ゴキブリ1「俺たちって」
ゴキブリ1「嫌われものだよなぁ~」
ゴキブリ2「・・・」
ゴキブリ1「人に見付かったら、色んなものとんでくるしな」
ゴキブリ2「・・・」
ゴキブリ1「俺ついさっきは、ハエタタキで追い回されたよ
しかも、まだ小さい女の子だったんだぜ!
それが『イ゛ヤ゛ー』とか、言いながらブンブン降り下ろして来るんだよ…」
ゴキブリ2「・・・」
…続く
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ゴキ妹「蜘蛛!?」
ゴキ兄「ちっ!…なんてタイミングの悪い!」
ゴキB「出るとこ間違えちょるなぁ」
ゴキ兄「ええ、インパクトを残せないタイミングですなぁ」
クモC「う、ウルサイ黙れ!」
ゴキ妹「早く逃げるの!」カサッ
ゴキ兄・ゴキB「」カサッ
クモC「調子狂ったがまぁ良い、絶対取っ捕まえてやる!! 特に『インパクトを残せない』とか言ったヤツ!!」カサカサッ
ゴキ兄「俺標的!?」カサカサッ
ゴキ妹「にぃ、絶対逃げきってよ!」カサカサッ
クモC「無駄無駄無駄無駄無駄!!」
ゴキ兄「うっ!追い付かれる!」シャッ
クモC「無駄ぁ!」ガシッ
クモC「捕まえたぁあ!」
ゴキ兄「ふっ、馬鹿め!そいつはざんぞうだ!!」
ゴキB(本名ざんぞう)「捕まっただぁ~!」
ゴキ妹「!!……ざんぞうさん!(っていうのね)」
クモC「なんて、紛らわしいヤツだ!…だが、狙いと違うが獲物を捕まえたことにかわり無い」
ゴキ兄「くっ…ざんぞう!」
ざんぞう「気にしんでよか…唯一名前が有るだけでも幸せものだぁ。それに嬢ちゃんを助けて死ねるなら本望!」
ゴキ妹「…そんな最期みたいな!」
ゴキ兄「あなたという虫は!…もっと、語り合いたかった!」
クモC「無駄無駄ぁ!逃げられないよ♪」
ざんぞう「いんやぁ~、今までのバチが当たったとよ…幼女にボディータッチ(わいせつ)したり、 物陰に連れ込んで(誘拐)出られなくして(監禁)、 足のギザギザでドSプレイ(傷害)したりetc… それをいろんな子に(余罪数件)しただぁ~」
ゴキ兄「…コイツ駄目だな」
ゴキ妹「…うん、救いようがない」
クモC「お、俺はトンでもない悪のカリスマを相手にしてるのか!?」
ゴキ兄「蜘蛛よ、最早裁くのはお前の仕事だ…」カサッ
ゴキ妹「情状酌量の余地なしだわ…」カサッ
クモC「うぉぉおおお!!」ガブッ
ざんぞう「WRYYYYYYY!!」
>※この作品はフィクションです。
>実在のざんぞうさんとは一切関係ありません。
>全国のざんぞうさんごめんなさい。
……………………
ゴキ兄「とりあえず外に来たが、疲れたな…」
ゴキ妹「どちらかと言うと精神的にね…」
ゴキ兄「もしかしたら、次の犠牲者は妹だったかも知れないからな」
ゴキ妹「…言わないで、思い出すと何かイラっとするの」
ゴキ兄「まぁ、さっきは俺もコイツ駄目だと思ったし、実際擁護のしようもないが、とりあえずは、俺たちに無害で蜘蛛の犠牲になったんだ…ちょっと申し訳無いと思うよ」
ゴキ妹「バチが当たったんでしょ? 被害者も浮かばれるよ?」
ゴキ兄「妹もアイツが蜘蛛に捕まらなかったら危なかったんだぞ?」
ゴキ妹「それは、そうだけど…もし、自分が被害者だったらって思うと、たぶん、一生許せない!」
ゴキ兄「…!!…ちょっと待った!」
カサッ
『アナタ達♪こんなところでなにしてるの??』
ゴキ兄「お、お前は!?」
ゴキ兄「久しぶりだなぁ、全く会いたくなかったけど…逃げるぞ」カサッ
ゴキ妹「」カサッ
クモ「あっ!ちょっと待ちなさいよ!!」クモ「さっき食事したから、別に襲う気は無いわ!」カサッ
ゴキ妹「嘘よ!それなら特に声かける必要無いもの」カサカサッ
クモ「もう!ホントにホントなのよー」カサカサッ
ゴキ兄「じゃあせめて止まってくれ、流石に信用出来ないから安全な位置まで移動する」カサカサッ
クモ「分かったわよ…しょうがないわね!」ピタッ
ゴキ妹「ふぇ?…ホントなの?」
ゴキ兄「すぐ逃げたから妹は知らないと思うが、コイツは狩りを楽しむヤツだ…すぐに信用は出来ない」
クモ「コイツじゃ無いわ、クモよ」
ゴキ兄「いや、前回自己紹介とかしてないし……」
クモ「それはそうね…アナタ達は?」
ゴキ妹「…ゴキ妹」
ゴキ兄「…ゴキ兄だが」
クモ「この子、前の幼虫!?」
ゴキ兄「あぁ、そうだよ」
クモ「ずいぶん大きくなったわねぇ~!」
ゴキ妹「聞いた?にぃ?…私もう大人だよ?」
ゴキ兄「成長しても、妹だ」
クモ「アナタ達兄弟だったの?」
ゴキ兄「…うん……まぁ」
クモ「何か煮え切らない返事ねぇ?」
ゴキ兄「別に良いだろ?…ってか、食事済んだってのに、こんな所で何してたんだ?」
クモ「えっとー、それは…最近つまんなくて、何かセンチメンタルなのよ!」
ゴキ兄「ぷっwなんだそれ、全然イメージ出来ないんだけど?w」
クモ「…あらあら、食べられたいのかしら?」
ゴキ兄「あっ! いや! すまない…」
ゴキ妹「何かあったの?」
クモ「う~ん、何かあったって訳でも無いけど…日常がつまらなくて、ね」
ゴキ妹「じゃあ、どうして襲う訳でも無く声掛けたの?」
クモ「ぶっちゃけ襲う気だったわよ? 正確には、気晴らしと食後の運動を兼ねて、鬼ごっこをしたかったくらいだけど…」
クモ「でも、声掛けたら懐かしい顔じゃない? 興味あったから、話してみたかったのよね…」
ゴキ兄「クモって狩りしてないときは普通何だな?」
クモ「あらあら、どういう意味かしら? そう言えば『あんたみたいなメスに興味は無い』とか言ってくれたわよねぇ?」
ゴキ兄「ごめんなさい」
クモ「冗談よw あのときとは状況が違うから一々気にしないわよw」
ゴキ兄「冗談に聞こえないっての…」
クモ「あははは…w」
クモ「もう一匹は一緒じゃ無いけど、元気してる?」
ゴキ妹「………」
ゴキ兄「………」
クモ「…?マズイ事聞いちゃったかしら?」
ゴキ妹「おじさんは…」
ゴキ兄「いや、俺が話そう…妹はまだ小さかったから、うる覚えだろう」
クモ「別にいいのよ? 話しにくい事なら」
ゴキ兄「……なんか俺もセンチメンタルなようだ…愚痴と思って聞いてくれ…」
クモ「ええ、いいわよ」
ゴキ兄「今そっちにいく」カサッ
クモ「あら? 怖くないの?」
ゴキ兄「そんな気分なんだ」カサッ
ゴキ兄「となり失礼」
クモ「何か変な気分だけど、いいわよ」
ゴキ兄「俺も蜘蛛ととなりで話すのは初めてで変な気分」
クモ「それはそうね、私達蜘蛛ととなりで話すのは、断末魔をあげる時でしょうからw」
ゴキ兄「ははは……笑えねぇよ」
クモ「事実だから、こうして話すだけでとなりにいるのは、お互い変な気分なんでしょ?」
ゴキ兄「違いねぇw」
クモ「でっ?なにがあったのよ?」
ゴキ兄「あぁ、それはな…」
…… 63-65 68-70 参照 ……
ゴキ兄「…という事があったんだ…」
クモ「そう……良く分からないわ…」
ゴキ兄「えっ!?」
クモ「ゴメンね…ゴキ兄が哀悼する気持ちは分かるわ…」
クモ「でも、ゴキ1が自身を犠牲にしてまで、助けるメリットが分からないのよ」
ゴキ兄「???」
クモ「私達は誰かと一緒に行動する事が無いってのもあるけど、 こっちにいるゴキブリは私達が狩りをしてる最中に、 自身を危険に晒してまで助けに来たりしないわ…」
クモ「でも、それって普通だと思うの…いくら助ける事が出来ても、 代わりに死ぬんじゃ、何の意味もない。」
ゴキ兄「本気でそう思うのか?」
クモ「誰しも自分自身が大事だから、 自分の犠牲ありきで動く意味も無いわ」
クモ「むしろ、普通は誰か為としながらも、 自分に支障の無い範囲で、 自分にとって得かどうか考えるものじゃないかしら?」
ゴキ兄「利用するってことか?」
クモ「平たく言えばそうね。 例えば誰かと一緒に何かするって、利害の一致が最低条件じゃ無いかしら?」
ゴキ兄「じゃあ、俺はクモから見たら獲物でしか無いと思うが、 今はこうして一緒に話してる。」
ゴキ兄「これも利害の一致なのか?」
クモ「襲われるという害が無い上で、お互い話したいという利が一致した…そう言うことじゃないかしら?」
ゴキ兄「クモって大切だと思える相手はいるか?」
クモ「恋仲のこと?」
ゴキ兄「恋仲に限らず大切だと思える相手」
クモ「……獲物?…かしら」
ゴキ兄「…そうか……良くわからないな…」
クモ「そう? まぁ、私も前にゴキ兄がメリットも無いのに、命懸けでゴキ1を助けに来たことが不思議だからお互い様ね」
ゴキ兄「だから、話してみたかったのか?」
クモ「えぇ、そうよ」
クモ「でも、やっぱり良く分からないわ…種族の違いかしらね…」
ゴキ兄「こうして一緒に話す事も出来るんだ…絶対に相入れないとも思えないんだがな…」
クモ「そう?じゃあこれからしばらく一緒に行動しない?」
ゴキ兄「はっ??」
クモ「不思議だから、興味有るのよ…その代わり、私はアナタ達を獲物にしないし、他の虫から守ってあげるわ」
クモ「悪くは無いでしょ?」
ゴキ兄「まぁ、俺も正直クモが不思議だから構わない…後は妹次第………ってか話し込みすぎて放置し過ぎたな…」
クモ「じゃあ、妹さんとも話しましょ」
………
ゴキ妹「zzZ…ん…」
クモ「……寝てるわね…」
ゴキ兄「そういや疲れてたからな…」
クモ「どうするのよ?」
ゴキ兄「明日……と言いたいところだが、こんなところで寝るわけにもなぁ……起こすか」
ゴキ兄「オイ!!」ユサユサ
ゴキ妹「むー……後√2時間…」
ゴキ兄「1.4142135623730950488…時間!? 逆にいつ起こせばいいんだ!?」
クモ「……今よ」
ゴキ兄「そうだった。 分かるが故のミステイク//」テヘッ
クモ「早く起こしなさいよ…なんなら私が起こしてもいいわよ」
ゴキ兄「起きて目の前に蜘蛛がいたら、トラウマ級のホラーだな」
ゴキ兄「いたッ! ちょっ! 噛むのはッ!」
クモ「アホな事言ったり、無理数並べたりしてないで、さっさと起こしたら?また、噛むわよ?」
ゴキ兄「ちょっと痛いくらいに噛むのは、それはそれでまぁ悪くは…」
クモ「そのまま食しても…」ギロッ
ゴキ兄「ハイ、ゴメンナサイ、タベナイデクダサイ」ガクガクブルブル
クモ「もう一度言わないとダm」ゴキ兄「さぁ、妹起きるんだ! お兄ちゃんの命は妹が起きるかどうかにかかってるッ!! 起きろ! 起きてね! 起きて下さい!!」
ゴキ妹「むー…起きたよ~…」
ゴキ兄「ありg」
クモ「おはよう、妹ちゃん」
ゴキ妹「ふぇっ!?蜘蛛!!?……う~んとぉ?…え~っとぉ?…」
ゴキ妹「あっ!話し終わったの!?」
クモ「えぇ、…妹ちゃんも今まで大変だったわねぇ」
ゴキ妹「…うん…悲しかったの…でも、ずっとお兄ちゃんが居てくれたから、辛くはなかったの」
ゴキ兄「妹y」
クモ「良いお兄さんね…」
ゴキ妹「ちょっと…いや、かなり変態だけどねw」
ゴキ兄「変なこt」
クモ「そうなの?まぁドMな感じはしたわね」
ゴキ妹「そんな僅かな時間で地が出たの!? でも、ドMだけに収まらず、ロリk」
ゴキ兄「虫前で言うことじゃありません!」
ゴキ妹「じゃあ、治してよ」
ゴキ兄「個性が…」
ゴキ妹「そんな個性捨ててしまえば良いのに…」
ゴキ兄「やっぱり、けっこう嫌われてる!?」
クモ「そんな事無いと思うわよ…変態って罵りながらも、ゴキ兄に感謝してる、良い妹さんじゃない」
ゴキ兄「そうなのか?感謝してくれてるのか?」
ゴキ妹「う…うん…//」ボソッ
ゴキ兄「へっ?なんて言った?」
ゴキ妹「し、知らない…//」プイッ
クモ「あはは…」
クモ「ねぇ、妹ちゃん?」
ゴキ妹「なに?」
クモ「私には、兄弟姉妹が居ないから、アナタ達みたいな“仲の良い兄妹”というのを知りたいの…だから、しばらく一緒に行動しても良いかしら?」
ゴキ妹「えっ!そうなの!?」
ゴキ妹「…うん!クモさん悪い虫じゃなさそうだし、にぃがいいって言うなら私はいいよ!」
クモ「ありがとうね…やっぱり妹ちゃんは優しくて良い子ね」
ゴキ妹「そ、そんなこと……//」
クモ「ホントよ?……………」
クモ(えぇ、本当に扱いやすくて良い子よ…)
ゴキ妹「にぃはどうする?」
ゴキ兄「お兄ちゃんは構わないよ、それに、他の虫から守ってくれるみたいだし」
ゴキ妹「ホントに!?」
クモ「えぇ、私のお願いを聞いてくれるんだもの、出来ることはするわ」
ゴキ兄(『出来ることは』か…普通なんだが、さっきの話しを聞いた後だと、妙にドライに感じる…まぁでも、仲良くなってくれれば…)
ゴキ妹「クモさんは本当は優しくて、カッコイイ虫だね!」
クモ「優しい?……私が?」
ゴキ妹「えぇ、昔私達を襲ったのが嘘みたい…」
クモ「あの時はアナタ達の事を“餌”として見てた…でも、今は違うわ…それだけの事よ?」
ゴキ妹「そう言われるとコワイけど…今からは友達だよね?」
クモ「友達?……そう!友達よ」
ゴキ妹「エヘヘ//…これからよろしくね!」
クモ「えぇ…よろしくね」
ゴキ兄(すごくなついたなぁ…妹は無意識だろうが、ドライに考えると、お互い仲良くする事に“利”がある……あながちクモの言ってる事も間違いでは無いかもな……)
ゴキ兄「じゃあ、とりあえずは物陰で寝ようか…」
ゴキ妹「うん♪」
クモ「えぇ、良いわよ」
ゴキ兄「それと、クモ」
クモ「なに?」
ゴキ兄「改めてよろしく……」
クモ「ふふ…よろしくね…♪」
………
ゴキ妹「zzZ…」
ゴキ兄(クモの言ってる事が間違いでは無いのなら、俺達は無意識的にそう割り切りたく無いから、それらしい訳を付けているのか……?)
ゴキ兄(そんな事無いと思ってたのに…否定を裏付ける事も出来ない……よく分から無くなって来た……)
クモ〈起きてる?〉ヒソヒソ
ゴキ兄〈ん?ああ、起きてるよ〉ヒソヒソ
クモ〈妹さんは良い子ね〉
ゴキ兄〈どうも…でも、そりゃクモ名演だろ?〉
クモ〈そうかしら?〉
ゴキ兄〈その前にあんな話ししてなきゃ、普通に良い虫に見えるよ…〉
クモ〈なら、途中で否定してくれても良かったのに〉
ゴキ兄〈何度か言葉を遮っておいてよく言う〉
クモ〈ふふ…でも、仲良くなっておいた方がアナタも都合が良いでしょ?〉
ゴキ兄〈まぁ、ツンケンされるよりは、な…〉
クモ〈ふふ…それなら、遮る必要も無かったわね〉
ゴキ兄〈なんだ?カマかけてたのか?〉
クモ〈確認よ?一応ね…〉
ゴキ兄〈ふぅ、分からないな…〉
クモ〈何が?〉
ゴキ兄〈その言い回しだと、妹と仲良くなりたいから、そうした訳では無くて、その方が都合が良いから…自分の“利”に繋がるから、そうしたんだろ?〉
クモ〈えぇ、そうよ〉
ゴキ兄〈そういうのって相手を騙してるようで、何か違う気がする……でも、妹から見てクモが襲ってくる“害”から、自分を分かってくれる上に守ってくれる“利”に転化したから、なついた部分は有ると思う…〉
クモ〈そうでしょうね、そういうような事を伝えたつもりよ…〉
ゴキ兄〈そして、そんな考えは違うと思っていた俺は、近くにいて『表面上でも仲良くなってくれたら…』と思った……そう、さっきも言ったように、俺にとっても都合が良かったんだ…〉
ゴキ兄〈クモの言葉を借りるなら、“利害が一致”したからクモの否定をせず、自分の目的の為に間接的でも妹の素直な気持ちを“利用”しようとしたのだろう…〉
クモ〈自分の考え方が分からなくなった?〉
ゴキ兄〈あぁ…〉
クモ〈私もよ…〉
ゴキ兄〈えっ?〉
クモ〈私は妹さんにさっき話した“利”のかわりに蜘蛛が一緒という“害”があると伝えたつもり…普通いくら襲わないと言っても、蜘蛛と一緒にいる事は恐怖のハズよ…〉
ゴキ兄〈あぁ、そう言われればそうだ、自分が一緒に行動するのが目的だから、そこまで考えて無かった〉
クモ〈最初はただ話しを全部真に受ける『扱いやすい子』だと思ったわ……でも…妹さんは私のことを優しいと…友達だと…言ったわ…〉
クモ〈優しいと勘違いするのは、まだ理解できるわ……でも…友達だなんて、恐怖の対象に言える事では無いわよね…?〉
ゴキ兄〈単純に恐さを感じないんだろ?俺がクモにそうで有るように…〉
クモ〈どうして?アナタと私は一緒にいる事が“利”だけど、妹さんは違うのよ?……だから、良い子だとは思う……でも、私は分からないわ…〉
ゴキ兄〈友達なら、利害は重要な事じゃ無いだろ?…いや、害だけが大きいなら友達やめるだろうから、害が極力少なければ、利はあまり関係無いだろ?〉
クモ〈そういうもの?〉
ゴキ兄〈そうだと思う…今はちょっと自信ないけど…〉
クモ〈ふふふ…〉
ゴキ兄〈ははは…〉
クモ〈お互い分からない事だらけね〉
ゴキ兄〈あぁ、でもなんか話して落ち着いた〉
クモ〈私もよ…もう寝ましょうか?〉
ゴキ兄〈そうだな…確かに眠い…〉
クモ〈ふふ…おやすみ…〉
ゴキ〈あぁ、おやすみ…〉
……………………
ゴキ妹「むー…2匹とも起きるの遅いの…」
ゴキ兄「…zzZ」
クモ「…zzZ」
ゴキ妹「にぃの寝てる位置…クモさんに近い……昨日2匹で起きてたの?…メスの勘!(キリッ」
ゴキ妹「クモさん…これから要注意ね!」
………
ゴキ兄「ふぁあ~…おはよう」
クモ「ん!ぅぅん~…おh」
ゴキ妹「にぃ!おはよう!!」
ゴキ兄「あぁ、2匹ともおはよう」
クモ「ちょっt」
ゴキ妹「にぃ!今日はなにする!?」
クモ「??」
ゴキ兄「??」
ゴキ兄(クモは何を言いかけたんだ?)
ゴキ兄「…とりあえず、何か食べ物探しに行こうか」
ゴキ妹「うん♪」
クモ「妹ちゃん?」
ゴキ妹「な、なに!?」アセアセ
クモ「私は他で探すわ」
ゴキ妹「う…うん」
ゴキ兄「何で?」
クモ〈私は肉食よ?〉ヒソヒソ
ゴキ兄〈あーなるほど〉ヒソヒソ
クモ〈がんばってね♪〉
ゴキ兄〈何が?〉
クモ〈ふふ…あとでね♪〉
クモ「じゃあね、妹ちゃん♪」
ゴキ妹「うん、またね…」
ゴキ妹(むー、ヒソヒソ話し~)
ゴキ兄(何なんだろ??)
ゴキ兄(何か分からないけど、しかしクモのあの楽しそうな態度は、俺にとって楽しくなさそうなのは気のせいだろうか?…)
ゴキ妹「クモさんあっちに行ったから、反対に行こ!!」
ゴキ兄「あぁ、いいよ」
ゴキ兄(獲物を襲うとこ見られ無いし、好都合だな)
ゴキ妹「ねぇ、にぃ?」
ゴキ兄「ん?なに?」
ゴキ妹「昨日クモさんと長いこと起きてたわね?」
ゴキ兄「あっ!…いや!」
ゴキ兄(聞いてたのか!?)
ゴキ妹「言葉に詰まった!やっぱり話してたのね!2匹だけで!!」
ゴキ兄「えっ!その…」
ゴキ兄(聞いてはいない?)
ゴキ妹「なに話してたの!?」
ゴキ兄(てきとーに話し引っ張りつつ)
ゴキ兄「うん、確かに少し話してたよ、そんなに気になるか?」
ゴキ兄(誤魔化しを…)
ゴキ妹「今日もさっき少しヒソヒソ話ししてて!すごく仲良さそうね!フン!」
ゴキ兄「オイオイ!これから一緒に居るとは言え、クモは蜘蛛だぞ?信用出来ないから話してただけだ」
ゴキ兄(って、クモ評価を下げてもダメだな…)
ゴキ妹「へ~、それでヒソヒソ話するまで仲良くなるんだ~、へ~」ジィー
ゴキ兄(うっ、確かに…)
ゴキ兄「………いや、ほら…」
ゴキ兄(しかし、コイツ変な勘違いをしてないか?)
ゴキ妹「ふ~ん、ホントは言えない事なんだ~?」ジィー
ゴキ兄「いや、妹が心配で…」
ゴキ妹「ふぇっ!?」
ゴキ兄(おっ?)
ゴキ兄「そう、昨日クモはああ言っていたが、いざ、お腹が空けば食べないとは言い切れない…だから、クモが寝付くまでは眠る訳にもいかなかった…」
ゴキ兄(なんか変だがまぁいい)
ゴキ妹「……じゃあ、なに話してたの?」
ゴキ兄「あんまり言うべきじゃ無いと思うけど…妹についてだ」
ゴキ妹「えっ!そうなの?」
ゴキ兄「あぁ、クモは自分が蜘蛛なのに、妹が快く受け入れてくれて、友達と言ってくれた事がすごく嬉しかったみたいだ」
ゴキ兄(嘘ではないしな)
ゴキ妹「そんな!?あ、当たり前じゃない//」
ゴキ兄(オイオイ変に勘ぐったのは誰だよ…)
ゴキ兄「元は襲うことは無いのか心配だったが、杞憂だったようだな」
ゴキ妹「バカね!クモさんはいい虫よ!」
ゴキ兄(お前はそのクモに…まぁいい)
ゴキ兄「あぁ、さっきも小声で『妹さんをしっかり守ってね』と言われたよ」
ゴキ兄(言って無いけど…)
ゴキ妹「そっか~♪ホントにクモさんていい虫よね♪にぃも見習いなよ♪」
ゴキ兄「ははは…そうだな」
ゴキ兄(ふぅ、誤魔化せたか…クモが扱いやすいと言うのも分かるな)
ゴキ妹「にぃ♪早く行こ♪」
……………………
ゴキ妹「クモさん♪」
クモ「あら、妹ちゃん♪カワイイわねー♪」ギュッ
ゴキ妹「えへー//」
ゴキ兄(あぁ、メスってコワイなぁ…)
クモ「ゴキ兄♪アナタもしてあげるわ♪」
ゴキ兄「慎んでお断りさせて頂きます」
クモ「遠慮しなくていのよ♪」ギュッ
クモ〈頑張ったわね〉ヒソヒソ
ゴキ兄〈あん?〉ヒソヒソ
クモ〈妹ちゃんを見れば分かるわよ♪〉
ゴキ兄〈気付いてたなら先に教えろよ…〉
クモ〈ふふ…♪〉
クモ「妹ちゃんが他の虫に襲われないか心配だったわ」ナデナデ
ゴキ妹「えへー//…大丈夫だったよ//」
クモ「もし襲われたら、すぐに逃げて来なさいよ」
ゴキ妹「クモさん、お母さんみたい//」
クモ「そう?でも、まだ若いから、姉様にして♪」
ゴキ兄(姉様!?)
ゴキ妹「クモ姉様?…//」
ゴキ兄(…………やっぱりメスってコワイなぁ)
これは…ラブコメ…なのか…?
兄×妹=禁断の愛
兄×クモ=異種姦
妹×クモ=異種+百合
何処に向かうのだろうか…ww
内容は面白いんだが、欲言えばいっそ誰かに、擬人化した絵を書いて貰いたいものだ。
- << 123 暇だから一所懸命書いてやった↓ 〇 → /Т\ ク ζ| / モ / ̄\_ / / ̄ ̄Τ〇 ←兄 ι ┘ └ これが俺の精一杯。 ,⌒ヽ -=ミ ̄ ̄\ ,⌒、 ,' //彡 = ミ〝 X `、 / /"/ 彡/ ヾ ヾ ミ |\ `、 /〈/∥/ /〃∥ │リ\ │ヾ〉 │ | ι;Ⅳ レ|/レV゙Mλ |ヽ/| │ | | |/ ノ ーヽレ /|` | │ | |'| ● ● | ノэ|,| │ /,"⊂⊃ ω ⊂⊃| |"|ヽ\ / リ〃|`/ ̄|__ イ|| /ゞ:| |'|リ/|/ /∥ /||/〃'人リ ↑妹 文字サイズを一番小さいのにしないと、携帯からは、見れないかも。
>> 121
これは…ラブコメ…なのか…?
兄×妹=禁断の愛
兄×クモ=異種姦
妹×クモ=異種+百合
何処に向かうのだろうか…ww
内容は面白いん…
暇だから一所懸命書いてやった↓
〇
→ /Т\
ク ζ| /
モ / ̄\_
/ / ̄ ̄Τ〇 ←兄
ι ┘ └
これが俺の精一杯。
,⌒ヽ -=ミ ̄ ̄\ ,⌒、
,' //彡 = ミ〝 X `、
/ /"/ 彡/ ヾ ヾ ミ |\ `、
/〈/∥/ /〃∥ │リ\ │ヾ〉 │
| ι;Ⅳ レ|/レV゙Mλ |ヽ/| │
| | |/ ノ ーヽレ /|` | │
| |'| ● ● | ノэ|,| │
/,"⊂⊃ ω ⊂⊃| |"|ヽ\
/ リ〃|`/ ̄|__ イ|| /ゞ:|
|'|リ/|/ /∥ /||/〃'人リ
↑妹
文字サイズを一番小さいのにしないと、携帯からは、見れないかも。
……………………
ゴキ妹「…zzZ」
ゴキ兄(相変わらずクモが何を考えているのか分からない…)
ゴキ兄(態度的にはそうでも無いんだが、奥には俺が不思議に感じる考え方があるわけで…)
ゴキ兄(理解しようと歩みよっているのか、表面上仲良く手懐けようとしているのか…)
ゴキ兄(まぁ、今日は俺自身、妹の素直さを利用したようなものか…)
トン トン
ゴキ兄「ん!?」ビクッ
クモ〈また、考え事??〉ヒソヒソ
ゴキ兄〈あぁ、お陰様で…〉ヒソヒソ
クモ〈後悔かしら?〉
ゴキ兄〈相変わらず鋭い事で…〉
クモ〈ふふ…亀の甲より年の功よ♪後はメスの勘♪〉
ゴキ兄〈…クモってどれくらい生きてるんだ?〉
クモ〈少なくともアナタの数倍よ?〉
ゴキ兄〈へっ?俺4ヶ月くらいだけど?いったいクモはどれくらい…〉
クモ〈メスにそういう事詳しく聞いちゃうの?〉
ゴキ兄〈…いや、お前が振って来ただろ?…〉
クモ〈まぁいいわ、大体アナタの9倍よ〉
ゴキ兄〈36ヶ月!?…クモっておばさんなんd〉
クモ〈食 べ ら れ た い?〉
ゴキ兄〈見た目ってすごく大事だと思います〉
クモ〈実際、アナタ達チャバネゴキブリは、寿命が大体4ヶ月~8ヶ月で、私達アシダカグモのメスの寿命が5年~7年だから、若さで言ったら似たようなものか、少し私の方が若いくらいよ?〉
ゴキ兄〈そんなに寿命の差が…〉
クモ〈まぁ、ゴキブリは私達の寿命なんて知らないでしょうけど、蜘蛛からはゴキブリの世代交代を何回か見ることになるわ〉
ゴキ兄〈…まだ若そうに見えたのに、どうりで何かと鋭い訳で…〉
クモ〈ふふ……経験もそれなりなのよ♪それより…〉
クモ〈…どうして、妹さんに嘘ついたの?〉
ゴキ兄〈えっ!?〉
クモ〈おそらく、私の事聞かれたわよね?〉
ゴキ兄〈あ、あぁ〉
クモ〈でも、妹さんの私に対する態度はむしろ良くなってたわ、どうしてでしょうね~?♪〉
ゴキ兄〈………〉
クモ〈嘘を付くことに罪悪感を感じるなら、本当の事を言っても良いのよ?〉
ゴキ兄〈嘘は言ってな…くも無いけど…言わなくてもいいことを伏せたってのが大きいかな? だから……敢えて話す必要も無いかと…〉
クモ〈ふふ……ありがとう〉
ゴキ兄〈なんで??〉
クモ〈私妹さんがホントに可愛く思えて来たのよ…何か分かりそうな気もするの…だから、ここでドギマギした関係にならなくて良かったわ…〉
ゴキ兄(……何か引っ掛かる…が、まぁいい)
ゴキ兄〈俺は妹の素直さを利用した感が拭えないけどな〉
クモ〈えぇ、本当に良い子ね…アナタも見習ったら?〉
ゴキ兄〈妹と同じような事を…〉
クモ〈あら?アナタの大好きな妹さんに似てきたかしら?〉
ゴキ兄〈ハイハイ、そりゃ良かったな〉
クモ〈ふふ…大好きな事を否定はしなのね♪〉
ゴキ兄〈なんだ?否定して欲しかったのか?〉
クモ〈お似合いだな♪と、思うわよ?〉
ゴキ兄〈何を言うかと思えば…〉
クモ〈もしかして、妹さんの態度で気付いてない?〉
ゴキ兄〈あっ?何がだよ?〉
クモ「ふふ…あはは…そうなんだ…あははは…」
ゴキ兄〈しっ! 声でかいって!〉
ゴキ妹「…むー…」
ゴキ兄・クモ「!!!」ビクッ
クモ〈ね、寝ましょうか〉アセアセ
ゴキ兄〈そ、そうだな〉アセアセ
……………………
ゴキ妹「…むー、またにぃは起きないの!」
ゴキ兄「…zzZ」
ゴキ妹「クモ姉様は起きてるのに…」
クモ「妹ちゃん♪」
ゴキ妹「なに?クモ姉様?」
クモ「私が起こしてアゲルわよ♪」
ゴキ妹「でも、なかなか起きないよぅ?」
クモ「ま・か・せ・て♪」
ガブッッ!!!
ゴキ兄「あ゛び@△りゃ×∀え゛▲Ф!」
ゴキ妹「わッ!わッ!」
クモ「起きた?」
ゴキ兄「お前!コノy」
クモ「起 き た ?」
ゴキ兄「…ハイ起きました。優しく噛むという選択肢は無かったのでしょうか?」
クモ「残念ながら…普通に噛むか、勢い余って食べてしまうかのニ択だったわ」
ゴキ兄「噛まれるだけにとどまっていただいて、嬉しく思います」
ゴキ妹「大丈夫だよ、にぃは痛いのを気持ちイイと感じるから」
クモ「あらあら、さすがはMねぇ、むしろご褒美だったかしら?」
ゴキ兄「すみません。流石に不意討ちや度を超した痛みは快感にはなりません」
ゴキ妹「恥ずかしがり屋なのよね♪」
クモ「そう?じゃあこれからあまりにも起きるのが遅かったら、容赦なく噛むわね♪」
ゴキ兄「オイ!コラ!いい加減に」
クモ、ゴキ妹『なに?』
ゴキ兄「……お腹が空いて来ましたので、どこかにいきましょう」
ゴキ兄(Mだから引くんじゃないッ!!オスはメスに対して引かなければならないときがあるッ!!そう…相手が恐いときだッ!!)
………
クモ「私はこっちに行くわね」
ゴキ妹「一緒に行こうよ」
クモ「食べるものが違うのよ」
ゴキ妹「あっ!………」
ゴキ兄「俺たちゃ最悪紙でも何でもOKだからな」
クモ「あら?悪食なのね」
ガチャ
タッタッタッ
クモ「っ!!」ビクッ
クモ「に、人間!?」ブルブル
『嵐のスカイックパワー!』
ゴキ兄「ごっこ遊び中か?…さっさと物陰に行こう…クモ??」
クモ「」ブルブル
『うわぁっ!! ゴキブリと蜘蛛だ!!』
ゴキ妹「にぃ!見付かったよ!」
ゴキ兄「早く逃げるぞ!ほら、クモも」
『よし!こうなったら! この!スカイックソード(メーカー希望小売り価格880円)で!!』
クモ「え、えぇ」カサッ
ゴキ兄、ゴキ妹「」カサッ
『えい! やぁ!』ブンブン
ゴキ兄「あんなもんに当たるか!ハエタタキならヤバかったけど…」カサカサッ
クモ「はぁはぁ…」
ゴキ兄「クモ?…なに止まってる!?」
ゴキ妹「クモ姉様早くぅ!!」
『今だ!レッドブレイク!!』ブゥン!
カサッ
クモ「はぁはぁ…」ピタッ
ゴキ妹「クモ姉!あと少しなの!!」
ゴキ兄「ちっ」カサッ
ゴキ妹「にぃどこいくの!?」
『うわぁ! 一匹こっちに来る!』ブンブン
ゴキ兄「………」カサカサッ
『うわぁ!足に!』バタバタ
ゴキ兄「うお!! マズ!」バサッ
クモ〈ゴキ兄…〉ボソッ
ゴキ妹「クモ姉早く!私達が逃げないとにぃが…」
クモ「ごめんなさい…もう大丈夫よ」カサッ
ゴキ妹「うん!」カサッ
『はぁはぁ、かべにとんで行ってもムダだッ!!』タッタッ
カサカサッ
ゴキ兄「やっと逃げたか…俺も逃げよ」バサッ
『ッ!! わぁああ!!』ブゥン!
ペチッ
ポトッ
ゴキ兄「馬鹿な…羽根が…」
『たお…した??』ジィー
ゴキ兄「足に問題は無いか…」カサカサッ
『うわぁ!! 動き出したぁ!!』ビクッ
ゴキ妹「にぃ早く!」
ゴキ兄「あぁ…」カサカサッ
『えい! レッドブレイク!!』ブゥン
ガン
『くそ!にげられた!』
………
ゴキ妹「にぃ大丈夫?」
ゴキ兄「ちょっと羽根が…」バサッ
ゴキ兄「…しばらく使えそうも無いな」
ゴキ妹「他は!?」
ゴキ兄「さすがにズキズキとするが、大丈夫そうだ…それより、クモは?」
ゴキ妹「奥にいるよ」
ゴキ兄「そうか……俺今日は食べ物探しに行けそうに無い」
ゴキ妹「私が探してくるよ!」
ゴキ兄「バカ!!今は危ないだろ!?」
ゴキ妹「昔私達のためにとうもろこしをくれたお返し!」
ゴキ兄「あぁ、そんなこともあったな…でも今は危険だ!」
ゴキ妹「いいの!!」
ゴキ兄「駄目!」
ゴキ妹「勝手するもん!!」カサッ
ゴキ兄「オイ!!」
ゴキ兄「ミスったな、行っちまった…まぁ、単独ならよっぽど大丈夫だと思うけど…」
ゴキ兄「クモは?…あそこか」カサッ
ゴキ兄「クモ!」
クモ「!!」
ゴキ兄「どうした?ボーッとして?」
クモ「アナタは何故人間に向かって行ったのよ!」
ゴキ兄「何故と言われると困る…咄嗟にそうしたからなぁ…」
クモ「助かる保証なんてなかったのよ!」
ゴキ兄「うん、まぁそうだけど…」
クモ「アナタが居なくなったら、妹さんはどうなると思ってるのよ!」
ゴキ兄「途中で考えたけど…すでに向かってたし…」
クモ「最初から私を気にして無いで、妹さんと逃げるべきよ!」
ゴキ兄「クモのことを気にしたのは事実だけど、向かった事のは咄嗟の事だし…」
クモ「私は蜘蛛よ!?アナタたちゴキブリの天敵よ!そもそも生死を分ける場面で他を気にする必要はない!…わよね?」
ゴキ兄「蜘蛛でも大切な友達に変わり無い」
クモ「………」
ゴキ兄「………」
クモ「わからないわ…」
ゴキ兄「わからなくてもいい…俺はそう思う、ただそれだけ」
クモ「………」
クモ「そう言えば、ケガ…しなかった?」
ゴキ兄「ふふ……『生死を分ける場面で他を気にする必要は無い』じゃ無かったか?」
クモ「そ、それは……そうよ…」
ゴキ兄「なら、俺がケガしても問題無いだろ?」
クモ「でも、私の所為でケガをしたら困るのよ」
ゴキ兄「誰が困るんだ?」
クモ「………妹さんよ……?」
クモ「………私、ゴキ兄の事も、自分が何を言いたいのかも、わからなくなったわ…」
……………………
ゴキ妹「にぃただいま!」
ゴキ兄「あぁ、お帰り」
ゴキ妹「クモ姉様は?」
ゴキ兄「妹が行ってからちょっとして、食べ物を探しに行った…まぁ、気分転換もあるだろうけど…」
ゴキ兄「それより、ケガはしてないか?」
ゴキ妹「もう成虫だもん!食べ物くらい一匹で探せるの!」
ゴキ兄「まぁ言うほど心配しちゃいない、走る速度もおんなじくらいになったしな」
ゴキ妹「~♪ そう!もう、立派なの!」えっへん
ゴキ兄「それでも妹! で、あまり心配無いことでも、やっぱり心配してしまうのが兄」
ゴキ妹「……実の兄妹じゃないのに、いつまでも私は妹なの? にぃは兄なの?」
ゴキ兄「それはそうだろ?“実の兄妹なのか?”何て事より、“実に兄妹で在るか?”の方が重要じゃないか?」
ゴキ妹「……うん…でも、そうじゃないの…」
ゴキ兄「ん??」
ゴキ妹「実の兄妹じゃなくても兄妹で在るから、もう他虫にはなれないの?」
ゴキ兄(妹は…嫌々だったのか?)
ゴキ兄「……悪かった……俺のエゴで兄妹ととして縛り付けて居たんだな…」
ゴキ妹「えっ!ちがっ! そうじゃないの! それはちがくて……私は兄としてにぃは好きだよ……でも…でもッ!!」
カサッ
ゴキ妹「他虫になれないって事は…他虫以上にもなれないんだよね……兄妹で在る以上、兄妹以外にはなれ無いんだよね…」
ゴキ兄「……? 兄妹で在ることに不満…なのか??」
ゴキ妹「不満じゃないの!…不安なの…にぃに大切な…本当の家族になる虫が出来たら…本当じゃ無い私はどうなるの?」
ゴキ妹「こういう嫉妬何て醜いかも知れないよ……でも、嫉妬しようが何しようが…兄妹で在る以上私は土俵にすら立てないの…でも、本当じゃ無いから、永遠に兄妹で在る保証も無いの…」
ゴキ兄「…そんなことは……無い…」
ゴキ兄(無いのか?…逆に言えば、妹にそういう相手が見つかったら??…)
ゴキ妹「今は私もそう言えるよ?…でも、それは今はお互いそう思ってるから成り立ってると思うの…」
ゴキ兄「…………」
ゴキ兄(もし、妹に相手が出来たら…俺は……俺自身が…いや、たとえお互いが兄妹で在ると思っていても、妹の相手に気を使う…旗から見れば兄妹でなく、他虫なのだから…でも)
ゴキ兄「たとえそうでも、俺にとって妹で在ることに変わり無いよ…」
ゴキ妹「それがずっと続くか不安なの…私はにぃが好きだから…」
ゴキ兄「俺だって妹は大切だ!それに、俺は兄妹で在る事を“妹の母”に誓い、兄妹で在り続ける事を“親友”に託されたんだ」
ゴキ妹「……うん…でも、“今のにぃの意思”は? 私は兄妹じゃなくてもいいの…一匹のオスとして…にぃが好きだから…私はもう成虫…ちゃんと考えられるよ?」
ゴキ妹「だから、教えて欲しいの…お母さんやおじさんの事を抜きにした“今のにぃの意思”」
ゴキ兄「…俺は……」
ゴキ兄(俺は……いや、答えはとうに出てた……)
ゴキ兄「……妹が……好きだった……ずっとな…」
ゴキ妹「にぃ!!」ポタッ
ゴキ兄(ダメだ…止まらない…)ギュッ
クモ「………」カサッ
ゴキ妹「私…嬉しい…ずっと好きだったの」ポタッ
ゴキ妹「そぶりを見せても…にぃは兄で在り続けたから、不安だったの…」ポタッ
ゴキ妹「いつか…崩れちゃうんじゃ無いかって…」ポタッ
ゴキ兄(ハッ!…止めなきゃ…俺は何を誓い、託された! 今俺は…兄なんだ!)バッ
ゴキ兄「妹…俺は兄で、妹は妹なんだよ…でも、それはいつまでも崩れない…」
ゴキ妹「えっ!……そっか…そ、だよね……」
ゴキ妹「でも…にぃの言葉が聞けたから安心出来るよ…今は兄妹でも我慢する…」
………
カサ カサ カサッ
ゴキ兄「…あっ! こんなところでどうしたんだ?」
クモ「……別に。何もしてないわよ」
ゴキ兄「あれ?何か冷たくない?」
クモ「アナタMだし丁度良いでしょ?」フン
ゴキ兄「いや、なんでだよ?」
クモ「別に私が冷たくたって他に優しくしてくれる方がいるわよね?」
ゴキ兄「別に妹はそういうのじゃない」
クモ「誰も妹さんとは言ってないわよ? それに、そういうのってどういうのかしら?」
ゴキ兄「うっ……そ、それは…」
クモ「ずっと好きだったのよね?ギュッと抱きしめて…」
ゴキ兄「見てたのか!?」
クモ「まぁ、妹さんも願いが叶ってよかったと思うわ」
ゴキ兄「いや、違う!」
クモ「何が違うのかしら?」
ゴキ兄「確かに『妹が好きだった』と言ったし抱きしめたが」
ゴキ兄(あれ?何か引っ掛かる)
ゴキ「そのあとやはり兄妹で在るべきというようなことを云った…」
ゴキ兄「クモにも話したが、兄として妹の面倒を看ることを妹の母に誓い、親友に託されたんだ……一匹のメスとして見ることじゃない」
クモ「好きだったと言ったのはそれを別とした、本心なのよね?」
ゴキ兄「確かにそうだけど!…」
ゴキ兄(何故かクモにそう言われるとイラッとする…)
クモ「ほらやっぱり! 良かったわね」フン
クモ「私は戻るわ」カサッ
ゴキ兄「あっ!」
ゴキ兄(クモも怒ってたな……明日謝ろう…)
ゴキ兄(…何を??……俺は…どうしたいんだ?……)
ゴキ兄(……あぁ、そうか…過去形なんだ…“好きだった”…強調するように“ずっとな”と後付けした…つまり今は違うんだ…)
ゴキ兄(もちろん今でも妹が嫌いな訳じゃなく好きけど……やっぱり妹としてなんだ…)
ゴキ兄(謝るべきは妹か?……いや、それ以前に自分自身をハッキリさせなきゃ……フワフワしてないで、堂々と流されずに伝えられ無いと意味が無い…)
ゴキ兄(………情けないよな?…俺が兄で良かったのかな?………ゴキ3ちゃん……ゴキ1……)
……………………
ゴキ兄「今日もカサカサ徘徊するか!」
ゴキ妹「うん♪」
クモ「あらあら、張りきってるわね♪」
ゴキ妹「最近クモさんも一緒で楽しいもん♪」
クモ「私もその方が楽しいもの♪行きましょう」
ゴキ兄「ああ!」
一同「」カサッ
ゴキ兄(あれから数日経った。あの日の翌日からあの日がまるで嘘のように“普通”な訳で…悩ん出るのは俺だけ何だろうか…
ゴキ兄(変わった事と言えば、クモが食べ物探しに付いて来るようになった。まぁ、食べ物を見付けたらクモは別行動で狩りに行くが…)
ゴキ兄(皆仲が良いのは良いこと何だけど、なんかな~……俺と同じで恐れているのかな?)
ゴキ兄(……今が崩れてしまうかもしれないから……でも…)
ゴキ妹「あっ! あの半透明な袋の中から良い匂いがするぅ」クンクン
クモ「ゴミ袋ね! いつもより生臭いわね」スンスン
ゴキ兄「ん? なんか動いてないか?」
?「何見てんだよ くぉらぁ!!」 ピチピチ
ゴキ兄「何いきり立ってんだよ…」
?「ぁあん!? 俺様はエビという高級品何だよ! 水が無いから辛いんだよ! お前ら幾らするんだ?」ピチピチ
クモ「生きた状態なんて初めて見たわ!」
ゴキ妹「いくらと聞かれても、売られてすらないよぅ」
エビ「ハッ!!所詮虫だもんな!」ピチピチ
ゴキ兄「何か偉そうな奴だな…」イラッ
エビ「お前らとは住む世界が違うんだよ! 今日はここの人間が祝い事みたいでな…俺達のような生のまま直送の高級品が好かれるんだよ!」ピチピチ
クモ「あらあら、ゴミ袋にいる当たりアナタは好かれて無い気もするわね」にこっ
エビ「んだと! あぁ、そう言えばそこにテキーラの空瓶がある、キャップに残りがちょっと貯まってるから、オマエ飲めよ!!」ピチピチ
ゴキ兄「………」イラッ
エビ「なんだぁ!?その目付きわぁ!? じゃあ飲ませてやるよ♪ ほれ!」ペシッ
パシャ
ゴキ妹「にぃ!」
クモ「ゴキ兄!」
クモ(キャップをとばすとは、器用ねこのエビ)
エビ「そこのゴキブリはオマエのあになのか! 下の者が上の者の面倒見るのが筋だろ?ちゃんと面倒看てやれよ!ハハハハハハ…」ピチピチ
ゴキ兄「ナンダコレ?クラクラ…する?」
ゴキ妹「にぃ大丈夫? もう行こ!」
クモ「どれだけ意気がってても、水の中じゃなければそのうち…ね……逆に微笑ましいわね」クスクス
エビ「ぅんだと! ちょっと待てや!!」ピチピチ
ゴキ妹「追って来るよ!?」
クモ「へ~、驚きねぇ~。でも、あんなのでは、いくらゴキ兄がフラフラしてても、まず追い付け無いわ。ほっときましょ?」
ゴキ兄「う゛ー」フラフラ
……………………
クモ「とりあえずここで休むわよ?」
ゴキ兄「う゛ー 頭イタイ」
ゴキ妹「うん…にぃ大丈夫かなぁ?」
クモ「軽い急性アルコール中毒ね…」
ゴキ妹「それって助かるの!?」
クモ「量は多くなかったし、もう大分回復してるから大丈夫だと思うわ」
ゴキ妹「そうなの!?」ほッ
クモ「結局何も食べてないわね…とりあえず、私が面倒看てるから、妹ちゃんは食べて来て良いわよ?」
ゴキ妹「えっ! クモ姉様が先で良いよ」
クモ「正直言うとゴキ兄の分も持って来て欲しいの…私はゴキブリが体調悪いとき何が食べられるのか分からないから…」
ゴキ妹「あっ!…うん、分かった…行ってくるね」カサッ
クモ「…アナタ大丈夫?」
ゴキ兄「う゛ーん、平気じゃないけど、とりあえず大丈夫」
クモ「そう……」
ゴキ兄・クモ「………」
クモ「どうして私は蜘蛛なのかしら?」
ゴキ兄「…?? また唐突に不思議な疑問を投げ掛けるなぁ」
クモ「あぁ、うん、こっちの話よ……」
ゴキ兄・クモ「………」
ゴキ兄「どうして、生きられる時間がこんなにも違うんだろうな?」
クモ「…?? それはまたどうしようも無い疑問ね…永遠に生きたいの?」
ゴキ兄「永遠じゃなくても良いんだ…“一緒”なら…」
クモ「そうね…何もかも“一緒”じゃ無いものね…」
ゴキ兄「そうだな…」
ゴキ兄・クモ「………」
クモ「妹さんを大切にしてあげなさいよ」にこっ
………
ゴキ妹「ただいま!」
クモ「あら、妹ちゃんお帰り。次は私が行ってくるわね」
ゴキ妹「うん、クモ姉様行ってらっしゃい」
ゴキ兄「ああ、クモ!」
クモ「なに?」
ゴキ兄「介抱してくれてありがとう。大分良くなった」
クモ「ふふ…どういたしまして。でも、私は観ていただけだから、妹さんに感謝しなさいよ♪」
ゴキ妹「食べ物持って来たの!」
ゴキ兄「あぁ、妹もありがとう」
ゴキ妹「~♪」
クモ「ふふ…ゴキゲンね」
ゴキ妹「ち、ちが…// そう! 美味しいもの食べたからよぅ」
クモ「あらあら、それじゃ、行ってくるわね」カサッ
ゴキ妹「う、うん」
………
ゴキ妹「ねぇ、にぃ」
ゴキ兄「ん?」
ゴキ妹「私…好きなオスは私だけを見て欲しいって思うの…それって変…かな?」
ゴキ兄「難しいな、好きなら独占したくなるから、そう思うことは変じゃないが…」
ゴキ妹「なにが難しいの?」
ゴキ兄「…思うだけなら、各々の勝手だけど…それを他に強制出来る事じゃない…相手がどう想っているのかも分からないし…」
ゴキ妹「じゃあ、お互い好き同士だったら?」
ゴキ兄「お互いにそれを求めるなら構わないと思う……でも…そうだとしても、それを求めてはいけない状況も有るかもしれない…」
ゴキ妹「そっか…私は妹だから、それを求めちゃダメなんだよね…?」
ゴキ兄「えっ!?」
ゴキ妹「分かってるの!…私への好きは妹だからってッ!!」
ゴキ兄「…急になにを言って」
ゴキ妹「あの時も…私を見て好きと言ってくれた時も私を見ているようで、なんだか遠くを見ていたわ!!」
ゴキ兄「………」
ゴキ妹「ずっと、聞くのが怖かった…思い過ごしであって欲しいと願ってた!」
ゴキ兄「何が怖かったんだ?」
ゴキ妹「聞く事で崩れてしまうかも知れないのが怖かった……でも…日に日にハッキリ判るようになって来たの……にぃはクモ姉様を見てる…」ポタッ
ゴキ兄「相手は蜘蛛だぞ?種族も寿命も何もかも違う…」
ゴキ妹「じゃあ、さっきは誰を思い浮かべて話してたの!? 遠くを見るような瞳で!? メスはそういうところに敏感なのよ!」
ゴキ兄「…確かに今の俺はクモに特別な感情を抱いているかも知れない……でも…さっきも言ったように、何もかもが違う…“一緒”にはなれない……妹はメスである前に兄妹なんだ…」
ゴキ妹「やっぱり!好きなんてウソっぱち!」ポタッ
ゴキ兄「そう思われてもしょうがない、俺は兄なんだ……妹に求める事は出来ない……かと言って、クモに求めることも出来ない…でも、クモが大切な友達で在ることも、妹が大事な兄妹で在ることも、かわり無い」
ゴキ妹「どうしてそんなことが言えるの!?」ポタッ
ゴキ兄「ずっと好きだったのは事実だから…」
ゴキ妹「…バカ」ボソッ
ゴキ兄「ん?」
ゴキ妹「バカバカバカバカぁ!! 知らない!」カサッ
ゴキ兄「………」
ゴキ兄(…近すぎても遠すぎても求めちゃいけない、求み求められる恋は絶妙な距離感が必要なんだな…)
ゴキ兄(で、結果はコレか…感情の織り成す廻廊を堂々巡りしているようなものだな…このままじゃ、全てが崩れてしまうかも知れない…)
ゴキ(…………………)
………
カサッ
クモ「あれ? 妹ちゃんは?」
ゴキ兄「怒らせてしまった」
クモ「なにがあったのよ? 焦って迫りすぎでもしたの?」
ゴキ兄「んー?」
ゴキ兄(言えるわけねぇ!)
クモ「あら? 否定しないの?」
ゴキ兄「俺にそんな度胸があると思うか?」
クモ「度胸は有ると思うわよ。 甲斐性は微妙かも知れないけど」
ゴキ兄「…これは手厳しい」
クモ「どうしても、一匹のメスとして見られないのなら、諦めるチャンスくらい与えなさいよ?」
ゴキ兄「兄妹だからと言い聞かせているが?」
クモ「どうせ、兄妹として好きだとでも言っているんでしょ? それは、迷路をより複雑にして、気持ちを迷走させてるだけじゃないかしら?」
ゴキ兄「『大事にしろ』じゃ、なかったのか?」
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