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匿名
16/12/28 00:30(更新日時)

今まで、ひとりの時間はたっぷりあって、いつの間にか自然に、心は均されていたのだと思う。 長い廊下を雑巾がけしている時に。音楽を聞きながらハタキをかけている時に。 ゆっくり読書を楽しんでいる時に。庭の落ち葉をかき集め、ふと空を見上げた時に。 でも急に家族が増えて、家族と共に過ごす空間は、ひとりの空間とは違い、傍に居る人を尊重して成り立つ空間。 私は上手く心を均しているだろうか。 デコボコしてはいないだろうか。 大切なものを見落とさないように。見落とした場所を忘れないように。時々ここを使わせて頂きます。

15/02/21 22:35 追記
雑談スレでお世話になった8さん、28さん、いつでも遊びにいらして下さい。

No.2184692 15/02/07 01:03(スレ作成日時)

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No.101 15/03/22 13:02
フェイスブック好き19 

>> 100 こんにちは☆
今の職場になり健康診断での項目が少なくなったので今年はドックをと考えていたのですが、結局健康診断で終わりました(>_<)
私も来年はドックを受けようと思っています。
車は好きですね、運転も好きです。
ぷらっと夜一人でドライブに行くこともあります。
好きな音楽を聴いて走っていると気分転換になります。

まだきっと山は寒いですよね、福寿草やイチゲ小さいお花は可愛いですね。

No.102 15/03/22 21:25
匿名 

>> 101 こんばんは。 あなたは度々体調を崩しているので、是非ドックを受けて下さい。 彼も心配しているでしょう。 私の彼もそうですが、色々検査をして、合格点を貰えば、自信がつき気持ちも軽くなると思います。 あなたの彼は、あなたから見て、体調が悪く見える時があるのですか?あなたも、夜のドライブが好きだったのですね。 いいですよね。夜の街を一人車を走らせるのは。 今の私は、出来そうにないですね。それよりも今日のドライブがとても楽しかったので、行ってみたい所が次々出て来ました。 神社巡りとか、お地蔵さん探しとか。 今日の山行きもそうですが、皆さん、私の行きたい所を優先してくれるので、次々予定が立ちます。 山の息吹きは美しいものでした。 木々の芽吹きや、野山の花々の群生は、それはそれは素晴らしく皆歓声を上げていました。 彼の友人の一人が、山野草に詳しいということでしたが、どうも怪しいと、帰り道山野草の本を買って、今日見た花々を皆で調べました。 イチゲ、オウレン、ミスミソウ、スミレ、福寿草、ニリンソウ。 沢山写真を撮って来ました。 額に入れて飾ろうと思います。

  • << 110 こんばんは☆ そうですね、調子が悪くなる原因がわかるかもですし、何もなければ安心できますしね。今年は人間ドックを受けます。 彼から調子悪くて病院に言った等メールで来ますし、私から見ても体調悪いときがあります。 体は強くないと思います…。 夜のドライブ良いですよね。 主さんのお弁当持ってのドライブ楽しそうですね。 最近、彼ともそうですが友達とも出かけてないなと思いました。 新年度になれば私も友達も少しは落ち着きそうですし、どこか出かけたいですね。 山野草の本を買ったんですね、見たものを調べたり楽しいですよね。

No.103 15/03/23 08:12
匿名 

「これからランチしない?プロジェクトチーム作ったの私達。」 山のドライブを楽しんでいる最中、電話をくれたのは、職場の同部署の先輩同僚。 プロジェクトチーム…。 同じ部署の女性同僚達は、事ある度にプロジェクトチームになった。 上司や男性同僚に物申す緊迫することから、ランチや飲み会に至るまで。 言い出しっぺは電話をくれた先輩だった。 プロジェクトチームになると、私達は、その先輩にオーケーボスと言って従い、意見も活発に交換した。 先日課長が、部署内の女性達だけを集めて、私の退職のこととその理由を話したので、プロジェクトチームは、そのことだろうと察せられたが、その目的は分からない。 「今○○山に来てるんです。山野草を見に。こちらに来ませんか?もうスッゴく綺麗ですよ!群生ですよ!もうこんなの見たの初めてですよ!絶対見た方がいいです!今日を逃したら、この景色はもう見れないですよ!お弁当沢山作って来ましたから、すぐ来て下さい!」 車の車種とナンバーを知らせ、山野草ツアーのメンバーを伝えた。 課長ご夫妻が一緒であることも。

No.104 15/03/23 22:02
匿名 

課長の申し出は、私の為だけでなく、課長と私が居なくなった後の、部署内の女性社員達のことを思ってのことだったので、断る理由が見つからなかったが、いつの間にか出来た習性で、その先輩の横に私が並ぶのは、今回の場合、抵抗を感じていた。課長が指定したお店は、場所選びの苦心が窺えた。 「何だろうね?」という同僚達の言葉に、「うん。」としか答えられず、お店に向かうと、課長が待っていた。課長は皆を自由に座らせ、私を横に座らせた。 ホッとするものの、皆の視線を浴びて居心地が悪い。課長は、彼から、社内の役付きだけに話されたことを話し、ご自身の異動もあり、「君達には困らせられもしたが、大いに助けられて来た。せっかく培われたチームワークだ。○○さんが辞めて行っても、○○さんの力になってやって欲しい。これは上司として言ってるんじゃない。一緒にやって来た仲間として言ってるんだ。5年前、辛かったのは○○さんだけじゃなかっただろう?皆で乗り越えて来たと僕は思っている。僕が異動し、○○さんが居なくなっても、君達のチームワークは顕在であって欲しいと思ってね、僕の一存でこの場を設けさせて貰った。」 課長が話している間、私は皆の顔を見られなかった。

No.105 15/03/23 22:53
匿名 

口火を切ったのはやはり先輩だった。 「このことを知ってるのは、他には? ご両親とか、妹さんが居たわよね? じゃあ友達は? あなた誰にも話さなかったの?! 5年も?!」 先輩は顔を覆って泣き出した。 先輩の悔しさが伝わって来て、私は唇を噛んだ。 水臭い!きっとそう思っている。 先輩は仕事よりも、私達女性同僚のチームワークが支えであることを、私は知っている。私は先輩の配慮のお陰で、プライバシーを荒らされずに済んだ。 いつもいつも先輩が盾になってくれていた。 今では他部署からも一目置かれている先輩だが、私の入社当時は目立たず、どちらかと言えば陰気な雰囲気が漂っていた。 そして時折、母と同じ目で私を見た。 「お前は、お父さんにそっくりだ。」 そう言った時の母の目と同じ。 此処にも母と同じ女が居る。 でも此処は逃げ場が無い家じゃない。 やっと辿り着いた私が生きる糧となる場所。 負けるか、オバサン。 まだ小娘の私は、密かに闘志を燃やしていた。 でも2年位過ぎた頃、先輩が女性同僚達に言った。 「ウチでクリスマス会やらない?女だけで。」

No.106 15/03/24 08:22
匿名 

「子供の為に、賑やかにやってあげたいのよ。お父さん居なくなっちゃたからさ。」 先輩は、やっと離婚出来たと言った。 もう男に振り回されることはなくなったから、心置きなく人生を楽しむのだと。 結婚から解放されて、大切な子供を、当たり前に大切に出来るようになった。 仕事も最低限の事しかやって来なかったけど、自分の居場所として会社の比重は大きいから、これからは大事にしたい。 今まで嫌な思いをさせてごめんなさいと、私達に言ったのだった。 先輩は、憑き物が取れたようにサバサバしていた。 あの時は、先輩の心情を推し量ることも出来ない子供の私だったが、先輩の離婚は、先輩の子供には良いことだなと思った。私達が、クリスマス会のお料理や、プレゼントなどの相談をしていると、男性同僚達が、俺達も混ぜてくれよと言って来た。それは他部署にも広がって、先輩の家では収容出来ない人数になってしまった。 先輩は、「会場は知り合いのお店を貸し切るけど、このクリスマス会は、私達のものよ。何でも男に乗っ取られちゃダメよ。主催の私達が、男を客として迎えるの。仕事の延長にしちゃダメ。分かった?私達はチームよ!」

No.107 15/03/24 23:11
匿名 

ビンゴ、ダーツ、ビールのストロー早飲み、カラオケリレー…。 恒例のゲームは平凡なものだが、私達プロジェクトチームが交代で司会進行を務め、毎回盛況だった。 5年前のあの騒動の後、関連会社からの参加希望者も殺到したが、これ以上幅を広げて、クリスマス会の趣旨を変えてはいけない、しかし関連会社の希望を無碍に断るのもと、そちらは人数を限定して参加希望を募った。しかし毎回人数がオーバーした為、抽選によって参加者が選ばれるのも毎回のこととなった。 「あ~だから5年前から○○社長も、クリスマス会に来てたのね?」 同僚の一人が言った。 彼は抽選に外れても毎回来てしまった。 権力濫用である。 「ごめんなさい。知らなかったから。」 先輩がそう言って、皆が笑った。 しつこく付きまとう男性社員は、先輩が蹴散らしてくれていた。 彼も、先輩に蹴散らされた一人だった。彼は付きまとった訳ではないが、私の側を離れなかったのだ。 私達プロジェクトチームが、上司や男性同僚に意見や交渉をする時、先輩は、私達を矢面には立たせなかった。

No.108 15/03/25 00:00
匿名 

口上を述べるのは自分がやる。 私達は一緒に来てくれればいい。 そして私を先輩の横に並ばせた。 その方が効果的だと。 先輩は頼もしかった。 先輩が男だったら惚れてしまっただろう。 実際その言葉を先輩に言ったことがあった。 「○○社長のどこが好きになったの?」 同僚の一人が言った。 ああそうだった。女の人はこういうことを聞くのだった。 私は自分の恋バナをしたことが無い。 この質問は想定しておくべきだった。 何と答えたらいいだろう? 人間性?男前でセクシー? 考えている内に、顔が熱くなるのが分かった。 「課長の気持ちは分かりました。○○社長があなたを選んだ理由も、○○社長が課長達に言われた通りだと思う。人の恋愛に首を突っ込むなんて野望なことはしたくないけど、この場が用意された以上、あなたからも話して貰いたいわ。」 先輩の言葉に、正直に話すしかないと思った。 5年前の彼の必死な求愛、拒絶しながら、彼のどの言葉に心を捕らえられたか、彼の元妻に職場に乗り込まれ、受けた侮辱と彼への失望…

No.109 15/03/25 08:29
匿名 

彼と別れ、この職場を去り、新天地を求めようとした私と、元妻との離婚を公にし、彼と私の為の住まいを用意する、兄夫婦と会ってくれと言った彼との対決に、私の勝ち目は無かったこと、彼の兄夫婦と会う前に、彼の子Kさんを見に行ったこと、Kさんを見て、彼の家庭を守ろうと心に誓ったこと、彼のこと、Kさんのこと、彼の元妻のこと、同僚の皆さんとの関わりのこと、それらひとつ一つを、各々の人生を深く考えることが出来たのは、彼のお陰であることを話した。 私の話しの後、課長は、Kさんと私との手紙の話しをし、彼と私との縁は、関わる人達に良い影響をもたらし、それは自身の家族にも有り、娘との和解も出来、夫婦で楽しく会話出来るようになったと言って下さった。 「そりゃあ○○社長は焦ったでしょうね。あの時一番分が悪かったのは○○社長だもの。彼女と別れたり、離婚した人まで居たもんね。私は、あの離婚した人が一番有利だなと思ってた。ほらあの人。」 一人の同僚が皆に言った。 皆は頷いて、別の同僚が、「あの人、どうしてダメだったの?」と言った。 そうか、皆はそう思っていたのか。そして離婚までして私に求婚した人に、今でも同情しているのだ。

No.110 15/03/25 23:59
フェイスブック好き19 

>> 102 こんばんは。 あなたは度々体調を崩しているので、是非ドックを受けて下さい。 彼も心配しているでしょう。 私の彼もそうで… こんばんは☆
そうですね、調子が悪くなる原因がわかるかもですし、何もなければ安心できますしね。今年は人間ドックを受けます。
彼から調子悪くて病院に言った等メールで来ますし、私から見ても体調悪いときがあります。
体は強くないと思います…。

夜のドライブ良いですよね。
主さんのお弁当持ってのドライブ楽しそうですね。
最近、彼ともそうですが友達とも出かけてないなと思いました。
新年度になれば私も友達も少しは落ち着きそうですし、どこか出かけたいですね。
山野草の本を買ったんですね、見たものを調べたり楽しいですよね。

  • << 112 こんばんは。 彼は、身体は強くないのですね。 心配でしょうね。常備薬が有るのですか? 一緒に居る時は、色々してあげているのでしょうけど、そんな風にあなたに心配して貰えて、彼は癒やされているんだろうなと思います。 私の彼は、何だか知らないけど丈夫ですよ。 バカなのかもしれません。 時間が有る時は、少しでも身体を休めて欲しいんですけど、協同作業が好きなものだから、ちっともじっとしていてくれません。 彼を休ませたい時は、私が作業を諦めて、彼とゆっくりするしかないです。 しばらく遊びに出かけていなかったのですね。 寒い冬は引きこもりがちになりますよね。 私は、春の芽吹きが始まると、じっとしていられなくなるという心持ちを、初めて体験しています。 それは、あの山野草の群生を見たからです。 写真では、実際の素晴らしさが現せないんですよね。もう一度見たくてうずうずしています。 あなたも都合がついたら、是非彼と山へ出かけて見て下さい。 それとも、彼とのお気に入りのスポットが有るのですか?

No.111 15/03/26 01:06
匿名 

「あのねぇ離婚て大変なのよ。夫婦二人だけのことなら簡単だけどね。お互いに親兄弟も有れば親戚も居るしね。結婚している間に、色んなしがらみも出来ちゃうのよ。まして子供が居れば、他に好きな人が出来ました離婚ですって訳に行かないわよ。簡単に離婚出来ちゃう人の方がどうかと思うわよ。」 離婚経験者の先輩が言った。 その通りだと思う。 離婚が誠意の証しだ、などと胸を張る男に、大いに疑問を感じた。 元々離婚したかったのだろうと思った。 それを私への手土産にするのは、おかしなことである。 最初から嘘が有ると、あの時そう思ったのを覚えている。 同僚達は、それもそうだとか、私だったら亭主がそう言ってくれたら渡りに舟だとか言い合っていた。 「とにかく、離婚したのも彼女を振ったのも、○○さんのせいじゃないでしょ?私達がその話しを蒸し返してどうするのよ。」 そう先輩が言って、同僚達は口々に謝り出した。 女同士の間で、嫉妬や妬みの世界に陥らなかったのは、先輩のリーダーシップのお陰だった。 「まだ言ってなかったわね。婚約おめでとう。」

No.112 15/03/26 01:40
匿名 

>> 110 こんばんは☆ そうですね、調子が悪くなる原因がわかるかもですし、何もなければ安心できますしね。今年は人間ドックを受けます。 彼から調子悪… こんばんは。 彼は、身体は強くないのですね。 心配でしょうね。常備薬が有るのですか? 一緒に居る時は、色々してあげているのでしょうけど、そんな風にあなたに心配して貰えて、彼は癒やされているんだろうなと思います。 私の彼は、何だか知らないけど丈夫ですよ。 バカなのかもしれません。 時間が有る時は、少しでも身体を休めて欲しいんですけど、協同作業が好きなものだから、ちっともじっとしていてくれません。 彼を休ませたい時は、私が作業を諦めて、彼とゆっくりするしかないです。 しばらく遊びに出かけていなかったのですね。 寒い冬は引きこもりがちになりますよね。 私は、春の芽吹きが始まると、じっとしていられなくなるという心持ちを、初めて体験しています。 それは、あの山野草の群生を見たからです。 写真では、実際の素晴らしさが現せないんですよね。もう一度見たくてうずうずしています。 あなたも都合がついたら、是非彼と山へ出かけて見て下さい。 それとも、彼とのお気に入りのスポットが有るのですか?

  • << 120 こんばんは☆ 経過観察はしていますが、常備薬は飲んでいませんよ。 彼は丈夫なんですね、健康が一番ですよ(^-^) 山野草の群生見てみたいです。 景色のいいところや自然が好きなのでそういうところ良いなって思います。 山は彼とまた暖かくなったら行きたいねって言ってる場所があります。 落ち着いたら行きたいな。それと前に植物群落を見に行ったのですが、時期はずれで花がなかったのでまた花の時期に行きたいですね。

No.113 15/03/26 21:46
匿名 

同僚達は、二台の車に乗り合わせてやって来た。 皆ちょっとランチの格好で、山歩きは出来ない出で立ちだ。 それでも山を登って来たのだから、今日話したいことが有るのだろう。車を降りると、同僚達はとても寒そうなので、挨拶もそこそこにロッジに向かった。 冬季休業中のロッジを、彼の友人の伝手で1日貸して貰えた。 ロッジに着くとマスターが出迎えてくれて、暖かい暖房に皆一息ついた。 同僚達は、コンビニで色々買って来てくれたが、前日男達が車をいじっている間に、煮物や海苔巻きやお稲荷さんを山ほど作ったので、同僚達にも食べて貰う。マスターがキノコ汁を出してくれた。 とても有り難い。皆大喜びだ。 「皆さん、○○さんの友達なの?」 Kさんが、同僚達に言った。 「違うわ。これから友達になりたい人達よ。」 そう私が言うと、「私達も同じ気持ちよ。私達話し合ったのよ。○○さんとこれっきりでいいのか、何か出来ることはないのかって。」 先輩がそう言って、皆頷いて私を見た。 同僚達は、最後の日はちゃんと退職の理由を、社の皆に話した方が良いと言った。

No.114 15/03/26 22:29
匿名 

何も言わずに辞めたら、5年前のように、噂が噂を呼んで、尾ひれ葉ひれが付くばかりだ。後は自分達が引き受けると。 それに、私無しのクリスマス会は成り立たないとも言ってくれた。 同僚達の申し出に、課長もそうした方が良いと言うので、彼を見たら彼は頷いた。 私は、「分かりました。宜しくお願いします。」と、同僚達に頭を下げた。 彼も皆さんも、同僚達に、各々にお願いして下さった。 Kさんが、「俺いいこと思いついた。」と言った。 「ずっと考えてたんだ。何かいい方法はないかなって。皆さんとこれから友達になるなら、この皆さんと旅行に行ったらいいよ。高校の修学旅行で行けなかった場所にさ! 友達と行った方がそれらしくなるだろう?」 慌てて彼を見たが、やはり顔色を変えていた。 高校の修学旅行に行けなかったことは、Kさんにしか話していない。 と言うより、Kさんの質問に正直に答えただけのことだった。 そして彼に言って欲しくないことは、口止めした筈だった。 Kさんもそのことに気づき、私に謝り、「ごめん父さん、父さんには話してないから、言わないでって言われてたんだ。」

No.115 15/03/27 08:13
匿名 

「いいじゃねぇかよぅ。別に恥ずかしいことじゃねぇぞ。」 彼の友人が言った。 「いや彼女は、そのようなことを恥じる人間ではありません。何か訳があったんだろ。話してくれないか。家内もね、君はどんな育ち方を…。」 課長の話しが終わらないのにKさんが、 「止めてくれよ!俺が悪かったんだよ。どうして俺はこうなんだ。自分で自分が嫌になるよ。俺みたいなバカ見たことねぇよ!」 頭を抱えながらそう言った。 Kさんは勘違いしているのだ。 Kさんに聞かれるままに、両親や妹のこと、子供の頃のこと、学校でのこと、それらを私は穏やかに話していたが、高校の修学旅行の件では涙が出てしまった。もう遠い過去のことを何故泣くのか、あの時は自分でも分からなかったが、Kさんはそれが私の一番辛かった記憶なのだと受け取ったのだろう。 Kさんに話したあの後、私は心の整理をした。 まだ高校生の私には、修学旅行に行かない決断は、力量が伴っていないことだったのだと思う。 行けなかったことが辛かったのではない。

No.116 15/03/27 19:33
匿名 

「Kさん、Kさんと話した後に、少し考えてみたの。修学旅行のことも含めて、ひとつ一つ納得してやって来た筈なのに、どうして修学旅行の話しの時だけ泣いちゃったんだろう?って。それで分かったのよ。ヤンキー達に八つ当たりして、ヤンキー達にやり返されて、それでサッパリしちゃって、解決したつもりになってたのよ。子供の頃って、気分が楽になったらそれで良しというところがあるでしょ?解決したのは、ヤンキー達への謝罪で、どうしてヤンキー達に八つ当たりしてしまったのかは、そのままにしてしまったんだなって。それで、どうして八つ当たりしたのか考えたらね、答えは簡単だった。無理をしたからだって。選んで決めたことに後悔はしてないし、頑張ってやり遂げたなという達成感はある。でもあの時の私は、無理して頑張ったんだなって、今頃分かったのよ。Kさんのお陰よ。」 Kさんは、一言一句聞き逃すまいという真剣さで、私の話しを聞いていた。 「うん、○○さんは頑張ったよ。一生懸命頑張ったことなのに、軽く言っちゃって本当にごめん。僕から皆に話すよ。」 Kさんは、また私の代弁者になろうとする。 それが自分の使命であるかのように。

No.117 15/03/27 20:20
匿名 

「私が話すわ。大丈夫。もう整理出来たから。」 そう言ったら、皆さん各々に自分の椅子を持って、私の回りに集まって来た。 私は少し笑って、穏やかに話しをした。 小学校中学校と義務教育の時期は、足りない物が有れば、担任の先生が親に言ってくれたし、健康状態についても親に指摘をしてくれた。 それでも母親からは、特にお金のかかることには恩に着せられたし、中学になってからは、それはもっと強くなって、学校の費用を、私のバイト代から捻出しなければならないこともあった。 でも高校になったら、教師は家庭の問題にはタッチしないし、義務教育とはお金のかかり方も全然違うし、自分のバイト代を使ってしまったら、卒業後の資金が貯められないし、高校生活を取るか、卒業後の自立を取るかを比べたら、卒業後の自立の方が断然大きかったから、高校生活で得られるであろう楽しみは一切捨てて、就職に有利になる為の勉強と、資金を貯めることに専念することにした。 そう決めたものの、高校は給食が無いので、その日のお昼をどうするかが、毎日の悩みになっていた。 パンなどを買って、僅かなバイト代を消費したくなかった。

No.118 15/03/27 21:01
匿名 

母親は気分次第で、家事をやったりやらなかったりで、その為に小学生の頃は、栄養失調になってしまったが、高校生の時は、母親が家事をやってくれない方が助かった。 自分で朝ご飯を作って、お弁当も用意出来るからだ。でも、バイト先の店長が、残り物のパンをいつもくれたので、それが翌日の昼食になるのがほとんどだった。 修学旅行の費用は、一年生の時からの毎月の積み立てが必要だったから、母親に恩に着せられてまで行きたいとは思わなかった。 また、親に人並みのことをして貰えないことが、卒業後、家を出ることをスムーズに行かせることが出来ると思った。 だから、修学旅行の積み立て金の集金袋は、母親に見せた。 案の定、「そんなお金がどこに有るんだ。」と言った。 それきりそれを母親に見せることは無く、担任教師には、お金が無いので積み立てられないと母が言いましたと言った。 修学旅行の日程の間、普通に通学するように家を出て、バイト先に向かった。 1日バイトの日は、店長がお昼にサツマイモ入りのラーメンを作ってくれる。 フフッ嬉しいな。そんなことを思って自転車を走らせていたのだが…。

No.119 15/03/27 22:00
匿名 

途中からボロボロ涙が零れ落ちて来て、ただただ一生懸命自転車を走らせた。 そしたら、朝からヤンキー達がバイト先の裏口にたむろしていて、そのヤンキー達は、暇つぶしの一興なのか、私のことを色々調べていて、私がお金に困っていることや、父親が浮気していることを知っていて、相手の女の所に一緒に乗り込んでやると言ってみたり、いつも安全な帰り道を教えてくれたりするから、私にあげられる物は、店長から貰ったパンだけだから、少しだけど皆で食べなよとあげようとしたら、いいよ、あんたの明日のヒルメシだろ?と、そんなことまで知っていた。 だから、ああ、修学旅行に行かないのはどうしてかと聞きに来たんだな、煩いなと思った。 「何で言わなかったんだよ。修学旅行の金くらい、皆に声かけてカンパしてやったのによ。」 ヤンキー達は、私をバカにして言ってるんじゃないと分かってた。 この人達なりの優しさだと分かってた。 でも私は、「いい加減にしろよ。何で私がテメーらから金を恵んで貰わなきゃならねーんだよ。いちいちうるせーんだよ!二度と来るな!!」 そう言って、また自転車を走らせて、その場を去ってしまった。

No.120 15/03/28 01:01
フェイスブック好き19 

>> 112 こんばんは。 彼は、身体は強くないのですね。 心配でしょうね。常備薬が有るのですか? 一緒に居る時は、色々してあげ… こんばんは☆
経過観察はしていますが、常備薬は飲んでいませんよ。
彼は丈夫なんですね、健康が一番ですよ(^-^)
山野草の群生見てみたいです。
景色のいいところや自然が好きなのでそういうところ良いなって思います。
山は彼とまた暖かくなったら行きたいねって言ってる場所があります。
落ち着いたら行きたいな。それと前に植物群落を見に行ったのですが、時期はずれで花がなかったのでまた花の時期に行きたいですね。

No.121 15/03/28 09:45
匿名 

>> 120 おはようございます。 経過観察なら、梯子飲み会や仕事での無理が、気が気ではないでしょうね。 でも持病にはなっていない様子なので、安心しました。 あなたの功績だと思います。 あなたも景色の良い所や自然が好きなのですね。 私は、山野草の花々の群生を見て、一気に自然の美しさに魅せられてしまいました。 群生の花々に向かって、思わず「皆さん凄いですね!」と言っていました。 あの滝は、昨年秋に見た、滑らかに滑り落ちるような水の流れとは打って変わって、雪解け水のせいか、噴き出すような勢いで、豪快な滝へと変貌していました。 感動しました。 感謝の気持ちが湧いて来て、滝に手を合わせました。とても寒くて、土も乾いていなかったので、彼は、滝の上に登ろうと、今回は言いませんでした。 あなたは彼との場所、暖かくなって花の時期に行ってみるのですね。 花の時期と言えば、今度植物園に行ってみよういう話しも出ています。冬は温室の花も少なくつまらないけど、花の時期はそれは見事で、見ていて楽しくなるそうです。 あなた達も、お気に入りの植物園を作るのも、楽しいと思いますよ。

  • << 125 こんにちは☆ 持病ではないのが救いです。 植物園ですか、思い付かなかったですけど良いですね。 昔、蝶やインコ!?が放し飼いされている植物園に行きました。異国の雰囲気がして楽しかったです。 彼とも落ち着いたら行きたいですね。 昨日は彼と食事をして夜景が綺麗な場所へ行ってきました。星も綺麗で癒されました。

No.122 15/03/28 21:36
匿名 

交差点の信号が見えてきた所で自転車を停めた。 ここから先は、制服姿でうろつくのはまずい。 道を折れて遠回りして、いつも使っている目立たない場所にあるATMに行って、一万円を降ろした。 そしてまたバイト先に引き返した。修学旅行に行けないことくらいで、八つ当たりした。こんなことをするくらいなら、母親に恩に着せられて修学旅行に行った方が増しだった。私は、何て醜い。もういないかと思ったけど、ヤンキー達はいつもの場所に座り込んでいた。 「さっきはあんなことを言ってすみませんでした。これで皆でラーメンでも食べて下さい。お詫びです。」 「ラーメンなんか食い飽きてんだよ。」 「じゃあゲーセンとかで使って下さい。」 いつも私に話しかけて来る女の子が、皆を顎でしゃくると、ズラッと囲まれた。 私は拳を握って硬直して、「殴るな!殴られるのは嫌だ!痛いから!私はあなた達に酷いことを言った!仕返しなら酷いことを言い返せ!」 「それであんたは気が済むのか?」 「済む!」 「じゃあ言ってやるよ。こっちはなぁ、ガキのメシ代ぐらい出してくれる親が居るんだよ。テメーとは違うんだよ。」

No.123 15/03/28 22:12
匿名 

ヤンキー達は、ひとり一人順番に言った。 「あんたがチマチマ貯めた、そんなみみっちい金なんかいらねーよ。」 「あんたの母ちゃん、あんたの妹とデパートで買いもんしてたぞ。万引きでもするかと思って見張ってたらよぉ、ちゃんと金払って5万のコート買ってたよ。」 「妹はうるせーなあ。あれがいいこれがいい、買って買って。」 「お前の父ちゃん、顔だけだもんな。だから女と長続きしねえんだよ。」 次から次から、私の両親と妹の悪口ばかり。 「こんなもんかな。気が済んだか?」 「…おかしいだろ?親と妹の悪口ばっかりじゃん。」 「もういいだろ。」後ろから声がする。 バイト先の店長だ。 こちらに歩いて来る。 「あんたら、この子のことを誰かに頼まれたのか?」 「そっちは誰に頼まれたんだよ?」 「誰にも頼まれちゃおらんよ。」 「心配すんなよ。仲間にする気はねーよ。」 そんな風に一件落着した。 彼の友人達が、興味を持って質問して来る。 「この話しは、これでお終いです。今日は山を楽しみに来たんですから。」

No.124 15/03/28 22:59
匿名 

「これからもう少し登って、滝を見に行くの。」 同僚達にそう言いながら、顎の先を指先でちょっと擦る。鼻、耳、肩、どこを触るかで意思を伝える、私達プロジェクトチームのサイン。 同僚達は、早速滝に興味を示した話題に切り替えてくれた。 ここでチームのサインが役立つとは。 課長がニヤッと笑って、すぐその表情を引っ込めた。見破られていた。やはり侮れない。高校の修学旅行の話しは、Kさんの為に話し直したことと、皆さんも察してくれているようだ。 何故彼に言わなかったかも、もう察しているのだろう。 そんな雰囲気を感じてか、マスターが、「コーヒー、いかがですか?」と言ってくれた。皆さんが椅子を戻し、各々に雰囲気を和らげようとしてくれている。 彼の表情が、泣いているからだ。 私が、彼と私のコーヒーを持って行くと、彼は隣の部屋に私を促した。そこに腰掛けて、窓の外の景色を眺めながら、彼も私も黙ってコーヒーを飲んだ。 時々目を合わせて、彼も私も少しずつ笑顔になった。その為の時間を下さった皆さんに、感謝している。

No.125 15/03/29 11:40
フェイスブック好き19 

>> 121 おはようございます。 経過観察なら、梯子飲み会や仕事での無理が、気が気ではないでしょうね。 でも… こんにちは☆
持病ではないのが救いです。
植物園ですか、思い付かなかったですけど良いですね。
昔、蝶やインコ!?が放し飼いされている植物園に行きました。異国の雰囲気がして楽しかったです。
彼とも落ち着いたら行きたいですね。
昨日は彼と食事をして夜景が綺麗な場所へ行ってきました。星も綺麗で癒されました。

No.126 15/03/29 21:16
匿名 

>> 125 こんばんは。 夜景と星が綺麗な場所…素敵ですね。 ロマンチックです。 デートって感じですね。 私も彼と二人、ロマンチックで静かなデートをしてみたい気持ちはあるんです。 身近な皆さんも、そうしろと言います。 何処其処へ行ってみろとも言います。 でも、その何処其処には、皆さんも一緒に行くのです。 彼と私に、二人きりのデートをさせる気が無い訳ではなく、皆さんも楽しいことがしたいのだなと思います。 人は案外、日常の中で、楽しい時間を作れてはいないんだなと思いました。 彼と私のことが、身近な皆さんの、楽しいことになっているようです。特に男性は、幾つになっても、楽しい場所が必要なんだなと思いました。 ウチはすっかりたまり場になっています。 それが、彼も彼の子も楽しいことのようなのです。 前の家には、こんな風に人が集まらなかったと喜んでいます。 一緒に暮らして、彼と彼の子が楽しくなければ意味が無いし、私も、人が集まることが楽しいことに気づきました。

No.127 15/03/29 21:35
匿名 

>> 126 それから、集まる男性の中で、奥様を連れて来られるのは、お二人だけです。 自然の流れに任せ、その内、奥様方ともお会い出来るかなと思っていましたが、どうやら意図的に連れて来ないようです。 楽しい場所だからと。 奥様が居るだけで、楽しくない息が詰まると言っています。 人様の家庭の内情は、こちらからは聞きませんが、分かるような気がします。家の中に一人でも不機嫌な人が居ると、家の空気がそれに染まりますからね。 今のところは、ウチで楽しんで、機嫌良く帰って貰うのが良いかなと思っています。 あなたの彼は、機嫌が良い時と悪い時では、どんな風なのですか?

  • << 130 こんばんは☆ 今は皆で一緒に行くことが多いんですね。 奥さんがいると息が詰まるって少し寂しいですけど、長年いるとそうなってしまうのかもしれませんね。 彼が不機嫌な!?なときは口調は穏やかだけどひたすら喋り続けますよ、主に仕事でのことです。 普段話をしながら私の肩をさすったり服だったりどこかしらに触れているのですが、それがないですね。 話終わるとすっきりするみたいで笑顔になりギュッとしてその後はいつも通りの穏やかな雰囲気になります。 私に対しては前に一度だけ、食器洗いを手伝おうとしてくれたとき、大丈夫だから休んでてって断ったら一瞬ムッとなってましたね(^-^; 結局手伝ってもらいました。 機嫌が良くてもはしゃいだりとかはないからわからないですが、私の中ではどこかに触れているかそうでないかで「あっストレスたまっているのかな!?」って思ったりしてます。 主さんの彼はどんな感じですか?

No.128 15/03/30 21:18
匿名 

標高が高くなるにつれて、山野草はまだ蕾すら付けておらず、木々の芽吹きも固いままだった。 それでも冬季閉鎖の所まで行ってみようと、車は坂道を登って行った。そこは鉄格子に鍵が掛けられ、道は閉ざされていた。 ここからUターンになるが、通行止め地点を確かめるように、皆車から降り出す。鉄格子の先にビューポイントを見つけたKさんが、鉄格子をよじ登り、鉄格子の向こうへ走り出した。 眼下に広がる景色を眺め、声を上げている。 何だ何が見えるんだ?と男達が声をかける。 Kさんは振り返りながら、「父さん凄いよ!来てみなよ!街がくっきり見えるよ!」と言った。 私は感極まって、必死に涙を堪えた。 彼とKさんの間に、こんな父と子の光景が、今まであったのだろうか?良かった…良かった。 彼が鉄格子をよじ登る。 私も行くわと言いたかったが、今声を出したら涙が溢れそうだったから、黙って私もよじ登る。 次々皆もよじ登り、眼下に広がる景色を堪能した。 鉄格子をよじ登れない格好の同僚達が、鉄格子の向こうで、寒いから車に戻るわよと騒いでいた。

No.129 15/03/30 22:05
匿名 

帰り道は別ルートで山を降りる。 同僚達に、「そのルートを一緒に来て下さい。今日はウチでお夕飯食べて行って下さい。お鍋の用意をしてあるんです。」と言ったら、同僚達の主婦業もある人達が、サッとJさんとYちゃんを見る。 ここが男達とは違うところだ。 私が二人を見ると、「是非いらして下さい。もう奥様ったら、アップルパイを食べきれないほど買って来てしまって、残ると私に押し付けるんですから、皆さんに召し上がって頂けたら有り難いですわ。」とJさん。「お雑煮とお汁粉も作るんですよ。暖まって行って下さい。」とYちゃん。 同僚達は、二人の言葉に気持ちをほぐしながらも、今日を逃したら、私を交えての作戦会議がいつ出来るか分からないからと、了解してくれたが、主婦の仕事もある同僚達は、一旦帰宅して夕飯をこしらえてから来ると言う。 偉いなと思う。 同僚達は固辞したが、私付きの彼の側近に、彼女達の送迎をお願いした。 主婦の同僚達は、来た道を帰り、独身の同僚達は、私達と同じ道を行くことになった。親元を離れ、自立している同僚は問題無いのだが、実家暮らしの同僚は、母親の許可が必要だった。

No.130 15/03/31 00:51
フェイスブック好き19 

>> 127 それから、集まる男性の中で、奥様を連れて来られるのは、お二人だけです。 自然の流れに任せ、その内、奥様方ともお会い出来… こんばんは☆
今は皆で一緒に行くことが多いんですね。

奥さんがいると息が詰まるって少し寂しいですけど、長年いるとそうなってしまうのかもしれませんね。

彼が不機嫌な!?なときは口調は穏やかだけどひたすら喋り続けますよ、主に仕事でのことです。
普段話をしながら私の肩をさすったり服だったりどこかしらに触れているのですが、それがないですね。
話終わるとすっきりするみたいで笑顔になりギュッとしてその後はいつも通りの穏やかな雰囲気になります。
私に対しては前に一度だけ、食器洗いを手伝おうとしてくれたとき、大丈夫だから休んでてって断ったら一瞬ムッとなってましたね(^-^;
結局手伝ってもらいました。
機嫌が良くてもはしゃいだりとかはないからわからないですが、私の中ではどこかに触れているかそうでないかで「あっストレスたまっているのかな!?」って思ったりしてます。

主さんの彼はどんな感じですか?

No.131 15/03/31 21:59
匿名 

>> 130 こんばんは。 私は彼と、まともなデートはしたことが無いですからね。 今の家に住む以前は、ホテルでの密会でしたし、この家で暮らすようになってからは、此処で、彼がいつ来ても良いように待つ暮らしでしたから。 彼と行ったのは、昨年の夏と秋に行ったあの山だけですね。 彼は、私と行きたい所や、私を連れて行きたい場所があって、その話しは何度もされましたが、彼が背負っているものを考えたら、人目に付くような所は、とても行けませんでした。 だから、彼に寂しい思いをさせて来たという気持ちはあっても、私が寂しい思いをして来たとは思っていないのですが、皆さんは、私を不憫がり、あちこちに一緒に出かけたり、ウチで賑やかに楽しくしてくれているのだと思います。 お陰で、未だ彼と二人だけのデートは叶いません。 彼に時間が出来た時は、今まででしたら、ウチで彼と二人、充実した時間を過ごしていましたが、今は誰かが訪ねて来ますので、彼と二人の時間は全く無くなりました。 身内の人達も含めて、ウチに集まる人達を見ていると、人ってこんなに寂しいものなんだなと、改めて思いました。 幸せの場所に居たいのだろうなと思います。

No.132 15/03/31 22:28
匿名 

>> 131 夫婦は、長い時を一緒に過ごして、お互いに空気のような存在になって行くのが一番良いことだと思っています。 一緒に居たくない、息が詰まるというのは、むしろ異物の存在なんだと思います。 異物となってしまったなら、修復という意味では、何の手の打ちようも無いのかもしれませんが、一時でもウチで寂しさを紛らし、寂しい家に帰るエネルギーにして貰おうと、今はそんなことしか思いつきません。 仲の良いご夫婦は、見ていて感服します。 時々目を合わせて、目の会話を自然にしているし、奥様のご主人への気遣いが、とても慣れたものだと分かります。 そのご夫婦は、お互いにさして不満は無いと言っていました。 そうだろうなと思います。 どちらかでも耐え難い不満が有るなら、一緒には居たくないでしょうから。 あなたの彼のこと、あなたに触れているかそうでないかで、彼の気分が分かるのですね。私の彼は、気分が良い時でも悪い時でも触りたがります。 機嫌が悪い時は、ちょっと強引ですね。 たまに彼の手をペシンと叩くのですが、そうすると何だよぉとムキになります。

  • << 138 こんばんは☆ あっというまに新年度ですね。 主さん、お仕事お疲れさまでした。 落ち着いたら二人だけのデートも楽しんでくださいね。 彼とのデートは楽しいけど周りが気になってしまって…正直なところ家が一番落ち着きます。 それかどこか飛行機など使って遠くに行ってみたいですね。 空気のような存在って良いなと思います。 いつまでもお互いを思いやれる関係になりたいです。 主さんの彼は機嫌が悪いときは少し強引なんですね(*^-^)ノ

No.133 15/04/01 21:31
匿名 

もう少し山を下って、電波の良い所で自宅に電話をすると同僚が言うので、私達は来た道とは違うルートで、山を降り始めた。ゆっくり走りながら景色を楽しむ。実家住まいの同僚は、会社帰りのちょっとした飲み会でも、中々母親に納得して貰えず、いつも先輩が電話を代わって、彼女の母親に説明していた。 しかしその先輩は、子供の夕飯をこしらえる為に、既に帰宅の途に着いてしまった。 大丈夫だろうか?木々の芽吹きが膨らんだ景色に変わって来たら、また山野草の群生が表れた。 車を停めて、私達は花々を楽しむ為に車を降りた。 すると後続の同僚達の車から、彼女が携帯を持ってこちらに走って来る。 やっぱりだ。 私は了解して電話を代わり、彼女の母親に今日の経緯を説明し、何時までにはお宅へ送り届けると言った。彼女の母親は恐縮しながらも、出かける時はそんなこと言ってなかったものだからと、何度も繰り返した。 何とか彼女の母親に納得して貰い、彼女に電話を返した。 彼女は、「もう止めてよ、恥ずかしい。もう切るよ。」と言いながら車に戻って行く。

No.134 15/04/01 22:13
匿名 

彼女の母親は、私の説明で納得してくれたのだから、彼女はもう、私のことを悪く母親に話してはいないのだろう。 彼女と私は同期で、年齢も同じなので、入社当初から、彼女の私への敵対心は顕著なものがあった。 高校生活の延長なのか、トイレも一緒に行きたがるという親しみも見せ、プライバシーも根掘り葉掘り聞いて来て、そのひとつ一つを自分と比較した。 私は、彼女の質問に全てを話してはいないのだが、彼女は、私の言うことが、私の全てだと思う短絡さがあった。 とにかく私の全てを知らないと気が済まないようだった。 それは私の持ち物に至るまで。 私が席を外している間に、私のデスクの引き出しを開けて見ているのを、他の部署の人が見かけて、当時の私の上司に知らせたらしく、上司の判断で、隣り合わせだった彼女と私の席が離された。 その時の彼女の焦りようは痛々しかった。 彼女が私の引き出しを開けたからだということは、明らかにせず、上司は気分刷新の為にと、全体的に席替えをしたのだから、焦る必要など無いのだが、私と席が離れ、何故自分だけが上司の近くになったのかが不安で仕方ないのだった。

No.135 15/04/02 05:28
匿名 

「どうして?!どうして私ばっかりあっちなの?!○ちゃんはこっちなのに!」それを言うなら、私もどうして?!と思ってもいい筈だろう。私も今までの席の位置とは違うのだから。しかし彼女は、何かある度に、こんな風にパニック気味になる。入社してすぐの研修も、熱を出して休んでしまった。こんな時彼女に何を言えば、彼女が満足するのか、もう分かっていた。 だから彼女を落ち着かせる為に言った。 「私、上司に嫌われたのかもね。」 彼女の表情は忽ち嬉しそうにほころび、そして得意気な表情になって、自分の席に戻ってくれた。 やれやれとホッとすると同時に、妹の得意気な顔を思い出して、嫌な気持ちになる。 彼女と関わるようになってから、第一に思ったことは、妹と同じタイプだなということだった。 人のことが気になって、自分の方が優位でいなければ落ち着かない。 でも高校生になってから、妹みたいな女の子の方が、圧倒的多数であることに気づいた。しかし高校生の優位に立つ方法は、どこかのグループに属するというやり方になるらしい。一見皆と同じにしているように見えるが、誰かを見下し優越感を持つ方法が、個人からグループに変わっただけである。

No.136 15/04/02 20:35
匿名 

高校生活3年間の中で、私は何度も、幾つもの女の子のグループから誘われた。 グループ同士、私を仲間に入れた方が勝ち、みたいな雰囲気があったことも承知していた。 でも私には、物理的にも精神的にも無理があった。 友達と一緒に遊ぶ時間が無い。 友達のことを考えてあげられる余裕が無い。 正に自分のことで精一杯だった。 あるグループの女の子が言った言葉を、今でも覚えている。 「友達になりましょう?友達になって、色んなことを話しましょう?」 そう言われて私が思ったことは、そんなお腹が空くことは出来ない…だった。 「本当にありがとう。本当にごめんなさい。」 誘われる度にそう言って、家庭の事情で、学校が終わったらすぐ帰らなきゃならないと言った。 家庭の事情には違いないが、放課後バイトしているなんて、とても言えなかった。 思春期の私には、ほとんど毎日パンの昼食を、皆と食べるのは恥ずかしかった。 私は、こんな高校生活のことを、彼に思いを激白され、彼に心を掴まれ、彼とのこれからの決断を迫られている時に、思い出していた。

No.137 15/04/02 22:47
匿名 

高校生のあの時、明文化されなかった私の思い。『私には、人と関わる力量がまだ無い。』 彼とのこれからを考えたことで、高校生のあの時、はっきり自覚出来ていなかったその思いが、自分の原点だったのだと気づいた。やっと自分に出会えたと確かなものを感じて、高校生の私には持てなかった力量を、今こそ持つ時だと覚悟を固めた。 友達と色んな話しをしてお腹が空くと思ったのは、友達とは、それだけエネルギーを使う存在だと、高校生の私は分かっていたのだろう。 まだ保護が必要な私には、その保護が不足していて、かといって自分で自分のお腹を満たすことが出来ない私には、人と関わる力量を備えられないことも。 相手の状況を斟酌せず、その時々の気分で人と関わること、それはその関係性によっては、絶望的に無責任になることだと、私は既に学んでいたのだから。 関係性の中で子供の存在が有るならば、子供は、何より優先されなければならない。 それは大人として最低限の、そして最大限の義務であり責任である。彼と関係を続けて行くことは、それこそを礎にした関係でなければならない。 私の原点からのスタートだった。

No.138 15/04/02 23:30
フェイスブック好き19 

>> 132 夫婦は、長い時を一緒に過ごして、お互いに空気のような存在になって行くのが一番良いことだと思っています。 一緒に居たくない、… こんばんは☆
あっというまに新年度ですね。
主さん、お仕事お疲れさまでした。
落ち着いたら二人だけのデートも楽しんでくださいね。

彼とのデートは楽しいけど周りが気になってしまって…正直なところ家が一番落ち着きます。
それかどこか飛行機など使って遠くに行ってみたいですね。

空気のような存在って良いなと思います。
いつまでもお互いを思いやれる関係になりたいです。

主さんの彼は機嫌が悪いときは少し強引なんですね(*^-^)ノ

No.139 15/04/03 10:28
匿名 

>> 138 こんにちは。 新年度が始まりましたね。 あなたの職場も、あなたの彼も、引き継ぎや何や彼やで、まだバタバタしているのでしょうね。 歓送迎会も幾つもあって、落ち着くのはもう少し先になるのでしょうね。 私もそんな感じで、職場との関わりはまだ少しあり、同じ部署の同僚達とは、これからは友人として付き合えるので、お別れの寂しさよりも、これからのことを考えるようにしています。 でも朝出勤しないので、ちょっと時間の使い方にまごつきます。 やる事、やりたい事は山ほどあるんですけど。 彼と二人だけのデートは、無理にすることもないと思っています。 周りの人達が親切にしてくれているので、その人達との距離感の変化は、自然の流れに添った方が良いですし。 彼もそう思っているようです。 それに私もまだ、近場でのデートは抵抗がありますよ。 私と二人だけだと、彼がどんな風になるか想像つきますもの。 あなたの彼が、あなたにばかり気を取られて、周りに対して無頓着になること、楽に想像出来ますよ。 困ったものですね。 女が現実的になる訳ですよね。

No.140 15/04/03 23:56
匿名 

彼の心に触れ、彼の孤独に心打たれ、私は自分のいい加減さを思い知った。 過去に渡って、人との関わりを悉く反省した。 同じ部署の先輩がクリスマス会を提案してから、それまでバラバラだった部署内の女性達は、昼食を一緒にすることが多くなった。 それと同時に同期の彼女は、そこに集まる同僚達に媚び始め、休みの日には、同僚達の住まいを一軒一軒訪ねて、お菓子や果物の付け届けをしていた。私の悪口も添えて。 彼女の心理は今でも理解出来ないが、あの時の私は、我の強い人はそうなのだろう、そんな女の子は沢山見て来たと、心の中で彼女を放置した。 彼女は、社内で私と誰かが話しをしていると、走って来てまで話しに割り込み、私と話している人を自分に向けさせようとしたが、それは暫くしたら諦めたようだった。 先輩が昼休みではなく、ちゃんと場所と時間を用意して、彼女の私へのライバル意識は度が過ぎていると、話し合いを持ってくれた時でさえ、我の強い人は、何があっても我を押し通すだけだと、他人事のように聞いていた。 先輩だけでなく、他の同僚達も彼女をたしなめ、彼女は泣きながら私が羨ましかったのだと訴えた。

No.141 15/04/04 11:02
匿名 

同期の彼女は、羨ましかったと言ったが、彼女が皆の前に列挙したのは、私への恨みつらみ非難であった。自分が任された仕事を、どう仕上げようかと迷っている内に、私は仕事をやり終えて次の仕事を始めている。 保険会社の人が何人も来て、どうする?と私に相談していたのに、私は勝手に決めて、自分には一言も無くさっさと契約してしまった。 自分も慌てて私と同じのに契約したが、後で母親に、そんな大事なことを何故相談しないで決めたのだと叱られた。 生まれ保った個性の違いを誇示して、それを武器にしている。 私がやることは、全て自分への当て付けだ。 私のせいで自分はこんなに苦しめられている。 こんな酷い人、今までには居なかった。 という子供の頃から聞き慣れた台詞であった。 他の先輩同僚が、それはと言いかけたのを先輩が止めて、私の言い分を聞きましょうと言った。 あの時私が正直に答えたのは、あの場の空気を読んだからに過ぎない。先輩同僚達の善意に応えたからではない。 ここで生きて行くなら、これも仕事の内だと思ったのだ。

No.142 15/04/05 01:33
匿名 

同期の彼女が指摘したことだけについて答えた。 仕事は、早く覚えようと一生懸命やった。 此処で役に立たない、要らないと思われる訳には行かない。 お給料を貰うからだ。 私には次の目標があった。 車の免許を取得し、車を購入する資金を貯めなければならない。 それが叶ったら、また次の目標が有る。 だから、仕事を覚えこなして行くことに、誰かと競ったりアピールしている意識は無い。生命保険のことは、彼女にどうする?と聞かれ、もう少し考えてから決めると返事をした。 どう決めるかを相談されたとは思っていなかった。 何故ならプライバシーだからだ。 保険はすぐ決めた訳ではなく、ひと月出入りの保険会社の人の様子を見て決めた。 この職場の人達と馴染んでいる人を選んで加入した。もし怪我や病気をしたりしたら、私には頼る人が居ないので、すぐ対応してくれる人を選んだ。 生まれ保った個性を誇示したり武器にしたりは、その意識が無いので答えようが無いが、ただ一つ言えることは、同期の彼女が気に入った男性とは挨拶だけしかしておらず、立ち話もしないように彼女に気を使ったつもりだ。

No.143 15/04/05 02:23
匿名 

そんな風な内容を真面目に話した。先輩が、私の話しを聞いてどう思うか、同期の彼女に聞いた。 彼女は言葉を捜している様子だったが、何も言わないので、先輩は他の同僚達に意見を求めた。 意見というより、先輩同僚達は、彼女をたしなめる話しに終始した。 彼女が邪魔をするせいで、私は社内の誰とも世間話さえ出来ないではないかと。 先輩は、実は男性同僚達から、何とかしてくれと苦情が来ていたと言った。 そのことで私が彼女に気を使っているのは、誰の目にも明らかだと。 彼女は、辞めますと言ってまた泣き出した。 先輩は、会社は学校ではない。 いつまでも学生気分でいられては困る。 辞めるかどうかは、良く考えて決めなさいと言った。 彼女を突き放した格好になった。 あの後、彼女は数日会社を休んで復帰した。 そして私に謝ってくれた。 私はあの時、彼女の苦悩を考えなかった。 そんなことが苦悩になるとも思っていなかった。 彼に優しくすることで、彼女にも、他の人達にも、優しい気持ちが持てるようになった。自分に出来ることが、少しずつ見えて来た。

No.144 15/04/05 11:36
匿名 

同期の彼女は、後に、数日間休んで職場復帰した当時のことを、あのまま辞めるのは悔しかった。やはり私には負けたくなかったと言った。 あの時私も、彼女は騒がなくなっただけで、むしろ私への対抗心が、揺るぎない敵意となったと感じ取っていた。 だからこそ、より一層男性社員を寄せ付けないように、ガードを固くした。 彼女からの嫌がらせを、未然に防ぐ為だった。 仕事は、個々に受け持つことと、連携を必要とする事柄も有り、つまらない女の嫉妬で、仕事を下げたくなかった。 幸い、彼女と同期ということもあってか、ヤキモチ作戦を使う男性社員が多く、先に声をかけられた彼女を立てるという格好を取ることが出来た。 しかしそれが、後に起きる騒動への布石を、自ら打ったことになった。あの時の私は、彼女がデートの間、私の話しばかりをして、男性と続かないのも、私の預かり知らないことだと思っていた。要領良く立ち回り、自分の身を守ることしか考えていなかった。 彼女の苦悩は、彼女自ら作ったことで、私は一切手を加えてはいないということに安堵していた。 彼女からすれば、そんな私が憎らしくてたまらなかっただろう。

No.145 15/04/05 23:38
匿名 

給湯室当番が先輩と一緒の時、「このままでいいの?」と先輩は言った。 同期の彼女にあんなことを言われたのだから、気持ちは分かるけど、良い縁かもしれないのに、はねのけるばかりで良いのかと。 「彼女もすっかり悪者よ。ま、自分で悪者になってるんだから仕様がないけどね。」 私は返事に困った。 同期の彼女は、自分一人で空回りしている。 原因は彼女の欲深さにある。悪者になりたくなければ、彼女が行動を改めれば良いことだ。でもそんなことを先輩に言えない。 「それとも誰か居るの?」 不意に聞かれて、つい言い淀んでしまった。 先輩は私の顔を覗き込むように見て言った。 「今日ウチに来ない?お袋の味をご馳走するわよ。」 見透かされて、顔が熱くなった。 退社後、先輩が指示した場所まで歩いて向かった。 社の駐車場で先輩の車に乗り込めば、また色々興味を持たれる。 特に同期の彼女は、居ても立ってもいられなくなって、先輩の家まで押し掛けて来るだろう。 先輩との待ち合わせ場所に行く前に、ショートケーキを買った。 あの時まだ小学生の先輩の子供へのお土産だ。

No.146 15/04/06 09:33
匿名 

先輩とスーパーに寄る。 「何が食べたい?」と聞かれ、思わず「南瓜の煮物」と答えた。 先輩は、えっ?という顔をしたが、「オッケー」と言って買い物カゴを持った。 私が実家に居た間に、自己流で作った料理の中で、唯一美味しく出来たのは、南瓜の煮物だった。 と言うより、妹が美味しいと言ったのが、それだけだった。 でも正しい作り方を知らないから、先輩の料理の仕方を見てみたいと思った。 「お魚とお肉、どっちがいい?」 と聞かれたが、先輩にお任せすることにした。 私は果物を買った。 先輩のお宅の台所で、先輩の補佐を務めながら、一緒にお料理をした。先輩の子供も、ちょこまか邪魔をしながらお手伝いして、何だか家庭っていう感じがして、楽しかった。 「車の免許、いつ取りに行くの? 分割で取れるわよ。車だってローンが組めると思うわよ。」 先輩はそう言ってくれたが、 「私、ローンは恐いんです。母がローンで贅沢な物ばっかり買って、払えなくなることもあって、みっともなかったし、父と母は責任の擦り付け合いをして…。確実な方が安心ですから。」

No.147 15/04/06 13:49
匿名 

「車の次の目標は何なの?」 ランチの時、飲み会の時、先輩も含めて、同僚達から幾度も質問されたこの問いに、「内緒です。」と、幾度も答えて来た筈なのに、先輩は初めて聞くようにして質問する。 ここから切り込んで来るらしい。 流石、良い切り口である。 先輩に見透かされ、お宅まで着いて来たのだから、もう先輩に相談するつもりでいた。 「お料理教室に入って、お料理を習うことです。」 「お料理教室?!」 意外だったようだ。 「私、サラリーマンと結婚するつもりはありません。」 「付き合っている彼は、サラリーマンじゃないのね?その彼と、結婚の約束をしたの?」 「彼は大学生です。高校の時に結婚の約束をしました。でももう止めたいんです。」 「ゆっくり聞こうじゃないの。ちょっと待って。子供をお風呂に入れるから。」 先輩にはお風呂の方をやって貰い、その間に食事の後片付けをする。 先輩のお料理は、どれも美味しかった。 母と比べたら天と地の差がつくと言ったら、先輩に失礼になるくらい、母は料理下手だった。 いや料理下手という表現では足りない。料理に関して、全く向上心が無かった。

No.148 15/04/06 22:34
匿名 

お風呂から上がっても、まだテンション上がりっぱなしの先輩の子供。「いつも私と二人だけだから嬉しいのよ。」と先輩。 子供に歓迎されるのは、大人として光栄だ。 「お姉ちゃんと一緒にお風呂入る。」とも言ってくれた。 先輩には似ていない女の子。 別れたご主人に似ているのだろうか? でもそれは聞けない。 私の妹は母似だ。ポッチャリ体型まで母に似ている。だから母は、妹が可愛いのだろうと思っていた。先輩はこの子の顔を見て、どんなことを思うのだろう。 離婚原因は、ご主人の金遣いの荒さ、特にパチンコだったと言う。 それを先輩は、困ったものだ程度には思えなかった。怒りと憎しみにしかならなかった。これでは一緒には暮らせない。 だから離婚したと言った。 「あの人だって憎まれるより、愛してくれる女と一緒に居た方が幸せでしょ?」と言った。 先輩が女の子をベッドに連れて行こうとするが、私の側を離れない。 自分のありとあらゆる持ち物を、私に見せてくれる。そのひとつ一つを、一生懸命説明してくれる。 「この絵本、見たこと無いわ。」と言ったら、「見たかったら、また遊びに来てもいいよ。」と言ってくれた。

No.149 15/04/07 11:31
匿名 

高校生の頃、昼食を教室で取るのは、誰かに声をかけられたら、一緒に食べなければならないことが煩わしくて、ひとりで食べられる場所を探した。やはり本がある図書室に足が向いて、そこは、昼食を食べ終わると、僅かな時間でも静かな場所を求めて、3年生が押し寄せて来て勉強をするので、昼休みの始めの内に食べて、本棚のある方に椅子を持って行って、昼休みの後半はそこで本を読んで過ごしていた。 ある時一学年上の男子生徒が、ノートを持って近づいて来て、ノートに何か書いて私に見せた。 『小説好きなの?』 その男子生徒は返事を求めて、ノートとペンを私に渡そうとしたが、私は受け取らず、頷いて返事をした。そしたらまた書いて見せた。 『文芸部に入らないか?』 私はすぐ首を横に振った。 男子生徒は廊下の方を指して私を促すので、新入部員の勧誘だと分かってはいたけど、図書室の静寂を乱さない為に彼と廊下に出た。 彼は、私が毎日図書室で昼食を食べていることも、放課後すぐ帰ることも知っていた。 文芸部は部員が少なく、このままでは同好会に格下げだ。 同好会になってしまったら生徒会の予算が付かない。

No.150 15/04/08 08:31
匿名 

彼は文芸部の活動内容を、読書会、文学散歩、文芸集の発行、文化祭…と、時折身振り手振りも交えて熱弁して説明した。 私はこの人を覚えている。 体育館で新入生向けに部活動の紹介が行われ、各部の部長やマネージャーが、壇上で各々に趣向を凝らして発表した時、彼は、ただ普通に喋っただけだった。 昨年度の3年生が卒業した後、部員は自分一人になってしまい、必然的に2年の自分が部長である。 そう言ったのを覚えている。 地味な文芸部は不人気らしい。 同級生の何人かから名前を借りることは出来たが、自分一人ではただ読書しているばかりだ。 君も、いつもあそこで読書しているじゃないか。 せっかく本を読んでも、感想を話し合う相手がいなきゃつまらないだろう?と。 私はちっともつまらなくない。 私にとって読書は心の休憩だ。 読書している時だけ心が休まった。「せっかくですけど、放課後はすぐ帰らなきゃならないんです。だから部活動は出来ないんです。」 勧誘されたのは文芸部だけではない。また同じように断った。 「明日部室で一緒に昼飯食おう。昼休みに迎えに行くよ。」 昼休みが終わる。

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