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レス192 HIT数 29489 あ+ あ-

ゅな( sfzai )
12/08/27 11:16(更新日時)

私の生まれた意味…

これまでの生き方…

そして、現在。

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No.1535194 11/03/01 20:25(スレ作成日時)

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No.51 11/04/01 21:35
ゅな ( sfzai )

>> 50 また、1週間の始まり。
休み明けの出勤。

初めて電話をした時より気まずい…
何もなかったにしろ、同じ布団で寝ちゃったし…

あれこれ考えながら職場に着いた。

休憩室からは同じ時間帯のバイトスタッフ達の笑い声。
直人の声はしない、ちょっとホッとした。
のもつかの間、いた💦

バイトの話しには入らず1人で携帯ピコピコしてる…

私に気付いて、
直人「おはよう😁」
ゅな「おはようございます。」

普通だ、良かったぁ~。
緊張してたのが和らいだ。

No.52 11/04/01 21:48
ゅな ( sfzai )

>> 51 直人とは、段々仲良くなっていった、何でも話せる人。
多分このころの私は直人だけを信じてた。


前回の鍋パーティーで朝帰りやっぱり奥さんに怒られたらしく、1ヶ月の外出禁止命令が出たらしい。

直人「1ヶ月後飲み会するで💨まじ、なぃわぁ⤵1ヶ月も」
ゅな「はいはい、1ヶ月後ね、のりちゃんにも言っとくね。」
直人「おぅ!」

1ヶ月後が楽しみで、毎日頑張った🏁

No.53 11/04/07 00:24
ゅな ( sfzai )

>> 52 なんだかんだ、ワイワイしながら毎日は楽しく過ぎて行った。

私から電話をすることはなかったけどたまに直人から電話がくるようになってた。

外出禁止命令がとけて飲み会の日が来た。

のりちゃんは子供の用事が終わってから来るとのこと、私はまだ仕事、直人にはこの時、合鍵を渡した。返さなくていいと言ってすぐに仕事に戻った。

自分でも大胆な事言ってしまったと後で恥ずかしく思った。

仕事を終え、9時頃帰宅、のりちゃん来てない💦
直人…1人で缶ビール開けてベッドでゴロゴロ💦

急いでご飯とツマミの支度をした。

No.54 11/04/07 00:38
ゅな ( sfzai )

>> 53 直人「おかえり~腹減ったぁ~」

すきっ腹に飲んだせいか、そこそこ酔ってた。

ゅな「はいはい、すぐに作るね。てか、のりちゃん遅いね💦」
直人「あいつ、いらんくね?」
ゅな「ん?2人飲みじゃぁ楽しくないっしょ💦私、飲めないし。」
直人「別に、俺、お前おったら楽しいし。お前のめしうまいし。」
ゅな「…とりあえず、のりちゃん誘ったんだから電話してみるね。2人飲みはまたやろうね😊」

この後、のりちゃんは来たのだが、彼氏と用事ができてしまったらしく1時間ぐらいで帰った。

結局、2人飲み。
でも、会話も途切れる事なく、ずっと笑ってた。

いつぶりだろう…
こんなに笑ったのは…

No.55 11/04/07 23:01
ゅな ( sfzai )

>> 54 直人はいつの間にか眠ってる。

いつまでも、この時間が続けばいいのに…

時計を見れば12時を回ってる、終電って何時までだ?
私は電車とか乗ることがないのでわからない。

ゅな「ねぇねぇ、電車大丈夫なん?」
直人「ぅ~ん?今何時?」
ゅな「12時過ぎ。」
直人「あ~、もうない。💤」
ゅな「え~💨また外出禁止命令出るよ~💦」
直人「💤」

ダメだ。もう少し寝かしとこぅ。
それにしても、綺麗な寝顔…見てるだけで癒された。

結局起きたのは、4時頃。
直人「なんで起こさんかったん?💦」
ゅな「起こしました💨」
直人「ゴメン。」
ゅな「うちはいいけど、家大丈夫?」
直人「何とかなるじゃろ‼」

電車もなく、この日はタクシー代渡して帰らせた。

直人「毎月、分割で家まで払いに来るね😁おやすみ」
ゅな「はぁい‼気をつけてね✨」

それから私も眠りについた。

No.56 11/04/07 23:11
ゅな ( sfzai )

>> 55 それから、電話の回数も増えていった。

ある定休日の前の日。
直人「お前、明日なんか予定あるん?」
ゅな「なんも無い。」
直人「じゃぁ、酒のツマミ作っといて。明日定休日出勤じゃけん泊まらせて😁」

ゅな「‼‼‼わかった、でも、奥さん大丈夫なん?」
直人「あ~大丈夫、定休日出勤の前日は会社に泊まる事になってるから。」


この人は奥さんの他に女がいた。
でも、つい先日別れたからって報告をもらっていた。

そう…私のところに来てくれたのだ。

No.57 11/04/08 22:03
ゅな ( sfzai )

>> 56 それから、定休日出勤がある日はいつも泊まりに来るようになり、平日も日勤の時は週1は食事、夜勤の時は2日に1回は会いに来てくれた。

でも、お互い付き合うといった言葉は交わしていない。

私が直人を想っているのは伝わってるのは確かだ。

直人は泊まりに来てもご飯を食べて、おしゃべりして寝る。何もない…

少し、ショックもあったが側にいられるだけでよかった。

No.58 11/04/08 22:10
ゅな ( sfzai )

>> 57 うちの店は基本休みは定休日のみ。

夏のある日、社員たちの休みを順番に回すことになった。
直人「18日取ったからあけとけよ。」
ゅな「うそ😲ホントに😍」

直人「行きたい所考えといて‼」

直人は私が休みの日に休んでくれたのだ。
奥さんは休みは言わないそうだ。

No.59 11/04/08 22:22
ゅな ( sfzai )

>> 58 18日がきた。

朝9時頃電話があり、
直人「今から出るね💨」
ゅな「はぁい⤴」

この日は昼前から夜中4時頃まで一緒に過ごした。

ドライブをして〇〇ミュージアムに行き、その帰りにある海に寄ってひなたぼっこ、それから映画も見に行き、すごく充実した1日だった。

私は普通にデートをした事がなかった。
元旦那が連れて行ってくれたのはいつもパチンコばかり。
新鮮ですごく楽しかった。

楽しい時間はホント、あっという間に過ぎていく。
家に帰り、テレビみながらゴロゴロしてたくさんおしゃべりして直人は帰って行った…

No.60 11/04/08 22:30
ゅな ( sfzai )

>> 59 直人が帰ると私は現実に引き戻される。
ひとりぼっちの現実…
苦しい…

この時、私にとって直人はなくてはならない人、私が生きて行く理由となっていた。

私は孤独に耐えられない。苦しくなるたびに自虐行為を繰り返していた。
だが不思議と直人に出会ってからはなくなっていた。

そう…あの日までは。。

No.61 11/04/12 00:08
ゅな ( sfzai )

>> 60 それからも今まで通りの日々が過ぎて行った。


夏も終わりに近づいた頃直人の中で何かが変わった。

No.62 11/04/12 00:13
ゅな ( sfzai )

>> 61 その日も定休日前で泊まりに来ていた。

食事しておしゃべりしてベッドに入った。

いつもキスまではしていた。
私からしたら、蛇の生殺しみたいだった。

でもその日は違った、直人は私の身体を愛撫してきた。
出会って1年がたとうとしていた。

No.63 11/04/12 00:26
ゅな ( sfzai )

>> 62 キスをして服の中に手が入ってくる。
その手は上からだんだんと下におりていく…

私の身体は完全に準備ができていたらしく直人も少しビックリしていた。

そのまま直人の指が入ってきた。

1年ぶりのSex…

直人は優しく愛撫してくれて、ゆっくりと私の中に入ってきた。

やっと1つになれた。
幸せだった。

だが、挿入して1、2分だろうか、

直人「ゴメン、我慢できんかった、でもやっぱりなんかお前は違う。大事な人だからこんな事したくない。」

ゅな「嫌だよ(泣)大事だと想ってくれるなら、私の気持ちわかってんなら最後まで抱いてよ(泣)」

私は泣き崩れた。
直人はそんな私を抱きしめた。

No.64 11/04/12 00:31
ゅな ( sfzai )

>> 63 子供みたいに泣きじゃくる私を抱きしめたまま2人は眠った。

お互いイク事もなく終った。

朝8時、直人が仕事に行く時間だ。

私はまだ若干はぶてモード、そんな私をからかい直人は笑顔で帰って行った。

No.65 11/04/12 00:36
ゅな ( sfzai )

その日は何もしたくなく家でゴロゴロしていた。

大事な人…

嬉しい事だが、やっぱり好きな人には抱かれたかった。
私を感じて欲しかった。

No.66 11/04/12 00:42
ゅな ( sfzai )

>> 65 今日からまた仕事。

私と直人は何も変わらない、会社ではふざけあって笑ったり、仕事が終わればメールや電話のやりとり。

直人を独占する事はできなかったが幸せだった。
好きな人と笑えるということが。

No.67 11/04/12 00:48
ゅな ( sfzai )

>> 66 直人と中途半端なSexをしてから2週間が過ぎようとしていた。

私(そういえば、今月生理がきてない…)

その日直人と休憩室で2人、

ゅな「ちょっと~今月生理まだきてなぁい。デキテたりして~😁」
直人「んなわけないじゃろ、出してないし😁」
ゅな「だよねぇ~」

笑いながらそんなのんきな話をしていた。

No.68 11/04/12 00:52
ゅな ( sfzai )

>> 67 その日の帰り、念のため妊娠検査薬を買って帰った。

私は3回の出産経験あり。自分の身体の異変ぐらい少しはわかる。


ビンゴ…一瞬にして2本の線が現れた。

妊娠反応…陽性。

No.69 11/04/12 00:56
ゅな ( sfzai )

>> 68 嬉しい反面、頭が真っ白で身体が震え出した。

直人には言う?言わない?考えた挙げ句、

✉*朝、休憩室で話してた事現実になりました*
とメールを送った。

すぐ、直人からの折り返し電話。
直人はお酒が入りテンション上がりまくってた。

No.70 11/04/12 01:02
ゅな ( sfzai )

>> 69 直人「マジで、俺らスゲー相性いいじゃん⤴」

ゅな「そうだね…」

直人「ゴメン、不謹慎だったね…今は嫁もおるしゆっくり話せんけんまた明日ね、ゴメンね。」

ゅな「わかった、また明日。」

直人と私の赤ちゃん…
私は産むつもりだ。

No.71 11/04/17 02:07
ゅな ( sfzai )

>> 70 次の日の朝8時前携帯が鳴った。直人だ…

ゅな「もしもし、おはよう。」

直人「おはよう。で、昨日の電話マジ?どうするん?」

ゅな「ホントだよ。私もビックリ、今まで不意に妊娠はなかったからね。どうするんって、本音を言えば産みたい。」

直人「……最後はお前自身が決める事じゃけぇ…でも出来ることならオロシテほしい…認知も養育費も何もしてやれんし…」

ゅな「やっぱりそうだよね…もう少し考える。じゃあ、後で。支度して店行くね。」

直人「おぅ、気をつけてきんちゃいよ。」

電話を切って仕事の準備をした。

No.72 11/04/17 02:13
ゅな ( sfzai )

いろんな事を考えてしまう。

今、お腹の中には小さな命、私は3人の子供の母親、中絶なんてした事ない、この子は産まれたらいけないの?だとしたら何故私の元に?

不倫の子だから産まれてはいけないの?
だったら私自身存在してる事が間違いだよね。

そう、だって私は不倫でできた子供なんだもん。

頭がパンクしそうだった。涙が止まらない。

No.73 11/04/17 02:37
ゅな ( sfzai )

>> 72 職場の皆には妊娠を伏せいつも通り働いた。

直人と明日うちで食事をする事になった。

どんなに考えても、中絶だけはしたくない。
でも、この子は私の元に産まれて幸せなのだろうか…父親のいない子…

私は不倫の子だが父親はいた。

だけど、直人に離婚はない。

母にも妊娠を告げた。
母も直人の事は知ってる。

ゅな「私、産むから。」

母「やめてよね、3人の子供もまともに育てられてないのに、第一相手には家庭があること忘れなさんな。」

ゅな「わかってるよ。でも、母さんだってお父さんに家庭あって私を産んだんでしょ、自分の事棚に上げて💢」

母「でも、お父さんは母さんとあんたを選んだ、自分の意思で。」

ゅな「…」

何も返す言葉が見つからなかった。

No.74 11/04/20 13:24
ゅな ( sfzai )

>> 73 職場についても上の空、気付けばお腹に手を当て…どうしたらいんだろう…

バイトスタッフ「ゆなちゃん大丈夫?お腹痛いの?」

ゅな「あっ💨大丈夫💦」

私は身体が弱かった、この職場でも半年前1回だけ倒れた事があった。
その時は、卵巣が破けて出血、あまりの痛さに意識が薄れていった。
その時医者から言われた言葉が、
「3人産んでて良かったですね、多分もう子供は無理です…」

私は、妊娠は無理と言われながら今お腹にはちゃんと命が宿ってる。
しかも、変な話たった1分繋がった程度で出してもないのに…

軌跡の子…
私はそんなことを考えていた。

No.75 11/04/20 23:18
ゅな ( sfzai )

>> 74 直人と食事の日。
やはり、いつもとは違う、2人とも無口だ。

先に口を開いたのは直人だった。

直人「決めた?」
ゅな「…産みたいって言ったらどうする?」
直人「…できればオロシテほしい…仮にもし産んだとしたら俺らはもう会えなくなるよ。」
ゅな「わかってるよ…そんな顔しないでよ…」

直人はすごく困っていたんだと思う。
笑顔が消え、生気を失った顔…初めて見た。

産みたい、でも…
直人は浮気相手に子供を降ろさせるのは初めてではない。
この人にまた同じ過ちを繰り返させていいのだろうか…

だが、私は負けた。

ゅな「わかった…直人の言う通りにするよ…」
直人「ホントにいいんだね、最後に決めるのはお前自身だから。」
(涙)ゅな「本音を言えば産みたいよ💢でも、直人のそんな顔見たくない💢第一直人の家族私に壊す権利はない💢」
大号泣で叫んでいた。

No.76 11/04/20 23:27
ゅな ( sfzai )

>> 75 直人「わかった、ごめんね、ホントにごめん。」
ゅな「ただ、お願いがある。手術の日は着いて来て。」
直人「わかった。」

直人は安心したのか、私を笑わそうとしたのか、その後はいつも通りくだらない会話をした。

夜中の3時頃、私は直人を自宅まで送り届けた。

また、現実。1人になりあれこれ考えてしまう。

この頃からだろう、私の心が壊れ始めたのは。
まだ、私自身も気付いていなかった…

No.77 11/04/22 08:27
ゅな ( sfzai )

>> 76 それから、1ヶ月はお腹に小さな命を抱えたまま働いた。
直人は身体の心配をしてあれこれ手伝ってくれた。

でも、私の心は揺れっぱなしだった…

ホントにこれでいんだろうか…
私の選択は間違ってないのだろうか…

私から少しずつ笑顔が消えていった。

No.78 11/04/23 11:34
ゅな ( sfzai )

>> 77 楽しい日は待ち遠しく中々こないのに、来てほしくない日はあっという間だ。

20XX年10月19日…
前日から直人は泊まりに来ていた。

朝起きて8時過ぎ、
直人「ちょっと出て来る。逃げたりしないから。」

ゅな「わかった。」

多分、お金を用意しに行ったのだろう…
中絶費用…
私は半分出すと言っていた、でも直人は全額払うと…
どこから出すんだろう?お小遣なんて微々たるものだし…

支度をして待ってると、9時過ぎ電話が鳴った。

直人だ。

No.79 11/04/28 15:40
ゅな ( sfzai )

>> 78 直人「今から、帰るね。あの、言いにくいんだけど…お金半分しか用意できんかった…分割でも必ず返すけんとりあえず出しといて。」

ゅな「うん、最初から出すつもりでいたし、病院の前に銀行よって。」

直人「まじゴメン。必ず払うけん」

それから、10分くらいで直人は帰ってきた。
私は、怖くて会話もままならなかった。
病院まではほとんど無言だった。

No.80 11/04/28 15:52
ゅな ( sfzai )

>> 79 病院に着いて、看護婦さん達が準備を始める。

この病院は16の時長男を産んだ場所だ。

16歳の私にできた事が10年たって27歳になった私にはできない…
悔しくてたまらなかった。

ずっと、ゴメンね、ゴメンねとしか言葉が出なかった。

いろいろな検査を終え、分娩台に移った。
あ~もぅホントにいなくなるんだ…

みんな回りは「人殺しなんかじゃない、まだただの肉の塊、産まれてきた方が不幸なんだから。」

それでも私は人殺しだと自分を追い込んでいた。

No.81 11/04/29 18:07
ゅな ( sfzai )

>> 80 1.2.3.4.5…麻酔が打たれる。
あっという間に意識が薄れていく。
最期に発した言葉…

*やっぱり産みたい*


目が覚めた時には別の部屋で横になってた。

直人はずっと横にいたらしい。
直人もずっと謝ってた。

直人「ゅな、ホントにごめん。」

直人が名前を呼んでくれたのはこれが最初で最後だ。

No.82 11/04/29 18:10
ゅな ( sfzai )

>> 81 ゅな「赤ちゃんは?」
直人「…ごめん」

ゅな「終わったんだぁ…(泣)」

麻酔が効いてる間普通なら眠ってるらしいのだが、私はずっと泣いて謝ってたらしい。

看護婦さんが心配して何度も見に来たそうだ。

私はもちろん覚えていない。
ただ、ずっと夢を見ていた。

No.83 11/04/29 18:17
ゅな ( sfzai )

>> 82 真っ白な空間。
そのうちお花畑に変わる。そこで、小さな女の子とシャボン玉をしてる私。

ゅな「かえで…」

私は夢の中で女の子をかえでと呼んでいた。
でも、顔は見えない…追いかけても近づく事ができない…

あ~きっとあの子は女の子だったんだぁ…
そぅ思った。

産んだ3人は男の子。
ずっと欲しかった女の子。夢で会いに来てくれたんだぁ…
抱きしめてあげれなくてゴメンね…

No.84 11/04/29 21:53
ゅな ( sfzai )

>> 83 それからしばらくして病院を後にした。

まだ、麻酔が抜けきってない私は足元がフラフラ。直人に手をとられながら車で帰宅した。

2人で昼食を食べ、私は横になった。

産んでもないのに産んだ後と同じ痛み…

直人「そろそろ帰らんと…」

ゅな「あっうん。ありがとう。」

直人「ゆっくり休めよ。」

ゅな「うん。なお、1つだけお願いがある。今日の事私達がした事忘れないでね。」

直人「わかってるよ。」

そう言うと直人は帰っていった。
私は1週間休みをもらってる。
会社には4月に卵巣破けた時子宮にポリープが見つかって手術すると言ってあった。

1週間…こんなに直人と顔を合わせないのは初めてだ。それともお見舞い来てくれるかなぁ?

イロイロ考えていたらいつの間にか眠っていた。

No.85 11/04/30 23:39
ゅな ( sfzai )

>> 84 翌朝、さすがにまだお腹の痛みはある。

ご飯、食べたくない。
洗濯、まっいっか。
掃除、綺麗、綺麗。

な~んにもするきがおきなかった。

直人は仕事。起きたら1件のメール。

直人*大丈夫?ゆっくり休んでね。何かいるものあったら言って‼*

ゅな*ありがとう、まだお腹が痛いかな💦でも、寝てれば大丈夫。仕事頑張って*

この日は1日家でゴロゴロと過ごした。

No.86 11/05/01 00:45
ゅな ( sfzai )

>> 85 今まで、休みの日に1日中家にいることなんてなかった。

今日はのりちゃんも休みだ。まだ少しお腹痛いけど出かける事にした。

直人からは連絡なし。

私もしてない。

今週は会いに来てくれないな。なんとなく、そう思った。

夕方メールしてみた。

ゅな*会いたいなぁ*

直人*ごめん💦部長が送ってやるって言うからまっすぐ帰ります。*

やっぱりね。返信はしなかった。

No.87 11/05/01 00:51
ゅな ( sfzai )

>> 86 当たってほしくない事ほどよく当たる。

結局、この1週間直人が来る事はなかった。

「一緒に乗り越えていこうね…」

直人が言った言葉。

なぉ、こんなに苦しいのに今、私、ひとりだよ…

毎日、毎日、枯れる事を知らない涙は流れ続けた。

No.88 11/05/03 00:12
ゅな ( sfzai )

>> 87 この1週間、メールなり電話なり連絡はあった。


だが、1度も来てはくれなかった。

1週間たち出勤の日がきた。

身体はまだ怠い。
出血も続いている。

しばらくは余り動かなくていいところにしてもらった。

直人は何も変わってなかった。いつも通り接してくれた。

この頃からますます直人なしでは生きれなくなっていた。

でも、直人は依存されるのが大嫌い。

だから、自分が壊れていくのがわかっても無理して頑張った。

離れたくないから…

No.89 11/05/21 03:20
ゅな ( sfzai )

>> 88 仕事復活2日目…
下腹部に鈍痛。

出勤前に病院に行く事にした。

診断は(もしかしたらまだ残ってるのかもしれないから処置しときます。)

???
ギィャ――――

麻酔なしで掻き回された。生きている中で1番の痛みだった。

出産時の陣痛より痛かった。

No.90 11/05/22 00:18
ゅな ( sfzai )

>> 89 私はどんなに体調が悪くても仕事は休まない。

痛みを我慢して出勤して仕事につく。

テンションも上がらずいっぱいいっぱいでこなしていた。

その時直人が出勤してきた。
‼‼‼隣には私がずっと直人との仲を疑っているバカ女💢

2人で楽しそうにご出勤。
気づけば涙が流れていた。
直人は私に気付いたがそのまま更衣室へ向かった。
バツの悪そうな顔をして…

No.91 11/05/22 00:25
ゅな ( sfzai )

>> 90 30分くらいたっただろうか着替えを済ませた直人が下りてきた。

直人「おはよ。お腹大丈夫?」
ゅな「大丈夫(怒)」
直人「何か怒ってる?」
ゅな「別に」

私の態度が冷たかったからだろう、直人はすぐその場を離れた。

No.92 11/05/23 01:29
ゅな ( sfzai )

>> 91 仕事が終わってメールを入れてみた。

ゅな*話し相手になって*
直人*仕事終わったら行く*

とりあえず、体調も良くなかったので帰って、直人が来るまで一眠りすることにした。

No.93 11/05/25 00:06
ゅな ( sfzai )

>> 92 夜中1時すぎ、直人からメール。
直人*今から帰るよ*
ゅな*わかった*

1時30分には着いた。

直人「お前、体調大丈夫なん?」
ゅな「大丈夫…じゃないよ、でも言ったところで何も変わらないじゃん、しかも何?人が痛み苦しんでる時にあんたはバカ女と楽しそうにご出勤💢」

ハァ…⤵

直人「何?怒ってんの?仕方ないじゃん仕事の事で一緒に出てただけだし。それに、お前の事心配で今日だってこうして会いにきたじゃん。」

ゅな「…そうだね。ありがとう、ごめんね…」

嫌われたくない、離れたくない。だから聞き分けのいい女になる。

自分でも痛い程わかってる。
不倫なんてって…

離婚前の私は不倫なんてしない子だった。
まさか、今してるなんて…

No.94 11/05/25 00:16
ゅな ( sfzai )

>> 93 11月に入り寒さがこたえる季節になった。

直人とは相変わらず今まで通りだった。

でもそれは、形だけだったのかもしれない。
直人の気持ちは子供ができた時点でなくなっていたのかもしれないね。

No.95 11/05/25 00:30
ゅな ( sfzai )

>> 94 20XX年11月23日
昼の仕事が終わり今日は親の手伝いに夜も仕事。

デパートの清掃。2番目の妹もだ。

閉店までまだ少し時間があった。
母親と喫煙所で一服しながら待機。

母「来年は大変かもねぇ。リンも子供産んだら仕事辞めるだろうし、あんたもしっかりせにゃ~」

ゅな「…えっ?リン妊娠してんの?」

母「………」
一瞬マズイって顔をした。
母「聞いてなかった…?まぁ、あんたは中絶、自分は産む、言いにくかったんじゃない。」
ゅな「ふ~ん。」

つまり、隠してたって事だよね。


リンがきた。

No.96 11/05/25 00:40
ゅな ( sfzai )

>> 95 ゅな「おめでとう。妊娠したらしいじゃん。」
リン「…あっうん、母さん?」
ゅな「うん」
リン「言うなって言ったのに、前回の流産もあるし、ちゃんと育つかわかってから言おうと思ってね。」
ゅな「今、何週?」
リン「3ヶ月。」
ゅな「予定日は?」
リン「一応、来年の6月7日。」
ゅな「3ヶ月ならとりあえずは安心だね。まぁ無理せんように。」
リン「うん。」

閉店したみたいだ、バックヤードが慌ただしくなりだした。

No.97 11/05/25 00:48
ゅな ( sfzai )

妹の妊娠。私、笑えてたかなぁ。

泣いたって仕方ない、あの子はもう帰ってこない。

でも、仕事中目の前はずっと涙でぼやけていた。



休憩中に直人にメール。
ゅな*何してんの~?聞いて~妹に赤ちゃんできたんだよ~*

なんて嫌味な女だろう。
でも、自分の気持ちのやり場がなかった。
きっと、直人にゴメンねって言って心配して欲しかったんだよね。

No.98 11/05/25 00:57
ゅな ( sfzai )

>> 97 直人*今、事務所でパソコン中*

妹の事には触れてなかった。

妹の妊娠…私には衝撃がでかかった。

あの子の予定日は来年の6月5日。
リンの子の予定日は来年の6月7日。

同じ時期に妊娠してたんだぁ。
私が中絶するときリンも妊娠してたんだぁ。

私には下ろせと言ってあんたは産むんだぁ。

心の中で悲鳴をあげていた。

No.99 11/05/25 01:01
ゅな ( sfzai )

>> 98 仕事も終わり、私はいつも通り普通に振る舞う。

家まではリンに送ってもらう。

男の子かなぁ?女の子かなぁ?楽しみだねぇ!

頑張って笑顔で会話する。

帰宅したとたんベッドに倒れ込む。
きっと、限界を超えてたんだね。私。

No.100 11/05/25 01:04
ゅな ( sfzai )

>> 99 明日も仕事。
とりあえずお風呂にはいろう。











…やってしまった。

  • << 101 気づけばバスタブは血の海だった。 …リストカット 直人に出会ってから1度もしてなかった。 直人が「死ぬな、生きろ。もしリストカットしたら別れるからな。」って言ってくれたから。 でも目の前の現実は変える事もできなくて… 🎵~ 直人からの電話を知らせる着信音。 どうしよう… すでに、パニックに陥っていた。 とりあえず、お風呂からあがった。
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