注目の話題
赤ちゃんの名前について
初めて会った彼に体型の事を言われました、、、
🔥理沙の夫婦生活奮闘記😤パート2️⃣😸ニャ~ン

名前をつけて保存

レス407 HIT数 76256 あ+ あ-

なゆ( 8VbEh )
11/04/25 17:47(更新日時)

過去の恋愛を…

男は名前をつけて保存

女は上書き保存

と例えられているが…


だとしたら私は
男っぽい思考回路なんだなと思う

タグ

No.1466794 10/11/17 22:12(スレ作成日時)

新しいレスの受付は終了しました

投稿順
新着順
主のみ
付箋

No.201 10/12/17 20:08
なゆ ( 20代 ♀ 8VbEh )

🍀198

男の子の部屋って無駄なものがないなぁ…

私の部屋は、ぬいぐるみや置物であちらこちらが飾られている。

高橋くんの部屋それがなく…
目につくものといえば、いつも着ている洋服がかけられているブティックハンガー、いつも使っているかばんや筆箱・ノートなど…
私が知らないものがない。

だからか、初めて来た感覚がなく、妙に落ち着いていた。

No.202 10/12/17 22:09
なゆ ( 20代 ♀ 8VbEh )

🍀199

部屋ではパソコンでDVDを観たり、ゲームをしたりした。

…そういえば…座るとこなくてベッドに座っちゃったけど…
これは…どうなんだろう…

今は2人で隣に座っている。

一通りはしゃいで、ふと会話が途切れる…

目が合い、どちらともなくキス…
そしてそのままベッドに倒れ込む。

No.203 10/12/17 22:41
なゆ ( 20代 ♀ 8VbEh )

🍀200

こんな状況…高橋くんは初めてだよね…?

そしてこのときも、これが最初で最後になるって感じた…

服の上から体を触っていた手が、服の中に滑り込む…

あっさりと下着のホックを外されてしまった。

初めて…だよね…?
初めてでそんな簡単に外せるものなの…?

私はそんなことを考えていた。

No.204 10/12/18 00:21
なゆ ( 20代 ♀ 8VbEh )

🍀201

下着をずらされ、服もまくりあげられた。
私の体に…直に手が、唇が舌が触れる…

なぜか…
母性本能をくすぐられたというのか…
かわいくて愛しくて仕方がなかった。

No.205 10/12/18 01:42
なゆ ( 20代 ♀ 8VbEh )

🍀202

私の上にのり、胸に顔を埋める彼の髪を撫でる…
私が髪撫でられるのが好きだから撫でちゃうけど…男の子は別に髪撫でられてもうれしくないのかな?

そのうち、彼の手が下へと伸び…スボンのベルトを外された。
さらにファスナーを下ろし、下着の中に手を入れられかける…

私はその手を払いのけた。

No.206 10/12/18 14:11
なゆ ( 20代 ♀ 8VbEh )

🍀203

別に嫌だったわけではない…
ただ『だめな日』だったのだ…

手を払いのけても払いのけても何回も迫ってくるので若干いらっとしたが…

まぁちゃんと言わなかった私が悪かったと思う…

これがきっかけで嫌いになったとか、そういうことは一切ない。

No.207 10/12/18 21:53
なゆ ( 20代 ♀ 8VbEh )

🍀204

その日はそのあとまたゲームをしたり、外を歩いたりして解散した。

高橋くんのこと、本当に大好きだなぁって思いながら帰宅した。
でもなぜか「最初で最後」の予感は消えないまま…

No.208 10/12/18 22:01
なゆ ( 20代 ♀ 8VbEh )

🍀205

「あれ、榊しばらくバイト来ないの?」
シフト表を見ながら、そう尋ねてきたのは西野くん。

「あーうん、部活で2週間大学に泊まり込みなんだぁ」
「そうなんだ。大変だなぁ」

「でも西野くんと長井くんが入ってくれてよかったー。これで私がいなくても店が回る!2人とも仕事覚えるの早いし✨」

「確かになー。榊に行かせてやれないところだったよほんと」
横で聞いていたチーフが言った。

「榊さんは頼られててすごいねぇ」
さらに小松さんもそう言ってくれる。

No.209 10/12/18 23:06
なゆ ( 20代 ♀ 8VbEh )

🍀206

大学は夏休みに入り、今日から2週間の泊まり込み。

部活は好きだし、高橋くんとも、亜衣ちゃんやほかのみんなともずっと一緒にいられる!
私は泊まり込みが楽しみだった。

でも…この泊まり込みで、私の恋は思いもよらない方向へと転びはじめる…

No.210 10/12/18 23:33
なゆ ( 20代 ♀ 8VbEh )

🍀207

それは突然だった。

部活の練習中…
高橋くんが、自分のミスを認めないのだ…

私は
「ミスは反省するしかないでしょ!」
と言うが聞く耳を持たない…

そんな様子に私はイライラしていた。

先輩の気に障るだろうし、後輩にも示しがつかない。

また、私たち2年生は率先して準備や片付け、1年生への指示出しをしなければならない。

しかし…高橋くんのやる気のないこと…私はますますイライラしてきた。

No.211 10/12/19 00:04
なゆ ( 20代 ♀ 8VbEh )

🍀208

私が注意するからか…
休憩中は私のところへは来ず、1年生の女の子たちの中に1人混ざっていた。

後輩の女の子たちはみんなかわいい…
かわいい女の子に囲まれてニヤニヤしてるんじゃないわよ!

イライラは限界だった。
でも表には出さず、練習に打ち込んだ。

No.212 10/12/19 00:08
なゆ ( 20代 ♀ 8VbEh )

🍀209

さらに…同級生だけで集まっていると、私には構わずにほかの女の子とばかりしゃべっている…特に亜衣ちゃん。

私とよりも、亜衣ちゃんとのほいが話が合っている…
そう感じて悲しくなった。


少し前までは私のことだけを見て、部活にも熱心だったのに…

この豹変ぶりが理解できず、戸惑い
切なかった…

No.213 10/12/19 10:00
なゆ ( 20代 ♀ 8VbEh )

🍀210

本当に、後輩たちにべったり…

1年生の女の子たち、自分たちだけでしゃべったりしたいんじゃないのかなぁ…
先輩邪魔って思われてるかもしれないのに…

それに亜衣ちゃんにもべったりだなぁ…


夜、女部屋。

「…なゆ?どうした疲れた?元気ないけど…」
「亜衣ちゃん…」

「練習に疲れた?…ってなゆは部活大好きだもんね。違うか。…高橋くんとなんかあった?」
「えっそうなのー?やだ悲しいよー。うちの学年唯一のカップルなんだしずっと仲良くしててほしいよー」

ほかの女の子たちもそう言ってくれた。

No.214 10/12/19 15:26
なゆ ( 20代 ♀ 8VbEh )

🍀211

「…うーん、なんか私から気持ちが離れちゃったのかなぁって…」
「高橋くんの気持ちがなゆから?えーそれはなくない?あんなにベタ惚れだったしー」
「でも人の気持ちは変わるし…」

このもやもやは…
やきもち…なのかな…
高橋くんが、後輩や亜衣ちゃんとばかりしゃべってるのがいやだ…

でも、亜衣ちゃんに嫉妬してるなんて、亜衣ちゃん本人の前では言えない…

No.215 10/12/19 15:36
なゆ ( 20代 ♀ 8VbEh )

🍀212

私は慌てて続けた。

「それにさっ、なんか練習にもやる気ないじゃん?それ見てるとイライラしちゃって」

「えっ⁉」

一斉にみんなが驚きの声を上げた。

「え…?なんでそんなにびっくりするの?みんなはそう思わないの?」

「いやそうじゃなくて…なゆちゃんでもイライラしたりするんだ…」
「ほんと、なゆちゃんって穏やかな性格で怒ったところなんて見たことないよねぇ」

みんなが口々にそう言う。

確かに…私は決して短気な性格ではない。
怒ったことなんて…あったっけ?と自分でも思う。

「でも、だからこそそんななゆがイライラするなんて…相当だよね」
亜衣ちゃんがそうまとめた。

No.216 10/12/19 21:58
なゆ ( 20代 ♀ 8VbEh )

🍀213

2週間もの間、寝るとき以外1日中一緒にいると…
イライラが止まらなかった。

別れたほうがいいのかなとまで考えた。

でも…それも何だか悔しい。
別れて、自由にして、後輩や亜衣ちゃんに手を出したりしたら…悔しい。

No.217 10/12/19 22:48
なゆ ( 20代 ♀ 8VbEh )

🍀214

「おはようございまーす!お久しぶりです!」
泊まり込みから帰り、久しぶりのバイト。

「お~榊久しぶり~」
みんなが迎えてくれる。

張り切って仕事をする。
久しぶりの接客…やっぱり楽しいな。

一段落し、カウンターで事務処理を始めた私。
すると佐原さんがやって来て…

「なぁ、榊って彼氏いたんだ?風の噂で聞いたんだけど…」
「はい!?何ですかいきなりっ。しかも風の噂って…」

No.218 10/12/19 23:04
なゆ ( 20代 ♀ 8VbEh )

🍀215

風の噂…
まぁチーフか西野くんか長井くんから聞いたのだろう…

「まだ春は続いてるんですか?」

…なんだその質問。

「続いてますよっ」

「彼氏年上?」

またこの質問かいっ。

「同い年ですけど…」

「え、意外。どうせ部員だろ?」

またその発言かいっ。

No.219 10/12/19 23:09
なゆ ( 20代 ♀ 8VbEh )

🍀216

「俺だけ知らないとかショックだったんだけど~~…」

…知らないよぅ。

私も佐原さんの彼女さんは…って聞きたかったけど、勇気がなかった。

No.220 10/12/20 02:07
なゆ ( 20代 ♀ 8VbEh )

🍀217

バイトから上がると、メールが来ていた。

…三井くん…?

三井くんは、同級生の男子部員の最後の一人だ。
高橋くんや小田くんと比べて、関わりが少なかった。

メールの内容は…
映画の誘いだった。

私と三井くんは好きな俳優が一緒で、その俳優が出演する映画を観にいこうというのだ。
私も観たいと思っていた映画だ。

No.221 10/12/20 02:10
なゆ ( 20代 ♀ 8VbEh )

🍀218

以前高橋くんに、その俳優が出演したほかの映画を観たいと言ったとき…
興味がなさそうだったので一緒に観に行くことは叶わなかった。

三井くんとならお互いが楽しめるよねぇ…と思ったが…
二人で出かけるとなると、高橋くんの許可を得るべきなのかな?と考えた。

No.222 10/12/20 09:27
なゆ ( 20代 ♀ 8VbEh )

🍀219

私は高橋くんにメールした。

「男の人と二人で出かけてもいい?」

緊張しながら返信を待つ…

すぐに来た返信は
「別にいいんじゃない」

別にいいって…
もう少し言い方があるんじゃない?

……ううん…
本当は
「行くな」って言ってほしかったんだと思う…

No.223 10/12/20 14:36
なゆ ( 20代 ♀ 8VbEh )

🍀220

高橋くんの許可はとれちゃったし…映画は観たいし…
三井くんと映画に行くことにした。


1年後…これがきっかけで怖い目に遭うとも知らずに…

No.224 10/12/20 19:14
なゆ ( 20代 ♀ 8VbEh )

🍀221

泊まり込みのあと、バイトは6連勤。
その6連勤明けに映画に行くことになった。

うーん…
しかし高橋くんよりも先にほかの男の子と会うのはどうなんだろう…?

No.225 10/12/20 19:18
なゆ ( 20代 ♀ 8VbEh )

🍀222

「なぁ榊、今度遊びに行かない?」
「えっ佐原さんどうしたんですか急に!」

翌日、店のカウンター。

「いや、榊と遊んだのって榊が入ったばかりのころ1回だけだなって思って。だから俺だけ彼氏のこと知らなかったわけだよな。あ、でも男と遊んだりして彼氏に怒られない?」

あぁ…それはちょうど昨日確認したところです…

「大丈夫です…」

「そっか、放任なんだな。じゃあ大丈夫だな!都合いい日あったら教えて。」

No.226 10/12/20 20:55
なゆ ( 20代 ♀ 8VbEh )

🍀223

佐原さんと遊びに…
三井くんと遊びにいくのとは違う感覚、違う気持ち…

三井くんと出かける目的は『映画』だけど…
佐原さんと出かける目的は…『佐原さん』だ…

No.227 10/12/20 21:49
なゆ ( 20代 ♀ 8VbEh )

🍀224

映画当日…

待ち合わせ場所に15分早く到着した私。
三井くんは既に来ていた。

「おはよう。はやいね💦」
「あ…あぁ、はやく来ちゃった」

「…とりあえず向かおっか」

うーん…今さらだけど…
三井くんと何を話せばいいのやら…

No.228 10/12/21 00:11
なゆ ( 20代 ♀ 8VbEh )

2万hitありがとうございますm(_ _)m

『現在』の私は就職活動真っ只中です。
このスレはそんな私の息抜きになっております。

わかりづらい点も多々あるかと思います。
お気づきの点がありましたら、ご遠慮なくお申しつけください。

No.229 10/12/21 00:15
なゆ ( 20代 ♀ 8VbEh )

🍀225

まぁ…映画が始まっちゃえば何も気にせずにいられるか…

映画館に到着し、チケットを購入し席に着く。

…始まるまでが長い…
大して話したことのない人と二人で出かけるものじゃないなってことを学習した。

そしてようやく映画が始まり、ほっとした。

No.230 10/12/21 04:41
なゆ ( 20代 ♀ 8VbEh )

🍀226

映画はおもしろかった。
満足満足。

はて…これからどうするか…
と思案していると

「ご飯食べる?」
と聞かれた。

おなかは空いていたので
「うん。じゃあ行こうか~」
と返事をした。

少し遅めのお昼ご飯だ。

No.231 10/12/21 04:44
なゆ ( 20代 ♀ 8VbEh )

🍀227

ファミレスに入る。

注文を済ませ、観た映画の話をする。

なるほど…初デートは映画に行けって言われる意味がわかった。
…まぁこれはデートじゃないけど。

話しているうちに料理が運ばれてきた。
話題があると時間が経つのがはやいね。

No.232 10/12/21 12:19
なゆ ( 20代 ♀ 8VbEh )

🍀228

ファミレスを出る。
もちろん別会計。

さて…私は帰りたい…
いや…帰りたいっていうか…

「…それじゃあこれで…」
「あっうんっバイバイっ!」

三井くんから切り出してくれてよかった!

電車は路線からして違う。
別れたところで…

高橋くんに電話をかける。

No.233 10/12/21 17:54
なゆ ( 20代 ♀ 8VbEh )

🍀229

「…もしもし?どうしたの!?」

電話に出た高橋くんは驚いた様子。
無理もない…
いきなり電話をかけたことなんて、今まで1度もなかったから。

「今…家…?じゃないね。駅?何駅?」
電話ごしに、がやがやとうるさい中に駅のアナウンスが聞こえる。

「今から大学の図書館行こうと思って…今乗換駅」
「大学行くんだ!私も行ってもいい?」
「いいけど…」
「じゃあ着いたらメールするね!」

そう言って電話を切った。

No.234 10/12/21 19:52
なゆ ( 20代 ♀ 8VbEh )

🍀230

大学の図書館前で
「着いたよ~」
とメール。

「今2階」

図書館の2階に上がり、姿を捜す。

みつけた!

「なんか資料探してるの?」
小声で話しかける。

「うん…いいの見つからない」

高橋くんを待つ間、私も本を眺める。

「出よう」
と高橋くん。

「いいの?」
「うん」

No.235 10/12/21 23:30
なゆ ( 20代 ♀ 8VbEh )

🍀231

大学を出て、近くの喫茶店に入る。
隣りあって座る。

こうして並んでいると…
つい触れたくなっちゃう。
つんつんとちょっかいを出しちゃう。

「今日はどうしたの?いきなり電話かけて会いにきて…」

高橋くんが家にいたら、家まで会いにいくつもりだった。

「…会いたくなったんだもん」
そう言ってまた触れる。

No.236 10/12/21 23:34
なゆ ( 20代 ♀ 8VbEh )

🍀232

泊まり込みではイライラしちゃったけど、やっぱり好きだよぅ。

自分一人で勝手に改めて実感して、なんだかにやけてくる。


この間の続き…私は構わないんだよ…

No.237 10/12/22 13:44
なゆ ( 20代 ♀ 8VbEh )

🍀233

とりあえず今日は、もう少し一緒にいたい…いたかったのに…

「帰る」
と言い出す高橋くん

「…なんか用事?」
「いや…まぁ用事だ用事!」
「なにそれ~…」

…多分、観たいテレビがあるとかなんだろうな…

No.238 10/12/22 17:09
なゆ ( 20代 ♀ 8VbEh )

🍀234

付き合って10ヶ月…
何が好きで何を考えてるか…
言葉の濁し方も大体わかってきていた。

この日はテレビのために帰ったという自信が今でもある笑

別に「私とテレビとどっちが大切なの!?」とかは言わない。

この日は早々にバイバイした。

No.239 10/12/22 19:07
なゆ ( 20代 ♀ 8VbEh )

🍀235

数日後、今日は亜衣ちゃんとデート。

「久しぶり亜衣ちゃん!」
「なゆ~。泊まり込み以来部員と初めて会うよ~。なゆはそんなことないよね?」
にやにやしてる亜衣ちゃん。

「あ…うん、高橋くんには会ったよ。あと…」
「あと?」

「…三井くんに誘われて映画に行った。」
「えっ!?なんで三井くん!?なゆと仲いいわけでもないのに…」

「好きな俳優が一緒だから、その人の映画を観に…」
「へぇ~~~。三井くんが誘うとか意外ぃ~」

「うん。私もびっくりした…」

No.240 10/12/22 22:37
なゆ ( 20代 ♀ 8VbEh )

🍀236

「それでね…高橋くんに会わずに三井くんと会うのはどうなのって思ったのと…ほかの男の子といると、高橋くんと一緒がいいって思って…映画の後電話して高橋くんに会いに行っちゃった」

「そっかぁ~~~。愛されてるねぇ高橋くん」

亜衣ちゃんはずっとにやにやしてる。

私はなんだかはずかしくなったけど、亜衣ちゃんと話しているのは心地好い…

でも…亜衣ちゃんはいつも私の話を聞くばかりで…
自分のことは話してくれない…

「…ねぇ、亜衣ちゃんは好きな人とかいないの?」
「えっっ!?なにいきなり!」

No.241 10/12/23 00:08
なゆ ( 20代 ♀ 8VbEh )

🍀237

「教えてよ~。私も亜衣ちゃんのこと知りたい!」
「なゆ…。うん、わかった。実は…少し前から、気になってる人はいる…」

「そうなの!?わぁよかったね!」
「うーん…。でも叶いそうにないし…」

「どうして?」
「その人ね…バイト先の社員さんなんだ…」

バイト先の社員さん…
一瞬どきっとした。

No.242 10/12/23 10:28
なゆ ( 20代 ♀ 8VbEh )

🍀238

「その社員さん…あ、名前は柏木さんっていうんだけど。かっこよくはないけど…おもしろくて優しい人なんだ」
「そっかぁ~…」

「…あーあ。言っちゃった。まぁなゆだしいっか。まだほかの誰にも言ってないんだからねー?」
「ありがと亜衣ちゃん」

私はうれしかった。
亜衣ちゃんの恋…うまくいくといいな💕

No.243 10/12/23 19:35
なゆ ( 20代 ♀ 8VbEh )

🍀239

翌日
昨日の亜衣ちゃんとのデートでご機嫌な私。

「おはようございまーす!」
元気よく出勤。

「おー…。」
佐原さんの気のない返事。
そのまま事務室を出ていってしまった。

「おはよう榊」
「チーフ…佐原さんどうかしたんですか?」

「さぁ?どうしたんだろうな。元気ないよな」
「彼女さんと喧嘩とかですかねー?」
私は冗談っぽく言った。

No.244 10/12/23 21:11
なゆ ( 20代 ♀ 8VbEh )

🍀240

「…彼女?あぁ榊知らないのか…。佐原、彼女とはもう別れてるよ。」
「えっ!?いつですか!?」

うそうそ知らなかった!!

「春ごろ…。ちょうど三木の異動が決まったころだよ」

あぁ…あのころ佐原さんが元気なかったの…三木さんの異動だけが原因じゃなかったのか…

No.245 10/12/23 22:58
なゆ ( 20代 ♀ 8VbEh )

🍀241

仕事に取り掛かるため、フロアに出る。

フロアには佐原さん…

「佐原さん、元気ないですね?」
「んー…。榊、元気ちょーだい。」

「はい!?いやどうすれば…💧笑」
「この間出かけようって言ったじゃん。都合つかない?」

「あ~…。来週の木曜か金曜なら大丈夫ですよー」
「俺も木曜と金曜休みだよ。じゃあ木曜どこか行こうか」

No.246 10/12/23 23:36
なゆ ( 20代 ♀ 8VbEh )

🍀242

「…いいんですか?」
「榊がいいなら」

「じゃあ…よろしくお願いします」
「はは、了解~。木曜にまた連絡するな」


…佐原さんと約束しちゃった…
舞い上がってるのが自分でもわかる…
高橋くんがいるのに…

No.247 10/12/24 11:02
なゆ ( 20代 ♀ 8VbEh )

🍀243

木曜日…
いつ連絡が来るかわからないので、とりあえず身支度を整えておいた。

お昼には連絡来るかな?と思っていた。

しかし…お昼を過ぎても、夕方になっても…連絡が来ない。

まさか忘れてる…?
何かあったのかな…

不安になる…

私から連絡しようか…
でもお互い、携帯電話しか知らなかった。
アドレス聞いておくべきだったなぁ…

No.248 10/12/24 16:45
なゆ ( 20代 ♀ 8VbEh )

🍀244

夜になっても連絡がない…
思い切って電話をかけることにした。

番号は知っていたものの、かけたことなんてない…
緊張する…

勇気を出して…発信!

しかし…いくらコールしても出ない…
あきらめて電話を切った。

No.249 10/12/24 23:42
なゆ ( 20代 ♀ 8VbEh )

🍀245

電話を切って数十分後…
電話が鳴った。

佐原さんだ!

「もしもし!?」
「榊ごめん。今朝急に店に呼び出されて…やっと今解放されたよ。連絡もできずに本当に悪かった…」
「そうだったんですか…」

何もなくてよかった。
忘れられてるんじゃなくてよかった。

No.250 10/12/25 00:43
なゆ ( 20代 ♀ 8VbEh )

🍀246

「俺から誘っておいて…ごめんな」
「いいえ!仕方ないですよー」

…明日も佐原さん休みだったよね…
じゃあ明日にって言っていいのかな…
うーん…

いいや聞いちゃえ!

「あのっ明日…明日はだめですか?」
「俺はいいけど…」
「私も大丈夫なのでっ」

「わかった。じゃあ明日な。そうだ、今日アドレス知らなくて困ったんだよね。俺の今から言うからメモして」

投稿順
新着順
主のみ
付箋

新しいレスの受付は終了しました

お知らせ

6/10 カテゴリの統合(6月20日、26日)

小説・エッセイ掲示板のスレ一覧

ウェブ小説家デビューをしてみませんか? 私小説やエッセイから、本格派の小説など、自分の作品をミクルで公開してみよう。※時に未完で終わってしまうことはありますが、読者のためにも、できる限り完結させるようにしましょう。

  • レス新
  • 人気
  • スレ新
  • レス少
新しくスレを作成する

サブ掲示板

注目の話題

カテゴリ一覧