ゴキブリ1「俺たちって」
ゴキブリ1「嫌われものだよなぁ~」
ゴキブリ2「・・・」
ゴキブリ1「人に見付かったら、色んなものとんでくるしな」
ゴキブリ2「・・・」
ゴキブリ1「俺ついさっきは、ハエタタキで追い回されたよ
しかも、まだ小さい女の子だったんだぜ!
それが『イ゛ヤ゛ー』とか、言いながらブンブン降り下ろして来るんだよ…」
ゴキブリ2「・・・」
…続く
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ゴキブリ1「物陰に隠れるか、飛んで逃げるかの究極のニ択を迫られたね!
俺は飛んで逃げたんだが、正解だったみたいだ」
ゴキブリ2「・・・」
ゴキブリ1「俺はお前みたいに幼女フェチじゃ無いから、あれにやられるのは御免だねw
つか、ハエタタキはハエ叩くのに使えって話だよな?」
ゴキブリ2「・・・」
ゴキブリ1「・・・お前何か喋れよ・・」
ゴキブリ2「・・・」
ゴキブリ1「オイオイ、いくらなんでもシカトし過ぎだよ?」
ゴキブリ2「・・・」
ゴキブリ1「なにコレ?俺は壁に話しかける哀しい人?」
ゴキブリ2「・・・」
ゴキブリ1「ちょwwおまw
こんな分かりやすいボケも拾ってくれないの?」
ゴキブリ2「・・・」
ゴキブリ1「・・・」
ゴキブリ2「・・・」
ゴキブリ1「・・・
いや、だって、ほら!…俺、虫じゃん…」
ゴキブリ2「・・・」
ゴキブリ1「・・・」
ゴキブリ1「もしかして、お逝きになってます?」
ゴキブリ2「・・・」
ゴキブリ1「へんじはない ただのしかばねだ
的な感じ?」
ゴキ2「・・・」
ゴキ2「・・・」
ゴキ1「ガチっぽいな…」
ゴキ1「クソ!…
お前敵はとってやる!
ソイツの顔めがけて飛んで行って、軽いトラウマ作ってやるからな!」
ゴキ1「ゴキ2を殺ったやつは・・・さっきのことだろうから、あの女か・・・」
ゴキ1「・・・コレ俺死ぬことない?」
ゴキ1「100パー『イ゛ヤ゛ー』とか言いながら、ハエ殺器がビュンビュン来るよね?
ものすごいベッドスピードで来るよね?
さすがに何度も逃げられないよ?」ブルブル
ゴキ1「仮に生き残っても九死に一生スペシャルとか、出れちゃうレベルじゃね?
そんなん俺がトラウマになるわ」ブルブル
ゴキ1「・・・」
ゴキ1「…まぁ、幼女に仕留められたなら、ゴキ2も本望だろう・・・」ブルブル
ゴキ1「もう、ツッコミも入らないんだな…」
カサッ
ゴキ3「あら!ゴキ1くんとゴキ2くんじゃない!?
どうしたの?」
ゴキ1「ゴキ3ちゃん・・・
ゴキ2が動かないし、喋らないんだ…」
ゴキ3「えっ!・・・そんなっ・・・」
ゴキ1「・・・」
ゴキ3「・・・
今、そこで美味しい食べ物見つけたから、食べて元気出してよ!」
ゴキ1「そんな気分になれない・・・ゴキ3ちゃんは悲しくないの?」
ゴキ3「・・・悲しいけれど、私達の間じゃ、よくあることよ・・・」
ゴキ1「・・・冷たいんだね・・・」
ゴキ3「・・・私が・・・」ボソッ
ゴキ1「・・・?」
ゴキ3「…私が産んだ卵からかえった子供たちは…もう半分以上殺されたわ…」
ゴキ1「!!!」
ゴキ3「でも良いの…いや、良くは無いけど、勢いで復讐なんて自殺と同じ…
自分自身がダメになってしまったらを考えて無い証拠」
ゴキ1「自分自身のこと?」
ゴキ3「そう…
もし、私も後追いなり復讐なりで、逝ってしまうか、普通でなくなってしまったら、周りの人はどう思う?」
ゴキ1「・・・」
ゴキ3「答えたくない?」
ゴキ1「いや、答が思い浮かばない…」
ゴキ3「ゴキ1くんの思ったことを自分で肯定することが、自身の否定に繋がるから?」
ゴキ1「!!
いや!そんなこt」
ゴキ3「私は先に逝ってしまった友達の分も生きて、今生きてる子供を育て
先に逝ってしまった、子供たちの分まで生きてもらいたいの…」
ゴキ1「・・・」
ゴキ3「・・・」
ゴキ1「うん・・・俺が元気無いとか無しだな!」
ゴキ3「ふふふ…
これ、食べる?」
ゴキ1「いや、今は良い
コイツの好きだったものでも探してくるよ」
ゴキ1「今の俺は前向きだぞ!?
まぁあれだ、しっかり子供に食べさせてやってくれ!」
ゴキ3「ふふふ…
そうするわ
一応コレ、あっちの方の小さい箱みたいなのに沢山有ったから」
ゴキ1「はははw
好きなものが見付からなかったら、とりにいくよ」
ゴキ3「またね!」カサッ
ゴキ1「またね!」
ゴキ1「・・・ゴキ3ちゃんありがとう
…聞こえてないか
俺達速いもんなぁ…」
ゴキ1「あいつ、すいかが好きだったんだ…」
ゴキ1「『まるでカブトムシみたいだなww』って良く言ってたな…」
ゴキ1「お前は『メスに似てるかも知れないが、俺はメスでも地中にいる頃が…//』とか意味不明な返しをして来てたな…」
ゴキ1「そう良い合ってた頃が妙に懐かしく感じるよ…」
ゴキ1「・・・」
ゴキ1「ゴキ2…
お前の好きだった食べ物だ…」
ゴキ2「・・・サンキュー」
ゴキ1「!!!!???」
ゴキ2「あったまいってー」
ゴキ1「・・・お前何で生きてんの?」
ゴキ2「ちょwwまた、返しにくいボケを言うなぁww」
ゴキ1「いや、ガチで」
ゴキ2「…あっ!昨日の俺見てた?」
ゴキ1「動かねぇ喋らねぇ、生きてたんなら、フルボッコにしたくなるシカトっぷりだ」
ゴキ2「悪気は無いんだ許せってww
なに?心配してくれちゃった訳ww」
ゴキ1「ちょっと相談が有るんだが」
ゴキ2「なに?」
ゴキ1「俺が息の根とめていい?」
ゴキ2「息の根が止まらない程度に苛めるなら許さなくもない
まぁ幼女なr」
ゴキ1「遺言は以上だな?
ロリコン ドM野郎」
ゴキ2「まぁSかMかと聞かれたら、ドMだけどww
いや、ちょっと落ち着け!落ち着いてください!」
ゴキ1「…ハナシは聞こうか」
ゴキ2「俺の九死に一生スペシャル聞きたい??」
ゴキ1「・・・既出だそれ」
ゴキ2「は?」
ゴキ1「…それはおいといて、何があったんだ?」
ゴキ2「昨日この辺りをカサカサ徘徊してたら
可愛いゴキブリの幼女を見付けてだな・・・//」
ゴキ1「・・・」
ゴキ2「たどたどしい姿をじっと眺めながら、脳内では、理性と本能の二大政党ならぬ、二大性党が大バトルを繰り広げていたんだ//」
ゴキ1「・・・」
ゴキ2「本能『声かけたい…触覚コンタクトしたい』
理性『こんな体格差のあるやつにコンタクト取られても逃げられること必至』
本能『遅いながらも一生懸命逃げる姿もそれはそれで見たい』
理性『あんな娘にトラウマ植え付ける気か』
本能『くっ…』」
ゴキ1「・・・」
ゴキ2「何とか、理性の方が勝り、
『このまま眺める!』
で、議会は終了したかに思えた!!
ところが、本能g」
ゴキ1「はしょれ!」
ゴキ2「えっ聞かないの?ドラマ性は必要だろ?」
ゴキ1「いらん!そもそも、今の話にドラマ性など何処にある?
変態が幼女を見ての感想文だろ」」
ゴキ2「このあと、二人の仲を引き裂く悪魔が現れるんだ…」
ゴキ1「3行で教えて」
ゴキ2「背後に立つオバサン
ふりかかる毒霧!!
熊を見たらこうする」
ゴキ1「・・・オバサンに殺虫剤かけられて、仮死状態になったと?」
ゴキ2「まぁ、そんな感じ
並みの殺虫剤には殺られはせんよ…(キリッ
ましてやオバサンに殺れては死にきれん、ロリ顔ロリ体型なら許せるかもしれんが」
ゴキ1「わー スゴイデスネー …ん? つか女の子に襲われたんじゃないの?」
ゴキ2「いや、オバサンだったよ?
何故に?」
ゴキ1「昨日近くで小さい人間の女に追いかけられたから」
ゴキ2「・・なん・・・だと・・!!」
ゴキ1「だから、その子に殺られたのかと…」
ゴキ2「何故お前なんだ!何故俺にはオバサンなんだ!」
ゴキ1「いや、命の危険に違いはないだろ?」
ゴキ2「大有りだ馬鹿者!あのとき死んだら俺は化けてでも、出てくる!
だが、相手が女の子なら…//」
ゴキ1「お前が変態だと言うことは良~く分かった」
ゴキ2「純粋無垢の美しさが分からんヤツなど」
ゴキ1「その純粋無垢な子は、怯えながらも問答無用で俺を殺そうとしたがな」
ゴキ2「恐怖とは、深く知らないからうまれるものなのだよ!
つまり、お前には触覚コンタクトが足りなかったのだ!」
ゴキ1「そんなことをしていたら、お前を見つけることなく、グロ画像の仲間入りだったがな」
ゴキ2「本望だろう!」
ゴキ1「そりゃ、お前だけだ」
ゴキ2「今、お前は全国のロリコンを敵に回した!」
ゴキ1「お前はそれ以外を敵に回してると思うがな」
ゴキ2「そんなもの、何も怖くはない」
ゴキ1「俺はロリコンを敵に回すのは勘弁だが」
ゴキ2「何故だ!?我が友ながら、ちょっと傷付くぞ!?」
ゴキ1「ロリコンで変態という自覚は有ったんだなw」
ゴキ2「黙れ小僧!!
あっ、ぶつのはやめて、いや…やめないでっ//」
ゴキ1「……やめたくなった……」
ゴキ2「ちっ……まぁいいや、何故にロリコン ドM変態を敵に回すのは勘弁なんだ?」
ゴキ1「ちょい増えたなw
まぁ、怖い事件起こすヤツ多そうだし…」
ゴキ2「差別だー!決めつけだー!」
ゴキ1「は?」
ゴキ2「お前はロリコン ドM変態とひとくくりにして!」
ゴキ1「かなりピンポイントだな!」
ゴキ2「じゃあ変態全般でいい」
ゴキ1「…まぁ、そうだな…」
ゴキ2「お前は俺が本気で事件を起こすと思っているのか?」
ゴキ1「起こしてもおかしく無いとは思う」
ゴキ2「・・・」
ゴキ2「それについて否定は出来んが、事実起こしていないんだ
変態にも色々いて、事件を起こす救いようもないやつもいる
だが、そうでないヤツもいるんだ!」
ゴキ1「いや、まぁそうだけど、率でいったら高そうだろ!?」
ゴキ2「そう思う事は否定しない、でも、そういうフィルターを貼って嫌悪感を抱いて欲しく無い!」
ゴキ1「しょうがなくね?つか、あれほどオバサンには…と言っておきながらよく言える」
ゴキ2「俺は幼女が好きすぎるだけで、オバサンが嫌いとは言ってない」
ゴキ1「あー確かに」
ゴキ2「それに?そういうフィルターを貼られて、気持ちもわかって貰えず、人間の抹殺になる対象がゴキブリとひとくくりにされてる俺達だろ?」
ゴキ1「それは嫌だが微妙に論点ズレてないか?」
ゴキ2「良い変態もいるんだから、ジャンルで嫌いフィルターを貼らないで欲しい」
ゴキ1「納得はできる。だが、そう思っていながらも、フィルターをはってしまうのが、多くの群衆だ!」
ゴキ2「それはその通りだ!だが、フィルターが厚すぎる!
俺はマトモに見られたことはほぼ無い!!」
ゴキ1「いや、お前マトモじゃ無いから…」
ゴキ2「マトモじゃ無いかも知れないが、変態の先にある事は見ようとされて無い!」
ゴキ1「…そりゃ変態の先に有ることなんざ、知りたくも無いだろ?」
ゴキ2「では、何故お前はとなりにいる?」
ゴキ1「……まぁ、そりゃ昔からいるし?」
ゴキ2「分かってないな?お前の存在こそ、フィルター貼って嫌悪してる相手でも、深く知れば仲良く慣れる証明だ!」
ゴキ1「俺、お前と昔からの知り合いだったことを後悔してくるよ…」
ゴキ2「そろそろデレてくれよ……結構良いこと言ったと思うのに…」
ゴキ1「悪いな、正しいと思うが、認めてしまうと自身の今までの考えを否定するように思える一般虫でな…………!!!!」
ゴキ1(ゴキ3『答えの肯定が自身の否定に繋がるから?』
………なるほど……色んな部分で考えてるようで、自分自身の考えに固執し、否定したく無いだけだったのか……)
ゴキ2「……? 考えこんでどうしたんだ?」
ゴキ1「…いや……知らなきゃ分からないのに、ひとくくりにして、全てにマイナスイメージを持ってはダメだな……と」
ゴキ2「あれ?折れた?今からデレ?君はツンツンデレですか?」
ゴキ1「ゴキ3ちゃんのおかげだ!………お前のおかげでもあるけど(ボソッ」
ゴキ2「は??ゴキ3ちゃん?今の会話の流れで何故にそこが出る?」
ゴキ1「……ゴキ3ちゃんも昨日のお前見て心配してくれたから、お礼を言えってことだ」
ゴキ2「完全に話し変わったねwまぁ、話し終わったし良いや…でも、仮死明けで正直眠たいからお礼を良いに行くのは明日にしよ…」
ゴキ1「俺もすいかを探し回って寝てないから、同意する…」
…………………
ゴキ1「あっ!ゴキ3ちゃん発見!」
ゴキ2「ちょっと行ってくる」カサッ
ゴキ1「あっ!ちょっ!待て!…早!」
ゴキ2「ゴキ3ちゃ~ん!!」
ゴキ3「??」
ゴキ3「…!!??」
ゴキ2「久しぶり!…でもないのか?」
ゴキ3「…ひっ!!!……ゆっ……ゆう…れい…!?」
ゴキ1「ですよねー」
ゴキ3「あっ!ゴキ1くん
…いまいち状況が把握出来ないんだけど??」
ゴキ1「カクカクシカジカ…」
ゴキ2「シカクイムーブ」
ゴキ3「そうだったの…ゴホッ」
ゴキ2「俺が生きてた事が息を詰まらせるほど嬉しいなんて!!」
ゴキ3「それは無いけどっ…ゴホッ…ゴホッ」
ゴキ2「・・・」
ゴキ1「病気?」
ゴキ3「ええ…前に会ったとき持ってた食べ物あったでしょ?」
ゴキ1「あー、あのだんご?」
ゴキ3「ええ…それを食べた辺りから調子が悪いの…ゴホッ」
ゴキ1「腐ってるように見えなかったけど?…他じゃ無いの?」
ゴキ3「子供もそれを食べて無い子だけ元気なのよ…ゴホッ」
ゴキ1「そうなの!?」
ゴキ3「うん…ほら…………!!?」
ゴキ1「いつの間に…」
幼ゴキ1「おじちゃん!わたしはげんきなのにみんなくるしいの」
ゴキ2「しっかりしてね、みんな良い子にしてたら大丈夫だから」
幼ゴキ2「ほんとに?……いいこにしてたらよくなる?…ケホッ…ケホッ」
ゴキ2「そうだよ。身体を休めて、しっかり食べないと駄目だよ」
幼ゴキ2「ぢゃあ、わたしいいこにしてる!…ケホッ」
幼ゴキ1「わたしもいいこにしてるの!」
ゴキ2「よし、じゃあ好きな食べ物を探して来てあげるよ」
幼ゴキ2「ケホッ…わたしとうもころしたべたい」
ゴキ2「?」
幼ゴキ1「わたしもとうもころしすきなの!みんなすきなの!」
ゴキ2(ああ、とうもろこしか…)
ゴキ2「とうもろこしって、言うんだよ」
幼ゴキ1「とうもころし?」
幼ゴキ2「とうもろこし!」
幼ゴキ1「とうもろこし!」
『ケホッ ケホッ』
ゴキ2(………//)
ゴキ2「うん、じゃあ捜して来るね!」
幼ゴキ2「おじちゃんありがとう!」
幼ゴキ1「おじちゃんはいつもやさしいの!」
ゴキ2「?…おじちゃんじゃなくて、お兄ちゃんだよ。にぃにぃでもいいよ//」
幼ゴキ1「おにぃちゃん!」
幼ゴキ2「にぃにぃ?」
『ケホッ ケホッ』
ゴキ2(………//)
ゴキ2「2匹とも良い子だね…じゃあ行ってくるよ!」カサッ
幼ゴキ1「うん!おにぃちゃんばいばい!」
幼ゴキ2「にぃにぃ!…ケホッ」
カサッ
ゴキ2「堪えられん!」
ゴキ2「なんて破壊力!本能g」
ゴキ1「なにがだ?変態」
ゴキ2「あ、いや、その……//」
ゴキ3「………」
ゴキ1「にぃにぃw」
ゴキ2「さて、とうもろこしを捜しに行こうか」
ゴキ1「にぃにぃww」
ゴキ2「では、お母さん行ってきます!」
ゴキ3「ゴキ2くんを産んだ覚えは無いわ」
ゴキ1「www」
ゴキ2「うぅ…あまりの可愛さに、お兄ちゃんになりたいという衝動が…」
ゴキ3「ふふふ…冗談よ……ゴホッ
あの子達も元気が出たと思うわ、ありがとね」
ゴキ2「お母さん!」
ゴキ3「ふふふ…それは冗談じゃないわ」
ゴキ2「ハイ調子に乗りました」
ゴキ1「いや、これでも見直してたんだ、期待を裏切らない、良い変態だと思うよw」
ゴキ3「わたしも元気が出たわ…ゴホッ」
ゴキ1「…さて、とうもろこしを捜すんだよな?」
ゴキ2「あ、うん…あの子達に元気になって欲しいから…」
ゴキ1「なんたって、にぃにぃだからなw」
ゴキ2「オイコラ!」
ゴキ1「悪い悪い、俺もおんなじ気持ちだから、同意する」
ゴキ2「そうか、ついにお前も(変態の)扉を開いたかw」
ゴキ1「心配するな、おそらく、その扉を開く事は無い」
ゴキ2「ちっ…」
ゴキ1「とりあえず、さっさと行くぞ」
ゴキ3「ふふふ…ホントにありがとね…ゴホッ」
ゴキ2「ゴキ3ちゃんも病気治してよ」
ゴキ1「またね!お大事に!」
ゴキ3「ええ、またね!…ゴホッ」
カサッ
ゴキ1「ん?」
幼ゴキ1『おにぃちゃんわたし、いいこでまってるのー!』
幼ゴキ2『にぃにぃ!ばいばい! ケホッ』
ゴキ2「おお!(ボソッ ……//」
……………………
ゴキ2「あれ?なんか良い匂いしない?」クンカクンカ
ゴキ1「なんだ?お前の幼女レーダーが作動したか?」
ゴキ2「いや、そんな便利機能は残念ながらついてない」
ゴキ2「あっちかな?」クンカクンカ
ゴキ1「ん?」クンクン
ゴキ1「確かに美味しそうな匂いがするな?」
ゴキ2「だろ?あそこっぽいな?」クンカクンカ
ゴキ1「………」
ゴキ2「………」
ゴキ1「…先客居すぎだろ?」
ゴキ2「…団体予約受付中なんだろ?」
ゴキ1「羽バサバサしてるヤツもいるよ…」
ゴキ2「ちょっと話してくる」カサッ
ゴキ1「マジか!?」
ゴキ2「すみませ~ん、こんなに集まってどうしたんです?」
ゴキ4「…こない…方が……良い!…」
ゴキ2「へっ?」
ゴキ4「入っ…たら……終わり…だ」
『おーい!お前もこいよ!』
『美味しい食べ物有るぜ~!』
ゴキ2「…ああ言ってますが?」
ゴキ4「耳を…傾ける…な、元気な…うちは…ああ…なん…だ」
『早く来ないと無くなるよー!』
ゴキ2「………」
ゴキ4「私も…そうだった……道連れが…欲し…かった」
『中でワイワイやろ~?』
ゴキ2「…どういうことだ?」
ゴキ4「この…中の床…に…足を…付けたら…最後……身動きひとつ…とれない」
ゴキ2「!!!」
━━━━━━━━━━
ゴキ1「行っちまった…」
ゴキ1「まぁ良いくるりと見てみるか?」
『おーい!お前もこいよ!』
『美味しい食べ物有るぜ~!』
ゴキ1「ん?俺に言ってるのか?」カサカサッ
『早く来ないと無くなるよー!』
ゴキ1「もう少し近い付いて覗いてみるか」カサッ
『中でワイワイやろ~?』
[帰りたいよぅ…]
[食べ…物…そこに……
有る…のに…]
ゴキ1「!!!」
━━━━━━━━━━
ゴキ2「みんな、生け捕りにされてるのか?」
ゴキ4「そう…だ、逃げ…られず…飢えを…待つだけ…」
ゴキ4「匂いは…するから…、気が…狂う!!」
ゴキ2「ひっ!」ゾクッ
ゴキ4「寂しい…仲間…が…欲しい……元気…なうちは…な」
『見てないでこっちで楽しも!』
ゴキ4「死を……感…じると…後悔が…おそう…何で…道連れ…を…増やそ…う…としたの…かっ…て」
ゴキ4「きっと……今…元気な…ヤツも…私…の…ように…後…悔…する」
ゴキ2「…この場所が駄目なんだ、あなたは悪くないと思います」
ゴキ4「……道連れ…に…した……のは…事実…だ」
ゴキ2「少なくとも、俺は救われましたよ!」
ゴキ4「…ふっ……、少し…は救われ…る……最後に…マトモな……やつと…話せ…て…(良か…った)…寝る……(ありがとう)」
ゴキ2「………」
『オイ! …
ゴキ2「!!」
━━━━━━━━━━
ゴキ1「なんだ?今の?」
[嫌だ…死に…たくない]
[あは…はは…]
『見てないでこっちで楽しも!』
[グスッ…グスッ]
ゴキ1「…元気な声の中に…聴こえる!?」
ゴキ1「…気味が悪い…」
ゴキ1「小さい子も沢山いる…」
ゴキ1「なんだ…ここ?」
『そこのお兄さんこっちに来てよ』
ゴキ1「………」
ゴキ1(聞こえない!聞こえない!)
[いっそ…ひと思い…に]
[次…眠れば……]
ゴキ1「………」
『お前のこと信じてたのに…こんな粘着テープの家に招きやがって!』
『キャハハw私と運命ともに出来て良かったじゃない?』
『ふざけるな!お前さえ良ければ良いのか!』
『なんとでも言えば~!?』
『ちくしょーー!!』
『怒るだけ無意味ーw無意味ーwキャハハw』
ゴキ1「気色悪い…」
ゴキ1「粘着テープの家か……」
ゴキ1「!!…まずいな、ゴキ2は無事か!?」
カサカサッ
━━━━━━━━━━
ゴキ1(ホッ…良かった…まだ入って無かったか…)
ゴキ1「オイ!ゴキ2!」
ゴキ2「!!」
ゴキ2「ゴキ1か…」
ゴキ1「どうした?ぼーッとして?」
ゴキ2「いや、なんでもない…」
ゴキ1「まぁいい…とりあえず、ここは狂ってやがる!」
ゴキ2「ああ…なんか胸くそ悪い」
ゴキ1「同意だ。さっさと行こう!」
ゴキ2「ああ…」
カサカサッ
ゴキ1「……………」
ゴキ1(窮地に立つと、自分の事しか考えられなくなるのか?……だとしても、他への思い遣りなどあったものでは無いのか?
……俺もそうなるのだろうか?
気色悪い…)
ゴキ2「……………」
ゴキ2(寂しさからおかしくなるのか?
それでも、あの虫は後悔してた…
本当はいい虫なんだろうな、俺にとってはいい虫だったし!
他も根本はいい虫なんだろう………孤独って怖いな
なんか胸くそ悪い)
ゴキ1「………」
ゴキ2「………」
ゴキ1「お!とうもろし!」
ゴキ2「お!…でも今日はもう眠い…」
ゴキ1「そうだな、ひとまず物陰で寝よう」
……………………
幼ゴキ1「おにぃちゃんまだなの?」
ゴキ3「今日には帰ってくるんじゃ無いかしら…ゴホッ」
幼ゴキ1「みんないいこにしてるのに、くるしそうなの!」
幼ゴキ2「ケホケホッ……にぃにぃ…グスッ」
ゴキ3「みんな、辛くてもすぐに泣いてはダメよ」
幼ゴキ2「ないたら…だめ?…ケホッ」
ゴキ3「一生懸命捜してくれてる、おじちゃん達が戻って来た時、みんな泣いてたら困っちゃうでしょ?…ゴホッ」
幼ゴキ1「こまるの?」
幼ゴキ2「わたし…なかない…ケホッ」
幼ゴキ1「わたしもなかないの!」
ゴキ3「良い子ね…ゴホッ」
ゴキ3「あと…これから知らない虫から、食べ物貰っちゃだめよ…ゴホッ」
幼ゴキ2「どうして?…ケホッ」
幼ゴキ1「わたしおにぃちゃんしかもらってないの!」
ゴキ3「ゴキ1くんとゴキ2くんは知ってるから、いいけど…ゴホッ」
ゴキ3「知らないと良い虫か悪い虫か分からないでしょ?」
幼ゴキ1「おにぃちゃんは悪い虫じゃないの!助けてくれてるの!」
ゴキ3「これからよ…ゴホッ」
ゴキ3「分かった?」
幼ゴキ2「うん…ケホッ」
幼ゴキ1「わかったの!」
ゴキ3「約束よ?…ゴホッ」
ゴキ3(たぶん…私も……いや、この子以外…)
幼ゴキ1「は~い」
幼ゴキ2「……ケホッ」
幼ゴキ2「おかあさん…わたし…てあしがうごか…ないの…グスッ」
幼ゴキ2「すこし…おネンネしても…いい?」
ゴキ3「!!!」
ゴキ3「………ええ、お寝んねするまで、お母さんがとなりにいるわね…」ポタッ
幼ゴキ1「おかあさん!ないたらいいこじゃないの!」
ゴキ3「そうね…ゴホッ」
ゴキ3「ちょっとゴミが入っちゃったみたい…」グイッ
幼ゴキ1「そうなの?」
ゴキ3「そうよ、ちょっとお寝んねさせるから、あっちで遊んで来なさい…ゴホッ」
幼ゴキ1「わかったの!」カサカサッ
ゴキ3「ね~んね~んころ~りよ」ポタッ
ゴキ3(ごめんね、あんな食べ物持って来て…)
ゴキ3「おこ~ろ~り~よ~~」ポタッポタッ
ゴキ3(まだ、こんなに小さいのにね…)
ゴキ3「坊やは~良い~子~だ~…グスッ」ポタッポタッ
ゴキ3(他の子達も私は全く守れなかったわ…)
幼ゴキ2「…………」
ゴキ3「寝んね~……うっ…う゛っ…」ポタポタッ
ゴキ3(私もすぐにいくから、許してね…
頼りない母でごめんなさい…)
━━━━━━━━━
ゴキ1「…くッ…なかなか重労働だな…オイ」
ゴキ2「なに…妹達の為だ……はぁはぁ…」
ゴキ1「そりゃ…お前の脳内設定だ…はぁはぁ…」
ゴキ2「設定で楽しんでるだけ…はぁはぁ」
ゴキ2「マシというものだろ?…はぁはぁ」
ゴキ1「その台詞は俺がお前に…はぁはぁ」
ゴキ1「慰めで使うものだと思うが…はぁはぁ」
ゴキ2「…妹達よ…おにぃちゃんはいつも言葉の暴力を受けてます…はぁはぁ」
ゴキ1「望むなら、さらに言葉を選らば無いようにしても良いが…はぁはぁ」
ゴキ2「俺の親友は言葉責めが大好きな、ドSみたいです…はぁはぁ」
ゴキ1「…やめてくれ…俺はいたってノーマルのつもりだ…はぁはぁ」
ゴキ2「そうか…ドNなのか?…はぁはぁ」
ゴキ1「ドN!??」
ゴキ2「Sにも、Mにもなりきれない、意気地無しめ!…はぁはぁ」
ゴキ2「ちょっ!やめっ!重量オーバーだ!」
ゴキ1「ドMにはちょうど良いだろ?」
ゴキ1「ほれ!後少しだ頑張れ!」
ゴキ2「…ムギャ…」
ゴキ1「あー、悪かった、ちゃんと持つって」
ゴキ2「その辺がドNなのだよ…はぁはぁ」
ゴキ1「さっさと行くぞ!変態」
ゴキ2「はーい!」
…………………
ゴキ1「ゴキ3ちゃん…」
ゴキ3「ゴホゴホッ…な~に?浮かない顔して?…ゴホッ」
ゴキ1「…酷くなってないか?」
ゴキ3「ええ…でもそんなに沈んだ顔しないの!…ゴホッ」
ゴキ3「こっちまで元気無くなっちゃうわ…ゴホゴホッ」
ゴキ2「いもうt…子供達は?」
ゴキ3「幼ゴキ1はあっちにいるわ…ゴホッ」
ゴキ3「それ、持って行ってあげて…ゴホッ」
ゴキ3「幼ゴキ2はこの通り…寝てるから、起こさないであげて……」
ゴキ2「わかったよ」
ゴキ1「コレ重いから先に行って来るから!ゴキ3ちゃんは休んでてよ!」
ゴキ3「ええ…そうさせて貰うわ…ゴホッ」
ゴキ3「後で話しがあるから、二人とも…こっちに来て…ゴホッ」
ゴキ2「うん、じゃあまた来るよ!」カサッ
ゴキ1「まぁ、元気だこと!じゃ、ゴキ3ちゃんちょっと待ってて」カサッ
カサッ
ゴキ2「ああ!我が妹よ!会いたかった!」
幼ゴキ1「あっ!おにぃちゃん!わたしいもうとじゃないの!幼ゴキ1なの!」
ゴキ2「!!!」
ゴキ1「あー、なるほど、兄妹って概念が無いのかw」
ゴキ2「そんな」アセアセ
ゴキ2「お兄ちゃんのことをなんだと」アセアセ
幼ゴキ1「おにぃちゃんてゆうんじゃないの?」
ゴキ1「あー、あだ名ってことか?実際兄妹じゃ無いから、間違っては無いなw」
ゴキ2「そんなバカな…」
幼ゴキ1「どうしたの?」
ゴキ1「こいつの事はほっといていいよ」
ゴキ1「それより、ハイとうもろこし」
幼ゴキ1「わぁー!おじちゃんありがとう!」ハムハム
ゴキ2「俺が食べさせたかった」ボソッ
幼ゴキ1「おいしぃ~」
幼ゴキ1「おにぃちゃんもたべる?」
ゴキ2「!!!」
幼ゴキ1「おにぃちゃんもたべる?」
ゴキ2「食べる!!」
幼ゴキ1「はーい」
ゴキ2「」パクっ
幼ゴキ1「おいしぃ?」
ゴキ2「うん、美味しいよ!」
幼ゴキ1「とうもろこしすき?」
ゴキ2「うん、好きだよ!」
幼ゴキ1「わたしもすきなの!」
幼ゴキ1「おじちゃんもたべる?」
ゴキ1「いや、俺はいいよ」
ゴキ1(今貰うと、思いもよらず恨みを持たれそうだし)
幼ゴキ1「きらいなの?」
ゴキ1「俺の分はこっちにあるから後で食べるんだよ」
ゴキ2「お前せっかく妹が言ってるんだ!貰っとけ!」
ゴキ1(貰う方が正解だっただと…!!)
ゴキ1「あー、じゃあ、ちょっと貰うよ」
幼ゴキ1「はーい」
幼ゴキ1「いもうとってなに?」
ゴキ2「なぁゴキ1よ、兄妹を知らない子に妹ってどう説明したらいい?」
ゴキ1「実際兄妹じゃないんだから、説明のしようも無いだろ?」パクパク
ゴキ2「小さくて、可愛い女の子を妹って言うんだよ」
ゴキ1「………」
幼ゴキ1「わかったの!」
幼ゴキ1「じゃあ、チイさくて、カワイイおとこのコはなんてゆうの?」
ゴキ2「それはね、男の娘って言うんだよ」
ゴキ1「……もはや、何もつっこむまい」
……………………
ゴキ2「ゴキ3ちゃん話しってなに?」
ゴキ3「…あのね……ゴホッ…………」
ゴキ1「…幼ゴキ2のこと?」
ゴキ3「…ええ……」
ゴキ2「???」
ゴキ1「…そうか、お前は前の話しの途中で、子供の所に行ってたからな…」
ゴキ2「どういうこと?」
ゴキ3「幼ゴキ2はね……もう起きる事は無いのよ…ゴホッ」
ゴキ2「…なん……だと……!?」
ゴキ1「……ふぅ……」
ゴキ2「まだ…とうもろこしを…食べさせて無い……」ポタッ
ゴキ3「………」
ゴキ3「ありがとう…最後に大事に思ってくれる兄が出来て…あの子も幸せだったと思うわ…ゴホッ」
ゴキ2「嘘だろ!?だって、俺は…まだ…」ポタッポタッ
ゴキ1「…現実的にこうなってるんだ…今はこれからを考えよう…」
ゴキ2「…なん…だと!!てめぇ!!」
ゴキ2「感情ってもんがねぇのか!?小さい子が…てめぇなんでそんな冷静でいられんだよ!!」
ゴキ1「………」
ゴキ2「………」カサカサッ
ゴキ3「ちょっと!!…あっ!……ゴホッ」
ゴキ1「…まぁ、急に聞けばな……」
ゴキ3「ごめんね…」
ゴキ1「いや、別に良いよ…覚悟が出来ていたかどうかの差だし」
ゴキ1「俺自身、色々抑えて冷静を装わないとまともに考えられないから…」
ゴキ3「………」
ゴキ1「杞憂で有って欲しかった…でも…ゴキ3ちゃんも酷くなっていたし…いきなり、釘さされたしね…」
ゴキ3「ゴホッ……うぅっ…う゛っ…」ポタッ
ゴキ1「幼ゴキ1のことを…お願いしたいんじゃない?……」ポタッ
ゴキ3「……ごめんね…うっ…う゛っ」ポタッ
ゴキ1「…ダメだな…」ポタッ
ゴキ1「覚悟していたハズだけど…『そうじゃないわ』って言葉を期待してた…」ポタッ
ゴキ2(………)チラッ
ゴキ3「…ふふふ……ゴホッ…大分変わったわね…」ポタッ
ゴキ1「わからない……ただ…」
ゴキ1「現状を受け入れず、自分も他も否定したらマトモに考えられ無くなるだろうから…」ポタッ
ゴキ3「………」
ゴキ3「わたしも…もって後一日だと思うの…」ポタッ
ゴキ3「だから…あの子をお願い…ゴホッ」
ゴキ3「…もう…連れて行って…」ポタッ
カサカサッ
ゴキ2「それはダメだよ…」
ゴキ1「何を言ってr」
ゴキ2「お前自身が言ってた事だろ!」
ゴキ2「現状を受け入れ無きゃ…」
ゴキ1「だが、あんな小さい子に!」
ゴキ2「自分の母がどうしてるのか知らずに過ごすのが良いと思うのか!?」
ゴキ1「!!!」
ゴキ3「!!!」
ゴキ3「…そうね……それが、わたしが最後に教えることね…」ポタッ
ゴキ2「すぐに受け入れられるとは思わない、でも受け入れられるまで、面倒は見るよ」
ゴキ1「………」
ゴキ2「俺、立派なお兄ちゃんになるから…」
ゴキ3「………」
ゴキ1「オイ!コラ!!」
ゴキ2「なんだ?」
ゴキ1「空気読め、この感じどうしてくれる?『父親代わりになる』とか言う場面だろ!」
ゴキ2「いや俺、父娘より、兄妹の方がいいし…」
ゴキ1「何かもう不安しか感じられん…」
ゴキ3「ふふふ…2匹とも、あの子の事を懸命に考えてくれてありがとう…ゴホッ」
ゴキ3「父でも兄でも形は何でも良いの…面倒を見てくれる事が嬉しいの…ゴホッ」
ゴキ3「私も安心して…ゴホゴホッ」
……………………
幼ゴキ1「おかあさんくるしの?」
ゴキ1「ああ、すごく疲れちゃったみたいだ…」
幼ゴキ1「まえよりもくるしいの?」
ゴキ3「…ゴホッゴホッ」
幼ゴキ1「おネンネするの?」
ゴキ2「うん…グスッ」
幼ゴキ1「…そう…なの?…グスッ」
ゴキ3「…簡単に…泣いては…ダメよ…ゴホッ」
ゴキ3「この先…辛い事…沢山有るから…ゴホッ」
幼ゴキ1「…うん……グスッ」
ゴキ2「ゴキ1すまん…俺堪えられないから、あっち行ってる」ボソッ
ゴキ1「…まぁ良い、俺が付いてるよ」ボソッ
ゴキ2「うっ…頼む」ボソッ カサカサッ
ゴキ3「あらあら…泣いてたら…心配しちゃうわ…ゴホッ」
幼ゴキ1「わかったの…なかないの!」
ゴキ3「良い…子ね……」ニコッ
ゴキ1「ゴキ3ちゃん…お休み」ニコッ
ゴキ3「ありがとう…お休…み」
ゴキ3「あと…ゎ……………」ボソッ
ゴキ1「………」
ゴキ1(『後はよろしく』…か……ゴキ2と共に見守り、フォローはするよ…)
幼ゴキ1「………」
ゴキ1「幸せそうな寝顔だな…」
幼ゴキ1「うん…」
ゴキ1「お腹すいてないか?」
幼ゴキ1「うん…」
ゴキ1「さて…あのバカはどこ行った?」
ゴキ1(この状況どう接したら良いのか、いきなり困って来たぞ…)
幼ゴキ1「おにぃちゃんもいなくなっちゃうの?」
ゴキ1「あっ!いや、そういう訳じゃない」
幼ゴキ1「そうなの?」
ゴキ1「その辺にいるはずだから、探しに行こうか?」
幼ゴキ1「うん…わかったの」
カサカサッ
ゴキ1「ここにいたか…」
ゴキ2「あっ!うん……」
ゴキ2(ヤバい!…幼ゴキ1ちゃんを見たら、また、泣けてくる…)
幼ゴキ1「おにぃちゃん?」
ゴキ2「今から、本当の意味でお兄ちゃんになって、面倒見るからな!」
ゴキ2「一緒に食べ物捜したり、一緒に水飲んだり、一緒に寝たり…」
ゴキ2「たまにギュッとしてみたり、触角コンタクトしたりして、ゆくゆくわ」
ゴキ2「イタ!ちょっ!ヤメ!!」
ゴキ1「後半おかしくなってるぞ!」
幼ゴキ1「おじさん痛いのは メッ!だよ?」
ゴキ2「妹よ……」
ゴキ1「ああ、コイツ痛いのを嬉しいと感じるから大丈夫だ」
幼ゴキ1「そうなの?」
ゴキ2「うぅ…完全に否定は出来ない…」
ゴキ1「そういうことだ」
ゴキ1「とにかく、幼ゴキ1ちゃんが一匹で食べ物捜したりするのは大変だろうから、しばらく面倒見るよ」
幼ゴキ1「しばらくってナニ?」
ゴキ1「えーっとー、まぁ長いことは見るよ」
ゴキ2「お兄ちゃんはずっとでも良い!」
幼ゴキ1「えへへ…ありがとう!おじさん!おにぃちゃん!」
ゴキ1「じゃあ、とりあえず、散歩がてら食べ物捜しますか…」
幼ゴキ1「うん!」
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