自分がなかった私…
私の昔話を書いてみようと思います。
小説とはいえない文章でゆっくりペースで進みますが、良かったら読んでみて下さい。
新しいレスの受付は終了しました
ゆうさん、初めまして
まさかレスをもらえるなんて思ってもみなかったので嬉しかったです
直人に愛されてた
ゆうさんに、そう言ってもらえて嬉しかったです
直人が亡くなって10年経ちます
この間、直人を恨んだ事もありました
今も直人をおもうと苦しくなりますが…
今思い出されるのは笑った直人です
高校生の直球でお子ちゃまな恋愛ですが私にとっては、とても大きな恋愛でした
感想レスをくださり本当にありがとうございました
もうちょっとお付き合い下さい
本多ユキナ
横レスごめんなさい。
初めから読ませて頂いてました。毎回更新が楽しみでした。
涙が止まらなかったです😢
どんなに悲しかったか、辛かったか。
想像するだけで胸が張り裂けそうでした😢
彼は幸せだったと思いますよ😢今でも幸せなはずです😢
今でもあなたに愛されているのですから...。
そばにいるのでしょうね、きっと。
「さみしがりやのユキナに怒られちゃう」と言う彼の言葉が聞こえてくるようでした😢
あなたは本当に彼に愛されていたんだと思いました。
辛い経験されたのに、素敵な小説読ませて頂きありがとうの気持ちでいっぱいです✨
これからも読ませていただきます😊
頑張って下さい😊✨
失礼しました💦
暇人さん、初めまして
レスありがとうございます。
暇人さんの言葉1つ1つがとても嬉しかったです
直人の事を思い出すと
もっと直人にしてあげられた事はあったんじゃないか…
後悔ばかりを思ってしまいます
暇人さんの言葉で
少し気持ちが楽になりました
はい、
私は直人を愛していました
そして今も、これからも
暇人さん、ありがとうございました
本多ユキナ
それからの私はまるでぬけ殻のようだった
生きる意味をなくし…
自分をなくした…
直人を亡くした私は家に引きこもっていた
お母さんやなおはただ黙って私のそばにいてくれた
しばらくして学校に行き始めたが、
私は自分で自分の感情をコントロール出来なくなってしまっていた
悲しみや寂しさをうめるために、
お酒やタバコにも手を出していた
学校でも、なお以外の人とは話をしなかった
直人の事を詮索されたくないし、同情もされたくなかった
ある日、学校に行くと
なおがなみとみきと話をしていた
なおと目が合ったが、なおはすぐに目を反らした
何かあると思った
近づくと話が聞こえた
なおは援交に誘われていた
私の中で感情をコントロールするスイッチはなくなっていた
通学バックを振り回し、なみとみきを殴った
2人も私に殴りかかってきた
3人で取っ組み合いのケンカになってしまった
なおは必死に私をおさえようとしていたが
私は2人に怒鳴った
『なおを脅してんじゃねぇよ、バラしたきゃバラせ、お前らの事も全部バラしてやる』
騒ぎに気付いた先生数名が走ってきて私達を引き離した
バックを振り回した時に、中に入っていたタバコが落ちてしまっていた
ケンカにタバコ
私は2週間の謹慎になってしまった
お母さんが学校に呼び出された
職員室で先生と私とお母さんの3人で話をした
お母さんは先生に謝っていた
先生とお母さんが話をしている時に、私はトイレに行くと言って職員室を出た
私が向かった先はトイレではなく屋上だった
私は高所恐怖症で高い所は大嫌いだった
でもこの時は違った
ここから飛んだら直人の元に行けるから
そしたらまた一緒に過ごせる
屋上から下を見てはそんな事を考えていた
お母さんは私がタバコやお酒に手を出している事に気付いていた
でも何も言わなかった
この日の帰り道も、
夕飯は何が食べたい~?
明日から2週間も謹慎だよ~
たまったビデオでも見ようかぁ
そんな会話をしながら帰った
普通の親ならきっと怒るだろう
でも私のお母さんは違った
謹慎中は与えられた課題をやり、ずっと家に居た
(謹慎中の身、当たり前ですね)
なおは私を気にして毎日のように連絡をくれた
2週間がたち
私の謹慎期間はあけた
学校に行くと
なみとみきが来た
あの時、先に手を出したのは私
私は謹慎になったが、2人は厳重注意で済んだらしい
なみが
『ユキナごめん、私達何にも知らなかった…』
何にも知らなかった?
あぁ…直人の事か
なおにでも聞いたのかな
私は
『私の事はいいから
ただ、なおを援交に誘ったり脅すような事はもうしないで…
お願いだから』
2人は
『わかった』
と言ってくれた
職員室に行って、謹慎中の課題を提出した
教室に行くと
なおが来た
『ユキナ、おはよ、謹慎中のノートとっておいたよ~』
『ありがとう、助かるよ~』
またいつもの生活に戻ったが
相変わらず私の心には大きな穴があいたままだった
『死にたい』
『直人の元に行きたい』
毎日毎日そう思っていた
喫茶店のバイトも辞めさせて欲しいとお願いをしに行った
マスターは全てを知っていた
『わかった、
でもユキナちゃんが元気になったらまた戻っておいで
前に直人君が言ってたんだ、
この喫茶店は俺の愛のキューピッドなんだって。
だから直人君にとって大事な場所みたいなの。
ユキナちゃんの気持ちに整理が着くまでお休みって事にしよう、私達はずっと待ってるから』
私はマスターに深く頭を下げてお礼を言った
この喫茶店は直人の愛のキューピッドかぁ
私は久しぶりに笑った
それからも直人の居ない生活には慣れず、学校に行っても大半は屋上で過ごした
食事もとれなくなり、貧血で倒れる事が何度もあった
この時の私を見てたなおは
『ユキナが死にたいというなら、私は止めなかったかもしれない、
ユキナが死んだら直人先輩は悲しむだろうけど、
直人先輩の元に行かせてあげる事が、あの時のユキナにとっては幸せだと思ったから』
そう…
私は死ぬ事ばかりを考えていた
毎日、携帯を開き直人の番号とアドレスを見ては泣いていた
直人から受信されたメールを見ては泣いていた
ある日の帰り道、私は知らない女の子5~6人に囲まれた
女の子の1人が
『直人君はお前のせいで死んだんだ、お前となんか付き合わなければ死なずにすんだんだ、直人君を返せ』
今の私なら、この女の子達も直人の事が好きだったんだろうな~
直人はやっぱりモテるんだな~
そんな風に思う事が出来るが
当然その時の私には出来るはずもなく
『私と直人の何がわかるんだよ、ふざけるな』
私は目の前の女の子に殴りかかってしまった
匿名希望さん、初めまして
レスありがとうございます
なおは昔も今も凄く大事な友達です
今も頻繁に連絡を取り遊んでいます
匿名希望さんに
言ってもらえた言葉
嬉しかったです
直人の愛に今も支えられています
匿名希望さんが今
どうか幸せでありますように
私も願います
ありがとうございました
本多ユキナ
6対1
当然だが私はボコボコにされてしまった
私が起き上がれなくなるまで殴られ
最後に
『直人君の彼女だったからって調子に乗るな、お前が死ねばよかったのに』
そう言っていた
私も思う
私が死ねばよかったのに…
ボコボコに殴られても私は平気だった
体よりも心が痛すぎていたから
家に帰るとお母さんがいた
血だらけ、傷だらけの私にお母さんは
『せっかく可愛く生んであげたのに、こんなに傷付けちゃって台無しね~』
この時も怒るわけでも、理由を聞く訳でもなく、ただ黙って傷の手当てをしてくれた
その日の夜
私は眠れなかった
殴られた痛みもあった
台所に行き水を飲んだ
その時、たまたま目に入ったのは睡眠薬だった
当時、お母さんは眠れない事が多く、病院から睡眠薬を処方されていた
私はそこにあった睡眠薬を全て自分の部屋に持っていた
これで死ねる
これでやっと直人の所に行ける
直人、待っててね
私は持ってきて睡眠薬全てを飲んでしまった
薬を飲んだら
少しずつ意識がなくなっていったのは覚えてる…
次に目が覚めた時は
私は病院にいた
腕には点滴の針が刺さっていて
お母さんが私の名前を呼んでいた
『ユキナ、ユキナ』
『大丈夫?』
えっ…
私…
死んでないの
あんなに薬をいっぱい飲んだのに
なんで…
死ねなかったんだ
直人…
私、直人のとこに行くの失敗しちゃったみたいだよ
私が2階の自分の部屋から1階の台所におりる階段の音を聞いてお母さんは目が覚めた
お母さんも台所に行ったが、すでに私は自分の部屋に戻っていた
ふと見ると睡眠薬の入った袋が無くなっているのに気付いた
『ユキナ…』
お母さんは私の部屋に走った
部屋に入ると睡眠薬の袋を持って横たわる私がいた
お母さんはすぐに救急車を呼んだ
意識が戻り
私が最初にお母さんに言った言葉は
『死にたい』
だった
お母さんは泣いていた
(お母さん、ごめんね。私を生んでくれたお母さんに一番言てはいけない言葉を言っちゃったよね…)
お母さんは私に
『ユキナ、同じ女としてユキナの気持ちはわかるよ。
でも直人君は死にたくて死んだんじゃないでしょ。
直人君の体はないかもしれないけど、
きっと今はユキナの心で生きて、ユキナの目を通して色んな物を見て、耳を通して色んな音を聞いて、体と心を通して色んな事を感じてる。
ユキナが死んじゃったら、ユキナの中で生きてる直人君も死んじゃうのよ。
直人君を命を捨てるまで好きになった事に誇りを持ちなさい 』
そんな言葉をかけてくれた
この時お母さんと2人で声を出して泣いた
入院中はずっと点滴をしていたが、数日の入院で退院した
退院して家に帰ってから、なおにメールをした
なおからは毎日メールがきていたので
退院した事をメールで知らせた
なおからの返信は
『ユキナが辛いのに何も出来なくてゴメン、でも私はずっとユキナのそばにいるから、ユキナは1人じゃないからね~』
涙が出た…
こんなどうしようもない私に、
なおはいつも優しかった
なお、ありがとう
学校にも戻ったが依然として私は変われなかった
直人と待ち合わせをした場合
直人と歩いた道
直人と初めて手をつないだ場所
私は直人と過ごした場所に行っては泣いていた
思い出の場所に行けば辛いのはわかっている
でも、直人の思い出にすがらなければ、あの時の私は生きていられなかった
そんな時に、私の元を訪ねてきた人がいた
いつまでも前に進めない私を見て…
きっと直人が連れてきてくれたんだろうね
学校が終わり家に帰った
が…
家の前に誰かいる
高校生…?
あの学ラン…
直人と同じだ
近くに行くと
『えっ、桜井先輩?』
『ヨォ~本多~
お前、帰りが遅ぇよ~すっげぇ待ったじゃねぇか』
桜井先輩とは
私の中学のバスケ部の先輩で
直人と1、2位を争う感じで女子に大人気だった
もちろん、私は直人派でした
直人と桜井先輩は同じ高校で、中学の頃から仲が良かった
カッコイイ先輩だが、直人と違って女好きで有名だった
『桜井先輩…どうしたんですか?』
先輩がなんでいきなり来たのか不思議だった
直人とは仲がいいが私はあくまでも中学の先輩後輩の関係でしかなかったから
先輩
『お前が女にボコられたって聞いたからさぁ~
どんだけやられたか見に来たけど、もう治ってるよな~』
ボコられた?
あぁ、こないだのかぁ~
『あれなら大丈夫ですよ、殴りかかったの私だし、見事にやれちゃったけど…』
先輩は、
よく1人で立ち向かうよ~
お前バカだなと笑っていた
ちょっと話そうと言われ、近くの公園に行った
公園に向かって歩いてる時に先輩は
『本多、お前痩せたな』
ボソッと言った
私は当時
167センチの身長で、直人が生きてる頃は48キロ体重があったが…
その時は42キロにまで痩せていた
でも、桜井先輩のお陰で高校生が生意気だと思われるかもしれないけど…
直人の愛を知ることになった
公園についてベンチに座った
先輩と昔話をした
私の知らない直人の話を色々教えてくれた
先輩
『今井が中学の頃から、ずっとお前を好きだったって気付いてたかぁ~?』
私
『えぇっ!知らない、でもあんなにモテてたし、あり得ない』
そう言うと
『色んな女からコクられても
なんで誰とも付き合わなかったか…
今井は、お前が入部した時からずっと、好きだったんだよ~』
(説明、今井とは直人の名字です)
ビックリした
そういえば、
直人はことごとく告白を断っていて
女子の間で、
女嫌い、もしかして男が好き?
そんな噂も出てるくらいだった
私
『私を好きだったなんて、そんな素振りなかったけど…』
先輩
『話し掛けても、ユキナちゃんは
そっけないって…
あいつ、よく落ち込んでたんだぜぇ~』
そっけないって…
直人が話し掛けてくれても、
他の女子の嫉妬の目が怖くて…
話す事なんて出来なかった…
それが直人の目には、そっけなく写っていたのだろう
先輩
『お前が、そっけないから今井は告白出来ないまま卒業して、
でも諦められなかったみたいでさぁ~
だけどお前が受験だから、受験が終わったら告白をしようって決めてたんだよ~』』
へぇ~
そうだったんだ
直人、私を好きだったのかぁ…
私の知らない直人を知ることが嬉しかった
中学の頃、
いつも私は直人を見てたけど、
直人も私を見てくれてたんだね
先輩
『今井がお前のバイト先に初めて行ったのだって、
偶然なんかじゃねぇよ~』
私
『えっっ…』
先輩の言葉に驚いてしまった…
先輩
『お前のバイト先の喫茶店って、アメリカンって感じのログハウスだろ?
あんなカワイイ店に高校生の男が1人で行けると思うか~?』
確かに…
あの喫茶店は、建物がとてもカワイイ
それに
喫茶店に来るお客さんは9割以上が女の人だ
男の人が来るとしたら、彼女や奥さんに連れられて
ましてや高校生の男の子が1人で来るなんて、
まずないだろう
先輩
『あいつは、お前がバイトしてるって聞いて、何度も店の外には行ってたんだよ~
でもなかなか入りづらかったみたいでさぁ~
かなり勇気を出して中に入ったと思うよ~
俺なら無理だな~』
そうだったんだ
あの日、直人が喫茶店に来たのは通りかかったんじゃなかったんだ
私は先輩の話を聞きながら泣いていた
先輩
『今井の事を紹介してくれって、
しょっちゅう女から頼まれてさぁ、
だけど、
あいつに言っても、ユキナがいるってさぁ~
二言目にはユキナ、ユキナって
正直うぜぇ~と思ったよ
最初から燃え上がっちゃうカップルは
すぐ別れるもんだって思ってたけど
お前らみたいな特殊なタイプもいるんだな
進路を決めた時さぁ
あいつは頭もいいし、担任からも建築の勉強をするなら県外の大学の方が専門だからって勧められてたんだよ
でも県外ってなるとお前と遠距離になるだろ
1年遠距離して、本多が卒業したらよべばいいって言っても、お前と遠距離はしたくないってさぁ~
だから、家から通えて、建築の勉強が出来るとこを選んだんだよ
今井に後悔しないのか?
って聞いたら、
ユキナと1年離れる事を選んだ事に後悔するってさぁ~
お前らみたいなバカップル
ホント暑苦しいよ~』
直人…
私はいつも直人の愛情表現が足りないって怒ってたけど
直人の愛は
私の言う
大好き、離れたくない、一緒にいたい
そんな言葉よりも
ずっとずっと大きな物だったんだね
私は声をあげて泣いた
泣いてる私に
先輩は
『本多、お前が泣くのも、辛いのもわかる
でも、自分の夢への近道を捨ててまで、
お前といたかったあいつが、お前を置いて死んだんだぞ
泣いてるお前を見て、あいつは自分を責め続けてるんじゃないのか…
お前が今泣いてる横で、あいつも泣いてるよ…』
直人も泣いてる…
そうかもしれないな
私、ずっと泣いてるもんね
『本多、いつまでも泣いてないで強くなれ
今井の分まで生きろよ』
先輩はそう言って
直人のように私の頭を撫でてくれた
まるで本当に直人に撫でられてるようだった
そう思ったら
なんだか嬉しくて笑ってしまった
きっと今、
直人は頭を撫でながら
『泣き虫ユキナが、やっと笑った』
そう言って笑ってるんだろうなって思った
先輩のおかげで
私は一歩進めた気がした
直人は私以上に辛いって思うから
私はずっと行けなかった場所に行く勇気が出た
いつものように
学校が終わった
なおに
『お願いあるんだけど』
なおは
『なぁ~に?』
そう言って首を傾げた
私
『直人が誕生日の時にしてもらったメイク、もう一回してもらえない?』
なお
『お安いご用だよぉ、どっかいくん?』
私
『うん、直人の家とお墓に…
直人が亡くなってから一度も行けてないんだ…
だから、直人がカワイイっていってくれたメイクをして会いに行きたいの
お願い出来るかな?』
なおは涙目になっていた
『任せて、めちゃめちゃ可愛くしてあげるから』
あの時のメイクを
もう一度してもらった
メイクが終わって
なおが鏡を見せてくれた
あの時のメイクだ
『ありがとう』
お礼を言うと
なおは私を抱き締めてくれた
『ユキナ、辛かったよね…
すごく可愛くしたから先輩にしっかり見てもらって来てね』
なお、
いつもありがとう
直人の家に着き
インターホーンを鳴らした
直人のお母さんが出てきた
『ユキナちゃん…
いらっしゃい
さぁ、あがって~』
いきなり行ってしまったので
お母さんは驚いているようだった
中に入ると
直人の妹がいた
お通夜で見かけたが、お互いに、とても挨拶が出来る状況ではなかった
直人の妹は
『ユキナちゃん、初めまして』
そう言ってニコっと笑った
笑った顔が直人に似ていた
部屋に通されると
直人のお仏壇があった
直人の妹が
『お兄、ユキナちゃん来てくれたよ~』
と言った
まずは
お線香をあげさせてもらった
直人の写真をみて
久しぶりに直人の顔をみた気がした
直人の妹は
『私の誕生日プレゼントを口実に、ユキナちゃんをデートに誘ったんでしょ~
お兄、だらしないよね』
誕生日プレゼント…
直人に初めて
遊びに行こうと言われて
キティちゃんグッズを買った事を思い出した
あの時貰ったキティちゃんのストラップ
あれは直人からの初めてのプレゼントだ…
10年たった今
白かったキティちゃんの顔は
少し黒くなってしまったが
今も私のお守りで
直人、
大事に持ってるよ…
お母さんが直人の部屋へ案内してくれた
久しぶりの直人の空間だ
以前と何も変わってなくて
直人の制服がかかっていた
直人の学ラン姿、本当にカッコ良かったなぁ
直人が事が
好きすぎて、
時々、
本当に私はこの人の彼女なのかな…
なんて思った事もあった
直人の机、ベッド、コンポ…
前と何も変わってないから、ひょっこり直人が帰ってくるんじゃないかと思ってしまった
お母さんと直人の妹と色んな話をした
『お兄は家では無口だし、何を考えてるのかわからなかったけど、ユキナちゃんと付き合ってから、ユキナちゃんの話をよくしてたよ~』
直人の妹は、私の知らない家での直人の事を教えてくれた
直人が私の話をしてたんだ~
確かに、
『直人は何を考えてるのかわからないよね~』
と言って笑った
それから
私はお母さんに、
お墓に連れていって欲しいとお願いをした
お墓は、
直人の家から歩いてすぐの所にあった
直人のお墓について、周りを少し掃除した
そして手を合わせた
『直人
ずいぶん待たせてごめんね
事故の時の傷は、もう痛くないですか?
いっぱい心配かけてごめんね
まだ心は痛いけど、直人の分も私が生きるからね』
また涙が出てしまった
お母さんは私を抱き締めてくれ
そして私に
ある物を渡してくれた
私の手の上に置いてくれた物
ボタン…?
お母さんは私の背中をさすりながら
『直人が言ってたのよ
俺のこの第2ボタンはユキナに予約されてるんだ
ってね
だから、これはユキナちゃんに持っていてもらいたいの』
第2ボタン
初めて直人の学ラン姿を見た時、私が言った事、ちゃんと覚えてくれてたんだ
私はボタンを握りしめた
直人のお母さんは
話を続けた
お母さん
『ユキナちゃん、辛いおもいをさせてしまって本当にごめんなさい
それから
直人を愛してくれて、直人に愛する事を教えてくれて、本当にありがとう
あの子の人生は18年の短い人生だったかもしれないけど、幸せだったはずよ
親では与えられない物を、ユキナちゃんが与えてくれたのね
直人の母親として本当に感謝してるわ
ありがとう』
私も泣いていたが
お母さんも泣いていた
私は
『直人に出会って私の人生はかわりました
まだ、直人の居ない世界で生きていくのは怖いけど、
しっかり前を向いて、私は生きます
お母さん、私はこれからもずっと直人が大好きです』
お母さんは
『ありがとう』
そう言って抱き締めてくれた
直人
私はちゃんと生きるからね
だから心配しなくていいからね
>> 138
皆様
ユキナです
これで直人との話は終わりです
長々とすみません
もっと明るく話したかったのですが
重くなってしまいました …
今晩は🌙
私も毎回、更新がある度に読ませて頂いてます☺
自分のペースで構いませんので今後も更新お願いしますm(_ _)m
直人さんとユキナさんの愛が私には羨ましいです✨
- << 144 ゆうさん こんにちは ゆうさんには初めて感想をいただきました 読んでくださる方がいて、しっかり書こうと思えました 直人と私の愛が羨ましいなんて、とんでもありませんが、 そんな風に言ってもらえて嬉しかったです ゆうさんが素敵な恋愛をしていますように祈っています まだもう少し続くので、よかったらお付き合い下さい 本多ユキナ
横レスが邪魔くさいです…
内容は良くても横から邪魔が入って読みにくい…
レスされる人も主さんが感想スレ立てるまで待てないの?
私もレスしてしまってるし邪魔だけれど…読みにくいから言わせていただきました。
あと、主さん。
こういったスレ立てられるときは他人にレスされないようにレスに制限かけないと駄目ですよ。。
上から目線な発言すいません。
少しずつだが
私は前に進んで行ったと思う
クラスでは、すっかり浮いた存在で孤立していたが、
なおのお陰でみんなとも徐々に打ち解けた
なおから
『やっとユキナがユキナに戻った』
そう言われた
私は自分を取り戻した
が…
無断欠席、早退、遅刻、授業をサボり…
そのツケがまわってきた
先生に呼ばれ…
『本多、このままじゃ留年もあり得ない話ではない、気持ちを入れかえて気合いを入れなさい』
その言葉通り、
私は今までの人生で一番勉強したし、一番真面目に高校生活を送った
そして、無事に進級をして3年生になった
この時の担任
田中先生には本当に感謝している
どうしようもなかった私を、先生は見捨てないでいてくれた
結局、なおとは3年間同じクラスだった
担任も田中先生だった
喫茶店のバイトもまた始めた
勝手な事を私は言ったのに、マスターは凄く喜んでくれた
有り難かった
ある時、なおから
『実はね、好きな人がいて、その人にコクられたの
付き合ってみようと思う』
嬉しかった
心に大きな傷を負ったなお…
私は、自分の事でいっぱいで、なおを気遣う事も出来なかったと思う
それなのに
なおは自分も辛いのにも関わらず、
私をいつも気にかけていてくれた
なおには幸せになってもらいたい
私は
『良かったね、なおの幸せ話、いっぱい聞かせてね』
その時私達2人のマイブームであった
ハイタッチをした
なおは嬉しそうだった
なおの彼氏は
私達の学校の近くの高校で同じ歳だった
付き合いも順調で
なおは楽しそうだった
そんななお見て、私も嬉しかった
なおから
『彼氏の友達がユキナを気に入ってて、紹介して欲しいって言ってるんだけど~』
なんて言われた事もあったが私は断っていた
何人かにコクられたりもしたが
それも全て断ってしまっていた
例え、誰かと付き合ったとしても
その人を通して、直人を見てしまう
直人以上に人を好きになるなんて絶対にないと思っていた
それに
また大切な人を失ったら…
そんな不安もあった
高校生の女子が集まれば、やっぱり恋ばなをするのは当たり前
周りはみんな自分に磨きをかけていた
女の子から、女性へかわっていく
そんな感じで
1年生の頃を思い出すと、
確実にみんなキレイになっていた
恋をすると
女の子はキレイになる
よく聞く言葉だけど
間違いなく本当の事だと思う
私も直人と付き合っている頃、
直人に可愛く思われたくて、ダイエットしたり色々努力をしていたから
みんな楽しそうで、やっぱりちょっと羨ましかったなぁ~
結局、残りの高校生活で私が恋愛をする事はなかったが…
それなりに楽しかった
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