(u’sにいつ入るかな)」

うみのぞ「ん?」

穂乃果「ふたりしてなんか残念がってたけどムネのサイズを比べて泣いてたの?」

海未「こんな希のムネを見て泣いて暮らすくらいならガンダムファイターになりますよ」

希「せやせや!海未ちゃんのムネ見てウチはワシワシMAXしてもこれやで!」スカッ!

海未「ここです。ここ」

希「ワシワシMAX!」スカッ!

ほのりんぱな「どちらを慰めたら正しいのか」

ドミニオンは一足先にサイド6を出て再び月に向かう。
さいわいガンダムエクシアの介入によって連合の基地は救われた。

ナタル「にことかいうちびっこが救ったのは連合やOZでもないな」

再びサイド6のミライとカムラン。

ミライ「カムラン。あなたの好意には感謝してるけど戦争という時代は避けられないの」

カムラン「なにを言うんだ。艦を降りればいいじゃないか」

ミライ「あなたには戦争が遠い出来事のようね。さようなら」

ブライト、スレッガーはその様子を見守るだけであった。
希はまだ海未のムネをワシワシMAXできなかった。

希「」スカッ!

海未「ここです!」

ホワイトベースはサイド6を離れる。
しかしUTX公国はコンスコン艦隊を派遣していた。

コンスコン「スペースシップアイドルはA-RIZE様以外ありえない。連邦の木馬はワシが沈める。リックドム隊発進させい」

ブライト「中立コロニーの空域で戦いだと」

スレッガー「来るものは拒まずだ。出撃準備だな」

穂乃果たちはデッキにあるモニターで敵を確認していた。

穂乃果「のぞみちゃんがいっぱい!」

アムロ「ワシワシMAXか……」

希「ウチちゃう!あれはドムさんウチは希」

りんぱな「(最近区別つかないよ)」

HONOガンダムやファーストガンダムなどが出撃してゆく。

コンスコン「出てきたか」

No.325 17/04/17 20:18
自由人 

戦闘の様子をカムランは公社のテレビで見ていた。

社員「連邦の艦が襲われてるぞ」

カムラン「ミライ」

穂乃果たちは敵MS隊に向かう。
凛はコクピットの中で妙にほくほくしていた。
花陽が聞く。

花陽「凛ちゃんなにしてるの?」

凛「戦闘が終わるまでにラーメンを食べるのガマンできなくてカップ麺を用意したにゃあ」

誰もが思う。
宇宙は無重力。逆さや斜めにしただけでお湯やラーメンそのものが凛にかかってしまう。

凛(想像)「なんの!避けたにゃあ!あ!フタが!……にゃあっ!?」(/≧◇≦\)

花陽「大丈夫かな」

海未「なにをふざけているのです!行きます!」

海未のガンタンクは何を思ったか敵陣のなかに突っ込んでいく。
危険だ!と叫ぶアムロたち。案の定、海未はドムからバズーカの砲撃を受けまくる。

海未「なんでですか!?」

戻ってくるガンタンクと海未。
最近気をよすぎたためにガンタンクに接近戦用の武器がないことを忘れていたのだ。

穂乃果「海未ちゃんあほ?」

海未「穂乃果に言われたくありません!」

アムロ「ふざけている場合か。いくぞ」

アムロのガンダムがライフルを放つ!
穂乃果も頑張る!
凛はカップ麺をぶちまけないように操縦する!
カイやハヤトは援護する!
花陽も頑張るが撃破までには至らない!
海未のガンタンクはドムの動きを封じる。
希、セイラも援護する。
この間リックドム12機が撃破された時間はわずか三分。

コンスコン「ば、バカなワシのリックドム隊が……」

凛「カップ麺が出来たにゃあ!いただきますにゃ」

穂乃果「あのお艦がジャマしたんだね!」

アムロ「厄介なことをしてくれた!」

二機のガンダムがコンスコンのムサイにライフルを放った。
彼は叫ぶ。

コンスコン「わ、ワシがこんなところでやられるっ!?うわああ」

穂乃果「終わった」

アムロ「無駄な戦いをした気分だ」

海未「なぜ私は敵に向かっていたのでしょう」

ほのりんぱなのぞ「(気分だけはガンダムファイターだから)」

海未「何か言いましたか?」

ホワイトベースは囮となり次の航路に向かう。
この戦いでサイド6で海未の人気はマニアックに上がったのである。

No.326 17/04/18 10:49
自由人 

ホワイトベースがサイド6から離れていた頃、ことりとトロワは謎のガンダムに近づいていた。
しかし謎のガンダムは武装したコロニーを破壊したという報告が入る。

トロワ「ガンダムがコロニーを破壊したらしい。しかし相手はカトルだ。大丈夫だろう」

ことり「そうかな。安心しちゃダメだよトロワくん」

トロワたちは謎のガンダムを発見しモビルドールやOZ兵士を向かわせ謎のガンダム=ウイングガンダムゼロの性能を図った。満足いくものある。
トロワはカトルに呼び掛ける。

トロワ「カトル、カトルか。聞こえているか」

カトル「ああ、聞こえているよ。トロワ」

トロワ「カトル」

その次の瞬間である。ウイングガンダムゼロはツインバスターライフルをヴァイエイトに放った!ビームの奔流がトロワを襲った。
驚愕したトロワ。

トロワ「な、なぜだカトル……」

カトル「僕は宇宙のすべてを破壊する。このガンダムで」

トロワ「な、なにがあった」

カトルのガンダムは問答無用とばかりにツインバスターライフルを向けた時だ。赤いメリクリウスの機体がウイングゼロに向かった!

ことり「なにをいじけてるか知らないけど宇宙を破壊なんてさせない」

カトル「ことり!キミになにがわかる!」

ことり「ガンダムはコロニーを守るために戦うはずでしょう!あなたはコロニーを破壊した!」

いつもは怒りを見せない彼女だがかつて母の一族はコロニー指導者ヒイロ・ユイの側近筋だったが知名度はさほどなかった。
しかしヒイロ・ユイの思想はおやどりに受け継がれことりに受け継がれていた。
ことりはコロニーで育ち月で穂乃果や海未と出逢った過去がある。

ことり「言いたいことはそれだけ!」

カトル「キミに何がわかる!」

その戦いは月にいるレディ・アンたちもモニターを通し見ていた。

レディ・アン「よし、このガンダムを月にいる科学者たちに見せろ」

OZ兵士「特佐、月との交信は不能です」

なんだとと呟く彼女にモビルドール至高主義のツバロフ技師長の顔が浮かんだ。
残されたふたりのガンダムパイロットと五人の科学者、OZ兵士が危険なことに気づく。
彼女たちはOZ月面基地に向かう。
ことりとカトルは戦っていた!

No.327 17/04/18 13:13
自由人 

ことりはカトルの機体を見つめた。
自分が乗っていたウイングガンダムによく似ていた。特徴的なフェイス、バードモードに変形する機能、バスターライフルをふたつにしたツインバスターライフル、間違いなくウイングガンダムいや五機のガンダムのプロトタイプだ。
にこちゃんならこう言うはず。

にこ『ツインバスターライフルなら焼き鳥が二本できるわね』

ことり「おいしそ…じゃなくていまはコロニーを守る!」

カトル「コロニーは僕たちを裏切ったんだ!」

ツインバスターライフルからビームが放たれる。メリクリウスは損傷が激しく各部から火花を放ち動きが鈍い。
しかしことりメリクリウスのサーベルや防御機能を使い戦う!

カトル「なぜわからないことり!」

ことり「撃つなら撃ちなさい。焼き鳥…じゃなくてあたしの背後にはコロニーがある!」

トロワはなぜことりが焼き鳥と言ったかわからない。
同じ頃、月面基地のツバロフ技師長はバルジの姿が見えた。

ツバロフ「これはレディ・アン特佐。あやうく敵かと思いましたぞ。我がモビルドールが向かうところでした」

レディ・アン「撃てる時に撃たないとはな。トレーズ様がモビルドールを嫌う理由がわかった」

なに、とツバロフは眉間にシワを寄せる。

レディ・アン「トレーズ様は人を愛される。人の死を愛される。だからこそ戦うことに意義がある。戦う者の姿勢に人々は心を奪われる」

ツバロフ「負けることを考えての戦闘などありえません」

レディ・アン「だから敵と味方となるのだ。私とお前は」

バルジから出撃してゆくレディ・アンたちのトーラス。
月面に到着しガンダムパイロットの解放を目的とする。

レディ・アン「落ちるなよバルジ」

兵士「特佐、どちらへ」

レディ・アン「ガンダムパイロットの解放だ。後を頼む!」

兵士 「は!な、なんだ!?完成していたのかモビルドールは!?」

地下から出現した新型モビルドールによりレディ・アンが指揮したOZパイロットたちは機体ごとやられてゆく。
レディ・アンはガンダムパイロットや科学者たちの留置場の空気を取り戻す。

ツバロフ「その時は死刑にすればよいのです」

アン「兵士としては未熟だが人間らしく生きたつもりだ」

彼女は倒れた。

No.328 17/04/18 18:33
自由人 

囚われたデュオ、五飛、五人の科学者は死を覚悟していた。
OZにせめて仕返しと思った時だ!留置場の酸素が戻り五飛が目を開けた。

五飛「いくぞ!デュオ」

五飛「お、おうよ」

まだ酸欠になる濃度でないのがさいわいしふたりはデスサイズヘル、アルトロンが置かれた地下の秘密工場に向かいそれぞれの機体を動かした。
ガンダムの紅い瞳が輝き動く。

デュオ「完成度八割か。たいして戦えないぜ」

五飛「構わん!人形ごとき倒してみせる」

デスサイズヘル、アルトロンはそれぞれ性能は不完全ながらそれでもガンダムである。
モビルドールを倒してそれぞれのコロニー方面へと飛翔していった!
しかしカトル、ことりの戦いは続いていた。

カトル「ことり、僕はコロニーが嫌いになったんだ」

ことり「そんなんじゃ誰もしあわせにできないよ」

ことりは珍しく冷たい声と瞳の輝きを放ちウイングゼロがバスターライフルを放った時だ!
トロワのヴァイエイトが庇うように間に入り上へ飛ぶ!
思わず叫ぶカトル。

カトル「トロワ!トロワ!」

トロワ「カトル、カトルが正気に戻ってくれ。何であれコロニーとOZは手を組んだ。これは俺たちガンダムパイロットの戦いが終わった証しかも知れない……」

ことり「トロワくん!」

カトル「トロワ!ぐわっ」

メリクリウスがゼロに体当たりをしコロニー内に突っ込んだ!
カトルは叫ぶ。

カトル「トロワを助けて!ことり」

ことり「あなたが殺ったんでしょう!何をいまさら!」

瞬間、ヴァイエイトは爆発しトロワは行方不明になったのは後のことだ。

カトル「うわぁぁ!」

ことり「機体がもう持たない……。あう」

ことりはコクピットから出て気を失いカトルに救われた。
カトルは見た。
ウイングゼロのゼロシステムによる幻影かわからないがリリーナやu’sが彼の瞳に見えていた。

カトル「スペースシップアイドル……、忘れていた……」

ふたりはその後、再び月基地のOZに保護されておりドクターJらと合流した。

ドクターJ「トロワ・バートン行方不明か。やむを得まいて」

ことり「ぷんぷん」

カトル「ことりが怒ってる」

ウイングゼロも再びOZの管理下に置かれた。ライフルはない。

No.329 17/04/18 19:16
自由人 

ことりはぷんぷんと怒っていた。トロワを行方不明扱いにするのもだがドクターJが自分の父親かもしれないのだ。

ことり「なんでなの!?」

カトルや科学者は耳を塞いだ。

ドクターJ「しかたなかろう。広い地球圏を探せるわけあるまい」

ことり「どどど……ドクターJさんはことりのお父さんでしょう?」

え、とその場にいた全員が凍りつくような発言にみな固まった。
ドクターJはこの娘は何を言ってるんだと発言を訂正させ事情を説明した。

ドクターJ「ことり、ワシとお前のお母さんはなんの関係もない。ただ思想が共鳴し指導者ヒイロ・ユイの思想を志す同志なだけじゃ」

ことりはホッ……と深く呼吸するくらいに心底安心した。
そんなに嫌かとドクターJたち五人の科学者は肩を落とした。
カトルもとりあえずホッとした。
しかしウイングゼロを手に入れたOZはガンダムパイロットの引き渡しを要求した。
ちなみにこの時点でOZはトレーズ派と財団派に分かれていた。
ことりとカトルは財団派OZに向かう。ウイングゼロのシステム解明のために財団派OZは目をつけたようだ。

ことり「ウイングゼロ」

ドクターJ「ゼロシステムがことりに扱えるか見物じゃい」

カトル「あれは危険なシステムでは」

ドクターJたち科学者はウイングゼロについて語らないようだった。
ことりとカトルは財団派OZに向かいウイングゼロにことりは乗り込む。

ことり「変なシステム」

カトル「大丈夫かい」

うん、とことりは頷き財団派OZ兵士は見守る。起動するウイングゼロ!

ことり「なに?このシステム」

ことりは幻影をゼロシステムにより見せられていた。

にこ(幻影)『焼き鳥!焼き鳥!』

凛(幻影)『かぁ〜!ラーメンのつまみには焼き鳥にゃ』

花陽(幻影)『ご飯のつまみにも焼き鳥は最高です!』

バナナマン日村(幻影)『ぼ、ボクと付き合うんだな。焼き鳥ちゃん』

日村の幻影にことりはプッツンした!
プッツン!

ことり「焼き鳥でもないし日村さんみたいなヒトに言われたくないよ!」

ウイングゼロがゼロシステムにより暴走し出した!
財団派OZも慌てた。

トラント「人質がいるんだぞ」

カトルはヴァイエイトに乗り込む!!

No.330 17/04/18 20:17
自由人 

ゼロシステムによりことりは幻影を見せられていた。

にこ(幻影)『今夜はことりの丸裸焼き鳥よ』

矢澤弟妹(幻影)『わ〜い』

りんぱな(幻影)『これ美味しいはずです』

ことり「あたしを食べていいのはほのかちゃんだけ!!」

ウイングゼロはゼロシステムにより月基地の施設をビームサーベルやマシンキャノンで破壊してゆく。

トラント「どうするつもりだ!」

カトル「あなた方だって死にたくないでしょう!」

半壊したヴァイエイトがウイングゼロにぶつかりカトルは叫ぶ。

カトル「ことり!しっかりするんだ!キミはそんなに弱くないはずだ!」

にこ(幻影)『今夜はことりのチキンステーキよ。ことりなだけに』ニヤリ

ことり「勝手にチキンステーキにしないで!」

りんぱな(幻影)『や、やっぱりムネは隠れ巨乳だったんだ』ショック

ことり「めっ!」

カトル「しっかりしてことり!」

ゼロシステムは違う幻影を見せ始める。

穂乃果(幻影)『わ〜い♪ことりちゃんはほのかのモノだよ』(^q^)

ことりはドキッとした。
ついに穂乃果ちゃんに食べられるんだ!
こ、これはイイよね!と思った時だ。

海未(幻影)『穂乃果!ことりなんかを食べたらムネが大きくなるだけです!またダイエットですよ!』ゴゴゴ

ことり「ことりはちゃんとスタイル気にしてるよ!おのれンミチャ!」

自爆装置のスイッチを手にかけた時だ。
カトルの叫びが耳に入る。

カトル「この機体にも自爆装置がある!ことりちゃん!焼き鳥やチキンに本気でなりたいのかい」

ことり「!?」

丸裸で丸焼きにされホワイトベースの面々に涎を垂らされる幻影にことりは羞恥心を感じた。

ことり「ピィッピィッ!」ピィィィ〜!!

彼女は気を失い施設内がウイングゼロの破壊により爆発が広がる。

ドクターJ「やれやれコイツが生き残るか」

プロフェッサーG「時代に必要かはことりたちが決める。不要なのはワシらじゃな」

ドクターJたちは月面基地の何処かへ去っていく。
カトルは再びウイングゼロにより幻影を見た。
u’s以外にサンクキングダムのリリーナが見えた。
ことり、カトルは再び地球に向かう。

No.331 17/04/19 05:36
自由人 

ホワイトベースは次の宙域に向かうなか穂乃果たちはスペースシップアイドルについて調べなおしていた。

穂乃果「ンミチャ海未ちゃん」

海未「海未です」

穂乃果「またの名を『マニアックなファンが多い海未ちゃん』?」

海未はギロリと睨み穂乃果はびくついた。
気を取り直してスペースシップアイドルについて話題を振った。

海未「スペースシップアイドルについてですか」

穂乃果「だってスペースシップアイドル……あ!にこちゃんからメール。なになに『真姫ちゃんはヴェイガンだった。だけどあたしが保護したからだいじょうぶ。穂乃果たちがピンチな時はいつでも助けるわ。天使なにこと泣き虫真姫ちゃん』」

海未「真姫がヴェイガンだったなんて」

穂乃果はにこに返信した。スペースシップアイドルについてまとめたデータちょうだいと📩。
にこはムカつきながらもプトレマイオスの私室から送った。

にこ「サラッと流された気分だわ」

真姫「穂乃果はああいう子だから。泣き虫じゃないし」

おお、来たと穂乃果たちはモニターに食いつくようにくっつく。
すると花陽が奇声をあげた。ピャアアア〜!?
皆は耳を押さえた。

凛「かよちんどうしたにゃ」

花陽「す、『スペースシップアイドルラブライブ!』開催ですって!」

にこからのメールには『スペースシップアイドルラブライブ開催』とメールが添付されている。
穂乃果は聞く。

穂乃果「なにそれ」

花陽「知らないんですか!?『スペースシップアイドルラブライブ』とは。かのルウム戦役で連邦艦隊を打ち砕いた戦場ルウムでA-RIZEがライブを開いたんですよ!!これをきっかけにスペースシップアイドルが広まったんですぅ!」フンス

海未「私としてはドズル・ザビがザビ家の者にも関わらず戦場視察をしたニュースが印象でしたが」

誰もが脳筋と思う。

希「でもどこでやるん?」

花陽「え……とですね。特定の会場はないようです。つまりはライブやコンサートをネット配信し戦場や駐留地、慰安地などで各々やってください。ちなみに順位はファン投票です」

穂乃果「ことりちゃんにメール。いまどこかな。あ、来た。さ、サンクキングダム?」

海未「サンクキングダムにことりはいるのですか」

頷く穂乃果。

No.332 17/04/19 06:27
自由人 

海未「とりあえず各勢力のスペースシップアイドルを検証してみましょう」

UTX歌公国 A-RIZE

大戦初期からのスペースシップアイドルの先駆け的存在。
綺羅ツバサ、統堂英玲奈、優木あんじゅの三人によって構成され歌、ダンス、美貌、トークにバランスよく人気ある。

花陽「かのジオン・ダイクンのお気に入りでもあったようです」

サンクキングダム リリーナ・ピースクラフト

かつて連合(W)により滅ぼされた欧州の小さい一国。しかしピースクラフト王の完全平和主義は一時期全地球に及ぶ影響力があったとされる。
現リリーナ・ピースクラフトにより再興。
彼女の持ち歌は『オラは平和主義者』『いけ、ノインさん!』『ウイングガンダムは私の王子さま』など独特の感性によってもたらされる歌でピースクラフト王とはちがう形で支持を得ている。

凛「クレヨン○んちゃんみたいだにゃ」

火星 鉄華団 グーデリア・藍那・バーンスタイン

火星のヴェイガンとは異なる鉄華団所属の偶像。通称は『火星の乙女』。
持ち歌は主に『いち、に、さんで三日月と勉強!』や『オルガの体育会系で行こう』『ビスケットくんの引き際がかんじん』などなぜか本人がメインでない曲目が多い。
いちおう『私とガンダム、どっちが好き?❤』がメイン曲らしい。

希「本人をメインにしてないちゅうのがメインやねんな」

海未「オトコだらけですね」

ほのりん「海未ちゃんと同類だよ。暑苦しいし汗臭いし」

海未はふたりをどついた。ゴチンゴチン!!

ほのりん「」(/≧◇≦\)(/≧◇≦\)

花陽「他にはシーマ艦隊のシーマ・ガラハウの『ぶつよ!』とか『リリーナ、しんのすけの真似したらぶつよ!ver』ですか」

穂乃果「じ、熟女?」

海未「……歳については言わない方がいいと思いますが。アルビオンとはソロモン宙域で合流するはずです。彼らが戦ってる相手ですから」

ほのりん「まだ奪われた2号機探してたんだ」

海未「他にはですね。あれ、地球の極東地域のサハリン家のお嬢さんも引退でしょうか?」

UTX歌公国 極東地域限定 アイナ・サハリン

サハリン家の元お嬢様。
しかし基地壊滅後に同志を宇宙に脱出させた後に行方不明?
連邦兵と駆け落ち説?

No.333 17/04/19 06:59
自由人 

サイド6クリスチーナ・マッケンジーの引退やアイナの行方不明説などが地球圏にそれなりに影響はあるようだ。

花陽「やはりいま人気急上昇はネオスウェーデンのガンダムファイター、アレンビー・ビアズリーちゃんですぅ〜!!」

海未「アーク・エンジェルのマリューさんが複雑なコメントをしているようですね『美少女戦士はあたしで充分っ!』『セ○ラ△ム□ンじゃない!カワイイけど!』とM.Rでコメントしてますね」

ほのりん「アハハ」

凛「アルビオンはどうにゃ?バニング中……大尉になってるにゃ」

希「凛ちゃん、バニング中……大尉は戦死したそうやで。何でもデビューしようとしてたみたいや。曲は『男は渋く、アルコール制限』や『妻は地球』とか曲は出来てたみたいやな」

凛「そ、そんな」シクシク

凛にとってバニング大尉は男の中の男であった。
しかし花陽はアルビオンの別の話題を振る。

花陽「ニナさんとモーラさんがスペースシップアイドルをやるとかやらないとかゴタゴタしてるみたいですね」

穂乃果「ほえ」

海未「あとはフリット・アスノ司令のディーヴァ。奥さまのユノア・アスノさんですね。曲は『ダイヤモンドAGEシステム』『オラはもんげ〜田舎者!』『クラクラはオラのもんだべ』『ディーヴァの貴方の私室にある写真』とか彼女もまた熟……いえお歳をめしてますが健在です」

花陽「フリット・アスノ司令の奥さんだからストレス溜まってそう」

海未以外はみな海未を見つめた。

海未「わ、私はストレス溜まってないですよ!」

穂乃果「海未ちゃんは歌じゃなくて『ガンタンクと私』でベストセラーになったからね」

花陽「アイドルとはちがうところで評価されるて戦後たいへんかもですよ?」

凛「戦後か」

希「(あかん。戦争が終わってもうたらu’sに入れんやん。ウチ名付け親やのに)」

希は戦争の終わりが近いことに危惧していた。

No.334 17/04/19 08:03
自由人 

海未「マリューさんたちはどうでしょうか」

所属が聞き慣れない名称になっていた。

三隻同盟 ラクス・クライン
元プラント所属アイドル、現在は三隻同盟(?)に移籍。アーク・エンジェル、クサナギ、エターナルで同盟し戦争をやめさせるのが目的。
衣装は以前のフリフリから陣羽織風に変更。
曲は『自由と正義は私の旗印』『ミーティア』『お父様はシーゲル・クライン』『ハロは私のマスコット』など。

穂乃果「山積か」

海未「穂乃果。その山積ではありません。サイド6にいる間に課題はやりましたか」

穂乃果「あ、やってないよ」

凛「り、凛もにゃ」

花陽「凛ちゃんサボるから」

そこへおやどり艦長が顔を出した。

おやどり「ラブライブ出演はu’sのメンバーが今度の試験が全員赤点じゃないことを条件とします」

ほのりん 「ヴェェ」

真姫「あたしの真似しないで」

条件を出され穂乃果、凛、プトレマイオスにいるにこは頭を抱えた。

穂乃果「数学が苦手だよ」

花陽「七×七=?」

穂乃果「四十……七?」

海未「四十九です」

穂乃果「数学ができなくても生きていけるよ」

凛「りんは英語が苦手にゃ」

海未「穂乃果は私が見ます」

花陽「りんちゃんはあたしが見ます」

プトレマイオスにいるにこは?

希「ウチプトレマイオスに行こうか」

真姫「そうね。お願い。それまで頭いい私がにこちゃんを見るから」

にこ「ちょっとぉぉぉっ!?」

希はシャトルを借りてプトレマイオスに向かう。その間にu’sにどう入ろうか画策していた。

希「画策やなんて。ウチわるいひとみたいやん」

穂乃果「こ、ことりちゃんは?」

海未「サンクキングタムのお嬢様学園に通っているようです」

穂乃果「つまりはことりちゃんが宇宙に戻るまでオニガンタンクの海未ちゃんといっしょ……」シクシク シクシク

海未「なんですかそれは。甘々なことりがいたら太るのも追加されるくせに」

穂乃果「中華料理屋のサービスみたいだね」

海未「ふざけてないで勉強ですよ」

ほのりん「」

花陽「なにも言えないふたり。あ、にこちゃんもだね」

希はプトレマイオスに入りガンダムヴァーチェを見つめる。

No.335 17/04/19 11:00
自由人 

サンクキングタム。
欧州にあるベネルクス三国にならぶ小国。
しかしこの国は完全平和主義という思想によって他国からの侵略を守っていた。ピースクラフト王の時代に連合からの侵略をのぞけば。
ことりとカトルは月から地球へそこにいた。パーガンからリムジンのドアを開けられサンクキングタムの学園に招かれた。

パーガン「お嬢様は学園長室でお待ちです」

ことり「あたしはウイングガンダムを返してもらうだけだから」

ことりは先を歩きカトルが後を追う。
呟くパーガン。お優しい方だと。
女生徒たちは口々に彼女たちを見ていう。

女生徒A「男子生徒かしら」

女生徒B「前を歩くお嬢様はどこの人かしら」

ちょっと待っててとことりは一旦、並木道の脇に身を隠して着替えて現れた。
そう、あのメイドミナリンスキーのコスチュームである。

カトル「ことり?」

ことり「ミナリンスキーだよ。カトルくんは使用人ではないよ」

誰もそんなこと言ってない。
ふたりはリリーナのいる学園長室にいた。

リリーナ「ことり、学園の制服は届いてませんか。ここはメイドカフェではありませんよ」

ことり「あたしはすぐにこの国を出ていくのに」

リリーナ「ガンダムパイロットがいることを口に出してはいけないのですか」

やむ無くことりは女子生徒の制服に着替えてカトルと共に教室で転校生として紹介された。

カトル「カトル・ラバーハ・ウィナーです」

ことりは思い出す。
生まれた時にいまの名前を母親からもらった頃を……。

おやどり(回想)『生まれたのね。私の娘、名前をどうしましょうか……』

おやどり『南ガ○チャマンかしら』

ことり『……』

おやどり『気に入らないないみたいね。南バードマ×かな』

ことり『(パ△マンだよ』

おやどり『……南ウイングガンダム子かしら』

ことり『(マジメに考えてよ)』

おやどり『南……南ジェットマン?』

ことり『(しまいにグレちゃうよ)』

おやどり『南…みなみ…浅倉南?』

ことり『(おい(怒)。それあんた)』

おやどり『南……ことり。この子はことりよ』

ことり「(名前が決まるまで時間かかったな)」

ことり「南ことりだよ♪」

No.336 17/04/19 14:36
自由人 

プトレマイオスに着いた希はガンダムヴァーチェを見ていた。
それを見つけたのはにこ以外のガンダムマイスター。

ロックオン「刹那に客とは珍しいな」

アレルヤ「キミは?」

希「ウチ?ウチは東條希。にこっち……じゃなくて刹那の勉強見に来たん」

ティエリアは何故だ?と聞くとスペースシップアイドルにもいろいろな事情があるらしい。

ティエリア「なるほど。人間というのは大変なんだな」

ロックオン「俺も学生の頃は赤点が怖かったぜ」

アレルヤ「そうなのか」

希「にこ……じゃなくて刹那のところに案内してくれん?」

よかろうとティエリアが案内する。
聞いたところによると彼がヴァーチェのパイロットらしいと聞いて希は目の色を変えた。
イケメンやん眼鏡男子やん!にこっちハーレムやん!
ほどなくにこの部屋に着いた。

希「おおきに、ティエリアはん(惚れてまうやろ!)」

まるでチ○ン・カワイのような希であった。すぐさまにこが出てきた。

にこ「こぉらぁ!着いたらとっとと来なさいよ」

希「イヤン♪にこっち強引。ついでに真姫ちゃん久しぶりやね」

真姫「あんたチ○ン・カワイとスレ主がいってるわよ👆」

希「」

希は気を取り直す。

希「コホン、ならにこっち久しぶりにワシワシMAXしようか」

にこ「ちがうでしょう!勉強!勉強を教えなさい」

希「ほなやろうか」

意外にマジメな希である。
しかし真姫にさんざん勉強を教えられていた。年下の真姫にである。

にこ「ぬわんなのよ」

希「ワシワシMAXやで〜!!」ワシワシ ワシワシ

にこの悲鳴が私室からプトレマイオス中に飛ぶ。

スメラギ「別の艦にもいろいろな事情あるのね」

フェルト「(スペースシップアイドルの稽古を始めてからリヒティがあたしに恋してる)」

リヒティ「(頑張れオレ、頑張れ刹那)」

勉強を終えたにこは魂が抜けているようだった。

希「真姫ちゃんはヴェイガンやったんやね」

にこ「それよそれ!」

まきのぞ「なに」

にこ「希に頼みたくないけど他にひといないから仕方ない。真姫ちゃんをホワイトベースで保護してあげて」

彼女の本当の目的は真姫の保護だった。
ふたりは驚いた。

No.337 17/04/19 14:59
自由人 

真姫と希は驚いた。
ええええ〜!?

希「つまりは真姫ちゃんと駆け落ちしろ言うんやね」

にこ「あんたあたまだいじょうぶ?」

真姫「にこちゃん。なんで?」

にこ「これからプトレマイオスは三国家が連邦に加入するためにあたしたちを全勢力で攻めてくるわ。そしたら生きて帰れるかわからないから」

希「つまり……にこっちはu’sから自然脱退と」

にこ「一度、ガンダムエクシアとガンダムファイトする?」

希はイヤン♪こわいとカワイ子ぶった。
とにかく事情は理解した彼女である。それまではにこの勉強を嫌というほど見た。

にこ「真姫ちゃんに勉強を教えられあげくに希。なんか年上なのがムネにいたい」

気の毒なにこちゃんと真姫はふたりの背中を見つめる。
ホワイトベースでは。

穂乃果「サンクキングダムの学園はお嬢様学園なんだね」

凛「きっとラーメンはフカヒレラーメン、カニチャーハンとかあるにゃ」

花陽「ことりさんいいな」

海未「勉強してください」

海未だけが目くじらを立てていた。
ひらめく穂乃果。

穂乃果「弓道部は?」

海未「そうですね。弓道部に顔を出して来ま……ないですよ!ホワイトベースのなかに!」

失敗したと舌を出す穂乃果。ざんねん。
いちおう艦内にはめっきり出番がなくなったヒフミトリオが影で活躍している。
サンクキングダムでは。

カトル「フェンシングか。お嬢様学園らしい」

ことり「あたしフツウの学園にしか通ったことないからフェンシングできるかな」

呼びかけたのはあのドロシー・カタロニア。

ドロシー「よろしいかしら。南ことりさん、私の相手をお願いできますか 」

ことり「え?え、あたし?え……と鈴木財閥の」

ドロシー「それは名探偵コ×ンの園子さん。別人よ」

ことりとドロシーはフェンシングで互いに向き合う。
ドロシーは語る。

ドロシー「そのむかしヒイロ・ユイというコロニーに非戦を唱えた指導者がいたわ。彼は暗殺された。彼の志を受け継ぎ南ことりがガンダムで現れた」

サーベルがことりの肩を突き血が飛ぶ!

ことり「!?っ」

ドロシー「彼女ははたして英雄になれるのでしょうか」

ことりはサーベルを彼女の額に向けた!

No.338 17/04/19 17:34
自由人 

マスクにサーベルが刺さり曲がりながら止まる!
勝負はことりの勝ちと審判は手を上げた。
ことりは言う。

ことり「u’sはあたしの大切な仲間、えいゆうには興味はない」

ドロシーは思う。
否定はしなかったわね彼女。
再びプトレマイオスのにこは希に勉強を見てもらっていた。

にこ「う〜ん、にこっにこに〜……」

希「それは禁止言うたやろ」ワシワシ!

真姫「ねえ、それより最近u’sのホムペにコメしてるPONTSUとODEKOは誰かしら」

真姫のパソコンを希の隙を突いてにこはサボろうてした時だ。
希は言う。

希「サボったらあかんで」

にこは泣きながらペンを手にした。オニよ悪魔よ巨乳の悪魔よ。
こころたちにこんな姿は見せられない。
希はモニターを見つめる。

希「ふむ、“u’sをなぜ認めへんの?ポンコツお姉さん?”」

ちょっとと驚く真姫だがモニターに返事がカキコされた。

PONKONTSU 認められないわ。この素人集団が。誰がポンコツお姉さんよ!

希 う〜ん、あんたポンコツえりちはん?

PONKONTSU ちがうわよ!絢瀬絵里と亜里沙シスターズじゃないわ!

真姫「自分から正体を言うなんて」

希 u’sのみんなはいま試験勉強中やさかい。ホムペは見てるヒマないで。

PONKOTSU え?ガーン……

希 ポンコツはん?えりち?ポンコツえりちはん?

それから絵里のカキコは一切なくなりODEKOは応援コメをしあわせにカキコしていた。

亜里沙 「お姉さん、どうかしたの?」

絵里 「」ウルウル シクシク

そしてホワイトベース、プトレマイオス、サンクキングダムにいるu’sメンバーに高校並みの試験が開始された。
ちなみにプトレマイオスやサンクキングダムは試験はファックスで送られてきた。
穂乃果、海未、ことり、凛、花陽、真姫、にこはペンを手にした。
試験の結果は……。
海未、ことり、凛、花陽、真姫そしてにこは合格であった。
残すは穂乃果。

凛「つかれたにゃ」

花陽「あとは穂乃果ちゃん」

廊下を走り扉を開ける穂乃果!

海未「どうでしたか」

穂乃果「へへへん、だいじょうブイっ!」

ラブライブ参加は問題ないようだ。

No.339 17/04/19 21:22
自由人 

ラブライブ参加は問題ないようだがサンクキングダムとプトレマイオスには危機が迫りつつあった。

デルマイユ候「サンクキングダムはOZの平和政策に必要であったがこれからは軍事による平和維持路線に転換する」

ウェリッジ侯爵ら古きロームフェラー財団を知り所属する者はいつからこんな財団に成り果てたか苦悩していた。
同じ頃、にこはプトレマイオスからホワイトベースの途中の宙域まで送っていった。

にこ「くれぐれも真姫ちゃんにへんな真似したら許さないわよ希」

希「ワシワシMAXとかスーパーワシワシMAXとかデラックスワシワシMAXとかウルトラスーパーデラックスワシワシMAXとか?」

まきにこ「いくつワシワシMAXがあるのよ」

希「冗談や。けどにこっちよかったね。ラブライブ出場念願かなったやん」

にこはガンダムエクシアごと真っ赤になりふたりを見送った。
この後、プトレマイオスも三国家軍により袋叩きな目に遭いロックオンは戦場のなか片目を失明しティエリアは一時ではあるが失意した。
代わりにようやくGNアーマーをラッセが持ってきたことで戦力増強があったことだ。
にこは思う。
UTX軍に所属してた時もつらいことばかりだがソレスタルビーイングもまた同じでありまた重かった。
サンクキングダムにいることりとカトルは。

ことり「ルクセンブルグの付近のお城にトレーズが幽閉されていて財団派が狙っている」

カトル「キミは行くつもりかい」

ことりはノインやサリィにより回収されたウイングガンダムに乗りルクセンブルグを目指す。
久しぶりに対面した愛機であった。

ことり「カトルくん。カトルくんは生きてトロワくんに会うんだよ」

ウイングガンダムはバードモードになりルクセンブルグを目指す。

ノイン「ことり!」

カトル「彼女は行きました。僕が彼女の代わりにサンクキングダムを守ります」

ルクセンブルグの遥か果てのほぼ真上に近い宇宙ではピースミリオンとハワードに保護されたゼクスとトールギスが財団派と戦っていた。

ゼクス「ええい!反応が遅い!これまでか!」

モビルドール降下部隊をできる限り落としたがルクセンブルグに大半は降下してゆく。

ゼクス「落ちるなよ!ルクセンブルグ」

No.340 17/04/20 08:35
自由人 

真姫はホワイトベースに着くや否やプトレマイオスが大ダメージを被ったことを知った。

凛「真姫ちゃんにゃ。にゃんと!」スカッ

花陽「真姫ちゃんです!」スカッ

穂乃果「真姫ちゃんだ!えい」スカッ

海未「何をやっているのです!えい」

真姫「あ〜、退きなさいよ」

『親切心の逆効果』をご存じだろうか。自分が右に避ければ相手も親切から偶然おなじ方向に避ける。
海未は無心でこれができるのだ。

真姫「」→

海未「」→

真姫「む」←

海未「」←

真姫「あ〜、じゃま!炒飯つくってなさい!」

海未「わかりました!」

真姫「チョロい」

真姫はパソコンでプトレマイオスの状況を知り愕然とした。

真姫「に、にこちゃん……」

ニュースはソレスタルビーイングに大打撃を与えたことを報じていた。
これには希も「よし!にこっち自然脱退やな」と気持ちを固めていた。

真姫 「む、希」

希「ウチのぞみやで」

海未「炒飯ができました!ハッ、なぜ私はサイ・サイシーくんみたいな真似を」

ほのりんぱな「いただきます!」バクバク

海未「食べないでください」

真姫「相変わらずね。そういえば穂乃果はサイド6でアムロさんのエレカに乗っていたことあったわね」

サイド6回想

アムロ「エレカを借りてドライブでもいくか」

穂乃果「ほのかも」

海未「待ちなさい!穂乃果、不純異性交遊ですよ!アムロさんがメカオタクでも!」

穂乃果「早く早くアムロさん」

アムロ「ああ」

内心傷つきながらもアムロはエレカのスピードをあげた。
しかも相手はなぜか穂乃果なのに。
だが海未はガンダムファイターなみの脚力で追いかけてくる。

アムロ「エレカがいくら電気で走っているのに追いつくだと!?」

危機を感じた穂乃果は閃いた!ピキーン!

穂乃果「海未ちゃん?ガンタンクの方が速くない。取りにいったら」

海未「ハッ、そうですね。助言ありがとうございます」クルリ!

ガンタンクを動かそうとした海未はコクピットに乗った時に誤魔化されたことに気づく。

海未「ハッ!なぜ私はガンタンクに」

凛「アホだにゃ」

花陽「ガンダムファイターなみだよ。あたまが」

No.341 17/04/20 16:27
自由人 

穂乃果は海未からうまく逃げられたことにアッカンベーをした。

穂乃果「やったねアムロくん」

アムロ「ボクはひとりでドライブをしたかったがまあいいか(セイラさんに続きクスコ・アル。そして穂乃果か。ヤッター)」

穂乃果「でも朝帰りはなしだよ」

無情いや純粋かつ純真な穂乃果の口調にアムロは心から涙を流した。
ドライブはサイド6の湖畔に辿り着いた時である。にわか雨が降りだした。

アムロ「キミは雨女か」

穂乃果「ぷんぷん、ひどいよ。晴れオンナだもん」

仕方ないと思いながら湖畔のほとりにある屋根つきの休憩所を見つけエレカを止めるとそこに美しい人がいたことに気づいた。

アムロ「あなたは……」

白鳥が湖を飛び立ち穂乃果はことりを思い出していた……。

ララァ「美しいものが嫌いな人はいなくて?」

アムロは言っている意味がわからないが彼女から何かを感じとり穂乃果は「美しいもの?」と首を傾げ考えた。
穂乃果の頭に閃いたのはあの人物だった。

穂乃果「ポンコツ絵里ちゃん!」

サイド6の領事館で彼女のくしゃみが轟く!

絵里「ふぁ…ふぁ…」

亜里沙「バルタン星人のまね?」

クスコ・アル「?」

絵里「ふぁっくょ〜ん!!」☆≡(>。<)

ありクスコ「うわぁ!?」(/≧◇≦\)(/≧◇≦\)

クスコ・アル「なにをする」

絵里は咄嗟に頭を下げた!ここで掴んだ出世コース逃さないわ。
湖畔のアムロ、ララァ、穂乃果は話をしていた。

ララァ「あなたておかしなひとね。でもクルマが」

アムロは気づく。エレカがぬかるみにハマッていたのだ。

アムロ「ツイてないな」

穂乃果「やれやれだよ」

アムロ「誰のせいだ」

穂乃果「アムロくん」

どうにかエレカを引き上げたいがパワー不足であった。
そこへ赤い彗星のあの人物がララァを迎えに来た。

シャア「ララァ、ここにいたか」

アムロは直感的にシャアの存在を知っていた。
知っている、僕はこの人を知っている!
穂乃果は思った。
仮面だよ!ツノを付けてるよ!何かのパーティ!?コスブレパーティ!?
へんたい仮面さん!?
クチに出しちゃいけないと彼女はこらえた!

No.342 17/04/20 19:39
自由人 

へんたい仮面さんをはじめて見ちゃったよ!?
海未ちゃんに知られたら穂乃果は変態になったとか怒るよ!叱るよ!こわいよ!
きっとこう言うに違いないよ!?

海未(妄想)『あなたという人はへんたいに会ったんですか!?破廉恥すぎます!アホ乃果だけかと思っていれば!え?相手は仮面をつけて赤いコスチュームを着けてたですって!?あ、ああ……』

穂乃果『ああ?』

海未『あほのかぁぁぁぁ〜!?そのひとはSMのひとです!』

穂乃果『えすえむ?』

海未『SMというのはですね……//////。あほのかぁぁぁぁ〜!!破廉恥すぎて口で言えません!!いいですか!これから穂乃果が破廉恥にならないように毎日、戦闘がない時は勉強と体力作りとスペースシップアイドルの稽古ですぅぅぅ〜!』

穂乃果『こ、こわいよ海未ちゃん……』ウルウル ウルウル シクシク シクシク

穂乃果「こわいよこわいよ海未ちゃん」

SMの意味は知らない彼女だがこわい幼馴染みからその意味を遠回しには何となくだが理解していた。
シャアは彼女を見る。

シャア「彼女はどうかしたのか?」

アムロ「いや気にしないでください。アホな子ですから」

シャアはエレカからワイヤーを出して繋ぐように指示する。
シャアは思う。
アホだと。HONOとかいう機体は塗料がちゃんとしてないのか“AHO”になる時がある。
ええい忌々しい。
冷静さを取り戻しながら目の前の少年少女くらいは助けてやらんとな思う。

アムロ「いいですよ」

うむとシャアはエレカを自分のエレカで引き上げた。少し泥は跳ねたが気にしないのだ。

シャア「ララァ帰るぞ」

ララァ「はい大佐」

アムロは思う。
やはり赤い彗星。
穂乃果は思う。
ララァさんとかいうひとはへんたいさんに連れていかれちゃうよ。
ふたりに鮮烈な印象と誤解を与えた出会いだった。
現在……。

海未「穂乃果、サイド6で何かありましたか」

穂乃果「な、なんでもないよ!」アセアセ

その間に真姫はHONOガンダムの解析をしながらプトレマイオスのにこが気がかりだった。

真姫「(にこちゃん)」
りんぱな「真姫ちゃんがヴェイガンだったなんて。ヴェェ」

希「ヴェェイガンやったやねん」

No.343 17/04/20 20:40
自由人 

真姫は思わずパソコンのキーボードを叩き皆が驚く!

海未「怒らせてどうするんですか」

ほのりんぱなのぞ「ゴメンなさい」

真姫「あたしはヴェイガンだったの。それはほんとうなの」

真姫は過去を語った。
彼女はヴェイガンの中で随一の科学者一家に生まれたという。
モビルスーツの設計や開発、戦闘力や防御力、火星や地球での機体の適応力、弱点などありとあらゆる才能を示していた。

ほのりんぱな「す、すごい(にゃ)」

しかも連邦軍をはじめ各勢力がモビルスーツを開発し始めると彼女は勢力バランスを整えるように各勢力にガンダムタイプの機体の開発を促した。
一説によると真姫の先祖もまた火星生まれではあるがソレスタルビーイング創設者イオリア・シュヘンベルクと親交がありまたガンダムファイト参加国にも有形無形のデータや機体開発のマニュアルを伝えたという。
希は真剣に語る。

希「つまり地球圏の混乱の原因は真姫ちゃんにもあったということや」

真姫「……否定はしない。あたしは地球圏すべてに混乱を招いた存在。その過ちは赦されない」

穂乃果「バツはワシワシMAX?」

希「穂乃果ちゃんにワシワシMAXや」ワシワシ!

穂乃果「」バタン👼

海未「穂乃果はほっといて話を続けてください」

真姫「罪の意識に苛まれた私は記憶除去装置を使い地球圏の人間としてアナハイム・エレクトロニクスに所属した。しかしここでもガンダムの開発はあった」

気を取り戻した穂乃果は思い当たる。
オーストラリアで見た二機のガンダムである。2号機はUTXデラーズ・フリートに奪われ今は所在が不明。

真姫「だけど私はいざという時に地球圏の争いを止めることができるかもしれない機体をイゼルカント様や同胞に気づかれないようにある機体を秘密裏につくったわ」

それは、と海未が促した時である。穂乃果が深く静かに機体の名前を言う。
ガンタンク。

真姫「ちがうわよ!!!」

穂乃果「ひいい」(/≧◇≦\)

真姫「HONOガンダムよ!あんたが乗ってる機体よ!アホなの!」

なにをいまさらと海未たちは穂乃果をまったくかばわない。

穂乃果「うるうる」

真姫「なぜHONOとつけたかいまは思い出せない。だけど機体には秘密のシステムがあるはず」

No.344 17/04/21 05:25
自由人 

ダメ、と重く呟く真姫。
彼女は記憶を取り戻したはずなのに解析は不完全とも言う。

希「どういうこと?」

真姫「機体を直接見た方が早い」

デッキに向かう穂乃果たち。真姫はすぐさまHONOガンダムのブレードアンテナに刻印されている“HONO”に取りつき布で拭う。
そこにあるのは“AHONO”。
誰が思う。
アホの。

穂乃果「アホのじゃないもん!」

海未「まあまあ。真姫、それがどうかしたのですか」

真姫「これたぶんダミーの刻印。この下にほんとうのこの機体の名前が隠れているはず」

凛「ほんとうの名前にゃ」

花陽「はてさて?」

真姫は改めて機体の額を布で拭う。
すると現れた刻印は……。誰もが驚いた。
“u’s”とあった。

ほのうみりんぱな「u’s!?」

希「ウチがこの子らに……!?」

ほのうみりんぱな「はい?」

慌て口を塞ぐ希。
あかん、いま言うたらあかんやん。バレてまうやろ。

真姫「この機体の正しい名前はu’sガンダム。ミューズと思う」

ほえと穂乃果は言葉がない。
知らなかった。
海未が聞く。

海未「ではなぜ穂乃果みたいなのがパイロットに選ばれたのです?」

みたいという表現に穂乃果は頬を膨らます。
ひどいよ。
真姫はしばし考えて口を開いた。

真姫「きっといつか地球圏から争いをなくしてくれるスペースシップアイドルの候補だったから……じゃないかな」

花陽「候補?」

真姫「この機体はとりあえずは穂乃果を選んだみたい」

海未「ですがサイド7のコロニーにあったのは」

真姫「わからない。サイド7は健在だから調べたらわかるかもしれないけど」

いかなる経緯で連邦軍のサイド7にあったのか。
真姫は機体はたしかに自分が開発した。
しかし未だ解析は済んでいない。おそらく未知のシステムがあるのではと推測した。

海未「未知のシステムですか」

穂乃果「シャイニングガンダムのスーパーもーどやゴッドガンダムのハイパーもーど?」

凛「ガンダムX系のさてらいとシステム?」

花陽「ディーヴァのAGEシステム?」

どれもちがうとだけ真姫は言う。
いかなるガンダムの機体とはシステムそのものがちがうらしい。わかるのはそれだけ。

No.345 17/04/21 06:29
自由人 

真姫はとりあえず刻印を“HONO”に戻し“A”の文字は例によって剥がれる塗料で塗装した。
戻されちゃったと思う穂乃果。
また“AHO”と見た敵パイロットが激怒するさまが海未に思い浮かぶ。
ソロモン宙域でホワイトベース隊はアルビオンと合流した。

シナプス「ブライト艦長おやどり艦長、デラーズフリートはソロモンにガンダム2号機を隠しているはず」

ブライト「奪った核を我々に向けるのでしょうか」

おやどり「まさか」

奪われた2号機には公式データは戦略核だがコーウェン中将からの秘匿情報によると戦術核なみの威力という。
ソロモンに集結しようとしている連邦艦隊の三分の二は壊滅させられるはずだ。
しかしこの思惑は外れる。
ソロモン艦隊の一部のエギーユ・デラーズはガトーにこう伝えた。

デラーズ「奪ったガンダム2号機はいましばらく眠らせておくがよい」

ガトー「何故ですか!?連邦を壊滅させることができることができるではありませぬか」

デラーズ「たとえガンダム2号機を使ったとてUTXは負ける。ドズル・ザビ中将はわかっておらぬ」

連邦の勢力は地球、宇宙の各地で敗北の一途である。
デラーズはガトーの掌を掴み堅く握る。

デラーズ「茨の園に三年、時を待とうぞ。頃合いを見計らい一時ではあるが身を潜めようぞ。犬死にはわしが許さぬ」

ガトー「……わかりました。では私はゲルググで連邦の者どもを倒すだけ倒してみせましょう」

ガトーは苦渋の決断をした。ガンダム2号機はデラーズのグワデン最深部ブロックによって眠っていた。
彼が眠りから醒めるのはおよそ三年後であった。
だがさいわいにして一年戦争にて連邦は勝利をおさめることになるのである。
穂乃果たちはアルビオンのウラキ達と再会した。

穂乃果「久しぶりだねウラキくん。おお!?大人の顔つきだ」

花陽「バニング大尉のことは残念でした」

凛「バニング大尉はいないにゃ」

凛にとってバニング大尉こそが男である。
海未ほどではないが。

海未「はい?」

希「まあしゃあない。これが戦争や。でもキースくんとモーラさんが仲良くなってる」

キースモーラ「ラブラブだぜ!」

ニナはガンダム2号機のことで気に病んでいた。
真姫はこれも自分の原因かと思う。

No.346 17/04/21 09:14
自由人 

真姫はニナにかける言葉がない。
ガンダム2号機協力開発者として真姫は自らが戦乱を呼んだようにしか思えない。

真姫「……!?キャッー!!」ワシワシ!ワシワシ!

希「どないしたんや真姫ちゃん」

真姫「あ、あなたね」

ニナ「あら真姫。久しぶり」

希「ニナはん。あんたの悩みはわからへんけどウラキくんはバニングさんを失って戦っておる。あんたが支えてやらんと」

ニナ「あ、ありがとうミライさん」

希「ウチ希」

希、とニナは頭を下げ礼を言い去っていく。
真姫はなんのつもり?と睨む。

希「真姫ちゃんがすべてのガンダムタイプの開発に関わったかも知れんけど地球圏にこんだけの人間がいる。戦いを望む者いれば平和を望むキオくんみたいな子どももいる。ウラキくんみたいに必死にバニングさんの意思を継ごうとする人もおる。意味わかんな?」

真姫は黙る。
アルビオン艦内を走り回る穂乃果たち追う海未。

海未「ホワイトベースに戻りますよ」

ほのりんぱな「え〜」

海未「子どもですか」

穂乃果「あ、アルビオンのニンジンだ。食堂に忍び込むよ」

凛「ニンジン、ウラキくんの苦手なモノにゃ」

花陽「炒飯つくってください!海未ちゃん!」

キラキラと海未を見つめる三人。
食堂に忍び込み段ボール一箱に入ってるニンジンを使い炒飯を作る海未。持って帰る穂乃果たち。食堂に入るウラキたち男性パイロットやブリッジ要員たちは驚く。

ウラキ「なぜ炒飯なんだ!?」

ベイト「ニンジンがないぞ」

モンシア「なんだと」

アデル「これは炒飯料理の達人だな。しかしネオチャイナのサイ・サイシーではないな」

ウラキは炒飯を見つめる。ご飯や卵、タマネギに混じり赤いニンジンが見えた。

ウラキ「ひとつひとつ退けるわけにはいかない」

キース「炒飯か」

ウラキは一口食べてみた。ニンジンの味があるが咀嚼し飲み込む。
ニナは驚く。

ニナ「コウがニンジンを……食べてる」

涙を流すニナ。
驚くシナプス艦長やドクターたち。
この日、アルビオンは『ニンジン食べれたウラキ中尉記念日』となった。

海未「ニンジンを食べれるだけで記念日ですか」

ことりはルクセンブルグで戦っていた。

No.347 17/04/21 12:12
自由人 

ことりはウイングガンダムを操り財団派OZのビルゴと戦っていた。
大戦当初は無類の力を発揮したガンダムだがヴァイエイトとメリクリウスの性能を持つ新型モビルドールはガンダムに比肩していた。
すでにバスターライフルの残弾はなくビームサーベル、バルカン共に少ない。
自爆つまり焼き鳥になるのを覚悟しようとした時だ。
トレーズ様を頼むっ!とトレーズ派兵士がウイングを庇い果てた。
コクピットに通信が入る。

?『キミはまだ焼き鳥になってはいけない、焼き鳥になっては……』

トレーズ、という呟きをことりは口にしウイングから出て城に入った。
ことりは焼き鳥にされるわけにはいかないと思いながらトレーズのいるらしい城の内部に入った時だ。
声がした。

トレーズ「いつかガンダムパイロットと語り合いたいと思う日々が来るとは……。ヒイロ・ユイ……ではなくu’sの衣装担当兼ミナリンスキーが来るとは。予想外ではあるが」

ことり「ことりはガンダムパイロットだもん!」

ぷんぷんとわかりやすい怒り方をする彼女は銃をトレーズに向ける。
彼は語る。

トレーズ「いつかガンダムパイロットと語り合える日々のためにあの機体を用意した。決闘思想こそガンダムパイロットにふさわしい」

ことり「なに言ってるの」

トレーズ「次なる時代のためにエピオンと名づけさせてもらった」

ことり「あなたは一度時代の支配を握ったのに」

トレーズ「我が思想を超える者、ガンダムパイロットに南ことり。メイドコスで来てもらいたかった」

ことり「ガンダムエピオン。これをあたしに託してどうするの?」

トレーズ「それは機体が教え未来へ導くはず」

エピオンのコクピットに入ったことりはいやなことを思い出す。
ゼロと同じ。ゼロには焼き鳥にされた苦い思い出がある。
トレーズの声がした。

トレーズ『南ことり。その機体で勝者にも焼き鳥にもチキンにもなってはいけない。故に自爆装置は解除する』

ことり「(穂乃果ちゃんなら穂むまんだよね)」

エピオンは城を出て戦場に向かった!
だがゼロシステムに彼女は再び飲み込まれた。

にこ『焼き鳥!焼き鳥!』

ことり「く、バードモードがエレガントじゃないよ!」

にこ『でも名称はバードモードだから。エピオン!』

No.348 17/04/21 14:38
自由人 

にこ『今夜は焼き鳥を大皿いっぱいよ』

ほのうみりんぱなまきのぞえりありゆき矢澤弟妹『わ〜い』

にこ『さて、ここで最近問題になっている話題をひとつ』

凛『にこちゃんの身長?』

花陽『にこちゃんの一ヶ月一万円生活?』

にこ『ぬわんでよ!ちがうでしょう!』バンバン!

にこ『焼き鳥、それは串に刺して焼いた鶏のむね肉』

ほのうみりんぱなまきのぞえりありゆき矢澤弟妹『おお〜!』

にこ『最近では串から外して食べる者がいるという。これではことりがあまりに不憫だわ』

ゼロシステムによりことりは嫌なイメージを見せられ苦悩しエピオンを操縦していた。

ことり「不憫じゃないよ!はっ、この人たちはトレーズにより戦わせられている」

しかしトレーズ派のリーオーやエアリーズを未確認のエピオンに銃を向ける。
それはゼロシステムによりイメージとして跳ね返る。

凛『串から外せばそれは焼き鳥じゃないにゃ』

花陽『ご飯と食べる時は便利だけど』

真姫『焼き鳥?食べ物なの』

希『関西でも焼き鳥は焼き鳥や』

絵里『焼き鳥?ハラショー』

海未『どうしました穂乃果?』

穂乃果『う〜ん』

雪穂『姉が悩んでいる』

矢澤弟妹『u’sのリーダー』

ことり「」ドキドキ

穂乃果『焼き鳥はことりちゃんだよ〜!!』

ゼロシステムの穂乃果の発言にことりはプッツンした!
ゼロシステムはプッツンを呼び起こすシステムなのか!

ことり「穂乃果ちゃんだけはあたしを食べて〜っ!!」

海未『みんなで分けていろいろな食べ方をしましょう!』

プッツンしたことりはゼロシステムに操られ財団派のモビルドールを倒したがトレーズ派兵士も倒してしまった。
トレーズは聞く。

トレーズ「答えは出たか、南ことり?」

ことり「や、焼き鳥は串のままが……美味……」ガクッ👼

再びホワイトベース。
ソロモン戦においてはアルビオン同様に囮を命じられた。

レビル『厳しい戦いだがホワイトベース、アルビオン共に健闘を祈る』

ミライ「スレッガーそれは?」

スレッガー「ああ母の形見の指輪さ。代わりに持っていてくれ」

ミライ「私が?」

ああ、と短く言葉を残したスレッガーだ。

No.349 17/04/21 17:17
自由人 

ナレーション永井一郎『後にソロモン戦と名づけられる攻防が火蓋を切った。ソロモンを指揮するのはあのルウム戦役に参加したドズル・ザビ中将であるが支援をよこさないギレンやキシリアに腹を立てていた』

ドズル「兄上め、補充されたのが新型のビグ・ザムだけだと!マハラジャ・カーン、妻と娘をいざという時は頼むぞ」

顔が厳ついドズルだが妻や娘には優しくその内面の優しさを知る者たちは彼を慕う。

兵士A「涙モノだ」

兵士B「いまの時代の昼ドラに必要だ」

兵士たちは感涙していたが連邦軍の優勢は止まらない。

希「真姫ちゃん、ウチとHONOファイターに乗るんや」

なぜ?という彼女を希は強引に乗せて発進してゆく。
穂乃果は海未に言う。

穂乃果「ガンタンクでもがんばれ!海未ちゃん」

海未「しなくていい応援をしないでください!」o(T□T)o

アルビオンのウラキはガトーの乗るゲルググを見つけ戦う!

ウラキ「ガンダム2号機を返せ!」

ガトー「貴様などに話す意味はない!」

ニナは見守る。
穂乃果のHONOガンダムはアムロと共にソロモンに向かうがクスコ・アルにより阻まれた!

クスコ「行かせないわ坊や」

アムロ「クスコ・アル!?」

穂乃果「誰?このオバチャン?」

瞬間、彼女のエルメスからビットの攻撃を受けるガンダム!!

クスコ「誰がオバチャンだ!!喰らえ」

穂乃果「だってだって!!」o(><;)(;><)o

アムロ「クスコ・アルさん。ボクをバカにした!」

逃げる穂乃果を助けるアムロのガンダム。
互いにプライドを賭けて戦う。
ちなみに海未のガンタンクはホワイトベースを上下左右斜めに移動し守っていた。

海未「やらせません!上!下!旋回!球回転ロール!!」グルグル!

UTX兵A「なんだと!」

UTX兵B「戦車もどきが我々を……ぐはっ」

ガンタンクとは思えない動きにホワイトベースを落とせないUTX軍。
アムロとクスコ・アルはぶつかる!

アムロ「あなたは!」

クスコ「ロンドンブリッジを教えてあげ……なに!?ああ……」

瞬間、彼女の意識がアムロと穂乃果に通じた。
ロンドンブリッジ……、ロンドンブリッジ……。

No.350 17/04/21 18:42
自由人 

穂乃果とアムロはクスコ・アルの意識を感知しHONOファイターに乗る真姫はまた命が散ったことを知った。

真姫「またあたしは……」

希「ええから現実を見るんや」

真姫は希の言葉に頷く。
ウラキはガトーに思いをぶつける!

ウラキ「2号機を返せ!」

ガトー「まだまだだ!その程度!腕を上げたが」

アムロ「クスコ・アル……」

穂乃果「知らないオバチャンだったけど」

ほのアム「うわっ!?なに」

絵里「よくもクスコ・アルさんを!!」

亜里沙「あれは穂乃果さん!?雪穂のお姉さん」

ふたりの乗るエルメス3号機4号機がガンダム二機を襲う!!
しかしスレッガーと希が間に入る。

スレッガー「やらせるか」

希「せやで!穂乃果ちゃんワシワシ合体や!」

やだ!と断る穂乃果に再び希は合体する。
嫌がる穂乃果!

穂乃果「は、ハレンチ合体だよ」

希「まずはあの水色や!」

真姫「なにするつもり?」

やだよ!という穂乃果に構わず希は絵里の乗るエルメスにワシワシMAXを仕掛けた!

絵里「背後を取られた!?」ゾワッ!

ゾワゾワッと背後を襲うセクハラ感に絵里は怯えた!
ひぃっ!?
いまや!と希はワシワシMAXをした。
ガシィーン!!

絵里「きゃあああ〜っ!?」

希「ワシワシMAXをくらうんや!!」

絵里「いややああ〜!?お嫁にいけない!ビックリハラショーよ」

悲鳴に希は目の前の機体に絵里が乗っていることに気づいた。

希「ポンコツちゃん!? 」

絵里「えりよ!絵里!!名前を覚えなさいよ!」

亜里沙「ほ、穂乃果さん?」

穂乃果「え、亜里沙ちゃん?なんで」

亜里沙「ということで穂乃果果さんがいる連邦軍に寝返るね。お姉さん」

ええええ!?
愛妹に裏切られた絵里は希に攻撃を仕掛けた!

希「な、なんでや!」

絵里「ポンコツとかなんとか馬鹿にしたじゃない!」

すぐさま穂乃果は強制分離したが希と一緒にいる真姫にはとばっちりだ。

真姫「あ、あたしはカンケーないし!」

絵里「知らないわよ!」

亜里沙は白旗を出してホワイトベースに入っていた。

亜里沙「海未さん」

海未「あ、亜里沙ですか?」

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